しんにくやよんごうてん内検索 / 「第32話「選別そしてパッチワーク」」で検索した結果

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  • 第32話「選別そしてパッチワーク」
    ...デイズ 第32話「選別そしてパッチワーク」 白と黒の継ぎ接ぎアームヘッド《ナイト・メア・メシア》は、ウォーサイズを構え、威圧するように浮遊する…! 『全力で来い、劣化コピーとオリジナルの差を教えてやる』 緑の巨大バイク《レジスタ》も、内部機関を振動させ咆哮…! 「…言ったな、後悔するぞオリジナル」 アザーフォビア内部、配管で埋め尽くされたファクトリーの大広間で対峙する二機のアームヘッド… 『"トメガセリオン"』 何らかの調和能力!白と黒の機体の足元で氷が生成され、四脚獣を象った氷像が無数に出現する!! メシアが片腕を翳す!氷像達が鎖から解き放たれた獣のように一斉に動き出し、獲物を食い散らかさんと襲い掛かる! 『…やれ』「やってみろ!」 対する少女アルカは足元のペダルを全力で踏み込み、全速力で氷像の群れに突っ込...
  • 第33話「選別そしてパッチワーク②」
    これまでのあらすじ ナイト・メア・メシアの調和能力"トメガセリオン"は、単なる氷を操る能力では無かった。 空間そのものを凍結支配しサイコキネシスをも操る圧倒的殺意を前に、レジスタは…? アームヘッド・ストーリー リターン・デイズ 第33話「選別そしてパッチワーク」 レジスタを除く、大広間の全ての物体が凍結…あたりは異様な静寂に包まれる! (生まれて初めてだ、こんな悪者みたいなこと言ったの…) 氷で補強されたコクピット内部、オリジナルのアルカは冷静にそんな事を考えていた。 「レジスタの調和はまだ見せてない、勝負はここからだ!」 緑の巨大バイクが斜めに伸びた配管を走って登る!車輪表面に小さなプロトデルミス結晶を生成し、スリップを防いでいるのだ! 『だったら手の内、全部引きずり出してやる』 今度はメシアの周囲ではなく壁や床...
  • 第34話「選別そしてパッチワーク③」
    これまでのあらすじ アルカとアルカ…悲劇と悪夢の化身ナイト・メア・メシアと反逆者レジスタは壮絶な戦いの果てに相討ち、同時に地に倒れ伏した。 今、一人の人間とその複製達の因縁に、一つの答えが… アームヘッド・ストーリー リターン・デイズ 第34話「選別そしてパッチワーク③」 ーーー 壁や天井を覆っていた氷が溶け始め、地下深くの大空洞に"雨"が降り注ぐ… 「はあ…はあ…か、勝てた…?」 満身創痍のアルカ・クラララ・リグは瓦礫を押しのけ、緑の残骸から這い出る。 「いや…まだだ」 同じくアルカ・クライアもコクピットをこじ開け現れる。 …まだメシアとの同調が残っている為、一時的に身体能力が強化されているのだ。 「そんな、まだ戦うなんて…おかしいよ!僕達が協力して先へ進む、それで良いじゃないか!!」 「…それじゃ駄目...
  • ストーリー:リターン・デイズ
    ...根源へ⑥」 第32話「選別そしてパッチワーク」 第33話「選別そしてパッチワーク②」 第34話「選別そしてパッチワーク③」 第35話「終わりを見た船」 第36話「終わりを見た船②」 第37話「終わりを見た船③」 第38話「禁断のXドライブ」 第39話「禁断のXドライブ②」 第40話「禁断のXドライブ③」 第41話「禁断のXドライブ④」 第42話「救世計画リターン・デイズ」 第43話「救世計画リターン・デイズ②」 第44話「救世計画リターン・デイズ③」 第45話「救世計画リターン・デイズ④」 第46話「救世計画リターン・デイズ⑤」 第47話「救世計画リターン・デイズ⑥」 第48話「レプリカの宇宙」 第49話「レプリカの宇宙②」 第50話「レプリカの宇宙③」 第51話「レプリカの宇宙④」 第52話「ターニング・...
  • 第31話「呪詛の根源へ⑥」
    ...…』 次回、第32話「選別そしてパッチワーク」へ続く。 パラボロス Factory-type05 惑星ヘブンと、とある場所とを繋ぐアンノーンゲートを固定する為に"ファクトリー"が製造したポータル・アームヘッド。 一万年以上ゲート守り続けていた為、既に全身が老朽化していた。 次の話へ もどる
  • 第44話「救世計画リターン・デイズ③」
    これまでのあらすじ 一度引く度に100年の時間負荷をかける悪魔のマシン《エキスパンドギア》の力でバルバルとゼロノヤマは完全に破裂…一体のアームヘッドとして生まれ変わった。 今、究極の戦闘殺戮兵器《カドケウス》が、レーラビ達に襲いかかる…!! ストーリー:リターン・デイズ 第44話「救世計画リターン・デイズ③」 『ア…ア……………』 カドケウスは滅茶苦茶に繋がれた神経を慣れさせる為、全身を痙攣させた後…そのまま沈黙した。 「お、おい…大丈夫ぜ?」 『………シ…ネ…』 橙と黄緑の帯を巻いたアームヘッドは全身の筋肉を脈動させ、猛烈な殺意をこちらへ向けてくる! 「くるぜっ!」 同時に顕現するクアドレイとデュアレイド! 遅れてパッチワークLRもその横につく! 『ゴピャアア!!』 カドケウスは地面を踏み砕き飛び掛かってくる!! 慣性...
  • 第35話「終わりを見た船」
    これまでのあらすじ アルカ・クライアとアルカ・クラララ・リグは死闘の果てに互いを別の存在である事を証明、共闘を誓う。 一方その頃、レーラビ達の向かったパラボロス・ポータルの先、ファクトリーの迷宮では…? アームヘッド・ストーリー リターン・デイズ 第35話「終わりを見た船」 「ぬう…何とか合流はできたが!」 レーリレイは襲ってくるファントム兵を左腕の銃で殴り倒し、右腕のアームホーンで確実に始末する! 「いくら倒してもキリが無いぜ!」 レーラビは四脚のアームヘッドに飛び乗りライフルでゼロ距離射撃!AIユニット破壊!! が、しばらく戦いを続けるうちにファクトリーの軍勢は撤退を始め、辺りは静寂に包まれた… 「ぜぜ…何故このタイミングで退いたのぜ?」 そして、遠くから"人間"の足音が聞こえ始める…! 「何か、来るようだが…?」 ...
  • 第45話「救世計画リターン・デイズ④」
    これまでのあらすじ ゼロノヤマとバルバルの融合体《カドケウス》の実力は、クアドレイとデュアレイドすら正面から退ける程のものだった。 更に、背後からの奇襲を仕掛けたパッチワークLRまでも、カドケウスのタイムストロング攻撃により破壊されてしまう…! ストーリー:リターン・デイズ 第45話「救世計画リターン・デイズ④」 パッチワークLRは致命的な一撃を受け、元の残骸へと戻る…… 「…なんとかしてくれセイル・ライラビット…俺は弱く、誰も守れないぜ」 レーラビは悲痛な面持ちでレゾナンスギアを取り出し、Xドライブを起動しようとする…! 「駄目だよレーラビくん!今度こそ戻れなくなるかもしれないんだよ!?」 「…アルカ、俺では約不足なのだぜ、彼の力無しでは誰も救えない」 先程の攻撃でクアドレイは崩壊寸前、デュアレイドも自己再生に精一杯だ。 ーーー ...
  • 第38話「禁断のXドライブ」
    これまでのあらすじ 惑星及び宇宙救済プラン「カウンターアタック計画」は、この世界のソースコードに干渉する危険な賭けだった。 その代償として生み出された深刻なバグ…「レゾナンスギア」と、それに対する能力を持つ「オブシギア」が、再び激突する。 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第38話「禁断のXドライブ」 『レゾナンスギアを渡すのですわーー!!』 デュアレイドの片腕が木の枝めいて伸び、襲い掛かる! 「くっ!!」 隻腕のクアドレイは敵の攻撃に生じた一瞬の隙間に飛び込み、間一髪で回避! 「この距離、どう詰めるぜ!?」 「このデータを使う」 「ぜぜ、これは…」 インストールされた新たなアームヘッド…《Messiah/06》! ナイト・メア・メシアとレジスタのキメラ機体…パッチワーク・LRのデータだ!! 「アザー…クアドレイ・アザーホイール...
  • 第52話「ターニング・ポイント」
    これまでのあらすじ レギレイは超攻撃型アームヘッド《レーヴァテイン》を使い、オブシギアとエキスパンドギアを回収した。 そして、全てが光に包まれ……ふと気がつくと《欠けた輝きの巨人》がそこに居た。 …全ては、選別の果てに"最初の人"へと至り、宇宙及び人類種の延命を実行する為に。 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第52話「ターニング・ポイント」 ………ただ一つ、燃える星が輝く、真っ暗な空間。 白いアームヘッドの目の前に、顔の無い輝く巨人が立っていた。 「…レーラビくん、皆は…」 「アルカ……奴を倒すのだぜ、奴にレゾナンスギアを奪われれば、全てがRになってしまうぜ」 「………うん…」 全てを察したアルカは、ただレーラビの手を握る。 バリアに包まれた巨人が、ゆっくりとこちらへ近付いてくる! 「でも、...
  • 第43話「救世計画リターン・デイズ②」
    これまでのあらすじ ファントム兵を引き連れ、再び襲いかかるバルバルとゼロノヤマだったが、最早レーラビ達の敵ではなく一瞬で蹴散らされた。 …が、レギレイは第三のギア「エキスパンドギア」の使用を命令する。 その効力とは一体…? ストーリー:リターン・デイズ 第43話「救世計画リターン・デイズ②」 『さあ…エキスパンドギアを使うのです…』 バルバルの手が勝手に動き、バネの付いていないエキスパンダーめいた機械を取り出す! 「ヒヒーッ!!」 両方の取手を掴み、左右に引っ張る! 「イヒヒヒホオオオオオ」 上半身の服が破け、一瞬で紫色の肌の筋肉大男!! 「うわあ」「ホアアア!」 そのまま強化された脚力で襲い掛かってくる! レーラビは筋肉茄子男の攻撃をライフルで止める! 「ヌウウウン!」 …が!メキメキと音を立てライフルが折れる! 「ぜぜ!...
  • 第02話「天井破り」
    ラージブレード Aw-02LB 「ガフ」内の一区画「リド」で確認されたペルタスのカスタム機。 廃材由来の重量剣を装備しており、装甲を無視した攻撃が可能。 デッド・ネイト Aw-02Det 「ガフ」内の一区画「リド」で確認されたペルタスのカスタム機。 同区画内で廃棄されていたアームヘッドのパーツを流用しており、フィジカルピストル・肩部可燃物質弾・イージーホーンナイフを追加装備している。 【これまでのあらすじ】 封鎖されているリド下層を脱出し、上層へと登る危険行為"天井破り"に挑戦したバテラとアオヤギの前に、最初の難関「5機のファランクス」が立ちはだかる。 果たして、たった2機のアームヘッドで勝つ事は可能なのだろうか…? パーフェクト・クライムアップ 第02話「天井破り」 一斉に進撃を開始する敵部隊に...
  • 第12話「勅命合体ドルザエル②」
    これまでのあらすじ セントラルニューメッサーシティを目指す道中、主人公レイル・レーラビは謎の高熱で行動不能に。 危機に陥った二人に救いの手を差し伸べた者は、悪のダークヘッド帝国に所属する全身スパイクファントムだった。 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第12話「勅命合体ドルザエル②」 ダークヘッド帝国、地下アジト。 そこでレーラビは改造用拘束ベッドに固定されていた。 『ああー...こりゃ生体脳のオーバーヒートだな、慣れない計算でもやったのか?』 診断を下すスパイクファントム。 慣れない計算...クアドレイの顕現だろうか? 『だが生体脳タイプなら同じエラーはないと思うぜ、耐性ができるはずだからな』 「大丈夫なんですね、良かった...」 『さあ仕上げだ、電流を流して起こすぞ』 「えっ、電流!?ちょっと待っ『放電開始!』 問答...
  • 第12話「溶鉱炉の悪魔」
    これまでのあらすじ キャリアーの新型ドローン「ブロッカー」の包囲網を突破した天井破りチームだったが、その代償としてバテラは愛機「ラージブレード」を失ってしまうのであった。 そして次の階層、中間一層では… パーフェクト・クライムアップ 第12話「溶鉱炉の悪魔」 中間一層…マグマ流れる岩石地帯の中央の空間に、巨大なリング状の"穴"が開いていた。 「……なんだあれは?」 アオヤギがバテラに尋ねる。 「あれこそがキャリアーの発生源、アンノーンゲートだ」 「…5年前の政府によるリド閉鎖は、このゲートから出現すると予測された侵略者《キャリアー》を封じ込める為に行われたものだ」 「…予測だと?こんな事態を予測できた奴がいるのか?」 「宿主バテラ・サアバスとその父、オシズシ・サアバス博士…彼等が命を顧みず出現まもないゲートの中へ侵入...
  • ストーリー:カウンター・アタック
    第01話「夕暮れジャンクヤード」 第02話「取得物レイルレーラビ」 第03話「追手レーリレイ」 第04話「追手レーリレイ②」 第05話「波乱デベロッパー」 第06話「雷電オーバーン」 第07話「雷電オーバーン②」 第08話「雷電オーバーン③」 第09話「家族レストレーション」 第10話「逃避行ドーナッツ」 第11話「後悔バケーション」 第12話「後悔バケーション②」 第13話「後悔バケーション③」 第14話「不良ダークサイド」 第15話「不良ダークサイド②」 第16話「不良ダークサイド③」 第17話「不良ダークサイド④」 第18話「不良ダークサイド⑤」 第19話「調和レゾナンス」 第20話「調和レゾナンス②」 第21話「調和レゾナンス③」 第22話「帰国エクスプレス」 第23話「帰国エク...
  • 第22話「ようこそ死者の街④」
    これまでのあらすじ 裏切り者レイル・レーラビを排除するべく、甲冑の男ラギレスは超小型無人機《ナノ・アームヘッド》達を集合させ《オブシギア》をアームヘッド形態に変化させる。 霧の立ち込める死者の街は、再び戦いの舞台と化す...! アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第22話「ようこそ死者の街④」 浮遊する黒曜結晶のアームヘッド《オブシギア》は、そのままゆっくりと直進して来る! 「アルカ、迎撃ぜ!」「まかせて!」 白い機体《クアドレイ》は、琥珀色の板状結界を生成し手裏剣の要領で投擲! 結界はオブシギアのアウェイクニング・バリアを貫通し...胴体に直撃!同時に断末魔! 『おご!』 アルカの正確な攻撃により、結界手裏剣はコクピット内のパイロットの額に深々と突き刺さったのだ! 人工脳を破壊されラギレス・リム・ギルギム・リアリーは絶命した....
  • 第62話「鋼のハート②」
    これまでのあらすじ セイルとVermicelliの元へと戻ってきたアルカ達の選んだ答えは「どちらの味方にも付かず、両方と戦う」というものだった。 RRRRとドライが対峙する中、LLLLに対抗するべく雷電のオーバーンは5機のファントムを合体させ… アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第62話「鋼のハート②」 合体シーケンスを終えた巨大アームヘッドは、格闘の構えを取る。 『お前は俺様が倒す』 「倒してどうするというのだ」 『どうするだと…?決まっているだろう、俺様が最強になるのだ!』 LLLLは両手のアームホーンを展開し、ジャンプして上空から斬りかかる! 「それは悪の者の考えだ!」 対するゼルジギオンは、右手のアームホーン製ガントレットで受け止める!! 『うるさい!俺様が正義だ!』 『ジギオンギガナックル!!』 攻撃を受け止め...
  • 第22話「帰国エクスプレス」
    これまでのあらすじ レゾナンスギアの副作用で互いの過去を知り、さらに絆を深めたアルカとレイル。 そして、ついに本社の決戦の日が訪れ、緊迫した雰囲気がデベロッパー内に流れ始めたが...? ストーリー カウンター・アタック 第22話「帰国エクスプレス」 デベロッパーの臨時ハンガー横の港に、長大な百足の様な形状の多脚アームヘッドが浮かんでいる。 「さあいよいよ決行の日だ...本社への移動はこの"タウゼントフューサー"を用いる」 既に機体上部に、各アームヘッドが搭載されている。 正式名称、本土攻略戦要片道切符兵器・鬼百足改・タウゼントフューサー。 第一次ギガントマキア末期に生産された特殊機体を改修したものであり、"短期間でのアームヘッドの大陸間輸送"をコンセプトにした機体である。 ...出発前の準備中...
  • 第02話「取得物レイルレーラビ」
    ぜんかいのあらすじ 家出少年パイロットのアルカは、帰り道のジャンクヤードで行き倒れの赤髪の男を発見した。 ストーリー カウンター・アタック 第2話「取得物レイルレーラビ」 アルカの借家。 赤髪の男は"レイル・レーラビ"という名で、アルカと同じく孤独な身であるそうだ。 「ぜぜ...助かったぜ。危うく廃品回収の対象になる所だったぜ」 「そ、そうなんだ...」 廃品回収...? 「...そういえばレーラビくんは何処から来たの?」 「俺か、俺は北の方からひたすらここまで...逃げて来たんだぜ」 「ここまで...逃げて?」 「...やっぱり逃げるのは恥ずかしい事なのぜ?」 「.....そんな事はないと思うよ。...僕も、逃げて来たんだ。家族から。」 そうだ。僕は逃げて来たんだ。 あの日、お父さんとお母さんとお姉ち...
  • 第02話「雪原のレイル・レーラビ②」
    これまでのあらすじ 昔どこかで聞いたおとぎ話。 眠りの呪いにかかったお姫様が、その呪いを利用して遠い未来の王子様に会いに行くっていうお話。 ...え?どうしたのレーラビくん、何か違う? アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第02話「雪原のレイル・レーラビ②」 局地的氷雪地帯、最奥地。 ...そこには、樹木やビルがそのまま氷漬けになっている奇妙な光景が広がっていた。 看板にこびり付いた氷を手で払うと、"Messer"の刻印が現れる。 「...また、ここなのぜ」 レーラビは、少女アルカに「いずれ、俺たち"兄弟"が会う日が来るぜ」とだけ伝えて人間の街まで送ってやった。 「アルカ、ぜ」 ...優しい彼女なら、それまで人間として生きていけるはず、そう信じて。 ーーーーー ...凍った...
  • 第12話「後悔バケーション②」
    これまでのあらすじ 御蓮に向かったアームヘッド・デベロッパー一行。 しばらく平和な旅が続くと思われたが、海底で蠢く謎の影... ストーリー カウンター・アタック 第12話「後悔バケーション②」 フェリーの一室。 貸し切られた大部屋は臨時の事務室になっている。 「コーバン部長、こちらにアームコア反応が近付いているようですが...」 「む、万が一の事もある...ハリッコ君、機体で待機してもらっていいか?」 「了解です、腕がなりますね」 「ハリッコ君、まだ敵と決まった訳ではないぞ?」 「...ええ、分かってますよ?」 そう言いハリッコは軽快なステップで格納庫へ向かっていった。 「...本当に分かっているのかね?」 ーーーーー 室内、廊下。 「ぜぜぜぜ...さっきからエラーが止まらないぜ」 レイルは廊下の手すりに掴まったまま...
  • 第36話「終わりを見た船②」
    これまでのあらすじ パラボロス・ポータルの先は、レギレイによって爆弾化された一万人のクローンアルカが襲いかかってくる地獄だった。 アルカ(オリジナル)とリグの助けにより事なきを得たが、それも時間稼ぎに過ぎない… アームヘッド・ストーリー リターン・デイズ 第36話「終わりを見た船②」 「…やあ、待っていたよ」 少し進むと…紫髪の少女"レギ"が待ち構えていた。 「だっがっあっ貴方は…!」 かつての自分を操っていた者と再会してしまったレーリレイが恐怖する! 「レーリレイ…もうぼくにレギュレーターの権限は無い、安心していいよ」 「…レギ!少し前にレレラが襲ってきた…何かしたのぜ!?」 安堵するレーリレイをよそに、レーラビはレギを持ち上げ揺らす! 「…ぼくはレレラには何もしていないよ、ただ、"人間を生き返らせる手段&qu...
  • 第42話「救世計画リターン・デイズ」
    これまでのあらすじ レイル・レーラビはレゾナンスギアの真の能力「Xドライブ」の力で、ハリッコ・ハリヤーマンの生前の記憶を復元…敵を倒す事なくレレラとの戦いに決着を付けた。 だが、その代償はオリジナルの人格との融合…レイル・レーラビという存在の喪失だった。 ストーリー:リターン・デイズ 第42話「救世計画リターン・デイズ」 「ハリッコ…ずっと貴女に謝りたかったのですわ」 「…私ハリッコだけど良いのよ、ちょっとゾンビになっただけでなんの不自由も無いし」 「いえ、わたくし自分が許せませんの…」 「私はレレラちゃんを助けようとした、レレラちゃんは私を元に戻そうとしてくれた…これでおあいこよ」 「ハリッコ…」 レレラの目に涙…ハリッコはそれを受け止め、優しく微笑む。 「…これで、良かったのぜ」 「レーラビくん…」 そこへ艦内放送がか...
  • 第30話「凍結システムアルカ②」
    これまでのあらすじ レギは、コアに封じられた邪悪な意思"名も無きトーア"を葬る為に、アルカとレイルを戦わせようとしていた。 "名も無きトーア"は不利な状態にも関わらず、強力な調和能力を発揮。 だが、凍結される寸前にツヴァイは停止した。 これは、悲劇のストーリー? ストーリー カウンター・アタック 第30話「凍結システムアルカ②」 (レーラビくん...僕を、殺して) アルカ・クライアの意思でツヴァイヘンダーは停止した。 『そうだ、それで良い...やるのだレイルレーラビ』 そして、レイル・レーラビはコクピットごとアーキデルタのアームホーンで... レイルの帽子、金のパーツから火花! 「嫌だぜ!」嫌だぜ アームキル動作を止め、バックステップでツヴァイから一度離れる! 『アルカ...俺は君を助けるぜ!』 ...
  • 第41話「禁断のXドライブ④」
    ぜんかいのあらすじ 不滅のRR(デュアレイド)との戦いで、レイル・レーラビは前世の記憶を思い出し、クアドレイはLLLL(クアドエル)に変化…そして"ぜ"を喪失した。 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第41話「禁断のXドライブ④」 「うーん」 アルカが目を覚ますと、近くにはリグとレーリレイ。 「オリジナル!気がついたんだね」 「…あれ?レーラビくんは何処?」 レーリレイが指をさす…その先では激闘を繰り広げるLLLLとRR。 「あの機体が顕現するのと同時に、君は"排出"されたのだが」 アルカはただ、それを見ていることしか出来なかった。 ーーー 『でーすーわー…』 何度倒しても復活して襲い掛かってくるRR! 『やはり通常攻撃では無理か』 LLLLのバックパックが開き、そこから取...
  • 第01話「頭上の蓋」
    ◎単語解説◎ 【ガフ】 惑星ヘブン地表で人間が生活できなくなった時代。 新エネルギー「ヘブンズレイ」を効率的に運用する為に建造された地下複合都市群の名称。 【リド】 地下複合都市「ガフ」内部に存在する区画の一つ。 政府の施設や他区画との連絡トンネルを保有する「上層」と、 外界との通路を完全に遮断された「下層」に分かれている。 【天井破り】 リド下層住民が、封鎖されている上層へと強行突入する行為。 上層へと繋がるエレベーターは政府軍により厳重に防衛されており、非常に困難で未だ達成できた者はいない。 ◎キャラ解説◎ 【バテラ・サアバス】 主人公。「リド」下層の住人の一人。 機械のように正確なアームヘッド戦闘センスを持つが、その経歴は謎に包まれている。 【アオヤギ・バッカスシエル】 リド内企業の面接中に同区画が閉鎖され、スーツ...
  • 第11話「勅命合体ドルザエル」
    これまでのあらすじ 旧世代から技術と設備を受け継いだ人間の街《セントラルニューメッサーシティ》。 この物語は、同都市に存在するエネルギー・プラントを狙う悪の《ダークヘッド帝国》と、人類を守る《ドルザーユニット》の戦いの物語である...? アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第11話「勅命合体ドルザエル」 『ハハハ苦しめ!愚かな人間ども!』『ギギッ』 夜のセントラルニューメッサーシティのビル街は、ダークヘッド帝国のファントムの襲撃によりパニックに陥っていた! 「そこまでだ!」『...ギ?』 ビルの屋上に立つ、派手なヘルメットを被った生身の人間! 「ダークヘッド帝国...お前達の悪事はこの俺様がいる限り許さん!とうっ!」 そのまま飛び降りる生身の人間! 『お...お前はまさか!』 生身の人間が飛び降りた先には黄色いアーム...
  • 第61話「鋼のハート」
    これまでのあらすじ アルカ達を乗せたツヴァイヘンダードライは、エクスマギア内部…レプリカの宇宙へと突入。 終わりなき戦いを続けるセイル・ライラビットとVermicelliの元に降り立った彼等が選んだ"答え"とは……? アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第61話「鋼のハート」 「助けに?…代替者は危険だ、やつと戦うのは俺一人でいい」 『…セイル・ライラビット、僕は貴方を助けに来た訳じゃない』 「…なに?」「ぜぜ?」 『僕は…僕達は、貴方達を両方倒します』 ツヴァイヘンダードライの狭いコクピットから、アルカ・リグ・ハリッコ・オーバンの4人が現れる。 「ぜぜぜ…」「君達は…」 そして、雷電のオーバーンは黄金のゴレン・ブレードを抜き、立ち尽くすセイルに斬り掛かる! 『俺様と勝負しろ…勝ち逃げは許さんぞ!』 「く...
  • 第21話「調和レゾナンス③」
    これまでのあらすじ 共振装置レゾナンスギアが二人に見せた光景は、それぞれの過去の記憶だった。 アルカの家族の異変、レイルと兄弟の謎、メッサー本社の闇。 多くの人とモノを巻き込みつつ、本社との決戦の日は近づいていく....。 ストーリー カウンター・アタック 第21話「調和レゾナンス③」 ーーー ...ツヴァイの調整を終え、いよいよ作戦開始を明日に控えた夜。 デベロッパー寮の屋上...御蓮の冬は寒く、二人の息は白い。 「...いよいよ、明日だぜ」 「...うん。」 「君は...怖くないのぜ?」 「...僕は、やっぱり怖い。本当は僕と家族の問題なのに...結果的にみんなを巻き込んで、利用してしまっているんだ。」 アルカは正直に自分の心境を話した。 「いや違うぜ、皆...偶然目的が同じだから協力しているだけだぜ」 「アルカ、君は優しい...
  • 第30話「呪詛の根源へ⑤」
    これまでのあらすじ レーリレイの加勢により、何とかバルバルを倒したレーラビ。 だがもう一人の尖兵ゼロノヤマは圧倒的な戦闘力と単独での調和を兼ね備えており、一筋縄ではいかない… 「だったら僕に考えがあります…レーリレイさん…少し時間、いいですか?」 アームヘッド・ストーリー リターン・デイズ 第30話「呪詛の根源へ⑤」 …状況を理解できないゼロノヤマは首を傾げ、様子を伺っていた。 「意味がわからないようだが…これがお前を倒す為の最適解なのだ」 …その視線の先には、アルカを肩車するレーリレイの姿!怪奇!! 「…レーリレイさん、いつでも行けます」「応!」 先手を取る事を優先したゼロノヤマが予備動作無しで突進を敢行する!! 「迎撃!」 対するレーリレイは最低限の動作で左腕の銃を構え迎撃!明らかに反応速度が向上している!! 「ゴボボ…!」 ...
  • 第11話「後悔バケーション」
    これまでのあらすじ 新たな仲間、雷電のオーバーンを加えたデベロッパー。 切り札"ツヴァイヘンダー"の最終調整は完了し、メッサー本社への反抗作戦決行は一ヶ月後に決定された。 家出少年パイロットのアルカと野良アームヘッドのレイル。 二人の逃亡者はどこへ向かうのか... ストーリー カウンター・アタック 第11話「後悔バケーション」 デベロッパー事務室。 コーバンが職員達にスピーチを行う。 「例の日はいよいよ一ヶ月後だ。 準備は入念に行わねばならん。 我々デベロッパー職員はこれより総員をもって...」 「...御蓮に慰安旅行に出る。」 新しい機体の開発が行われるのかと意気込んでいた技術者達がどよめく。コーバンは咳払いする。 「というのは建前で...本当の目的は、御蓮の技術者に製作を依頼した"重要なパーツ&qu...
  • 第31話「赫赫カウンターアタック」
    これまでのあらすじ 名も無きトーアに取り込まれたアルカを救出するべく、回路の協力でレギの支配を逃れたレイルと、ドルザルガンを完成させた雷電のオーバーンは共同戦線を貼る事になった。 これは、運命への反撃の物語... ストーリー カウンター・アタック 第31話「赫赫カウンターアタック」 ツヴァイヘンダーが襲ってきた! 無数の氷の結晶が取り付き、リミッターの外れたマルチシューターから攻性テトラダイ刀を生成!刀身に触れた柱が次々と切断されてゆく! 『気をつけるぜ!あれは普通の暴走アームヘッドじゃないぜ!』 アーキデルタはグレネード残弾を全て叩き込む! ツヴァイは片手を翳しグレネードを全て凍結させ、光の剣を振り下ろす! 『これはどうだぜ!』 凍結したグレネードを蹴り攻性テトラダイ刀にぶつけ、爆発させる! 氷が溶け蒸気が発生する! 蒸気を...
  • 第03話「追手レーリレイ」
    これまでのあらすじ 家出少年パイロットのアルカと取得物イソーローのレイル。 彼らの元に謎の着信が... ストーリー カウンター・アタック 第3話「追手レーリレイ」 着信。 「はい、アルカ・クライアですけど...あ、はい。解りました...レーラビくん、レーリレイっていう人から...」 「ぜぜ...レーリレイ....!」 『3日と21時間14分振りだな、レイルレーラビ。』 冷徹さを感じさせる男の声。 「お前たちとはもう縁を切った筈だぜ...一体何の用だぜ」 『...これが最終通告だ。我々の所へ戻って来いレイルレーラビ。』 「.....せっかくだが断るぜ」 『そうか、ただの人間に飼い慣らされ目的すら忘れたか...ならばーーー』 通話が切れた。 レイルは複雑な面持ちで何か考えているようだ。 「レーラビくん、どうかしたの?」 「...
  • 第24話「アルカとアルカ」
    これまでのあらすじ レーラビの姉、レレラの送信した謎のデータにより、《アンデッドバスター》の力を発現。 ファクトリーの刺客を退けたアルカとレーラビ。 だが、レレラの真の目的は二人を助ける事ではなく、ラギレスからオブシギアを奪う事だった。 アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第24話「アルカとアルカ」 ファクトリーに最も近い人間の街"セクション30"。 「うっ.....」 レイル・レーラビは宿屋に到着すると同時にエネルギー切れを起こし、うつ伏せでベッドに倒れこんだ。 「わっ!大丈夫?」 「ぜぜ...大丈夫、前の戦いで少し体力を使い過ぎただけだぜ」 体力を消耗するクアドレイの形態変化の中でも、アンデッドバスターは特に消費量が高かったのだ。 「アルカ、すまないが何か食べる物を買ってきて欲しいぜ...」 ...
  • パーフェクト・クライムアップ
    パーフェクト・クライムアップ NTN3000年代。 地表の寒冷化と、地底の新エネルギー「ヘブンズレイ」の発見により、人々が地下複合都市「ガフ」に移住した時代。 そのガフの一地区「リド」がこの物語の舞台となる… 第01話「頭上の蓋」 第02話「天井破り」 第03話「中間三層」 第04話「支配者、キャリアー」 第05話「リド症候群」 第06話「絶食の病」 第07話「空飛ぶ屑鉄」 第08話「白き毒蠍」 第09話「リドの秘密」 第10話「友とのバトル」 第11話「群れの襲撃」 第12話「溶鉱炉の悪魔」 第13話「上層の剣士」 第14話「リド最後の砦」 第15話「トロ・マックロードの決断」 第16話「感染封鎖都市リド」 第17話「最高責任者代理」 第18話「異なる世界へ」(まだ) もどる
  • Page11:そして闇に溶ける銀
    ――凄まじい熱を帯びた光の矢が、特殊処理を施された銃身を疾走する。 その光は闇を貫き、空間を貫き、最後に群青色の異形の一体の装甲を容赦なく貫いた。 ……内部バイオニクルフレームが焼き貫かれる、異様な臭いがあたりに立ち込める。 黒い不完全燃焼の煙をあげる異形は、静かに崩折れた。 島窓君の操る紅の機体――ファイアフライがバーニアから噴射炎を上げ、その場から離脱する。 そのまま闇を駆け抜ける後に、更なる異形こと狂い人形達が追いすがる。 その時、並走する異形達が、まるで息を合わせたかのように同時に触手をファイアフライに伸ばした。 「――だあああッ!」 その瞬間、通信越しに聞こえる光平君の雄叫びと共に、ファイアフライがコマのように回転! 四方から自身を絡め取ろうと伸ばされた触手が、 その紅の腕から伸びたブレードによって全て刈り取られ、空中で細切れになっていた! 「エ...
  • 第19話「ようこそ死者の街」
    ※今回のストーリーは、外伝「スネーク・フット」とリンクしています。 これまでのあらすじ サメ騒動を解決し、何とか海を越えたアルカとレーラビは、旅の終着点"ファクトリー"にまた一歩近付いた。 次に辿り着いた場所は、霧の立ち込める無人の市街地。 そこで二人を待つものとは...? アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第19話「ようこそ死者の街」 霧の立ち込める、無人の市街地... アルカとレーラビの搭乗する《クアドレイ》は、3機の野生アームヘッドとの戦闘中だ! 「アルカ、アレで一気に決めるぜ!」 「OK、データインストールだ!」 ...クアドレイの片腕が再構築され、ブレードと外套を装備した姿《スライエッジ》に変化する! 「ぜやーっ!!」 粒子を纏った回転斬撃! アームキルを受けた3機の野生アームヘッ...
  • 第37話「終わりを見た船③」
    これまでのあらすじ レーラビ達《尖兵》とは、ヘブン崩壊後の世界から送り込まれた星の守護者だった。 だが、その過程は、その先にあるものは、部外者によって歪められた悪夢のループに他ならない。 アルカは、レーラビは、一体どこへと向かうのか…? アームヘッド・ストーリー リターン・デイズ 第37話「終わりを見た船③」 …赤いプールから引き上げられた肉塊が、ベルトコンベアで運ばれてゆく。 「クローンの死で蓄積される"経験値"が、その個体の全ての死のパターンを超越した時…不死の存在"主人公"が誕生する。…それは科学的に実証された現象」 「…だがそれは、この世界のソースコードを歪める事に他ならない」 運ばれた人型の肉塊は、次々と緑色の液体で満たされたシリンダーに放り込まれてゆく… 「シリーズRRRRの脱走、不用...
  • 第51話「レプリカの宇宙④」
    これまでのあらすじ ジ・アーセナルの複製能力により、既に倒した筈のファクトリーのアームヘッド達が復活した。 戦力を分散しながらもアルカとレーラビはレギレイを追いつめ、パーフェクト・クアドレイの力で決着を付けようとするが……? ストーリー:リターン・デイズ 第51話「レプリカの宇宙④」 パーフェクト・クアドレイは壁際まで後退したジ・アーセナルに対し、攻性粒子魚雷・フィジカル弾・火炎弾・ブレード光波を連射!! 『…レギレイ!決着だぜ!!』 更に追撃をかけるべく、機体を爆炎の中に突入させる!! 真っ赤な炎の中で、黒い二機のアームヘッドの影がぶつかり合う! 『狂ったコンピューターの命令にただ従うだけで、お前は何もおかしいとは思わなかったのぜ!?』 振り下ろされるハンマーをスライエッジとアンデッドバスターで受け止める!! 『…全ては全人類種の延命...
  • 第25話「アルカとアルカ②」
    これまでのあらすじ アンデッドバスターの反動で体力を消耗したレーラビに代わり、食料調達に出たアルカ・クライア。 その道中、アルカの複製ファントム《アルカ・クラララ・リグ》に遭遇。 レーラビ達ファクトリーの尖兵の真実、自らの罪を突きつけられ、彼は... アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第25話「アルカとアルカ②」 「げほ...げほ...うう......っ....」 ベッドの上で咳き込むアルカの首には、強い力で締め上げられた痕が残っていた。 (...こいつはボクだ、感情を持っちゃ駄目だ) 見下ろすアルカは妙な罪悪感と背徳感を覚える。 「ごめん...なさ....げほっ」 (...謝らないでよ、これじゃボクが、八つ当たりしたみたいじゃん) 「もう、何も解らないよ...僕、どうしたらいいの?教えてよ....」 (.....違う!ボクは.....
  • 第14話「不良ダークサイド」
    これまでのあらすじ 何者かに依頼されたと言うアームヘッド海賊を退けたデベロッパー一行は、遂に御蓮に到着する。 ツヴァイに必要な"追加パーツ"とは、そして彼らを待ち受けるものは一体.... ストーリー カウンター・アタック 第14話「不良ダークサイド」 御蓮、九姫市。 デベロッパー職員とその家族の為に約一ヶ月分、丸々貸し切られた空きアパートが存在する。 「...九姫市には民間の強力なアームヘッドが集まっている、本社の連中も手出しは出来ないはずだ。」 「それとデベロッパーの為のアームヘッド工房も借りてある。...まあ何かあったら私に連絡したまえ。」 そう言い残し、コーバン部長は"依頼していたパーツ"を受け取るため何処かへ行ってしまった。 ーーーーー 「はあ、長い旅だったぜ...」 船と...
  • 第03話「中間三層」
    【ぜんかいのあらすじ】 リド最下層のエレベーターを守護する5機のファランクスは、全てファントム(無人アームヘッド)だった。 ともあれ、第一の障害を突破したバテラとアオヤギは、一つ上の階層「中間三層」へと向かう… パーフェクト・クライムアップ 第03話「中間三層」 『…よし、そろそろ先へ進むか』 『ああ、そうだな…』 休息を終え、エレベーターへと向う2機。 「おーい!待ってくれえ」 が…それを追って、3人の生身の人間が何かを叫びながら走ってきた。 『ん?何だお前ら』 デッド・ネイトが振り返ると、そこには地面に頭を擦り付け頭を下げるリーダー格の男!! 「俺達はチーム・バイティングケルベロス!お前達の天井破り…俺達にも手伝わせてくれ!!」 「あ、兄貴そんな…兄貴が頭を下げることなんてありませんよ!」「そうだよ兄貴!頭なら俺達が下げま...
  • 第56話「取り戻しの旅」
    アルカ・クライア 本作の主人公。 ファクトリーとの決戦から数年。 あるアームヘッドとの調和が切れ、止まっていた彼の時間は再び動き出した。 アルカ・クラララ・リグ アルカ・クライアのクローンファントムだが、性別は女性。 互いの存在をかけた決闘の末、オリジナルと和解。行動を共にする仲間となった。 これまでのあらすじ 追憶剣レゾナンスで自らを貫いたレイル・レーラビは、全てを思い出し「古代の英雄セイル・ライラビット」と「代替の使者Vermicelli」の二者に剥離…終わりの無い戦いが始まってしまった。 そして、消滅寸前のポータルを通過し、ネクストエイジのヘブンに帰還したアルカ・クライア達は……… アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第56話「取り戻しの旅」 アザーフォビアから最も近い、人類の生存可能領域… 谷底に突き刺さっ...
  • 第11話「群れの襲撃」
    ブロッカー LID-OGU-02 "キャリアー"の量産型ドローン・アームヘッド。手足を格納する休眠形態から敵機を感知すると一斉に動き出し群れで行動する。腕部クロー、隠し頭による咬撃、ウイルス生体ロケットを装備。 【ぜんかいのあらすじ】 バテラとアオヤギは戦いの果てに和解し、彼らは電柱と電線の樹海に覆われた中間二層に到達。 そこで待ち受けていたキャリアーは新種のドローン「ブロッカー」を起動。群れの襲撃が始まる…! パーフェクト・クライムアップ 第11話「群れの襲撃」 キャリアーの送った信号に反応し、巣穴から白い箱のような物体…ブロッカーが次々と転がって来る! 『ブロッカー、変形せよ!』 一斉に変形を始め、手足を備えた形態へと移行! 『グボジャアアア』『アギョオオオ』 変形した30機程のブロッカーは電子奇...
  • 第01話「夕暮れジャンクヤード」
    僕はアルカといいます。 家出しました。 いろいろあって今はアームヘッド・デベロッパー(アームヘッドを開発する所)のパイロットをやっています。 これも全て、あの日何があったかを知る為... ストーリー カウンター・アタック 第1話「夕暮れジャンクヤード」 『...ターゲットは、対アームヘッド砲台と陸戦型アームヘッド。 ...相手は無人機とは言え実弾を使用してるわ。油断しないでね』 オペレーター、ハリッコさんの説明を聞きつつ、僕に任せられた機体"ツヴァイヘンダー"の起動を行う。 『このテストを無事終えれば君は晴れてその機体..."ツヴァイ"のパイロットだ、期待しているよ。』 風邪を引いた子供の様な声でコーバン部長がハードルを上げる。緊張する。 動力、センサー、同調。全起動シーケンス完了。 カタ...
  • 第21話「ようこそ死者の街③」
    これまでのあらすじ 地上を闊歩する無数のゾンビアームヘッドの元凶は、古代アプルーエ甲冑の男《ラギレス・リム・ギルギム・リアリー》だった。 ファクトリーの刺客である彼の持つ謎の端末《オブシギア》の能力とは...? アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第21話「ようこそ死者の街③」 甲冑の男、ラギレスは手に持ったギアから黒い粒子を散布し始めた... 『出でよ...我が不死の軍隊』 すると地面がボコボコと盛り上がり、複数の動く死体が這い上がって来る! 「うわ!ヒトゾンビだぜ!」 両手を前に突き出したあのポーズで襲いかかるゾンビ軍団! 「アルカ、オエッてなるから君は目を閉じているのだぜ!」 地下通路の中心にレーラビが立ちゾンビ迎え撃つ! 「レーラビくん!」 大型ライフルを棒術の要領で振り回し、次々とゾンビを殴り倒してゆく! 「く、...
  • 週刊マジキチワールドカップ記念号
    ……………やあ、みんな。マジキってるかな?そんなわけ無いか…はあ…。 なぜかテンション低めでお送りする週刊マジキチ。 ニクル川柳のコーナー システムと ニクルを分ける 意味は何? テクニック 便利に見えて 使いにくい やらないか うほいいおとこ やらないか ありのまま 起こったことは ちゃちじゃない ニクル川柳募集中 腕増やし 目や足増やし キモくなる -- ニトロチッキー333% (2010-06-13 16 55 13) よくもこん なキチガイコーナー つくっな -- wing (2010-06-21 21 08 19) 名前 ...
  • 第07話「空飛ぶ屑鉄」
    【ぜんかいのあらすじ】 チーム・バイティングケルベロスが上層を目指す理由は、消化器系を退化させる感染症「リド症候群」の治療法を探す為だった。 そしてアオヤギは試作機「μT-ROCKSMITH」を入手、次のエレベーターへと向かう…!! パーフェクト・クライムアップ 第07話「空飛ぶ屑鉄」 …ゲート前で待機するドローン・アームヘッド群を、遠くからロックスミスが睨み付ける。 「スクラップサーチャー、起動」 機体の右腕が発光し、周囲のネジやクギがカタカタ音を立て動き始めた。 更に車両や鉄骨、アームヘッドの破片が浮遊…ロックスミスの右手に集結、巨大なスクラップ塊と化す! 「うおおおおお!!!狙撃!!!!」 そして…大きく振りかぶり、それを投げ飛ばす!! 磁力と腕力により弾丸と化したスクラップ塊は、棒立ちのドローンの一機に着弾! 手足頭がバラバ...
  • 第05話「土くれの怪人」
    これまでのあらすじ 旅を続けるアルカとレーラビが次にたどり着いた場所は人間の街だった。 そこで「夜な夜な現れる謎の怪人」の噂に、二人は巻き込まれることとなるが...? アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第05話「土くれの怪人」 ...深夜、人通りの無い街道。 ひどく怯えた様子の長い黒服の男が、"何か"から逃げていた。 『くっ...逃げきれねえ』 背後からゆらゆらと揺れる形の崩れた人型の影! 男は振り切るように逃げるが、遂に行き止まりに追い詰められてしまった! 『ここまでか...』 人型の影の腕が変質し、鎌のような形状へと変わる! だがそこへ足音と共に新手の影! 「そこまでだぜ!」 駆けつけたレーラビは大型ライフルで人型の影を殴りつけた! 「...ぜ?」 人型の影はその一撃を受けて、呆気なく砕...
  • 外伝「スネーク・フット③」
    これまでのあらすじ わたしハリッコだけど、命の恩人のレレラちゃんのお願いで謎の少女レギちゃんを守る事になったわ。 でも、アームヘッドも無いのにどうやってファクトリーとかいうのと戦うのかしら? ストーリー カウンター・アタック外伝「スネーク・フット③」 「だが、これは彼らが選択した答えだ。見届けよう、最期まで。」 ...レギュレーター01が停止し、手術台の照明の下で、ぼくは起動した。 今後のプランと結果予測は、もう記憶している。 レギ、レレラ、レーリレイ、レイルレーラビ、アルカクラララリグ....5人の尖兵が揃い、延命の為の戦争を行なったとして。 ...その結果得られる数時間に、いったいなんの意味があるのか? 「意味...そうですわね、蛇に足を取り付けるようなものですわ」 「...なら、こんな意味の無い事はもう止めよう」 その直後......
  • @wiki全体から「第32話「選別そしてパッチワーク」」で調べる

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