アニメ ポケットモンスター(無印)

登録日:2012/03/15(木) 21:47:09
更新日:2019/08/25 Sun 12:06:21
所要時間:約 9 分で読めます





ポケモン、ゲットだぜ!



アニメ版『ポケットモンスター』の記念すべき第1作品目。
カントー編(赤緑)・オレンジ諸島ジョウト編(金銀)の3部作に分かれ、ファンからは無印と呼ばれている。

最初期は火曜18時台放送だったがポケモンショックの再開後から木曜19時に移動。現在に至る。
そのため、忘れている人が多いが、テレ東夕方アニメ黄金期を支えた作品の1つでもある(ちなみにナデシコの後番組)。

製作会社OLMの出世作であり、同社製作ユニット「TEAM OTA」の初クレジット作品。
ちなみに同ユニットの前作はウェディングピーチである。

273話の次の無印(金銀編)最終回でサトシがホウエン地方に到着した際に、同話でピカチュウがロケット団の兵器のせいで熱を出したことが、
ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』第1話に繋がるプロローグとなっている。

物語はゲーム同様の道のりを進みつつオリジナル展開を含んだサトシ一行の珍道中を描いたものであり、これは15年経った今も変わらない。
途中いろいろとあったが結果的にゲーム同様大ヒットしたことで世界中に知られ、現在のポケモンブランドが確立されたと言っても過言ではない。

コロコロに行った者は、人気でポケモンに負けることを強いられているんだ!」

当時子供だった人達の中には、今となっては親になった方も多いのでは?

作品の基本ベースはゲームではあるが、ゲーム内での描写や設定を無視する部分も目立つフリーダムな作風でもあったりする。
原作の設定の拡大や脚本家陣の入れ替えもあってか、後年になるにつれて原作に沿った展開も多くなっているが。
また、無印はシリーズ構成が首藤剛志だったことや海外展開を考慮していなかったこともあるのか、後のシリーズには見られない言葉遊びの表現がやけに多い。

子供向け作品であるからか、基本的に広い世代に見やすいように描写に関しては気を配っている。
無印から現在のサン・ムーンまでに至るまで、流血シーンといった身体的損傷に関する表現はほぼ描写されていない。
ただし、無印は後のシリーズと比べてお色気描写やポケモンに食欲を抱く、狂気的な表現*1などブラックな描写は結構多い。

後のシリーズにも言えることだが、「声優の無駄遣い」の代表格。


漫画版として『電撃!ピカチュウ』『ポケットモンスターアニメコミック サトシとピカチュウ』等が存在。
知名度は低いが小説版として『ポケットモンスター The Animation』が存在し、こちらはシリーズ構成の首藤剛志氏自らが執筆している。
ただし、小説版に関しては著者の意向などもあって2巻で展開が止まっており、最終的に未完作品となってしまった。


1997年4月1日放送の記念すべき第1話は『ポケモン!きみにきめた!



〇劇場版




無印時代は上記の5作が作られた。
この頃から主役は伝説のポケモン幻のポケモンがメインを張り、ルギアやラティ兄妹のように次世代ポケモンが先に登場するパターンは確立。

ちなみにミュウツーセレビィは邦画興行収入年間2位、
ルギアとエンテイは邦画興行収入年間1位と化け物クラスのヒットだった。
シリーズ構成の首藤剛志が言うには、ルギアの高い興行収入でさえ、前作より落としたためか嫌味を言われるなど、かなり厳しかった様子。

『キミにきめた!』『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は『ポケットモンスター サン&ムーン』期に作られた映画であり、無印時代の映画ではない。
しかし前者は無印編のリブート作品、後者は1作目のフル3DCGリメイク作であるため、無印シリーズの映画として分類される。



●主な登場人物


ご存知主人公
そして、永遠の10歳児。
物語開始当初は未熟だったが、回を追うごとに人間としてもトレーナーとしても成長。

見てわかるとおり容姿・名前のモチーフは赤緑の主人公。
詳しいことは項目参照。
また、カントー編・オレンジ諸島編の手持ちポケモンも項目参照。


みんなご存知の電気ネズミ。
最初は顔も体も今より丸みのあるデザインであった。
性格方面も現在の優等生な優しいキャラと異なり、腹黒い性格であることを匂わせる描写もチラホラ。


ヒトカゲ時代に心無いトレーナー(CV.グリリバ)に捨てられ、サトシの優しさに触れてゲットされた。
しかしリザードに進化して以来からは言う事を聞かなくなってしまうものの、オレンジ諸島編でのある一件以降からはサトシのエースに。

その回と金銀編における別れの回はそれぞれ別のベクトルで涙腺崩壊。


◇サトシの仲間達


ゲームとは大きく設定を変えられた結果愛すべきバカに。おねえさん大好き男。
大人の事情でオレンジ諸島編にて一時離脱したが、人気が高かったためDP編までメインキャラだった。


初代ヒロイン。自称・世界の美少女。
序盤はサトシを意識するような描写があったが徐々に減少(シリーズ構成曰く、恋愛感情は「ブラフ」。)。


カントー編中盤から登場した第2世代ポケモン。
チョッゲプリィィィィ


初代ギャグポケ。
毎回勝手に出てきて大概カスミの邪魔をするだけのおバカ。でもやればできる子。
ジョウト編から出番が激減。


オレンジ諸島編のタケシポジションキャラ。
以降はオーキド博士の研究所でお手伝い。


ゲーム同様ポケモン界を代表するポケモン博士でシゲルの祖父。
本編後のポケモン講座ではほぼ必ず痛い目にあう。
後のシリーズでも準レギュラーを務めている。


  • ハナコ
サトシの母。
バリヤードのバリちゃんと共に暮らしている永遠の29歳。
性格は、基本的に静かで快活であるが、怒ったときには、誰と話しているかを気にせずに言いたいことを
言ってしまうところがある。
映画3作目ではヒロイン。


ロケット団


お馴染みやられ役のロケット団トリオ。
ピカチュウ捕獲のためならジム戦だろうと大会期間だろうと邪魔しに来るが、最後は毎回失敗に終わる。

余談だが当時発売したキャラソンは大ヒットした。
後のシリーズでも忘れたころに歌われる。閣下パねぇ…


ジョウト編から不慮の事故で交換されてロケット団に加入し、そのまま定着したギャグ要員。
BW編を除いた後のシリーズでもニャース同様にレギュラーとして登場している。
ソォォーーーナンス!


ゲーム同様ロケット団の総帥兼トキワジムのリーダー。
アニメでは劇場版のミュウツーでシゲルを圧倒。直後に逃げられたけどな!
妄想の世界ではえらい事になっている。


  • ヤマト
  • コサブロウ
ムサシとコジロウのライバル。ちなみにコサブロウは、名前をサカキ以外から「コサンジ」と間違われることが日常茶飯事である。(笑)
それでも、一回ヤマトから「コサブロウ」と呼ばれたにもかかわらず「コサンジだ!!」と言ってしまったことがある。
劇中で、あまりにも多く間違われるので改名しようかと考えたことがあるほどである…。
オレンジ諸島編でのスリープ回は結構恐い。
以降のシリーズでも度々登場。


ロケット団内での伝達および借金取り立て係。


ライバル


オーキド博士の孫で初代ライバル。
見てのとおり赤緑のライバルがモチーフ。
初期はいつも女を連れていてサトシのことを上から目線で見る嫌味なキャラだったが、
セキエイリーグでの敗戦を機に考えを改めていき以降は性格が丸くなってきた。

ジョウト編終盤でサトシに敗戦した後、研究者になるためカメックスを連れて旅に出た。
ブラッキー涙目…


  • ヒロシ
カントー編終盤から登場した2人目のライバルであり、カントー編のラストバトルの相手。
前髪の生えたピカチュウ(レオン)がパートナーでありポケモンに名前をつけている。
『ポケットモンスター サイドストーリー』でも活躍。

CVはバーローで、後にBW編でルーク役を演じることに。


  • ハヅキ
ジョウト編終盤から登場したジョウト編のラストバトルの相手。
手持ちにはニューラの他にバシャーモカクレオンと2匹も第3世代がいる。
バシャーモでリザードンを倒しサトシに勝利するも、ダメージは大きかったらしく次の試合で敗退した。
彼とのバトルがサトシがホウエン地方へ行くきっかけとなった。

ちなみに、髪形の元ネタは当時大フィーバーしたベッカムから。


  • ナナコ
ジョウト編序盤から登場した、チコリータ使いの関西(コガネ)弁でエレブースファンの少女。
格好から分かるようにエレブースの元ネタは阪神タイガースであるが放送当時阪神は暗黒期だったため
サトシからは「エレブースは万年最下位チーム」と言われた。


◇その他


  • ジョーイ
お馴染みポケモンセンターの看護師さん。
ジョーイさんはシリーズが変わるたびにコロコロ声優が変わる(山口由里子さんの産休の間や、海外が舞台のBW編とXY編)のだが、
無印時代もジョウト編後半から声優が変わっている(白石文子さんが引退したため)。


  • ジュンサー
お馴染み警察のお姉さん。
ジョーイさんとは逆に、こちらはBW編まで声優が変わらなかった。


カントー編中盤に登場しサトシ一向を追っていた。
毎回うたうで邪魔して落書きをしていたがジョウト編から出番激減。
プリンの歌のメロディはゲーム本編のものをアレンジしたもので、後にスマブラに逆輸入された。


  • ジーク
リザードンの谷「リザフィックバレー」の管理人。
イブキとは友人。

映画3作目にもちょっとだけ登場。
BW編のリザードン再登場回では回想場面に新規作画で描かれた。



ちなみに、タケシ・カスミ以外のジムリーダー並びに四天王はゲスト扱いだが、
泣き虫じゃないアカネ(CV.みやむー)、ホラーなナツメ(CV.ちびうさ)、レンジャーなワタル(CV.ゴリラ)など声優は総じて豪華。



〇主な主題歌


最も有名な初代主題歌。
カントー編のOPであり、ジョウト編中盤にはWhiteberryがカバー。
当時オリコンチャートに長い間ランクインし大ヒットを記録。

OPでサトシがピジョットを繰り出す場面は本編で見られなかったが、これは1年半程度での終了を予定していた頃にOP映像が作成されたためである。
後に人気が上昇してプロットが変更されなければ、ピジョットは最終クールあたりでサトシの主力として活躍したのかもしれない。

  • ひゃくごじゅいち
初代ED。歌うはオーキド博士。
それはえ~とわすれた

  • ニャースの歌
秋の夜にニャースが一人でギターを弾くしみじみとしたED。
ニャースのあいうえお」でもニャースが人間の言葉に喋べろうと奮闘するシーンでも使用され、感慨深い。

幸子EXが歌うポケモン屈指の涙腺崩壊ソング。
色んな意味で思い出になっている人が多い。

  • ポケモン音頭
冒頭の「ドッドッドガース、ドドッガド、シャー。ドドッガドガースドッドッド、シャー」で入るポケモン音頭第1弾。
前作に引き続き幸子がガルーラ小林として歌うポケモンの盆踊りバージョン。
小さいサトシが踊るところや締めでプリンが倒れるといったかわいらしいとこもが魅力。

カントー編後半~オレンジ諸島編前半のED。
こちらもかなりの名曲。
DP編で流れた時は誰もが鳥肌を立たせた。

  • ライバル
オレンジ諸島編OP。
吠えて跳ねて空を飛んで、ラストはつぼみが膨らんできてるそんな気がする曲。

  • ラプラスにのって
オレンジ諸島編後半のED。
こちらも結構な名曲。癒される。
カスミが歌う唯一の曲でもある。

  • OK!
ジョウト編前半のOP。
こちらもオリコン最高順位はそこそこだが売上は00年代アニソンTOP50に入る売上。

  • ニャースのパラダイス
ロケット団が歌うED。
ポケモン達は3DCGとして登場。超高速で分かりにくいがポリゴンが登場している。

  • ポケモンはらはらリレー
ゼニガメ役の愛河里花子の特技早口言葉を生かしたED。
ちなみに、愛河女氏は当時のいいとも準レギュラーだった。

いろんな意味で伝説のED。
項目参照。

  • ぼくのベストフレンドへ
「友情」をテーマにしたED。
地味だけど名曲の一つ。ミュウツー我はココに在リではfullで流れた。

  • めざせポケモンマスター Whiteberry Version
前述の「めざせポケモンマスター」 をWhiteberryがカバーにしたOP。
余談だがこの年の短編テーマでもWhiteberryが歌っている。

  • 前向きロケット団
ロケット団ED第2弾。
反省会たった5秒で終了するポジティブすぎるED。ロケット団好きにはたまらない名曲の一つ。

  • Ready Go!
ジョウト編終盤のOP。
歌うのは「ゆずれない願い」でお馴染み田村直美。
ちなみにこれ以降、OP冒頭にはサトシとポケモンの物語であるという趣旨のテロップが入るようになった。

  • ポケッターリ モンスターリ
無印最後のED。ピカチュウが曲に合わせて踊る。
短編映画『ピカピカ星空キャンプ』のEDとしても使用された。



〇現在の視聴方法


カントー編はDVD化していないため現在の視聴環境はキッズステーションなどによる再放送くらいである。
しかし、キッズステーションの再放送もオレンジ諸島編で終わってしまったりしている。
Huluなどの配信での視聴や、コレクション的な一部食玩のおまけDVDなどで見ることが望ましいと思われる。
また、サトシの旅立ちである一話に関しては現在でもなお再放送されることは多い。

無印の映像メディア化を望む声は多いが、今なおその要望が叶えられたことはない。
もっともポケモンアニメは映像メディアなどの売上で稼ぐ事を目的とした作品ではないので、そこ仕方ない話か。





ユメはいつかホントになるって
だれかが歌っていたけど

つぼみがいつか花ひらくように
ユメはかなうもの





追記・修正は本編で泣いた方からお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/