032

彼女たちがはじめる四色定理◆H3I.PBF5M.



「雪子ー! 鳴上くーん! クマー!」

緑色のジャージを着たショートカットの少女が、一人夜の道を歩く。
彼女の名前は里中千枝。八十神高校に通う高校二年生。
校内では溌剌とした言動で密かに人気を集める千枝も、さすがにこの状況に怯えを隠せずにいた。

「みんないないのー!? どこにいるのよー……」

ツンツン頭の少年が広川という男に殺される瞬間を目撃した千枝は、あれが芝居や作り物ではなく現実に起きたことなのだと理解している。
ただでさえこんな見知らぬ街に拉致され、鉄の首輪を嵌められているのだ。花村あたりが仕込んだ手の込んだイベント……ということは有り得ない。
持っていたデイバッグの中にあった名簿によれば、ここには千枝の知り合いが四人いた。
親友の天城雪子。転校生の鳴上悠。テレビの中にいたクマ。刑事の足立透。

「足立さん刑事でしょ、何やってんのよ……もっとしっかりしてよ警察……」

千枝が住む稲羽市ではいま、不審死が連続して起きていた。
警察は懸命な捜査を行っているが、犯人は未だ不明。被害者の関連性も薄く難事件として市内を騒がさせている。
そんな中、千枝と仲間たちはある事実を発見する。それは、深夜零時に起こる怪現象「マヨナカテレビ」が事件と関連している、ということだった。
殺人事件の被害者たちはみな、死亡する前にこのマヨナカテレビに映っていた。
千枝が転校生の鳴上悠と花村陽介というクラスメイト二人とこの現象を調査した結果、彼らはテレビの中にもう一つの世界があることを知った。
シャドウという化け物が跋扈する世界。今まで起きた殺人事件はすべて、このシャドウたちの手によるものなのだと。
千枝たちは紆余曲折ありこのテレビの中の世界を探索する力を得た。
それがペルソナ……もう一人の自分自身。精神エネルギーが作り出すパワーある像(ヴィジョン)、とでも表すもの。
守護霊のように己に寄り添うこの力で、千枝たちはシャドウを退けテレビの中を探索しているのだ。警察では決して辿りつけない真相を突き止めるために。

「花村や一年生はいない。あたしと雪子と鳴上くん、それにクマだけ。一体どうなってるのよう」

千枝、鳴上、花村、雪子、クマ、後輩の久慈川りせ、巽完二、白鐘直斗。これが人呼んで(自称だが)「特別捜査隊」のメンバーである。
幸か不幸かメンバー全員が巻き込まれたわけではない。危険な目に合わずに済んだとも思う反面、彼らがいないと不安でもある。
だが今はここにいない彼らのことよりも、ここにいる雪子と鳴上の方を優先すべきだ。
そして千枝は危険と知りつつ不安を抑えつつ、夜の街をこうして探し歩いているのだった。

「ううう……こんなもんで一体どうしろっていうのよぉ」

千枝の手にはフライパンがあった。何の変哲もない、ただのフライパンだ。
添え書きには「鋼鉄製であり銃弾くらいなら防げる」と書かれていた。
銃弾ってなんだ、銃を持ってる奴もいるのか、と不公平感を紙とまとめて放り投げた。
千枝は大のカンフー映画好きで、日頃から鍛錬も欠かしていない。花村くらいなら楽勝でボコボコにする自信はある。
が、殺し合いとなると話は別だ。シャドウとの戦いは実戦とはいえ、ペルソナを駆使したいわば悪魔狩りのようなもの。
自分と同じ人間が殺意を持って襲ってくるなど、当然だが経験したことなんて無い。
千枝にはフライパンが与えられたが、もし銃だの刃物だのを持った相手に襲われたら、自慢のカンフーがどこまで通用するかわかりはしない。
仲間を探すのは彼らを案じているからという理由だけではなく、少しでも不安を払拭したいという利己心も少なからずあった。
やがて、千枝の前に人影が現れた。

「……だ、誰っ!?」
「わわっ、待ってください! 私、怪しいものじゃありません!」

街頭が照らし出したその人物は、一言で言えばメイドだった。
いまどき漫画かゲームの中でしか見ないようなあからさますぎるメイド服。頭にはヘッドドレスまで載せている。
現代日本に生きる千枝としては馴染みのなさすぎる格好に、思わずフライパンを握る手に力がこもる。

「そんなコスプレしてる人が怪しくないわけないでしょ!」
「違います、コスプレじゃありません! 私はれっきとしたアンジュリーゼ様の筆頭侍女です!」

驚きから一転、顔を真っ赤にしてメイドが怒る。
その剣幕に千枝は逆に冷静になり、とりあえずフライパンを下ろした。

「ご、ごめんなさい……あたしもちょっと動転してたわ」
「いえ、わかってくださればいいんです。私はモモカ・荻野目といいます」
「あたしは里中千枝。えーっと、モモカちゃん? あなたは、その」

千枝は言葉を濁すが、モモカはその先を理解してくれた。

「いえ、私はあなたに危害を加える気はありません。
 私はアンジュリーゼ様……名簿にアンジュという名前で載っている方にお仕えしています。
 姫様を探して、お守りしないといけないんです。だからこんな殺し合いなんて絶対に許せません」
「あ、ああ、そう……良かったぁ」

モモカの言葉に安心し、千枝はペタンと座り込んだ。
街を歩く間常に緊張していたが、ようやく安全そうな人物に出会えたため気が抜けたのだった。

「あたし里中千枝。あたしも友達を探してるの」
「千枝さんですね。ええと、あなたは姫様とは……会っていませんよね?」
「うん。最初に会えたのがモモカちゃんだよ」
「そうですか……。私の方は、あなたで三人目です」

モモカが千枝に手を貸してやり、立たせてやる。
その際千枝のフライパンは元々モモカの所持品だったというので、返しておいた。

「その内のお一人に、この辺りに人影があると聞いて探しに来たんです」
「へえー、じゃああたしを入れて四人もいるってことになるんだ」
「はい。銀さん、天城雪子さんという方ですが、ご存知ではありませんか?」

千枝がモモカの言葉に強く反応したのは、言うまでもないことだろう。

「雪子ーっ!」

人気のない通りにひっそりと小さな駅があった。
その駅長室で声を殺してモモカの帰りを待っていた天城雪子は、聞き覚えのある声に思わず部屋を飛び出した。
通りの向こうから走ってくる緑のジャージは、親友である里中千枝のものに違いない。

「千枝! 良かった、無事で!」
「雪子だって! うう、安心したよぉ!」

千枝とは対照的に、雪子は赤い色のカーディガンを愛用している。
ひしと抱き合った二人は緑と赤のコントラストが中々際立っていたが、雪子に続いて店の奥から出てきた少女は無表情に眺めていた。
銀髪をリボンでまとめ、ゴシックドレスに身を包んだ少女。間違いなく美少女であるはずなのに、千枝の感想は見事なほどに無表情な娘だな、というものだった。

「ただいま、銀さん」
「おかえり」

後からやってきたモモカが合流し、千枝と雪子を室内へ入るように促す。
銀と呼ばれた少女は現れた時と同様、音もなく戻っていく。

「千枝、とりあえずこの状況を整理しよう。大丈夫、モモカさんと銀ちゃんは危ない人じゃないから」
「うん、わかった。あたしもわかんないことばっかで、ちょっと混乱してたし」

とりあえずは頭数が集まったため、無用に目立たないために窓のなく明かりが漏れない奥の部屋で話すことにした。
四人の中心にはモモカが淹れてくれた温かい紅茶がある。駅長室に備え付けてあったものだ。

「はあ、おいしー」
「体を温めれば心も落ち着きますからね」
「どう、銀ちゃん?」
「おいしい」

簡単な自己紹介は済ませた。
中でも驚きだったのが、千枝と雪子からすればモモカと銀はどうやら違う世界の人間らしい、ということだった。
たとえば銀のいた東京には地獄門(ヘルズ・ゲート)という進入禁止区域があり、日本に住んでいるものなら誰だって知っているらしい。
いくら稲羽市が都会から離れた田舎だとしても、ニュースにもなるような出来事を知らないはずはない。
仮に千枝が知らなくても雪子が知っているだろう。契約者やドールといった存在についても同様だ。
この時点ではまだ半信半疑だった千枝だが、モモカが語ってくれた彼女の世界の有り様を聞くに連れ、笑いはすぐに引っ込んだ。
ノーマ、マナ、ミスルギ皇国、ドラゴン。当たり前だがどれも知るわけがない。
困惑する千枝と雪子に、モモカがこういう可能性はどうだ、と教えたのがいわゆる平行世界の概念。
モモカと彼女の主であるアンジュが戦っていたエンブリヲという男こそ、その平行世界からの侵略者なのだという。そのエンブリヲまでが名簿に載っていることにモモカは驚いていたが。

「千枝さん、お代わりはいかがですか?」
「あ、ちょーだい」

千枝のカップが空いたのに気付いたモモカが、ティーポットへと指を向けた。
指先を躍らせる。するとポットは触れずして浮き上がり、ひとりでに千枝の元までやってきてその中身を注いだ。

「こんなの見たらねえ、信じないわけにはいかないよね」
「千枝さんこそ、ペルソナという力を使えるんでしょう?」
「あはは、テレビの中だけでね。でもここじゃあ無理みたい」

と、千枝は部屋のテレビの画面に触れる。
指先は固い液晶に阻まれ、沈んでいかない。

「ほらね、入れない」
「千枝、気付いてなかったんだ。ここ、ペルソナが出せるよ」
「え?」
「いつもやってるみたいに強く念じて……ほら」

雪子が目を閉じ集中すると、その掌に一枚のカードが現れた。
ペルソナを封じ込めたタロットカード。あれを壊すことがペルソナ開放のスイッチになる。

「うそ。んん……あっ、出た!」

千枝の手の中にもペルソナカードが現れる。
テレビの中で見るのと寸分違わない、正真正銘千枝のペルソナがそこにある。

「あ、あはは……気が付かなかったよ」
「私も偶然気づいたようなものだからね。でもおかしいよねこれって。
 テレビの外なのにペルソナが出せるなんて」
「それはあの広川という男が言ってたことに関係あるのではないでしょうか」
「幻想殺しに限らない。超能力、魔法、スタンド、錬金術。あらゆる異能を自由に制御できる」

モモカに続いて銀がぼそりと補足した。
千枝からすればテンションが自分と真逆なこの銀という少女はやや絡みにくいのだが、雪子とモモカはそうでもないらしい。
二人とも納得とばかりに頷いている。

「制御できるのなら、逆に通常より強化あるいは変化させることもできるのかも。テレビの外でも使えるように」
「殺し合いをさせる上では、ペルソナよりもテレビの中に入れる力の方が厄介に思えます。
 広川はテレビの中に入れさせないために、現実空間でペルソナを使えるようにしたんじゃないでしょうか」
「ううーん。なんだかめんどくさいことするなあ」

雪子に比べて頭を使うことが苦手な千枝が、広川の真意を考えてもわかるはずもない。
ふと横を見れば銀は先程からずっと、蛇口から細く出しっぱなしにしている水を見つめていた。

「銀ちゃんは水を使って周囲を観察できるんだって。千枝を見つけたのも銀ちゃんが教えてくれたからなの」

銀はついと千枝に視線を向ける。すると千枝の目の前に、濃い青色をした揺らめく影のようなものが出現する。

「なにこれ?」
「これが銀ちゃんの……ええと、観測零だっけ。水を通じて遠くの場所を見ることができるんだって」
「やっぱり、見えるんだ」

銀が言葉少なに言うのを雪子とモモカが何とかつなぎ合わせると、観測霊もまたペルソナと同じように何らかの干渉がされているらしかった。
本来は契約者しか視認できないはずなのに、契約者ではない千枝や雪子、モモカが見えているのはおかしい、と。

「それについては私たちがペルソナを使えたり、モモカさんがマナっていう力を使えるからかもしれないけど」
「広川が私たちに何か細工をしたとすると……やはりこの首輪でしょうか」

全員が首もとを意識する。そこには冷たい鉄の首輪があった。
千枝たちを縛る鎖にして、上条当麻なる少年を爆発した無慈悲な凶器だ。

「爆弾と、多分発信機のようなものも内蔵されているんではないでしょうか」
「じゃあまずはこれを何とかしないといけないのね」
「うん……でも、いまこれに手を出すのは止めておきましょう。
 少なくとも何かの道具とか、機械に詳しい人と会うまでは下手に触らないほうがいいと思う」
「それについては私に当てがあります。タスクさんという方が機械に明るい方ですから」

モモカはタスクという人物について、技術だけでなく人柄も太鼓判を押した。決して殺し合いに乗る人間ではないと。
他にもアンジュ、ヒルダは必ず広川に反抗するが、唯一サリアという人物だけはどう転ぶかわからないとも続けた。
エンブリヲは問題外。絶対にアンジュの、ひいては千枝や銀の敵になると強く念を押す。
千枝と雪子も、鳴上悠とクマは信用できると伝えた。足立は警察官だがイマイチ頼りないとも。
銀は、黒(ヘイ)という文字を指し示す。それ以外は何もしない。知り合いは一人だけということだろうか。

「……えっと」

大方の情報交換が終わり、誰ともなく口を閉ざす。
そういえばここには話を仕切ってみんなをまとめるような、いわゆるリーダータイプがいないのだ、と千枝は思う。
鳴上、あるいはアンジュや黒というそれぞれが頼りにする人物がいれば違うのだろうが。

「とりあえず……これからどうする?」
「夜間に出歩くのは危険だわ。朝が来るまでここで待ちましょう」
「いえ、私はすぐにでも姫様を探しに行きたいです」

千枝は雪子と同じでもう出歩きたくはなかったが、モモカは違ったようだ。
そもそもモモカは、千枝たちと違ってアンジュに仕える身だ。自分の命よりも優先するべき人がいる。
自分の安全のために朝までじっとしていることなど考えられないのだろう。

「駄目よ、モモカさん。一人じゃ危険だわ」
「そうだよ、朝まで待って四人で一緒に行こ?」
「そうは行きません。こうしている今も姫様がどうなっているかわからないんです。
 みなさんの事情は把握しました。もし私がこれから黒さんや鳴上さん、クマさんという方にお会いしたらこの場所を伝えます。
 私は電車で東の方に向かってみます。もしみなさんがアンジュリーゼ様に会われた時は、どうか姫様をよろしくお願いします」


モモカは手早く出発の準備を整え、部屋を出て行く。千枝が慌てて飛び出していった。
雪子はまず火の始末をし、自発的に機敏には動けない銀と手をつないで二人の後を追う。
千枝がモモカに追いついたとき、彼女は駅に待機していた電車の車両室で計器をいじっていた。

「これなら動かせそうですね……」
「待ってよモモカちゃん! 一人じゃ危ないよ」

千枝がモモカに飛びつき、止めさせようとする。
モモカは千枝の手をそっと外そうとする……が、千枝は力を込めて抵抗した。

「このモモカ・荻野目、自分の身なら自分で守れます。
 それに私たちは元々出会うはずのなかった他人同士です。どうかご心配なさらないでください」
「そんなわけないでしょ! 私ら、もう友達じゃない!」
「えっ?」

千枝が思わず放った言葉に、モモカは虚を突かれた。
当然千枝は知らないことだが、アンジュリーゼの筆頭侍女たるモモカに個人的な友人というものはいない。
生活のすべてをアンジュに捧げていたのもあるし、またそれで何の不足もなかったからだ。
例外といえば、最近交流を持つことになったヒルダやタスクといった僚友だが、彼らとはアンジュを通した付き合いとも言える。
アンジュの介在しないモモカだけの友人、というのはやはりいないのだ。
しかし、千枝はアンジュを知らない。モモカしか知らない。その千枝が、モモカを友人と言っている。

「あたしら、会ったばかりだけどさ。モモカちゃんのおかげで雪子と会えたんだから感謝してるんだよ。
 それに一緒にお茶したでしょ? じゃあもうあたしら友達じゃない!」
「千枝さん……」
「ねえ、そのアンジュさんのことが大切なのはわかるよ。でもそのためにモモカちゃんが危ない目に会ったら、アンジュさんだってきっと喜ばないよ。
 あたしだって、あたしのために雪子が怪我したりしたら絶対に嫌だもん。つーか、怒る! なんでもっと自分を大事にしないんだ、って!」

必死に説得する千枝の言葉がモモカに刺さる。
何故自分を大事にしないのか。それは確かに、モモカに対してアンジュが言いそうなことではあった。

「…………」

改めて、冷静になって考える。まだここでやるべきことはあるはずだ。
たとえば、情報は交換したがそれぞれの持ち物は何も確認してはいない。
千枝がモモカのフライパンを持っていたことくらいで、紅茶は駅長室にあったものを使ったのだ。
もしかしたら、モモカや雪子、銀に与えられた道具の中にアンジュを探す上で有用なものがあるかも知れない。
急がば回れ。急いては事を仕損じる。急がなければならない時にこそ、自分の立ち位置をしっかりと見定めなければ足を滑らせる。
モモカはゆっくりと息を吐き、計器を操作する手を止めた。

「わかりました、千枝さん。すみません、わがままを言ってしまって」
「モモカちゃん……!」

雪子と銀がやってくる。
モモカは千枝とともに、二人にも謝るべく歩き出した。

緑色、里中千枝。
赤色、天城雪子。
桃色、モモカ・荻野目。
銀色、銀。

こうして、四つの色を象徴する少女たちが出会う。
それぞれの大切な人と再会するべく、彼女たちの戦いが始まった。






「あっ」
「モモカちゃん?」

そのとき、モモカに異変が起こった。糸が切れたように膝が落ちる。
千枝が心配して駆け寄ってきた。

「モモカちゃん、どうかした? 気分でも悪い?」

純粋にモモカを気遣う千枝に対し、モモカは……同じく心配そうに覗きこんでくる雪子へと手を翳す。
その手からマナの光が放たれた。

「え……きゃあぁ!?」

マナの光は風となって、雪子と銀を吹き飛ばした。

「モモカちゃん! 何を……っ!?」

倒れた親友に驚き振り返った千枝の首筋に、モモカはフライパンを振り下ろす。
硬い鉄の一撃は、千枝の意識をあっさりとかき消した。
ぐったりと崩れ落ちた千枝の身体を抱え、モモカは電車に乗り込んで計器を操作。
誰でも簡単に操作できるように簡略化された電車は起動し、ゆっくりと扉を締めていく。
窓の外で、雪子が何か叫んでいた。

「待って、モモカさん! 千枝! 千枝ーっ!」

動転しているのか、ペルソナで止めるということすら思い浮かばない。
雪子の見ている前で、モモカと千枝を載せた電車は一路、東へと走り出していく。

……マナを扱うすべての人間を操る術を持つ、調律者エンブリヲの元へ。

そしてそこには、千枝の仲間である鳴上悠もまた、自由を奪われて捕まっているのだった。
エンブリヲによって操作されているモモカはそれを語ることはない。
ただ、意志のない瞳で千枝を見つめるのみである。

【C-8/電車内/1日目/深夜】

【里中千枝@PERSONA4 the Animation】
[状態]:気絶
[装備]:なし
[道具]:基本支給品
[思考]
基本:殺し合いを止めて、みんなで稲羽市に帰る。
1:悠、クマを探す。
2:モモカ、銀の知り合いを探す。
3:足立さんは微妙に頼りにならないけど、どうしようか。
4:エンブリヲに警戒。
[備考]
※モモカ、銀と情報を交換しました。

【モモカ・荻野目@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞】
[状態]:エンブリヲによる操作状態
[装備]:モモカの防弾フライパン@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
[道具]:基本支給品、不明支給品1~2
[思考]
基本:アンジュ、タスク、ヒルダと合流し、元の世界に帰る。
0:…………
1:アンジュ、タスク、ヒルダを探す。
2:エンブリヲを警戒。
3:千枝、雪子、銀の知り合いを探す。
[備考]
※千枝、雪子、銀と情報を交換しました。


【C-8/駅/1日目/深夜】

【天城雪子@PERSONA4 the Animation】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、不明支給品1~2
[思考]
基本:殺し合いを止めて、みんなで稲羽市に帰る。
0:モモカさん、どうして?
1:悠、クマを探す。
2:モモカ、銀の知り合いを探す。
3:足立さんは微妙に頼りにならないけど、どうしようか。
4:エンブリヲに警戒。
[備考]
※モモカ、銀と情報を交換しました。

【銀@DARKER THAN BLACK 黒の契約者】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、不明支給品1~2
[思考]
基本:…………。
1:黒を探す。
2:千枝たちと朝まで待つ。
[備考]
※千枝、雪子、モモカと情報を交換しました。

※電車は一駅に一つしかないため、戻ってくるのを待つか別の駅から電車が来ない限り使用できません。


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GAME START 天城雪子 069:消せない罪
里中千枝 052:儚くも美しい絶望の世界で
モモカ・荻野目
069:消せない罪