MW-ムウ-

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&font(#6495ED){登録日}:2009/07/03(金) 01:20:40 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 2 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){生きるもの、全て道連れだ}} [[&font(#0000ff){手塚治虫の漫画作品}>手塚治虫]]で、1976年から1978年にかけてビッグコミックにて連載。 2009年に映画化。 だが、オリジナル要素が強く、同性愛表現も控えめで評価は芳しくない。 主題歌はflumpoolの~Dear Mr. & Ms.ピカレスク~ ■あらすじ 梨園(歌舞伎界)生まれのエリート銀行マン、結城美知夫は少年時代に毒ガス・MWを吸ってしまい、 その影響からか、犯罪者になり、犯罪を犯す度に、旧知の間柄で神父の賀来巌の教会に足を運び、懺悔を行っていた。 賀来は結城を更生させようとするも、彼との肉体関係をやめることができず、苦悩の日々を過ごしていた。 だが、結城はMWによって余命幾許もない状態であり、世界を道連れにすべく、賀来も巻き込んで、MWを手に入れようとする。 【主要人物】 ◆結城美知夫 [映画版―結城美智夫(玉木宏)] 両刀使いのメンヘルイケメン。獣k(ryも……。 自身の人生を変えたMWを手に入れるために様々な犯罪に手を染めていく。 凶悪犯ではあるが、時折失ったはずの人間性を覗かせることも。 ◆賀来巌 [映画版―賀来裕太郎(山田孝之)] 神父。少年時代はガラの悪いDQNだった。 過去に結城をレイプしたことがあり、今でも肉体関係を継続している。 結城の救済のために邁進するのだが……。 ■MWを巡る惨劇   結城と賀来は16年前、ある島で軍が保管していた毒ガス・MWが発生する事件に巻き込まれた人々の生き残り。 その毒ガス事件は政府の隠蔽により抹消され、世間では知られていない。 賀来は結城を誘拐・レイプしたことで毒ガスを吸わせてしまったことへの負い目と懺悔から、神父となり、 結城を&font(#0000ff){救済}すべく、犯罪をやめさせようとするのだが、結城の悪魔的魅力に翻弄され、彼の計画に協力してしまうことに。 結城は毒ガスを吸ったショックとトラウマから心身ともに蝕まれ、 一切の理性を失い、その後遺症から時折ひどい発作に襲われ、余命僅かであった。 結城は毒ガス事件の当事者たちへの&font(#ff0000){復讐}として、 数々の誘拐事件と猟奇殺人を繰り返した末にMWを奪い、全世界を自分の最期の道連れにしようと企むのである。 さらなるネタバレ 毒ガスの保管庫の場所を知るために、アメリカ軍人と肉体関係を結んだ結城。 まんまとMWを手に入れ、今度は空軍大佐の子供を人質をとり賀来と共にハイジャックする。 機内では人質である子供にMWの入った袋をもたせていた。 警察は結城が飛行機を乗り換える際に、 結城の双子の兄に協力してもらい、ガスの入った袋を摩り替える作戦に出る。 結果もみ合いになり、どさくさに紛れ、賀来がガスの袋をとりあげ、そのまま飛行機から身を投げた。 賀来を失ったことで涙を流す結城は賀来を助けようとしたのか、操縦席に向かうも、そこで射殺されてしまう。 この事件でMWの存在は公にされ、国民の怒りが爆発する中、結城の双子の兄は不敵な笑みを浮かべるのだった。 結城の双子の兄が最後に見せた不敵な笑みは双子であることを活かして入れ替わったとも取れるし、 弟にある種の人間性が残っていたのとは逆に善人な兄にも大きな悪意があったとも取れるが、 真相は不明。 #center(){&font(#0000ff){追記}×&font(#ff0000){修正}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 映画の出来映えがなぁ…、う~ん…、かなり惜しい…。 -- シルバーヘッド (2013-07-29 13:17:58) - 今じゃ珍しくもなんともない兄弟入れ替わりだけど、当時は衝撃的だったんだろうな -- 名無しさん (2013-09-01 00:19:13) - 御大の先見性には恐れ入る。しかも、ただの同性愛漫画じゃないってのもスゴイ。 -- 名無しさん (2014-10-14 22:28:53) - スリル、サスペンスの傑作なんだが、唯一不満なのは、取って付けたように終盤で唐突に現れた双子の兄弟。伏線も何も無かったからご都合主義に思えた。 -- 名無しさん (2014-10-14 23:11:10) - 先生が「同性愛」テーマに描いてしかもただそれだけじゃないってのが凄かった。(犯罪性とか葛藤とか) -- 名無しさん (2014-11-08 22:37:43) - 手塚先生はあらゆる悪を描こうとしたけどどの悪も中途半端になって終わってしまったと後悔したらしいな -- 名無しさん (2014-12-27 06:43:47) - これとアラバスターはかなりの衝撃だったな。 -- 名無しさん (2014-12-27 09:16:55) - 原作では入れ替わりとも本当に死亡したとも取れるが、実写版では入れ替わりを廃した代わりに、はっきりと生存させてた。 -- 名無しさん (2016-03-05 20:03:13) - そう言えば先生は同性愛以外にも近親姦とか異物挿入とか一般ではちょっと…って思われるような事を漫画で書いているよな。流石に原作そのままってのは無理だったのか -- 名無しさん (2016-06-25 00:05:38) - この作品に限らず、奇子とか人間昆虫記とか一般的な「手塚治虫」のイメージから大きく離れたものって多いよな。ジャングル大帝や海のトリトンのオチを見るに有名な手塚作品も実際触れてみるとそこまで「子供向け!」って感じじゃない。 -- 名無しさん (2016-06-25 03:45:19) - よく似た兄弟の存在は序盤からさり気なく描写されてるけどまさか双子だとは思わなかった -- 名無しさん (2016-06-25 09:52:29) - 小学生の頃に読んでしまってトラウマになった作品。色々と強烈だった。強烈すぎた。 -- 名無しさん (2016-10-11 10:16:13) - 不幸で歪んでしまった主人公、国家ぐるみの隠ぺい、規模のデカい復習劇、同性愛などなど今の目線からみてもドラマとして受けそうなテーマなあたり先生すげえ -- 名無しさん (2020-03-18 03:09:34) - flumpoolの映画版主題歌がカッコいい。 -- 名無しさん (2022-08-18 20:58:09) #comment #areaedit(end) }
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