非リレー型バトルロワイアル @ ウィキ内検索 / 「ライフル持った狂牛娘」で検索した結果

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  • ライフル持った狂牛娘
    33話:ライフル持った狂牛娘 湯気立ち込める女湯。 今は客の姿は無いがその代わり、すすり泣く少女の声が響いていた。 「ごめん…本当にごめん…」 「うう…酷い、酷過ぎる…セルゲイがそんな人…いや狼だったなんて…うう」 土下座する妖狼の傍で、足の付け根の辺りを赤と白の液体で汚した、青髪の少女が泣いていた。 少女――平沢まりなはこの健康センターを探索途中、女湯に入りたくなったのだが、 少女の裸を見て欲情してしまった同行者の妖狼、セルゲイ・ルシコフに襲われ純潔を失ってしまった。 セルゲイの事を多少なりとも信頼していたまりなにとって悲しむべき裏切り行為であった。 セルゲイ自身も自分の欲求を抑えきれなかった事を陳謝するが失われた純潔は永遠に戻らない。 「……もういいよ。いつかは失う物だったもんね…でも、好きな人に奪われたかったよ…」 「う……」 「…あ...
  • 終末に近付く物語
    ...順 光の途絶 ライフル持った狂牛娘 セルゲイ・ルシコフ 死亡 ライフル持った狂牛娘 平沢まりな 死亡 ライフル持った狂牛娘 中村アヤ 死亡
  • 絶望の末の行動はやはり絶望そのもの
    ...ム開始 平沢まりな ライフル持った狂牛娘 ゲーム開始 セルゲイ・ルシコフ ライフル持った狂牛娘 ゲーム開始 水鏡名雪 死亡
  • 新訳俺オリロワ追跡表
    ...、水鏡名雪 033 ライフル持った狂牛娘 平沢まりな、セルゲイ・ルシコフ、中村アヤ 046 終末に近付く物語 平沢まりな、セルゲイ・ルシコフ、中村アヤ 26:高原正封 5話 死亡 No. タイトル 登場人物 005 落ち着く場所ありますか? 津野美鈴、高原正封 021 「友」 高原正封、藤堂リフィア、久保遼平 041 出来るなら、戻りたい、あの頃に 高原正封 049 お姉ちゃん、寂しいよ レオーネ、高原正封 051 幕を引く時主役は舞台に 高原正封、藤堂リフィア、レックス、稲垣葉月、皐月眞矢、マティアス、伊賀榛名、柴田行隆 27:立沢義 3話 死亡 No. タイトル 登場人物 023 立沢義の憂鬱 立沢義、本間秀龍 032 Jam Cession 葛葉美琴、ライゲ、立沢義、本間秀龍、須牙襲禅、レオーネ 040 救いなど無い 石川昭武、川田喜雄、須牙襲禅、レオー...
  • Jam Cession
    ...xist 時系列順 ライフル持った狂牛娘 Police station where meaning doesn t exist 投下順 ライフル持った狂牛娘 酔っ払いはマジ勘弁 葛葉美琴 救いなど無い 酔っ払いはマジ勘弁 ライゲ 死亡 立沢義の憂鬱 立沢義 救いなど無い 立沢義の憂鬱 本間秀龍 救いなど無い For the appearance of the loved elder sister 須牙襲禅 救いなど無い For the appearance of the loved elder sister レオーネ 救いなど無い
  • 新訳俺オリロワ本編SS目次・投下順
    ...、レオーネ 033 ライフル持った狂牛娘 平沢まりな、セルゲイ・ルシコフ、中村アヤ 034 第三者の介入 稲苗代儀重、エイミス・フロリッヒャー、平崎吉治、リュード 035 寂しがりなおさげ、旋風に揺れて 皐月眞矢 036 甘美なるネクロマンス ヘルムート、日宮まどか、伊賀榛名 037 第一回放送(新訳俺オリロワ) ライゲ柴田行隆 038 相反する二人 藤堂リフィア、皐月眞矢 039 ある意味幸せな死に方 戸高綾瀬、香瀧宏叔、レイ・ブランチャード 040 救いなど無い 石川昭武、川田喜雄、須牙襲禅、レオーネ、葛葉美琴、立沢義、本間秀龍、マティアス 041 出来るなら、戻りたい、あの頃に 高原正封 042 廃墟探索に気を付けなければイケナイ事の一つ=崩落 ヘルムート、日宮まどか、伊賀榛名 043 身体交われど血は交われず レックス、稲垣葉月、エイミス・フロリッヒャー 044 その道が正解...
  • 新訳俺オリロワ本編SS目次・時系列順
    ...、レオーネ 033 ライフル持った狂牛娘 平沢まりな、セルゲイ・ルシコフ、中村アヤ 034 第三者の介入 稲苗代儀重、エイミス・フロリッヒャー、平崎吉治、リュード 035 寂しがりなおさげ、旋風に揺れて 皐月眞矢 036 甘美なるネクロマンス ヘルムート、日宮まどか、伊賀榛名 【第一回放送】 No. タイトル 登場人物 037 第一回放送(新訳俺オリロワ) 柴田行隆 【午前】 No. タイトル 登場人物 038 相反する二人 藤堂リフィア、皐月眞矢 039 ある意味幸せな死に方 戸高綾瀬、香瀧宏叔、レイ・ブランチャード 040 救いなど無い 石川昭武、川田喜雄、須牙襲禅、レオーネ、葛葉美琴、立沢義、本間秀龍、マティアス 041 出来るなら、戻りたい、あの頃に 高原正封 042 廃墟探索に気を付けなければイケナイ事の一つ=崩落 ヘルムート、日宮まどか、伊賀榛名 043 身体交わ...
  • 第三者の介入
    ...せん。 ライフル持った狂牛娘 時系列順 寂しがりなおさげ、旋風に揺れて ライフル持った狂牛娘 投下順 寂しがりなおさげ、旋風に揺れて お客様三名ご案内 エイミス・フロリッヒャー 身体交われど血は交われず お客様三名ご案内 稲苗代儀重 その道が正解とは限らないから お客様三名ご案内 平崎吉治 死亡 妹への愛は海よりも深く リュード その道が正解とは限らないから
  • トロくて穏やかな奴は恐らく暴走すると危険
    ...ーム開始 中村アヤ ライフル持った狂牛娘
  • For an irreplaceable younger sister
    21話「For an irreplaceable younger sister」 G-7の森で灰色と純白の毛皮を持つ人狼、ヴォルフは悩んでいた。 いつものように義理の妹と夜の生活を楽しんだ後、住処で就寝したはずなのだが、 目覚めた時にはそこは自分達の住処では無く、大勢の人間や獣人がいる豪華なホール。 そこには妹のリーヴァイもいた。 そして現れたセイファートと名乗る狼獣人の女性が「殺し合え」と宣言した。 「参ったな……非常に面倒な状況だ」 首にはめられた首輪を触り、溜息を漏らすヴォルフ。 この首輪は無理矢理外そうとしたり逃げようとしたりすれば爆発する。 あのホールで殺された人間の男のようになるのだ。 「殺し合いか。別に殺し自体は何とも無いが、リーヴァイの奴がいるからな」 この殺し合いに参加させられている自分の妹、リーヴァイ。 血は繋がって...
  • こんな時だったのが残念でならない
    2:こんな時だったのが残念でならない チェルシー・フォースター=チャンドラーは黒狼獣人の女戦士である。 そして痴女でもある。 両腕両足のみ防具を装着し後は裸。 豊満な乳房とその部分は完全に露わになっているがチェルシーは全く気にしない。 「うへへ~。良い男いないかな~」 にやけた顔で商店街をうろつく黒狼痴女。 ダァン!! 「おっと!」 突然の銃撃。 慣れた様子で銃弾を避けるチェルシー。 視線の先にはライフルらしき物を構えるユキヒョウ獣人の少年。 「僕ぅ? お姉さんを殺す気なのかなぁ?」 「そうだよ、みんな殺して生きて帰ってやるんだ!」 「ふぅん、可愛い子だけど、残念……」 チェルシーの目の色が変わる。 淫靡な雌から鋭い戦士の眼差しへ。 手にハルバードを持ち凄まじい速さで突進する。 「!? はや……!?」...
  • 生まれ持った不平等
    7:生まれ持った不平等 森の中に佇む大昔の工場の跡。 伽藍堂となったかつての生産ラインの場所で、目の下に隈があるソバカス顔の 青年下村正人と、美しい銀色の毛皮を持つ雌の人狼アルシオーネは互いの支給品を確認していた。 「俺…面白いのが出てきた」 「え? 何?」 そう言って正人はデイパックから出てきた自分の支給品をアルシオーネに見せる。 「完全自殺マニュアル」と書かれた本だった。 それともう一つ、ロープが入っていた。 「これは『死ね』って事っすか」 「…気にしない方が良いよ」 「…アルちゃんは何が支給されたの?」 「私は……」 アルシオーネに支給された物は回転式拳銃コルトM1917と予備弾。 正人が羨望の眼差しを向ける。 「良いなー」 「あげないよ」 「ふんっ! 欲しくなんか無いんだからね!」 「キモッ」 「……。まああ...
  • 球場 狙撃
    ライトスタンドで戦う野村と砂田、レフトスタンドで対峙する桑原と大田と安倍、 そんな彼らを放送席から狙う男がいた (武器がスナイパーライフルで助かった。ひっそりと狙える、) 昔はこの球場で活躍していた男、榎田大樹、阪神タイガース所属であったが今は西武ライオンズにトレード移籍した男である。 (さて、誰から撃とうかな) 一方レフトスタンドでは。 「危ない!」 安部友裕の槍は徐々に桑原と大田を追い詰めていた。 「やっぱり普段使わないから使いづらいな、」 野球選手であるとは言え槍なんて普段使わない、槍はおろかその他諸々の武器なんてほとんどの選手が使ったことのないだろう。そんな状態であってもそれなりの戦いができる。恐らくアスリートとしての力だろう。 「大田!俺が回り込む!陽動してくれ!」 「はい!」...
  • 蘇ったシリアルキラー
    やぐらの上で目を覚ました大量殺人鬼はテキサスタワーの事を思い出す。 「どうしてこのような手紙を書いているのか、自分でもよく判らない。  自分が最近どうしてこんな行動をとっているのか、その理由を曖昧ながらも書き残しておきたいからかも知れない。  近頃は自分でも自分のことがよく判らない。  道理をわきまえ、知力を備えたごく普通の若者。それが自分に期待されている姿だと思う。  ところが、近頃はまともではない不埒な考えが次々と頭に浮かんでは、我が身を苛むようになった。  こうした妄想はしつこくつきまとい、よほど気持ちを張りつめないと前向きな仕事に打ち込めない。  精神科の医師に診てもらった。近頃、恐怖と暴力的な衝動に苛まれていたからだ。  酷い頭痛に悩まされることもたびたびだ。  私が死んだら、遺体を解剖して、何か精神的な障害があるかどうか調べていただきたい」 「...
  • 張り裂けるココロ
    15:張り裂けるココロ ザクッ、ザクッ、と何かを切り刻む音が廃屋に響く。 濃淡の赤色の身体を持つ竜人体型の竜種の青年ユーリは自分の右手首を、 支給された剃刀ナイフで何度も何度も斬り付けていた。 「俺の右手が赤く染まる…俺の身体が俺の血で更に赤く染まる…落ち着くなぁ…うふふ」 虚ろな目でそう呟くユーリ。 その隣では、牛の耳と尻尾を持った全裸の爆乳美少女ルクレールが、廃屋内で見付けたロープを、 天井の剥き出しになった太い梁に結び付けようとしていた。 「人を一人吊るしても千切れないぐらいの丈夫な縄があって良かった…うふふふふ」 こちらも虚ろな目をしていた。 殺し合いという状況に放り込まれた竜と乳牛娘は絶望に心を囚われ、精神に異常を来し始めていた。 竜の青年は只管に自傷行為を行い乳牛娘は自害の準備を始める。 止める者はここにはいない。二人がどの...
  • Silver&white
    第七話≪Silver white≫ エリアE-6温泉旅館。 海が一望出来る特等の客室に、座イスにもたれて思案中の、 白いYシャツの上に青色のVネック、赤いネクタイ、 青のスカートと黒のタイツ、革靴という外見の、 銀と白の毛皮を持った狼獣人の少女がいた。 「殺し合いか……はぁ、私、死んじゃうのかなぁ」 いつものように自分の部屋で寝たはずだったのに、 起きたら知らない人が一杯いる教室にいて、 スピーカーから「殺し合え」って言われるなんて。 男の人の首輪が爆破されて殺された時、普通悲鳴とかあげたりするんだろうけど、 いや私の場合あまりのシュールな光景に絶句してた。何の声も出なかった。 それで殺し合いが始まったら、この温泉旅館の入口に飛ばされてたのよね。 はぁぁ、嫌だなぁ死ぬの。一応私身体頑丈には出来てるけどさ、 多分銃で胴体撃たれたり、喉掻き...
  • 腐ってく未来
    30:腐ってく未来 殺し合いが始まって数時間経ったが、谷口誠は未だ愛する獣竜、ゲレートを見付けられずにいた。 状況が状況なだけに、長い間無事が確認出来ないとなると誠の顔に不安と焦りが表れ始める。 (どこにいるんだゲレート……見当も付かねぇよ……) 焦ってもどうしようも無いと分かってはいても焦燥は拭えない。 その焦りが彼から十分な警戒心をじわじわと奪っていた。 12ゲージの銃口が自分を狙っている事に誠はすぐに気付けなかった。 ドォン!! 「うああ!?」 自分の目の前に停まっていた車のボンネットが吹き飛ぶのを見て誠が間抜けな声を発し驚いた。 ふと右を向けば、細い路地から散弾銃らしき物を持った高校生ぐらいの少女が出て来るのが見えた。 「じょ、冗談だろ、何それ、そんなので撃たれたら洒落にならねーぞ、オイ!」 「痛いのは最初だけだから...
  • 惨劇の引き金はとても軽く
    第五十五話≪惨劇の引き金はとても軽く≫ B-3の酒場内。カウンターに座りながら、シェパード種の犬獣人の婦警・一色利香は名簿と地図を眺めていた。 参加者名簿は赤線で23人の名前が消されている。 会場地図には禁止エリアに指定されたエリアに赤い丸、及び禁止エリアになる時刻が書き込まれている。 利香と、同行中のフリーカメラマンの男・富松憲秀は、この酒場で第一回放送を聞いた。 他の第一回放送を聞いた生存者達と同じように、彼女達もまた、 最初の6時間で全参加者の半数近い23人が脱落したと言う事に驚き、愕然とした。 その後、禁止エリアも忘れずに記録し、放送が終了した後、 二人はそれぞれのデイパック内に入っている食糧で昼食を取った。 昼食後、利香は名簿と地図を交互に眺め、これからの行動方針について考えていた。 「やっぱり、ここから一番近い場所は軍事施設だけど……行って...

  • ―――暗い闇に彼は居た――― 一部の人間からは好かれ、その人間を自らの手玉に取り、いずれは自らの奴隷にする。 ―――だが暗い闇の方が彼には合っていて――― 銃器も使えて、車も運転でき、身体能力も頭も良く、顔も良かった。 ―――むしろそれが彼からしたら光であり――― 彼の名は、太田太郎丸忠信。 清々しい程の悪と、それに相応しくない人間らしさを少しだけ持っていた男だった。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 「…チッ、どうなってんだよ」 闇に影が一つ。 蠢く様に、だがそれに反するかの様に静かに。 太田太郎丸忠信は、支給品であったスナイパーライフルを握りしめ、その口にクッキークルーラーを詰め込む様に入れながら、夜道を歩く。 だが、歩く忠信その表情は疑問が映る。 怒りとも受け止められる程、分かりにくい表情であった。 が、確実に疑問を抱く様な事があったのだから、忠信だ...
  • とある男の失敗
    彼はとある会社の御曹子、彼の名前は不動光良。 彼は勉強もできれば運動もできる、将来は成功を約束されたも当然だった。 しかし、バトルロワイアルではそんなことは通用しない。 それが主催者と関わりがある会社の社長の息子でも関係ない。 生き残らなければ彼に未来などない。 「ふざけんなよ!くっそ…なんで俺が…」 B-4に位置する森の中をさまよう不動は激怒していた。 自分がバトルロワイアルに選ばれたのだ、選ばれるハズがないと思っていたのに。 しかもそれはあの男が開催していた。 自分の会社の社員のあの野郎だ。 「あの野郎…生き残ったらクビを切ってやる!」 一通り言い終わった後で不動は深呼吸をした。 「まずは落ち着け…アイツのクビを切るには生き残らないとダメだ…」 そう言い、デイバッグを確認する。すると 「スナイパーライフルか…それと…...
  • 【キノの旅】からの出典
    【エルメス】 坂田銀時に支給。 キノの相棒のモトラド(キノ世界でのバイク型の二輪車のこと)。 喋る理由は、「おしゃべりだから(by作者)」 【シズの刀】 瀬田宗次郎に支給。 シズの愛用している長刀。 シズはたいていの危機(銃を持った二十数人の山賊に囲まれたり)をこれ一本で切り抜けている。 【陸】 手塚国光に支給。 シズの連れている白い大型犬。 楽しくて笑っているかのような、愛きょうのある顔が特徴。 (本人は、『地顔であり別に楽しくて笑っているわけではない』と強調する) 自称『シズ様の忠実なる従僕』。言葉を話す。 【カノン】 シルバーに支給。 キノが愛用する大口径のリボルバー式ハンド・パースエイダー(拳銃)。六連発。 元は若かりし頃の師匠が愛用していた銃でもあった。 精度はやや落ちるが威力は高く、キノ曰く『傷口がひどいこと...
  • It is a nightmare inside even if awaking.
    39話 It is a nightmare inside even if awaking. 「ふぅ…とりあえず、これで良いか」 保健室から隣の職員室まで、死臭を発し始めている猫獣人の少年の死体を引き摺り、 そして今、少年が着ていたと思われる衣類を、職員室奥の床に横たえた死体の上に被せ、 一通りの運搬作業を終えたドラゴナス。 せめてもう少しマシな弔い方はないのだろうかと自分自身に問い掛けるが、 自分の命もいつ危機に晒されるか分からない現状では、 これぐらいしかできないと自身に言い聞かせた。 保健室でベッドに寝かせている狐顔の少年の様子が気になり、 ドラゴナスは保健室に向かうため、職員室の引き戸を開け、廊下に出た。 「!! お前は…」 そこでドラゴナスは自分もよく知る人物と対面する事となる。 廊下の奥、数メートル先に、自分にライフルと思し...
  • ジャスティスブレイカー
    32話 ジャスティスブレイカー ホテルの三階にいた時、階の上から聞こえる妙な物音を辿り、 俺こと神庭龍徳はホテル四階の客室の一つを尋ねた。 扉に鍵は掛かってはいなかった。 部屋に足を踏み入れた瞬間、微かに雄臭い臭いが鼻腔を刺激した。 それは自分も何度か嗅いだ事のある、男のそれから出される種の臭い。 「…誰?」 「!」 部屋の奥から、学校の制服らしきズボンとシャツを着た狐の青年が現れた。 見た所、温厚そうな印象を受ける。 「あれ、お巡りさんいつの間に……」 「すまない、下の階にいたんだが妙な物音が聞こえてな、気になって調べていたら…」 「音、聞こえたんですか、恥ずかしいな…」 狐青年は恥ずかしそうに後頭部をかきながら言った。 一体何をしていたんだ? …いや、この雄の臭いからして、 大体想像はつくから聞かないでおこう。それより…。 ...
  • BIG HOUSE
    46話 BIG HOUSE 首がなくなった少女の死体の衣服で、刀身に付着した血を拭き取るドーラ。 血と脂が十分拭えた後、刀――九五式軍刀を腰に差した鞘に戻した。 そしてテーブルの上に置かれた、少女の死体から回収した首輪を手に取り、 デイパックの中に押し込む。 「それにしてもこいつだったとはね……」 先刻仲間に加えたエルザ・ウェイバーからガソリンスタンドで 自分を殺そうとした参加者を返り討ちにして殺したと聞き、 首輪のサンプル回収のためにガソリンスタンドまでやってきたドーラだったが、 その死体には見覚えがあった。 青い髪に、白い丈の短いローブを着た少女。 確か「フォナ・アンシュッツ」と名乗っていた。 この殺し合いにおいて最初に出会った参加者で、エルザと同じように、 自分もこの少女に危うく殺されそうになったが、逆に気絶させて難を逃れた。 あ...
  • 愉快犯
    20:愉快犯 黒と茶色の毛皮を持つ狼獣人の青年、然堂正信は住宅街の裏路地で、 自分に支給された旧式のボルトアクションライフル、SMLEライフルを眺めていた。 装弾数は10発とこの手のライフルにしては装弾数は多い。 「…ん、誰か来るな」 耳がピクピクと動く。二人分の足音を察知した。 正信はSMLEとデイパックを持ち、ゆっくりと表通りの方へ歩き出す。 そして電柱の陰から、足音の二人の姿が見えるのを待った。 夏樹句家子と三宅隆幸は市民プールを後にし、住宅街を歩いていた。 「…たまに遠くから銃声みたいの聞こえるよね、夏樹さん」 「聞こえるわね…」 銃声らしき音が耳に届く度、誰かが撃ち殺されたのだろうかと二人は思った。 「…誰もいないわね…」 静かな住宅街の様子を見回しながら句家子が言う。殺し合いに乗っていない参加者を捜そうに...
  • 倭国の天子、死す
    82話「倭国の天子、死す」 日が空の中央付近に差し掛かり、正午に近付いていた。 捜し人であった小野妹子の凄惨な死を目の当たりにし、 何かが切れてしまった聖徳太子は、どこか虚ろな目付きで市街地を歩いていた。 そして、辿り着く。10階建ての高層ホテルに。 狩猟用狙撃銃を構え、太子はホテル玄関へと歩いていった。 一方、ホテル一階、パソコンルームでは、 フラウと早野正昭が運営コンピューターへのハッキングを仕掛け、 その作業はいよいよ最終段階に入っていた。 流石に一筋縄ではいかない防御プログラムの数々が行く手を阻んだが、 何とか二人の協力で、少しずつではあるが、確実に突破に成功していた。 「……」 「…………」 フラウと正昭は全くの無言。 作業に完全に集中していると言うのもあるが、 それよりも「首輪から盗聴されている」という事による所が...
  • ハッスルロリババア藤島正子
    7:ハッスルロリババア藤島正子 藤島正子は御年95歳になる老婆である。 だが、その外見は、豊満な乳房、瑞々しい肌、美しい緑色の長髪を持った、 スタイル抜群の美少女。一体なぜか。 「まさか、本当に少女に戻れるなんてねぇ」 彼女はとある実験に志願し現在の身体を手に入れた。 その実験とは、他人の身体に自分の脳を移し替え、新たな肉体を得る手術。 そしてその手術は見事成功し、正子は若い頃そうしたように、毎日のように淫行に耽っていた。 「なのに、殺し合いだなんて…折角生まれ変わったのに、死ぬのは嫌…」 場所はエリアF-3平野部、草原地帯の茂み。 何も着ていない生まれたての姿の正子はデイパックを開けて支給品を確認する。 出てきた物は旧式の自動拳銃南部十四年式と、予備のマガジン3個。 もう一つは白いブラジル水着、しかも透けるタイプだった。 「着...
  • お客様三名ご案内
    19話:お客様三名ご案内 ショッピングセンター屋上、小さな遊園地のようになったその場所で、 二本の尾を持った二足歩行の銀色雄狐、稲苗代儀重(いなわしろ・よししげ)は、 フェンス越しに見える市街地を見下ろしていた。 首に手をやり、はめられた金属製の首輪の感触を確かめる。 「……これ、下手な事すると爆発するんだよなぁ……厄介だな」 首輪から手を離し、近くのベンチに置いてある自分のデイパックに近付き、 チャックを開け中身を漁り、「それ」を取り出す。 ストックと先台が黒く塗られ、銃身とレシーバーが銀色に輝く散弾銃、 レミントンM870マリーナ・マグナムと、12ゲージ散弾12発。 更に煙幕手榴弾3発も入っていた。 「…殺し合い…か……知り合いもいないし、乗っても良いかな……」 M870マリーナ・マグナムを抱えながら、儀重は言う。 「取り...
  • 狐はエロいというイメージ
    9話 狐はエロいというイメージ 「殺し合い、か……」 自身の通う高校の制服である紺色のブレザーに灰色のズボンという格好の 狐獣人の青年、香瀧宏叔はエリアA-7に存在する中規模なホテルの四階にある客室の一つで、 ベッドの上に座りながら考えていた。 「……殺し合いなんて……何か、面白そうだね。俺、優勝狙っちゃおうかな。 知り合いもいないみたいだし、武器も結構良い物が支給されたし」 そう言いながら、支給品の一つである自動小銃M1ガーランドライフルを手に取って眺める。 セミオートで8発連続で撃てる優秀な自動小銃である。 名簿を見る限りではこの殺し合いに知り合いもいないようなので、 宏叔は優勝を目指す事をあっさりと決めた。 「にしても、こんなものが支給されるとは」 ガーランドライフルをベッドの上に置き、宏叔はもう一つの支給品、 ディ○ド...
  • アニメ・ロワイアル第一回放送までの死者
    時間 死亡者名 殺害者名 死亡話 死因 凶器 場所 深夜 コルネリウス・アルバ 松雪集 002 愛する貴方へ花束を 斬殺 式の古刀 a-6 汐宮栞 白純里緒 005 俯瞰せよ、人々よ 撲殺 拳 d-6 セシリア・オルコット 木原数多 010 世界最悪(きはらあまた)2 射殺 アサルトライフル d-4 アサシン 木原数多 射殺 アサルトライフル d-4 久川鉄道 秋山澪 015 幸せの背景は不幸 射殺 天井の銃 c-4 篠ノ之箒 一方通行 016 底より深い底 虐殺 足 d-2 美樹さやか 岡崎朋也 020 理想の果てに 射殺 拳銃? d-6 椎名まゆり 音無結弦 023 未来へ駆ける 射殺 指弾 ? 浜面仕上 ランサー 025 時系列さえもっと遅ければ…いや、言うまい。 貫殺 ゲイ・ボルグ e-2 白純里緒 上條恭介 026 残酷歌劇 刺殺 カリバーン d-4 上條恭...
  • 【その他の銃火器・刃物類】
    【イングラムM10】 吹原和彦に支給。 装弾数30、予備マガジン3つつきのサブマシンガン。 使用弾薬:9mmx19弾 【シグザウエルP230】 ◆YcpPY.pZNgに支給。 装弾数7、予備マガジン3つつきの自動拳銃。 使用弾薬:.380ACP弾 【投げナイフ】 ◆WYGPiuknm2に支給。 20本セットの、特に変わった所はない投げナイフ。 手慣れてないと対象にちゃんと当てるのは難しい。 【レミントンM700】 カルロに支給。 装弾数4、予備弾薬12発つきのボルトアクションライフル。 スコープも付いている。 使用弾薬:7.62mmx51弾 【サバイバルナイフ】 ◆VxAX.uhVsMに支給。 大振りのナイフ。使い勝手はなかなかのもの。 【デザートイーグル】 須藤真幸に支給。 装弾数7、予備マガジン3つつきの強力な自...
  • どうしてこうなった…?
    「ちょっと休んで行こうか…」 「…うん」 ホームセンターの前に座り込み、休憩を取る。 自分はこの程度ではあまり疲れはしない。 だがこの子は違う。まだ幼い。 この異常な状況で感じているストレスも、計り知れない。 「…ホームセンターか…何かあるかもな…」 武器になりそうな工具があるかもしれない。 バールとか、パイプとか。 お互い、碌な武器も無い状態ではあまりにも危険だ。 「よし、ホームセンターの中を見てみよう。歩ける?」 「…はい」 (ついでに、飲み物か何かあるといいな…口の中までかさかさだ) ◇ 「こんなもんか…」 武器になりそうな工具をデイパックに入れる。 バール、釘、そして小型釘打ち機。 「こんな感じで十分かな…飲み物はどこだろう」 「あ、あっちにジュースがありますよ…」 カップ麺や缶詰がたく...
  • アニメ・ロワイアル第二回放送までの死者
    時間 死亡者名 殺害者名 死亡話 死因 凶器 場所 ? 岡崎朋也 音無結弦 036 消 射殺 指弾 ? ランサー 秋山澪 037 魔女演舞~槍兵~ 消滅 魔力放出 宿海仁太 音無結弦 038 どんな夢も断てる気がするんだ 射殺 指弾 f-2 音無結弦 牧瀬紅莉栖 射殺 AK-47 仲村ゆり 音無結弦 射殺 指弾 中川かのん 木原数多 039 きっと、終わりは始まりの時。 射殺 アサルトライフル c-6 春原陽平 木原数多 射殺 アサルトライフル 橋田至 木原数多 射殺 アサルトライフル 木原数多 岡部倫太郎 首輪爆破 白いUSBメモリ 両儀式 松雪集 040 黒 斬殺 名刀『九字兼定』 ? 鹿目まどか 松雪集 貫殺 名刀『九字兼定』 セイバー 一方通行 斬殺 黒い翼 黎明 秋山澪 ギルガメッシュ 042 闇へと消ゆ 刺殺 剣 ? 松雪集...
  • 呪いを掲げた悪しき神様
    怪盗、アルセーヌ・ルパンと言えば知らないものはいないだろう。 主催者のシャーロッククラスの知名度はある。 新宿の情報屋と言えば、池袋の闇に触れた人間で知らない者はいないだろう。 そんな二人が、不気味な廃団地に揃っていた。 「んー。ということは理子ちゃんは怪盗の子孫なわけだ。ーーーーこれはあのシャーロックも本物なのかもねえ。ははは、すごいことだ」 「イザさんって腹黒いでしょ。見たら分かったよおっ」 峰理子は、シャーロック撃破のために結託を考えていた。いくら彼女でも、彼の相手は手に余る。 折原臨也と情報交換をし、共に行動しようと提案すると、臨也は快く承諾してくれた。 確かに理子の判断は正しい。 折原臨也は人を引き込むカリスマだ。殺し合いに乗っていたとしても、彼なら仲間に引き入れてくれそうなほど。 しかし。彼は人間を“駒”としか見ていない歪んだ思想家なのだ。 ...
  • 血、死体、酒場にて
    第六十話≪血、死体、酒場にて≫ 「うえ……こりゃ酷ぇ。あのオヤジが殺ったのか? 殺ったんだろうな、状況から考えて」 酒場の奥にある和室で、四宮勝憲は現場の余りの凄惨さに顔を歪めていた。 頭部から頸椎にかけて、文字通り「両断」されている人間の男の死体がうつ伏せで倒れていた。 両断された部分から赤黒い血液の水溜まりが畳の上に大きく広がっており、 ピンク色のゼリー状の何かが、裂けた頭蓋骨から溢れ出ていた。 こんな物、わざわざ凝視せずとも死体の状況からすれば脳漿だという事は容易に分かる。 いつまでもそんな物を見ていて平然としていられる程、彼はグロ耐性がある訳では無い。 「あー? 何だこりゃ? アサルトライフルか? 何で真っ二つになってんだよ」 男の手元には、機関部で真っ二つに切断されたアサルトライフル・ハーネルStG44が落ちていた。 当然、もはや使い物...
  • 対峙スル死神と歩兵
    アパートの向かいのデパートの屋上、そこに人がいた。 覗いている場所は向かいのアパートの一室。そこには女性と男性が行為をしていた。 男はうつ伏せになりスナイパーライフルのスコープを使って、窓からその光景を見ていた。最初から。 別に彼にそんな趣味があるわけではない。たまたま目に入ったから、ただ面白そうだから、それを見ている。 二人が感じていた視線とはこの男のことである。 そしてこの男の名前は多良見進。死神、または闇と呼ばれる高校生。 □□□ 多良見進は長谷川やステブルスが街に入るまえにこの街に来ていた。 なぜここに来たのか。もちろん別の道具はないか探しにきた・・・のだが 「街に行けばなにかあるかなー…って思ったんだけど…」 街は廃墟とかしており、何かありそうな気配すらない。 多良見は少し不満だった。RPGだと何かしらはある。しかし、現実はそう甘...
  • スルースキル発動inレイの場合
    1:スルースキル発動inレイの場合 某ゲームのナルガ装備と酷似している装備――今は手甲と靴の部分だけだが――を、 着こなしている釣り目の美少女レイ・ブランチャードは昨夜の事を思い返す。 昨夜は美女と野獣の肉の宴――要するに獣姦乱交パーティーに招待され、 自分は何匹かの妖狼、魔狼、獣人と行為を愉しんだ。 開始前に強力な避妊薬を飲まされたため妊娠の危険は無い、とは思うが。 「酒や薬も結構やったからな…むう…今一思い出せん。 こんな事なら家に突然来た招待状に従うんじゃ無かった…全く」 愚痴をこぼしながら、路面に置かれていたデイパックを持ちあげ、 適当な建物の中に入り中身を確認する。 ルール冊子と書かれた小冊子を開くとこの殺し合いのルールが詳細に書かれていた。 (…12時間、誰も死ななくても駄目なのか…デイパックは四次元構造で…? 死体を含む参加者以...
  • 不退転修羅
    27:不退転修羅 「ちぃ、男いないなぁ」 愚痴を零すほぼ全裸の黒狼獣人の女戦士、チェルシー・フォースター=チャンドラー。 彼女が捜しているのは自分の欲求を満たせそうな男性参加者。 市街地の路上をあえて艶めかしく歩く。 しかし彼女の思惑通りにはいかなかった。 「お、誰かい……あー、女の子か、残念……」 チェルシーが遭遇したのは人間の少女。 「あら」 その少女は手に持っていた大型のリボルバーをチェルシー向けて構えた。 ドォン!! 耳を劈くような銃声が市街地に響く。 チェルシーは素早く銃弾を躱す。 「ヤる気って言うかやる気アリ、ね!」 ドォン!! 続けて放たれた一発もチェルシーは躱すが、顔のすぐ真横を銃弾が通り抜けた。 常人ならそれだけで精神的に大きくダメージを受けるが、 戦士としてそれなりに修羅...
  • dorchadas
    草原。 ゆらゆら揺れる草。そよそよと吹く風。黒の空に浮かぶ金色の月。微かに灯る月明かり。 一面に広がる鮮やかな緑も夜の闇にかかれば黒に染まり、草の原もたちまち黒の原となる。 その黒の原に一人の異質の黒。否、正確に言えば一人の少年が立っていた。 華奢な体を黒の執事服で身を包み胸には黒のタイ、 少し跳ねたややブルーがかった髪が全身の黒と対比して目立っている。 そして目を惹くのが少年の顔。 女顔かつ童顔で幸薄い容姿が一部の人の保護欲を引き立てるであろう。 綾崎ハヤテ。 両親が残した1億5680万4000円の借金返済のため三千院家の執事を努める少年である。 「……殺し合いですか。見たところドッキリではなさそうですね」 ハヤテは深妙に手を顎に当てながらなぜ自分がこの殺し合いに巻き込まれたかを考える。 (思い当たる理由なんていくらでもある。僕を倒せ...
  • 【ブシドーブレード弐からの支給品】
    【レイピア】 福沢玲子に支給。 元々はハイウェイマンのサブウェポン。 儀式用であり、華麗な装飾が施されているが殺傷力もある。 【カエル】 善法寺伊作に支給。 元々は柊千尋のサブウェポン。 なんてことは無いただのカエルだが、苦手とするキャラにあてると効果は絶大。 【ブロードソード】 環樹雫に支給。 全長115センチ、刃長85センチ、重量3.5キロを誇る大剣。 他の刀剣に比べはるかに重く、鋭さもそれほどないため斬ると言うより叩きつけるように攻撃する武器。 鳴鏡の風閂が最も得意とする武器である。 【小太刀】 ライゲン・ボルティアーノに支給。 元々は辰美のサブウェポンで、古武士が馬に乗るとき、太刀と一緒に携帯していた小型の太刀。 歴史的には脇差しの原型となった刀である。 【ホッキョクツバメのライフル】 高階ヨイチに支給。 鳴鏡...
  • BRIGHTEST DARKNESS
    34:BRIGHTEST DARKNESS 「嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だあああああああああああ」 ショッピングモール内に青年の悲痛な叫びが木霊する。 大きな狐が頭を抱え絶叫していた。周りにいる三人は沈痛な表情でそれを見ていた。 「ヒイアアアァアァアアァァァァ……嘘だあああああああああ……!!」 「た、高延」 狐の女性、千葉望が妖狐・日宮高延に声を掛けた。 「まどかぁ…まどかぁ…」 しかし高延は全く意に介せず。放送で死者の名前として主人の日宮まどかの名前が呼ばれてからずっとこの調子である。 「参ったな…」 「どうしよう…」 高村秀徳と新井宏音は困り果てる。高延の気持ちは分かるが余り長い間大声で喚かれるのは危険だ。 それは望も考えていたようで、どうにか高延を落ち着かせようと四苦八苦するが全く効果が無かった。 「うおああああ...
  • It Dwells In Me
    32:It Dwells In Me 病院一階診察室を、少女河田遥と赤い飛竜カイテルが訪れた。 「疲れたなぁー」 「……」 「放送も近いしここで休んで行こうよ」 「了」 遥は返事をすると、様々な医療器具が置かれた棚を調べ始めた。 カイテルは自分の支給品である、シモノフ対戦車ライフルを診察用のベッドの横に立て掛けると、 遥の様子を観察し始めた。 (可愛いな……) 見れば見る程、遥は自分好みだとカイテルは思う。 胸の大きさは物足りないものの、顔や身体付きはそれを補って余りある。 (最近ご無沙汰だしなぁ、ヤりたいな……ああ、でも、襲ったら絶対殺されるだろうし……ムラムラしてきちゃったよ) 自分の股間に視線を移せば、スリットから息子が少し顔を出そうとしていた。 辛抱堪らない――――カイテルはベッドから立ち上がり、ある所に向かう事...
  • 俺オリロワ2nd第二回放送までの死亡者
    時間 死亡者 殺害者 話 死因 凶器 午前 北条春奈 小神さくら 032:虚無 斬殺 サバイバルナイフ 神田川住春 小神さくら 032:虚無 刺殺 サバイバルナイフ 清野利秀 小神さくら 032:虚無 射殺 IMIマイクロウージー 日野詩織 小神さくら 032:虚無 射殺 IMIマイクロウージー 新井宏音 然堂正信 034:BRIGHTEST DARKNESS 射殺 SMLEライフル 高村秀徳 然堂正信 034:BRIGHTEST DARKNESS 射殺 SMLEライフル 然堂正信 田中正子 034:BRIGHTEST DARKNESS 射殺 スプリングフィールドM1903A1 田中正子 月宮奈緒子 034:BRIGHTEST DARKNESS 焼殺 焼夷手榴弾 日宮高延 日宮高延 034:BRIGHTEST DARKNESS 陰茎切断による失血死 コンバットナイフ 石田...
  • 血風の狂詩曲
    67話 血風の狂詩曲 二人の仲間を目の前で失い、更にその死に方が凄惨極まりなかったため、 悲しみよりも吐き気が勝り、元々なかった元気が更にローダウンしたのび太。 しばらく吐瀉を続け、胃液まで吐いてようやく吐き気が収まったが、 相変わらず、首なしのバニーガール、神山アキナの死体、 身体を袈裟に斬られた水着マント(?)の女性、死神五世の死体は地面に横たわっている。 「大丈夫? のび太君。随分吐いてたようだけど……」 「だ、大丈夫です……」 気分的には余り大丈夫ではなかったが、これ以上、最後に生き残った仲間である、 狐獣人の少女で自分より年上のミーウに心配を掛けさせる訳にもいかない。 「二人の荷物を貰おうか。折角だから、使わせて貰いましょ」 「は、はい……」 (ミーウさん……目の前で人が二人も死んじゃったのに、何でこんなに平気でいられるんだ...
  • 斬殺許可証
    14話 斬殺許可証 エリアE-1、海沿いに建てられた塔。 元々は軍事要塞として建造されたが、今や放棄され数十年の月日が流れ、 潮風の影響も有り朽ち果てている。 塔の中から、銃声が何度も響いてくる。 茶色い毛皮を持った狼獣人の青年、ノーチラスは、 息を切らしながらボロボロの木製机の影に隠れていた。 身体の至る所に切り傷が見受けられ、痛々しい。 「畜生、やべぇぞこりゃ……」 殺し合いが始まった後、クラスメイトを捜すためスタート地点の塔を探索し始めた ノーチラスだったが、塔がスタート地点だった参加者は彼だけでは無かった。 その参加者はノーチラスが話し掛けるな否や、持っていた日本刀で襲い掛かってきた。 しかも、ただ振り回すのでは無く、目に捉えるのが困難な程素早く、 鋭い斬撃。刀の扱いに慣れている、いや、もしかすると剣豪と呼んだ方が良いかもし...
  • ある日森の中、猫に出会った
    9:ある日森の中、猫に出会った 「こうして裸になって森の中で寝ているとね…自分が自然と一体になってる気がするんだ。 雑草がひんやりしてて気持ち良いの……」 「……」 シェパード種犬獣人の美少女、杉原めぐみはエリアG-4森の中で全裸になって寝ているハーフ猫獣人、 つまり猫耳尻尾の若い女性と遭遇してしまった。 「ねえ、あなたも体験してみない」 「嫌」 「即答は悲しいなぁ」 「っていうか、今の状況分かってる?」 「分かってるよ…殺し合いでしょ?」 全裸の猫耳女性は身体を起こすと、軽く身体を伸ばし、めぐみの方に向き直る。 「あたし赤松裕理。仕立て屋で働いてるの……」 「私は杉原めぐみ。ねえ、赤松さん…」 めぐみは自分のデイパックから顔写真付名簿を取り出し、それを裕理に見せ、 「杉原豊和」という名前の青年の顔写真を指差した。 ...
  • 過程とかそういうのは吹っ飛ばしたい
    23話 過程とかそういうのは吹っ飛ばしたい 「迷った?」 森の中を歩いていた青猫の少年石清水成道は嫌な予感を感じそれを言葉で表した。 「い、いや、まだ迷ったと判断するのは早計だ」 その予感を否定し、少年は歩みを続ける。 ダァン!! 「!」 突然の銃声と同時に成道のすぐ傍の樹木に穴が空く。 動きを止める成道。 辺りを見回すと、10メートル程離れた所の太い樹木の陰からライフルらしき物を構えた、 露出の高い格好の兎獣人の少女の姿が見えた。 女性はライフルを構えたまま成道に近付く。 そしておよそ2メートル程までお互いの距離が縮まった所で兎少女は口を開き始めた。 「私は殺し合いに乗ってるけど、あんたは?」 「……乗っている」 隠す必要も無いと考え正直に成道は答える。 「ふうん」 「……」 「誰か殺した?」...
  • 見てこい
    「ああ、一体なんでこんなことに?」 崖の上で、自分の不運を嘆くカルロ。 あの時、命令に従って見に行ったせいで、自分は…。 意識が遠くなっていって、気が付いたらこんなところに。 (第一、外からバンバン撃つより手榴弾投げ込んだ方が確実なのに) わざわざ回りくどい方法を取ったせいで、自分が見に行かされたのだ。 「おい」 「ん」 急に誰かに声をかけられ、振り向く。 その瞬間、相手は自分の懐に潜り込んでいた。 「が…」 腹部に痛みが走る。 思わず、倒れてその場ににのたうち回る。 「…よいしょっと」 ズルリと腹から一気に何かが引き抜かれる。 それと一緒に、夥しい量の出血が。 その尋常じゃない痛みに声にならない悲鳴を上げる。 出血と共に、意識も遠のいていった。 ◇ 血の海の中に倒れる男と、その...
  • 孤竜模索
    39:孤竜模索 放送では、百瀬ほのかと、彼女を殺し、そして自分を殺そうし、 それを返り討ちにして殺した、片山長晟の名前も当然呼ばれた。 その二人を含めて22人も死んだらしい。 俺、ワイバーンのカイテルは、島役場の前に立っていた。 誰か先客がいるだろうか。 デイパックの中には、竜種の少年、長晟の「首輪」が入っている。 死体から、取った。首を切断して。 ほのかが支給されていた、マグロ切り包丁でな。 首輪を調べるために首輪のサンプルがどうしても必要だったから――だけど、流石に、 ほのかの首を切断する事は出来なかった。 「……」 役場の入口の扉を開けて中に入る。 「うっ」 入った途端、死臭が鼻を突いた。 「これは……」 ロビーに白衣を着た犬獣人の女性の死体が転がっていた。 死んでからかなり経っているようだ。 近付い...
  • 復讐と服従、読みはちょっと似てる
    54話 復讐と服従、読みはちょっと似てる 銀鏖院水晶は、エリアD-8に存在する図書館を訪れていた。 先刻の放送では、近くのエリアE-7が禁止エリアに指定されたものの、 そこに行く予定は無いため気にする事は無いだろう。 発表された14人の死者の中にクラスメイトの名前は無かった。 かと言って水晶にとって気になる事では無いが。 「多分、私が撃ったあの少年……私も少女だけどね……の名前も入ってたんだろうけど、 名前聞くのは忘れたからな…まあいいか」 自分の武器である突撃銃AKS-74を携えながら、水晶は図書館奥へ足を進める。 多くの書籍が収められた棚が並び、広々とした読書スペースがある。 観葉植物や子供用スペースも見える。 「!」 背後に気配を感じ、水晶は振り向いた。 「……あなたは?」 「……」 入口付近に、自分とは...
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