ヨドン皇帝

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&font(#6495ED){登録日}:2021/03/01 Mon 23:00:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&bold(){&color(orange,darkslategray){全ての魔進共が揃っての全面対決宣言、この耳でしかと聞き届けた…。その返答だ!}}} &sizex(6){&bold(){&color(orange,darkslategray){改めて宣告する。地球は、我が支配する…}}}} ヨドン皇帝とは『[[魔進戦隊キラメイジャー]]』の敵キャラクターであり本作のラスボスである。 またこの項目ではヨドン皇帝と深い関わりがある&bold(){&color(lightsteelblue,navy){ヨドンナ}}と&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){シャドン}}についても紹介する。 本格的に登場したのはエピソード37から。 CV:[[山路和弘]] 目次 #contents() *【データ】 身長/55.7m~210cm 体重/723.4t~273kg 邪面/汚染→ジャメンタルを帯び、宇宙最強の硬度を持つ邪面 ハッシュタグ/#ヨドン皇帝 #蛇 #カナエマストーン #エンペラーガードベチャット #マブシーナ #魔進戦隊キラメイジャー #最後の行に必ず面の漢字 *【概要】 &bold(){『[[闇の帝国ヨドンヘイム]]』}の支配者。 &bold(){&color(orange,darkslategray){「全宇宙をヨドンヘイムに変える」}}という野望を掲げて汚染によって全宇宙を蹂躙すべく、闇を崇める軍団&bold(){「ヨドン軍」}を率い暗黒の地ヨドンヘイムを拠点に様々な世界を植民地にせんと侵略を推し進めていた。 しかし地球が闇エナジーによる&bold(){「淀み」}で満たされていないため地球では元の姿で長く活動できず、別人格に主導権を渡した姿をアバターとする形で暗躍している。 外見は頭部を&bold(){&color(gold,green){「汚染の邪面」}}で覆った、無数の黒蛇が寄り集まって人型を形作ったかのような巨人。 邪面の下にある素顔は無数の黒蛇が集まったような醜悪な貌となっている。 左腕は棘を幾つも生やした鞭のような太い触手になっている他、両胸には[[琥珀のようなオレンジの発光体がある>ゼットン]]。 その正体は&bold(){ヨドンヘイムの淀みから生まれた蛇の化身。}即ち&bold(){闇獣の一種。} 当初はそこまで強い戦士ではなかったがある時天啓に打たれて「汚染の邪面」を独力で鋳造し、邪面を被ったことで[[邪面獣>邪面獣(魔進戦隊キラメイジャー)]]と化した途端力を増したと&bold(){思い込み}、その思い込みに従った結果本当に強大な力を獲得。 倒した相手を糧として捕食していったことで今の強大な力を手に入れた。 *【人物像】 一人称は&bold(){&color(orange,darkslategray){「我」}}。 美しいものを忌み嫌い、弱肉強食を是として冷酷非情を体現する傲慢な性格で、自分以外の全てを道具と見做し自分以外の誰も信じず愛さない孤高のエゴイスト。 例え[[自身の部下>クランチュラ]]や己の別人格であろうと自分にとって都合が悪くなったり役に立たなければ躊躇いなく切り捨て、全ての部下に&bold(){&color(orange,darkslategray){「自分の役に立って死ぬこと」}}を強要する恐るべき暴君。 皇帝に逆らって生きていた者はヨドンヘイムには存在しないという。 だが暴力のみに偏った力任せの脳筋ではなく、&bold(){狡猾さと慎重さも併せ持った知恵者}なのがヨドン皇帝の恐ろしさ。 劇中ではクリスタリアを確実に滅ぼすために甘言と洗脳を駆使して幼いガルザの思考を歪め、長い長い時間をかけて確実に侵略の足掛かりにする深謀遠慮な策謀家としての一面を持つ。 慎重な性格は終盤になっても相変わらず。 僅かでも自身の驚異の可能性となりうるカナエマストーン・イリュージョアを本拠地のヨドンヘイム内に保管しておいて出撃することで、自身の敗北する確率を限りなくゼロにして最終決戦に臨んだ。 また&bold(){&color(red){「強者と認めた敵は倒した後は直接捕食する」}}という個人的な矜持を持っており、これまでにも多くの強者を喰らってきた。 そのため他者は&bold(){&color(orange,darkslategray){「自らを強くするための養分」}}としか見做していないが、その矜持と考え方が後に自身の致命傷を作る羽目となった。 *【[[多重人格]]】 しかし最大の特徴は一つの肉体に複数の人格を有する多重人格者であること。 ただし各人格達は自分がヨドン皇帝の別人格であるという自覚は元々なく、各々がヨドンヘイムの住人にして皇帝に忠誠を誓う臣下として行動していた。 顔の両サイドにある2つの邪面を付け替えることで自身の内にある人格達に肉体の主導権を明け渡す事が可能で、これにより人格のみならず外見や性別、能力すらも変貌する。 なお各人格の姿から元に戻る際には、&bold(){&color(black){人格の顔が一瞬元の邪面の物になり、観音開きの要領で左または右に展開した後、本当の顔を見せたまま巨大化する}}という何ともショッキングな物になっている。 その邪面そのものから生まれた存在故か別人格は全員邪面を被っていないのが特徴である。 他者を取り込めば新たに己の人格とすることも可能で、劇中ではガルザを自身の肉体に取り込むことで第4の人格として扱った。 主導権を握った人格はヨドン皇帝の意識の中にある&bold(){「意識の部屋の椅子」}に座ることになる。 その実態は敵対者を喰らい強くなり続けたヨドン皇帝の精神内に生まれた副産物であり、ヨドン皇帝の心の弱さを証明した&bold(){&color(red){皇帝最大のコンプレックスの象徴。}} 仲間や群れという概念を忌み嫌い、強さと孤高を尊んでいた皇帝本人が&bold(){意図せず生み出してしまった}存在なのが実情。 &bold(){&color(orange,darkslategray){「最も忌み嫌う仲間を求めてしまった」}}と述懐したように彼らの存在を内心恥じて忌む一方で、高濃度の澱みで満ちていない世界でないと顕現できない自身の欠点を補える有用な利点もあった。 そのため作中で見せた通り利用価値自体はあったためか劇中最終盤までは人格は消すことなく放置し、臨機応変に人格を切り替えて利用していた。 最終的にヨドンナを躊躇いなく抹殺したのは利用価値が無くなったこと以上にそんなコンプレックスの表れだったのだろう。 **&bold(){&color(lightsteelblue,navy){ヨドンナ}} #center(){&bold(){&color(lightsteelblue,navy){遂に滅びの時が来たか…ハハハハハッ!!}} &bold(){&color(lightsteelblue,navy){………ここ、笑うとこだろ?}}} 演:桃月なしこ エピソード25から登場した幹部で、[[特命戦隊ゴーバスターズ]]の[[エスケイプ>エスケイプ(特命戦隊ゴーバスターズ)]]から数えて&bold(){8年ぶり}に登場した戦隊シリーズの顔出し女幹部。 ヨドン皇帝第2の人格であり左側の&bold(){&color(blue,gold){『舌を出した青い邪面「笑い」』}}の化身。 表向きは&bold(){「ヨドン皇帝直属の秘書官」}で変身中は性別も完全な女性に切り替わる。 これまでの幹部と違って仮面もなく人間と酷似した姿を持つが、これは&bold(){&color(red){彼女の存在と顔そのものがヨドン皇帝の邪面}}であるため。 銀髪にカラスを模した意匠が施された紺の軍服、顔に書かれたヨドンの紋章と&font(l){どことなくアニメキャラ感の漂う}奇抜な恰好をしている。 普段は淀みが足りず地球で活動できないヨドン皇帝が、&bold(){闇エナジーを集めるとともに地球で活動するための仮初の姿}として利用され、何時まで経っても地球を闇で汚せないガルザとクランチュラへの援軍兼監視役として派遣された。 詳細は[[個別項目>ヨドンナ(魔進戦隊キラメイジャー)]]を参照。 **&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){シャドン}} #center(){&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){キラメイジャーの&ruby(タマ){命}は…ワシが取ったる!!}}} 身長:193cm 体重:251kg ハッシュタグ:#ヨドン皇帝 #マブシーナ #影 #ヨドンチェンジャー #往生せーや #宝石の輝き #ゴーキラメイイエロー CV:[[黒田崇矢]] エピソード39で登場。 ヨドン皇帝第3の人格にして右側の&bold(){&color(red,gold){『トゲだらけの赤い邪面「影」』}}の化身。 表向きは&bold(){「ヨドン皇帝直属の始末屋」}。 鰐の鱗を模したタクティカルフードと爬虫類の下顎がついたマスクを付けた爬虫類型獣人のような姿を持つ。 彼もヨドンナ同様に&bold(){&color(orange,#9932CC){「ヨドンチェンジャー」}}を装備して通信機器として活用している。 ヨドンヘイムでは名が知られたスナイパーだったらしいが、クランチュラ曰く&bold(){&color(lime,red){「滅多に姿を見せなかった」}}らしくガルザも出逢った事がなかった。 その理由はヨドン皇帝並びにヨドンナの存在故。クリスタリア側にも名が知られており、&bold(){「標的を泥団子に変えて依頼主に手渡す暗殺者」}としてクリスタリアにも認知されていた。 一人称は&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){「ワシ」}}。 ヤクザめいたドスの利いた広島弁で喋ることが特徴の荒っぽくも冷徹な性格で、マブシーナに威嚇することでキラメイジャーの動きを制限して狙い撃ちしやすく仕向けたり、キババスラやスモッグジョーキーを利用して自身のテリトリーを拡げる等の悪知恵も働くハンターらしい狡猾さも特徴。 &bold(){&color(#ff0000,#99CC33){「沼銃クロコライフル」}}で狙撃した者を泥団子に変えてしまう闇のハンター。 影の中に身を潜めて移動する能力を持ち、影が離れていても影同士が接触した瞬間が僅かにあれば一瞬で移動できるため、影から影へと移動し神出鬼没に敵を狙撃できる。 ヨドン皇帝からキラメイジャー抹殺の命を受けてガルザと共に出撃。 途中イエローにライフルのスコープを壊されて狙撃できなくなるも自身の能力で翻弄し、最終的にレッドとマブシーナ以外の全員を泥団子に変えてしまう。 ……ように見えたが、実際イエローは一計を講じて生き延びていた上、魔進達とマブシーナの輝きで一時的に影のない空間に誘い出されてしまい、最期はゴーキラメイイエローの必殺技に射抜かれて爆散した。 #center(){&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){そ…そんな…ワシの弾丸がァ…!?}}} そして爆散に連動してそのままシャドンを司る邪面も砕け散り、皇帝の内からも人格は消え去った。 既に故人だった[[ヌマージョ]]を除くと、&bold(){&color(){登場したその回で退場するというヨドンヘイムの幹部の中で退場の最短記録になってしまった。}} ヨドンナ役の桃月氏によると「ヨドンナの人気が予想以上に高まった事で彼女の出番が予定より増えたのに加え、コロナ禍の影響による放送短縮が重なってしまった為」とのこと。 また、元々はヨドンナと共に後半の敵幹部として入れ替わりながら活躍する予定だった模様。 名前の由来は恐らく「影」を意味する英語である「シャドウ」の捩り。 **&bold(){&color(silver,black){ガルザ}} CV:[[中村悠一]] クリスタリアを裏切りヨドン軍に属し、地球侵略作戦を指揮する前線指揮官。 別名&bold(){&color(silver,black){「裏切りの鬼将軍」}}。 劇中終盤では自らの意志でヨドン皇帝と一体化し、&bold(){&color(black,gold){『鬼のような黒い邪面「月」』}}を司るヨドン皇帝の第4の人格となった…が? 詳しくは[[個別項目>ガルザ(魔進戦隊キラメイジャー)]]を参照。 *【戦闘能力】 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){この星の海は淀みに満ち、大地は腐りきって、ヨドンヘイムの植民地となるのだ…}}} 地球では真の力を発揮しきれずにいるが、その状態でも&bold(){触手を複数に分裂させて魔進ロボット達を一蹴し、その余波で街を焦土に変えてしまう}という邪面獣とは桁外れな火力を見せている。 顕現後は&bold(){「いかなるダメージも漆黒のヘドロによって瞬時に再生する」}という無敵の超再生能力でキラメイジャーを苦しめ続けた。 この超再生能力は肉体の部位切断のみならず、自身の必殺技で全身が焼き尽くされ、原形を留めぬ状態にまで破壊されようと発動するため、ヨドン皇帝は&bold(){&color(red){事実上の不死身}}に等しい。 戦闘では左腕にエネルギーを纏わせ伸縮自在の鞭として振るい打ち据え攻撃する格闘戦以外にも、目から放つ破壊光線や右手から乱射する黒い棘状のエネルギー弾、黒い雷撃状の破壊光線も強烈無比。 そして全身から淀みを吐き出すことができるため、一度顕現すればただその世界にいるだけで世界を淀み(闇エナジー)で汚染し尽くしてしまう。 また、戦闘以外でも他者の記憶を改竄して洗脳する特殊能力を持ち、これで幼いガルザにありもしない&bold(){「兄であるオラディンに見下される記憶」}を植えつけてコンプレックスに繋げて人格を歪ませ、仲間割れと裏切りを引き起こさせている。 唯一の弱点は邪面の下にある本当の素顔で素顔を攻撃されれば再生能力が失われる。だが逆を返せば素顔以外への攻撃は無意味。しかし肝心の弱点は邪面によって覆われている。 一応カナエマストーンの力は有効だが、&bold(){皇帝自身が有するエネルギーが膨大すぎるせいで単純な力比べではカナエマストーンですら相手にならない。} そして皇帝自身の優れた機転と狡猾さもあって生半な搦手では抑え込むことも難しい。 **装備 ・&bold(){&color(gold,green){汚染の邪面}} ヨドン皇帝の素顔を覆い隠す&bold(){「汚染」}を司る邪面。 形状は&bold(){&color(gold,green){王冠を兼ねた緑の肌を持つ爬虫類めいた顔}}であり、仮面というよりは首と頭部全体を覆う西洋甲冑に於ける&bold(){バイザー付きバシネット}に近い。 邪面の左右には2つの邪面が蝶番で結び付けられており、左側の&bold(){&color(blue,gold){「舌を出した青い邪面」}}を装着するとヨドンナに、右側の&bold(){&color(red,gold){「トゲだらけの赤い邪面」}}を装着するとシャドンに人格が切り替わり、体格も全く別のものになる。 邪面は同時に自分の唯一の弱点である頭部を覆う防具も兼ねており、その性能は&bold(){宇宙最強の硬さ}を誇る。 この皇帝の邪面を砕けるモノは&bold(){&color(red){この宇宙には存在せず}}、これまであらゆる敵の弱点を解析し見抜いてきた&bold(){&color(snow,aquamarine){魔進ザビューン}}のロレンチーニサーチを以てしても&bold(){破壊不可能と断言}。 実際[[キラメイ魔進>キラメイストーン/キラメイ魔進]]達の総攻撃を以てしても傷一つ付かない無敵の強度を誇った。 **技 ・&bold(){&color(orange,darkslategray){闇火球ヨドンデストロイヤー}} 膨大なジャメンタルで巨大な火球を作り出して相手にぶつけるヨドン皇帝の必殺技。最大出力ならば地球を一撃で汚染できる。 ヨドン軍の最終目的が皇帝の降臨を目的としていたのは、たとえ侵略作戦がすべて失敗に終わっても、皇帝さえ現れればこの技と自身の特性による広域汚染でその分を全て取り返せるからである。 *【終盤での動向】 **エピソード42「仁義なき戦い」 エピソード34で地球でキラメイジャー達へ宣戦布告した後は、これまで通りにヨドンナら幹部勢に地球侵略の作戦を任せるも送り込んだ[[邪面師>邪面師(魔進戦隊キラメイジャー)]]や[[邪面獣>邪面獣(魔進戦隊キラメイジャー)]]達は倒され続け、さらにはもう一つの人格であるシャドンが消えてしまう。 そんな中ガルザからとある提案を促される。 #center(){&bold(){&color(silver,black){ヨドン様。このガルザ、ついに覚悟が出来ました。}} &bold(){&color(orange,darkslategray){何だ? ガルザ}} &bold(){&color(silver,black){シャドンの代わりに私をヨドン様の中へお迎えください。}} &bold(){&color(orange,darkslategray){我が意識の一つとなるというのか?}} &bold(){&color(silver,black){はい。そもそも私は力を求めてヨドンヘイムの一員となりました。}}} それは&bold(){ガルザ自身がヨドン皇帝と一体化してシャドンに代わる新たな人格になること。} ヨドン皇帝はそれを受け入れ、ガルザを新たな人格として取り込んだ。 皇帝の絶大な力を手に入れたことによって、それまでに溜まったジャメンタルも合わさってその力はさらに増大したガルザは地球侵略の最終作戦として手始めに体から放たれる黒い霧で人間達を次々にベチャットに変えていき、闇エナジーを充填させる。 これにより地球は闇エナジーに満ちあふれ、遂に皇帝が顕現できるだけの淀みを生み出すことに成功。ガルザは皇帝に肉体の主導権を譲り、遂に全力の状態で顕現する。 こうして地球は完全な状態になったヨドン皇帝によって蹂躙されてしまう………&bold(){はずだったが。} #center(){&bold(){&color(lime,red){今こそ私の一世一代の大勝負!おりゃあー!}}} なんとその瞬間ヨドン皇帝に消された筈のクランチュラが手に持っていた爆弾を皇帝に向かって投げた。すると復活したヨドン皇帝はその爆発を浴びた途端動きを止めてしまったのだ。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){うっ!?あ…あぁ…!!身体が…動かん!?}} &bold(){&color(silver,black){効いたようだな……フハハハハ!!}}} 実はガルザはヨドン皇帝に攻撃されたクランチュラを救出・内通し、皇帝の意識を弱体化させる特殊爆弾を作らせていたのだった。 #center(){&bold(){&color(silver,black){俺は最初から、この瞬間を待っていたのだ!}} &bold(){&color(orange,darkslategray){ガルザ…貴様あああっ!}}} そうしてガルザは身動きが取れなくなったヨドン皇帝を一刀両断し肉体の主導権を奪取。見事下克上を果たしロードガルザへと進化を果たす。 **エピソード43~44 ヨドン皇帝はそのまま消滅したかと思われたが、実際にはガルザにまだ利用価値があると判断して機をうかがっていたにすぎなかった。 そして、ガルザが充瑠とのぶつかり合いの中で少年時代の記憶を取り戻したため、用済みと判断して切り捨て、同時に「裏切りの鬼将軍」の真実を語る。 「クリスタリアの英雄」たるキラメンタルの持ち主、オラディンとガルザの兄弟を危険視していたヨドンは、その結束を破壊しつつクリスタリア侵略を確実なものとするために、ガルザの感情を改竄しつつ記憶を操作し、「悪の攪乱者」に仕立て上げて行ったのである。 真実を知ったガルザを一蹴して抹殺、さらに充瑠を崖から転落させると、カナエマストーンを全て手に入れ全宇宙をヨドンヘイムにするべく動き出すのであった。 その後、地球に襲来したヨドンはキラメイジャーとの決戦を開始。 再生能力を持つヘドロの体と、急所の顔を守る宇宙最強の邪面で攻め手を阻み、魔進ロボットを終始圧倒。 キラメイジャーはこれに対し、急造のアダプターを利用してリバーシアの力をぶつけることで10日前の状態=ヨドンナの状態に戻した上で、エネルギアで強化した魔進オラディンの力で石化封印を施し、デストリアで粉砕するという作戦に打って出た。 この作戦自体は順調に推移したが、ここでヨドンはついにヨドンナをも切り捨てることを決定。 封印に紐付けられたヨドンナを切り捨てることで脱出を図った。 #center(){&bold(){&color(lightsteelblue,navy){ここ……泣くところで合ってるかな……?}} &bold(){&color(orange,darkslategray){こここそ笑うところだ。我の役に立って死ねるのだからな。}}} 冷酷に言い捨てると封印を破り、キングエクスプレスザビューンとグレイトフルフェニックスを一方的に叩きのめし戦闘不能に陥れる。 巨神から放り出された4人を抹殺せんとヨドンデストロイヤーを向けるが、飛び込んできたギガントドリラーに妨害され、さらにキラメイジンの追撃を受けて怯む。 それでも邪面の防御力は巨神でどうにかなるものではなく、劣勢を返せないキラメイジャーを最大出力のヨドンデストロイヤーで消し去ろうと巨大火球を作り出す。 だがその瞬間、背後から突然現れた魔進ジョーキーの突撃を受けて転倒、発射に失敗したヨドンデストロイヤーの下敷きとなり自分が爆散してしまった。 ガルザと充瑠を始末したと思っていたヨドンだが、実はガルザが肉体を捨てて魂だけで魔進ジョーキーに乗り込み、転落する充瑠を救助してジョーキーを託していたのだった。 充瑠はその後、ヨドン皇帝の支配に嫌気が差し交渉の材料としてこっそりカナエマストーン・イリュージョアを回収して放浪していたクランチュラを拾って地球への帰還に成功。 ヨドンは結果的にガルザの時の自作自演とは違う正真正銘の横槍を食らってしまうこととなった。 #center(){&bold(){&color(lime,red){ヨドン皇帝の支配から抜け出したいと思って、いざという時の交渉の切り札に盗み出していたんだ。}} &bold(){&color(lime,red){ヨドン皇帝に逆らって、生き延びられた者はいない……これまではな!}} &bold(){&color(lime,red){だが、お前らなら新しい歴史を作れるかもしれない!!}}} こうして&bold(){これまで自身の冷酷な判断を以て味方に行ってきた非道の所業が因果応報となって跳ね返ってきた}ことで、ヨドン皇帝の絶対的優位は完全に崩壊。 肉体を己の技で粉々に砕かれてもなおしぶとく体をヘドロで再生して立ち上がり、充瑠とジョーキーが加わりフルメンバーとなったキラメイジャー&キラメイ魔進との最終決戦が幕を開ける。 #center(){&b(){&color(lightcyan,red){これが本当に!最後の決戦だ!!…みんな!行くよ!!}}} **エピソードFINAL「君たちがいて輝いた」 ヨドンナを消し、全ての別人格が消滅したことで、&bold(){&color(orange,darkslategray){「我はいまこそ孤高の存在となった」}}と行動を再開した。 ヨドン皇帝を倒すためには汚染の邪面の中にある素顔を攻撃せねばならないが、邪面を破壊する方法はこの宇宙に存在しない。 ならば弾き飛ばすなり外させるなりで対応しなければならないが、その弱点を理解しているのは皇帝自身、そんな隙を与えるはずもない。 クランチュラも&bold(){&color(lime,red){「じゃあ無理だな!」}}と匙を投げてしまいシルバーに掴み掛けられるが、皇帝が邪面を外すのはキラメイジャーが全滅した時=倒した相手の屍を食らう時だけだという手がかりにもならない情報を明かす。 つまり正面から戦って打倒するのは不可能というコトだったが、 #center(){&b(){&color(lightcyan,red){ひらめキーング! それだぁ!!}}} そこにはヨドン軍の天敵たるひらめきの男・熱田充瑠がいた。 かくして充瑠の作戦に全てを賭けたキラメイジャーは、キラメイジンとギガントドリラーで再びヨドン皇帝に挑む。 だが、邪面の防御力を突破することはついにできず、噛みついて来た魔進ジョーキーもあっさり振り払われ、最大出力のヨドンデストロイヤーが二大巨神を直撃する。 爆風が消えた時には世界は闇と静寂に包まれ、街並みには動かなくなった巨神が倒れていた。 勝利を収めたヨドン皇帝は満を持して邪面を外し、蛇が寄り集まったかのような素顔を露わにする。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){これで我に抗う者はいなくなった……。キラメイジャーよ、栄誉に思え。貴様らの屍を食らってやる。}}} だが、その時だった。 #center(){&b(){&color(lightcyan,red){今だ―――っ!!}}} そんな声と共に突然どこからか攻撃を受け、完全に油断していたヨドン皇帝は邪面を取り落としてしまった。 さらに、倒したはずのキラメイジンが現れ、その攻撃を受けている間にギガントドリラーに邪面を投げ捨てられてしまう。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){なんだ、コレは!? 一体なにが起きたというのだ!?}}} #center(){&b(){&color(lightcyan,red){へへーん! お前が見てたのは、途中から幻だぁ!}}} 得意げにそう告げるのは、地上にいたキラメイレッド。その手には、理想の幻想を見せるカナエマストーン・イリュージョアが握られていた。 充瑠の思いついた作戦とは、クランチュラが持ち出したイリュージョアの力を使い、皇帝に勝利を錯覚させることで自ら邪面を外すように仕向けること。勝って兜の緒を締めよというように、勝利を確信した瞬間こそが敵にとって最大のチャンスでもある。 ヨドン皇帝は激突の最中にイリュージョアの力に引っかかり、二大巨神を倒したという幻影のトラップにまんまと嵌ってしまったのだった。 狼狽している間にキラメイジンの追撃を受け、トドメにギカントドリラーがギガントクラッシュを顔面に叩き込んだことで大ダメージを負い、大量の闇エナジーとジャメンタルを放出してしまったことで等身大にまで縮んでしまった。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){ぬうっ、おのれ……! 我の養分になるだけのムシケラの分際で!!}}} #center(){&bold(){&color(gold,#0081b5){それは違います、ヨドン皇帝!}} &bold(){&color(gold,#0081b5){あの方々は、悪逆無道のあなたに引導を渡すキラメキの戦士たち! 輝きに満ちたそのお顔を、しかと拝みなさい!!}}} そこにキラメイストーン達を伴って現れたマブシーナの宣告と共に、素顔の状態で現れたキラメイジャーの6人。 ホントにホントの最終決戦がとうとう幕を開けた。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){我こそ唯一絶対なり! ウオラァァァァ!!}}} 力の源である闇エナジーを失ったことで身動きもままならない棒立ちの状態を強いられた皇帝は、回復の時間を稼ぐため護衛としてエンペラーガードベチャットの大群を召喚、差し向ける。 だが、皇帝が邪面を失った今はキラメイジャーにとっても最大最後のチャンス。 為朝の作戦により、宝路、時雨、小夜が全力でベチャットを退け道を切り開く。そこにカナエマストーン・デストリアを手にした瀬奈が全速で駆け込み突撃するが、叩きつけようとしたデストリアを皇帝は瀬奈の手から弾き飛ばし回避。 しかし、それこそ為朝の思う壺、キラメイショットの一撃で弾かれたデストリアが目の前に落ちてきたところに、充瑠がチャージしていたキラフルゴーアローが見事命中。 最大破壊力の「スパークリングフェニックス・デストリアスペシャル」が動けない皇帝の顔面を貫いた。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){馬鹿な……我が、負けるはずが……!! グアアアアアア―――ッ!!?}}} 敗北の現実を認められないまま、ばったりと倒れ込んだヨドン皇帝は今度こそ本当に爆発四散、完全に消滅。 皇帝の死に伴い闇の霧の効果はなくなり、ベチャット化していた人々も元に戻る。 かくしてヨドン軍は壊滅し、残存勢力をクランチュラがまとめて方針転換したことで、ヨドンヘイムの侵略は完全に終焉したのであった。 *【余談】 ・担当声優の山路和弘氏は[[過去>仮面ライダー剣]][[にも>烏丸啓(仮面ライダー剣)]][[ニチアサに>ドキドキ!プリキュア]][[出演しており>ベール(ドキドキ!プリキュア)]]、ヨドン皇帝を演じることで&bold(){晴れてニチアサ出演コンプリートを果たした。} ・ヨドン皇帝の精神内での描写は多重人格で知られる連続殺人鬼ビリー・ミリガンが元ネタと考えられる。 ・ハッシュタグの最後の一文はHPでの邪面師紹介のことであり、しっかり面の文字が隠されている。 追記・修正は多重人格者の方がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 「本当は仲間が欲しかったんじゃないのか!?」という常套句に対する一つの回答の様な敵キャラ。「目標が孤高の存在である事」なら仕方ないな -- 名無しさん (2021-03-02 02:08:02) - 切り捨てた二人の役割を考えると、弱さの象徴どころか皇帝にとって必要な仲間だった気がする -- 名無しさん (2021-03-02 07:01:41) - 天の川理事長のIFみたいな奴だったのか -- 名無しさん (2021-03-02 08:13:49) - コロナ云々がなければシャドンももっと活躍してOPにも出れてたんだろうなぁ…… -- 名無しさん (2021-03-02 08:54:34) - ↑×3その点でも、仲間の持つ個性・キラメキを尊重するキラメイジャーとは真逆の存在だよね。 -- 名無しさん (2021-03-02 12:45:27) - 皇帝にも色々あったとはいえガルザにした事を考えると到底許されないと思う -- 名無しさん (2021-03-02 13:09:35) - 前作ラスボスのエラスとは中の人が夫婦 -- 名無しさん (2021-03-02 13:12:15) - 最終話でか弱い存在だったのが成り上がり支配者になった成長タイプのラスボスだったことがわかった -- 名無しさん (2021-03-02 15:19:49) - い『やーマジ』ですごいわこのラスボス。 -- 名無しさん (2021-03-02 17:30:50) - ヨドン皇帝といいジニスといい弱い存在が成り上がったボスはゲスさが段違いな気がする -- 名無しさん (2021-03-02 18:13:11) - 宇宙一硬いあの邪面は一体何から作ったんだ…… -- 名無しさん (2021-03-02 19:57:39) - ↑攻撃されて落とした時に一斗缶が落下したような音がしたのは内緒… -- 名無しさん (2021-03-02 22:54:47) - テッド・バンディって多重人格だっけ?ビリーミリガンと間違えてない? -- 名無しさん (2021-03-02 23:29:31) - 物作りなんて縁のないド素人であれだけの邪面を「天啓」とやらで作り出せるのは凄まじいセンスと才能の持ち主だったんだなあ。しかし本人にとってそれが成り上がるための手段でしかなかったのが運命の分かれ目でもあった -- 名無しさん (2021-03-03 11:48:20) - クリエイターとしての能力は眼を見張るものがあるね。分身の作り込みも相当凄いし。 -- 名無しさん (2021-03-03 19:24:43) - 仲間がほしいという思いで生まれたのがボクっ娘秘書とヤクザスナイパーというのはどういうことか… -- 名無しさん (2021-03-03 19:27:51) - 多分ヨドン皇帝に一番向いてたのは皇帝じゃなくて漫画家だったんだろ。あの二人はシティハンターとかゴルゴ13みたいな作品の主人公とヒロインを張れるデザインだし。実際には皇帝は雑魚闇獣なので、漫画家で生きていける環境では無かったんだが…。 -- 名無しさん (2021-03-03 21:03:30) - こいつを数秒止められたクランチュラの技術力がすごい -- 名無しさん (2021-03-03 22:30:59) - 破壊不能の邪面を作れる時点で、コイツがリクリエイターとして伸びていたらどれも勝てなかっただろう。破壊不能の鎧とか作りそうだし -- 名無しさん (2021-03-04 04:52:05) - 北欧モチーフはヨルムンガンドと、ヨドンナがカラスだからオーディン? -- 名無しさん (2021-03-04 06:51:32) - ↑変身能力と女性にもなることができることから、ロキの要素もあると思う -- 名無しさん (2021-03-04 09:01:06) - ヨドン皇帝の言う『天啓』って、つまりひらめキーングだったのでは -- 名無しさん (2021-03-06 22:26:51) - 見た目的に闇獣の一種と言えるのかも -- 名無しさん (2021-03-06 23:03:11) - ↑×2 つまりよどめキーング!って事? -- 名無しさん (2021-03-06 23:31:50) - 閃きも方向性次第で、善にも悪にもなるってことかも -- 名無しさん (2021-03-06 23:42:49) - 今思うとクリエイター(皇帝・ガルザ・クランチュラ)とクリエイターの作品(ヨドンナ・シャドン)しかいないなヨドン上層部 -- 名無しさん (2021-03-06 23:45:51) - 一話の充瑠から始まり、終盤のヨドン皇帝の『天啓』と、徹頭徹尾クリエイター精神旺盛だったな -- 名無しさん (2021-03-07 00:31:10) - 仲間を忌み嫌いながら求めてたことがコンプレックスだったけど似たような生い立ちのジニスと違ってコンプレックスに凝り固まってはいないし虚栄心とも無縁なのよね、良くも悪くも知能が上昇しただけで獣の倫理観のない弱肉強食の価値観から変わってない 別にそれ自体は悪いことじゃないけど人類社会に牙向くなら倒すしかない まぁ倫理観に共感できないだけで理解はしてるのでエグい搦め手も使いこなしてくるんだが -- 名無しさん (2021-03-17 12:41:26) - コンプレックスのないジニス様か、なるほど。実際一介の蛇から支配者にのし上がった事をむしろ誇ってるし、さらに強くなる気満々だし -- 名無しさん (2021-05-06 19:01:33) - 元々は弱い存在、幹部が自分への反乱を企てていても粛清せずに利用する、ゲスさが段違いとジニスと共通点多いけど、ヨドン皇帝とジニスが出会ったら殺し合い始めそう。ジニスは弱かった頃の自分を嫌でも思い出してブチギレるだろうし、ヨドン皇帝は自分にとって脅威となりうる存在だと認識するだろうし。 -- 名無しさん (2021-06-21 23:26:34) - ↑ジニス様は歴代スーパー戦隊のラスボス達とも共存どころか協力すら出来ないと思う。組めるとしたら同じくド外道のロン(無間龍)ぐらいかな? -- 名無しさん (2021-06-22 15:59:30) - ジョジョのディアボロ連想する人いるけど、俺的にはハガレンのお父様も浮かべるな -- 名無しさん (2021-06-29 16:31:32) - ↑どっかでボーボボのOVERと魚雷ガールって意見があったな。人格だけじゃなく見た目も性別も変わってるし。 -- 名無しさん (2022-05-26 12:12:21) - ガルザの人生を狂わせたひどい奴だけど、侵略の足がかりとしてる分暇つぶしで里央の人生を狂わせたロンよりマシに見えるのがもっとひどい。 -- 名無しさん (2024-01-28 15:31:20) - ↑×4 無理だろ、結局ロンに見下されてジニスがプライド傷ついて戦う未来しか見えない。 -- 名無しさん (2024-03-27 23:35:19) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2021/03/01 Mon 23:00:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&bold(){&color(orange,darkslategray){全ての魔進共が揃っての全面対決宣言、この耳でしかと聞き届けた…。その返答だ!}}} &sizex(6){&bold(){&color(orange,darkslategray){改めて宣告する。地球は、我が支配する…}}}} ヨドン皇帝とは『[[魔進戦隊キラメイジャー]]』の敵キャラクターであり本作のラスボスである。 またこの項目ではヨドン皇帝と深い関わりがある&bold(){&color(lightsteelblue,navy){ヨドンナ}}と&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){シャドン}}についても紹介する。 本格的に登場したのはエピソード37から。 CV:[[山路和弘]] 目次 #contents() *【データ】 身長/55.7m~210cm 体重/723.4t~273kg 邪面/汚染→ジャメンタルを帯び、宇宙最強の硬度を持つ邪面 ハッシュタグ/#ヨドン皇帝 #蛇 #カナエマストーン #エンペラーガードベチャット #マブシーナ #魔進戦隊キラメイジャー #最後の行に必ず面の漢字 *【概要】 &bold(){『[[闇の帝国ヨドンヘイム]]』}の支配者。 &bold(){&color(orange,darkslategray){「全宇宙をヨドンヘイムに変える」}}という野望を掲げて汚染によって全宇宙を蹂躙すべく、闇を崇める軍団&bold(){「ヨドン軍」}を率い暗黒の地ヨドンヘイムを拠点に様々な世界を植民地にせんと侵略を推し進めていた。 しかし地球が闇エナジーによる&bold(){「淀み」}で満たされていないため地球では元の姿で長く活動できず、別人格に主導権を渡した姿をアバターとする形で暗躍している。 外見は頭部を&bold(){&color(gold,green){「汚染の邪面」}}で覆った、無数の黒蛇が寄り集まって人型を形作ったかのような巨人。 邪面の下にある素顔は無数の黒蛇が集まったような醜悪な貌となっている。 左腕は棘を幾つも生やした鞭のような太い触手になっている他、両胸には[[琥珀のようなオレンジの発光体がある>ゼットン]]。 その正体は&bold(){ヨドンヘイムの淀みから生まれた蛇の化身。}即ち&bold(){闇獣の一種。} 当初はそこまで強い戦士ではなかったがある時天啓に打たれて「汚染の邪面」を独力で鋳造し、邪面を被ったことで[[邪面獣>邪面獣(魔進戦隊キラメイジャー)]]と化した途端力を増したと&bold(){思い込み}、その思い込みに従った結果本当に強大な力を獲得。 倒した相手を糧として捕食していったことで今の強大な力を手に入れた。 *【人物像】 一人称は&bold(){&color(orange,darkslategray){「我」}}。 美しいものを忌み嫌い、弱肉強食を是として冷酷非情を体現する傲慢な性格で、自分以外の全てを道具と見做し自分以外の誰も信じず愛さない孤高のエゴイスト。 例え[[自身の部下>クランチュラ]]や己の別人格であろうと自分にとって都合が悪くなったり役に立たなければ躊躇いなく切り捨て、全ての部下に&bold(){&color(orange,darkslategray){「自分の役に立って死ぬこと」}}を強要する恐るべき暴君。 皇帝に逆らって生きていた者はヨドンヘイムには存在しないという。 だが暴力のみに偏った力任せの脳筋ではなく、&bold(){狡猾さと慎重さも併せ持った知恵者}なのがヨドン皇帝の恐ろしさ。 劇中ではクリスタリアを確実に滅ぼすために甘言と洗脳を駆使して幼いガルザの思考を歪め、長い長い時間をかけて確実に侵略の足掛かりにする深謀遠慮な策謀家としての一面を持つ。 慎重な性格は終盤になっても相変わらず。 僅かでも自身の驚異の可能性となりうるカナエマストーン・イリュージョアを本拠地のヨドンヘイム内に保管しておいて出撃することで、自身の敗北する確率を限りなくゼロにして最終決戦に臨んだ。 また&bold(){&color(red){「強者と認めた敵は倒した後は直接捕食する」}}という個人的な矜持を持っており、これまでにも多くの強者を喰らってきた。 そのため他者は&bold(){&color(orange,darkslategray){「自らを強くするための養分」}}としか見做していないが、その矜持と考え方が後に自身の致命傷を作る羽目となった。 *【[[多重人格]]】 しかし最大の特徴は一つの肉体に複数の人格を有する多重人格者であること。 ただし各人格達は自分がヨドン皇帝の別人格であるという自覚は元々なく、各々がヨドンヘイムの住人にして皇帝に忠誠を誓う臣下として行動していた。 顔の両サイドにある2つの邪面を付け替えることで自身の内にある人格達に肉体の主導権を明け渡す事が可能で、これにより人格のみならず外見や性別、能力すらも変貌する。 なお各人格の姿から元に戻る際には、&bold(){&color(black){人格の顔が一瞬元の邪面の物になり、観音開きの要領で左または右に展開した後、本当の顔を見せたまま巨大化する}}という何ともショッキングな物になっている。 その邪面そのものから生まれた存在故か別人格は全員邪面を被っていないのが特徴である。 他者を取り込めば新たに己の人格とすることも可能で、劇中ではガルザを自身の肉体に取り込むことで第4の人格として扱った。 主導権を握った人格はヨドン皇帝の意識の中にある&bold(){「意識の部屋の椅子」}に座ることになる。 その実態は敵対者を喰らい強くなり続けたヨドン皇帝の精神内に生まれた副産物であり、ヨドン皇帝の心の弱さを証明した&bold(){&color(red){皇帝最大のコンプレックスの象徴。}} 仲間や群れという概念を忌み嫌い、強さと孤高を尊んでいた皇帝本人が&bold(){意図せず生み出してしまった}存在なのが実情。 &bold(){&color(orange,darkslategray){「最も忌み嫌う仲間を求めてしまった」}}と述懐したように彼らの存在を内心恥じて忌む一方で、高濃度の澱みで満ちていない世界でないと顕現できない自身の欠点を補える有用な利点もあった。 そのため作中で見せた通り利用価値自体はあったためか劇中最終盤までは人格は消すことなく放置し、臨機応変に人格を切り替えて利用していた。 最終的にヨドンナを躊躇いなく抹殺したのは利用価値が無くなったこと以上にそんなコンプレックスの表れだったのだろう。 **&bold(){&color(lightsteelblue,navy){ヨドンナ}} #center(){&bold(){&color(lightsteelblue,navy){遂に滅びの時が来たか…ハハハハハッ!!}} &bold(){&color(lightsteelblue,navy){………ここ、笑うとこだろ?}}} 演:桃月なしこ エピソード25から登場した幹部で、[[特命戦隊ゴーバスターズ]]の[[エスケイプ>エスケイプ(特命戦隊ゴーバスターズ)]]から数えて&bold(){8年ぶり}に登場した戦隊シリーズの顔出し女幹部。 ヨドン皇帝第2の人格であり左側の&bold(){&color(blue,gold){『舌を出した青い邪面「笑い」』}}の化身。 表向きは&bold(){「ヨドン皇帝直属の秘書官」}で変身中は性別も完全な女性に切り替わる。 これまでの幹部と違って仮面もなく人間と酷似した姿を持つが、これは&bold(){&color(red){彼女の存在と顔そのものがヨドン皇帝の邪面}}であるため。 銀髪にカラスを模した意匠が施された紺の軍服、顔に書かれたヨドンの紋章と&font(l){どことなくアニメキャラ感の漂う}奇抜な恰好をしている。 普段は淀みが足りず地球で活動できないヨドン皇帝が、&bold(){闇エナジーを集めるとともに地球で活動するための仮初の姿}として利用され、何時まで経っても地球を闇で汚せないガルザとクランチュラへの援軍兼監視役として派遣された。 詳細は[[個別項目>ヨドンナ(魔進戦隊キラメイジャー)]]を参照。 **&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){シャドン}} #center(){&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){キラメイジャーの&ruby(タマ){命}は…ワシが取ったる!!}}} 身長:193cm 体重:251kg ハッシュタグ:#ヨドン皇帝 #マブシーナ #影 #ヨドンチェンジャー #往生せーや #宝石の輝き #ゴーキラメイイエロー CV:[[黒田崇矢]] エピソード39で登場。 ヨドン皇帝第3の人格にして右側の&bold(){&color(red,gold){『トゲだらけの赤い邪面「影」』}}の化身。 表向きは&bold(){「ヨドン皇帝直属の始末屋」}。 鰐の鱗を模したタクティカルフードと爬虫類の下顎がついたマスクを付けた爬虫類型獣人のような姿を持つ。 彼もヨドンナ同様に&bold(){&color(orange,#9932CC){「ヨドンチェンジャー」}}を装備して通信機器として活用している。 ヨドンヘイムでは名が知られたスナイパーだったらしいが、クランチュラ曰く&bold(){&color(lime,red){「滅多に姿を見せなかった」}}らしくガルザも出逢った事がなかった。 その理由はヨドン皇帝並びにヨドンナの存在故。クリスタリア側にも名が知られており、&bold(){「標的を泥団子に変えて依頼主に手渡す暗殺者」}としてクリスタリアにも認知されていた。 一人称は&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){「ワシ」}}。 ヤクザめいたドスの利いた広島弁で喋ることが特徴の荒っぽくも冷徹な性格で、マブシーナに威嚇することでキラメイジャーの動きを制限して狙い撃ちしやすく仕向けたり、キババスラやスモッグジョーキーを利用して自身のテリトリーを拡げる等の悪知恵も働くハンターらしい狡猾さも特徴。 &bold(){&color(#ff0000,#99CC33){「沼銃クロコライフル」}}で狙撃した者を泥団子に変えてしまう闇のハンター。 影の中に身を潜めて移動する能力を持ち、影が離れていても影同士が接触した瞬間が僅かにあれば一瞬で移動できるため、影から影へと移動し神出鬼没に敵を狙撃できる。 ヨドン皇帝からキラメイジャー抹殺の命を受けてガルザと共に出撃。 途中イエローにライフルのスコープを壊されて狙撃できなくなるも自身の能力で翻弄し、最終的にレッドとマブシーナ以外の全員を泥団子に変えてしまう。 ……ように見えたが、実際イエローは一計を講じて生き延びていた上、魔進達とマブシーナの輝きで一時的に影のない空間に誘い出されてしまい、最期はゴーキラメイイエローの必殺技に射抜かれて爆散した。 #center(){&bold(){&color(#ff0000,#99CC33){そ…そんな…ワシの弾丸がァ…!?}}} そして爆散に連動してそのままシャドンを司る邪面も砕け散り、皇帝の内からも人格は消え去った。 既に故人だった[[ヌマージョ]]を除くと、&bold(){&color(){登場したその回で退場するというヨドンヘイムの幹部の中で退場の最短記録になってしまった。}} ヨドンナ役の桃月氏によると「ヨドンナの人気が予想以上に高まった事で彼女の出番が予定より増えたのに加え、コロナ禍の影響による放送短縮が重なってしまった為」とのこと。 また、元々はヨドンナと共に後半の敵幹部として入れ替わりながら活躍する予定だった模様。 名前の由来は恐らく「影」を意味する英語である「シャドウ」の捩り。 **&bold(){&color(silver,black){ガルザ}} CV:[[中村悠一]] クリスタリアを裏切りヨドン軍に属し、地球侵略作戦を指揮する前線指揮官。 別名&bold(){&color(silver,black){「裏切りの鬼将軍」}}。 劇中終盤では自らの意志でヨドン皇帝と一体化し、&bold(){&color(black,gold){『鬼のような黒い邪面「月」』}}を司るヨドン皇帝の第4の人格となった…が? 詳しくは[[個別項目>ガルザ(魔進戦隊キラメイジャー)]]を参照。 *【戦闘能力】 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){この星の海は淀みに満ち、大地は腐りきって、ヨドンヘイムの植民地となるのだ…}}} 地球では真の力を発揮しきれずにいるが、その状態でも&bold(){触手を複数に分裂させて魔進ロボット達を一蹴し、その余波で街を焦土に変えてしまう}という邪面獣とは桁外れな火力を見せている。 顕現後は&bold(){「いかなるダメージも漆黒のヘドロによって瞬時に再生する」}という無敵の超再生能力でキラメイジャーを苦しめ続けた。 この超再生能力は肉体の部位切断のみならず、自身の必殺技で全身が焼き尽くされ、原形を留めぬ状態にまで破壊されようと発動するため、ヨドン皇帝は&bold(){&color(red){事実上の不死身}}に等しい。 戦闘では左腕にエネルギーを纏わせ伸縮自在の鞭として振るい打ち据え攻撃する格闘戦以外にも、目から放つ破壊光線や右手から乱射する黒い棘状のエネルギー弾、黒い雷撃状の破壊光線も強烈無比。 そして全身から淀みを吐き出すことができるため、一度顕現すればただその世界にいるだけで世界を淀み(闇エナジー)で汚染し尽くしてしまう。 また、戦闘以外でも他者の記憶を改竄して洗脳する特殊能力を持ち、これで幼いガルザにありもしない&bold(){「兄であるオラディンに見下される記憶」}を植えつけてコンプレックスに繋げて人格を歪ませ、仲間割れと裏切りを引き起こさせている。 唯一の弱点は邪面の下にある本当の素顔で素顔を攻撃されれば再生能力が失われる。だが逆を返せば素顔以外への攻撃は無意味。しかし肝心の弱点は邪面によって覆われている。 一応カナエマストーンの力は有効だが、&bold(){皇帝自身が有するエネルギーが膨大すぎるせいで単純な力比べではカナエマストーンですら相手にならない。} そして皇帝自身の優れた機転と狡猾さもあって生半な搦手では抑え込むことも難しい。 **装備 ・&bold(){&color(gold,green){汚染の邪面}} ヨドン皇帝の素顔を覆い隠す&bold(){「汚染」}を司る邪面。 形状は&bold(){&color(gold,green){王冠を兼ねた緑の肌を持つ爬虫類めいた顔}}であり、仮面というよりは首と頭部全体を覆う西洋甲冑に於ける&bold(){バイザー付きバシネット}に近い。 邪面の左右には2つの邪面が蝶番で結び付けられており、左側の&bold(){&color(blue,gold){「舌を出した青い邪面」}}を装着するとヨドンナに、右側の&bold(){&color(red,gold){「トゲだらけの赤い邪面」}}を装着するとシャドンに人格が切り替わり、体格も全く別のものになる。 邪面は同時に自分の唯一の弱点である頭部を覆う防具も兼ねており、その性能は&bold(){宇宙最強の硬さ}を誇る。 この皇帝の邪面を砕けるモノは&bold(){&color(red){この宇宙には存在せず}}、これまであらゆる敵の弱点を解析し見抜いてきた&bold(){&color(snow,aquamarine){魔進ザビューン}}のロレンチーニサーチを以てしても&bold(){破壊不可能と断言}。 実際[[キラメイ魔進>キラメイストーン/キラメイ魔進]]達の総攻撃を以てしても傷一つ付かない無敵の強度を誇った。 **技 ・&bold(){&color(orange,darkslategray){闇火球ヨドンデストロイヤー}} 膨大なジャメンタルで巨大な火球を作り出して相手にぶつけるヨドン皇帝の必殺技。最大出力ならば地球を一撃で汚染できる。 ヨドン軍の最終目的が皇帝の降臨を目的としていたのは、たとえ侵略作戦がすべて失敗に終わっても、皇帝さえ現れればこの技と自身の特性による広域汚染でその分を全て取り返せるからである。 *【終盤での動向】 **エピソード42「仁義なき戦い」 エピソード34で地球でキラメイジャー達へ宣戦布告した後は、これまで通りにヨドンナら幹部勢に地球侵略の作戦を任せるも送り込んだ[[邪面師>邪面師(魔進戦隊キラメイジャー)]]や[[邪面獣>邪面獣(魔進戦隊キラメイジャー)]]達は倒され続け、さらにはもう一つの人格であるシャドンが消えてしまう。 そんな中ガルザからとある提案を促される。 #center(){&bold(){&color(silver,black){ヨドン様。このガルザ、ついに覚悟が出来ました。}} &bold(){&color(orange,darkslategray){何だ? ガルザ}} &bold(){&color(silver,black){シャドンの代わりに私をヨドン様の中へお迎えください。}} &bold(){&color(orange,darkslategray){我が意識の一つとなるというのか?}} &bold(){&color(silver,black){はい。そもそも私は力を求めてヨドンヘイムの一員となりました。}}} それは&bold(){ガルザ自身がヨドン皇帝と一体化してシャドンに代わる新たな人格になること。} ヨドン皇帝はそれを受け入れ、ガルザを新たな人格として取り込んだ。 皇帝の絶大な力を手に入れたことによって、それまでに溜まったジャメンタルも合わさってその力はさらに増大したガルザは地球侵略の最終作戦として手始めに体から放たれる黒い霧で人間達を次々にベチャットに変えていき、闇エナジーを充填させる。 これにより地球は闇エナジーに満ちあふれ、遂に皇帝が顕現できるだけの淀みを生み出すことに成功。ガルザは皇帝に肉体の主導権を譲り、遂に全力の状態で顕現する。 こうして地球は完全な状態になったヨドン皇帝によって蹂躙されてしまう………&bold(){はずだったが。} #center(){&bold(){&color(lime,red){今こそ私の一世一代の大勝負!おりゃあー!}}} なんとその瞬間ヨドン皇帝に消された筈のクランチュラが手に持っていた爆弾を皇帝に向かって投げた。すると復活したヨドン皇帝はその爆発を浴びた途端動きを止めてしまったのだ。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){うっ!?あ…あぁ…!!身体が…動かん!?}} &bold(){&color(silver,black){効いたようだな……フハハハハ!!}}} 実はガルザはヨドン皇帝に攻撃されたクランチュラを救出・内通し、皇帝の意識を弱体化させる特殊爆弾を作らせていたのだった。 #center(){&bold(){&color(silver,black){俺は最初から、この瞬間を待っていたのだ!}} &bold(){&color(orange,darkslategray){ガルザ…貴様あああっ!}}} そうしてガルザは身動きが取れなくなったヨドン皇帝を一刀両断し肉体の主導権を奪取。見事下克上を果たしロードガルザへと進化を果たす。 **エピソード43~44 ヨドン皇帝はそのまま消滅したかと思われたが、実際にはガルザにまだ利用価値があると判断して機をうかがっていたにすぎなかった。 そして、ガルザが充瑠とのぶつかり合いの中で少年時代の記憶を取り戻したため、用済みと判断して切り捨て、同時に「裏切りの鬼将軍」の真実を語る。 「クリスタリアの英雄」たるキラメンタルの持ち主、オラディンとガルザの兄弟を危険視していたヨドンは、その結束を破壊しつつクリスタリア侵略を確実なものとするために、ガルザの感情を改竄しつつ記憶を操作し、「悪の攪乱者」に仕立て上げて行ったのである。 真実を知ったガルザを一蹴して抹殺、さらに充瑠を崖から転落させると、カナエマストーンを全て手に入れ全宇宙をヨドンヘイムにするべく動き出すのであった。 その後、地球に襲来したヨドンはキラメイジャーとの決戦を開始。 再生能力を持つヘドロの体と、急所の顔を守る宇宙最強の邪面で攻め手を阻み、魔進ロボットを終始圧倒。 キラメイジャーはこれに対し、急造のアダプターを利用してリバーシアの力をぶつけることで10日前の状態=ヨドンナの状態に戻した上で、エネルギアで強化した魔進オラディンの力で石化封印を施し、デストリアで粉砕するという作戦に打って出た。 この作戦自体は順調に推移したが、ここでヨドンはついにヨドンナをも切り捨てることを決定。 封印に紐付けられたヨドンナを切り捨てることで脱出を図った。 #center(){&bold(){&color(lightsteelblue,navy){ここ……泣くところで合ってるかな……?}} &bold(){&color(orange,darkslategray){こここそ笑うところだ。我の役に立って死ねるのだからな。}}} 冷酷に言い捨てると封印を破り、キングエクスプレスザビューンとグレイトフルフェニックスを一方的に叩きのめし戦闘不能に陥れる。 巨神から放り出された4人を抹殺せんとヨドンデストロイヤーを向けるが、飛び込んできたギガントドリラーに妨害され、さらにキラメイジンの追撃を受けて怯む。 それでも邪面の防御力は巨神でどうにかなるものではなく、劣勢を返せないキラメイジャーを最大出力のヨドンデストロイヤーで消し去ろうと巨大火球を作り出す。 だがその瞬間、背後から突然現れた魔進ジョーキーの突撃を受けて転倒、発射に失敗したヨドンデストロイヤーの下敷きとなり自分が爆散してしまった。 ガルザと充瑠を始末したと思っていたヨドンだが、実はガルザが肉体を捨てて魂だけで魔進ジョーキーに乗り込み、転落する充瑠を救助してジョーキーを託していたのだった。 充瑠はその後、ヨドン皇帝の支配に嫌気が差し交渉の材料としてこっそりカナエマストーン・イリュージョアを回収して放浪していたクランチュラを拾って地球への帰還に成功。 ヨドンは結果的にガルザの時の自作自演とは違う正真正銘の横槍を食らってしまうこととなった。 #center(){&bold(){&color(lime,red){ヨドン皇帝の支配から抜け出したいと思って、いざという時の交渉の切り札に盗み出していたんだ。}} &bold(){&color(lime,red){ヨドン皇帝に逆らって、生き延びられた者はいない……これまではな!}} &bold(){&color(lime,red){だが、お前らなら新しい歴史を作れるかもしれない!!}}} こうして&bold(){これまで自身の冷酷な判断を以て味方に行ってきた非道の所業が因果応報となって跳ね返ってきた}ことで、ヨドン皇帝の絶対的優位は完全に崩壊。 肉体を己の技で粉々に砕かれてもなおしぶとく体をヘドロで再生して立ち上がり、充瑠とジョーキーが加わりフルメンバーとなったキラメイジャー&キラメイ魔進との最終決戦が幕を開ける。 #center(){&b(){&color(lightcyan,red){これが本当に!最後の決戦だ!!…みんな!行くよ!!}}} **エピソードFINAL「君たちがいて輝いた」 ヨドンナを消し、全ての別人格が消滅したことで、&bold(){&color(orange,darkslategray){「我はいまこそ孤高の存在となった」}}と行動を再開した。 ヨドン皇帝を倒すためには汚染の邪面の中にある素顔を攻撃せねばならないが、邪面を破壊する方法はこの宇宙に存在しない。 ならば弾き飛ばすなり外させるなりで対応しなければならないが、その弱点を理解しているのは皇帝自身、そんな隙を与えるはずもない。 クランチュラも&bold(){&color(lime,red){「じゃあ無理だな!」}}と匙を投げてしまいシルバーに掴み掛けられるが、皇帝が邪面を外すのはキラメイジャーが全滅した時=倒した相手の屍を食らう時だけだという手がかりにもならない情報を明かす。 つまり正面から戦って打倒するのは不可能というコトだったが、 #center(){&b(){&color(lightcyan,red){ひらめキーング! それだぁ!!}}} そこにはヨドン軍の天敵たるひらめきの男・熱田充瑠がいた。 かくして充瑠の作戦に全てを賭けたキラメイジャーは、キラメイジンとギガントドリラーで再びヨドン皇帝に挑む。 だが、邪面の防御力を突破することはついにできず、噛みついて来た魔進ジョーキーもあっさり振り払われ、最大出力のヨドンデストロイヤーが二大巨神を直撃する。 爆風が消えた時には世界は闇と静寂に包まれ、街並みには動かなくなった巨神が倒れていた。 勝利を収めたヨドン皇帝は満を持して邪面を外し、蛇が寄り集まったかのような素顔を露わにする。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){これで我に抗う者はいなくなった……。キラメイジャーよ、栄誉に思え。貴様らの屍を食らってやる。}}} だが、その時だった。 #center(){&b(){&color(lightcyan,red){今だ―――っ!!}}} そんな声と共に突然どこからか攻撃を受け、完全に油断していたヨドン皇帝は邪面を取り落としてしまった。 さらに、倒したはずのキラメイジンが現れ、その攻撃を受けている間にギガントドリラーに邪面を投げ捨てられてしまう。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){なんだ、コレは!? 一体なにが起きたというのだ!?}}} #center(){&b(){&color(lightcyan,red){へへーん! お前が見てたのは、途中から幻だぁ!}}} 得意げにそう告げるのは、地上にいたキラメイレッド。その手には、理想の幻想を見せるカナエマストーン・イリュージョアが握られていた。 充瑠の思いついた作戦とは、クランチュラが持ち出したイリュージョアの力を使い、皇帝に勝利を錯覚させることで自ら邪面を外すように仕向けること。勝って兜の緒を締めよというように、勝利を確信した瞬間こそが敵にとって最大のチャンスでもある。 ヨドン皇帝は激突の最中にイリュージョアの力に引っかかり、二大巨神を倒したという幻影のトラップにまんまと嵌ってしまったのだった。 狼狽している間にキラメイジンの追撃を受け、トドメにギカントドリラーがギガントクラッシュを顔面に叩き込んだことで大ダメージを負い、大量の闇エナジーとジャメンタルを放出してしまったことで等身大にまで縮んでしまった。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){ぬうっ、おのれ……! 我の養分になるだけのムシケラの分際で!!}}} #center(){&bold(){&color(gold,#0081b5){それは違います、ヨドン皇帝!}} &bold(){&color(gold,#0081b5){あの方々は、悪逆無道のあなたに引導を渡すキラメキの戦士たち! 輝きに満ちたそのお顔を、しかと拝みなさい!!}}} そこにキラメイストーン達を伴って現れたマブシーナの宣告と共に、素顔の状態で現れたキラメイジャーの6人。 ホントにホントの最終決戦がとうとう幕を開けた。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){我こそ唯一絶対なり! ウオラァァァァ!!}}} 力の源である闇エナジーを失ったことで身動きもままならない棒立ちの状態を強いられた皇帝は、回復の時間を稼ぐため護衛としてエンペラーガードベチャットの大群を召喚、差し向ける。 だが、皇帝が邪面を失った今はキラメイジャーにとっても最大最後のチャンス。 為朝の作戦により、宝路、時雨、小夜が全力でベチャットを退け道を切り開く。そこにカナエマストーン・デストリアを手にした瀬奈が全速で駆け込み突撃するが、叩きつけようとしたデストリアを皇帝は瀬奈の手から弾き飛ばし回避。 しかし、それこそ為朝の思う壺、キラメイショットの一撃で弾かれたデストリアが目の前に落ちてきたところに、充瑠がチャージしていたキラフルゴーアローが見事命中。 最大破壊力の「スパークリングフェニックス・デストリアスペシャル」が動けない皇帝の顔面を貫いた。 #center(){&bold(){&color(orange,darkslategray){馬鹿な……我が、負けるはずが……!! グアアアアアア―――ッ!!?}}} 敗北の現実を認められないまま、ばったりと倒れ込んだヨドン皇帝は今度こそ本当に爆発四散、完全に消滅。 皇帝の死に伴い闇の霧の効果はなくなり、ベチャット化していた人々も元に戻る。 かくしてヨドン軍は壊滅し、残存勢力をクランチュラがまとめて方針転換したことで、ヨドンヘイムの侵略は完全に終焉したのであった。 *【余談】 ・担当声優の山路和弘氏は[[過去>仮面ライダー剣]][[にも>烏丸啓(仮面ライダー剣)]][[ニチアサに>ドキドキ!プリキュア]][[出演しており>ベール(ドキドキ!プリキュア)]]、ヨドン皇帝を演じることで&bold(){晴れてニチアサ出演コンプリートを果たした。} ・ヨドン皇帝の精神内での描写は多重人格で知られる連続殺人鬼ビリー・ミリガンが元ネタと考えられる。 ・ハッシュタグの最後の一文はHPでの邪面師紹介のことであり、しっかり面の文字が隠されている。 追記・修正は多重人格者の方がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 「本当は仲間が欲しかったんじゃないのか!?」という常套句に対する一つの回答の様な敵キャラ。「目標が孤高の存在である事」なら仕方ないな -- 名無しさん (2021-03-02 02:08:02) - 切り捨てた二人の役割を考えると、弱さの象徴どころか皇帝にとって必要な仲間だった気がする -- 名無しさん (2021-03-02 07:01:41) - 天の川理事長のIFみたいな奴だったのか -- 名無しさん (2021-03-02 08:13:49) - コロナ云々がなければシャドンももっと活躍してOPにも出れてたんだろうなぁ…… -- 名無しさん (2021-03-02 08:54:34) - ↑×3その点でも、仲間の持つ個性・キラメキを尊重するキラメイジャーとは真逆の存在だよね。 -- 名無しさん (2021-03-02 12:45:27) - 皇帝にも色々あったとはいえガルザにした事を考えると到底許されないと思う -- 名無しさん (2021-03-02 13:09:35) - 前作ラスボスのエラスとは中の人が夫婦 -- 名無しさん (2021-03-02 13:12:15) - 最終話でか弱い存在だったのが成り上がり支配者になった成長タイプのラスボスだったことがわかった -- 名無しさん (2021-03-02 15:19:49) - い『やーマジ』ですごいわこのラスボス。 -- 名無しさん (2021-03-02 17:30:50) - ヨドン皇帝といいジニスといい弱い存在が成り上がったボスはゲスさが段違いな気がする -- 名無しさん (2021-03-02 18:13:11) - 宇宙一硬いあの邪面は一体何から作ったんだ…… -- 名無しさん (2021-03-02 19:57:39) - ↑攻撃されて落とした時に一斗缶が落下したような音がしたのは内緒… -- 名無しさん (2021-03-02 22:54:47) - テッド・バンディって多重人格だっけ?ビリーミリガンと間違えてない? -- 名無しさん (2021-03-02 23:29:31) - 物作りなんて縁のないド素人であれだけの邪面を「天啓」とやらで作り出せるのは凄まじいセンスと才能の持ち主だったんだなあ。しかし本人にとってそれが成り上がるための手段でしかなかったのが運命の分かれ目でもあった -- 名無しさん (2021-03-03 11:48:20) - クリエイターとしての能力は眼を見張るものがあるね。分身の作り込みも相当凄いし。 -- 名無しさん (2021-03-03 19:24:43) - 仲間がほしいという思いで生まれたのがボクっ娘秘書とヤクザスナイパーというのはどういうことか… -- 名無しさん (2021-03-03 19:27:51) - 多分ヨドン皇帝に一番向いてたのは皇帝じゃなくて漫画家だったんだろ。あの二人はシティハンターとかゴルゴ13みたいな作品の主人公とヒロインを張れるデザインだし。実際には皇帝は雑魚闇獣なので、漫画家で生きていける環境では無かったんだが…。 -- 名無しさん (2021-03-03 21:03:30) - こいつを数秒止められたクランチュラの技術力がすごい -- 名無しさん (2021-03-03 22:30:59) - 破壊不能の邪面を作れる時点で、コイツがリクリエイターとして伸びていたらどれも勝てなかっただろう。破壊不能の鎧とか作りそうだし -- 名無しさん (2021-03-04 04:52:05) - 北欧モチーフはヨルムンガンドと、ヨドンナがカラスだからオーディン? -- 名無しさん (2021-03-04 06:51:32) - ↑変身能力と女性にもなることができることから、ロキの要素もあると思う -- 名無しさん (2021-03-04 09:01:06) - ヨドン皇帝の言う『天啓』って、つまりひらめキーングだったのでは -- 名無しさん (2021-03-06 22:26:51) - 見た目的に闇獣の一種と言えるのかも -- 名無しさん (2021-03-06 23:03:11) - ↑×2 つまりよどめキーング!って事? -- 名無しさん (2021-03-06 23:31:50) - 閃きも方向性次第で、善にも悪にもなるってことかも -- 名無しさん (2021-03-06 23:42:49) - 今思うとクリエイター(皇帝・ガルザ・クランチュラ)とクリエイターの作品(ヨドンナ・シャドン)しかいないなヨドン上層部 -- 名無しさん (2021-03-06 23:45:51) - 一話の充瑠から始まり、終盤のヨドン皇帝の『天啓』と、徹頭徹尾クリエイター精神旺盛だったな -- 名無しさん (2021-03-07 00:31:10) - 仲間を忌み嫌いながら求めてたことがコンプレックスだったけど似たような生い立ちのジニスと違ってコンプレックスに凝り固まってはいないし虚栄心とも無縁なのよね、良くも悪くも知能が上昇しただけで獣の倫理観のない弱肉強食の価値観から変わってない 別にそれ自体は悪いことじゃないけど人類社会に牙向くなら倒すしかない まぁ倫理観に共感できないだけで理解はしてるのでエグい搦め手も使いこなしてくるんだが -- 名無しさん (2021-03-17 12:41:26) - コンプレックスのないジニス様か、なるほど。実際一介の蛇から支配者にのし上がった事をむしろ誇ってるし、さらに強くなる気満々だし -- 名無しさん (2021-05-06 19:01:33) - 元々は弱い存在、幹部が自分への反乱を企てていても粛清せずに利用する、ゲスさが段違いとジニスと共通点多いけど、ヨドン皇帝とジニスが出会ったら殺し合い始めそう。ジニスは弱かった頃の自分を嫌でも思い出してブチギレるだろうし、ヨドン皇帝は自分にとって脅威となりうる存在だと認識するだろうし。 -- 名無しさん (2021-06-21 23:26:34) - ↑ジニス様は歴代スーパー戦隊のラスボス達とも共存どころか協力すら出来ないと思う。組めるとしたら同じくド外道のロン(無間龍)ぐらいかな? -- 名無しさん (2021-06-22 15:59:30) - ジョジョのディアボロ連想する人いるけど、俺的にはハガレンのお父様も浮かべるな -- 名無しさん (2021-06-29 16:31:32) - ↑どっかでボーボボのOVERと魚雷ガールって意見があったな。人格だけじゃなく見た目も性別も変わってるし。 -- 名無しさん (2022-05-26 12:12:21) - ガルザの人生を狂わせたひどい奴だけど、侵略の足がかりとしてる分暇つぶしで里央の人生を狂わせたロンよりマシに見えるのがもっとひどい。 -- 名無しさん (2024-01-28 15:31:20) - ↑×4 無理だろ、結局ロンに見下されてジニスがプライド傷ついて戦う未来しか見えない。 -- 名無しさん (2024-03-27 23:35:19) - ↑×2 こういう言い方したらあれだけど、ガルザの件はぶっちゃけ皇帝の立場で見れば効率よく侵略を進めるための作戦を仕掛けてただけだからな。 -- 名無しさん (2024-03-27 23:38:27) #comment(striction) #areaedit(end) }

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