デジモンアドベンチャー:

登録日:2020/09/15 Tue 05:18:56
更新日:2024/04/07 Sun 16:59:44
所要時間:約 10 分で読めます






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デジモンアドベンチャー:



『デジモンアドベンチャー:』とは、2020年4月5日から2021年9月26日まで放送されたTVアニメ。*1
デジモンアニメシリーズとしては『デジモンセイバーズ』以来のフジテレビ系日曜9時台で放送されるアニメである。

●目次

【概要】

デジモンアドベンチャー』(以下旧作)のリブート作として作成された作品であり、『デジモンユニバース アプリモンスターズ』以来のデジモンアニメシリーズである。
スタッフの大半を『デジモンクロスウォーズ』シリーズを担当していたメンバーで構成されており、また、キャストの大半を過去デジモンのアニメまたはゲーム作品に出演していた面々で固められている。
キャラクターデザインは旧作同様中鶴勝祥氏が担当。

プロデューサーである櫻田博之氏の「今の子供達に向けたデジモンアニメを作っていきたい」という思いから、旧作の設定を踏襲しつつ新しい世界観での冒険を描いて行く事をコンセプトにしており、
旧作が「デジモンとの冒険を通して子供達の成長を描く」のに対し、本作では「デジモンと子供達の絆を強く描いた冒険」ストーリーになっているため、旧作に比べると明るめの作風となっている。

シリーズディレクターに三塚雅人氏を起用していることからか、デジモン達のアクションシーンが多く、
戦闘シーンではこれでもかというくらい自らの特徴を生かしたアクションが見られるのが特徴。
そのため使いまわしが一切なく、進化してすぐ必殺技で敵を撃破ではなく、肉弾戦で相手を圧倒しつつ必殺技で攻撃するというシーンがほとんどである。
またワープ進化に相当する描写も少な目であり、究極体になる場合も成熟期や完全体の状態でも戦闘してから進化が完了する場合も多々ある。

進化シーンのバンクはアグモン系統とガブモン系統しかないもののしっかりと丁寧に作られており、
他のデジモン達も「進化する場面を丁寧に描いていく」という意向の元にデータ化したデジモンが進化先へと変化していく演出になっている。

旧作から20年の時間が経過したこともあって、数多くのデジモンが登場し、序盤から完全体や究極体が出てくることは珍しくない。
また、旧作を見ていたファンにはニヤリとくるシーンやタイトルもあり、デジモン図鑑に記載されていた設定が初描写されることも多く、
多くのデジモンファンの期待を裏切らない要素が多いので、まだ見ていない人はぜひ見てもらいたい。
なおクロスウォーズのデジモンも登場しているためか、公式サイトのデジモン図鑑にて同作品に登場したデジモン達にレベルと属性が設定された。

アニメと連動して、デジモンカードゲームを一新して開始。
メインスタッフはバトルスピリッツの元スタッフであり、これは『コラボブースター デジモン超進化!』をはじめバトスピコラボが成功したことも理由と思われる。

リメイク作品となったのは、これまでデジモンアニメシリーズの多くが商業的に苦戦し次作に続かずに終わったことや、『デジモンアドベンチャー tri.』『コラボブースター デジモン超進化!』などが商業的には成功を収めたこと、『アドベンチャー』から20年が経過し親子2代での視聴も狙えたことなどが理由と思われる。
前述のコロナ禍の影響もあるのか、なんとタイトルそのままに2年目に突入、最終的に全67話。また、突然の中断にも対応できるようにするためか1話完結の話が多い。
クロスウォーズですらサブタイトル変更していたので、1年以上タイトルを変えず続いた初のアニメ作品となった。
最終的にカードゲームや海外展開など商業的に成功をおさめ、久々に完全新作アニメ『デジモンゴーストゲーム』に繋がるなど、デジモンアニメ復活作品としてその役割を果たしたといえる。

なお、タイトルが旧作とほぼ同じな事から区別のために『:』及び記号部分の読みを組みあわせた『アドコロ』と呼ばれる事も多い。

後に2023年にて行われた『コトダマン』とのコラボの際はオリジナル版メインの声優陣が起用される中で、既に藤田淑子氏と水島優子氏が鬼籍に入っていた事もあり、太一と空の声優は本作でそれぞれ演じた三瓶由布子氏と白石涼子氏が起用されている。


【ストーリー】

2020年夏。
サマーキャンプの準備をしていた武蔵小杉のマンションに住む少年・八神太一は、同じマンションの上の階に住む泉光子郎から「最近原因不明の電車暴走事故が起きている事」を知らされる。
最初はあまり興味がなかった太一だが、母と妹ヒカリが乗っている電車が暴走した事を電話で聞き、2人を助けようと駅のホームへ向かうのだった。
そこで彼はデジタル空間に迷い込み、電脳生命体デジモンの一体・アグモンと出会う。
彼と共にデジタル空間の奥へと進む太一は、先にデジタル空間に来ていた少年・石田ヤマトとそのパートナーデジモン・ガブモンが進化したガルルモンと共に、
暴走事故の原因であるデジモン・アルゴモンを、光子郎のナビゲートや二人の想いによって生まれた存在オメガモンの力で撃破。
しかしその際、太一はデジタル空間から追い出され、アグモンと離ればなれになってしまう…。

それから数日後。今度は原因不明の停電が東京都内を侵食するように発生。
デジモンが関わっているのではないかと考えた太一は心の中で願う。

「アグモン、お前の力が必要なんだ!」

そう願った太一は、デジモン達の住む世界、デジタルワールドへと飛ばされる。
アグモンと再会した太一は、そこで幼馴染の武之内空や他の子供達と出会い、やがて自分達こそが現実世界とデジタルワールドの危機を救う『選ばれし子供達』であることを知るのであった。

今、二つの世界を救う為の大冒険が始まる!


【主な登場人物】


選ばれし子供達

旧作との相違点のみを記載する。
なお、戦闘時には各パートナーデジモンの頭の上に乗ったり、足にしがみついたりするなどの方法でデジモンと一緒に戦う。
ちなみに、太一以外は手袋やグローブを付けていない。

八神太一
CV:三瓶由布子
旧作とあまり変わりがないが、喧嘩っ早い部分が見られず、みんなを引っ張っていこうとする熱きリーダーとしての素質を持つ。
熱く強い責任感をもち、自分のことよりも人のために行動が出来るのは変わらず。
突然のネットワーク空間での戦いの中でも、その時自分がなすべきことは何か正確に判断し、
ピンチをチャンスに変えていくという適応力の高さを持っており、素手でアルゴモンを振り回して撃退するなど、かなりアグレッシブな部分がある。
なお、壊れた電化製品は叩けば治るというやや古臭い部分が見られる。機械関連は苦手。
スタッフによると今作の彼は「Vテイマー」のタイチをイメージされているらしい。
今作では物語開始前では(ヒカリを除くと)空以外の選ばれし子供達とは面識がなく、光子郎とも第1話で初対面した。そのためか、原典では呼び捨てだった丈のことを「丈先輩」と呼んでいる。

石田ヤマト
CV:浪川大輔
上着が緑から紫になっている。
旧作同様両親が離婚しているらしく、島根県に在住している。もう島根にパソコンがないなんて言わせない
太一よりも一足先にネットワーク空間に飛び込んでいて、ガブモンと共に行動していた。
旧作と比べると口数が少なく、一匹狼の雰囲気が漂っている。常に行動優先のために誤解されやすいが、それは全て仲間達を守るためであり、太一とは対立もするがいざという時にはお互いを信じ、頼りにしあっている。
太一の事は当初は苗字で呼んでいたが、後述のニーズヘッグモンとの戦いで遂に名前で呼ぶようになった。

武之内空
CV:白石涼子
上着がピンクになっているほか、当初はヘルメット帽でなくサンバイザーを付けていた。*2
太一とは幼なじみなのは変わらず。*3先述のように、ヒカリ以外では唯一物語開始前から太一と面識があった。
旧作では優しいお姉さんといった感じだが、今作ではクラスでも他の女子に頼られる姐御肌ポジションになっている。
防災グッズを購入する帰りにデジタルワールドへ飛ばされるものの、状況を理解してすぐに太一と行動を共にする。

泉光子郎
CV:小林由美子
上着がオレンジと黄色のツートンカラーで構成されたフードつきパーカーになった。
太一とは同じマンションに住んでいるが、互いにあまり面識はなかった。
旧作と比べると年相応の幼さを持つ引っ込み思案な性格になっている。だが、ネットに強く情報を集めて解析することが得意なのは相変わらず。
首都環状線の事件をきっかけに太一と親しくなり、 共に冒険へと飛び込んでいく。
所持しているパソコンは、当初彼が持っていたアイパッドが変化したものである。*4
なお、テントモンとはタメ口で会話する。

太刀川ミミ
CV: 高野麻里佳
帽子が白色になり、スカートの丈が少し短くなった。
旧作と比べるとわがままな部分が減り、むしろマイペースな女の子になっている。
祖父が太刀川重工の会長を務めていることから、実質お嬢様になっている。そのため祖父を心から尊敬しており、
「おじいちゃんのような誰かを支えられる存在になりたい」という思いは人一倍強い。
森の中でタネモン達を守ろうと「女王」として暮らしていたが、太一たちを果物泥棒と間違えて罠で捕縛したのがきっかけで、太一達と冒険を共にすることになる。

城戸丈
CV:草尾毅
中学受験を控えていた為、デジタルワールドに飛ばされた際には現実逃避の為受験勉強にのめりこんでいた。
そのため当初は太一達と行動を共にすることを拒否したが、ゴマモンが太一達を助けようとする姿を見て心を改め、一緒についていくことになる。
最年長なので常に仲間達のまとめ役になろうと奮闘するのだが、やや空回りになることが多く、ゴマモンに慰められているのがほとんど。
しかし自らに課せられたことを最後まで成し遂げようとする責任感は強いため、土壇場で本領を発揮することも多い。

高石タケル
CV:潘めぐみ
旧作同様兄とは別々に暮らしており、代官山のマンションに住んでいる。
電車の暴走事故や東京大停電の際、白い羽根が見える描写があり、予想外の展開を経てデジタルワールドでの冒険に加わることとなる。
担当声優は旧作のPSPゲーム版でもタケル役を担当していた。

八神ヒカリ
CV:和多田美咲
第1話から登場。母と共に首都環状線の事件に巻き込まれてしまった際、太一がデジタル空間にいることを感じ取っていたらしい描写がある。
後にデジタルワールドを訪れることになるのだが…。


パートナーデジモン

テイルモンを除き、全員が同じキャスト。
今作では古代大戦で活躍した英雄達の生まれ変わりということで、成長期の段階でも高い戦闘能力を持つ。
また完全体になるのもかなり早め。加えて旧作では劇場版までお預けだった究極体への進化も続々登場している。


・アグモン
CV:坂本千夏
デジタル空間で太一と出会う。
のんびりした性格は旧作と変わらず。ガブモンとは知り合いらしい。

・ガブモン
CV:山口眞弓
アグモンとは旧知の仲らしく、再会した時にはお互いに喜び合っていた。

+ そして可能性の先へ
オメガモン
アルゴモン究極体との戦いの最中、太一とヤマトの想いと共鳴した結果まさかの第2話で登場。
その圧倒的パワーでアルゴモンを撃破した。

古代大戦のビジョンにもその姿が映っており、63話でのヴァルキリモンの魂によれば、祈りと願いが集った時に数多の時空を超えて現れる「大いなる力」とのこと。
古代に起きたズィードミレニアモンとの戦いで英雄たちが敗れた際に、ウォーグレイモンとメタルガルルモンに戦士たちの魂が集い奇跡の聖騎士として誕生し、ズィードミレニアモンの頭部一つを削ったという。そしてズィードミレニアモンはセラフィモンとオファニモンの特攻で散り散りとなり封印された。


現代では、アルゴモンやニーズヘッグモンとの戦いなど、その時の選ばれし子供たちでは対応しきれない強敵相手に対して希望の光が集ったことで誕生している。

第66話ではアバドモンとの最終決戦で、デジタルワールドと地球の希望の光を受けて誕生している。
67話では、20年越しにミサイル攻撃やブレイブシールドの技が判明した。


・ピヨモン
CV:重松花鳥
スナイモンに餌として狙われていたところを太一達に助けられ、それ以降空に懐く。
進化形態であるバードラモンが旧作より大きくなったため、籠を加えて他のメンバー達を載せて移動するといった移動手段役として活躍している。
戦闘時には炎を纏って突進するといった攻撃方法が追加されるようになった。

・テントモン
CV:櫻井孝宏
デジタル空間で光子郎と出会う。
進化するとテンションが上がるらしく、カブキめいたポージングを取ることも。
カブテリモンの必殺技であるメガブラスターは、もはや荷電粒子砲クラスの光線に変化している。
完全体であるアトラーカブテリモンの必殺技「ホーンバスター」は、旧作とは違い角にエネルギーを纏わせて突進する本来の設定に近いものに変更されている。ちなみにいつものビームも撃てる。

・パルモン
CV:山田きのこ
旧作と違い、ミミに「気持ち悪い」と言われていないためコンプレックスは抱いていない。
むしろお嬢様に付き従うメイドみたいに主従関係が良くなっている。
成熟期であるトゲモンに新技として「ココナッツアッパー」「ココナッツカウンター」が追加された。
リリモンでは花びらや花粉で相手をかく乱しつつ、フラウカノンが着弾した箇所から植物が生えるといった能力が付け加えられた。
43話では、なんと本来はパタモンのアーマー体であるポンチョモンに進化するという珍事が発生した*5

・ゴマモン
CV:竹内順子
やんちゃな部分は鳴りを潜め、弱気になりやすい丈を励ます女房キャラになっている。
マーチングフィッシィーズは水のない所でも召喚可能になっており、砂漠はおろか、建物内でも乗り物として使用可能。

・パタモン
CV:松本美和
『聖なるデジモン』の一体。
タケルが一行に加わるのが遅かった事もあり第20話でようやく登場。
転生前における闇の勢力との激しい戦いと、デジタマの状態で長い間闇の勢力に捕まっていた結果、何と転生前の記憶が磨耗してしまい、
エンジェモンに進化できなくなると言うまさかの事態に陥るが、ロップモンの導きによって代わりに得た進化はなんと……。

・テイルモン
CV:園崎未恵
『聖なるデジモン』の一体。諸事情で声が変わっている。
パタモン同様闇の勢力に捕らわれていたのだが、その捕らわれていた場所はまさかの…。
旧作のように敵組織の一員ではないのだが、やはり悪側から復帰要員となった。出番も相応に遅くなってしまい初登場はウォーグレイモン初登場より後の第33話。
聖なるデジモンの使命を全うせんとする意気が強い。女騎士とか言われることも


光の勢力

・セラフィモン
・オファニモン
・ケルビモン
・ラジエルモン
・クラヴィスエンジェモン
・スラッシュエンジェモン
古代デジタルワールドにおいて闇の勢力と戦った天使型デジモン達。
現在はその肉体は滅んだらしいのだが……。

ヴァロドゥルモン
CV:前田愛、風間勇刀
光の勢力と共に戦ったデジモン。肉体は滅びたものの、精神を羽根に宿し「選ばれし子供達」の来訪を待っていた。
旧作におけるゲンナイ、もしくはホメオスタシスにあたる存在。
担当声優の二人は旧作でミミとヤマトを演じた。

・ロップモン
CV:西村ちなみ
ウッドモンやバドモンが暮らす森で、太一と空が出会った成長期のデジモン。
その正体は、古代デジタルワールドにおいて闇の勢力と戦った天使型デジモンの一体「ケルビモン」が生まれ変わった姿。
太一のアグモンがウォーグレイモンへの究極進化に覚醒したと同時に、転生後に失っていたケルビモンとしての記憶を取り戻す。
その後、古の戦いとミレニアモンの復活のことを語り、太一たちにパタモンとは別にもう1体存在する聖なるデジモンを探すように導いた。
ちなみに中の人はクロスウォーズでもロップモンを演じていた。

ヴァルキリモン
CV:夏樹リオ
ヴァロドゥルモンと同じくかつての闇との戦いで滅び、戦士の生きざまを記憶するという天命のために仮初の体に魂のみを現世に止めている。
「勇気の紋章」を探す太一が導かれた先の城で、自身の鳥を通して語りかけ、試練を与えた。
ヴァルキリモンはホークモンの究極体なのもあってか、担当声優は『02』で井ノ上京も演じている夏樹リオ氏。


敵勢力

闇の勢力

デビモン
CV:置鮎龍太郎
かつて世界を支配しようとした闇の勢力の残党らしき存在。
配下のデジモン達を操り、世界を支配及び邪魔者である『選ばれし子供達』の抹殺を目論む。
旧作と違って、エンジェモンのことを「古き友」と呼び、エンジェモン(のデジタマ)を殺すのではなく闇に染めることにこだわるなど、
元はエンジェモンと同胞であり、今もエンジェモンを仲間にしたがっていることがうかがえる。更に本作では究極体まで進化した。
なお、実際の出自はエンジェモンの半身とも呼べる存在であり、一体化後は実質的な味方ポジションとなっている。


オーガモン
CV:江川央生
デビモンの配下として行動しており、サウンドバードモンやコアドラモン達を率いて太一達の前に幾度となく立ちはだかる。
喋り方は片言になっているが、武人肌の強い性格になっている。
グレイモンとの戦いで折られた角のリベンジとしてクラウド大陸の要塞にてグレイモンに一騎打ちを申し付けるが…。


・スカルナイトモン→ダークナイトモン
闇の貴族が、デビモンと協力関係にある闇の騎士として登場。
寡黙で、話す時は機械音が強い。
デビモンの指示を受け、エンジェモンのデジタマ奪取を行なった。
スカルナイトモンの時も、弓(ブーメラン)や槍を巧みに使った戦法でグレイモンとガルルモンを圧倒し、デビモンの援助を受けてダークナイトモン(完全体)に超進化。
槍・弓矢・全身から放つビームでメタルグレイモンとワーガルルモンを圧倒する実力を誇る。
デッドリーアックスモン「HEEEEYYYY!あァァァんまりだァァアァ!AHYYY!AHYYY!AHY!WHOOOOOOOHHHHHHHH!!」
ちなみに加工が強いのでわかりにくいがCVは女性

ベーダモン
CV:高戸康広
ムゲン大陸編のボスとして登場。
一族揃ってミレニアモンの復活を目論んでおり、その力で最強の座を手に入れようとしている。

ミレニアモン
まさかの邪神が大ボスとして登場。デジモン関連のゲームをした人は知っている人も多いだろう。
本作では闇が生み出した最終兵器と言う扱いになっており、太古の時代に倒されて黒い欠片と化してムゲン大陸に降り注いでいる。
現在はどこかで復活の期をうかがっている様子。
ちなみに外見は帯のないズィード=ミレニアモンである(欠片の方はムーン=ミレニアモン)。


大いなる破滅

・サウンドバードモン
クロスウォーズからまさかの登場。
旧作の「黒い歯車」ポジションにあたり、怪音波で周囲のデジモン達を操る。
デビモンの配下と思われたが…?

・アルゴモン
元々はセイバーズ劇場版に登場したデジモン。
アルカディモン同様単体で幼年期から究極体に進化できる。そのうち、幼年期から成熟期までは本作が初登場となる。
電車暴走事故を起こすに飽き足らず、米軍の潜水艦をハッキングし核ミサイルを東京にぶつけようとした。
激闘の末、太一とヤマトの諦めない心から誕生したオメガモンに敗れる。

・アイズモン
レベル 成熟期
種族 魔竜型
タイプ ウィルス種
必殺技 邪念眼
全身の眼から赤い光線を一斉に放つ。
愚幻
自分が喰らったデータを再現し、自在に操る。
必殺技(スキャッターモード時) 影縛り
敵の影に入り込み、動きを操る。

本作初登場となる新デジモン。
東京大停電の原因であり、自らが喰らったデータを用いて東京の街を丸ごと再現し、太一達を待ち伏せしていた。
見た目はドラクエのシャドーに大きな目玉と口を付けた姿だが、これは分裂形態である『スキャッターモード』での姿であり、
本来は黒い影の体にたくさんの眼が付いた龍のような姿を持つ巨大デジモンである。
データを喰らえば喰らうほどその力を増していくようで、作中ではメタルグレイモン・アトラーカブテリモン・リリモンの完全体を相手に、
ビルを召喚して攻撃を防いだり、在来線や飛行機をぶつけて攻撃するといった戦法で3体を圧倒。
成熟期でありながら凄まじい実力を持つその姿に光子郎を震え上がらせた。
最終的に6体の完全体の一斉攻撃で敗れるものの、生き残ったスキャッターモード達がオロチモンに進化し応戦。
弱点である黒い首を撃破されるが…

+ 「ワレ、ニーズヘッグモン。カンゼンタイヲコエタソンザイナリ」
・ニーズヘッグモン
レベル 究極体
種族 魔竜型
タイプ ウィルス種
必殺技 アナライアレンション
複数の眼から放つ破壊光線。
ルウダメント
体内で蓄積させた熱を口から一斉に放つ。

CV:ボルケーノ太田
オロチモンが現実世界から大量のデータを吸収して進化した本作初の新デジモン。
北欧神話の魔龍ニーズヘッグの名を冠するように、周囲の物を破壊・吸収し全てを無に帰してしまうとされる力を持つ。
羽が赤くなればなるほど体内の熱エネルギーの温度が上昇し、それにつれて現実世界ではカウントダウンと共に電子機器が熱暴走を始めるといった現象が起きた。
カウントダウンが0になる前に倒そうとするものの、ただでさえ連戦で疲弊していたパートナーデジモンをレベルとサイズの差で圧倒。
しかし最後まで諦めなかったた太一とヤマトにアグモンとガブモンが応える様にオメガモンへと進化。
ビームを連射するもマントで受け流され、ガルルキャノンで凍らせたところをグレイソードで唐竹割にされ消滅。
後を追う様に根城だった偽の東京も消滅し、現実の東京も無事停電が解消し、都市機能は回復したのだった。
だがデビモンのせいでカウントダウンが0になってしまい、太一とヤマト以外のメンバーは現実世界に強制的に戻されることになった。 

モチーフは、渡辺けんじ曰く「体は渋谷・尻尾は浅草というくらいでかいやつでということで、ゴジラをヘビにしたようなモンスター」や、必殺技『ルウダメント』がメルトダウンのアナグラムなど、バーニングゴジラの様子。


64話で、サウンドバードモンが結集して誕生。大いなる破滅の先兵にして呼び声。



その他のデジモン

CV:平田広明
クラウド大陸において闇の勢力やそれらの配下と戦っているレジスタンスのリーダー。
『獣王拳のレオモン』の異名を持つ。
これまでのシリーズがシリーズだったので、19話の収録を終えた平田氏はにこやかに「早く死のうよ」と言っていたのだが、今作ではまさかの死亡フラグクラッシャーに。

・ネーモン
CV:菊池正美
デジモンフロンティア』から登場。
原作のボケキャラとは違って落ち着いた口調の長老的ポジションのキャラになっており、
黒い瘴気によって狂暴化したデジモン達から逃れる為に他のデジモン達と共にレオモンの元へ逃げようとしていた所をヤマト達と出会う。
スコピオモンに襲われるが、ガルルモンが進化したワーガルルモンが撃破したことで難を逃れる。
その後は彼等と別れたが、無事にレオモンの元に辿り着いたようである。
声の菊池氏は『無印』にて丈を演じていた。

・ファンビーモン
CV:釘宮理恵
キャノンビーモン達に襲われていた所をヤマト達に保護される。
囚われた仲間達を助けて欲しいと彼等に懇願した。
中の人は『デジモンセイバーズ』でイクト役を演じていた。

・コモンドモン
CV:横山だいすけ
レベル 成熟期
種族 獣型
タイプ データ種
必殺技 ・ワイワイパー
〔相手にのしかかり、足のムク毛でこすりまくる〕

・マッシグラン
〔ものすごい勢いで突進する〕

コモンドール犬の姿を模した本作初登場のデジモン。
他のデジモンを乗せて出かけることが大好きで、陸地はおろか水中も尻尾を回転させて泳ぐことが出来る。

古代大戦において弱いデジモン達を安全な場所へ送っていたケルビモンの親友で、その後は長い眠りに就いていた。
しかしケルビモンの転生体であるロップモンによって復活し、再び力を貸すことになる。
なお太一達は複数の個体のうち、赤いヘルメットを付けた個体を貸し与えられている。
ポジションとしてはトレイルモンに近い。
声の横山氏は『うたのおにいさん』でお馴染み。

  • ガーベモン
CV:龍田直樹
ゴミの山でデジタルワールドに降り注ぐ『黒い稲妻』の研究をしていたデジモン。
かつてはたくさんのチューモン達と暮らしていたが、突如現れたレアモンに一匹を除いて捕食されてしまったため敵討ちに燃えていた。
研究心繋がりからか光子郎と仲良くなり、仇を取った後はチューモンが進化したサーチモンとの旅の末にワイズモンの収める『情報の樹』に辿り着き、彼と仲良くなった。
彼の持つゴミ箱は従来のブラックホール機能に加えてジェット噴射機能が追加されており、第65話では太一達の元へアグモン達を送り届けるため、ゴミ箱を大砲として中にデジモン8体詰め込んで飛ばすという大荒技をやってのけた。

  • ワイズモン
CV:速水奨
『情報の樹』を収める研究者で、大勢のボコモン達と共にデジタルワールドの様々な知識を探求している。
大樹を訪れた太一達に大いなる破滅の危機が迫っていることを伝え、紋章の光が導く場所へ向かうように助言をした。

【ナレーション】

デジモンテイマーズ』にてナレーションや主要デジモンの声を担当していた野沢雅子さんが担当。

【主題歌】

●OP:谷本貴義「未確認飛行船」

●ED1:藤川千愛「悔しさは種」
●ED2:Reol「Q?」
●ED3:Mai-can「Mind Game」
●ED4:ウォルピスカーター「オーバーシーズ・ハイウェイ」
●ED5:SUNNY BOY「Dreamers」

●挿入歌
谷本貴義が担当。
各進化形態にに合わせた曲が出ている。
氏は過去作にて『テイマーズ』の究極進化挿入曲「One Vision」、『クロスウォーズ』挿入曲「WE ARE クロスハート! ver.×7」を歌唱している。
その他にも『金色のガッシュベル!!』『ドラゴンボール改』といったニチアサアニメの主題歌も担当していた。

「Be The Winners」
成熟期用挿入歌。

「X-treme Fight」
完全体用挿入歌。

「Break the Chain」
究極体用挿入歌。
歌だけでなく、作詞、作曲、編曲も谷本氏が行っており、今までの自身のデジモンへの集大成とも言える楽曲となっている。


追記・修正は、新たな世界へ!!!

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最終更新:2024年04月07日 16:59

*1 第3話時点で新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出たことで一時休止になり、前番組である『ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)』の再放送がされていた。

*2 デジタルワールドにてスナイモンに襲われて川に飛び込んだ際になくしてしまったため、それ以降は本人曰く「防災グッズを買うついでに買ってしまった」いつもの帽子を被っている。

*3 太一曰く「腐れ縁」

*4 なお、このアイパッドには「太刀川」の文字がある事から、ミミのおじいちゃんの会社が作った物なのは間違いないようだ。

*5 なお、ポンチョモンの設定には不慮の事故で死亡したトゲモンの遺体がポンチョモンに変貌することもあるという噂が存在しており、パルモンがポンチョモンに進化しない可能性はゼロというわけではない。また劇中でパルモンがポンチョモンに進化した際には、パルモンがエテモンがボルケーモンの歌を聴いて興奮状態になってパタモンを頭の花に閉じ込めている状況であったたことも補足しておく。