就職活動の極意

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就職活動の極意 - (2011/01/18 (火) 00:21:23) の編集履歴(バックアップ)


就職活動の極意


就職活動の極意を後世に伝えるための資料です.
就職活動を楽に終わらすために,就職活動の方法や大学生活を含めた自分のやるべき事をすべて記載します.
この文章は,大学院に進学しようと考えている4年生,もしくはM1になってあと一年後に就職活動がある人達に読んでもらえたらと思います.


これだけ準備しておけば面接は大丈夫

志望動機

面接で聞かれることNo1の質問です.大抵,1次でも2次面接でも聞かれます.
同じことを答えておけば良いと思いますが,数多く聞かれることだけあるので,もっとも重要な質問です.
この質問で企業が最も聞きたいことは,企業の何に興味があるかではなく,やりたい事,夢を実現するために
その企業がどのくらい,なぜマッチしているのかが重要です.
その企業のこの分野に興味があるというのもありですが,その理由,さらにその理由の理由というぐらい,深いところまの理由が必要です.

他社との比較

上記の志望動機の中に含まれる内容ですが,同じ製品を扱っている会社がある場合,その中でもなぜこの会社を選んだのか?という理由が必要です.

自分の研究

学部生の場合聞かれるかは分かりませんが,修士以上の場合,必ず聞かれます.
おそらく,仕事の分野などのマッチングなどを見るのだと思います.
ここで気を付けることは,専門的な話になりすぎず,大まかにかつその研究の意義,有用性がわかるように話すべきです.
また,その研究で一番苦労した部分のエピソードなども用意しておけば,なお良いと思います.
相手は,研究のプロセスをどう考えて進めているかなどを聞きたいのだと思います.
つまりやっていることのすごさではなく,むしろ研究を自分の考えで進めているかなどが重要です.
ただし,此の話がうまく出来るかどうかは,就活までの研究生活の良し悪しですべて決まりますので,直前に取り繕ってもどうにもならないかもしれません.
論文や学会と同じように,自分の研究のポリシーをしっかりと持っていることが重要で,それがすべてを決めます.

チームで頑張ったこと & リーダシップを発揮したこと

この内容もよく聞かれます.
ある意味,志望動機よりも重要です.
此の話を通して,自分の人生,人柄,仕事の能力,集団性などが判断されます.つまり,人物評価をする為の重要な質問事項です.
相手が聞きたいのは,チームで何かに取り組んだことがあるか,その時,リーダシップを発揮で来たかどうかです.
企業はリーダーシップのある人が欲しいようです.
この質問で重要なのは,チームで何かに取り組んだことで問題が発生して,その問題をあなたがリーダーシップを発揮して解決して,より良くなりましたというエピソードを話す必要があることです.
いわゆるPDCAサイクルにあわせたエピソードが有ると,なお良いと思います.
PDCAはPlan, Do, Check, Actの略で,計画(plan)してやってみて(do),その評価(check)をして改善(act)するということです.
ただ単にチームを引っ張りましただけではなく,その中で,困難だったことなどを自分の体験,気持ちを通して話せれば良いと思います.

今まで1番大変だったこと

この質問単体で聞かれることもありますし,上記の質問の中で聞かれることもあると思います.
これも大変だったことから,どう考え,どう乗り越えたかということを聞きたいのだと思います.
これ単体のエピソードを用意してもよいですが,上記の質問と同じエピソードで話しても良いと思います.

ロボットの研究室は恵まれています。なぜなら、チームワークも研究も大変だったことも一つのエピソードを軸に語ることができるからです.
言い方をうまくいえば、強みです.
ただ、間違えるとそれしかないと思われるかもしれません.

自己紹介

「5分ぐらいの自己紹介をしてください」と面接の最初に言われることがあります.自分が何をやってきたのかを簡潔にまとめておいた方がよいです.
単純な経歴をしゃべるのではなく,学部,サークル,院生などの順番にやったことや携わったこと,頑張ったことのエピソードを交えて話すのが良いと思います.
この話題になった場合,その面談の多くは自己紹介で話したエピソードについての質問となります.
ですので,自分のアピールしたいエピソードについての質問になるように,自己紹介をまとめておくことが必要です.

これは、かなり重要です。いきなり、自己紹介してって言われるとやはりテンパります。何をいうべきか、日頃からよくまとめておきましょう。
ただし、それと同時にただの丸暗記を喋っているとダメです。

最後に

これらを,自分のエピソードとして常に持っておきましょう.
そして自分のものにするために,まずは箇条書きで良いのでテキストにして書いてみましょう.
ここで注意して欲しいのは、決して喋る言葉をテキストにしてそれを覚えてはいけません.
理由は幾つかあります.
1つは,これらの質問はそのまま聞かれるとは限りません.
そのため,その質問にあったエピソードを面接の中でリアルタイムに組み立てて喋ることが求められます.
なので,キーワードとなる部分だけを覚えるようにして,質問に応じたものを選び出してしゃべれるようにして下さい.
もう1つの理由は,テキストを丸暗記してしまうと,緊張したときに頭が真っ白になり,忘れてしまうことがあります.
そうしたときに丸暗記していると,一切言葉が出てこなくなります.
こうしたことを防ぐには,話す内容を一字一句覚えるのではなく,何を喋るのかを覚えておくことが大切です.

必ずしも必要ではないが,必要となる場合もあるもの

上記の項目はどの企業の面接でも大抵聞かれるので,必ず準備しておくべきものです.
しかし,それ以外にも面接によっては必要となるものもいくつか存在しています.
本項では,時々必要となるが作る場合には重要となり,良く考えて作る必要のある物について説明します.


研究レジュメ

A4で一枚(1刷)面接に持ってきてくださいと言われる場合があります.
これがある場合,研究の話で面接の多くの時間を割くことになりますので,相当重要な判断要素であるので気合を入れて作る必要があります.
ここで注意すべき点は1つです.気合の入れ方を間違えないようにしてください.
だいたい,資料を使って5分ほどで説明できる資料を用意する必要があります.
ですので,パッと見て理解できる資料を用意しましょう.おすすめはポスター形式の資料が良いでしょう.文章を書くのはもっての外です.
面接官が文章がみっちりと詰まった資料を手渡されたら,読む気がなくなりますし,理解をしようとも思わなくなります.
なので,作る資料は85%ぐらいを絵で埋めるぐらいの資料が良いでしょう.
文字を書くときは箇条書きが基本です.決して文章を書いてはいけません.
必要,重要なことはキーワードとして載せておけば良いです.その説明は自分の口で説明すればよく,百聞は一見にしかずなところの絵だけを貼りつければ資料は十分です.

大抵,A4で一枚(1刷)の資料といわれますが,1枚とはいえA4の両面を使うのは避けるべきです.
また,1刷や1部といわれたとしてもA4を何枚も用意するのもやめるべきです.
殆どの企業では5分程度で説明することになるので,普通,5分で説明できるのも理解できるのもA4で片面だけで精一杯です.

エントリーシート(ES)の書き方

ESは自分を伝えるための論文と同じです.ですので書き方のコツは「論文と同じ」です.
これですべて問題ありませんし,現在,論文の書き方がわからない人は今後の大学生活を通して学んでいけば問題ありません.
就活をするころにはESで頭を悩まさずに書けるようになっています.
ESの難しい点は,手書きのESで文字を綺麗に書くことぐらいです.

面接でどうしゃべるか

面接で喋る内容ではなく,どう話せばよいかについてです.
ただ,そのコツも一言で表せます.
「学会の発表と質疑応答と同じ」です.
これですべて問題ありません.
説明は学会発表と同じですし,会社側からの質問に対する返答の仕方も学会の質疑応答と全く同じで良いです.
学会発表はどうすればよいかという疑問が湧く人は,研究をしっかりやりましょう.


就活を楽に済ませるための大学院生活

はじめに

就職活動で問われるのは,あなたがどういう人間かということです.
これはつまり,これまでの人生で何を考えて生きてきたか,どんな苦労を乗り越えてきたかという話になります.
ですので,就職活動の時期になってから,就職活動の準備をしてもこれまでの人生が問われるのですから,何も変わりません.
極端に言い換えれば,就職活動でうまく行くための人生を送る必要があるということになります.

企業が欲しい人材(エンジニア)は会社ごとに多少の違いはありますが,大まかには,
"自分で考え,問題を解決出来る能力を持ち,チームを引っ張っていけるエンジニア"
です.
これを踏まえると,就職活動までにこの条件を満たす人生や生活を送っておく必要があります.

この条件を満たすエピソードをでっち上げれば,面接の時になんとかなると思っている人もいるかも知れません.
エントリーシート(ES)を書く上ではいいかもしれません.
うまく文章を書けばESは通ると思います.
しかし,それは実際の面接に進んだときに時に墓穴を掘る事になります.
相手はプロのエンジニアだったり,管理職の人たちです.
ちょっと話せば相手がどんな学生なのかすぐに分かります.

ではどうすればよいか.
それは,"自分で考え,問題を解決出来る能力を持ち,チームを引っ張っていけるエンジニア"のような生活を送ればよいのです.

大学院へ行くみなさんは就職活動が始まるまでに残り1〜2年の猶予があるはずです.
その大学院生活を通して,"自分で考え,問題を解決出来る能力を持ち,チームを引っ張っていけるエンジニア"になれるように頑張ればよいのです.
そうすれば,就職活動の時に"就職活動"の準備をする必要もなく,やりたい事を見つけて会社を選び,後はいつもの自分を面接で出すだけで,内定がもらえることでしょう(勝率50%ぐらいで).


大学院生活

"自分で考え,問題を解決出来る能力を持ち,チームを引っ張っていけるエンジニア"になるには一体どういった生活をすればよいのか?
また、それはどんなエンジニアなのかという疑問があるかもしれません。
まずはエンジニアとして,"自分で考え,問題を解決出来る能力を持つ"ことと,"チームを引っ張っていける"という2つのことを順番に考えたいと思います.


自分で考え,問題を解決出来る能力を養う

この能力は,物事や仕事で問題点があった場合,もしくは上手くいかない場合,まず何が問題なのか,なぜ上手くいかないのかという問題を解析して特定することが出来ること.
また,その特定した問題点に対し,どのアプローチで解決すべきかなど解決方法を導ける能力です.
これを得るためにやることは非常に簡単です.
研究をしましょう.
ちゃんとした研究をしましょう.ちゃんとした研究をする上で上記の能力が必須になりますし,身につくようになります.

ただし注意する点は,ちゃんとしてない研究をしてしまうことです.
この"ちゃんとした"と"ちゃんとしていない"研究の違いはなんでしょうか?
それは最新の物を含め,既存の研究を理解し,さらにそれを超える"価値"を生み出すための研究であるかということです.
ただ単に既存の物にない物を作ることが研究では決してありません.それをしてしまうと,意味のない,よく分からない研究になります.
それによって発生する問題は,一般の人,面接官が聞いてもなんの価値があるのか分からない,なんでそんなことをやっているのかという問題にもなりますし,自分自身,なぜそのアプローチを取っているのかさえ説明できないはずです.
結果として,自分でしっかり考えて研究していないという判断がされ,自分で考える能力,問題を見つけて解決する能力がないと思われます.

なので研究をするときは,まず最先端の研究の中身をしっかり把握することが第一歩です.このとき,最先端のやり方を把握するのではなく,その思想を理解するようにして下さい.
つまり,なぜその方法,その問題に取り組んでいるのか,研究の思想を理解することが重要です.
それを踏まえたうえで,さらにそれではできないこと,不足していることを解決し,自分の研究にしていくことが大切です.

この考え方はESを書くときも同じです.つまり,"なぜ"ということが重要です.志望動機にしても,自分の研究にしても,相手が納得の行く理由を書く必要があり,その理由を踏まえた自分の思いを書くことが重要です.それはつまり,論文を書くことと同じことで,その"理由"が重要だということです.


チームを引っ張っていけるエンジニアになるには

この能力は上記の問題解決能力とは大きく異なるものです.企業は,ただ個人の仕事が出来るだけではなく,プロジェクトやチームで仕事をできる協調性や,それを引っ張っていけるリーダシップを持つ人を求めています.
ですので,このチームにまつわるエピソードが無いか,面接ではよく聞かれますし,企業ではこの部分を最重要視するところもあります.
また協調性より,リーダシップが重視されており,サークルの幹事長や,何かの幹事だったりした時の話をするのが一般的と言えます.
そこで,この能力を得るために,リーダシップを発揮したエピソードを研究を通してどう作っていくかが問題です.

その為にやることは簡単で実際に目標に向けたプロジェクトを管理してみれば良いと思います.
つまり,まず目標を設定して,同僚や後輩とのミーティングを率先して開き,その決まった目標に対して,具体的な行動をチームの人達に与えて作業してもらうということをやれば良いです.
また,作業の過程でうまく進まない人には打ち合わせをしてうまく調整し,何か問題が発覚したときにはみんなで話しあう場を設けて,解決策を決定するといったチームを動かす役割につくようにしましょう.
これを繰り返していくと,人々をどう動かしたら,目標が達成出来るかというコツみたいなものを得ることができます.

面接では,この時に苦労したことや,その解決方法,コツを話していけば非常に好印象になると思います.
ですので,研究生活では積極的にみんなを動かそう,引っ張っていこうとするようにしてみてください.


学会を数多くこなせ

就職活動の最大の試験はESと面接です.
これは自分をアピールするための論文や学会と同じであり,いかに自分が他の人間より優れているかということを企業に伝えるためのものです.
ESは論文にあたり,面接は学会のプレゼンに等しいと言えます.
研究成果と自分のことは違うことだと思うかもしれませんが,他にはない良さを伝えるための論理展開や方法は全く同じと言えます.
その為,論文を出し,学会に多く参加しておくことをお勧めします.
これは学会を通して”良さを伝えるための論理展開”を学ぶためです.
この論理展開がない文章や,面接は在り来りな話をしているように聞こえ,あなたの良さが伝わらない事になります.

特に,論文でもESや面接でも同じことですが,物事の"理由"というものが非常に重要です.
なぜこの会社を受けたのか,またそれはなぜなのか,他の会社ではいけないのかなど,理由が聞かれることが数多くあります.
ESや面接ではこの理由がはっきりしている必要があり,またそれを簡潔に伝える技術も必要です.
その技術を養うために,学会に数多く参加し,論文を通して論理展開の技術を学び,またプレゼン能力を磨いておく必要があります.
特に学会での質疑応答に慣れておくことが重要です.質問に対して,簡潔に答える技術を磨いておきましょう.

面接では,こちらが一方的に答えるのではなく,質疑応答のようにして話が進んでいきます.
そのため,学会を通じて質疑応答に慣れておきましょう.この練習には学会だけではなく,普段の先生との研究の打ち合わせでも十分に培われていきますので,積極的に先生と研究の相談,打ち合わせをすることもおすすめします.
論文と学会発表に慣れてしまえばESを書くのも簡単ですし,面接では,相手は2〜3人なので,学会の50人以上を前にしてしゃべることに比べれば容易いことで,さほど緊張せずにしゃべることができるようになるでしょう.


就活の進め方

自分を高めるための大学院生活を送っていくと,ついに就職活動の時期になります.
具体的にどう就職活動を進めていけばよいか,注意するべき点などについて述べたいと思います.


進学or就職?

まずあなたが学部生で,就職か進学するかを悩んでいる人は出来るだけ就職した方が良いと思います.
悩むぐらいであれば,就職した方が良いです.進学は学費もかかります.
また,進学して研究したいという気持ちがない人は,進学されても研究室の迷惑を掛けることになるので,やめた方が良いです.

最近流行りの,めぼしい2〜3社受けてダメだったら進学という方法がありますが,これで就職が決まる人は運がいい人かよっぽど優秀な学生のどちらかです.
よっぽど優秀な学生は各学年に1人いればいいぐらいの割合なので,普通の学生は中々上手くいかないのではと思います.
戦略としては良いと思いますが,一般的な学生はまず受かりません.そもそも2〜3社では面接に慣れる前に第1希望群の会社を受けることになるますので,うまく自分をアピールできないと思います.
ただし,よっぽど行きたい会社があり,学部でうまくいかなかったら,2年後もう一度チャレンジするための進学はアリだと思います.


会社選びと受ける数

どの会社を受けるべきかを考えている人たちの為の項目です.
漠然とエンジニアとして就職したいという人も少なからずいると思います.そういう人達はどこを受けるべきでしょか.
一番のアドバイスは会社の会社説明会に参加することです.
会社の業務内容はともかく,会社の雰囲気がいいところと悪いところが分かります.
その雰囲気と,自分の興味のあることの2つを備えたところを受ければ良いと思います.

私個人としては,説明会が下手くそな企業は受けませんでした.また,事前通知もなく説明会でESを書かせたりするなど,受ける側に対する誠意のない会社はやめることをお勧めします.
そのような会社は人を大切にしない様な気がしたため,一切受けませんでした.
また,選考が進んでいくうちに志望度も変化すると思います.
面接官や人事の雰囲気など,会社によって大きく変わります.
ですので,あまり狭く絞った就職活動をせず,程々の数を進めて行けば良いと思います.

とは言いながらも,志望理由が曖昧な企業にはエントリーすべきではないと思います.
例えばESを書くのに苦しむような企業はESを出さない方が良いと思います.
相手もプロなので,ESにどれほど真実味や真剣さが含まれているかは見抜かれます.
ESで落とされると,たとえ志望度が低くてもショックを受けますし,たとえESが通ったとしても面接で落ちることになり,これも精神的なダメージを受けることになります.
このようなダメージは志望度の高い企業を受ける際のプレッシャーなどに変わるため,結果志望度の高い企業の面接でそのプレッシャーによって自分らしさがうまく出せずに失敗することになります.
ですので,落ちそうな企業はできるだけ受けない方が良いと思います.

選考活動もある意味会社を知る要素としても重要な部分です。特に、社員の動きや様子を詳しく見れるチャンスです、社風もよくみえてきます。
また、人事の理解力が低かったり、エンジニアの質問が的を得ていない場合などが多くある場合は、その会社を冷静にもう一度客観的に見てみましょう。


会社への適性

よく就活の本には,その企業の求める人材を把握し,それに当てはまるようなESや面接をするべきであると書いてあることが多いと思います.
しかしそんなものは気にせず,自分をありのままに企業へ挑みましょう.

その人の人柄が会社の風土にあっているかどうかというのを面接で見られて,合わない場合,落ちる場合があります.
ただしこれは,その人が仕事が出来なさそうなのではなく,キャラクターが会社にあっていないというだけです.
もちろん,落ちることは残念ですし,テンションも下がります.
しかし,あなたのキャラクターがその会社にあっていないのであれば,その会社には入れたとしてもきっと仕事場が合わないと感じることになるでしょう.
そのような状況にならないためにも会社側も落としますし,入らない方がその人も職場も幸せになります.
つまり,自分をその会社の求める適正に合わせようとするのではなく,合わない会社には入るべきではないということです.
ですので,その会社に合わせて面接するのではなく,面接で本当に自分にあった職場をさがすという思いを持って,自分らしい面接をするよう心がけるべきだと思います.

自分のキャラを変えて面接をすると,ぼろが出やすくなりますし,緊張もします.
それによって,面接官に人柄や能力がよく分からないと判断されてしまい,良い結果にはつながらないでしょう.
いつも通り,ありのままの自分を出すようにしましょう.
この文章を読んで充実した大学院や学生生活を送った方なら,自分にあった良い企業と出会え,いい結果が得られると思います.


会社説明会

沢山の会社説明会が行われますが,興味のある会社は出てみることをお勧めします.
会社説明会や工場見学を行うことで,その分野の好き嫌いがわかるようになります.
たとえば工場見学へ行った場合,工場の雰囲気が好きな人は生産管理,技術などにあっていると思いますし,あまり興味がわかない場合は,研究や開発設計などのデスクワーク中心があっていると思います.

ただし,あまり行き過ぎても良くありません.
単純に疲れてしまうからです.よく1日2社の会社説明会を行っている人がいますが,私はおすすめしません.どうしてもその日にしか行われないといった理由がある場合はともかく,スケジュールが埋まりすぎての重複は絶対に避けるべきです.
その理由は,別途説明しますが,就職活動の時期すべてにおいて,重要なのは疲れたり,精神的な疲労をためないことをおすすめします.
ですので,手当たり次第参加する,というのはやめておいた方が良いです.交通費も馬鹿になりません.


選考の順番

ESが通った後に面接がありますが,この受ける順番も重要だと言えます.
よっぽどトークに自信がある人でも,面接の練習はすべきです.
なので面接の練習をするために,志望度のあまり高くない企業の面接を受けておいたほうが良いです.
まず練習の内容として,面接の雰囲気というものになれておいた方が良いでしょう.
また,殆どの企業の面接で上記した内容について聞かれますが,自分のエピソードに対する面接官の反応をみて,エピソードの修正を加えておく必要があります.
面接では上記の質問をすべてしてくるわけでもありません.また自分の聞いて欲しい,得意とするエピソードをピンポイントで聞いてくれる保証もありません.
そのため,面接の中で自分の得意とするエピソード,盛り上がるエピソードに持っていけるような練習もしておいた方が良いでしょう.

ただし注意が必要なのは,志望度が高い企業の面接を後にやりすぎてもいけないと言うことです.
人間,何事にもなれが発生してしまいます.
面接の数をこなし,同じようなエピソードを何回も話しているうちに,直前に用意しなくてもそれなりにしゃべれるようになってきます.
つまり,緊張感がだんだんなくなってきて,作業をこなすように面接をやってしまうようになりがちです.
緊張感がないように面接官に思われるのも,あまり良い印象ではありません.
逆に,1ヶ月まるまる緊張感を保っているのは非常に辛いです.その緊張感の中で自分を100%出すのは,普通の人にはできません.

ですので,おすすめは最初の3〜4社を練習で受けて,その後,志望度の高い企業の面接を受けることをおすすめします.
それが緊張感を少しは持ちつつ,緊張しすぎないことが自分らしさを面接で発揮できるコツです.



面接前に

面接前日に準備することは,自分のエピソードを軽く確認しておくことと,志望動機だけを準備しましょう.
また自分のエピソードは面接が終わる度に良かったところ,悪かったところをフィードバックしてよくしていきましょう.
また,面接が終わった後に,こういえば良かった!!,という後悔が毎回あるはずです.
それを次の面接で生かせるように自分の中で用意しておきましょう.

あと,面接待ちの時間で,同じように面接を待っている学生がいたら,積極的にお話してみましょう.
もちろん,その雰囲気がおしゃべりを許されるような企業でしたらですが,大抵の場合,大丈夫です.
貴重な情報が得られるかも知れませんし,なにより,自分の緊張感を解く意味でも他愛もない話をしてみるべきです.
ひとりで頭の中で志望動機の練習などをしているよりは,緊張感がほぐれ,面接で自分らしさを出せることにつながります.
また普通,朝,家を出てから面接まで,大抵一言もしゃべらないで移動し,面接を受けることになると思います.
なので,声をしっかり出すための練習も含め,他の学生達としゃべってみることをおすすめします.
どうしても緊張してしまう場合は,ノックして"失礼します"の言葉で大きく喋ったりするなどして,第一声をしっかり出すよう,心がけると良いと思います。


ストレスフリー

上記で,会社説明会の日程を詰めすぎない,面接の数を増やしすぎないなどを述べてきましたが,それらはすべて就活の最中にストレスを溜めないこと,プレッシャーにやられないようにするためです.
ストレスで体調をくずすことになり,本番でうまくしゃべれなくなることや,不健康そうな印象を与えないようにするためでもあります.
なにより,ストレスやプレッシャーで本番の面接で自分らしさを発揮できないことがいちばんの問題となり,悪い結果を引き起こしやすくなります.

就活の中で最もストレスを与えることになるのは,ESや面接で落ちた場合です.
これにより,次の面接や第1志望の企業の面接で落ちることができなくなるといったプレッシャーを背負うことになり,本番でうまく行かないということにつながります.
ストレスを溜めないためにも,スケジュールに余裕をもたせ,週に2〜3社ぐらいの面接をこなすようにしましょう.
こうすることで,就活以前の生活ペースを保ち,また,余暇や趣味などの時間も確保しながら就職活動の時期を乗り越えることが,良いやり方です.
なにより,就職のためにしっかり研究生活を過ごしてきたあなたは,面接本番でもしっかりとした受け答えもできますし,自分の考えもしっかりと持った学生に成っているはずです.
ですので,後はその自分を100%面接で発揮できるようにコンディションを整えておくだけで良いのです.
その為にもストレスを抱えないように心がけましょう.


面接のワンポイントアドバイス

面接でいつも気を付けてたことがあります.
それは,とりあえず,声を大きく出すことです.
やはり元気さは大事です.もちろん受け答えできることも大切ですが,その声が小さく,自信がないように聞こえると,やはりイメージが良くありません.
そのため,私が面接前にいつも気を付けてたことは,最初の挨拶をしっかり声を出して話すようにしていました.
最初にしっかりと声を出せていれば,あとはそのまま声を出していけます.
面接で多少言葉に詰まったりすることは問題ではありません.
元気のないのがいちばんの問題です.

面接時の質問に対する回答は端的に答えると同時に+αを加える程度がベターです。
会社にもよるとは思いますが,あまり質問に対して長く答えたり,逆に短すぎると良い印象がなくなる時があります。
もちろん、理論的に矛盾なく正しく答える必要があるのは言わずもがなですが。その変は日頃から慣れる必要があると思います.
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