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登録日:2017/04/27(木) 23:38:00
更新日:2020/05/01 Fri 20:36:21
所要時間:約 11 分で読めます




なーるほど…

だいぶ読めてきたぜ…ここで何が起こっているのかが…


盗賊団謎の洋館事件』とは、『名探偵コナン』において、江戸川コナンが解決した事件のうちの1件。
単行本第17巻に収録。テレビアニメでは第104話・105話として、1998年6月8日・15日に放送された。


以下、ネタバレにご注意ください。


【あらすじ】
中村操という人物から、祖父から譲り受けた洋館で不思議な出来事が起きているため、その謎を解いてほしいという依頼を受けた小五郎。
小五郎は20代後半のさみしがり屋の才女だと思っており、操と感動の御対面をするためにアポなしで操が住む洋館まで向かった。
だが、小五郎たちが洋館に訪れると、操と名乗る片腕をねん挫して包帯を巻いている男性と、その兄と名乗る男性が出迎えるのだった。

操の祖父である出渕紋時郎は腕利きの時計職人であり、洋館には自分の時計以外にも大量の時計が飾られていた。
二人の話では10時50分に書斎の鳩時計から妙な物が出てくるという話だが、10時50分になっても妙な物が出なかった。
小五郎は何も出なかったことで馬鹿馬鹿しいと帰ろうとしたが、11時になると突然飾られたデジタル時計が鳴り始めた。
妙な現象は起きなかったものの、11時に一気に鳴り出すデジタル時計は紋時郎が残した暗号だと考え、小五郎たちはこの洋館を調べることになる。
また、1時10分になった時、書斎の鳩時計から三つ子の鬼の人形が出てくるという妙な出来事まで起こり、それこそ二人が話す妙な物だった。
果たして、この洋館に隠された真実とは……


【関係者】
  • 中村操(なかむら みさお)
CV:田中正彦
小五郎の依頼人。ミステリー作家。
先日、祖父である出渕紋時郎から自分の洋館を譲り受けたが、奇妙な出来事が毎日起こるため、小五郎に謎の解明を依頼した。
小五郎は20代後半の寂しがり屋の女性と推測していたが、蘭は30代前半の渋いおじさんだと推測しており、蘭の推測通り30代前半の男性だった。
先日棚を動かす際に捻挫してしまい片腕を包帯で巻いており、不便そうに生活をしている。
10時50分に書斎の鳩時計から妙な物を見かけたとは話しているが、実際には1時10分に妙な物として3つ子の鬼の人形が出てきている。

  • 操の兄
CV:加藤治
操の3つ上の兄と名乗る小太りの男性。
最初に出迎えたのは彼であり、操よりもこの家の勝手をよく知っている。
片腕が使えない操の代わりに、この家の家事なども担当しているようである。

  • 出渕紋時郎(いずぶち もんじろう)
操の祖父である時計職人。先日病気で他界しており、古びた洋館を操に譲り渡している。
「紋時郎の時計は一生物」とまで言われるほど腕利きの職人であり、その筋では名前が通っていたという。
紋時郎の時計はネジ式の物を作成しており、趣味で多くの時計を集めていた。
動物好きであり、家具や食器などに動物が付いており、
「欲望のために人を騙して暴利をむさぼるよりも、ただ生きるために獲物を狩る、獣の方がはるかにマシ」というのが紋時郎の口癖だったらしい。
ゴルフをやっていたようであり、友人の孫と一緒に移っている写真があるほか、「Demon」と書かれたゴルフバッグも残っていた。
また、物を大事にする人物だったようだが、デジタル時計の決められた箇所に傷と、時計やコップに何かを取った後に丁寧にやすりを掛けるなど妙な物を残している。


【レギュラー陣】
ご存知主人公。
紋時郎が残したと思われる暗号に興味を持ち、洋館を調べ始める。
また、紋時郎の暗号以外にも、この洋館で何が起きているのか早い段階から気づいている。

ご存知蘭姉ちゃん。
今回は蘭が気付いたことが暗号の謎解きのヒントにつながっていく。

ご存知おっちゃん。
最初は操が男だったことでやる気をなくし、さらには操が見たという妙な物が時間通りに出なかったので帰ろうとしていた。
だが、直後に11時に一斉に鳴り出す時計など、紋時郎が残したと思われる暗号を解くために挑戦することになる。
なお、アニメ版では操の家に向かう途中に運転ミスをして事故りそうになっており、蘭から電車で帰ろうかと思われていた。


【その他】
  • 盗賊団「ゴブリン」
疾風の盗賊団と呼ばれる集団であり、悪徳企業やズル賢い業者から盗みを働いていた。
推定団員数は8名でリーダーの通称は「デーモン」。現場には必ず不気味なゴブリン人形を残していく。
10年ほど前に活動を停止していたが、紋時郎の書斎に「ゴブリン」の犯罪記事をファイリングした物が残されていた。


【洋館に残された手がかり】
  • 11時に鳴り出すデジタル時計
11時に洋館に飾られているデジタル時計が一斉に鳴り出した。
通常はそのままなり続けるが、1分経つと必ず止まる様になっており、ビデオも11時から1分間だけ録画されている。
また、全部のデジタル式の時計には、分の「00」の間に傷がつけられている。
そのため、11時に一斉に鳴り始めることと、デジタル時計の傷から、「11:0|0」に何かの暗号であると推測されている。

  • 紋時郎の書斎
紋時郎の使用していた書斎であり、鳩時計が飾られている。
机の上には何故か固定されている鏡と、鳩時計の真下の壁には小さな穴が開いている。

  • 1時10分の三つ子の鬼
書斎に飾られている鳩時計が、1時10分になると突然出てくる3つ子の鬼の人形。
鬼の頭にはそれぞれ「L」「N」「R」の文字が付いており、鬼の人形は盗賊団「ゴブリン」が残すゴブリン人形に似ている。
操は10時50分に見たと話しているが、何故か10時50分には現れず、1時10分に現れている。

  • 屋根裏部屋
犬に関係するものを探している時に、コナンが見つけた部屋。
鍵はかかっており、扉の部屋から覗き込むと何者かに睨まれることになる。
操の兄の話では屋根裏部屋には猫が住んでいるらしいが……


【以下、事件の真相…さらなるネタバレに注意】






















日がとっぷり暮れるまで、じっくり考えた方が…

答えが出るかもしれないよ…


  • 時計の謎の真相
デジタル時計の11時に鳴り出す謎は、ある動物のことを示していた。
「11:0|0」というのは「百獣の王(110のO)」を示しており、「ライオン」を示す暗号だったのである。
コナンが気付いたきっかけは、この家に動物の食器や家具がいっぱいある中で、蘭がこの動物の中に「ライオン」がいないことに気付いたからだった。
小五郎は家の外にある玄関にライオンのノックが飾られていると気にしていなかったが、実はこのライオンのことを示していたのである。
なお、他にも紋時郎はライオンが付いている家具や食器を持っていたようだが、今回の暗号のために暗号に関係のないライオンをわざと取り除いていた。

そして、1時10分の三つ子の鬼は謎は、そのライオンで実施することを示していた。
「1:10」というのは「イト」と読み、鬼の頭の「L」「N」「R」の頭文字を付けて、よく似た三つの単語になるという暗号だった。
つまり「Light」「Night」「Right」と、「光」・「夜」・「右」という単語になるのである。
右側のライオンの裏側には隠し扉があり、夜に隠し扉から懐中電灯の光を当てるということを示していた。

蘭がドアを閉めてから光を当てると光が鏡で反射するようになっており、光を追うと書斎の壁の穴へ続いていた。
書斎に入ってみると、壁の穴から机に固定されている鏡に反射して、光は鳩時計を照らしていた。
鳩時計には光度計が仕込まれており、太陽の光では影響されないように夜しか動かない仕掛けになっていた。
そして、光度計に反応した鳩時計から、今度は鬼の人形ではなく鳩の人形が出ており、鳩には腕時計がついていた。
腕時計には宝石だらけの豪勢なものになっており、操は祖父が自分に託したプレゼントだと喜ぶが……


なんたってそれは…

盗賊団「ゴブリン」のリーダー「デーモン」が隠し持ってた盗品だろうから…


  • 洋館にまつわる真相
出渕紋時郎の正体は、盗賊団「ゴブリン」のリーダー「デーモン」だった。
そして、この宝石だらけの腕時計も、盗賊団「ゴブリン」のリーダーである紋時郎が持っていた盗品だったのである。
紋時郎のゴルフバッグに「Demon」と刺繍がされていたり、三つ子の鬼が盗賊団「ゴブリン」が残すゴブリン人形に似ていたのもそのためだった。

そして、紋時郎の正体が判明した後、コナンは目の前にいる人物は中村操ではないことを明かした。
操が小五郎に送った手紙には、「越してきたばかりで家の勝手がわからない」「一人で考えてもらちが明かない」と書いてあったのに、開けにくい書斎の扉の開け方を知っていたり、
二人で住んでいるという矛盾した内容になっていた。
また、操が10時50分に妙な物を見たと言ったのは、1時10分に書斎の壁の穴から鏡越しで鳩時計から出ている三つ子の鬼を見たためだった。
そして、小五郎に送られてきた手紙の切手の裏側を見ると口紅がついており、小五郎の推測通り女性だったことが判明した。
それらをコナンが全て明かした後、中村操と名乗る男たちが自分たちの正体を明かした。

  • 中村操(偽物)
  • 操の兄(偽物)
彼らの正体は盗賊団「ゴブリン」の残党だった。
この二人が言うには、盗賊団「ゴブリン」が解散した後に、紋時郎は獲物のほとんどをメンバーに明け渡したという。
ただし、値打ちがある宝石類は紋時郎が隠し持っていたため、紋時郎の死後にこの家で宝石類を奪おうとしていた。
だが、二人がこの洋館に来た時には、すでに中村操が住んでおり、操を屋根裏部屋に閉じ込めたという。
その際、操は後で小五郎が来ると言っていたため、小五郎に謎を解かせて紋時郎の隠し持っていた宝石類を奪おうとしたのである。

偽物の操は実は片腕をねん挫しているわけではなく、包帯で拳銃を隠し持っていた。
小五郎たちに自分たちの正体を暴かれて、拳銃で壁を撃ち、盗品の腕時計を渡すように強要してきた。
だが、小五郎は拳銃に恐れもせず、盗品の腕時計を明後日の方向に投げ、気を取られた偽物の操に飛びかかった。
偽物の操は、すぐに小五郎に拳銃を向けるが、そこをコナンが拳銃を持っていた手に時計を蹴りつけて拳銃を弾き飛ばした。
そして、小五郎は偽物の操を掴み、一本背負いを決めて倒したのである。

だが、銃声に驚いた蘭が書斎に駆けつけ、強盗犯は蘭の首を掴み人質にしようとした。
しかし、蘭は強盗犯に肘鉄を喰らわせ、相手が前のめりになっているところを延髄にかかと落としを決めて撃退した*1
なお、蘭は訳も分からず攻撃していたようであり、「びっくりした…」と言って、コナンや小五郎を唖然とさせていた。
その後、警察に通報して、二人の強盗犯はのびたまま救急車に運ばれることになり、事件は無事解決したのだった。

  • 中村操(本物)
CV:山像かおり
その後、屋根裏部屋に監禁されていた本物の操は救助された。
操は、紋時郎の写真に一緒に写っていた女性であり、小五郎の推測通り20代後半の女性だったのである。
盗品の腕時計はそのまま返却する予定であり、操自身は紋時郎から譲り受けた洋館に散りばめられた謎こそミステリー作家として最高の贈り物だと話している。
この盗品の腕時計は見つけた者勝ちではないかと操は言い、小五郎も少し本気にしていた。
だが、コナンだけは腕時計の文字が3時30分「330(みさお)」に止まっていて、腕時計は紋時郎が操に託した物だと気づいていたのだった。


追記・修正は動物の時計を大量に飾ってからお願いします。

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