2018年8月12日の大喜利3問目(笑点)

登録日:2018/08/29(水) 14:22:16
更新日:2019/07/08 Mon 01:11:55
所要時間:約 8 分で読めます




円楽が見えた!?昇太の横に緑の爺さん

 この項目では、2018年8月12日の『笑点』で放送された大喜利の3問目について紹介する。

【概要】

 前番組の『金曜寄席』時代から回答者として活躍し、2006年からは司会として君臨したはげちゃびんこと桂歌丸師匠
 2016年に司会の座を常におひとりさまの春風亭昇太師匠に譲って以降も積極的に高座に上がり続けると同時に終身名誉司会として『もう笑点』への出演を続けていたが、
 2018年7月2日をもって天国名人会出演のためこの世から旅立ち、笑点の「永世名誉司会」へと就任。
 そして長年の功績を称えられ、かつての日本における貴族クラスである「従五位」の位階が授けられた。

 そう、この世から旅立ったはずなのだが……?

 なおこの日は夏場に収録・放送した事もあり、全員ともお揃いの幽霊にぴったりな真っ白の着物で登場している。

【事の次第】

「山田さーん!皆さんに例のもの配ってくださーい!」
「はいかしこまりました~」
「今日は忙しいです…」

 今回のお題は「幽霊タクシー」
 回答者は山田君たちから渡されたハンドルを握り、頭に天冠を付けた幽霊タクシーの運転手になり、何か一言告げる。それに対し、昇太師匠が「ほんと?」と尋ねるので返答する、というものである。


 早速手を挙げたのは、歌丸師匠と縁が深かった六代目三遊亭円楽師匠

「お客様~…お年寄りに親切な方なんですねぇ…」
「ほんと?」
「お隣に座った緑の着物のおじいさん、どっかで見たことあります…」

!?…いないいない!!ここにいないよ!!!いないよ!!!!いません!!!!!
「ここにいるよ…」
「いないって…」
「見てごらん…」
「いねえよ!」
「肩の横だよ…」
「いねえっつってんだよ!」

 …そんな緑の着物のおじいさんに見守られる中、続いて手を挙げたのは林家木久扇師匠

「お客さん、お腹が空いてるんですか…。それでしたら反対側にある裏のご飯屋さんが美味しいですよ…」
「ほんと?」
うらめしや~

 …続いて林家たい平師匠

「お客様~…ただいまサービスキャンペーン実施中で、プレゼントが貰えます…♪」
「ほんと?」
お~ま~け~だ~ぞ~

 駄洒落が続いた後は、小遊三師匠の番。

「お~きゃ~く~さ~ま~…」
「その言い方無くていいです…」

「お客さん…怪談(かいだん)なんかいかがでしょう…」
「ほんと?」
「それが嫌なら、猥談(わいだん)でも…♪」

 当然座布団を1枚没収されてしまった。

「嫌な幽霊…」

 続いては好楽師匠

「お客さぁん…火の玉なんか、こわくないよぉ…」
「ほんと?」
「うちの家計簿、火の車…」

 世知辛い回答の次は、円楽師匠

「お客さん…ラジオのボリュームはこんなもんでようござんすか…」
「ほんと?」
音量(おんりょう)の事は任せてください…」

 上手い洒落で座布団を1枚獲得した。
 続いてはたい平師匠

「お客さん、うちの幽霊タクシー、クラクションが幽霊タクシーぴったりなんです…」
「ほんと?」

「ヒュ~~~…ヒュ~~~…ホケキョ!

 …たい平師匠の十八番、怖い効果音のはずが、なぜか締めはウグイスの鳴き声。
 当然昇太師匠も猛突っ込みするのだった。

「なんで怪談話にそんな春っぽいんだよお前!」


 次に手を挙げたのは円楽師匠

「お客さん…ドア閉めてよろしいでしょうか…?」
「ほんと?」

「おひとりさまですよね…?おひとりさまですか…?ずぅっとおひとり様ですか?
うるさい!!!!1枚持ってって!!!!!!!

「隣の緑の…」
いないよ!!!もう!!!!

 続いては、ようやく今回のお題で指名された林家三平師匠

「お客さん…お客さん、シートベルトに血痕(けっこん)がべっとりとついてるんですよ…」
「え、ほんと!?」
結婚(けっこん)は、いいですよ~♪

 …追い討ちをかけた三平師匠も座布団を1枚没収されたのは言うまでもない。

「おひとりさまですね…♪」

 続いては我らが木久扇師匠

「お客さん…他のタクシーはみんな妖怪タクシーなんですけどね…」
「ほんと?」
「私はねぇ…要介護(ようかいご)タクシーなんです…」

 そして最後は、たい平師匠

「お客さん…?今、走ってるこの辺り…心霊スポットで色んなものが見えるんです…」
「ほんと?」
「ほら…ちょっと…」

 そして山田君を呼び寄せたたい平師匠は…。

火の玉の燃えカスです!」

 …当然燃えカスのようなちりちりパーマの山田君にぶっ飛ばされたたい平師匠は座布団を2枚没収されてしまったが、
 その後昇太師匠の指示で1枚だけ戻ってきたのであったとさ。

【余談】

 今回昇太師匠の隣に緑の爺さんが見えた円楽師匠だが、その緑の爺さんが司会の頃も度々師匠の五代目三遊亭圓楽師匠をネタにしており、
 「歌さんを早く送ってくれよ~」「楽太ぁ、歌さんまだ来ねえんだけど」など死亡ネタと絡めては座布団を取られるのが恒例行事となっていた。
 ただし「もっと顔が長けりゃなぁ…ちゃんと圓楽になれるんだけどなぁなど、死亡ネタと絡めない物真似では逆に座布団を貰う事が多かった。

「先代の圓楽さんに言っておきます。当分行きませんから安心してください」

 他にも木久扇師匠の「彦六伝」など林家彦六師匠ネタ、たい平師匠などが時々放つ五代目春風亭柳昇師匠ネタ*1など天国寄席へと旅立った名人ネタは大喜利でのお約束となっている。

 きっとこれからは、その名跡(?)に歌丸師匠も加わるのかもしれない。

 なお、歌丸師匠が亡くなった直後に宮城県松島町の瑞巌寺で行われていた行事の最後の寄席では、昇太師匠も歌丸師匠の死を笑いのネタにしている。「本当なら歌丸師匠も来るはずだったんですけど*2」と前置きしてから「でも今来たら怖いけど」と言って会場を爆笑の渦に飲み込んだ。



 昇太師匠の横に緑の着物のおじいさん青い着物の馬白い着物のタヌキが、山田君の横に赤い着物の交通安全男が見えた人、追記・修正お願いします。
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