サブウェポン(ポケモン)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/10/01 Mon 21:46:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- サブウェポンとは、一部の[[ゲーム]]で「メインウェポン」とセットで使われる副武器・副武装の総称。 この項目では、[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]に持たせる、自身とは違うタイプの攻撃技の総称を扱う。 #openclose(show=■目次){#contents()} *概要 メインウェポンと呼ばれるのは、扱うポケモンとタイプが一致する主軸となる攻撃技。 ポケモンの攻撃技は使用者とタイプが一致すると[[威力>威力(ポケモン)]]が1.5倍になるが、サブウェポンは不一致のためそのままの威力で発動することになる。 主にメインウェポンが[[弱点]]を突きにくいタイプや半減以下にされる相手に対して、大ダメージを与える目的で採用される。 例えば、[[ドラゴンタイプ>ドラゴンタイプ(ポケモン)]]に[[フェアリータイプ>フェアリータイプ(ポケモン)]]に対する[[どく>どくタイプ(ポケモン)]]・[[はがねタイプ>はがねタイプ(ポケモン)]]の技を覚えさせる等、相性の悪い相手と戦う際の保険のようなもの。 &bold(){使い方次第ではこれで相性を覆し一発逆転ということも珍しくない}。 しかし所詮は&bold(){タイプ不一致技である為、ギリギリの所で耐えられ手痛い反撃を受けるのもザラなので、過信は禁物}。 相手の交代を読んで使うのがもっとも一般的か。 特に自分より速さで勝る相手に正面から放つ時は、『[[きあいのタスキ]]』などの工夫が必須。 明確な仮想敵を定め、事前にダメージ計算をしておく事も重要であり、うまく扱うには知識が必要となる。 (特にアタッカーの)ポケモンにおいて「多彩なサブウェポンが揃っているか」という事は、ポケモンの評価に強い影響を与える。 [[種族値]]が高い、優秀な積み技があるなど、高いポテンシャルを持っていてもサブウェポンに乏しいポケモンは、戦術の幅が狭められてしまう。 またサブウェポンは無理して覚える必要もあるかといえば、それはポケモンの資質とトレーナーのバトルスタイル次第というのも忘れてはいけない。 能力が低い時は無理せず「さいみんじゅつ」や「でんじは」「あやしいひかり」といった変化技でで動きを封じたり、 「とんぼがえり」や「ボルトチェンジ」で控えのポケモンと交代したりするという戦術もある。 何を意識するかによって採用するサブウェポンが違うということもあり、特に「[[めざめるパワー]]」のタイプ論争はどの時代にもついて回った。 第7[[世代>世代(ポケモン)]]以降はすごいとっくんやミントのおかげで理想個体を簡単に入手できるようになったため「○○耐え調整」というのが当たり前のように行われているが、 「あかいいと」で個体値の遺伝箇所を増やせなかった第5世代以前は耐久面まで気を配る余裕がほとんど無かったため、役割破壊の「だいもんじ」「ねっぷう」や、ドラゴン対策の「れいとうビーム」、弱点範囲を広げることを意図した「メガホーン」などの評価は今と比べて相対的に高かった。 中には[[ヌケニン>ヌケニン(ポケモン)]]を意識して「つばめがえし」を覚えさせるような人もいた。 第8世代では耐久を高める「[[ダイマックス]]」と弱点技を耐えて発動させる『[[じゃくてんほけん>じゃくてんほけん(ポケモン)]]』によって、中途半端なサブウェポンがむしろ負け筋につながってしまうことも増えてきた。 その一方でダイマックス時に使うことで追加効果に期待するという考え方でサブウェポンを選択することもあり、「とびはねる」などはその好例。 きわめて威力の低い「つつく」「かぜおこし」のように従来では考えられなかったものに焦点が当たることがある。ここまで威力が低いとサブウェポンというよりは[[積み技>積み技(ポケモン)]]だが。 第9世代では、前世代のように強力な技の素材として使うことはできない。 耐久の上がるダイマックスが廃止されたことや、テラスタルによってサブウェポンの威力を底上げできる点は追い風と言える。 ただしサブウェポンをテラスタルのタイプ変更で対策されるケースも頻発するため、使いこなすにはより深い読み合いが求められるようになった。 *代表的なサブウェポン 以下、サブウェポンとして採用率が高い技を紹介。 **[[&font(#008000){くさタイプ}>くさタイプ(ポケモン)]] |&font(#008000){わざマシン No.22 → わざマシン No.11(第八世代)}| |&font(#008000){ソーラービーム}| |&font(#008000){威力120 命中100 PP10 1ターン溜めて攻撃 特殊 接触:× 範囲:単体}| 1ターンのタイムラグが面倒だが、天候を晴れにしたり、『パワフルハーブ』を使えば1ターン目から発射できる。 同じ晴れ状態で使われる技でも、命中率も100と「&font(#ff0000){だいもんじ}」のようにスカす心配もほぼない。 &font(#ff0000){ほのおタイプ}と特に相性が良く、天敵である&font(#0000ff){みず}・&font(#CC9966){じめん}・&font(#994c00){いわ}タイプ全てをカバー出来る。 しかし、持ち物が『パワフルハーブ』で固定されてしまうのはやはり痛い。 なので、特性で晴れにできる[[キュウコン>キュウコン(ポケモン)]]、リザードンY、[[ゲンシグラードン]]、[[コータス]]、[[メガヘルガー>ヘルガー]]、[[エレザード]]等[[晴れパ>晴れパ(ポケモン)]]で使用されるポケモンからの採用率が高い。 とは言え、威力120の弱点技が強力であることには間違いなく、不意に食らうと大打撃となるため注意。 ……だったが、第七世代で状況が一変。 『クサZ』を持たせ[[Zワザ]]「&font(#008000){ブルームシャインエクストラ}」として使うことでタメの1ターンも天候による威力半減も踏み倒し、威力190のサブウェポンとして撃つことが可能に。 元々&font(#ff0000){ほのおタイプ}は第四世代でのテコ入れにより[[ブースター>ブースター(ポケモン)]]や[[ガオガエン]]等一部を除いて殆どの最終進化形態がこの技を習得可能だったが、およそ10年越しで花開いた形になった。 もちろん晴れ状態で溜めずに撃つ型も依然強力なので、Zワザと合わせて使えれば更に強力。 第八世代ではZワザが廃止されたが、新要素の[[ダイマックス]]を行うことにより3ターンのみ「&font(#008000){ダイソウゲン}」に変化。「&font(#008000){ブルームシャインエクストラ}」と同様タメ無し天候補正無視で放つことができる。 また、&font(#ff0000){ほのお}技を「&font(#ff0000){ダイバーン}」として使うことで「&font(#ff0000){にほんばれ}」を覚えさせなくても天候を晴れにできるという点もあり第七世代に続き高い採用率を保っている。 |&font(#008000){わざマシン No.53 → わざレコード No.65(第八世代)}| |&font(#008000){エナジーボール}| |&font(#008000){威力90 命中100 PP10 1割で特防1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体}| くさタイプ安定威力技。 「&font(#008000){ソーラービーム}」より扱いやすく、「&font(#008000){くさむすび}」よりも威力が安定しているのが特徴。 下記の「&font(#008000){くさむすび}」の方が覚えるポケモンが多く、相手次第では大ダメージが狙える為、そちらが優先されがち。 しかし、こちらしか覚えないポケモンが使うほか、[[ウォッシュロトム>ロトム]]などの体重が軽くくさむすびが効きにくい相手対策として採用される。 |&font(#008000){わざマシン No.86 → わざレコード No.77(第八世代)}| |[[&font(#008000){くさむすび}>くさむすび/けたぐり(ポケモン)]]| |&font(#008000){威力 変動 命中100 PP20 特殊 接触:○ 範囲:単体}| 威力は相手の体重次第だが、&font(#cc9966){じめん}や&font(#994c00){いわ}タイプのポケモンは体重の重い奴が殆どで、相手によっては「&font(#008000){ソーラービーム}」級の威力に。 その他にも[[ヌオー]]や[[ラグラージ]]等、弱点が&font(#008000){くさタイプ}しかない&font(#1e90ff){みず}/&font(#cc9966){じめん}複合ポケモンの対策に使われることもある。 使用者としては[[ゴウカザル]]や[[ゲッコウガ]]が有名。 なお、接触技なので『かたいツメ』の補正が乗る特殊技でもある。 威力が相手依存である事は曲者で、軽い相手にはダメージが入らず、重さ依存の技が無効のダイマックスで防がれることも。 **[[&font(#ff0000){ほのおタイプ}>ほのおタイプ(ポケモン)]] |&font(#ff0000){わざマシン No.38 → わざレコード No.15(第八世代)}| |&font(#ff0000){だいもんじ}| |&font(#ff0000){威力110(第五世代までは120) 命中85 PP5 やけど1割(初代は3割)特殊 接触:× 範囲:単体}| 言わずと知れた役割破壊のパイオニア。 特に&font(#cc33ff){ドラゴンタイプ}にとっては一致技を半減する&font(#808080){はがね}と弱点の&font(#008cff){こおり}に強いため、サブウェポンの最有力候補。 命中率も85と威力110の技の中では高く、期待値も後述の「&font(#ff0000){かえんほうしゃ}」より高いため、一般的にはこちらが優先される。 だが同格技の中で高い方とはいえ命中率85はやや不安定である事は変わりなく、大事な局面で外した時のショックは筆舌に尽くし難い。 逆に相手が外したおかげで勝てたなんて人も多いと思われるが……。 PPが5のため『プレッシャー』に弱いので、余裕があればPPを上げておく事をお勧めする。 |&font(#ff0000){わざマシン No.35 → わざレコード No.02(第八世代)}| |&font(#ff0000){かえんほうしゃ}| |&font(#ff0000){威力90(第五世代までは95) 命中100 PP15 やけど1割 特殊 接触:× 範囲:単体}| 威力は「&font(#ff0000){だいもんじ}」よりも劣るが、命中率が100でPPも15と多く、安定性に優れているのが特徴。 もっとも、上述のように「&font(#ff0000){だいもんじ}」の命中率の高さ故に、命中100のサブウェポンの中では使用率は低め。 しかし、[[メガリザードンY>リザードン]]や『[[こだわりメガネ>こだわり系アイテム(ポケモン)]]』持ち等の火力の高いポケモンや、[[テッカグヤ]]などの耐久戦法を取るポケモンはこちらを優先することも多い。 [[シビルドン]]や[[オンバーン]]等「&font(#ff0000){だいもんじ}」は覚えられなくても、こちらなら覚えられるポケモンも多数。 |&font(#ff0000){わざマシン No.92(第八世代)}| |&font(#ff0000){マジカルフレイム}| |&font(#ff0000){威力75(第六世代までは65) 命中100 PP10 確定で特攻1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体}| 『[[X・Y>ポケットモンスター X・Y]]』で[[マフォクシー]]の[[専用技>専用わざ(ポケモン)]]として登場し、『[[OR・AS>ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア]]』では[[ムウマージ]]も習得していたが、 第八世代でわざマシンとなり大幅に習得者が増加。&font(#ff00cc){エスパータイプ}や&font(#f09199){フェアリータイプ}に習得者が多く、後述の「めざめるパワー」に代わる&font(#808080){はがね}対策として利用される。 しかし第9世代でわざマシンが無くなり習得者が激減。使用可能なのは最終進化に絞っても僅か6種となり汎用的なサブウェポンではなくなってしまった。 ゴースト/フェアリーの[[ハバタクカミ]]にとっては需要が高かった模様。 **[[&font(#ffcc00){でんきタイプ}>でんきタイプ(ポケモン)]] |&font(#ffcc00){わざマシン No.25 → わざレコード No.09(第八世代)}| |&font(#ffcc00){かみなり}| |&font(#ffcc00){威力110(第五世代までは120) 命中70 PP10 まひ3割 特殊 接触:× 範囲:単体}| 高火力だが、「&font(#00ced1){ふぶき}」と同じく低命中がネックで使用率は低い。 しかし雨下では必中となるため、[[雨パ>雨パ(ポケモン)]]ではよく採用される。 特に自身の特性で雨を降らせる[[カイオーガ]]はよく所持している。 まひの確率が後述の「&font(#ffcc00){10まんボルト}」よりも高いため、それを理由に採用されることも。 |&font(#ffcc00){わざマシン No.24 → わざレコード No.08(第八世代)}| |&font(#ffcc00){10まんボルト}| |&font(#ffcc00){威力90(第五世代までは95) 命中100 PP10 まひ1割 特殊 接触:× 範囲:単体}| 性能的には「&font(#ff0000){かえんほうしゃ}」「&font(#00ced1){れいとうビーム}」と同じだが、弱点を突ける範囲が狭く、メジャータイプに受けられやすい。 ただし、これで4倍弱点をつける[[ギャラドス]]が強い相手にはとことん強いポケモンのため、ピンポイント対策として採用されることも。 「&font(#ff0000){かえんほうしゃ}」「&font(#00ced1){れいとうビーム}」「&font(#ffcc00){10まんボルト}」の3つの技を総称して「三種の神器」と呼ぶことがある。 **[[&font(#00ced1){こおりタイプ}>こおりタイプ(ポケモン)]] |&font(#00ced1){わざマシン No.14 → わざレコード No.06(第八世代)}| |[[&font(#00ced1){ふぶき}>ふぶき(ポケモン)]]| |&font(#00ced1){威力110(第五世代までは120) 命中70(第一世代では90) PP5 こおり1割(第一世代では3割) 特殊 接触:× 範囲:敵全体}| 第一世代では命中や凍る確率も高いことから猛威を振るった鬼畜技だったが、その後は命中率と追加効果の確率の低下で需要は激減。 今や[[霰パ>霰パ(ポケモン)]]での採用が大半だが、後述の「&font(#00ced1){れいとうビーム}」を耐える[[カイリュー]]や[[メガボーマンダ>ボーマンダ]]の対策として使われることもある。 |&font(#00ced1){わざマシン No.13 → わざレコード No.05(第八世代)}| |&font(#00ced1){れいとうビーム}| |&font(#00ced1){威力90(第五世代までは95) 命中100 PP10 こおり1割 特殊 接触:× 範囲:単体}| 「&font(#ff0000){かえんほうしゃ}」の氷版。 「&font(#00ced1){ふぶき}」との命中率の差に加えて4倍狙いをメインに使われることが多いため、大抵はこちらが採用される。 &font(#1e90ff){みずタイプ}の定番技であり、&font(#008000){くさ}・&font(#cc33ff){ドラゴン}タイプを狩れる優秀な技。 &color(skyblue){ひこう}や&font(#cc33ff){ドラゴン}には環境の中心となる強力なポケモンが多いため、サブウェポンとしての人気は非常に高い。 1割とは言え凍らせる追加効果も強力で、これによって試合をひっくり返されることも多々ある。 **[[&font(#cc3333){かくとうタイプ}>かくとうタイプ(ポケモン)]] |&font(#cc3333){わざレコード No.39(第八世代)}| |&font(#cc3333){ばかぢから}| |&font(#cc3333){威力120 PP5 命中100 使用後に自分の攻撃と防御が1段階ダウン 物理 接触:○ 範囲:単体}| わざマシンは存在しないが、第七世代までは教え技で、第八世代ではわざレコードで多くのポケモンが習得できる。 威力・命中・攻撃範囲と3拍子揃った優秀なサブウェポンで、特に&font(#994c00){いわ}・&font(#808080){はがね}タイプににタイプ一致技を半減されるポケモンにとっては相性補完として有用。 しかし、攻撃と防御ダウンのデメリットから居座りには向かず、スカーフ型を始めとする撃ち逃げや両刀型に向いている技と言える。 特殊メインの両刀アタッカーが[[ハピナス]]を突破するために搭載していたりもする。 ……だったのだが、第9世代でこちらもわざマシンが無くなってしまい習得者が一気に減少。 わざマシン頼りのサブウェポンは後述のインファイトに譲る形に。 同時に、かくとう技のサブウェポンをばかぢからに依存していたポケモンは涙を呑む事に……。 |&font(#cc3333){わざレコード No.07(第八世代)}| |[[&font(#cc3333){けたぐり}>くさむすび/けたぐり(ポケモン)]]| |&font(#cc3333){威力 変動 命中100 PP20 特殊 接触:○ 範囲:単体}| 「&font(#008000){くさむすび}」同様に相手が重いほど威力が上がる。 重量級相手だとデメリット無しで「&font(#cc3333){ばかぢから}」や「&font(#cc3333){インファイト}」と同じ威力に。 ただしダイマックスした相手には無効。 |&font(#cc3333){わざレコード No.99(第八世代)}| |&font(#cc3333){インファイト}| |&font(#cc3333){威力120 PP5 命中100 使用後に自分の防御がと特防1段階ダウン 物理 接触:○ 範囲:単体}| 第七世代まではわざマシン・教え技に無く習得者が少なかったが、第八世代で大幅に習得者が増加。 反動でどんどん打たれ弱くなるが、「&font(#cc3333){ばかぢから}」と違って攻撃がダウンしないため連発しやすく、回復技で粘る高耐久ポケモンの突破にも向く。 |&font(#cc3333){わざレコード No.53(第八世代)}| |[[&font(#cc3333){ボディプレス}>ボディプレス(ポケモン)]]| |&font(#cc3333){威力80 PP10 命中100 自分の防御と相手の防御でダメージ計算 物理 接触:○ 範囲:単体}| 自分の攻撃ではなく、自分の防御を参照してダメージを計算する変わった技。 攻撃に[[努力値]]を振っていない耐久型のポケモンでも採用しやすい。 |&font(#cc3333){わざマシン No.52 → わざレコード No.64(第八世代)}| |[[&font(#cc3333){きあいだま}>きあいだま]]| |&font(#cc3333){威力120 命中70 PP51割で相手の特防が1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体}| &font(#663333){あく}・&font(#808080){はがね}対策にとして&font(#ff00cc){エスパータイプ}の間で急速に需要が高まったサブウェポン。 高速特殊アタッカーの代表選手である[[フーディン]]を相手にするなら、まずこの技を覚えていると考える。 しかし、&font(#ff00cc){エスパータイプ}のカモである&font(#cc3333){かくとうタイプ}の技が&font(#ff00cc){エスパータイプ}の助けになるとは、なんとも皮肉なものである。 それ以外でも威力の高さと攻撃範囲の広さ、[[バンギラス]]の4倍弱点と言った長所から多くの特殊アタッカーに重宝されている。 &font(#ff0000){ほのおタイプ}はそれに加えてヒードランを突破する目的で搭載していることも多い。 が、命中率は「&font(#ffcc00){かみなり}」や「&font(#00ced1){ふぶき}」と同じ70しかない。しかも&font(#cc3333){かくとうタイプ}の特殊技はこれと取得者の少ない「&font(#cc3333){はどうだん}」「&font(#cc3333){しんくうは}」しかなく、しかも後者は先制技でありサブウェポンとは言い難いため、必然的にこの技に頼らざるを得ない場面が多く、多くのトレーナーを悩ませる技でもある。 **[[&font(#cc0099){どくタイプ}>どくタイプ(ポケモン)]] |&font(#cc0099){わざマシン No.84 → わざレコード No.57(第八世代)}| |&font(#cc0099){どくづき}| |&font(#cc0099){威力80 命中100 PP20 3割でどく 物理 接触:○ 範囲:単体}| &font(#cc3333){かくとうタイプ}等、&font(#f09199){フェアリータイプ}を苦手とするポケモンがサブウェポンとして使用する。 なお、&font(#f09199){フェアリータイプ}の中でも&font(#808080){はがね}複合である[[クチート]]と[[クレッフィ]]には無効という穴もある。 一方、&font(#1e90ff){みず}複合で&font(#808080){はがね}技が等倍止まりのマリルリに対してはこちらの方が有効である。 そのため、&font(#808080){はがねタイプ}に&font(#cc9966){じめん}技で対抗できるガブリアス等は&font(#808080){はがね}技ではなくこちらを使用することもある。 |&font(#cc0099){わざレコード No.73(第八世代)}| |&font(#cc0099){ダストシュート}| |&font(#cc0099){威力120 命中80 PP10 3割でどく 物理 接触:○ 範囲:単体}| 「&font(#cc0099){どくづき}」の上位種。教え技。 &font(#f09199){フェアリータイプ}は比較的耐久が高めなのであえてこちらを好むプレイヤーもいる。 素の威力が高いおかげで両刀アタッカーに持たせやすいのも利点か。 ただ、命中率が低く、安定感では若干劣る。 **[[&font(#CC9966){じめんタイプ}>じめんタイプ(ポケモン)]] |&font(#CC9966){わざマシン No.26 → わざレコード No.10(第八世代)}| |[[&font(#CC9966){じしん}>じしん(ポケモン)]]| |&font(#CC9966){威力100 命中100 PP10 物理 接触:× 範囲:自分以外}| 威力・命中・攻撃範囲の優秀さと習得できるポケモンの多さから最もメジャーなサブウェポン。 特に&font(#994c00){いわ}・&font(#808080){はがね}タイプのアタッカーは大半が採用し、弱点対策としても前者は&font(#808080){はがね}に、後者は&font(#ff0000){ほのお}に対抗できる。 ダブルバトルでは相方が&color(skyblue){ひこうタイプ}や特性『[[ふゆう>ふゆう(ポケモン)]]』、『ふうせん』持ち等でないと巻き込まれる点に注意。 また、[[&font(#008000){グラスフィールド}>○○フィールド(ポケモンのわざ)]]下では威力が半減することにも注意。 |&font(#CC9966){わざレコード No.67(第八世代)}| |&font(#CC9966){だいちのちから}| |&font(#CC9966){威力90 命中100 PP10 1割で特防1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体}| &font(#CC9966){じめんタイプ}の特殊技としては最高の威力。 第七世代までは教え技で、第八世代ではわざレコードとして習得できる。 「&font(#CC9966){じしん}」と違って不一致で使えるポケモンは一部に限られているが、習得できれば相性補完として役立つ場面は多い。 [[ヒードラン]]に覚えさせておくと『もらいび』で攻撃を受けた&font(#ff0000){ほのおタイプ}を処理するために便利。 サザンドラも対&font(#808080){はがね}に加え、[[マリルリ]]と[[クチート]]両方に有効な技として「&font(#808080){ラスターカノン}」よりも優先することが多い。 その他、[[ダイノーズ]]や「[[&font(#994c00){パワージェム}>パワージェム(ポケモン)]]」[[習得不可>オムスター]][[被害者>マグカルゴ]][[の会>アマルルガ]]のメンバー等&font(#994c00){いわタイプ}の特殊アタッカーがよく使う。 |&font(#CC9966){わざレコード No.94(第八世代)}| |&font(#CC9966){10まんばりき}| |&font(#CC9966){威力95 命中95 PP10 物理 接触:× 範囲:単体}| 第八世代でわざレコードに収録されたことにより一気に使用者が増えた技。 威力命中共にわずかに劣るためシングルバトルにおいては一見「&font(#CC9966){じしん}」の劣化に見えるが、こちらは&font(#008000){グラスフィールド}で威力が半減されない。 そのため、前述の「&font(#008000){ダイソウゲン}」や特性『グラスメイカー』の効果で&font(#008000){グラスフィールド}が展開されることが少なくない第八世代においてはこちらが採用されることも多い。 特に自身が『グラスメイカー』持ちである[[ゴリランダー]]は「&font(#CC9966){10まんばりき}」の採用率が高い。 しかし第9世代でわざマシンは廃止され、初期の習得者は元祖の[[バンバドロ]]の他に[[ゾウ>ドンファン(ポケモン)]][[達>ダイオウドウ]]と[[リングマ]]と[[ガケガニ]]と言うなんともなラインナップに。 後に、わざマシンのラインナップに復帰して使用者は増加した。 **[[&font(#b8d200){むしタイプ}>むしタイプ(ポケモン)]] |&font(#b8d200){わざマシン No.28 → わざレコード No.18(第八世代)}| |&font(#b8d200){きゅうけつ}| |&font(#b8d200){威力80 命中100 PP10 与えたダメージの半分回復 物理 接触:○ 範囲:単体}| 『[[サン・ムーン>ポケットモンスター サン・ムーン]]』で魔改造され一躍サブウェポン候補になった技。 &font(#b8d200){むしタイプ}自体はそこまで範囲が広い訳でもないが&font(#ff00cc){エスパー}や&font(#663333){あく}を苦手とするポケモンがそれらへの打点兼[[回復技>回復技(ポケモン)]]として使用することが多い。 |&font(#b8d200){わざマシン No.82 → わざマシン No.56(第八世代)}| |&font(#b8d200){とんぼがえり}| |&font(#b8d200){威力70 命中100 PP20 攻撃後に交代 物理 接触:○ 範囲:単体}| 「&font(#ffcc00){ボルトチェンジ}」と異なり、無効化するタイプが存在しない[[交代技>交代技(ポケモン)]]。 技を使った時に相手が交代した場合、交代先を見てから出すポケモンを選べるため戦略を立てやすい。 名前の割に様々なタイプのポケモンが習得でき、[[ボルトロス]]・ファイアローを筆頭に使い手は多岐に渡る。 [[エルフーン]]等のサポート役が仕事を終えた後は勿論、「&font(#663333){ちょうはつ}」された場合も逃げることができる。 [[サザンドラ]]や[[フライゴン]]が「[[&font(#cc33ff){りゅうせいぐん}>りゅうせいぐん(ポケモン)]]」撃ち逃げのために使うことも。 [[コジョンド]]なら特性『さいせいりょく』によって手持ちに戻った時に回復もできる。 **[[&font(#994c00){いわタイプ}>いわタイプ(ポケモン)]] |&font(#994c00){わざマシン No.71 → わざレコード No.75(第八世代)}| |&font(#994c00){ストーンエッジ}| |&font(#994c00){威力100 命中80 PP5 急所率ランク+1 物理 接触:× 範囲:単体}| 攻撃範囲がトップクラスに優秀なため、物理アタッカーのサブウェポンとしては「&font(#cc9966){じしん}」に次いでメジャー。 さらに急所ランク+1のため、運が良ければ一撃で沈める事もある。 最大の弱点はやはり命中の低さで、多くのトレーナーが肝心な場面で外して泣きを見るが、それでも頼らざるを得ないことも多い罪作りな技。 [[カイリキー]]や[[ルガルガン(まよなかのすがた)>ルガルガン]]は[[特性>特性(ポケモン)]]『ノーガード』でこれを絶対命中させるのがウリの一つである。 &font(#cc9966){じめんタイプ}や&font(#808080){はがねタイプ}は&font(#994c00){いわタイプ}の技を覚えやすい傾向にある為、&font(#ff0000){ほのお}対策に使われる。 他には、苦手な&font(#87ceeb){ひこう}・&font(#b8d200){むし}タイプに対応できる&font(#cc3333){かくとうタイプ}は高確率で所持している。 近年、[[ウルガモス]]や[[ファイアロー]]の登場によってさらに需要を増している。 |&font(#994c00){わざマシン No.80 → わざマシン No.22(第八世代)}| |&font(#994c00){いわなだれ}| |&font(#994c00){威力75 命中90 PP10 ひるみ3割 物理 接触:× 範囲:敵全体}| 威力は今一つだが、「&font(#994c00){ストーンエッジ}」に命中率で勝り、3割で怯みという追加効果も見逃せない。 元々素早さの高い[[プテラ>プテラ(ポケモン)]]や『こだわりスカーフ』持ちなら怯みを狙いやすくなる。 それ以外でも『こだわりハチマキ』持ち等、十分な火力があるポケモンが命中を優先して使うことも。 [[ダブルバトル>ダブルバトル(ポケモン)]]では2匹同時に攻撃でき両方に怯み判定があるため、「&font(#994c00){ストーンエッジ}」よりも優先される。 [[オノノクス]]や[[ドリュウズ]]等「&font(#994c00){ストーンエッジ}」は覚えられないが、こちらなら覚えるポケモンも多い。 |&font(#994c00){わざマシン No.39 → わざマシン No.48(第八世代)}| |&font(#994c00){がんせきふうじ}| |&font(#994c00){威力60(第五世代までは50)命中95(第五世代までは80) PP15(第五世代までは10) 素早さ1段階ダウン 物理 接触:× 範囲:単体}| 威力は低いが、&font(#994c00){いわタイプ}の物理技としては「&font(#994c00){うちおとす}」に次いで命中が高い上、確実に相手の素早さを下げる追加効果を持つ。 追加効果が特に強力なのは勿論だが、ファイアロー等の4倍弱点狙いや相性補完を同時にこなせる汎用性の高さが最大の魅力と言える。 命中100で攻撃範囲も広い「&font(#cc9966){じならし}」を[[ナットレイ]]や[[エンテイ]]、[[カポエラー]]等一部しか使わないのも、無効化できないこの技の存在が大きい。 レートの王者[[ガブリアス]]を始め、メガリザードンXや[[キノガッサ]]、[[グライオン]]、[[カバルドン]]等愛用者は多い。 素早さダウンは[[交代読み>交代読み(ポケモン)]]で活かせるのは勿論、『きあいのタスキ』持ちガブリアス等は対面でも本来不利なはずの相手に逆襲できることも多い。 **[[&font(#6633cc){ゴーストタイプ}>ゴーストタイプ(ポケモン)]] |&font(#6633cc){わざマシン No.30 → わざレコード No.33(第八世代)}| |&font(#6633cc){シャドーボール}| |&font(#6633cc){威力80 命中率100 PP15 2割の確率で特防が1段階下がる 特殊 接触:× 範囲:単体}| 多くの&font(#6633cc){ゴーストタイプ}が採用する&font(#6633cc){ゴーストタイプ}の基本技。 &font(#808080){はがねタイプ}にも等倍になったため無効1タイプ半減1タイプとかなり多くの相手に等倍以上で通ることを利用してサブウェポンにもよく用いられる。 具体的には&font(#ff00cc){エスパー}・&font(#6633cc){ゴースト}タイプが苦手な&font(#ff00cc){エスパータイプ}、また&font(#808080){はがねタイプ}への有効打がこれ以外ないポケモンが使用する。 **[[&font(#663333){あくタイプ}>あくタイプ(ポケモン)]] |[[&font(#663333){はたきおとす}>はたきおとす(ポケモン)]]| |&font(#663333){威力65(相手が持ち物を持っていると1.5倍になる。第五世代までは20固定) PP20 命中100 持ち物封印 物理 接触:○ 範囲:単体}| ポケモン勝負において非常に重要な、持ち物の使用を封じるという非常に強力な効果を持つ。 効果発動時は威力97まで上昇し、半減するタイプが少ない性質上、単純に攻撃技としても優秀。 そのため、大半のポケモンに対してアドバンテージを得られる安定択として使われることが多い。 かつてはあまりの威力の低さからまず使われない技であったが、『X・Y』で大幅に威力が上昇。 タイプ相性変更で&font(#663333){あく}技が&font(#808080){はがねタイプ}に等倍になって使い勝手が良くなったこともあり、一躍一線級に。 相手がどんなポケモンを出してきても、持ち物を封じられれば、かなり有利に立ち回れる。 難点は相手がメガストーンやZクリスタルを持っている場合ははたき落とせず、しかも威力が上昇しない点である。第八世代では両者とも廃止されたが、その代わり習得者は大幅に減少している。 第9世代では碧の仮面の時期に復活。意外とあくタイプ以外が多く覚えたりする他、[[トドロクツキ]]待望の高火力技として採用率が高まっている。 |&font(#663333){ふいうち}| |&font(#663333){威力70(第六世代までは威力80) 命中100 PP5 優先度+1 相手が攻撃技を選んでなければ失敗 物理 接触:○ 範囲:単体}| 『きあいのタスキ』潰し等に便利な代わりに威力の低いものが多い[[先制技>先制技(ポケモン)]]の中、ずば抜けて高い威力と半減されにくいタイプが光る技。 その代償として優先度は先制技としては最低の+1であり、なおかつ相手が交代や変化技を選択した場合は失敗するというリスクがある。 [[メガガルーラ>ガルーラ]]等のメジャー所からマイナーに至るまで、習得できるポケモンの大半にとってサブウェポンの有力候補。 当然相手にも真っ先に警戒されるため、不用意に撃って「&font(#ff0000){おにび}」「かなしばり」等を使われて泣きを見ないようにしたい所。 特に&font(#663333){あく}技を最も食らわせたい&font(#ff00cc){エスパー}・&font(#6633cc){ゴースト}タイプこそ、そう言った搦め手を使うことが多いので注意。 第4世代では教え技となっていた。 |&font(#663333){わざマシン No.97 → わざレコード No.58(第八世代)}| |&font(#663333){あくのはどう}| |&font(#663333){威力80 命中率100 PP15 2割の確率で怯む 特殊 接触:× 範囲:単体}| 数少ない&font(#663333){あくタイプ}の特殊技。 &font(#808080){はがねタイプ}にも通るのでサブウェポンとしても優秀。 基本的には上記の「&font(#6633cc){シャドーボール}」の方が優秀だが、こちらは無効がなく怯みによるワンチャンスも狙えるのであえてこちらを採用する場合も。 また「はどう」技であるため特性『メガランチャー』を持つ[[メガカメックス>カメックス]]、[[ブロスター]]にはかなり重要なサブウェポンになる。 第4世代、第6世代以降はわざマシンがあり、第5世代は教え技になっている。 |&font(#663333){わざレコード No.32(第八世代)}| |&font(#663333){かみくだく}| |&font(#663333){威力80 命中率100 PP15 2割の確率で防御を1段階下げる 物理 接触:○ 範囲:単体}| 由緒正しき&font(#663333){あくタイプ}の技。 キバのあるポケモンの殆どがレベルアップで覚える。 「&font(#663333){あくのはどう}」と同じく&font(#808080){はがねタイプ}にも通るためサブウェポンとして多く使われる。 第9世代ではDDラリアットがわざマシンから外れた為、サブのあく技が欲しいのであればこれに頼る事になる。 |&font(#663333){わざレコード No.81(第八世代)}| |&font(#663333){イカサマ}| |&font(#663333){威力95 命中率100 PP15 相手の攻撃と相手の防御でダメージ計算 物理 接触:○ 範囲:単体}| 自分の攻撃ではなく、相手の攻撃を参照してダメージを計算する変わった技。 攻撃に努力値を振っていない耐久型のポケモンや特殊アタッカーでも採用しやすい。 また、この技の存在で相手の物理攻撃力を高める[[積み技>積み技(ポケモン)]]を牽制できる。 |&font(#663333){わざレコードNo.93(第八世代)}| |&font(#663333){DDラリアット}| |&font(#663333){威力85 命中率100 PP10 相手の能力変化を無視 物理 接触:○ 範囲:単体}| 第七世代で登場したときは[[ガオガエン]]専用技だったが、第八世代ではわざレコードとなって習得者が増加。習得者が大幅に減少した「&font(#663333){はたきおとす}」に替わる立場となっている。 第9世代ではわざマシンが無くなった上に、2023年1月現在&bold(){習得者ゼロ}(技は残っている)と言う状態に。 今後の復活はありそうだが、習得者の変動やいかに。 |&font(#663333){わざレコード No.95(第八世代)}| |&font(#663333){じごくづき}| |&font(#663333){威力80 命中率100 PP15 相手は2ターンの間音の技が出せない 物理 接触:○ 範囲:単体}| 第七世代(SM)で登場したときは[[ガオガエン]]がレベルアップで、[[マニューラ>ニューラ/マニューラ]]が遺伝でそれぞれ覚える程度だったが、『[[US・UM>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]』で教え技に、第八世代ではわざレコードとなって習得者が増加。「&font(#663333){かみくだく}」と違って追加効果は確定で出るが、効果はピンポイント気味か。ただこちらも「&font(#663333){はたきおとす}」を没収されたポケモンにとっては十分選択肢。 しかしこれも第9世代でわざマシン消滅。 習得者は少ないながら存在するが、これとはたきおとすを覚えられないポケモンは上述の「かみくだく」、酷い場合は&bold(){「つじぎり」}にまであく打点を下げられる羽目に。 **[[&font(#808080){はがねタイプ}>はがねタイプ(ポケモン)]] |&font(#808080){わざレコード No.31(第八世代)}| |&font(#808080){アイアンテール}| |&font(#808080){威力100 PP15 命中75 3割で相手の防御1段階ダウン 物理 接触:○ 範囲:単体}| |&font(#808080){わざレコード No.74(第八世代)}| |&font(#808080){アイアンヘッド}| |&font(#808080){威力80 PP15 命中100 3割ひるみ 物理 接触:○ 範囲:単体}| &font(#f09199){フェアリータイプ}の対策として主に&font(#cc33ff){ドラゴンタイプ}からお呼びが掛かる技。 「&font(#808080){アイアンテール}」の方がダメージの期待値は高いが、命中が低いのが玉に瑕。 ただ、[[オノノクス]]は「&font(#808080){アイアンテール}」しか覚えない。 タマゴ技や教え技で覚えられるポケモンが多い。 「&font(#808080){アイアンテール}」はアニメで[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]の[[ピカチュウ]]が使っているため、むしろサブウェポンとしての印象の方が強いという人も多いのではないだろうか。 残念ながらアイアンテールは第9世代でわざマシンから外された。なお、&bold(){ピカチュウはしれっと自力習得に変更されている}。 代替と言う事か、アイアンヘッドを覚えるポケモンの数が一気に増えた。 他にはジャイロボールがこのポジションに名乗りを上げそうになっている。 **[[&font(#F09199){フェアリータイプ}>フェアリータイプ(ポケモン)]] |&font(#F09199){わざマシン No.99 → わざレコード No.92(第八世代)}| |&font(#F09199){マジカルシャイン}| |&font(#F09199){威力80 PP10 命中100 特殊 接触:× 範囲:相手全体}| 第六世代で登場した&font(#F09199){フェアリータイプ}の唯一のわざマシン対応技。 「&font(#F09199){ムーンフォース}」に比べて威力と追加効果がない点では劣るが、その分習得できるポケモンが多い。 技自体は及第点の性能で半減もされにくいため、本来&font(#663333){あく}に弱い&font(#ff00cc){エスパー}・&font(#6633cc){ゴースト}タイプを中心にサブウェポンとして重宝する。 特にダブルでは攻撃範囲が相手全体であるため、「&font(#F09199){ムーンフォース}」よりも優先される。 &font(#cc3333){かくとう}対策には&color(skyblue){ひこう}、&font(#cc33ff){ドラゴン}対策には&font(#00ced1){こおり}、&font(#663333){あく}対策には&font(#cc3333){かくとう}とライバルも多いが、それらをまとめて対策できるのが他にはない強み。 後述の「めざめるパワー」では&font(#F09199){フェアリータイプ}が出せないため、サザンドラや[[ゴロンダ]]等の4倍弱点を突けるという点でも貴重。 *[その他] |&font(#ff0000){ほのおのパンチ}・&font(#00ced1){れいとうパンチ}・&font(#ffcc00){かみなりパンチ}| |威力75 命中100 PP15 それぞれ&font(#ff0000){やけど}・&font(#00ced1){こおり}・&font(#ffcc00){まひ}1割 物理 接触:○ 範囲:単体| |&font(#ff0000){ほのおのキバ}・&font(#00ced1){こおりのキバ}・&font(#ffcc00){かみなりのキバ}| |威力65 命中95 PP15 それぞれひるみ1割に加えて&font(#ff0000){やけど}・&font(#00ced1){こおり}・&font(#ffcc00){まひ}1割 物理 接触:○ 範囲:単体| それぞれ&font(#ff0000){炎}・&font(#00ced1){氷}・&font(#ffcc00){電気}の同性能の技。通称「三色パンチ」「三色牙」。 牙の方はパンチに比べて威力と命中が劣る代わりにひるみ効果も加わっている。 上記の「三種の神器」と似たような理由で使われるが、あちらは特殊技で非接触技なのに対し、こちらは物理技で接触技である。 ガブリアス等普段&font(#808080){はがね}対策に「&font(#ff0000){だいもんじ}」を使うポケモンも『こだわりハチマキ』型ならこちらを優先できるため、命中が安定する。 &font(#cc33ff){ドラゴン}対策の&font(#00ced1){こおり}技はやはり需要が多く、特に[[ガチゴラス]]はタイプ一致の&font(#cc33ff){ドラゴン}技を切って「&font(#00ced1){こおりのキバ}」を使うことも多い。 パンチ技は分かり易いイメージもあってか、腕や拳があるポケモンに広く配られている。 が、牙技は特に噛み付き攻撃のイメージが強いポケモンに限定されているためか、使い手は限られている。 |つのドリル・ハサミギロチン・&font(#CC9966){じわれ}・&font(#00ced1){ぜったいれいど}| |命中30 PP5 一撃必殺| みんな大好き一撃必殺技。 命中率は低いが、どうにもならない相手を強行突破する時には有用。 ただしいずれも無効化されるタイプはあり、『[[がんじょう>がんじょう(ポケモン)]]』には全て無効化される。 詳細は[[項目>一撃必殺技(ポケモン)]]を参照。 |わざマシン No.10| |めざめるパワー| |威力60(第五世代までは30~70) PP15 命中100 特殊 接触:×| [[ノーマルタイプ>ノーマルタイプ(ポケモン)]]と&font(#F09199){フェアリータイプ}以外のあらゆるタイプに成り得る、サブウェポンになるためにあるような技。 &font(#008000){くさ}・&font(#ffcc00){でんき}・&font(#00ced1){こおり}タイプをはじめとするサブウェポンに恵まれない特殊アタッカーには特に需要が高い。 威力は低いので、4倍弱点狙いで使われることが多い。 特にガブリアスを始めとする最強の一角[[ドラゴン>ドラゴンタイプ(ポケモン)]]対策の&font(#00ced1){こおり}が人気である。 次いで得意なタイプには徹底的に強い[[ナットレイ]]や[[ハッサム]]に対処できる&font(#ff0000){ほのお}も人気。 また、&font(#ff0000){ほのお}・&font(#1e90ff){みず}タイプのポケモンは対&font(#1e90ff){みずタイプ}用に&font(#008000){くさ}・&font(#ffcc00){でんき}を使うことも多い。 &font(#008000){くさ}タイプには&font(#cc0099){どく}以外の弱点に対抗できる&font(#994c00){いわ}が選ばれやすい。 その他、ピンポイントメタとしてヒードランに強い&font(#cc9966){じめん}、バンギラスに強い&font(#cc3333){かくとう}、リザードン・ファイアロー・ウルガモスに強い&font(#994c00){いわ}等が使われることもある。 第2~3世代ではタイプごとに物理・特殊が決まったため、[[ギャラドス]]や[[アーマルド]]のようにタイプ一致技が存在しないポケモンが「めざめるパワー」を使うという光景がよく見られた。 またヌケニンが登場すると、そのヌケニン対策ができるサブウェポンとして「めざめるパワー」を入れて、いわゆる「ヌケで止まります」を防ぐというプレイスタイルもあった。 ちなみにこの世代はどのタイプであっても「&font(#cc3333){カウンター}」でしか跳ね返せない。そのため特殊型のポケモンが使う場合は、地味に「&font(#ff00cc){ミラーコート}」対策、[[ソーナンス]]対策としても使えた。 反面、[[個体値]]によってタイプが決まるため、望んだタイプを[[厳選>厳選(ポケモン)]]するのは&bold(){非常に面倒}である。タイプの時点で面倒なので威力なんて粘り始めたらきりがない。 このために何ボックスも同じポケモンを生み続ける廃人が後を絶たず、中には「めざパは一応調べるが、威力が高かった時だけ採用する」「めざパは面倒なので自分のポケモンは覚えないものとして扱う」というプレイスタイルの人も多かった。 第六世代からは威力が60で固定され厳選が楽になったが、4倍弱点を突いても倒せない状況が多くなってしまった。 確実に倒すなら交代読みや『いのちのたま』等の火力強化が必要となり、以前よりも使い所を選ぶ技となっている。 第8世代では「おんがえし」「やつあたり」などとともに&bold(){廃止}された。仕様が煩雑なためと思われるが、これで有力なサブウェポンを失いかなり弱体化したポケモンも多い。 一部のポケモンは「ウェザーボール」や「&font(#ff0000){マジカルフレイム}」などで補填している形に。 BDSPで復活を遂げたがアンノーン専用技に変更。 |わざマシン No.83| |しぜんのめぐみ| |威力60~100(持ち物によって変化) PP15 命中100 きのみを消費して攻撃、無い場合は失敗 物理 接触:× 範囲:単体| 物理アタッカーにとっての「めざめるパワー」に代わる技。 こちらはポケモンの能力ではなく、持たせた[[きのみ>きのみ(ポケモン)]]の種類で威力とタイプが変化する。 めざパと比べて最大威力が100と高い上、持ち物次第でノーマルと&font(#F09199){フェアリー}も含め任意のタイプを出せるのが嬉しい。 しかし、覚えるポケモンは極一部に限られる上、戦略に重要な持ち物をきのみで埋めるリスクも良く考える必要がある。 また、先にきのみの使用条件を満たすと技自体を使えなくなるため、任意のタイミングで使えるとは限らない点に注意。 需要は少なめだが、[[リーフィア]]のようにサブウェポンが貧弱なポケモンは頼らざるを得ないことも。 持たせたきのみ毎の性能については[[きのみ一覧(ポケモン)]]を参照。 第8世代では上記の「めざめるパワー」同様に&bold(){廃止}された。めざパに比べると一発きりな技だが、こちらはゲーム内にきのみを全種類させないといけないという縛りがキツいという問題があった。 [[コンテスト>ポケモンコンテスト]]がない作品でもポロックやポフィンの材料専用のきのみを出す必要があり、しかもこれらは「しぜんのめぐみ」以外の用途が皆無だったため、仕方ないのかもしれない。 |わざマシン No.171(第九世代)| |テラバースト| |威力80 PP10 命中100 特殊 接触:×| 第九世代の一発逆転要素である「テラスタル」と密接な立ち位置にある、サブウェポンでありながらメインウェポンにもなりうる特異な技。 通常は上記の性能をしたノーマル技でしかないが、テラスタルすると技のタイプがテラスタイプに変化し、更に攻撃と特攻の実数値を比べて前者が高いと物理技、後者が高いと特殊技に変化する。 めざめるパワーと違い威力が20も高く、テラスタイプ次第で[[ノーマルタイプ>ノーマルタイプ(ポケモン)]]と&font(#F09199){フェアリータイプ}を含めたあらゆるタイプに変化させられる。特殊技固定ではないのもポイント。 わざマシンがあれば[[メタモン]]や[[コイキング]]といったごく一部の例外を除いたポケモンに覚えさせられる上に量産も可能な反面、狙ったテラスタイプにするまでの道程が険しめ。 ただし、手間と時間はかかるが個体値のような縛りはない。 [[ゲーム本編のクライマックスを飾るのもこの技。>ゲームシステムを利用した演出]] 一度しか切れず、手持ちの顔ぶれとタイミングによって勝ち筋にも負け筋にもなりうるテラスタルを前提とした性能であるため、めざめるパワーほど気軽には採用しにくい。 システム上倍率1.5倍の威力120((テラスタイプと元のタイプが一致していれば2倍の威力160で使用可能。))で使え、もちものによる上乗せもできるので逆転の一手として機能しうる。 対戦においては、そのままだと技の一貫性が怪しい・役割破壊技に乏しい・ガラッと耐性を変えるなどして有効に使いこなせるポケモンが技欄に忍ばせている場合がある。 追記・修正はサブウェポンにお世話になったトレーナーにお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,13) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - くさむすびだけ内容も緑色にw -- 名無しさん (2014-02-28 21:20:39) - 目覚めるパワーはある意味究極のサブウェポンじゃないかと思ってる -- 名無しさん (2014-02-28 21:26:39) - こうやって見ると特殊技が多いんだな -- 名無しさん (2014-12-05 16:41:32) - メガストーン持ちにはたき落とす当てても威力は65のままじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2014-12-05 18:30:39) - ↑修正した -- 名無しさん (2014-12-05 18:39:30) - ギギギアルさんをどうにかしてください -- 名無しさん (2015-03-22 20:51:04) - 弱体化したとはいえ格闘とドラゴンの強さは豊富なサブから来てるのね -- 名無しさん (2015-10-09 23:21:20) - 三色パンチ追加してほしい -- 名無しさん (2015-10-09 23:43:00) - 種族値の高いポケモンに限ってサブウェポンも豊富な気がする -- 名無しさん (2015-12-04 18:58:41) - ドラゴン、ノーマルは基本サブウェポンが豊富。ガルーラ・ガブリアスなんかがいい例 -- 名無しさん (2016-02-06 11:36:31) - 炎・草・氷は基本的にピンポイントのサブウェポン扱い -- 名無しさん (2016-02-06 11:44:04) - サブがしょぼくても一線級のライコウもいれば、サブが豊富でも使いにくいシビルドンもいる。サブの多い少ないもあるけど結局はタイプと噛み合ってるか、ステータスが高いか、配分の良し悪しなどあらゆる要素が組み合わさって初めて評価される -- 名無しさん (2016-02-06 12:31:15) - れいとうビームがついでにドラゴンも狩れるってのは違うだろ。むしろドラゴン狩りがメインで草狩りなんて今の環境でするわけない。 -- 名無しさん (2016-02-06 13:05:50) - 炎、岩、氷は攻撃面での需要は高いが耐性は貧弱なので、タイプ一致に拘るよりもサブウェポンに留めておくのが無難である -- 名無しさん (2016-06-04 23:50:30) - めざパでフェアリー追加されればよかったのにって第6世代でのムーバー解禁でそうおもった -- 名無しさん (2017-08-01 09:40:35) - ↑ミス 思った事がある。あと、スキン系の特性を威力増加無しでの道具版が出てきてくれたら、ギギギアルやドレディアにブイズなどのサブに乏しい奴等の頼もしい味方になって、他にサザンなどの特定の相手に打点の薄くなる奴等や高威力技を中々覚えない奴等尚にもそうなって、それでもって有り余るノーマル技の有効活用も出来る様になると思う。 -- 名無しさん (2017-08-01 09:45:16) - ダストシュートは大化けしたなぁ -- 名無しさん (2017-08-01 16:36:48) - メガマンダ、メガリザX、メガルカリオみたいに元のバ火力と積み技で無理矢理受けを崩す戦法が地位を上げたからそういった面ではサブウエポンはやや地味になった気がする。 -- 名無しさん (2018-08-07 19:26:52) - インファイトもばかぢからもまさかのレコード化! -- 名無しさん (2020-05-02 18:51:56) - インファイト、マジカルフレイム、ヒートスタンプの習得者が増えたり、マシンやレコードの番号が変わったりしたから第8世代向けに更新したいけどいいかな? -- 名無しさん (2020-05-02 19:16:59) - ↑いいんじゃない? -- 名無しさん (2020-06-05 03:35:35) - ↑↑そこにボディプレスも追加だな(メインと化しているポケモンもいるが) -- 名無しさん (2020-06-05 05:39:29) - 項目の定義に従うなら、隠れ特性のゲッコウガとエースバーンはサブウェポンを覚える事が絶対に不可能(言い換えると全ての攻撃技がメインウェポンと化す程のオフェンスを誇る) -- 名無しさん (2021-01-28 22:13:08) - サブウェポンとして炎+地面or格闘があればとりあえず鋼で止まらなくなるから偉い -- 名無しさん (2021-12-09 07:45:31) - インファイト、特防ダウンが特攻ダウンになってるね -- 名無しさん (2021-12-09 10:06:22) - 電気にワイルドボルトも追加希望、あと飛行タイプが一つもない -- 名無しさん (2022-07-16 19:55:41) - アイアンヘッドの方がダメージ期待値高くない? -- 名無しさん (2022-11-25 14:29:46) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/10/01 Mon 21:46:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- サブウェポンとは、一部の[[ゲーム]]で「メインウェポン」とセットで使われる副武器・副武装の総称。 この項目では、[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]に持たせる、自身とは違うタイプの攻撃技の総称を扱う。 #openclose(show=■目次){#contents()} *概要 メインウェポンと呼ばれるのは、扱うポケモンとタイプが一致する主軸となる攻撃技。 ポケモンの攻撃技は使用者とタイプが一致すると[[威力>威力(ポケモン)]]が1.5倍になるが、サブウェポンは不一致のためそのままの威力で発動することになる。 主にメインウェポンが[[弱点]]を突きにくいタイプや半減以下にされる相手に対して、大ダメージを与える目的で採用される。 例えば、[[ドラゴンタイプ>ドラゴンタイプ(ポケモン)]]に[[フェアリータイプ>フェアリータイプ(ポケモン)]]に対する[[どく>どくタイプ(ポケモン)]]・[[はがねタイプ>はがねタイプ(ポケモン)]]の技を覚えさせる等、相性の悪い相手と戦う際の保険のようなもの。 &bold(){使い方次第ではこれで相性を覆し一発逆転ということも珍しくない}。 しかし所詮は&bold(){タイプ不一致技である為、ギリギリの所で耐えられ手痛い反撃を受けるのもザラなので、過信は禁物}。 相手の交代を読んで使うのがもっとも一般的か。 特に自分より速さで勝る相手に正面から放つ時は、『[[きあいのタスキ]]』などの工夫が必須。 明確な仮想敵を定め、事前にダメージ計算をしておく事も重要であり、うまく扱うには知識が必要となる。 (特にアタッカーの)ポケモンにおいて「多彩なサブウェポンが揃っているか」という事は、ポケモンの評価に強い影響を与える。 [[種族値]]が高い、優秀な積み技があるなど、高いポテンシャルを持っていてもサブウェポンに乏しいポケモンは、戦術の幅が狭められてしまう。 またサブウェポンは無理して覚える必要もあるかといえば、それはポケモンの資質とトレーナーのバトルスタイル次第というのも忘れてはいけない。 能力が低い時は無理せず「さいみんじゅつ」や「でんじは」「あやしいひかり」といった変化技でで動きを封じたり、 「とんぼがえり」や「ボルトチェンジ」で控えのポケモンと交代したりするという戦術もある。 何を意識するかによって採用するサブウェポンが違うということもあり、特に「[[めざめるパワー]]」のタイプ論争はどの時代にもついて回った。 第7[[世代>世代(ポケモン)]]以降はすごいとっくんやミントのおかげで理想個体を簡単に入手できるようになったため「○○耐え調整」というのが当たり前のように行われているが、 「あかいいと」で個体値の遺伝箇所を増やせなかった第5世代以前は耐久面まで気を配る余裕がほとんど無かったため、役割破壊の「だいもんじ」「ねっぷう」や、ドラゴン対策の「れいとうビーム」、弱点範囲を広げることを意図した「メガホーン」などの評価は今と比べて相対的に高かった。 中には[[ヌケニン>ヌケニン(ポケモン)]]を意識して「つばめがえし」を覚えさせるような人もいた。 第8世代では耐久を高める「[[ダイマックス]]」と弱点技を耐えて発動させる『[[じゃくてんほけん>じゃくてんほけん(ポケモン)]]』によって、中途半端なサブウェポンがむしろ負け筋につながってしまうことも増えてきた。 その一方でダイマックス時に使うことで追加効果に期待するという考え方でサブウェポンを選択することもあり、「とびはねる」などはその好例。 きわめて威力の低い「つつく」「かぜおこし」のように従来では考えられなかったものに焦点が当たることがある。ここまで威力が低いとサブウェポンというよりは[[積み技>積み技(ポケモン)]]だが。 第9世代では、前世代のように強力な技の素材として使うことはできない。 耐久の上がるダイマックスが廃止されたことや、テラスタルによってサブウェポンの威力を底上げできる点は追い風と言える。 ただしサブウェポンをテラスタルのタイプ変更で対策されるケースも頻発するため、使いこなすにはより深い読み合いが求められるようになった。 *代表的なサブウェポン 以下、サブウェポンとして採用率が高い技を紹介。 **[[&font(#008000){くさタイプ}>くさタイプ(ポケモン)]] |&font(#008000){わざマシン No.22 → わざマシン No.11(第八世代) → わざマシン No.168(第九世代)}| |&font(#008000){ソーラービーム}| |&font(#008000){威力120 命中100 PP10 1ターン溜めて攻撃 特殊 接触:× 範囲:単体}| 1ターンのタイムラグが面倒だが、天候を晴れにしたり、『パワフルハーブ』を使えば1ターン目から発射できる。 同じ晴れ状態で使われる技でも、命中率も100と「&font(#ff0000){だいもんじ}」のようにスカす心配もほぼない。 &font(#ff0000){ほのおタイプ}と特に相性が良く、天敵である&font(#0000ff){みず}・&font(#CC9966){じめん}・&font(#994c00){いわ}タイプ全てをカバー出来る。 しかし、持ち物が『パワフルハーブ』で固定されてしまうのはやはり痛い。 なので、特性で晴れにできる[[キュウコン>キュウコン(ポケモン)]]、リザードンY、[[ゲンシグラードン]]、[[コータス]]、[[メガヘルガー>ヘルガー]]、[[エレザード]]等[[晴れパ>晴れパ(ポケモン)]]で使用されるポケモンからの採用率が高い。 とは言え、威力120の弱点技が強力であることには間違いなく、不意に食らうと大打撃となるため注意。 ……だったが、第七世代で状況が一変。 『クサZ』を持たせ[[Zワザ]]「&font(#008000){ブルームシャインエクストラ}」として使うことでタメの1ターンも天候による威力半減も踏み倒し、威力190のサブウェポンとして撃つことが可能に。 元々&font(#ff0000){ほのおタイプ}は第四世代でのテコ入れにより[[ブースター>ブースター(ポケモン)]]や[[ガオガエン]]等一部を除いて殆どの最終進化形態がこの技を習得可能だったが、およそ10年越しで花開いた形になった。 もちろん晴れ状態で溜めずに撃つ型も依然強力なので、Zワザと合わせて使えれば更に強力。 第八世代ではZワザが廃止されたが、新要素の[[ダイマックス]]を行うことにより3ターンのみ「&font(#008000){ダイソウゲン}」に変化。「&font(#008000){ブルームシャインエクストラ}」と同様タメ無し天候補正無視で放つことができる。 また、&font(#ff0000){ほのお}技を「&font(#ff0000){ダイバーン}」として使うことで「&font(#ff0000){にほんばれ}」を覚えさせなくても天候を晴れにできるという点もあり第七世代に続き高い採用率を保っている。 |&font(#008000){わざマシン No.53 → わざレコード No.65(第八世代) → わざマシン No.119(第九世代)}| |&font(#008000){エナジーボール}| |&font(#008000){威力90 命中100 PP10 1割で特防1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体}| くさタイプ安定威力技。 「&font(#008000){ソーラービーム}」より扱いやすく、「&font(#008000){くさむすび}」よりも威力が安定しているのが特徴。 下記の「&font(#008000){くさむすび}」の方が覚えるポケモンが多く、相手次第では大ダメージが狙える為、そちらが優先されがち。 しかし、こちらしか覚えないポケモンが使うほか、[[ウォッシュロトム>ロトム]]などの体重が軽くくさむすびが効きにくい相手対策として採用される。 |&font(#008000){わざマシン No.86 → わざレコード No.77(第八世代) → わざマシン No.081(第九世代)}| |[[&font(#008000){くさむすび}>くさむすび/けたぐり(ポケモン)]]| |&font(#008000){威力 変動 命中100 PP20 特殊 接触:○ 範囲:単体}| 威力は相手の体重次第だが、&font(#cc9966){じめん}や&font(#994c00){いわ}タイプのポケモンは体重の重い奴が殆どで、相手によっては「&font(#008000){ソーラービーム}」級の威力に。 その他にも[[ヌオー]]や[[ラグラージ]]等、弱点が&font(#008000){くさタイプ}しかない&font(#1e90ff){みず}/&font(#cc9966){じめん}複合ポケモンの対策に使われることもある。 使用者としては[[ゴウカザル]]や[[ゲッコウガ]]が有名。 なお、接触技なので『かたいツメ』の補正が乗る特殊技でもある。 威力が相手依存である事は曲者で、軽い相手にはダメージが入らず、重さ依存の技が無効のダイマックスで防がれることも。 **[[&font(#ff0000){ほのおタイプ}>ほのおタイプ(ポケモン)]] |&font(#ff0000){わざマシン No.38 → わざレコード No.15(第八世代) → わざマシン No.141(第九世代)}| |&font(#ff0000){だいもんじ}| |&font(#ff0000){威力110(第五世代までは120) 命中85 PP5 やけど1割(初代は3割)特殊 接触:× 範囲:単体}| 言わずと知れた役割破壊のパイオニア。 特に&font(#cc33ff){ドラゴンタイプ}にとっては一致技を半減する&font(#808080){はがね}と弱点の&font(#008cff){こおり}に強いため、サブウェポンの最有力候補。 命中率も85と威力110の技の中では高く、期待値も後述の「&font(#ff0000){かえんほうしゃ}」より高いため、一般的にはこちらが優先される。 だが同格技の中で高い方とはいえ命中率85はやや不安定である事は変わりなく、大事な局面で外した時のショックは筆舌に尽くし難い。 逆に相手が外したおかげで勝てたなんて人も多いと思われるが……。 PPが5のため『プレッシャー』に弱いので、余裕があればPPを上げておく事をお勧めする。 |&font(#ff0000){わざマシン No.35 → わざレコード No.02(第八世代) → わざマシン No.125(第九世代)}| |&font(#ff0000){かえんほうしゃ}| |&font(#ff0000){威力90(第五世代までは95) 命中100 PP15 やけど1割 特殊 接触:× 範囲:単体}| 威力は「&font(#ff0000){だいもんじ}」よりも劣るが、命中率が100でPPも15と多く、安定性に優れているのが特徴。 もっとも、上述のように「&font(#ff0000){だいもんじ}」の命中率の高さ故に、命中100のサブウェポンの中では使用率は低め。 しかし、[[メガリザードンY>リザードン]]や『[[こだわりメガネ>こだわり系アイテム(ポケモン)]]』持ち等の火力の高いポケモンや、[[テッカグヤ]]などの耐久戦法を取るポケモンはこちらを優先することも多い。 [[シビルドン]]や[[オンバーン]]等「&font(#ff0000){だいもんじ}」は覚えられなくても、こちらなら覚えられるポケモンも多数。 |&font(#ff0000){わざマシン No.92(第八世代)}| |&font(#ff0000){マジカルフレイム}| |&font(#ff0000){威力75(第六世代までは65) 命中100 PP10 確定で特攻1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体}| 『[[X・Y>ポケットモンスター X・Y]]』で[[マフォクシー]]の[[専用技>専用わざ(ポケモン)]]として登場し、『[[OR・AS>ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア]]』では[[ムウマージ]]も習得していたが、 第八世代でわざマシンとなり大幅に習得者が増加。&font(#ff00cc){エスパータイプ}や&font(#f09199){フェアリータイプ}に習得者が多く、後述の「めざめるパワー」に代わる&font(#808080){はがね}対策として利用される。 しかし第9世代でわざマシンが無くなり習得者が激減。使用可能なのは最終進化に絞っても僅か6種となり汎用的なサブウェポンではなくなってしまった。 ゴースト/フェアリーの[[ハバタクカミ]]にとっては需要が高かった模様。 **[[&font(#ffcc00){でんきタイプ}>でんきタイプ(ポケモン)]] |&font(#ffcc00){わざマシン No.25 → わざレコード No.09(第八世代) → わざマシン No.166(第九世代)}| |&font(#ffcc00){かみなり}| |&font(#ffcc00){威力110(第五世代までは120) 命中70 PP10 まひ3割 特殊 接触:× 範囲:単体}| 高火力だが、「&font(#00ced1){ふぶき}」と同じく低命中がネックで使用率は低い。 しかし雨下では必中となるため、[[雨パ>雨パ(ポケモン)]]ではよく採用される。 特に自身の特性で雨を降らせる[[カイオーガ]]はよく所持している。 まひの確率が後述の「&font(#ffcc00){10まんボルト}」よりも高いため、それを理由に採用されることも。 |&font(#ffcc00){わざマシン No.24 → わざレコード No.08(第八世代) → わざマシン No.126(第九世代)}| |&font(#ffcc00){10まんボルト}| |&font(#ffcc00){威力90(第五世代までは95) 命中100 PP10 まひ1割 特殊 接触:× 範囲:単体}| 性能的には「&font(#ff0000){かえんほうしゃ}」「&font(#00ced1){れいとうビーム}」と同じだが、弱点を突ける範囲が狭く、メジャータイプに受けられやすい。 ただし、これで4倍弱点をつける[[ギャラドス]]が強い相手にはとことん強いポケモンのため、ピンポイント対策として採用されることも。 「&font(#ff0000){かえんほうしゃ}」「&font(#00ced1){れいとうビーム}」「&font(#ffcc00){10まんボルト}」の3つの技を総称して「三種の神器」と呼ぶことがある。 **[[&font(#00ced1){こおりタイプ}>こおりタイプ(ポケモン)]] |&font(#00ced1){わざマシン No.14 → わざレコード No.06(第八世代) → わざマシン No.143(第九世代)}| |[[&font(#00ced1){ふぶき}>ふぶき(ポケモン)]]| |&font(#00ced1){威力110(第五世代までは120) 命中70(第一世代では90) PP5 こおり1割(第一世代では3割) 特殊 接触:× 範囲:敵全体}| 第一世代では命中や凍る確率も高いことから猛威を振るった鬼畜技だったが、その後は命中率と追加効果の確率の低下で需要は激減。 今や[[霰パ>霰パ(ポケモン)]]での採用が大半だが、後述の「&font(#00ced1){れいとうビーム}」を耐える[[カイリュー]]や[[メガボーマンダ>ボーマンダ]]の対策として使われることもある。 |&font(#00ced1){わざマシン No.13 → わざレコード No.05(第八世代) → わざマシン No.135(第九世代)}| |&font(#00ced1){れいとうビーム}| |&font(#00ced1){威力90(第五世代までは95) 命中100 PP10 こおり1割 特殊 接触:× 範囲:単体}| 「&font(#ff0000){かえんほうしゃ}」の氷版。 「&font(#00ced1){ふぶき}」との命中率の差に加えて4倍狙いをメインに使われることが多いため、大抵はこちらが採用される。 &font(#1e90ff){みずタイプ}の定番技であり、&font(#008000){くさ}・&font(#cc33ff){ドラゴン}タイプを狩れる優秀な技。 &color(skyblue){ひこう}や&font(#cc33ff){ドラゴン}には環境の中心となる強力なポケモンが多いため、サブウェポンとしての人気は非常に高い。 1割とは言え凍らせる追加効果も強力で、これによって試合をひっくり返されることも多々ある。 **[[&font(#cc3333){かくとうタイプ}>かくとうタイプ(ポケモン)]] |&font(#cc3333){わざレコード No.39(第八世代)}| |&font(#cc3333){ばかぢから}| |&font(#cc3333){威力120 PP5 命中100 使用後に自分の攻撃と防御が1段階ダウン 物理 接触:○ 範囲:単体}| わざマシンは存在しないが、第七世代までは教え技で、第八世代ではわざレコードで多くのポケモンが習得できる。 威力・命中・攻撃範囲と3拍子揃った優秀なサブウェポンで、特に&font(#994c00){いわ}・&font(#808080){はがね}タイプににタイプ一致技を半減されるポケモンにとっては相性補完として有用。 しかし、攻撃と防御ダウンのデメリットから居座りには向かず、スカーフ型を始めとする撃ち逃げや両刀型に向いている技と言える。 特殊メインの両刀アタッカーが[[ハピナス]]を突破するために搭載していたりもする。 ……だったのだが、第9世代でこちらもわざマシンが無くなってしまい習得者が一気に減少。 DLCでも結局復活せず、わざマシン頼りのサブウェポンは後述の「&font(#cc3333){インファイト}」に譲る形に。 同時に、ブースター等のかくとう技のサブウェポンを「&font(#cc3333){ばかぢから}」に依存していたポケモンは涙を呑む事に……。 |&font(#cc3333){わざレコード No.07(第八世代) → わざマシン No.012(第九世代)}| |[[&font(#cc3333){けたぐり}>くさむすび/けたぐり(ポケモン)]]| |&font(#cc3333){威力 変動 命中100 PP20 特殊 接触:○ 範囲:単体}| 「&font(#008000){くさむすび}」同様に相手が重いほど威力が上がる。 重量級相手だとデメリット無しで「&font(#cc3333){ばかぢから}」や「&font(#cc3333){インファイト}」と同じ威力に。 ただしダイマックスした相手には無効。 |&font(#cc3333){わざレコード No.99(第八世代) → わざマシン No.167(第九世代)}| |&font(#cc3333){インファイト}| |&font(#cc3333){威力120 PP5 命中100 使用後に自分の防御がと特防1段階ダウン 物理 接触:○ 範囲:単体}| 第七世代まではわざマシン・教え技に無く習得者が少なかったが、第八世代で大幅に習得者が増加。 反動でどんどん打たれ弱くなるが、「&font(#cc3333){ばかぢから}」と違って攻撃がダウンしないため連発しやすく、回復技で粘る高耐久ポケモンの突破にも向く。 |&font(#cc3333){わざレコード No.53(第八世代) → わざマシン No.089(第九世代)}| |[[&font(#cc3333){ボディプレス}>ボディプレス(ポケモン)]]| |&font(#cc3333){威力80 PP10 命中100 自分の防御と相手の防御でダメージ計算 物理 接触:○ 範囲:単体}| 自分の攻撃ではなく、自分の防御を参照してダメージを計算する変わった技。 攻撃に[[努力値]]を振っていない耐久型のポケモンでも採用しやすい。 |&font(#cc3333){わざマシン No.52 → わざレコード No.64(第八世代) → わざマシン No.158(第九世代)}| |[[&font(#cc3333){きあいだま}>きあいだま]]| |&font(#cc3333){威力120 命中70 PP51割で相手の特防が1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体}| &font(#663333){あく}・&font(#808080){はがね}対策にとして&font(#ff00cc){エスパータイプ}の間で急速に需要が高まったサブウェポン。 高速特殊アタッカーの代表選手である[[フーディン]]を相手にするなら、まずこの技を覚えていると考える。 しかし、&font(#ff00cc){エスパータイプ}のカモである&font(#cc3333){かくとうタイプ}の技が&font(#ff00cc){エスパータイプ}の助けになるとは、なんとも皮肉なものである。 それ以外でも威力の高さと攻撃範囲の広さ、[[バンギラス]]の4倍弱点と言った長所から多くの特殊アタッカーに重宝されている。 &font(#ff0000){ほのおタイプ}はそれに加えてヒードランを突破する目的で搭載していることも多い。 が、命中率は「&font(#ffcc00){かみなり}」や「&font(#00ced1){ふぶき}」と同じ70しかない。しかも&font(#cc3333){かくとうタイプ}の特殊技はこれと取得者の少ない「&font(#cc3333){はどうだん}」「&font(#cc3333){しんくうは}」しかなく、しかも後者は先制技でありサブウェポンとは言い難いため、必然的にこの技に頼らざるを得ない場面が多く、多くのトレーナーを悩ませる技でもある。 **[[&font(#cc0099){どくタイプ}>どくタイプ(ポケモン)]] |&font(#cc0099){わざマシン No.84 → わざレコード No.57(第八世代) → わざマシン No.083(第九世代)}| |&font(#cc0099){どくづき}| |&font(#cc0099){威力80 命中100 PP20 3割でどく 物理 接触:○ 範囲:単体}| &font(#cc3333){かくとうタイプ}等、&font(#f09199){フェアリータイプ}を苦手とするポケモンがサブウェポンとして使用する。 なお、&font(#f09199){フェアリータイプ}の中でも&font(#808080){はがね}複合である[[クレッフィ]]や[[ザシアン]](けんのおう)等には無効という穴もある。 一方、&font(#1e90ff){みず}複合で&font(#808080){はがね}技が等倍止まりのマリルリに対してはこちらの方が有効である。 そのため、&font(#808080){はがねタイプ}に&font(#cc9966){じめん}技で対抗できるガブリアス等は&font(#808080){はがね}技ではなくこちらを使用することもある。 |&font(#cc0099){わざレコード No.73(第八世代) → わざマシン No.102(第九世代)}| |&font(#cc0099){ダストシュート}| |&font(#cc0099){威力120 命中80 PP10 3割でどく 物理 接触:○ 範囲:単体}| 「&font(#cc0099){どくづき}」の上位種。教え技。 &font(#f09199){フェアリータイプ}は比較的耐久が高めなのであえてこちらを好むプレイヤーもいる。 素の威力が高いおかげで両刀アタッカーに持たせやすいのも利点か。 ただ、命中率が低く、安定感では若干劣る。 **[[&font(#CC9966){じめんタイプ}>じめんタイプ(ポケモン)]] |&font(#CC9966){わざマシン No.26 → わざレコード No.10(第八世代) → わざマシン No.149(第九世代)}| |[[&font(#CC9966){じしん}>じしん(ポケモン)]]| |&font(#CC9966){威力100 命中100 PP10 物理 接触:× 範囲:自分以外}| 威力・命中・攻撃範囲の優秀さと習得できるポケモンの多さから最もメジャーなサブウェポン。 特に&font(#994c00){いわ}・&font(#808080){はがね}タイプのアタッカーは大半が採用し、弱点対策としても前者は&font(#808080){はがね}に、後者は&font(#ff0000){ほのお}に対抗できる。 ダブルバトルでは相方が&color(skyblue){ひこうタイプ}や特性『[[ふゆう>ふゆう(ポケモン)]]』、『ふうせん』持ち等でないと巻き込まれる点に注意。 また、[[&font(#008000){グラスフィールド}>○○フィールド(ポケモンのわざ)]]下では威力が半減することにも注意。 |&font(#CC9966){わざレコード No.67(第八世代) → わざマシン No.133(第九世代)}| |&font(#CC9966){だいちのちから}| |&font(#CC9966){威力90 命中100 PP10 1割で特防1段階ダウン 特殊 接触:× 範囲:単体}| &font(#CC9966){じめんタイプ}の特殊技としては最高の威力。 第七世代までは教え技で、第八世代ではわざレコードとして習得できる。 「&font(#CC9966){じしん}」と違って不一致で使えるポケモンは一部に限られているが、習得できれば相性補完として役立つ場面は多い。 [[ヒードラン]]に覚えさせておくと『もらいび』で攻撃を受けた&font(#ff0000){ほのおタイプ}を処理するために便利。 サザンドラも対&font(#808080){はがね}に加え、[[マリルリ]]と[[クチート]]両方に有効な技として「&font(#808080){ラスターカノン}」よりも優先することが多い。 その他、[[ダイノーズ]]や「[[&font(#994c00){パワージェム}>パワージェム(ポケモン)]]」[[習得不可>オムスター]][[被害者>マグカルゴ]][[の会>アマルルガ]]のメンバー等&font(#994c00){いわタイプ}の特殊アタッカーがよく使う。 |&font(#CC9966){わざレコード No.94(第八世代) → わざマシン No.186(第九世代)}| |&font(#CC9966){10まんばりき}| |&font(#CC9966){威力95 命中95 PP10 物理 接触:× 範囲:単体}| 第八世代でわざレコードに収録されたことにより一気に使用者が増えた技。 威力命中共にわずかに劣るためシングルバトルにおいては一見「&font(#CC9966){じしん}」の劣化に見えるが、こちらは&font(#008000){グラスフィールド}で威力が半減されない。 そのため、前述の「&font(#008000){ダイソウゲン}」や特性『グラスメイカー』の効果で&font(#008000){グラスフィールド}が展開されることが少なくない第八世代においてはこちらが採用されることも多い。 特に自身が『グラスメイカー』持ちである[[ゴリランダー]]は「&font(#CC9966){10まんばりき}」の採用率が高い。 しかし第9世代でわざマシンは廃止され、初期の習得者は元祖の[[バンバドロ]]の他に[[ゾウ>ドンファン(ポケモン)]][[達>ダイオウドウ]]と[[リングマ]]と[[ガケガニ]]と言うなんともなラインナップに。 後に、DLC『碧の仮面』にてわざマシンのラインナップに復帰したため使用者は増加した。 **[[&font(#b8d200){むしタイプ}>むしタイプ(ポケモン)]] |&font(#b8d200){わざマシン No.28 → わざレコード No.18(第八世代) → わざマシン No.095(第九世代)}| |&font(#b8d200){きゅうけつ}| |&font(#b8d200){威力80 命中100 PP10 与えたダメージの半分回復 物理 接触:○ 範囲:単体}| 『[[サン・ムーン>ポケットモンスター サン・ムーン]]』で魔改造され一躍サブウェポン候補になった技。 &font(#b8d200){むしタイプ}自体はそこまで範囲が広い訳でもないが&font(#ff00cc){エスパー}や&font(#663333){あく}を苦手とするポケモンがそれらへの打点兼[[回復技>回復技(ポケモン)]]として使用することが多い。 |&font(#b8d200){わざマシン No.82 → わざマシン No.56(第八世代) → わざマシン No.060(第九世代)}| |&font(#b8d200){とんぼがえり}| |&font(#b8d200){威力70 命中100 PP20 攻撃後に交代 物理 接触:○ 範囲:単体}| 「&font(#ffcc00){ボルトチェンジ}」と異なり、無効化するタイプが存在しない[[交代技>交代技(ポケモン)]]。 技を使った時に相手が交代した場合、交代先を見てから出すポケモンを選べるため戦略を立てやすい。 名前の割に様々なタイプのポケモンが習得でき、[[ボルトロス]]・ファイアローを筆頭に使い手は多岐に渡る。 [[エルフーン]]等のサポート役が仕事を終えた後は勿論、「&font(#663333){ちょうはつ}」された場合も逃げることができる。 [[サザンドラ]]や[[フライゴン]]が「[[&font(#cc33ff){りゅうせいぐん}>りゅうせいぐん(ポケモン)]]」撃ち逃げのために使うことも。 [[コジョンド]]なら特性『さいせいりょく』によって手持ちに戻った時に回復もできる。 **[[&font(#994c00){いわタイプ}>いわタイプ(ポケモン)]] |&font(#994c00){わざマシン No.71 → わざレコード No.75(第八世代) → わざマシン No.150(第九世代)}| |&font(#994c00){ストーンエッジ}| |&font(#994c00){威力100 命中80 PP5 急所率ランク+1 物理 接触:× 範囲:単体}| 攻撃範囲がトップクラスに優秀なため、物理アタッカーのサブウェポンとしては「&font(#cc9966){じしん}」に次いでメジャー。 さらに急所ランク+1のため、運が良ければ一撃で沈める事もある。 最大の弱点はやはり命中の低さで、多くのトレーナーが肝心な場面で外して泣きを見るが、それでも頼らざるを得ないことも多い罪作りな技。 [[カイリキー]]や[[ルガルガン(まよなかのすがた)>ルガルガン]]は[[特性>特性(ポケモン)]]『ノーガード』でこれを絶対命中させるのがウリの一つである。 &font(#cc9966){じめんタイプ}や&font(#808080){はがねタイプ}は&font(#994c00){いわタイプ}の技を覚えやすい傾向にある為、&font(#ff0000){ほのお}対策に使われる。 他には、苦手な&font(#87ceeb){ひこう}・&font(#b8d200){むし}タイプに対応できる&font(#cc3333){かくとうタイプ}は高確率で所持している。 近年、[[ウルガモス]]や[[ファイアロー]]の登場によってさらに需要を増している。 |&font(#994c00){わざマシン No.80 → わざマシン No.22(第八世代) → わざマシン No.086(第九世代)}| |&font(#994c00){いわなだれ}| |&font(#994c00){威力75 命中90 PP10 ひるみ3割 物理 接触:× 範囲:敵全体}| 威力は今一つだが、「&font(#994c00){ストーンエッジ}」に命中率で勝り、3割で怯みという追加効果も見逃せない。 元々素早さの高い[[プテラ>プテラ(ポケモン)]]や『こだわりスカーフ』持ちなら怯みを狙いやすくなる。 それ以外でも『こだわりハチマキ』持ち等、十分な火力があるポケモンが命中を優先して使うことも。 [[ダブルバトル>ダブルバトル(ポケモン)]]では2匹同時に攻撃でき両方に怯み判定があるため、「&font(#994c00){ストーンエッジ}」よりも優先される。 [[オノノクス]]や[[ドリュウズ]]等「&font(#994c00){ストーンエッジ}」は覚えられないが、こちらなら覚えるポケモンも多い。 |&font(#994c00){わざマシン No.39 → わざマシン No.48(第八世代) → わざマシン No.036(第九世代)}| |&font(#994c00){がんせきふうじ}| |&font(#994c00){威力60(第五世代までは50)命中95(第五世代までは80) PP15(第五世代までは10) 素早さ1段階ダウン 物理 接触:× 範囲:単体}| 威力は低いが、&font(#994c00){いわタイプ}の物理技としては「&font(#994c00){うちおとす}」に次いで命中が高い上、確実に相手の素早さを下げる追加効果を持つ。 追加効果が特に強力なのは勿論だが、ファイアロー等の4倍弱点狙いや相性補完を同時にこなせる汎用性の高さが最大の魅力と言える。 命中100で攻撃範囲も広い「&font(#cc9966){じならし}」を[[ナットレイ]]や[[エンテイ]]、[[カポエラー]]等一部しか使わないのも、無効化できないこの技の存在が大きい。 レートの王者[[ガブリアス]]を始め、メガリザードンXや[[キノガッサ]]、[[グライオン]]、[[カバルドン]]等愛用者は多い。 素早さダウンは[[交代読み>交代読み(ポケモン)]]で活かせるのは勿論、『きあいのタスキ』持ちガブリアス等は対面でも本来不利なはずの相手に逆襲できることも多い。 **[[&font(#6633cc){ゴーストタイプ}>ゴーストタイプ(ポケモン)]] |&font(#6633cc){わざマシン No.30 → わざレコード No.33(第八世代) → わざマシン No.114(第九世代)}| |&font(#6633cc){シャドーボール}| |&font(#6633cc){威力80 命中率100 PP15 2割の確率で特防が1段階下がる 特殊 接触:× 範囲:単体}| 多くの&font(#6633cc){ゴーストタイプ}が採用する&font(#6633cc){ゴーストタイプ}の基本技。 &font(#808080){はがねタイプ}にも等倍になったため無効1タイプ半減1タイプとかなり多くの相手に等倍以上で通ることを利用してサブウェポンにもよく用いられる。 具体的には&font(#ff00cc){エスパー}・&font(#6633cc){ゴースト}タイプが苦手な&font(#ff00cc){エスパータイプ}、また&font(#808080){はがねタイプ}への有効打がこれ以外ないポケモンが使用する。 **[[&font(#663333){あくタイプ}>あくタイプ(ポケモン)]] |&font(#663333){わざマシン No.181(第九世代)}| |[[&font(#663333){はたきおとす}>はたきおとす(ポケモン)]]| |&font(#663333){威力65(相手が持ち物を持っていると1.5倍になる。第五世代までは20固定) PP20 命中100 持ち物封印 物理 接触:○ 範囲:単体}| ポケモン勝負において非常に重要な、持ち物の使用を封じるという非常に強力な効果を持つ。 効果発動時は威力97まで上昇し、半減するタイプが少ない性質上、単純に攻撃技としても優秀。 そのため、大半のポケモンに対してアドバンテージを得られる安定択として使われることが多い。 かつてはあまりの威力の低さからまず使われない技であったが、『X・Y』で大幅に威力が上昇。 タイプ相性変更で&font(#663333){あく}技が&font(#808080){はがねタイプ}に等倍になって使い勝手が良くなったこともあり、一躍一線級に。 相手がどんなポケモンを出してきても、持ち物を封じられれば、かなり有利に立ち回れる。 難点は相手がメガストーンやZクリスタルを持っている場合ははたき落とせず、しかも威力が上昇しない点である。第八世代では両者とも廃止されたが、その代わり習得者は大幅に減少している。 第9世代ではDLC『碧の仮面』にて復活。意外とあくタイプ以外が多く覚えたりする他、[[トドロクツキ]]待望の高火力技として採用率が高まっている。 |&font(#663333){ふいうち}| |&font(#663333){威力70(第六世代までは威力80) 命中100 PP5 優先度+1 相手が攻撃技を選んでなければ失敗 物理 接触:○ 範囲:単体}| 『きあいのタスキ』潰し等に便利な代わりに威力の低いものが多い[[先制技>先制技(ポケモン)]]の中、ずば抜けて高い威力と半減されにくいタイプが光る技。 その代償として優先度は先制技としては最低の+1であり、なおかつ相手が交代や変化技を選択した場合は失敗するというリスクがある。 [[メガガルーラ>ガルーラ]]等のメジャー所からマイナーに至るまで、習得できるポケモンの大半にとってサブウェポンの有力候補。 当然相手にも真っ先に警戒されるため、不用意に撃って「&font(#ff0000){おにび}」「かなしばり」等を使われて泣きを見ないようにしたい所。 特に&font(#663333){あく}技を最も食らわせたい&font(#ff00cc){エスパー}・&font(#6633cc){ゴースト}タイプこそ、そう言った搦め手を使うことが多いので注意。 第4世代では教え技となっていた。 |&font(#663333){わざマシン No.97 → わざレコード No.58(第八世代) → わざマシン No.094(第九世代)}| |&font(#663333){あくのはどう}| |&font(#663333){威力80 命中率100 PP15 2割の確率で怯む 特殊 接触:× 範囲:単体}| 数少ない&font(#663333){あくタイプ}の特殊技。 &font(#808080){はがねタイプ}にも通るのでサブウェポンとしても優秀。 基本的には上記の「&font(#6633cc){シャドーボール}」の方が優秀だが、こちらは無効がなく怯みによるワンチャンスも狙えるのであえてこちらを採用する場合も。 また「はどう」技であるため特性『メガランチャー』を持つ[[メガカメックス>カメックス]]、[[ブロスター]]にはかなり重要なサブウェポンになる。 第4世代、第6世代以降はわざマシンがあり、第5世代は教え技になっている。 |&font(#663333){わざレコード No.32(第八世代) → わざマシン No.108(第九世代)}| |&font(#663333){かみくだく}| |&font(#663333){威力80 命中率100 PP15 2割の確率で防御を1段階下げる 物理 接触:○ 範囲:単体}| 由緒正しき&font(#663333){あくタイプ}の技。 キバのあるポケモンの殆どがレベルアップで覚える。 「&font(#663333){あくのはどう}」と同じく&font(#808080){はがねタイプ}にも通るためサブウェポンとして多く使われる。 第9世代では「&font(#663333){DDラリアット}」と「&font(#663333){じごくづき}」がわざマシンから外れた為、サブのあく技が欲しいのであればこれに頼る事になる。 |&font(#663333){わざレコード No.81(第八世代) → わざマシン No.062(第九世代)}| |&font(#663333){イカサマ}| |&font(#663333){威力95 命中率100 PP15 相手の攻撃と相手の防御でダメージ計算 物理 接触:○ 範囲:単体}| 自分の攻撃ではなく、相手の攻撃を参照してダメージを計算する変わった技。 攻撃に努力値を振っていない耐久型のポケモンや特殊アタッカーでも採用しやすい。 また、この技の存在で相手の物理攻撃力を高める[[積み技>積み技(ポケモン)]]を牽制できる。 |&font(#663333){わざレコードNo.93(第八世代)}| |&font(#663333){DDラリアット}| |&font(#663333){威力85 命中率100 PP10 相手の能力変化を無視 物理 接触:○ 範囲:単体}| 第七世代で登場したときは[[ガオガエン]]専用技だったが、第八世代ではわざレコードとなって習得者が増加。習得者が大幅に減少した「&font(#663333){はたきおとす}」に替わる立場となっている。 第9世代ではわざマシンが無くなった上に、ガオガエンが復帰するまでは&bold(){習得者ゼロ}(技は残っている)と言う状態に。 そして結局DLCでもわざマシンとして復帰せず、ガオガエン専用技に戻るという事態となった。 |&font(#663333){わざレコード No.95(第八世代) → わざマシン No.221(第九世代)}| |&font(#663333){じごくづき}| |&font(#663333){威力80 命中率100 PP15 相手は2ターンの間音の技が出せない 物理 接触:○ 範囲:単体}| 第七世代(SM)で登場したときは[[ガオガエン]]がレベルアップで、[[マニューラ>ニューラ/マニューラ]]が遺伝でそれぞれ覚える程度だったが、『[[US・UM>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]』で教え技に、第八世代ではわざレコードとなって習得者が増加。「&font(#663333){かみくだく}」と違って追加効果は確定で出るが、効果はピンポイント気味か。ただこちらも「&font(#663333){はたきおとす}」を没収されたポケモンにとっては十分選択肢。 しかしこれも第9世代でわざマシン消滅。 習得者は少ないながら存在するが、当時はこれと「&font(#663333){はたきおとす}」を覚えられないポケモンは上述の「&font(#663333){かみくだく}」、酷い場合は&bold(){「&font(#663333){つじぎり}」}にまであく打点を下げられる羽目に。 こちらはDLC『藍の円盤』にてわざマシンのラインナップに無事復帰したのだが、既に前述した「&font(#663333){はたきおとす}」の習得者が増加したため、需要が低下している。 **[[&font(#808080){はがねタイプ}>はがねタイプ(ポケモン)]] |&font(#808080){わざレコード No.31(第八世代)}| |&font(#808080){アイアンテール}| |&font(#808080){威力100 PP15 命中75 3割で相手の防御1段階ダウン 物理 接触:○ 範囲:単体}| |&font(#808080){わざレコード No.74(第八世代) → わざマシン No.099(第九世代)}| |&font(#808080){アイアンヘッド}| |&font(#808080){威力80 PP15 命中100 3割ひるみ 物理 接触:○ 範囲:単体}| &font(#f09199){フェアリータイプ}の対策として主に&font(#cc33ff){ドラゴンタイプ}からお呼びが掛かる技。 「&font(#808080){アイアンテール}」の方がダメージの期待値は高いが、命中が低いのが玉に瑕。 ただ、[[オノノクス]]は「&font(#808080){アイアンテール}」しか覚えない。 タマゴ技や教え技で覚えられるポケモンが多い。 「&font(#808080){アイアンテール}」はアニメで[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]の[[ピカチュウ]]が使っているため、むしろサブウェポンとしての印象の方が強いという人も多いのではないだろうか。 残念ながら「&font(#808080){アイアンテール}」は第9世代でわざマシンから外された。なお、&bold(){ピカチュウはしれっと自力習得に変更されている}。 代替と言う事か、前述したオノノクスを始め「&font(#808080){アイアンヘッド}」を覚えるポケモンの数が一気に増えた。 他には「&font(#808080){ジャイロボール}」がこのポジションに名乗りを上げそうになっている。 **[[&font(#F09199){フェアリータイプ}>フェアリータイプ(ポケモン)]] |&font(#F09199){わざマシン No.99 → わざレコード No.92(第八世代) → わざマシン No.079(第九世代)}| |&font(#F09199){マジカルシャイン}| |&font(#F09199){威力80 PP10 命中100 特殊 接触:× 範囲:相手全体}| 第六世代で登場した&font(#F09199){フェアリータイプ}の唯一のわざマシン対応技。 「&font(#F09199){ムーンフォース}」に比べて威力と追加効果がない点では劣るが、その分習得できるポケモンが多い。 技自体は及第点の性能で半減もされにくいため、本来&font(#663333){あく}に弱い&font(#ff00cc){エスパー}・&font(#6633cc){ゴースト}タイプを中心にサブウェポンとして重宝する。 特にダブルでは攻撃範囲が相手全体であるため、「&font(#F09199){ムーンフォース}」よりも優先される。 &font(#cc3333){かくとう}対策には&color(skyblue){ひこう}、&font(#cc33ff){ドラゴン}対策には&font(#00ced1){こおり}、&font(#663333){あく}対策には&font(#cc3333){かくとう}とライバルも多いが、それらをまとめて対策できるのが他にはない強み。 後述の「めざめるパワー」では&font(#F09199){フェアリータイプ}が出せないため、サザンドラや[[ゴロンダ]]等の4倍弱点を突けるという点でも貴重。 *[その他] |&font(#ff0000){ほのおのパンチ}・&font(#00ced1){れいとうパンチ}・&font(#ffcc00){かみなりパンチ}| |威力75 命中100 PP15 それぞれ&font(#ff0000){やけど}・&font(#00ced1){こおり}・&font(#ffcc00){まひ}1割 物理 接触:○ 範囲:単体| |&font(#ff0000){ほのおのキバ}・&font(#00ced1){こおりのキバ}・&font(#ffcc00){かみなりのキバ}| |威力65 命中95 PP15 それぞれひるみ1割に加えて&font(#ff0000){やけど}・&font(#00ced1){こおり}・&font(#ffcc00){まひ}1割 物理 接触:○ 範囲:単体| それぞれ&font(#ff0000){炎}・&font(#00ced1){氷}・&font(#ffcc00){電気}の同性能の技。通称「三色パンチ」「三色牙」。 牙の方はパンチに比べて威力と命中が劣る代わりにひるみ効果も加わっている。 上記の「三種の神器」と似たような理由で使われるが、あちらは特殊技で非接触技なのに対し、こちらは物理技で接触技である。 ガブリアス等普段&font(#808080){はがね}対策に「&font(#ff0000){だいもんじ}」を使うポケモンも『こだわりハチマキ』型ならこちらを優先できるため、命中が安定する。 &font(#cc33ff){ドラゴン}対策の&font(#00ced1){こおり}技はやはり需要が多く、特に[[ガチゴラス]]はタイプ一致の&font(#cc33ff){ドラゴン}技を切って「&font(#00ced1){こおりのキバ}」を使うことも多い。 パンチ技は分かり易いイメージもあってか、腕や拳があるポケモンに広く配られている。 が、牙技は特に噛み付き攻撃のイメージが強いポケモンに限定されているためか、使い手は限られている。 |つのドリル・ハサミギロチン・&font(#CC9966){じわれ}・&font(#00ced1){ぜったいれいど}| |命中30 PP5 一撃必殺| みんな大好き一撃必殺技。 命中率は低いが、どうにもならない相手を強行突破する時には有用。 ただしいずれも無効化されるタイプはあり、『[[がんじょう>がんじょう(ポケモン)]]』には全て無効化される。 詳細は[[項目>一撃必殺技(ポケモン)]]を参照。 |わざマシン No.10| |めざめるパワー| |威力60(第五世代までは30~70) PP15 命中100 特殊 接触:×| [[ノーマルタイプ>ノーマルタイプ(ポケモン)]]と&font(#F09199){フェアリータイプ}以外のあらゆるタイプに成り得る、サブウェポンになるためにあるような技。 &font(#008000){くさ}・&font(#ffcc00){でんき}・&font(#00ced1){こおり}タイプをはじめとするサブウェポンに恵まれない特殊アタッカーには特に需要が高い。 威力は低いので、4倍弱点狙いで使われることが多い。 特にガブリアスを始めとする最強の一角[[ドラゴン>ドラゴンタイプ(ポケモン)]]対策の&font(#00ced1){こおり}が人気である。 次いで得意なタイプには徹底的に強い[[ナットレイ]]や[[ハッサム]]に対処できる&font(#ff0000){ほのお}も人気。 また、&font(#ff0000){ほのお}・&font(#1e90ff){みず}タイプのポケモンは対&font(#1e90ff){みずタイプ}用に&font(#008000){くさ}・&font(#ffcc00){でんき}を使うことも多い。 &font(#008000){くさ}タイプには&font(#cc0099){どく}以外の弱点に対抗できる&font(#994c00){いわ}が選ばれやすい。 その他、ピンポイントメタとしてヒードランに強い&font(#cc9966){じめん}、バンギラスに強い&font(#cc3333){かくとう}、リザードン・ファイアロー・ウルガモスに強い&font(#994c00){いわ}等が使われることもある。 第2~3世代ではタイプごとに物理・特殊が決まったため、[[ギャラドス]]や[[アーマルド]]のようにタイプ一致技が存在しないポケモンが「めざめるパワー」を使うという光景がよく見られた。 またヌケニンが登場すると、そのヌケニン対策ができるサブウェポンとして「めざめるパワー」を入れて、いわゆる「ヌケで止まります」を防ぐというプレイスタイルもあった。 ちなみにこの世代はどのタイプであっても「&font(#cc3333){カウンター}」でしか跳ね返せない。そのため特殊型のポケモンが使う場合は、地味に「&font(#ff00cc){ミラーコート}」対策、[[ソーナンス]]対策としても使えた。 反面、[[個体値]]によってタイプが決まるため、望んだタイプを[[厳選>厳選(ポケモン)]]するのは&bold(){非常に面倒}である。タイプの時点で面倒なので威力なんて粘り始めたらきりがない。 このために何ボックスも同じポケモンを生み続ける廃人が後を絶たず、中には「めざパは一応調べるが、威力が高かった時だけ採用する」「めざパは面倒なので自分のポケモンは覚えないものとして扱う」というプレイスタイルの人も多かった。 第六世代からは威力が60で固定され厳選が楽になったが、4倍弱点を突いても倒せない状況が多くなってしまった。 確実に倒すなら交代読みや『いのちのたま』等の火力強化が必要となり、以前よりも使い所を選ぶ技となっている。 第8世代では「おんがえし」「やつあたり」などとともに&bold(){廃止}された。仕様が煩雑なためと思われるが、これで有力なサブウェポンを失いかなり弱体化したポケモンも多い。 一部のポケモンは「ウェザーボール」や「&font(#ff0000){マジカルフレイム}」などで補填している形に。 BDSPで復活を遂げたがアンノーン専用技に変更。 |わざマシン No.83| |しぜんのめぐみ| |威力60~100(持ち物によって変化) PP15 命中100 きのみを消費して攻撃、無い場合は失敗 物理 接触:× 範囲:単体| 物理アタッカーにとっての「めざめるパワー」に代わる技。 こちらはポケモンの能力ではなく、持たせた[[きのみ>きのみ(ポケモン)]]の種類で威力とタイプが変化する。 めざパと比べて最大威力が100と高い上、持ち物次第でノーマルと&font(#F09199){フェアリー}も含め任意のタイプを出せるのが嬉しい。 しかし、覚えるポケモンは極一部に限られる上、戦略に重要な持ち物をきのみで埋めるリスクも良く考える必要がある。 また、先にきのみの使用条件を満たすと技自体を使えなくなるため、任意のタイミングで使えるとは限らない点に注意。 需要は少なめだが、[[リーフィア]]のようにサブウェポンが貧弱なポケモンは頼らざるを得ないことも。 持たせたきのみ毎の性能については[[きのみ一覧(ポケモン)]]を参照。 第8世代では上記の「めざめるパワー」同様に&bold(){廃止}された。めざパに比べると一発きりな技だが、こちらはゲーム内にきのみを全種類させないといけないという縛りがキツいという問題があった。 [[コンテスト>ポケモンコンテスト]]がない作品でもポロックやポフィンの材料専用のきのみを出す必要があり、しかもこれらは「しぜんのめぐみ」以外の用途が皆無だったため、仕方ないのかもしれない。 |わざマシン No.171(第九世代)| |テラバースト| |威力80 PP10 命中100 特殊 接触:×| 第九世代の一発逆転要素である「テラスタル」と密接な立ち位置にある、サブウェポンでありながらメインウェポンにもなりうる特異な技。 通常は上記の性能をしたノーマル技でしかないが、テラスタルすると技のタイプがテラスタイプに変化し、更に攻撃と特攻の実数値を比べて前者が高いと物理技、後者が高いと特殊技に変化する。 めざめるパワーと違い威力が20も高く、テラスタイプ次第で[[ノーマルタイプ>ノーマルタイプ(ポケモン)]]と&font(#F09199){フェアリータイプ}を含めたあらゆるタイプに変化させられる。特殊技固定ではないのもポイント。 わざマシンがあれば[[メタモン]]や[[コイキング]]といったごく一部の例外を除いたポケモンに覚えさせられる上に量産も可能な反面、狙ったテラスタイプにするまでの道程が険しめ。 ただし、手間と時間はかかるが個体値のような縛りはない。 [[ゲーム本編のクライマックスを飾るのもこの技。>ゲームシステムを利用した演出]] 一度しか切れず、手持ちの顔ぶれとタイミングによって勝ち筋にも負け筋にもなりうるテラスタルを前提とした性能であるため、めざめるパワーほど気軽には採用しにくい。 システム上倍率1.5倍の威力120((テラスタイプと元のタイプが一致していれば2倍の威力160で使用可能。))で使え、もちものによる上乗せもできるので逆転の一手として機能しうる。 対戦においては、そのままだと技の一貫性が怪しい・役割破壊技に乏しい・ガラッと耐性を変えるなどして有効に使いこなせるポケモンが技欄に忍ばせている場合がある。 追記・修正はサブウェポンにお世話になったトレーナーにお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,13) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - くさむすびだけ内容も緑色にw -- 名無しさん (2014-02-28 21:20:39) - 目覚めるパワーはある意味究極のサブウェポンじゃないかと思ってる -- 名無しさん (2014-02-28 21:26:39) - こうやって見ると特殊技が多いんだな -- 名無しさん (2014-12-05 16:41:32) - メガストーン持ちにはたき落とす当てても威力は65のままじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2014-12-05 18:30:39) - ↑修正した -- 名無しさん (2014-12-05 18:39:30) - ギギギアルさんをどうにかしてください -- 名無しさん (2015-03-22 20:51:04) - 弱体化したとはいえ格闘とドラゴンの強さは豊富なサブから来てるのね -- 名無しさん (2015-10-09 23:21:20) - 三色パンチ追加してほしい -- 名無しさん (2015-10-09 23:43:00) - 種族値の高いポケモンに限ってサブウェポンも豊富な気がする -- 名無しさん (2015-12-04 18:58:41) - ドラゴン、ノーマルは基本サブウェポンが豊富。ガルーラ・ガブリアスなんかがいい例 -- 名無しさん (2016-02-06 11:36:31) - 炎・草・氷は基本的にピンポイントのサブウェポン扱い -- 名無しさん (2016-02-06 11:44:04) - サブがしょぼくても一線級のライコウもいれば、サブが豊富でも使いにくいシビルドンもいる。サブの多い少ないもあるけど結局はタイプと噛み合ってるか、ステータスが高いか、配分の良し悪しなどあらゆる要素が組み合わさって初めて評価される -- 名無しさん (2016-02-06 12:31:15) - れいとうビームがついでにドラゴンも狩れるってのは違うだろ。むしろドラゴン狩りがメインで草狩りなんて今の環境でするわけない。 -- 名無しさん (2016-02-06 13:05:50) - 炎、岩、氷は攻撃面での需要は高いが耐性は貧弱なので、タイプ一致に拘るよりもサブウェポンに留めておくのが無難である -- 名無しさん (2016-06-04 23:50:30) - めざパでフェアリー追加されればよかったのにって第6世代でのムーバー解禁でそうおもった -- 名無しさん (2017-08-01 09:40:35) - ↑ミス 思った事がある。あと、スキン系の特性を威力増加無しでの道具版が出てきてくれたら、ギギギアルやドレディアにブイズなどのサブに乏しい奴等の頼もしい味方になって、他にサザンなどの特定の相手に打点の薄くなる奴等や高威力技を中々覚えない奴等尚にもそうなって、それでもって有り余るノーマル技の有効活用も出来る様になると思う。 -- 名無しさん (2017-08-01 09:45:16) - ダストシュートは大化けしたなぁ -- 名無しさん (2017-08-01 16:36:48) - メガマンダ、メガリザX、メガルカリオみたいに元のバ火力と積み技で無理矢理受けを崩す戦法が地位を上げたからそういった面ではサブウエポンはやや地味になった気がする。 -- 名無しさん (2018-08-07 19:26:52) - インファイトもばかぢからもまさかのレコード化! -- 名無しさん (2020-05-02 18:51:56) - インファイト、マジカルフレイム、ヒートスタンプの習得者が増えたり、マシンやレコードの番号が変わったりしたから第8世代向けに更新したいけどいいかな? -- 名無しさん (2020-05-02 19:16:59) - ↑いいんじゃない? -- 名無しさん (2020-06-05 03:35:35) - ↑↑そこにボディプレスも追加だな(メインと化しているポケモンもいるが) -- 名無しさん (2020-06-05 05:39:29) - 項目の定義に従うなら、隠れ特性のゲッコウガとエースバーンはサブウェポンを覚える事が絶対に不可能(言い換えると全ての攻撃技がメインウェポンと化す程のオフェンスを誇る) -- 名無しさん (2021-01-28 22:13:08) - サブウェポンとして炎+地面or格闘があればとりあえず鋼で止まらなくなるから偉い -- 名無しさん (2021-12-09 07:45:31) - インファイト、特防ダウンが特攻ダウンになってるね -- 名無しさん (2021-12-09 10:06:22) - 電気にワイルドボルトも追加希望、あと飛行タイプが一つもない -- 名無しさん (2022-07-16 19:55:41) - アイアンヘッドの方がダメージ期待値高くない? -- 名無しさん (2022-11-25 14:29:46) #comment #areaedit(end) }

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