キャプテン翼(TECMO版)

「キャプテン翼(TECMO版)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

キャプテン翼(TECMO版)」(2023/05/07 (日) 22:47:40) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2011/06/29(水) 22:33:44 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 44 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- TECMO版キャプテン翼は1988〜1994年までに発売されたキャラクターゲームシリーズ。 ナンバリング作品はファミコン、スーパーファミコンでⅤまで発売されており、Ⅰ以外は完全ゲームオリジナルのシナリオで進められる。 他にゲームボーイとメガCDで1作ずつ発売されている。 #contents() *【特徴】 他のサッカーゲームと異なり、その都度コマンドによりシュート、パスなどを選んで進めていく。 各選手には「ガッツ」(後述を参照)という数値化された体力があり、ガッツが減ると動きにキレがなくなったり、必殺技を使えなくなる。 各シリーズ基本的な流れとしては所属しているクラブチーム(又は学校)の大会→国際大会といった形で進んでいくが、トーナメントの対戦相手は明らかに&font(#0000ff){暗黒武術会ばり}に偏っているとしか思えない。 しかしながらこのシリーズを語る上で何といっても欠かせないのが(&font(#ff0000){原作以上に})常人離れした必殺技と「ガッツ」の存在だろう。 必殺技は&font(#0000ff){文字どおり}のものばかりで放たれたら最後、&font(#ff0000){「〇〇くん、ふっとばされた!」}と実況のチャーリー高橋が叫ぶのがお約束。 しかもその際には&font(#ff0000){銃殺されたんじゃね?}と思ってしまう程の禍々しいSE付き。 特にガッツ消費の多いシュートの場合、 「〇〇くん、カットにいく!」 「〇〇くん、ふっとばされた!」 が4~5回続く。いやマジで。 なのに&font(#0000ff){威力は変わらない}。 たまに威力が弱まってくれるので彼らの犠牲は無駄にはならない……事もあるが、全く威力が衰えないままゴールネットまで突き破る事の方が多い。 &bold(){最終作にあたるVでは原作さながらにコンクリートの壁をぶちやぶる描写まで……。} キーパーもキーパーで「多分軸回転して止めに行ってる」「何が起こってるかわからないセービング」「超人的必殺シュートを二の腕で撃墜する」なんてのもいるし、 こんな必殺技が無くても「常にごういんなドリブルやシュート状態」とか「基礎能力の高さで勝負するので消耗しないのが理にかなっている」選手まで……。 プレイヤーが読み進めるだけでなく実際に攻略することで説得力が増しているものである。 ただ調子にのって多用していると前述の通り「ガッツ」が消費されるので試合開始早々に使えるものでもない。 もしも消費し過ぎるといざというときに、&font(#0000ff){「くっ、ガッツがたりない!」}と表示されてしまう。プレイした人ならば誰しもが経験あるはず。 最終的には必殺技どころか通常シュートすら撃てなくなる羽目に陥る。 なので景気よく最強のシュートを選ぶよりも、できるならガッツ消費の少ない技を多用したいが、強敵相手ではなかなかそういうわけにも行かず……というところがゲームのポイント。 一応ハーフタイム中やボールを持っていないときにガッツは回復されるが、フル回復は(&font(#ffdc00){石崎以外})期待出来ないのでご利用は計画的に。((Vでは負けている時に一度だけガッツ回復できる救済措置ができた。)) ちなみに対戦相手は&font(#ff0000){ガッツ無限地獄}。 日向くんや立花兄弟が敵のときはフルボッコ注意。 一応Vからは無限ではなくなっているが、それでもネオタイガーショットを6~7回は平気で撃ってくる。(こっちは3〜4回)((Vでは敵のガッツは2500くらいあるらしい。それでもなんとか敵をガッツ切れに追い込む事は可能。)) *【各シリーズの特徴】 **◆「Ⅰ」 原作の中学生編とジュニアユース編を元にしており、ナンバリングシリーズ内で唯一原作に準拠している作品。ちょっとしたアドベンチャー要素もある。 ここでの立花兄弟は敵だと最凶、味方だと(ry ナンバリングシリーズでは唯一、ドリブルしているキャラを正面からのアングルで描写している&コマンド選択画面を開かないと敵の位置が分からないという仕様。 **◆「[[Ⅱ~スーパーストライカー~>キャプテン翼Ⅱ ~スーパーストライカー~]]」 ゲームオリジナルのストーリー。 漫画版に先駆けた、もう一つのワールドユース編と言うべき作品。 神ゲーと評される程、シナリオ・BGM共に評価が高い。 翼くんは単身ブラジルへ。 そこで作中でも1、2位を争うヘタレキーパー、「ブラジルの森崎」ことレナートくんや、唯一の拠り所バビントンくんと会う。 翼VS全日本という%%地獄の%%黄金カードを経て、全日本に戻った翼はワールドユース大会に臨み、最強のブラジルチームと戦う。 原作無印の最後で語られた「まだブラジルと戦ってないから世界一になったとは思っていません」という当時未完とも取れた物語を最後まで描いたストーリー。 **◆「Ⅲ~皇帝の挑戦~」 この作品からスーファミ版になる。 Ⅱと並んで人気が高く、BGMについてはシリーズ最高との評価も。 東西のドイツ統合を記念したユニバーサルカップの開催など時代背景がわかる作品。 全作品の中でも難易度は高め。全体的にはIIよりも難易度を抑えるシステムになっているはずなのだが、ラスボスのドイツが強すぎる。だがシュナイダーのファンにとってはむしろ歓喜。 まさか&font(#0000ff){フランスの新田}と言われるボッシ&&font(#0000ff){フランスの森崎}と言われるアモロに苦しめられるとは思わなかった。 一方でアメリカ勢からミハエルなる薔薇の似合うネタ選手が登場。石崎に対するライバル要素を持ってしまった。 シリーズで最も演出に力が入っており、必殺シュートは派手なエフェクトと&s(){今では到底できないような}画面の点滅が乱れ飛び、それをブロックしようとするキャラクターはフィールダーなら&bold(){[[垂直>不破刃]]}((他作品であれば弧を描く軌道で吹っ飛ぶのだが、本作は文字通り垂直(真上)方向に吹っ飛ぶ。なお、必殺ドリブルで吹っ飛ばされた時はフィールダーも水平方向に吹っ飛ぶ。))に、キーパーであればゴールネットを無視して物凄い勢いで水平方向に吹っ飛ぶ。 吹っ飛ばした後のボールはゴールorポストには向かうのでご安心を。 キャプテン翼を題材としている以上、キャラクターが吹っ飛ぶのは当たり前なのだが、本作は勢いが他と一線を画している。&s(){サッカーは格闘技!} **◆「Ⅳ~プロのライバルたち~」 ここから舞台はプロへ。 ストーリーに分岐が用意され、しかもマルチエンディング仕様。 オリキャラも更に追加されキャラ層は厚い、熱い。 &font(#ff0000){凄い勢いで色々ふっとばすペルー所属の最強のモブキャラ}オルミーガ様をはじめ、 &font(#ff0000){35億円プレーヤー(笑)}マッツォ、41歳ネルソン&font(#0000ff){くん}、&font(#f09199){奇跡(笑)の壁}シューマッハ、 &font(#ff0000){ネルソンと同タイミングで登場する、イベント成長付きの極めて珍しい後輩系選手}マウリシオ、 &font(#ff0000){「しね、つばさ!」}とか言ってくるスーパーラフプレイヤーなポブルセン、 &font(#ff0000){雨の日になって真の力を発揮する珍選手}フライハイト…と個性豊か。((実はフライハイトは、実在の選手フリッツ・ヴァルターが元ネタである。「雨の日になると本気出す」というサッカー選手が本当にいたのだ。他にもラスボスのファンベルグ(ファン・バステン)や強敵でありプロの先人ピピン(パパン)など、多数の選手が当時の実在選手が元ネタになっている。)) 対戦モードではオールスターに加え、登場した全てのクラブチームやナショナルチームが使用可能。 更には主人公((ゲーム開始時に名前や初期ステータス、必殺シュート名をつけることができる。割り振った初期ステによってドライブシュートやヒールリフトを覚えることが可能。))や周回特典((各EDを迎える度、オールスター専用キャラクターであるKAZUの必殺技が増える。モデルは言わずと知れた「キングカズ」こと三浦知良選手。))と色々詰め込んだ作品。 …とここまではよかっただが、浮き球に関する成長システムがおかしいせいで、浮き球に関する勝負はほぼ敵側の勝利となる。 また必殺技の演出やBGMもチープ化し、シリーズ屈指のクソゲー評価を受けることも。 **◆「Ⅴ~覇者の称号カンピオーネ~」 それまでのコマンド選択に加えて他のサッカーゲームのようなリアルタイムシミュレーション方式になった作品。 しかし、原作でワールドユース編が始まった影響か、IVまでのオリキャラが&font(#ff0000){大量リストラ}に遭っている。 ワールドユース編で原作にも登場するようになったカルロス・サンターナはⅣまでのキャラクターを引き継いで登場するが、Ⅳまでの「カルロス」表記ではなく、ワールドユース編と同じ「&font(#0000ff){サンターナ}」表記での登場となった。 IIからの皆勤は&font(#0000ff){レナート}に&font(#0000ff){ジウ}に&font(#0000ff){ゲルティス}だけ。バビントンすら消えたのは寂しい……。 さらにチート過ぎる能力を恐れてかコインブラ様は選手として出てこない。((アクションゲーム寄りになった今作であのドリブル倍速能力がそのまま搭載されたら、本当に誰も阻止できなくなる。ゲームにならない。)) しかも&font(#0000ff){新田が超強化されてラスボスチームの一角になる}という驚異の展開。 一方、原作でも名前だけしか触れられていなかったロベルトの師・ジョアンが描写されている珍しい特徴もある。 バグか裏技か微妙なところだが、必殺パスで得点できてしまう。 **◆「VS」 ゲームボーイで発売。ⅡとⅢの間に発売された。 原作の「小学生編」の後、日本代表を結成し「ワールドジュニア」に挑むアニメ版の要素を含めたオリジナルストーリーになる。 設定は小学生編だが、中学生編の必殺技やJr.ユース編のキャラクターも登場している。 対戦モードや全ての選手に固有の名前が用意されるなど、本作で初めて登場した要素もある。 **◆「キャプテン翼」 メガCDで発売。ⅣとⅤの間に発売された。 原作の冒頭から「中学生編」までを再現。 システムはⅡとⅢを順当に進化させたものであり、本作独自の要素として各アクションにも経験値の概念が追加され育成の幅が広がっている。 また、TECMO版の系列では唯一のCD-ROM媒体でのリリースということもあり、初代アニメの声優を用いたビジュアルシーンがあるのも特徴。 *【人物紹介】 **・原作無印から登場 [[''翼''>大空翼(キャプテン翼)]] 主人公。初代ではおおむね原作と同じ筋書きを辿り、ロベルトと共に念願のブラジル行きを果たす。 IIからブラジルのクラブチーム・サンパウロFCに所属、伝説のスーパーストライカー・ジャイロの逸話をもとに[[必殺シュート>必殺シュート(キャプテン翼)]]「サイクロン」を開発。((ジャイロが使用したサイクロンがどのようなシュートだったかは誰にも分からなくなっており、翼のサイクロンはあくまでも翼のアイデアで考え、翼の努力で造り出した翼のオリジナルシュートである。)) サイクロンは威力は凄まじいが欠点も多く抱えるシュートで、何度も改良が繰り返され、その結果ディアスの前転シュートをパクったような「ネオサイクロン」を編み出す。((メタなことを言えば、シュート時のアニメーションが頭とユニフォームを書き換えただけの流用なので完全に一致レベル。)) 4からプロ入りを果たし、ブラジルのサンパウロFC、次いでイタリア(セリエA)のUSレッチェに所属。 シナリオの進め方次第では再びサイクロンを使用可能になる。 長らく必殺ディフェンスを所持していなかったが、5にて「クリップタックル」と「オーバーヘッドクリア」を修得。 なぜか行く先々のチームに森崎級ザルキーパーが待っているという不運の持ち主で、彼らはプレイヤーから「ブラジルの森崎」「イタリアの森崎」と呼ばれる事になる。 [[''岬''>岬太郎]] 翼の親友。全体的に能力が高く、性能と魅せ技を兼ねた「&s(){5で削除された}ムーンサルトパスカット」、翼との必殺ワンツー「ゴールデンコンビ」で中盤を支える。 低い浮き球で「ジャンピングボレーシュート」、高い浮き球で「オーバーヘッドツインシュート」と両方に必殺技を持ち、攻撃役としても使いやすい選手。 翼がブラジルに渡ったため南葛高校のキャプテンとして全国大会を戦い、後にフランスのプロチームに所属する。 [[''日向''>日向小次郎(キャプテン翼)]] 日本の誇るエースストライカー。原作で見せたネオタイガーショットはもちろん、新作のたびに破壊力を増した新必殺技を修得して行く。 3:ライトニングタイガー 「ミューラー!てめえのどてっぱらをえぐってやるぜ!喰らえええええっ!」 4:ドラゴンタイガー   「シューマッハ、餌食になれ!」 5:ファイナルタイガー  「喰らえ!シニョーリ!」 ……と、毎回相手選手に向けてぶちこむのがお約束。その威力は最終的にコンクリートの壁を貫通するに至る。殺す気か。 必殺タックルを持っているため、攻撃的なキャラクターに反して翼よりも使い勝手が良かったりする。5では必殺パスも覚え、使い勝手が更に向上。 必殺ワンツー「東邦コンビ」も使えるが、相方の能力が物足りないため、枠に余裕のない全日本所属時に使われることは少ない。 彼が最も輝くのは味方では無く敵に回った場合であり、敵の時はガッツ無限なのでタイガータックルでボールを奪い、強引なドリブルで吹き飛ばしつつ突破、上記の必殺シュートを無尽蔵に繰り出してくる。 そうした試合のこちらのGKは森崎、レナート、メオンなどザルキーパーばかりで、当然為す術もなく宙に舞う。 [[''松山''>松山光(キャプテン翼)]] 超長距離から撃っても威力が減衰しない「イーグルショット」や頼れる防御技「イーグルタックル」を持つが、なんといっても味方全員を敵陣に突撃させる必殺フォーメーション「なだれ攻撃」が強力。 翼や日向がいない事も多い全日本では彼が影のキャプテンと言える。 なだれ攻撃の強さから、作品によっては「キャプテン光」と呼ばれることも。 ゲームでは北海道に残らず、イギリスのプロチームに入る。 [[''三杉''>三杉淳(キャプテン翼)]] 心臓病に苦しむ天才。ガッツ消費が他の選手より多く、使い果たしてしまうと次の試合で使えなくなるというハンデを抱える。 短時間で一気に使い切るのではなく、適度に休ませつつ全試合フルスタメンで活用するのがゲームでのお約束。 4では強力な必殺シュート「ムーンスライダー」を開発するが、ガッツ消費が膨大すぎて、怖くて使えない。その影響か5では消滅している。 ''立花政夫、立花和夫'' スカイラブハリケーンでおなじみの双子。その連携は攻撃だけでなく守備にも発揮され、試合中は縦横無尽にフィールドを飛翔する。 さらにシリーズが進むとさらに強力な新技を開発していく。 スカイラブ技に共通している使用条件が「政夫と和夫の両方がフィールドにいる」のみのため、和夫を発射台にして政夫がスカイラブタックル→直後に政夫を発射台にして和夫がスカイラブタックルといった芸当も可能。(一部必殺シュートには次藤も必要) [[''早田''>早田誠(キャプテン翼)]] カミソリタックルでボールを奪い、カミソリパスで味方にボールを渡すという重要な選手。 4までは必殺タックルと必殺パスを両方持っている世界で唯一の選手で((5にて翼が必殺タックル、日向が必殺パスを修得し全日本だけでも3人に増加する))、全日本に決して欠かせない重要な戦力。 翼の最強シュート「ブーストサイクロン」は必殺パスを受けて繰り出すのだが、本来の設定である日向からのパスよりも早田の方が多用される。 [[''次藤''>次藤洋(キャプテン翼)]] 巨漢DF。体格を活かした必殺ディフェンスで活躍し、ボールを奪ったら強引なドリブルで強行突破。また、立花兄弟の発射台としても活躍する。 必殺シュート「佐野とのコンビプレイ」は次藤のシュートを佐野がヘディングで軌道を変えるフェイントプレイなのだが、 「次藤君の 佐野とのコンビプレイ!」と実況され、得点後には「これがワシの 佐野とのコンビプレイ タイ!」と手柄を総取りする発言でプレイヤーのツッコミを誘う。 なお、原作では「ワシと佐野のコンビプレイタイ!」と正しい表現である。 [[''石崎''>石崎了]] いかなるシュートも顔面で阻止する根性の男。膨大なガッツを消耗するが一撃で死に至ることは無いので気軽に特攻させられる。 3から、ゲームオリジナルキャラのミハエルがライバルとして登場。必殺シュート「ヤマザルバスター」を修得し、攻撃面でも活躍する。 このヤマザルバスターだが、ミハエルのローズバスターを見た直後に見よう見まねで修得するという、一見ギャグイベントながらとんでもないことをしている。((修得イベントの発動は任意のため、覚えないままクリアすることも可能)) 4ではブラジルに渡り、サンパウロFCで翼と共に戦う。ストーリー上の扱いは控え選手だが、3からヤマザルバスターが強化されたこと&s(){、ユース時代の優秀な仲間たちが去っていき、頼りない先輩方がスタメンを張っていること}などにより、序盤から活躍しやすい。 [[''新田''>新田瞬(キャプテン翼)]] 「ノートラップランニングボレー隼シュート」が長すぎるので「隼ボレーシュート」に呼び変え、やたらとゴールポストに当ててくれる、いまいち頼りないFW。 翼を超えようとする向上心は他の日本選手には見られないものがあり、4では自費留学でブラジルのサンパウロに入団、5では最強軍団カンピオーネの一員となって全日本を相手に戦う事になる。 ストーリー上では見違えるような強さになっているはずなのだが、データ上はあくまで新田は新田である。 せっかく修得した新必殺技「ファルコンダイブ」「芸術的ドリブル」も、ガッツ消費が大きすぎて簡単に力尽きるというオチが待っている。 俊足キャラという設定なのだが、5はともかく1~4でドリブル時に移動速度が上がるといったこともない。 余談だが、必殺ドリブルが変更になった珍しい経歴を持つ。(4「強引なドリブル」→5「芸術的ドリブル」) [[''森崎''>森崎有三(キャプテン翼)]] &font(red){「森崎君 吹っ飛ばされた!」}で有名なザルキーパー。序盤は嫌でもこいつで戦わねばならない試合が多数用意され、原作以上のザルっぷりをプレイヤーに見せつけてくれる。 しかし彼もただやられるばかりではなく、3では性能が向上し、4ではルート次第で翼と対戦する試合があり&font(b,red){翼の必殺シュートを止める}という名場面がある。 [[''若島津''>若島津健]] 原作では若林のかませだったが、ゲームでは優秀。十分に正GKとして活躍できる実力を持ち、時には若林よりも強い事もある。 「三角飛び」「浴びせ蹴り」「牙龍三角飛び」といった必殺技を駆使して戦うが、ガッツの消耗に気をつける必要がある。((作品によってはランダムで発動する「手刀ディフェンス」も持つ)) 主に近距離・短期戦の若島津と、遠距離・長期戦の若林とで特徴分けが為された。 日向と一緒に海外移籍しており、敵として現れることも。 [[''若林''>若林源三]] 日本最高のGK……のはずだがゲームでは若島津に脅かされる事も多い。 2や3では敵のシュートがあまりにも強すぎて若林ですら止められず、森崎同様&font(red){「若林君 吹っ飛ばされた!」}と無惨な姿を晒す。 特に3で「ネオファイヤーショットは俺が必ず止める!」と宣言しておいてボコボコにされる姿は涙無くしては語れない。 またゲームボーイのVSでは何故か低い能力(森崎に毛が生えた程度)にされてしまった。 4からPA外のシュートに対して強烈な補正がかかる特殊能力を得て、ようやく本来の実力を得た。 [[''シュナイダー''>カール・ハインツ・シュナイダー(キャプテン翼)]] 若林のPA外補正を貫通する特殊能力を持つドイツの若き皇帝。 3ではラスボスを務め、長い前口上の後に放つ必殺ネオファイヤーショットは若林を軽々と粉砕する。 実はシナリオ序盤でも若林(プレイヤー)vsシュナイダーの対決があり、この時はネオファイヤーは未修得だが、代わりにファイヤーショットで粉砕してくる。 また、対戦チームにリードされると「この借りは必ず返す!」「俺は、俺たちは…負けん!!」といった台詞とともに能力値がアップする「皇帝の怒り」というスキルを持つ。 5ではヘルナンデスを軽く撃破して体育座りの屈辱を味わわせている。その後フランツ監督((実在の「皇帝」フランツ・ベッケンバウアーと思われる。))の指導を受けて、さらに強力な必殺技「フレイムフラッシュ」を修得。 ''ミューラー'' ドイツの鋼鉄の巨人。 ゲームでも最強クラスのGKとして登場する。 基本的に彼より強いのはラスボスか隠しキャラ、もしくは後述のラムカーネ(前半のみ)のような特殊な選手のみ。 ドイツがラスボスを務める3では圧倒的な強さを誇る((そもそもの能力が高いため、レベルが揃えられガッツ無限補正のないオールスターモードでも強い。))。 ''シェスター'' ドイツのハンサムボーイなMF。 原作では美形であることが強調されていたが、ゲームでは&s(){グラフィックパターンの少なさもあって}特にそういった描写はなく、バランスよく能力が高い強敵として登場。 3ではしれっと必殺パスカット「スパイラルパスカット」を修得しており、必殺パスや必殺ドリブルは勿論のこと、こちらのLv次第では必殺シュートすらバシバシ止めてくるミューラーと並ぶ第二の守護神。 ''カルツ'' ドイツの仕事師。 原作では常に楊枝を咥えており、本気になると吐き捨てるという設定があったがゲームでは咥えてすらいない。 敵チームのみガッツ無限の仕様を生かし、必殺ドリブル「ハリネズミドリブル」で前線にボールを安定供給する恐怖のドリブラー。 ''マーガス'' ドイツの長身FW。残念ながらゲーム上では長身であることを確認できない。((体格については次藤やミューラーも同様で、ゲーム内では全キャラ同じ体格である。)) 3ではシュナイダーやゲームオリジナルのカペロマンに出番を奪われがちだが、彼らのシュートを弾いたところに「ブラストヘッド」を叩き込んでくるため油断できない。 ''ハンス'' ドイツのクラブチーム、ハンブルガーSVのGK。と言っても「誰だそいつ」と思った方が大半であろう。 若林が少年時代にドイツに渡った時、日本人だからと若林を集団でいじめて、後に一人ずつ殴り返されたいじめグループの一人である。 原作ではその後二度と登場する事は無く、すでに消えていった人物かと思われたが、なんとプロ入り後を描いた5のハンブルガーで若林の控えGKをやっていた。 彼は若林にやられた後、心を入れ替えてプロ入りするまで成長していたのだ。 当然能力は若林に及ぶべくも無いが、森崎・アモロ・レナートらザルキーパー共よりは確実に強く、他のチームに行けば正GKの座を掴める実力を持っている。 もし彼がフランス人だったらアモロを押しのけて代表GKになっていたところだ。 彼がここまで成長していた事も、その実力がありながら若林の控えに甘んじている事も、全ては実力で若林を超えるためという大望あっての事なのだろう。 表に出てこない、語られる事のないドラマがここにある。%%まさか同名の別人とか言わないよね?%% ''ピエール'' フランスのキャプテン。原作ではスライダーシュートを二度目で防がれてしまったが、それを克服するためナポレオンとのツインシュート「スライダーキャノン」を開発。 エッフェル攻撃から繰り出されるスライダーキャノンは若林を軽々と粉砕する。 「エッフェル攻撃」というネーミングがダサかったのか、3以降ではシュペルエッフェルという名称になっている。&s(){こっちもダサいとか言うな。} 初代のアドベンチャーパートでは「翼、金持ちはいいぞ」と謎の迷言を残す。あんたそんなキャラじゃ無かっただろ……。 ''ナポレオン'' フランスのストライカー。強引なドリブルとキャノンシュートに加え、ピエールとのエッフェル攻撃から繰り出されるスライダーキャノンは若林を軽々と粉砕する。 実はフランス代表の中では一番の芸達者(所持必殺技がチーム内最多)だったりする。 原作で初登場時に見せた岬とのコンビプレイの縁があるからか、フランスで岬と同じチームでプレーする場面もある。 後に日本のプロチームでプレーするという意外な展開も。 翼と同じく、行く先々のチーム全てでザルキーパーが待っているという悲運の持ち主。 そのキーパー運の悪さは翼を上回り、フランス代表&font(red){アモロ}、ゲーム最弱GK&font(red){ジュスト}、本家本元&font(red){森崎}と泣きたくなるような顔ぶれ。 シリーズでは岬やピエールといった実力者とばかりチームを組んでいたためか、全日本の控え組が日本でのクラブチームのスタメンに入る5を除き、原作のように実力が劣る選手を見下す一面はあまり強調されなかった。 ''ボッシ'' フランスのFW。原作ではよくゴールを外すザコ同然のキャラだったが、いつの間にか必殺シュート「サーブルノワール」を修得し、フランスはピエールとナポレオン&s(){とザルキーパー}だけじゃないことを知らしめてくれる。 ''アモロ'' フランスのGK。原作では一度もボールに触れなかったという酷いザルキーパー。 ゲームでは、3まではそこまで酷い性能ではなく「弱小キーパー」ではなく「平凡なキーパー」という感じの強さ。なのでアモロに必殺シュートを防がれてしまう事も……。 4からは本来の弱さとなり、センターサークルからドライブシュートを撃っても入ってしまうほど弱い。 フランス代表はプロになってもこいつよりマシなのはいないのか……。((フランスのクラブチームのGKジュストはアモロや森崎より弱い。)) ''ディアス'' アルゼンチンのキャプテン。自他共に認める天才選手。「よし、行くぞ!」の台詞と共にドリブル性能が向上する特殊能力を持つ。 &s(){前転シュートをパクられた腹いせか}翼の必殺シュート「サイクロン」や「ネオサイクロン」を身につけ、さらに強力になって挑戦してくる。 4では展開次第で翼に勝って喜ぶ場面も。 ''ヘルナンデス'' イタリアのGK。異名の「黄金の右腕」は必殺セービングとして活躍する。 原作では攻撃力の無さに苦しんだイタリア代表だが、ゲームではランピオン、ストラットと攻撃担当キャラが追加されていき、 さらにゾフ、ロッシなど守備陣も尋常でない能力のプロ選手が現れて豪華なチームになって行く。&s(){フランスに分けてやれ。} 4のルートのひとつではラスボスを務める。 5ではシュナイダーにやられて体育座りで苦悩するが、次の対戦では心機一転シュナイダーを封じて驚かせている。 ''ビクトリーノ'' ウルグアイのキャプテンで南米の黒豹の異名を持つ。原作無印では翼と戦う機会が無かったが、ゲームでは対戦できる。 ゲームオリジナルキャラのダ・シルバと繰り出す連携シュート「パンサーストリーム」は非常にかっこいい。 後述のコインブラやイスラス同様、ドリブル時に移動速度が上昇するため、ボールを持ったが最後、味方は誰も追いつけずキーパーと1対1の状況に持っていかれ、上述のパンサーストリームを叩き込まれる。 ''ロブソン'' イングランドのキャプテン。原作無印では翼と戦う機会が無かったが、ゲームでは対戦できる。 原作でピエールのシュートを防いだ場面から強力なDFとして全日本に立ちはだかり、 さらに攻撃はゲームオリジナルの選手が務めて、なかなか手強いチームになっている。 ゲームでは必殺ディフェンスやグラフィックが(佐野や立花との合体技は持っていないが)次藤ともろ被りしており、さながら英国版次藤である。 ''ロベルト本郷'' 元ブラジルの選手。引退後は日本に渡り、翼の師匠となる。 原作終了後、翼を伴ってブラジルに帰国。自身が監督を務めるサンパウロFCに入団させる。 ワールドユースではブラジル代表の監督として翼と対決。「スーパーストライカーを目指せ」という手紙から、翼は必殺シュート「サイクロン」を編み出していく。 4から全日本の代表監督に招かれ、5では自身の師であるジョアン監督と対決する。 **・IIから登場 ''ジウ'' サンパウロFCのFWで翼のチームメイト。 ボレーシュートやヘディングが多少得意だが得点力はあまり高くなく、翼にほぼ全ての負担がかかってくる事を知らしめてくれる。 そんな彼だが4ではプロ昇格を果たし、多数のキャラがリストラに遭った5でも続投。 5ではジョアン監督の指導のもと、かなりのパワーアップを遂げているが残念ながら使用機会は最初の1試合だけ。 ''バビントン'' テクモ版最大の人気キャラ(味方側)。サンパウロFCのチームメイトの中で唯一頼りになる相棒で、多量のガッツを消費してしまう必殺技を持たないため、かえって試合中長持ちする。 翼がドライブオーバーヘッドをゴールポストに当ててガッツを使い果たした時、最後の頼みの綱はバビントンのボレーシュートである。 ブラジル人では無くアルゼンチン人で、世界大会ではアルゼンチン代表として対戦する。なんと能力値では大幅に負けているはずのディアスと互角に戦った事があるそうで、その縁でサンパウロにスカウトされたという経緯を持つ。ディアスが天才ならバビントンは秀才と言うべきか。 アルゼンチン代表としてはそのディアスを裏から支える地味だがやっかいな難敵となり、やけにいいところでこぼれ球を拾ったりサトルステギに高いパスを送り込んだりして能力値以前に戦術で全日本を詰ませてくる。 そんなバビントンですらプロの壁は高かったようで、4のアルゼンチン代表の中では一番能力が低く((プロ入り一年目の新人がアルゼンチン代表のスタメンというだけでも驚異的な抜擢であり、周りは全員プロの先輩たちなので、本来これは仕方が無い事なのだ。))、5では代表入りできなかった。 隠れた「シリーズの顔」であっただけに、5での彼の不在を悲しむファンは多い。 [[''レナート''>レナート(キャプテン翼)]] サンパウロFCのゴールキーパー。プレイヤーからは「ブラジルの森崎」と呼ばれるザルキーパーで、プロ入り後はあまりの下手さに「ポストの方がまだマシだぜ!」とチームメイトから罵声を浴びる。 それでも名物キャラとして5まで続投……だが控えGKなので出場機会は無い。 実は3では結構守ってくれるが、使用機会はわずか3試合。前作・次作でもその守備力を見せてよ……。 ''ドトール'' サンパウロFCのDF。通称「地を這うドトール」。スライディングタックルと、低い浮き球への対処が得意。実はボレーシュートをやらせてもなかなかの得点力で、FWにコンバートしても結構活躍してくれる。 後にブラジル代表選手に選ばれ、翼たち全日本の前に立ちはだかる。プロ入り後の4ではクルゼイロFCに移籍した。 なお「ドトール」とは現地の言葉で「医者」の意味で、英語で言えば「ドクター」のこと。ドトールコーヒーも語源は同じである。 ''アマラウ'' サンパウロFCのDF。通称「宙を舞うアマラウ」。高い浮き球への対処が得意。実はヘディングをやらせてもなかなかの得点力で、FWにコンバートしても結構活躍してくれる。 後にブラジル代表選手に選ばれ、翼たち全日本の前に立ちはだかる。 プロ入り後の4ではドトール共々クルゼイロFCに移籍した。 ''カルロス'' フルネームはカルロス・サンターナ。 元々は劇場版のキャラクターで、後に原作(の続編)にも登場するため厳密に言えばオリジナルキャラクターではないが、「同名の別人」くらいに設定が違うためほぼオリジナルである。 ブラジルに渡ってからの翼のライバルで、劇場版や漫画版と違い、敵味方関係なく他者を思いやる良識ある好人物として描かれている。分身ドリブル、ミラージュシュートといった超人的な技を繰り出してくる。 5では&s(){原作者のいらん介入により}名前をサンターナに変えられ、チームメイトに反乱を起こされ二軍を率いて孤軍奮闘という酷い扱いを受ける。 ''ザガロ'' ブラジルの選手。日向小次郎の色違いという見るからに恐ろしい男で、当然のごとく強引なドリブルで敵を蹴散らし、キーパー殺しの必殺シュート「ダブルイール」で敵GKを天高く吹き飛ばす。 ちなみにイールとはウナギのことだ。カバヤキにすると美味いぞ。(ロベルト本郷:談) ''ネイ'' ブラジルの選手。カルロスの分身ドリブルを上回る「消えるフェイント」でプレイヤーの度肝を抜く。 彼が放ったシュートを、トニーニョがさらにボレーシュートで加速を付けるブースターシュートを繰り出してくる。 この演出のためか、トニーニョはブースターシュートを修得していない。 最後に蹴ったのはトニーニョなのだが、実況は「ネイ君のブースターシュートが日本ゴールに突き刺さったァ~~!」とネイの得点扱い。 ''トニーニョ'' ブラジルの選手。ネイの相棒。上記の通り、ブースターシュートでは酷い扱いを受ける。 単独ではとにかくドライブシュートが大好きな奴で、ボールを持ったら即発射。遠くからでも撃ち込んでくるので結構あっさりと取れてしまうボーナスステージみたいな扱いになってしまっている。 ''リベリオ'' ブラジルの選手。バナナシュートを操るMF。 2の試合後半ではコインブラが彼に代わって出場し、3以降ではスタメン落ちしてしまうため一人だけ影が薄い。 ところで翼は試合前に「まずは中盤の司令塔サンタマリアをマークして、カルロス、ザガロ、ネイ、トニーニョへのパスを封じるんだ」と言うが、一人だけ忘れてないか。 まるでリベリオがいなくなることをあらかじめ知っているかのような……。((ブラジルとの決勝戦に引き分けると再試合になり、その時はコインブラが最初から出場してくるのでリベリオの名を出すと矛盾してしまうため。再試合用のメッセージは無く、初戦と共通のメッセージになる。つまり「前の試合の後半に出てきたコインブラに注意しろ」という内容も無く、コインブラの存在を完全に無視したミーティングになってしまう。ファミコン時代は再試合用のメッセージを入れる容量が無かったのだ……。)) ''サンタマリア'' ブラジルの選手。バナナシュートを操るMF。 コーナーキックでは彼がバナナシュートを撃ってくることが多い。 上述のようにチームの司令塔としての役割を担っているが、能力的にはエースストライカーで、必殺パスや必殺ドリブルは持っていない。 ''ジェトーリオ'' ブラジルの選手。DFだが能力的にはエースストライカーで、ドライブシュートを使う。守備用の技は全く持っていない。 ブラジルは確かにオールスターチームではあるのだが、攻撃陣ばかりかき集めたようなチームで、全体の構成が偏っているのが欠点。 トニーニョとジェトーリオがドライブパスを使って来たらもっと強かったのだが。 ''ディウセウ'' ブラジルの選手。エースストライカーだらけのブラジル選手の中で、たった一人しかいない守備用必殺技を持つ選手。 しかし能力的には彼も攻撃向きで、必殺のキャノンヘッドは若林を軽く吹き飛ばす。 ''[[メオン>メオン(キャプテン翼)]]'' ブラジルの選手。ドライブシュートの対処に定評があるGKで、ブラジルでの翼の最初の強敵だった。 2ではドライブオーバーヘッド、3ではサイクロン、4ではストラットのメガロゾーンシュートと毎回イベントで必殺シュートに撃破される名かませ役。 特に3にいたってはサイクロンを撃つよう要求してくるのだが、無敗攻略時(=ほぼ最低レベル)にドライブシュートを撃っても入ってしまったりする。 4では彼とチームメイトになるルートがあり、同じくチームメイトになるレナートとは瓜二つ((どちらもヘルナンデスの色違いで、2では外見が差別化されていたが、3からは全く同じ風貌になってしまった。))だが、比較的安心してゴールを任せられる。 ''ゲルティス'' ブラジルの選手。翼たちと同年齢ながら、早くからプロ(イタリアのセリエA、インターミラン)でプレーしていたGK。 &font(red){暗黒空間をワープする}秘技ダークイリュージョンを操り、尋常では無い防御力を見せる。 会話シーンは少ないが義に厚い人物で、4ではストラット、5ではカルロス(サンターナ)がゲルティスに救われている。 5まで続投した数少ない選手の一人。 ''コインブラ'' フルネームはアルツール・アンチネス・コインブラ((実在する名選手ジーコの本名と同名だが、彼は「キャプテン翼世界におけるジーコ」ではなく、ジーコとは別人(後述)。コインブラの他にも、キャプテン翼には漫画・ゲームどちらも実在選手から引用された名前のキャラクターが数多く登場する。))。2の真ラスボス。完成されたスーパーストライカー。テクモ版最大の人気キャラ(敵側)。 常時ドリブル倍速でボールを持ったら誰も追いつけない、運良く接触できても最強の基本ドリブル値で必殺タックルすら余裕で回避、 マッハシュートは相手GKの眼前で見えなくなり「なにィ!ボールが消えた!?」と絶望の声を上げさせる。 あまりの実力の高さのため高圧的な性格だったが、全日本戦の敗北と、カルロスの労りを受けてチームに溶け込んでいく。 3ではカルロスとのツインシュート「リーサルツイン」で殺人的破壊力を発揮、若島津だろうが若林だろうが吹き飛ばして日本ゴールをぶち抜いてくる。 4では弱体化しつつも、南米選手権で翼と一緒にブラジル代表に選出され、プレイヤーに歓喜をもたらした。 あのリーサルツインを自軍で撃てる!あのドリブル倍速でボール持ってひたすら逃げ回れる!もはやインチキくさい無茶苦茶な強さ。 ……それが祟ったか、5では大怪我をして入院。復活を誓うものの、残念ながら続編が出ることは無かった。 ''カペロマン'' ドイツの選手。ライン際にいると能力が上がるという特殊技能持ちで、必殺サイドワインダーは非常に強力。 ほとんどの場合ライン際にいるので、むしろ「うっかり中央に来てしまってGKの目の前でサイドワインダーを撃つと、普段より弱体化している」といった印象。 ドイツがラスボスとなる3では大きな出番をもらい、全く目立てなかったマーガスを追いやってしまった。 だが4ではルートによってはフライハイトにスタメンを奪われてしまう。 ''メッツァ'' ドイツの選手。珍しい必殺パス「トップスピンパス」を操る。 彼がボールを持ったらパスを阻止することは不可能に近いため、ほぼ確実にシュナイダー、マーガス、カペロマンのいずれかにボールが渡ってしまうという難敵。 ''サトルステギ'' アルゼンチンの選手。ブラジルにも来ており、序盤でも戦う事になる。 必殺ヘディング「ダイナマイトヘッド」はとてつもない破壊力を持ち、DFを4人吹き飛ばす→GKを吹き飛ばす→カットに来た選手を吹き飛ばす→ゴールネットを突き破るという光景を当たり前のように見せてくれる。 ディアスのドライブシュートをやっとのことで防いだと思ったら、「サトルステギ君、高いボールに動きを合わせる!」との実況で絶望に叩き込まれるのはアルゼンチン戦の定番。 後方にいたバビントンがこぼれ球を拾ってこいつに高いパスを送り込んだ時はリアルで「バビントンーーーーー!!!」と叫びたくなること請け合い。そして吹き飛ぶ若林、貫通されるゴールネット……。 4以降は登場しないものの、4の内部データではダイナマイトヘッドが残されていたりする。 ''ランピオン'' イタリアの選手。「ローマの鷹」の異名を持つFW。攻撃力の無さに悩んでいたイタリア待望の必殺シュート持ち。 必殺ヘディング「ロケットヘッド」はとてつもない破壊力を持ち……以下サトルステギと同様。 それでもイタリアは地上用の必殺技が無いのでまだマシである。 ''ダ・シルバ'' ウルグアイの選手。ブラジルにも来ており、序盤でも戦う事になる。 3でドリブル技「パッションスタンピード」、ビクトリーノとのコンビネーション技「パンサーストリーム」を使うようになり、どちらも非常にかっこいい。 原作キャラとテクモ版キャラのコンビという珍しいキャラクター。 パッションスタンピードは和訳すると「情熱の暴走」なのだが、名前に反して吹っ飛ばしてくることはない。 こちらも演出の都合か、ブースターシュートと同様にダ・シルバからはパンサーストリームを放てない。((ビクトリーノがシュート→ダ・シルバがボレー→ビクトリーノがオーバーヘッドキックという流れ。)) ウルグアイユース戦では、ビクトリーノにボールが渡るとまず止められないので、ボール供給源であるダ・シルバから如何にボールを奪うかが鍵となる。 余談だが、3の取説にはゲーム開始時から習得している必殺技一覧が掲載されているのだが、彼を含めて何人かハブられている。 ''ロリマー'' イングランドの選手。変な軌道で地面を跳ねるバウンドショットという必殺シュートを使う。簡単に取れそうなのだが、なぜかボールに触れたGKは吹き飛ばされてしまう。 地面を跳ねているボールに向かって、豪快に叫びつつゴールポストから三角飛びで襲い掛かり、逆に吹き飛ばされる若島津の姿は必見。いったい何が起きてるんだ……。 彼もダ・シルバと同様に3の必殺技一覧からハブられている。 ''イスラス'' オランダの選手。ドリブル速度1.5倍の特殊能力と、必殺ドリブルとして名前そのまま「高速ドリブル」を持つFW。必殺シュートはオーバーヘッドキックだけだが、高い実力を持つため得点力もなかなか高い。 高水準でまとまった能力を持つ強敵で、ユース時代は「シュナイダーに匹敵する天才」とまで評価されていた。 だがプロ入り後はぱっとせず、オランダ代表の選手たちがあまりに強すぎる事もあって代表入りはかなわず。 ''ラシン'' ソ連の選手。分身セービングという超常現象を見せるGK。 ''ジャイッチ'' ポーランドの選手。ローリングセーブという絶技を繰り出すGK。それに何の意味があるんだとか言ってはいけない、たぶん。 ''マッハー'' ポーランドの選手。実は1から登場している。 ドリブルが通常選手の2倍の速さというとんでもない能力があり、必殺シュートは無いものの、その攻撃力は脅威の一言。 後に「よし、行くぞ!」と本気を出したディアスや、コインブラもこの倍速ドリブルを使ってくる。 ''リ・バンクン、リ・ハンネ'' 中国の選手。立花兄弟のごとく空中サッカー「昇龍脚」を繰り出す中国雑伎団。 立花兄弟と違いはコンビ技がシュートのみなのと、発射台(次藤)がいないこと。4では名前に反して何故かヘディングになっている。 父親が横浜で料理店を営んでいるそうで、日本語も堪能。 ''ルー'' 中国のGK。英語交じりで喋るかは不明。 2では「敵のキーパー」だったが、3にてパンチングとパスを同時に行う「らいざんきゃく」を習得。生半可なシュートでは防がれるどころかカウンターの起点にされてしまう。 後年、同じコンセプトの必殺技を持った同国人が原作続編に登場した。あっちはフィールダーだけど。 3ではシナリオの都合で全日本の決定力が低下しているときに対戦するため、思わぬ苦戦を強いられるが1対1に持ち込めば攻略可能。 3取説の必殺技ハブられ組の一人。 また、3の対戦モードであるオールスターモードにて、必殺持ちのキーパーでは後述のラムカーネ共々ハブられており使用することができない。 ''キム'' 韓国の選手。漢字で書くと金。 個人では必殺技を持たないが、シャとツインシュートを放ってくる。 ''シャ'' 韓国の選手。漢字で書くと車。 日向の色違いで、やっぱり強引なドリブルを使う。キムとツインシュートを放ってくる。 **・IIIから登場 ''ミハエル'' アメリカの選手。石崎を「サルザキ」と呼びライバル視する稀代の変人。 わけがわからん実力を持ち、必殺ドリブル「ローズダンサー」、必殺シュート「ローズバスター」で日本を混乱の渦に陥れる。 このローズバスターを石崎が真似して「ヤマザルバスター」を開発、石崎の主力技として活躍し続ける。 3:得点する度に「フフン、きまりましたね。」という&s(){煽り}ミニイベントが発生。 相手との接触でお気に入りのソックスが破れてしまい、怒りでシュナイダー並にパワーアップする((この演出は回数制限がなく、やろうと思えば1試合中に何度も破くことが可能。破ける度に履き替えているのだろうか。)) 4:投げキッスしたりウインクしたりとオカマ度が上がり、さらに変態度アップ 5:突如神の愛に目覚め神父の服装で登場、神の力で新必殺技「ホーリークロス」を繰り出してくる と毎回強烈な新ネタを引っさげてくる。 ''ラムカーネ'' ベルギーの選手。シャドーシールドという必殺キャッチを持ち、試合の前半はほとんど無敵状態だが、後半から能力がガタ落ちするという三杉君のようなGK。 後半残り15分はもう立っているのがやっとの状態まで能力が落ち込むのだが、控え選手はいないんだろうか……。 4では弱体化の使用が「レベルが1に落ちる」というものに変更されたため、オールスターで浮き球バグを避けてレベル1設定にすると彼を取れなかったチームがほぼ詰んでしまう羽目に。 **・IVから登場 ''ストラット'' イタリアの選手。プロに入った翼が出会う最初のライバル。 サンパウロのチームメイトとして出会うが、実は故国イタリアのACミランで練習中に親友バンビーノに大怪我を負わせてしまい、罪の意識からチームを逃げ出してブラジルにやってきた過去を持つ。その関係もあり、当初は翼や周囲にキツく当たっていた。 レナートに「ゴールポストの方がまだマシだぜ!」と&s(){プレイヤーの声を代弁}罵声を浴びせた&s(){英雄}張本人。また、とある選手の名前を「サノバビッチ」と呼び間違えた実績も持つ。 翼との出会いで過去を振り切ることができ、新必殺技メガロゾーンシュートに開眼。 後に元のチームに復帰し、ルートによってはラスボスとして翼の前に立ちはだかる。 ''バンビーノ'' イタリアの選手。ストラットの親友で、練習中に重傷を負ってしまう。後にリハビリを経て復帰、ストラットとの友情を取り戻す。 ショットガンドリブルという凶悪な必殺ドリブルを持っており、プレイヤーからは「怪我したのは本人が悪いのでは……」と推測されることも。 ''ファンベルグ'' オランダの選手。当時の世界最高のストライカーで、翼にプロとしての実力や心構えを叩き込む、「乗り越えるべき先輩」として登場するラスボス。 特筆すべき必殺技を全く持たず、絶対的な能力値の高さだけで翼たちの必殺技を上回る性能を見せるという大人の戦いぶり。 それでありながら彼の通常シュートは七色に光り輝き((後に解析の結果、彼のシュートが七色に光る条件は「プレイヤーが彼の操作ウインドウを開く」ことであると判明している。このためCPUとして七色のシュートを放ってくることはなく、オールスターでマニュアル操作のプレイヤーのチームに加えなければ七色のシュートをお目にかかることはできない。))、若林からPAの外から5点奪ったという恐ろしい強さを持っている。 またオーバーヘッドキックは「オーバーヘッド」で名前が区切られ、別格の位置づけ。 ''ピピン'' フランスの選手。クラブチームではファンベルグと同じACミランに在籍。 若林からPA外から3点を奪った恐るべき選手で、彼の存在が大きすぎてピエールもナポレオンも霞んでしまうほど。上述のファンベルグもそうだが能力的には強化されたはずなのにどうしたんだ若林。 だがそんな彼ですらアモロのザルっぷりだけはどうしようもない。 ガッツ消費500という膨大なスタミナを消耗するネオサイクロンを使う翼に、その技はプロとして感心できないと苦言を呈する。 しかしピピンのホーミングショットもガッツ消費500なんだが……。 ''ポブルセン'' ドイツの選手。サッカーを楽しむ心を全く持っておらず、「サッカーなんて所詮勝てばいいんだよ、勝てば!」と言い放つ。 ブラジルでプレーする希望があったが、こんな性格のためロベルトに断られており、それを逆恨みして翼に「死ね」「くたばれ」と襲い掛かってくる危険な男。 それでも若林によれば「根はいい奴」らしいのだが、そうした場面が描かれる事は無かった。 ''フライハイト'' ドイツの選手。旧東ドイツの天才で、雨の中で最高の能力を発揮するという珍しい選手。 4つあるルートの1つでラスボスとして登場するが、他のルートでは出てこない。雨が降らないのでベンチにいるのだろうか……。 ''マッツォ'' イタリアの選手。35億円という高額の移籍金でユベントスに入団した選手で、その事ばかり自慢してくるが、実力は全くたいしたことが無い。 こいつに大枚はたいてしまった経営陣は後で糾弾された事だろう。 ''ディーノ'' イタリアの選手。マッツォと同じくユベントスに在籍するが、金にはこだわらずチームを愛する人格者のGK。 好対照の二人と同時に出会った翼は、プロのサッカー選手として生きるうえで大切な事とは何かを学んで行く。 ''シューマッハ'' デンマークの選手。あのブラジルを6-0で破り、「カルロスもコインブラもたいしたことは無かったな」と豪語するGK。奇跡を起こす必殺セービング「ミラクルウォール」を使う。 旧ラスボスをかませにする恐るべき強敵が現れた……かと思いきや、実際戦ってみるとそんなに強くない。大言壮語が過ぎたため日向の新必殺技ドラゴンタイガーの餌食となる。 いったいどうやってこいつがブラジルに勝ったのだろうか?テクモ版のストーリー中で最大の番狂わせである。 ''ネルソン'' サンパウロFCにやってきたベテラン選手。 41歳という高齢で全盛期は過ぎているが、技の能力値は全選手中最高で「頭脳的なドリブル」を駆使する熟練の選手。 翼にもプロの心構えを教え諭して成長を促してくれた頼れるベテラン。 だが実況は「ネルソンくん」扱いである。 ''マウリシオ'' サンパウロFCにユースチームから昇格してきた、翼の後輩にあたる選手。 最初の頃は生意気な性格だったが、チーム内で孤立したところを翼に救われ、以後は素行も改まり良き後輩として成長して行く。 何度もイベントを起こして必殺シュートを修得させていく必要があり、手間がかかるが成長に期待できる。 5ではイタリアのサンプドリアに同名の選手がいるのだが、必殺技を全て失っており、顔を見ても4のマウリシオと同一人物なのかどうか良く分からない。 ''タファエル、ランペドーサ'' ブラジルのクラブチームに所属するGK。必殺技は無いが非常に能力が高く、あのゲルティスにも匹敵する。(必殺技の補正まで考慮すればゲルティスが大きく上回るが) 南米選手権では当然彼らが起用されるべきなのだが、なぜか実力が劣るメオン、レナートが選抜される。彼らがいてくれればもっと楽に戦えたのに……。 ''バティン'' アルゼンチンの選手。カージャレとツートップを組み、ディアスを中心にさらにアルゼンチンが強化された。((そのためFWのポジションに入れなかったサトルステギが代表から落ちてしまったのは少し残念である。)) もういい歳した大人なのに「カージャレくん!」「バティンくん!」と呼び合い、ハイパーツインショットを繰り出す。 翼と岬が30歳、40歳になってもきっとこんな感じなんだろうな……。 5では相棒のカージャレが不在だが、単独で撃てるシュート「パティゴール」を編み出してくる。 ''ミルチビッチ'' コロンビアの選手。前述のストラットにサノバビッチ呼ばわりされた人。 ブラジル代表選抜試合を終えたばかりのサンパウロの翼をわざわざ煽りに来たり、そこに居合わせたストラットを雑魚呼ばわり等していたので、完全な被害者というわけではない。 「ナナハンタックル」という排気量の大きそうな必殺タックルを使う。 ''オルミーガ'' ペルーの選手。会話も無く、顔グラフィックも無く、必殺技も無く、事前情報すら無い完全なモブキャラなのだが、 全ての行動に吹き飛ばし能力が備わっているため翼たちがあっけなく吹き飛ばされるという謎の強豪。 オールスター戦で使う時はこの特殊能力が消えており、本当にただのザコになってしまっている。使わせてくれよ((こちらに関しても解析の結果、CPU操作時のみ全ての行動に吹き飛ばし補正が加わるルーチンが仕込まれていることが判明している。オールスターでもキャプテンモードや監督モードでプレイヤーが直接選手を操作しない場合はこの吹き飛ばし効果が発動する。))。 ''あずきざわ、こばやし'' 日本の大学チーム、南武大フースバルのMF。必殺技は持たないモブ選手だが能力がなかなか高く、明らかに来生や滝より優秀な選手。 毎回「なんで代表入りしてるのか分からない」と言われる来生たちを外してこいつらを入れろという声もプレイヤーの一部にある有望株。 (実際に出たとしても翼や日向や松山ほど強くは無いので、スタメン起用される事は有り得ず、それなら来生たちでいいという事にもなってしまうが) ''くわた'' 日本の大学チーム、南葛ウイングスのGK。必殺技は持たないモブ選手だが能力は恐ろしく高く、なんと若島津を上回っている。(基本能力値だけでなく必殺技まで考慮すれば若島津の方が強い) なぜ代表入りしていないのか全く理由が分からない謎の強豪で、「森崎を外してこいつを起用しろ」というツッコミは絶えない。 なお、日本の大学のモブGKたちは全員森崎や中西よりも高性能である。それでいいのか。特に中西よ。 **・Vから登場 ''カルネバーレ'' イタリアの選手。翼が入団したUSレッチェの中心選手で、「強引なドリブル」を使うが足が遅く、ヘディングを得意とするが必殺ヘディングは無く、あんまり強くない、日本で例えるなら井沢くらいの能力。 ついでに他のレッチェのスタメンは日本代表の誰かに経験値が継承されるのだが彼だけ誰にも引き継がれず無駄になる。 弱小チームで頑張ってセリエA昇格を果たした事を誇りにしており、このチームの中では「助っ人外人」となる翼に頼って戦う事を嫌がっていたが、 翼がチームに溶け込んでくるに連れて心を開いてくれる。 ''マンチーニ'' イタリアの選手。レッチェのMFで必殺技はないが翼に次ぐ高い能力を持つ優秀なゲームメイカー。 ドリブルやパスに関しては岬に匹敵するレッチェ随一の有能選手。 チームの中では唯一初期から翼の実力を認めており勝つために翼にボールを託す。 ''ブルノ'' イタリアの選手。レッチェのGK。プレイヤーからは「イタリアの森崎」と呼ばれ、その実力は森崎・レナートをも下回る悪夢のザルキーパー。 翼は入団するチームを間違えたとしか思えん。4のエンディングではローマに入団する事になっていたはずなのだが……。 余談だがカルネバーレとマンチーニはイタリア代表のベンチ入りを果たしているが彼は選ばれなかった。 ''ジョアン'' 原作では名前だけ出てきたロベルト本郷の師匠であり監督((ゲームから約20年後になってようやく原作(の続編)に登場したが、容姿性格共にゲーム版とは別人である。))。 貧しい家庭に育ったロベルトを見出しサッカー選手として大成させるが、ロベルトはその恩に応えるため無理なプレーを行い、試合中の事故で網膜剥離を患い引退を余儀なくされる。 それにショックを受けたジョアンは「もっといいコーチングができていれば」と責任を感じ、その重圧に耐えかねて一時サッカー界を去る。 日本に渡ったロベルトが大空翼と出会い、後にブラジルに帰国し監督としてサッカー界に戻った事でジョアンも活動を再開。 だが、「世界最高の選手たちを育てあげる」との一念に駆られたジョアンは、ある種狂気じみた言動を取るようになっていく。 [[日本代表>日本代表(キャプテン翼)]]として戦歴を重ねつつも才能を生かし切れていなかった新田瞬を鍛え上げ、以前とは別人のような動きをさせるまでに至り、 同様に世界中で育てた弟子達を集めて史上最強軍団「カンピオーネ」を結成。ロベルトが率いる全日本最後の敵として姿を現す。 ''シニョーリ'' ブラジルの選手。ジョアン監督の弟子の一人で、前作最強チームのACミランを一人で撃破する実力を持つ。 天才的な個人技を誇り、その実力を見せつけられた日向が一時スランプ状態に陥るほどであったが、チームプレーは全く身についていなかった。 その事をカルロス(サンターナ)のプレーを見せられることで反省し、「サッカーはみんなでやるものなんだ」と考えを改める。 凄まじい実力を持つ選手だったがカンピオーネには入団できず。入団できていれば、実力的にカンピオーネ攻撃陣で二番目の強さになるはずだった。 ''アルシオン'' 国籍不明。カンピオーネの選手。ワールドトーナメント決勝がデビュー戦となる新人選手だが、その実力は世界のいかなる選手をも超越しており、 地上最強の必殺シュート「スターバースト」、フィールド全体を見下ろせるほどの超高高度から蹴り降ろすオーバーヘッドキック「シューティングスター」を繰り出す。 これほどまでの力を持ちながら、最高の個人技を持った選手を11人集めただけのカンピオーネは全日本のチームワークの前に苦戦を強いられ、 チームプレーの大切さを悟ったアルシオンはハーフタイム中にジョアンの指示に反乱を起こす。 そして後半戦では最高の個人技による超高速芸術的パスワーク「ラ・オルケスタ」を編み出し、新田との連携シュート「シャドウストライク」で日本に立ち向かう。 ''サビチェビッチ'' 国籍不明。カンピオーネの選手。若林やミューラーを越える基本能力のうえに、必殺セービング「ダブルアームスマッシュ」で必殺シュートを弾き返す世界最強のGK。 これまで必殺シュートによって吹き飛ばされてきた歴代GKたちの逆襲とばかりに、必殺シュートをさらに上回るパワーで殴り返す姿はもはや格闘技である。 若林が「サッカーは格闘技だ」と語ったことがあったが、そういう意味じゃ無いだろう……。 ''クスタ'' マレーシア出身のカンピオーネの選手。アジアカップでマレーシア代表として対戦する際にイベントで芸術的なドリブルを披露するが実際には使えない。 作中最強のDFで彼と接触したらドリブルでもパスでもシュートでも必殺ディフェンスでほぼボールは奪われるサビチェビッチに並ぶ守りの要。 DFなのに攻撃面のステータスもアルシオンに次ぐ高さ ''ジウマール'' 元ブラジルの選手。クリア後に挑戦できる特別試合、引退したブラジルの名選手たちを集めたスペシャルチーム「カナリアスターズ」のGK。つまり実在人物である。 カナリアスターズにはペレ((本名はエジソン・アランテス・ド・ナシメント。アランテスの登録名で登場する。))やジーコ((本名はアルトゥール・アンツネス・コインブラ。アンツネスの登録名で登場。ここで本物のジーコが出てくるので、コインブラはジーコとは別人だと確定した。))らが揃っており、カンピオーネよりも強いというまさに伝説の存在。 オールスターモードで、カナリアスターズの選手の中で唯一選択できてしまえるので、誰もゴールを奪えないクソゲーと化す。そして2P側はサビチェビッチを取るのでやっぱりほとんど誰もゴールできない……。 *【各シリーズでよくあること】 ・味方GKのセーブ数<ポスト(主に森崎、レナート) ・井沢、バビントンあたりにお世話になる ・敵のシュートが強すぎて若林ですら防ぎきれない。通称&font(#0000ff){ザル林。}後期になってようやく落ち着いた… ・ザガロという&font(#ff0000){ロベルトのヒントの迷言}のせいでネタキャラなオリジナル選手。ただし強い ・経験値によるレベルアップの関係上、立花兄弟に格差が生まれる ・試合中の様々なイベントを逃す ・&font(#0000ff){スカイラブストーム}がスカイラブじゃない ・実況「じとうくんの &font(#0000ff){さのとのコンビプレイ}!」 ・浦辺ヘアーキャラの大量発生 ・&font(#008000){何かと早田が便利} ・ビクトリーノよりダ・シルバの方が手強い ・ヤン兄弟って誰? ・回を増すごとに&font(#0000ff){ネタ度が}強化されるミハエル ・高い球をカットに行く場合、5mは飛ぶ。 ・必殺シュートより必殺ドリブルの方が点が決まる。 ・トーナメントの組み合わせがあり得ない(&font(#ff0000){ブラジル}→&font(#ff0000){フランス}→&font(#ff0000){イタリア}→&font(#ff0000){ドイツ}→&font(#ff0000){オランダ}【更に予選ではアルゼンチン・イングランドetc.】) ・残り時間わずか!→必殺シュート!→〇〇くん、カットにいく!→だが、とどかない!→ピィィィ!(試合終了) ……こんな要素がありつつも愛されているのは確かな模様。 チャーリー高橋「うぃきごもりくんのついき・しゅうせいだぁ!」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 初代では原作再現のため、フォーメーションが4-3-3で固定。なので敵のカウンターを食らうと中盤があっさり抜かれたりする。あとJr.ユース編ではスタメンの初期配置がかなりの地雷と化している(松山が後ろ過ぎてイーグルショットが死んでる、スタメンの佐野が控えの石崎より能力で劣る、など) -- 名無しさん (2015-05-14 10:59:33) - 早田のカミソリパスが便利なんじゃ。翼君は必殺シュートの為にガッツ温存しないといけないからゲームメイクやる余裕無いし・・ -- 名無しさん (2015-05-14 12:22:24) - 原作マンガ付のゲームでは文句なしの名作、後年の原作よりもキャラやストーリーが優れてるんだからね。 -- 名無しさん (2016-01-27 17:43:45) - 一応現在連載されてるオリンピック編も読んでるがやはり無印キャラ以外で魅力的なキャラがいない、テクモ版の方はコインブラやストラット、カペロマンや石崎のライバルのミハエル、若林からペナルティエリア外で五点決めたファンベルグだの熱いキャラがたくさんいた、陽一にだってシュナイダーやピエール、ディアスといったキャラ達を生み出したはずなんだが・・・ -- 名無しさん (2016-05-04 09:17:42) - ↑常にアンケートを気にしなくてはならない、って時点で漫画は圧倒的に不利だからな。読者から見ても新キャラの掘り下げより待ちに待った旧キャラの活躍を見たい、ってなるし。あとプレイヤーが直接対戦して強さを実感できるゲームと違って凄さを表現するのに旧キャラをかませにするしかないのも痛いところ。 -- 名無しさん (2016-05-04 18:04:09) - ↑まあ翼に限らず一期で人気のあったキャラを二期からの新キャラのかませに使うのは、俺もそんな展開されたら萎えるけどな。 -- 名無しさん (2016-05-05 09:59:17) - 2までは松山にタックルの必殺技がないから、2をプレイするとき、日向と松山を入れ替えていたな。 -- 名無しさん (2016-05-21 11:36:06) - ループをかちぬくぞ! -- 名無しさん (2016-07-09 00:42:17) - ↑8 確かイーグルショットって距離補正無視じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2016-07-28 23:12:29) - ↑3年前の※に返信するのもアレだけど、初期配置だと松山が後ろの方にいて動かないので、敢えて彼にバックパスして撃たせてやらないと距離補正無効効果に気付けないという罠が。 -- 名無しさん (2019-10-09 17:37:27) - 松山くんのなだれイーグル。 -- 名無しさん (2020-04-13 02:31:36) - キックオフ直後にイーグルショット撃ってゴール取れる時がある上に自軍ゴール前からでも取れる時があるという松山君伝説 -- 名無しさん (2021-09-07 00:00:59) - 2だったかな、敵チームにきたちょうせんがいたの。今SwitchOnlineなんかで出すとしたら間違いなく国名変わるだろうな -- 名無しさん (2022-09-03 16:35:38) - ゲームセンターCXでも挑戦した。有野課長は若島津がお気に入り。というか三角跳びの「キエエェェェーーッ!!」がお気に入り。 -- 名無しさん (2022-09-03 16:46:51) - 漫画版WY編に対する、問題のあった表現を修正しました。 -- 名無しさん (2023-03-10 12:02:10) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/06/29(水) 22:33:44 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 44 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- TECMO版キャプテン翼は1988〜1994年までに発売されたキャラクターゲームシリーズ。 ナンバリング作品はファミコン、スーパーファミコンでⅤまで発売されており、Ⅰ以外は完全ゲームオリジナルのシナリオで進められる。 他にゲームボーイとメガCDで1作ずつ発売されている。 #contents() *【特徴】 他のサッカーゲームと異なり、その都度コマンドによりシュート、パスなどを選んで進めていく。 各選手には「ガッツ」(後述を参照)という数値化された体力があり、ガッツが減ると動きにキレがなくなったり、必殺技を使えなくなる。 各シリーズ基本的な流れとしては所属しているクラブチーム(又は学校)の大会→国際大会といった形で進んでいくが、トーナメントの対戦相手は明らかに&font(#0000ff){暗黒武術会ばり}に偏っているとしか思えない。 しかしながらこのシリーズを語る上で何といっても欠かせないのが(&font(#ff0000){原作以上に})常人離れした必殺技と「ガッツ」の存在だろう。 必殺技は&font(#0000ff){文字どおり}のものばかりで放たれたら最後、&font(#ff0000){「〇〇くん、ふっとばされた!」}と実況のチャーリー高橋が叫ぶのがお約束。 しかもその際には&font(#ff0000){銃殺されたんじゃね?}と思ってしまう程の禍々しいSE付き。 特にガッツ消費の多いシュートの場合、 「〇〇くん、カットにいく!」 「〇〇くん、ふっとばされた!」 が4~5回続く。いやマジで。 なのに&font(#0000ff){威力は変わらない}。 たまに威力が弱まってくれるので彼らの犠牲は無駄にはならない……事もあるが、全く威力が衰えないままゴールネットまで突き破る事の方が多い。 &bold(){最終作にあたるVでは原作さながらにコンクリートの壁をぶちやぶる描写まで……。} キーパーもキーパーで「多分軸回転して止めに行ってる」「何が起こってるかわからないセービング」「超人的必殺シュートを二の腕で撃墜する」なんてのもいるし、 こんな必殺技が無くても「常にごういんなドリブルやシュート状態」とか「基礎能力の高さで勝負するので消耗しないのが理にかなっている」選手まで……。 プレイヤーが読み進めるだけでなく実際に攻略することで説得力が増しているものである。 ただ調子にのって多用していると前述の通り「ガッツ」が消費されるので試合開始早々に使えるものでもない。 もしも消費し過ぎるといざというときに、&font(#0000ff){「くっ、ガッツがたりない!」}と表示されてしまう。プレイした人ならば誰しもが経験あるはず。 最終的には必殺技どころか通常シュートすら撃てなくなる羽目に陥る。 なので景気よく最強のシュートを選ぶよりも、できるならガッツ消費の少ない技を多用したいが、強敵相手ではなかなかそういうわけにも行かず……というところがゲームのポイント。 一応ハーフタイム中やボールを持っていないときにガッツは回復されるが、フル回復は(&font(#ffdc00){石崎以外})期待出来ないのでご利用は計画的に。((Vでは負けている時に一度だけガッツ回復できる救済措置ができた。)) ちなみに対戦相手は&font(#ff0000){ガッツ無限地獄}。 日向くんや立花兄弟が敵のときはフルボッコ注意。 一応Vからは無限ではなくなっているが、それでもネオタイガーショットを6~7回は平気で撃ってくる。(こっちは3〜4回)((Vでは敵のガッツは2500くらいあるらしい。それでもなんとか敵をガッツ切れに追い込む事は可能。)) *【各シリーズの特徴】 **◆「Ⅰ」 原作の中学生編とジュニアユース編を元にしており、ナンバリングシリーズ内で唯一原作に準拠している作品。ちょっとしたアドベンチャー要素もある。 ここでの立花兄弟は敵だと最凶、味方だと(ry ナンバリングシリーズでは唯一、ドリブルしているキャラを正面からのアングルで描写している&コマンド選択画面を開かないと敵の位置が分からないという仕様。 **◆「[[Ⅱ~スーパーストライカー~>キャプテン翼Ⅱ ~スーパーストライカー~]]」 ゲームオリジナルのストーリー。 漫画版に先駆けた、もう一つのワールドユース編と言うべき作品。 神ゲーと評される程、シナリオ・BGM共に評価が高い。 翼くんは単身ブラジルへ。 そこで作中でも1、2位を争うヘタレキーパー、「ブラジルの森崎」ことレナートくんや、唯一の拠り所バビントンくんと会う。 翼VS全日本という%%地獄の%%黄金カードを経て、全日本に戻った翼はワールドユース大会に臨み、最強のブラジルチームと戦う。 原作無印の最後で語られた「まだブラジルと戦ってないから世界一になったとは思っていません」という当時未完とも取れた物語を最後まで描いたストーリー。 **◆「Ⅲ~皇帝の挑戦~」 この作品からスーファミ版になる。 Ⅱと並んで人気が高く、BGMについてはシリーズ最高との評価も。 東西のドイツ統合を記念したユニバーサルカップの開催など時代背景がわかる作品。 全作品の中でも難易度は高め。全体的にはIIよりも難易度を抑えるシステムになっているはずなのだが、ラスボスのドイツが強すぎる。だがシュナイダーのファンにとってはむしろ歓喜。 まさか&font(#0000ff){フランスの新田}と言われるボッシ&&font(#0000ff){フランスの森崎}と言われるアモロに苦しめられるとは思わなかった。 一方でアメリカ勢からミハエルなる薔薇の似合うネタ選手が登場。石崎に対するライバル要素を持ってしまった。 シリーズで最も演出に力が入っており、必殺シュートは派手なエフェクトと&s(){今では到底できないような}画面の点滅が乱れ飛び、それをブロックしようとするキャラクターはフィールダーなら&bold(){[[垂直>不破刃]]}((他作品であれば弧を描く軌道で吹っ飛ぶのだが、本作は文字通り垂直(真上)方向に吹っ飛ぶ。なお、必殺ドリブルで吹っ飛ばされた時はフィールダーも水平方向に吹っ飛ぶ。))に、キーパーであればゴールネットを無視して物凄い勢いで水平方向に吹っ飛ぶ。 吹っ飛ばした後のボールはゴールorポストには向かうのでご安心を。 キャプテン翼を題材としている以上、キャラクターが吹っ飛ぶのは当たり前なのだが、本作は勢いが他と一線を画している。&s(){サッカーは格闘技!} **◆「Ⅳ~プロのライバルたち~」 ここから舞台はプロへ。 ストーリーに分岐が用意され、しかもマルチエンディング仕様。 オリキャラも更に追加されキャラ層は厚い、熱い。 &font(#ff0000){凄い勢いで色々ふっとばすペルー所属の最強のモブキャラ}オルミーガ様をはじめ、 &font(#ff0000){35億円プレーヤー(笑)}マッツォ、41歳ネルソン&font(#0000ff){くん}、&font(#f09199){奇跡(笑)の壁}シューマッハ、 &font(#ff0000){ネルソンと同タイミングで登場する、イベント成長付きの極めて珍しい後輩系選手}マウリシオ、 &font(#ff0000){「しね、つばさ!」}とか言ってくるスーパーラフプレイヤーなポブルセン、 &font(#ff0000){雨の日になって真の力を発揮する珍選手}フライハイト…と個性豊か。((実はフライハイトは、実在の選手フリッツ・ヴァルターが元ネタである。「雨の日になると本気出す」というサッカー選手が本当にいたのだ。他にもラスボスのファンベルグ(ファン・バステン)や強敵でありプロの先人ピピン(パパン)など、多数の選手が当時の実在選手が元ネタになっている。)) 対戦モードではオールスターに加え、登場した全てのクラブチームやナショナルチームが使用可能。 更には主人公((ゲーム開始時に名前や初期ステータス、必殺シュート名をつけることができる。割り振った初期ステによってドライブシュートやヒールリフトを覚えることが可能。))や周回特典((各EDを迎える度、オールスター専用キャラクターであるKAZUの必殺技が増える。モデルは言わずと知れた「キングカズ」こと三浦知良選手。))と色々詰め込んだ作品。 …とここまではよかっただが、浮き球に関する成長システムがおかしいせいで、浮き球に関する勝負はほぼ敵側の勝利となる。 また必殺技の演出やBGMもチープ化し、シリーズ屈指のクソゲー評価を受けることも。 **◆「Ⅴ~覇者の称号カンピオーネ~」 それまでのコマンド選択に加えて他のサッカーゲームのようなリアルタイムシミュレーション方式になった作品。 しかし、原作でワールドユース編が始まった影響か、IVまでのオリキャラが&font(#ff0000){大量リストラ}に遭っている。 ワールドユース編で原作にも登場するようになったカルロス・サンターナはⅣまでのキャラクターを引き継いで登場するが、Ⅳまでの「カルロス」表記ではなく、ワールドユース編と同じ「&font(#0000ff){サンターナ}」表記での登場となった。 IIからの皆勤は&font(#0000ff){レナート}に&font(#0000ff){ジウ}に&font(#0000ff){ゲルティス}だけ。バビントンすら消えたのは寂しい……。 さらにチート過ぎる能力を恐れてかコインブラ様は選手として出てこない。((アクションゲーム寄りになった今作であのドリブル倍速能力がそのまま搭載されたら、本当に誰も阻止できなくなる。ゲームにならない。)) しかも&font(#0000ff){新田が超強化されてラスボスチームの一角になる}という驚異の展開。 一方、原作でも名前だけしか触れられていなかったロベルトの師・ジョアンが描写されている珍しい特徴もある。 バグか裏技か微妙なところだが、必殺パスで得点できてしまう。 **◆「VS」 ゲームボーイで発売。ⅡとⅢの間に発売された。 原作の「小学生編」の後、日本代表を結成し「ワールドジュニア」に挑むアニメ版の要素を含めたオリジナルストーリーになる。 設定は小学生編だが、中学生編の必殺技やJr.ユース編のキャラクターも登場している。 対戦モードや全ての選手に固有の名前が用意されるなど、本作で初めて登場した要素もある。 **◆「キャプテン翼」 メガCDで発売。ⅣとⅤの間に発売された。 原作の冒頭から「中学生編」までを再現。 システムはⅡとⅢを順当に進化させたものであり、本作独自の要素として各アクションにも経験値の概念が追加され育成の幅が広がっている。 また、TECMO版の系列では唯一のCD-ROM媒体でのリリースということもあり、初代アニメの声優を用いたビジュアルシーンがあるのも特徴。 *【人物紹介】 **・原作無印から登場 [[''翼''>大空翼(キャプテン翼)]] 主人公。初代ではおおむね原作と同じ筋書きを辿り、ロベルトと共に念願のブラジル行きを果たす。 IIからブラジルのクラブチーム・サンパウロFCに所属、伝説のスーパーストライカー・ジャイロの逸話をもとに[[必殺シュート>必殺シュート(キャプテン翼)]]「サイクロン」を開発。((ジャイロが使用したサイクロンがどのようなシュートだったかは誰にも分からなくなっており、翼のサイクロンはあくまでも翼のアイデアで考え、翼の努力で造り出した翼のオリジナルシュートである。)) サイクロンは威力は凄まじいが欠点も多く抱えるシュートで、何度も改良が繰り返され、その結果ディアスの前転シュートをパクったような「ネオサイクロン」を編み出す。((メタなことを言えば、シュート時のアニメーションが頭とユニフォームを書き換えただけの流用なので完全に一致レベル。)) 4からプロ入りを果たし、ブラジルのサンパウロFC、次いでイタリア(セリエA)のUSレッチェに所属。 シナリオの進め方次第では再びサイクロンを使用可能になる。 長らく必殺ディフェンスを所持していなかったが、5にて「クリップタックル」と「オーバーヘッドクリア」を修得。 なぜか行く先々のチームに森崎級ザルキーパーが待っているという不運の持ち主で、彼らはプレイヤーから「ブラジルの森崎」「イタリアの森崎」と呼ばれる事になる。 [[''岬''>岬太郎]] 翼の親友。全体的に能力が高く、性能と魅せ技を兼ねた「&s(){5で削除された}ムーンサルトパスカット」、翼との必殺ワンツー「ゴールデンコンビ」で中盤を支える。 低い浮き球で「ジャンピングボレーシュート」、高い浮き球で「オーバーヘッドツインシュート」と両方に必殺技を持ち、攻撃役としても使いやすい選手。 翼がブラジルに渡ったため南葛高校のキャプテンとして全国大会を戦い、後にフランスのプロチームに所属する。 [[''日向''>日向小次郎(キャプテン翼)]] 日本の誇るエースストライカー。原作で見せたネオタイガーショットはもちろん、新作のたびに破壊力を増した新必殺技を修得して行く。 3:ライトニングタイガー 「ミューラー!てめえのどてっぱらをえぐってやるぜ!喰らえええええっ!」 4:ドラゴンタイガー   「シューマッハ、餌食になれ!」 5:ファイナルタイガー  「喰らえ!シニョーリ!」 ……と、毎回相手選手に向けてぶちこむのがお約束。その威力は最終的にコンクリートの壁を貫通するに至る。殺す気か。 必殺タックルを持っているため、攻撃的なキャラクターに反して翼よりも使い勝手が良かったりする。5では必殺パスも覚え、使い勝手が更に向上。 必殺ワンツー「東邦コンビ」も使えるが、相方の能力が物足りないため、枠に余裕のない全日本所属時に使われることは少ない。 彼が最も輝くのは味方では無く敵に回った場合であり、敵の時はガッツ無限なのでタイガータックルでボールを奪い、強引なドリブルで吹き飛ばしつつ突破、上記の必殺シュートを無尽蔵に繰り出してくる。 そうした試合のこちらのGKは森崎、レナート、メオンなどザルキーパーばかりで、当然為す術もなく宙に舞う。 [[''松山''>松山光(キャプテン翼)]] 超長距離から撃っても威力が減衰しない「イーグルショット」や頼れる防御技「イーグルタックル」を持つが、なんといっても味方全員を敵陣に突撃させる必殺フォーメーション「なだれ攻撃」が強力。 翼や日向がいない事も多い全日本では彼が影のキャプテンと言える。 なだれ攻撃の強さから、作品によっては「キャプテン光」と呼ばれることも。 ゲームでは北海道に残らず、イギリスのプロチームに入る。 [[''三杉''>三杉淳(キャプテン翼)]] 心臓病に苦しむ天才。ガッツ消費が他の選手より多く、使い果たしてしまうと次の試合で使えなくなるというハンデを抱える。 短時間で一気に使い切るのではなく、適度に休ませつつ全試合フルスタメンで活用するのがゲームでのお約束。 4では強力な必殺シュート「ムーンスライダー」を開発するが、ガッツ消費が膨大すぎて、怖くて使えない。その影響か5では消滅している。 ''立花政夫、立花和夫'' スカイラブハリケーンでおなじみの双子。その連携は攻撃だけでなく守備にも発揮され、試合中は縦横無尽にフィールドを飛翔する。 さらにシリーズが進むとさらに強力な新技を開発していく。 スカイラブ技に共通している使用条件が「政夫と和夫の両方がフィールドにいる」のみのため、和夫を発射台にして政夫がスカイラブタックル→直後に政夫を発射台にして和夫がスカイラブタックルといった芸当も可能。(一部必殺シュートには次藤も必要) [[''早田''>早田誠(キャプテン翼)]] カミソリタックルでボールを奪い、カミソリパスで味方にボールを渡すという重要な選手。 4までは必殺タックルと必殺パスを両方持っている世界で唯一の選手で((5にて翼が必殺タックル、日向が必殺パスを修得し全日本だけでも3人に増加する))、全日本に決して欠かせない重要な戦力。 翼の最強シュート「ブーストサイクロン」は必殺パスを受けて繰り出すのだが、本来の設定である日向からのパスよりも早田の方が多用される。 [[''次藤''>次藤洋(キャプテン翼)]] 巨漢DF。体格を活かした必殺ディフェンスで活躍し、ボールを奪ったら強引なドリブルで強行突破。また、立花兄弟の発射台としても活躍する。 必殺シュート「佐野とのコンビプレイ」は次藤のシュートを佐野がヘディングで軌道を変えるフェイントプレイなのだが、 「次藤君の 佐野とのコンビプレイ!」と実況され、得点後には「これがワシの 佐野とのコンビプレイ タイ!」と手柄を総取りする発言でプレイヤーのツッコミを誘う。 なお、原作では「ワシと佐野のコンビプレイタイ!」と正しい表現である。 [[''石崎''>石崎了]] いかなるシュートも顔面で阻止する根性の男。膨大なガッツを消耗するが一撃で死に至ることは無いので気軽に特攻させられる。 3から、ゲームオリジナルキャラのミハエルがライバルとして登場。必殺シュート「ヤマザルバスター」を修得し、攻撃面でも活躍する。 このヤマザルバスターだが、ミハエルのローズバスターを見た直後に見よう見まねで修得するという、一見ギャグイベントながらとんでもないことをしている。((修得イベントの発動は任意のため、覚えないままクリアすることも可能)) 4ではブラジルに渡り、サンパウロFCで翼と共に戦う。ストーリー上の扱いは控え選手だが、3からヤマザルバスターが強化されたこと&s(){、ユース時代の優秀な仲間たちが去っていき、頼りない先輩方がスタメンを張っていること}などにより、序盤から活躍しやすい。 [[''新田''>新田瞬(キャプテン翼)]] 「ノートラップランニングボレー隼シュート」が長すぎるので「隼ボレーシュート」に呼び変え、やたらとゴールポストに当ててくれる、いまいち頼りないFW。 翼を超えようとする向上心は他の日本選手には見られないものがあり、4では自費留学でブラジルのサンパウロに入団、5では最強軍団カンピオーネの一員となって全日本を相手に戦う事になる。 ストーリー上では見違えるような強さになっているはずなのだが、データ上はあくまで新田は新田である。 せっかく修得した新必殺技「ファルコンダイブ」「芸術的ドリブル」も、ガッツ消費が大きすぎて簡単に力尽きるというオチが待っている。 俊足キャラという設定なのだが、5はともかく1~4でドリブル時に移動速度が上がるといったこともない。 余談だが、必殺ドリブルが変更になった珍しい経歴を持つ。(4「強引なドリブル」→5「芸術的ドリブル」) [[''森崎''>森崎有三(キャプテン翼)]] &font(red){「森崎君 吹っ飛ばされた!」}で有名なザルキーパー。序盤は嫌でもこいつで戦わねばならない試合が多数用意され、原作以上のザルっぷりをプレイヤーに見せつけてくれる。 しかし彼もただやられるばかりではなく、3では性能が向上し、4ではルート次第で翼と対戦する試合があり&font(b,red){翼の必殺シュートを止める}という名場面がある。 [[''若島津''>若島津健]] 原作では若林のかませだったが、ゲームでは優秀。十分に正GKとして活躍できる実力を持ち、時には若林よりも強い事もある。 「三角飛び」「浴びせ蹴り」「牙龍三角飛び」といった必殺技を駆使して戦うが、ガッツの消耗に気をつける必要がある。((作品によってはランダムで発動する「手刀ディフェンス」も持つ)) 主に近距離・短期戦の若島津と、遠距離・長期戦の若林とで特徴分けが為された。 日向と一緒に海外移籍しており、敵として現れることも。 [[''若林''>若林源三]] 日本最高のGK……のはずだがゲームでは若島津に脅かされる事も多い。 2や3では敵のシュートがあまりにも強すぎて若林ですら止められず、森崎同様&font(red){「若林君 吹っ飛ばされた!」}と無惨な姿を晒す。 特に3で「ネオファイヤーショットは俺が必ず止める!」と宣言しておいてボコボコにされる姿は涙無くしては語れない。 またゲームボーイのVSでは何故か低い能力(森崎に毛が生えた程度)にされてしまった。 4からPA外のシュートに対して強烈な補正がかかる特殊能力を得て、ようやく本来の実力を得た。 [[''シュナイダー''>カール・ハインツ・シュナイダー(キャプテン翼)]] 若林のPA外補正を貫通する特殊能力を持つドイツの若き皇帝。 3ではラスボスを務め、長い前口上の後に放つ必殺ネオファイヤーショットは若林を軽々と粉砕する。 実はシナリオ序盤でも若林(プレイヤー)vsシュナイダーの対決があり、この時はネオファイヤーは未修得だが、代わりにファイヤーショットで粉砕してくる。 また、対戦チームにリードされると「この借りは必ず返す!」「俺は、俺たちは…負けん!!」といった台詞とともに能力値がアップする「皇帝の怒り」というスキルを持つ。 5ではヘルナンデスを軽く撃破して体育座りの屈辱を味わわせている。その後フランツ監督((実在の「皇帝」フランツ・ベッケンバウアーと思われる。))の指導を受けて、さらに強力な必殺技「フレイムフラッシュ」を修得。 ''ミューラー'' ドイツの鋼鉄の巨人。 ゲームでも最強クラスのGKとして登場する。 基本的に彼より強いのはラスボスか隠しキャラ、もしくは後述のラムカーネ(前半のみ)のような特殊な選手のみ。 ドイツがラスボスを務める3では圧倒的な強さを誇る((そもそもの能力が高いため、レベルが揃えられガッツ無限補正のないオールスターモードでも強い。))。 ''シェスター'' ドイツのハンサムボーイなMF。 原作では美形であることが強調されていたが、ゲームでは&s(){グラフィックパターンの少なさもあって}特にそういった描写はなく、バランスよく能力が高い強敵として登場。 3ではしれっと必殺パスカット「スパイラルパスカット」を修得しており、必殺パスや必殺ドリブルは勿論のこと、こちらのLv次第では必殺シュートすらバシバシ止めてくるミューラーと並ぶ第二の守護神。 ''カルツ'' ドイツの仕事師。 原作では常に楊枝を咥えており、本気になると吐き捨てるという設定があったがゲームでは咥えてすらいない。 敵チームのみガッツ無限の仕様を生かし、必殺ドリブル「ハリネズミドリブル」で前線にボールを安定供給する恐怖のドリブラー。 ''マーガス'' ドイツの長身FW。残念ながらゲーム上では長身であることを確認できない。((体格については次藤やミューラーも同様で、ゲーム内では全キャラ同じ体格である。)) 3ではシュナイダーやゲームオリジナルのカペロマンに出番を奪われがちだが、彼らのシュートを弾いたところに「ブラストヘッド」を叩き込んでくるため油断できない。 ''ハンス'' ドイツのクラブチーム、ハンブルガーSVのGK。と言っても「誰だそいつ」と思った方が大半であろう。 若林が少年時代にドイツに渡った時、日本人だからと若林を集団でいじめて、後に一人ずつ殴り返されたいじめグループの一人である。 原作ではその後二度と登場する事は無く、すでに消えていった人物かと思われたが、なんとプロ入り後を描いた5のハンブルガーで若林の控えGKをやっていた。 彼は若林にやられた後、心を入れ替えてプロ入りするまで成長していたのだ。 当然能力は若林に及ぶべくも無いが、森崎・アモロ・レナートらザルキーパー共よりは確実に強く、他のチームに行けば正GKの座を掴める実力を持っている。 もし彼がフランス人だったらアモロを押しのけて代表GKになっていたところだ。 彼がここまで成長していた事も、その実力がありながら若林の控えに甘んじている事も、全ては実力で若林を超えるためという大望あっての事なのだろう。 表に出てこない、語られる事のないドラマがここにある。%%まさか同名の別人とか言わないよね?%% ''ピエール'' フランスのキャプテン。原作ではスライダーシュートを二度目で防がれてしまったが、それを克服するためナポレオンとのツインシュート「スライダーキャノン」を開発。 エッフェル攻撃から繰り出されるスライダーキャノンは若林を軽々と粉砕する。 「エッフェル攻撃」というネーミングがダサかったのか、3以降ではシュペルエッフェルという名称になっている。&s(){こっちもダサいとか言うな。} 初代のアドベンチャーパートでは「翼、金持ちはいいぞ」と謎の迷言を残す。あんたそんなキャラじゃ無かっただろ……。 ''ナポレオン'' フランスのストライカー。強引なドリブルとキャノンシュートに加え、ピエールとのエッフェル攻撃から繰り出されるスライダーキャノンは若林を軽々と粉砕する。 実はフランス代表の中では一番の芸達者(所持必殺技がチーム内最多)だったりする。 原作で初登場時に見せた岬とのコンビプレイの縁があるからか、フランスで岬と同じチームでプレーする場面もある。 後に日本のプロチームでプレーするという意外な展開も。 翼と同じく、行く先々のチーム全てでザルキーパーが待っているという悲運の持ち主。 そのキーパー運の悪さは翼を上回り、フランス代表&font(red){アモロ}、ゲーム最弱GK&font(red){ジュスト}、本家本元&font(red){森崎}と泣きたくなるような顔ぶれ。 シリーズでは岬やピエールといった実力者とばかりチームを組んでいたためか、全日本の控え組が日本でのクラブチームのスタメンに入る5を除き、原作のように実力が劣る選手を見下す一面はあまり強調されなかった。 ''ボッシ'' フランスのFW。原作ではよくゴールを外すザコ同然のキャラだったが、いつの間にか必殺シュート「サーブルノワール」を修得し、フランスはピエールとナポレオン&s(){とザルキーパー}だけじゃないことを知らしめてくれる。 ''アモロ'' フランスのGK。原作では一度もボールに触れなかったという酷いザルキーパー。 ゲームでは、3まではそこまで酷い性能ではなく「弱小キーパー」ではなく「平凡なキーパー」という感じの強さ。なのでアモロに必殺シュートを防がれてしまう事も……。 4からは本来の弱さとなり、センターサークルからドライブシュートを撃っても入ってしまうほど弱い。 フランス代表はプロになってもこいつよりマシなのはいないのか……。((フランスのクラブチームのGKジュストはアモロや森崎より弱い。)) ''ディアス'' アルゼンチンのキャプテン。自他共に認める天才選手。「よし、行くぞ!」の台詞と共にドリブル性能が向上する特殊能力を持つ。 &s(){前転シュートをパクられた腹いせか}翼の必殺シュート「サイクロン」や「ネオサイクロン」を身につけ、さらに強力になって挑戦してくる。 4では展開次第で翼に勝って喜ぶ場面も。 ''ヘルナンデス'' イタリアのGK。異名の「黄金の右腕」は必殺セービングとして活躍する。 原作では攻撃力の無さに苦しんだイタリア代表だが、ゲームではランピオン、ストラットと攻撃担当キャラが追加されていき、 さらにゾフ、ロッシなど守備陣も尋常でない能力のプロ選手が現れて豪華なチームになって行く。&s(){フランスに分けてやれ。} 4のルートのひとつではラスボスを務める。 5ではシュナイダーにやられて体育座りで苦悩するが、次の対戦では心機一転シュナイダーを封じて驚かせている。 ''ビクトリーノ'' ウルグアイのキャプテンで南米の黒豹の異名を持つ。原作無印では翼と戦う機会が無かったが、ゲームでは対戦できる。 ゲームオリジナルキャラのダ・シルバと繰り出す連携シュート「パンサーストリーム」は非常にかっこいい。 後述のコインブラやイスラス同様、ドリブル時に移動速度が上昇するため、ボールを持ったが最後、味方は誰も追いつけずキーパーと1対1の状況に持っていかれ、上述のパンサーストリームを叩き込まれる。 ''ロブソン'' イングランドのキャプテン。原作無印では翼と戦う機会が無かったが、ゲームでは対戦できる。 原作でピエールのシュートを防いだ場面から強力なDFとして全日本に立ちはだかり、 さらに攻撃はゲームオリジナルの選手が務めて、なかなか手強いチームになっている。 ゲームでは必殺ディフェンスやグラフィックが(佐野や立花との合体技は持っていないが)次藤ともろ被りしており、さながら英国版次藤である。 ''ロベルト本郷'' 元ブラジルの選手。引退後は日本に渡り、翼の師匠となる。 原作終了後、翼を伴ってブラジルに帰国。自身が監督を務めるサンパウロFCに入団させる。 ワールドユースではブラジル代表の監督として翼と対決。「スーパーストライカーを目指せ」という手紙から、翼は必殺シュート「サイクロン」を編み出していく。 4から全日本の代表監督に招かれ、5では自身の師であるジョアン監督と対決する。 **・IIから登場 ''ジウ'' サンパウロFCのFWで翼のチームメイト。 ボレーシュートやヘディングが多少得意だが得点力はあまり高くなく、翼にほぼ全ての負担がかかってくる事を知らしめてくれる。 そんな彼だが4ではプロ昇格を果たし、多数のキャラがリストラに遭った5でも続投。 5ではジョアン監督の指導のもと、かなりのパワーアップを遂げているが残念ながら使用機会は最初の1試合だけ。 ''バビントン'' テクモ版最大の人気キャラ(味方側)。サンパウロFCのチームメイトの中で唯一頼りになる相棒で、多量のガッツを消費してしまう必殺技を持たないため、かえって試合中長持ちする。 翼がドライブオーバーヘッドをゴールポストに当ててガッツを使い果たした時、最後の頼みの綱はバビントンのボレーシュートである。 ブラジル人では無くアルゼンチン人で、世界大会ではアルゼンチン代表として対戦する。なんと能力値では大幅に負けているはずのディアスと互角に戦った事があるそうで、その縁でサンパウロにスカウトされたという経緯を持つ。ディアスが天才ならバビントンは秀才と言うべきか。 アルゼンチン代表としてはそのディアスを裏から支える地味だがやっかいな難敵となり、やけにいいところでこぼれ球を拾ったりサトルステギに高いパスを送り込んだりして能力値以前に戦術で全日本を詰ませてくる。 そんなバビントンですらプロの壁は高かったようで、4のアルゼンチン代表の中では一番能力が低く((プロ入り一年目の新人がアルゼンチン代表のスタメンというだけでも驚異的な抜擢であり、周りは全員プロの先輩たちなので、本来これは仕方が無い事なのだ。))、5では代表入りできなかった。 隠れた「シリーズの顔」であっただけに、5での彼の不在を悲しむファンは多い。 [[''レナート''>レナート(キャプテン翼)]] サンパウロFCのゴールキーパー。プレイヤーからは「ブラジルの森崎」と呼ばれるザルキーパーで、プロ入り後はあまりの下手さに「ポストの方がまだマシだぜ!」とチームメイトから罵声を浴びる。 それでも名物キャラとして5まで続投……だが控えGKなので出場機会は無い。 実は3では結構守ってくれるが、使用機会はわずか3試合。前作・次作でもその守備力を見せてよ……。 ''ドトール'' サンパウロFCのDF。通称「地を這うドトール」。スライディングタックルと、低い浮き球への対処が得意。実はボレーシュートをやらせてもなかなかの得点力で、FWにコンバートしても結構活躍してくれる。 後にブラジル代表選手に選ばれ、翼たち全日本の前に立ちはだかる。プロ入り後の4ではクルゼイロFCに移籍した。 なお「ドトール」とは現地の言葉で「医者」の意味で、英語で言えば「ドクター」のこと。ドトールコーヒーも語源は同じである。 ''アマラウ'' サンパウロFCのDF。通称「宙を舞うアマラウ」。高い浮き球への対処が得意。実はヘディングをやらせてもなかなかの得点力で、FWにコンバートしても結構活躍してくれる。 後にブラジル代表選手に選ばれ、翼たち全日本の前に立ちはだかる。 プロ入り後の4ではドトール共々クルゼイロFCに移籍した。 ''カルロス'' フルネームはカルロス・サンターナ。 元々は劇場版のキャラクターで、後に原作(の続編)にも登場するため厳密に言えばオリジナルキャラクターではないが、「同名の別人」くらいに設定が違うためほぼオリジナルである。 ブラジルに渡ってからの翼のライバルで、劇場版や漫画版と違い、敵味方関係なく他者を思いやる良識ある好人物として描かれている。分身ドリブル、ミラージュシュートといった超人的な技を繰り出してくる。 5では&s(){原作者のいらん介入により}名前をサンターナに変えられ、チームメイトに反乱を起こされ二軍を率いて孤軍奮闘という酷い扱いを受ける。 ''ザガロ'' ブラジルの選手。日向小次郎の色違いという見るからに恐ろしい男で、当然のごとく強引なドリブルで敵を蹴散らし、キーパー殺しの必殺シュート「ダブルイール」で敵GKを天高く吹き飛ばす。 ちなみにイールとはウナギのことだ。カバヤキにすると美味いぞ。(ロベルト本郷:談) ''ネイ'' ブラジルの選手。カルロスの分身ドリブルを上回る「消えるフェイント」でプレイヤーの度肝を抜く。 彼が放ったシュートを、トニーニョがさらにボレーシュートで加速を付けるブースターシュートを繰り出してくる。 この演出のためか、トニーニョはブースターシュートを修得していない。 最後に蹴ったのはトニーニョなのだが、実況は「ネイ君のブースターシュートが日本ゴールに突き刺さったァ~~!」とネイの得点扱い。 ''トニーニョ'' ブラジルの選手。ネイの相棒。上記の通り、ブースターシュートでは酷い扱いを受ける。 単独ではとにかくドライブシュートが大好きな奴で、ボールを持ったら即発射。遠くからでも撃ち込んでくるので結構あっさりと取れてしまうボーナスステージみたいな扱いになってしまっている。 ''リベリオ'' ブラジルの選手。バナナシュートを操るMF。 2の試合後半ではコインブラが彼に代わって出場し、3以降ではスタメン落ちしてしまうため一人だけ影が薄い。 ところで翼は試合前に「まずは中盤の司令塔サンタマリアをマークして、カルロス、ザガロ、ネイ、トニーニョへのパスを封じるんだ」と言うが、一人だけ忘れてないか。 まるでリベリオがいなくなることをあらかじめ知っているかのような……。((ブラジルとの決勝戦に引き分けると再試合になり、その時はコインブラが最初から出場してくるのでリベリオの名を出すと矛盾してしまうため。再試合用のメッセージは無く、初戦と共通のメッセージになる。つまり「前の試合の後半に出てきたコインブラに注意しろ」という内容も無く、コインブラの存在を完全に無視したミーティングになってしまう。ファミコン時代は再試合用のメッセージを入れる容量が無かったのだ……。)) ''サンタマリア'' ブラジルの選手。バナナシュートを操るMF。 コーナーキックでは彼がバナナシュートを撃ってくることが多い。 上述のようにチームの司令塔としての役割を担っているが、能力的にはエースストライカーで、必殺パスや必殺ドリブルは持っていない。 ''ジェトーリオ'' ブラジルの選手。DFだが能力的にはエースストライカーで、ドライブシュートを使う。守備用の技は全く持っていない。 ブラジルは確かにオールスターチームではあるのだが、攻撃陣ばかりかき集めたようなチームで、全体の構成が偏っているのが欠点。 トニーニョとジェトーリオがドライブパスを使って来たらもっと強かったのだが。 ''ディウセウ'' ブラジルの選手。エースストライカーだらけのブラジル選手の中で、たった一人しかいない守備用必殺技を持つ選手。 しかし能力的には彼も攻撃向きで、必殺のキャノンヘッドは若林を軽く吹き飛ばす。 ''[[メオン>メオン(キャプテン翼)]]'' ブラジルの選手。ドライブシュートの対処に定評があるGKで、ブラジルでの翼の最初の強敵だった。 2ではドライブオーバーヘッド、3ではサイクロン、4ではストラットのメガロゾーンシュートと毎回イベントで必殺シュートに撃破される名かませ役。 特に3にいたってはサイクロンを撃つよう要求してくるのだが、無敗攻略時(=ほぼ最低レベル)にドライブシュートを撃っても入ってしまったりする。 4では彼とチームメイトになるルートがあり、同じくチームメイトになるレナートとは瓜二つ((どちらもヘルナンデスの色違いで、2では外見が差別化されていたが、3からは全く同じ風貌になってしまった。))だが、比較的安心してゴールを任せられる。 ''ゲルティス'' ブラジルの選手。翼たちと同年齢ながら、早くからプロ(イタリアのセリエA、インターミラン)でプレーしていたGK。 &font(red){暗黒空間をワープする}秘技ダークイリュージョンを操り、尋常では無い防御力を見せる。 会話シーンは少ないが義に厚い人物で、4ではストラット、5ではカルロス(サンターナ)がゲルティスに救われている。 5まで続投した数少ない選手の一人。 ''コインブラ'' フルネームはアルツール・アンチネス・コインブラ((実在する名選手ジーコの本名と同名だが、彼は「キャプテン翼世界におけるジーコ」ではなく、ジーコとは別人(後述)。コインブラの他にも、キャプテン翼には漫画・ゲームどちらも実在選手から引用された名前のキャラクターが数多く登場する。))。2の真ラスボス。完成されたスーパーストライカー。テクモ版最大の人気キャラ(敵側)。 常時ドリブル倍速でボールを持ったら誰も追いつけない、運良く接触できても最強の基本ドリブル値で必殺タックルすら余裕で回避、 マッハシュートは相手GKの眼前で見えなくなり「なにィ!ボールが消えた!?」と絶望の声を上げさせる。 あまりの実力の高さのため高圧的な性格だったが、全日本戦の敗北と、カルロスの労りを受けてチームに溶け込んでいく。 3ではカルロスとのツインシュート「リーサルツイン」で殺人的破壊力を発揮、若島津だろうが若林だろうが吹き飛ばして日本ゴールをぶち抜いてくる。 4では弱体化しつつも、南米選手権で翼と一緒にブラジル代表に選出され、プレイヤーに歓喜をもたらした。 あのリーサルツインを自軍で撃てる!あのドリブル倍速でボール持ってひたすら逃げ回れる!もはやインチキくさい無茶苦茶な強さ。 ……それが祟ったか、5では大怪我をして入院。復活を誓うものの、残念ながら続編が出ることは無かった。 ''カペロマン'' ドイツの選手。ライン際にいると能力が上がるという特殊技能持ちで、必殺サイドワインダーは非常に強力。 ほとんどの場合ライン際にいるので、むしろ「うっかり中央に来てしまってGKの目の前でサイドワインダーを撃つと、普段より弱体化している」といった印象。 ドイツがラスボスとなる3では大きな出番をもらい、全く目立てなかったマーガスを追いやってしまった。 だが4ではルートによってはフライハイトにスタメンを奪われてしまう。 ''メッツァ'' ドイツの選手。珍しい必殺パス「トップスピンパス」を操る。 彼がボールを持ったらパスを阻止することは不可能に近いため、ほぼ確実にシュナイダー、マーガス、カペロマンのいずれかにボールが渡ってしまうという難敵。 ''サトルステギ'' アルゼンチンの選手。ブラジルにも来ており、序盤でも戦う事になる。 必殺ヘディング「ダイナマイトヘッド」はとてつもない破壊力を持ち、DFを4人吹き飛ばす→GKを吹き飛ばす→カットに来た選手を吹き飛ばす→ゴールネットを突き破るという光景を当たり前のように見せてくれる。 ディアスのドライブシュートをやっとのことで防いだと思ったら、「サトルステギ君、高いボールに動きを合わせる!」との実況で絶望に叩き込まれるのはアルゼンチン戦の定番。 後方にいたバビントンがこぼれ球を拾ってこいつに高いパスを送り込んだ時はリアルで「バビントンーーーーー!!!」と叫びたくなること請け合い。そして吹き飛ぶ若林、貫通されるゴールネット……。 4以降は登場しないものの、4の内部データではダイナマイトヘッドが残されていたりする。 ''ランピオン'' イタリアの選手。「ローマの鷹」の異名を持つFW。攻撃力の無さに悩んでいたイタリア待望の必殺シュート持ち。 必殺ヘディング「ロケットヘッド」はとてつもない破壊力を持ち……以下サトルステギと同様。 それでもイタリアは地上用の必殺技が無いのでまだマシである。 ''ダ・シルバ'' ウルグアイの選手。ブラジルにも来ており、序盤でも戦う事になる。 3でドリブル技「パッションスタンピード」、ビクトリーノとのコンビネーション技「パンサーストリーム」を使うようになり、どちらも非常にかっこいい。 原作キャラとテクモ版キャラのコンビという珍しいキャラクター。 パッションスタンピードは和訳すると「情熱の暴走」なのだが、名前に反して吹っ飛ばしてくることはない。 こちらも演出の都合か、ブースターシュートと同様にダ・シルバからはパンサーストリームを放てない。((ビクトリーノがシュート→ダ・シルバがボレー→ビクトリーノがオーバーヘッドキックという流れ。)) ウルグアイユース戦では、ビクトリーノにボールが渡るとまず止められないので、ボール供給源であるダ・シルバから如何にボールを奪うかが鍵となる。 余談だが、3の取説にはゲーム開始時から習得している必殺技一覧が掲載されているのだが、彼を含めて何人かハブられている。 ''ロリマー'' イングランドの選手。変な軌道で地面を跳ねるバウンドショットという必殺シュートを使う。簡単に取れそうなのだが、なぜかボールに触れたGKは吹き飛ばされてしまう。 地面を跳ねているボールに向かって、豪快に叫びつつゴールポストから三角飛びで襲い掛かり、逆に吹き飛ばされる若島津の姿は必見。いったい何が起きてるんだ……。 彼もダ・シルバと同様に3の必殺技一覧からハブられている。 ''イスラス'' オランダの選手。ドリブル速度1.5倍の特殊能力と、必殺ドリブルとして名前そのまま「高速ドリブル」を持つFW。必殺シュートはオーバーヘッドキックだけだが、高い実力を持つため得点力もなかなか高い。 高水準でまとまった能力を持つ強敵で、ユース時代は「シュナイダーに匹敵する天才」とまで評価されていた。 だがプロ入り後はぱっとせず、オランダ代表の選手たちがあまりに強すぎる事もあって代表入りはかなわず。 ''ラシン'' ソ連の選手。分身セービングという超常現象を見せるGK。 ''ジャイッチ'' ポーランドの選手。ローリングセーブという絶技を繰り出すGK。それに何の意味があるんだとか言ってはいけない、たぶん。 ''マッハー'' ポーランドの選手。実は1から登場している。 ドリブルが通常選手の2倍の速さというとんでもない能力があり、必殺シュートは無いものの、その攻撃力は脅威の一言。 後に「よし、行くぞ!」と本気を出したディアスや、コインブラもこの倍速ドリブルを使ってくる。 ''リ・バンクン、リ・ハンネ'' 中国の選手。立花兄弟のごとく空中サッカー「昇龍脚」を繰り出す中国雑伎団。 立花兄弟と違いはコンビ技がシュートのみなのと、発射台(次藤)がいないこと。4では名前に反して何故かヘディングになっている。 父親が横浜で料理店を営んでいるそうで、日本語も堪能。 ''ルー'' 中国のGK。英語交じりで喋るかは不明。 2では「敵のキーパー」だったが、3にてパンチングとパスを同時に行う「らいざんきゃく」を習得。生半可なシュートでは防がれるどころかカウンターの起点にされてしまう。 後年、同じコンセプトの必殺技を持った同国人が原作続編に登場した。あっちはフィールダーだけど。 3ではシナリオの都合で全日本の決定力が低下しているときに対戦するため、思わぬ苦戦を強いられるが1対1に持ち込めば攻略可能。 3取説の必殺技ハブられ組の一人。 また、3の対戦モードであるオールスターモードにて、必殺持ちのキーパーでは後述のラムカーネ共々ハブられており使用することができない。 ''キム'' 韓国の選手。漢字で書くと金。 個人では必殺技を持たないが、シャとツインシュートを放ってくる。 ''シャ'' 韓国の選手。漢字で書くと車。 日向の色違いで、やっぱり強引なドリブルを使う。キムとツインシュートを放ってくる。 **・IIIから登場 ''ミハエル'' アメリカの選手。石崎を「サルザキ」と呼びライバル視する稀代の変人。 わけがわからん実力を持ち、必殺ドリブル「ローズダンサー」、必殺シュート「ローズバスター」で日本を混乱の渦に陥れる。 このローズバスターを石崎が真似して「ヤマザルバスター」を開発、石崎の主力技として活躍し続ける。 3:得点する度に「フフン、きまりましたね。」という&s(){煽り}ミニイベントが発生。 相手との接触でお気に入りのソックスが破れてしまい、怒りでシュナイダー並にパワーアップする((この演出は回数制限がなく、やろうと思えば1試合中に何度も破くことが可能。破ける度に履き替えているのだろうか。)) 4:投げキッスしたりウインクしたりとオカマ度が上がり、さらに変態度アップ 5:突如神の愛に目覚め神父の服装で登場、神の力で新必殺技「ホーリークロス」を繰り出してくる と毎回強烈な新ネタを引っさげてくる。 ''ラムカーネ'' ベルギーの選手。シャドーシールドという必殺キャッチを持ち、試合の前半はほとんど無敵状態だが、後半から能力がガタ落ちするという三杉君のようなGK。 後半残り15分はもう立っているのがやっとの状態まで能力が落ち込むのだが、控え選手はいないんだろうか……。 4では弱体化の使用が「レベルが1に落ちる」というものに変更されたため、オールスターで浮き球バグを避けてレベル1設定にすると彼を取れなかったチームがほぼ詰んでしまう羽目に。 **・IVから登場 ''ストラット'' イタリアの選手。プロに入った翼が出会う最初のライバル。 サンパウロのチームメイトとして出会うが、実は故国イタリアのACミランで練習中に親友バンビーノに大怪我を負わせてしまい、罪の意識からチームを逃げ出してブラジルにやってきた過去を持つ。その関係もあり、当初は翼や周囲にキツく当たっていた。 レナートに「ゴールポストの方がまだマシだぜ!」と&s(){プレイヤーの声を代弁}罵声を浴びせた&s(){英雄}張本人。また、とある選手の名前を「サノバビッチ」と呼び間違えた実績も持つ。 翼との出会いで過去を振り切ることができ、新必殺技メガロゾーンシュートに開眼。 後に元のチームに復帰し、ルートによってはラスボスとして翼の前に立ちはだかる。 ''バンビーノ'' イタリアの選手。ストラットの親友で、練習中に重傷を負ってしまう。後にリハビリを経て復帰、ストラットとの友情を取り戻す。 ショットガンドリブルという凶悪な必殺ドリブルを持っており、プレイヤーからは「怪我したのは本人が悪いのでは……」と推測されることも。 ''ファンベルグ'' オランダの選手。当時の世界最高のストライカーで、翼にプロとしての実力や心構えを叩き込む、「乗り越えるべき先輩」として登場するラスボス。 特筆すべき必殺技を全く持たず、絶対的な能力値の高さだけで翼たちの必殺技を上回る性能を見せるという大人の戦いぶり。 それでありながら彼の通常シュートは七色に光り輝き((後に解析の結果、彼のシュートが七色に光る条件は「プレイヤーが彼の操作ウインドウを開く」ことであると判明している。このためCPUとして七色のシュートを放ってくることはなく、オールスターでマニュアル操作のプレイヤーのチームに加えなければ七色のシュートをお目にかかることはできない。))、若林からPAの外から5点奪ったという恐ろしい強さを持っている。 またオーバーヘッドキックは「オーバーヘッド」で名前が区切られ、別格の位置づけ。 ''ピピン'' フランスの選手。クラブチームではファンベルグと同じACミランに在籍。 若林からPA外から3点を奪った恐るべき選手で、彼の存在が大きすぎてピエールもナポレオンも霞んでしまうほど。上述のファンベルグもそうだが能力的には強化されたはずなのにどうしたんだ若林。 だがそんな彼ですらアモロのザルっぷりだけはどうしようもない。 ガッツ消費500という膨大なスタミナを消耗するネオサイクロンを使う翼に、その技はプロとして感心できないと苦言を呈する。 しかしピピンのホーミングショットもガッツ消費500なんだが……。 ''ポブルセン'' ドイツの選手。サッカーを楽しむ心を全く持っておらず、「サッカーなんて所詮勝てばいいんだよ、勝てば!」と言い放つ。 ブラジルでプレーする希望があったが、こんな性格のためロベルトに断られており、それを逆恨みして翼に「死ね」「くたばれ」と襲い掛かってくる危険な男。 それでも若林によれば「根はいい奴」らしいのだが、そうした場面が描かれる事は無かった。 ''フライハイト'' ドイツの選手。旧東ドイツの天才で、雨の中で最高の能力を発揮するという珍しい選手。 4つあるルートの1つでラスボスとして登場するが、他のルートでは出てこない。雨が降らないのでベンチにいるのだろうか……。 ''マッツォ'' イタリアの選手。35億円という高額の移籍金でユベントスに入団した選手で、その事ばかり自慢してくるが、実力は全くたいしたことが無い。 こいつに大枚はたいてしまった経営陣は後で糾弾された事だろう。 ''ディーノ'' イタリアの選手。マッツォと同じくユベントスに在籍するが、金にはこだわらずチームを愛する人格者のGK。 好対照の二人と同時に出会った翼は、プロのサッカー選手として生きるうえで大切な事とは何かを学んで行く。 ''シューマッハ'' デンマークの選手。あのブラジルを6-0で破り、「カルロスもコインブラもたいしたことは無かったな」と豪語するGK。奇跡を起こす必殺セービング「ミラクルウォール」を使う。 旧ラスボスをかませにする恐るべき強敵が現れた……かと思いきや、実際戦ってみるとそんなに強くない。大言壮語が過ぎたため日向の新必殺技ドラゴンタイガーの餌食となる。 いったいどうやってこいつがブラジルに勝ったのだろうか?テクモ版のストーリー中で最大の番狂わせである。 ''ネルソン'' サンパウロFCにやってきたベテラン選手。 41歳という高齢で全盛期は過ぎているが、技の能力値は全選手中最高で「頭脳的なドリブル」を駆使する熟練の選手。 翼にもプロの心構えを教え諭して成長を促してくれた頼れるベテラン。 だが実況は「ネルソンくん」扱いである。 ''マウリシオ'' サンパウロFCにユースチームから昇格してきた、翼の後輩にあたる選手。 最初の頃は生意気な性格だったが、チーム内で孤立したところを翼に救われ、以後は素行も改まり良き後輩として成長して行く。 何度もイベントを起こして必殺シュートを修得させていく必要があり、手間がかかるが成長に期待できる。 5ではイタリアのサンプドリアに同名の選手がいるのだが、必殺技を全て失っており、顔を見ても4のマウリシオと同一人物なのかどうか良く分からない。 ''タファエル、ランペドーサ'' ブラジルのクラブチームに所属するGK。必殺技は無いが非常に能力が高く、あのゲルティスにも匹敵する。(必殺技の補正まで考慮すればゲルティスが大きく上回るが) 南米選手権では当然彼らが起用されるべきなのだが、なぜか実力が劣るメオン、レナートが選抜される。彼らがいてくれればもっと楽に戦えたのに……。 ''バティン'' アルゼンチンの選手。カージャレとツートップを組み、ディアスを中心にさらにアルゼンチンが強化された。((そのためFWのポジションに入れなかったサトルステギが代表から落ちてしまったのは少し残念である。)) もういい歳した大人なのに「カージャレくん!」「バティンくん!」と呼び合い、ハイパーツインショットを繰り出す。 翼と岬が30歳、40歳になってもきっとこんな感じなんだろうな……。 5では相棒のカージャレが不在だが、単独で撃てるシュート「パティゴール」を編み出してくる。 ''ミルチビッチ'' コロンビアの選手。前述のストラットにサノバビッチ呼ばわりされた人。 ブラジル代表選抜試合を終えたばかりのサンパウロの翼をわざわざ煽りに来たり、そこに居合わせたストラットを雑魚呼ばわり等していたので、完全な被害者というわけではない。 「ナナハンタックル」という排気量の大きそうな必殺タックルを使う。 ''オルミーガ'' ペルーの選手。会話も無く、顔グラフィックも無く、必殺技も無く、事前情報すら無い完全なモブキャラなのだが、 全ての行動に吹き飛ばし能力が備わっているため翼たちがあっけなく吹き飛ばされるという謎の強豪。 オールスター戦で使う時はこの特殊能力が消えており、本当にただのザコになってしまっている。使わせてくれよ((こちらに関しても解析の結果、CPU操作時のみ全ての行動に吹き飛ばし補正が加わるルーチンが仕込まれていることが判明している。オールスターでもキャプテンモードや監督モードでプレイヤーが直接選手を操作しない場合はこの吹き飛ばし効果が発動する。))。 ''あずきざわ、こばやし'' 日本の大学チーム、南武大フースバルのMF。必殺技は持たないモブ選手だが能力がなかなか高く、明らかに来生や滝より優秀な選手。 毎回「なんで代表入りしてるのか分からない」と言われる来生たちを外してこいつらを入れろという声もプレイヤーの一部にある有望株。 (実際に出たとしても翼や日向や松山ほど強くは無いので、スタメン起用される事は有り得ず、それなら来生たちでいいという事にもなってしまうが) ''くわた'' 日本の大学チーム、南葛ウイングスのGK。必殺技は持たないモブ選手だが能力は恐ろしく高く、なんと若島津を上回っている。(基本能力値だけでなく必殺技まで考慮すれば若島津の方が強い) なぜ代表入りしていないのか全く理由が分からない謎の強豪で、「森崎を外してこいつを起用しろ」というツッコミは絶えない。 なお、日本の大学のモブGKたちは全員森崎や中西よりも高性能である。それでいいのか。特に中西よ。 **・Vから登場 ''カルネバーレ'' イタリアの選手。翼が入団したUSレッチェの中心選手で、「強引なドリブル」を使うが足が遅く、ヘディングを得意とするが必殺ヘディングは無く、あんまり強くない、日本で例えるなら井沢くらいの能力。 ついでに他のレッチェのスタメンは日本代表の誰かに経験値が継承されるのだが彼だけ誰にも引き継がれず無駄になる。 弱小チームで頑張ってセリエA昇格を果たした事を誇りにしており、このチームの中では「助っ人外人」となる翼に頼って戦う事を嫌がっていたが、 翼がチームに溶け込んでくるに連れて心を開いてくれる。 ''マンチーニ'' イタリアの選手。レッチェのMFで必殺技はないが翼に次ぐ高い能力を持つ優秀なゲームメイカー。 点取りに専念する翼の代わりに司令塔を務めるイタリアのバビントン チームの中では唯一初期から翼の実力を認めており勝つために翼にボールを託す。 ''ブルノ'' イタリアの選手。レッチェのGK。プレイヤーからは「イタリアの森崎」と呼ばれ、その実力は森崎・レナートをも下回る悪夢のザルキーパー。 翼は入団するチームを間違えたとしか思えん。4のエンディングではローマに入団する事になっていたはずなのだが……。 余談だがカルネバーレとマンチーニはイタリア代表のベンチ入りを果たしているが彼は選ばれなかった。 ''ジョアン'' 原作では名前だけ出てきたロベルト本郷の師匠であり監督((ゲームから約20年後になってようやく原作(の続編)に登場したが、容姿性格共にゲーム版とは別人である。))。 貧しい家庭に育ったロベルトを見出しサッカー選手として大成させるが、ロベルトはその恩に応えるため無理なプレーを行い、試合中の事故で網膜剥離を患い引退を余儀なくされる。 それにショックを受けたジョアンは「もっといいコーチングができていれば」と責任を感じ、その重圧に耐えかねて一時サッカー界を去る。 日本に渡ったロベルトが大空翼と出会い、後にブラジルに帰国し監督としてサッカー界に戻った事でジョアンも活動を再開。 だが、「世界最高の選手たちを育てあげる」との一念に駆られたジョアンは、ある種狂気じみた言動を取るようになっていく。 [[日本代表>日本代表(キャプテン翼)]]として戦歴を重ねつつも才能を生かし切れていなかった新田瞬を鍛え上げ、以前とは別人のような動きをさせるまでに至り、 同様に世界中で育てた弟子達を集めて史上最強軍団「カンピオーネ」を結成。ロベルトが率いる全日本最後の敵として姿を現す。 ''シニョーリ'' ブラジルの選手。ジョアン監督の弟子の一人で、前作最強チームのACミランを一人で撃破する実力を持つ。 天才的な個人技を誇り、その実力を見せつけられた日向が一時スランプ状態に陥るほどであったが、チームプレーは全く身についていなかった。 その事をカルロス(サンターナ)のプレーを見せられることで反省し、「サッカーはみんなでやるものなんだ」と考えを改める。 凄まじい実力を持つ選手だったがカンピオーネには入団できず。入団できていれば、実力的にカンピオーネ攻撃陣で二番目の強さになるはずだった。 ''アルシオン'' 国籍不明。カンピオーネの選手。ワールドトーナメント決勝がデビュー戦となる新人選手だが、その実力は世界のいかなる選手をも超越しており、 地上最強の必殺シュート「スターバースト」、フィールド全体を見下ろせるほどの超高高度から蹴り降ろすオーバーヘッドキック「シューティングスター」を繰り出す。 これほどまでの力を持ちながら、最高の個人技を持った選手を11人集めただけのカンピオーネは全日本のチームワークの前に苦戦を強いられ、 チームプレーの大切さを悟ったアルシオンはハーフタイム中にジョアンの指示に反乱を起こす。 そして後半戦では最高の個人技による超高速芸術的パスワーク「ラ・オルケスタ」を編み出し、新田との連携シュート「シャドウストライク」で日本に立ち向かう。 ''サビチェビッチ'' 国籍不明。カンピオーネの選手。若林やミューラーを越える基本能力のうえに、必殺セービング「ダブルアームスマッシュ」で必殺シュートを弾き返す世界最強のGK。 これまで必殺シュートによって吹き飛ばされてきた歴代GKたちの逆襲とばかりに、必殺シュートをさらに上回るパワーで殴り返す姿はもはや格闘技である。 若林が「サッカーは格闘技だ」と語ったことがあったが、そういう意味じゃ無いだろう……。 ''クスタ'' マレーシア出身のカンピオーネの選手。アジアカップでマレーシア代表として対戦する際にイベントで芸術的なドリブルを披露するが実際には使えない。 作中最強のDFで彼と接触したらドリブルでもパスでもシュートでも必殺ディフェンスでほぼボールは奪われるサビチェビッチに並ぶ守りの要。 DFなのに攻撃面のステータスもアルシオンに次ぐ高さで足も速い。 ''ジウマール'' 元ブラジルの選手。クリア後に挑戦できる特別試合、引退したブラジルの名選手たちを集めたスペシャルチーム「カナリアスターズ」のGK。つまり実在人物である。 カナリアスターズにはペレ((本名はエジソン・アランテス・ド・ナシメント。アランテスの登録名で登場する。))やジーコ((本名はアルトゥール・アンツネス・コインブラ。アンツネスの登録名で登場。ここで本物のジーコが出てくるので、コインブラはジーコとは別人だと確定した。))らが揃っており、カンピオーネよりも強いというまさに伝説の存在。 オールスターモードで、カナリアスターズの選手の中で唯一選択できてしまえるので、誰もゴールを奪えないクソゲーと化す。そして2P側はサビチェビッチを取るのでやっぱりほとんど誰もゴールできない……。 *【各シリーズでよくあること】 ・味方GKのセーブ数<ポスト(主に森崎、レナート) ・井沢、バビントンあたりにお世話になる ・敵のシュートが強すぎて若林ですら防ぎきれない。通称&font(#0000ff){ザル林。}後期になってようやく落ち着いた… ・ザガロという&font(#ff0000){ロベルトのヒントの迷言}のせいでネタキャラなオリジナル選手。ただし強い ・経験値によるレベルアップの関係上、立花兄弟に格差が生まれる ・試合中の様々なイベントを逃す ・&font(#0000ff){スカイラブストーム}がスカイラブじゃない ・実況「じとうくんの &font(#0000ff){さのとのコンビプレイ}!」 ・浦辺ヘアーキャラの大量発生 ・&font(#008000){何かと早田が便利} ・ビクトリーノよりダ・シルバの方が手強い ・ヤン兄弟って誰? ・回を増すごとに&font(#0000ff){ネタ度が}強化されるミハエル ・高い球をカットに行く場合、5mは飛ぶ。 ・必殺シュートより必殺ドリブルや必殺パスの方が点が決まる。 ・トーナメントの組み合わせがあり得ない(&font(#ff0000){ブラジル}→&font(#ff0000){フランス}→&font(#ff0000){イタリア}→&font(#ff0000){ドイツ}→&font(#ff0000){オランダ}【更に予選ではアルゼンチン・イングランドetc.】) ・残り時間わずか!→必殺シュート!→〇〇くん、カットにいく!→だが、とどかない!→ピィィィ!(試合終了) ……こんな要素がありつつも愛されているのは確かな模様。 チャーリー高橋「うぃきごもりくんのついき・しゅうせいだぁ!」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 初代では原作再現のため、フォーメーションが4-3-3で固定。なので敵のカウンターを食らうと中盤があっさり抜かれたりする。あとJr.ユース編ではスタメンの初期配置がかなりの地雷と化している(松山が後ろ過ぎてイーグルショットが死んでる、スタメンの佐野が控えの石崎より能力で劣る、など) -- 名無しさん (2015-05-14 10:59:33) - 早田のカミソリパスが便利なんじゃ。翼君は必殺シュートの為にガッツ温存しないといけないからゲームメイクやる余裕無いし・・ -- 名無しさん (2015-05-14 12:22:24) - 原作マンガ付のゲームでは文句なしの名作、後年の原作よりもキャラやストーリーが優れてるんだからね。 -- 名無しさん (2016-01-27 17:43:45) - 一応現在連載されてるオリンピック編も読んでるがやはり無印キャラ以外で魅力的なキャラがいない、テクモ版の方はコインブラやストラット、カペロマンや石崎のライバルのミハエル、若林からペナルティエリア外で五点決めたファンベルグだの熱いキャラがたくさんいた、陽一にだってシュナイダーやピエール、ディアスといったキャラ達を生み出したはずなんだが・・・ -- 名無しさん (2016-05-04 09:17:42) - ↑常にアンケートを気にしなくてはならない、って時点で漫画は圧倒的に不利だからな。読者から見ても新キャラの掘り下げより待ちに待った旧キャラの活躍を見たい、ってなるし。あとプレイヤーが直接対戦して強さを実感できるゲームと違って凄さを表現するのに旧キャラをかませにするしかないのも痛いところ。 -- 名無しさん (2016-05-04 18:04:09) - ↑まあ翼に限らず一期で人気のあったキャラを二期からの新キャラのかませに使うのは、俺もそんな展開されたら萎えるけどな。 -- 名無しさん (2016-05-05 09:59:17) - 2までは松山にタックルの必殺技がないから、2をプレイするとき、日向と松山を入れ替えていたな。 -- 名無しさん (2016-05-21 11:36:06) - ループをかちぬくぞ! -- 名無しさん (2016-07-09 00:42:17) - ↑8 確かイーグルショットって距離補正無視じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2016-07-28 23:12:29) - ↑3年前の※に返信するのもアレだけど、初期配置だと松山が後ろの方にいて動かないので、敢えて彼にバックパスして撃たせてやらないと距離補正無効効果に気付けないという罠が。 -- 名無しさん (2019-10-09 17:37:27) - 松山くんのなだれイーグル。 -- 名無しさん (2020-04-13 02:31:36) - キックオフ直後にイーグルショット撃ってゴール取れる時がある上に自軍ゴール前からでも取れる時があるという松山君伝説 -- 名無しさん (2021-09-07 00:00:59) - 2だったかな、敵チームにきたちょうせんがいたの。今SwitchOnlineなんかで出すとしたら間違いなく国名変わるだろうな -- 名無しさん (2022-09-03 16:35:38) - ゲームセンターCXでも挑戦した。有野課長は若島津がお気に入り。というか三角跳びの「キエエェェェーーッ!!」がお気に入り。 -- 名無しさん (2022-09-03 16:46:51) - 漫画版WY編に対する、問題のあった表現を修正しました。 -- 名無しさん (2023-03-10 12:02:10) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: