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登録日:2015/09/06 Sun 02:55:53
更新日:2018/10/05 Fri 20:52:26
所要時間:約 6 分で読めます




水中の鍵密室事件とは、『名探偵コナン』において江戸川コナンが解決した事件のうちの一件。
1999年8月2日にテレビアニメ第155話として放送された。
原作漫画にはないアニメオリジナルエピソードである。

以下、ネタバレにご注意ください。



【あらすじ】
小五郎は学生時代に住んでいたアパート「ひかり荘」の大家である宗田光江に相談があると呼び出され、コナンと蘭を連れて、「光メゾン」という綺麗なマンションに改築されたかつてのボロアパートを訪れる。
光江は同じフロアの別室に住む孫の宗田真がふさぎ込んでいる理由を聞き出してほしいという。

光江と共に真の部屋に入った小五郎達を待っていたのは、廊下の壁一面に落書きされた赤いクレヨンの跡だった。
子供が描いたかのようなその意味不明な落書きは、入り口のドアの内側にもびっしりと描かれていて、奥の部屋の入り口のドアの前には壁一面の落書きに使われたと思われるクレヨンが落ちていた。コナンが更に部屋の中に入ってみると、部屋の内壁も同じようにクレヨンで落書きされており、部屋の真ん中には「水中の記念碑」という名前の入った奇妙な模型が置かれていた。その水中の記念碑に注がれた池の中に真の部屋の鍵が沈んでいた。
そして部屋のバスルームの浴槽で真がカッターで手首を切って死亡していた。
自殺と思われる現場の状況で、コナンだけは妙な違和感を覚えていた。



【事件関係者】
  • 宗田光江
CV:堀絢子
光メゾンの大家。73歳。
小五郎とは学生時代からの知り合いであるが、当時はかなり口うるさかったらしく、ひかり荘に下宿していた小五郎は彼女には頭が上がらなかった模様。
現在は子供達が全員独立しており、光メゾンの4階で1人暮らしをしているが、同じ階に孫の真が住んでいるため、孤独ではなかった。
しかし、その真が最近悩みを抱えているらしく、塞ぎこむことが多い上に理由を聞いても話してはもらえないのを気にかけていた。

そこで今はすっかり名探偵として名を馳せた小五郎に力になってもらおうと電話で連絡し、その日小五郎を招待したのだが、約束の8時を20分過ぎても真は現われなかったため、光江は小五郎たちを伴って4階の真の部屋に様子を窺いに向かった。
インターホンを押しても応答はなく、入り口のドアも鍵がかけられたままになっており、仕方なく合鍵を使って鍵を開けて中に入ったところ、バスルームで死亡している真を発見してしまう。
その後、真の死は自殺ではないと小五郎達に必死に訴えていた。


  • 宗田真
光江の孫で被害者。22歳。
城南大学工学部建築学科4年で祖母の光江と一緒に暮らしていたが、最近何らかの悩みを抱えていた。
だが、死亡する前は蜂蜜とニンニクとバナナの入った光江特製の夏バテ防止用ジュースを平らげ、晩御飯にはカボチャが食べたいと元気に答えていたらしく、自殺するような様子は無かったとの事であるが…


  • 城戸慶彦
CV:千葉進歩
真の友人。22歳。
城南大学医学部4年であり、事件当日は自室で酒浸りの状態になって眠っていた。
部屋の中にはカブトムシやクワガタムシを何匹も飼っている。
小五郎達が現場に訪れた際には、生前の真が卒業制作がうまくいかずに相当悩んでいたと証言していた。



【レギュラー陣】
ご存知主人公。
小五郎や目暮が真の死因を自殺と判断する中で唯一他殺の可能性を推理していた。


ご存知蘭姉ちゃん。
今回は特に目立った活躍無し。


ご存知迷探偵。
学生時代はひかり荘に下宿しており、そこで当時世話になっていた大家の光江から相談を持ちかけられた。
蘭とコナンを引きつれ、分明堂のカステラをお土産に持参して向かったところ、真の自室で殺人事件に遭遇する。
現場の状況から真の死を自殺と考えていたが…


ご存知警視庁の警部殿。
現場に訪れた際には小五郎と同様に自殺によるものと考えていた。


ご存知高木君。


  • 横山刑事
捜査一課刑事で目暮の部下。


【以下、事件の真相…さらなるネタバレにご注意ください】














フン! ドジだなあ、俺

アイツを黙らせた事ですっかり舞い上がっちまって

ハンカチを処分するのを忘れたまま祝杯を上げちまったんだからなあ…

  • 城戸慶彦
今回の事件の犯人。
動機は大学内で以前から行なっていた犯罪行為の口封じ。
真に持ちかけられる形で1年ほど前から大学の医学部から睡眠薬を持ち出してそれを2人で密売していた。
ところが、事件が起こる直前に真が「辞めたい」と言いだし、更にはちょうど小五郎が真に会いに行こうとしていた事から、彼が自分達の犯罪を小五郎に話してしまうと思い込んで殺害を実行。
生前の真が最近塞ぎこんで悩んでいたのはその犯罪行為が原因であった。

殺害後、自室で飼っていたカブトムシに真の部屋の鍵を運ばせ、雌のカブトムシよりも強い匂いを放つ夏バテ防止用のジュースを記念碑に付着させてカブトムシを誘導させるというトリックで自殺に見せかけた密室殺人を成功させた。
その際、犯行に使用したジュースを床にこぼしてしまい、ハンカチで拭きとったのだが、あろうことかそのハンカチをポケットに入れたまま眠ってしまい、小五郎達が現場に訪れた時もハンカチをポケットに入れっぱなしにしていた事が決定的な事件の証拠となってしまった。
コナンに全てを暴かれた後は、これまでの真面目そうな態度を一変させ、ふてぶてしい振る舞いで上記の台詞を口にして犯行の動機を明かした。
そして、悪びれる様子も反省もなく、真の行為に対して「とんだとばっちり」と吐き捨てるが……


  • 宗田真
前述にある通り、医学部に所属していた城戸に話を持ちかける形で睡眠薬の密売を行なっていた。
結果的に友人を犯罪に加担させてしまった行為に関しては彼も責められるべきであるが、自らの過ちに気づいて足を洗おうとした矢先に共犯者の友人に命を奪われてしまったのは悲劇と言えば悲劇である。


  • 宗田光江
保身で孫の命を奪った挙句に反省もせずに開き直っていた城戸を平手打ちで制裁、その場で泣き崩れた。


  • 江戸川コナン
いつもの麻酔銃の推理ショーを行なわず、城戸の部屋から持ち出したカブトムシで事件のトリックを小五郎達の前で再現、ジュースが付着したハンカチを指摘して城戸の犯行を暴いた。


  • 毛利小五郎
今回はコナンの麻酔銃で眠らされておらず、犯行のトリックに惑わされて推理が空回りしていたものの、犯人の城戸が光江にビンタされた際には…

真さんはきっと自らの過ちを反省しようと腹を決めてたんだろう…

今さらこんなことを言っても遅いが…人の命ってのはお前が考えているよりずっと重いんだ!

その重みを刑務所の中で知るんだ! たっぷりと、時間をかけてな…!

……と、激怒しながら城戸を一喝。小五郎の怒りの言葉で城戸はその場でうなだれ、それ以上口を開く事もなく警察に連行されていった。

エピローグでは、今回の事件で孫を失った光江を心配していた蘭に対し、「真さんの代わりにゃならんが、時々2人で遊びに行ってやってくれ」と諭していた。





追記・修正はカブトムシに鍵を運ばせてからお願いします。

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