マンリキ野郎!御意見無用(魔進戦隊キラメイジャー)

登録日:2020/03/29 Sun 17:15:15
更新日:2020/05/20 Wed 22:50:01
所要時間:約 5 分で読めます



「マンリキ野郎!御意見無用」とは、『魔進戦隊キラメイジャー』エピソード3(第3話)のサブタイトルである。

脚本:荒川稔久 監督:坂本浩一

概要

キラメイブルーこと押切時雨の初主役回。
放送開始前より「冷静沈着なクールガイ」として描かれてきた時雨であったが、今回はそんな彼の意外過ぎる一面が明かされるのだった......

話の流れ

その日、昼間の情報番組「輝きのトビラ」では時雨の特集が組まれていた。
撮影が深夜にまで及んでも顔色一つ変えずに取り組み、足を怪我してなおも現場入りしたという時雨。
そんな彼の美学は「男の痩せ我慢」だという。
本人曰く「さらりと凄いことやりたい」のだという。

そんな時雨の姿に番組を視聴していたキラメイジャーと魔進一行は感心するが、充瑠「我慢するのがいいとは限らないと思うんだけどなぁ」と疑問を抱いていた。

そんな中、町に邪面師のマンリキ邪面が出現。
通行人達の頭に巨大な万力を挟ませ、激痛に襲わせた。
騒ぎを聞きつけた充瑠達は現場に急行。
撮影で基地にいなかった時雨も食事休憩の隙をついて合流し、全員変身してマンリキ邪面やベチャットに立ち向かう。

ベチャットを片付けたキラメイジャーはマンリキ邪面に向かっていく。
マンリキ邪面の持っているハンドルを使えば人々のマンリキが外れることを知ったブルーは自らマンリキ邪面に突っ込み、得意の剣術であと一歩のところまで追い詰めた。
....が、ブルーが「あれ見て?」といって指さされた方向に気を取られるという古典的過ぎる罠に引っかかった隙にマンリキ邪面はブルーの頭にも万力を挟ませてしまい、足早にその場を去っていった。

一行は基地に戻るが、小夜によれば万力の締めつけで頭蓋骨が歪んでおり、相当痛い筈らしい。
万力が挟まった状態では変身もろくにできないが、時雨は涼しい顔のまま。
充瑠達はワイヤーで引っ張ったり、鋸で切ろうとしたり、キラメイバスターで破壊を試みる*1等してどうにか万力を外そうとするがビクともしない。
どうやら、マンリキ邪面のハンドルを奪う以外に方法はない模様。

そうこうしている内に撮影が再開。
様子を見に来た充瑠と瀬奈と為朝は流石に時雨の出演シーンは延期と思っていたが、時雨は設定変更を申し入れ、自分のシーンを減らす代わりに部下役の他の役者のシーンを増やしてもらったのだという。
瀬奈は「主役の出番、減っちゃっていいの?」と心配するが、時雨はヒーローは、黙って耐える!この溜めがその後の見せ場を引き立てる。俺は、このパターンが一番かっこいいと思っている!」と力説し、現場に入った。

何とか撮影を終え、楽屋に戻る時雨。
すると......




ああ~っ!イッテエ!ああ~もう痛いんだよな!うう~っ!イッテエ!うう~!もうやだ!もうやだこんなの!


先程までの余裕が嘘のように消えた物凄い勢いで痛がり始めた。
この間時雨はずっと痛みをこらえ続けていたのだった。
楽屋に忍び込んでいた3人にもバレてしまい、直ぐに痛く無い風に演じるが時すでに遅し。

その直後、再びマンリキ邪面出現の通信が入る。
充瑠は時雨にリーダー命令として待機を言い渡すが、痛みをこらえる鬼気迫る表情に押し負け結局時雨もつれていくことに。

皆がマンリキ邪面達に立ち向かう中、変身できない時雨も撮影用の刀を手にベチャットに立ち向かうがやはり敵わない。
イエローは時雨を弱点扱いするが、それにジェッタは怒り、叫ぶ。


弱音を吐けないのは、アニキの弱さなのかもしれない。けど、そんなアニキが僕は好きなんだ!だから、アニキにかっこつけさせてくれよ!


その言葉に、レッドが閃いた。
時雨にかっこつけてもらうべく、レッドは撮影中の芝居での時雨の部下役のように振る舞う。
その心に気付いた時雨もまた、役と同じくレッドに「ならば、命じる。死ぬなよ」と戦いを託す。

ここに4人とマンリキ邪面によるハンドル争奪戦が開幕。
途中闇エナジーの蓄積によって召喚された邪面獣マンリキシェルガや、魔進達も巻き込んで、戦いはまるで大規模な綱引きのような状態になる。
大接戦の末にレッドがハンドルを奪取。
そのハンドルで時雨は万力を外され復活。

ブルーに変身し、マンリキ邪面に一騎打ちを申し出る。
マンリキ邪面もハンドルを武器にブルーに立ち向かうが、その剣裁きには手も足も出ず、最後はブルーブライトスラッシュで倒された。

とは言えまだマンリキシェルガが残っている。
キラメイジャーはランドメイジとスカイメイジで戦うが、苦戦を強いられる。
その時、レッドは5人と5体の力を一つすることを思いつき、その想像力によってキラメイジンが完成。
その力にはマンリキシェルガも歯が立たず、最後は必殺のキラメイダイナミックを喰らい爆散した。

後日、再び一行は時雨が特集された奇跡のトビラを視聴。
そこでは時雨が遠回しに先の戦いの裏側について語っていた。
「そいつらの前でだったら、今まで誰にも見せてこなかった自分の弱さをさらけ出せるような気がして…もしそれができたら…逆に、もっと強くなれるような気がする」と述べた時雨は最後にこう言った。


…変だよね?


直後、振り返った4人は時雨に対し、このセリフを連呼しておちょくり始め、当然時雨は恥ずかしがって取り乱す。

そんな姿にマブシーナと博多南は「充瑠が時雨の別の顔を引き出した」「閃きを煌めきに変える良いリーダー」と微笑ましく思うのであった。



余談

冒頭の特集で時雨が出演していた刑事ドラマはタイトルが「アクセル・ポリス8」、また主人公の時雨が散り際に「振り切るぜ...」と呟く等、なんとも遊び心溢れるシーンとなっている。

また、万力を付けた状態で撮影していた作品は「立風館空蝉」と、ブレイブな小ネタとなっている。

サブタイトルの元ネタは故・菅原文太の主演で大ヒットを記録した東映制作の映画『トラック野郎・御意見無用』から。


追記・修正よろしくね。
.....って変だよね?

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