しんにくやよんごうてん内検索 / 「序章1:リィン・カーネーション」で検索した結果

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  • 序章1:リィン・カーネーション
     外界と隔絶され、閉塞したコックピット内に、幾つもの光が浮かんでいる。  三次元空間上へ出力されているホログラムモニターが、その光源だった。  重量を持たない映像の窓は六つ。弧状に浮かび、それぞれに異なる情景を映し出している。  林立する高層ビル。各所で昇る火の手。噴き上がる黒煙。爆発と舗装路の粉砕。木の葉のように転がっていく乗用車。そして人の似姿を持つ鋼鉄の巨人達。  モニター内に描かれるのは戦場、或いはそれへ類する戦闘空間の様子。パイロットシートに深く腰掛けたまま、少女はそれらの映像へ視線を這わす。 『現在のミロカニアだ。汎政府連合の政策に異を唱える過激派が、都市圏で武力抗議を行っている。……お定まりの展開だな』  コックピット内に声が響いた。  低く落ち着いた男性の音声。  芯の通る力強い調べが、僅かに嘆息の色を込めている。 「住民の避難は?」 ...
  • 大破局関連
    ...光皇歴2228年 序章1:リィン・カーネーション 序章2:エクセレクター 序章3:会敵 序章4:VSファントム 序章5:空中戦 序章6:本戦直前 序章7:抜刀 序章8:剣戟 序章9:激闘 序章10:決着 序章11:言分 序章12:ミッション終了 新光皇歴2233年 傭兵夫婦記 傭兵夫婦記2:機動要塞跡 傭兵夫婦記3:ねことの遭遇 傭兵夫婦記4:ねこです 新光皇歴2238年 傭兵夫婦記5:傭兵の末路 傭兵夫婦記6:別れ 傭兵夫婦記7:新生活
  • 序章11:言分
    ... 大破局関連 序章1:リィン・カーネーション 序章2:エクセレクター 序章3:会敵 序章4:VSファントム 序章5:空中戦 序章6:本戦直前 序章7:抜刀 序章8:剣戟 序章9:激闘 序章10:決着 序章12:ミッション終了
  • 序章2:エクセレクター
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  • 序章12:ミッション終了
    ... 大破局関連 序章1:リィン・カーネーション 序章2:エクセレクター 序章3:会敵 序章4:VSファントム 序章5:空中戦 序章6:本戦直前 序章7:抜刀 序章8:剣戟 序章9:激闘 序章10:決着 序章11:言分
  • 序章10:決着
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  • 序章7:抜刀
    ... 大破局関連 序章1:リィン・カーネーション 序章2:エクセレクター 序章3:会敵 序章4:VSファントム 序章5:空中戦 序章6:本戦直前 序章8:剣戟 序章9:激闘 序章10:決着 序章11:言分 序章12:ミッション終了
  • 序章9:激闘
    ... 大破局関連 序章1:リィン・カーネーション 序章2:エクセレクター 序章3:会敵 序章4:VSファントム 序章5:空中戦 序章6:本戦直前 序章7:抜刀 序章8:剣戟 序章10:決着 序章11:言分 序章12:ミッション終了
  • 序章8:剣戟
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  • 序章3:会敵
    ... 大破局関連 序章1:リィン・カーネーション 序章2:エクセレクター 序章4:VSファントム 序章5:空中戦 序章6:本戦直前 序章7:抜刀 序章8:剣戟 序章9:激闘 序章10:決着 序章11:言分 序章12:ミッション終了
  • 序章5:空中戦
    ... 大破局関連 序章1:リィン・カーネーション 序章2:エクセレクター 序章3:会敵 序章4:VSファントム 序章6:本戦直前 序章7:抜刀 序章8:剣戟 序章9:激闘 序章10:決着 序章11:言分 序章12:ミッション終了
  • 序章6:本戦直前
    ... 大破局関連 序章1:リィン・カーネーション 序章2:エクセレクター 序章3:会敵 序章4:VSファントム 序章5:空中戦 序章7:抜刀 序章8:剣戟 序章9:激闘 序章10:決着 序章11:言分 序章12:ミッション終了
  • 序章4:VSファントム
    ... 大破局関連 序章1:リィン・カーネーション 序章2:エクセレクター 序章3:会敵 序章5:空中戦 序章6:本戦直前 序章7:抜刀 序章8:剣戟 序章9:激闘 序章10:決着 序章11:言分 序章12:ミッション終了
  • 傭兵夫婦記6:別れ
     クレント近郊に立ち並ぶ大風車は、煉瓦造りの頑丈な代物だ。  絶えることのない海風を受け止めて、大型の羽根車を回転させる威容は、小さな町の大きな目指しるとなっている。  先史の技術文明が徐々に甦りつつある昨今、穀物を挽く仕組みとしては原始的と言わざる負えないが、隆盛する自治都市から離れた辺境部では、寧ろこうした機構こそが積極的に用いられていた。  かくして聳える大風車の近くには、幾つもの納屋が設けられている。その内の一つ、既に使われなくなって久しい納屋の中に、エクセレクターは保管されていた。  リィン・カーネーションの愛機として、数多くの戦いを越えてきたアームヘッド。全長9mに及ぶ巨体は今、片膝をつく姿で静かに鎮座する。 「これが、エクセレクター……」  黙して動かない巨躯を見上げ、リィンはか細く呟いた。  包帯で隠れていない右目には、深い悲しみと、小さな悔しさが...
  • 傭兵夫婦記
     新光皇歴2233年。  凡そ130年前「大破局」と呼ばれる世界規模の極異変が始まる発端となったアプルーエ大陸中央部は今、広大な砂漠地帯となっている。  かつては巨大国家の中心地として栄えた土地であるも、エネルギープラント「テトラ・レース・ノワエ」の爆発事故によって全てが消し飛び、著しい荒廃を刻んだ。一切の緑が失われ、大地は烈しく疲弊し、生命力の枯渇によって熱砂の大海原と化している。  だが一方で、隆盛を欲しいままにする生物もいた。  砂漠地帯に棲む魚に似た生態の生物スナホッケである。特にその中でも全長1000m以上へ達する大型種シマホッケは、大破局以前よりも頭数を増大させる。  強靭な生命力を持つシマホッケは大破局による劇的な環境変化に耐え、種としての存続を維持し続けた。更に唯一の捕食者といえる人類が70年余り地上から姿を消していたため、広大無辺な大砂漠で未曽有の繁殖を遂げたの...
  • 傭兵夫婦記7:新生活
     新光皇歴2238年。  御蓮群島東端に位置付く小さな町クレント。その中でも更に東寄りの海辺へ築かれた一軒家。  広く果てしない青海を望む庭先に、リィン・カーネーションの姿がある。  木製の長椅子に腰掛けて、天光を浴びる褐色の身。白いワンピースを纏う彼女の前方へは、幾人もの少年少女が集まっていた。 「それでそれで?」 「どーなったの?」 「私とエクセレクターはレーザーライフルを構えて、エネルギー充填と同時に一発! こちらに突っ込んできた無人機を撃ち抜いて、活路を拓いたのよ」 「おー!」 「レーザーぱねぇ!」  リィンは手振りを交え、真剣な面持ちで語って聞かせる。  その度に子供達から歓声が上がり、興奮と期待の眼差しが強さを増した。 「そして本丸、ファントム達を操っていたアームヘッドへ相対したの。鈍い群青色の機体だった。重量型で、巨大なサーベルを持って...
  • 傭兵夫婦記5:傭兵の末路
     新光皇歴2238年。  四大大陸以外の五つ目となる人類版図、アイサ大陸西方海に御蓮群島は連なる。  北西海を一島が占め、大小幾多の島々が集う中央部を持ち、南東部に最大規模の大島を擁す群島地帯。  その南東域最大島内で、東端沿岸部へ位置付く形に、小さな町が存在していた。  町の名前はクレント。  住民は漁業や農業を生活の基盤とし、土地固有の穀物を近郊に並ぶ風車でひいて、味わい深いパンを焼く。  畑に隣接する牧場では豚や牛など家畜が飼育され、特産の葡萄から作られる上質なワインが、交易品として他の街々と遣り取りされていた。  気候は穏やかで晴れの日が多く、空気がカラリとしていて過ごしやすい。  西海を望む牧歌的で平穏な町。風土の故か住民は懐深く、朴訥で、細かいことを気にしない度量の持ち主だ。  リィン・カーネーションとミナモ・ノー・ブラックの傭兵夫婦は今、この街に逗留している...
  • 傭兵夫婦記2:機動要塞跡
     新光皇歴2233年。  かつて引き起こされた惑星規模の災厄「大破局」以後、生き残った人類による文明再興の中心地とされたのがアイサ大陸。  四大大陸の一つであり、南西圏から南部山帯までを含む其処は、数多く自治都市が復興を刻んだ新しい繁栄の地だ。  しかし大破局直前まで繰り返されていたヘヴン全土を巻き込む未曽有の資源戦争は、あらゆる場所に深刻な爪痕を遺している。  果てしなく高度な文明を築きながら、それを支える物質的資源の欠乏により、人類同士が醜く陰惨な殺し合いに耽った時代。  自国を存続させるために他国を侵し、住民を虐殺し、全てを焼き払い、根こそぎ資源を収奪する。その蛮行が是とされ、誰もが必死に繰り返していた時代。  血で血を洗う大闘争が惑星のあらゆる場所で続き、法も秩序もなく、数限りない大量破壊兵器が只管に投入された。死と破滅に彩られ、人命が塵よりも軽く扱われていた時代...
  • 第11話「後悔バケーション」
    これまでのあらすじ 新たな仲間、雷電のオーバーンを加えたデベロッパー。 切り札"ツヴァイヘンダー"の最終調整は完了し、メッサー本社への反抗作戦決行は一ヶ月後に決定された。 家出少年パイロットのアルカと野良アームヘッドのレイル。 二人の逃亡者はどこへ向かうのか... ストーリー カウンター・アタック 第11話「後悔バケーション」 デベロッパー事務室。 コーバンが職員達にスピーチを行う。 「例の日はいよいよ一ヶ月後だ。 準備は入念に行わねばならん。 我々デベロッパー職員はこれより総員をもって...」 「...御蓮に慰安旅行に出る。」 新しい機体の開発が行われるのかと意気込んでいた技術者達がどよめく。コーバンは咳払いする。 「というのは建前で...本当の目的は、御蓮の技術者に製作を依頼した"重要なパーツ&qu...
  • 第12話「後悔バケーション②」
    これまでのあらすじ 御蓮に向かったアームヘッド・デベロッパー一行。 しばらく平和な旅が続くと思われたが、海底で蠢く謎の影... ストーリー カウンター・アタック 第12話「後悔バケーション②」 フェリーの一室。 貸し切られた大部屋は臨時の事務室になっている。 「コーバン部長、こちらにアームコア反応が近付いているようですが...」 「む、万が一の事もある...ハリッコ君、機体で待機してもらっていいか?」 「了解です、腕がなりますね」 「ハリッコ君、まだ敵と決まった訳ではないぞ?」 「...ええ、分かってますよ?」 そう言いハリッコは軽快なステップで格納庫へ向かっていった。 「...本当に分かっているのかね?」 ーーーーー 室内、廊下。 「ぜぜぜぜ...さっきからエラーが止まらないぜ」 レイルは廊下の手すりに掴まったまま...
  • 第13話「後悔バケーション③」
    これまでのあらすじ 船酔いに苦しむレイルと心配するアルカの前に現れた青紫の髪の女"レレラ"は、レイルの同型機だが、過去に現れたレーリレイとは異なり敵意は無かった。 そしてついに襲ってきた国籍不明の水中用アームヘッド混成部隊。 それを迎撃したのはハリッコの機体フランベルグだった。 ストーリー カウンター・アタック 第13話「後悔バケーション③」 「あの機体は...ハリッコさん!」 攻性テトラダイ刀で両断されるメガホン水無月の片腕! 『こ、こいつ!』『やっちまえ!』 想定外の敵機の出現に動揺するも、すぐ持ち直し戦闘行動を開始する敵部隊! 水陸両用アームヘッド・フローシュは蛙のように水面から飛び跳ね、高熱を発生させる対アームヘッドロケットを連続射出する! 狙いは正確ではないが、数が多く脅威! 着弾した海面から水柱が立つ! ...
  • 第09話「家族レストレーション」
    これまでのあらすじ ツヴァイの最終調整中、アルカの適正の高さが融合現象の発生を招いてしまう。 が、"偶然"現れた襲撃者、雷電のオーバーンの乱入によりそれは阻止。 同調が切れ窮地に陥るアルカを救うべく生身でカタパルト射出されたレイルは、ツヴァイに乗り込み雷電のオーバーンを撃破した。 ストーリー カウンター・アタック 第09話「家族レストレーション」 デベロッパー応接室。 眼つきの悪い黒髪の男、雷電のオーバーンは簡素なパイプ椅子に括り付けられていた。 「畜生!俺様を解放しやがれ!」 「やだぜ!どうせ暴れるぜ!」 「おのれ...!」 「しかし"俺様"とは、変な喋り方の奴だぜ...」 「お前に言われたくないわ!」 怒りのあまり拘束された事を忘れ立ち上がろうとして転倒! 「うぐわーっ!」 「だ、大丈夫...
  • 四話 虚ろう玉座
    ぼくのアームヘッド、ソル・リベライフ・カリバーは林檎の雨に打たれていた。 何もかもがあやふやになりそうなこの空間で、この痛みは本物だった。 ホロウ・スローンの持つ天穿つ林檎、ワールドピアースと呼ばれる自律兵器と空間湾曲のコンビネーションに、一切の死角などない。 しんと言う男は、一歩も動かない相手に近づくことすら叶わなかった。 「弱いんですね」少女の一言でワールドピアースはさらに鋭さを増す。 背中の円板を回すとアウェイクニングバリアーが強化される。これがなければ既に落ちていることだろうと思う。しかしそれ以上にならない。どうあがいても勝機がない。 否、一秒長く生きるだけが限界だった。 そこに現れたのだった。エクリプス・ディザイアが。 「バヴェットさん、助かります!」エクリプス・ディザイアがワールドピアースを捉えようとする。しかし捉えられない。 だが、少なくとも半分は避け...
  • 傭兵夫婦記4:ねこです
    「なんだ、こんな所に猫だと?」  聞こえた鳴き声に反応し、三人が周囲を窺う。  リィンとミナモは緊張と警戒を強く交え。白衣の男はただ単純に不審げな顔をしながら。  三者の視線が壁や床へ素早く走った後、男が真っ先にその出所を発見した。  三人から幾らか離れた物陰に、小さな黒猫が佇んでいる。猫はリィン達の方を見て、じっと動かない。 「いったい何処から入り込んだ」  黒猫を見付けた男は白衣を揺らし、特段に気負うでもなく近付いていく。  だがリィンとミナモは動かない。『ねこ』と呼ばれる、猫に似た形状のアームヘッドが置かれた場所に、侵入経路の判然としない黒猫がいる。この奇妙な符号に、二人は明らかな疑念と警戒を抱いていた。  傭兵として、戦士として培ってきた直感は、これを偶然の一致とは認めていない。 「不用意に近付かない方がいいと思うわよ」 「僕もリンちゃん...
  • 「スネーク・フット④」
    これまでのあらすじ わたしハリッコだけど、レギちゃんから貰った《レーヴァテイン》っていうアームヘッドに乗って、ファクトリーと戦う事になったわ。 倉庫外で待ってるレレラちゃんの事も心配だし、早く戻らないと… アームヘッド・ストーリー カウンター・アタック外伝「スネーク・フット④」 …暗い地下鉄道内。レレラの周囲には、無数のファントム兵の残骸と破棄された重火器が散乱していた。 「ちっ、キリがありませんわ」 損傷した敵の装甲からはみ出たピンク色の"何か"が床に落ち、べちゃりと不快な音を立てる。 束の間の静寂の中、暗闇から現れる青い髪の少年… 「貴方は…」 頭部の金属片から、ファクトリーのファントムである事が伺える。 「私は"ルラ・リリ・レギレイ"…レギュレーター03の権限を付与された第6の尖兵だ」 「シ...
  • 第06話「キリキリ・レイ・ラグラグ・リリリリリ」
    これまでのあらすじ 惑星ヘブンのどこか、「ファクトリー」と呼ばれる謎の地下工場内。 そこではあるモノを組み立て、直後に解体するという意味不明なプロセスが延々と繰り返されていた。 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第06話「キリキリ・レイ・ラグラグ・リリリリリ」 ...真っ白な正方形の窓の無い部屋に、白髪の少年が一人。 『シリーズRRRRRRRRRR。起動テストを行います、意識はありますか?』 壁に埋め込まれたスピーカーから無感情な音声、それに頷く少年。 『...起動を確認、次のプロセスに移行します』 丸い銀色の光線銃を一丁手渡され、部屋の扉が開く。 『貴方はセクト866に配属されます』 扉の向こうには、白い壁と床の迷宮のように長い廊下...小型アームヘッドなら通行できる程度の広さだ。 迷宮の一角では、セクト866の...
  • 6. COME ON BOY, GET MY TOY
    「あ、アカリ・・・・・・!?」 辛太郎とグレイサードの目前に、首領の間の中心に立つアカリの姿が現れた。 だが、その様子が普通でないことはすぐに分かった。 眠っているかのように目を閉じたまま、呆然と立ち、そして静かに手を広げ始めたのだ。 『おお・・・ようやくこの時が・・・・・・』 感嘆するピールペイラーに不安を覚え、辛太郎がアカリの元に向かおうとした時だった。 アカリの手、指先がちらついて見えたかと思うと、そこから金色の粒子が発せられ、 いや、指先が粒子へと分解されていき、同時に空中からは、銀の粒子が彼女目がけて集まって来たのだ。 「な・・・・・・!?」 気づけばアカリの全貌は、心臓部に紅いコアを持ったテトラダイ粒子の集まりで構成されたシルエットに変わり、 それが広がりながら空気中のプロトデルミスを掻き集めて、別の姿を形作ろうとしているようだ...
  • 第11話「勅命合体ドルザエル」
    これまでのあらすじ 旧世代から技術と設備を受け継いだ人間の街《セントラルニューメッサーシティ》。 この物語は、同都市に存在するエネルギー・プラントを狙う悪の《ダークヘッド帝国》と、人類を守る《ドルザーユニット》の戦いの物語である...? アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第11話「勅命合体ドルザエル」 『ハハハ苦しめ!愚かな人間ども!』『ギギッ』 夜のセントラルニューメッサーシティのビル街は、ダークヘッド帝国のファントムの襲撃によりパニックに陥っていた! 「そこまでだ!」『...ギ?』 ビルの屋上に立つ、派手なヘルメットを被った生身の人間! 「ダークヘッド帝国...お前達の悪事はこの俺様がいる限り許さん!とうっ!」 そのまま飛び降りる生身の人間! 『お...お前はまさか!』 生身の人間が飛び降りた先には黄色いアーム...
  • 傭兵夫婦記3:ねことの遭遇
     白衣の男に導かれるまま、リィンとミナモは超弩級機動要塞の内部へ踏み込んでいく。  100年以上前に機能を停止して以後、二度と動くことのなかった兵器。どれ程の時間を掛けて建造されたのか。果てしないまでに広大で、どれだけ進んでも終わりというものが見えてこない。  これだけの巨大な物は、現在の科学では到底作れないだろう。大破局以前の文明がいかに高度だったかが窺い知れる。  奥へ行くにつれ、作業者の数は減っていった。建材を切り出す機器の動音も、どんどん遠くなっていく。 「この要塞の残骸はとにかくバカでかい。運び出す手間もあって、外側から解体してるからな。内部はまだ手付かずだ。おかげでこっちに居るのは技術屋や研究者が主になる」  振り返ることなく進み続け、白衣の男は言い落とす。  規則的な靴音が、声と共に空間の中へ反響した。天井が高く、奥は深い。発せられた音は遮りなく、どこ...
  • アームヘッドヴァーシズ
    ぶっちゃけシーン妄想しているけどおはなしを一からつくるはちょっと・・・てな感じのお話を書いていこうと言いコーナー。 妄想だったり、二次設定だったりもか。まれに公式も。 あと戦闘ってわけでもない。 目次 現行世界(イングエイジ) ウィノナ・サニーレタスとアイリーン・サニーレタス 村井幸太郎とゼニ・ガッポ マキータ・テーリッツとブライアン・オールドリッジ ムスタング・ディオ・白樺と村井葵 セリア・オルコットとダニー・オルコット ホワイ・ドゥー・ユー・ファイティング? (エマとロバート) 酒場で 村井雪那とミザリー・テーリッツ 白樺ディオとゴレン ヒレー・ダッカーとジャック・ダッカー アイリーン・サニーレタスとケント・アロウ ダブルかませ 0001 Cool and Fool and Bitch I am me. (ステタル・ガッポとロバート・ラス...

  • 超絶ビルド!バトルニクラーKAKAMA その1 設定 ○イブレード、ビー○マン、爆○、ガ○プラ・・・。 数々の玩具が流行の波に消されていった世界。 男児向け玩具のニーズは自由度の高さに終着し、結果的にレゴブロック・バイオニクルシリーズがその全てを支配した。 海外発祥のそれはインターネット上を中心に莫大なコミュニティを形成し、世界規模に対する作品公開、トレード、コンテストなどが可能になり賑わいを見せた。 予想外の流行により世界経済さえも動かしてしまうコンテンツへの投資に国家さえ躍起になり発展は止まる事を知らず収集がつかないほどに拡大した。 単純にデザインを追及するだけに止まらずそこにゲーム性を求めるのが若年層だ。 そこで更なる発展材料となったのが「ギミック」の要素である。 それそのものはレゴテクニックを中心に当然のように仕込まれていたがバイオニクルに至っては飛び道具など...
  • ストーリー:カウンター・アタック
    第01話「夕暮れジャンクヤード」 第02話「取得物レイルレーラビ」 第03話「追手レーリレイ」 第04話「追手レーリレイ②」 第05話「波乱デベロッパー」 第06話「雷電オーバーン」 第07話「雷電オーバーン②」 第08話「雷電オーバーン③」 第09話「家族レストレーション」 第10話「逃避行ドーナッツ」 第11話「後悔バケーション」 第12話「後悔バケーション②」 第13話「後悔バケーション③」 第14話「不良ダークサイド」 第15話「不良ダークサイド②」 第16話「不良ダークサイド③」 第17話「不良ダークサイド④」 第18話「不良ダークサイド⑤」 第19話「調和レゾナンス」 第20話「調和レゾナンス②」 第21話「調和レゾナンス③」 第22話「帰国エクスプレス」 第23話「帰国エク...
  • 第29話「呪詛の根源へ④」
    これまでのあらすじ 紫の肌に緑の髪の男、8番目の尖兵バルバルの体に蓄積された毒を受け、ダメージを受けるレーラビ。 そして、一人になったアルカの前に現れた9番目の尖兵ゼロノヤマ。 この危機的状況に、二人は…? アームヘッド・ストーリー リターン・デイズ 第29話「呪詛の根源へ④」 「なっ…もう一人居たのぜ!?アルカ逃げ…」 背後に気を取られるレーラビ!すかさずバルバルの毒手突き!! 「全身紫色になって死ね!」 躱し切れず直撃!毒を注入される!! 「ぜ!しまっ…うぐ」 そのまま全身が麻痺して倒れる! 「レーラビくん!…んんっ!」 身動きが取れなくなったレーラビの目の前で、アルカがゼロノヤマに捕らえられる! 「ヒヒヒ…ゼロノヤマ、まだ殺すなよ…じっくりと痛めつけてから殺るんだ」 「や、止めるのだぜ…目的は俺だけのはずだぜ…」 「そう...
  • 7. TECHNOTRONIC FLIGHT
    セイントメシアグレイサードとインカーネイドは、自らを襲った者の姿を見た。 それは先程まで化け蟹の一部であった巨大なハサミだった。 「こいつは・・・・・・!」 思わぬ敵の出現に驚愕する辛太郎の脇で、インカーネイドが起き上がった。 『き、気をつけてシンタロ・・・そいつが、ピーマーンの首領・・・』 いまだ混濁する意識の中でアカリが絞り出すように告げる。 「何ィ!?」 化けハサミは大蛇のようにくねってグレイサードの足元をすり抜ける。 そして素早くシャトルへと巻き付いて鎌首をもたげた。 『さよう。わらわは"首領"キラーグラブ』 「なんで装備型アームヘッドなんかが首領に・・・」 『わらわとインカーネイドは、かつてヴァーミリオンの一部となり同じ恩恵を受けし者・・・  いうなれば月の伝承に記された、余多の蟲を束ねし双子の女王となる資格を持つ者』 「なっト...
  • 第15話「勅命合体ドルザエル⑤」
    ぜんかいのあらすじ 一万年前の因縁に決着をつける為、"クアドレイ"を顕現させる二人。 その戦いの最中、レゾナンスギアに残留するヴィクテスDDのデータをアルカは発見し... 「レーラビくん...このデータ、クアドレイに使えるかな」 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第15話「勅命合体ドルザエル⑤」 クアドレイとはレゾナンスギアに保存された機体図面を元に生成された、言わばキメラのようなアームヘッドだ。 そのデータに変更を加えれば...!? 「アルカ、機体を再構築するぜ」 ギアの画面が紫に輝き、普段と異なる電子音が流れる! 損傷した右腕、地面に刺さっていた粒子吸収ブレードが分解・再構築される! 「..."クアドレイ・スライエッジ"!」 独りでに粒子が編まれ、外套が形成! 『二重変身(フォームチェン...
  • 「ロスト・ラビット④」
    これまでのあらすじ 最高評議会の居場所を突き止めたレインディアーズは、ツヴァイヘンダーツヴァイ・アンティテラ・リアルメシアBBの三機を現地へと突入させた。 そこにあったものはロケット発射施設ではなく、その機能を備えた大型アームヘッド「セイントメシアドドルスポイラーマンティス」だった。 ストーリー:リターン・デイズ外伝 エピソードゼロ「ロスト・ラビット④」 廃ビルの一室を突貫で改装した、メッサー最高評議会のアジト… 7人の黒ローブの男達がせわしなく有線接続されたノートパソコンを叩き、SDM(セイントメシアドドルスポイラーマンティス)を遠隔操作していた。 「敵機、3!」「先生!どのように?」 「残存戦力を全てSDMの付近に集結させろ、長期戦に持ち込めば必ず勝てる」 "先生"と呼ばれたリーダー格の黒ローブの男は、デスクに足を乗せたまま...
  • 外伝・単発ストーリー(エコノミ)
    ストーリー:カウンター・アタック外伝 「スネーク・フット」 「スネーク・フット②」 「スネーク・フット③」 「スネーク・フット④」 「スネーク・フット⑤」 ストーリー:リターン・デイズ-エピソードゼロ 「ロスト・ラビット①」 「ロスト・ラビット②」 「ロスト・ラビット③」 「ロスト・ラビット④」 「ロスト・ラビット⑤」 「ロスト・ラビット⑥」 「ロスト・ラビット⑦」 「ロスト・ラビット⑧」 「ロスト・ラビット⑨」 「ロスト・ラビット⑩」 もどる その他リンク ストーリー:カウンター・アタック ストーリー:リターン・デイズ
  • ヒレー・ダッカーと炎の玉
    ヘブン学園付属、頁高校グラウンド。 栄和頭ちゃん『鰓くんと乗るんちゃんが倒された?』 黒輪くん『そうだ、とぅーヴぁーさー・・・じゃなくて門番の掘るにやられたんだ』 栄和頭ちゃん『なにタメきいてるのさ』 黒輪くん『それはともかく悪怒流羅の総力を上げて仇を討つべきでは?』 栄和頭ちゃん『先に行ってなさい、私は「アレ」を起こしてくる』 クロワッサンのピットギアスがだだぴろいグラウンドの中心へ向かう。 黒輪くん『やはりそうか。今日1月17日は学園祭、皆いきり立っている』 屋上にはトゥ・チェンジ・ザ・ワールド、玄関にはヴェノマイト、花壇にはヘブンレボリューションの面々とそれぞれのアームヘッドが戦闘配置についていた。 裏庭にはプリュヴィオーズが目印のルーザーズ、体育館にはUnmemΩry、プールサイドには黒十字が、殺る気まんまんで陣取っている。 今、レイン...
  • トツァーンの名前いんぐ
    イブ隊長がやってたから・・・・・・。 語感系(意味無い系) ほとんど。 日常的な単語では、それを指し示す名前にはなりえないと思うのです!!( 例:リムーの守護者のみんな、リムー、EZEZ02、ベルゲーゲン、   グングネーロ、メリーィXX、ヴィム、ヴァム、ゴネド、バンシール、   ホピトン、ブートン、ジャゴゲルバ、ケナー、ルチネ、エラテン、   グウィンガム、パランワルド、ウケコビッチ、ダガピッツァなど大勢 イメージ系 例:トメラメル   (~エルの中二っぽさとラメラメした宝石っぽさが出ているぞ!!エメラルドとも)   ガヅガ、ガジリドール( 洗剤系 例:エマール、ハミング、ボールド、トップ、アリエール、ソフラン、ファーファ 一応元ネタあるよ?系 例:ブレジン・ニールファット  (『スーパートイズ』収録短編のプレジン神父と太った学者ニ...
  • 第50話「レプリカの宇宙③」
    これまでのあらすじ 無数の¬R達を操るレギレイの真の目的は、選別されたレプリカントとライズギアを吸収し、より《最初の人》に近い存在へと進化する事だった……。 『さあ、選別を続けましょう…最後の一人になるまで』 ストーリー:リターン・デイズ 第50話「レプリカの宇宙③」 …無感情に、一定のペースを保ちながら可動し続ける、広大な無人製造工場内部。 『…不味い。レギレイの言っている事が本当なら、あの機体…』 その中央に立つ《ジ・アーセナル》はハンマーで床を叩き、周囲の金属を融解させ始めた…! 赤熱する金属塊は変形を始め、かつて戦った強敵《パラデウス》と同じ姿に! 『そう…ファクトリーそのものなのですよ、この機体は』 続いて、¬R、エクスキューション、カドケウス、メガロドーンA(キャタピラを装備した陸戦モデル)等の機体も複数体形成される! ジ・...
  • 第16話「メガロドーン・アサルト」
    これまでのあらすじ 強敵・勅命合体ドルザエルとの決闘の末、新たな力「クアドレイ・スライエッジ」を手に入れたアルカとレーラビ。 迅雷のビッグバーンと再戦を誓い、セントラルニューメッサーシティを後にした二人は、再び南を目指すのであった... アミテービーチ... 旧リズ大陸に存在するこの広大な人工砂浜は、蟹型自律清掃ファントムによって整備され続け、ネクストエイジの時代においても現存している。 そして、ここを訪れた旅行者が、小さな山の様になった蟹型ファントムの群れを発見する... 「何だ...大きなゴミでも流れ着いたのか?」 ...いや、よく見るとゴミではない。これは...! 「キャーッ!!」 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第16話「メガロドーン・アサルト」 ...一方その頃、アルカとレーラビも乗船する為ビーチに到着していた。 ...
  • サプライズ・プレゼント
    こんなプレゼントいらねえ。 男は生きていた。 身体を欠損し、あろうことか敵軍によって保護され、ハイテク医療技術によって五体満足を得る代わり、 悪趣味な人体実験に付き合わされる形で、生き延びていたのだ。 (なお実験とは何故ネタキャラは驚異的な生命力を発揮して生き残るのかを科学的に分析するというものだったが結局答えは得られなかった) 彼は終戦から一年後にそれを知らされることになった。 利用しつくされ研究所から放棄された彼が最初に見たものは、降り積もる真っ白な雪だった。 見知らぬ異国の地で、行く宛ても標もないまま、呆然と雪道に足を埋め続けて、やがて倒れた。 うつ伏せで雪に埋もれながら、男は氷の粒が肌に刺さる感覚に浸っていた。 「・・・・・・気持ちいいな・・・・・・?」 そして思い出していた。 想像を絶する痛みの中、熱砂に埋もれていた感覚と、真逆だが、...
  • 第60話「マスター・キー」
    これまでのあらすじ ファクトリーへと向かうため、コールド・スリープ機能を利用しヘブン崩壊後の時代に到達したアルカ達。 特殊状況攻略アームヘッド《ツヴァイヘンダードライ》は、宇宙を駆け、旅の終着点へと向かう…! アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第60話「マスター・キー」 無数に降り注ぐ光線を、まるで未来を予知しているかのような動きで全て回避するツヴァイヘンダードライ! 『空間穿孔光線射出装置"マスターキー"を使え!』 「はい…撃ちます!」 トリガーを引くと、機体全体に聞いたことのない重低音が響き、銃口から"見えない何か"が射出される! 機体は反動で回転しながら後ろに吹き飛ぶが、スラスターで素早く姿勢を修正!! 見えない何かは、触れた物質を消滅させながら突き進み…やがて、ファクトリ...
  • 第17話「メガロドーン・アサルト②」
    これまでのあらすじ ビーチに出現した人喰い鮫により足止めを食らったアルカとレーラビは、伝説のサメ『メガロドーン』を追う"古代文化再発信委員会"の《プリムラ》と協力...捕獲作戦を展開する事となった。 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第17話「メガロドーン・アサルト②」 ...サメの出没が確認されたビーチに到着した取材班は、早速ロケを開始していた! 『ハロー、大陸中の物好きの皆さん。プリムラよ! 今日はついに伝説のサメ、メガロドーンの居場所を突き止めたの!』 『これからこの研修生の子と協力してメガロドーンを捕獲するわ!』 プリムラに引っ張られ、何故か女児用の競泳水着を着せられたアルカが画面に映される! 『うう...こんなの聞いてないよ...』 (番組の方針で男の子は映さない事になってるの、我慢して) ...
  • 週刊マジキチワールドカップ記念号
    ……………やあ、みんな。マジキってるかな?そんなわけ無いか…はあ…。 なぜかテンション低めでお送りする週刊マジキチ。 ニクル川柳のコーナー システムと ニクルを分ける 意味は何? テクニック 便利に見えて 使いにくい やらないか うほいいおとこ やらないか ありのまま 起こったことは ちゃちじゃない ニクル川柳募集中 腕増やし 目や足増やし キモくなる -- ニトロチッキー333% (2010-06-13 16 55 13) よくもこん なキチガイコーナー つくっな -- wing (2010-06-21 21 08 19) 名前 ...
  • 第19話「ようこそ死者の街」
    ※今回のストーリーは、外伝「スネーク・フット」とリンクしています。 これまでのあらすじ サメ騒動を解決し、何とか海を越えたアルカとレーラビは、旅の終着点"ファクトリー"にまた一歩近付いた。 次に辿り着いた場所は、霧の立ち込める無人の市街地。 そこで二人を待つものとは...? アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第19話「ようこそ死者の街」 霧の立ち込める、無人の市街地... アルカとレーラビの搭乗する《クアドレイ》は、3機の野生アームヘッドとの戦闘中だ! 「アルカ、アレで一気に決めるぜ!」 「OK、データインストールだ!」 ...クアドレイの片腕が再構築され、ブレードと外套を装備した姿《スライエッジ》に変化する! 「ぜやーっ!!」 粒子を纏った回転斬撃! アームキルを受けた3機の野生アームヘッ...
  • 第58話「取り戻しの旅③」
    これまでのあらすじ セントラルニューメッサーシティ地下で眠っていたかつての仲間《オーバン・ガッポ》は、後天性アームヘッド化人類「アームへッ人」と化していた。 …そう、彼等の物語はあの時点で既に狂っており、既に原形など留めていなかったのだ。 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第58話「取り戻しの旅③」 旅の協力を申し出た雷電のオーバーンは、何かを思い出したようにアルカの方を見る。 『そうだ、あいつを連れ戻す方法…一つ思いついたぞ』 「………本当ですか!?」 『ああ…宇宙船を使う』 「宇宙船…?」 『コールド・スリープ機能を搭載した宇宙船だ。それでヘブンの崩壊を待ち…ファクトリーに直接殴り込んでやるのさ』 彼の提案は、単純かつ確実だったが、あまりにも無謀な片道切符だった… 『俺達は、時を超えられない。だからこの方法でや...
  • 第64話「鋼のハート④」
    これまでのあらすじ 本性を表したRRRR、傷つくアルカ、探すハリッコ、圧倒する雷電のオーバーン。 追い詰められた古代の英雄は、レプリカの世界の中心で「ぜ」を叫び、吠える。 気の遠くなるほどの時間、止まっていた何かが、再び……… アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第64話「鋼のハート④」 「貴様が言うんじゃあないぜ!!!」 その叫びと共に、LLLLの身体を覆う青いオーラの中に、僅かだが赤いオーラが混ざり始める! 「俺は…俺はセイル・ライラビットだ!他の何者でも無い!!」 『いや、違うな!』 更に畳み掛けるオーバン! 『確信した!お前には残っているのだ!』 ゼルジギオンの巨体が唸り、強烈なパンチが繰り出される! 『あの男の記憶が!あの男の残滓が!!』 LLLLはハンドホーンでその一撃を逸らし、一気に距離を詰める! 「黙れ!...
  • ストーリー:リターン・デイズ
    第01話「雪原のレイル・レーラビ」 第02話「雪原のレイル・レーラビ②」 第03話「カセットの国」 第04話「カセットの国②」 第05話「土くれの怪人」 第06話「キリキリ・レイ・ラグラグ・リリリリリ」 第07話「キリキリ・レイ・ラグラグ・リリリリリ②」 第08話「二人の為のアームヘッド」 第09話「二人の為のアームヘッド②」 第10話「二人の為のアームヘッド③」 第11話「勅命合体ドルザエル」 第12話「勅命合体ドルザエル②」 第13話「勅命合体ドルザエル③」 第14話「勅命合体ドルザエル④」 第15話「勅命合体ドルザエル⑤」 第16話「メガロドーン・アサルト」 第17話「メガロドーン・アサルト②」 第18話「メガロドーン・アサルト③」 第19話「ようこそ死者の街」 第20話「ようこそ死者の街②」 第21話「よ...
  • アドミレイション
     ゴングが鳴り響き、巨大なドーム型スタジアムの真ん中に備えつけられたリングの上で睨み合っていた二体のアームヘッドが殴り合いを始める。  片方は銀色、もう片方は緋色のアームヘッドで装備は拳のみだ。  ――アームヘッドレスリング世界大会決勝戦だ。  最前列の観客席で五人の年齢さまざまな女の子――女性は何歳でも女の子――がそれぞれ話に花を咲かせていた。 「エンシューさんは、アームヘッドレスリングが好きなんですか?」  蒼い瞳に白い肌。長い金髪をポニーテールでまとめた女の子以上女性未満といったまだ未成熟な雰囲気の、エマ・チャーチが隣にいる少女に聞いた。 「うん。まあね。小さいころからよく観戦してたよ」  エマの隣にいるその少女はボブカットのさらさら金髪、陶器のような白い肌をもっていた。  磨けば光るが、顔以外全身ぴっちりマットブラックのパイロットスーツに覆われているあたりが...
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