近未来編(LIVE A LIVE)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/02/28(火) 21:45:48 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#008000){こんな力を持っていたら‥‥&br()あんたなら どう使う‥‥?&br()オレの場合は‥‥‥}} #center(){ 今よりちょっとだけ未来。超能力を持つ少年がいた。 人々の本音を見すぎケンカに明け暮れる日々だったが……。 人の心を読む事ができる少年を取り巻く怪事件……。 果たして古代のロボット魔神ブリキ大王は復活するか!? } [[LIVE A LIVE]]のシナリオの一つ。サブタイトルは&color(deepskyblue){『流動』}。 英語表記は「The Near Future」。 キャラクターデザインは&font(#ff0000){炎の漫画家、島本和彦。} 舞台は近未来(2010年 ※年代に関する詳細は後述)の日本、日暮里近辺。 暴走族クルセイダーズによる誘拐事件が多発しており、主人公アキラはこの事件に巻き込まれていくことになるが、その裏にはドス黒い計画が蠢いていた。 そして、藤兵衛が密かに保管・再起動させようとしている古代バビロニアの巨大ロボ「[[ブリキ大王]]」も物語の重要なキーとなる。 &bold(){全編中唯一主題歌(歌詞つき)あり。} &bold(){しかもリメイク版では、あの影山ヒロノブのボーカルが付いた。英語版まで用意されており、そちらも影山ヒロノブが熱唱。} リメイク版では主題歌パートにフルCGのアニメーションムービーがつき、完全に昭和ロボットアニメのオープニングそのものとなっている。 昭和的世代感に描かれた近未来モノをイメージしたような作風で、 [[マジンガーZ>マジンガーZ(機体)]]や全日本プロレス、[[仮面ライダー>本郷猛/仮面ライダー1号]]等のアニメ・特撮等パロディネタが多分に含まれている。 多分[[ムトー>武藤敬司]]と現代編のエイジャは別人のはず。 一見熱血系シナリオだがバックホーンは非常に暗く、サラッとトラウマ・鬱要素も幾つか…。 ライブアライブ28周年を記念してファミ通.comで行われたアンケートでは、好きなシナリオ第一位に近未来編、一番好きなキャラクター第一位に主人公のアキラ、一番好きなセリフ第一位に近未来編クライマックスシーンのアキラのセリフが選ばれ、ファンにも愛されているシナリオである。 原案シナリオは本作のバトルディレクターの井上信行氏(後に『[[聖剣伝説LEGEND OF MANA]]』の[[エスカデ編>エスカデ編(聖剣伝説LOM)]]等を手掛ける)で、 大筋こそ変更していないものの、時田氏がキャラクターデザインから迸る&color(#F54738){&bold(){島本ソウル}}に影響された結果、 &bold(){熱い台詞を言わせたくなり}、島本作品特有の熱さを加味するべく手を加えられて現在の形になったという。 島本氏の側も本作に&bold(){&color(#F54738){相当の}}思い入れがあり、自身の作品にブリキ大王をカメオ出演させたり、 &bold(){勝手に近未来編を全編コミカライズした同人誌『超級!!近未来編』を描いて公開する(しかもモノクロとカラーリメイクの2回)}((「オレが勝手に出して!勝手に売った!同人誌だ!」とはビデオレターでのコメント))など、ヤバいぐらいの&color(#F54738){&bold(){熱さ}}を見せてくれている。((実はこの本より少し前に、島本氏による[[鬼太郎6期>ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)]][[ねこ娘>猫娘(ゲゲゲの鬼太郎)]]の同人誌『ねこ姉さんは告らせたい』にて、ねこ娘と[[鬼太郎>ゲゲゲの鬼太郎(キャラクター)]]の甘~いラブコメだったはずの展開が、後半から急転直下で何故か突然シンデルマンやブリキ大王やアキラが絡んできて''近未来編な熱い展開に突入する(注:ねこ娘メインの同人誌です)''なんてことがあり、これをきっかけにいっそ近未来編全編を本気で描き切ろうと筆を執ったそうな。)) リメイク版では、コレクターズエディション付属のブリキ大王ストラクチャーアーツ箱絵を担当した他、&bold(){公園にいるモブキャラの「ヨシカズ」の声まで熱演}。ボイス収録時は自ら3回録り直すなどの激アツっぷりを、サンデーGX2022年8月号「吼えろペンRRR」で漫画化してしまった。 さらに、Twitter上で新作漫画『超級!!近未来編R』を連載し、LAL公式ツイッターもこれをリツイートしていたのだが、&bold(){実はこちらも勝手に見切り発車していた}ことが後に判明。 なお、後にこの『超級!!近未来編R』はコミックマーケット100にて、再録+新規描き下ろしフルカラー同人誌として販売された。 また、月刊ビッグガンガン2022 Vol.8の『燃えよペンRRR 1993「LIVE A LIVE」制作記録編』では、1993年のスーファミ版制作時のエピソードを、当時の貴重なラフ絵と共に漫画化している。島本先生曰く「少々盛ってはいますがやっている事は事実をもとに書いております」とのこと(Twitterより)。 ゲームスタッフ側も、イベント演出を担当したスタッフの1人である杉中氏が告知と共に島本先生の同人誌を含む数々の所有LALグッズの写真をTwitterにアップしていたり、 実際のゲーム内でも派手なアングル満載で動きまくりのオープニング演出、島本先生が考えたGOGOブリキ大王2番の歌詞を戦闘ボイスに引用、 アキラの勝利ポーズやブリキ大王のジョムジョム弾発射ポーズ等がどう見ても上記の同人誌からの引用など、&bold(){島本和彦と近未来編は切っても切れない関係にある}と言える。 アシスタントのTwitterの漫画でも、リメイク版近未来編をプレイした島本先生が「まるで我々の同人誌を動かしてくれているようなアングル満載のオープニング!」と感激している様子が描かれた。 そして2023年……PlayStation4, PlayStation5, Steam版の発売に合わせて #center(){&bold(){&sizex(5){&bold(){ついに「&color(#F54738){超級!! ライブアライブ近未来編}」スクエニ公式で発売ッ!!!}}}} しかも同人版より大幅加筆((当初4~5ページの加筆のつもりが最終的に「14ページ+おまけ」が描き下ろしとなり、更にはeSTORE予約開始時に品切れになったお詫びとして、ビッグガンガンに描き下ろしイラスト&「魂の詫びセンターカラー掲載」まで行われることに。品切れは島本先生のせいじゃないのに……。時田氏が公式放送で「あの人(島本先生)寝てるんだろうか?」とツッコミを入れた))&ツイッター連載分も収録という太っ腹。公式グッジョブ。スクエニ通販だけではなく一般書店やネットショップでも販売中。 電子書籍でも販売となったが、試し読みで50ページ近く読めるようになっている。サービスしすぎ。 帯には「時代を超えて今、昭和の男達が無理を通したッ!!」の煽り文句、表紙は熱い男三人がブリキ大王を動かす感涙モノの島本先生描き下ろし。 スクエニの宣伝では「&color(#F54738){&bold(){野生の公式・島本和彦}}」というかっこいい二つ名をいただくこととなった。 *●登場人物 CVはリメイク版より。 **●主人公 ・&font(#ff0000){アキラ(田所晃((ゲームでのデフォルト表記が「アキラ」であり、漢字表記はSFC版取扱説明書に掲載されている。元ネタは大友克洋氏の漫画「AKIRA」か(妹カオリの名前も「AKIRA」に登場し、超能力モノ・軍と反政府勢力の戦いなど、近未来編と「AKIRA」の共通点が幾つか見受けられる)。父親の名前は筑波研究所で確認できるが、表記は「タドコロ タダシ」とカタカナ。「田所」の由来は不明だが、ちょうどSFC版発売時期に活躍していたプロレスラーの「田上明」(たうえあきら)と「田所晃」はなんとなく似通っているようにも思える)))} CV:赤羽根健治((演じた赤羽根氏は『マジンガーZ』シリーズの主人公・兜甲児を『真マジンガー 衝撃!Z編』で演じており、同作のオマージュが盛り込まれている事を意識したキャスティングと思われる。ちなみに功夫編で老師を演じる石丸博也氏も初代アニメ版で甲児を演じていた。)) &bold(){&font(#008000){「アポはねーけど‥‥用ならあるぜ!」}} 機動隊隊長だった父・タダシ((ゲーム内では機動隊隊長のドット絵しか登場しないが、「超級!!近未来編」「超級!!近未来編R」などで野生の公式・島本和彦先生が描いたタダシは「超級!! ライブアライブ近未来編」の描き下ろし表紙も飾っておりかっこいい))(CV:[[杉田智和]])を失い、妹カオリと共に養護施設「チビッコハウス」((SFC版ではセリフ中だと「チビッコハウス」、一方で取説やフィールドの看板は「ちびっこハウス」と表記が統一されていなかったのだが、リメイク版では「ちびっこハウス」で表記が統一された。))で育った少年。 この頃から超能力に目覚めたが、これにより人の本音が見えすぎる為喧嘩に明け暮れるようになる。 実際、反抗期のヤンキーのような見た目と態度で、大人には「かわいいボウヤ」だの「頭ワルそー」だの散々な言われよう。胸や腕に傷跡があるのも喧嘩に明け暮れている証拠なのだろうが、リメイク版でデザインを担当した生島直樹氏が公式イラストでうっかり胸の傷を描き忘れてしまい、島本氏に『超級!!近未来編R』でネタにされてしまった。((『超級!!近未来編R』掲載後に、時田Pのツイッターで生島氏による謝罪イラストを掲載したことで、デザイン変更ではなく単に書き忘れだったことが判明した。後に「29周年記念コンサート LIVE A LIVE A LIVE 2023 八王子編」で生島氏が直接島本氏に謝罪をしたことも時田Pのツイッターで明らかにされている。なお、生島氏のキャライラスト以外のリメイク版公式イラストにはきちんと胸に傷がある)) それでも妹やチビッコハウスに関わる人たちのことは大切に思っており、みんなに危険が迫ったときには本気で守る。 近未来編冒頭では第四の壁をぶち抜いてプレイヤーに語りかけてくることもあり、リメイク版では近未来編用TIPSまでアキラの一人称になっているが、ここからも素直な一面をうかがえる。 最終編で主人公に選んだ際の最後のセリフでも、仲間想いであることが伝わってくる。 こう見えてオルガンを弾くことができ、チビッコハウスにあるオルガンを調べると「ねこふんじゃった」や「チョコボのテーマ」を演奏してくれる。 喧嘩技だけではなく超能力による広範囲攻撃・能力低下が得意。 近未来編でも彼の超能力がゲーム進行に関わってくる。 アツい成分溢れる男だが、能力は全主人公中&font(#ff0000){最弱レベル。} 知力の成長は高いがそれ以外は笑えない。その知力依存の超能力も溜め時間必須の為、瞬間火力が稼げない。 更に超能力も知力依存が殆どなのに最終編の彼の専用装備に知力補正がなかったり、超能力自体弱かったりとどうも不遇。 となると能力低下技やヒールタッチでのサポート役がメイン…なのだが、 低下技は通打や心山拳奥義で事足りてしまうことや、サポートには耐性・範囲回復が優秀なキューブも居る。 挙句の果てに最も高いダメージを叩きだせるのが初期技のローキックの為、「最強技はローキック」とか言われたりする有様。 このありさまなのでタロイモ・無法松不在時はまず地獄を見るのでさっさとタロイモ加入まで進行させた方が良い。 近未来編では範囲攻撃役として、最終面では与えるダメージ量以外の部分に目を向けたサポート役として活躍させてあげよう的なキャラである。 最終編でレベルが挙がり始めてから真価が発揮されるタイプであり、広範囲にわたる弱体化や、隣接した味方へのHP回復量の大きいリカバーはあまり替えが効かないこともあり、サポーターやジャマーとして見るならかなり強力(高レベル帯になるとキューブがレベル差により戦力外になることも一因)。 専用装備も状態異常への耐性が揃っており、最初からアタッカーではなく堅実な後衛として設計されたと言える。特に敵の行動パターンそのものを狂わせる技の多さは群を抜いており、彼を使いこなせば敵はまともな戦闘行為そのものができなくなる。 どうもデザイン担当の島本和彦も「アキラが弱い!」と嘆いたらしく、リメイク版ではアタッカーとしても運用しやすいよう仕様が変更されている。((この強化については、「『ライブアライブ』28周年&新生記念 生放送」での時田Pの呼びかけに対し、島本氏が「お気に召しました‼︎」とツイートしており満足した様子。)) 全体的に威力が底上げされていたり溜め時間が短縮されていたりと、&bold(){もう「ローキック最強」とは言わせない}とばかりに敵の耐性に応じて超能力を使い分けられる広範囲アタッカーへと変貌。弱点属性を突けばアキラ一人で殲滅することさえ可能になった。   ◆使用技 一応キックやエルボーなどの体術も使えるが、所詮はケンカ仕込みの素人技なのでそこまで性能は高くはない。 メインになるのは各種デバフや状態異常をばらまく超能力による攻撃で、熱血漢な性格に反してどちらかというと性能的にはサポート型の技構成。HPは標準的だが自己再生技も備えているため、防御関連のパラメータを固めてやると囮としても使いやすくなる。 BREAKDOWNを狙える群体型で低HPの敵に対しては広い攻撃範囲を活かしてまとめて一掃がしやすいものの、反面、いずれの技も長めの溜め時間が発生するため、瞬発的な火力と単体に対する火力に乏しいのが欠点。 リメイク版では全体的な待機時間の短縮がなされ、これらの弱点がかなり克服されているため、状況に応じて役割を切り替えられるオールラウンドな性能な技が揃った。また、「ローキック」「エルボー」は物攻依存、その他超能力技は特攻依存とダメージ量依存値がわかりやすく変更されている。最終編で「血の魔装」装備で力(物攻)を底上げしなくても、彼の能力を充分活用できる(趣味でやるなら別だが)。 -ローキック 「たたかう」。伸びしろの関係で瞬間火力は確かに最大になってしまう。 さらに最終編の終盤だところころムシとかピスタチオとか高相性の敵がよく出てくるのも追い風になってしまっている。慣れてくるとパスして他のキャラで殴ることも多くなるが。 超能力が軒並み強化されたリメイク版では相対的に出番も減ったが、クルセイダーRSを筆頭とする超能力そのものに耐性を持つ敵は健在なので、そういった相手には選択肢に入る。 -エルボー ローキックと同威力だが単発どまりで何時かは追い抜かれる。足技封じられたとき用。 リメイク版では中盤の手技弱点の敵にいきなり殴りこむのに使う。 -マザーイメージ &bold(){&font(#008000){「大人しくしな!」}} 精神思念で幻影を見せ、敵の戦闘意欲をなくしてLVを下げてしまう。威力自体は低いが広範囲に効果が及ぶ。 隠し効果で「相手がこちらに近づくようになり、そのくせ技を使用してこなくなる」という、状態異常ならぬ行動異常とでも言うべきかな、そんな展開を生むことがある。 当然、敵は隙をさらすことになるので地味に強力だという評価もあるらしい。噂ではラスボスを無理やり動かしたという話も。 しかし、これに限らず「行動異常」はBREAK DOWNする敵には発動しない効果なので、近未来編では人間系の敵にしか発揮できない。こまったもんである。こういうのは最終編で存分に使ってやろう。 リメイク版では&bold(){上記の隠し効果が「魅了」という行動異常として表示・解説されるようになり}、タメ無しで使用できると「わかりやすさ」を中心に強化された。 &bold(){更にBREAK DOWNする相手にも通るようになった}ため、敵の数が多い時に開幕で撃つと個別に対処しやすくなる。 -スリートイメージ &bold(){&font(#008000){「ビビらせてやるぜ!」}} 精神思念で襲い来る刃のようなイメージを投影、プレッシャーを放ち広範囲の敵に少ダメージを与えてそっぽ向かせる。戦闘システム上敵の数が多ければ多いほど効果的。 隠し効果が発動する相手に対しては、技制限をかけつつこちらから遠ざかるような移動…おびえたような挙動を強制させたりすることもできる。吹き飛ばしやLVダウンとのコンボが強力そう。 リメイク版では上記の隠し効果が行動異常「恐怖」として明示されている。背中を向けさせ距離を開かせ、隙を突くことができる。 -セルフヒール &bold(){&font(#008000){「痛ってぇなあ‥‥!」}} 自分のHPを大きく回復する。アイテム節約用に。 ちなみにライブアライブでは回復系の技やアイテムでのHP回復量は使用者のステータスには依存しない(乱数で多少のブレが出るだけ)。 -ヘブンイメージ &bold(){&font(#008000){「ゆっくりおネンネしてな‥‥!」}} ダメージは与えないが正の思念(内部的には『善』の技分類)で画面中の敵全体を眠らせる。運がいいとLVも下げたりできるし、メカでも眠ったりするものである。ちょうど覚えた直後の雑魚戦がそんな感じ。 隠し効果が発動する相手に対しては、少しの間無防備無抵抗にして隙だらけにさせてしまうこともある…この手の技充実しすぎだろJK。 リメイク版では隠し効果が行動異常「停止」として表記されわかりやすくなった。ステータスダウン効果は弱体化したが、眠りと合わせて大量の敵を足止めしたい時に狙ってみたい。 多彩なキャラが集結する最終編では他のキャラクターの溜め時間稼ぎのお供になる。 -ヒールタッチ &bold(){&font(#008000){「しっかりしろよな!」}} 触れた相手のHPを回復する。回復力は高めだがステータス治療はできないので注意。 -ヘルイメージ &bold(){&font(#008000){「地獄を見てみな‥‥!」}} 精神思念で恐ろしいイメージを放ち、範囲内の相手を攻撃して吹き飛ばす。縦範囲はアキラを中心に3マスで横範囲は無限。 相手のLV・力・速を下げることもできる。気のせいか相手の出番を遅らせるようでもある。 リメイク版では吹き飛ばしと各種ステータスダウンに加えて、足封じを与えるようになった。時期的に精神・善属性耐性を持つ敵を倒すのにも有効で、範囲の広さから完封も簡単。 -ホーリーゴースト &bold(){&font(#008000){「頼んだぜ!」}} 天使の反撃。周囲1マス以内かつ前方なら、手技、足技、突撃技、鋭器、鈍器、締め技、飛び道具、背後、精神属性の攻撃に対して発動できる優れもの。 リメイク版では、技の説明によると「精霊の力」で反撃しているらしい。また、スーファミ版では十字架を持っていたが、リメイク版ではレイピアのような剣に変更された(ホーリーイメージでも同様)。コンプライアンス的な事情があるのだろう。 なお時田氏は出現する精霊の正体について、Twitterでのファンからの質問に「守護霊イメージだと思います」とした上で、 「(アキラの母なのかという質問を受けて)そういう解釈もありですね。超能力は母から受け継いだとか」とも発言している。 -フレームイメージ &bold(){&font(#008000){「食らいやがれ‥‥!」}} 炎の思念で相手を焼き尽くす。イメージ的にはロマサガ1の火幻術みたいなもんなのだろうか。 特に隠し効果もなく威力重視の攻撃なのだが、射程が短いのにタメが要るのでやや使いにくめである。敵の死角から狙えればいいのだが。 リメイク版では溜め時間がなくなり、火弱点の相手はもちろん火耐性を持つ相手以外にも通常攻撃として積極的に使っていけるようになった。火弱点の敵はHPの高い敵が多く、見せ場がある。 -ホーリーブロウ &bold(){&font(#008000){「裁きを受けな!」}} 正の思念で強力な拳…と思わせる物理攻撃を行う。実にようわからんが、一応こちらの力/相手の体パラメータ依存である。リメイク版では特攻依存に変更された。 威力重視ならローキックのほうがよさげだが、ヘビーブロウと違って麻痺はしないが、ヘヴンイメージと同じ強力な隠し効果がある。ジェネラル相手にでも狙ってみる? リメイク版では射程の死角が減り、隠し効果は「停止」としてわかりやすくなっている。追加効果目当てなら耐性を気にせず使えるが、威力で倒すなら確認してから。 -フリーズイメージ &bold(){&font(#008000){「固まっちまうんだな!」}} 氷の思念で相手に凍てつかせるような感覚が襲いかかり、ダメージに加えて麻痺と速低下の追加効果を与える。知を上げれば順当に強くなるので使いやすい方。 リメイク版でもあまり立ち位置の変わらない技。ホーリーブロウと覚えるレベルが入れ替わった。 -シャドウイメージ &bold(){&font(#008000){「怖気付かせてやる‥‥!」}} 負の思念で精神に悪影響を与えるイメージをぶつけ、相手の寿命を縮める。ごく普通のダメージ攻撃でLVをヘルイメージよりも大きく下げる。 他キャラの攻撃技に比べれば控えめな性能と言われても仕方ないが、スリートイメージと同じ隠し効果が発動すればワンチャンあるかもしれない…まぁ、最終編序盤の火力としての仕事は保障されてるが。 リメイク版では威力の高さに加えて、スリートイメージの「恐怖」の代わりに「混乱」が発動することがある。やはり相手との距離が離れているほど効果が増す。 悪属性かつ威力の高い技としても貴重。 -ホーリーイメージ &bold(){&font(#008000){「てめえらの好きにさせるか!」}} 正の思念で相手を無力化する。具体的には、ダメージこそ少ないが広範囲の敵に対して石化、酔い、眠り、麻痺、毒、腕かため、足かための追加効果を与え、 さらに力、速、体、知、LVを大きく下げ、隠し効果で敵を移動も攻撃もできないような無防備状態にすることがあるという、こう書くと超性能の補助技。 範囲の広さが何よりの特長で、横方向はアキラを軸に5マス、縦方向は無限と真ん中の列で使えば実質的に全体攻撃として機能する。 しかし、追加効果の発動率は他のパラメータと並列して上げるのが難しめな「力」依存であることが解析で発覚している。こまったもんである!! 追加効果を狙うなら「血の魔装」などを装備したりLVアップの時に力上昇を吟味したりするか、いっそ能力低下と隠し効果に期待するのが吉。後者二つだけでもラスボス戦などでは役に立つ。 リメイク版では威力の向上・溜め時間短縮・戦闘システムの細かい変更もあり、相手の妨害をかいくぐって成功させやすくなる大技としての地位を確立。 更に強烈な追加効果は健在であり、善属性弱点やHPが低い敵は威力でほぼ一掃、そうでない敵も追加効果で総崩れと一発通すだけで戦局が大きく傾く正しくアキラ最強の技となった。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){更にエフェクトがより神秘的になったが、エンディングの最終技披露ムービーはブリキ大王のハロゲンレーザーに取って代わられてしまった。}}} **●仲間 ・無法松 CV:[[石川英郎]]((石川氏は『ゲッターロボ』シリーズの主人公・流竜馬をOVA版以降演じており、アキラとは対の関係になっている。竜馬と同じく愛車(愛機)も赤い。ちなみにSF編のダース伍長をOVA版以降の神隼人を演じた内田直哉氏が、現代編の高原日勝を『チェンゲ』版の號を演じた関智一が、功夫編のオディワン・リーを『真対ネオ』以降の一文字號を演じた櫻井孝宏が演じており、意外と『ゲッターロボ』関連の声優陣が出演している)) &bold(){&font(#ff0000){「通りすがりの‥‥たい焼き屋サンよ!」}} 公園で[[たい焼き]]屋を営んでいる&font(#ff0000){昭和の男}。名前はケンイチ。アキラの兄貴分。 愛車は赤いハーレー(リメイク版では赤いバイク)。 緑色に染めた髪を逆立て、背中に「男」と書かれたジャケットを着こなす。だがスーファミ版だと左右逆向きの時にキャラのドット絵を反転させているので「男」の文字まで反転してしまう。リメイク版ではこの問題に対処するためかドット絵からは「男」の文字が削除された(リメイク版イメージイラストではちゃんと描かれているので、ドット絵は単純に反転対策で消されただけと思われる)。 チビッコハウスの運営は園長の言動から彼が出資している模様。子供達からも慕われている。 近未来編でのお助けキャラでもあり、アキラよりも腕っぷしに優れた彼の存在は実際頼もしい。 クルセイダーズの行動には何か思い当たる節があるようだが…。 (リメイク版では初登場時、クルセイダーズとの関係を匂わせるセリフが追加されている((なお、この「いつからだ? クルセイダーズがチンピラ集団に成り下がったのは?」というセリフはSFC版の時点でデータとしては存在していた))) 初期装備の「ライダーブーツ」や、一部の攻撃アイテムやレベルアップで見れる溜め技モーションなどから、仮面ライダーの影響が非常に強いことがわかるキャラクター。 なお、高原とストーリーの展開に隠れて目立たないが彼もまた永遠の知力19である。リメイク版では永遠の特攻19・特防16と、特防が上がるようになった高原よりも更に下回っているが、石川英郎氏の熱演の影に隠れてやっぱり目立たない……? ◆使用技 強力な肉弾戦技が多く参戦時期では頼りになる。リメイク版では手・足・鋭属性耐性が付き、より殴り合いに強いキャラ付けになった。 -イナズマアッパー 現代編でも見れる技その1。強烈なアッパーで、運がいいと相手の向きを変え隙を作れる。 -ド根性キック &bold(){&font(#ff0000){「ド根性ォッ!」}} 分厚いライダーブーツの底で根性の入った強烈な蹴りを見舞う。相手を吹き飛ばす攻撃。 -怒りの鉄拳 &bold(){&font(#ff0000){「歯ぁ食いしばれぇ!」}} 文字通り怒りのこもった猛鉄拳を放つ。最大4回の多段ヒット・範囲攻撃・溜め無しと、前衛向けな松の能力と相まって非常に頼りになる。 -ヘビーブロウ 現代編でも見れる技その2。強力なブローで体の低い相手(時期的に黒フクあたり)なら麻痺させることもある。 ・タロイモ CV:ノブオ(ペンギンズ) &bold(){&font(#b8d000){(カオリチャン アリガト‥‥)}} カオリのペットである瀕死のカメ「タロキチ」を液化させ、メタルスーツと呼ばれるロボットのボディに移した「流体アンドロイド」。 上記の通り本来の名前は「タロキチ」だが、藤兵衛が間違えたのでなし崩し的に「タロイモ」に改名した。 元がアカミミガメだからなのか空気が読めないところがチラホラ。リメイク版では会敵状況で敵を威嚇する素振りやカオリを気遣う描写が追加されている。 技は藤兵衛の開発する兵器を装備することで増設が可能。火力要員としてはアキラより頼りになる。 反撃技のうてんショートも麻痺効果があり、意外と役に立つ。 レベルアップはしないが強化パーツでHPの成長が可能。 リメイク版では強化パーツでHPだけでなく命中・回避も底上げ可能。戦闘時のボイスなども豊富になった。 強化パーツは最終編に持ち込めないので、素直に近未来編で使ってしまおう。 CVは兄貴と舎弟のキャラコントで知られるお笑いコンビペンギンズの舎弟の方ノブオ。 ゲーム好きであり、特にライブアライブはバラエティ番組『勇者ああああ』でプレゼンするほどの大ファンだったことから、今回の起用につながった。 ちなみにメタルスーツの素材は真鍮のヤカン40個らしい。「寿」と書かれた赤褌を付けており、その下(つまり股間)には[[光る玉のパーツ>きんのたま]]がくっついている。島本氏による近未来編イラストでは赤褌がめくれて丸見えになっているが、ロボットのパーツなので丸出しでも全く問題ない。 ◆使用技 ※アイテム含。SFC版は装備しなくてもアイテム欄から直接使用することが可能。装備できる場合選択の手間が省ける。 -タロイモパンチ &bold(){&font(#b8d000){「ゲンコツッ!」}} テンキー表記で8,4,6,2方向への伸びるパンチ。即時発動だが密着した敵には狙いを付けられないので注意。 -タロイモキック テンキ―表記で7,9,1,3方向への伸びるキック。パンチとはダメージ計算式が違うらしいが、実感はしづらい。 -のうてんショート &bold(){&font(#b8d000){「ビリビリ〜ッ!」}} さまざまな属性の攻撃に対してマルチカウンターばりの有効射程で反撃する、反撃専用技。エフェクト的に漏電して相手を攻撃している? 威力は低いが射程のために発動率が高く、いつの間にかダメージを稼げる。麻痺の追加効果があるが、こちらは意識して体を上げないと発動してくれない。 -※ラッカーふんむ弾 &bold(){&font(#b8d000){「ラッカーフンシャ!」}} 藤兵衛の開発でのみ手に入る兵器アイテム「コトブキラッカー」の技。自分の周囲に有毒な噴霧をして敵にダメージを与える水の技。 相手の知(特防)に依存した攻撃で超能力感覚で使える。確率は低いが相手を酔わせることもある。 フレームイメージと同様の難点(射程が短くタメも要る)があるので、敵の妨害や集中攻撃には注意。 -※ゲキレツ弾 兵器アイテム「岩石砲」で発動する。強烈な岩を斜め方向の敵めがけて発射し、ダメージを与えて吹き飛ばす。 体(物防)・知(特防)・Lv(命中・回避)とデバフ性能も備えており、意外と強い。 力依存で強くなるうえに伸びしろが意外とあるため、選択は手間だがタロイモ以外のキャラで使うのも良い。 -※ボヨヨンパンチ 兵器アイテム「ボヨヨン銃」で発動する。斜め方向めがけてパンチが飛び出していくが、兵器の中では性能は低め。 リメイク版では手属性に弱い相手なら一撃KOも狙えるようになった。 -※5万Vのショック 兵器アイテム「スタンガン」で発動する。高圧電流で麻痺させる。他の電撃的な兵器と違い、ダメージ0固定で射程も短いので使いにくいのは否めない。 -※100Vレーザー 同名の兵器アイテムより。ナナメを貫く電気光線でダメージを与え、体力を下げることがある。実は内部的には火の技。 改造以外でも拾うことが可能で、リメイク版だと強敵を倒すのに役に立つ。 -※プラズマスパーク 同名の兵器アイテムより。長射程の破裂するエネルギー弾を放ち、着弾点とその周囲にいる敵にダメージを与え、麻痺の追加効果を与える。 威力の伸びしろはないが、軌道上の敵すべてを巻き込めるので麻痺狙い兼ザコ散らし用として使える。改造以外でも拾うことが可能。 -※キンギョ弾 &bold(){&font(#b8d000){「オットットット〜!」}} 兵器アイテム「昭和キントト砲」からおおあわてで放たれるキンギョ爆弾。中射程に有効で、敵の手と足を封じる効果もある。 追加効果は知依存なので、アキラや最終編で参加するあるロボットでも追加効果目当てで使っていける、なかなか強力なシロモノ。威力アップ狙いなら力を重視しよう。 -※ヒヨコ弾 &bold(){&font(#b8d000){「ピョピョピョピョピョピョ!」}} 兵器アイテム「昭和ヒヨコッコ砲」で雨アラレと発射されるヒヨコ爆弾。長射程を誇り、当たった相手に力依存の石化効果を与えることもある。 更に相手の挙動を「その場でくるくる回転させる」(リメイク版:目眩と明記)事もあると、見えてる点・見えない点の両面で強烈な兵器。近未来編は勿論、最終編でも当然活躍させられるだろう。 変な要素として、当たった相手の体が上昇してしまうことがある。石化の副産物か? **●チビッコハウス((孤児院の名前が「ちびっこハウス」、正体を隠して「ちびっこハウス」を援助する人物がいる、その人物を慕う「ちびっこハウス」の女性職員、といったネタは漫画「タイガーマスク」のオマージュだろう。))関係者 ・カオリ CV:[[三上枝織]] アキラの妹。病名は不明だが不治の病に冒されており、ブリキ大王起動の件では自ら液体人間と化す事を望んだ。 中盤まではアキラが倒れると、兄の身を案じる描写が入る。ストーリー中には出てこないが、兄と同じく超能力があるのだろうか。 ・妙子 CV:[[下屋則子]] チビッコハウスの保母的お姉さん。無法松LOVE。 [[西部編>西部編(LIVE A LIVE) ]]のアニーと並ぶ本作のセクハラ対象。 アキラにパンツを執拗に狙われている。リメイクでは大変残念ながらヘソクリ(パンツ)・写真(パンスト)・ポーチ(パンタロン)に変更されてしまった。 彼女の怒りの鉄拳はなぜか武器として装備可能、しかも近未来編最強武器((アキラと高原日勝は最強武器以外の武器を使い回せるので、最終編では格闘家である高原までも彼女の鉄拳を装備できてしまう))。 近未来編冒頭で、ちびっこハウスに戻ってきたアキラに「汚れているからシャツ脱いで!」と言ってシャツを脱がせ洗濯しに行ってしまうが、裸にジャケット一枚のアキラの何を脱がせたのかは永遠の謎(そもそもアキラの初期装備の「スウェット」自体も謎) ・園長 CV:佐藤麻子 老人。ちびっこハウスで預かる子供たちに対する責任感は強い。 パンツ(リメイク版では編み物)が大量に手に入る。SFC版で男性だと思ってた人は多いのでは。 ・ユキ CV:[[大空直美]] [[ミサワ>三沢光晴]]大好き少女。必殺技は回転エルボー。アッキーの事が好きらしい。 ・カズ CV:林りんこ やや血の気の多い少年。よくユキと喧嘩する。素直に昼寝しなかったばっかりに誘拐される。 セクハラ疑惑をかけられる被害者だが、リメイク版でユキのことが好きだと心に書かれている。 ・アッキー CV:桜祐 温厚な少年。主に喧嘩の仲裁役。心の中では冷静なツッコミをしていることが多い。 SFC版ではチビッコハウスが火事になった際に口調が荒くなっていたが、リメイク版では温厚キャラで統一された。 ・ワタナベ CV:上村彩子 近未来編におけるワタナベ。アキラにパシらされてる。パンツがよく手に入る。彼のパンツ(リメイク版ではワッペン)を装備すると知力が著しく低下する。 カオリの事が好きらしいが、セクハラ魔。リメイクでは屁こき魔。 全シナリオ中最も悲痛な背景を持つワタナベ。 漫画版ではクルセイダーズに誘拐され、筑波研究所で液体人間の実験体になるところをアキラたちに救出される。 誘拐後も泣かずに我慢していたが、追撃してきた液体人間W1号を見て我慢の限界に達し涙を流しながら父親に助けを求める。 **●寿商会 ・藤兵衛((仮面ライダーシリーズのおやっさんこと「立花 藤兵衛」が名前の元ネタと思われる。)) CV:[[チョー>チョー(声優)]] 胡散臭い骨董品店の店長で変人だが、実際は筑波出身の天才科学者。自らの身体をサイボーグ化している。 実はシンデルマンとは対立していたらしく、危うく液体人間にされかかったらしい。 時期限定で彼に装備品や消耗品の強化をしてもらえる。場合によっては弱体化してしまうこともあるので注意。 どういう理屈か妙子のパンチまで量産できてしまう。 ブリキ大王を密かに保管しており、起動しようと試みている。 **●敵 ・クルセイダーズ フィールドでシンボルエンカウントする暴走集団。悪の組織の戦闘員みたいなドクロメットをしている。 嘗ては反体制活動を行っていたのだが、現在は逆に陸軍と結託し誘拐を行っている。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){終盤の真相を見るに石ノ森氏の「スカルマン」もモチーフの一つか…?}}} ・シンデルマン CV:[[中尾隆聖]] 筑波研究所の研究者。陸軍と手を結んで液体人間計画を進めているマッドサイエンティスト。 藤兵衛の元同僚でもある。生きているのにシンデルマン…。なんて、本人の口から言っちゃったりする。((作中ではダジャレっぽく呼ばれているが、「シンデルマン(Schindelman)」という名前自体は実在する苗字である。)) このダジャレの直後に「私を変人扱いしたものどもはみな液体人間にした」などと恐ろしいことをサラッと言ってのける。 近未来編の悲劇の元凶であり、三人集っておぞましいものを生み出そうとする。 なお、リメイク版での英名は「&b(){Doctor Livingstill}」。 「死んでるマン」に対し「&b(){まだ生きてる}」と真逆の意味になっている。 漫画版では研究所に踏み込んだアキラを液体人間にしようと襲い掛かるもあっさり返り討ちにあった。 だが死んではおらず、終盤ブリキ大王と隠呼大仏の戦いを見届ける。 ・ヤマザキ CV:[[玄田哲章]] 陸軍総帥。無法松と何らかの因縁がある。 終盤、総力(一個師団)を挙げてブリキ大王を迎撃するが逆に壊滅させられる。 コイツも元凶の一人。 漫画版では日暮里に向かうブリキ大王を自ら空中戦艦「怒竜」に搭乗して迎え撃つ。 また、反旗を翻した液体人間W1号を一刀両断にして粛清する、ブリキ大王のパンチを生身のサーベルで止めるなど超人的な戦闘力を見せている。 &s(){こいつ絶対今川ワールドの住人だろ…} 最期は至近距離からのハロゲンレーザーを受けて消滅した。 ・雲龍 CV:[[千葉繁>千葉繁(声優)]] 日暮里にある御出居寺の胡散臭い住職。陸軍・筑波研究所と手を結んでいる。コイツも元凶の一人。 公式イラストではインコの仮面をかぶり派手な服装に身を包んだファンキー坊主。 しかし元ネタ((スーファミ版発売の頃にやばい新興宗教と話題になっていた[[アレ>オウム真理教]]。大事件を起こしたことが世間に明るみになるのはスーファミ版発売後のことである。シナリオ担当の井上信行氏が後年にTwitterで明かしている。))といい思想といい、たぶん本編トップクラスに危険な人物。 特にイベントは無いが、黒幕三人衆では唯一、研究所に行くよりも前に会える人物。 寺にはインコが住み着いており「ケルル~」と変な鳴き声をする。 リメイク版では誘拐されたカズを助けた後、埠頭から一匹のインコが飛び去る(無法松が筑波に行くことを決意した後、画面左上の屋根に注目)という意味深な場面が追加されている。 漫画版では隠呼大仏に「御出居様」を降ろした直後、自ら望むように液体人間の中に飲み込まれていった。 ・液体人間W1号 CV:[[時田貴司]] 筑波研究所で開発された、液体人間を転用した兵器。重武装重装甲で、超能力攻撃をも行う。 正面から戦うとその防御性能と超火力の前にまず勝ち目が無い((リメイク版だと「ヘブンイメージ」で停止状態にしたところを正面からボコって倒すことも可能))が、炉心がむき出しの背中を攻撃すると……? 極稀になぜか「妙子のパンツ」(リメイク版では「妙子のヘソクリ」)をドロップする。((SFC版の確率は1/16*1/4らしい。「強化パーツ」もドロップする可能性がありこちらは1/16*1/8。いずれも1%前後ということになるから、確率はかなり低め。リメイク版でも落とす確率はかなり低い)) &s(){W1号登場時の「オマ……」「コ……」「オマエ……コロス……」という台詞でプレイヤーが何を想像するかによって心の清らかさがわかるとかなんとか} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){実は真下二マスは安全地帯だが、利用できるのはTASさんくらいのものだろう。}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){素体の液体人間はワタナベの父、コウゾウ。リメイク版では台詞回しが少し変更され、爆発と同時に&bold(){血飛沫の如く体液が一面に飛び散る}、よりショッキングな演出に変化している。}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){かつてある人物が不本意ながらアキラの父親の命を奪ったように、今度はアキラが不本意ながらワタナベの父親の命を奪うことになるという、やるせない展開である……。}}} 漫画版にも登場。 &font(#0000ff){&u(){&font(#fdfdfd){逃げるアキラ達に襲い掛かるが、父親に助けを求めるワタナベの姿を見て意識を取り戻す。そして、息子を逃がすためにヤマザキを攻撃するが、力及ばず一刀両断にされてしまう。}}} **●その他 ・ヨシカズ CV:&bold(){島本和彦} 公園にいたアベックの片割れ。終盤でプロポーズを受けてもらえるも怒涛の展開のせいで… 前述の通りリメイクでは&bold(){まさかのCV島本先生}となり、その熱演ぶりで新たな笑いどころが誕生した。 *●近未来編の特徴 ・読心術(テレパシー) Yボタンを押すことによって他人の心を読むことが可能。シナリオ進行にも関わってくる。 チュートリアル((このチュートリアルは漫画版「マジンガーZ」第1話冒頭(というか1ページ目)のオマージュである。アニメ「真マジンガー 衝撃!Z編」第1話冒頭では、この漫画版の最初のシーンがだいたい再現されている(つまり赤羽根氏は真マジンガーとライブアライブ両方で似たようなシーンを演じたのである)が、「主人公の目だけが真正面を見つつ読者に呼びかける」コマの再現は最初の1秒もないので、ライブアライブがこのシーンのオマージュだと言われてもピンと来ないかも。))でYボタンを押すタイミングがつかめず、何度か怒られるのはお約束。リメイク版ではタイミングがわかりやすくなった。 実は、SFC版なら近未来編でのメッセージ送りがYボタンでもできるので(最終編アキラ主人公時も同様)、冒頭のチュートリアルはYボタンをひたすら押せばつまづくことなく進む。&s(){でも取扱説明書にはそんなこと書いてないからわからないし、実はどのシナリオでもBボタンでもメッセージ送りができるから選択肢の選択ミスを防止できることだって取扱説明書には書いていない} ・たい焼き屋の手伝い ストーリー序盤(OP後、チビッコハウス到着直後から)の頃に無法松が営業するたい焼きの屋台の手伝いをすることができる。 子供・女性・男性・老人の内1人が客として訪れるのでそれぞれの客に合った値段でたい焼きを売るだけのシンプルなミニゲーム。 たい焼きの値段は100円・300円・&bold(){1000円}・&font(red,b){10000円}の4種類。客1人に対し正解の値段は2種類ある。 値段を間違えると「客見て商売しやがれ!」と無法松に怒られ、正解の値段で売ると値段に応じてたい焼きやド根性焼きなどの回復アイテムがもらえる。 この手伝いでもらえるアイテムはチビッコハウスの子供達にも渡すことができ、それぞれの欲しがっている物を渡すと装備品などのお返しがもらえる。 ある段階までストーリーを進めると手伝えなくなるが、逆に言えばストーリーを進めない限りは何度でも手伝えるので稼げるだけ稼いでおきたい。 これらの回復アイテムは下記の藤兵衛の発明を利用することで最終的に味方全員を大回復する超強力な「&bold(){ポーションNO.9}」に化ける。 しかしたい焼き一つで1000円は完全にぼったくりであり、10000円ともなるとまさに無法だが、「値上がりした?ま、いっか」や「高いなあ…ま、オイシイからいいけど」で済ませて買っていく客も大概である。 子供・女性・男性は隣接する金額が正解だが、老人は100円と10000円が正解。&s(){まさかボケているのでは…。} リメイク版のTIPSには、このたい焼き屋について「わざわざ筑波の方から買いに来るヤツもいるみたいだ」というアキラのコメントがある。きっとそれだけ美味しいということなのだろう……&s(){ぼったくられに筑波からわざわざ買い出しに来る筑波研究所の連中の気が知れない} リメイク版(PS4・PS5・Steam)では、たい焼きを10000円で売ることが実績になってしまった。タイトルは「商売上手」。&s(){ぼったくり上手の間違いでは?} ・BREAK DOWN エンカウントする敵がロボットを引き連れている場合、リーダーを直接撃破することで「BREAK DOWN」を引き起こし、全滅に追い込むことが可能。 ただし、この場合ドロップアイテムが無くなるので注意。もらえる経験値は変わらない。 リメイク版ではドロップ判定もあるため、従来通りに全滅させてもよし、急ぎならリーダー狙いもよしの設計になった。 厳密には他のシナリオでも登場する仕様ではあるが、近未来編では殆どの戦闘で可能なため印象に残りやすい。 ・テレポート 逃走コマンドは通常と違い「テレポート」。これで逃走するとたまにとんでもないところに飛んでいく。なぜか水場と縁が深い。 転移事故先はチビッコハウス内の為、一気に移動したいときは狙うのも手。リメイク前では低確率で妙子の入浴中に出くわすことも。((有志による解析によると、「通常通り逃げる:確率1/2」「チビッコハウスの台所に飛ぶ:確率1/6」「チビッコハウスのトイレに飛ぶ:確率1/6」「チビッコハウスの風呂に飛ぶ:確率8/54」「チビッコハウスの風呂(妙子入浴中)に飛ぶ:確率1/54」)) リメイク版はコンプライアンスのあれこれで「妙子入浴中の風呂」には飛ばないようになったが、「台所」「トイレ」「風呂場」に加えて「洗面台」「庭の手洗い場」「洗濯機」が失敗時のテレポート先に設定され、失敗時のアキラのセリフも追加された。 「洗濯機」パターンは、洗濯機の前に妙子が居ない時のみ発生し、&bold(){テレポートに失敗したアキラが洗濯槽の中からぐるぐる回りながら登場する}。良い子は真似するなよ! アキラ戦闘不能時は通常の逃げるに変更。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){最終編でもアキラ加入時はテレポートに変更され、テレポートを行う事で確率1/4で「心のダンジョン」へ突入することが可能。ちなみに「心のダンジョン」の開始位置も確率1/4で4ヶ所から選ばれる。}}}   ・藤兵衛の発明 前述通り、藤兵衛にアイテムや装備品を渡すことで新たなアイテムを開発してくれる。 失敗する場合もあるが、アイテムは失われない。 兵器系武器はアイテムとして使えるが、真価はタロイモのアクセサリ欄に装備させることによって技として使用可能な点。体も上がって選択も楽々。 アキラのアクセサリ欄に近未来編終了前に装備させておけば、最終編でキューブに装備させたり、アイテムとして使用可能。かゆいところに手が届く。 リメイク版では最終局面直前でも受け付けるようになったうえ、装備しきれなかった装備品と攻撃アイテムも持ち越せるようになった。これにより、兵器以外のアクセサリに日の目を見せることも可能。さらにムービースキップもあるので、高速周回がやりやすくなった。 リメイク版では、「妙子のヘソクリ」(スーファミ版の「妙子のパンツ」)だけ、改造した後にもう一度改造を頼むと「妙子のヘソクリ」に戻るという、バグなのか何なのかわからない仕様になっている。改造じゃなくて換金……? *●用語 ・[[マタンゴ]] マジックマッシュルームの一種で覚醒作用があるが依存性が強く、当然大量に摂取すれば死に至る。 本編の舞台にはバー((リメイク版ではバーに「バー MATANGO」という店名が付いた。そのまんまじゃねーか! またこの店で流れるBGMにも「PSYCHOで夜露死苦!! (マタンゴ屋Ver.)」という曲名が付いた。やっぱりそのまんまじゃねーか!))があるのだが客・マスター共に依存者((バーの中の誰の心を読んでも「マ…マタンゴ~!」としか言わない。ダメ。ゼッタイ。))なあたり、半ばドラッグバーの模様。 他にも雑魚のクルセイダー(同RS)がキメてパワーアップするほか、範囲回復アイテムの「マタンゴライト」も登場する。 元ネタは同名の映画からか。 ・[[ブリキ大王]] 主題歌にも歌われる古代ロボット魔神。該当項目参照。 ・液体人間 筑波研究所の技術で人間を文字通り&font(#0000ff){液化}させたもの。 液化していても意思はあるが、大抵&font(#ff0000){「たすけて」「身体を返して」}と嘆いている。 肉体を失った反動で精神力が増幅される為、倫理的な問題を除けばエネルギー源としては破格の性能を持ち、極めて強大な精神力が必要とされるブリキ大王の起動すらも理論上は可能とされる。 タロキチ(タロイモ)を生き永らえさせた技術も恐らくはこれの応用と思われる。 元ネタはおそらく古典SFの傑作「ブラッドミュージック」 ・近未来 本作の舞台は「(SFC版発売当時の1994年から見て)今より少し未来の東京」となっているが、年代には2つの説がある。 1つは&bold(){「2010年」}で、こちらはSFC版の取扱説明書の近未来編の紹介に「2010年の東京」が舞台と明記されており、ソースがはっきりしているためWikipedia等もこちらを採用している。 もう1つの説は&bold(){「2014年」}で、筑波研究所最奥のコンピュータを調べると判明するW1号の型番が「TYPE-2014」となっているのが由来。こちらははっきりと明言されているわけではないのだが、発売年からちょうど20年後なのでこちらの支持も多い。 また近未来編が過去の回想から始まるため、一部では2010年がちびっこハウスに来た頃のアキラ、2014年が作中の現在なのではという折衷説もあったりする。 後にシナリオライターが語ったところによると、当時シナリオとしては&bold(){厳密に年代を決めていなかった}らしく、説明書担当とゲーム内テキスト担当のそれぞれのスタッフが独自に判断したことで齟齬が起きてしまったようだ。 公式ではどちらが正解なのか明言はなく、リメイク版でも特に年代の言及はない。 しかもリメイク版発売は既に令和に突入した&bold(){2022年}なので実質「近過去編」になってしまったが気にするな! #center(){&font(#ff0000){ポゲラルゴォ〜!!}} ※以下、ネタバレ注意 陸軍の目論見が明らかになった後、アキラ達はブリキ大王の起動を計画するが、作中アキラも起動に失敗している。 当初は自身の病が治ることがない事を既に悟っていたカオリが、「兄の側にずっと居られる」と&bold(){ブリキ大王の動力として自ら液体人間と化す}ことを志願する。 しかし、この時超能力も使えもしないのに無法松が「無理を通してみせる」とブリキ大王の起動に名乗りを挙げる。 一度は見事に失敗して即飲んだくれてたが、微睡む中でマタンゴの覚醒作用を利用を思いつき、自らの命を磨耗しながらも精神力を増幅することで遂に起動に成功する。 直後の時刻、チビッコハウスを放火され窮地に陥っていたアキラとカオリの前に壁を突き破りながら現れたその姿は&bold(){ブリキ大王}。 二人を救出し、更に応戦してきたクルセイダーズをもド根性で撃破する。 しかし、常人には不可能な行動の代償として、既に無法松の命は燃え尽きかけていた。 ここでアキラにテレパシーで自らの過去と真相を明らかにする。無法松こと「マツイケンイチ」は元クルセイダーズのリーダー。 当時は特に陸軍に対する反体制組織であり、この為機動隊隊長のアキラの父と衝突していた。 陸軍による新技術を巡って互いの部下が浮足立つ中、全面戦争を回避するためにマツイはアキラの父に射殺されかけるものの、&bold(){一瞬早くマツイの方が銃の引き金を引いてしまう}。 この罪と後悔を背負った「マツイケンイチ」は「&bold(){無法松}」となり、天涯孤独となった田所兄妹の面倒を見ながらチビッコハウスへの出資を行いつつ、暗躍を続ける陸軍と筑波研究所・クルセイダーズの動きを同時に独自に追い続けていた。 &bold(){父の死と無法松の過去。全ての真実を知った今、無法松の亡骸の傍でアキラは───} &font(#994c00){藤兵衛「アキラ‥‥お前か?&bold(){お前が動かしてるのか!?}」} #right(){ &color(red,steelblue){[[ブリキ大王]]の項目に続く!} } #center(){ 昭和の男にムリなんて言葉は通用しねぇぜ! 男 無法松‥‥} #center(){&bold(){&sizex(6){&font(#ff4500){追記・修正を通して見せるッ!!}}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\おしてみな/ #vote3(time=600,20) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/02/28(火) 21:45:48 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#008000){こんな力を持っていたら‥‥&br()あんたなら どう使う‥‥?&br()オレの場合は‥‥‥}} #center(){ 今よりちょっとだけ未来。超能力を持つ少年がいた。 人々の本音を見すぎケンカに明け暮れる日々だったが……。 人の心を読む事ができる少年を取り巻く怪事件……。 果たして古代のロボット魔神ブリキ大王は復活するか!? } [[LIVE A LIVE]]のシナリオの一つ。サブタイトルは&color(deepskyblue){『流動』}。 英語表記は「The Near Future」。 キャラクターデザインは&font(#ff0000){炎の漫画家、島本和彦。} 舞台は近未来(2010年 ※年代に関する詳細は後述)の日本、日暮里近辺。 暴走族クルセイダーズによる誘拐事件が多発しており、主人公アキラはこの事件に巻き込まれていくことになるが、その裏にはドス黒い計画が蠢いていた。 そして、藤兵衛が密かに保管・再起動させようとしている古代バビロニアの巨大ロボ「[[ブリキ大王]]」も物語の重要なキーとなる。 &bold(){全編中唯一主題歌(歌詞つき)あり。} &bold(){しかもリメイク版では、あの影山ヒロノブのボーカルが付いた。英語版まで用意されており、そちらも影山ヒロノブが熱唱。} リメイク版では主題歌パートにフルCGのアニメーションムービーがつき、完全に昭和ロボットアニメのオープニングそのものとなっている。 昭和的世代感に描かれた近未来モノをイメージしたような作風で、 [[マジンガーZ>マジンガーZ(機体)]]や全日本プロレス、[[仮面ライダー>本郷猛/仮面ライダー1号]]等のアニメ・特撮等パロディネタが多分に含まれている。 多分[[ムトー>武藤敬司]]と現代編のエイジャは別人のはず。 一見熱血系シナリオだがバックホーンは非常に暗く、サラッとトラウマ・鬱要素も幾つか…。 ライブアライブ28周年を記念してファミ通.comで行われたアンケートでは、好きなシナリオ第一位に近未来編、一番好きなキャラクター第一位に主人公のアキラ、一番好きなセリフ第一位に近未来編クライマックスシーンのアキラのセリフが選ばれ、ファンにも愛されているシナリオである。 原案シナリオは本作のバトルディレクターの井上信行氏(後に『[[聖剣伝説LEGEND OF MANA]]』の[[エスカデ編>エスカデ編(聖剣伝説LOM)]]等を手掛ける)で、 大筋こそ変更していないものの、時田氏がキャラクターデザインから迸る&color(#F54738){&bold(){島本ソウル}}に影響された結果、 &bold(){熱い台詞を言わせたくなり}、島本作品特有の熱さを加味するべく手を加えられて現在の形になったという。 島本氏の側も本作に&bold(){&color(#F54738){相当の}}思い入れがあり、自身の作品にブリキ大王をカメオ出演させたり、 &bold(){勝手に近未来編を全編コミカライズした同人誌『超級!!近未来編』を描いて公開する(しかもモノクロとカラーリメイクの2回)}((「オレが勝手に出して!勝手に売った!同人誌だ!」とはビデオレターでのコメント))など、ヤバいぐらいの&color(#F54738){&bold(){熱さ}}を見せてくれている。((実はこの本より少し前に、島本氏による[[鬼太郎6期>ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)]][[ねこ娘>猫娘(ゲゲゲの鬼太郎)]]の同人誌『ねこ姉さんは告らせたい』にて、ねこ娘と[[鬼太郎>ゲゲゲの鬼太郎(キャラクター)]]の甘~いラブコメだったはずの展開が、後半から急転直下で何故か突然シンデルマンやブリキ大王やアキラが絡んできて''近未来編な熱い展開に突入する(注:ねこ娘メインの同人誌です)''なんてことがあり、これをきっかけにいっそ近未来編全編を本気で描き切ろうと筆を執ったそうな。)) リメイク版では、コレクターズエディション付属のブリキ大王ストラクチャーアーツ箱絵を担当した他、&bold(){公園にいるモブキャラの「ヨシカズ」の声まで熱演}。ボイス収録時は自ら3回録り直すなどの激アツっぷりを、サンデーGX2022年8月号「吼えろペンRRR」で漫画化してしまった。 さらに、Twitter上で新作漫画『超級!!近未来編R』を連載し、LAL公式ツイッターもこれをリツイートしていたのだが、&bold(){実はこちらも勝手に見切り発車していた}ことが後に判明。 なお、後にこの『超級!!近未来編R』はコミックマーケット100にて、再録+新規描き下ろしフルカラー同人誌として販売された。 また、月刊ビッグガンガン2022 Vol.8の『燃えよペンRRR 1993「LIVE A LIVE」制作記録編』では、1993年のスーファミ版制作時のエピソードを、当時の貴重なラフ絵と共に漫画化している。島本先生曰く「少々盛ってはいますがやっている事は事実をもとに書いております」とのこと(Twitterより)。 ゲームスタッフ側も、イベント演出を担当したスタッフの1人である杉中氏が告知と共に島本先生の同人誌を含む数々の所有LALグッズの写真をTwitterにアップしていたり、 実際のゲーム内でも派手なアングル満載で動きまくりのオープニング演出、島本先生が考えたGOGOブリキ大王2番の歌詞を戦闘ボイスに引用、 アキラの勝利ポーズやブリキ大王のジョムジョム弾発射ポーズ等がどう見ても上記の同人誌からの引用など、&bold(){島本和彦と近未来編は切っても切れない関係にある}と言える。 アシスタントのTwitterの漫画でも、リメイク版近未来編をプレイした島本先生が「まるで我々の同人誌を動かしてくれているようなアングル満載のオープニング!」と感激している様子が描かれた。 そして2023年……PlayStation4, PlayStation5, Steam版の発売に合わせて #center(){&bold(){&sizex(5){&bold(){ついに「&color(#F54738){超級!! ライブアライブ近未来編}」スクエニ公式で発売ッ!!!}}}} しかも同人版より大幅加筆((当初4~5ページの加筆のつもりが最終的に「14ページ+おまけ」が描き下ろしとなり、更にはeSTORE予約開始時に品切れになったお詫びとして、ビッグガンガンに描き下ろしイラスト&「魂の詫びセンターカラー掲載」まで行われることに。品切れは島本先生のせいじゃないのに……。時田氏が公式放送で「あの人(島本先生)寝てるんだろうか?」とツッコミを入れた))&ツイッター連載分も収録という太っ腹。公式グッジョブ。スクエニ通販だけではなく一般書店やネットショップでも販売中。 電子書籍でも販売となったが、試し読みで50ページ近く読めるようになっている。サービスしすぎ。 帯には「時代を超えて今、昭和の男達が無理を通したッ!!」の煽り文句、表紙は熱い男三人がブリキ大王を動かす感涙モノの島本先生描き下ろし。 スクエニの宣伝では「&color(#F54738){&bold(){野生の公式・島本和彦}}」というかっこいい二つ名をいただくこととなった。 *●登場人物 CVはリメイク版より。 **●主人公 ・&font(#ff0000){アキラ(田所晃((ゲームでのデフォルト表記が「アキラ」であり、漢字表記はSFC版取扱説明書に掲載されている。元ネタは大友克洋氏の漫画「AKIRA」か(妹カオリの名前も「AKIRA」に登場し、超能力モノ・軍と反政府勢力の戦いなど、近未来編と「AKIRA」の共通点が幾つか見受けられる)。父親の名前は筑波研究所で確認できるが、表記は「タドコロ タダシ」とカタカナ。「田所」の由来は不明だが、ちょうどSFC版発売時期に活躍していたプロレスラーの「田上明」(たうえあきら)と「田所晃」はなんとなく似通っているようにも思える)))} CV:赤羽根健治((演じた赤羽根氏は『マジンガーZ』シリーズの主人公・兜甲児を『真マジンガー 衝撃!Z編』で演じており、同作のオマージュが盛り込まれている事を意識したキャスティングと思われる。ちなみに功夫編で老師を演じる石丸博也氏も初代アニメ版で甲児を演じていた。)) &bold(){&font(#008000){「アポはねーけど‥‥用ならあるぜ!」}} 機動隊隊長だった父・タダシ((ゲーム内では機動隊隊長のドット絵しか登場しないが、「超級!!近未来編」「超級!!近未来編R」などで野生の公式・島本和彦先生が描いたタダシは「超級!! ライブアライブ近未来編」の描き下ろし表紙も飾っておりかっこいい))(CV:[[杉田智和]])を失い、妹カオリと共に養護施設「チビッコハウス」((SFC版ではセリフ中だと「チビッコハウス」、一方で取説やフィールドの看板は「ちびっこハウス」と表記が統一されていなかったのだが、リメイク版では「ちびっこハウス」で表記が統一された。))で育った少年。 この頃から超能力に目覚めたが、これにより人の本音が見えすぎる為喧嘩に明け暮れるようになる。 実際、反抗期のヤンキーのような見た目と態度で、大人には「かわいいボウヤ」だの「頭ワルそー」だの散々な言われよう。胸や腕に傷跡があるのも喧嘩に明け暮れている証拠なのだろうが、リメイク版でデザインを担当した生島直樹氏が公式イラストでうっかり胸の傷を描き忘れてしまい、島本氏に『超級!!近未来編R』でネタにされてしまった。((『超級!!近未来編R』掲載後に、時田Pのツイッターで生島氏による謝罪イラストを掲載したことで、デザイン変更ではなく単に書き忘れだったことが判明した。後に「29周年記念コンサート LIVE A LIVE A LIVE 2023 八王子編」で生島氏が直接島本氏に謝罪をしたことも時田Pのツイッターで明らかにされている。なお、生島氏のキャライラスト以外のリメイク版公式イラストにはきちんと胸に傷がある)) それでも妹やチビッコハウスに関わる人たちのことは大切に思っており、みんなに危険が迫ったときには本気で守る。 近未来編冒頭では第四の壁をぶち抜いてプレイヤーに語りかけてくることもあり、リメイク版では近未来編用TIPSまでアキラの一人称になっているが、ここからも素直な一面をうかがえる。 最終編で主人公に選んだ際の最後のセリフでも、仲間想いであることが伝わってくる。 こう見えてオルガンを弾くことができ、チビッコハウスにあるオルガンを調べると「ねこふんじゃった」や「チョコボのテーマ」を演奏してくれる。 喧嘩技だけではなく超能力による広範囲攻撃・能力低下が得意。 近未来編でも彼の超能力がゲーム進行に関わってくる。 アツい成分溢れる男だが、能力は全主人公中&font(#ff0000){最弱レベル。} 知力の成長は高いがそれ以外は笑えない。その知力依存の超能力も溜め時間必須の為、瞬間火力が稼げない。 更に超能力も知力依存が殆どなのに最終編の彼の専用装備に知力補正がなかったり、超能力自体弱かったりとどうも不遇。 となると能力低下技やヒールタッチでのサポート役がメイン…なのだが、 低下技は通打や心山拳奥義で事足りてしまうことや、サポートには耐性・範囲回復が優秀なキューブも居る。 挙句の果てに最も高いダメージを叩きだせるのが初期技のローキックの為、「最強技はローキック」とか言われたりする有様。 このありさまなのでタロイモ・無法松不在時はまず地獄を見るのでさっさとタロイモ加入まで進行させた方が良い。 近未来編では範囲攻撃役として、最終面では与えるダメージ量以外の部分に目を向けたサポート役として活躍させてあげよう的なキャラである。 最終編でレベルが挙がり始めてから真価が発揮されるタイプであり、広範囲にわたる弱体化や、隣接した味方へのHP回復量の大きいリカバーはあまり替えが効かないこともあり、サポーターやジャマーとして見るならかなり強力(高レベル帯になるとキューブがレベル差により戦力外になることも一因)。 専用装備も状態異常への耐性が揃っており、最初からアタッカーではなく堅実な後衛として設計されたと言える。特に敵の行動パターンそのものを狂わせる技の多さは群を抜いており、彼を使いこなせば敵はまともな戦闘行為そのものができなくなる。 どうもデザイン担当の島本和彦も「アキラが弱い!」と嘆いたらしく、リメイク版ではアタッカーとしても運用しやすいよう仕様が変更されている。((この強化については、「『ライブアライブ』28周年&新生記念 生放送」での時田Pの呼びかけに対し、島本氏が「お気に召しました‼︎」とツイートしており満足した様子。)) 全体的に威力が底上げされていたり溜め時間が短縮されていたりと、&bold(){もう「ローキック最強」とは言わせない}とばかりに敵の耐性に応じて超能力を使い分けられる広範囲アタッカーへと変貌。弱点属性を突けばアキラ一人で殲滅することさえ可能になった。   ◆使用技 一応キックやエルボーなどの体術も使えるが、所詮はケンカ仕込みの素人技なのでそこまで性能は高くはない。 メインになるのは各種デバフや状態異常をばらまく超能力による攻撃で、熱血漢な性格に反してどちらかというと性能的にはサポート型の技構成。HPは標準的だが自己再生技も備えているため、防御関連のパラメータを固めてやると囮としても使いやすくなる。 BREAKDOWNを狙える群体型で低HPの敵に対しては広い攻撃範囲を活かしてまとめて一掃がしやすいものの、反面、いずれの技も長めの溜め時間が発生するため、瞬発的な火力と単体に対する火力に乏しいのが欠点。 リメイク版では全体的な待機時間の短縮がなされ、これらの弱点がかなり克服されているため、状況に応じて役割を切り替えられるオールラウンドな性能な技が揃った。また、「ローキック」「エルボー」は物攻依存、その他超能力技は特攻依存とダメージ量依存値がわかりやすく変更されている。最終編で「血の魔装」装備で力(物攻)を底上げしなくても、彼の能力を充分活用できる(趣味でやるなら別だが)。 -ローキック 「たたかう」。伸びしろの関係で瞬間火力は確かに最大になってしまう。 さらに最終編の終盤だところころムシとかピスタチオとか高相性の敵がよく出てくるのも追い風になってしまっている。慣れてくるとパスして他のキャラで殴ることも多くなるが。 超能力が軒並み強化されたリメイク版では相対的に出番も減ったが、クルセイダーRSを筆頭とする超能力そのものに耐性を持つ敵は健在なので、そういった相手には選択肢に入る。 -エルボー ローキックと同威力だが単発どまりで何時かは追い抜かれる。足技封じられたとき用。 リメイク版では中盤の手技弱点の敵にいきなり殴りこむのに使う。 -マザーイメージ &bold(){&font(#008000){「大人しくしな!」}} 精神思念で幻影を見せ、敵の戦闘意欲をなくしてLVを下げてしまう。威力自体は低いが広範囲に効果が及ぶ。 隠し効果で「相手がこちらに近づくようになり、そのくせ技を使用してこなくなる」という、状態異常ならぬ行動異常とでも言うべきかな、そんな展開を生むことがある。 当然、敵は隙をさらすことになるので地味に強力だという評価もあるらしい。噂ではラスボスを無理やり動かしたという話も。 しかし、これに限らず「行動異常」はBREAK DOWNする敵には発動しない効果なので、近未来編では人間系の敵にしか発揮できない。こまったもんである。こういうのは最終編で存分に使ってやろう。 リメイク版では&bold(){上記の隠し効果が「魅了」という行動異常として表示・解説されるようになり}、タメ無しで使用できると「わかりやすさ」を中心に強化された。 &bold(){更にBREAK DOWNする相手にも通るようになった}ため、敵の数が多い時に開幕で撃つと個別に対処しやすくなる。 -スリートイメージ &bold(){&font(#008000){「ビビらせてやるぜ!」}} 精神思念で襲い来る刃のようなイメージを投影、プレッシャーを放ち広範囲の敵に少ダメージを与えてそっぽ向かせる。戦闘システム上敵の数が多ければ多いほど効果的。 隠し効果が発動する相手に対しては、技制限をかけつつこちらから遠ざかるような移動…おびえたような挙動を強制させたりすることもできる。吹き飛ばしやLVダウンとのコンボが強力そう。 リメイク版では上記の隠し効果が行動異常「恐怖」として明示されている。背中を向けさせ距離を開かせ、隙を突くことができる。 -セルフヒール &bold(){&font(#008000){「痛ってぇなあ‥‥!」}} 自分のHPを大きく回復する。アイテム節約用に。 ちなみにライブアライブでは回復系の技やアイテムでのHP回復量は使用者のステータスには依存しない(乱数で多少のブレが出るだけ)。 -ヘブンイメージ &bold(){&font(#008000){「ゆっくりおネンネしてな‥‥!」}} ダメージは与えないが正の思念(内部的には『善』の技分類)で画面中の敵全体を眠らせる。運がいいとLVも下げたりできるし、メカでも眠ったりするものである。ちょうど覚えた直後の雑魚戦がそんな感じ。 隠し効果が発動する相手に対しては、少しの間無防備無抵抗にして隙だらけにさせてしまうこともある…この手の技充実しすぎだろJK。 リメイク版では隠し効果が行動異常「停止」として表記されわかりやすくなった。ステータスダウン効果は弱体化したが、眠りと合わせて大量の敵を足止めしたい時に狙ってみたい。 多彩なキャラが集結する最終編では他のキャラクターの溜め時間稼ぎのお供になる。 -ヒールタッチ &bold(){&font(#008000){「しっかりしろよな!」}} 触れた相手のHPを回復する。回復力は高めだがステータス治療はできないので注意。 -ヘルイメージ &bold(){&font(#008000){「地獄を見てみな‥‥!」}} 精神思念で恐ろしいイメージを放ち、範囲内の相手を攻撃して吹き飛ばす。縦範囲はアキラを中心に3マスで横範囲は無限。 相手のLV・力・速を下げることもできる。気のせいか相手の出番を遅らせるようでもある。 リメイク版では吹き飛ばしと各種ステータスダウンに加えて、足封じを与えるようになった。時期的に精神・善属性耐性を持つ敵を倒すのにも有効で、範囲の広さから完封も簡単。 -ホーリーゴースト &bold(){&font(#008000){「頼んだぜ!」}} 天使の反撃。周囲1マス以内かつ前方なら、手技、足技、突撃技、鋭器、鈍器、締め技、飛び道具、背後、精神属性の攻撃に対して発動できる優れもの。 リメイク版では、技の説明によると「精霊の力」で反撃しているらしい。また、スーファミ版では十字架を持っていたが、リメイク版ではレイピアのような剣に変更された(ホーリーイメージでも同様)。コンプライアンス的な事情があるのだろう。 なお時田氏は出現する精霊の正体について、Twitterでのファンからの質問に「守護霊イメージだと思います」とした上で、 「(アキラの母なのかという質問を受けて)そういう解釈もありですね。超能力は母から受け継いだとか」とも発言している。 -フレームイメージ &bold(){&font(#008000){「食らいやがれ‥‥!」}} 炎の思念で相手を焼き尽くす。イメージ的にはロマサガ1の火幻術みたいなもんなのだろうか。 特に隠し効果もなく威力重視の攻撃なのだが、射程が短いのにタメが要るのでやや使いにくめである。敵の死角から狙えればいいのだが。 リメイク版では溜め時間がなくなり、火弱点の相手はもちろん火耐性を持つ相手以外にも通常攻撃として積極的に使っていけるようになった。火弱点の敵はHPの高い敵が多く、見せ場がある。 -ホーリーブロウ &bold(){&font(#008000){「裁きを受けな!」}} 正の思念で強力な拳…と思わせる物理攻撃を行う。実にようわからんが、一応こちらの力/相手の体パラメータ依存である。リメイク版では特攻依存に変更された。 威力重視ならローキックのほうがよさげだが、ヘビーブロウと違って麻痺はしないが、ヘヴンイメージと同じ強力な隠し効果がある。ジェネラル相手にでも狙ってみる? リメイク版では射程の死角が減り、隠し効果は「停止」としてわかりやすくなっている。追加効果目当てなら耐性を気にせず使えるが、威力で倒すなら確認してから。 -フリーズイメージ &bold(){&font(#008000){「固まっちまうんだな!」}} 氷の思念で相手に凍てつかせるような感覚が襲いかかり、ダメージに加えて麻痺と速低下の追加効果を与える。知を上げれば順当に強くなるので使いやすい方。 リメイク版でもあまり立ち位置の変わらない技。ホーリーブロウと覚えるレベルが入れ替わった。 -シャドウイメージ &bold(){&font(#008000){「怖気付かせてやる‥‥!」}} 負の思念で精神に悪影響を与えるイメージをぶつけ、相手の寿命を縮める。ごく普通のダメージ攻撃でLVをヘルイメージよりも大きく下げる。 他キャラの攻撃技に比べれば控えめな性能と言われても仕方ないが、スリートイメージと同じ隠し効果が発動すればワンチャンあるかもしれない…まぁ、最終編序盤の火力としての仕事は保障されてるが。 リメイク版では威力の高さに加えて、スリートイメージの「恐怖」の代わりに「混乱」が発動することがある。やはり相手との距離が離れているほど効果が増す。 悪属性かつ威力の高い技としても貴重。 -ホーリーイメージ &bold(){&font(#008000){「てめえらの好きにさせるか!」}} 正の思念で相手を無力化する。具体的には、ダメージこそ少ないが広範囲の敵に対して石化、酔い、眠り、麻痺、毒、腕かため、足かための追加効果を与え、 さらに力、速、体、知、LVを大きく下げ、隠し効果で敵を移動も攻撃もできないような無防備状態にすることがあるという、こう書くと超性能の補助技。 範囲の広さが何よりの特長で、横方向はアキラを軸に5マス、縦方向は無限と真ん中の列で使えば実質的に全体攻撃として機能する。 しかし、追加効果の発動率は他のパラメータと並列して上げるのが難しめな「力」依存であることが解析で発覚している。こまったもんである!! 追加効果を狙うなら「血の魔装」などを装備したりLVアップの時に力上昇を吟味したりするか、いっそ能力低下と隠し効果に期待するのが吉。後者二つだけでもラスボス戦などでは役に立つ。 リメイク版では威力の向上・溜め時間短縮・戦闘システムの細かい変更もあり、相手の妨害をかいくぐって成功させやすくなる大技としての地位を確立。 更に強烈な追加効果は健在であり、善属性弱点やHPが低い敵は威力でほぼ一掃、そうでない敵も追加効果で総崩れと一発通すだけで戦局が大きく傾く正しくアキラ最強の技となった。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){更にエフェクトがより神秘的になったが、エンディングの最終技披露ムービーはブリキ大王のハロゲンレーザーに取って代わられてしまった。}}} **●仲間 ・無法松 CV:[[石川英郎]]((石川氏は『ゲッターロボ』シリーズの主人公・流竜馬をOVA版以降演じており、アキラとは対の関係になっている。竜馬と同じく愛車(愛機)も赤い。ちなみにSF編のダース伍長をOVA版以降の神隼人を演じた内田直哉氏が、現代編の高原日勝を『チェンゲ』版の號を演じた関智一が、功夫編のオディワン・リーを『真対ネオ』以降の一文字號を演じた櫻井孝宏が演じており、意外と『ゲッターロボ』関連の声優陣が出演している)) &bold(){&font(#ff0000){「通りすがりの‥‥たい焼き屋サンよ!」}} 公園で[[たい焼き]]屋を営んでいる&font(#ff0000){昭和の男}。名前はケンイチ。アキラの兄貴分。 愛車は赤いハーレー(リメイク版では赤いバイク)。 緑色に染めた髪を逆立て、背中に「男」と書かれたジャケットを着こなす。だがスーファミ版だと左右逆向きの時にキャラのドット絵を反転させているので「男」の文字まで反転してしまう。リメイク版ではこの問題に対処するためかドット絵からは「男」の文字が削除された(リメイク版イメージイラストではちゃんと描かれているので、ドット絵は単純に反転対策で消されただけと思われる)。 チビッコハウスの運営は園長の言動から彼が出資している模様。子供達からも慕われている。 近未来編でのお助けキャラでもあり、アキラよりも腕っぷしに優れた彼の存在は実際頼もしい。 クルセイダーズの行動には何か思い当たる節があるようだが…。 (リメイク版では初登場時、クルセイダーズとの関係を匂わせるセリフが追加されている((なお、この「いつからだ? クルセイダーズがチンピラ集団に成り下がったのは?」というセリフはSFC版の時点でデータとしては存在していた))) 初期装備の「ライダーブーツ」や、一部の攻撃アイテムやレベルアップで見れる溜め技モーションなどから、仮面ライダーの影響が非常に強いことがわかるキャラクター。 なお、高原とストーリーの展開に隠れて目立たないが彼もまた永遠の知力19である。リメイク版では永遠の特攻19・特防16と、特防が上がるようになった高原よりも更に下回っているが、石川英郎氏の熱演の影に隠れてやっぱり目立たない……? ◆使用技 強力な肉弾戦技が多く参戦時期では頼りになる。リメイク版では手・足・鋭属性耐性が付き、より殴り合いに強いキャラ付けになった。 -イナズマアッパー 現代編でも見れる技その1。強烈なアッパーで、運がいいと相手の向きを変え隙を作れる。 -ド根性キック &bold(){&font(#ff0000){「ド根性ォッ!」}} 分厚いライダーブーツの底で根性の入った強烈な蹴りを見舞う。相手を吹き飛ばす攻撃。 -怒りの鉄拳 &bold(){&font(#ff0000){「歯ぁ食いしばれぇ!」}} 文字通り怒りのこもった猛鉄拳を放つ。最大4回の多段ヒット・範囲攻撃・溜め無しと、前衛向けな松の能力と相まって非常に頼りになる。 -ヘビーブロウ 現代編でも見れる技その2。強力なブローで体の低い相手(時期的に黒フクあたり)なら麻痺させることもある。 ・タロイモ CV:ノブオ(ペンギンズ) &bold(){&font(#b8d000){(カオリチャン アリガト‥‥)}} カオリのペットである瀕死のカメ「タロキチ」を液化させ、メタルスーツと呼ばれるロボットのボディに移した「流体アンドロイド」。 上記の通り本来の名前は「タロキチ」だが、藤兵衛が間違えたのでなし崩し的に「タロイモ」に改名した。 元がアカミミガメだからなのか空気が読めないところがチラホラ。リメイク版では会敵状況で敵を威嚇する素振りやカオリを気遣う描写が追加されている。 技は藤兵衛の開発する兵器を装備することで増設が可能。火力要員としてはアキラより頼りになる。 反撃技のうてんショートも麻痺効果があり、意外と役に立つ。 レベルアップはしないが強化パーツでHPの成長が可能。 リメイク版では強化パーツでHPだけでなく命中・回避も底上げ可能。戦闘時のボイスなども豊富になった。 強化パーツは最終編に持ち込めないので、素直に近未来編で使ってしまおう。 CVは兄貴と舎弟のキャラコントで知られるお笑いコンビペンギンズの舎弟の方ノブオ。 ゲーム好きであり、特にライブアライブはバラエティ番組『勇者ああああ』でプレゼンするほどの大ファンだったことから、今回の起用につながった。 ちなみにメタルスーツの素材は真鍮のヤカン40個らしい。「寿」と書かれた赤褌を付けており、その下(つまり股間)には[[光る玉のパーツ>きんのたま]]がくっついている。島本氏による近未来編イラストでは赤褌がめくれて丸見えになっているが、ロボットのパーツなので丸出しでも全く問題ない。 ◆使用技 ※アイテム含。SFC版は装備しなくてもアイテム欄から直接使用することが可能。装備できる場合選択の手間が省ける。 -タロイモパンチ &bold(){&font(#b8d000){「ゲンコツッ!」}} テンキー表記で8,4,6,2方向への伸びるパンチ。即時発動だが密着した敵には狙いを付けられないので注意。 -タロイモキック テンキ―表記で7,9,1,3方向への伸びるキック。パンチとはダメージ計算式が違うらしいが、実感はしづらい。 -のうてんショート &bold(){&font(#b8d000){「ビリビリ〜ッ!」}} さまざまな属性の攻撃に対してマルチカウンターばりの有効射程で反撃する、反撃専用技。エフェクト的に漏電して相手を攻撃している? 威力は低いが射程のために発動率が高く、いつの間にかダメージを稼げる。麻痺の追加効果があるが、こちらは意識して体を上げないと発動してくれない。 -※ラッカーふんむ弾 &bold(){&font(#b8d000){「ラッカーフンシャ!」}} 藤兵衛の開発でのみ手に入る兵器アイテム「コトブキラッカー」の技。自分の周囲に有毒な噴霧をして敵にダメージを与える水の技。 相手の知(特防)に依存した攻撃で超能力感覚で使える。確率は低いが相手を酔わせることもある。 フレームイメージと同様の難点(射程が短くタメも要る)があるので、敵の妨害や集中攻撃には注意。 -※ゲキレツ弾 兵器アイテム「岩石砲」で発動する。強烈な岩を斜め方向の敵めがけて発射し、ダメージを与えて吹き飛ばす。 体(物防)・知(特防)・Lv(命中・回避)とデバフ性能も備えており、意外と強い。 力依存で強くなるうえに伸びしろが意外とあるため、選択は手間だがタロイモ以外のキャラで使うのも良い。 -※ボヨヨンパンチ 兵器アイテム「ボヨヨン銃」で発動する。斜め方向めがけてパンチが飛び出していくが、兵器の中では性能は低め。 リメイク版では手属性に弱い相手なら一撃KOも狙えるようになった。 -※5万Vのショック 兵器アイテム「スタンガン」で発動する。高圧電流で麻痺させる。他の電撃的な兵器と違い、ダメージ0固定で射程も短いので使いにくいのは否めない。 -※100Vレーザー 同名の兵器アイテムより。ナナメを貫く電気光線でダメージを与え、体力を下げることがある。実は内部的には火の技。 改造以外でも拾うことが可能で、リメイク版だと強敵を倒すのに役に立つ。 -※プラズマスパーク 同名の兵器アイテムより。長射程の破裂するエネルギー弾を放ち、着弾点とその周囲にいる敵にダメージを与え、麻痺の追加効果を与える。 威力の伸びしろはないが、軌道上の敵すべてを巻き込めるので麻痺狙い兼ザコ散らし用として使える。改造以外でも拾うことが可能。 -※キンギョ弾 &bold(){&font(#b8d000){「オットットット〜!」}} 兵器アイテム「昭和キントト砲」からおおあわてで放たれるキンギョ爆弾。中射程に有効で、敵の手と足を封じる効果もある。 追加効果は知依存なので、アキラや最終編で参加するあるロボットでも追加効果目当てで使っていける、なかなか強力なシロモノ。威力アップ狙いなら力を重視しよう。 -※ヒヨコ弾 &bold(){&font(#b8d000){「ピョピョピョピョピョピョ!」}} 兵器アイテム「昭和ヒヨコッコ砲」で雨アラレと発射されるヒヨコ爆弾。長射程を誇り、当たった相手に力依存の石化効果を与えることもある。 更に相手の挙動を「その場でくるくる回転させる」(リメイク版:目眩と明記)事もあると、見えてる点・見えない点の両面で強烈な兵器。近未来編は勿論、最終編でも当然活躍させられるだろう。 変な要素として、当たった相手の体が上昇してしまうことがある。石化の副産物か? **●チビッコハウス((孤児院の名前が「ちびっこハウス」、正体を隠して「ちびっこハウス」を援助する人物がいる、その人物を慕う「ちびっこハウス」の女性職員、といったネタは漫画「タイガーマスク」のオマージュだろう。))関係者 ・カオリ CV:[[三上枝織]] アキラの妹。病名は不明だが不治の病に冒されており、ブリキ大王起動の件では自ら液体人間と化す事を望んだ。 中盤まではアキラが倒れると、兄の身を案じる描写が入る。ストーリー中には出てこないが、兄と同じく超能力があるのだろうか。 ・妙子 CV:[[下屋則子]] チビッコハウスの保母的お姉さん。無法松LOVE。 [[西部編>西部編(LIVE A LIVE) ]]のアニーと並ぶ本作のセクハラ対象。 アキラにパンツを執拗に狙われている。リメイクでは大変残念ながらヘソクリ(パンツ)・写真(パンスト)・ポーチ(パンタロン)に変更されてしまった。 彼女の怒りの鉄拳はなぜか武器として装備可能、しかも近未来編最強武器((アキラと高原日勝は最強武器以外の武器を使い回せるので、最終編では格闘家である高原までも彼女の鉄拳を装備できてしまう))。 近未来編冒頭で、ちびっこハウスに戻ってきたアキラに「汚れているからシャツ脱いで!」と言ってシャツを脱がせ洗濯しに行ってしまうが、裸にジャケット一枚のアキラの何を脱がせたのかは永遠の謎(そもそもアキラの初期装備の「スウェット」自体も謎) ・園長 CV:佐藤麻子 老人。ちびっこハウスで預かる子供たちに対する責任感は強い。 パンツ(リメイク版では編み物)が大量に手に入る。SFC版で男性だと思ってた人は多いのでは。 ・ユキ CV:[[大空直美]] [[ミサワ>三沢光晴]]大好き少女。必殺技は回転エルボー。アッキーの事が好きらしい。 ・カズ CV:林りんこ やや血の気の多い少年。よくユキと喧嘩する。素直に昼寝しなかったばっかりに誘拐される。 セクハラ疑惑をかけられる被害者だが、リメイク版でユキのことが好きだと心に書かれている。 ・アッキー CV:桜祐 温厚な少年。主に喧嘩の仲裁役。心の中では冷静なツッコミをしていることが多い。 SFC版ではチビッコハウスが火事になった際に口調が荒くなっていたが、リメイク版では温厚キャラで統一された。 ・ワタナベ CV:上村彩子 近未来編におけるワタナベ。アキラにパシらされてる。パンツがよく手に入る。彼のパンツ(リメイク版ではワッペン)を装備すると知力が著しく低下する。 カオリの事が好きらしいが、セクハラ魔。リメイクでは屁こき魔。 全シナリオ中最も悲痛な背景を持つワタナベ。 漫画版ではクルセイダーズに誘拐され、筑波研究所で液体人間の実験体になるところをアキラたちに救出される。 誘拐後も泣かずに我慢していたが、追撃してきた液体人間W1号を見て我慢の限界に達し涙を流しながら父親に助けを求める。 **●寿商会 ・藤兵衛((仮面ライダーシリーズのおやっさんこと「立花 藤兵衛」が名前の元ネタと思われる。)) CV:[[チョー>チョー(声優)]] 胡散臭い骨董品店の店長で変人だが、実際は筑波出身の天才科学者。自らの身体をサイボーグ化している。 実はシンデルマンとは対立していたらしく、危うく液体人間にされかかったらしい。 時期限定で彼に装備品や消耗品の強化をしてもらえる。場合によっては弱体化してしまうこともあるので注意。 どういう理屈か妙子のパンチまで量産できてしまう。 ブリキ大王を密かに保管しており、起動しようと試みている。 **●敵 ・クルセイダーズ フィールドでシンボルエンカウントする暴走集団。悪の組織の戦闘員みたいなドクロメットをしている。 嘗ては反体制活動を行っていたのだが、現在は逆に陸軍と結託し誘拐を行っている。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){終盤の真相を見るに石ノ森氏の「スカルマン」もモチーフの一つか…?}}} ・シンデルマン CV:[[中尾隆聖]] 筑波研究所の研究者。陸軍と手を結んで液体人間計画を進めているマッドサイエンティスト。 藤兵衛の元同僚でもある。生きているのにシンデルマン…。なんて、本人の口から言っちゃったりする。((作中ではダジャレっぽく呼ばれているが、「シンデルマン(Schindelman)」という名前自体は実在する苗字である。)) このダジャレの直後に「私を変人扱いしたものどもはみな液体人間にした」などと恐ろしいことをサラッと言ってのける。 近未来編の悲劇の元凶であり、三人集っておぞましいものを生み出そうとする。 なお、リメイク版での英名は「&b(){Doctor Livingstill}」。 「死んでるマン」に対し「&b(){まだ生きてる}」と真逆の意味になっている。 漫画版では研究所に踏み込んだアキラを液体人間にしようと襲い掛かるもあっさり返り討ちにあった。 だが死んではおらず、終盤ブリキ大王と隠呼大仏の戦いを見届ける。 ・ヤマザキ CV:[[玄田哲章]] 陸軍総帥。無法松と何らかの因縁がある。 終盤、総力(一個師団)を挙げてブリキ大王を迎撃するが逆に壊滅させられる。 コイツも元凶の一人。 漫画版では日暮里に向かうブリキ大王を自ら空中戦艦「怒竜」に搭乗して迎え撃つ。 また、反旗を翻した液体人間W1号を一刀両断にして粛清する、ブリキ大王のパンチを生身のサーベルで止めるなど超人的な戦闘力を見せている。 &s(){こいつ絶対今川ワールドの住人だろ…} 最期は至近距離からのハロゲンレーザーを受けて消滅した。 ・雲龍 CV:[[千葉繁>千葉繁(声優)]] 日暮里にある御出居寺の胡散臭い住職。陸軍・筑波研究所と手を結んでいる。コイツも元凶の一人。 公式イラストではインコの仮面をかぶり派手な服装に身を包んだファンキー坊主。 しかし元ネタ((スーファミ版発売の頃にやばい新興宗教と話題になっていた[[アレ>オウム真理教]]。大事件を起こしたことが世間に明るみに出るのはスーファミ版発売後のことである。シナリオ担当の井上信行氏が後年にTwitterで明かしている。))といい思想といい、たぶん本編トップクラスに危険な人物。 特にイベントは無いが、黒幕三人衆では唯一、研究所に行くよりも前に会える人物。 寺にはインコが住み着いており「ケルル~」と変な鳴き声をする。 リメイク版では誘拐されたカズを助けた後、埠頭から一匹のインコが飛び去る(無法松が筑波に行くことを決意した後、画面左上の屋根に注目)という意味深な場面が追加されている。 漫画版では隠呼大仏に「御出居様」を降ろした直後、自ら望むように液体人間の中に飲み込まれていった。 ・液体人間W1号 CV:[[時田貴司]] 筑波研究所で開発された、液体人間を転用した兵器。重武装重装甲で、超能力攻撃をも行う。 正面から戦うとその防御性能と超火力の前にまず勝ち目が無い((リメイク版だと「ヘブンイメージ」で停止状態にしたところを正面からボコって倒すことも可能))が、炉心がむき出しの背中を攻撃すると……? 極稀になぜか「妙子のパンツ」(リメイク版では「妙子のヘソクリ」)をドロップする。((SFC版の確率は1/16*1/4らしい。「強化パーツ」もドロップする可能性がありこちらは1/16*1/8。いずれも1%前後ということになるから、確率はかなり低め。リメイク版でも落とす確率はかなり低い)) &s(){W1号登場時の「オマ……」「コ……」「オマエ……コロス……」という台詞でプレイヤーが何を想像するかによって心の清らかさがわかるとかなんとか} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){実は真下二マスは安全地帯だが、利用できるのはTASさんくらいのものだろう。}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){素体の液体人間はワタナベの父、コウゾウ。リメイク版では台詞回しが少し変更され、爆発と同時に&bold(){血飛沫の如く体液が一面に飛び散る}、よりショッキングな演出に変化している。}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){かつてある人物が不本意ながらアキラの父親の命を奪ったように、今度はアキラが不本意ながらワタナベの父親の命を奪うことになるという、やるせない展開である……。}}} 漫画版にも登場。 &font(#0000ff){&u(){&font(#fdfdfd){逃げるアキラ達に襲い掛かるが、父親に助けを求めるワタナベの姿を見て意識を取り戻す。そして、息子を逃がすためにヤマザキを攻撃するが、力及ばず一刀両断にされてしまう。}}} **●その他 ・ヨシカズ CV:&bold(){島本和彦} 公園にいたアベックの片割れ。終盤でプロポーズを受けてもらえるも怒涛の展開のせいで… 前述の通りリメイクでは&bold(){まさかのCV島本先生}となり、その熱演ぶりで新たな笑いどころが誕生した。 *●近未来編の特徴 ・読心術(テレパシー) Yボタンを押すことによって他人の心を読むことが可能。シナリオ進行にも関わってくる。 チュートリアル((このチュートリアルは漫画版「マジンガーZ」第1話冒頭(というか1ページ目)のオマージュである。アニメ「真マジンガー 衝撃!Z編」第1話冒頭では、この漫画版の最初のシーンがだいたい再現されている(つまり赤羽根氏は真マジンガーとライブアライブ両方で似たようなシーンを演じたのである)が、「主人公の目だけが真正面を見つつ読者に呼びかける」コマの再現は最初の1秒もないので、ライブアライブがこのシーンのオマージュだと言われてもピンと来ないかも。))でYボタンを押すタイミングがつかめず、何度か怒られるのはお約束。リメイク版ではタイミングがわかりやすくなった。 実は、SFC版なら近未来編でのメッセージ送りがYボタンでもできるので(最終編アキラ主人公時も同様)、冒頭のチュートリアルはYボタンをひたすら押せばつまづくことなく進む。&s(){でも取扱説明書にはそんなこと書いてないからわからないし、実はどのシナリオでもBボタンでもメッセージ送りができるから選択肢の選択ミスを防止できることだって取扱説明書には書いていない} ・たい焼き屋の手伝い ストーリー序盤(OP後、チビッコハウス到着直後から)の頃に無法松が営業するたい焼きの屋台の手伝いをすることができる。 子供・女性・男性・老人の内1人が客として訪れるのでそれぞれの客に合った値段でたい焼きを売るだけのシンプルなミニゲーム。 たい焼きの値段は100円・300円・&bold(){1000円}・&font(red,b){10000円}の4種類。客1人に対し正解の値段は2種類ある。 値段を間違えると「客見て商売しやがれ!」と無法松に怒られ、正解の値段で売ると値段に応じてたい焼きやド根性焼きなどの回復アイテムがもらえる。 この手伝いでもらえるアイテムはチビッコハウスの子供達にも渡すことができ、それぞれの欲しがっている物を渡すと装備品などのお返しがもらえる。 ある段階までストーリーを進めると手伝えなくなるが、逆に言えばストーリーを進めない限りは何度でも手伝えるので稼げるだけ稼いでおきたい。 これらの回復アイテムは下記の藤兵衛の発明を利用することで最終的に味方全員を大回復する超強力な「&bold(){ポーションNO.9}」に化ける。 しかしたい焼き一つで1000円は完全にぼったくりであり、10000円ともなるとまさに無法だが、「値上がりした?ま、いっか」や「高いなあ…ま、オイシイからいいけど」で済ませて買っていく客も大概である。 子供・女性・男性は隣接する金額が正解だが、老人は100円と10000円が正解。&s(){まさかボケているのでは…。} リメイク版のTIPSには、このたい焼き屋について「わざわざ筑波の方から買いに来るヤツもいるみたいだ」というアキラのコメントがある。きっとそれだけ美味しいということなのだろう……&s(){ぼったくられに筑波からわざわざ買い出しに来る筑波研究所の連中の気が知れない} リメイク版(PS4・PS5・Steam)では、たい焼きを10000円で売ることが実績になってしまった。タイトルは「商売上手」。&s(){ぼったくり上手の間違いでは?} ・BREAK DOWN エンカウントする敵がロボットを引き連れている場合、リーダーを直接撃破することで「BREAK DOWN」を引き起こし、全滅に追い込むことが可能。 ただし、この場合ドロップアイテムが無くなるので注意。もらえる経験値は変わらない。 リメイク版ではドロップ判定もあるため、従来通りに全滅させてもよし、急ぎならリーダー狙いもよしの設計になった。 厳密には他のシナリオでも登場する仕様ではあるが、近未来編では殆どの戦闘で可能なため印象に残りやすい。 ・テレポート 逃走コマンドは通常と違い「テレポート」。これで逃走するとたまにとんでもないところに飛んでいく。なぜか水場と縁が深い。 転移事故先はチビッコハウス内の為、一気に移動したいときは狙うのも手。リメイク前では低確率で妙子の入浴中に出くわすことも。((有志による解析によると、「通常通り逃げる:確率1/2」「チビッコハウスの台所に飛ぶ:確率1/6」「チビッコハウスのトイレに飛ぶ:確率1/6」「チビッコハウスの風呂に飛ぶ:確率8/54」「チビッコハウスの風呂(妙子入浴中)に飛ぶ:確率1/54」)) リメイク版はコンプライアンスのあれこれで「妙子入浴中の風呂」には飛ばないようになったが、「台所」「トイレ」「風呂場」に加えて「洗面台」「庭の手洗い場」「洗濯機」が失敗時のテレポート先に設定され、失敗時のアキラのセリフも追加された。 「洗濯機」パターンは、洗濯機の前に妙子が居ない時のみ発生し、&bold(){テレポートに失敗したアキラが洗濯槽の中からぐるぐる回りながら登場する}。良い子は真似するなよ! アキラ戦闘不能時は通常の逃げるに変更。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){最終編でもアキラ加入時はテレポートに変更され、テレポートを行う事で確率1/4で「心のダンジョン」へ突入することが可能。ちなみに「心のダンジョン」の開始位置も確率1/4で4ヶ所から選ばれる。}}}   ・藤兵衛の発明 前述通り、藤兵衛にアイテムや装備品を渡すことで新たなアイテムを開発してくれる。 失敗する場合もあるが、アイテムは失われない。 兵器系武器はアイテムとして使えるが、真価はタロイモのアクセサリ欄に装備させることによって技として使用可能な点。体も上がって選択も楽々。 アキラのアクセサリ欄に近未来編終了前に装備させておけば、最終編でキューブに装備させたり、アイテムとして使用可能。かゆいところに手が届く。 リメイク版では最終局面直前でも受け付けるようになったうえ、装備しきれなかった装備品と攻撃アイテムも持ち越せるようになった。これにより、兵器以外のアクセサリに日の目を見せることも可能。さらにムービースキップもあるので、高速周回がやりやすくなった。 リメイク版では、「妙子のヘソクリ」(スーファミ版の「妙子のパンツ」)だけ、改造した後にもう一度改造を頼むと「妙子のヘソクリ」に戻るという、バグなのか何なのかわからない仕様になっている。改造じゃなくて換金……? *●用語 ・[[マタンゴ]] マジックマッシュルームの一種で覚醒作用があるが依存性が強く、当然大量に摂取すれば死に至る。 本編の舞台にはバー((リメイク版ではバーに「バー MATANGO」という店名が付いた。そのまんまじゃねーか! またこの店で流れるBGMにも「PSYCHOで夜露死苦!! (マタンゴ屋Ver.)」という曲名が付いた。やっぱりそのまんまじゃねーか!))があるのだが客・マスター共に依存者((バーの中の誰の心を読んでも「マ…マタンゴ~!」としか言わない。ダメ。ゼッタイ。))なあたり、半ばドラッグバーの模様。 他にも雑魚のクルセイダー(同RS)がキメてパワーアップするほか、範囲回復アイテムの「マタンゴライト」も登場する。 元ネタは同名の映画からか。 ・[[ブリキ大王]] 主題歌にも歌われる古代ロボット魔神。該当項目参照。 ・液体人間 筑波研究所の技術で人間を文字通り&font(#0000ff){液化}させたもの。 液化していても意思はあるが、大抵&font(#ff0000){「たすけて」「身体を返して」}と嘆いている。 肉体を失った反動で精神力が増幅される為、倫理的な問題を除けばエネルギー源としては破格の性能を持ち、極めて強大な精神力が必要とされるブリキ大王の起動すらも理論上は可能とされる。 タロキチ(タロイモ)を生き永らえさせた技術も恐らくはこれの応用と思われる。 元ネタはおそらく古典SFの傑作「ブラッドミュージック」 ・近未来 本作の舞台は「(SFC版発売当時の1994年から見て)今より少し未来の東京」となっているが、年代には2つの説がある。 1つは&bold(){「2010年」}で、こちらはSFC版の取扱説明書の近未来編の紹介に「2010年の東京」が舞台と明記されており、ソースがはっきりしているためWikipedia等もこちらを採用している。 もう1つの説は&bold(){「2014年」}で、筑波研究所最奥のコンピュータを調べると判明するW1号の型番が「TYPE-2014」となっているのが由来。こちらははっきりと明言されているわけではないのだが、発売年からちょうど20年後なのでこちらの支持も多い。 また近未来編が過去の回想から始まるため、一部では2010年がちびっこハウスに来た頃のアキラ、2014年が作中の現在なのではという折衷説もあったりする。 後にシナリオライターが語ったところによると、当時シナリオとしては&bold(){厳密に年代を決めていなかった}らしく、説明書担当とゲーム内テキスト担当のそれぞれのスタッフが独自に判断したことで齟齬が起きてしまったようだ。 公式ではどちらが正解なのか明言はなく、リメイク版でも特に年代の言及はない。 しかもリメイク版発売は既に令和に突入した&bold(){2022年}なので実質「近過去編」になってしまったが気にするな! #center(){&font(#ff0000){ポゲラルゴォ〜!!}} ※以下、ネタバレ注意 陸軍の目論見が明らかになった後、アキラ達はブリキ大王の起動を計画するが、作中アキラも起動に失敗している。 当初は自身の病が治ることがない事を既に悟っていたカオリが、「兄の側にずっと居られる」と&bold(){ブリキ大王の動力として自ら液体人間と化す}ことを志願する。 しかし、この時超能力も使えもしないのに無法松が「無理を通してみせる」とブリキ大王の起動に名乗りを挙げる。 一度は見事に失敗して即飲んだくれてたが、微睡む中でマタンゴの覚醒作用を利用を思いつき、自らの命を磨耗しながらも精神力を増幅することで遂に起動に成功する。 直後の時刻、チビッコハウスを放火され窮地に陥っていたアキラとカオリの前に壁を突き破りながら現れたその姿は&bold(){ブリキ大王}。 二人を救出し、更に応戦してきたクルセイダーズをもド根性で撃破する。 しかし、常人には不可能な行動の代償として、既に無法松の命は燃え尽きかけていた。 ここでアキラにテレパシーで自らの過去と真相を明らかにする。無法松こと「マツイケンイチ」は元クルセイダーズのリーダー。 当時は特に陸軍に対する反体制組織であり、この為機動隊隊長のアキラの父と衝突していた。 陸軍による新技術を巡って互いの部下が浮足立つ中、全面戦争を回避するためにマツイはアキラの父に射殺されかけるものの、&bold(){一瞬早くマツイの方が銃の引き金を引いてしまう}。 この罪と後悔を背負った「マツイケンイチ」は「&bold(){無法松}」となり、天涯孤独となった田所兄妹の面倒を見ながらチビッコハウスへの出資を行いつつ、暗躍を続ける陸軍と筑波研究所・クルセイダーズの動きを同時に独自に追い続けていた。 &bold(){父の死と無法松の過去。全ての真実を知った今、無法松の亡骸の傍でアキラは───} &font(#994c00){藤兵衛「アキラ‥‥お前か?&bold(){お前が動かしてるのか!?}」} #right(){ &color(red,steelblue){[[ブリキ大王]]の項目に続く!} } #center(){ 昭和の男にムリなんて言葉は通用しねぇぜ! 男 無法松‥‥} #center(){&bold(){&sizex(6){&font(#ff4500){追記・修正を通して見せるッ!!}}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\おしてみな/ #vote3(time=600,20) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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