アニメ制作メモ内検索 / 「タイムシート」で検索した結果

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  • タイムシート
    ... プロの制作におけるタイムシートは、撮影スタッフへの指示を紙に書いた伝票だが、アニメ部では作画担当の人がそのまま撮影したり口頭で伝えたりしているので、パソコン上でのみ作成される。 DIRECTOR、Premiere、Flashでいうタイムライン。 タイムシートの使い方 アニメ部では、動画チェックの時に作成したDIRECTORのタイムラインを参考に、coreRETASのタイムシートを調整する。 でも大抵ゴチャゴチャしてて見づらいので、撮影の人が動画番号とかコンテ見ながら適当に調整したり、そのカットの原動画をやった人が撮影もやったり・・・ めんどくさがってDIRECTORのファイルを保存しない人も多いので、やっぱり撮影の人がなんとか調整したり・・・ 動画番号で大体シートも決まってくるので、せめて動画番号はきちんと付けて欲しい。 余談-プロの場合 プロの場合は...
  • タイムライン
    デジタル上で作るタイムシートのこと。 テレビアニメ制作と別の目的で開発されたソフト(Flash,Premiereなど)では、こう呼ばれる。
  • 波送り
    ...6...としていき、タイムシートを13 24 35 46 5...と行ったり来たりするような打ち方をすることで、このような動きになる。 少々ややこしいコマの打ち方をするので混乱しやすいかもしれないが、以下の画像のようにギザギザ線を描くとタイムシートが書きやすくなる。 上の数字が普通に並べた時のセル番号、下のギザギザがタイムシートに書く数字の順番 細かめに割ってし、1コマ打ちにすると丁度いい動きになる。 余談 『明日のジョー』などにおいてアニメーターの荒木伸吾は、パンチが当たる瞬間を強調するため、超短時間に行われる繰り返しショット的な使い方で波送りを使っていた。 ただし荒木伸吾以外のアニメーターはあまりこのような使い方をしなかったためあまり普及せず、現在ではおそらく全く使われていない。
  • RETAS!
    ...coreRETASのタイムシートの長さについて余談-タイムシートの長さについて 余談 関連項目 開発思想と利用法 このソフトは、作品の質よりも低予算・短期間でアニメを制作する事を重視して開発されているため、このソフトを使えば必ずテレビで放映されているアニメのような作品を作れる訳ではないことに注意して欲しい。(もちろん同質以上のものを制作する事は可能なのだが) 同等以上のものを作るのであれば、PhotoshopやAfterEffectsを併用・活用した方が良い場合もある。 が、現実的に言って全てのソフトをマスターするのは難しいので、まずはこのソフトの基本を覚えて欲しい。 アニメ部PCに入っているソフトとその機能 Pencilman(線画作画ソフト) Traceman(紙に描いた線画をスキャン・トレースするソフト) Paintman(TracemanやPencil...
  • 動画番号
    ...これをしておかないとタイムシートが読めなくなるし、タイムシートがなくなっても、動画番号である程度並べ順が分かるので、しっかりして欲しい所。 ていうか付けて無い人大杉。
  • トゥイーン
    ...場合 メニューバーのタイムシート→中割り→設定から加速減速などの設定をあらかじめしておく。 動きの最初と最後のフレームを右クリックし、キーフレームを設定する(キーフレームの種類については後述) ステージウィンドウ上部にある自動中割りボタンをオンにする 中割りするフレームを全て選択する キーフレームに対応した絵を拡大縮小・平行移動・回転させる。ステージウィンドウ上部にある各ツールを使うか、各数値(サイズや位置、回転の角度など)を入力して行う。フレームの選択が外れないように注意する。 自動中割りツールを使わない場合 動きの最初と最後のフレームを右クリックし、キーフレームを設定する キーフレームに対応した絵を拡大縮小・平行移動・回転させる。ステージウィンドウ上部にある各ツールを使うか、各数値(サイズや位置、回転の角度など)を入力して行う。フレームの選択が外れないように注意する。 中割りす...
  • セル移動
    ...節約にもなるのだが、タイムシートがややこしくなり後の作業が面倒になる。
  • タイミング
    原画、動画を描くための、動きの基点。 余談 動画用紙やタイムシートとにらめっこするのもいいが、何より実演したり、それをビデオに撮ってコマ送りするのが一番いい。 エヴァンゲリオン劇場版のアスカ機覚醒シーンを描いた人(電脳コイルの監督磯光雄氏)は、タイミングをとるために実際に棒を振り回し、会社の壁や机に穴を開けて後に会社の観光名所になっていたり、クモ型ロボットの動きの参考に一日中仕事もせずにビーカーに入れたクモを観察していたんだとか。 余談 フィルム時代、作画以外においても「タイミング」という用語が使われていた事があった。 これはおそらく撮影済フィルムを現像する時の露光時間か現像時間の事であり、ネガフィルムからポジフィルムに転写する際の露光時間や、現像液にフィルムを浸す時間で微妙に色合いを調整していたらしい。 フィルム技術に詳しい演出家や撮影マンが、現像業者との打ち合わせで...
  • のこし
    ...1,2...といったタイムシートにして、逆再生したような動きになってしまうことがままある。 上の図のように、二種類の中割りを作成し、1,2,3,4,1,2,3,4...とするのが正しい。
  • 撮影/撮影用語辞典
    ... タイムシート ├ タイムライン ├ タタキ ├ 端子 ├ ...
  • 指示書き
    ... アニメ部ではタイムシートが使われることが少ないため、指示書きのようないい加減な形式で書く事が多い。
  • アフレコ
    ...時間と予算が許す限りタイムシートを修正するらしい。 「AR」という略語も使われるという資料もあったが、具体的にどういう時に使われるのか良く分からない。 関連項目 プレスコ アテレコ
  • 撮影/撮影の手順
    1.タイムシートを作成する 動画を表示する順番を表に記入していく。 2.合成モードを確認する 3.スライドや拡大・縮小や透明度などの設定をする。 表に数字を記入したり、ステージ上でツールを使って直接動かしたりする。 タップの設定に注意。 4.適宜特殊効果を加える。 必要な場合のみ。 coreRETASの特殊効果の特徴などを参照 5.動画を書き出す DIRECTORでは.mov、RETAS!では.avi形式で書き出す。 関連項目 機械用語辞典 パソコン作業中のアクシデントに対する初期対応マニュアル
  • 作画/作画用語辞典
    ... タイムシート ├ タタキ ├ タッチ線 ├ タップ ├ ...
  • DIRECTOR
    ...モードの名称が英語 タイムシートのことをタイムラインと呼ぶ。 DIRECTORの使い方 基本 素材を読み込み、タイムラインに並べ、動画を書き出す。 メニューバーのファイル→読み込みから素材(.psdファイルなど)を開くと、内臓キャストウィンドウに登録されるので、そこからタイムラインまでドラッグして並べる。 Altキーを押しながら並べると、1フレームずつ置く事が出来る。(ただし、1フレームまで短くすると以降伸ばせないので注意) 複数のファイルを選択し、Altを押しながらドラッグすると、各ファイルを1フレームずつ配置する事もできる。 画像の拡大縮小・平行移動 トゥイーンを参照 フェード トゥイーンと不透明度を使う。 タイムラインに「%」と書かれたプルダウンメニューがあるので、そこで不透明度を指定してフェードさせる。 よくある間違い 素材を読み込むとき、...
  • 仕事の振り分け
    ...も多いので、色塗りやタイムシートの作成などの単純作業は、担当じゃない人でもやってもらった方がいい。 いくら奇麗事を言っても、管理人のように自分から仕事を探すような変態的な人は滅多に居ない。 作業の全貌をある程度把握している人は、お喋りばかりしている人にどんどん仕事を渡していってほしい。 また、監督・作画監督などの重要な役職につく人は、常にパソコンをチェックして、仕上げ・撮影が出来ていないカットが無いか確認するべきである。 余談 プロの場合は、制作進行という役職の人が、演出と相談しつつ仕事を割り振っている。
  • 撮影
    ...とは パソコン上でタイムシートを作成し、それを元に画像ファイルを並べて動画ファイルを書き出すこと。 アニメ部ではDIRECTOR・coreRETASを使用している。 セルアニメ時代、セルに描いた絵を一枚一枚フィルムカメラで撮影していたスタッフが、そのままレンダリング・特殊効果専門のスタッフとして職業を変えたため、こう呼ばれている。 スキャンの事ではないので注意(なんと大学の教授まで勘違いしていた)。 仕上同様、パソコンの作業になるので、仕上作業と共通する用語・技術も多い。 特殊効果 撮影の工程では、スライドなど以外にも様々な特殊効果があり、撮影効果・撮処理とも言う。(具体的な例はcoreRETASの特殊効果の特徴を参照) プロの制作では撮影スタッフの中でも専門のスタッフを集めて特殊効果チームを組んだりするらしい。
  • 画面動
    ...動 メニューバーのタイムシート→ランダム入力で、画面がゆれるような効果を作ることができる。 正の幅・負の幅で揺れの大きさを指定し、開始時・終了時の数値を変える事で、だんだん揺れを大きくしたり小さくしたりすることができる。 DIRECTORでの画面動 キーフレームを1コマ1コマ打ち、矢印キーででたらめに動かす。 めんどくさいし精度が悪いのであんまりやらない方がいいかも。 Flashでの画面動 画面動を使う動画をシンボルに登録し、キーフレームをでたらめに打ち、トゥイーンを使用してでたらめに動かす。 DIRECTORよりやや滑らかに動かす事が出来る。キーフレームの間隔を変える事で、だんだん揺れを大きくしたり小さくしたりする事もできる。 余談 参考書には「画面動」と書かれている事が多いが、とあるアニメの絵コンテでは「カメラブレ」と書かれていた。 技術としては...
  • 口パク
    ...時間と予算が許す限りタイムシートを修正するらしい。 プレスコ方式というのもあるが、日本のアニメではほとんどやっていない。 関連項目 目パチ
  • クリップ
    ...う封筒に、動画用紙をタイムシートにはさみ、L/Oや背景とまとめて入れるのが慣例。 表にはカットナンバー記入欄をはじめ、作監・動検などのチェック済サインを書く欄や、撮影指示を書く欄などが印刷されている。 背景などはサイズがまちまちな上、折るとまずいので、様々なサイズのカット袋が存在する。 アニメ部でも2007年度の新歓・部紹介から実験的に導入し、文化祭作品「もち」で正式採用していたが、中身をチェックするのに出し入れするのが面倒になり、やがて袋の供給が間に合わなくなって自然消滅した。 アニメ版「デトロイト・メタル・シティ」のスタッフ曰く、「カット袋は嫁に食わすな」 ameblo.jp/go-to-dmc-jp/entry-10140903894.html 参考URL:CUT袋コレクション members3.jcom.home.ne.jp/naw...
  • ツメ
    ...う。 さらにタイムシートをいじる事でさらに動きのメリハリを付ける事もできる。(「○コマ打ち」も参照) 予断 上には「ツメ指示」と書いたが、『BSアニメ夜話』2008/11/7放映『劇場版グレンラガン紅蓮篇』の回、番組内コーナー「アニメマエストロ」では、「アクションゲージ」と呼んでいる。しかし「アクションゲージ」とフルで呼んでいるのは管理人の経験上あまり聞いたことが無い。 『風の谷のナウシカ』DVDのコメンタリーで何度か「ゲージ」と連呼しているほか、神村幸子著アニメーションの基礎知識大百科には「つめ指示」「つめ指定」と表記され、説明として「つめを指示するゲージ」と書かれており、現場ではこのように呼ばれていると思われる。 また、リチャード・ウィリアムズ著アニメーターズサバイバルキット(日本語版)』では単に「チャート」と呼んでいる。 関連項目 動画 中割り 中無し...
  • リンクと参考文献
    ...にならないもの(紙のタイムシートの書き方とか)もあるが、備忘録的なものは役に立つ 部室にも印刷したものがある。 また、氏の日記(アドレス:/members3.jcom.home.ne.jp/nawasuta)にも時折タメになる一言が書かれてたりするので、暇があれば見るといい。 役に立たないアニメーション用語集 アドレス:www4.ocn.ne.jp/~kagi/termf/termf.html セル時代のアニメーターで、現在もイラスト関係の仕事をしている人が書いたアニメーション用語集。 セル時代の用語が中心だが、充分役に立つ。 アニメ製作業界のお話 アドレス:members2.jcom.home.ne.jp/0914488901/anim.html 宮崎駿の資料を使用した西澤晋によるパースのレクチャー。 一見作画の話に見えるが、作画の人向けにカメラ演出を解...
  • コメントログ2
    ...RETAS!の項目にタイムシートの長さについて記述。大したこと書いてませんが、ウンチク。 -- (フレディ) 2008-08-28 23 29 52 キューピーのBGM『じゃん じゃん じゃん じゃじゃ~ん』を作ったんですが、切れがありません。 誰かこのBGM持ってないかな・・・ -- (煉) 2008-09-07 12 25 30 SAI(www.systemax.jp/ja/sai/)を個人的に購入したので、ライセンスキー入れときました。パソコンが壊れない限り半永久的に使えるはず。 -- (フレディ) 2008-09-08 18 33 22 やすひ腰・カトキ立ち・ガイナ立ちについてデッサン・カメラワークの観点から考察を書きました→fdtk.blog17.fc2.com/blog-entry-77.html -- (フレディ) 2008-...
  • 盗む
    時間・空間を省略する演出の事。 省略と言ってもワープやタイムスリップする訳ではなく、例えば主人公宅のシーンの次に学校のシーンがある場合、わざわざ主人公が学校へ行くまでを描かずとも、間に学校の全景を一カット挟めば事足りる。 このように時間・空間を省略する事を「時間を盗む」「空間を盗む」という。 演劇では手品じみた事をしない限り場面を変えるのに一手間かかるため、映像作品はそれに比べて時間・空間を非常に簡単に盗む事ができる。 その代わり視聴者が混乱しないよう、時間・空間が移動した事を示す状況説明のためのカットが重要になってくる。 逆に、時間・空間をあえて盗まないという演出もアリ。 例えば細田守版『時をかける少女』では、主人公が友人の元へと必死に走るのを延々と映すカットがあった。 それまで散々走るシーンを省略してきた後のこのカットは非常に印象的で考えさせられるシーンだった...
  • キーフレーム
    英語で原画のこと。 DIRECTORやFlashで、トゥイーンを作る時に使う。 DIRECTOR タイムラインの白い○が付いているフレームがキーフレーム。 画像をタイムラインに置くと、自動的にキーフレームが一つ付いてくる。 任意のフレームを右クリック→キーフレームを挿入でキーフレームを追加できる。
  • ショートカットキー
    マウスで操作せず、キーボードで操作する事で、作業の短縮を図るために使われる。 以下、覚えて欲しいものを載せていく。 Windowsやイラスト関係では、ソフトやOSが違っても共通する事が多いので、そういうものは特に覚えて欲しい。 超頻出 覚えておくとちょっと便利 局所的だけどアニメ部ではよく使うDIRECTOR Photoshop 番外 超頻出 Ctrl+S -保存 Ctrl+Z -元に戻す(リドゥともいう) (Ctrl+Y -元に戻すのやり直し。ソフトによって使えたり使えなかったり。 アンドゥともいう) おそらくもっともよく使う。 作業中マウス持ってもペンタブ持っても、左手は常にこの位置に待機する事。 特に「Ctrl+S」は無意識に押せるようにすべし。 Ctrl+X -切り取り Ctrl+C -コピー Ctrl+V -貼り付け(ペーストともいう) ...
  • Premiere
    本来はデジタルビデオで撮影した動画を編集するソフト。プレミア。 アニメ部では、編集・テープへの書き出しに使っている。 Premiereの使い方 DIRECTORでと同じく、素材を登録してタイムラインに並べ、各素材の尺を微調整する。 DIRECTORでの素材の登録場所は「内臓キャスト」だが、Premiereでは「ライブラリ」という。機能は大して変わらない。 エフェクト ライブラリの「エフェクト」タブににディゾルブやワイプやエコーなどのリストがある。 リストからタイムラインの任意の カットにドラッグ&ドロップして使う。 余談 何気に「miere」の部分のスペルが覚えにくい。見えれ。
  • 編集/編集の手順
    1Premiereを起動 起動し、編集用ファイルの保存場所を指定し、作成する。 1.動画を読み込み、編集する メニューバーのファイル→読み込みで必要なファイルを読み込み、タイムラインに並べていく。 タイムラインに並べたファイルを右クリックし、 2.音を読み込み、編集する 3.ビデオカメラとパソコンを接続 する。DV端子と呼ばれるケーブルがあるので、パソコンの裏側にあるメス端子にさす。 4.テープへ書き出す ビデオカメラの電源を入れ、再生モードに切り替える。 メニューバーの書き出し→テープへ書き出しから書き出しウィンドウを開く。 後はOKとかなんか押しとけば分かるはず。 5.VHSへダビングする ビデオカメラ専用のピンジャックケーブルを、カメラの出力からテレビデオの入力へ繋ぎ、カメラ側で再生しつつビデオ側で録画する。 関連項目 機械用語辞典 ...
  • プレスコ
    pre scoringの略。 映像の無い状態で録音し、音声に合わせて映像を制作する方式のこと。 スケジュールに余裕のある状態で、アニメの口パクを絵に合わせる時など、プレスコをする事がある。 Flashはタイムラインで音を聞いたり波形を見ながら制作できるので、プレスコが得意。 プレレコとも言われるが、正確にはプレスコ。 ディズニーなど、海外の作品は口パクとの音同期を重要視するため、プレスコ制作の作品が多い。 ちなみに、ピクサーの作品ではコンテ撮を使用してスタッフが仮の音声を録音する、という工程が存在するが(あるいは本読みの延長か?)、『トイ・ストーリー2』では、ストーリー構成監督ジョー・ランフトの演技が素晴らしく、ウィージィというキャラのみ声優を使わずに彼の音声が使用されたという逸話がある。 関連項目 アフレコ アテレコ
  • セル
    意味 余談セルアニメ黎明期 現在のセルアニメ事情地デジとセルアニメ グッズとしてのセル画 意味 動画用紙一枚分の絵の事。 例:「このカット、セル何枚使った?」 CGや背景ではない作画スタッフによる手描きの絵の事。(=作画) 例:「このメカってCG?セル?」 coreRETASにおけるレイヤーのこと。Aセル、Bセルと数える。 例:「Bセルはメカの得意な人がお願いします」「髪だけセルを分けて描いてください」 セルアニメ時代に使われた、透明なシート。これが語源。余談で解説する。 ドラゴンボールの悪役。中の人は天下の若本規夫ことアナゴさん。 例:「ぶるわあぁぁ!」 余談 「cell」といえば直訳で「細胞」「個室」などの意味。表計算ソフト「Exel」では表のマス目の事を「セル」と呼ぶが、アニメ業界での「セル」の語源はさにあらず。 昔はセルロイド製の透明なパネル(セル)に、動画の線を...
  • ファーストシーン
    作品の冒頭。 小説・マンガは最初の3ページ、映像作品なら最初の1分間で、観客はその作品を真面目に見るかどうか決めると言われ、大抵の作品では無理矢理でもインパクトのあるシーンや謎の提示を冒頭に置き、観客を惹きつけるのがセオリーとなっている。 しかし日本映画の巨匠黒澤明は『七人の侍』DVD版のインタビューにおいて、「ファーストシーンばっかり凝ってる映画は失敗する。何気なく映画の世界に入る方がいい」と言っていた。
  • パート
    テレビ番組などにおいて、CMなどで区切られるパートの事。 10分前後の短編が主のアニメ部ではあまり気にしなくてもいいが、参考までに。 大抵のアニメでは、 アバン(無い場合もある) オープニング 提供 Aパート アイキャッチ×2(無い場合もある) Bパート エンディング 予告(無い場合もある) エンドカード(無い場合もある) で構成される。 作品や回によっては、エンディング後にCパートがあったり、三本立ての場合はBパートの後にCパートがあったりする。 『銀魂』では時折オープニングが最後にあったりと、なかなかフザケた構成をやっていることがあった。 Aパート、Bパートの事を「半パート」と呼び、半パートずつ脚本・絵コンテや作画監督、原画等の仕事を割り振る事もある。
  • 合成モード
    レイヤーとレイヤー(ブラシツールなどでは線と元の絵)を重ねたとき、デジタル上でどんな計算をするかの設定。 Photoshopではレイヤーパレット上部、ブラシツールや鉛筆ツールなどのツールオプションバー、RETAS!やDIRECTORではレイヤーに設定できる。 Photoshopでの合成モード 合成モードの解説(乗算) たとえば「乗算」は、白を0として、下の絵に暗さを足し算していく(実際は掛け算ぽいけど・・・よくわからん)つまり、白を重ねても0を足す事になるので変化はなく、黄色やピンクや水色といった明るい色を重ねるとやや暗く、灰色や茶色や深緑といった暗めの色を重ねるとかなり暗くなる。そして、黒を重ねれば当然真っ黒になる。 実際は暗さではなく、色の値で計算するので、意図した色にはなりづらいが。 合成モードの利用方法の例 主に環境光に使う。 白い背景に黒い線で書いた線画を乗...
  • リピート
    直訳で「繰り返し」。 歩きなどの動画を、絵を使い回して繰り返し再生(撮影)すること。 その他、立ち上る煙や歯車の回転なども、リピートで表現することが多い。 余談 バンクとはまた少々意味が違う。 バンクは主に制作時間の短縮のために使われるのに対し、こちらは無駄な手間を省きつつ動きを綺麗に見せる技法。
  • テンプレート
    英語で「鋳型」「雛型」「定型書式」などの意。 略してテンプレ。 元はプログラマなどの間で使われた言葉で、アニメ制作におけるバンクのようなものである。 パソコン作業が中心の仕上・撮影では、下記のようなものをテンプレートと呼ぶ事がある。 アニメ部でのテンプレート 特殊効果の作成において、あらかじめ集中線や流背などの素材やその作り方などを、後の作品でも使い回せるように、テンプレート(素材集)として保存しておくと良いだろう。 これは後輩たちのためにもなるが、作風がマンネリ化しやすく、制作方法の勉強や技術向上ができなくなるという諸刃の剣。 なので、テンプレートを使用するのは制作時間が間に合わない時だけにした方がいいかもしれない。
  • カラーチャート
    色を塗るための色の表。 色指定が場面ごとに作成する。 Paintmanのカラーチャート 色の登録 先にキャラ表をスキャンし、色の作り方などを参考にして色を塗っておく事をオススメする。 スポイトツールで色を選択したら、カラーチャートウィンドウ上部真ん中のカギマーク(時々消える事もあるっぽい)を外し、Alt+クリック(カーソルがバケツになる)で色を登録できる。 偶数段は色の名前を表示する部分なので注意。 色の名前の登録 カラーチャートウィンドウ上部真ん中のカギマークを外し、色をダブルクリックすると、色の名前を編集する事ができる。 数文字しか表示されないので、分かりやすい名前を付ける。 カラーチャートの保存・読み込み カラーチャートウィンドウの右上の矢印から、作成したカラーチャートをファイルとして保存・読み込むことができる。 色の選択 クリックすると...
  • フレームレート
    フレームレート 概要 フレームレートとは、1秒間に表示されるフレーム数の事。 プロの制作現場では、たいてい1秒間に24フレームと決められているので、あまり気にされることはない。 なのでこの用語もあまり使われない。 単位 単位はFPS(Frame Per Second)の略。直訳で「一秒÷フレーム」。つまり1秒間に表示するフレーム数のこと。 単位ではなく、フレームレートと同じ意味で使われる事もある。 稀に「SPF」、一フレームを表示する秒数で表すこともある。 あと、秒数じゃなくてミリ秒(1000分の1秒)だったりとかもあるけど、あんまり気にしなくていい。 媒体によるfpsの目安 普通のアニメは24fpsで2~3コマ打ち(実質12~8fps)、テレビは30fps、120fps以上になると人間の目では違いが分からなくなるという。 DIRECTORと...
  • 超番外
    アニメ部でどう役に立つのかさっぱり分からない用語など。 ただの管理人の備忘録。 多分その筋の人には常識なものばっかりだけど、本気でプロ目指すなら読んで損は無いかと。 白箱 ラッシュ 外注 ドット絵 マルチ 動仕 BD HDMI 動画とアニメと映画の起源 アニメスタジオのデジタル・アナログ導入事情 作画机 白箱 「白ラベル」とも。 いわゆる「完パケ」に近いものだが、完パケは放送局へ渡されるのに対しこちらはスタッフ用に配られるもの。 完成版ではなく初号やラッシュの映像だったり、編集用のタイムコードが消されずに入っていたりするらしい。 スタジオにもよるだろうが、全スタッフに配られるわけではなく、主に初号試写やラッシュに参加できない場合や、途中参加のスタッフに世界観を理解してもらうために配られるらしい。 ラッシュ 「オールラッシュ」とも。 撮影まで完成し編集して...
  • モンタージュ理論
    モンタージュ理論 映像演出のカット割や構成による、観客の印象の変化を定義する理論。 ただしこれは実写映像向けの、それもあまりに基礎的な理論である上に、日本映画の巨匠黒澤明と宮崎駿がその対談において「モンタージュ理論には致命的欠陥がある」「共産主義的」と批判していたので、細かく覚える価値はほとんど無きに等しい。 そもそもこの理論は、カット割りという概念がほぼ存在しなかった、1シーン1カットで作るのが当たり前だった時代に提唱されたものである事に留意されたい。 概要 複数の映像を並べる、つまりカット割りの編集をする事によって、映像全体の印象を操作したり、全く別のストーリーを仕立て上げたりすることができる。 また、以下の二種類が挙げられる エイゼンシュタイン・モンタージュ ロシアの映画監督エイゼンシュタインが、「戦艦ポチョムキン」の制作によって確率した。 1カ...
  • ローリング
    移動距離の短い∩字型のスライドのリピートのこと。歩く時の体の揺れを、一枚の作画で表現する撮影技法。 その動きが転がる(ロール)ように見える事から、こう呼ばれる。ロールせず、単に上下運動のリピートな事もあるが、これは業界でも賛否両論ある。 バストショットで歩いているシーンと言えば分かりやすいかも。 また、電車や車、馬車などをローリングさせながらスライドして、ガタゴトした動きを表現する事もある。
  • パース
    パースペクティブ(おぼえなくていい)つまり遠近法の略。 絵画関係では大抵、遠近感(遠くのものは小さく、近くのものは大きく見えること)の強さの事をいう。 カメラの場合、ズームアウトして近づくとパースが強く、ズームインして遠ざかるとパースが弱くなる。 さらに思いっきりズームアウトした特殊なレンズ(広角レンズ)だと、近づかずともパースがきつく見え、さらに強くするとパースが歪んで、中央部が大きく見えてくる。これがいわゆる魚眼レンズ。 魚眼または広角レンズ風の絵にすると、非日常的な印象が強くなり、そのシーンを強調する演出となるが、最近の実写作品は広角・魚眼を使いすぎだと思う。 また、広角レンズはロボット等の巨大さをアピールしたり、監視カメラから見たような映像にも使える。 ズームインしまくると(望遠レンズ)、パースがほぼなくなってしまう。 狙撃シーンでスコープから覗いた...
  • 演出/演出用語辞典
    ■ あ行 ├ アイリス ├ アイレベル ├ アウト ├ ...
  • 動画検査
    プロのアニメ制作では、動画の作業上のミス(線抜けとか)やデッサン、絵柄、演出意図に合っているかをチェックする役職。 必要に応じてリテイクを出したり自分で修正したり、重要シーンの動画はハナから引き受けたりもする。 動画チェック、動画チェッカー、動画監督、動画作監ともいう。 最近は「動検」と略しやすいという理由からか、「動画検査」と呼称されるケースが増えている。 アニメ部では、原画や動画が完成したら、1年生は2年生(なるべく監督、作監)に、2・3年生は監督や作画監督に動画チェックしてもらっている。 また、その前に下書きを取り込んで自分でチェックする事もある。 動画チェックの仕方 Photoshopでパソコンに取り込み、DIRECTORで並べ、再生してチェックする人に見せる。 RETAS!でも良いが、こちらは少し手間がかかるし、タイミングのチェックが難しい。 ...
  • 状況説明
    映像作品では、時間の経過や場面転換をいかに映像だけで表現するかが重要になる。 そのために挟むシーンの事を、エスタブリッシング(状況説明)ショットと呼ぶ。 ロングショットの背景や夕焼け空や月は常套。 学校なら時計、公園ならブランコ、東京なら東京タワーなど、見ればそれと分かる特徴的なものを強調して描くとよりよい。 一カットとして挿入せず、そこでの会話をロングショットでスタートさせることで、テンポよく状況を説明する事もできる。
  • 仕上/仕上の手順
    1.ソフトを選択する 基本的にはPaintmanで塗る。 複雑なブラシなどの特殊効果を用いる場合のみPhotoshopを使用する。 あとPhotoshopでは色トレスの2値化が面倒くさいので考慮。 その他、練習作品などで指示がある場合はそれに従う。 1.カラーチャートを作成する 色指定の人が行う。 1カットだけ夕焼けのシーンとかちょっとした色変更ならばカラーチャートを作らずアドリブで塗ってしまっても構わないが、前後のカットや背景とのバランスを考えて。 2.スキャンする 背景はRETAS!ではなくPhotoshopで仕上るのを推奨。 アナログの場合はPhotoshopで大きめにスキャン(パース合わせのため)。 解像度ではなくトリミング(スキャンする範囲)を大きく。 3.トレースする 4.色を塗る 基本的な使い方はWindowsに標準インスト...
  • 線撮り
    仕上の工程をすっ飛ばして撮影すること。 動きの確認をしたり、音響に映像が間に合わない時に線撮りしたものを見ながらアテレコするのに使う。 動画を線撮りする事を「動撮(どうさつ)」、原画を撮影する事を「原撮」、レイアウトを線撮りする事を「レイアウト撮」、絵コンテを撮影する事を「コンテ撮」という。 これに対し、完成した映像を撮影する事を「本撮」という。 セル時代は撮影効果を施す直前の「カラータイミング撮(タイミング撮)」、セリフが入る部分をフィルムにマーカーで引いた線で表す「白味線撮り」などもあった。 「白味」の語源は、何もできていなくて真っ白の状態。流石にアフレコ用で白味は無いと思うが、ラッシュでは稀によくある。 などなど、いろいろあるがアニメ部では今の所オールカラーで録音できている。 銀魂94話アバンやハヤテのごとく!44話Bパートで詳しく解説されている...
  • 1年生の練習アニメーション仕様書
    1年生が文化祭終了~クリスマスパーティーまでに制作して上映会して欲しい練習用アニメーションの内容と制作注意事項です。 某パパはショートアニメーションを作って欲しかったようですが、最低限経験しておいて欲しいアニメーションを想定して書きました。 公開はラッシュ(超番外を参照)のような感じで行いたいと思います。 はじめに 以下の内容と制作注意事項に沿ってキャラ表・背景設定・コンテ~ビデオ書き出しまでやってもらいます。本来なら全員が全工程をやって欲しいのですが、今の所はチーム制を考えています。 内容 カット0およびカットつなぎ 最初に作者の名前をPhotoshopで書いて数秒表示(フォントや挿絵等の工夫は自由)。 各カット間にタイトルを数秒表示。 各カットのつなぎにはPremiereのエフェクトを使用する。 カット1 手を振る動画 背景はカット2と同じ場所で、アン...
  • 色指定
    各キャラクターとそのパーツの色(ハイライト・ノーマル・カゲ・二号カゲ)を指定する役職(後述)、指定する表。 夜のシーン、夕焼けのシーン、室内のシーンや照明効果のあるシーンなど、同じキャラでも複数の色指定表を作成する事もある。というか普通にする。 が、アニメ部では作品内で色指定表を一枚で使いまわしてしまっているので、機会を見て複数色指定を導入してほしい。 白はRETAS!上でヌキと認識されてしまうため、やや暗めの白にすると良い。 「色指定」という役職は、シーンごと(または各話ごと)の色指定を作成する人を指す。 劇場作品やシリーズ全体の色の方向性を決め、各話色指定をチェックする人を「色彩設定」「色彩設計」と呼ぶ。 また、色指定の人は各話の仕上検査を兼任する事も多い。 関連項目 色の作り方 合成モード クレジット
  • モブ
    状況説明や乱闘シーンでの群集・脇役・チョイ役の意。 モブが登場するカットを「モブシーン」という。 大量のキャラクターを全て描くのは大変なので、大抵は一枚絵のスクロールかシンボルの使いまわし(開始フレームをずらす等の工夫もできる)で済ませるが、劇場版アニメ等ではここぞとばかりに描き込まれる事が多い。 プロのアニメーターはテンデンバラバラに動くモブシーンを描くと動画一枚辺りの単価が上がるのだが、それでも誰もやりたがらない程大変。 激しい動きの無いモブシーンでは、群集の内、数人だけを動かす事でそれらしい画面を保つ事もできる。 余談 最近は劇場作品・テレビ作品ともに、モブを3DCGで描くケースが増ええている。 また、そのような場合、手前の人間だけセルで描くといった工夫が行われる事もある。
  • 色変え
    概要 夕方のシーン・夜のシーンなどのトーンに合わせて、基本色から別の色に変える事。色指定の仕事。 色変えによるデザイン 上記の例以外にも、照明や部屋の色によっても色変えの必要は生じる。 また、実写ならカメラに付けるフィルタなどで意図的に画面全体のトーンをデザインする事も可能(例えば、映画「マトリックス」シリーズでは仮想世界内のシーンで必ず緑色のフィルタがかかっている)である。 テレビアニメの場合、画面のトーンはイメージボード・美術ボードの段階で決定されるのだが、色指定はそれらの意図を汲み取り、かつ違和感のない色調整をする事が求められる。 組み合わせによる調節 色変えは、全体にフィルタをかけて色を調節するだけでなく、カゲ・ハイライト・ノーマルの組み合わせ・バランスによっても調節する事ができる。 また、その場合は作画の段階でカゲ・ハイライトをどの程度付けるか打ち合わせす...
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