念録マイク(ドラえもん)

登録日:2019/01/12 (土) 15:51:20
更新日:2019/09/05 Thu 08:11:45
所要時間:約 3 分で読めます




「念録マイク」とは漫画『ドラえもん』のエピソードの1つであり、その話に登場したひみつ道具の名称。
初出は小学三年生の1977年2月号で、てんとう虫コミックス第14巻に収録されている。

あらすじ


こんなにうれしいことはない。

ゆめじゃないかしら。

ジャイアンがかぜをひいて、

声がでないんですって。


ジャイアンが風邪をひいて声が出なくなり、翌日開催予定のリサイタルが中止になる可能性が高いことを喜ぶ、ドラのびしずスネ。
そこをたまたまジャイアンが通りがかり…
出歩いてていいのか病人


こんなときのためあらかじめ?

テープにたっぷりふきこんでおいたから?

あすはテープの歌にあわせて口をパクパクさせる?

テープは百曲以上あるんですって?


楽しみで気が遠くなりそうなドラえもんたちは暗い表情を見せながらそれぞれの家へと帰っていった。
その日の夜、自宅でジャイアンリサイタル対策会議を開くドラのび。わずか1コマで名案を思いついたドラえもん

ばかにはやいな。

このマンガ6ページしかないから。急がないと。

盛大なメタ発言をぶっこんできたドラえもんはポケットから念録マイクを取り出した。
念写と同じ理屈で舌ベラの上にマイクを載せ心に思ったことをテープに吹き込める道具で、道具を持ったドラのびはジャイアン宅を訪問。
家の外から念録マイクを使ってテープへリサイタルを邪魔することを吹き込んだ。



そして翌日、ジャイアン宅で地獄のリサイタルが開催。

無理しなくていいのに。

ドラえもんの心の声は届かず、ジャイアンはカセットテープレコーダーの音量を目一杯上げた。
ついに始まったジャイアンリサイタル。1曲目は「およげ!たいやきくん」


まいにちまいにちぼくらはてっぱんのお~~~~~~

いやんなっちゃうよお~~~~。*1

ほんと!いやになる。


前夜念録マイクで吹き込んだ野次がテープから流れてきたのだ。

理屈を知らないジャイアンはカンカン。見に来ていた誰かが野次を飛ばしたのだと思い、スネ夫やのび太の首を絞める。
当然スネ夫は否定し、のび太は知らないふりをする。全員を信用ならないと判断したジャイアンは口封じ(物理)を実施。観客全員の口にバンソーコーを貼った


芸術は静かに鑑賞するものだぞ。


ジャイアンの歌が芸術なのかはさておき、リサイタル再開。
2曲目は「横須賀ストーリー」


これっきりですかあ~~~~。

これっきりにしてくれ!へんな歌。

なんだと!

ひっこめオンチ。

かぜひきのがまがえる。

やめろやめろ。


度重なる野次のラッシュが、ジャイアンの逆鱗に触れた!


ウヌーッ

このくそったれテープめ。


リサイタルはおしまいだ。帰ろ帰ろ。


テープ相手にマジギレしたジャイアンを放置し、ドラえもん達観客はみんな帰ってしまった。
(その後、コミックス版書き下ろしイラストではテープががんじがらめになって身動きが取れなくなっている)

登場したひみつ道具

○念録マイク
小型のマイク型のひみつ道具で、舌に載せて使用する。
舌に載せた状態でテープを近くに置くと、心の中で思ったことをテープに吹き込むことが出来る。
対象は空っぽのテープでなくとも既に録音済みのテープでもOKで、任意のタイミングで念録したことが流れる。

アニメ版

2019年1月現在、大山版でのみアニメ化されている。やはり歌詞が版権に触れるからだろうか。

◇大山版「念録マイク」
1980年10月6日に放送された。「TV版ドラえもん」第41巻に収録。
大筋の流れは原作を踏襲しているものの、
  • いつもの空き地でドラのびしずスネの4人によるジャイアンリサイタル対策会議が開かれている
  • ドラえもんが念録マイクを出すのが空き地の対策会議終了直後になり、夜の自宅のシーンがカットされている。
  • 上に関連し、昼間のうちにジャイアン宅の庭で念録を行うようになる。
  • ジャイアンとドラのびが凸凹レコードに新曲のキャンペーンに来た歌手の西城ひろみのところに会いに行っている
  • リサイタルの会場がいつもの空き地に
  • ジャイアンが歌う曲がオリジナル曲に差し替え
など元のページが少なかった点を補うためか、かなりの変更が加えられている。
更にドラのびが凸凹レコードで買った西城ひろみのテープに念録が混じってしまうというオチがついている。

追記・修正は静かにやるものだぞ。


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