禍なすもの(ゴルゴ13)

登録日:2018/4/17 (Tue) 4:46:10
更新日:2020/01/31 Fri 15:59:59
所要時間:約 5 分で読めます








「お客さん、この辺の人じゃあないわね?休暇?」
「ああ・・・・・・」




概要


『禍なすもの』とは、ゴルゴ13の78巻(文庫版62巻)に収録されているエピソード。
ゴルゴ13がオフの日に休暇を過ごす様子が描かれている。


登場人物



休暇を過ごすためモンタナ州にある別荘にやってきた。ラフな格好で普通の買い物をするシーンは必見。
心なしかちょっと楽しそうに見える。


■ガソリンスタンドの店員
■ガンショップの店員
■ドラッグストアの店員

それぞれゴルゴに注文された品を用意したりしている。
ガンショップの店員によればゴルゴは3年ぶりにここを訪れたらしい。
ドラッグストアの店員は山荘に向かう時この町を通っていくしかないと述べている。


休暇の一部始終(ネタバレ注意!)


車を走らせモンタナ州にある小さく静かな街へやってきたゴルゴ。
ふもとの町にあるガソリンスタンドで、車のガソリンを満タンにし、更にオイルと空気圧の調整とガソリンが入ったポリタンク*1を用意するように店員に注文。
やってもらう間に葉巻を咥えて買い物へ出かけることにした。

まずはスーパーマーケット。カートを押してミネラルウォーターや食糧(もちろん全てペットボトルや缶詰などに入った既製品)を雑にカゴに放り込んでいく。
次にガンショップでアーマライトの弾などを購入し、最後にドラッグストアで葉巻を購入。
ドラッグストアの店員との会話で、ゴルゴは自分が所有する山荘で休暇を過ごすのが目的だとわかる。そして釣りはいいと気前よくお金を渡した。
買い出しが済んだところでガソリンスタンドに戻ると、既に頼んだことは全て終わっていた。
そして車に荷物を積むと、ここでも釣りはいいと気前よくお金を渡して山荘へと向かった。

敷地内に入ると山荘へ向かう道中にガレージへと辿り着いた。
ボンネットを開けて車のエンジンの様子を見た後、停めてあるサイドカー付きのバイクに乗り換える。
そうしてただのログハウスのような外観をした山荘に辿り着くと、まず外の発電機にポリタンクからガソリンを入れて作動させてから鍵を開けて山荘に入る。

戸棚に並んだライフルを手にとって状態を確かめ、頑丈そうな扉を開けて地下室の様子を見て再び扉を閉じる。
冷蔵庫の中にミネラルウォーターを入れ山荘の全ての状態を確認すると、アーマライトを傍らに置いて屋上のパイプベッドで日光浴。
こうしてゴルゴはのんびりと休暇を過ごすのであった・・・


追記・修正は、山荘で休暇を過ごしてからお願いします。


















































「レッドアラート!!レッドアラート!!“スピカ”の軌道が低下!!軌道修正に失敗の模様!!」






これは冒頭のやりとりである。このスピカの落下地点はモンタナ州と予測された。
ゴルゴ13は本当にたまたまモンタナ州にある山荘へ休暇にやってきただけなのだが、その休暇は失われてしまうのだった。


登場人物


■2人の科学者

冒頭にのみ登場。スピカがロシアの衛星であることなど今作の大体の情報を話してくれる。
だからこの記事はこのようにせざるを得なかったのだ。


■イワン
■ベローナ

男女二人のKGB工作員。不時着した衛星のパワーサプライヤーと偵察撮影フィルムを回収して来れば本国で暮らせるらしい。
大きなバッグを持っているイワンはパワーサプライヤーを、ベローナはどこかに偵察フィルムを持っているが、おそらくイワンは本国に帰っても長生きはできなかったろう。


■ベリクリーズ

KGB工作員を探していた米軍中佐。


■J・J

アメリカ国防総省の人間。ゴルゴとは面識があるようだ。


■デューク東郷/ゴルゴ13
最大の被害者。
一組の男女を保護したらKGBの工作員で人質にされるわアメリカ軍からは工作員もろとも抹殺されそうになるわと散々な休暇を過ごす羽目に。
おまけに山荘も放棄せざるを得なくなってしまった。


結末


日光浴をしていたが、突然飛び起きてアーマライトのスコープを覗くゴルゴ。
そこにはアメリカ軍の落下傘部隊がヘリから降下する姿が映っていた。

周囲の様子も見てみると、山の中で一組の男女を発見。降りかかる火の粉を払うため、まずは接触してみる。
実はそれこそがアメリカ軍に追われているKGB工作員のイワンとベローナだったのだが、彼らはケガをして道に迷っていると主張したため、
素性を知らないゴルゴはひとまず山荘で彼らを保護。傷の手当てが終われば出て行くようにと言って水と食糧を与える。

しかしその間にアメリカ軍に捕捉され、山荘は完全に包囲されてしまい軍から投降するよう呼びかけられる。
軍に囲まれたことを知るとイワンは拳銃を取り出しゴルゴを人質に、そしてドアを開けてアメリカ軍にもそれを通告。しかしアメリカ軍は一切お構いなしで攻撃の準備に取り掛かる。
それを見たゴルゴはドアを閉めろとイワンに言い、慌ててドアを閉めるとアメリカ軍の総攻撃が始まった。

銃撃とロケットランチャー、そして手榴弾による激しい攻撃・・・ただのログハウスなら粉々に吹っ飛ばされて当然だが、しかしゴルゴらの篭るログハウスはビクともしない。
外観こそただのログハウスだが、窓は防弾ガラスで扉は分厚い鉄製、そして木材の裏にはコンクリートの壁があったのだ。

明らかにおかしいので、アメリカ軍は攻撃の手を止めて国防総省に問い合わせる。
問い合わせてる間に呼びかけが行われ、イワンが運んでいたパワーサプライヤーは原子炉で、地面と衝突した時に損傷し放射能漏れしている可能性があることが伝えられる。
知ってて運ばせてたKGBマジ鬼畜。

これを聞いたゴルゴはすぐにイワンにバッグの中身を見せるように要求、しかしイワンは頑なに拒否。
そこでゴルゴは地下室にバズーカがあることをイワンに話し、それを取って来るよう促す。
パワーサプライヤーを持ったイワンが地下室に入ったところを見計らって銃を向けていたベローナを倒して銃を奪い、地下室の扉をロック。バズーカを発見したイワンはパワーサプライヤーと共に閉じ込められてしまった。

そうしてる間に国防総省のJ・Jが通信に出てきてゴルゴと取引、米軍にベローナを引き渡しパワーサプレイヤーごとイワンを実は核シェルターだった地下室に閉じ込めたことを話すと、発電機に向かって発砲しこれを破壊。
イワンとパワーサプライヤーを引き渡せと要求する軍人たちに、「お前たちが休暇を潰した発電機を壊したから内側からしか空けられない」と主張。
様子を見ていた軍人たちはもちろん怒ったが、J・Jはそれで水に流せるならとその主張を認めこの一件は収まったのだった。

一方パワーサプライヤーと共に閉じ込められたイワンは核シェルターの扉を開ける手段を探すが、それは壁にある鍵穴に鍵を差し込み、それによって電子制御でロックを解除するというものであった。もちろん鍵も電力もない。
パワーサプライヤーから発せられる放射線により苦しむ中、イワンは核シェルターの中に核と共に閉じ込められたことを皮肉に思いつつも西側の手に渡らなかったことに安堵するのであった。







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