登録日：2023/01/28 Sat 11:20:53
更新日：2023/01/28 Sat 13:09:49
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飛べ！シルバーアロー！
銀の矢となって!!
雲を切り裂き雨を蹴散らし、ぼくたちの危機を知らせておくれ！
『鳩に願いを…』とは、『
名探偵コナン 特別編』のエピソードの1つ。
単行本26巻に収録されており、作者は阿部ゆたか＆丸伝次郎が担当。
この話は鳩がメインになっており、伝書鳩についてのあれこれが解説される等、学習漫画のような構成となっている。
また、少年探偵団がコナン・灰原・光彦と、元太・歩美に分断されてしまうという珍しい展開が見られる。
以下、ネタバレにご注意ください。
【あらすじ】
コナン達少年探偵団は同級生の鳩山翼に誘われ、鳩レースの見学にやってきた。
だがコナン達がトイレに行っている間、元太・歩美・翼が眠っている鳩を乗せたトラックが偶然通りかかった強盗に奪われてしまう。
コナンや警察が彼等の行方を探す中、翼は愛鳩のシルバーアローに手紙を託すが…
【事件関係者】
コナン達の同級生で、鳩好きの少年。
シルバーアローの初レースにコナン達を誘うが、強盗に鳩や元太達もろとも連れ去られてしまう。
そんな中シルバーアローに手紙を託し、窮地を脱しようとする。
コナン達と同学年（小1）ながら鳩の知識は豊富で、事件に巻き込まれても冷静に対処する等肝も据わっている。
翼の愛鳩。
今回が初レースだったが強盗に翼もろとも連れ去られてしまう。
そんな中翼に手紙を託され、飛び立つことになるが…
3日ほど前に銀行で強盗を行った男2人組。その際拳銃で行員を射殺している。
その後は逃亡していたが偶然鳩を乗せたトラックを発見し奪い去る。
その後は人目を避け北の鳥島という離島に潜伏していたが、翼たちが乗っていることに気付くも逃げられる。
行員を射殺したのみならず、鳩も邪魔だからとコンテナごと海に沈めようとする等残忍な連中。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
翼達が強盗に連れ去られたと知り、探偵バッジで元太達にも連絡が取れないので遠くに連れ去られたと推測。
その後一緒に連れ去られた鳩達が戻ってきていることを知り、翼のシルバーアローが手がかりを持っているかもしれないと思い探しに出る。
ご存知天才小学生と哀ちゃん。
コナンと共にトイレに行っていた為連れ去られずに済み、一緒に捜索に出る。
ご存知探偵団団長と純真小学生。
翼や鳩達と共に強盗に連れ去られてしまう。
この時の元太はコナン不在だからかリーダーシップを発揮しており、声を潜めて隠れるよう指示したり、鳩を解放して目くらましに使う等ファインプレーを繰り返していた。
そこそこ活躍の場がある原作や劇場版はともかく、アニオリでもそのくらいの立ち回りしてくれれば…
ご存知警部殿。
件の強盗事件を追っており、コナン達と共に捜索していた。
【以下、事件の結末･･･さらなるネタバレ注意！】
翼から手紙を託され、本土へと飛ぶシルバーアロー。
だが海を越えるには強い風にさらされないように海面ギリギリを波に呑まれる危険を承知で飛ばねばならず、それを越えても途中の山には鷹等が狙っており、
シルバーアローも一羽の鷹に狙われ…
一方翼達もあえてトラックに隠れることで強盗の裏をかいていた。
コナン達もシルバーアローを探すが、目印の足輪があるとはいえ鳩だらけの街中を探すのは困難を極める。
そこでコナンはシルバーアローの奥さんである鳩に発信機を取り付け、彼女に探してもらうことにした。
早速飛び立った鳩を追うコナン達、そこは新聞社などが密集しているエリアだった。
40年ほど前は携帯電話やFAXもなかったので、当時の伝書鳩は重要な連絡手段だったのだ。
そしてコナン達は重傷を負いながらも帰還したシルバーアローを発見。彼はちゃんと翼からの手紙を持っていた。
一方食料も尽き、強盗にも見つかってしまった元太達。
だが間一髪でシルバーアローからの手紙で場所を突き止めた警察が到着。3人は救出され、強盗も逮捕された。
【エピローグ】
この事件を通して、鳩を見る目が変わったと感じた少年探偵団。
昔は伝書鳩として鳩を重用していたのに、FAXや携帯電話が普及すると人間は身勝手にも鳩を用済み扱いしてしまったからだ。
コナンはこれからは鳩とは純粋な友達として付き合っていきたいと語るのだった。
追記・修正は鳩に手紙を託してからお願いします。
最終更新：2023年01月28日 13:09
