非リレー型バトルロワイアル @ ウィキ内検索 / 「錯乱状態にお気を付けください」で検索した結果

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  • 錯乱状態にお気を付けください
    28話 錯乱状態にお気を付けください 「う…ん、ここ、は?」 安倍太郎が目を覚ます。 見渡すと一室…そこは病院のようだ。 「く……体が痛い……」 体を見る。 包帯だらけになっていて少し驚くが、すぐ落ち着く。 一体何があったか思い出す。 自分は、そう…確か、ああ…。 「う、うわあああああああああああああああああ!!」 思い出した!思い出した!思い出した! 俺は、殺されそうになって…! 「あ、あいつは……!今どこにいる!逃げないと!」 錯乱するが、上手く立ち上がれない。 しかし、這いつくばってでも外に出ようとする。 「フンフフーン…って、何してるんですか!?」 伊東が安倍を見つけ、引きとめようとする。 しかし、安倍の錯乱は続いている。 「うわあああああああああ、ちかよるな!うわあああああああ...
  • 寝てる間に何かを聞くなんてできないから
    ...完結編~ 安倍太郎 錯乱状態にお気を付けください 男三人、三人旅~いきなり完結編~ 伊東良枝 錯乱状態にお気を付けください
  • DOLオリロワ第二回放送までの死亡者リスト
    ... 安倍太郎 028 錯乱状態にお気を付けください E-2 伊東良枝 安倍太郎 028 錯乱状態にお気を付けください 昼 C-1 ブノワ・ディオール 五十嵐修二 030 やられたらやり返していい時と駄目な時がある C-4 高松仁美 久世竜二 032 希望→絶望 C-4 久世竜二 田畑耕作 032 希望→絶望 C-4 田畑耕作 高松仁美 032 希望→絶望 E-3 樋口卓造 中島明彦 033 再、住宅街での戦闘 E-3 青島結子 中島明彦 033 再、住宅街での戦闘 E-3 小林友子 中島明彦 033 再、住宅街での戦闘 E-3 中島明彦 中島明彦 033 再、住宅街での戦闘 【以上19名 残り6名】 《最後の言葉》 名前 最後の言葉 丹下真司 「ひ、ははははは」 西山恵理香 「駄目!!」 河内憲二 「ぐ、、ぞぉ…で、め」 州崎宏 「――――...
  • 主催側の会話(主催の小言)
    ...りません。 錯乱状態にお気を付けください 目次順 やられたらやり返していい時と駄目な時がある 第一回放送(DOLオリ) 青木百合 第二回放送(DOLオリ) 第一回放送(DOLオリ) 古川明美 第二回放送(DOLオリ)
  • DOLオリロワSS目次
    ...・アラニス 028 錯乱状態にお気を付けください 安倍太郎、伊東良枝 029 主催側の会話(主催の小言) 青木百合、古川明美 【昼】 話数 題名 登場人物 030 やられたらやり返していい時と駄目な時がある ブノワ・ディオール、(五十嵐修二) 031 それでも自重しないこの男 長谷川祐治、国分由貴、寺島雪菜 032 希望→絶望 田畑耕作、久世竜二、高松仁美 033 再、住宅街での戦闘 中島明彦、小林友子、樋口卓造、青島結子 【第二回放送】 話数 題名 登場人物 034 第二回放送(DOLオリ) 青木百合、古川明美 【真昼】 話数 題名 登場人物 035 こんな終わり方も何かの因果なのかもしれない 葛西英明、長谷川祐治、ブルース・ヤスパース、河田遥、国分由貴、寺島雪菜、青木百合、古川明美 【エピローグ】 話数 題名 登場人物 036 NEXT:終わりは始まりなの...
  • 希望は潰えぬ
    ...射ち落とす 目次順 錯乱状態にお気を付けください 3人の休息+1名の受難 ブルース・ヤスパース こんな終わり方も何かの因果なのかもしれない 3人の休息+1名の受難 大江太一 GAME OVER 3人の休息+1名の受難 戸田愛 GAME OVER 住宅街の戦闘、見物人を添えて マクファーレン・チャールズ GAME OVER 住宅街の戦闘、見物人を添えて ロバートソン・アラニス GAME OVER
  • 翼をください
     全てが、許せなかった。  彼女を苦しめる世界。彼女を救わない世界。彼女を殺す世界。  世界は、邪悪だ。  思っていたよりも遥かに、想像を遥かに超えた域で、世界は邪悪だ。  『クローン』を使って殺そうとしてきた。  『クローン』を使って追いつめてきた。  『クローン』は『彼女』を殺さねば、死ぬ運命であった。  『クローン』も『彼女』も、そのどちらもを救いたかった。  でも、無理だった。  『クローン』は『彼女』を殺せなかった代償としてクソみたいな装置で殺されかけた。  それでも、反抗してやろうと思った。  壊すことしか、コロスことしかできねえと思ったいるクソ野郎どもに、反抗してやろうと思った。  でも、無理だった。  折れてしまった。  自らを構築する何かが、クソみたいな世界でどうにか積み上げてきた何かが、崩れ落ちてしまった。  ただ救いたいだけなのに、それだ...
  • 前方のキノコの暴走に気をつけてください
    17話 前方のキノコの暴走に気をつけてください 「まったく、何も見つからないとか、困ったもんだぜ」 D-1沼付近、底なし沼の周りには小さな住宅街があり、そこをすべて探索したが何もなかった。 彼女、霧雨魔理沙は探索を終え、沼の前にいた。 知り合いどころか、人にすら合わなかった。 「まったく、ほんとに人が居るんだろうなってほどだな…」 彼女は立ちあがったその時、声が聞こえた。 叫び声のような、そんな声が。 「誰かいるのか?」 その声がだんだん近づいてきた。 そして現れたのは 白いキノコのような妖怪?だった。 「……ぷっ」 思わず吹き出してしまった。 しかし、そんな和やかなムードになるとはならなかった。 ドドドッ という音とともに、魔理沙の体が地面に落ちた。 「お、お前……まさか……」 ...
  • 廃墟探索に気を付けなければイケナイ事の一つ=崩落
    42話:廃墟探索に気を付けなければイケナイ事の一つ=崩落 「きららは死んだのね…まあ別に良いけど」 身体中を雄竜の白濁液まみれにした銀髪の全裸の女性、日宮まどかが、 23人の名前が横線で消された名簿を見ながら言う。 その脇ではすっかり体力を使い果たした黒と赤の雄竜が伸びていた。 まどかはその雄竜――ヘルムートの分まで情報をまとめていた。 友人の死にも特に動揺する事も無く、まどかは鉛筆をテーブルの上に置き、 ヘルムートの所へ寄る。 「ヘルムート」 「あ…まどかさん…」 「あなたの名簿と地図にも買いておいたから。死亡者と禁止エリア」 「ありがとうございます…」 「うふふ…可愛い」 自分の手足となって貰う雄竜の頭をなでる。 ヘルムートは本人の知らない内に薬物を飲まされ、幾度にも渡るまどかの愛撫により、 すっかりまどかの虜になっていた。 ...
  • 無菌状態に慣れ過ぎて
    2話:無菌状態に慣れ過ぎて 学校の制服であるカーキ色のブレザーと茶色のスカートを着た黄色い狐獣人の少女、 葛葉美琴(くずは・みこと)は橋のど真ん中で目を覚ました。 立ち上がり、自分の置かれた状況を整理する。 首には金属製の首輪、傍に置かれた黒いデイパック、見知らぬ市街地。 「そうだ、殺し合いをしろって言われて…」 そして自分や、近所の知人二人を含む大勢の人々が謎の二人によって殺し合いを 強要されている事を思い出した。 「冗談じゃないよ…殺し合いなんてする訳無いでしょ…!」 美琴はそう吐き捨てながらデイパックを手に取り欄干に背を預け、 中身を確認し始める。 「ああこれが基本支給品ね…それじゃあこの二つが…」 そう言いながら美琴は二つのランダム支給品を取り出した。 一つは登山に使うピッケル。もう一つは……。 「何なの...
  • 第一回放送 ~主催者達の明日はどっちだ!?~
     第12話 第一回放送 ~主催者達の明日はどっちだ!?~   ピーンポーンパーンポポポポポーン♪  ゲーム開始から4時間が経過した。  そんな最中会場中に妙なサウンドエフェクトが鳴り響いた。 『朝四時だけど、放送を開始する。  僕の名前は野比セワシ。未来から来ました。  まぁ、そんなことは今はどうだっていい。気にしなくてね。  早速だけど、死者の発表をさせてもらう。  一度しか言わないから聞き逃さないように。  ――骨川スネ夫。  ――スネ夫の父。  ――スネ夫の母。  ――金将軍。  ――ブロリー。  ――ノイ・ドヴァイ。  ――マグニスさま。  ――パルマコスタの市民A。  ――橘右京。  ――松岡勝治。  ――基山ヒロト。  ――タクアン和尚。  ――天野河大輝。  ―...
  • ────ねえ
    めのまえがまっくらになった──── 鏡音リンの全身から力という力が穴の空いた風船のように抜けていく。 萎み切ったリンは、その場で両膝をつき、目の前の光景を光のない目で見つめた。 彼女の目の前には、顔面が陥没し、ピクリとも動かない鏡音レンの死体があった。 こんな事が……こんなバカな事が起こる筈が…… ねえ、どうして寝てるの?どうして声をかけても起きてくれないの? ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ?ねえ? レンの体をゆさゆさと揺すってみたが、レンは反応を返してくれなかった。 「ねえ、レン、どうしちゃったの?どうして返事してくれないの?ねえ?」 からかうのもいい加減にしてよ。こんな状況で死んだ真似をするなんて、 なんて趣味の悪い冗談をするのよ。ねえ?私は鏡音リンよ? 「ねえ、私は鏡音リンよ?私は貴方の双子の姉よ?私が貴方を襲うわけ...
  • エンカウンター
    8話:エンカウンター 久木山忠則は不安で仕方が無かった。 一人息子の凌河がこの殺し合いにおいて生き残れるのかどうか。 多少身体が丈夫ではあるが決して不死身では無い。 「凌河、お父さんが見付けるまで死ぬんじゃないぞ」 どうか自分が見付けるまで生きていて欲しいと忠則は願う。 支給された3本のクナイの内一本を右手に装備し、いざと言う時の武器とする。 「酒場か……入ってみるか」 酒場らしい建物を見付け扉を開ける。 「はぁ……はぁ……」 「オウ……ウ」 「oh……」 カウンターの上でハイエナの男と人間の少女がまぐわっていた。 予想していなかった光景に忠則は硬直し、呆然と二人の行為を見ていた。 ハイエナ獣人の男は少女の顔を舐めたり乳房を揉みしだき顔を埋めたりしながら、激しく腰を振る。 少女はとても気持ち良さそうな表情でハイエナ男の...
  • 仮初めの光求め呑んで候
    73話 仮初めの光求め呑んで候 どれ程走り続けただろうか、いつの間にか周囲の風景は海が見える草原から、 やや古風な鉄筋コンクリートの建物や木造家屋が建ち並ぶ市街地へと変わっていた。 和風鎧姿の男――ムシャはアスファルトの中央で、乱れに乱れた呼吸を整える。 疲労により、錯乱状態にあった自身の精神も、平常に近付いたらしい。 「はぁ……はぁ……五世……」 死神五世。自分と同じく魔王軍四天王の一人で大切な仲間、親友でもあった。 だが、もういない。誤って、殺してしまった。 最終的に死亡を確認した訳ではないため「もしかしたら」という希望に縋りたくもあったが、 自分の振るった刃が五世の胴体を斬り裂いた時の感触や、 五世の負った傷の具合からして、絶望的であろう。 「俺は、何て事をしてしまったんだ……」 殺し合いに呼ばれた自分の仲間、ドラゴナス、死神五世...
  • 寂しい芭蕉は、一人ぼっち
    25話「寂しい芭蕉は、一人ぼっち」 和服姿の冴えない風貌をした男、俳人・松尾芭蕉は、頭を抱えながら墓場の石畳で造られた道を歩いていた。 「ああ……どうしてこんな事になっちゃったんだよ……」 いつものように師匠に冷たい自分の弟子、曽良をお供に旅をしている道中、 宿屋に宿泊し、食事を取り、風呂に入り、就寝したはずだった。 だが、目覚めた時、そこは宿屋の部屋では無かった。 「殺し合いなんて出来る訳無いよ……でも死にたくもないし……。 曽良君は今どうしてるんだろう」 自分と同じくこの殺し合いの参加者となっている弟子の名前を口にする。 師匠であるはずの自分に対して異常な程スパルタで、頻繁に暴力を振るい、時折凍り付くような殺気さえ感じる弟子、曽良。 恐らく自分の事を全く尊敬などしていないかもしれないあの鬼弟子が、 自分の事を助けてくれるかどうか。 ...
  • 第壱回放送
    よーうお前ら、やってるか?まあどっちでもいいが。早速死んだ奴の発表だ。 群馬洋一 ◆CgtB2nWsWk 永野隆也 パート・スティーヴン 近田一也 原付の人 堀川翔太 神谷茜 以上9人だ。結構ハイペースだな。いい感じじゃねーか。 次は…禁止エリアだ。禁止エリアは… C-5 D-7 以上2つだ。気を付けろよ?入っちまうと死ぬからな。 端末の地図も更新してあるからな、ちゃんと確認しろよ? それとお前らにお知らせだ。この放送から30分後に、誰かがゲームに参加する。 …中には、こいつを知ってる奴もいるかもな。 それじゃ、放送終わり。頑張って生き抜けよ! 【一日目・深夜/???】 【富山由紀夫@オリジナル】 [状態]:健康 [装備]:謎のスイッチ [所持品]:なし [思考・行動] 基本:ゲームの遂行。
  • 出来るなら、戻りたい、あの頃に
    41話:出来るなら、戻りたい、あの頃に 「なあ高原ー。今度の土曜空いてる?」 「え? 何だよ久保」 「いやさ、合コンやんだけどちょっと男の数足りなくてさー」 「合コンね…どうせ割り勘だろ? やだよどうせおごらされるの目に見えてるし」 「そこを何とか!」 「石田とか宮村とかは?」 「あのねぇそいつらが呼べんならお前を呼んだりしないよ」 「何か突っかかるなその言い方」 「頼むよ~」 「……ハァ、分かったよ。今度ラーメンおごれよ」 「サンキュー!」 つい数日前の遼平との会話を思い出していた。 遼平はもういない。俺が殺した。 放送でも当然名前が呼ばれた。同じく友人の冬月蒼羅の名前も。 だけど――なぜか撃ち殺したはずの、遼平と同行していた少女の名前は呼ばれ無かった。 あれで生きていると言うのか? ともあれ、放送の時点で生き残りは俺を含め27人に...
  • オープニング……的な?
    第0話 オープニング……的な?   常闇。  光さえない届かない暗く黒い闇の中。  その催しものは静かに幕が開こうとしていた。 「ここは……」  紫色のドレスの少女がようやく目を覚ました。  そして、眼をこすり…………… 「まだこんな時間か……寝よう」  再び、眠りについた。  でも見てください。この幸せそうな少女の寝顔を……  あなたはこんな顔で寝れますか?   ◆◆◆  『ああ……寝ないでください……というか起きろ!!  ……ですが、これはこれで中々面白いとは思うので構いませんがねぇ……』  誰も聞き覚えがない男の声が響く。  数人がまだ寝ているが、男はそれでも話を続ける。 『今から、貴方達には……殺し合いしてもらう!!!』 「うるせえ!! 殺し合いなんてやってられっかよ!!」 『やるでしょ...
  • 第一回放送(俺得ロワ2nd)
    46話 第一回放送 『えー、参加者の皆さん、6時間振りです、比叡憲武です。 いやあ、自分が思っていたよりも、この殺し合いハイペースに進んでまして、 正直驚きました。 じゃあまず禁止エリアですね。 今から一時間後に、A-2、B-5、D-2、E-4の四つが禁止エリアとなります。 禁止エリアになった後にそのエリアに入ると首輪が作動するので気を付けて下さい。 もう一度言いますよ。今から一時間後に、A-2、B-5、D-2、E-4の四つが禁止エリアとなります。 覚えましたか? 三回も言いませんよ。 それではいよいよ死者の発表なんですが、いや、随分多いですよ。 えーと一応死んだ順番です。 女勇者、柴田行隆、ディオナ、大宮正悳、シリウス、石川清憲、 牧野慶、ノーチラス、久保遼平、サーシャ、伊賀榛名、ザック、 中村アヤ、倉敷静美、レイ・ブランチャード、リ...
  • 虎と少女と馬と男
    26:虎と少女と馬と男 森を抜けた長岡虔、戸沢あすか両名は、 平原地帯の道路を歩いている男と馬に出くわした。 男は馬の背中に乗っている。 「あんたらもやる気にはなってないんだな、良かった、俺達以外にも同じ考えの人はいるみたいだぜ、あすかちゃん」 「ですね」 「ヤる気はあるけどな」 「病院での事を思い出すだけで僕、もう……」 「……お、お熱い仲のようで」 「……(馬の***って腕くらいあるんだっけ、ちょっと、興味あるなぁ)」 「俺は大谷迅馬」 「僕はカルステンです」 「長岡虔」 「戸沢あすかです」 自己紹介の後、四人は支給品を見せ合う。 「俺は警棒、で……あすかちゃんそれか。今更だけど」 「おろし金です……わーい大根がおろせるよー……はぁ」 外れとしか言いようの無い支給品に嘆息を漏らすあすか。 「俺は、鉈だ」 「僕は、...
  • 第弐回放送
    「うーむ、お前らが頑張って短時間に殺しまくったんでちょっと早めに放送してやるよ。 まず、恒例の死者発表だ。 三沢里沙 小原雄二 尾上純一 友人のK 殺人鬼 緑川美沙子 白川剛 遠山純子 五十嵐弘 五十嵐健児 ノコギリ男 三田村哲也 ◆9QScXZTVAc 以上13人だ。結構多いじゃねーか。1人で沢山殺ってるやつもいるじゃねえか。 不確定な情報だが、何か途中で霊も参加してたらしい。まあ、あいつは別に参加者じゃないぞ。 そいつも含めると死者は14人か…霊が死ぬってのも、変な表現だけどな。 ま、それは別にどうでもいいんだ。 次に、禁止エリアだが…。 D-3 B-5 以上2エリアだ。気を付けろよ。 …ところで、お前らの中で首輪を外してやろう、なんて考えてるやつはいないだろうな? こっちには何でもお見通しだからな。 これがどう...
  • 赤の神様、紫の信者
    【体育館倉庫付近】 ○ 眩しい、とあたしは呟いた。 事実眩しいので異論は受け付けない。 四月一日。 始まりを予感させる日。 エイプリルフール。 嘘をついても許されるアホみたいな日。 こんな出来事も、貴則くんが死んだのも嘘であれば全てが 全くの虚実であれさえすれば、あたしは何もいらない。 ねぇキリストさん。あなた今何処で何をやらかしているのでしょう。 こんなバカげた催しが行われて何が楽しいのでしょう。 嗚呼、神様。 神様神様神様神様神様神様神様神様神様神様。 あたしはこんなにも神様を愛しているのに。 あたしはこんなにも神様に尽くしているのに。 どうして、こんな仕打ちにあうのでしょう。 意味がわからないです。 あたしに恵みをささやかなるものでいいので神のご加護を。 神様神様神様神様神様神様神様神様神様神様。 嗚呼どうかあたしに――...
  • 高く高く…
    「…何のビルだ?これは」 目の前にそびえるビルの入り口に立ち呟くスネーク。 (鍵は…掛かっていない。というか自動ドアか) 確かに1歩足を踏み出した瞬間、入り口が開いたのだ。 「まあ、開ける手間が省けていいか…」 そう思い、ビルの中へ入っていくスネーク… (一体どうなっているんだ…ここはどこなんだ) 卓上ライトが点いている机にひじをつき、考え込んでいる一樹守。 (ああ、どうすればいいんだ…武器のような物も頼りない…) 一樹に支給されたものは、カメラと何かよく分からないDVDのような物だった。 どれも約に立つような物ではなさそうだ… エレベーターがどんどん上に向かって進んで行く。 そして…止まった。 (さて、この案内によると、ここは…フィットネスクラブか…) エレベーターの扉が開き、フィットネスクラブが見える…はずなのだが… 「真っ暗じゃないか…ラ...
  • 新訳俺オリロワ本編SS目次・時系列順
    【オープニング】 No. タイトル 登場人物 000 OP(新訳俺オリロワ) 柴田行隆、セイファート 【早朝】 No. タイトル 登場人物 001 森の中の黒い狼 レックス、冬月蒼羅、平崎吉治 002 無菌状態に慣れ過ぎて 葛葉美琴、アルソンズ・ベイル 003 愉しまなきゃ損 伊賀榛名、志村正隆 004 奈落に咲いてしまった紅い華 伊藤文子、朱雀麗雅 005 落ち着く場所ありますか? 津野美鈴、高原正封 006 妹への愛は海よりも深く エルザ・ウェイバー、リュード、稲垣葉月 007 おふくろの味ならぬオヤジの味 川田喜雄 008 近頃の若い奴はとよく言うけれど 石川昭武、山本良勝 009 消えゆく命の灯 本庄忠朝、マティアス 010 For the appearance of the loved elder sister レオーネ、須牙襲禅 011 HENTAIは褒め言葉 戸高綾瀬、...
  • 新訳俺オリロワ追跡表
    01:浅井きらら 1話 死亡 No. タイトル 登場人物 013 トロくて穏やかな奴は恐らく暴走すると危険 浅井きらら、中村アヤ 02:朝倉清幸 1話 死亡 No. タイトル 登場人物 014 女の子って怖いね 朝倉清幸、志水セナ 03:アルソンズ・ベイル 2話 死亡 No. タイトル 登場人物 002 無菌状態に慣れ過ぎて 葛葉美琴、アルソンズ・ベイル 025 酔っ払いはマジ勘弁 ライゲ、葛葉美琴、アルソンズ・ベイル 04:伊賀榛名 6話 No. タイトル 登場人物 003 愉しまなきゃ損 伊賀榛名、志村正隆 029 こんな村おこしは嫌だ 伊賀榛名、志村正隆、津野美鈴、一色利香、八房利徳、勤武尚晶 036 甘美なるネクロマンス ヘルムート、日宮まどか、伊賀榛名 042 廃墟探索に気を付けなければイケナイ事の一つ=崩落 ヘルムート、日宮まどか、伊賀...
  • 新訳俺オリロワ本編SS目次・投下順
    No. タイトル 登場人物 000 OP(新訳俺オリロワ) 柴田行隆、セイファート 001 森の中の黒い狼 レックス、冬月蒼羅、平崎吉治 002 無菌状態に慣れ過ぎて 葛葉美琴、アルソンズ・ベイル 003 愉しまなきゃ損 伊賀榛名、志村正隆 004 奈落に咲いてしまった紅い華 伊藤文子、朱雀麗雅 005 落ち着く場所ありますか? 津野美鈴、高原正封 006 妹への愛は海よりも深く エルザ・ウェイバー、リュード、稲垣葉月 007 おふくろの味ならぬオヤジの味 川田喜雄 008 近頃の若い奴はとよく言うけれど 石川昭武、山本良勝 009 消えゆく命の灯 本庄忠朝、マティアス 010 For the appearance of the loved elder sister レオーネ、須牙襲禅 011 HENTAIは褒め言葉 戸高綾瀬、香瀧宏叔 012 ナイスバディも良い事ばかりじゃない 一色利香...
  • 身体交われど血は交われず
    43話:身体交われど血は交われず A-4、B-4境界線付近に存在する焼き肉屋店内。 何度もの行為を一旦止め衣服を整えた葉月と黒狼レックスはここで放送を聞いた。 「もうそんなに死んでるのか…何てこった」 「うう……」 二人はお互い以外に知り合いなどいなかったが、 予想以上の死者の数にレックスも葉月もショックを受けた。 「この辺は禁止エリアにはなってないからすぐ動く必要は無いみたい」 「そうだな……何回もヤって、ちょっと腹減ったし…飯にしようよ葉月」 「うん」 それぞれ支給された食糧を取り出し、食事を取る事にした。 レックスはおつまみ用と思われる焼き豚、葉月はカレーパンである。 「むぐ…食べた後はどうしようか…」 「そうだな…まっすぐ北に行くと公民館らしいし、行ってみない? どうせ宛ても無いしさ」 「ショッピングセンターの方が近...
  • 処刑人
    目が覚めたら、サングラスをかけた男が前で何かしゃべっていた。金髪で肌は白い筋肉質な男だ。 「今からお前らに殺し合いをしてもらいます。」 死ぬのがこわい。 ただ怖い。 まだ死にたくはない。 嫌だ。嫌だ。嫌だ。 (殺し合い!?嫌だ・・・殺される・・・。) デメリットでしかないゲームに何故参加しなければならない。死にたくないのに死ぬ可能性のが高いだろう。 「永遠の命と言うのはどうだ?」 (フロウフシ・・・?死なない・・・!!。) “なんでも願いがかなえられる。”だったら僕は殺し合いに参加する。 王族の息子である少年は、殺し合いに参加することを決意し会場をあとにした。 参加者の中には、ゲドとテルーがいる。テルーはともかく、ゲドは大賢人で勝てるわけがないしテルーはただ殺したくない。 支給品は、どこの国か分からない文字...
  • 曉血殺傷
    64話 曉血殺傷 潮風が吹き抜ける、海岸線沿いの幹線道路を、 野比のび太、神山アキナ、死神五世、ミーウの四人は歩いていた。 進行方向から見て右に、草原地帯を挟んで大海原、左に森と森に覆われた小高い山、 そして鉄塔と思しき建造物が見える。 「あれ……?」 その鉄塔を何となく見詰めていたのび太とアキナが、その方向の森から 出てくる、歴史の教科書の挿絵か何かで見たような和風の鎧具足に身を包んだ 人物の姿を認めた。 「どうしたのび太……! あ、あいつは……!」 鎧武者の姿を確認した死神五世は驚きと喜びの混じった表情を浮かべる。 その鎧武者は、五世がよく知る人物だったからだ。 「ムシャ! おーい、ムシャ!!」 大きな声で、その鎧武者の名前を叫んだ。 鎧武者――ムシャは予想だにしていなかった。 まさか森を抜けた所で、自...
  • 理想は高く、現実は低く
    「うわぁ…」 「何があったんだ…」 壊れたスーパー入り口を、呆然と眺める。 まるで、車か何か突っ込んだような壊れかただ。 尋常な壊れ方では無い、と言うかこうやって壊れること自体、異常だ。 「…とりあえず入るか。これ以上、無駄に濡れることもない」 割れたガラス等が散乱する中歩いて行く。 壊れているのは入り口だけで、それ以外は普通だ。 店内は静かで、外から聞こえてくる雨の音と、2人の足音以外は何の音もしない。 むしろ、静か過ぎて気味が悪いくらいだ。 「気を付けろ、誰が隠れててもおかしくないんだからな」 「分かってます」 しかし、今の所誰の気配も感じない。 今まで、かなり神経をすり減らして来たのだ。 少し位、気を抜いても罰は当たらないハズだ。 「…ちょっと休もうか、地面に直接座ることになるがまあいいさ」 「ですね…精神的に、結構...
  • ▼神様は ふじのんルートにはいったようだ!
    両儀と浅神。二つの名家があった。 両儀の家には、多重人格の優秀な娘が生まれた。 名を、シキといった。 これは、浅神の家に生まれた、一人の外れた少女と 二次元のキャラを攻略し続けた『落とし神』の極限状態における ひとつの恋慕。 【神のみぞ知るセカイ 浅上藤乃ルート】 ◆ 凶れ。凶れ。凶れ。 あの廃墟の中で、幾度となく悪漢たちに叫び続けた。 痛覚のない欠陥品の少女(いじょうしゃ)がとった行動は、自分を陵辱した悪漢たちを生まれながらに宿る力で捻り殺すということだった。 手を触れずに物を曲げる能力。 痛覚のあった頃に使えた、異常すぎる力。 周りの人々は気味悪がり、父は抗生物質の投薬を続けていった結果、浅上藤乃という少女は人間が成長するために必要な"痛み"を、幼くして失った。 最初は、*されても何も感じることはな...
  • GOD EATER
    孤独な洋館。b-2エリアに不気味にそびえ立つ中に、一人の少女が暗闇に身を震わせていた。 篠崎あゆみ。 如月学園の1-Q組委員長。無類の怪談好きで有名な少女であった。 しかしながら、彼女はこのような極限状態におかれたとき、恐怖の大きさに飲み込まれてしまいかねないほど不安定になってしまう。 支給品の中身を確認する気すらおきないほどに、今も追いつめられていた。 腐臭の漂う館の食堂で。 若干腐りかけた牛肉を、狂ったようにむさぼり食う女がいた。 かつてこの世の美食を極め、今はこの世の“悪食”を極めんとするまさに“暴食”の罪を背負った人物。 空腹のために召使を喰らい、最後には自分を喰らって死亡した。 “食”に命を賭ける女、バニカ・コンチータ。 彼女はこの殺し合いにおいて中立的な立場にあった。とにかく悪食が食えればどうでもいい。そのぐらいに考えていた。 元の世界に帰りた...
  • 太子よ、勇気を見せろ!
    19話 太子よ、勇気を見せろ! 「ふう、よかった妹子は死んでないか」 その妹子はすでに死んでいるのだが、 やっと温泉から出た太子は 「この風呂すごいな、肩こりが治ってしまったぞ」 なんてのんきなことを言いながら外に出ると 「す…すみません…助けてください…」 と声が聞こえた ピンクの髪をした女の子が走ってきた 「ん?私に何か用かね?」 「その…」 「見つけたわ」 と声が聞こえてきた 「ん?なんだ?あんたどうかしたのか…ってうお!」 相手がいきなり撃ってきた 「ちょ、挨拶もなしにいきなりやってくるとかないでしょ!」 「はぁ、仕方ないわね私の名前は相田理子よ」 「ま、死にたくないからかわりに死んでもらうわ」 「な…ちょ、後ろの君!すぐ逃げてくれ!」 「え…でも…」 「いい...
  • 行動方針
    「―っと、禁止エリアは、C-5だ。入ったら死ぬから、気を付けろよ。あと30分で有効になるから。」 その声を最後に、声は途絶えた。 「C5が禁止エリアだって、チェックしとこうか。それと…」 「パフェニーさんとうさぎが参加させられた…それと3人いなくなったって事でしょ?」 遊園地内の椅子に腰かけながら話すめろりんと◆PURIN//46E。 それとどこから持ってきたのか、アイスを食べているチルノ。 「お前は呑気でいいな…まあ、その呑気さが俺を正気に留めてくれる」 それを聞いて、きょとんとするチルノ。 「ああ、いや。何でもないよ…」 「さて、どうしよう?病院が禁止エリアにされなかっただけ良かったよー。」 突然チルノが口をはさみ、 「今から病院、って所に行くの?そこって遠いの?」 と言った。 「うん、今から病院に行くんだよーwそれと病院はここからそれほど遠くないから大丈夫だ...
  • 背筋伸ばして生きていけ
    45話 背筋伸ばして生きていけ 一体どういう仕掛けなのかは分からないが、放送はショッピングモール最奥の スタッフ休憩室にいる坂田銀時、エルフィ、ブライアンの三人にしっかり届いていた。 「…新八が…死んだだと…!?」 「ゴメスが…死んだのか…」 「銀さん、ブライアンさん……」 飲んでいたイチゴ牛乳のパックを落とし、銀時とブライアンが悲しみの表情を浮かべる。 二人共、死亡者として呼ばれた名前の中によく知る人物がいた。 眼鏡がトレードマーク(よくネタで眼鏡が本体と言われていた)のツッコミ少年。 誰彼構わず掘りまくる(ブライアンも被害に遭った)髭面の海賊。 一方で誰も知り合いの名前が呼ばれ無かったエルフィは二人を心配していた。 「…正直、実感がわかねぇよ。あんな放送で名前が呼ばれたからって、 あいつが、新八が死んだなんて思いたくねェ。だが…事実、な...
  • 殺戮遊戯、開始
    0話 殺戮遊戯、開始 俺の名前はアレックス。世界の平和を守る勇者だ。 とは言っても、敵対しているはずの魔王軍の連中は遊んでばかりで悪さも滅多にしないし、 それで俺も近頃はただのニート状態だ。笑うな! 今日も特に何も無い一日だったなぁ、家に帰って、パソコンでもして寝よ。 最近リリアの奴ともご無沙汰だな。今度頼んでみるか。 目覚めた時、世界は暗闇だった。 明らかに俺の部屋じゃないって事は分かる。 なぜならベッドの上では無く固い石造りの床の上に俺は寝ていた。 しかも、周囲からはかなり大人数の人の気配がする。 勿論話し声もだ。老若男女問わず、大勢の人がいるようだ。 「おいおい、ここどこだ? 真っ暗で何も見えないぞ」 「キャッ! ちょっと気を付けてよ!」 「いや、気を付けろって言われてもこう真っ暗じゃ……」 みんな俺と同じように困惑しているみた...
  • 何この火力差ふざけてるの?
    第十九話≪何この火力差ふざけてるの?≫ 私――志水セナ(しすい・せな)は、他参加者を探して山中を歩いていた。 目的はただ一つ、このゲームの優勝者になる事。 私を含め50人もの人間(獣人も多いが)が最後の一人になるまで殺し合うなど、何と刺激的なイベントか。 普段、ありきたりの毎日、ありきたりの生活に退屈していた私にとって、まさに果報。 勿論、自分にも怪我の危険、あるいは死の危険が付き纏うが、楽しい事をするのにリスクは付き物。 今回はそのリスクが少し大きい、それだけの事だ。 ハーフ狐獣人である私には狐の耳と尻尾が付いている。尻尾はただ単にフサフサなだけだが、 耳は聴力が高くよく聞こえる。これは役に立つ。特に今のような殺し合いという状況では。 遠くから何種類もの銃声や微かに悲鳴のようなものが聞こえる。 やはり戦う気になっている参加者も多いようだ。 面白い。勝ち抜...
  • そして狐は忍び込む
    42話 そして狐は忍び込む 座礁客船乗船用タラップの所で眼鏡少年・野比のび太とバニーガール・神山アキナは、 先刻行った拡声器による不戦の呼び掛けに応じて集まった二人の参加者を迎えていた。 一人は黒髪ツインテールに、黒いビキニ、その上に紺色のマントを羽織った、 のび太にとってはバニーガールであるアキナと並ぶ刺激的コスチューム姿の死神五世。 もう一人は黄色い狐の頭と毛皮を持った、狐獣人の少女のミーウ。 「死神五世さんにミーウさん、ですよね。 僕の呼び掛けに応じてくれてありがとうございます」 まずのび太が二人に礼を述べる。 横でアキナがのび太に続いて頭を下げた。 「いいけどな…あんな大声出してたら自殺行為だぞ。 以後はあんな軽率な行為は控えるべきだ」 「まぁまぁいいじゃない。殺し合いに乗ってない人が集まったんだし。 あたしと、えーと、死神五世さ...
  • 遠い想い
    13:遠い想い 加藤淳五郎は療養所の廊下を歩いていた。 ダァン! ダァン! 「!」 突然銃声が建物の中に響く。 淳五郎は銃声のした方に向かった。 そして廊下の角から少し顔を出して様子を見る。 病室から突撃銃らしき物を持った裸ニーソの少女が出て来た。 少女は周囲を警戒していたが、淳五郎には気付かなかったようで、奥へと消えて行った。 淳五郎は少女が出てきた病室の中に恐る恐る入る。 「……」 病室の中には射殺された別の少女の死体が転がっていた。 涙を流した目は開かれたままで無惨さを強調している。 脇のデイパックは漁られた形跡があった。 「……」 生まれて初めて人が殺されているのを見た淳五郎だったが思っていたより平然としていられる事に、 自分で自分に違和感を覚える。 「有紀」 この殺し合いに呼ばれている...
  • 観察開始★
    A-7エリア。頭を吹き飛ばされた女の死体を、『彼』は見下ろしていた。 その顔色は死体を直視しているとは思えないほど平坦だ。 眉を顰めることさえなく、ただ黙って無惨な死体を見下ろしている。 この女を殺したのは彼ではない。彼は先ほどとある男と戦い、まあ全く以て『いつもの通り』に事実上敗北した。それから意気消沈することなく、バトルロワイアルの会場を探索していたのだ。『過負荷』の彼にとって、負け続けてきた彼にとっては敗北など些末なことだ。 そんなこんなで彷徨いていると、この死体を発見した。 過負荷の彼といえどバトルロワイアルの犠牲者の死体は珍しい。 深い考えなどは特にないまま、彼は死体を見下ろしている。 『なるほど。このバトルロワイアルに乗り気なのは僕だけじゃないのか』 彼―――球磨川禊は、笑顔を見せてそう呟いた。 皆殺し。それが彼の掲げたバトルロワ...
  • 絶望青年と傍観少女
    第一話≪絶望青年と傍観少女≫ C-4の森。 鬱蒼と茂った木々の間から、朝日の光が差し込んでいる。 黄色いTシャツに濃い緑色の半ズボン姿の青年――中山淳太(なかやま・じゅんた)は 激しく混乱していた。 昨日、彼は出演している――とは言っても、まだモブシーンのみだったが――ドラマの撮影を終えた後、帰宅し自分の寝床で就寝したはずだった。 しかし目覚めた時には自分は大勢の人が押し込められた古い木造の教室にいて、 首には謎の首輪。 スピーカーから男の声が聞こえ「殺し合いをしてもらう」と宣言されたのだ。 そして一人の中年の男が首輪を爆破され、殺された。 そして気絶させられ、目が覚めたら今度は黒いデイパックと共に森の中だ。 再び目覚めてから数分経っていたが、淳太はまだ混乱していた。 「有り得ないって。有り得ないって。有り得ないって。有り得ないって。 何で殺し合いしな...
  • 切り捨て御免
    5:切り捨て御免 「全く何でこんな事に……」 武闘家であり冒険者であるアリエル・ディラックは別荘地にある別荘の一つを探索していた。 とある個室の扉を開け中に入る。 「……」 クローゼットの中から気配を感じた。 その前に立つアリエル。 「誰かいますか?」 一応声を掛けてみるが、返事は無い。 「……」 アリエルは部屋の入口へ向かった。 ガチャ…………バタン。 「……」 クローゼットの扉が開き中から少女が現れた。 「やっぱりいたね」 「ひっ!?」 「扉の音で私が出て行ったと思った? 残念、フェイクでした」 部屋の入口の所で腕を組んで不敵な笑みを浮かべる黒髪ロングの女性を見て少女は驚く。 女性――アリエルの言う通り、少女――塩崎夕海子は扉の開閉音で、 あっさりアリエルが部屋から出て行...
  • 悲愴チルドレン
    41:悲愴チルドレン 野比のび太の目の前が真っ暗になった。 ドラえもんが死んだと分かった時も、悲しみで胸が張り裂けそうだったのに。 放送で知った、ジャイアンとスネ夫の死。 「何で、何でジャイアンとスネ夫まで」 「のび太…」 ジャイアンとスネ夫にはいつも嫌な目酷い目にあわされていたが、 二人共、時には協力し合ったり助け合ったりしてくれる大切な友達だった。 「う、う、あ、あああ、あぁぁああああぁあああぁああ!!! 何で!! 何でなんだよぉ!! ドラえもん、ジャイアン、スネ夫、みんなっ、こんな所でっ……!!」 少年の慟哭がホテルのロビーに響く。 絨毯敷きの床に突っ伏し、のび太は再び号泣する。 「……」 同行者の狐獣人の男娼糸賀昌明は泣きじゃくる少年をただ見守る事しか出来ない。 このホテルでのび太の友人の死体(と言うより壊れた機...
  • 最大限注意して
    「スネークさん、やっぱり道を間違えたんじゃないですか?」 「そうか?ちゃんと地図通りに進んだんだがな」 食料を求め、街に向かったはずの2人は、何故かG-5駅についていた。 「だって、ここ駅ですよ、どう見ても」 「確かに…まあ、探せば少しは何かあるかもしれん。」 スネークが先に進み、誰もいない事を確認して進む。 その後ろに、恭也が付いて行く。 (…殺気か…!?) どこからか殺気のようなものを感じる。だがそれがどこから来るかはイマイチ掴めない。 「…誰かがいるようだ…気を付けろ」 とは言え、時刻はもう6時半。先程に比べるとかなり明るい。 こちらも敵を見つけやすいが、あちらもこっちの事がよく見える。 「スネークさん…上、見て下さい」 「ん?電灯が壊れている。誰かが壊したのか?」 今が真っ暗な夜だったなら、有効な戦法...
  • オープニング(俺得ロワ2nd)
    0話 オープニング 前方にモニターがある小部屋。その中央にある、 歯医者にあるような椅子に、私、フラウはベルトで固定されていた。 自由に動かせるのは尻尾だけ。 後ろが気になるけど梟じゃないから首を180度回転させる事は出来ない。 首に違和感がある。何だか、硬い材質の首輪みたいな物がはめられてるみたい。 おかしいな、昨日はいつものように自分の部屋で眠った筈なんだけど……。 「やあ、こんにちわ。この映像を見てる皆さん」 突然モニターに、青と白の毛皮の、大きな狼が映し出された。 獣人じゃなくて、四足歩行の獣。何で喋れるのかしら。 ん? みんなって事は他にも誰かいるの? 「突然だけど、今から皆さんには殺し合いをして貰います」 「……な、何??」 モニターの向こうの青白狼はいきなり信じられない事を宣言した。 殺し合いってどういう事なの? ち...
  • 期待と結果は真逆だった
    真っ暗な病院をライトで先を照らしつつ歩くめろりんと下痢。 「やっぱり最初に探索するのは病院だな」 「うん、診察室はどこだろ…あ、あそこじゃない?」 …診察室らしき部屋からは、明かりが漏れている。 「…誰かいるんじゃないか」 「…うん、中に首輪の反応がある。確実に誰かいる」 2人とも、手に持つ武器を自然と握りしめる。 「いい?開けるぞ…」 バタンと大きな音を立て扉を一気に押し開ける! 「…プリン?」 「まさかプリンがここに来てたなんて…気づかなかったよー」 安心した表情で一息つくめろりん。 それにどことなく冷めた表情で答える◆PURIN//46E。 「まあね…下痢さんちっといいかな。」 そう言って下痢を部屋の外に誘導する。 「屋上に呼び出して、一体何の用だよ」 後ろ手で病院へのドアを閉め、改めて施錠する。 「さっき屋上の柵になにか引っかかってた...
  • 様々な恐怖と戦うしかない
    38話:様々な恐怖と戦うしかない リカオン獣人の少年は撃たれた傷の痛みに悩みながら、支給品の食糧を口に押し込んでいた。 (顎動かすと痛ぇけど、腹は減ったし……にしても、随分死んでるよな。 俺も下手したら、さっきの放送で名前を呼ばれてたかも……そう思うと怖いな……。 ……島の中央部、か……俺を襲った奴、いるかな……もう死んでたら良いんだけど……) 放送後、病院にいた史哉を含む四人は島の中央部に行ってみる事になり、 それぞれ食事等を含めた準備をしていた。 (……治療して貰っておいて何だけど、あの医者が怖い……) しかし何よりも、史哉は自分を治療してくれた医者、高光明秀が怖くて仕方無かった。 医者とはとても思えない風貌、性格、雰囲気。 腕は確かなようだが、治療時の明秀の表情が史哉は脳裏に焼き付いて離れない。 とても愉しそうだったのだ―――...
  • 運命なんて匙加減でずっと変わり続けるさ
    21話 運命なんて匙加減でずっと変わり続けるさ 公園を訪れた狼、エーリアル。 彼の目的は一つ、好みな女の子を捜し、性的な意味で食べる事である。 どうせ死ぬのだから好き勝手してしまおうという安易な思考の雄狼は、この殺し合いにおいて、 二人目の少女臭を嗅ぎ付ける。 近くの植え込みに隠れ様子を窺うと、銀髪の少女が現れた。 (うーん、また貧乳みたいだな…) 最初の中華風少女と同じく胸が小さい事にやや落胆するエーリアル。 (いや、まあ、可愛いから良しとしよう、フフ、行くかww) エーリアルは舌舐めずりをし、植え込みから一気に飛び出す。 「!」 「ハッ! ハッ! ハッ!」 目指すは少女の****。エーリアルは涎を垂らし興奮しながら、銀髪の少女に向かって突進し、 そして思い切り飛び掛かり、地面に押し倒した。 そしてそのまま少女の...
  • その選択は正しいのか
    30:その選択は正しいのか 竜人少年、加藤淳五郎は別荘地を訪れる。 どの家屋も余り手入れされている様子が無い、使われていないのだろうか。 入ってみようとするが、どの家屋も施錠されていて入れない。 「……ふぅん」 中に誰かいて施錠されていると言う感じでは無い、元から施錠されていたのだろう。 「あれ」 とある一軒の別荘を尋ねた時だった。 窓の奥のカーテン越しに何か動いたような気がした。 気になった淳五郎はその別荘の玄関に向かい、扉のノブに手を掛ける。 すんなりと開いた。 警戒しつつ奥へと足を運ぶ。 そして先程影を見た辺りの部屋に入る、そこは居間のようだった。 見た所誰もいないように見える。 「……」 だが淳五郎は気配を感じていた。 部屋に飾られている少し大きめな壷のの上から少し髪の毛が出ていた。 「ねぇ、隠れてる...
  • 導きの先にあるもの
    83話 導きの先にあるもの 放送終了後、ドーラは神妙な面持ちで名簿を眺めていた。 新たに18人の名前が消された参加者名簿。 その中には、自分の上司の元愛人のウルフリングの女、シェリーの名前もあった。 別に悲しいという訳ではなかったが、上司――アインはどう思うのだろうと、少し気になった。 また、ガーゴイルやアレックスの知り合いの名前も呼ばれていた。 「ゴメス、五世まで……」 仲間として行動していたジンと石川昭武の二人。 しばしば自分や大勢の人の尻を掘り大惨事を巻き起こしたが、 豪放かつ実直で人望は厚かった髭面の海賊ゴメス。 魔王軍四天王の一人で、死神である死神五世。 新たな死者の中にその名前を呼ばれ、アレックスは再び悲しみに暮れる。 これで現在まで生き残っている知り合いは五世と同じ魔王軍四天王の一人、ムシャのみ。 数時間前に会った時、錯乱状態に見...
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