登録日:2023/02/04 (土) 19:37:19
更新日:2023/02/05 Sun 18:43:16
所要時間:約 4 分で読めます
妖の足音を聞いたら目をつぶれ
姿を見たら命を落とすぞ
『顔のない殺し屋』とは『
名探偵コナン 特別編』のエピソードのひとつ。
『特別編』第22巻に収録されており、作者は山岸栄一が担当。
今回はコナンと中国から来た謎の殺し屋が対決するという珍しいぶっ飛んだ話となっている。
以下、ネタバレにご注意ください。
【ストーリー】
中国マフィアの有名な殺し屋、「妖虎洞」が日本にやってくるという情報を掴んだ警察。
その頃小五郎の仕事についてきたコナンはトイレで死体を発見。犯人を追跡する。
その犯人こそ殺し屋、妖虎洞で…
【事件関係者】
中国のとあるマフィアお抱えの凄腕殺し屋。
その正体は不明で、仲間のマフィアでさえ正体を把握している者は少ない。
そのため中国では記事冒頭の言葉が広まり恐れられている。
日本に来日し仕事をこなすが、その現場をコナンに見られてしまい…
武器は投げナイフ。
外務省役人。48歳。
中国方面を担当しており、中国マフィアと癒着していたようだが離反。
そのためマフィアが送り込んだ妖に急所を刃物で刺され殺害され、トイレに隠した死体はコナンに発見される。
名前は後編冒頭の先行隊から目暮達への報告で判明する。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
小五郎の仕事にこっそり付いてきたが、ただの人探しだと知り落胆。それが本来の探偵の仕事です
トイレに入ると小出の死体を発見。犯人が通風孔に逃げたと知り追跡。
相手が凄腕の殺し屋だとも知らずに…
ご存知迷探偵。
人探しの依頼で米花ホテルに来たが、コナンが付いてきたことを知り激怒してコナンを追いかけるも見失ってしまう。
出番はこれだけしかなく、目立った活躍は全くなし。
ご存知捜査一課の刑事たち。
妖が日本に来るという情報を掴み、警戒態勢をとっていた。
コナンから米花ホテルで殺人事件が起きたことを知らされ、誰も犯人の顔を見ていないことからその犯人が妖かもしれないと思いコナンに警告する。
だが今逃がしたら手がかりがつかめないと言われ聞き入れてもらえなかった。
【以下、事件の結末…さらなるネタバレ注意!】
相手が殺し屋だとは知らず、通風孔内で犯人を追跡するコナン。
だが迷路のような地形を利用され背後をとられてしまう。
しかも反撃で放った
腕時計型麻酔銃も厚手のグローブで防がれてしまう。
だが、ここでコナンは犯人の顔を見るとその顔には
繋がった眉毛と髭があった。
その後、犯人から逃げるコナンは何とか出口を見つけるもそこはエレベーターの通り道で奈落になっていた。
その上妖の放ったナイフが背中に刺さり気絶…したふりをして登ってくるエレベーターに乗り逃亡に成功。
その後警察と合流し、幸い不安定な姿勢で投げたことや骨に当たったおかげで軽症で済んだ。
その後は高木と共に犯人を捜す。
一方、妖はコナンに顔を見られた事をマフィアに知られ、今後待遇が悪くなることを告げられてしまう。
国内で活躍していればよかったものを…コナンという死神の生息地に足を踏み入れてしまったのが運の尽きである
だがコナンを始末すればそれなりの扱いにはしてやると言われる。
もうこいつらとは手を切って黒の組織にでも鞍替えすればいいのでは…と思ったけど、あちらはあちらで仕事に失敗すると命の保障はほぼゼロだが。
一方コナンはホテル内にいる人物をくまなく調べるが、犯人と同じ顔の男はいなかった。
警察もローラー作戦で捜索するも見つからず、途方に暮れる。
だがコナンは部屋にあったカレンダーの人物を見てあることを思い付き…
コナンは妖をおびき出すため単身トイレに入る。
それにまんまとハマった妖はトイレに入るも、待ち構えていた警察にあっけなく確保された。流石に劇場版犯人程のスペックはなかったようである
そのとき見せた妖の姿は、なんと女性だった。にも拘わらず男性トイレに入ってきたためコナンを狙っていた事は明白だった。
妖は捜査の目をごまかす為、女性でありながら眉毛を繋げヒゲを生やし、脱出時に剃っていたのだった。
コナンが女性かもと思ったのは壁にかけられていたカレンダーに描かれた人物を見たから。
その人物とはメキシコの女流画家「フリーダ・カーロ」という人物で、彼女は生来眉が繋がって髭が生えていたが、剃ることはなかったとの事で、これを聞いた高木も関心するが、目暮は最初から女の線も疑っていたという、
その理由は、「妖」の字の女が入っているというくだらないものだった。
これにはコナンと高木も呆れるしかなかった。正直目暮は小五郎の迷推理に呆れる資格はないと思う
追記・修正は髭を剃ってからお願いします。
最終更新:2023年02月05日 18:43