非リレー型バトルロワイアル @ ウィキ内検索 / 「食物連鎖」で検索した結果

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  • 食物連鎖
    4話 食物連鎖 満月の光が照らす深夜の市街地。 一頭のサラブレッド種の牡馬がアスファルトの道路の上をとぼとぼと歩いていた。 首には黒い首輪、背中にはデイパック。 この殺し合いの参加者の一人、元競走馬のシップウジンライである。 (殺し合いなんて……何でそんな事しなくちゃいけないんだよ) 心の中でシップウジンライが呟く。 支給品を確認しようにも、馬である彼はデイパックが開けられない。 それ以前に喋れないため、他の参加者と遭遇しても意思疎通が図れるかどうか。 (碓井さんとか、碓井さんの友達の人もいるみたいだけど……) 開催式の広間にいた、かつて自分を薬で欲情させ、自らの尻を掘らせた、 好色家だが好人物の碓井守夫とその友人達の事を思い出す。 特に碓井守夫とはその後、かなり親密となっているため、この殺し合いにおいて、 信用出来そうな人物ではあ...
  • 第3回放送までの死者
    ...fw 田鼠 038 食物連鎖、もしくは弱肉強食か 失血死 包丁 朝 田鼠 ◆PURIN//46E 038 食物連鎖、もしくは弱肉強食か 射殺(頭部被弾) 89式小銃 朝 謎のプログラマ 穴 039 決意新たに 転落死 無し 朝 穴 謎のプログラマ 039 決意新たに 転落死 無し 朝 ◆PURIN//46E 一ノ瀬進 041 大詰めの邪魔するんじゃない 射殺(頭部被弾) M37 朝 須田恭也 ◆PURIN//46E 041 大詰めの邪魔するんじゃない 射殺(全身被弾) コルトガバメント 以上10名 おまけ 被害者 最期の言葉 死亡場所 ビリー・ヘリントン 「誰だっ!」 D-5 ◆KZSATHX3ZE 「よし…やった…この――!」 B-6 ドラえもん (なし) B-6 桐山和雄 「やはり…何が正しいのか、俺には分からない。」 E-5 ◆5ddd1Yaifw 「まあ...
  • 食物連鎖、もしくは弱肉強食か
    「…もうそろそろ、終わりくらいかな」 放送を聞き、一息付く◆5ddd1Yaifw。 今まで、特に目的も無くマヤカン付近をうろうろしていたが、特に何も起こらなかった。 …ちょっと前に、マヤカン方面で銃声が聞こえたが。 (誰かが交戦してたんだろうけど…別にいいや) 自分がわざわざ出向いて、危険な目に遭う必要もない。 「…ん?」 茂みが揺れる。 誰かが潜んでいるのか…そう思った瞬間。 「っ…!?」 自分の胴に、深々と包丁が突き刺さっていた。 柄の辺りまで刺さっている。 「えっ…ちょっと…何…?」 血がとめどなく溢れ、気を抜けばすぐに失神しそうなほどだ。 もう長くなさそうだ。と言うか、この状態で助かる方法があるなら聞きたいくらいだけど。 「まあいいか…。ここまで来れたんだから、上出来だよね…」 誰にも...
  • 需要なし、むしろ-の自己満足ロワ2nd本編SS目次・時系列順
    ...、桐山和雄 038 食物連鎖、もしくは弱肉強食か ◆PURIN//46E、◆5ddd1Yaifw、田鼠 039 決意新たに 謎のプログラマ、穴 040 終結の予感 阿部高和、一ノ瀬進、vもんが、07 041 大詰めの邪魔するんじゃない ネイキッド・スネーク、須田恭也、一ノ瀬進、◆PURIN//46E 042 ゲームは終わり ネイキッド・スネーク、一ノ瀬進、阿部高和、vもんが、07、◆6LQfwU/9.M、◆ymCx/I3enU EP1 もう1つの決着 ネイキッド・スネーク EP2 生還への安堵 07 EP3 勝利を掴んだ男達 一ノ瀬進、阿部高和
  • 世の中には支給品次第でスタンスを決める奴もいるんだし、支給品って大事だよね!!
    ...  最終的に二人に(食物連鎖的に)美味しく調理され、食われた。 無口な少年と動かない少女。 投下順 仕事人が行く GAME START 前田彰 『最終話』
  • お仕舞い(前)
    ...になるんです。  食物連鎖の中で自然淘汰が起こるみたいに、わたしは数か月であのクラスから除外されていきました。  気付く暇もなかったなあ。……いつの間にかわたしは、あのクラスから浮いちゃったんだ」  お昼休みに一人でお弁当を食べたり、グループでいつのまにか勝手に話が進んでたり、  話しかけられることが少なくなったり、授業中に落とした消しゴムが拾われなくなったり。  好きの反対が無関心なら、嫌いの延長もまた無関心。  嫌いを表現しようとエネルギーを使うくらいなら、無関心を貫いた方が省エネだと人は知る。  だから、一望千里はクラスから浮いてしまった。  それはもう、ぷかぷかという音が聞こえてきそうなほどに。   クラスの輪から外れて――クラスを見下ろせる位置で、浮いていた。 「わたしはクラスのみんなを、見下ろすようになっていきました。見下ろすなんて言...
  • 負の連鎖
    f-2エリア。そこのエリアには一軒の洋館が不気味に建っている。 窓は何があったのか割れて蜘蛛の巣が張られ、壁には植物のツルが伸びているという一言で言うなら『いかにも』な容貌をした洋館だ。 三村信史は、配布されたPDAをいじっていた。 本来これは禁止エリアや死者の詳細などを確認するためのアイテムなのだが、三村の目的はそこにはない。単純に、こっくりにハッキングを仕掛けてみようと思ったのだ。 『こっくりさん』ーーーーそれは三村も知っている有名な怪談だが、やはり心のどこかに認めたくないという思いがあったのだろうか。 「……どうなってんだよ、電波の発信源が掴めねえぞ」 PDAを乱暴に地面に叩きつけてから、しまったと思う。 あれが無いとこの先非常に不便だ。壊れていたら困るーーーーーそう思ったときに、三村は初めて気付いた。彼の居る一階の更衣室のクローゼットの中から、誰かがこちら...
  • 少年漫画雑誌(嘘)ロワ第一話
    「どうして」 鞄から出てきた名簿を手に、俺は思わず呟いていた。 皆原雪菜、渡辺昌子、明智拓馬、一条和樹。 俺の名前――須藤真一の後ろに並ぶのは、見知った四人の名前。 「皆原……」 俺みたいな社会不適合者にも、優しく接してくれるクラスメイト。 とても暖かい、陽だまりの様な、俺の憧れの人。 「渡辺……」 いつも明るい後輩の少女。 俺の事を好きだと告白してくれた、女の子。 二人が死ぬことなんて、考えられないし、許したくもない。 拓馬や和樹だってそうだ。 幼稚園時代からの腐れ縁をこんなところで終わらせるなんてありえない。 けれど、その想いとは裏腹に俺の脚は動き出そうとはしなかった。 もちろん、拓馬達と合流したい、皆原や渡辺を守りたいという気持ちに嘘は無い。 なのに足が動かない理由を俺は知っている。 『俺、皆原さんの事が好きだ』 ここに来る直前、拓馬から言われた言葉...
  • 怪奇さえ通じない
    この世には、何事にも動じずにただ物事をこなす機械のような人間がいる。 桐山和雄もその一人だ。その証拠に、先ほどの七原秋也のような動揺など欠片も見せていない。彼は事故で感情を失ったのだから。 桐山は一度死んだ。七原たちを襲撃して、油断が仇となり射殺されてしまったのだ。 もう一度彼は殺し合いに乗るのか。それによって、この儀式の結末は大きく変わる。 まさに運命の悪戯、支給品からは100円玉とコルトガバメントが出てきた。 指でそのコインを弾こうとした、その時。 参加者全員に配布されている通話可能(ただし三回のみしか掛けられない)PDAが着信を知らせたのだ。コインは海に落下した。ここはf-1。海沿いだ。 「……もしもし」 『私メリーさん。今、あなたの後ろに居るの』 「そうか。だが俺の後ろは崖だ」 『え?は、ちょ、ちょっと!こんなのってあり!?』 背後を振り返れ...
  • 救いなんてない
    「…ここは…どこだ…」 真っ暗な場所で目覚めた下痢。 (天国…にしては暗い…一体ここは) 「ここは地獄だ」 突然どこからともなく声が響く。 「地獄…?」 信じられないと言った様子で呟く。 「そうだ、お前は天国に至ることは無い。永遠にな」 「そんな…何とか、ならないのか」 絶望に支配された声で何とかそれだけ絞り出す下痢。 「自分を知れ。そんなおいしい話がお前にあると思うのか?」 「そんな…」 不意に、辺りが明るくなる。 そこには、まさに地獄と呼ぶにふさわしい場所だった。 地平線まで、荒れ地が広がる不毛の地だ。 「さあ、お喋りもここまでだ。お前に待っているのは…永遠の苦しみだ」 突然何かの力で体を強く引っ張られる。 「くっ…嫌だ、俺は…!」 強大な力に逆らう術も無く、強力な力で引きずられる。 (俺は…俺…は、もう…) 全てを諦め、力に身を任せる。 (救...
  • 色々カオスなバトル・ロワイアル 本編SS目次・投下順
    No タイトル        登場人物        001 狐の儀式 こっくりさん、七原秋也、高坂桐乃、新垣あやせ 002 怪奇さえ通じない メリーさん、桐山和雄 003 変わる未来 興呂史郎、紫苑寺有子 004 『』 浅川智弘、鹿目まどか 005 死のティータイム リカちゃん、巴マミ、向井均 006 翼神のYELLOW 相馬光子、海馬瀬人、三沢大地 007 変態紳士しんのすけ☆マギカ 岡村信之介、佐倉杏子 008 『最悪だ』 ベッドの下の男、新垣あやせ 009 負の連鎖 浅川夕、メリーさん、桐山和雄、三村信史、ルクス・ゴドウィン 010 王の去った今 イレーヌ、武藤遊戯 011 それは希望か、絶望か 辻結花 012 疾走のオートマーダー 佐々木圭、テケテケ 013 虐殺天使綯ちゃん 小畑瞬、長谷川多香子、首無しライダー、七原秋也、◆9QScXZTVAc、◆9FxqcGTlOc、天王寺...
  • 色々カオスなバトル・ロワイアル・第一回放送までの死者
    時間 死亡者名 殺害者名 死亡話 死因 凶器 場所 深夜 鹿目まどか 浅川智弘 004 『』 貫殺 無数の槍 ? 三沢大地 相馬光子 006 翼神のYELLOW 貫殺 裁縫バサミ ? ベッドの下の男 新垣あやせ 008 『最悪だ』 射殺 ボウガン d-3 浅川夕 ルクス・ゴドウィン 009 負の連鎖 射殺 銃 f-2 三村信史 ルクス・ゴドウィン 射殺 銃 佐々木圭 テケテケ 012 疾走のオートマーダー 斬殺 レイピア c-3 首無しライダー 天王寺綯 013 虐殺天使綯ちゃん 刺殺 包丁 e-2 小畑瞬 天王寺綯 斬殺 包丁 長谷川多香子 天王寺綯 刺殺 包丁 ◆9QScXZTVAc 天王寺綯 刺殺 包丁 ◆9FxqcGTlOc 天王寺綯 刺殺 包丁 七原秋也 天王寺綯 爆殺 手榴弾 イレーヌ 渋井忍 017 悪魔 内臓離脱(心臓) ...
  • 王の去った今
    武藤遊戯という少年が居る。 高校生にしては小さなその体駆と内気な性格は、まず万人に『頼りない』『弱そう』という印象を抱かせるだろう。しかし、本来はその逆である。 武藤遊戯ーーーー『デュエルキング』は強い。 かつて彼の中には古代エジプトの王の魂が宿っており、そのおかげで彼は強くなっていった。そして、王『アテム』を倒して王に引導を渡すまでに成長した。 そんな遊戯が殺し合いの場においてどう動くのか。答えは勿論決まっている。 ◆ 「許せない」 静かに、だが確かな怒りを瞳に宿して遊戯は小さな震える声で言った。 人の命を使う悪趣味な事態に陥ったことは遊戯も何度かある。 バトルシップでマリク・イシュタールと行った闇のゲームを筆頭に、自分や他人の命を賭けたデス・ゲームを何度も行い、勝利してきたのだが。 彼らには何かしらの理由があった。例えば、金を求めた者。恋人との再会、より...
  • 堕ちた希望を拾って、明日に繋いでゆけば
    C-3エリア。相川歩は、血塗れの腹部を静かにさすりながら歩いていた。 先程とある少女に敗北して致命傷を負った彼であったが、歩の傷はもう完全に治癒している。彼の性質である『不死性』が多少規制されているとはいえ、そのゾンビとしての治癒能力は確かに働いているようだ。傍から見れば血塗れの不審者だったが。 バトルロワイアル。今更になって、その悪辣さと厄介さを実感した。 あの敵―――『窒素爆槍』黒夜海鳥のような強敵。 歩とて今まで幾らかの強敵と相対してきたが、その強敵にも勝るとも劣らない強敵だったといえるだろう。何よりあのサイボーグという性質は非常に厄介かつ面倒だ。 仲間が居れば良かったが、一対一では手に余る。 不覚にも、先の戦いではその性質を攻略出来ずに敗北を晒してしまった。 しかし、彼と同じく死を免れた一人の男・◆WYGpiuknm2。 彼との出会いと交わした...
  • さいはて―――――――――――goal―――――――――
    終わりは、全てに等しく訪れる必然。 それから逃れようと足掻いた先人達もまた、必然に死んでいった。 人類の歴史で、そんな滑稽な茶番劇が何度繰り返されてきたことか。 だが、終わりから逃れることだけは絶対に不可能だ。 どれほど栄えた国を持つ王でも、不老不死の魔術師にも避けられない。 話は変わるが、今回のお話には一人の少女が登場する。 生まれながらに千年の悲しみの連鎖――――『星の記憶』を背負い、ある夏に壊れてしまった少女。そして最期には、最愛の母に抱かれながら悲しみの連鎖を終わらせた少女。 伝説の種族『翼人』からつながってきた連鎖が、彼女に集中した。 しかし彼女はそれを終わらせた。もう二度と、鎖は絡まない。 少女の名は神尾観鈴。 これは、終わりを約束された少女の別の終わりまでの物語。 彼女の隣にやがて立つのは一人の少年。 彼...
  • さいはて――――goal―――
    終わりは、全てに等しく訪れる必然。 それから逃れようと足掻いた先人達もまた、必然に死んでいった。 人類の歴史で、そんな滑稽な茶番劇が何度繰り返されてきたことか。 だが、終わりから逃れることだけは絶対に不可能だ。 どれほど栄えた国を持つ王でも、不老不死の魔術師にも避けられない。 話は変わるが、今回のお話には一人の少女が登場する。 生まれながらに千年の悲しみの連鎖――――『星の記憶』を背負い、ある夏に壊れてしまった少女。そして最期には、最愛の母に抱かれながら悲しみの連鎖を終わらせた少女。 伝説の種族『翼人』からつながってきた連鎖が、彼女に集中した。 しかし彼女はそれを終わらせた。もう二度と、鎖は絡まない。 少女の名は神尾観鈴。 これは、終わりを約束された少女の別の終わりまでの物語。 彼女の隣にやがて立つのは一人の少年。...
  • EDLロワ:詳細データ欄
    芽吹高等学校基本データ(高校) 樫山堅司基本データ(樫山) 楔音契也基本データ(楔音) 柳沼卯月基本データ(柳沼) 榎本夏美基本データ(榎本) ロワでの動向(榎本) 楓之風香基本データ(楓之) 榊田神菜基本データ(榊田) 頃合いを見ちょっとずつ増やしていく方針。 キャラクターの動向や、生徒一同、先生、学校など詳細情報が書かれています。 若干のネタバレ要素を含みます。閲覧の際はご注意を。 芽吹高等学校 基本データ(高校) 私立芽吹高等学校3年A組(優等クラス) 【住所】愛知県 【偏差値】51(優等クラス:55) 【現状】過ごしやすく、清潔で、人気校。ただ公立の無償化、及びとある学園の創立に伴い若干数入学希望者は減りつつある。 【特色】清潔な、白のブレザーに、黒色のネクタイ(リボン)。ワイシャツの左襟には校章が描かれている。    ズボンは黒に近い灰色。白のチェ...
  • 『最悪だ』
    高坂桐乃が、死んだ。 無惨にも、全身を押し潰されて、辞世の句を吐くことさえ許されずに。 それは、新垣あやせという親友に依存した少女を大きく変えることになる。 ◆ 失った時は二度と戻らず、それはやがて螺旋となる。 ◆ 「………」 ベッドの下の男、という都市伝説がある。元々は売春宿に潜む泥棒がモチーフらしいのだが、確かにベッドの下は逃げ込みやすい場所でもあり。近代、インターネット上ではかなりポピュラーな話として語られている。 そして、名前も知れないその男は、儀式の参加者に選ばれた。 ここで、一つ補足しておこう。 『ベッドの下の男』は幽霊や妖怪ではない。正体は大半が殺人鬼や強盗である。 つまり、彼は普通の、ありふれた殺人犯でしかないのだ。 手に堅く握られた斧。 原始的な武器ではあるが、殺傷力は下手な刃物よりずっと高い。 殺人鬼はそれを知っていた...
  • 焼魚定食
    28◇焼魚定食 「……頂こう」  優柔不断が勇気凛々の心をある程度ほぐし、  雑談をしながらよもぎ団子を食べたのとだいたい同時刻。  C-1の2階。  レストラン街の一角、「和食の店」と看板が書かれた店内で、  傍若無人はテーブルの上の焼き魚を、箸を使ってほぐしていた。  焼き魚は塩と醤油ですでに味付けされている。  箸でつつくと新鮮な脂が肉汁のようにこぼれだす。  だが決してこってりしすぎないように、丁度良く油は落とされている。  口に運んで噛むと、きっと美味であろう。  テーブルの上には他にも、  しゃもじで綺麗に盛られた銀シャリのどんぶり、簡単な味噌汁、白菜の漬物がそれぞれ並んでいた。  まさに店で出るようなメニューだ。  傍若無人はそれを、他に誰もいない店内で人目を気にせず食していく。 「やはり、丁度いい味だ」  時折コップに注...
  • 友【ドラえもん】
    16話 友【ドラえもん】 「よかった…鬼瀬は死んでねぇが…」 しかしのび太の友達が2人も死んでいた 「ジャイアン…ドラエもん…津本さん…」 さっきからのび太はずっとああ言うのを繰り返している 「のび太…」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― (僕はいったいどうすればいいんだ?僕ができることなんて…) ≪簡単じゃないかみんな殺してしまえばいいんだ ドラえもんを殺した奴もジャイアンを殺した奴も 何でもない奴もみんな殺してしまえ≫ 声が聞こえてきた (そんなのダメだ!そうしたら津本さんの言ったこと に背いてしまう!そんなの…) ≪じゃあその津本って言うやつは死んでるんだろ? それにそいつを殺した奴も殺しちまえよ≫ (でも…僕は…) ≪あきらめろよ、そいつらが≫ (う...
  • 入学完了
    第一章 入学完了(にゅうがくかんりょう)  □ 長いようで短い。 短いようで長い。 それが学園ライフ。  ◇ 刻銘学園。 表の顔向けは、待遇が素晴らしき『普通』の学校。 確かにこの学園はその顔向けに反することもなく、 待遇はいいものであると思う。 東京近くの離れ小島。(人工だが) 施設の充実。 他いろいろ。 まぁ普通に暮らす分に不満足することは少ないだろう。 しかしながら裏の、いやこの場合真の顔は、まぁなんかメンドいので簡単にいうと、 偉人育成学園。 …。 といってここからどう殺し合いに発展していったかはおいおい説明するとして、 そんな学園。 意味分かんないね。 俺も知りてぇよ。誰かヘルプミー! …ゴホン。 というわけで 俺のくだらない前振りを終わりとして ...
  • 負けて死ね
    植物のような生活。 それを吉良吉影は望んでいる。 植物のような生活を送る上で必要なものとは、実はそれほど多くはない。 むしろ不要なものは枚挙に暇がない。 例えば、何かを強要される事。 それは厄介事であったり、思想、嗜好であったり。 考えられる様々な事象になるべく触れないようにして生きていくこそが、植物のような生活を送る上での鍵となる。 そんな植物のような生活を、吉良吉影は求めているのだが―― 最悪だ。 自分で考えられるだけでも最悪の状況だ。 まず、どうしてこうなったのか。 自分は東方仗助達との戦いから逃げ出し、シンデレラで姿形を変えて『吉良吉影』ではなく『川尻浩作』となった。 ここまでは良かったのに。 これから、『川尻浩作』として植物のような生活をしていこうと思っていたのに。 『川尻浩作』としてなら植物のような生活を送れると思っていたのに。 ...
  • realism
    破壊する。 一人の女―――葵崎蜜柑がその細腕を振るだけで、強固な外壁は抉れ、脆く崩れる。 本来なら『力無い一振り』なのだが、葵崎の能力を以てすればそれは最強の攻撃となる。 けらけらと笑いながら、逃げる鼠を追いかける追いかけっこに興じる彼女は、只純粋に殺し合いを愉しんでいた。 (くふ、くふふ。まさかあれを避けるなんてね) 柏原修一の投げつけた鋏を片手で弄びながら、本当に可笑しそうに彼女は嗤う。 先の樋之上壊ほどとはいかなくとも、あの速度で放った空き缶を避けるとは、少しは期待できそうなものだった。 自分に傷を付けることも十分に有り得るし、むしろ葵崎に対してはああいうタイプの方が強く出られるのだから。 葵崎の望む苛烈で熾烈な殺し合いだって、出来るかもしれない。 期待に胸を膨らませながら、その感情を抑えるように腕を振るう―――。 一方の二匹の鼠はと言えば、...
  • GAME SET
    第七十四話≪GAME SET≫ 島役場一階オフィス。 全ての窓のブラインドとカーテンが閉め切られ、光源は茶色の制服に身を包んだ紫髪の憲兵の女性が座る、 デスク上のランプのみ。施設内の照明は非常口案内板や消火栓等を除き全て消えている。 女性憲兵――松宮深澄は、ノートパソコンの画面に表示される難解な文字列と戦っていた。 キーボードの上の両手の指が驚く程の早さでキーを叩いている。 (やはり……一筋縄では行かないようだな) 彼女が操作するノートパソコンの画面に表示されている文字列は、 この殺し合いの運営側のメインサーバーへの道を守護するセキュリティプログラム。 どうにか完成させた即席のハッキングソフトを使い、運営のメインサーバーには到達出来たが、 このセキュリティプログラムを突破しなければメインサーバーの中枢には入る事は出来ない。 セキュリティプログラムはコ...
  • EDL――――Advance・11
    静かに時は過ぎた。 どれだけ経ったんだろうか。校舎に設置されている大きな時計が指していた時間は、この悪夢が始まってからどうしようもなく進んでいた。 それでも一日にも満たない時間で、もう既に二人死んでいる。 楓之風香。 樫山堅司。 ……。 二人は、隣にいる柳沼の、親友であった。 樫山が楓之を殺し。柳沼が、樫山を殺した。連鎖的に死んでいった二人。 理不尽に。不条理に。きっとわけもわからなく、二人は混沌のままに死んでいったんでしょう。 思い出す。思い返す。 やったところで、表れる景色は真っ黒、もしくは真っ赤に染まったものではあったけれど、あたしは思う。 色々あった。 この二年間、そしてこの一日。 本当にいろいろあった。この身を以て痛感する。 生きるって素晴らしい、なんて今のあたしに言う権利なんて無いけれど、それでも充実な二年間であり、その分辛き...
  • 奈落 -エデン-
    ある所に、政府が非公式にある特定の児童を育成する中等学校が存在した。 そこに居る生徒は特別変わった経緯の持ち主ではない。 健康な生徒もいれば病弱な子もおり、恵まれた家庭に育った生徒もいれば貧困な家庭に生まれた子供もいる。 もっと言うならば、犯罪を犯したわけでも、選び抜かれた精鋭というわけでも、家族に訳ありというわけでもない。 普通に笑い、普通に泣き、普通に怒り、普通に過ごす。 恋もすれば、趣味に走ったりもする、何処にでも居る少年少女たちだ。 非公式であるのはその授業内容だけなため、公式の試合に出場する部活も存在する。 普通の中等教育学校となんら変わりがない。 強いて言うなら私立と名を打ち、全寮制の学校であるというぐらいであろう。 そんな普通の生徒たちの普通とは違う共通点とは、学生たちが『超能力者』であること。 ...
  • きぼう――――hope―――
    赤。 『超高校級の希望』の前に立ちはだかる更なる絶望。 あのコロシアイ学園生活よりも深い絶望―――深淵、かもしれない。 「………どうしてだよ」 茫然自失としたまま、『超高校級の希望』苗木誠は呟いた。 その両目には、僅かに絶望の色が見える。 彼は希望だ。コロシアイなんてものには絶対に染まらない、どんな最悪の絶望的状況さえ覆す可能性を秘める。しかし、苗木誠はただの高校生でもあるのだ。 信じた人間から裏切られ、目の前で死なれて尚、すぐに希望を主張できるほどに彼の心は強くない。誰かの死には悲しみ、巨大すぎる絶望には打ちのめされる。 その後に、必ず立ち上がるというだけ。 今度のコロシアイには選択の自由すら与えられてはいない。 環境に適応するなんて悠長な選択は不可能。 不殺環境を保てば、ルールに触れて全員が死ぬ。 誰かが死ぬ以外に、誰か...
  • Monster
    大人数を一箇所に集めての殺し合い……アニメやドラマではよくあることだが、実際に自分がこんなことに巻き込まれるとは思っていなかった。 というより、未だにあまり殺し合いの場にいるという実感がない。 さっきは怒りに任せて少女の胸ぐらを掴んだ俺だが、今にして思えば何であんなことをしたんだ、と思う。 もちろん誰かが死ぬというのは愉快なことだとは思えないし、俺には誰かの死体を見る趣味があるというわけでもない。 だが、これは本当に現実なのか?夢じゃないのか? 月夜や少女から感じた恐怖は今でも忘れられない程のものだったが、だからと言ってこれが現実だとは限らない。 これが夢だという可能性は大いに有り得る。 いや、これは夢だ。でなければ人があんな簡単に死ぬわけがない。 それに俺みたいな一般人を巻き込んでもあの少女には何の利益もないだろう。 だから夢。そう思いたい。 「……ったく...
  • ヒーローズ・ラスト(前編)
    ―――どういうことよ。 あたしは、そう叫ばずにはいられなかった。 そうでもしなきゃ何もかもが壊れてしまいそうだったから、醜く無様に、虚空に叫び散らした。 どうして。どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして!! 「聞いてないっての……タイムリープは、あの《バトルロワイアル》は――どうなったの」 約束違反もいいところだ。クラスメイトで殺し合って、優勝者の願いが叶えられる。 そういう条件で始まった《バトルロワイアル》で、あたしは不本意ながら優勝した。そして、あたしの望む結末まで延々とタイムリープを繰り返すことを、願った。 だから本来ならここで見えるのはあの風景でなくてはならない。 でも違う。今あたしの周りに広がっているのは見渡す限りの森林風景。こんな場所、知らない。 もちろんそれだけじゃない。なにもかも、違いすぎている。 たとえば参加者名...
  • competition
    『え―――、ではここに、表彰式を開始致します』 私は静粛にその言葉を聞く。 『○○町○○消防署所属消防隊員、見上壮一。貴殿の灰影デパート火災事件における功績と、これまでに救助してきた人数は誠に賞賛の至りである。 かく言う私も、最愛の愛娘を救って頂いた……感謝してもしきれない。 よってここに、私から個人的に礼を言わせて欲しい』 違う。 私は賞賛されるような人間ではない。 『ここに―――最優の消防士として見上壮一消防士を表彰する!』 ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち...
  • 対峙する者たち
    「どうすべきかな……」  つくづく自分は、こういう物騒な厄介事と縁があるらしい。  そんな現状にため息をつきながら、トーマ・アヴェニールという名の少年は、状況の整理を始めていた。  シチュエーションこそ大きく異なるが、殺しを強要されたのは、これで実に2回目だ。  故にそこまで取り乱しはせず、彼はランタンに火を灯し、ビルとビルの隙間に座り込んで、名簿と地図を見つめていた。 (それにしても……リリィ達まで、こんな馬鹿なことに巻き込むだなんて)  代わりに胸に込み上げるのは、使命感と主催者への怒りだ。  自分の愛すべき身内達を、危険に晒したことへの憤怒。  そんな少女達と姉貴分を、自分の手で守らなくてはという決意。  ヴェイロンの死という事実にも負けず、平静を保っていたれたのは、その感情によるところが大きかった。  自分より強いスバルや、サバイバルに長けたアイシスはまだいい。...
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