ピクミン

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&font(#6495ED){登録日}:2011/01/08 Sat 18:01:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『[[ピクミンシリーズ]]』に登場する、小型の二足歩行生物。 作中では「歩根類」と呼ばれる半植物半動物的な生物の一種とされる((ちなみに「歩根類」は他にもおり、『2』のびっくり菊が該当する。))。 *概要 [[キャプテン・オリマー]]が遭難した未知の惑星に生息する奇妙な生命体。 姿形が&font(#ff7800){ピクピクニンジン}(オリマーの故郷「ホコタテ星」に存在する野菜)に酷似していることからピクミンと名付けられた。((……が、後付けで和名(≒「未知の惑星」現地での名前?)も「ピクミン」であると設定されており、命名に矛盾が生じている。たまたま同じ名前だったか、便宜上「和名」とされているだけで実際には和名ならぬ「ホコタテ名」だったりするのだろうか?)) [[身長]]は大体2cm程度。公式では「プチトマトぐらい」となっている。 &bold(){オニヨン}と呼ばれる[[タマネギ>タマネギ(野菜)]]型の母体に、養分となる獲物の死骸やペレットを運び込むことで種として生まれ繁殖する。また、オニヨンはピクミンたちの住処でもあり、一部の例外を除き普段はオニヨンの中に住んでいる。 地面から自分を引き抜いた者をリーダーとして付き従う習性がある。 &bold(){一匹一匹は非常にか弱く、原生生物の攻撃(中には攻撃のつもりでないものも)や環境であっさり死んでしまう事が多い。}呆気なく命を落として、嘆きの声と共に魂が昇る光景はプレイヤーの心を軽く抉る。 しかし、それぞれの強みやリーダーの立ち回り次第で死亡を回避できる。シリーズ全体を通してなるべくピクミンを死なせないようにするのがカギとなる。 頭部には植物らしく大きな葉が生えており、地面に埋まった芽のまま放置するか大地のエキスを吸収することで &bold(){&color(white,darkgreen){&color(yellowgreen){葉}→&color(gainsboro){蕾}→&color(lightyellow){花}}}と変化し、移動速度や橋掛け等の作業速度が速くなっていく。 この成長状態は、(「3」を除いて)戦闘中に吹き飛ばされるなど危害が及ぶと散ってしまい、蕾や葉に戻ってしまう。特に4では吹き飛ばされるだけでなく、慌てたり溺れたり耐性の無い攻撃を受けるだけで簡単に散ってしまうようになってしまった。 また初代では花ピクミンが戦闘で死んだ場合、種を放ち新たなピクミンを芽吹かせることがあった… が、翌日に抜きに行かないといけない上に100匹制限にカウントされて邪魔だったためか2からは廃止された。 さらに、[[ゲキカラスプレー>ゲキカラスプレー/ゲキニガスプレー]]を散布すると頭部が赤く光り輝き、一時的に攻撃力と行動速度が跳ね上がる。 「3」以降では隊列がそのまま花になるメリットが追加された。「4」では待機中のピクミンや作業中のピクミンもゲキカラ状態になる。 -[[初代『ピクミン』>ピクミン(ゲーム)]]は四散した[[ドルフィン号>ドルフィン号/ドルフィン初号機]]のパーツの回収。 -『[[ピクミン2]]』はお宝の収集。 -『[[ピクミン3]]』はフルーツの収集。 -『[[ピクミン4]]』は要救助者の保護。 がゲームの目的となるのだが、これらをピクミン達の運搬力や戦闘力を頼って達成していくことになる。 栄養源とならない物体も運搬してくれるピクミン達に、生物学的に疑問を感じたオリマーは、 「ピクミンは引き抜いた者を自分達のリーダーだと思い従順に働き、リーダーが労働力欲しさの為にピクミンの数を増やしてくれることで繁栄できるという、ある種の共生関係を築く生物なのでは」 と推測している。 単体では非力なピクミン達ではあるが、優れたリーダーに指揮されれば自分達の数十倍もある巨大生物すら倒して自分達の増殖の糧に出来る。 となれば、仲間が大勢死ぬような過酷な戦いに挑む事にも躊躇しないのだ。   ゲーム中では基本的に自己主張らしい自己主張はしないが、情緒が一切存在しないという事もない。 好物の大地のエキスを見つけると一目散に吸いに行ったり、フリー状態で放置するとその場で遊んだりストレッチしたりと好き勝手したり、隊列を組んで歩いていると時折鼻歌を歌ったり((釣られてオリマーも歌ってみたら、あまりの音痴さに一瞬で静まり返った事があるらしい))、オリマーにダンスを仕込まれたりなど色々な表情を見せている。 そうした愛嬌と弱肉強食のドライさが同居しているのもピクミンの魅力と言えるだろう。 *ピクミンの種類 **&color(red){赤ピクミン} 和名:アカネピクミン 学名:Pikminidae rubrus 各ゲームにおいて、作中で最初に出会う赤いピクミン。((ピクミン3では、最初に仲間にこそなるものの、黄ピクミンでのチュートリアルが先にある。)) 花は白色。 皮膚や筋肉が燃えにくい細胞で出来ており。&bold(){炎に触れても燃えず怯みもしない}という植物としてはとんでもない性質を持つ。 そのためブタドックリやカジオコシなど炎を扱う生物との戦いや間欠炎が多い場所で活躍。 尖った鼻のような器官が特徴で、この器官によりピクミンの中でも攻撃力が高いという特徴を持つ。 詳細な理由に関しては記載されていないため、「叩く際に突き刺す」説とか「この突起で頭の動きを制止することで葉の勢いをさらに上げる」説が存在する。 『ピクミン2』以降はピクミンが燃えても呼べば助けられる猶予が長くなったことで、&font(#8400d6){紫}や&color(dimgray){岩}に出番を奪われ気味に… そのためもあってか『4』では焚き火の種火を運ぶことができるようになっており、物を燃やすことができるようになった。 全種のピクミンの中で最も好奇心と闘争心が強いとされ、ショートムービーでも活発…というか、向こう見ずな行動をする様子が目立った。 『3』のアルフ達も「可愛い顔して好戦的」とコメントしている。 &color(Blue){ピクピクニンジンそっくり。} &color(Blue){おいしそうだけど我慢。} **&color(#FAB123){黄ピクミン} 和名:ミミヅキピクミン 学名:Pikminidae auribus 黄色いピクミン。花は赤とおなじ白色。 他のピクミンより高く投げることができる((水平方向の飛距離は変わらず。))為、高所にある物体の運搬や届かない位置の原生生物との戦いで活躍。耳のような器官が特徴で、高く飛ぶことができるのはこれで羽ばたいているため。 『ピクミン2』以降は電気が平気であることが判明。高圧電流の流れる柵や電極の破壊、エレキムシなど電気を武器とする生物との戦いで活躍する。&font(l){今はどちらかというとこっちがメインの能力として扱われることが多い。} 特に『2』では電気は即死なので重宝する。『3』では複数が手をつなぐことで電気を通す導線となる。 彼ら自身も身体に電気が流れる事に快感とエネルギーの充足感を感じる模様で、通電ギミックを作動させると即座に花ピクミンに成長する。 ちなみに空気中の静電気も蓄えやすい体質なようで、『2』以降では仲間になった際に体表をビリビリと電流が走る演出が見られる。 『ピクミン』では唯一[[バクダン岩>バクダン岩(ピクミンシリーズ)]]を扱うことができたのだが、『2』ではバクダン岩がすごく…大きいです…状態のため黄ピクミンでも持つことが出来ず、『3』では『初代』の大きさに戻り再度持てるようになったものの、別種のピクミンでも持てるようになり、『4』では大きさこそ変わらないがプレイヤー専用のアイテムとなったため、個性が少し潰れた。 その代わりに『3』以降では穴掘りが得意という個性が追加されており、他ピクミンよりも掘る速度が速い。『4』ではこの個性が大きく強化された。 要は作品ごとに個性の変化があるピクミンということである。 なお、3以降は高く飛ぶのを分かりやすくするためか、投げた時の声が他とは異なるものになった。 「高く飛ぶ」という特徴はすなわち「背の高い敵にも攻撃が届く」ということであり、攻撃力は並みにもかかわらずボス戦では活躍する機会が多い。特に[[ダマグモ]]戦。 &color(Blue){どう見ても耳ピクミン。}((『2』のドルフィン初号機も黄ピクミンのことを「耳ピクミン」と命名している。)) **&color(blue){青ピクミン} 和名:ミズアオイピクミン 学名:Pikminidae caerula 青いピクミン。赤黄と同じく花は白色。 水が平気で溺れない為、行動範囲が最も広い。大きな口に見えるのは「エラ」らしく、これで水中での呼吸が可能。&s(){常に開きっぱなしなのでちょっとマヌケっぽく見える。} 勿論ミズブタやミズモチのように水系の攻撃をして来る生物とも有利に戦える。また『3』以降では水深の深い場所では泳げるようになったため、ウオノコなど泳ぎ回る相手との水中戦もこなす。 なお『初代』『2』のみの仕様だが、水場でフリー状態で居ると溺れた他のピクミンを陸地に放り投げて助けるという行動が見られる。この際、重さ10の紫だろうがブン投げることが可能。 『初代』~『3』では最後に仲間になる。&s(){『2』(特にGC版)では[[バグ]]で黄ピクミンより早く仲間に出来るのは内緒の話。}出来る子は遅れてやってくるのです。 しかし『3』では合流があまりに遅すぎて活躍の場が少なく、水路を通れるという利点の一部を優秀な羽ピクミンに食われていることもあって空気気味。 一応羽ピクミンと異なり、水中の敵を倒したり、水に沈んだものを運ぶことが出来る利点はあるのだが… 『4』では序盤に仲間になるようになったので、それに伴って活躍の場も増えている。 『2』までは「水の上を渡れる」という唯一無二のアドバンテージがあったのだが、同じことができる羽ピクミン氷ピクミンにそれを奪われて以降は「潜れる」方向にシフトしている。 「3」以降では、魚系の敵にトツゲキさせると泳いで向かっていくため、敵が水面付近にいようが海底にいようが張り付いて攻撃できる。 &color(Blue){口に手を入れてみたくなる。} **&color(#8400d6){紫ピクミン} 和名:ヨコヅナピクミン 学名:Pikminidae yokozunum 『ピクミン2』から登場した紫色のピクミン。丸々太ったぽっちゃりボディと頭に数本生えた毛のような突起物が特徴。花はピンク色。 和名の通り、『2』の初登場シーンでは横綱のごとく四股踏みを披露した。 体内の筋繊維の密度が他のピクミンとは桁違いに多く、1匹で10匹分の重さと力があり、重い物の運搬や仕掛けの作動に重宝。 コイツが主役を張る作品では紫が100匹=&bold(){ピクミン1000匹分}必要になる運搬物が登場する。それらの必要運搬数のインパクトで「どうやって運ぶんだコレ」とおったまげるプレイヤーも多いだろう。 原生生物に投げると落下の衝撃で大ダメージが入る上、落下時に衝撃波が発生し、敵に当たると一定確率で麻痺させられる。しかも若干ホーミングするというチート仕様。さらには赤ピクを上回る攻撃力まで併せ持つ。 ゲキニガによる石化で防御力が上がり、ダメージが入らなくなるボスにも衝撃ダメージは入るといった特性も持つ。 10匹もいれば大抵の原生生物をボコボコにできる。 足が遅く属性耐性が無いのが欠点だが、やろうと思えば全身燃え盛る[[ヤキチャッピー>チャッピー(ピクミンシリーズ)]]すらぶっ潰して鎮火させられる。 &font(l){紫ピクミン火に強い♪} また投げた時の「一定時間斜め上方向へ直行(壁にぶつかると沿う)した後真下に落下する」という独特の軌道を利用することで、 黄ピクミンしか届かないはずのお宝の一部を回収可能だったりする。 &font(l){紫ピクミン高く飛ぶ♪} とはいえ、移動速度の遅さゆえに原生生物に捕まってしまい美味しく頂かれてしまうことも多いので、少々慣れは必要。 身体が重いため[[フーセンドックリやアオケダタラ>ドックリ系(ピクミン)]]が吹き出す風に吹き飛ばされない。 その他、あまり知られていないが「動じない」「混乱しない」とでも言うべき謎の耐性もあり、何故か他のピクミンであればパニックに陥る[[タマゴムシ]]の匂いにも動じない。仕様上同じ処理がされていると思わしき[[ダイオウデメマダラ]]の雄叫びにも怯まない。 タマゴムシに至っては、前述の衝撃波で一掃することも可能。 『ピクミン3』ではストーリー中には使えずミッションモードの「お宝をあつめろ!」にのみ登場。 攻撃力の低下、衝撃波による麻痺やホーミングの廃止、サライムシに振り払われたりフーセンドックリに吹き飛ばされたり、後輩の岩ピクミンの台頭などの影響で大幅に弱体化されてはいるが、10倍の怪力は相変わらずであり運搬要員としては羽にも負けないほど強力。ほぼ紫専用のミッションも存在する。&font(l){ぶっちゃけそのミッションでは羽ピクミンの方が活躍するのは内緒} 『ピクミン3デラックス』でサブストーリーが追加されたが、そちらでの出番は残念ながら無し。 『4』ではダイオウデメマダラなどによるパニックへの耐性や麻痺こそ失ったが、衝撃波の攻撃範囲が強化されたほか、 「どっすん」せずとも投げて貼り付けただけで追加ダメージが入るようになるなど、『2』ほどではないものの戦闘力が上がった。あと投げたときのこえが低くなった。 やろうと思えば『2』の時と同じ感覚でダイオウデメマダラやヤキチャッピーをゴリ押しで仕留めることも可能。 多くの人にとっての初邂逅はよりによって[[アイツ>アメボウズ]]の城になるため、よりその背中が輝いて見えることだろう。 設定上では鈍足が理由で他のピクミンと共生できず、地下にのみ生息するようになった希少種とのこと。 オニヨンも確認されておらず、野生種は絶滅してしまったのではとも言われている。その一方で、太古の名残を宿す洞窟にならオニヨンが残っているかもしれないとオリマーは推測している。 また、紫ピクミンが発する衝撃波は&bold(){空間を歪めるほど強い}と言われ、[[この次元に固定されていない存在>アメボウズ]]を実体化させることができる。 &s(){CMソングを改変して、「紫ピクミン ただのデブ♪」と歌った人も多いのでは。実際は超有能なデブだけど。} &color(Blue){重すぎて肉を叩かせる加減が難しい。} **&color(#91a89f){白ピクミン} 和名:シロブシピクミン 学名:Pikminidae venalbius こちらも「ピクミン2」から登場した赤目で小柄な白いピクミン。花は紫と同じくピンク色。 体内に[[毒]]を持ち、自分を捕食した生物にダメージを負わせる事が出来る。 本編中では見られないが、ショートムービー内では鉄をも瞬時に溶かす超強力な酸を吐いたりしている。 勿論自身も毒に耐性があり、毒ガスが充満しているような場所でも平気で動き回る事が可能。 また、大きな赤い目のおかげで地中の物体を感知することができ、完全に埋まったお宝を発掘できる。 &s(){キモいかカワイイかで意見が激しく分かれる。} 他、紫ピクミンとは逆に足がメチャクチャ速く、葉の状態ですら走るオリマーに余裕で追いついてくる。 花ピクミンに至ってはオリマーを追い越してしまうことも。 このため、タイムアタックを目指す玄人プレイヤーからはハイスコア更新要員として重宝されているフシがある。 『ピクミン3』『ピクミン3デラックス』に関しては、紫ピクミンと同じく、なんなら敵側の毒属性不参加と爆弾岩の復活、攻撃力の低下、そして完全に埋まった物品が全てのピクミンで掘り返せるようになったことにより紫以上に割を食ってしまった。 とはいえ超スピードは健在であり、特に金塊やブドウなど往復して運ぶものを効率よく運べるため、活躍の場は存在している。 『4』でも基本的な性能は変わらず、完全に埋まったお宝も全色のピクミンが掘り返せるが、毒属性の敵の復活により出番が増えた。ダンドリチャレンジなどではその足の速さを上手く活用できるかがカギになる。 また性能には関係ないが、声が他のピクミンとは完全に異なる高いものに変更された。 体内の毒のせいで他のピクミンと共生できないのか、紫ピクミンと同様今や地下にのみ棲息する希少種。 またその紫ピクミンとは対照的に短気な性格で、ショートムービーではのっそりと動く紫ピクミンに苛立ったり、ショベルカーの解体作業を早く終わらせようと酸を吐きまくったりしている。それを他のピクミンたちに止められたが、あろうことかこの白、酸をピクミンたちにばらまいた。幸い被害者0 また、毒の種類はジテルペン系アルカロイドで、現実でも毒草で有名なトリカブト等がこの毒を持っており、食べると嘔吐、呼吸困難、臓器不全に陥り、最終的に心停止で死亡する。同時に生薬として根塊を「附子」という名で使用されることがある。 &color(Blue){食べさせる派。} **&color(green){ヤドリピクミン} 学名: Parasiticus pikminicus 『ピクミン2』のオリマーメモでその存在が語られたピクミン。 他の生物に寄生するピクミンで、寄生した宿主の神経に根を伸ばして自由を奪ってしまう。 寄生された生物は頭からピクミンと同様の葉が生え、ピクミンのように隊列行動を取るようになる…が、捕食に関しては宿主の本能任せ。 このため、ヤドリピクミンに寄生された生物がピクミンを襲うことも普通にある。 他生物との共生を積極的に行うピクミンの習性から、寄生ではなく何かしらの共生ではないかという説もあるらしい。 『ピクミン2』ではヤドリピクミンそのものは登場せず、アカチャッピーに寄生した個体「[[ハチャッピー>ハチャッピー/コッパチャッピー]]」として登場。 (コチャッピーと違ってチビクマ同様に本物の)子供のコッパチャッピーを連れて地下に出現する。 親を倒すとコッパチャッピーはオリマーに従うようになり、全ての属性に耐性を持つ、万能の働き手になってくれる。 ただし洞窟内でしか登場しないし、洞窟の外には連れて帰れない。 ちなみに死んだときに昇天していく魂の形は敵生物と同じ。 **&color(dimgray){岩ピクミン} 和名:イワ&color(green){ヤドリ}ピクミン 学名:Pikminidae habisaxum 『ピクミン3』から登場した、新種の灰色のピクミン。美脚。 小石のような硬い体が特徴で、その硬さを利用した体当たりでガラスの壁や水晶を粉々にしてしまう。花は紫色。 [[イモガエル>イモガエル/マロガエル]]や[[ダマグモ]]系などのピクミンを押し潰す攻撃や、ハオリムシ系や『3』のラスボスである[[アメニュウドウ]]などの突き刺し攻撃も無効化するため、倒せない人は岩ピクミンを連れて行ってみよう。 ただしチャッピーなどには普通にポリポリ食べられてしまうので過信は禁物。 また、ポータルサイト「ピクミン ガーデン」の原生生物図鑑によれば、内部は空洞になっており固い地面の上で押し潰されると砕けてしまうらしい。 そのため、コンクリや金属の上などの固い地面の上で押し潰し攻撃を受けた場合、流石に耐え切れずに死んでしまう。本編ストーリー中はそのような状況には出くわさないが、ミッションモードでは発生する((『機械仕掛けのブルース』の鉄板の上でイモガエルに襲われるなど))ので要注意。 投げつけて命中した時の攻撃力が高いので、(本編には)紫ピクミンがいない『3』での切り込み隊長。 その代わり、丸い体のせいか他のピクミンが当たり前に行える張り付き攻撃ができないという特徴がある。 張り付きの代わりに体当たりで攻撃する関係上岩ピクミン自体の攻撃効率は悪く、他のピクミンのように突撃で一気に攻めるのには向かない。 積極的に投げて呼んでを繰り返して、サポートしてやろう。 ただ、一所懸命走ってコロコロ転がる姿はかわいい。 敵によっては貼り付けない短所が長所になることもあり、全身が燃えているヤキチャッピーにダメージを与えたり、振り払われた時に吹っ飛ばされて奈落に落ちにくかったりする。 「4」では体当たりでも投げた時と同じダメージを出せるようになり、突撃等での攻撃能力が大きく上昇。なんと瞬間火力では赤や紫どころかゲキカラ状態のピクミンすら上回る脅威的な爆発力を手に入れた。紫とは違うのだよ紫とは! 『Hey! ピクミン』では&bold(){地面の状態に関係なく押し潰し攻撃を受けると死ぬ}ので要注意。 和名にヤドリピクミンとつくとおり、生物ではなく無機物である岩に寄生して生まれたピクミンらしい。 解説でも「岩石に寄生した、ヤドリピクミン」とあるので上記のヤドリピクミンの一種だと思われるが詳細は不明である。 ピクミンガーデンにてその和名と解説が公開された際は、多くのピクミンプレイヤーに衝撃を与えたとか…… &s(){『3』まで登場しているピクミンの中で唯一スマブラに参戦していない。} &color(Blue){歯が折れそうになった…} **&color(hotpink){羽ピクミン} 和名:モモイロトビピクミン 学名:Pikminidae volarosa こちらも『ピクミン3』から登場した、小さな羽で空を飛ぶ新種のピクミン。どぎついピンク色の体に白ピクミンのものに似た大きな青い目と背中の羽が特徴。花は岩と同じく紫。 頭でっかちで体の小さいフォルムや、他と比べて可愛らしい声などがキュートという声もあれば、姿や挙動がコバエのようだという声もあり、なのでこちらも人によって好みが分かれる。 空を飛べるので、水の上や多少の起伏もなんのその。他のピクミンが回り道するところをまっすぐ飛んでいっちゃうことも。 ペレットやお宝も飛びながら運べる反面、他のピクミンを空中で振り落としてしまう点には要注意。 飛べる力の代償として、叩く力が弱く押し潰し攻撃もできないので戦いは他のピクミンに任せよう。 ただし、敵の弱点へ文字通り飛んでいけるので、飛行する敵、弱点が小さく且つ高いところにある敵…たとえばフーセンドックリやハチスズメ、[[ヘビガラス>ヘビガラス/アカヘビガラス]]のような敵との戦いでは一転して頼れる味方になる。 前述の通りピクミンの中ではもっとも非力だが、ゲキカラスプレーを使用すれば攻撃力が他のピクミンと並ぶため作中最強クラスの戦闘力を手に入れる。 &color(Blue){羽虫に攫われる夢を見た…} **&color(#00B2E5){氷ピクミン} 和名:コオリ&color(green){ヤドリ}ピクミン 学名:Pikminidae habiglacius 『4』に登場の氷で出来た身体を持つ水色のピクミン。 岩ピクミン同様ヤドリピクミンの一種で、大気中の水分を凝結させて作り出した氷に寄生して身体を得ている。 なお体内の核が常に超低温の冷気を発している為、暑い場所でも溶けてしまう事は無い。 花は黄色。 相手に貼り付いて一定量攻撃することで凍結させることができる。 これはゲキニガスプレーの[[石化]]に似た仕様で、そのまま砕くと普通のアイテムを落とさない&死体が残らない代わりに大地のエキスを落とす。 攻撃力自体は他のピクミンより低めなので、戦闘時は赤ピクミンなどと組み合わせたい。 勿論自身も冷気に耐性を持ち、寒い場所でも凍えたりしない。 なお、この凍らせる効果は食べられた際も有効で、本当にヤバい局面では氷ピクミンを食べさせて凍らせる白ピクミンのような使い方もできる。 ただし、ダンドリチャレンジ等のチャレンジモードで本来運ぶべき敵を凍らせて砕いてしまった場合、その分のスコアが獲得できなくなってしまう。 氷らしく水に浮かぶので水上を通過でき、水面に一定数投げ込むと水面を凍らせて足場にする。 水面を凍らせている最中は動けないものの、他のピクミンや主人公が足場として利用することができる。 また凍らせた水場に敵がいた場合、水面と一緒に凍結する。このときの凍結は氷ピクミンを隊列に戻すまで&bold(){永久に続く}ため、雑魚やボス格の敵ですら残りのピクミンやオッチン、時間はかかるがパンチでも安全かつ一方的に倒しきることも可能。水場があったらとりあえず何匹の氷ピクミンで凍らせられるか確認しておこう。 その他、他のピクミンでは触れるだけで凍ってしまうドライアイスや、「水こんにゃく」というゼリー状の障害物を凍らせて破壊する事も可能。 あくまで「水に浮く」だけであって「溺れない」わけではないので、ミズブタやミズンボウなどの攻撃で顔に水がかかるのは苦手。 もちろん、運搬中に水場を通過したり、水中の敵と戦ったりする事も出来ない。 加えて氷なので火に弱く、燃え始めてから死ぬまでの時間が他のピクミンより少し短い。 また非常に強力な凍結能力だが、中盤以降はフブキブタやコオリフーセン、コンコチャッピーといった凍結無効の敵が出てくるため注意。ただし、こちらも相手の凍結攻撃を受けないため一概に不利とは言えない。 ラスボスのダメージ制限が入る瞬間に凍結させると、次のダメージ制限までダメージを与えることができる。 &color(Blue){食材を凍らせるのに重宝する。} **&color(yellowgreen,black){ヒカリピクミン} 和名:トコヨノヒカリピクミン((『トコヨ』とは常世(神様や幽霊が住まういわば『あの世』)の事だと思われる。つまり…)) 学名:Pikminidae supravelum 同じく『4』で登場。 黄緑色に光る[[幽霊]]のようなピクミン。足はなく、頭でっかちなフォルム、左右非対称な顔が特徴的。花は氷と同じ黄色だが、形状は星型。大地のエキスで花になるのではなく時間経過で花に成長する。 その生態から便宜上ピクミンと呼ばれているものの&bold(){本当にピクミンかどうかはわかっておらず}、生物図鑑上の科目も『?科』となっている。また生体反応が存在しないらしく、[[生物よりもエクトプラズムの類なのではないかという意見も出ている>アメボウズ]]。が、ポンガシグサに入れるときちんとピクミンに変換される。 あらゆる属性に対する耐性を持つ、ワープする((正確には戦闘や作業を終えフリー状態になった瞬間、隊列にワープして戻ってくる))、複数が合体して巨大な閃光弾「フラッシュバースト」と化して敵を怯ませるといった、他のピクミンにはない特異な能力の数々を持つ反面、日光が苦手で明るいところでは連れ歩くことができない。 また当然捕食されたり攻撃を受けると消滅して数は減るが、粒子のような存在になるだけで&b(){死んでおらずいずれ復活する}という。とはいえゲーム的には改めて増やし直す必要があるし、&b(){生物図鑑の『やられた数』にはきっちり記録される}ため、真の無犠牲クリアを目指す方は注意されたし。 他のピクミンとは異なりオニヨンではなく「ヒカリヅカ」という光る蟻塚のようなものを拠点としており、これに金平糖状の「ヒカリペレット」を入れることで新たな個体が生み出される((ヒカリペレット3個で1匹分が出現する))。 このヒカリヅカに蓄えられたエキスは他の原生生物の大好物らしく、夜な夜な彼らの襲撃を受ける事になる。 ヒカリヅカの防衛に協力すると、増えたヒカリピクミンは休眠状態となって&bold(){ヒカリのタネ}というアイテムとして仲間に加わる((防衛後の隊列に居るヒカリピクミン5匹につきヒカリのタネ1個分となる))。 これを夜や洞窟などの暗所で使用すると、ヒカリヅカが無い状態でもヒカリピクミンを隊列に加えることができる。 洞窟で使える・すべての耐性をもつことから『2』の&s(){可愛くない}コッパチャッピーのような存在になっている。アイテムとして洞窟であればいつでも使えるため利便性が上がっているが、今作では洞窟入場時におすすめピクミンが表示されるうえ、野生ピクミンを隊列に加えることができるため使わなくてもギミックの対応はできるようになっている。巻き戻し機能が実装されているためピクミン大量死の対策としても使われない。 そんなヒカリピクミンが大活躍できる場所が最後の洞窟である「王の穴」。多めの紫ピクミン・アイスバクダンでためた氷結ゲージを満タンにするための少量の氷ピクミン・ギミック用のヒカリピクミンで突撃すれば、わんさか出てくるボス達を粉砕できる。 &color(Blue){生き物のにおいがしない。} **その他のピクミン ・&font(b,#606,#fdb){キノコピクミン} 初代紫ピクミン。[[ボケナメコ]]の胞子を浴びて洗脳・変化した姿。 紫の体色に完全な白目、本来なら葉や花が生えている場所にキノコのカサが生えており、 積極的にオリマーに纏わりついて襲ってくる。&s(){日頃の怨みでございますよ。} ピクミンで倒したときに洗脳が解ける確率は半々であるが、オリマーに振り払われると確定で元に戻る。 ボケナメコは初代と『4』に登場するが、『4』では胞子の効果が変更されたことで初代でのみの登場となっている。 しかし敵としてピクミンが襲い掛かってくる状況は『2』以降でも2Pバトルモードで受け継がれており 相手のピクミンから直接攻撃を受けると、キノコピクミンと同様にまとわりついてくる。 ・&font(s,b,#700){茶ピクミン(仮)} &s(){『Hey』で[[とあるamiibo>とびだせ どうぶつの森]]を読み込ませた際のオリマーのコメント。} #openclose(show=ピクミン1で脱出に失敗すると…(ネタバレ注意!)){ ・&b(){オリマーピクミン(仮称)} 『初代』の[[バッドエンド]]に登場。 ドルフィン号のパーツは集まらなかったが、もはや生命維持装置も持たない。イチかバチかでドルフィン号を飛ばす…が、結局惑星からの脱出は叶わなかったオリマー。 翌朝、オリマーの亡骸をオニヨンへピクミンたちが運び込むと、そのまま吸い込まれ…放出された種からはオリマーにそのままピクミンの葉が生えたような見た目のピクミン(?)が生まれたのだった。 余談だが、『2』でもリーダーが昼寝してるとピクミンに運ばれてオニヨンの餌にされかける。 さらに『3』ではオリマーが力尽きてピクミンの餌にされる悪夢を見てしまう。 ピクミンは自分達のリーダーをどう認識してるのだろうか…? } #openclose(show=そしてピクミン4では…(最新作ネタバレ注意!)){ ・&b(){葉っぱ人} 頭にピクミンのような葉の生えた、全身毛むくじゃらのような姿になってしまった者たち。 その正体はオニヨンに回収される事で、&bold(){ピクミンの遺伝子を植え付けられ『ピクミン化』させられた}遭難者の成れの果てで、いわば『&bold(){ピクミン人}』ともいうべき存在。 ピクミンの遺伝子を獲得した結果、猛毒の酸素が充満する[[PNF-404>PNF-404(ピクミンシリーズ)]]の大気中でも問題なく生存できる。 また、ピクミン化させられる前にどんな重傷を負っていても治癒することができる強力な自己再生力を持つようであり、 『4』ではキャプテン・オリマーや救助隊のバーナードが、瀕死の状態から葉っぱ人化を経て五体満足な状態で生還している。((特にオリマーは遭難とは一切無関係な肩こりまで完治している。)) その代わりに効率と手際の良さ、すなわち『&bold(){ダンドリ』を最優先するよう思考が単一化}されてしまっており、ある意味&bold(){ピクミンの統率をするのに最も都合が良くなるよう洗脳}されてしまっている状態となる。 この状態では救助する事はほぼ不可能で、ダンドリバトルやダンドリチャレンジといった葉っぱ人との対決を打ち負かして気絶させることで、何とか連れ帰る事が可能になる。 さらに、ピクミン化した生物は&bold(){ピクミンのいない環境にいると衰弱し、恐らくやがて死に至る}のではないかという疑いもある。 これはピクミン化した[[宇宙犬>宇宙犬(ピクミン)]]であるモスとオッチンの2例において、両者ともどんな環境にも適応できるほど屈強な種族であるにも関わらず、&bold(){宇宙船に乗り惑星から離れる度に体調が悪化していくという極めて不可解な現象}が起きた事で確認された。 幸い、専用の薬品を投与すればピクミン化した生物を治療することが可能。 薬品の作成方法は夜中のヒカリヅカから採取できる『&b(){ヒカリのミツ}』と『&b(){ピクミン化していない投与対象生物の細胞}』を調合することで、 プレイヤーはミツを採取するため、真夜中の探索でヒカリピクミンと供に原生生物からヒカリヅカを守り抜くことになる。 また、葉っぱ人を治療する際はほかの宇宙人の細胞が簡単に調達できるので問題ないが、 オッチンの場合は何とかして&b(){ピクミン化していない宇宙犬の細胞}を手に入れる必要がある。 なおピクミン化の治療薬は『生まれながらピクミンに寄生されていたもの』に対しては効き目がないらしく、PNF-404で生まれたモスに同じ薬を投与しても葉っぱはそのままだったため、最終的にモスはピクミン達のリーダーとしてPNF-404に残る事となった。 葉っぱ人化はヒカリのミツを経口摂取することで予防可能であり、これを食料としていたコッパイ星人達はオニヨンに吸い込まれても葉っぱ人と化しなかった。 そのため騙されてミツを口にしたディンゴや、コッパイ星人からミツを奪って食べたルーイも同様に葉っぱ人化しないものと思われる。 &color(Blue){ちょっとクセになる味。おなかと頭らへんが、ポカポカする。} 逆にあまりに長期間葉っぱ人化していると人間の頃の記憶が薄れていき、代わりに新たな自我が芽生える。 『オリマー遭難記』を語り終えた後に発見された『&b(){葉っぱ仙人}』なる白い葉っぱ人は、ややカタコト気味だったオリマーら遭難者と違い流暢に喋っており、さらに自分の過去の記憶も既に忘れている上に、今の自分に生きがいを持っており、PNF-404にダンドリの極意を伝え残すべく救助を固辞している。 これまでの情報を統合すると、ピクミンという種には - 自分たちを導くリーダーに従う一方で&bold(){優秀な個体には同化を試み}、成功した暁には&bold(){ピクミンという種が生存するために最適な思考になるよう洗脳する} - 獲得したリーダーが逃亡したり統率を放棄したりしないよう、&bold(){自分たちから離れられないような体質に変化させて恒久的にリーダーを得ようとする} という恐ろしい一面があるのではないだろうか……? 一応、ピクミン達が自らが積極的に葉っぱ人化を試みたのはリーダーが命を落とす直前であり、葉っぱ人と化すことでオリマーは一命を取り留めているため、葉っぱ人化は優れたリーダーを失わないためのピクミンなりの蘇生・延命措置の手段という側面が強いのかもしれない。 もし最初からリーダーを自分たちの仲間に引き入れるつもりならば、それこそ数の暴力で無理やりオニヨンに運んでしまうという手段を取ってしまってもいいはずだが、作中ではもちろんそんな真似はしていない。 彼らの中ではリーダーの意思を尊重しようというスタンスが基本なのだろう。 その一方、オリマーがドルフィン号で脱出を試みた際には、別れを惜しむオリマーを意味ありげに見つめているだけだったのに対し、&bold(){落下してきたオリマーの葉っぱ人化に成功した際には目に見えて歓喜していた。} ただ単にオリマーの延命に喜んでいるだけなのかもしれないが、ひょっとするとオリマーに対して、 &bold(){「できることなら脱出に失敗してこの星にとどまってくれないだろうか」}と考えながら協力をして、その念願が叶って喜んでいたという可能性も…… それぞれの個体としてのピクミンは複雑な思考はしていないようなので、単純に死ななかったことを喜んでいるとも考えられる。 } *ピクミンの近種? **&color(red){オ}&color(#FAB123){ニ}&color(blue){ヨ}&color(#777777){ン} 和名:ピキノシガンバナ((ヒガンバナ(彼岸花)ではない。恐らく彼岸(あの世)の反対である此岸(シガン、この世のこと)だと思われる)) 学名:Lillium pikminporta ピクミンの母体にして巣のような存在。名前はホコタテ星の植物『オニヨンタマネギ』に似ていることから名づけられた。 その名の通り玉ねぎ状のUFOのようなもので、大きな白い花型のプロペラを回転させ、下部ノズルから火を噴いて飛行し、地面に着陸する際は下部から生えた3本の足を延ばして自立する。 普段ピクミンたちはこの中に格納され眠っている状態で、オリマーたちリーダーがオニヨンの下に立って呼び出すことで足を伝って外に出てくる。 夜になるとピクミンたちはオニヨンの中に戻り、飛行するオニヨンの中で原生生物が狂暴になる夜をやり過ごしている。 //(なぜか4では飛行せずに地上で夜を過ごす、1,2,3では宇宙船が飛び立っているのについて行っていたということなのか、もしくは4での世界観刷新による仕様変更なのか)。 //夜の探検時にビーグル号と別れてそのまま飛んでいくので、描写されていないだけで上空待機しているのかと ピクミンがペレットや倒した原生生物などの栄養源をオニヨンに運んでくると吸いこんで吸収し、その栄養価に応じた分の数だけ、オニヨンと同じ色のピクミンのタネを噴き出して埋める。 裏を返せばその色のオニヨンが存在しない色のピクミンは、直接増やす手段もないという事になる。 種や地面の芽も含めて地上に100匹((『3DX』の難易度:ゲキカラでは60匹))を超えるピクミンを出そうとしない性質を持っており、 その制限を超えてピクミンを増やそうとすると、地上に種を出さずオニヨンの中で葉ピクミンが増える。 これはピクミンの全滅を防ぐ為の生存本能故の性質であるらしい。ピクミン達のか弱さや他の原生生物の危険性を考えれば納得だろう。 また、オニヨン内含めその色のピクミンが本当に全滅してしまった場合、オニヨンが力を振り絞って1匹分だけ種を出してくれる。 このようにピクミンと切って離せない重要な存在だが、ピクミンではなく後述するポンガシグサ類の方が生物学的には近似種であるとのこと。 またそのあまりに生物離れした特徴から、生物学者のピットは「自然発生したのではなく、何者かがピクミンを効率よく増殖させるために生み出した一種の生体工場なのではないか」と考察している。勿論その真偽は不明。 『1』『2』ではティーポットのようなやや機械的なデザインで、赤、黄、青の三種類にそれぞれ分かれていた。 『3』ではデザインが大きく変更され、より植物に近くなった。さらに異なる色のオニヨンが一つに合体するようになり、新しいオニヨンを発見すると、1日の終わりに合体する仕組みになっている。この仕組みによりピクミンを出し入れする際の「各色のオニオンに移動する」という手間がなくなった。 『4』ではデザインがさらに有機的になり、玉ねぎというよりトマトそのまんまな見た目で登場。 これまでとは異なり発見してもその場で起動せず、拠点まで回収しなければならない((最初のオニヨンは拠点まで運ぶと起動し、それ以降のオニヨンは起動済のオニヨンに吸収され『3』と同じく合体する))。そのためコレクションアイテムの一環にもなっており、一度地下で出会ったピクミンでもオニヨンがないと増やすことができない。 自分の色のオニヨンがないピクミンは「その時点で最も数の少ない色のピクミン」のためにペレットやオニヨンを運ぶ((なお既に合体済みの色のオニヨンを再び回収すると、対応した色のピクミンが20匹増える。共食い…?))。 またピクミンを出せる最大数が20匹まで減っており、これを従来通りの100匹まで増やすには後述のガーリップという球根をオニヨンに吸収させる必要がある。 #openclose(show=さらに『4』では…){ 一度エンディングを見た後に解禁されるモード、『オリマー遭難記』をクリアすることで解禁される「葉っぱ仙人の挑戦状」の伍ダン、終ダンをクリアすることで長らく存在が確認されていなかった白と紫のオニヨンが入手できる。 } &color(Blue){よく見ると足に毛がびっしり生えている。} ***&color(green){ガーリップ} 和名:ギョウジャシガン 学名:Bulbus lillium 『4』で登場したオニヨンの近縁種。形はオニヨンにそっくりだが、より根菜らしいクリーム色の見た目をしている。 [[高い栄養素を持ち独特の強い匂いを発する野菜で、食べると疲労回復や滋養強壮の効果が期待できる>ニンニク/大蒜]]。 またガーリップの発する匂いはオニヨンの成長ホルモンに似ているらしく、これを吸収したオニヨンは成長が促進され、外に出せるピクミンの数が10匹増える。ただし100匹以上出せるように成長することはなく、既に100匹出せる状態のオニヨンがガーリップを吸収すると、栄養素を大地のエキスとゲキカラエキスに変換して噴出する。 &color(Blue){油で炒めて香り付けに。食べ過ぎると体が臭ってくる。} **&color(red){ポ}&color(#FAB123){ン}&color(blue){ガ}&color(#8400d6){シ}&color(#91a89f){グ}&color(dimgray){サ}&color(hotpink){類} 和名:ポンガシグサ 各種 学名:Flora rufusia 謎の多い植物。ピクミンの類縁種とも進化系とも、はたまた未熟成のオニヨンとも言われるが詳しくは解明されてない。 ピクミンを投げ込むと花弁が閉じ、色に対応したピクミンに変換させる効果を持つ。 一定数ピクミンを変換させると枯死する。どう見ても得してるのはピクミン側だけであり、なぜこのような生態なのかは謎。 便宜上ピクミンと呼ばれているだけのヒカリピクミンも変換可能。 色が一定周期で変化し、投げ込まれた時の花の色に応じた種類のピクミンを増やす&b(){&color(red){ポポ}&color(#FAB123){ガシ}&color(blue){グサ}}という変種も登場する。 中で何が起きているかは見せられません。 『1』で一度に変換可能な数は10匹で最大50匹変換可能。実は枯死する条件が特殊で、ピクミンの変換数問わずに5回種を吹き出すと枯死する。 『2』以降は一度に変換可能な数は5匹で、5匹変換すると枯死する。また、『3』以前と移行で外見が大きく変化しているが性質は同じ。 余談だが『3』で爆弾岩を持ったピクミンを投げ込むとそのまま枯れる。投げ込んだピクミンは返ってこない。 『4』の場合は、アイテムとなったバクダン岩を放り込んでも爆発せず、そのまま吐き出すようになった。吐き出したバクダン岩はアイテムとして回収可能。 『2』時点では白ピクミンと紫ピクミンはオニヨンが存在せず、ポンガシグサによる色の変更でしか増やせないが、 『初代』のエンディングにて様々な色のオニヨンが飛行している様が描かれている為、もしかしたら確認されていないだけで存在するのかもしれない。 &color(Blue){どの色も サラダには向かない。}((『2』によると、赤:辛すぎる、黄:酸味が強い、青:青臭い、紫:脂質が多く胃がもたれる、白:腐りやすい、ポポガシグサ:お腹を下す)) **&color(green){ペレット草} 和名:アメノツユクサ 学名:Amplus nutrio ドロップキャンディのような結晶状の実『&b(){ペレット}』をつけ、その周りに白い花びらを咲かせる、PNF-404では一般的な植物。 ピクミンやオニヨン類などと同じく筋繊維を持っているほか、攻撃すると「ピーッ」という甲高い声(?)を上げる。そのため動かないもののピクミンとは比較的近い種なのではないかと考えられている。 ペレット草を攻撃してある程度ダメージを与えるか、小さいものならペレットにピクミンを直接投げ当てるとペレットを落としてしぼむ。とはいっても枯れた訳ではなく、ある程度時間を置けば再びペレットを結実させて咲く((『3DX』までは翌日、『4』では半日ほど経てばペレットが復活する。))ほど成長が早い。 &b(){ペレット}はペレット草が大地のエキスを結晶化させてできた実で、前述の通りドロップキャンディのような円筒状半透明の見た目で、表面には大きく数字が表れている。 この数字の大きさはペレットの大きさに比例しており、1, 5, 10, 20 の4サイズがある。 また、数字以上の匹数分ピクミンが居れば運搬できるほか、同じ色のピクミンでオニヨンに運べば数字分の、違う色の場合の場合は数字の約半分のピクミンが増えるという、ピクミン達にとって目安にしやすく&s(){あまりにも都合が良すぎる}ようになっている。 なお、ペレット草からだけでなく、原生生物を倒した時もこのペレットを落とすことがある。 これは栄養価の高い大地のエキスを結晶化して固形物にできるのがペレット草(とその近縁種)だけで、多くの原生生物がこのペレットを主食の一つにしているからとの事。 &color(Blue){スープに入れると味がまろやかになる。} **&font(b,#9dff00,#6e5626){ヒカリヅカ} 和名:トコヨノヒカリヅカ ヒカリピクミンが巣や母体とするオニヨンのような何か。 蟻塚のような見た目をしており、夜になると拠点近くに生えてきて、朝になると再び土の中に姿を消すという。 中には強力な分解酵素がエキス状になって蓄えられており、これが発光しウロから黄緑色の光が漏れ出ている。 ヒカリヅカが存在する一帯ではエキスの影響により、原生生物は倒れても死骸を残さずに分解され、即消滅してしまう。質量の大きい原生生物の場合、その場にエネルギー結晶にしてヒカリピクミンのエサである&font(b,#eeffde,#000000){ヒカリペレット}を残す。 エキスの光に誘引された原生生物は狂暴化して、ヒカリヅカを襲撃するようになる。 ヒカリヅカが破壊されエキスが食べられてしまうと、ヒカリヅカは枯れたようにしぼんでしまうが、ヒカリピクミンを率いて防衛に成功すると、日の出とともにそれを濃縮した&font(b,#5cb800){ヒカリのミツ}として放出する。 このような生態から、ヒカリヅカは原生生物をわざとおびき寄せてはヒカリピクミンを使って倒し、その死骸を分解・吸収して栄養素をエキスに変換、最後は土壌に還元する分解者としての役割を持っているのではないか、と考えられている。 また拠点近くにしか現れない事から、ヒカリヅカはオニヨンの地下茎なのではないかとも推測されている。 なおヒカリのミツはオリマーら宇宙人たちが飲んでも問題なく、ある程度の栄養価を持つため食料に適しており、また体に酵素を取り入れる事で猛毒の酸素を吸入してもある程度は平気になるという。 一方で原生生物には強過ぎる効力から悪影響が発生する場合もあるようで、例えば[[ミウリン>ミウリン(ピクミン)]]がこのミツを摂取した状態で卵を産むと、分解酵素が悪影響を及ぼし[[腐敗した個体>ドドロ(ピクミン)]]が生まれてくるのではないかと考えられている。 &color(Blue){オニヨンと似たにおいがする。緑色のジュースはクセになる味。} *[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]では 3作目『[[大乱闘スマッシュブラザーズX]]』以降、ファイター「ピクミン&オリマー」として登場。オリマーの武器となる。 通常必殺ワザの「ピクミン引っこ抜き」にて引っこ抜くことができ、最大6匹まで連れ歩ける。ピクミンの色による出現確率は地面によって多少の違いがあるが、だいたいは赤・青・黄が出やすく紫・白はレア。連れているピクミンが多いほど上必殺ワザの「ピクミンつながり」のリーチが伸びて、復帰しやすくなる。 [[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U]]以降は連れ歩ける数が3匹になった代わりに、引っこ抜く順番が固定になったため管理がしやすくなった。 上必殺ワザは「羽ピクミン」になり、羽ピクミンに持ち上げられて上昇する。連れているピクミンが多いと重くなって上昇量が減るので注意。 因みに本編より攻撃力・耐久性ともに凄まじく上昇している。 本編でもこれぐらい強ければ…とは思ってても言わない。 各ピクミンの効果は大体以下の通り。 ◆&color(red){赤ピクミン} 吹っ飛ばし、ダメージとも安定して強く使いやすい。 攻撃は炎属性で、また一部相手ファイターの炎攻撃からダメージを受けない。 ◆&color(#FAB123){黄ピクミン} 吹っ飛ばしは弱めだが攻撃範囲が広い。また跳躍力が高い。 攻撃は電撃属性。 ◆&color(blue){青ピクミン} 吹っ飛ばし・攻撃力共に平均的だが、投げ技に使ったときに吹っ飛ばしが強い。 また一部ステージで水没しても死なない。   ◆&color(purple){紫ピクミン} 吹っ飛ばし・攻撃力ともに最強だがリーチが短め。溜めスマッシュの破壊力は異常。 横必殺技で投げつけると相手にくっつかず、そのまま体当たりでふっとばす。 ◆&color(gainsboro){白ピクミン} 吹っ飛ばし・攻撃力とも最低で使いづらい為立ち回りや復帰の際によく投げ捨てられたりする可哀想な子。耐久も脆い。 しかし跳躍力は高く、横必殺で引っ付いたときやつかみ攻撃のダメージはかなり高い。 **その他 ・『2』『3』では、5種類のピクミンをそれぞれ20匹ずつ計100匹連れていると鼻歌(1のテーマ曲「愛のうた」)を歌ってくれる(版権の都合かSwitch版『2』では不可能)。『4』でも詳しい条件は不明だが数種類の鼻歌が用意されている。かわいい。 ・youtube等で見れるショートムービーでは、喜怒哀楽と表情豊かなピクミンをみることができる。とてもかわいい。 #center(){♪僕たちピクミン} #center(){♪あなただけについてゆく~} #center(){♪今日も追記、修正、編集} #center(){♪そして} #center(){♪wiki篭る~} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,25) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/01/08 Sat 18:01:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『[[ピクミンシリーズ]]』に登場する、小型の二足歩行生物。 作中では「歩根類」と呼ばれる半植物半動物的な生物の一種とされる((ちなみに「歩根類」は他にもおり、『2』のびっくり菊が該当する。))。 *概要 [[キャプテン・オリマー]]が遭難した未知の惑星に生息する奇妙な生命体。 姿形が&font(#ff7800){ピクピクニンジン}(オリマーの故郷「ホコタテ星」に存在する野菜)に酷似していることからピクミンと名付けられた。((……が、後付けで和名(≒「未知の惑星」現地での名前?)も「ピクミン」であると設定されており、命名に矛盾が生じている。たまたま同じ名前だったか、便宜上「和名」とされているだけで実際には和名ならぬ「ホコタテ名」だったりするのだろうか?)) [[身長]]は大体2cm程度。公式では「プチトマトぐらい」となっている。 &bold(){オニヨン}と呼ばれる[[タマネギ>タマネギ(野菜)]]型の母体に、養分となる獲物の死骸やペレットを運び込むことで種として生まれ繁殖する。また、オニヨンはピクミンたちの住処でもあり、一部の例外を除き普段はオニヨンの中に住んでいる。 地面から自分を引き抜いた者をリーダーとして付き従う習性がある。 &bold(){一匹一匹は非常にか弱く、原生生物の攻撃(中には攻撃のつもりでないものも)や環境であっさり死んでしまう事が多い。}呆気なく命を落として、嘆きの声と共に魂が昇る光景はプレイヤーの心を軽く抉る。 しかし、それぞれの強みやリーダーの立ち回り次第で死亡を回避できる。シリーズ全体を通してなるべくピクミンを死なせないようにするのがカギとなる。 頭部には植物らしく大きな葉が生えており、地面に埋まった芽のまま放置するか大地のエキスを吸収することで &bold(){&color(white,darkgreen){&color(yellowgreen){葉}→&color(gainsboro){蕾}→&color(lightyellow){花}}}と変化し、移動速度や橋掛け等の作業速度が速くなっていく。 この成長状態は、(「3」を除いて)戦闘中に吹き飛ばされるなど危害が及ぶと散ってしまい、蕾や葉に戻ってしまう。特に4では吹き飛ばされるだけでなく、慌てたり溺れたり耐性の無い攻撃を受けるだけで簡単に散ってしまうようになってしまった。 また初代では花ピクミンが戦闘で死んだ場合、種を放ち新たなピクミンを芽吹かせることがあった… が、翌日に抜きに行かないといけない上に100匹制限にカウントされて邪魔だったためか2からは廃止された。 さらに、[[ゲキカラスプレー>ゲキカラスプレー/ゲキニガスプレー]]を散布すると頭部が赤く光り輝き、一時的に攻撃力と行動速度が跳ね上がる。 「3」以降では隊列がそのまま花になるメリットが追加された。「4」では待機中のピクミンや作業中のピクミンもゲキカラ状態になる。 -[[初代『ピクミン』>ピクミン(ゲーム)]]は四散した[[ドルフィン号>ドルフィン号/ドルフィン初号機]]のパーツの回収。 -『[[ピクミン2]]』はお宝の収集。 -『[[ピクミン3]]』はフルーツの収集。 -『[[ピクミン4]]』は要救助者の保護。 がゲームの目的となるのだが、これらをピクミン達の運搬力や戦闘力を頼って達成していくことになる。 栄養源とならない物体も運搬してくれるピクミン達に、生物学的に疑問を感じたオリマーは、 「ピクミンは引き抜いた者を自分達のリーダーだと思い従順に働き、リーダーが労働力欲しさの為にピクミンの数を増やしてくれることで繁栄できるという、ある種の共生関係を築く生物なのでは」 と推測している。 単体では非力なピクミン達ではあるが、優れたリーダーに指揮されれば自分達の数十倍もある巨大生物すら倒して自分達の増殖の糧に出来る。 となれば、仲間が大勢死ぬような過酷な戦いに挑む事にも躊躇しないのだ。   ゲーム中では基本的に自己主張らしい自己主張はしないが、情緒が一切存在しないという事もない。 好物の大地のエキスを見つけると一目散に吸いに行ったり、フリー状態で放置するとその場で遊んだりストレッチしたりと好き勝手したり、隊列を組んで歩いていると時折鼻歌を歌ったり((釣られてオリマーも歌ってみたら、あまりの音痴さに一瞬で静まり返った事があるらしい))、オリマーにダンスを仕込まれたりなど色々な表情を見せている。 そうした愛嬌と弱肉強食のドライさが同居しているのもピクミンの魅力と言えるだろう。 *ピクミンの種類 **&color(red){赤ピクミン} 和名:アカネピクミン 学名:Pikminidae rubrus 各ゲームにおいて、作中で最初に出会う赤いピクミン。((ピクミン3では、最初に仲間にこそなるものの、黄ピクミンでのチュートリアルが先にある。)) 花は白色。 皮膚や筋肉が燃えにくい細胞で出来ており。&bold(){炎に触れても燃えず怯みもしない}という植物としてはとんでもない性質を持つ。 そのためブタドックリやカジオコシなど炎を扱う生物との戦いや間欠炎が多い場所で活躍。 尖った鼻のような器官が特徴で、この器官によりピクミンの中でも攻撃力が高いという特徴を持つ。 詳細な理由に関しては記載されていないため、「叩く際に突き刺す」説とか「この突起で頭の動きを制止することで葉の勢いをさらに上げる」説が存在する。 『ピクミン2』以降はピクミンが燃えても呼べば助けられる猶予が長くなったことで、&font(#8400d6){紫}や&color(dimgray){岩}に出番を奪われ気味に… そのためもあってか『4』では焚き火の種火を運ぶことができるようになっており、物を燃やすことができるようになった。 全種のピクミンの中で最も好奇心と闘争心が強いとされ、ショートムービーでも活発…というか、向こう見ずな行動をする様子が目立った。 『3』のアルフ達も「可愛い顔して好戦的」とコメントしている。 &color(Blue){ピクピクニンジンそっくり。} &color(Blue){おいしそうだけど我慢。} **&color(#FAB123){黄ピクミン} 和名:ミミヅキピクミン 学名:Pikminidae auribus 黄色いピクミン。花は赤とおなじ白色。 他のピクミンより高く投げることができる((水平方向の飛距離は変わらず。))為、高所にある物体の運搬や届かない位置の原生生物との戦いで活躍。耳のような器官が特徴で、高く飛ぶことができるのはこれで羽ばたいているため。 『ピクミン2』以降は電気が平気であることが判明。高圧電流の流れる柵や電極の破壊、エレキムシなど電気を武器とする生物との戦いで活躍する。&font(l){今はどちらかというとこっちがメインの能力として扱われることが多い。} 特に『2』では電気は即死なので重宝する。『3』では複数が手をつなぐことで電気を通す導線となる。 彼ら自身も身体に電気が流れる事に快感とエネルギーの充足感を感じる模様で、通電ギミックを作動させると即座に花ピクミンに成長する。 ちなみに空気中の静電気も蓄えやすい体質なようで、『2』以降では仲間になった際に体表をビリビリと電流が走る演出が見られる。 『ピクミン』では唯一[[バクダン岩>バクダン岩(ピクミンシリーズ)]]を扱うことができたのだが、『2』ではバクダン岩がすごく…大きいです…状態のため黄ピクミンでも持つことが出来ず、『3』では『初代』の大きさに戻り再度持てるようになったものの、別種のピクミンでも持てるようになり、『4』では大きさこそ変わらないがプレイヤー専用のアイテムとなったため、個性が少し潰れた。 その代わりに『3』以降では穴掘りが得意という個性が追加されており、他ピクミンよりも掘る速度が速い。『4』ではこの個性が大きく強化された。 要は作品ごとに個性の変化があるピクミンということである。 なお、3以降は高く飛ぶのを分かりやすくするためか、投げた時の声が他とは異なるものになった。 「高く飛ぶ」という特徴はすなわち「背の高い敵にも攻撃が届く」ということであり、攻撃力は並みにもかかわらずボス戦では活躍する機会が多い。特に[[ダマグモ]]戦。 &color(Blue){どう見ても耳ピクミン。}((『2』のドルフィン初号機も黄ピクミンのことを「耳ピクミン」と命名している。)) **&color(blue){青ピクミン} 和名:ミズアオイピクミン 学名:Pikminidae caerula 青いピクミン。赤黄と同じく花は白色。 水が平気で溺れない為、行動範囲が最も広い。大きな口に見えるのは「エラ」らしく、これで水中での呼吸が可能。&s(){常に開きっぱなしなのでちょっとマヌケっぽく見える。} 勿論ミズブタやミズモチのように水系の攻撃をして来る生物とも有利に戦える。また『3』以降では水深の深い場所では泳げるようになったため、ウオノコなど泳ぎ回る相手との水中戦もこなす。 なお『初代』『2』のみの仕様だが、水場でフリー状態で居ると溺れた他のピクミンを陸地に放り投げて助けるという行動が見られる。この際、重さ10の紫だろうがブン投げることが可能。 『初代』~『3』では最後に仲間になる。&s(){『2』(特にGC版)では[[バグ]]で黄ピクミンより早く仲間に出来るのは内緒の話。}出来る子は遅れてやってくるのです。 しかし『3』では合流があまりに遅すぎて活躍の場が少なく、水路を通れるという利点の一部を優秀な羽ピクミンに食われていることもあって空気気味。 一応羽ピクミンと異なり、水中の敵を倒したり、水に沈んだものを運ぶことが出来る利点はあるのだが… 『4』では序盤に仲間になるようになったので、それに伴って活躍の場も増えている。 『2』までは「水の上を渡れる」という唯一無二のアドバンテージがあったのだが、同じことができる羽ピクミン氷ピクミンにそれを奪われて以降は「潜れる」方向にシフトしている。 「3」以降では、魚系の敵にトツゲキさせると泳いで向かっていくため、敵が水面付近にいようが海底にいようが張り付いて攻撃できる。 &color(Blue){口に手を入れてみたくなる。} **&color(#8400d6){紫ピクミン} 和名:ヨコヅナピクミン 学名:Pikminidae yokozunum 『ピクミン2』から登場した紫色のピクミン。丸々太ったぽっちゃりボディと頭に数本生えた毛のような突起物が特徴。花はピンク色。 和名の通り、『2』の初登場シーンでは横綱のごとく四股踏みを披露した。 体内の筋繊維の密度が他のピクミンとは桁違いに多く、1匹で10匹分の重さと力があり、重い物の運搬や仕掛けの作動に重宝。 コイツが主役を張る作品では紫が100匹=&bold(){ピクミン1000匹分}必要になる運搬物が登場する。それらの必要運搬数のインパクトで「どうやって運ぶんだコレ」とおったまげるプレイヤーも多いだろう。 原生生物に投げると落下の衝撃で大ダメージが入る上、落下時に衝撃波が発生し、敵に当たると一定確率で麻痺させられる。しかも若干ホーミングするというチート仕様。さらには赤ピクを上回る攻撃力まで併せ持つ。 ゲキニガによる石化で防御力が上がり、ダメージが入らなくなるボスにも衝撃ダメージは入るといった特性も持つ。 10匹もいれば大抵の原生生物をボコボコにできる。 足が遅く属性耐性が無いのが欠点だが、やろうと思えば全身燃え盛る[[ヤキチャッピー>チャッピー(ピクミンシリーズ)]]すらぶっ潰して鎮火させられる。 &font(l){紫ピクミン火に強い♪} また投げた時の「一定時間斜め上方向へ直行(壁にぶつかると沿う)した後真下に落下する」という独特の軌道を利用することで、 黄ピクミンしか届かないはずのお宝の一部を回収可能だったりする。 &font(l){紫ピクミン高く飛ぶ♪} とはいえ、移動速度の遅さゆえに原生生物に捕まってしまい美味しく頂かれてしまうことも多いので、少々慣れは必要。 身体が重いため[[フーセンドックリやアオケダタラ>ドックリ系(ピクミン)]]が吹き出す風に吹き飛ばされない。 その他、あまり知られていないが「動じない」「混乱しない」とでも言うべき謎の耐性もあり、何故か他のピクミンであればパニックに陥る[[タマゴムシ]]の匂いにも動じない。仕様上同じ処理がされていると思わしき[[ダイオウデメマダラ]]の雄叫びにも怯まない。 タマゴムシに至っては、前述の衝撃波で一掃することも可能。 『ピクミン3』ではストーリー中には使えずミッションモードの「お宝をあつめろ!」にのみ登場。 攻撃力の低下、衝撃波による麻痺やホーミングの廃止、サライムシに振り払われたりフーセンドックリに吹き飛ばされたり、後輩の岩ピクミンの台頭などの影響で大幅に弱体化されてはいるが、10倍の怪力は相変わらずであり運搬要員としては羽にも負けないほど強力。ほぼ紫専用のミッションも存在する。&font(l){ぶっちゃけそのミッションでは羽ピクミンの方が活躍するのは内緒} 『ピクミン3デラックス』でサブストーリーが追加されたが、そちらでの出番は残念ながら無し。 『4』ではダイオウデメマダラなどによるパニックへの耐性や麻痺こそ失ったが、衝撃波の攻撃範囲が強化されたほか、 「どっすん」せずとも投げて貼り付けただけで追加ダメージが入るようになるなど、『2』ほどではないものの戦闘力が上がった。あと投げたときのこえが低くなった。 やろうと思えば『2』の時と同じ感覚でダイオウデメマダラやヤキチャッピーをゴリ押しで仕留めることも可能。 多くの人にとっての初邂逅はよりによって[[アイツ>アメボウズ]]の城になるため、よりその背中が輝いて見えることだろう。 設定上では鈍足が理由で他のピクミンと共生できず、地下にのみ生息するようになった希少種とのこと。 オニヨンも確認されておらず、野生種は絶滅してしまったのではとも言われている。その一方で、太古の名残を宿す洞窟にならオニヨンが残っているかもしれないとオリマーは推測している。 また、紫ピクミンが発する衝撃波は&bold(){空間を歪めるほど強い}と言われ、[[この次元に固定されていない存在>アメボウズ]]を実体化させることができる。 &s(){CMソングを改変して、「紫ピクミン ただのデブ♪」と歌った人も多いのでは。実際は超有能なデブだけど。} &color(Blue){重すぎて肉を叩かせる加減が難しい。} **&color(#91a89f){白ピクミン} 和名:シロブシピクミン 学名:Pikminidae venalbius こちらも「ピクミン2」から登場した赤目で小柄な白いピクミン。花は紫と同じくピンク色。 体内に[[毒]]を持ち、自分を捕食した生物にダメージを負わせる事が出来る。 本編中では見られないが、ショートムービー内では鉄をも瞬時に溶かす超強力な酸を吐いたりしている。 勿論自身も毒に耐性があり、毒ガスが充満しているような場所でも平気で動き回る事が可能。 また、大きな赤い目のおかげで地中の物体を感知することができ、完全に埋まったお宝を発掘できる。 &s(){キモいかカワイイかで意見が激しく分かれる。} 他、紫ピクミンとは逆に足がメチャクチャ速く、葉の状態ですら走るオリマーに余裕で追いついてくる。 花ピクミンに至ってはオリマーを追い越してしまうことも。 このため、タイムアタックを目指す玄人プレイヤーからはハイスコア更新要員として重宝されているフシがある。 『ピクミン3』『ピクミン3デラックス』に関しては、紫ピクミンと同じく、なんなら敵側の毒属性不参加と爆弾岩の復活、攻撃力の低下、そして完全に埋まった物品が全てのピクミンで掘り返せるようになったことにより紫以上に割を食ってしまった。 とはいえ超スピードは健在であり、特に金塊やブドウなど往復して運ぶものを効率よく運べるため、活躍の場は存在している。 『4』でも基本的な性能は変わらず、完全に埋まったお宝も全色のピクミンが掘り返せるが、毒属性の敵の復活により出番が増えた。ダンドリチャレンジなどではその足の速さを上手く活用できるかがカギになる。 また性能には関係ないが、声が他のピクミンとは完全に異なる高いものに変更された。 体内の毒のせいで他のピクミンと共生できないのか、紫ピクミンと同様今や地下にのみ棲息する希少種。 またその紫ピクミンとは対照的に短気な性格で、ショートムービーではのっそりと動く紫ピクミンに苛立ったり、ショベルカーの解体作業を早く終わらせようと酸を吐きまくったりしている。それを他のピクミンたちに止められたが、あろうことかこの白、酸をピクミンたちにばらまいた。幸い被害者0 また、毒の種類はジテルペン系アルカロイドで、現実でも毒草で有名なトリカブト等がこの毒を持っており、食べると嘔吐、呼吸困難、臓器不全に陥り、最終的に心停止で死亡する。同時に生薬として根塊を「附子」という名で使用されることがある。 &color(Blue){食べさせる派。} **&color(green){ヤドリピクミン} 学名: Parasiticus pikminicus 『ピクミン2』のオリマーメモでその存在が語られたピクミン。 他の生物に寄生するピクミンで、寄生した宿主の神経に根を伸ばして自由を奪ってしまう。 寄生された生物は頭からピクミンと同様の葉が生え、ピクミンのように隊列行動を取るようになる…が、捕食に関しては宿主の本能任せ。 このため、ヤドリピクミンに寄生された生物がピクミンを襲うことも普通にある。 他生物との共生を積極的に行うピクミンの習性から、寄生ではなく何かしらの共生ではないかという説もあるらしい。 『ピクミン2』ではヤドリピクミンそのものは登場せず、アカチャッピーに寄生した個体「[[ハチャッピー>ハチャッピー/コッパチャッピー]]」として登場。 (コチャッピーと違ってチビクマ同様に本物の)子供のコッパチャッピーを連れて地下に出現する。 親を倒すとコッパチャッピーはオリマーに従うようになり、全ての属性に耐性を持つ、万能の働き手になってくれる。 ただし洞窟内でしか登場しないし、洞窟の外には連れて帰れない。 ちなみに死んだときに昇天していく魂の形は敵生物と同じ。 **&color(dimgray){岩ピクミン} 和名:イワ&color(green){ヤドリ}ピクミン 学名:Pikminidae habisaxum 『ピクミン3』から登場した、新種の灰色のピクミン。美脚。 小石のような硬い体が特徴で、その硬さを利用した体当たりでガラスの壁や水晶を粉々にしてしまう。花は紫色。 [[イモガエル>イモガエル/マロガエル]]や[[ダマグモ]]系などのピクミンを押し潰す攻撃や、ハオリムシ系や『3』のラスボスである[[アメニュウドウ]]などの突き刺し攻撃も無効化するため、倒せない人は岩ピクミンを連れて行ってみよう。 ただしチャッピーなどには普通にポリポリ食べられてしまうので過信は禁物。 また、ポータルサイト「ピクミン ガーデン」の原生生物図鑑によれば、内部は空洞になっており固い地面の上で押し潰されると砕けてしまうらしい。 そのため、コンクリや金属の上などの固い地面の上で押し潰し攻撃を受けた場合、流石に耐え切れずに死んでしまう。本編ストーリー中はそのような状況には出くわさないが、ミッションモードでは発生する((『機械仕掛けのブルース』の鉄板の上でイモガエルに襲われるなど))ので要注意。 投げつけて命中した時の攻撃力が高いので、(本編には)紫ピクミンがいない『3』での切り込み隊長。 その代わり、丸い体のせいか他のピクミンが当たり前に行える張り付き攻撃ができないという特徴がある。 張り付きの代わりに体当たりで攻撃する関係上岩ピクミン自体の攻撃効率は悪く、他のピクミンのように突撃で一気に攻めるのには向かない。 積極的に投げて呼んでを繰り返して、サポートしてやろう。 ただ、一所懸命走ってコロコロ転がる姿はかわいい。 敵によっては貼り付けない短所が長所になることもあり、全身が燃えているヤキチャッピーにダメージを与えたり、振り払われた時に吹っ飛ばされて奈落に落ちにくかったりする。 「4」では体当たりでも投げた時と同じダメージを出せるようになり、突撃等での攻撃能力が大きく上昇。なんと瞬間火力では赤や紫どころかゲキカラ状態のピクミンすら上回る脅威的な爆発力を手に入れた。紫とは違うのだよ紫とは! 『Hey! ピクミン』では&bold(){地面の状態に関係なく押し潰し攻撃を受けると死ぬ}ので要注意。 和名にヤドリピクミンとつくとおり、生物ではなく無機物である岩に寄生して生まれたピクミンらしい。 解説でも「岩石に寄生した、ヤドリピクミン」とあるので上記のヤドリピクミンの一種だと思われるが詳細は不明である。 ピクミンガーデンにてその和名と解説が公開された際は、多くのピクミンプレイヤーに衝撃を与えたとか…… &s(){『3』まで登場しているピクミンの中で唯一スマブラに参戦していない。} &color(Blue){歯が折れそうになった…} **&color(hotpink){羽ピクミン} 和名:モモイロトビピクミン 学名:Pikminidae volarosa こちらも『ピクミン3』から登場した、小さな羽で空を飛ぶ新種のピクミン。どぎついピンク色の体に白ピクミンのものに似た大きな青い目と背中の羽が特徴。花は岩と同じく紫。 頭でっかちで体の小さいフォルムや、他と比べて可愛らしい声などがキュートという声もあれば、姿や挙動がコバエのようだという声もあり、なのでこちらも人によって好みが分かれる。 空を飛べるので、水の上や多少の起伏もなんのその。他のピクミンが回り道するところをまっすぐ飛んでいっちゃうことも。 ペレットやお宝も飛びながら運べる反面、他のピクミンを空中で振り落としてしまう点には要注意。 飛べる力の代償として、叩く力が弱く押し潰し攻撃もできないので戦いは他のピクミンに任せよう。 ただし、敵の弱点へ文字通り飛んでいけるので、飛行する敵、弱点が小さく且つ高いところにある敵…たとえばフーセンドックリやハチスズメ、[[ヘビガラス>ヘビガラス/アカヘビガラス]]のような敵との戦いでは一転して頼れる味方になる。 前述の通りピクミンの中ではもっとも非力だが、ゲキカラスプレーを使用すれば攻撃力が他のピクミンと並ぶため作中最強クラスの戦闘力を手に入れる。 &color(Blue){羽虫に攫われる夢を見た…} **&color(#00B2E5){氷ピクミン} 和名:コオリ&color(green){ヤドリ}ピクミン 学名:Pikminidae habiglacius 『4』に登場の氷で出来た身体を持つ水色のピクミン。 岩ピクミン同様ヤドリピクミンの一種で、大気中の水分を凝結させて作り出した氷に寄生して身体を得ている。 なお体内の核が常に超低温の冷気を発している為、暑い場所でも溶けてしまう事は無い。 花は黄色。 相手に貼り付いて一定量攻撃することで凍結させることができる。 これはゲキニガスプレーの[[石化]]に似た仕様で、そのまま砕くと普通のアイテムを落とさない&死体が残らない代わりに大地のエキスを落とす。 攻撃力自体は他のピクミンより低めなので、戦闘時は赤ピクミンなどと組み合わせたい。 勿論自身も冷気に耐性を持ち、寒い場所でも凍えたりしない。 なお、この凍らせる効果は食べられた際も有効で、本当にヤバい局面では氷ピクミンを食べさせて凍らせる白ピクミンのような使い方もできる。 ただし、ダンドリチャレンジ等のチャレンジモードで本来運ぶべき敵を凍らせて砕いてしまった場合、その分のスコアが獲得できなくなってしまう。 氷らしく水に浮かぶので水上を通過でき、水面に一定数投げ込むと水面を凍らせて足場にする。 水面を凍らせている最中は動けないものの、他のピクミンや主人公が足場として利用することができる。 また凍らせた水場に敵がいた場合、水面と一緒に凍結する。このときの凍結は氷ピクミンを隊列に戻すまで&bold(){永久に続く}ため、雑魚やボス格の敵ですら残りのピクミンやオッチン、時間はかかるがパンチでも安全かつ一方的に倒しきることも可能。水場があったらとりあえず何匹の氷ピクミンで凍らせられるか確認しておこう。 その他、他のピクミンでは触れるだけで凍ってしまうドライアイスや、「水こんにゃく」というゼリー状の障害物を凍らせて破壊する事も可能。 あくまで「水に浮く」だけであって「溺れない」わけではないので、ミズブタやミズンボウなどの攻撃で顔に水がかかるのは苦手。 もちろん、運搬中に水場を通過したり、水中の敵と戦ったりする事も出来ない。 加えて氷なので火に弱く、燃え始めてから死ぬまでの時間が他のピクミンより少し短い。 また非常に強力な凍結能力だが、中盤以降はフブキブタやコオリフーセン、コンコチャッピーといった凍結無効の敵が出てくるため注意。ただし、こちらも相手の凍結攻撃を受けないため一概に不利とは言えない。 ラスボスのダメージ制限が入る瞬間に凍結させると、次のダメージ制限までダメージを与えることができる。 &color(Blue){食材を凍らせるのに重宝する。} **&color(yellowgreen,black){ヒカリピクミン} 和名:トコヨノヒカリピクミン((『トコヨ』とは常世(神様や幽霊が住まういわば『あの世』)の事だと思われる。つまり…)) 学名:Pikminidae supravelum 同じく『4』で登場。 黄緑色に光る[[幽霊]]のようなピクミン。足はなく、頭でっかちなフォルム、左右非対称な顔が特徴的。花は氷と同じ黄色だが、形状は星型。大地のエキスで花になるのではなく時間経過で花に成長する。 その生態から便宜上ピクミンと呼ばれているものの&bold(){本当にピクミンかどうかはわかっておらず}、生物図鑑上の科目も『?科』となっている。また生体反応が存在しないらしく、[[生物よりもエクトプラズムの類なのではないかという意見も出ている>アメボウズ]]。が、ポンガシグサに入れるときちんとピクミンに変換される。 あらゆる属性に対する耐性を持つ、ワープする((正確には戦闘や作業を終えフリー状態になった瞬間、隊列にワープして戻ってくる))、複数が合体して巨大な閃光弾「フラッシュバースト」と化して敵を怯ませるといった、他のピクミンにはない特異な能力の数々を持つ反面、日光が苦手で明るいところでは連れ歩くことができない。 また当然捕食されたり攻撃を受けると消滅して数は減るが、粒子のような存在になるだけで&b(){死んでおらずいずれ復活する}という。とはいえゲーム的には改めて増やし直す必要があるし、&b(){生物図鑑の『やられた数』にはきっちり記録される}ため、真の無犠牲クリアを目指す方は注意されたし。 他のピクミンとは異なりオニヨンではなく「ヒカリヅカ」という光る蟻塚のようなものを拠点としており、これに金平糖状の「ヒカリペレット」を入れることで新たな個体が生み出される((ヒカリペレット3個で1匹分が出現する))。 このヒカリヅカに蓄えられたエキスは他の原生生物の大好物らしく、夜な夜な彼らの襲撃を受ける事になる。 ヒカリヅカの防衛に協力すると、増えたヒカリピクミンは休眠状態となって&bold(){ヒカリのタネ}というアイテムとして仲間に加わる((防衛後の隊列に居るヒカリピクミン5匹につきヒカリのタネ1個分となる))。 これを夜や洞窟などの暗所で使用すると、ヒカリヅカが無い状態でもヒカリピクミンを隊列に加えることができる。 洞窟で使える・すべての耐性をもつことから『2』の&s(){可愛くない}コッパチャッピーのような存在になっている。アイテムとして洞窟であればいつでも使えるため利便性が上がっているが、今作では洞窟入場時におすすめピクミンが表示されるうえ、野生ピクミンを隊列に加えることができるため使わなくてもギミックの対応はできるようになっている。巻き戻し機能が実装されているためピクミン大量死の対策としても使われない。 そんなヒカリピクミンが大活躍できる場所が最後の洞窟である「王の穴」。多めの紫ピクミン・アイスバクダンでためた氷結ゲージを満タンにするための少量の氷ピクミン・ギミック用のヒカリピクミンで突撃すれば、わんさか出てくるボス達を粉砕できる。 &color(Blue){生き物のにおいがしない。} **その他のピクミン ・&font(b,#606,#fdb){キノコピクミン} 初代紫ピクミン。[[ボケナメコ]]の胞子を浴びて洗脳・変化した姿。 紫の体色に完全な白目、本来なら葉や花が生えている場所にキノコのカサが生えており、 積極的にオリマーに纏わりついて襲ってくる。&s(){日頃の怨みでございますよ。} ピクミンで倒したときに洗脳が解ける確率は半々であるが、オリマーに振り払われると確定で元に戻る。 ボケナメコは初代と『4』に登場するが、『4』では胞子の効果が変更されたことで初代でのみの登場となっている。 しかし敵としてピクミンが襲い掛かってくる状況は『2』以降でも2Pバトルモードで受け継がれており 相手のピクミンから直接攻撃を受けると、キノコピクミンと同様にまとわりついてくる。 ・&font(s,b,#700){茶ピクミン(仮)} &s(){『Hey』で[[とあるamiibo>とびだせ どうぶつの森]]を読み込ませた際のオリマーのコメント。} #openclose(show=ピクミン1で脱出に失敗すると…(ネタバレ注意!)){ ・&b(){オリマーピクミン(仮称)} 『初代』の[[バッドエンド]]に登場。 ドルフィン号のパーツは集まらなかったが、もはや生命維持装置も持たない。イチかバチかでドルフィン号を飛ばす…が、結局惑星からの脱出は叶わなかったオリマー。 翌朝、オリマーの亡骸をオニヨンへピクミンたちが運び込むと、そのまま吸い込まれ…放出された種からはオリマーにそのままピクミンの葉が生えたような見た目のピクミン(?)が生まれたのだった。 余談だが、『2』でもリーダーが昼寝してるとピクミンに運ばれてオニヨンの餌にされかける。 さらに『3』ではオリマーが力尽きてピクミンの餌にされる悪夢を見てしまう。 ピクミンは自分達のリーダーをどう認識してるのだろうか…? } #openclose(show=そしてピクミン4では…(最新作ネタバレ注意!)){ ・&b(){葉っぱ人} 頭にピクミンのような葉の生えた、全身毛むくじゃらのような姿になってしまった者たち。 その正体はオニヨンに回収される事で、&bold(){ピクミンの遺伝子を植え付けられ『ピクミン化』させられた}遭難者の成れの果てで、いわば『&bold(){ピクミン人}』ともいうべき存在。 ピクミンの遺伝子を獲得した結果、猛毒の酸素が充満する[[PNF-404>PNF-404(ピクミンシリーズ)]]の大気中でも問題なく生存できる。 また、ピクミン化させられる前にどんな重傷を負っていても治癒することができる強力な自己再生力を持つようであり、 『4』ではキャプテン・オリマーや救助隊のバーナードが、瀕死の状態から葉っぱ人化を経て五体満足な状態で生還している。((特にオリマーは遭難とは一切無関係な肩こりまで完治している。)) その代わりに効率と手際の良さ、すなわち『&bold(){ダンドリ』を最優先するよう思考が単一化}されてしまっており、ある意味&bold(){ピクミンの統率をするのに最も都合が良くなるよう洗脳}されてしまっている状態となる。 この状態では救助する事はほぼ不可能で、ダンドリバトルやダンドリチャレンジといった葉っぱ人との対決を打ち負かして気絶させることで、何とか連れ帰る事が可能になる。 さらに、ピクミン化した生物は&bold(){ピクミンのいない環境にいると衰弱し、恐らくやがて死に至る}のではないかという疑いもある。 これはピクミン化した[[宇宙犬>宇宙犬(ピクミン)]]であるモスとオッチンの2例において、両者ともどんな環境にも適応できるほど屈強な種族であるにも関わらず、&bold(){宇宙船に乗り惑星から離れる度に体調が悪化していくという極めて不可解な現象}が起きた事で確認された。 幸い、専用の薬品を投与すればピクミン化した生物を治療することが可能。 薬品の作成方法は夜中のヒカリヅカから採取できる『&b(){ヒカリのミツ}』と『&b(){ピクミン化していない投与対象生物の細胞}』を調合することで、 プレイヤーはミツを採取するため、真夜中の探索でヒカリピクミンと供に原生生物からヒカリヅカを守り抜くことになる。 また、葉っぱ人を治療する際はほかの宇宙人の細胞が簡単に調達できるので問題ないが、 オッチンの場合は何とかして&b(){ピクミン化していない宇宙犬の細胞}を手に入れる必要がある。 なおピクミン化の治療薬は『生まれながらピクミンに寄生されていたもの』に対しては効き目がないらしく、PNF-404で生まれたモスに同じ薬を投与しても葉っぱはそのままだったため、最終的にモスはピクミン達のリーダーとしてPNF-404に残る事となった。 葉っぱ人化はヒカリのミツを経口摂取することで予防可能であり、これを食料としていたコッパイ星人達はオニヨンに吸い込まれても葉っぱ人と化しなかった。 そのため騙されてミツを口にしたディンゴや、コッパイ星人からミツを奪って食べたルーイも同様に葉っぱ人化しないものと思われる。 &color(Blue){ちょっとクセになる味。おなかと頭らへんが、ポカポカする。} 逆にあまりに長期間葉っぱ人化していると人間の頃の記憶が薄れていき、代わりに新たな自我が芽生える。 『オリマー遭難記』を語り終えた後に発見された『&b(){葉っぱ仙人}』なる白い葉っぱ人は、ややカタコト気味だったオリマーら遭難者と違い流暢に喋っており、さらに自分の過去の記憶も既に忘れている上に、今の自分に生きがいを持っており、PNF-404にダンドリの極意を伝え残すべく救助を固辞している。 これまでの情報を統合すると、ピクミンという種には - 自分たちを導くリーダーに従う一方で&bold(){優秀な個体には同化を試み}、成功した暁には&bold(){ピクミンという種が生存するために最適な思考になるよう洗脳する} - 獲得したリーダーが逃亡したり統率を放棄したりしないよう、&bold(){自分たちから離れられないような体質に変化させて恒久的にリーダーを得ようとする} という恐ろしい一面があるのではないだろうか……? 一応、ピクミン達が自らが積極的に葉っぱ人化を試みたのはリーダーが命を落とす直前であり、葉っぱ人と化すことでオリマーは一命を取り留めているため、葉っぱ人化は優れたリーダーを失わないためのピクミンなりの蘇生・延命措置の手段という側面が強いのかもしれない。 もし最初からリーダーを自分たちの仲間に引き入れるつもりならば、それこそ数の暴力で無理やりオニヨンに運んでしまうという手段を取ってしまってもいいはずだが、作中ではもちろんそんな真似はしていない。 彼らの中ではリーダーの意思を尊重しようというスタンスが基本なのだろう。 その一方、オリマーがドルフィン号で脱出を試みた際には、別れを惜しむオリマーを意味ありげに見つめているだけだったのに対し、&bold(){落下してきたオリマーの葉っぱ人化に成功した際には目に見えて歓喜していた。} ただ単にオリマーの延命に喜んでいるだけなのかもしれないが、ひょっとするとオリマーに対して、 &bold(){「できることなら脱出に失敗してこの星にとどまってくれないだろうか」}と考えながら協力をして、その念願が叶って喜んでいたという可能性も…… それぞれの個体としてのピクミンは複雑な思考はしていないようなので、単純に死ななかったことを喜んでいるとも考えられる。 } *ピクミンの近種? **&color(red){オ}&color(#FAB123){ニ}&color(blue){ヨ}&color(#777777){ン} 和名:ピキノシガンバナ((ヒガンバナ(彼岸花)ではない。恐らく彼岸(あの世)の反対である此岸(シガン、この世のこと)だと思われる)) 学名:Lillium pikminporta ピクミンの母体にして巣のような存在。名前はホコタテ星の植物『オニヨンタマネギ』に似ていることから名づけられた。 その名の通り玉ねぎ状のUFOのようなもので、大きな白い花型のプロペラを回転させ、下部ノズルから火を噴いて飛行し、地面に着陸する際は下部から生えた3本の足を延ばして自立する。 普段ピクミンたちはこの中に格納され眠っている状態で、オリマーたちリーダーがオニヨンの下に立って呼び出すことで足を伝って外に出てくる。 夜になるとピクミンたちはオニヨンの中に戻り、飛行するオニヨンの中で原生生物が狂暴になる夜をやり過ごしている。 //(なぜか4では飛行せずに地上で夜を過ごす、1,2,3では宇宙船が飛び立っているのについて行っていたということなのか、もしくは4での世界観刷新による仕様変更なのか)。 //夜の探検時にビーグル号と別れてそのまま飛んでいくので、描写されていないだけで上空待機しているのかと ピクミンがペレットや倒した原生生物などの栄養源をオニヨンに運んでくると吸いこんで吸収し、その栄養価に応じた分の数だけ、オニヨンと同じ色のピクミンのタネを噴き出して埋める。 裏を返せばその色のオニヨンが存在しない色のピクミンは、直接増やす手段もないという事になる。 種や地面の芽も含めて地上に100匹((『3DX』の難易度:ゲキカラでは60匹))を超えるピクミンを出そうとしない性質を持っており、 その制限を超えてピクミンを増やそうとすると、地上に種を出さずオニヨンの中で葉ピクミンが増える。 これはピクミンの全滅を防ぐ為の生存本能故の性質であるらしい。ピクミン達のか弱さや他の原生生物の危険性を考えれば納得だろう。 また、オニヨン内含めその色のピクミンが本当に全滅してしまった場合、オニヨンが力を振り絞って1匹分だけ種を出してくれる。 このようにピクミンと切って離せない重要な存在だが、ピクミンではなく後述するポンガシグサ類の方が生物学的には近似種であるとのこと。 またそのあまりに生物離れした特徴から、生物学者のピットは「自然発生したのではなく、何者かがピクミンを効率よく増殖させるために生み出した一種の生体工場なのではないか」と考察している。勿論その真偽は不明。 『1』『2』ではティーポットのようなやや機械的なデザインで、赤、黄、青の三種類にそれぞれ分かれていた。 『3』ではデザインが大きく変更され、より植物に近くなった。さらに異なる色のオニヨンが一つに合体するようになり、新しいオニヨンを発見すると、1日の終わりに合体する仕組みになっている。この仕組みによりピクミンを出し入れする際の「各色のオニオンに移動する」という手間がなくなった。 『4』ではデザインがさらに有機的になり、玉ねぎというよりトマトそのまんまな見た目で登場。 これまでとは異なり発見してもその場で起動せず、拠点まで回収しなければならない((最初のオニヨンは拠点まで運ぶと起動し、それ以降のオニヨンは起動済のオニヨンに吸収され『3』と同じく合体する))。そのためコレクションアイテムの一環にもなっており、一度地下で出会ったピクミンでもオニヨンがないと増やすことができない。 自分の色のオニヨンがないピクミンは「その時点で最も数の少ない色のピクミン」のためにペレットやオニヨンを運ぶ((なお既に合体済みの色のオニヨンを再び回収すると、対応した色のピクミンが20匹増える。共食い…?))。 またピクミンを出せる最大数が20匹まで減っており、これを従来通りの100匹まで増やすには後述のガーリップという球根をオニヨンに吸収させる必要がある。 #openclose(show=さらに『4』では…){ 一度エンディングを見た後に解禁されるモード、『オリマー遭難記』をクリアすることで解禁される「葉っぱ仙人の挑戦状」の伍ダン、終ダンをクリアすることで長らく存在が確認されていなかった白と紫のオニヨンが入手できる。 } &color(Blue){よく見ると足に毛がびっしり生えている。} ***&color(green){ガーリップ} 和名:ギョウジャシガン 学名:Bulbus lillium 『4』で登場したオニヨンの近縁種。形はオニヨンにそっくりだが、より根菜らしいクリーム色の見た目をしている。 [[高い栄養素を持ち独特の強い匂いを発する野菜で、食べると疲労回復や滋養強壮の効果が期待できる>ニンニク/大蒜]]。 またガーリップの発する匂いはオニヨンの成長ホルモンに似ているらしく、これを吸収したオニヨンは成長が促進され、外に出せるピクミンの数が10匹増える。ただし100匹以上出せるように成長することはなく、既に100匹出せる状態のオニヨンがガーリップを吸収すると、栄養素を大地のエキスとゲキカラエキスに変換して噴出する。 &color(Blue){油で炒めて香り付けに。食べ過ぎると体が臭ってくる。} **&color(red){ポ}&color(#FAB123){ン}&color(blue){ガ}&color(#8400d6){シ}&color(#91a89f){グ}&color(dimgray){サ}&color(hotpink){類} 和名:ポンガシグサ 各種 学名:Flora rufusia 謎の多い植物。ピクミンの類縁種とも進化系とも、はたまた未熟成のオニヨンとも言われるが詳しくは解明されてない。 ピクミンを投げ込むと花弁が閉じ、色に対応したピクミンに変換させる効果を持つ。 一定数ピクミンを変換させると枯死する。どう見ても得してるのはピクミン側だけであり、なぜこのような生態なのかは謎。 便宜上ピクミンと呼ばれているだけのヒカリピクミンも変換可能。 色が一定周期で変化し、投げ込まれた時の花の色に応じた種類のピクミンを増やす&b(){&color(red){ポポ}&color(#FAB123){ガシ}&color(blue){グサ}}という変種も登場する。 中で何が起きているかは見せられません。 『1』で一度に変換可能な数は10匹で最大50匹変換可能。実は枯死する条件が特殊で、ピクミンの変換数問わずに5回種を吹き出すと枯死する。 『2』以降は一度に変換可能な数は5匹で、5匹変換すると枯死する。また、『3』以前と移行で外見が大きく変化しているが性質は同じ。 余談だが『3』で爆弾岩を持ったピクミンを投げ込むとそのまま枯れる。投げ込んだピクミンは返ってこない。 『4』の場合は、アイテムとなったバクダン岩を放り込んでも爆発せず、そのまま吐き出すようになった。吐き出したバクダン岩はアイテムとして回収可能。 『2』時点では白ピクミンと紫ピクミンはオニヨンが存在せず、ポンガシグサによる色の変更でしか増やせないが、 『初代』のエンディングにて様々な色のオニヨンが飛行している様が描かれている為、もしかしたら確認されていないだけで存在するのかもしれない。 &color(Blue){どの色も サラダには向かない。}((『2』によると、赤:辛すぎる、黄:酸味が強い、青:青臭い、紫:脂質が多く胃がもたれる、白:腐りやすい、ポポガシグサ:お腹を下す)) **&color(green){ペレット草} 和名:アメノツユクサ 学名:Amplus nutrio ドロップキャンディのような結晶状の実『&b(){ペレット}』をつけ、その周りに白い花びらを咲かせる、PNF-404では一般的な植物。 ピクミンやオニヨン類などと同じく筋繊維を持っているほか、攻撃すると「ピーッ」という甲高い声(?)を上げる。そのため動かないもののピクミンとは比較的近い種なのではないかと考えられている。 ペレット草を攻撃してある程度ダメージを与えるか、小さいものならペレットにピクミンを直接投げ当てるとペレットを落としてしぼむ。とはいっても枯れた訳ではなく、ある程度時間を置けば再びペレットを結実させて咲く((『3DX』までは翌日、『4』では半日ほど経てばペレットが復活する。))ほど成長が早い。 &b(){ペレット}はペレット草が大地のエキスを結晶化させてできた実で、前述の通りドロップキャンディのような円筒状半透明の見た目で、表面には大きく数字が表れている。 この数字の大きさはペレットの大きさに比例しており、1, 5, 10, 20 の4サイズがある。 また、数字以上の匹数分ピクミンが居れば運搬できるほか、同じ色のピクミンでオニヨンに運べば数字分の、違う色の場合の場合は数字の約半分のピクミンが増えるという、ピクミン達にとって目安にしやすく&s(){あまりにも都合が良すぎる}ようになっている。 なお、ペレット草からだけでなく、原生生物を倒した時もこのペレットを落とすことがある。 これは栄養価の高い大地のエキスを結晶化して固形物にできるのがペレット草(とその近縁種)だけで、多くの原生生物がこのペレットを主食の一つにしているからとの事。 &color(Blue){スープに入れると味がまろやかになる。} **&font(b,#9dff00,#6e5626){ヒカリヅカ} 和名:トコヨノヒカリヅカ ヒカリピクミンが巣や母体とするオニヨンのような何か。 蟻塚のような見た目をしており、夜になると拠点近くに生えてきて、朝になると再び土の中に姿を消すという。 中には強力な分解酵素がエキス状になって蓄えられており、これが発光しウロから黄緑色の光が漏れ出ている。 ヒカリヅカが存在する一帯ではエキスの影響により、原生生物は倒れても死骸を残さずに分解され、即消滅してしまう。質量の大きい原生生物の場合、その場にエネルギー結晶にしてヒカリピクミンのエサである&font(b,#eeffde,#000000){ヒカリペレット}を残す。 エキスの光に誘引された原生生物は狂暴化して、ヒカリヅカを襲撃するようになる。 ヒカリヅカが破壊されエキスが食べられてしまうと、ヒカリヅカは枯れたようにしぼんでしまうが、ヒカリピクミンを率いて防衛に成功すると、日の出とともにそれを濃縮した&font(b,#5cb800){ヒカリのミツ}として放出する。 このような生態から、ヒカリヅカは原生生物をわざとおびき寄せてはヒカリピクミンを使って倒し、その死骸を分解・吸収して栄養素をエキスに変換、最後は土壌に還元する分解者としての役割を持っているのではないか、と考えられている。 また拠点近くにしか現れない事から、ヒカリヅカはオニヨンの地下茎なのではないかとも推測されている。 なおヒカリのミツはオリマーら宇宙人たちが飲んでも問題なく、ある程度の栄養価を持つため食料に適しており、また体に酵素を取り入れる事で猛毒の酸素を吸入してもある程度は平気になるという。 一方で原生生物には強過ぎる効力から悪影響が発生する場合もあるようで、例えば[[ミウリン>ミウリン(ピクミン)]]がこのミツを摂取した状態で卵を産むと、分解酵素が悪影響を及ぼし[[腐敗した個体>ドドロ(ピクミン)]]が生まれてくるのではないかと考えられている。 &color(Blue){オニヨンと似たにおいがする。緑色のジュースはクセになる味。} *[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]では 3作目『[[大乱闘スマッシュブラザーズX]]』以降、ファイター「ピクミン&オリマー」として登場。オリマーの武器となる。 通常必殺ワザの「ピクミン引っこ抜き」にて引っこ抜くことができ、最大6匹まで連れ歩ける。ピクミンの色による出現確率は地面によって多少の違いがあるが、だいたいは赤・青・黄が出やすく紫・白はレア。連れているピクミンが多いほど上必殺ワザの「ピクミンつながり」のリーチが伸びて、復帰しやすくなる。 [[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U]]以降は連れ歩ける数が3匹になった代わりに、引っこ抜く順番が固定になったため管理がしやすくなった。 上必殺ワザは「羽ピクミン」になり、羽ピクミンに持ち上げられて上昇する。連れているピクミンが多いと重くなって上昇量が減るので注意。 因みに本編より攻撃力・耐久性ともに凄まじく上昇している。 本編でもこれぐらい強ければ…とは思ってても言わない。 各ピクミンの効果は大体以下の通り。 ◆&color(red){赤ピクミン} 吹っ飛ばし、ダメージとも安定して強く使いやすい。 攻撃は炎属性で、また一部相手ファイターの炎攻撃からダメージを受けない。 ◆&color(#FAB123){黄ピクミン} 吹っ飛ばしは弱めだが攻撃範囲が広い。また跳躍力が高い。 攻撃は電撃属性。 ◆&color(blue){青ピクミン} 吹っ飛ばし・攻撃力共に平均的だが、投げ技に使ったときに吹っ飛ばしが強い。 また一部ステージで水没しても死なない。   ◆&color(purple){紫ピクミン} 吹っ飛ばし・攻撃力ともに最強だがリーチが短め。溜めスマッシュの破壊力は異常。 横必殺技で投げつけると相手にくっつかず、そのまま体当たりでふっとばす。 ◆&color(gainsboro){白ピクミン} 吹っ飛ばし・攻撃力とも最低で使いづらい為立ち回りや復帰の際によく投げ捨てられたりする可哀想な子。耐久も脆い。 しかし跳躍力は高く、横必殺で引っ付いたときやつかみ攻撃のダメージはかなり高い。 **その他 ・『2』『3』では、5種類のピクミンをそれぞれ20匹ずつ計100匹連れていると鼻歌(1のテーマ曲「愛のうた」)を歌ってくれる(版権の都合かSwitch版『2』では不可能)。『4』でも詳しい条件は不明だが数種類の鼻歌が用意されている。かわいい。 ・youtube等で見れるショートムービーでは、喜怒哀楽と表情豊かなピクミンをみることができる。とてもかわいい。 #center(){♪僕たちピクミン} #center(){♪あなただけについてゆく~} #center(){♪今日も追記、修正、編集} #center(){♪そして} #center(){♪wiki篭る~} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,26) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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