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bantamさんによる88広島弁講座 - (2006/04/23 (日) 19:45:16) のソース

88広島弁講座の、bantamです。今日は、ファンに大人気の演歌を広島弁にします。少し違うところもありますが・・うろ覚えなので見逃してください。


田「じゃぁ、講習を始めますけぇの。今日は・・・半年間続けとる山下さん。ほいでから、今日からこの演歌講習会に参加の・・・山根さん。講師の田中じゃ。宜しゅうお願いするんじゃ。」

山「(山下に)山・山コンビじゃの、よろしゅうお願いするんじゃ先輩!、よろしゅうお願いするんじゃのぉ。」

田「(ホワイトボードをカンカンと叩く)ちぃと、しぇんしぇい厳しいことで有名なんで。」

山「あ、はい。」

田「今日は・・・この(ホワイトボードに歌詞が貼り付けられとる。)『みぞれ恋』を使って、演歌の講習をしていきたいゆぅて思いますけぇの。・・・最初はまぁぼちぼちと・・。♪ひら~り~、ひら~り~、舞い落ち~る~花~に~♪・・・今日しぇんしぇい、喉の調子がえぇ。・・・はい、ここまで山下さん。・・・いや、ひらー・・・ひらー・・ひ・・ぜ、ぜ、全然ダメっ!山下さん何なんか!!半年通っとるんに!演歌はぶち真面目に歌うもんじゃろ!?それじゃけぇ・・・」

山「(口を挟む)講師、講師講師。」

田「ちぃとなんか山根さん。いま山下さんやっとるんじゃけぇ。」

山「この曲は、講師が作詞作曲した曲なんか?」

田「そうで。ここにCDもあるもん。(一瞬だけ出してまたしまう)」

山「あ、ちぃと見せてつかぁさいよ。」

田「だめで、今講義中なんじゃけぇ。」

山「あ、そうか。」

田「見たいん?」

山「いえ、今講義中なんじゃよのぉ。結構じゃ。すいません。」

田「あ、そう。ほぃじゃがこればっかしゃぁゆわせて。しぇんしぇい、見せたかったか見せとぉなかったかってゆやぁ、どっちかっちゅうと見せたかったんじゃ。」

山「あ、そうか。」

田「じゃぁ次。♪女は~今日も~男を~想う~♪はい、ここまで山根さん。」

山「♪女は~ぁ、今日~も、男を~ぉ、想う~っと♪」

田「何いっちゃんケツのこまい『と』!?」

山「あ、『と』聞こえちゃいました?」

田「聞こえたよ。」

山「いやぁこれにゃぁ深いわけがあるんじゃ。わしようお風呂場でこの曲歌うんじゃけど、何か気持ちようなっちゃって『っ~と』って着いちゃうんじゃのぉ。じゃけぇ出ちゃったんじゃゆぅて思いますけぇの。ハイ。」

田「すごい退屈な話~!!今まで聞いとって何も得るもんがなかったよ。この曲は女心を歌った歌なんじゃけぇさ、お風呂場なんかでさらっと歌わんでつかぁさいよ。」

山「え、しぇんしぇい女心わかるんか?」

田「あたりまえじゃろ!いくつじゃゆぅて思うてんのん?」

山「20くらいか?」

田「そがぁな若いわけんじゃろ。」

山「25ぐらいか?」

田「もうちぃと上で(嬉しそうに)」

山「48か?」

田「(ちぃと笑いもって)・・・・そうで。急に現実叩き付けんでよ~!もちぃと夢見させてくれるゆぅて思うとったんじゃけぇさ~!」

山「すいません。え、でも48歳で女心わかるってこたぁちゃんと結婚もされてるってことで・・・・」

田「(怒る)うるさいっ!!・・・じゃぁ次行くんじゃ。ここはちぃと伸ばして・・♪ああ~あああ~ああ~・・夢で会いたいよ~♪はい山下さん・・・・下手くそっ!!山下さん女心全然わかっとらん!女ってゆぅなぁね~!・・・」

山「講師、講師。講師講師。」

田「何か山根さんさっきから!今山下さん怒っとるんじゃけぇ!!怒ろうゆぅて思うとったことが急に冷めちゃったよ!」

山「いや、山・山コンビで助け合おうかなって思うて。」

田「何~?その山・山コンビって。」

山「いや、秘密じゃ。」

田「どーせ、山根と山下で山・山コンビじゃろ?こがぁな謎にまじめに挑んどる俺が恥ずかしいよ!」

山「それよりも講師、こぶしってどうやって回すんか?」

田「そがぁなこと初心者の山根さんに教えられんよ。」

山「いやー、わしの友達でこの『みぞれ恋』歌いょぉる人の声がえぇっていう女の子がいるんじゃ。・・メチャクチャ可愛いよ(何か企んでそうな顔)・・・紹介するんじゃよ」

田「ハハ・・・じゃあそれとかえっこ条件で、こぶしを教えるってことのぉ。」

山「ありがとの!」

田「じゃぁ最後行くんじゃ・・・、最後はまぁぼちぼちで。♪雪とぉ~消えく~・・みぞれ恋~っと!あ、『と』言っちゃった(笑)紹介されるからじゃ。はい、山根さんどうぞ。」

山「みぞれごい~っ!」

田「もうちぃとこぶし回して。首を回すとこぶしが出るんじゃ。」

山「(首をぐるぐる回す)みぞれ~ご~・・・!」

田「ちょちぃと!気持ち悪いから!!」

山「いやー、今わしみぞれ恋って歌いょぉって思い出したんじゃけど、女の子が言っとったの「しぐれ恋」じゃったんじゃね~」

田「ふざけんなよっ!!!それとかえっこ条件でこぶしのまわし方教えたんじゃろっ!!何で~俺の恋の時計が回りだしてすぐ止まったよ!!もういい!講習会中止!!山下さんもじゃ。そうじゃない、山下さんも!!(教室を出て行く)」

山「何なんじゃろぉかね~、あのしぇんしぇい!!」

外で山根の声を聞いてる田中講師。

山「いや、絶対あのしぇんしぇい女性と付きおぉたこともなぁんじゃよ!結婚もしてなぁんじゃし・・・手もつないだこともなぁんじゃよ!!(ゆいもって去る)」

田中講師、ショックで床にひざをつく。すると、みぞれ恋の曲が流れ始める。

田「(マイクを持ち、歌う)♪ひら~り~、ひら~り~、舞い落ちる~花に~♪女は~今日も~男を~想う~♪あああ~ああああ~夢で会いたいよ~♪(足の振り付け)♪あああ~あああ~あ~燃える未練山(みれんやま)~♪・・・うっぅ・・うっぅ(←泣)女と手をつないだことあるっつうのぉ~!♪」

『ありがとうございました』と口の中で言い、曲にあわせて悔しそうに膝を着く。ついた瞬間に照明が消える。




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