ボア・ハンコック

登録日:2010/06/21 Mon 20:21:12
更新日:2024/01/31 Wed 00:02:23
所要時間:約 17 分で読めるのじゃ


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わらわが何をしようとも

子猫を蹴っても…世界中がそれを許してくれる!!

…なぜなら


そうよ わらわが美しいから!!!



漫画『ONE PIECE』に登場する女海賊


【プロフィール】

本名:ボア・ハンコック
異名:海賊女帝・蛇姫
所属:元王下七武海、アマゾン・リリー、九蛇海賊団
:パフューム遊蛇号
役職:皇帝、船長
懸賞金額:元8,000万ベリー→16億5,900万ベリー(ワノ国編終幕後)
悪魔の実:メロメロの実(超人系(パラミシア  )
覇気武装色見聞色覇王色
出身地:偉大なる航路前半・凪の帯・女ヶ島・アマゾン・リリー
年齢:29歳→31歳
誕生日:9月2日(92=九蛇)
血液型:S型(現実だとO型)
身長:1m91cm
初登場:単行本53巻・第516話・『海賊女帝ボア・ハンコック』
B:111(Jカップ)
W:61
H:91
好物:火鍋
イメージ国:中国
CV:三石琴乃(幼少期:伊藤かな恵


【概要】

凪の帯(カームベルト)に位置する男子禁制の女人海賊国『アマゾン・リリー』の皇帝にして九蛇海賊団の船長
そして、世界政府公認の7人の海賊からなる「王下七武海」の一角。

世界一と称されるほどの絶世の美女で、スタイルといい顔立ちといい完璧であるが、同時に海賊行為を「美しいから許される」と平気でのたまうほどのワガママな性格。
彼女がいくら好き放題やっても、その美貌に晒されれば誰も咎められない。
人を見下す際には見下し過ぎて逆に見上げてる状態になるほどふんぞり返る癖があり、胸が上に突き出したそのポーズは周囲から「見下しすぎて逆に見上げてる!」と言われるのがお約束。


【人物】

傲慢で超が付くほどワガママな性格。
妹のボア・サンダーソニアとボア・マリーゴールドからも「性格は最悪」と言われる程だが、その美しさから誰も咎めることができない。
この我儘な性格は、過去に彼女が妹たち共々奴隷として売り飛ばされ、天竜人の奴隷にされたことに起因しており、「もう誰にも支配されたくない」「奴隷だった過去が露見する恐怖から、ほとんどの人間に心を許せない」という思いから形成されたもの。
国民からもそれなりに慕われてはいるが、その態度もあまり宜しくない。
また大の男嫌いで知られている。

しかし天竜人を殴り飛ばし、自分たちが奴隷だと知った後も軽蔑することなく、「覇王色の覇気」を持ちながらも恩人のために頭を下げるモンキー・D・ルフィの懐の広さに感服して惚れ込み、それ以後ルフィの前では一転して超恥ずかしがり屋の純情な乙女*1に変貌するようになった。
惚れた男には意外と尽くすタイプなのか、想い人であるルフィのためなら如何なる助力も惜しまず、ルフィが傷付けられると自分が傷付けられる事以上に怒り狂い、頂上戦争では兄の死に悲しむルフィを思いできるならその辛さを自分が代わりに受けれたらと悲しむなど、ルフィのことを大切に想っている。

アニメでは妄想内で料理をしているシーンがあるがSBSによれば苦手だったらしく、ルフィのために練習し肉料理だけはできるようになった。
ただし食べたことがあるのは当然ルフィくらい。

ルフィからも、最初こそ「ハンモック」と間違った呼び方をされていたが、最終的には他人をあだ名で呼ぶことの多いルフィにはめずらしく本名で呼ぶようになった数少ない人物となった。
仲間・親族以外だと他にはバギーや七武海の皆さんなどの印象に残るような強敵くらいである。

頭は回り演技力はそれなりに高く、かよわいふりをしてニョン婆をときめかせたりじっと見つめたりしてインペルダウンのドミノをドキッとさせたりした他、マーガレット達相手にはあえて顔を触ることでドキドキさせたりした。

また、妹たちや恩人のシルバーズ・レイリー、シャクヤクなど、一部の人物には多少心を開いている。
ただし国のことを思って口うるさいニョン婆に対する態度は若干雑、おそらくハンコックなりに気安い関係と言うことであろうが…。
ルフィとの厳しい修行に出るレイリーに少し怒ったこともあったが、自身のピンチの後にはレイリーにもたれかかるなど、内心父のようにも思っている様子。

◆サロメ

ハンコックのペットの蛇。

ハンコックを乗せて移動できるほどの結構大きな蛇。
戦闘ではハンコックの移動手段となったり、時には海中を移動してハートの海賊団の潜水艦を追跡したりとサポートする。


【戦闘能力】

主な戦闘法は足技を多用した体術。露出多めな服装も相まって色んな意味で非常に危ない。
武装色見聞色覇王色覇気を体得しており、自然系悪魔の実の能力者にも問題なくダメージを与えることが可能。
美脚から繰り出される蹴りの威力は高く、更に蹴られた箇所は問答無用で石化。
石化と打撃が同時なので見た目以上に攻撃力は高く、2年前は麦わらの一味が総出でやっと一体破壊するのが精一杯だったパシフィスタの装甲をもあっさりと砕いた。

能力による問答無用の石化と基礎戦闘力を合わせたその実力から海軍本部元帥センゴクからも高い評価を受けている他、マーシャル・D・ティーチも「手を離せば石化させられて終わる」と語っている程。
七武海制度廃止後、16億ベリーを超える懸賞金額をつけられるなど、四皇最高幹部と同等以上の危険度と見なされている。
下手にルフィが頂上戦争前に交戦していた場合、敗北は必至だった。

悪魔の実

超人系悪魔の実「メロメロの実」の能力者で、男女問わず魅了したり悩殺された相手を石化させることができる。
ハンコックの美貌も相まって、どんな強者でも一撃で仕留められる可能性があるかなり凶悪な能力。

この手の技には珍しく、ハンコックの桁外れの美貌故に男性のみならず女性にも有効。
覇気持ちの強豪海賊ですら魅了されればなす術なく石化してしまうことから、覇気による防御であっても無意味な可能性もある。
また、彼女をモデルにしたセラフィムの能力の様子から見ると、幼い子供に「愛らしい」と思う程度でもアウトである可能性が高く、性欲を自制することすら有効打になりにくいという恐ろしい能力。
石化された者が砕かれると命を落とす事が言及されているが、劇中ではその様の明確な描写はない。
たとえ電伝虫などの動物であってもその力からは逃れられないのだから恐ろしい。

なお、この石化は石化させた本人の意思でしか解除することができない。
ハンコック本人の言葉によれば(ブラフでなければ)能力者が死んでも石化は解除されず、たとえ「メロメロの実」が他者の手に渡っても以前の能力者が石化させた物質は元に戻らない
そのため石化の解除を引き合いに相手に一方的な交渉を押し付けることもできる。
また魅了技以外ならば、範囲は狭い代わりに魅了の必要なく敵・無機物を石化させることも可能な様子。

本人の弁によると、この理不尽染みた強力な効果はハンコックの様な美貌の持ち主だからこそ十全に発揮されるものであるとの事で、醜女(醜男)ではハンコック程の威力は出せない模様。
つまり、実自体にはスベスベの実の様な美容効果や、相手を魅了させる力がある訳では無いと考えられる。

この能力で悪魔の実の存在を知らない国民を騙して、奴隷だった過去を隠している。


◆技

  • メロメロ甘風(メロウ)
両手をハートマークのような形に合わせ、ハート形の波動を放出する。
ハンコックに魅了されている者*2がこの波動を浴びると、老若男女問わず一瞬のうちに石化してしまう。

数少ない回避法として、石化する前に「自傷による痛み」を加えたり、「恐怖」などで邪念を抑え込めば防御可能。
そもそも全く魅了されていない相手や、そもそも女性に興味(=邪念)を持たないため悩殺されなかったルフィには全く効かなかった*3
余談だがギャグ漫画『ワンピースパーティ』ではロロノア・ゾロにも通じず、マリー&ソニアから「この男ソッチです!」とあらぬ誤解を受けていた。
アニメオリジナルスペシャル『“3D2Y” エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓い』では、視覚を持たない相手にも効いていない。

ただし痛み等による回避はどうしても自身の行動を止めなければならないため、ほぼ確実に行動が阻害されてしまう。
石化は今のところハンコックの意思でのみ解除できると判明しているためハンコックに見惚れたら終わりの一撃必殺技。

ちなみに石化が解除された者は前後の記憶が若干飛ぶ。
この性質を応用して相手の監視を一時的にやり過ごすという応用もできる。

この技以外での石化は無機物や感情を失った殺戮マシンにも効いているため、魅了する必要のあるこの技は石化力が若干弱い。
この技の真価は範囲攻撃である点だろう。

  • (ピストル)キス
投げキッスで作り出したハートマークを指で構え、銃弾のように発射する。
物理的な殺傷力を伴っており、実弾であれば効果が無いはずのルフィの体にもダメージを与えられる(覇気を込めていたかは不明)。
ハンコックの能力技では珍しく石化能力は無い様子。

  • 虜の矢(スレイブアロー)
投げキッスで巨大なハートマークを作りだし、それを弓のように引き絞り、石化効果を持った矢として広範囲に拡散させる。
矢が突き刺さったものは人間はもちろん、砲弾などの無機物さえも即座に石と化す。
劇中では、海軍本部中将や元インペルダウンLEVEL6囚人である大海賊達をも一撃で石化させて沈黙させた

  • 芳香脚(パフューム・フェムル)
メロメロの石化効果を付加した蹴り。
相手に当たると同時にその箇所を石化し、そのまま蹴りの衝撃で破砕する。
例えパシフィスタでも、この技の前には装甲自体が石化されるため意味を成さない。

映画『ONEPIECE STAMPEDE』では覇気を纏わせた強化版の大芳香脚(パフューム・フェムル・マグナ)を披露している。
山のような大きさを誇る究極バレットの体勢を少しぐらつかせたほどの威力だったが、ハンコック本人としてはブチ抜くつもりだったようで「なんて硬さじゃ…!」と驚いていた。


【来歴】

◆過去

12歳の時、人さらい屋によって妹共々連れさられ、世界貴族の奴隷となり、奴隷の時の余興で食べさせられた悪魔の実によりメロメロの実の能力者になる。
その4年後、魚人の冒険家フィッシャー・タイガーによって、命に貴賤は無いとして他の奴隷達共々、マリージョアから解放され脱走。
妹サンダーソニア、マリーゴールドと、世界貴族の追っ手から逃げようと行く当てもなく路頭をさまよっていた所を、アマゾン・リリーのかつての女王ニョン婆(グロリオーサ)、シルバーズ・レイリー、レイリーの妻シャッキー(シャクヤク)に保護され、そのおかげでアマゾン・リリーに帰還。

この過去がトラウマとなり、もう誰にも支配されたくない・奴隷であったことを知られたくないという思いを募らせた結果、現在の非常にワガママな人格が形成されていったという。
背中に刻まれた奴隷の紋章は、彼女にとって最大のタブーである。
また、「生まれて初めて見る“男”も恐怖の塊でしかなかった」と語っているようにハンコックの男嫌いを決定づけた一件でもあり*4、ひいては後に(ほぼ男しかいない)海軍との関係を悪化させた遠因でもある。

13年前となる、18歳の時、皇帝の地位を継承し、初めての遠征にしてそのまま懸賞金8000万ベリーを懸けられてその強さを警戒した世界政府に勧誘されて王下七武海入りした。
七武海は約20年ほど前から設立されているため、恐らく誰かが抜けた穴にはまったと思われる。

◆偉大なる航路編

女ヶ島アマゾン・リリー編

本編には女ヶ島編で登場。

白ひげ海賊団海軍本部全戦力による戦争直前、召集に応じないハンコックに対し、女ヶ島近海に強制召集に現れたモモンガ本部中将の部隊の部下たちを石化。モモンガ中将は魅了されかけたが自分の手にナイフを刺し痛みで煩悩をかき消すことで難を逃れた。
七武海除名も承知の上でマリンフォードに行くことを平然と拒絶した(ニョン婆からは、カームベルトを海軍が安全に航行する技術をすでに持つことから、国を守るために行くべきだと非難された)。これは忌まわしい記憶しかないマリージョア近くに行くことが嫌だった様子。

アマゾンリリーに帰還後、入浴中に落ちてきたルフィに背中の奴隷の紋章を見られた事で、一度は妹達をけしかけルフィを処刑しようとするが、
ルフィが自分と同じ覇王色の覇気を持ち、また勝利よりも敵であるボア・サンダーソニアらの思いを優先*5
更に、ハンコックから「島から出る船か、ルフィを庇おうとして石化したマーガレットの石化解除」と二択を提示されたルフィが迷わず石化されたマーガレット達の助命を優先した器の大きさ、友達のために世界貴族を平然と殴り飛ばした情の深さを知り、和解。

ついにはそんな漢気を見せたルフィに恋い焦がれてしまう(当初本人はその苦しさが恋の病だと気付かず、ニョン婆の指摘で判明した)。歴代アマゾン・リリー女王達は自分の恋心を押し殺して早死にしたため、かなりくだらないが何気に国の危機でもあった。

インペルダウン

以降は、ルフィにメロメロで、まさに恋する乙女。
ルフィの為に、モモンガ中将の召集にも「インペルダウン見学」という条件つきで応じ、忌むべき場所である世界政府中枢近くのマリンフォードで行われる白ひげとの戦闘参加と引き換えに、ポートガス・D・エース救出の為の大監獄インペルダウン侵入に協力。
侵入の際、服の中にはルフィがしがみついており、本人もかなりドキドキだった。ルフィそこ代われ。

アニメ版では引き延ばしの都合上いくつかのシーンが追加。
アニメ版417話では軍艦に乗り込む際、ルフィの腹の音をモモンガ中将に聞かれて自分だとごまかしたり、態度を急変させたハンコックを疑うモモンガに対して自らボディチェックを提案しモモンガを引かせることに成功したりしている。
またアニメ版420話では、見てもいないナミニコ・ロビンに嫉妬する妄想をしていたり、421話では軍艦にルフィ&ハンコックのハートマーク落書きをしていたりした。

マリンフォード頂上戦争編

マリンフォードでの白ひげ海賊団との戦争にも参加する。
敵味方関係なく攻撃し、ルフィに危害を加えた白猟のスモーカーを鬼の形相で蹴り飛ばし、彼のアイデンティティとも言える十手を折り足止めをした。


また、何故かエースの手錠の鍵も持っており、ルフィに渡した(マリンフォードでの戦闘で黄猿に折られたが)。
その際エンポリオ・イワンコフのホルホルの実の効果でテンションMAXなルフィに力一杯抱き締められたことにより、
興奮のあまり全身の力が抜けてへたり込んでしまった。また、本人はこれをプロポーズだと思っている
(ちなみに周りからは、ぶちかましからの鯖折りで倒されたと思われている)
アニメでは結婚式の妄想にまで発展しており、この時のウェディングドレス姿は後にフィギュア化された
その後何体ものパシフィスタ「くま」を、味方と認識されてるのを利用して沈め、ハンコックの狂乱に怒る戦桃丸をも「恋はいつでもハリケーンなのじゃ!」と圧倒した。

白ひげ海賊団との戦争終了後、逃亡したルフィを捕らえるという名目でトラファルガー・ローに連れさられたルフィを追って合流。
その後ルフィの治療の為に特例で、アマゾン・リリーにハートの海賊団とジンベエの滞在を許可した。


◆新世界編

二年後も除名されておらず、麦わらの一味の出航に際しても美貌と権力を駆使して海軍の追跡を妨害している。
その際、ルフィに向けてウインクを飛ばすが、そのお陰で海賊女帝から目配せされる関係である事にブルックとサンジからの追及を受ける事となった。
特に2年間オカマに囲まれていたサンジからの追及と嫉妬はそれはそれは激しいものであった。
なお、その姿を遠目から見たサンジはついでに(勝手に)石化していた。

その後については扉絵シリーズで5憶になったルフィの手配書写真をでかでかと引き延ばして城壁に飾っている様子が描かれている。

ワノ国

久しぶりの本編登場。

世界会議での王達の承認により、ついに実現した王下七武海制度撤廃に際して称号が剥奪。
凪の帯(カームベルト)を越えて、女ヶ島へハンコックと海賊国家アマゾン・リリーを拿捕しに向かってくる複数の海軍船を見て慌てふためく戦士たちの中ただ1人冷静な様子で「忘れておるようじゃな、あやつら…。わらわ達が王下七武海に選ばれたのは、強さゆえじゃということを…」と強気な姿勢を見せた。

vs海軍vs黒ひげ海賊団

ヤマカジ中将率いる海軍本部の部隊に加え、更にはハンコックのメロメロの実を狙うマーシャル・D・ティーチ率いる四皇黒ひげ海賊団も女ヶ島に襲来。
更に海軍が実地試験として投入した二人の新型パシフィスタ「セラフィム」が九蛇の戦士達を蹂躙していく。

混戦かつ劣勢の中でハンコックは参戦し、メロメロの実の能力でヤマカジ中将や黒ひげ海賊団大幹部達を石化させて圧倒し、ティーチやコビーを戦慄させる。
しかしあと一歩のところでティーチに“闇水(くろうず)”で掴まれて能力を封じられ、「お前達が大人しく帰るなら皆を石から元に戻してやる」というハンコックに対し、ティーチは「手を離したらおれ達を石にして終わらせる」と判断。
ティーチは仲間を諦めハンコックを殺害して全てを終わらせようとする。

そこへシルバーズ・レイリーが間一髪かけつけて「全員の石化をハンコックが解く代わりに、海軍も黒ひげ海賊団も島を出ること」を述べ、ティーチ達は撤退。
さすがのハンコックも首をへし折られかけたことは堪えたようで、戦いが終わった後はレイリーにしなだれかかっていた。


【その他登場作品】

◆USJ

2010年に行われたUSJでのワンピースプレミアショーでは主役級として登場。
スタイル抜群の外国人女性が演じており再現率が高いが、とにかく内容がエロい。
あの衣装なので普通にパンツとか見えたりする(九蛇の面々は全員だが)。
ストーリーも罠にはまって天竜人の奴隷にされ首輪と猿轡をかまされ、ドンキホーテ・ドフラミンゴの手下や天竜人にペットさながらに引きずり回されたりする。
この脚本を描いたのは同人作家か何か…?


ワンピースパーティー

第2巻で登場。
酔った勢いでアマゾンリリーに漂着したゾロに湯浴みを覗かれて殺そうとするも前述の経緯により失敗。
しかし、直後にアマゾンリリーを襲撃したカリブー海賊団迎撃のために一時共戦し、彼が麦わらの一味だと知ったことで免罪とした。
翌日、ゾロの荷物に紛れて密航しようとしたが、当然すぐに突っ返された。
おまけでも盃三兄弟の写真をシャンクスコアラとともに焼き増しをせがんだりしている。


ONE PIECE STAMPEDE

海軍の要請からか中盤に登場、終盤には共闘勢の一人として参加する。
島や数多の軍艦・海賊船を丸ごと取り込んだダグラス・バレットを、高速移動からの一蹴りで仰け反らせる(当人はぶち抜くつもりだったため逆にその硬さに驚かされた)などその実力を遺憾なく発揮した。

映画連動のアニメオリジナル『賞金稼ぎシードル編』にも登場し、ルフィと再会した。しかもまた入浴中に。

因みに今回の衣装は白と黒を基調としたシックな装いとなっている。
人気キャラということもあって様々なデザイン案が出されたが、尾田栄一郎から「不自然な服」「九蛇らしさがない」といった理由でボツにされ、原作の流れをくむこの衣装となった。

3D2Y”エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い

テレビスペシャルのオリジナルエピソード。時系列としてはルスカイナでの修行からシャボンディ諸島での再集結の間。
『世界の破壊者』バーンディ・ワールドの一味に拐われた妹達を救出するため、ルフィと本格的に共闘する。

メロメロの実の能力が効かない相手や都合の良いスライムみたいな効果の薬で服を溶かされたりと何度かアブナイ目に遭ったが、七武海の実力を遺憾無く発揮して活躍した。

◆Jスターズビクトリーバーサス

プレイアブルキャラとして登場。流石に石化攻撃に関しては短時間のみという扱い。
長身ゆえにリーチが長いが、作中で戦闘描写が少ないが故に防御力が低め。
同じくセクシーダイナマイッであるめだかちゃんに対しては更なる上から目線で性善説を投げかけられたが、彼女に関してはあながち間違ってないような気もする。
また赤犬とは当然ながら犬猿の仲である。
決して某ヴァンゲリヲンとは関係あるまい。

◆JUMP FORCE

JSVSから続投。本作でも極めて少ない女性戦闘キャラの1人。
掛け合いではサボに「ルフィの兄には一度会ってみたかった」と語っている。
決して某ラームーンとは関係あるまい。
また、奴隷の紋章と絶妙に形が似ている竜の紋章を見て驚くという変化球なものも。

【九蛇海賊団】

ハンコックが率いる海賊団。
船員はハンコックの故郷“女ヶ島”のアマゾン・リリーの女戦士達の精鋭で構成されており、メンバーは全員が女性で、名前は花が由来。
皇帝にして船長は、血統では無く「最も優秀な戦士」が選出される。
遊蛇(ユダ)という猛毒を持つ巨大な海蛇に船を引かせており、このお陰で海王類が多く出没する凪の海でも海王類が遊蛇(ユダ)の毒を恐れて襲わず、自由に航海する事が出来る。

正直、ハンコック以外のメンバーの戦闘力は、最高幹部が2人がかりで覇気を習得していない頃のルフィにあしらわれる程度と、七武海の海賊団としては見劣りする感は否めない。
しかし、下級戦闘員に至るまで覇気をくまなく習得しているというアベレージの高さはあり、簡単に言うと最高値が低い代わりに最低値が高い一団と言えなくもない。

ボア・サンダーソニア

CV:斎藤千和金田朋子(幼少期))
ハンコックの妹で『ゴルゴン三姉妹』の次女。
懸賞金は元4000万ベリー。身体が大きいがそれ以上に顔が大きい。
動物系悪魔の実『ヘビヘビの実 モデルアナコンダ』の能力者。
覇気も体得しており、武装色による攻撃や見聞色による動きの先読みも得意としている。
季刊誌『ONE PIECE MAGAZINE』vol.12によれば、初期案ではイタチの能力者にする案もあった様子。

(スネーク)ダンス
見聞色の覇気の力を使い相手の攻撃を先読みしながら、ヘビヘビの実によって大蛇のように変化させた体をクネクネとうねらせることで相手の攻撃を回避する。

(ヘビー)スラム
ヘビヘビの実によって大蛇のように変化させた体で相手の体をグルグルに締め上げ頭から叩きつける。

蛇髪憑き 八岐大蛇(へびがみつき やまたのおろち)
自身の髪を7つの蛇状に変化させる。おそらく生命帰還の一種。
この髪の蛇は鉄の牙を持つかの如く、強烈な噛みつきをおこなう。

ボア・マリーゴールド

CV:斉藤貴美子、佐藤聡美(幼少期)
ハンコックの妹で『ゴルゴン三姉妹』の三女。懸賞金は元4000万ベリー。
かつては美人だったが今はかなり太い体型。*6まあ「この島では強いものこそ美しい」ので美女になったと言える…のか?*7
動物系悪魔の実『ヘビヘビの実 モデルキングコブラ』の能力者。
覇気も会得しており、武装色による攻撃やカウンターも得意としている。
もっともサンダーソニア、マリーゴールドの両者とも、ハンコックと比較すると実力は大きく見劣りするようである*8
季刊誌『ONE PIECE MAGAZINE』vol.12によれば、初期案ではワニの能力者にする案もあった様子。

蛇突(ヘビースティック)
ヘビヘビの実によって体を大蛇のように変化させた状態で、尻尾の先端で相手を突いて攻撃する。
覇気の力を使ってるので、ゴム人間であるルフィにも打撃が通る。

蛇髪憑き(へびがみつき) 炎の蛇神(さらまんだ)
全身を燃やしながら髪の毛を操り、炎の化物に変化させる。髪の操作はおそらく生命帰還の一種。

その他の団員

  • リンドウ
CV:佐藤聡美
九蛇海賊団の狙撃手。
咥え煙草を常に欠かすことのないヘビースモーカー。
バズーカ砲を手に力強く戦場を駆ける。
ビジュアルの良さもあってか、マーガレットと共にモバイルゲーム『ワンピース グランドコレクション』に登場したこともある。
  • ラン
九蛇海賊団戦闘員。
知性と美しさを兼ね備えた気丈なる弓の名手。
冷静な状況判断能力で海軍との交渉も巧みにこなす。
九蛇海賊団の頼れるお姉さん的存在だ。
  • デージー
九蛇海賊団戦闘員。「ザハハハ」と下品に笑う。
  • コスモス
九蛇海賊団戦闘員。太った陽気な女性。
  • ブルーファン
九蛇海賊団戦闘員。小柄な戦士。


【アマゾン・リリー】

女性の体質が特殊で、外海で子供を宿してはアマゾン・リリーで出産するも生まれる子供は皆女性。
女戦士達は、全員覇気を習得しており、九蛇海賊団の一員になること目指して研鑽に励んでいる。

マーガレット

アマゾン・リリーの若き女戦士。同じくアマゾン・リリーの戦士であるスイトピー、アフェランドラとは友人。女ヶ島に飛ばされたルフィを男であると知らず保護し、その後紆余曲折を経て特に親しい友人となった。
詳細は個別記事にて。

当初は動物系悪魔の実“黒猫”の能力者になる構想もあったが、アマゾン・リリーでは悪魔の実は知られていないという設定からボツになった。


グロリオーサ

アマゾン・リリー先々々代皇帝。通称“にょん婆”。

かつての皇帝らが皇帝としての責務ゆえに「恋心」による病に囚われ早死にしたのに対し、彼女や先々代皇帝は皇帝の座を捨てて外海に飛び出したことで一命を取り留め、その後、シルバーズ・レイリーらと友人となった。
その後、行き倒れそうなハンコック姉妹と出会い、彼女たちを連れてアマゾン・リリーに帰還。先代皇帝の許しを得て再びアマゾン・リリーで暮らすようになった。

外海で暮らしていたこともあって、戦利品でも世界経済新聞を真っ先に読んで情報の把握に努め、海楼石を応用してカームベルトを超えてくる海軍本部の存在から、「王下七武海の地位のおかげによる世界政府との協定の重要性」を理解している人物。
そのため老婆心からハンコックに助言することもあるが、ハンコックには割とむげに扱われることも多い。


シャクヤク

アマゾン・リリー先々代皇帝。

シルバーズ・レイリーの内縁の妻のようなものであり、現在はシャボンディ諸島にてぼったくりバーを経営。

その他の戦士


  • キキョウ
CV:粗忽屋所沢店
ハンコックの留守を任されている様子のベテランの女戦士。

  • ベラドンナ
医者。

  • ネリネ
メモ魔。ルフィのゴム人間としての特徴や奇怪な行動を「男の特徴」として記録していた。
悪魔の実の存在を知らないアマゾンリリーの国民は「男は体が伸びる」という間違った認識をし、ルフィだけでなくレイリーやジンベエの顔まで引っ張っていた。

【余談】

  • 登場前
実は後ろ姿だけだが、偉大なる航路(グランドライン)突入時のジャンプ表紙に蛇のサロメとともに載っている。ネット上で判明し、尾田栄一郎もSBSにて「これから出てくる敵を出してほしいと言われて描いたハンコックのつもり」と認めた。
スリラーバーク編ラストではリスキー兄弟が「人魚姫の美しさと来たらかの海賊女帝ハンコックもたじたじって噂だぜ」などと
本人が聴いたら即座に石にされそうなセリフをのたまっている。"リスキー"兄弟ってそういう…?
しかし、『ONE PIECE 総集編 THE 26TH LOG』によると、事前に作中で「絶世の美女」と銘打ってしまったため、デザインはかなり難航したらしい。



  • 人気
その設定と見た目のエロさとギャップ、連載53巻にして初めてあらわれた「ルフィに明確な恋愛感情を寄せるグラマラス美女」という事で人気を博しており、人気投票第五回(76巻収録)、第六回(85巻収録)ではいずれも10位を獲得した。あの明石家さんまですらべたぼれになったというほどである。
原作での出番はゾウ編時点では頂上戦争前後とあまり多くはないが、アニメの特別編やゲームなどでも登場機会が多く、グッズも多数制作されている。

  • メロメロの有効判定
『海賊無双』では、プレイヤーキャラクターごとにメロメロ(本作では状態異常扱い)の有効・無効判定が設定されており、無効なキャラには決して効かない。
『海賊無双3』でメロメロが無効になっていることが明確なキャラは原作通りのルフィ、動物故に美的感覚が異なるチョッパー、ラパーン、ルフィと同じく鈍感なガープ、盲目で外観的美しさに惑わされない藤虎、そして自分自身である。
逆に言うとこれ以外のキャラは全員有効。割と堅物っぽいミホークや赤犬、ハンコックと同じく自分の美しさに自信を持っているアルビダにすら効いてしまうのは流石と言おうか。




わらわが何をしようとも
訪問者工作を行っても…
めぼしい項目を全消ししても…
規約に違反しても…

集い中がそれを許してくれる!!
…なぜなら


そうよ、わらわが



美しいから!!!



(#冥ω殿)「お前ムカツクなァ!!!」

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*1 ただし思い込みが尋常じゃない激しさで、名前を正しく呼ばれただけで「両想い」、再会を期待されただけで「プロポーズされた」などと判断している

*2 具体的には少なからずハンコックへの煩悩を抱いてしまった者

*3 ルフィは女性の美醜が分からない訳ではなく、実際当初のアルビダを「イカつい」と称していた一方で、スベスベの実の副次効果で変身した後の姿を「美女」と呼んでおり、同一人物である事に驚いていた。ナミの幸せパンチにやられた理由は「ウソップのノリについて行った男子中学生的な感じ」と作者がSBSで語っている。

*4 女ヶ島はもともと男子禁制ではあるが、墜落したルフィが好奇の目で見られたように住人が男嫌いというわけではない

*5 ハンコックら三姉妹の背中の奴隷紋は、表向きには「かつて倒した化け物の呪いによるもので、背中の『目』を見た者は石化してしまう」とされており、ハンコック達が「背中のこれは死んでも見られたくない」と言っているのを聞いていたルフィは島の者にサンダーソニアの背中を見せないように背中を押さえ込んだ。

*6 作者曰く「強くなるためにちゃんこを食べながら鍛えた」

*7 ルフィがアルビダを「美女」と評した一件のSBS回答を見るに、ワンピース世界においては価値判断とは別の絶対的・客観的な事実として美醜が存在する

*8 初遭遇時のルフィでも本気を出せば圧倒できる程度