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『傷跡』」(2010/02/02 (火) 23:41:27) の最新版変更点

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*『傷跡』 ◆CgCz1GHD8o 私がフジノとの魔力供給も終わり少しがたった。 フジノの機嫌も元に戻ったようだった。 「こんにちは、インデックスです」 ちょうど良い時に始まりましたか……。 「電車の復旧についてですが――」 「ふっ」 あのインデックスという少女が連絡事項という事で、電車について話し始めた時急に目の前にるフジノが、口元を手で押さえくすっと笑った。 「どうしたんですか?フジノ」 「あ、ちょっと電車の事について思い出して。あの時のライダーさんが凄かったなぁって」 「そうですか?あれぐらいライダーのクラスである私にとっては造作もありません」 「……ふふっ」 そう言うと、しばし黙った後彼女はまた笑い始めた。 だけど、当の私はなぜ笑ってるのかが分からずただ? と顔に浮かべるだけだった。 それにしてもこれだけ切り取ると、まるで今が殺しあいの中にいるとは見えないでしょう。 と、私は客観的に見てそうだろうなと思った。 まぁ実際は殺し合いの真っ最中で、しかもその殺しあいに乗っているんですが。 そして放送とは関係ない事を考えながらも、きちんと耳では放送を聞いていて、今禁止エリアを言い終わったところだ。 やっと死亡者の発表に移るらしい。 目の前ではフジノがきちんとメモをとっていて、その雰囲気に違わず真面目だと思った。 …………しかし、そういう所までサクラにそっくりではなくてもいいんではないでしょうか。 とも、思った……気がする。 「発表させていただきます」 いえ、今はそんなのはどうでも良いでしょう。 まずは死亡者です。 前回は誰も呼ばれませんでしたが、流石にそろそろ一人くらいは呼ばれるでしょう。 「【キャスター】」 そして、キャスター……ですか。 確かに彼女の戦い方ではこの制限下では序盤に生き残るのはきついでしょう。 しかし、早めに脱落してくれるのはこちらとしては嬉しい限りですね。 彼女の場合は長引くと厄介でしたから。 それにしても分かっていた事ですが、いくらキャスターといえどもサーヴァントを殺せる複数人いるのは確かみたいですね。 「【黒桐幹也】」 そんな風に考え事をしていた私の耳に何かが落ちる音が目の前で聞こえ、下げていた首を上げてみる。 音の正体はフジノがもっていたペンだった。 そして……多分原因は【黒桐幹也】という名前が呼ばれた事でしょう。 目の前に居るフジノの様子がおかしい。 だけど今は放送が流れているので私はフジノに声をかけようかとも迷ったが、放送の方に耳を傾ける。 「【セイバー】」 なっ! ……セイバーが? この放送が正しいのは知っていますが、流石に疑いたくなりますね。 最強の英霊と謳われる彼女と戦わずに済んだのは確かに幸運な事です。 が、その彼女を倒すものがこの島に入るという事ですか。 勿論バーサーカーが殺したという事かもしれませんが、戦国武将達みたいな人もいますし。これからは戦う相手に気をつけなければいけませんね。 「私からの連絡事項は以上です」 終わりましたか。 さて、フジノの様子は見たところあの【黒桐幹也】という名前が呼ばれる前に戻っていますが。 「フジ「おおっと……! 待ってくれ、まだ終わりじゃないぞ……!」 これはあの遠藤という男の声。 それにしても見事に邪魔をしてくれましね……。 いえ、今は腹を立てているのではなく遠藤が何言うのかを聞かなくてはなりませんね。 「『新ルール』――『首輪換金制度』――死体の首輪――換金ボックス――『断末魔サービス』――時間経過による景品の追加――諸君らの健闘を祈るっ――」 ここにきての『新ルール』ですか。 聞いてる間に考えましたがこのルールの目的はおそらく……。 いえ、今はまずフジノですね。 「フジノ?」 私がそう問いかけるとフジノは 「はい?」 と、いつも通りの返事をした。 特に何かが起こったわけでもなく、むしろおかしいと感じたほうがおかしいんじゃないかと思わせるような普通の返事だった。 しかしその答えに、私はひどく既視感を覚えた。 そう……その正体は私とサクラ。 いや、そんなのは最初に気付いていた。 フジノが私たちにとても似ている事を 今更それでどうこうという問題ではない。 ただ……それでも目の前にいるフジノに対して、私はとても深い哀しみを覚えた。 フジノはさっき呼ばれた名前の【黒桐幹也】と、何かしらの関係があったのだろう。 それが親友か、恋人かは分からないですけど。 フジノがそれに対して哀しみを覚えたのは確かでしょう。 そしてフジノはそれを一人で抱え込んでいる。 一人で抱え込んだ末に待っている未来はとても幸せなものではないのに。 フジノはそれに気付いていないのだろうか。 その先に待っているのは救いようのない怪物としての末路。 自分の守りたかったものさえも、自分さえも壊してしまう哀れな化け物として末路。 それを私は、この身を持って知っているからこそ私はフジノにこう喋りかけずにはいられなかったのだと思う。 「フジノ」 「はい?」 さっきと変らぬ表情で、さっきと変らない声質でフジノは答える それが私の心を、記憶を痛くさせる 「辛いのなら」 この言葉はきっと私が言うべき言葉ではないのだろうけど 私みたいな怪物が本当は言っていけないのだろうけど 「痛いのなら」 それでもきっとこんな言葉を言えるようになったのはあの子のおかげだと思う 「言うべきなんですよ」 そう思い頭の中に私はあの子の顔を思い浮かべる 私のとても優しすぎるマスターの顔を 「それが私なんかでは駄目でしょうけど」 がまん強くて優しくて 気弱かと思えば芯はきちんと持っている 「痛みは堪えるものじゃありません」 私とフジノに似てて 私たちとは違う 「……訴えるもの、なんです」 ――サクラの事を 「ライ、ダー……さん」 なんで私はこんな事をそれでも言ったのだろう? それはもしかして、まだ私と違って完璧に怪物となっていないフジノを 「はい」 せめて怪物と人間の境界線上に踏みとどまらさせてあげたかった……かもしれない 「あの少し……少しだけ後ろ向いてくれますか?」 いや、やはりそれはないな、と一人心の中で思う。 彼女はあくまで私にとってそこまでするほど…………大事なものではないはずなのだから。 さて、では要望通り後ろを向きますか。 「分かりました」 そしてそう言った私が後ろを向くと同時に、人、そう人一人の体重が私の背中にかかってきた。 「せん……ぱい。せんぱい。先輩……!」 私の後ろでフジノが痛みを訴えている。 こんな私に痛みを訴えている。 それを私はただ聞いているだけだけど、それでもきっとフジノの中では何かが変わったはずだと思う。 そして、さっきの考えに頭を戻す。 私はがジノにそう言った後も、私の心の中は前と……少しも変って無いはずだ。 ……変わってない。 そう、こう言ったのもそうフジノがあのままだと役に立たなくなるからだ。 決してさっきの理由じゃない。 あくまで彼女とは利用しあう、いつでも崩れる関係。 そう、そんな関係。 と、私は自分に何度も言い聞かせる。 ちょっとでも もし…… などとは考えてはいけない。そんな勘違いをしてはいけない。 それがきっとこの場では命取りとなるだろから。 だから、これはあくまで私が勝ちぬくためにしたことだ。 私の一番大事な人の元へと帰るために。 それからしばらくたった後、フジノはゆっくり私の背中から顔を離した。 「その、ありがとうございました」 すこし目のあたりが赤くなっているフジノが、私にそう言って頭を下げた。 それに対して私は 「いえ、大したことじゃありません」 と、いつも通り答える。 「ライダーさんがどう思っていようとも、ありがとうございました」 そうまっすぐ言ってくるフジノはまた今までとはどこか違くて、でもそれはきっと悪い事ではないでしょうと思う。 しかし、このまま続けてても堂々巡りになりそうだったので私はさっきの『新ルール』について話題を移すことにした。 「そういえばフジノ。さっきの『新ルール』というのは聞いていましたか?」 「あ、はい。えっと、少しあやふやですけど」 そうちょっと不安げにいうフジノに私はさっきの放送の内容を伝える。 「そうなんですか……」 「そしてフジノはこのルールについてどう思いますか?」 「どう思いますかって、この殺し合いを進みやすくするためじゃないですか?」 「私はこのルールには他にも主催者の思惑があると思うのです」 「このルールは殺しあいに乗ってる者に武器を与え、乗ってないものに殺し合いに乗らせるかのように仕向けていますね」 「しかし、今の今まで乗ってない者がこの程度で殺し合いに乗るでしょうか。いえ、少しはいるでしょう。放送で大事な人が呼ばれた人など」 そう言うとフジノはさっきの放送を思い出したのか、顔を下に向ける。 「すみませんフジノ。言葉を選ぶべきでした。では話を戻しますね。要するに、乗ってない者と乗ってる者に戦力を強化できるチャンスを平等に与えているかのように遠藤は言ったのです」 「彼はこれをゲームって言ってましたのでそう言うのは大事でしょうが、それならもっと早くに言っているのではないのでしょうか。そう考えた時、もしやこれは主催者や殺しあいに乗ってる者たちに偏ったルールなのではないかと」 「どうしてそうなるんですか?」 「例えば、ここにAという人物がいます」 「そしてAには復活させたい人物Bいるとしましょう」 そう言いながら私は目の前をみるが今度は平気みたいだ。 「そこでAは殺しあいに乗りました」 「そしてまた別のところにCがいたとします。Cにも復活させたい人物Dがいたとします。さて、今までならこの二人は協力する事が出来ましたか?」 「まず……厳しいと思います。私たちは平気でしたけど、その状態だと必要な金額は十四万ペリカです」 「はい、ここまで中盤になってくると相手の素性が分からないのに組む人はまずいないでしょう」 「しかしお金さえ増えればもしや利害の一致という事で組めるかもしれないんですよ」 「そうするとライダーさんはこれからは乗っている人たちが組んでくると思ってるんですか?」 「おそらくですが」 「えっと、じゃあ主催者に偏ったというのは?」 「主催に反抗するものに限らず、私たちは何でこの殺し合いににってるのですか」 「それはそう言われたからです」 「ではなぜ私たちはそれ聞いてるんですか?」 「それはこの首輪が……そういうことですか」 「はい。おそらく主催者の目的はこの首輪の回収でしょう。万いえ億に一の確率でこの首輪が外れるかもしれない事態にこの放送の前に陥った。もしそこでこの首輪を解析されて外されたら、という事がないようにそう言ったんだと思われます」 「ですけど、それならその人たちの首輪を爆破すればいいんじゃ」 「多分それはできないのでしょう。できたとしても全員の首輪を爆破というのはまず無理だと思われます」 「何でですか?」 「最初遠藤はこれを『ゲーム』『企画』と言いました。要するにこの殺し合いにはこれを楽しませるべき人物がいるわけです。その人物は折角の殺し合いがそのような事で終わるのを望むと思いますか?」 「いえ、思いません」 「だから主催者たちは首輪を回収するしかなかった。これが『首輪換金制度』の思惑かと」 「でも、ライダーさんそんなこと言って平気なんですか?もし、主催者が聞いていたら」 「十中八九聞いているでしょうね」 「だ、大丈夫なんですか?」 「はい。これぐらいなら平気だと思います。むしろ盛り上げる意味では逆に喜ばれてるかもしれませんよ」 そう私は口元に笑みを作りながら言った。 「えっと、じゃあ私たちはこれからどうしますか?」 「折角ですからこの『首輪換金制度』を利用させていただきましょう」 「でも、ライダーさん私たちは首輪持ってないですよ?」 「はい、その通りです。そして今から取りに行くのは危険でしょう」 「なら、どうするんですか?」 「ここに向かおうかと思います」 そして、私はバックから地図を取り出しある一点を指さす。 「ギャンブル船?」 「はい」 「でも、なんでここ何ですか?」 「首輪がない私たちには、首輪によってペリカを得ることができません。しかし必ずしも武器が手に入らないとは限らないのです」 今、私が知っている限りでも首輪がある場所は三つ。 しかし、そのどれもが取りに行くには厳しい場所にある。 一つは片倉小十郎の首輪。 近くに居た福治美穂子が彼の死体を持っていたかもしれない。 それに第一位置的に遠すぎる。 次に真田幸村の首輪。 彼の首輪がある場所はとても近いですが近くにはまだ何人かいるはず。 わざわざそこに飛び込んで行ったら、あっという間に袋の鼠だ。 そして最後に月詠小萌の首輪。 これも遠いという事が理由ですね。 フジノが知っている分も考える事は出来ますが、フジノにあったのが月詠小萌とだいたい同じ位置という事もあり遠いだろう。 だからギャンブル船しかないわけだが、どうやらフジノはよく分からなかったらしい。 「えっと、どういうことですか? 私はあのギャンブル得意じゃないと思いますし。そもそも賭けるお金も持ってませんよ」 その証拠にこう聞いてきたからだ。 少し話をとばしすぎましたかと思い、私がなぜギャンブル船に行こうと言い出したかをフジノに説明することにした。 「ギャンブル船と言うからにはギャンブルが行われているのでしょう。そしてきっとペリカが手に入るはずです。そう私たち以外にも考えている人が多くいると思いませんか?」 「あ……。ライダーさんが言いたいのはお金を横取りすればいいって事ですね!」 「はい。もしくはそう思いギャンブル船に来た人間を殺すでもいいでしょう。出てくるのを待つよりは早く済みます」 「凄いですねライダーさんは」 「いえ、ではフジノの体力が回復したら直ぐに出発しましょうか」 「はい。あ、後」 「どうしたんですか?」 「ペリカが手に入ったら死者の眠る場所に言ってもいいですか?」 死者の眠る場所。 確か遠藤が言っていたあそこのサービスは……断末魔サービス。 多分だがこれは死んだ者の最期の言葉が聞けるのだろう。 それときっと誰が殺したかも分かるように。 これは憶測ですがフジノが殺し合いに乗ってる理由はさっきの【黒桐幹也】こと先輩の為だろう。 ならその人物を殺した相手を知りたいと思うのは当然ことかと思い私はフジノの質問に答える。 「別に構いませんよ」 「あ、ありがとうございます!」 さて、ではフジノの体力が戻るまで私も少しばかり休憩でもしますか。 ???????????? どうしてこの人はこんなにも私に優しくしてくれるんだろう。 分かっている。それが私を利用するためだという事も。 それでも、私はこの人にありがとうと言う。 どうしてこの人はこんなにも私にぬくもりをくれるんだろう。 駄目な私に。壊れている私に。 どうしてこの人は私にあの言葉をかけてくれたんだろう。 先輩が死んで、とても痛かった私に対して 「フジノ」 と優しく声をかけてくれて。 「はい?」 と悲しい事を、痛い事を気取られないようにいった私に対して 「辛いのなら」 「痛いのなら」 「言うべきなんですよ」 「それが私なんかでは駄目でしょうけど」 「痛みは堪えるものじゃありません」 「……訴えるもの、なんです」 どうして先輩と同じ言葉を掛けてくれたんだろう。 本当に心の底から泣いたのなんて久しぶりだった。 私を襲う痛みが無くなってからはそんな事は無かったと思う。 だけど、どんなに優しくても温かくてもこの人と私は利用しあう関係。 それを私は心がけなくちゃいけない。 だって、私の一番の願いは先輩が居る未来なのだから。 必ず先輩を蘇らせなきゃいけないのだから。 だけど、どうしてでしょう……? そこは何もけがをしていないのに。 何で胸が痛いのだろう……。 [D-7/駅周辺民家:寝室/一日目/日中] 【ライダー@Fate/stay night】 [状態]:魔力消費(中) 右腕に深い刺し傷(応急処置済み) 若干の打撲 、両足に銃痕(応急処置済み) [服装]:自分の服 [装備]:無し [道具]:基本支給品一式x3、ライダーの眼帯、不明支給品x0~5、眼鏡セット(魔眼殺しの眼鏡@空の境界 を含む)@アニロワ3rdオリジナル、     天の鎖(エルキドゥ)@Fate/stay night、デリンジャーの予備弾薬@現実、     ウェンディのリボルバー(残弾1)@ガン×ソード 、参加者詳細名簿@アニロワ3rdオリジナル、デリンジャー(0/2)@現実 [思考] 基本:優勝して元の世界に帰還する。 0:隠れて藤乃の体力回復を待ち、回復したらギャンブル船へと向かう 1:藤乃を利用して、殺しあいを有利に進める。 2:サーヴァントと戦国武将に警戒。 3:魔力を集めながら、何処かに結界を敷く。 4:戦闘の出来ない人間は血を採って放置する。 [備考] ※参戦時期は、第12話 「空を裂く」より前。 ※C.C.の過去を断片的に視た為、ある種の共感を抱いています。 ※忍者刀の紐は外しました。 ※藤乃の裏切りに備えて魔眼で対応できる様に、眼帯を外しています。 ※藤乃の千里眼には気づいていない様子です。 ※戦国BASARA勢の参加者をサーヴァントと同様の存在と認識しました。 ※以下の石化の魔眼の制限を確認しました。  通常よりはるかに遅い進行で足元から石化。  魔眼の効果を持続させるには魔力を消費し続けないといけない。  なお、魔力消費を解除すれば対象の石化は解ける。 ※頭の中に響いていた雑音は弱まりました 【浅上藤乃@空の境界】 [状態]:千里眼覚醒・頬に掠り傷(応急処置済み)疲労(大)後頭部に打撲(応急処置済み) 全身に軽い刺し傷(応急処置済み) [服装]:黒い服装@現地調達 [装備]:軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録 [道具]:基本支給品一式、拡声器@現実 [思考] 基本:幹也を生き返らせる為、また自分の為(半無自覚)に、別に人殺しがしたい訳ではないが人を殺す。 0:もうちょっと休む 1:なんで胸が少し痛むんだろう 2:ひとまずライダーと共に行動する。 3:人を凶ることで快楽を感じる(無自覚)。 4:断末魔サービスを利用したい 5:サーヴァントと戦国武将に警戒。 6:できれば式を凶る。 7:それ以外の人物に会ったら先輩の事を聞き凶る。 8:逃げた罰として千石撫子の死体を見つけたら凶る。 [備考] ※式との戦いの途中から参戦。盲腸炎や怪我は完治しており、痛覚麻痺も今は治っている。 *時系列順で読む Back:[[状況説明と亀甲縛りの構造に関する考察]] Next:[[その日本人をぶち殺す]] *投下順で読む Back:[[状況説明と亀甲縛りの構造に関する考察]] Next:[[その日本人をぶち殺す]] |172:[[誰も私を責めることはできない]]|浅上藤乃|:[[]]| |172:[[誰も私を責めることはできない]]|ライダー|:[[]]| ----
*『傷跡』 ◆CgCz1GHD8o 私がフジノとの魔力供給も終わり少しがたった。 フジノの機嫌も元に戻ったようだった。 「こんにちは、インデックスです」 ちょうど良い時に始まりましたか……。 「電車の復旧についてですが――」 「ふっ」 あのインデックスという少女が連絡事項という事で、電車について話し始めた時急に目の前にるフジノが、口元を手で押さえくすっと笑った。 「どうしたんですか?フジノ」 「あ、ちょっと電車の事について思い出して。あの時のライダーさんが凄かったなぁって」 「そうですか?あれぐらいライダーのクラスである私にとっては造作もありません」 「……ふふっ」 そう言うと、しばし黙った後彼女はまた笑い始めた。 だけど、当の私はなぜ笑ってるのかが分からずただ? と顔に浮かべるだけだった。 それにしてもこれだけ切り取ると、まるで今が殺しあいの中にいるとは見えないでしょう。 と、私は客観的に見てそうだろうなと思った。 まぁ実際は殺し合いの真っ最中で、しかもその殺しあいに乗っているんですが。 そして放送とは関係ない事を考えながらも、きちんと耳では放送を聞いていて、今禁止エリアを言い終わったところだ。 やっと死亡者の発表に移るらしい。 目の前ではフジノがきちんとメモをとっていて、その雰囲気に違わず真面目だと思った。 …………しかし、そういう所までサクラにそっくりではなくてもいいんではないでしょうか。 とも、思った……気がする。 「発表させていただきます」 いえ、今はそんなのはどうでも良いでしょう。 まずは死亡者です。 前回は誰も呼ばれませんでしたが、流石にそろそろ一人くらいは呼ばれるでしょう。 「【キャスター】」 そして、キャスター……ですか。 確かに彼女の戦い方ではこの制限下では序盤に生き残るのはきついでしょう。 しかし、早めに脱落してくれるのはこちらとしては嬉しい限りですね。 彼女の場合は長引くと厄介でしたから。 それにしても分かっていた事ですが、いくらキャスターといえどもサーヴァントを殺せる複数人いるのは確かみたいですね。 「【黒桐幹也】」 そんな風に考え事をしていた私の耳に何かが落ちる音が目の前で聞こえ、下げていた首を上げてみる。 音の正体はフジノがもっていたペンだった。 そして……多分原因は【黒桐幹也】という名前が呼ばれた事でしょう。 目の前に居るフジノの様子がおかしい。 だけど今は放送が流れているので私はフジノに声をかけようかとも迷ったが、放送の方に耳を傾ける。 「【セイバー】」 なっ! ……セイバーが? この放送が正しいのは知っていますが、流石に疑いたくなりますね。 最強の英霊と謳われる彼女と戦わずに済んだのは確かに幸運な事です。 が、その彼女を倒すものがこの島に入るという事ですか。 勿論バーサーカーが殺したという事かもしれませんが、戦国武将達みたいな人もいますし。これからは戦う相手に気をつけなければいけませんね。 「私からの連絡事項は以上です」 終わりましたか。 さて、フジノの様子は見たところあの【黒桐幹也】という名前が呼ばれる前に戻っていますが。 「フジ「おおっと……! 待ってくれ、まだ終わりじゃないぞ……!」 これはあの遠藤という男の声。 それにしても見事に邪魔をしてくれましね……。 いえ、今は腹を立てているのではなく遠藤が何言うのかを聞かなくてはなりませんね。 「『新ルール』――『首輪換金制度』――死体の首輪――換金ボックス――『断末魔サービス』――時間経過による景品の追加――諸君らの健闘を祈るっ――」 ここにきての『新ルール』ですか。 聞いてる間に考えましたがこのルールの目的はおそらく……。 いえ、今はまずフジノですね。 「フジノ?」 私がそう問いかけるとフジノは 「はい?」 と、いつも通りの返事をした。 特に何かが起こったわけでもなく、むしろおかしいと感じたほうがおかしいんじゃないかと思わせるような普通の返事だった。 しかしその答えに、私はひどく既視感を覚えた。 そう……その正体は私とサクラ。 いや、そんなのは最初に気付いていた。 フジノが私たちにとても似ている事を 今更それでどうこうという問題ではない。 ただ……それでも目の前にいるフジノに対して、私はとても深い哀しみを覚えた。 フジノはさっき呼ばれた名前の【黒桐幹也】と、何かしらの関係があったのだろう。 それが親友か、恋人かは分からないですけど。 フジノがそれに対して哀しみを覚えたのは確かでしょう。 そしてフジノはそれを一人で抱え込んでいる。 一人で抱え込んだ末に待っている未来はとても幸せなものではないのに。 フジノはそれに気付いていないのだろうか。 その先に待っているのは救いようのない怪物としての末路。 自分の守りたかったものさえも、自分さえも壊してしまう哀れな化け物として末路。 それを私は、この身を持って知っているからこそ私はフジノにこう喋りかけずにはいられなかったのだと思う。 「フジノ」 「はい?」 さっきと変らぬ表情で、さっきと変らない声質でフジノは答える それが私の心を、記憶を痛くさせる 「辛いのなら」 この言葉はきっと私が言うべき言葉ではないのだろうけど 私みたいな怪物が本当は言っていけないのだろうけど 「痛いのなら」 それでもきっとこんな言葉を言えるようになったのはあの子のおかげだと思う 「言うべきなんですよ」 そう思い頭の中に私はあの子の顔を思い浮かべる 私のとても優しすぎるマスターの顔を 「それが私なんかでは駄目でしょうけど」 がまん強くて優しくて 気弱かと思えば芯はきちんと持っている 「痛みは堪えるものじゃありません」 私とフジノに似てて 私たちとは違う 「……訴えるもの、なんです」 ――サクラの事を 「ライ、ダー……さん」 なんで私はこんな事をそれでも言ったのだろう? それはもしかして、まだ私と違って完璧に怪物となっていないフジノを 「はい」 せめて怪物と人間の境界線上に踏みとどまらさせてあげたかった……かもしれない 「あの少し……少しだけ後ろ向いてくれますか?」 いや、やはりそれはないな、と一人心の中で思う。 彼女はあくまで私にとってそこまでするほど…………大事なものではないはずなのだから。 さて、では要望通り後ろを向きますか。 「分かりました」 そしてそう言った私が後ろを向くと同時に、人、そう人一人の体重が私の背中にかかってきた。 「せん……ぱい。せんぱい。先輩……!」 私の後ろでフジノが痛みを訴えている。 こんな私に痛みを訴えている。 それを私はただ聞いているだけだけど、それでもきっとフジノの中では何かが変わったはずだと思う。 そして、さっきの考えに頭を戻す。 私はがジノにそう言った後も、私の心の中は前と……少しも変って無いはずだ。 ……変わってない。 そう、こう言ったのもそうフジノがあのままだと役に立たなくなるからだ。 決してさっきの理由じゃない。 あくまで彼女とは利用しあう、いつでも崩れる関係。 そう、そんな関係。 と、私は自分に何度も言い聞かせる。 ちょっとでも もし…… などとは考えてはいけない。そんな勘違いをしてはいけない。 それがきっとこの場では命取りとなるだろから。 だから、これはあくまで私が勝ちぬくためにしたことだ。 私の一番大事な人の元へと帰るために。 それからしばらくたった後、フジノはゆっくり私の背中から顔を離した。 「その、ありがとうございました」 すこし目のあたりが赤くなっているフジノが、私にそう言って頭を下げた。 それに対して私は 「いえ、大したことじゃありません」 と、いつも通り答える。 「ライダーさんがどう思っていようとも、ありがとうございました」 そうまっすぐ言ってくるフジノはまた今までとはどこか違くて、でもそれはきっと悪い事ではないでしょうと思う。 しかし、このまま続けてても堂々巡りになりそうだったので私はさっきの『新ルール』について話題を移すことにした。 「そういえばフジノ。さっきの『新ルール』というのは聞いていましたか?」 「あ、はい。えっと、少しあやふやですけど」 そうちょっと不安げにいうフジノに私はさっきの放送の内容を伝える。 「そうなんですか……」 「そしてフジノはこのルールについてどう思いますか?」 「どう思いますかって、この殺し合いを進みやすくするためじゃないですか?」 「私はこのルールには他にも主催者の思惑があると思うのです」 「このルールは殺しあいに乗ってる者に武器を与え、乗ってないものに殺し合いに乗らせるかのように仕向けていますね」 「しかし、今の今まで乗ってない者がこの程度で殺し合いに乗るでしょうか。いえ、少しはいるでしょう。放送で大事な人が呼ばれた人など」 そう言うとフジノはさっきの放送を思い出したのか、顔を下に向ける。 「すみませんフジノ。言葉を選ぶべきでした。では話を戻しますね。要するに、乗ってない者と乗ってる者に戦力を強化できるチャンスを平等に与えているかのように遠藤は言ったのです」 「彼はこれをゲームって言ってましたのでそう言うのは大事でしょうが、それならもっと早くに言っているのではないのでしょうか。そう考えた時、もしやこれは主催者や殺しあいに乗ってる者たちに偏ったルールなのではないかと」 「どうしてそうなるんですか?」 「例えば、ここにAという人物がいます」 「そしてAには復活させたい人物Bいるとしましょう」 そう言いながら私は目の前をみるが今度は平気みたいだ。 「そこでAは殺しあいに乗りました」 「そしてまた別のところにCがいたとします。Cにも復活させたい人物Dがいたとします。さて、今までならこの二人は協力する事が出来ましたか?」 「まず……厳しいと思います。私たちは平気でしたけど、その状態だと必要な金額は十四万ペリカです」 「はい、ここまで中盤になってくると相手の素性が分からないのに組む人はまずいないでしょう」 「しかしお金さえ増えればもしや利害の一致という事で組めるかもしれないんですよ」 「そうするとライダーさんはこれからは乗っている人たちが組んでくると思ってるんですか?」 「おそらくですが」 「えっと、じゃあ主催者に偏ったというのは?」 「主催に反抗するものに限らず、私たちは何でこの殺し合いににってるのですか」 「それはそう言われたからです」 「ではなぜ私たちはそれ聞いてるんですか?」 「それはこの首輪が……そういうことですか」 「はい。おそらく主催者の目的はこの首輪の回収でしょう。万いえ億に一の確率でこの首輪が外れるかもしれない事態にこの放送の前に陥った。もしそこでこの首輪を解析されて外されたら、という事がないようにそう言ったんだと思われます」 「ですけど、それならその人たちの首輪を爆破すればいいんじゃ」 「多分それはできないのでしょう。できたとしても全員の首輪を爆破というのはまず無理だと思われます」 「何でですか?」 「最初遠藤はこれを『ゲーム』『企画』と言いました。要するにこの殺し合いにはこれを楽しませるべき人物がいるわけです。その人物は折角の殺し合いがそのような事で終わるのを望むと思いますか?」 「いえ、思いません」 「だから主催者たちは首輪を回収するしかなかった。これが『首輪換金制度』の思惑かと」 「でも、ライダーさんそんなこと言って平気なんですか?もし、主催者が聞いていたら」 「十中八九聞いているでしょうね」 「だ、大丈夫なんですか?」 「はい。これぐらいなら平気だと思います。むしろ盛り上げる意味では逆に喜ばれてるかもしれませんよ」 そう私は口元に笑みを作りながら言った。 「えっと、じゃあ私たちはこれからどうしますか?」 「折角ですからこの『首輪換金制度』を利用させていただきましょう」 「でも、ライダーさん私たちは首輪持ってないですよ?」 「はい、その通りです。そして今から取りに行くのは危険でしょう」 「なら、どうするんですか?」 「ここに向かおうかと思います」 そして、私はバックから地図を取り出しある一点を指さす。 「ギャンブル船?」 「はい」 「でも、なんでここ何ですか?」 「首輪がない私たちには、首輪によってペリカを得ることができません。しかし必ずしも武器が手に入らないとは限らないのです」 今、私が知っている限りでも首輪がある場所は三つ。 しかし、そのどれもが取りに行くには厳しい場所にある。 一つは片倉小十郎の首輪。 近くに居た福治美穂子が彼の死体を持っていたかもしれない。 それに第一位置的に遠すぎる。 次に真田幸村の首輪。 彼の首輪がある場所はとても近いですが近くにはまだ何人かいるはず。 わざわざそこに飛び込んで行ったら、あっという間に袋の鼠だ。 そして最後に月詠小萌の首輪。 これも遠いという事が理由ですね。 フジノが知っている分も考える事は出来ますが、フジノにあったのが月詠小萌とだいたい同じ位置という事もあり遠いだろう。 だからギャンブル船しかないわけだが、どうやらフジノはよく分からなかったらしい。 「えっと、どういうことですか? 私はあのギャンブル得意じゃないと思いますし。そもそも賭けるお金も持ってませんよ」 その証拠にこう聞いてきたからだ。 少し話をとばしすぎましたかと思い、私がなぜギャンブル船に行こうと言い出したかをフジノに説明することにした。 「ギャンブル船と言うからにはギャンブルが行われているのでしょう。そしてきっとペリカが手に入るはずです。そう私たち以外にも考えている人が多くいると思いませんか?」 「あ……。ライダーさんが言いたいのはお金を横取りすればいいって事ですね!」 「はい。もしくはそう思いギャンブル船に来た人間を殺すでもいいでしょう。出てくるのを待つよりは早く済みます」 「凄いですねライダーさんは」 「いえ、ではフジノの体力が回復したら直ぐに出発しましょうか」 「はい。あ、後」 「どうしたんですか?」 「ペリカが手に入ったら死者の眠る場所に言ってもいいですか?」 死者の眠る場所。 確か遠藤が言っていたあそこのサービスは……断末魔サービス。 多分だがこれは死んだ者の最期の言葉が聞けるのだろう。 それときっと誰が殺したかも分かるように。 これは憶測ですがフジノが殺し合いに乗ってる理由はさっきの【黒桐幹也】こと先輩の為だろう。 ならその人物を殺した相手を知りたいと思うのは当然ことかと思い私はフジノの質問に答える。 「別に構いませんよ」 「あ、ありがとうございます!」 さて、ではフジノの体力が戻るまで私も少しばかり休憩でもしますか。 ???????????? どうしてこの人はこんなにも私に優しくしてくれるんだろう。 分かっている。それが私を利用するためだという事も。 それでも、私はこの人にありがとうと言う。 どうしてこの人はこんなにも私にぬくもりをくれるんだろう。 駄目な私に。壊れている私に。 どうしてこの人は私にあの言葉をかけてくれたんだろう。 先輩が死んで、とても痛かった私に対して 「フジノ」 と優しく声をかけてくれて。 「はい?」 と悲しい事を、痛い事を気取られないようにいった私に対して 「辛いのなら」 「痛いのなら」 「言うべきなんですよ」 「それが私なんかでは駄目でしょうけど」 「痛みは堪えるものじゃありません」 「……訴えるもの、なんです」 どうして先輩と同じ言葉を掛けてくれたんだろう。 本当に心の底から泣いたのなんて久しぶりだった。 私を襲う痛みが無くなってからはそんな事は無かったと思う。 だけど、どんなに優しくても温かくてもこの人と私は利用しあう関係。 それを私は心がけなくちゃいけない。 だって、私の一番の願いは先輩が居る未来なのだから。 必ず先輩を蘇らせなきゃいけないのだから。 だけど、どうしてでしょう……? そこは何もけがをしていないのに。 何で胸が痛いのだろう……。 [D-7/駅周辺民家:寝室/一日目/日中] 【ライダー@Fate/stay night】 [状態]:魔力消費(中) 右腕に深い刺し傷(応急処置済み) 若干の打撲 、両足に銃痕(応急処置済み) [服装]:自分の服 [装備]:無し [道具]:基本支給品一式x3、ライダーの眼帯、不明支給品x0~5、眼鏡セット(魔眼殺しの眼鏡@空の境界 を含む)@アニロワ3rdオリジナル、     天の鎖(エルキドゥ)@Fate/stay night、デリンジャーの予備弾薬@現実、     ウェンディのリボルバー(残弾1)@ガン×ソード 、参加者詳細名簿@アニロワ3rdオリジナル、デリンジャー(0/2)@現実 [思考] 基本:優勝して元の世界に帰還する。 0:隠れて藤乃の体力回復を待ち、回復したらギャンブル船へと向かう 1:藤乃を利用して、殺しあいを有利に進める。 2:サーヴァントと戦国武将に警戒。 3:魔力を集めながら、何処かに結界を敷く。 4:戦闘の出来ない人間は血を採って放置する。 [備考] ※参戦時期は、第12話 「空を裂く」より前。 ※C.C.の過去を断片的に視た為、ある種の共感を抱いています。 ※忍者刀の紐は外しました。 ※藤乃の裏切りに備えて魔眼で対応できる様に、眼帯を外しています。 ※藤乃の千里眼には気づいていない様子です。 ※戦国BASARA勢の参加者をサーヴァントと同様の存在と認識しました。 ※以下の石化の魔眼の制限を確認しました。  通常よりはるかに遅い進行で足元から石化。  魔眼の効果を持続させるには魔力を消費し続けないといけない。  なお、魔力消費を解除すれば対象の石化は解ける。 ※頭の中に響いていた雑音は弱まりました 【浅上藤乃@空の境界】 [状態]:千里眼覚醒・頬に掠り傷(応急処置済み)疲労(大)後頭部に打撲(応急処置済み) 全身に軽い刺し傷(応急処置済み) [服装]:黒い服装@現地調達 [装備]:軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録 [道具]:基本支給品一式、拡声器@現実 [思考] 基本:幹也を生き返らせる為、また自分の為(半無自覚)に、別に人殺しがしたい訳ではないが人を殺す。 0:もうちょっと休む 1:なんで胸が少し痛むんだろう 2:ひとまずライダーと共に行動する。 3:人を凶ることで快楽を感じる(無自覚)。 4:断末魔サービスを利用したい 5:サーヴァントと戦国武将に警戒。 6:できれば式を凶る。 7:それ以外の人物に会ったら先輩の事を聞き凶る。 8:逃げた罰として千石撫子の死体を見つけたら凶る。 [備考] ※式との戦いの途中から参戦。盲腸炎や怪我は完治しており、痛覚麻痺も今は治っている。 *時系列順で読む Back:[[状況説明と亀甲縛りの構造に関する考察]] Next:[[その日本人をぶち殺す]] *投下順で読む Back:[[状況説明と亀甲縛りの構造に関する考察]] Next:[[その日本人をぶち殺す]] |172:[[誰も私を責めることはできない]]|浅上藤乃|191:[[言葉という無限の刃(前編)]]| |172:[[誰も私を責めることはできない]]|ライダー|191:[[言葉という無限の刃(前編)]]| ----

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