大まかな流れをここで理解しよう **&bold(){・プロジェクトの作成} #region(クリックして展開) Eclipseのメニューから「ファイル」→「新規」→「androidアプリケーション・プロジェクト」を選択。 すると、下画像(画像クリックで別ウィンドウに元画像表示)のような画面が出てくる。 #image(firstApp_01s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_01.png,blank) &bold(){1:アプリケーション名を決める。アプリケーション名を決めるとプロジェクト名も自動的に決まる。} &bold(){2:パッケージ名を決める。開発者自身のドメイン名を逆さに読んだものを設定する。} 例)ドメイン:xxx.hoge.com → パッケージ名:com.hoge.xxx ※ドメインを利用するのは、それが他の誰のものとも被らないユニーク(固有)なものであるからだが、 何処にも公開しないアプリケーションであれば自分自身の他プロジェクトと被らなければ問題ない。 &bold(){3:使用SDKの設定を行う。} Minimum Required SDK:アプリケーションを動作させるために最低限必要なAPIレベルを設定する。 Target SDK:アプリケーションを動作させたい対象のAndroid SDKバージョンを設定する。(最新推奨) Compile With:コンパイルするAndroid SDKバージョンを設定する。(最新推奨) ※Minimum Required SDKで設定したAPIレベルよりも上の新しいAPIを使用したいときは、 Minimum Required SDKそのもののAPIレベルを変更するか、SDKバージョンを検知してプログラムで バージョン毎に処理を振り分けてあげる必要がある。 Themeはアプリの見た目を変更するものだが、特に設定する必要は無い。 1,2,3の設定が完了したら"次へ"を押す。プロジェクトの構成についての画面になるが、 特に変更点は無いので"次へ"を押す。ランチャー・アイコンの画面も特に変更せず"次へ"を押す。 アクティビティーの作成の画面も特に変更せず"次へ"を押す。 すると下画像のような画面になるので、Activity Nameを入力する。(デフォルトでも構わない) #image(firstApp_02s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_02.png,blank) そして完了を押すと下画像のようなプロジェクトが作成される。 #image(firstApp_03s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_03.png,blank) これからプログラミングを始めるぞ…と意気込んでいる人には申し訳ないが、一連の流れを確認するだけなので 今回はプロジェクトに一切手を加えない。 #endregion **&bold(){・Android実行環境の構成と実行} #region(クリックして展開) *** &bold(){・Android実行構成} すでにプロジェクトには起動に必要な最低限の要素を備えている。 じゃあすぐに実行しよう!…というわけにはいかない。 実行するためにはAndroidアプリケーションが実行できる環境を構成しなければならない。 方法には二つあり、Androidエミュレーター(ADV)を用いる方法と実機を用いる方法がある。 #region(ADVを用いる方法) まずはADVの設定を行う。メニューの「ウィンドウ」→「Android 仮想デバイス・マネージャー」を選択。 下画像のように「新規」を押す。 #image(firstApp_04s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_04.png,blank) すると下画像のような画面になるので必要な設定を行っていく。 #image(firstApp_05s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_05.png,blank) &bold(){1:ADVの名前を付ける} 一目でターゲットのOSバージョンが分かるような名前が良い。 &bold(){2:画面解像度の指定} 任意で選択する。同じOSバージョンでも画面解像度が異なることがあるので複数用意してもよい。 その場合は1の名前に分かりやすく表記することをお勧めする。 &bold(){3:OSバージョン(APIレベル)の設定} ターゲットにしたいAPIレベルを決める。これを1の名前に付けると分かりやすい。 &bold(){4:エミュレートするCPUの設定} エミュレーターはCPUまで仮想化して動作する。 Androidを動かすCPUには何種類かあるが、基本的にはARMでよい。 &bold(){5:エミュレータのRAMの設定} エミュレータに割り当てるメモリのサイズを指定する。 少なすぎると駄目。大きくするときは実行するPCのメモリサイズを要確認。 VM Heapはいじらなくてよい。(多分…) &bold(){6:ストレージの設定} 名前の通り、ストレージのサイズを設定する。 あまり少ないのはよろしくないが、多くすると実行するPCのHDDに負担がかかる。 &bold(){7:SDカードの設定} これも見て分かる通り、外部ストレージのサイズを設定する。注意点は6と同じ。 ここまで設定出来たら「OK」を押して完了する。 これでADVを使用する準備が整う。 次にメニューから「実行」→「実行構成」を選択する。 &bold(){&color(red){(注意)}}実行時は"パッケージ・エクスプローラー"(ない人は「ウィンドウ」→ 「ビューの表示」→「パッケージ・エクスプローラ」を開く)から現在使用しているプロジェクトの「src」 →「com.(自分が設定したパッケージ名)」→.javaファイルを開いて表示した状態にしておく。 すると下画像のような画面が表示される。 #image(firstApp_06s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_06.png,blank) まず、プロジェクトを実行する構成名を設定できるので自分で把握しやすい名前を入れる。 "Android"タブを選択して"参照"ボタンから実行したいプロジェクトを選択する。 次に下画像のように"ターゲット"タブを選択する。 #image(firstApp_07s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_07.png,blank) 互換性があるデバイスを自動的に選択~にチェックを入れ、使用したいADVにチェックを入れて「適用」を押す。 そうしたらついに「実行」を押してADVを起動する。 下画像のようになれば成功。ADVの起動には時間がかかるので気長に待つ。 #image(firstApp_08s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_08.png,blank) ADVの起動が完了するとアプリケーションがADVにインストールされ、自動的に起動する。 下画像のようになれば成功。 #image(firstApp_09s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_09.png,blank) これで一連の流れの確認は完了だ。 &bold(){&color(red){アドバイス:}}アプリケーションを実行するたびにADVを起動していると時間の浪費になるので、 アプリケーションのデバッグ時や別のアプリケーションで同じADVを使うときにはADVを閉じないでおくと良い。 #endregion #region(実機を用いる方法) メニューから「実行」→「実行構成」を選択し、名前に実行構成名を付ける。 "Android"タブから"参照"ボタンを押し、この構成で実行するアプリケーションを選択する。 "ターゲットタブ"で下画像のように選択する。 #image(firstApp_10s.png,,http://www57.atwiki.jp/androtomato?cmd=upload&act=open&pageid=26&file=firstapp_10.png,blank) "適用"を押し、"実行"を押して実行する。 &bold(){&color(red){(注意)}}実行時は"パッケージ・エクスプローラー"(ない人は「ウィンドウ」→ 「ビューの表示」→「パッケージ・エクスプローラ」を開く)から現在使用しているプロジェクトの「src」 →「com.(自分が設定したパッケージ名)」→.javaファイルを開いて表示した状態にしておく。 端末に「Hello world!」みたいな画面が表示されていたら成功。 実機のほうの流れは簡単だ。しかも実行速度も早い。 &bold(){&color(red){アドバイス:}}でも、実機が使えない状況になる事も十分にあり得るので、 ADVの準備は一応しておくといいかも。スマホ壊れやすいし。 #endregion #endregion