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おっさん2人 - (2011/04/12 (火) 06:55:19) の編集履歴(バックアップ)
「……あー………」
朝日がサンサンと差し込んでくる。
長谷川泰三は、朝日を浴びながら、ただ呆然と煙草をふかしていた。
確かに、あのメガネの男に対する怒りはあった。
だが、自分に何ができる?
まるでダメなおっさんと蔑まれ、何のとりえもない自分に?
せめて支給品が何か使えそうな武器であったなら、対抗しようと言う気も起きた。
だが、長谷川に支給された品は、今長谷川が吸っている煙草――ヴァージニアメンソールとライター、それに滑稽な犬のハンドパペット。
それだけだった。
「ったくよぉ……ふざけんじゃねえよ……」
そうこぼし、三本目の煙草を吸おうとした時、後ろから声をかけられた。
「一本いいか?」
振り返ると、そこにはよれよれの和服を羽織ったメガネの中年がいた。
「あ、ああ…」
長谷川は一瞬警戒したものの、目の前の中年からは敵意は感じられなかった。
「あんた…この殺し合いには…」
「いや、乗ってない…と言うか乗りたくても乗れない、と言った方が正しいんだがな。」
「どういうことだ?」
「俺に支給された品はこれだけだったんでな。」
そう言うとメガネの中年は懐から分厚い本を取り出した。
「この殺し合いに呼ばれた70人の詳細名簿だ。だからあんたの名前も分かったってわけさ。」
「なるほど……ってこれ、俺が無職だってことも書いてんじゃねーか!恥ずかし!」
「気にすんなよ、ところで…」
「蒼葉梢って女の子…見なかったか?」
【E-4住宅街/1日目朝】
【長谷川泰三@銀魂】
[状態]:健康、軽く凹み中
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ヴァージニアメンソール@BATTLE ROYALE(3本消費、残量不明)、ライター@現実、流星ジョニー@まほらば
[思考]1:目の前の男と情報交換
2:なんとかしてメガネの男(日野)に対抗したいがどうしようもない
【灰原由起夫@まほらば】
[状態]:健康
[装備]:70人詳細名簿@現実
[道具]:基本支給品一式
[思考]1:長谷川と情報交換
2:梢をはじめとした鳴滝荘の住人を保護したい
3:殺し合いには乗らない