アニヲタWiki(仮)
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アニヲタWiki(仮)
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2024-03-19T21:00:40+09:00
1710849640
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甲虫王者ムシキング
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/39674.html
&font(#6495ED){登録日}:2018/06/04 Mon 00:00:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 65 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&size(25){&bold(){&color(snow,black){甲虫王者}}}
&size(41){&bold(){&color(purple,gold){ム&color(deepskyblue){シ}&color(red){キ}&color(blue){ン}&color(green){グ}}}}}
『&bold(){甲虫王者ムシキング}』とは、セガが開発したアーケードカードゲーム。
2003年1月に稼働を開始。
&bold(){●目次}
#contents
*◆概要
世界中に生息しているカブトムシ、クワガタムシのデータが記録されたムシカードをスキャンして呼び出したあと、技をカスタマイズし、相手のムシとじゃんけんでバトルするゲーム。
じゃんけんに勝利するだけという単純明快なルールが小学生にヒットし、これを受けてアニメ、携帯ゲーム、液晶育成ゲーム、コミカライズ、果ては映画と様々なメディアミックス作品が制作された。
それ故、キッズアーケードカードゲームの先駆けの呼び声も多い。
2008年6月、ムシキング公式大会開催数が10万回を超え、[[ギネス世界記録>ギネスワールドレコーズ/ギネス世界記録]]に認定された。
表向きは敵に改造され、悪に堕ちた甲虫を主人公と仲間のムシが迎え撃つという物語だが、背景をよく確認してみると、[[現実で問題になっている環境問題を風刺しているのが特徴であり、>鬱展開]]&bold(){『エコロジー』}に何かと意識しまくっていた[[2000年代>東京ミュウミュウ]][[らしい>環境超人エコガインダー]][[作風>星のカービィ(アニメ)]]とも言える。
&bold(){【例】}
・全体を通して外来種持ち込みによる生態系の破壊
・&bold(){&color(red){森林火災}}(アダー登場編[むずかしい] 1,2話)
・粗大ごみの不法投棄により、汚染された森(ごみの森)
・地球温暖化(ねったいの森((もっとも、こちらも外来種(植物でも外来種となる)による生態系の破壊といえる。))
・砂漠化(さばくの森)
*◆遊び方
100円を投入した後、下から出てきたカードを受け取る。
次に「ひとりであそぶ」か「ともだちとあそぶ」を選択。
ムシカードをスキャンする場面に入ったら手持ちのムシカードをスキャン。ムシカードがない場合はカブトムシ(つよさ100)が出てくる。
ライセンスカードはムシカードの前にスキャンする。
次にわざカードをスキャン。スキャンしなかった技は「なし」になる。
必殺わざに一致しなかったわざカードをスキャンした場合は普通の必殺わざとして扱われるが、ムシカードに書かれた必殺わざと同じわざカードをスキャンした場合は&bold(){「超必殺わざ」}、スーパーと名の付く必殺わざと同じわざカードをスキャンした場合は&bold(){「究極必殺わざ」}となる((余談だが、後年ネブ博士ことゲームデザイナー根布谷氏が明かしたところによると、わざのキラ版として「スーパーダンガン」を作って!というとあるプレイヤーのお願いが究極必殺技のルーツであるという。その「ダンガン」は根布谷氏が手がけたお気に入りだったとか。))。
じゃんけんの領域でバトルが進み、ポポもしくはムシキング(ムシキングのカードをスキャンした場合のみ)から相手が出す手のヒントが示されるが、バトルが進むにつれ、ヒントが少なくなっていく。
・&bold(){アダー登場編}
一人で遊ぶ場合は「かんたん」か「むずかしい」を選び、プレイスタート。
「かんたん」は物語のプロローグを、「むずかしい」はその続きの物語をプレイできる。
・&bold(){2006セカンド以降}
今までの物語を集めたオムニバス形式となり、
「さばくの森」
「かいぞう甲虫」
「ごみの森」
「ねったいの森」&bold(){&color(limegreen){【タッグマッチ】}}
「アダー工場」&bold(){&color(limegreen){【タッグマッチ】}}
「炎のバトル」&bold(){&color(limegreen){【タッグマッチ】}}
「ネブはかせとたたかう」
&bold(){《2007ファーストから追加》}
「しろいはね」
「サナギきゅうしゅつ」&bold(){&color(limegreen){【タッグマッチ】}}
「ブラックはかせとたたかう」
から遊びたいステージをパーとチョキで選択した後、グーで決定。
#openclose(show=ステージ別の仕掛け){
・さばくの森…特に無し。
・かいぞう甲虫…4戦目(最後の敵)とスペシャルステージはバトル中に敵の強さが上昇する。ただし羽化直後は本来の強さより20低くなっている。
・ごみの森…2戦目以降は廃棄されたテレビの中が舞台となり、2戦目とスペシャルステージでは毒液が、3戦目と4戦目(最後の敵)はテレビの部品が落下してくる。速攻でボタンを押さないとダメージを受けてしまう。
・しろいはね…「かいぞう甲虫」とは逆のパターンで、序盤はプレイヤーが羽化直後の状態で強さ(体力)が低くなっている((通常時の4割程度。ただしカスタマイズによるパワーアップ量は変わらない。))(攻撃力はそのまま)。4戦目(最後の敵)で羽が固まり完全体になるが、攻撃力は変化しない。
・ねったいの森…特に無し。
・アダー工場…2戦目以降はバトル中に敵の強さが上昇する。ただし羽化直後は本来の強さより60低くなっている。
・炎のバトル…1戦目とスペシャルステージは上から火が、2戦目と3戦目(最後の敵)は焼けた屋根の一部が落ちてくる。
・サナギきゅうしゅつ…「しろいはね」とほぼ同様。序盤は通常時の半分程度の強さ、体力になる((カスタマイズやタッグ相性によるパワーアップ量は他のモードと変わらない。))。3戦目(最後の敵)で完全体になる。
}
・&bold(){アダー完結編}
甲虫カードをスキャンした後、グー・チョキ・パーそれぞれ1枚ずつムシカードをスキャンし、カスタマイズする。
*◆あらすじ
#openclose(show=アダー登場編){
・&bold(){かんたん}
たくさんの虫が住んでいる自然豊かな森に住んでいる森の妖精ポポ。
するとそこに巨大な外国甲虫が現れ、森を荒らし始めた。
ポポは共に戦ってくれるムシと共に外国甲虫を倒すと、&bold(){&color(darkslateblue){アダー}}が現れた。
彼は自分を森から追い出した妖精たちに復讐し、森を手中に収めるために外国甲虫を改造し、けしかけたのだった。
アダーの最後の甲虫を倒し、ポポはアダーに諦めるよう呼びかけるも彼は全く動じない。
逆にアダーは語る。突然見慣れない外国甲虫が森に現れた原因は、人間が持ち込んだからだと。
アダーは&bold(){&color(darkslateblue){「虫はこれからもどんどんやって来る。もう以前の平和な森などどこにもない」}}と告げるとポポの前から姿を消した。
その後、アダーのアジトの場所を突き止めたポポ。
門番を倒し、中に入るとアダーが2匹の甲虫の改造を行っていた((甲虫の改造を行っているのはつよさ180~200の甲虫。))。
ポポはアダーに改造をやめるよう呼びかけるも時すでに遅く、2匹の改造は完了してしまった。
襲いかかってきた赤目甲虫を何とか倒したポポとムシ。計画の失敗を悟ったアダーは逃走を図るが、ポポは完全に消え去る前にとびかかり、アダーの杖を破壊した。
・&bold(){むずかしい}
ポポはアダーを捕らえた後、檻に閉じ込めたが、何者かに檻を壊されアダーの逃走を許してしまった。
ボロボロになった檻を見て呆然とするポポのそばに傷ついた大型甲虫のうち1匹((流石にこの時は登場していないマルスゾウカブトとヘルクレスエクアトリアヌスは除く。))がいた。
話しかけると、大型甲虫は檻は自分が壊したのを明かしたあと、「アダーが持つ虫笛の音色でおかしくなった」と語る。
その直後に大型甲虫は頭痛を起こし、目が赤く光った。
ポポとムシの活躍でなんとか暴走が治まった大型甲虫は、またおかしくなる前に止めを刺すよう要求するも、心優しいポポにはそんなことはできない。
ポポが呼んだアゲハチョウの力で体力を回復してもらった礼として大型甲虫はアダーの居場所に案内した。
そこには2匹の赤目甲虫を侍らせ、玉座に座るアダーの姿があった。
大型甲虫は赤目甲虫に「俺たちはアダーに利用されているだけだ」と説得するも、赤目甲虫は聞く耳を持たず、突き飛ばした。
大型甲虫の助けを借りながら辛くも2匹の赤目甲虫を倒すポポとムシ。
甲虫の改造を止めないアダーに対し、激しい怒りをあらわにするポポ。
アダーはそんなポポをあざ笑うようになんと&bold(){&color(red){火を放ち始めた}}。
このままでは森全体が燃えてしまう。ポポは放火をやめるよう必死に悲願するも、アダーは&bold(){&color(darkslateblue){「どうせワシのものにならぬのなら同じこと」}}と聞く耳を持たず、倒れた大型甲虫を無理やり洗脳させた後、姿を消した。
立ちはだかる大型甲虫と戦うことになったポポとムシ。
バトルの最中、大型甲虫の目が点滅し始めた。
&bold(){&color(gold){「い いいぞ… 今度は… 今出した技に 勝ちにいくぞ… わかるな…」}}
薄れゆく記憶と戦いつつ、大型甲虫はポポにアドバイスを送り、ポポはそれに従い技を繰り出していく。
勝利したポポを称賛した大型甲虫はなんと扉に体当たりし始めた。
ポポは必死に止めるが、大型甲虫は扉の下敷きになってしまう。
大型甲虫はポポに&bold(){&color(gold){「この場から早く逃げろ、虫たちに火が広がっているのを伝えた後、アダーを追え」}}と言い残した後、息絶えた。
その直後、天井が崩れ、ポポは外に投げ出されてしまう。
何とか枝に着地したポポが目にした光景は&bold(){&color(red){火の海と化した森}}だった。
大規模な火災の前に絶望に打ちひしがれるポポ。すると上空からムシキングが現れた。
ムシキングは森のムシ達はすでに安全な場所に避難したことを伝えた後、ポポを背に乗せ、この火事を起こした張本人アダーと3匹の赤目大型甲虫((ただしそのうちの2匹は体力が半分しか無い。))が待ち構える場所に向かう。
今ここにポポ&ムシキングとアダーの森の存亡を掛けた決戦の火蓋が切って落とされた。
#center(){
&bold(){&color(darkslateblue){「ポポ 生きていたか。ちょうどよい。」}}
&bold(){&color(darkslateblue){「ここで森と一緒に灰にしてくれるわ!」}}
&bold(){&color(limegreen){「森を燃やすなんて、絶対に許せない!」}}
}
戦いは熾烈を極め、ボロボロになりながらも辛うじて全ての改造甲虫を倒したポポとムシキングと仲間のムシ。
後がなくなったアダーはなんとムシキングに洗脳光線を浴びせた。
&bold(){&color(darkred){「アダー、私には効かないぞ。私はムシキング、この森を守るのだ!!」}}
ムシキングは苦しみながらも羽を広げ、アダーに突進し、炎の中に消えていった。
}
#openclose(show=復活の森編){
アダーとの激闘の最中に降った大雨で炎は何とか鎮火した。
これで平和が戻ったと思いきや、&bold(){&color(red){またもや赤目甲虫が姿を現した}}。
アダーはムシキングと共に炎の中に消えたはず。真偽を確かめるため、ポポはかつてアダーと激闘を繰り広げた焼け跡の森こと&bold(){「黒い森」}に行ってみることにした。
そこにはアダーの新たな基地の入口があり、入口を門番が守っていた。
門番を倒し、アダーの地下基地に潜入すると、そこには&bold(){&color(red){改造手術を受けているコーカサスオオカブトのサナギ}}、そして&bold(){&color(darkslateblue){アダー}}がいた。
アダーによると、このコーカサスは&bold(){&color(red){最強のムシにして、最終兵器}}とのこと。
バトルの最中、コーカサスが羽化するが、まだ上手く体を動かすことが出来ない。
ポポはこの隙にコーカサスを止めようとするが、アダーは幾多の赤目甲虫を送り、妨害する。
最後の赤目甲虫が倒れたと同時に、アダーとコーカサスはいったん引き揚げようとするが、そこに2匹目の仲間のムシが参戦し、合体技でコーカサスを食い止めた。
コーカサスと一戦を交えた後、僅かな隙を突いてコーカサスが逃亡。ポポは必死に追跡するが、2匹の赤目甲虫((プレイヤーのタッグ相性によって敵の強さが変わる。相性◎の場合は強さ140と強さ160の2匹、相性◯の場合は強さ180と強さ200の2匹となる。))がコーカサスが回復するまで時間を稼ぐかのように襲いかかる。
赤目甲虫を全滅させた後、遂に改造コーカサスとの決戦が始まった。
しかし、戦いが長引くにつれ、コーカサスの羽が固まっていくと同時に強さが上がっていき、最終的には&bold(){&color(red,black){『つよさ300』}}に到達した。
2対1というハンデを背負っているにもかかわらず、「化け物」と形容されるほど圧倒的な強さを誇る完全体コーカサス。
その化け物に死に物狂いで立ち向かい、遂に勝利を掴んだポポ達。
計画が失敗したことを悟ったアダーは捨て台詞を吐き、姿を消した。
}
#openclose(show=アダーの計画編){
・&bold(){さいしょのおはなし}
改造コーカサスとの決戦から数年の月日が流れ、黒い森は緑豊かな姿を取り戻し、ポポは心身ともに成長した。
ポポとムシキングはアダーの赤目甲虫の対策として仲間のムシ((ムシキング以外の日本甲虫))とトレーニングをしていた。
すると仲間のムシが&bold(){&color(magenta){見慣れないピンク色の花}}が咲いているとポポに伝えてきた。
今まではこんな花は咲いていなかったはず… 疑問に思っていると赤目甲虫が襲ってきた。
&bold(){&color(red){「アダー様は熱帯の森で力を取り戻した」}}そう言い残した赤目甲虫の言葉を頼りに熱帯の森に向かう。
そこには無数の熱帯植物や前述の見慣れない花が生えているほか、かなり気温が高くジメジメしている。
アダーと対峙するポポ。ポポは&bold(){&color(limegreen){「この森はお前の仕業なのか」}}と問うと、アダーは&bold(){&color(darkslateblue){「この森の暑さを利用して力を取り戻しただけだ」}}と言う。
そしてアダーはポポを誘うかのように森の奥へと消えていく。
・&bold(){つづきのおはなし}
追い付いたポポが目にしたのは、&bold(){&color(red){無数の甲虫のサナギが改造手術を受けている「アダー工場」だった}}。
アダーは熱帯の森の暑さで、サナギが早く羽化することからここに工場を設立したという。
工場でのバトルの最中、アダーは次の赤目甲虫を羽化する。
そこに2匹目の仲間のムシが参戦し、合体技でアダーの虫(ムシキングを使用しているとアクティオンゾウカブト・使用していないとヘルクレスオオカブト)を食い止めた。
ポポは虫を戦いの道具としか見ていないアダーに怒りを覚え、アダーに突っ込むが、アダーは地面に穴をあけ、ポポを突き落とした。
・&bold(){さいごのおはなし}
穴に落ちたポポが目を覚ますと、ある異様な光景に目を疑う。そこはテレビなどの家電製品を始めとする無数の粗大ゴミが散乱している森&bold(){&color(lightsteelblue){「ごみの森」}}だった。
アダーはごみの森をポポの墓場とするべく次々と赤目甲虫をけしかける。
戦いのさなか、アダーはごみの森の光景を語り出す。
&bold(){&color(darkslateblue){「お前は何も分かっておらん。ここは人間が作り出した森じゃ。お前ごときにどうすることもできぬ!」}}
&bold(){&color(darkslateblue){「この木を見ろ。永遠に朽ちることのない木… プラスチックじゃ!」}}
&bold(){&color(limegreen){「プラスチック… 永遠…」}}
&bold(){&color(limegreen){「間違ってる! こんなの森に必要ないよ!!」}}
ポポはごみの森のおぞましい現実に心が押しつぶされそうになりながらも何とか赤目甲虫を倒した。
その後、アダーはテレビの中に入り、ポポはそれを追うが、テレビの内部は毒液が滴り落ち、更には部品が降ってくる危険地帯だった。
アダーの最後の赤目甲虫を退けたが、同時にテレビが崩壊し始めた。
ムシキングの助け(使用しないと「ほんとうのさいごのおはなし」に行けない)もあってギリギリ脱出に成功したポポは熱帯の森に向かうのであった。
・&bold(){ほんとうのさいごのおはなし}
熱帯の森に戻ってきたポポ。
ポポはアダーになぜ悪事をやめないのか問いただすが、アダーは逆にこう語る。
&bold(){&color(darkslateblue){「お前はこの熱帯の森やプラスチックの森を、わしが作ったと思うのか?」}}
&bold(){&color(darkslateblue){「気づかぬか! この辺りは毎年少しずつ暑くなっているのじゃ!」}}
&bold(){&color(darkslateblue){「この暑さがこの森の木々を作り出した… わしはそれを利用したのじゃ!」}}
そして決戦の舞台をアダー工場に移し、アダーは赤目甲虫をけしかける。
工場のサナギがまだ羽化しないことにアダーは苛立ち、サナギに向けて光線を放つ。
&bold(){&color(darkslateblue){「ええい、不甲斐無い!サナギどもよ早く孵らぬか! ぐずぐずするな!」}}
&bold(){&color(darkslateblue){「はやく出てきて戦うのじゃ!」}}
&bold(){&color(limegreen){「やめて!まださなぎなのに… 死んじゃうよ!」}}
そして2匹のサナギ((1匹目は強さ180(わざカード無し)、2匹目は強さ200(超必殺わざと特殊わざ2枚を装備)のいずれかのムシ。ただし羽化直後は本来のつよさより60も低くなっている。))が羽化するが、羽化したての身体ではうまく戦えない。
ポポはアダーに&bold(){&color(limegreen){「まだちゃんと育っていないのに戦わせるな」}}と言うが、アダーは&bold(){&color(darkslateblue){「かまうものか。変えはいくらでもおるわ!」}}と全く聞く耳を持たない。
赤目甲虫を倒し、手駒を失ったアダーは工場を手放し、再び姿を消した。
その隙にポポは工場のチューブをすべて抜き、サナギを救出した。
アダー工場を沈黙させた後、パプアキンイロクワガタ(使用していないとその3まで)が現れ、ポポに助けを求めた。
彼の話によると、自分が住む森にも赤目甲虫が現れたという。
ポポはパプアキンイロクワガタの森に向かうが、そこには草木が一本も生えていない砂漠、&bold(){「さばくの森」}が広がっていた。
そこで待ち受けていた赤目甲虫との戦いに突入するが、餌も雌もない場所で戦って何になるのか。
そう感じたポポはこんな無意味な戦いはやめろというが、赤目甲虫は&bold(){&color(red){「お前たちを倒す以外、何も考えられない」}}だという。
赤目甲虫との戦いを制した後、ポポは画面前にいる我々に語りかける。
&bold(){&color(limegreen){「この森を何とかしなきゃ。みんな!力を貸して!」}}
}
#openclose(show=アダー完結編){
終わりが見えないアダーとの激闘。アダーの改造はついに在来種にも及んでいた。
ポポとムシキングは幾多の甲虫との戦いと交流の末、森の最奥部にある腕利きのムシが行ったまま戻ってこないといわれる遺跡に真の敵がいることを知る。
遺跡に向かった彼らが目にしたものは、なんと&bold(){&color(red){もう1匹のムシキングだった}}。
激しい戦いの末、自分自身に勝利したムシキング。
敗れたもう片方はポポ達に&bold(){&color(gold){「本当の強さは自分自身に勝つこと。自分に勝つことこそが、成長するということだ」}}と言い残した。
こうしてムシキングは真の強さを手に入れ、&bold(){&color(gold){「スーパームシキング」}}に覚醒。
#center(){
&bold(){&color(darkslateblue){「ポポ、これで最後じゃ。」}}
&bold(){&color(darkslateblue){「このエクアトリアヌスブルーで二度と邪魔をさせぬよう、倒してやるわ!」}}
}
そして、来るアダーとの最終決戦。
彼の正真正銘最後の赤目甲虫&bold(){&color(lightcyan,black){「ヘルクレスエクアトリアヌスブルー」}}との戦いの火ぶたが切って落とされた。
これまで戦ってきたムシとは比べ物にならない驚異的な強さを持つエクアトリアヌスブルーにムシキングはボロボロにされていくが、仲間のムシの協力もあって何とか打ち破る。
アダーは倒れたエクアトリアヌスブルーを無理やり叩き起こすが…
#center(){
&bold(){&color(lightcyan,black){私に命令するな… 私に命令するな……}}
&bold(){&color(lightcyan,black){&sizex(6){私はもう、戦いたくはないのだ!!}}}
}
そう呟いた後、暴走を引き起こし、近くにあった岩を破壊し、破片をポポに飛ばす。
すると、アダーがポポを降り注ぐ破片から庇い、倒れてしまった。
暴走するエクアトリアヌスブルーを止めるため、ムシキングのファイナル必殺が発動。遂に最後の敵を倒した。
アダーとの長い戦いがついに終わった。
ポポの腕の中で今にも息絶えそうなアダーは自らの過去を語った後、ポポ達に謝罪。
アダーはポポに&bold(){&color(darkslateblue){「お前なら息子が愛した森を作ることができるじゃろう。世界は広い。色々なことを知って強くなるのじゃ」}}と言い残し、光となって天に昇って行った。
改造された赤目甲虫は全て正気に戻り、それぞれが住む森へと帰って行った。
ポポとムシキングはアダーのような哀しき妖精を二度と生み出さないこと、アダーの分まで森を守ると心に強く誓い、森の仲間たちに何も告げず、世界中の森を守る果てしない旅に出るのであった。
}
*◆登場人物&ムシ
・&bold(){&color(limegreen){ポポ}}
CV.進藤尚美
この作品の主人公。
虫たちがたくさん住んでいるとある森に住んでいる妖精。
アダーが操る改造甲虫に仲間の甲虫と共に立ち向かう。
アダーの計画編以降はアニメ版とほぼ同じ姿に成長した。
・&bold(){&color(darkred){ムシキング}}
CV.堀井真吾
もう一匹の主人公。ポポと仲がいいカブトムシ。
名前は「森のムシの中で一番強い」ことから名づけられた。
最初は「冗談はよしてくれ」と名前をあまり気に入っていなかったが、アダーとの最終決戦時は特攻前に堂々と「ムシキング」と名乗るなど、森を守る王者の自覚が芽生えていた。
2005セカンドでカード化し、2006セカンドで&bold(){&color(gold){究極必殺わざ「スーパーキングトルネードスロー」}}を会得。初めて究極必殺わざを使えるようになった中型甲虫である。
アダー完結編でアダーの過去、己の本当の強さを知り、&bold(){&color(gold){『スーパームシキング』}}に覚醒。
また、ムシキングでバトルすると次に相手が出す手を分かりやすく教えてくれることがある。
【例】
・最初は必殺わざ「グー」で来るぞ!
・動きが変だ!こっちの手を読んでいるぞ! 「チョキ」を出したら負けだ!
#openclose(show=衝撃のネタバレ){
正体は、&bold(){&color(red){アダーの最初の改造手術を受けたカブトムシ}}。
すなわち改造甲虫第1号にしてプロトタイプ。
それが原因かムシキングは普通のカブトムシよりも赤く、体長も少し大きめの88mm程度(通常版・キング・カブト丸は75mm)に設定されている}
・&bold(){&color(darkslateblue){アダー}}
CV.佐藤正治
ポポとムシキングの宿敵。
黒いローブをまとった老人のような姿をした妖精。
森を追放されたことに恨みを抱いており、森を自身の手中に収めるため、外国甲虫を改造し、森を荒らし回っている。
冷酷無慈悲な性格をしており、ムシを自身の野望を達成するための道具としか思っていない。
物語が進むごとに彼の悪行はより過激になっていくが、同時にポポ達に意味深な言葉を投げかける。
アダー登場編の最後でムシキングの突進を受けたためか、復活の森編以降は顔に傷がある姿になる。
&bold(){【例】}
・自分のものにならないならばと森に火を放ち、一面を火の海にする。
・ポポのムシを庇い、気絶した甲虫を無理やり叩き起こし、洗脳させる。
・サナギに改造手術を施す。
・熱帯の森に大量のサナギを改造する工場を設立、羽化したばかりの甲虫を無理やり戦わせる((もちろん実際にやったら相手がカナブンなどでも即死。本作でも2006ファースト以降は羽化した直後は強さが引き下げられている))。
・アダー完結編からは在来種にも改造を施す。
#openclose(show=衝撃のネタバレ){
彼はもともと、&bold(){&color(red){森で随一の腕前を持つ心優しい医者}}だった。
虫や妖精を治していくにつれ&bold(){「ムシが強ければ傷つかずに済む」}と考えた彼は改造の研究に没頭。
その過程で誕生した改造甲虫第1号は、&bold(){&color(red){ポポの親友にして森の王者「ムシキング」}}だった。
その後も甲虫の改造を続けたが、改造甲虫の余りの強さに恐れをなした妖精達によって、森を追放されてしまう。
その後「ごみの森」に流れ着くと、後のアダー完結編のラスボス「ヘルクレスエクアトリアヌスブルー」を始めとする&bold(){&color(red){人間に捨てられた外国甲虫}}がたくさんいた。
彼らは人間の身勝手な行いに怒りを覚えており、アダーも&bold(){&color(red){過去に人間が起こした災害により、息子を亡くしていた}}事から人間に憎しみを抱いていた。
}
・[[パプアキンイロクワガタ]]
パプアニューギニア島に生息しているクワガタムシ。
初登場は2006DS ~ダイナミックスタンド~。
つよさ100、超必殺わざはエアロキャプチャー。
アダーの計画編の真の最終ステージ「さばくの森」はムシキングとこのムシを使用しないと出現しない。
*◆ムシキングオールスターズ
・&bold(){&color(black){ネ&color(snow,black){ブ}博&color(snow,black){士}}}
ムシキング研究所の所長にして、ムシキングオールスターズのリーダー。
凄腕のムシバトラーでもあり、小型甲虫ととくしゅ技を使いこなす。
好きなものはプロレス、スパゲティナポリタン。苦手なものはトマト。
好きなムシは[[グラントシロカブト>シロカブトムシ]]。
正体はムシキングチームのディレクター、根布谷朋範氏。CGデザイナーでもあり、当時はCG・ゲームデザイン・ネブ博士とかなり多忙な三重生活だったようだ。
2006ファーストから「ネブ博士と戦う」というモードも実装された。
・&bold(){ブラック博士}
ネブ博士のライバル。
ムシキング研究所に忍び込み、ネブ博士を倒そうとしているが、毎回返り討ちにあう。
ネブ博士とは対照的に大型甲虫を好んでおり、中でも[[アクティオンゾウカブト]]を愛用している。また、MAXカスタマイズが好きで、逆にとくしゅわざは滅多に使わない。
正体はムシキングの真の生みの親、植村比呂志氏。
・&bold(){&color(green){ムシキング・ジョニー}}
さすらいのムシバトラー。
ネブ博士の親友にして、全国のムシバトラーの良き兄貴分。
全国各地を旅し、公式大会を応援している。
好きなムシはネプチューンオオカブト。
正体はムシキングチームのリサーチを務めていた西山太郎氏。
かつてはとあるゲームセンターの店長を務めていたが、ムシキングの大会((当時はまだ公式大会は開催されていなかった))を実況で盛り上げているという噂を聞き付けた植村氏にスカウトされ、今に至る((甲虫王者ムシキング パーフェクトガイド2008収録「ムシキングをつくった男たち」より))。
この話はGBA&DSソフト『甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道』に登場する『ニシヤマ店長』の設定の基になっている。
・&bold(){&color(snow,green){ムシキング・&color(red){テ}&color(gold){リ}&color(blue){ー}}}
技の伝道師の異名を持つプロレスラー。
ムシキング研究所とプロレスリングノアのコラボにより誕生した。
セコンドはネブ博士が務める。
得意技はミストクラッシュ、アクシズスピン、ストライクバック。
好きなムシはノコギリタテヅノカブト、キプルツヤクワガタ、プラティオドンネブトクワガタ。
・&bold(){&color(indigo){ムシキング・ジョーカー}}
毒々しいマスクとコスチュームに身を包んだヒールレスラー。
ムシキング・テリーのライバル。
セコンドはブラック博士が務める。
・&bold(){&color(dodgerblue){フクチー}&&color(mediumvioletred){ディグ}}
ムシキング公式大会を盛り上げるレフェリーで、対戦の実況も担当している。
通称「ジャッジマスターズ」
ディグはアダー完結編のテーマソングのボーカルを務めている。
好きなムシはフクチーはアルキデスオオヒラタクワガタ。ディグは[[コーカサスオオカブト]]。
・&bold(){&color(saddlebrown){ムシ王}}
カブトムシをモチーフに開発されたロボット。
おっちょこちょいで食い意地が張っているが、どこか憎めない。
好きなムシはカブトムシ。
・&bold(){&color(saddlebrown){クワ王}}
クワガタムシをモチーフに開発されたロボット。
とくしゅ技「あいの力」を好む。
好きなムシはオオクワガタ。
・&bold(){&color(gold){ハ&color(black){ニ}ー}}
ミツバチをモチーフに開発されたロボット。
ホットケーキが好物。
最後の力,必殺封じなど、蜂が登場するとくしゅ技を愛用する。
好きなムシはヒメカブト。
*◆用語
**●カード関係
・&bold(){ムシカード}
甲虫を呼び出すカード。
属性、名前、イラスト、超必殺わざ、学術名、ムシの簡易な説明文が書かれている。
アダー完結編からは&bold(){甲虫カード}として扱われ、始めから必殺技を覚えている。
つよさ180以上のムシは大型甲虫に、つよさ160または140のムシは中型甲虫に、つよさ120以下は小型甲虫に分類される。&s(){ただし、強さがめちゃくちゃ((特にコーカサスオオカブトやパラワンオオヒラタクワガタなどはリアルでは最強クラスの実力を持っているにもかかわらず、知名度の高さから初期に登場しておりゲームバランスの調整のため強さが過小評価されている。))。}
小型甲虫はカスタマイズをしなければ縛りプレイ級になるが代わりに「テクニックが高いのでとくしゅわざの効果が大きい」「究極必殺わざ(スーパーわざ)が使える」などの強みもある。&s(){むしろ一部のムシを除いて究極必殺わざが使えない上にとくしゅわざの効果もあまり大きくないつよさ140が一番損をしているかもしれない((また、MAXカスタマイズ(究極必殺わざまたは超必殺わざ+相性◎わざ2つを装備)の場合、つよさ140のムシ(オオクワガタ、ホペイオオクワガタ、ミヤマクワガタを除く)は167まで上がるが、つよさ120のムシは168まで上がるため逆転現象すら起こってしまう。))。}
つよさが高いムシほど入手難易度が高く、特につよさ180(銀レア)の入手確率は1.5%程度((200枚中3枚しか入っていない。付録カードになどにもなっていない。))、つよさ200(金レア)に至っては0.5%程度((200枚中1枚しか入っていない。ゲーム機から排出されないカードはアダー完結編になる寸前でようやく出た(バーコードは通常排出と同じ。)))である。つよさ160(銅レア)は比較的手に入りやすいが、それでも入手確率は5%程度である。
全部で80種類以上のムシが参戦したが、大型甲虫に該当するものは13種類のみ((2004セカンドプラスまではだいたい3ヶ月おきに新規の大型甲虫が追加されてきたが、それ以降は2006セカンドでマルスゾウカブトが新規参戦したのみ。))。アダー完結編を含めても非常に少ない((アダー完結編で新規参戦したムシの中ではヘルクレスエクアトリアヌスと改造コーカサスオオカブトが大型甲虫に該当する。))。
階級によって登場時のポポのセリフも異なり、小型甲虫(雑誌付録を除く)は「よし!◯◯だ!」、中型甲虫(ムシキングを除く)は「やった!◯◯だ!」((アダー完結編で中型甲虫相当に昇格したエラフスホソアカクワガタを含む。))、大型甲虫は「凄いぞ!◯◯だ!」になる。
公式大会に出場する人はだいたいつよさ200のカード(+とくしゅわざ3枚)を(持っていればの話だが)使ってくる。&s(){というのもタッグマッチでもない限り、つよさ200のカードを持っているのにわざわざつよさ180以下のカードを使うメリットがほぼ無いため((ただしつよさ180のスーパーアタックタイプ(パラワンオオヒラタクワガタとコーカサスオオカブト)やスーパーディフェンスタイプ(サタンオオカブト)に関しては、それぞれ攻撃力または体力の最高値を保有していることから、比較的使用頻度が高かったと言われている。))。}
こうした事情もあって、「小型甲虫限定」「中型甲虫限定」「2匹のつよさの合計を300以下にすること」などのルールを設ける大会もあった。
ちなみにサイカブト族のムシは全てつよさ140以下。ヒナカブト族に至ってはバックレイコフキカブトとアダー完結編で登場したフンボルトヒナカブトだけでどちらも強さ100となっている((他のカブトムシは全て真性カブトムシ族に分類される。また、つよさ160以上のカブトムシ類はムシキングを除き、ディナステス属・カルコソマ属・ゾウカブト属のいずれかに分類される。))。
続編の新甲虫王者ムシキングでは大型甲虫相当の甲虫((新規参戦したマレーコーカサスオオカブト、スマトラオオヒラタクワガタ、ウエストウッドオオシカクワガタ、ジュダイクスミヤマクワガタ、アンタエウスオオクワガタ、インターメディアツヤクワガタなどを含む。))が大幅に増えており、旧作で小型甲虫や中型甲虫だった甲虫の一部((アトラスオオカブト、ゴホンヅノカブト、ノコギリタテヅノカブト、ヘルマンミヤマクワガタ、フェモラリスツヤクワガタ、インペリアリスツヤクワガタ))も大型甲虫相当に昇格している。
#openclose(show=つよさ200のムシ一覧){
・[[アクティオンゾウカブト]]
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「南米の巨人」
体が黒いタイプの[[ゾウカブト]]の最大種で、世界一重いカブトムシ。
初期は「ガンガンスマッシュ」を超必殺わざとしていたが、2005ファーストプラス以降は「サマーソルトプレス」に変更。
「ガンガンスマッシュ」が超必殺わざのアクティオンは排出期間が短く約1年間しか登場していないので貴重。
2006セカンドとダイヤモンドブルーではアダーコレクション(超必殺技サマーソルトプレス)が排出されていた。
また、2003秋バージョンでは敵専用でディフェンスタイプのアクティオンも登場している。
ブラック博士が好きなムシの一つ。
2006ファースト(アダーの計画編)では続きのお話のその4のつくられたムシたちの敵ムシを倒したときにムシキングを使っているとこいつになる。
「ポポの冒険編」の第2話ではラストボスを務めた。
なお新甲虫王者ムシキングではギラファやヘルクレスに遅れをとった分極めて優秀なステータスで実装されており、最終弾にて更なる強化が施されたりと同作で最も優遇されたムシの1つと言える。
ちなみに近縁種のラミレスゾウカブト((見た目はアクティオンと似ているが、アクティオンと異なり体に艶があることで区別できる。))は続編を含めて参戦しない。
・タランドゥスツヤクワガタ
必殺技はグー。肩書は「アフリカの宝石」
こんな名前だが他のツヤクワガタ(オドントラビス属)とは全く別の種類。そのため正式和名は「[[タランドゥスオオツヤクワガタ]]」。
ゲーム中ではアタックタイプとなっているものの、実はヒラタクワガタやフタマタクワガタほど凶暴な種類ではない。ただし、いざ戦いになると恐ろしいほどの闘争心を発揮する。また、メンタルがとても強く、自分から身を退くことは滅多に無い。
初期は「[[ヒャクレツケン>北斗百裂拳]]」を超必殺技としていたが、フォレストグリーン以降は「[[バッファロークラッシュ>バッファローマン]]」に変更。
つよさ180かつ必殺技グーのムシの中にスーパーアタックタイプがいない((わざカード無しで考えた場合、つよさ200のアタックタイプとつよさ180のスーパーアタックタイプの攻撃力は同じ。ただし「わざカードによる攻撃力・体力の上昇値はつよさ180の方が大きい」「体力自体はつよさ180の方が低い」という違いはある。))ことから、グーの攻撃力が単独1位を誇るムシとして人気が高かった。
体長が10cmにも満たないにもかかわらず、強さが200に設定されているため、強さが過大評価されている甲虫の1種。「グーが必殺わざ・強さ200のクワガタムシ」は「スマトラオオヒラタクワガタ」にするべきであっただろう。
続編の新甲虫王者ムシキングでは亜種のレギウスツヤクワガタが参戦している。
ちなみに続編では何故かタランドゥスの性格がディフェンスタイプに変更されている。
・[[ギラファノコギリクワガタ]]
必殺技はチョキ。肩書は「世界最大のノコギリ」。プロソポコイルス属(ノコギリクワガタ属)で唯一の大型甲虫((他のノコギリクワガタ属は全て小型甲虫であり、中型甲虫すら存在しない。))。
世界最大のノコギリクワガタ。大顎が非常に長いため挟む力はあまり強くないと思われがちだが、内歯の破壊力はパラワンヒラタに匹敵するレベルとされる。
ゲーム中での設定はアタックタイプとなっているが、実際にはそれほど好戦的な種類ではないのだとか((もっとも、これに関しては「体が大きいので天敵が少ないから」という理由もあるが。))。
初期は「ブルロック」を超必殺技としていたが、2005セカンドプラス以降は「G・ネックブリーカー」に変更。
続編の新甲虫王者ムシキングでは赤い体のギラファケイスケレッドも参戦している。
・マンディブラリス[[フタマタクワガタ]]
必殺技はチョキ。肩書は「偉大なる大アゴ」
世界最大のフタマタクワガタ。
初期は「クロスダイブ」を超必殺技としていたが、5周年コレクションカード第2弾では「マンディブクラッシュ」に変更された。
2005セカンドと3億枚突破記念ではアダーコレクション(超必殺わざクロスダイブ)が排出されていた。強さ160以上では初のアダーコレクションである。
なおゲーム内ではギラファとの差別化を図るためにバランスタイプに設定されたが、実際のマンディブラリスは非常に凶暴な性格をしている。しかし気が弱い一面もあり、激しいカウンターを受けたり戦いが長引いたりすると自分から身を退くことも多い。
・[[ヘルクレスオオカブト>ヘラクレスオオカブト]]
必殺技はパー。バランスタイプ。肩書は「伝説の巨大甲虫」
世界最大・最強のカブトムシで、ディナステス属(ヘルクレスオオカブト属)の代表種。
初期は「ローリングドライバー」を超必殺技としていたが、2006ダイナミックスタンド以降は「ヘルクレススパイラル」に変更((ただし2007夏シャイニングのシークレットカードは性格導入前のバーコードのため超必殺わざもローリングドライバーであった。))。
2007ファーストでは羽が黒いバージョンのヘルクレスも登場している。
また、2003秋バージョンでは敵専用でディフェンスタイプのヘルクレスも登場した。
「甲虫王者 ムシキング パーフェクトガイド2008」ではこいつとヘルクレススパイラルが一体化した巨大なカードが付録として登場。
グラフィックは初期はヘルクレスリッキーに近いものだったが、復活後は原名亜種(ヘルクレス・ヘルクレス)に近いものに変更された。
2006ファースト(アダーの計画編)では続きのお話のその4のつくられたムシたちの敵ムシを倒したときにムシキングを使っていないとこいつになる。
新甲虫王者ムシキングではアタックタイプに変更された。
・ヘルクレスリッキーブルー
必殺技はパー。ヘルクレスの亜種リッキーの上翅が青白い個体((全亜種でみられ、「百獣大戦アニマルカイザー」では上翅の青白い原名亜種が「ブルーヘラクレス」として登場する。))。肩書は「青き伝説甲虫」
超必殺技は「アースクエイクスロー」。
それほど気性が荒いムシでは無いのだが、ヘルクレスとの差別化を図るためにアタックタイプとなっている。
2006ファーストと2006夏ネイチャーではアダーコレクションが登場。
こいつとヘルクレスの組み合わせはタッグマッチにおいてつよさ200同士のペアで唯一相性が△にならないことから人気が高かった。(ただしつよさの合計が300を超えているため◎にもならなかったが)
「ポポの冒険編」の第1話ではラストボスを務めた。
2023年7月に発売された「ゲーム誕生20周年」を記念した雑誌では、初登場した2004セカンドプラス当時の復刻版が付録として登場。大型甲虫で雑誌の付録になったのはこいつと2008年のヘルクレスオオカブトのみ。
}
#openclose(show=つよさ180のムシ一覧){
・グランディスオオクワガタ
必殺技はグー。東南アジアに生息する世界最大のオオクワガタ。肩書は「最強のオオクワ」
ただしリアルでは同じドルクス属(オオクワガタ属)のパラワンオオヒラタクワガタやスマトラオオヒラタクワガタなどには体格・強さともに劣る。
超必殺技は「ガンガンスマッシュ」。
つよさ180で純粋なディフェンスタイプのムシはこいつだけ。
2006夏ネイチャーとダイナミックスタンドではアダーコレクションが登場。
なおカードの説明文では「用心深い性格をしている」と書かれているが、実際には外国産オオクワガタの中でも気性が荒い方の甲虫である。
タッグマッチではパラワンヒラタと組むことで「大型甲虫同士で相性◯」にできる。
・[[オウゴンオニクワガタ]]
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「&ruby(こがね){黄金}の鎧」
超必殺技は「ヒャクレツケン」。
黄金に輝く体が魅力的で人気が高いムシだが、2005ファーストから5周年コレクションカード第1弾までの約3年間カードが排出されず、5周年コレクションカード第2弾で復活した。((復活と同時に、シークレットにもなった。))
なおリアルのオウゴンオニクワガタはそれほど大きなムシでも強いムシでもない((ただし脚の筋肉が発達しているため相手を前に押し出す力は強い。また、挟む力も弱くはなく、相手の脚をちょん切ることもある。))ため、ゲーム内では過大評価されているムシの一つである。なお、カードに記載されている体長は本作で強さ160以上の甲虫を全種下回る。
・マルスゾウカブト
必殺技はグー。アタックタイプ。肩書は「最強の軍神」
アクティオンと並ぶ黒いゾウカブトの大型種。
超必殺技は「マルスハンマー」。
2006セカンドで初登場し、つよさ180のムシの新規参戦はこいつが最後である。
ゲーム内ではアクティオンより階級が1ランク低いが、実際ではアクティオンと肩を並べる実力の持ち主。またゾウカブトにしては好戦的な性格をしていることでも有名((ゾウカブトでもアクティオンやマルスのような毛が生えないタイプは闘争心が強く、逆にエレファスやギアスのような有毛種は臆病な個体が多いと言われている。))。
タッグマッチではアクティオンと組ませることで大型甲虫同士で相性◯にできる((他にも「ヘルクレスオオカブト(またはヘルクレスリッキーブルー)とサタンオオカブト」「グランディスオオクワガタとパラワンオオヒラタクワガタ」などが大型甲虫同士で相性◯にできる組み合わせである。))。
新甲虫王者ムシキングではバランスタイプに変更された。
・[[パラワンオオヒラタクワガタ>ヒラタクワガタ]]
必殺技はチョキ。肩書は「怪力甲虫」
ドルクス属(オオクワガタ属)の最大種で、日本のヒラタクワガタとは亜種関係にある。超必殺技は「ブルロック」。
元々アタックタイプとして登場したが、2005セカンド以降はスーパーアタックタイプに変更された。
スーパーアタックタイプのパラワンヒラタはギラファノコギリと並びチョキの攻撃力が(わざカード無しの場合の)最高値110を誇るムシ。特に超必殺わざを装備した場合は(とくしゅわざによる加算を除いた場合の最高値である)120まで上昇する((ちなみにギラファノコギリクワガタの超必殺わざの攻撃力は118。))。
なおアタックタイプのパラワンヒラタは2003秋第2弾と5周年コレクションカード第1弾でしか排出されていないため貴重である。
初期は日本のヒラタクワガタを相似拡大したような見た目だったが、復活後はグラフィックが変更された。
ダイヤモンドブルーとフォレストグリーンではアダーコレクション(スーパーアタックタイプ)が登場。しかし次のバージョンが2007夏シャイニングだったため、ドルクス属だったこいつは例外的に排出を許されている((2007夏シャイニングにはアダーコレクションが存在しない。))
ゲーム内で過小評価されているムシの代表格で、実際では強さ200で登場したクワガタムシを凌ぐ実力の持ち主。
なお、スマトラオオヒラタクワガタはアダー完結編になっても登場しなかった。(しかし続編の新甲虫王者ムシキングにはつよさ200相当、必殺技グーのムシとして参戦している)
・ブルマイスター[[ツヤクワガタ]]
必殺技はチョキ。バランスタイプ。肩書は「華麗なる巨人兵」
羽に派手な色が付くタイプのオドントラビス属の最大種。インド南部の熱帯雨林にしか生息せず、しかもトラなどの生息域でもあり採集に行くのが危険であるため、希少価値が高い。
超必殺技は「クロスダイブ」。
旧作ではゲーム内に登場するオドントラビス属の最強種だった((ただし攻撃力はアルケスツヤクワガタ(つよさ160、スーパーアタックタイプ)の方が高い。また続編には旧作でいうつよさ200相当のインターメディアツヤクワガタも参戦している。))。
「ザックの冒険編」には固有名詞付き甲虫の「ブルックス」も登場したが、カード化されなかった。
・[[コーカサスオオカブト]]
必殺技はパー。カルコソマ属の最大種で、アジア最大のカブトムシ。世界一凶暴なカブトムシとしても有名。肩書は「アジア最強のカブトムシ」
超必殺技は「ローリングドライバー」。
元々アタックタイプとして登場したが、2006ファースト以降はスーパーアタックタイプに変更された。
リッキーブルーと並びパーの攻撃力が(わざカード無しの場合の)最高値110を誇るムシ。特に超必殺わざを装備した場合は(とくしゅわざによる加算を除いた場合の最高値である)120まで上昇する((ちなみにヘルクレスリッキーブルーの超必殺わざの攻撃力は118。))。
初期と復活後ではグラフィックが大きく異なり、初期は同属のアトラスオオカブトを相似拡大しような見た目だったが、復活後は光沢が強調されて区別がつきやすくなった。
タッグマッチではタッグ相性◎になる相手が存在せず、タッグ相性◯になる大型甲虫((改造コーカサスオオカブトは通常盤と別カード扱いだが、アダー完結編ではタッグマッチが廃止された))も存在しないため少々肩身が狭い。一応、モーレンカンプまたはアトラスとは「強さの合計値320以上かつ相性◯」になるので、同属の甲虫が他にいないタランドゥスやオウゴンオニよりはマシだが…。
なお「つよさ180かつ必殺技がパー」の甲虫はバランスタイプが存在しないため、性格無しのコーカサスが実質的にバランスタイプとして機能していた。
2005セカンド(復活の森編)ではラストボスとして改造コーカサスオオカブトが登場。
パラワンヒラタと同様に過小評価されているムシの一つで、実際ではヘルクレスと並ぶ世界最強のカブトムシである。
もっとも、アニマルカイザーやどうぶつの森などの「ヘルクレスオオカブトとともに登場する作品」では大概2番手として扱われるが。
ジャッジマスター・ディグが好きなムシの一匹。
・サタンオオカブト
必殺技はパー。スーパーディフェンスタイプ。肩書は「ボリビアの秘宝」
[[ネプチューンオオカブト]]に近い仲間だが、ネプチューンに比べてやや小柄で角が短い。超必殺技は「&ruby(サタンエアスピン){S・A・S}」。
つよさ200のムシの中にディフェンスタイプが存在しない((敵専用だったディフェンスタイプのアクティオンゾウカブトとディフェンスタイプのヘルクレスオオカブトを除く。))ため、体力(HP)が最高値の220((MAXカスタマイズ後は238。))を誇った唯一のムシである。その反面、攻撃力は大型甲虫とは思えないほど低い((ケンタウルスオオカブト(つよさ140、バランスタイプ)と同じ。))。
3億枚突破記念と2005セカンドプラスではアダーコレクションが登場。
続編の新甲虫王者ムシキングではパラワンオオヒラタクワガタやコーカサスオオカブトなどを抑えてつよさ200相当のムシとして参戦した。
}
#openclose(show=つよさ160のムシ一覧){
・エレファスゾウカブト
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「ビロードの重戦車」
体毛が生えたタイプのゾウカブトの最大種で、同属のアクティオンと並んで世界一重いカブトムシ。超必殺技は「ドラゴンアタック」。
3億枚突破記念でアダーコレクションが登場し、2005セカンドプラスをもって一旦排出を終了した。その後、フォレストグリーンで復活し、究極必殺技「スーパードラゴンアタック」を習得した。フォレストグリーンにはアダーコレクションは再収録されていないが、アダーエレファスでも究極必殺わざは使える。
アダーコレクションや究極必殺技の存在から、つよさ160のムシの中では比較的存在感が大きい。
性格がおとなしい((そもそも本作では闘争心は強さに影響しない。))という難点はあるが、カードに「世界一重いカブトムシ」と記載されている体格を考慮するとゲーム内では過小評価されていると言える。もっとも、強さ160で登場した甲虫の大半は強さが過小評価されているのだが。
アダー完結編の最終弾ではアクティオンやマルスを差し置いて「世界で最も重いカブトムシ」として参戦した。
新甲虫王者ムシキングでは亜種のメキシコゾウカブト(キタゾウカブト)が参戦している。
・アルキデスオオヒラタクワガタ
必殺わざはグー。スーパーアタックタイプ。肩書は「ハーレムプリンス」
ヒラタクワガタの中でも随一の凶暴性を誇る。一方で自分より明らかに格上の相手に対しては戦いを挑まないという臆病な一面もみられる。
超必殺わざは「コンプリートスマッシュ」。
アダー完結編で究極必殺わざを使えるようになった。
2006セカンドとダイヤモンドブルーではアダーコレクションが排出されていた。
ジャッジマスター・フクチーが好きなムシの一匹。
つよさ160の甲虫の中でも人気の高いムシだったが、続編の新甲虫王者ムシキングには最後まで参戦しなかった。
・ギアスゾウカブト
必殺技はグー。肩書は「リオの魔術師」
同属のエレファスとの差別化を図るためにディフェンスタイプになっている。
超必殺技は「バーニングバースト」。
・セアカフタマタクワガタ
必殺技はチョキ。アタックタイプ。肩書は「アジアの凶器」
学術名からパリーフタマタクワガタ((英語版では「Parry Stag Beetle」の名称で登場した。パリーオオクワガタは登場時期の関係上、英語版では登場しない。))と呼ばれる事のほうが多い。同属のマンディブラリスと同様にこいつも凶暴である。
超必殺技は「ローリングクラッチホールド」。
なおカード化はされなかったが、DSソフトではある特殊な裏技を使えば究極必殺わざ「スーパーローリングクラッチホールド」を使う事も出来た。
また、アダー完結編では通常排出のカードで究極必殺わざを使う事が出来るようになった。
・ラコダールツヤクワガタ
必殺技はチョキ。肩書は「魅惑のツートンカラー」
体色が美しく、オドントラビス属の中でも人気が高いムシ。超必殺技は「デビルスリーパー」。
ゲーム内ではバランスタイプとなっているが、リアルでは結構気性が荒い。
2006夏ネイチャーとダイナミックスタンドではアダーコレクションが登場。
・ディディエールシカクワガタ
必殺技はチョキ。肩書は「美しきシカヅノ」
シカクワガタの最大種。超必殺技は「ローリングクレイドル」。
ゲーム内ではディフェンスタイプとなっているが、実際には結構気性の荒いムシである((しかもカードの説明文でも「2つに分かれたアゴの先を上手く使って戦う」と書かれており、アタックタイプでもおかしくないような解説だった。))(そのためか続編の新甲虫王者ムシキングではアタックタイプに変更された)。ただしフタマタクワガタと同じで気が短く、戦いが長引くのは嫌いらしい。
・アルケスツヤクワガタ
必殺技はチョキ。スーパーアタックタイプ。肩書は「革命の刃」
体色が地味なタイプのオドントラビス属の最大種。超必殺技は「サイズ」。
2006セカンドで初登場したことから知名度が低いが、実はパラワンヒラタと並ぶクワガタ最強候補の一つ。
強さが過小評価されていたため、前述のとおり状況がやや限定的であるものの、究極必殺わざの有無で「セアカフタマタクワガタ」の劣化版気味になっている。
アダー完結編の最終弾ではブルマイスターを差し置いて「世界最大のツヤクワガタ」として参戦した。
・[[ネプチューンオオカブト]]
必殺技はパー。バランスタイプ。肩書は「幻の巨神」
同属(ディナステス属)のヘルクレスと並ぶ世界最大級のカブトムシ。
超必殺技は「[[サイドスクリュースロー>サイドスクリュースロー(甲虫王者ムシキング)]]」。
アダー完結編で究極必殺わざと使用できるようになった。
映画「グレイテストチャンピオンへの道」ではラストボスとして「ダークサイド・ネプチューン」が登場した。
肩書は「ダークサイドの使者」。超必殺技は「ダークサイドスクリュースロー」。
DS版「GCへの道」「GCへの道2」でパスワードを入力することで手に入るが、アーケード版には登場しない。
こちらもリアルでの体格を考慮するとゲーム内では過小評価されていると言える。(ヘルクレスはおろか、近縁種でネプチューンより小柄なサタンオオカブトよりも階級が低くなっている)
続編の新甲虫王者ムシキングではヘルクレスやリッキーブルーと並ぶつよさ200相当のムシとして参戦した。
また、亜種のローチオオカブトがつよさ160相当のムシとして新規参戦している。
・モーレンカンプオオカブト
必殺技はパー。アタックタイプ。肩書は「ボルネオの守護神」
コーカサスやアトラスと同じカルコソマ属で、ボルネオ島にしか生息していない。カルコソマ属にしては細身な体が特徴だが、そのせいで迫力に欠けるとされ、人気はコーカサスやアトラスほど高くないと言われている。超必殺技は「サイクロンホイップ」。
ダイヤモンドブルーとフォレストグリーンではアダーコレクションが登場。
続編の新甲虫王者ムシキングでは「アタックタイプでありながら体力が高い」という特徴を持っていた。
・ヒルスシロカブト
必殺技はパー。ディフェンスタイプ。肩書は「伝説継承」
[[シロカブト>シロカブトムシ]]の最大種だが、体長は同属のヘルクレスの半分くらい。アダー完結編では強さ140程度に降格された。
超必殺技は「ダ・ブエルタ」。
続編の新甲虫王者ムシキングでは「ディフェンスタイプでありながら攻撃力が高い」という、モーレンカンプとは対照的な特徴を持っていた。
また、亜種のマヤシロカブトも参戦している。
ちなみにヒルスの亜種のモロンシロカブト(モロンオオカブト)は参戦しなかった。
・[[ヘルクレスオキシデンタリス>ヘラクレスオオカブト]]
必殺技はパー。バランスタイプ。肩書は「伝説甲虫外伝」
2007夏シャイニング((この弾ではディナステス属(ヘルクレスオオカブトやネプチューンオオカブト、シロカブトの仲間)とドルクス属(オオクワガタやヒラタクワガタの仲間)のカードのみが排出されていた。))で初登場した((元々は2007ファーストで初登場させる予定だったのだが、2007ファーストの稼働開始時期が大幅に遅れてしまったため先行参戦することとなった。))比較的小柄なヘルクレスの亜種。超必殺技は「T4」。
2007ファーストでは羽が黒いオキシデンタリスが登場。
ヘルクレスの亜種の中では比較的好戦的な性格をしていることで知られており、そのため実際では(原名亜種、リッキー、エクアトリアヌスと並ぶ)カブトムシ最強候補と名高い。実際、こいつがつよさ160という微妙な立ち位置で参戦したことを残念がるファンも多かった。何より上記のネプチューンとのステータスの違いが超必殺わざだけだったため、これだったら「スーパーサイドスクリュースロ―」を登場させたうえでネプチューンオオカブトを復活させるべきだったという意見が多い。
新甲虫王者ムシキングでも強さ160相当のままではあったものの、同作の「覚醒」システムと同時に実装されて強さ200相当へ早々に昇格。性能も最強クラスでアクティオンゾウカブトに匹敵する破格の待遇を受けた。
・ムシキング
必殺わざはパー。バランスタイプ。肩書は「甲虫の王者」
日本の在来種の中では最もつよさが高い。究極必殺わざは「スーパーキングトルネードスロー」。
キャラクターについては上記参照。
アダー登場編では「最後の決戦」専用のムシだったが、2005セカンドから正式にカード化。
アダー登場編と2005セカンド以降ではデータが異なる。もっとも、アダー登場編ではカブトムシ(つよさ120)と同じ「スーパートルネードスロー」を究極必殺技としておりテクニックもつよさ120のムシと同等になっているため、そのままカード化しようものならゲームバランスが崩壊するが。
アダーの計画編では「本当の最後のお話」まで進むために必須のカードとなっている((スペシャルステージまで遊びたい場合はパプアキンイロクワガタのカードも必要。))。
カードのデザイン(背景)は他のこの階級の銅色とは異なり、青色と緑色の2種類が存在する。
また登場時のポポのセリフも他の中型甲虫と異なる。アダー登場編では「よし!ムシキング!行こう!」、2005セカンドでは「ムシキング!無事だったの!?」、2006ファースト以降は「ムシキング!ムシキングが来てくれた!」になる。
5周年コレクションカード第1弾までのカードの説明文はカブトムシと全く同じものになっている((気性が荒い、木の汁が大好きなど。また、そのためバランスタイプであるにもかかわらず「気性が荒い」と書かれていた。))。ただしアダー完結編では専用の説明文になっている。
2005セカンド以降はほとんどのバージョンでカードが収録されている。逆に収録されなかったのは2007夏シャイニング((ドルクス属とディナステス属のどちらにも該当しないため。))、5周年コレクションカード第2弾((北半球の甲虫であるため。))、アダー完結編第3弾である。
また、アダー完結編最終弾では大幅に強化された「スーパームシキング」(後述)が登場している。その代わり、通常版のムシキングが収録されていない。
}
#openclose(show=つよさ140のムシ一覧){
・[[オオクワガタ]]
必殺技はグー。ディフェンスタイプ。肩書は「日本の&ruby(ヒーロー){英雄}」
日本のクワガタムシの中で最も人気が高く、英語版では「Japanese Stag Beetle」の名称で登場した。ヒラタクワガタや[[コクワガタ]]などと同じドルクス属。
初期の超必殺技は「ドラゴンアタック」。
2006夏ネイチャーをもって一旦排出を終了した。その後フォレストグリーンで復活し、超必殺技が「タツマキ」に変更。
同時に究極必殺技「スーパータツマキ」も習得した。(変更前のカードであれば「スーパードラゴンアタック」が究極必殺わざになる)
クワ王が好きなムシの一匹。
初期の性格無し(実質バランスタイプ)のオオクワガタ(ドラゴンアタック)は、「バランスタイプの強さ140甲虫」で唯一、究極必殺わざが使えるカードとなっていた。一応、没データを含めても良いなら初期のミヤマクワガタ(ローリングクラッチホールド)も該当する。
・ホペイオオクワガタ
必殺技はグー。ディフェンスタイプ。肩書は「天上将星」
日本のオオクワガタの亜種。究極必殺わざは「スーパータツマキ」。
正式参戦ではなくDSソフトの特典カードである。ちなみにDSソフトではお笑いタレントの石塚英彦が声を担当している。
新甲虫王者ムシキングには未登場で、後述の固有名詞付き虫を除けば唯一超必殺わざが流用されたままとなっている。
・ティティウスヒラタクワガタ
必殺技はグー。ディフェンスタイプ。肩書は「神の王子」
超必殺技は「バックスピンブロー」。
大顎に変わった内歯を持ったヒラタクワガタ。
究極必殺技を持たないため、同属(ドルクス属)で超必殺技以外のステータスが全く同じオオクワガタやホペイの完全下位互換になってしまった残念な甲虫。
・アヌビスゾウカブト
必殺技はグー。肩書は「ブラジルの謎」
ゲーム内に登場するゾウカブトの中で最も階級が低い。その代わり、タッグマッチではエレファスゾウカブトとの相性が◎になる唯一の甲虫となっている。
超必殺わざは「サブマリンアタック」。
アダー完結編で究極必殺わざを使用できるようになった。
ゾウカブトにはケドローサヒメゾウカブトやテルシテスヒメゾウカブトなどの強さ100相当の甲虫もいるが、登場しなかった。
アタックタイプとなっているが、それほど気性が荒いムシではなく、同属のエレファスと同様に温厚な性格をしている。
ちなみにリアルでのアヌビスは個体数が少なく、アクティオンやエレファスなどの比ではないほど希少価値が高いムシなのだとか。
・ギガスサイカブト
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「猛進戦車」
超必殺技は「&ruby(ギガスグラウンド){G・G}・ラッシュ」。
アフリカに生息する世界最大級のサイカブト。実は[[沖縄県]]に生息するヒサマツサイカブトとは同属である。
名称の関係でカンターゴカクサイカブトやマンディブラリスミツノサイカブトと同属に思えるかもしれないが、これは属の上位分類である「サイカブト族」の事。
・[[ミヤマクワガタ]]
必殺技はチョキ。アタックタイプ。肩書は「迫力顔面」
初期の超必殺技は「ローリングクラッチホールド」。
2005夏限定をもって一旦排出を終了した。その後2007ファーストで復活し、超必殺技が「シンザンキョウ」に変更。同時に究極必殺技「スーパーシンザンキョウ」も習得した。(変更前のカードであれば没データだが「スーパーローリングクラッチホールド」も使うことができる)
ちなみにアダーコレクションは超必殺わざがローリングクラッチホールドのもののみ存在し、シンザンキョウバージョンのアダーミヤマクワガタは存在しない。
なおルカヌス属(ミヤマクワガタ属)はつよさ160以上の甲虫が存在しない。ただし続編の新甲虫王者ムシキングには、旧作でいう大型甲虫相当のジュダイクスミヤマクワガタが参戦している。
・[[コガシラクワガタ>チリクワガタ]]
必殺技はチョキ。肩書は「足長甲虫」
南米で一番有名なクワガタムシ。
超必殺技は「デビルスリーパー」。
ゲーム内ではバランスタイプとなっているが、実際にはきわめて凶暴な性格(それもヒラタクワガタやフタマタクワガタを凌ぐほど)をしている。
学術名(キアソグナトゥス・グランティ)からグラントチリクワガタと呼ばれることもあるが、タッグマッチでグラントシロカブトと組み合わせても相性◎にはならない。一部の攻略本では「相性◎の組み合わせの例」として「コガシラクワガタ+グラントシロカブト」をご評価されている。また、種小名もアルファベット表記だと一致しない。
・フェイスタメルシワバネクワガタ
必殺技はチョキ。ディフェンスタイプ。肩書は「初老の皇帝」
超必殺技は「アンデストラップ」。
アダー登場編では何故か敵のフェイスタメルはバランスタイプだった。
・フォルスターフタマタクワガタ
必殺技はチョキ。ディフェンスタイプ。肩書は「ワインレッドファンタジスタ」
超必殺技は「ターンアンドターン」。
ゲーム内に登場するフタマタクワガタで最も階級が低いが、その代わりタッグマッチではセアカフタマタクワガタとの相性が◎になる。
カードの解説では「フタマタクワガタの中では温厚な性格」と書かれているが、実際にはこいつもマンディブラリスやセアカ並みに凶暴。
・フェモラリスツヤクワガタ
必殺技はチョキ。アタックタイプ。肩書は「マッドボルケーノ」
超必殺技は「&ruby(ヴァーリトゥード){VT}ブレイク」。
ゲーム内では微妙な階級になってしまったが、実際はオドントラビス属の中でも大型甲虫に分類される種である。(そのためか、続編の新甲虫王者ムシキングではブルマイスターやラコダールと同じくらいのつよさに昇格している。)
また、非常に気性が荒いため、「フェモラリスオニツヤクワガタ」「アカアシオニツヤクワガタ」と呼ばれることもある。
・[[アトラスオオカブト]]
必殺技はパー。アタックタイプ。肩書は「アジアンファイター」
コーカサスやモーレンカンプと同じカルコソマ属。
超必殺わざは「[[サイドスクリュースロー>サイドスクリュースロー(甲虫王者ムシキング)]]」。アダー完結編で究極必殺わざを使用できるようになった。
ゲーム内では中型甲虫として扱われている((特にペットショップで販売されている個体は、下手すりゃ日本のカブトムシより小さい場合もある。))が、リアルではフィリピン産のアトラスはコーカサスに匹敵する大きさになることもあるのだとか。(そのためか、続編の新甲虫王者ムシキングではコーカサスと同格のつよさに引き上げられた。)
ちなみにカルコソマ属にはつよさ120相当のエンガノオオカブトもいるが、最後まで参戦しなかった。2004年に日本人が発見したばかりだったというのもあるかもしれないが。
・ケンタウルスオオカブト
必殺技はパー。バランスタイプ。肩書は「アフリカの原石」
アフリカ最大のカブトムシだが、その割に存在感が薄い。
超必殺技は「サイクロンホイップ」。
・ヒメゴホンヅノカブト
必殺技はパー。ディフェンスタイプ。肩書は「静かなる鬼神」
トウモロコシが大好き。&s(){カードの説明文に「トウモロコシ畑の害虫」と書かれていたかわいそうな甲虫でもある。}流石にセガ側もまずいと思ったのか、続編の新ムシキングでは「トウモロコシ畑を荒らすヤンチャ者」という説明文に変更された。
超必殺技は「ダイブボンバー」。
エウパトルス属(ゴホンヅノカブト属)で最もつよさが高いムシであるが、実際にはゴホンヅノカブト(つよさ120)などと比べても特別に大きいわけではない。
・パンカブト
必殺技はパー。バランスタイプ。肩書は「南米のパティシエ」
超必殺技は「ホットケーキミラクル」。
南米に生息する大型のサイカブト。
脚が短いので木に登ることが出来ず、角の形状的に相手を投げ飛ばすことも苦手なため喧嘩は弱い。
}
#openclose(show=つよさ120のムシ一覧){
・[[ゴホンヅノカブト]]
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「奇跡のツノ」
究極必殺わざは「スーパーダンガン」。
同属のムシが多いためタッグマッチでは人気が高い。後述の「熱血コンビ」を除けばグーが必殺わざの中では唯一必殺わざがパーの虫と組めばタッグ相性◎になれる。ただしこの属にはつよさ160以上のムシが存在しないので要注意。
「ザックの冒険編」には固有名詞付き甲虫の「リボルバー」も登場したが、カード化されなかった。
続編の新甲虫王者ムシキングでは旧作でいう強さ160相当にまで出世した。また、必殺技がパーに変更された。
・メンガタカブト
必殺技はグー。ディフェンスタイプ。肩書は「無骨な小兵」。
究極必殺技は「スーパーローリングスマッシュ」。アダー完結編では「スーパーアンダーワールド」に変更された。
中国や東南アジアなどに分布する小型のサイカブト。木登りが苦手なので地面に潜って生活している。
ゲーム内に登場するサイカブトとしては最も古くから参戦しており、2003年春から参戦している唯一の「真性カブトムシ族以外のカブトムシ」でもあった。
DSソフトでは「スーパーローリングクラッチホールド」と同じ方法を使えば赤い体のメンガタカブトを使うこともできるが、ステータスは通常のメンガタカブトと全く同じ((おそらくスーパーディフェンスタイプとして実装する予定だったと思われる。赤い体のコクワガタも同様。))。
・マキシムスマルバネクワガタ
必殺技はグー。アタックタイプ。肩書は「短くも恐ろしき大アゴ」
究極必殺技は「スーパーハヤテ」。
マルバネクワガタ属の代表種。
オスでもあまり大顎が伸びないのが特徴で、メスとの区別が難しく「ザックの冒険編」ではザックが「一瞬メスかと思った」とコメントするほど。
・ハスタートノコギリクワガタ
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「怪力ペンチ」
究極必殺技は「スーパーモールアタック」。
ノコギリクワガタにしては顎が短く、その分横幅があってガッチリとした体格が特徴。
・ラティペニスツヤクワガタ
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「クレイジーモンキー」。
究極必殺技は「スーパーモンキーシュート」。
オドントラビス属の小型種で、短歯型のみが存在する((オドントラビス属には大顎が長くなる長歯型の個体と、大顎が短いが挟む力が強い短歯型の個体がいる。))。体は小さいが大顎がニッパー並みに太くなるため挟む力は大型のヒラタクワガタ並みに強いのだとか。ちなみにムシキングには登場していないがカステルナウディツヤクワガタの短歯型個体は大型のヒラタクワガタよりも挟む力が強いと言われている。
新甲虫王者ムシキングではつよさ100相当に降格。また、名前から下ネタを連想させてしまう可哀想なムシでもある。種小名は「ラティペンニス」なのだが…
・パリーオオクワガタ
必殺技はグー。アタックタイプ。肩書は「勝利の貴公子」
究極必殺技は「スーパーウイニングショット」。
小柄だが、外国産オオクワガタの中では比較的気性が荒いとされている。また、「リツセマオオクワガタ」と呼ばれることもある。
ドルクス属の甲虫だが5周年コレクションカード第2弾で初登場したため、2007夏シャイニングではカード化されなかった。
・カンターゴカクサイカブト
必殺技はグー。ディフェンスタイプ。肩書は「&ruby(ペンタゴン){五角形}モンスター」。
究極必殺技は「スーパー&ruby(ダンシングヒップバレット){D・H・B}」。
五角形の胸角を持つことが名前の由来。ちなみに「ゴカクサイカブト」という名前ではあるが、サイカブト族ではなくマルカブト族に分類され、「カンターゴカクマルカブト」が正式な名前。
・マンディブラリスミツノサイカブト
必殺技はグー。アタックタイプ。肩書は「ダンシングビート」。
究極必殺技は「スーパーヘッドスピンラッシュ」。
特徴的な3本の胸角を持つがこれを動かすことができないため、押し合うような喧嘩しかしない。
・[[ノコギリクワガタ]]
必殺技はチョキ。アタックタイプ。肩書は「ノコをもつサムライ」
究極必殺技は「スーパーランニングカッター」。
同属のファブリースノコギリクワガタとのペアはタッグマッチにおいて「120SAWS」というタッグ名を使うことが出来る。
・[[ヒラタクワガタ]]
必殺技はチョキ。アタックタイプ。肩書は「ステルス戦士」
究極必殺技は「スーパーカワセミハッグ」。
同属のムシが多くその中にはつよさ160以上のムシもいるためタッグマッチにおいては人気が高いムシの一つ。
なおカードの説明文では「普段はおとなしい」と書かれているが、実際のヒラタクワガタは日本産クワガタの中でも凶暴であることで有名。
ロケテスト版ではつよさ140だったが、実装の際につよさ120に降格してしまっている。
雑誌付録でスーパーアタックタイプの赤い体のヒラタクワガタも存在する。ただし、タッグマッチでは通常版のヒラタクワガタとの併用は不可。
ちなみに本土以外に生息する亜種(ツシマヒラタクワガタなど)は参戦していない。
・インペリアリスツヤクワガタ
必殺技はチョキ。ディフェンスタイプ。肩書は「赤足の仕事師」。
究極必殺技は「スーパーフォレストブリッジ」。
オドントラビス属のマイナー種でありWikipediaに記事が存在しない他、Googleで画像検索すると実物よりもムシキングカードの方が目立ってしまうほど。
続編の新甲虫王者ムシキングでは何故かつよさ160相当にまで出世している。
・キプルツヤクワガタ
必殺技はチョキ。バランスタイプ。肩書は「華麗な流れ星」。
究極必殺わざは「スーパーミストクラッシュ」。
インペリアリスと同様にオドントラビス属の中では知名度が低い種類である。
ムシキング・テリーが好きなムシの一匹で、アダー完結編に登場したムシキングテリースペシャルのカードでは「スーパージェネシス」が究極必殺わざとなっている。
・ウォレスノコギリクワガタ
必殺技はチョキ。肩書は「南洋の錬金術師」
同属の国産ノコギリクワガタとの差別化を図るためにディフェンスタイプとなっている。
究極必殺技は「スーパーアクセルグライド」。
・スティーブンスツヤクワガタ
必殺技はチョキ。スーパーアタックタイプ。肩書は「森の魔術師」
究極必殺技は「スーパーグリーンアロー」。
スーパーアタックタイプであるため攻撃力は同属のラコダールと同じ。さらにテクニックが高いため、技カードでの強化値がラコダールより大きいのが魅力。ただしその代わり体力(HP)が低いため要注意。
・スジブトヒラタクワガタ
必殺技はチョキ。ディフェンスタイプ。肩書は「あまみの奇跡」
究極必殺技はヒラタクワガタと同じ「スーパーカワセミハッグ」。
映画「闇の改造甲虫」では主人公を務めた。劇中では臆病者という設定(でゲームでもディフェンスタイプ)だったが、実際は攻撃的な性格をしている。
あくまでゲスト枠としての参戦のためアダーコレクションは本来存在しないものの、DSソフトで裏技を使えば赤目甲虫にすることも可能。
続編の新甲虫王者ムシキングでは正式参戦を果たし、必殺技がグーに変更された。
・ヘルマンミヤマクワガタ
必殺技はチョキ。バランスタイプ。肩書は「闘将飛龍」
究極必殺技は「スーパーゲキオリ」。
ゲーム内では小型甲虫扱いだが、実際には外国産ミヤマクワガタの中でも大型の部類に入る(そのため続編の新甲虫王者ムシキングではつよさ160相当にまで出世した)。
・[[カブトムシ]]
必殺技はパー。アタックタイプ。肩書は「甲虫の王者」
究極必殺技は「スーパートルネードスロー」。
ムシ王が好きなムシの一匹。
通常版のカブトムシの他にも固有名詞付き甲虫が3種類(ムシキング、キング、カブト丸)存在する((続編の新甲虫王者ムシキングを含むならタケゾーも。))が、これは全甲虫で最も多い((ノコギリクワガタ、コクワガタ、ノコギリタテヅノカブト、ムナコブクワガタはそれぞれ1種類ずつ固有名詞付き甲虫が存在する(ただしノコギリクワガタは続編の新ムシキングにコジローが登場している。))。また、固有名詞付き甲虫と通常版カブトムシはタッグマッチで併用でき、タッグ相性も◎になる。
なおムシカードをスキャンしなかった場合に登場するカブトムシは、こいつとは必殺わざと超必殺わざ(究極必殺わざ)以外のパラメーターが「つよさ100、性格なし(実質バランスタイプ。ただし、性格なしのムシカードもあるが)、タッグマッチにおいてはどのムシと組み合わせても必ず相性△になってしまう」と大きく変更される。
・タイゴホンヅノカブト
必殺技はパー。バランスタイプ。肩書は「いぶし銀の戦士」
究極必殺技は「スーパーサイドロックボム」。
同属のムシが多いため、タッグマッチではよく使われる。
・ヒルトゥスヘラヅノカブト
必殺技はパー。バランスタイプ。肩書は「たよれる胸角」。
究極必殺技は「スーパーダイシャリン」。アダー完結編では「スーパーハムスターホイール」に変更された。
南米に生息する小型のサイカブト。ヒルタスヘラヅノカブトやヒルトゥスケブカヒサシカブト(小学館の図鑑NEOではこの表記)などと呼ばれることもある。
ゲーム内に登場するサイカブトとしてはメンガタカブトに次いで2番目に古く、2003年秋第2弾から参戦している。
・サンボンヅノカブト
必殺技はパー。ディフェンスタイプ。肩書は「ミラクル・トライアングル」。
究極必殺技は「スーパートリプルスープレックス」。
ゴホンヅノカブトに近い仲間とされるが、タッグマッチでは相性◎にならない。
新甲虫王者ムシキングではつよさ100相当にまで降格させられてしまった。
・ヒシガタタテヅノカブト
必殺技はパー。アタックタイプ。肩書は「ダイヤモンドホーン」
究極必殺技は「スーパーカザグルマ」。
ノコギリタテヅノと同じゴロファ属。学術名からクラヴィゲールタテヅノカブトとも呼ばれる。
・クロゴホンヅノカブト
必殺技はパー。肩書は「ミステリアス・ペンタゴン」
究極必殺技は「スーパーエメラルドフロージョン」。
ゴホンヅノカブトの亜種。
それほど好戦的な甲虫ではなくむしろ臆病なくらいなのだが、何故かアタックタイプになっている。
・クロパプアサンボンヅノカブト
必殺技はパー。ディフェンスタイプ。肩書は「怒れる神風」。
究極必殺技は「スーパーフウジン」。
}
#openclose(show=つよさ100のムシ一覧){
・メンガタクワガタ
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「神秘のクワガタ」
究極必殺技は「スーパーダンガン」。
アフリカ大陸に生息する小型のクワガタである。
・[[コクワガタ]]
必殺技はグー。ディフェンスタイプ。肩書は「みんなのアイドル」
究極必殺技は「スーパーローリングスマッシュ」。
同属のアカアシクワガタとのペアはタッグマッチにおいて「ジャパニーズスーパージュニア」というタッグ名を使うことが出来る。
メンガタカブトと同様に、DSソフト限定で赤い体のコクワガタも存在する(ステータスは通常のコクワガタと同じ)。
続編の新甲虫王者ムシキングでも最低ランクであることに変わりはないが、旧作のつよさ100のムシたちの中では比較的好戦的であるため性格がバランスタイプに変更された。
・ヒメカブト
必殺技はグー。アタックタイプ。肩書は「熱血甲虫」
究極必殺技は「スーパーハヤテ」。
小柄ながら好戦的なカブトムシとして有名((ただこれに関してはタイで行われているヒメカブトの相撲「メンクワン」のおかげで好戦的なイメージが付いただけで、実際にはおとなしい性格であるという説もある。))。
ハニーが好きなムシの一匹。
雑誌付録でスーパーアタックタイプの赤い体のヒメカブトもいる。ちなみにタッグマッチでは通常版のヒメカブトとの併用は不可。
「ザックの冒険編」には固有名詞付き甲虫の「コダチ」も登場したが、カード化されなかった。
続編の新甲虫王者ムシキングでは必殺技パー、ディフェンスタイプに変更された。
・ムナコブクワガタ
必殺技はグー。ディフェンスタイプ。肩書は「ミクロ甲虫」
究極必殺技は「スーパーカゲロウ」。
オーストラリアに生息する超小型のクワガタである。
・プラティオドンネブトクワガタ
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「アックスボンバー」
究極必殺技は「スーパーアクシズスピン」。
アダー完結編ではカスタマイズ次第でとんでもないほどのパワーアップが期待できることから人気が高かった。
ゲーム内に登場する唯一のネブトクワガタ属である。この属のクワガタは日本にもいるが、登場しなかった。
ムシキング・テリーが好きなムシの一匹。
・デリカトゥスマルバネクワガタ
必殺技はグー。アタックタイプ。肩書は「南海のサメ」
究極必殺技は「スーパーシャークアタック」。
2006セカンドから登場している小型のマルバネクワガタ。
・ドウイロクワガタ
必殺技はグー。バランスタイプ。肩書は「ブロンズニードル」。
究極必殺技は「スーパースティング」。
ニジイロクワガタやパプアキンイロクワガタなどと同じキンイロクワガタ亜科のムシで、その名の通り銅色の光沢を持つ。
・エラフスホソアカクワガタ
必殺技はチョキ。バランスタイプ。肩書は「美しき&ruby(ナイト){騎士}」
究極必殺技は「スーパーカワセミハッグ」。
ホソアカクワガタ属の代表種((他のホソアカクワガタはアダー完結編になってから登場した。))であり、サイズ的には中型甲虫でもおかしくないのだが、華奢な体型だからか階級は最低ランクとなっている。なお、アダー完結編では究極必殺わざは「スーパードリルストーム」に変更された他、強さ140程度に昇格された。
初期はエレファスホソアカクワガタという表記だった。
ホソアカクワガタ属の中でも人気が高い種類であり続編の新甲虫王者ムシキングへの参戦も期待されていたが、残念ながら登場しなかった。ちなみにメタリフェルホソアカクワガタとアラガールホソアカクワガタがつよさ160相当のムシとして参戦している。
・スぺキオシスシカクワガタ
必殺技はチョキ。ディフェンスタイプ。肩書は「シカヅノをもつクワガタ」
究極必殺技は「スーパーランニングカッター」
カードテキストでは「おとなしい性格」と書かれていたが、気性はまあまあ荒い。(なので続編の新甲虫王者ムシキングではバランスタイプとなっている)
アダー完結編では「スーパーロデオ」に変更された。
2003春からダイヤモンドブルーまでの約4年間筐体から排出され続けており、初期から参戦している甲虫の中では最も長かった。
・ファブリースノコギリクワガタ
必殺技はチョキ。スーパーアタックタイプ。肩書は「オレンジのハヤブサ」
究極必殺技は「スーパーハヤブサ」。
この階級のムシの中では(雑誌付録のヒメカブトと並び)攻撃力が最も高いが、体力(HP)は全ムシの中で最も低いため、上級者向けのムシである((特に相手がブルロックを装備したパラワンオオヒラタクワガタやローリングドライバーを装備したコーカサスオオカブトだった場合、カスタマイズで体力を上げたとしても必殺技を食らったら一撃でゲームオーバーになってしまうため非常に危険である。))。
タッグマッチにおいては(この階級の甲虫がノコギリクワガタ属ではファブリース以外に存在しないため)ギラファノコギリクワガタとの相性が◎になる唯一の甲虫である。
初登場した2004セカンドプラスに限り、究極必殺わざを装備することでチョキの攻撃力を最高値の130まで上昇させることが可能になっていた。2005ファースト以降は110止まりだが。
続編の新甲虫王者ムシキングではつよさ120相当にまで昇格した。
・ミクラミヤマクワガタ
必殺技はチョキ。アタックタイプ。肩書は「飛べないアラワシ」
伊豆諸島にしか生息しない珍しいクワガタ。
なお飛べないクワガタとして世界的にも有名だが、究極必殺技「スーパーサーフィンライド」では普通に飛行している。
森の救世主には固有名詞つき虫の「ミクロ」も登場したが、カード化はされていない。なお漫画では究極必殺わざ使用時でも飛んでいない。
・[[パプアキンイロクワガタ]]
必殺技はチョキ。バランスタイプ。肩書は「パプアの虹」
究極必殺技は「スーパーエアロキャプチャー」。
アダーの計画編ではこいつを使わないとスペシャルステージに行くことが出来なかった((アダーの計画編は「続きのお話」以降がタッグマッチとなっており、そのうち1匹を「ムシキング」にしなければ「最後のお話」で終了し、「本当の最後のお話」に行けない。さらに2匹目をパプアキンイロクワガタ」にしなければ「本当の最後のお話」は3ステージ目で終了し、4ステージ目の「砂漠の森」に行けない。))
・アカアシクワガタ
必殺技はチョキ。バランスタイプ((実はムシキング以外の日本甲虫では唯一である。))。肩書は「紅の忍者」
究極必殺技は「スーパーキリガクレ」。オオクワガタやコクワガタ、ヒラタクワガタなどと同じドルクス属。
初登場はフォレストグリーンで、日本の在来種の中では参戦がかなり遅い部類に入る。
続編の新甲虫王者ムシキングではコクワガタと入れ替わる形で性格がディフェンスタイプに変更された。
・ストリアータツヤクワガタ
必殺技はチョキ。ディフェンスタイプ。肩書は「アジアンタイフーン」。
究極必殺技は「スーパープロペラダイブクラッシュ」。
羽に体毛が生えており、スイカのような模様に見えるのが特徴のツヤクワガタ。
・[[グラントシロカブト>シロカブトムシ]]
必殺技はパー。バランスタイプ。肩書は「北米の将軍」
ヘルクレスやネプチューンなどと同じディナステス属。ゲーム内に登場する[[アメリカ合衆国]]出身の甲虫はこいつとティティウスシロカブトだけ。
究極必殺技は「スーパートルネードスロー」。
ネブ博士が好きなムシの一匹で、通常版グラントシロカブトの色違いである「ネブ博士スペシャルグラントシロカブト」も雑誌付録になったが、通常版のグラントシロカブトとの併用はできない。
ゲームでは最低ランクだが、実際は強さ120でも通用しうる。(ちなみに続編の新甲虫王者ムシキングでは本当につよさ120相当に昇格した)
・ノコギリタテヅノカブト
必殺技はパー。アタックタイプ。肩書は「恐怖の前足」
学術名(ゴロファ・ポルテリ)からポルテリータテヅノカブトと呼ぶ人もいる。究極必殺わざは5周年記念カードまでは「スーパーサイドロックボム」、アダー完結編からは「スーパーソードアンドスフィア」
ゲーム内では階級が最低ランクであり小型甲虫扱いだが、実際には大型甲虫に匹敵する大きさの個体も存在する(なので続編の新甲虫王者ムシキングではつよさ160相当に出世。またつよさ200相当のポルテリータテヅノカブトも登場している。)これはアダー完結編までは「エアクスタテヅノカブト」に近いグラフィックだったというのもあるだろうが。
ムシキング・テリーが好きなムシの一匹。
・サビイロカブト
必殺技はパー。ディフェンスタイプ。肩書は「錆色兜」&s(){大事なことなので二回言いました。}
究極必殺技は「スーパーダイシャリン」。
かつては日本のカブトムシと同属とされており((稼働中からは別属として扱われるようになったが、ゲーム上では学名は変更されなかった。))、タッグマッチにおいてはカブトムシとのペアは「&ruby(こうせいほう){甲錆砲}」を名乗ることが出来た。
・ケブカヒメカブト
必殺技はパー。アタックタイプ。肩書は「熱血ファイター」
究極必殺技は「スーパーリバーススラム」。
同属のヒメカブトと組むことでタッグマッチで「熱血コンビ」を名乗ることが出来る。
・ティティウスシロカブト
必殺技はパー。肩書は「ユニコーンビートル」
バランスタイプの為、グラントシロカブトとのステータスの違いが超必殺わざ・究極必殺わざだけとなっている。究極必殺技は「スーパーダッキングスルー」。
グラントやヒルスと違って温和ではなく、好戦的な性格をしている。
・オキナワカブト
必殺技はパー。アタックタイプ。肩書は「沖縄の熱き風」
日本のカブトムシの亜種で、[[沖縄県]]にしか生息していない。
究極必殺技は「スーパーウチナートルネード」。
・バックレイコフキカブト
必殺技はパー。バランスタイプ。肩書は「&ruby(こんじき){金色}の&ruby(あらほうし){荒法師}」。
究極必殺技は「スーパーストライクバック」。
真性カブトムシ族でもサイカブト族でもなく、ヒナカブト族に分類される数少ない甲虫。(ちなみに後に同じヒナカブト族のフンボルトヒナカブトがアダー完結編に登場している)
ムシキング・テリーが好きなムシの一匹。
・パプアミツノカブト
必殺技はパー。ディフェンスタイプ。肩書は「シューティングスター」。
究極必殺技は「スーパー&ruby(トリプルエー){AAA}」。
}
#openclose(show=小学館の雑誌付録){
肩書はいずれも「とくべつゲスト」。登場時のポポのセリフは「◯◯だ!◯◯が来てくれた!」になる。
・カブト丸
[[コロコロコミック]]に連載されていた漫画『〜ザックの冒険編〜』に登場する(日本の)カブトムシ。ゲーム内でのパラメーターはカブトムシと同じ。
スーパーアタックタイプのカブト丸もカード化されるようだったが実際はカード化されず、没データになっている。一応、前述の「スーパーローリングクラッチホールド」と同じ手段を使えば使用できる。
なおタッグマッチではサビイロカブトと組ませても甲錆砲は発動しないが、通常版カブトムシとの併用が出来る。
・ヤイバ
カブト丸の後輩にして家来であるノコギリタテヅノカブト。ゲーム内でのパラメーターはノコギリタテヅノカブトと同じ。
ヒシガタタテヅノカブトよりも先にゲームに登場したため、登場してしばらくは唯一ノコギリタテヅノカブトとタッグ相性◎にできる甲虫だった。
・チャン・G
カブト丸の師匠であるムナコブクワガタ。ゲーム内でのパラメーターはムナコブクワガタと同じ。
なおタッグマッチではムナコブクワガタとのペアで相性が◎になる唯一の甲虫である。
雑誌付録の中では唯一オセアニア出身の甲虫((『ザックの冒険編』ではハスタートノコギリクワガタの「ヒッキー」、サンボンヅノカブトの「スリーサイズ」、森の救世主ではパプアキンイロクワガタの「パンプキン」も登場しているが、カード化されなかった。))の為、アダー完結編で「ニジノモンショウ」で強化できる唯一の甲虫である。
・キング
学年別学習雑誌に連載されていた漫画『森の救世主』に登場する(日本の)カブトムシ。
2007年の雑誌付録にはスーパーアタックタイプ版のムシカードが付録になっていた。アタックタイプのパラメーターはカブトムシと同じ(スーパーアタックタイプも攻撃力と体力以外はカブトムシと同じ)。
タッグマッチではサビイロカブトと組ませても甲錆砲は発動しない。ただし、カブト丸同様、通常版のカブトムシと併用できる。
・ジョー
キングのライバルのノコギリクワガタ。
タッグマッチではファブリースノコギリクワガタと組ませても120SAWSは発動しないが、通常版のノコギリクワガタと併用できる。
ゲームに登場した時は同属の甲虫が強さの合計が300を超えるギラファノコギリクワガタしか登場してしなかったため、唯一ノコギリクワガタとタッグ相性が◎になる甲虫だった。
・ジャンボ
キングの後輩にあたるコクワガタ。
タッグマッチではアカアシクワガタと組ませてもジャパニーズスーパージュニアは発動しないが、通常版コクワガタと併用できる。
}
#openclose(show=アダー完結編で登場した甲虫){
・ヘルクレスエクアトリアヌス
ヘルクレスオオカブトの亜種。羽は鮮やかな黄色~山吹色で、黒点が少ないことから「最も美しいヘルクレス」と名高い。ゲーム内での肩書も「美しき伝説甲虫」。
温厚な性格だが、戦闘能力が高いのはヘルクレスと同じ。
必殺技はパー。超必殺技は「ジャベリン」。パラメーター的にはディフェンスタイプ寄りで、体力はサタンオオカブトよりも高い。
アダー完結編では敵専用として、こいつのブルー個体である「ヘルクレスエクアトリアヌスブルー」がラストボスとして登場した。復活の森編の改造コーカサスオオカブトをも遥かに凌ぐ化け物として恐れられていた。
新甲虫王者ムシキングには未登場。
・ダイオウヒラタクワガタ
インドネシアのジャワ島に生息するヒラタクワガタの仲間。古代マケドニア王国のアレキサンダー大王が名前の由来になっている。
必殺技はグー。肩書は「ブラックタンク」。超必殺技は「タンバリンアタック」。
究極必殺技が存在しないため、アダー完結編以前で換算するならば最低でもつよさ140以上のステータスだと考えられる。
続編の新甲虫王者ムシキングでもつよさ160相当のムシとして参戦を果たしている。
・[[ニジイロクワガタ]]
オーストラリアに生息する非常に美しいクワガタ。ゲーム内での肩書きも「世界一美しいクワガタ」である。人気・知名度が非常に高いクワガタだが、その割に参戦は非常に遅い…。
必殺技はグー。超必殺技は「&ruby(グレートビューティフルレインボー){G.B.R}」。究極必殺技が存在しないため、アダー完結編以前で換算するならば最低でもつよさ140以上のステータスだと考えられる。
続編の新甲虫王者ムシキングでもつよさ160相当のムシとして参戦を果たしている。
・サバゲノコギリクワガタ
アフリカに生息するノコギリクワガタ。サバゲは野蛮人という意味であり、その名の通り凶暴な性格をしている。
必殺技はチョキ。肩書は「赤き野獣」。究極必殺技は「スーパーギコギコスラッシュ」。
・インペラトールホソアカクワガタ
皇帝(インペラトール)の名を持つホソアカクワガタ。コウテイホソアカクワガタ、ミカドホソアカクワガタとも呼ばれる。
必殺技はチョキ。肩書は「キクロの皇帝」。究極必殺技は「スーパーエンペラーズララバイ」。
最終弾ではエラフスを抑えて「パプアニューギニア最大のクワガタ」として参戦を果たした。
・メタリフェルホソアカクワガタ
エラフスに次いで2番目に大きいホソアカクワガタ。ホソアカクワガタの中でも値段が安く、飼育も簡単とされる。ただし寿命は短い。
必殺技はチョキ。肩書は「策略の妖精」。超必殺技は「ビートルライオン」。
新甲虫王者ムシキングや百獣大戦アニマルカイザーにも参戦している。階級は旧作のつよさ160に相当する。
・ルイスツノヒョウタンクワガタ
必殺技はグー。肩書は「&ruby(たいこうでんか){[[太閤殿下>豊臣秀吉(戦国武将)]]}」。究極必殺技は「スーパーイチゴイチエ」。
日本の比較的温暖な地域(本州・四国・九州の太平洋側、沖縄県)に生息する。体長わずか2cmほどのとても小さなクワガタで、オスとメスの大顎の形に違いが無い。
・改造[[コーカサスオオカブト]]
2005セカンド(復活の森編)でラストボスだった甲虫。当時は敵専用甲虫だったが、アダー完結編にてプレイヤーも使用できるようになった。羽の固まり具合によって肩書が異なる。
攻撃力や体力は非常に高いものの、防御は脆いという弱点もある。アダー完結編になってからはグー・チョキ・パーそれぞれの攻撃力と体力だけでなく防御もステータスとして追加されているが、それが低い。
なお生まれた場所は「インドネシア・スマトラ島」ではなく「アダー工場」となっている。
・スーパームシキング
アダー完結編にて登場した、ムシキングの強化版。カードの説明文がシリーズ最終章に相応しいものになっている。
元々は大会参加者向けの限定カードだったが、シリーズ最終弾となるアダー完結編第5弾では筐体から排出されるようになった。
}
#openclose(show=敵専用の甲虫){
・アクティオンゾウカブト(ディフェンスタイプ)
2003年秋の難しいモードに登場。
当時の難しいモードは敵の性格によって攻撃パターン(思考回路)が変わるというシステムだったが、バランスタイプだと「思考回路が易しいモードとほぼ同じでありつまらなくなってしまう」という理由から、難しいモードに限りディフェンスタイプとなっていた。
・ヘルクレスオオカブト(ディフェンスタイプ)
こちらもアクティオンと同様の理由で、2003年秋の難しいモードに限り性格がディフェンスタイプに変更された。
・改造コーカサスオオカブト
2005セカンド(復活の森編)に登場した、羽化したばかりのコーカサス。
蛹の段階からアダーによる改造手術を受けていたためか、通常のコーカサスよりも一回り大きくなっている。また、羽化直後から既に強い((ちなみに実際には羽化直後の甲虫というのはものすごく体が弱く、ちょっとした刺激でも即死してしまう危険性があるため絶対に戦わせてはいけない。))。
「最後のお話」の1戦目と最終戦(4戦目)で2回戦うことになる。
1戦目ではわざカード(とくしゅわざを含む)の装備は無い。つよさ180、アタックタイプ((当時はまだスーパーアタックタイプのコーカサスオオカブトが登場していなかったため。))。残りの体力が半分以下になると一旦戦闘が中断し、2戦目(別のムシとの戦い)に突入する。
最終戦でもう一度戦うこととなるが、こちらはローリングドライバー(超必殺わざ)ととくしゅわざ2つ(必殺ふうじ、あいこやぶり)を装備している。最初はつよさ190(超必殺わざによる強化分を含む)だがバトル中に羽が固まりつよさ(攻撃力と体力)が上昇する。最終的には300((つよさ290+ローリングドライバーによる強化値))になる。
アダー完結編のエクアトリアヌスブルーが登場する前までは、歴代で最も手強い敵として知られていた。
2006セカンドの「かいぞう甲虫」でも登場するが、こちらは羽化直後は通常より強さが引き下げられている。また、コーカサスの代わりに改造パラワンオオヒラタクワガタや改造オウゴンオニクワガタが敵として登場する場合がある。
なお映画「闇の改造甲虫」でもラストボスを務めている。
・ヘルクレスエクアトリアヌスブルー
ヘルクレスエクアトリアヌスのブルー個体。
アダー完結編でラストボスとして登場した。
体力が通常のエクアトリアヌスより遥かに高く、特に2戦目では1500という規格外の数値を誇る(改造コーカサスすら凌駕する)。
ただし1戦目はアダーが次に出す手を予め予告してくれるため(余程のことが無い限り)負けることはほぼ無く、2戦目もプレイヤーのカスタマイズ次第ではあまり苦戦することなく倒すことが可能である((特にプラティオドンネブトクワガタがオススメ。))ため、一概に改造コーカサスより強いとは言い切れない。
ちなみに、ある理由で森を追放されたアダーが最初に出会った外国甲虫でもある。
・マティ
『森の救世主』に登場した悪役のギラファノコギリクワガタ。
アダー完結編でキング、ジョー、ジャンボのいずれかを使用した際に敵として登場することがある。
なお、アダー完結編でカブト丸・ヤイバ・チャンGを使用した場合にも「ザックの冒険編」に登場した固有名詞付きムシの一部が敵限定で登場する。
人間を恨んでおり、そのストレスを「日本の在来種」を傷付けることで解消していた。キングの角を折ったのもこいつ。
ただしマティ自身も「顔の左側に傷が入っていた」という理由から人間に捨てられた過去を持っており、同情できる要素も僅かに存在する
}
#openclose(show=新甲虫王者ムシキングで登場した甲虫){
・ウエストウッドオオシカクワガタ
ウエストウッディとも呼ばれる。ネパールなどに生息する。クワガタの王様と呼ばれ、数十万円で取引されることがあるほどの超高級クワガタ。かつてはシカクワガタ属に分類されていたが、現在はディディエールやスペキオシスとは別の属である。
階級は旧作のつよさ160に相当する。必殺技はチョキの「オオシカスクリュー」。
・ジュダイクスミヤマクワガタ
ユダイクスミヤマクワガタとも呼ばれる、中東に生息するヨーロッパミヤマクワガタの亜種。ゲーム内に登場する中東・欧州の甲虫はこいつだけ。ちなみにカードの出身地の欄には「トルコ・シリア」と記載されている。
ミヤマクワガタ属の最大・最強甲虫として参戦しており、階級は旧作におけるつよさ200に相当する。
必殺技はチョキの「ジュダイクスセイバー」。
なお、百獣大戦アニマルカイザーで先に登場したが、こちらは赤のカード((本作における緑(強さ140以下)に相当。))だった。
・ヘルクレスレイディ
ヘルクレスオオカブトの亜種だが小型種であり体長は最大でも10cmほど。そのためか肩書きは「ポケットの中の伝説」となっている。
階級は旧作のつよさ160に相当する。必殺技はパーの「ライジングドライバー」。
・アンタエウスオオクワガタ
グランディスと並ぶ世界最大級のオオクワガタ。オオクワガタの中でも体の横幅が広く、大顎が強く湾曲しているのが特徴。
階級は旧作のつよさ160に相当する。必殺技はグーの「アンタエウスインパクト」。
・アラガールホソアカクワガタ
フィリピンに生息するやや小型のホソアカクワガタ。樹液を好まず、藤(ラタン)の花の蜜を吸う。
階級は旧作のつよさ160に相当する。必殺技はチョキの「ラタンエッジ」。
・スマトラオオヒラタクワガタ
パラワンと並ぶヒラタクワガタ最強候補の一角。体長はパラワンよりやや劣るものの、体の横幅が太いので人気はヒラタクワガタNo.1である。
旧作では何故か最後まで参戦しなかったが、新ムシキングでは旧作のつよさ200相当の甲虫(ドルクス属最強)として参戦を果たした。必殺技はグーの「クレイジースパイク」。
・マレーコーカサスオオカブト
マレー半島に生息するコーカサスの亜種。スマトラコーカサスやジャワコーカサスに比べて胸角が大きく湾曲するのが特徴。
階級は旧作のつよさ200に相当し、カルコソマ属最強甲虫となっている。カルコソマ属で唯一、グーの「コーカサスボンバー」を必殺技としている。
・インターメディアツヤクワガタ
オオキバオニツヤクワガタとも呼ばれるダールマンツヤクワガタの亜種で、こちらも亜種だけ登場している。全身真っ黒なツヤクワガタとしてはアルケスと並び世界最大級とされる。
階級は旧作のつよさ200に相当する(オドントラビス属では初)。必殺技はチョキの「フュージョングレイブ」。
・ギラファケイスケレッド
[[ギラファノコギリクワガタ]]の亜種ケイスケの赤い体の個体のこと。ヘルクレスリッキーブルーのライバルポジションとして参戦した。
階級は旧作のつよさ200に相当する。必殺技はチョキの「G・ネックトルネード」。
・レギウスツヤクワガタ
タランドゥスオオツヤクワガタの亜種。正式和名は「レギウスオオツヤクワガタ」。
タランドゥスよりも細身で大顎が長いのが特徴。そのためか必殺技がチョキの「ホシトウミノオト」になっている。
階級は旧作のつよさ200に相当する。性格は旧作のタランドゥスと同じアタックタイプ。
・ポルテリータテヅノカブト
ノコギリタテヅノカブトの最大サイズが更新されたことにより、ノコギリタテヅノとは別枠で参戦した甲虫。
タテヅノカブト属(ゴロファ属)で唯一、つよさ200相当の階級で参戦した。必殺技はパーの「ポルテリーウィップ」。
・タケゾー
本作の固有名詞付き甲虫。関西弁で喋る陽気なカブトムシ。肩書きは「お調子者のムードメーカー」。
階級は通常版カブトムシと同じ(旧作の)つよさ120相当。必殺わざも通常版と同じトルネードスローだが、相手が(旧作の)つよさ160相当以上の場合は超必殺わざ「タケタケアタック」が使えるようになる。
・コジロー
本作の固有名詞付き甲虫。ござる口調で喋るノコギリクワガタ。タケゾーに比べてクールな性格だが、義理人情に厚い一面を持つ。
階級は通常版ノコギリクワガタと同じ(旧作の)つよさ120相当。必殺わざも通常版と同じランニングカッターだが、相手が(旧作の)つよさ160相当以上の場合は超必殺わざ「コジロースラッシュ」が使えるようになる。
}
・&bold(){わざカード}
甲虫にわざを覚えさせるカード。
テクニックの数値が定められており、ムシのテクニックが「つよさ100はテクニック100、つよさ120はテクニック90、つよさ140はテクニック70、つよさ160はテクニック60、つよさ180はテクニック40、つよさ200はテクニック30」となっており、が足りていないと威力がほとんど上がらない。
なおスーパーわざの入手難易度は高く、入手確率はつよさ180のムシカードと同じくらいである。&s(){それでも小型甲虫の究極必殺わざよりも、つよさ200のムシのカード無し必殺わざの方が攻撃力が高い((例えばグラントシロカブト(つよさ100、バランスタイプ)にスーパートルネードスローを装備させるとパーの攻撃力が90になるが、ヘルクレスオオカブト(つよさ200、バランスタイプ)はわざカード無しでもパーの攻撃力が100もある。))}
初期は攻撃力のみが上昇する仕組みになっていたが、2005ファーストからはわざカードを装備すると攻撃力と同じくらい体力も増えるようになった。これは元々の体力が低い小型甲虫に対する救済措置とも言える。その代わり、つよさ100甲虫の究極必殺わざ装備による攻撃力の上昇値は引き下げられてしまった。
ムシカードのつよさとわざカードのテクニックによって、相性およびつよさの強化値が変わってくる。
#openclose(show=ムシカードのつよさとわざカードのテクニックによる、相性およびつよさの強化値){
・テクニック80のわざ
つよさ100の場合:相性◎、つよさ+10
つよさ120の場合:相性◎、つよさ+8
つよさ140の場合:相性△、つよさ+2
つよさ160の場合:相性△、つよさ+1
つよさ180の場合:相性△、つよさ+1
つよさ200の場合:相性△、つよさ+1
・テクニック50のわざ
つよさ100の場合:相性◯︎、つよさ+6
つよさ120の場合:相性◯、つよさ+6
つよさ140の場合:相性◎、つよさ+6
つよさ160の場合:相性◎、つよさ+5
つよさ180の場合:相性△、つよさ+2
つよさ200の場合:相性△、つよさ+2
・テクニカル20のわざ
つよさ100の場合:相性◯、つよさ+4
つよさ120の場合:相性◯、つよさ+4
つよさ140の場合:相性◯、つよさ+4
つよさ160の場合:相性◯、つよさ+4
つよさ180の場合:相性◎、つよさ+4
つよさ200の場合:相性◎、つよさ+3
必殺わざはこの2倍になる。ただし、超必殺わざと究極必殺わざの強化値は別途後述する。
ちなみに例外としてアダー登場編のムシキング(つよさ160)はテクニックがカブトムシ(つよさ120)と同等なので、強化値がつよさ120の甲虫と同じという破格の待遇だった。
}
・&bold(){とくしゅわざ}
昆虫を呼び出し、あいこダメージ無効化や体力回復などでサポートしてもらう技。
「アダー完結編」からは&bold(){昆虫カード}として扱われる。
なおつよさ200のムシの場合、元々の攻撃力・体力が非常に高い上に超必殺わざを装備させてもあまり上昇しない。特につよさ200のアタックタイプの場合、わざカード無しでもサタンオオカブト(超必殺わざ+相性◎わざ2つのMAXカスタマイズ)を除く全てのムシを必殺わざ2回以内で倒せるため、通常のわざカードをカスタマイズするメリットがほぼない。むしろ必殺わざを含めた3つ全てのわざを特殊わざにした方が良いとも言われている。
#openclose(show=グーのとくしゅわざ一覧){
・最後の力
あと一撃(相手の一番弱い技でも)喰らったら負けてしまうピンチの状態でジャンケンで勝つと、助っ人昆虫のセイヨウミツバチが来てくれて一緒に攻撃してくれる。
必殺技で勝った場合は相手の初期体力の20%分、必殺技以外で勝った場合は相手の初期体力の10%分だけ攻撃力が加算される。
人気の高い特殊技の一つ。
・必殺ふうじ
相手の必殺技に勝った後セイヨウミツバチが来てくれて、次のターンで相手が必殺技を使えないようにしてくれる。
これを使うと次のターン、こちらは相手の必殺技に負ける手(勇気の一手)を出せば悪くてもあいこに出来る。そのため、あいこやぶりとの相性が良い。
・まもりアップ
連続でジャンケンで勝つとゲンジボタルが来てくれてこちらの防御力を上げてくれる。
ホタル1匹につき相手の攻撃力の10%分だけ自分が受けるダメージを軽減できる。ホタルは最大で4匹まで来てくれる。
強力な特殊技の一つであり、特に元々の体力が非常に高いサタンオオカブトにこれを装備すると不死身の甲虫になり得る。ただし、発動条件がややシビアなので注意しよう。
・とくしゅふうじ
相手の「!」が付いている技に勝つとオオカマキリが相手の助っ人昆虫を捕まえてくれて、一定時間相手の特殊技を無効にしてくれる。
こちらのテクニックによって効果の持続時間が変わるらしく、大型甲虫(強さ180以上)は中型甲虫(強さ160以下)以下に比べて持続時間が短くなる。
・ゆうきのいちげき
相手の必殺技に負ける技(勇気の一手)で勝つとオオスズメバチが来てくれて、一定時間相手の全ての技の攻撃力を下げる。
こちらのテクニックによって効果の持続時間が変わるらしく、小型甲虫(強さ120以下)は長いが、中型甲虫(強さ140以上)以上は比較的短くなる。}
#openclose(show=チョキのとくしゅわざ一覧){
・あいこやぶり
あいこの後にジャンケンで勝つと、次のターンからあいこになった時にカナブンか代わりにダメージを受けてくれる。(つまり、あいこでこちらがダメージを受けない)
こちらが小型甲虫の場合はカナブンが2回来てくれるが、中型甲虫以上の場合は1回しか来てくれない。
・必殺よこく
カウント10でボタンを押すとカナブンが来て、相手に対し「必殺技を出すよ」と予告する。これで本当に必殺技で勝った場合は相手に大ダメージを与えられる。
逆に必殺技以外の技を出した場合この特殊技を使うメリットは全く無く、それどころか嘘をついて負けた場合は逆にこちらが大ダメージを受けてしまう羽目に…。
不人気な特殊技の一つ。
・あいこボーナス
あいこになるとナナホシテントウが来てくれる。あいこの回数だけナナホシテントウの数が増え、最大で9匹まで来てくれる。
あいこの後ジャンケンで勝つとナナホシテントウ1匹につき相手の初期体力の5%分だけ攻撃力が上がる。ただしあいこの後ジャンケンで負けてしまうとナナホシテントウは帰ってしまうので要注意。
・あいの力
カウント10でボタンを押すとメス甲虫(カブトまたはクワガタ)が来てくれて、一定時間攻撃力が上がる。
…が、メスが帰ってしまうと攻撃力が通常より下がってしまう。
・すてみのいちげき
カウント10でボタンを押して勝った場合、ゴマダラカミキリがカツ(活)を入れてくれてこちらは初期体力の7.5%程ダメージを受ける。が、その分こちらの攻撃力が上がり、相手の初期体力の10%分だけ追加ダメージを与えることが出来る。
こちらの残り体力が非常に少ない場合はこの技は発動しない。
ちなみに初期はこちらのダメージが5%、追加される攻撃力が相手の初期体力の15%という過剰に強力な特殊技だった。
}
#openclose(show=パーのとくしゅわざ一覧){
・はんげきかいふく
相手の必殺技を喰らった後にジャンケンで勝つとナミアゲハ(2007ファーストまではアゲハチョウ表記。ゲーム上の表記はアダー完結編で訂正された。)が来てくれて、こちらの体力を回復してくれる。
回復量は小型甲虫では受けたダメージの60%、中型甲虫以上は受けたダメージの50%となる。
「かいふく」に比べて回復量は多いが、発動チャンスが少ない。
・あせらせ
ジャンケンで勝つとアオスジアゲハ((初期ははんげきかいふくと同じアゲハチョウだった。))が来てくれて相手のカウントを短くし、焦らせてミスを誘う。ただし相手がコンピュータの場合は意味が無い。
あまり注目されないが、相手のカウント10で発動系の特殊技(必殺よこく、あいの力、すてみのいちげき)を使えなくする効果もある。
・かいふく
相手の攻撃を喰らった後にジャンケンで勝つとナミアゲハ(こちらも2007ファーストまではアゲハチョウ表記。ゲーム上の表記も同様)が来てくれて、少しだけ(こちらが受けたダメージの20%分)体力を回復してくれる。
回復量は少ないが、「はんげきかいふく」と異なり必殺技以外の攻撃も対象となるため、発動チャンスが多い。
・こうげきダウン
ジャンケンで勝つとクマバチが来てくれて相手の負けた手を永久的に下げてくれる。最大で40% 分(元の攻撃力の60%程度まで)下げることが出来る。
こちらのテクニックによって発動一回あたりの効果(攻撃力を下げる量)が変わるらしく、小型甲虫では効果が大きい。
・ばいがえし
相手の攻撃を喰らった後にジャンケンで勝つとアカスジキンカメムシが来てくれて、こちらが受けたダメージの10%分だけ追加攻撃をしてくれる。
}
・&bold(){&color(red,black){アダーコレクション}}
アダーが操る赤目甲虫を呼び出せるムシカード。1億枚突破記念から登場。
登場シーンは木の洞から赤い目を光らせた後、それを破壊して現れる。
登場時のアダーのセリフはポポと異なり、甲虫の階級に関係なく「いでよ!◯◯!」になる。カスタマイズの相性確認もアダーが担当する。
該当する虫は「フォレストグリーンまでに登場したつよさ100~140((実際のゲームでは敵として登場するのが「しろいはね」「さなぎきゅうしゅつ」のスペシャルステージとアダー完結編だけだった日本甲虫含む。))」だったが2005セカンドで&bold(){&color(red,black){マンディブラリスフタマタクワガタ}}が追加されて以降は、つよさ160~200の一部のムシが加わることがある。
しかし、つよさ160以上のアダーコレクション入りは、&bold(){そのカードはもうすぐ排出を終了する}事を暗示している。アダーコレクションが追加されたつよさ160以上の甲虫は、次の次のバージョンからカードが排出されなくなる。唯一の例外はパラワンオオヒラタクワガタ。
ちなみにDSソフトではある裏技を使えば、本来アダーコレクションが登場していない甲虫((「ムシキング」や小学館の雑誌付録を含む。))もアダーコレクションとして参戦させることが可能になっている。
#openclose(show=アダーコレクション入りした、つよさ160以上の甲虫){
・&bold(){2005セカンド}
マンディブラリスフタマタクワガタ(超必殺わざがクロスダイブの個体だけ)(200)
・&bold(){3億枚突破記念}
&color(chocolate){エレファスゾウカブト}((フォレストグリーンで復活したが、アダーコレクションは復活しなかった。アダーコレクションと究極必殺わざの両立はできる。))(160)
&color(gold,black){サタンオオカブト}(180)
・&bold(){2006ファースト}
&color(black,lightcyan){ヘルクレスリッキーブルー}(200)
・&bold(){2006夏ネイチャー}
グランディスオオクワガタ(180)
&color(black,orange){ラコダールツヤクワガタ}(160)
・&bold(){2006セカンド パーフェクトキング}
アクティオンゾウカブト(超必殺わざがサマーソルトプレスの個体だけ)(200)
アルキデスオオヒラタクワガタ(160)
・&bold(){ダイヤモンドブルー}
パラワンオオヒラタクワガタ(スーパーアタックタイプの個体だけ)(180)
モーレンカンプオオカブト(160)
}
・&bold(){ライセンスカード}
ゲームの付録や、公式大会で優勝した際に入手できるカード。
ムシをスキャンする前にスキャンすると肩書きが変化したり、特殊なエフェクトが加わる。
アダー完結編では「むしつかいのあかし」は日本の虫、「ニジノモンショウ」はオセアニアの虫を強化できる。この2種のライセンスカードは通常排出。
・&bold(){バージョン一覧}
#openclose(show=バージョン一覧){
●2003春
ムシカード全24種類、わざカード全12種類(とくしゅわざを除く)、とくしゅわざ全6種類((必殺ふうじ、最後の力、あいこやぶり、必殺よこく、あせらせ、はんげきかいふく))が登場。
●2003夏限定
新規甲虫の追加は無し。
●2003秋第1弾
新規甲虫の追加は無し。
このバージョンから小型甲虫のみが使用可能なスーパーわざが追加された。
●2003秋第2弾
このバージョンからムシカードに性格が導入された。また、新規の甲虫6種類が参戦。
●2004ファースト
このバージョンから一部の大型甲虫が排出されなくなる。
●2004夏限定
新規甲虫の追加は無し。
●2004ファースト拡張パック(2004ファーストプラス)
このバージョンまでに新規参戦した甲虫は全て他の甲虫と超必殺わざ(究極必殺わざ)を共有していた。
●2004セカンド
このバージョンから新規参戦する甲虫にはそいつ専用の超必殺わざ(究極必殺わざ)が設定されるようになった。
また、新たな性格として「スーパーアタックタイプ」「スーパーディフェンスタイプ」が追加された。
このバージョンを最後に、ムシカードの別デザインである「パラレルコレクション」が廃止された。
●1億枚突破記念
新規甲虫の追加は無し。
このバージョンからつよさ140以下のムシカードに限り、アダーコレクションが追加されるようになった。
●2004セカンドプラス
このバージョンを最後に、新規のつよさ200甲虫が追加されなくなった。
●2005ファースト
このバージョンから一部のつよさ180甲虫が復活。
また、このバージョンから一部の中型甲虫が排出されなくなる。
●2005夏限定
新規甲虫の追加は無し。
●2005ファーストプラス
このバージョンから一部のつよさ200の甲虫が復活した際に超必殺わざが変更されるようになった。
●2005セカンド
ここから「復活の森編」。
このバージョンから「ムシキング」のムシカードが追加。つよさ200甲虫のアダーコレクションが初めて登場。一部のつよさ180の甲虫が復活した際に性格が変更されるようになった。このバージョンから一部の小型甲虫が排出されなくなる。
●3億枚突破記念
新規甲虫の追加は無し。
つよさ180およびつよさ160の甲虫のアダーコレクションが初めて登場。
●2005セカンドプラス
このバージョンと次のバージョンではムシキング・テリーの得意技のカードが追加されている。
●2006ファースト
ここから「アダー計画編」。
●2006夏ネイチャー
新規甲虫の追加は無し。
筐体から当たりカード(こうかんカード)が出た場合、店員にそれを見せることで日本甲虫6種類((ムシキング、カブトムシ、オオクワガタ、コクワガタ、ノコギリクワガタ、ミクラミヤマクワガタ))のうちいずれかの3Dカードを手に入れることができるというキャンペーンがあった。
●2006ダイナミックスタンド(DS)
カードのデザインがDSソフト「GCへの道2」とほぼ同じものになる。
また、パプアキンイロクワガタが新規参戦。
●2006セカンド パーフェクトキング
ここから一人用モードのストーリーがオムニバス形式になる。
2004セカンドプラス以来となる、新規の大型甲虫が追加された。また、初めて中型甲虫のスーパーわざが追加された。
このバージョンまではバーコードが左右両方にあった。
●ダイヤモンドブルー
横型デザイン。このバージョンからバーコードが片方のみとなる。
新規甲虫の追加は無し。
●フォレストグリーン
このバージョンから一部の中型甲虫と小型甲虫が復活。一部のつよさ140甲虫の超必殺わざ(究極必殺わざ)が変更された。
シークレットカードとしてライセンスカード「むしつかいのあかし」が排出された。
また、このバージョンを最後にアダーコレクションが一旦廃止された(後に5周年コレクションカードで復活)。
●2007夏シャイニング
ムシカードは「フォレストグリーン」までに登場したドルクス属(オオクワガタ属)((ただし、パリーオオクワガタはこの頃まだ参戦していなかったため不参加。))とディナステス属(ヘルクレスオオカブト属)の甲虫、そしてこのバージョンで新規参戦したヘルクレスオキシデンタリスのみが登場。
また、シークレットカードとして初期バージョンのヘルクレスオオカブトが排出された。
●2007ファースト
ヘルクレスオオカブトおよびヘルクレスオキシデンタリスの羽が黒いバージョンが登場。また、劇場版「スーパーバトルムービー 〜闇の改造甲虫〜」の人気キャラクターだったスジブトヒラタクワガタのカードが排出された((元々は映画の前売り券の特典カードだったのだが、大ヒットを記念して筐体からも排出されるようになった。))。
●5周年コレクションカード第1弾
今までに登場した北半球(日本を含む)出身の甲虫(+今期で新規参戦したヘルマンミヤマクワガタ)が全種類復活((ただし特典カードのスジブトヒラタクワガタやホペイオオクワガタ、2007夏シャイニング仕様のカード、2007ファーストの羽が黒いヘルクレスオキシデンタリスは登場せず。))。同じ種類の甲虫でも過去に筐体から排出された全てのバージョン(同じ甲虫でも超必殺わざが異なるカードや、アダーコレクションや性格なしカードがあった場合はそれも。)がここで登場することとなった((例えばパラワンオオヒラタクワガタの場合、「性格なし」「アタックタイプ」「スーパーアタックタイプ」「アダーコレクション」の4種類がこのバージョンで排出された。))。ただし、ヘルクレスオキシデンタリスはそれ以前のカードが2007夏シャイニングと2007ファースト(羽が黒い特別仕様)だけだったため、通常版はこのバージョンが初収録となった。
また、シークレットカードとして特別仕様の「ムシキング」が排出された。こちらも新規のバーコードとなっている。
●5周年コレクションカード第2弾
今までに登場した南半球(+赤道付近)出身の甲虫が全種類復活((こちらも2007夏シャイニング仕様のカード、2007ファーストの羽が黒いヘルクレスオオカブトは登場せず。))。同じ種類の甲虫でも筐体から排出された全てのバージョンがここで登場することとなった((例えばアクティオンゾウカブトの場合、「性格なし」「超必殺わざ:ガンガンスマッシュ」「超必殺わざ:サマーソルトプレス」「アダーコレクション」の4種類がこのバージョンで排出された。))。
新規で3種類の甲虫が追加された他、マンディブラリスフタマタクワガタが新たな超必殺わざを習得して復活。また、シークレットカードとして、3年ぶりに復活を果たしたオウゴンオニクワガタの特別仕様カードが排出された。(こちらは通常版と同じバーコード)
●2008第1弾
ここから「アダー完結編」。ムシカードの仕様が大幅に変更された。また、わざカードが廃止され、代わりにそれぞれのムシカード自体に超必殺わざ(究極必殺わざ)が組み込まれるようになったり、別のムシカードを助っ人として呼べるようになった。
アルキデスオオヒラタクワガタ、セアカフタマタクワガタ、アトラスオオカブトのスーパーわざが追加。
新規の大型甲虫としてヘルクレスエクアトリアヌスが参戦。
●2008第2弾
このバージョンでは日本またはオセアニアの甲虫のみが登場。人気・知名度が高く参戦が強く期待されていたニジイロクワガタがついに登場。
また、シークレットカードとしてライセンスカード「ニジノモンショウ」が排出された。
●2008第3弾
このバージョンから2種類の甲虫がセットになった「合体わざカード」が追加されるようになった。このカードではスキャンする甲虫の順番も指定されており、これを間違えると合体わざが発動しないシステムになっていた((アダー完結編以前にタッグネームが発動した組み合わせであればどちらの順番でも合体わざが発動するが、新たに登場した組み合わせは順番通りでないと発動しない))。
●2008第4弾
改造コーカサスオオカブトが登場。
また、ネプチューンオオカブト、アヌビスゾウカブトのスーパーわざが追加。
●2009第5弾
旧作の最終バージョン。「世界最大」と「世界最強」をテーマとしており、主に各属の最大種((ヘルクレスオオカブト(ディナステス属最大)、エレファスゾウカブト(ゾウカブト属世界最大)、ギラファノコギリクワガタ(ノコギリクワガタ属世界最大)、パラワンオオヒラタクワガタ(ドルクス属世界最大)など。))が参戦した。また、プラティオドンネブトクワガタを最強にするための助っ人となる甲虫も参戦。
スーパームシキングと改造コーカサスオオカブト完全体も参戦。
}
**●バトル関係
・&bold(){性格}
ムシそれぞれに設定されている能力の傾向の目安。2003秋第2弾から追加された要素。
スーパーアタックタイプとスーパーディフェンスタイプは2004セカンドから追加された。
&bold(){&color(snow,gold){【バランスタイプ】}}
攻撃力、体力共に水準。
それほど好戦的な性格ではない「アクティオンゾウカブト、ヘルクレスオオカブト、オウゴンオニクワガタ、ネプチューンオオカブト、ゴホンヅノカブト、プラティオドンネブトクワガタ、アカアシクワガタ、パプアキンイロクワガタ、グラントシロカブトなど」が選ばれていることが多いが、性格導入初期から凶暴な性格の「マンディブラリスフタマタクワガタ、ラコダールツヤクワガタ、コガシラクワガタなど」や大人しい性格の甲虫「エレファスゾウカブト、ゴホンヅノカブトなど。」がバランスタイプになっていることもある。
なお、2003秋第1弾までの性格なしもこのバランスタイプと事実上同じで、違いはバーコードと性格の表示の有無くらいである。ただし、「GCへの道」「GCへの道2」ではムシカードなしのカブトムシを除いて性格なしのムシカードが使えない他、アダーコレクションには性格なしのムシカードはない。
&bold(){&color(snow,red){【アタック(スーパーアタック)タイプ】}}
バランスタイプと比べると必殺わざが10(20)、他の技が5(10)高く、体力は20(40)低い。
主に好戦的な性格をしている「タランドゥスツヤクワガタ、ギラファノコギリクワガタ、マルスゾウカブト、セアカフタマタクワガタ、ミヤマクワガタ、フェモラリスツヤクワガタ、アトラスオオカブト、日本カブトムシ、ヒメカブト、ノコギリタテヅノカブトなど」がアタックタイプまたはスーパーアタックタイプになっていることが多いが、それほど好戦的ではない甲虫「ヘルクレスリッキーブルー、アヌビスゾウカブト、クロゴホンヅノカブトなど。もっとも、リッキーブルーに関しては「怒らせると怖い」という補足が加えられているが。」が選ばれていることもある。
一部の甲虫は同じ種類でもカードのバージョンによってアタックタイプかスーパーアタックタイプかが異なる場合がある。
なお、つよさ200とつよさ140の甲虫にスーパーアタックタイプは存在しない。
&bold(){&color(snow,blue){【ディフェンス(スーパーディフェンス)タイプ】}}
バランスタイプと比べると体力が20(40)高く、必殺わざが10(20)、他の技が5(10)低い。
スーパーディフェンスタイプを所持しているムシは&bold(){&color(gold,black){『サタンオオカブト』}}のみ。スーパーアタックタイプは後述の「スーパーアタックタイプ版カブト丸」を除いても「アルキデスオオヒラタクワガタ、ファブリースノコギリクワガタ、アルケスツヤクワガタ、スティーブンスツヤクワガタ、パラワンオオヒラタクワガタ(2005セカンド以降)、コーカサスオオカブト(2006ファースト以降)、ヒメカブト(雑誌付録)、ヒラタクワガタ(雑誌付録)、キング(2007年雑誌付録)」の9種がいる。
主にあまり争いを好まない、おとなしい甲虫「ギアスゾウカブト、ヒルスシロカブト、オオクワガタ、ヒメゴホンヅノカブト、ムナコブクワガタ、サビイロカブトなど」が選ばれていることが多い。が、実際には気性が荒いのだけれどディフェンスタイプになっている「グランディスオオクワガタ、ディディエールシカクワガタ、フォルスターフタマタクワガタ、スジブトヒラタクワガタなど」も一部存在する。
ちなみにつよさ200の甲虫にディフェンスタイプは存在しない。
・&bold(){超必殺わざ}
そのムシが最も得意としている必殺技。通常の相性◎の必殺わざよりもつよさの強化値がやや大きい。
2004ファースト拡張パックまでに登場した甲虫は他のもう1種類の甲虫と共通の超必殺わざ(と究極必殺わざ)((例えば、「スーパートルネードスロー」はカブトムシとグラントシロカブトが究極必殺わざとして使用できる。))が設定されていたが、2004セカンド以降に初登場した甲虫については基本的にその甲虫1種類のみの専用の超必殺わざ(と究極必殺わざ)が割り当てられている((ただし特典カードのホペイオオクワガタ(フォレストグリーン以降のオオクワガタと共通)、スジブトヒラタクワガタ(ヒラタクワガタと共通)は例外。))。
また、ヘルクレスリッキーブルーを除くつよさ200の甲虫とオオクワガタ、ミヤマクワガタはカードが排出された時期によって超必殺わざが違う。
#openclose(show=超必殺わざを装備したことによるつよさの強化値){
つよさ100の場合:つよさ+25
つよさ120の場合:つよさ+20
つよさ140の場合:つよさ+15
つよさ160の場合:つよさ+13
つよさ180の場合:つよさ+10
つよさ200の場合:つよさ+8
}
・&bold(){究極必殺わざ}
超必殺わざを超える威力を持つ必殺技。別名スーパーわざ。
小型甲虫と一部の中型甲虫のみ使用できる。アダー完結編以降も使用できや中型甲虫は増えていった。
元々のスペックが低過ぎる小型甲虫に対する救済措置として2003秋第1弾から導入された。2006セカンドからは一部の中型甲虫も使えるようになった。
#openclose(show=究極必殺わざを装備したことによるつよさの強化値){
つよさ100の場合:つよさ+40((わざカードによって体力が上昇しない2004セカンドプラスまでは+60だった。))
つよさ120の場合:つよさ+32
つよさ140の場合:つよさ+24
つよさ160の場合:つよさ+20
ちなみに究極必殺わざによる強化値は「超必殺わざ以外の相性◎の必殺わざ」の2倍である。
}
・&bold(){MAXカスタマイズ}
「超必殺わざ(究極必殺わざが使える場合は究極必殺わざ)+相性◎のわざカード2枚(とくしゅわざを除く)」を装備した状態のこと。
一見良いように見えるものの、
・とくしゅわざの特殊効果が使えない。
・MAXカスタマイズをしてもせいぜい1〜2ランク格上の甲虫に追いつけるか追い越せるかどうかくらいまでしかつよさが上昇せず((唯一つよさ100の甲虫のみMAXカスタマイズで3ランク上のつよさ160まで上昇するが、元々が弱すぎることを理由とする救済措置でしかない。))、つよさ180以下の甲虫がつよさ200以上になることは無い。
などの理由から実はあまりオススメできないとされている。
なお2006セカンド以降はMAXカスタマイズをした場合、カスタマイズによる強化値を確認する場面でポポが「凄いぞ!MAXカスタマイズだ!」と言う。
#openclose(show=MAXカスタマイズをした場合、どこまでつよさが上昇するか){
・つよさ100の場合:最大で160まで上昇する。
・つよさ120の場合:最大で168まで上昇する。
・つよさ140の場合:最大で167まで上昇する。究極必殺わざが使える場合は176まで上昇する。
・つよさ160の場合:最大で183まで上昇する。究極必殺わざが使える場合は190まで上昇する。アダー登場編のムシキングは最大で208まで上昇する。
・つよさ180の場合:最大で198まで上昇する。
・つよさ200の場合:最大で214まで上昇する。
}
・&bold(){ゆうきの一手}
相手の必殺技に負ける手を出すこと。
「ネブはかせとバトル」でネブはかせ級を取るならば必須のテクニック。
また、とくしゅ技「ゆうきのいちげき」の発動条件でもある。
・&bold(){タッグマッチ}
2匹のムシを呼び出して戦うバトル方式。
カウント「7」か「2」の時にじゃんけんの手を決定した後、もう一度そのボタンを押し、勝利すると控えとタッチできる。
負けると控えが気絶し、しばらく交代できなくなる。
控えにいる間は体力が回復する(回復量はタッグ相性で変化)。
「同じ属名」「つよさ合計300以下」の条件を両方とも満たすとタッグ相性が◎、片方だけ満たすと〇、両方とも満たしていないと相性が△になる。
例外としてムシカードをスキャンしなかった場合に登場するカブトムシはどの甲虫と組み合わせても必ず相性△となる。
タッグ相性が良いと合体技の威力が増すほか、タッチの条件が緩くなる((相性◎:いつでも、相性◯:体力ゲージが緑〜黄色、相性△:体力ゲージが緑のみ))。
同属のムシが多いディナステス属やドルクス属、オドントラビス属などに有利なルールとされる。逆に1属1種のムシは非常に不利となる。
2005セカンド以降は一人用モードでもタッグマッチが導入され、「復活の森編」と「アダーの計画編」ではタッグ相性が△の場合は「最後のお話」に進めないという罠もあった。
2006セカンド以降は以下のルールに変更された。
・カウント数に関係なく、ボタンを2回連続で押せばいつでもタッチできる。
・タッチに失敗してもペナルティがなくなった。
・1匹倒せばそこで決着
一部の相性◎の組み合わせではタッグネームが発動し、特有の合体わざや合体超必殺わざが使える。ただし固有名詞付き虫での代用は効かない。
#openclose(show=タッグネームの一覧){
・&ruby(こうせいほう){甲錆砲}(カブトムシとサビイロカブト)
合体わざ:ブーメランインパクト
合体超必殺わざ:トルネード・ダイシャリン
・熱血コンビ(ヒメカブト((スーパーアタックタイプのカードでの代用は可能。))とケブカヒメカブト)
合体わざ:ラリアット・トゥ・ラリアット
合体超必殺わざ:リバースハヤテ
・120SAWS(ノコギリクワガタとファブリースノコギリクワガタ)
合体わざ:ビクトリートライ
合体超必殺わざ:ランニング・ハヤブサ
・ジャパニーズスーパージュニア(コクワガタとアカアシクワガタ)
合体わざ:シシオドシ
合体超必殺わざ:ローリング・キリガクレ
}
・&bold(){スペシャルステージ}
2006セカンドから登場。
ステージをクリアした際、1級を取ると自動的に移行する。
相手が最初と、それ以降ときどき行う動き&bold(){「見たこともない動き」}は出す手が完全ランダムなため、難易度は高い。
また、ほとんどの場合、相手はMAXカスタマイズであり、小型甲虫や一部の中型甲虫は究極必殺わざも使ってくる。
裏モードでは木が倒れたり、木の欠片が遠方からこちらに降り注ぐ「嵐のステージ」で戦う。
・&bold(){裏モード}
ステージをクリアした際、表示されるコマンドを覚えた後、次回クリアしたステージを遊ぶ際にコマンド入力しながらステージを選ぶと遊べるモード。
&bold(){最初の戦いから上記の「見たこともない動き」をしてくる}ため、クリアする&スペシャルステージに行くにはかなりの運がからむ。
&bold(){相手のムシの技カスタマイズは全体的に甘い}((相性△がほとんど。スペシャルステージ除く))が、出す手の複雑さでカバーしている。
・&bold(){ガンガンあいこ}
アダー完結編から登場。
相手と同じタイミングでボタンを押した際にあいこになると発動。
ボタン連打でゲージを伸ばし、相手に勝てば自身のあいこダメージが少なくなり、相手のあいこダメージが増える。
・&bold(){きせきのふっかつ}
アダー完結編から登場。
ストーリーモードで相手の技を喰らって戦闘不能になった際、一度だけボタン連打で少し体力を回復した状態で復活できる。
・&bold(){チップ}
アダー完結編から登場。
六角形のじゃんけんアイコンそれぞれに6マス中、数個組み込まれている。
時計回りに動く枠をチップに止めて勝利するとカスタマイズした甲虫やお助け虫が乱入し、技を放つ。
・&bold(){ファイナル必殺}
アダー完結編から登場。
バトル3以降ときどき発生する特殊な必殺技。
じゃんけんに勝利するとファイナル必殺モードに入り、ボタン連打でゲージを満タンまで溜めて放つ。
カスタマイズ次第では1000以上のダメージを叩きだすほどの威力を持つ。
*◆敵の攻撃パターン
ポポとアダーが登場するストーリーモードでは、敵の行動パターンが決まっている。
先述の通りムシキングを使っている場合はムシキングがヒントを出してくれる。しかもポポより分かりやすい。
#openclose(show=ポポのヒントの例){
・最初は必殺技で来るよ!気を付けて!
最初のターンは敵は必殺技のすくみを出してくる。
2戦目までは初手は必ずこれで来る(稀に3戦目も)。
・今出した技に勝ちに来るよ!
前のターンでプレイヤーが勝った後は、敵は次のターンで「前のターンでプレイヤーが出した技」に勝つ技を出す。
・必殺技を喰らってフラフラしてる。チャンスだよ!
プレイヤーが必殺技を出して勝った場合は、次のターンで敵はフラフラした動きになる。この場合、もう一度必殺技を出せばOK。
ちなみにタッグマッチで合体必殺技を出してムシを交代させた場合は、交代後の必殺技のすくみが適用される。
・あいこの後はさっきと同じ技で攻めてくるよ!
・負けた後はさっきと同じ技で攻めてくるよ!
あいこ、または「プレイヤーが負けた」後は、敵はもう一度同じ技を出してくる。
・動きが変だ!僕たちの手を読んでいるよ!
3戦目以降でみられる。
敵は頭を左右に振り、その後、羽を大きく広げて威嚇してくる。
これが来た場合、通常時と同じ技を出すと負けてしまうので注意。
ちなみにこれは「必殺技の後」「あいこの後」「負けた後」にも適用される。
・待って!連続で勝った後は手を変えてくるよ!気を付けて!
3戦目以降で2ターン以上連続でプレイヤーが勝つとこれが来る。
敵は頭を大きく上げた後、脚をジタバタさせる。
基本的には「プレイヤーが前に出した技に勝ちに来る」、ただし必殺技で勝った後は次のターンで敵は「プレイヤーの必殺技と同じすくみ」を出してくる、と覚えておこう。
アダー登場編にはこのパターンは無かったが、復活の森編から追加された。
・見たこともない動きだ!何を出してくるか分からないよ。気を付けて!
スペシャルステージや裏モードで時々発動する。
敵は大きく羽を広げた後、頭を上方向に何度も振って威嚇してくる。
これが来ると敵の行動パターンが完全にランダムになるので運任せにするしか無い。
}
*◆派生機
・&bold(){甲虫王者ムシキング ポポの冒険編}
ジャンルはRPG。
アダーの手下のスズメバチに襲われ、毒にやられた母親を救うため、スズメバチゼリーを手に入れる旅に出る物語。
2006セカンドからは新キャラ「ピピ」とアゲハチョウをめぐる物語が加わった。
ムシをレバーで動かし、立ちはだかる赤目甲虫を倒しつつ、蜜を手に入れて「ゆうき」の数値を上げながらステージを攻略する。
今や当たり前になっているICカードセーブ方式を最初に取り入れたことで有名。
・&bold(){甲虫王者ムシキング 対戦バトラーズターミナル}
対人戦に趣きを置いた筐体。
ボタン部分はカンニング防止のカバーが張られているなど、徹底した作りになっている。
バトルライセンスカードを購入すれば全国ランキングなどのデータを記録できる。
2007 Ver.1.0では限定カードとして、ムシキング研究所オールスターズ愛用の甲虫が5種類登場((ネブ博士スペシャル:ゴホンヅノカブト、エラフスホソアカクワガタ,ブラック博士スペシャル:アクティオンゾウカブト,ムシ王スペシャル:カブトムシ、ヒルトゥスヘラヅノカブト))。
・&bold(){甲虫王者ムシキング スーパーコレクション}
事実上のニンテンドーDS移植ソフト。&bold(){2020年現在で唯一の旧カード使用手段}。
付属のカードリーダーで2007ファースト(5周年コレクションカード第2弾)までのすべてのカード((「むしつかいのあかし」に限りアダー完結編のカードも使用できる。))に対応しており、同じカードのバーコード違い((性格追加前後、超必殺技変更前後、緑バーコードなど。))もすべて個別に認識しコレクションに登録される((コラボカードやライセンスカードも当然使用可能。なお、実は実際のカードが作られなかったものまでデータが存在しており、正規の方法ではコンプ不可能。))。
ストーリーも2006セカンド以降のものはアーケード版と同内容、それ以前のストーリーも「ムシキングヒストリー」としてムシは固定でイベントシーンが静止画だがすべて収録されている。
もちろん対戦モードもアーケード版と同じものを収録。
独自要素として「そだててぼうけん」モードがあり、ここで育てたムシは付属の専用カードに登録して本編で使用可能。
ただ、移植に多少無理があったのかグラフィックは劣化しており、ゲームスピードも遅くなってしまっている((技の演出が明らかに低速化している。トドメ時のスローモーションやリピートまでそのまま再現しているため技によってはかなり時間がかかってしまう。なお、3DS系統でプレイすると速くなるのでDSのスペックの問題だろう。))。
カードリーダーはGBAスロットの「ダブルスロット」の要領で使用するため、DSi以降のハードではカードを読めない(登録したコレクションからの使用はできない)が、ゲーム自体はできる。というかヒストリーモードはカスタマイズ固定なので関係ない。
*◆後継機
・&bold(){古代王者 恐竜キング}
戦うのが恐竜になっており、じゃんけんによる攻防を始めとして多くのシステムが本作と共通しているものの、やや複雑なゲームシステムになっている。
最大の特徴として「&font(b,#dc143c){炎}・&font(b,#00b5ff){水}・&font(b,#ffdc00){雷}・&font(b,#8a2be2){土}・&font(b,#32cd32){草}・&font(b,#e2e2e2){風}」といった属性による優劣がある。
こちらもテレビアニメや漫画、携帯ゲームにもなるほど人気になったが、ゲーム史においては本作や『[[オシャレ魔女ラブandベリー]]』の影に埋もれてしまいがち。
・&bold(){ムシキングバトル 合虫ガッツ!!}
小学館との共同開発の元で製作されて稼働していたムシキングの実質続編。
ただし、ムシキングの世界観は一切引き継いでおらず、ゲームシステムも大きく変更されている。
合虫ガッツで登場した虫限定でムシキングのカードを使用可能だが、性能はあまり強くない調整となっている。
後述の新甲虫王者ムシキングよりも続編としての仕様は強いが、[[えらくかけ離れた世界観や変化したゲームシステム>アニメで儲けろ!(アニメ版こち亀)]]は旧来のファンからは賛否両論だった。
初代ムシキング程のヒットは飛ばせず、すぐに稼働が終了した。
・&bold(){新甲虫王者ムシキング}
ストーリー上の世界観は引き継いでいないが、甲虫王者ムシキングの名前を持つ正当後継作品(ムシキングシリーズとしては三代目)。
同時期に稼働終了した『ヒーローバンク アーケード』の筐体を使用していることから、そちらの後継機としての側面も持つ。
従来のじゃんけんのゲームシステムの他、「Vガジェ」という特殊なアイテムも存在するのが特徴的。
合虫ガッツとは違って旧ムシキングのカードは一切使用できず、その代わりか期間限定キャンペーンで旧カードやヒーローバンク用のカードでVガジェ獲得用のスタンプを貰えるという措置が取られた。
2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により6月4日を&bold(){『ムシキングの日』}として認定・登録された。
*◆他作品とのコラボ・パロディ
漫画「[[ハヤテのごとく!]]」のヒロイン、[[三千院ナギ]]の自宅にムシキングの機体があり、白熱のバトルを繰り広げた((単行本3巻 第4話「街中で子供に負けたのが悔しくてついカッとなってやった。でも後悔はしていない」))。
ちなみに作者の畑健二郎先生は小学生とムシキングで対戦したが、負けたとのこと((甲虫王者ムシキング5周年コレクション第2弾 ラティペニスツヤクワガタ コラムNo.113より))。
同じくセガが開発したゲーム「龍が如く 極」にミニゲーム&bold(){「昆虫女王メスキング」}が登場。
*◆弊害
本作のブームを受け、世界の甲虫の生態やバトルの特番が放送されたり、祭りの屋台やデパートで外国甲虫が販売されてきたが、実際の外国甲虫は種にもよる((虫に限った話ではないが、事前に食性や寿命や最適な環境を調べておこう。))が気性が荒い個体や気温の変化に敏感な個体、大食らいが多く、日本のカブトムシ・クワガタムシと同じ感覚で飼うと確実に痛い目を見る。
そのため、最後まで飼いきれずに野に解き放って野生化し、外来種となって在来種を駆逐したり、交雑によって遺伝子汚染をもたらす((実際にオオクワガタ種、ヒラタクワガタ種が遺伝子汚染の被害を受けている。在来種であっても本来の地域にいない生物を放すと遺伝子汚染の恐れがある。))などして、日本の生態系を脅かしている。%%下手したら作中の設定と同じである%%
昆虫採集の際に外国甲虫らしき個体を見つけた場合はその場で拾って自分で飼うか飼ってくれる人を探すか駆除、標本家は標本キットなどに付属している専用の毒薬で毒殺、保健所や市の環境課に連絡するのが望ましい。
&bold(){在来種外来種問わず、ペットはきちんと最後まで責任を持って飼うべし。}
#center(){
&sizex(4){&bold(){&color(darkslateblue){項目はこれからもどんどん作られる。}}}
&sizex(4){&bold(){&color(darkslateblue){もはや以前のアニヲタWikiなどどこにもないのじゃ!}}}
}
#center(){
&sizex(4){&bold(){&color(darkslateblue){わしは止めんぞ。アニヲタWiki(仮)の項目を追記・修正して良項目にするのをな!}}}
&sizex(4){&bold(){&color(darkslateblue){さらばじゃ!}}}
}
#center(){&sizex(7){&bold(){&color(lime){アダー!!}}}}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 懐かしいなあ -- 名無しさん (2018-06-04 00:18:29)
- アニメも素晴らしかったな -- 名無しさん (2018-06-04 00:40:38)
- 中学生でありながらハマってしまったことを思い出すなぁ -- 名無しさん (2018-06-04 01:34:48)
- 龍が如くのメスキングについても誰か書いて欲しい -- 名無しさん (2018-06-04 01:47:26)
- 最後本末転倒じゃないか… -- 名無しさん (2018-06-04 06:52:26)
- 合虫ガッツェ… -- 名無しさん (2018-06-04 07:27:43)
- 強さ200のカードは他と比べて異様に排出率が低い。ギラファとか5000円とかザラだったから大人しくコーカサス使ってた -- 名無しさん (2018-06-04 08:00:26)
- こうして見ると、アダーの計画って人間ありきの物ばかりなんだな... -- 名無しさん (2018-06-04 09:47:09)
- 6月4日は虫の日 -- 名無しさん (2018-06-04 13:36:27)
- 俺の次にプレイした幼児がヘルクレス排出した時は連コインしなかったことをものすごく後悔した -- 名無しさん (2018-06-04 18:08:22)
- 今のはどうか知らないけど、昔のは4枚ごとにレアカード(つよさ140以上のムシorスーパーわざ)が出る仕様だったはず。出やすい順だと140>160≧スーパー>180>>200って感じ -- 名無しさん (2018-06-04 20:02:00)
- 何気に登録日が素晴らしい -- 名無しさん (2018-06-04 20:54:24)
- アニメはOPで泣いて内容でも感動していたな。 -- 名無しさん (2018-06-05 09:59:59)
- やくみつるはこれのことをえらくディスっていた。 -- 名無しさん (2018-06-05 10:01:50)
- ↑ポケモンGOでもキレてたし発作みたいなもんだろ -- 名無しさん (2018-06-05 10:04:05)
- なんかこう……仮面ライダーチックな話だったんだな…… -- 名無しさん (2018-06-06 02:45:22)
- つよさ200のムシを見たことがない、スーパー技はやたらと出るのに -- 名無しさん (2018-06-06 16:19:27)
- カードはまだ売らずに残ってるわ…ギラファノコギリでブルロックしてた思い出 -- 名無しさん (2018-06-06 18:31:14)
- 旧筐体やらせてくれ… -- 名無しさん (2018-06-06 22:22:56)
- ギラファ、ヘルクレス、グランディス、コーカサス、エレファス、オオクワ、ゴホンヅノ、メンクワ、コクワ、セアカ、ミヤマ、ヒラタ、ノコギリ、エラフス(名称変更)、カブトムシ、タイゴホン、グラント、ノコタテ、アクティオン、パラワン、メンカブ、スペキオ、ネプチューン、アトラス -- 2003春 (2018-06-09 21:03:48)
- 160、180、スーパー技の排出率は同じらしい。ちなみに200の排出率は1/200で1弾につき3種類入ってたから今でいうフルコンプの天井額はなんと6万円という事に。 -- 名無しさん (2018-06-27 00:58:04)
- エラフス、メンガタカブト、アルキデス、フェイスタメル、ホペイオオクワ等は参戦叶わず新ムシキング終了… -- 名無しさん (2018-07-17 00:20:33)
- 最初期は敵の虫を倒していくだけのが簡単モードでアダー登場編の1話目に該当する話が難しいモードだったバージョンがあったんだよな -- 名無しさん (2018-10-15 00:03:24)
- 復活の森編とアダーの計画編はバトルごとにサブタイトルがついてるんだよね -- 名無しさん (2019-01-06 13:04:08)
- おぼえておれ! -- 名無しさん (2019-05-15 21:41:37)
- アニメが子供向けベルセルクって言われてるけど強ち間違いじゃないのがな -- 名無しさん (2019-08-14 21:53:27)
- 旧バージョンもう一度遊びたいな -- 名無しさん (2020-07-11 22:23:38)
- 昆虫学者はムシキング世代が多いのか。 -- 名無しさん (2020-09-08 00:43:05)
- 育てて冒険モードやってて、幼虫とか卵を掘ろうとしたら急にゲームが止まってしまうのでスーパーコレクションやめちゃったんですが、またやりたいです。 ムシキングの卵や幼虫を掘り当てて育てて使いたいです。 -- 名無しさん (2020-12-27 12:50:23)
- スパコレもなんかの形で移植出ないかな。問題はカードだが。 -- 名無しさん (2021-12-31 07:55:11)
- Switch専用ソフト『カブトクワガタ』は本作の二番煎じ。 -- 名無しさん (2023-04-28 13:57:50)
- 何度見ても2003秋のカードデザインが神がかってる -- 名無しさん (2023-05-11 17:34:20)
- 恐竜キングと違って小型甲虫や中型甲虫が実質的に「大型甲虫の下位互換」でしかないのが痛かったかな…。恐竜キングはテクニックの重要性が高かったので、強さが低いカードでも使用価値が高かったのに…。 -- 名無しさん (2023-10-08 20:44:06)
- ヴァンガードと共コラボして、タランドゥス、ギラファ、ヘラクレスのデッキが組める、 -- 名無しさん (2023-10-26 21:45:28)
#comment
#areaedit(end)
}
2024-03-19T21:00:40+09:00
1710849640
-
ミミックロジック
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55927.html
&font(#6495ED){登録日}:2024/03/19 (Tue) 00:04:06
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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#openclose(show=「この項目は立て逃げだ」){
&font(b,#ff0000){キャアアアアアアアアアア!!!!}
#aa(){{
|------|
|▽■▽|
|△川△|
|--Ш--|
| |
------
}}
}
#openclose(show=「この項目は立て逃げじゃない」){
『ミミックロジック』とは、にほへ/nihohe氏制作の論理パズル&[[ローグライクゲーム]]である。
**概要
フロアにある沢山の宝箱から「[[ミミック]]」を見抜き、それを避けて宝箱を開けながら進んでいくゲーム。
元々はニコニコ動画のゲームアツマールで配信されていたが、ゲームアツマール自体のサービス終了後に2024年2月23日から[[Steam]]で再配信され、1ヵ月弱で&bold(){「非常に好評」}の高評価を得た。
後者は価格470円((2024年3月17日時点))。
本作の宝箱は何らかの情報を喋っており、自分、あるいは他の宝箱について基本的に「ミミックがいる」「ミミックじゃない」等と発言している。
宝箱の発言は普通ならば真実だが、その中で宝箱のフリをしたミミックは&bold(){必ずウソをついており}、引っ掛かって開けてしまうと一発でゲームオーバー。
そこで全ての情報を整理し、ミミックの宝箱を推理する、ミミックであれば破綻する情報を当てて回避していくのだ。
宝箱それぞれには〇×△((△は一部のダンジョンでのみ使用可能。ミミックではないが推理の邪魔となる特殊な宝箱の区別に用いられることが多い。))、または数字を振ってマーキングできる。
各問題は自動で生成される。
これにより同じフロアでも宝箱の発言や、ミミックの配置が毎回異なるという、冒頭で述べた通りのローグライク要素を含んでいる。
ただしこの仕様上、場合によっては&bold(){どうあがいても運任せの2択にしかならない宝箱同士が残る}こともある。
そんな時は博打せずに残りの宝箱を見送って、先に進むという判断も必要。
宝箱には装備や消費アイテム、お金(ゴールド)がランダムで入っている。
途中でモンスターとの戦いも待ち受けているため、宝箱を開けなさ過ぎるとかえって自分の首を絞めかねない。
ミミックとぶち当たらないよう、可能な限り推理して多く宝箱を開けることが求められる。
失敗、成功にかかわらず、ダンジョンに潜るたび冒険ポイントが貯まっていく。
ポイントと引き換えに初期HPや装備を強化したり、腹の減りを遅くするといったアップグレードを行うことができ、攻略を少しずつ有利にしていける。
(アップグレードは出発前に任意でオンオフ切り替え可能)
ただしミミック自体はどうにもならない。自分の頭脳で問題を解きなさいということである。
目立ったストーリーは無く、深いことを考えず気軽にプレイできる。
一応、操作キャラであるナイロとその姉・ネーサは何か事情があって、ダンジョンに潜っているようだが……?
**主なゲームルール
・宝箱を開けると経験値が入る
本作では宝箱を開けることによって経験値が溜まり、レベルアップするという方式。1回につき攻撃・防御が1ずつ上がる。
逆にモンスターを倒してもレベルは上がらない。
・ミミックの数は決まっている
フロアにいるミミックの数はあらかじめ定められている。
途中から増える場合は必ずアナウンスが入るので分かりやすい。
ただし、「ランダム」ではミミックの数が不定になるので「1~〇体」という曖昧な範囲でしか分からない。
(上限は4体)
・ミミックを引くとゲームオーバー
前提中の前提。ミミックに騙されるとHPに関係なくその時点で終わり。
引いても一度だけ回避するアイテムはあるが、店ではかなり高価なのと必ず手に入るとは限らないのであてにしないこと。
・HP、腹がゼロになってもゲームオーバー
モンスターとの戦闘で負ける、または腹が0になってもダメ。
腹はリアルタイムでじわじわと減っていき、宝箱の発言を眺めている間にも減る。
メニューを開いている間は停止するので、席を外したい時は必ずメニューを開こう。
・モンスターとの戦闘は1対1のターン制
基本的にプレイヤーが直接攻撃すると、その次は必ずモンスターも反撃してくる。
逆に言うとこちらが手出ししない限りは決して襲われることもない。ヒキョーな特殊能力は持っておらず、正々堂々の殴り合いで完結する。
たまにプレイヤーの攻撃直後、一定確率でネーサが魔法による全体攻撃をしてくれることがある。
また、モンスターのいるフロアは「全滅で次のフロアへの階段が出現する」「最初から階段が出現している」の2パターンで分かれている。
後者は素通りもできるが、全滅させるとアメ入りの宝箱が出現するので余裕があれば攻略しよう。
ちなみに平均的な強さは前者のパターンが高く、鍛え足りないとフィジカル負けする。
・武器と防具は耐久度がゼロで壊れる
手に入れた装備はいつまでも使い続けられるわけではなく、モンスターを攻撃する・される度に少しずつ減っていき、やがて壊れてしまう。
どちらも耐久度を回復させるアイテムが存在する。
ネーサの魔法を考慮に入れつつ、素の攻撃力だけで倒せそうな時は装備を外して殴るといった節約が地味ながら有効。
・10の倍数とボス手前のフロアは安全地帯
上記のフロアは施設とNPCがいるエリアとなっており、ミミックやモンスターは一切いない。
**ダンジョン内の施設
・店
消費アイテムを中心に売っている。
パッシブアイテムや装備品を売っていることもあるものの、装備はさほど性能が高くない。
運が悪すぎて全然装備が引けなかった人向けといったところ。
店ごとにラインナップが毎回異なるが、中でも必ず売っている「ちからアメ」「まもりアメ」は文字通り攻撃・防御を1ずつ上げる超重要アイテム。
何はなくとも最優先でこの2つを買えるだけ買い、なおかつ財布と相談しながら他のアイテムも吟味していくのが大事。不要な装備は適宜売り払い、資金の足しにしよう。
主に前述した安全地帯で商売しているが、途中のフロアにもランダムで現れることがある。
・怪しい店
見るからに怪しい風貌の商人。
売っているアイテムは1個だけだが、普通の店では手に入らないものが必ず並んでいる。
大抵はネーサの能力アップに関わるアイテムが多い。
途中のフロアでのみランダム出現。
・マッサージ屋
有料マッサージでHPと腹を40回復するか、各上限を5上げるか選べる。
これも途中のフロアでのみランダム出現。
・食事処
&bold(){「お食事食べていかはりますか?」}
有料でHP・腹が回復する。
「少額で済むが回復量は20と少なめ」きのこ定食、「2倍以上を払うが全回復」超高級定食の2コースから選べる。
・会話するだけの人
TIPS的な情報を喋ってくれるだけ。
結構耳よりな情報も聞けることがあるため、最初のうちは積極的に話しかけて教えてもらおう。
・修理してくれる人
10Gで武器、防具の耐久度を10ずつ回復してくれる。
回復量こそ微弱だがお財布にとても優しい。
・薬を開発している人
怪しい薬の被験者を募集している人。
飲むとランダムでHP、腹のどちらかが増減する。
さほど減ってない状態でマイナスを引いてしまうと痛い目を見るので、どうせなら弱っている時に賭けたい。
・スクラッチさせてくれる人
200Gでスクラッチに挑戦できる。
運が良ければお金が増えるものの、外れればアメ1個が買える額をむざむざ捨てるようなものであり、財布が余裕ない時ほどスルーされがち。
にほへ氏曰く「1等の確率は64分の1」。((本人の公式Xアカウントより))
・宝箱を開けた回数をカウントしてる人
ボス手前のフロアにだけ必ず登場。
プレイヤーがスタートからここまでに開けた宝箱の合計数をカウントしており、規定の数を超えているとちからアメを5個もプレゼントしてくれる。
「宝箱をなるべく開けた方がいい」最大の理由がコレ。
・石ころを買ってくれる人
ボス手前のフロアにだけランダムで登場。
何の効果もない石ころを1個につき100Gで買い取ってくれる。
**アイテムの分類
・武器、防具
プレイヤーの生命線。
武器は種類によって耐久度の減りやすさが変わる。減りやすい武器は当然ながら消耗も早い。
高攻撃力・高耐久性の武器はレア度が高いため、滅多に入手できない。
防具は武器よりも長く持つが、種類の幅が狭いぶん高性能な防具はやはり手に入りづらくなる。
・消費アイテム
HPや腹を回復するもの、ステータスを上げるもの、目の前の敵や全体にダメージを与えるものなど、これ以外にも多岐にわたる。
特に重要なのが「青い水晶」で、これは&bold(){確実にミミックではない宝箱を1つだけ教えてくれる}という爆アドなアイテム。
ミミックじゃないと確定した宝箱を足掛かりに、ミミックの位置を一気に推定できることも珍しくない。
また、消費するものではないが完全な換金用アイテムの「宝石」も存在する。
・パッシブアイテム
装備しなくても自動で効果を発揮するアイテム。
宝箱からレアアイテムの出現確率を上げる、宝箱を開ける度にHPや腹を回復する、&bold(){一度だけミミックから身を守ってくれる}などこちらも効果は多岐にわたる。
**宝箱の喋る情報
&bold(){このゲームにおいて一番の肝となる要素。}
宝箱の発言は初めのうちこそ、単純にミミックのいる・いないで大別される情報ばかりだが、難易度が上がるにつれてそれだけに留まらない複雑化した情報がどんどん増えていく。
これらをうまく整理、解読するだけの推理力と読解力も要求される。
以下は宝箱の主な発言傾向。
・「(方向)の宝箱はミミックじゃない/ミミックだ」
シンプルな発言。
前者はともかく、&bold(){後者はウソをついているミミック自身}という可能性が生じてくるため、前者よりも安易に信用してはならない。
だが少なくとも、ミミックと言われた宝箱と言っている宝箱を除外すれば&bold(){その2つ以外は安全}だと言える。
・「(色指定)宝箱の中にミミックがいる/ミミックはいない」「一番(方向)の列にミミックがいる/ミミックはいない」
いきなりぼんやりと範囲が広げられる。これもパターンによっては分かりやすい。
というのもミミックたちは、基本的に&color(red){自分がミミックですと教えるような情報は絶対に吐かない}特徴があるから。
例えば赤い宝箱が「赤い宝箱の中にミミックがいる」と言っている場合、もしこれがミミックなら自分がそうだと白状してしまうことになる。
なので&bold(){同じ色の宝箱にミミックがいると言ってる宝箱は安全}だと言い切れるのである。
列指定のパターンでも同じことが言え、下の列にある宝箱が「下の列にミミックがいる」と言ってるなら開けられる。
またミミックの数に関係なく、同じ対象を指して「ミミックがいる」「ミミックがいない」の2つが共存していたら確実にどっちかがウソつきミミックだと分かる。
このような感じの矛盾は他のパターンでも発生しうるため、判断材料としてうまく活かしたいところ。
・「(色指定)宝箱の中にミミックは〇体いる」
ミミックの数を具体的に教えてくれる。
どう見ても1個しかない色に対して、2体(以上)いると発言しちゃうアホすぎるミミックもいる。
・「(方向or色指定)のどこかに〇〇が入っている/どこにも〇〇は入っていない」
ミミックの有無ではなく、入っているアイテムの種類を答えるというパターン。
&bold(){そうじゃなくてミミックの有無を教えろ!}と言いたくなるが、実はこれも間接的にミミックを推理する手がかり。
ミミック同様に、お金やアイテム、装備の入っている個数もフロアごとに決められているため、例えばお金がゼロのフロアなのに「お金が入っている」と言ってる宝箱は絶対にミミックだと判断可能。
・「(列or色指定)と(列or色指定)のミミックの数は同じ」「(列・色指定)宝箱よりも(列・色指定)宝箱の方がミミックが多い」
異なるグループ内の数を比較した発言。
・「ミミック達の色は全て同じだ」「ミミック達の色は同じじゃない」
ミミック達が同色かそうでないかの発言。
・「ミミックは隣同士だ/隣同士じゃない」
ミミックが隣接しているかそうでないかを教えてくれるパターン。
少なくとも「隣同士じゃない」が隣接していたら、&color(red){「実は隣同士です」}とミミックが並んでいる可能性を疑った方がいい。
・「私はミミックじゃない」
ド直球すぎる発言。
あまりに直球なので逆に怪しみたくなるし、何より&bold(){自分自身の情報しか喋ってない}のが別の意味で厄介。
・&color(red){「99秒以内に次のフロアへ行かないとあなたは死ぬ」}
&bold(){チェーンメールか何かで?}とツッコミたくなる発言……というか予言。
しかもリアルタイムでカウントが減少している。
ミミックならばもちろんゼロになっても死なないのだが、逆に真実だった場合が問題で&color(red){本当にゲームオーバーとなってしまう}ので余裕を持った推理ができなくなる。
出現率は低いものの、出てきたらとても焦らされる嫌な情報。
というか&bold(){自分自身を含めて誰がミミックかそうじゃないかを一切喋ってない}ので判断材料にすらならない。
・「Zzz…」
&bold(){コイツ寝てやがる……}
なんと寝ているせいで発言自体してくれないという困った宝箱。
目覚めさせるにはズバリ「目覚めの鈴」というアイテムが必要になる。
**主なダンジョン
Steam版を基準に解説。
一度クリアすると同じダンジョンで次のレベルが解禁され、問題の難しさやミミックの数(合わせて宝箱全体の数)がアップする。
最高難易度となるレベル5は最大50階の長丁場。
・チュートリアル
全10階。文字通りチュートリアルのダンジョン。
・スタンダード
チュートリアルからの地続きといったところで、まだそこまでひねくれた問題は出ない。
ここから全30階がデフォルトになる。
・エキスパート
単純なミミックの有無だけを喋らない宝箱が増える。
・ランダム
ミミックの数が決められた範囲内で不定となる。
安全に行くなら、常にミミックが最大数いると仮定して推理を行うのが無難。
以下はランダムまでをクリア後に解禁される、特殊ルールのダンジョン。
・ドロボウ
ミミックとは別に&color(red){必ず真実を言うが、100Gを盗んでいく「ドロボウ」}が登場する。
ドロボウは&font(u){真実しか言わない}ゆえに普通の宝箱と見分けがつかず、宝箱の発言にドロボウの有無を含んだパターンも追加されるものの、&bold(){その発言をする宝箱ですらドロボウ}という可能性が常に捨てきれない。
お金と神経がすり減らされる難ダンジョン。
・ナンバー
具体的な発言をする宝箱が大きく限られ、&bold(){周囲にいるミミックの数字しか喋らない}宝箱で占められる。
初見ではどう推理したらいいか戸惑ってしまうかもしれないが、裏を返せば複雑な情報が無く、ミミックの配置ごとに発言される数字も必然的に決まってくるということ。
慣れれば他のダンジョンより攻略しやすいとの声も。
・疑心暗鬼
打って変わって&bold(){ミミックは&font(u){本当のことを言い}、同じ色グループのミミック以外は&font(u){ウソをつく}ようになる。}
つまり今までなら安牌だった、例えば「赤い宝箱の中にミミックがいる」と言ってる赤い宝箱は&color(red){真実を言ってるのでアウト}になる。
推理の仕方を根本的に変えないといけないので頭が混乱すること必至。
・狂った宝箱
ミミックとは別に&bold(){ウソをつくがミミックではない「狂った宝箱」}が登場する。
いわば人狼ゲームで言うところの狂人枠。
ウソつきなのにミミックではないことから、周囲には&font(u){普通の宝箱として扱われる}のが本当に厄介。
こいつは大丈夫だろと確信して開けたらミミックで、実は狂った宝箱に騙されていた……なんてのは日常茶飯事である。&bold(){いやマジで。}
あまりに難しいので他のダンジョンと違い、最初に青い水晶が7個支給される。
追記・修正は漢2択開けを制してからお願いします。
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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 1%の確率で正直なミミックがいるかも知れない。私の長年の魔法使いとしての感がそう言っている -- 名無しさん (2024-03-19 01:57:52)
- ↑「ぷるぷる。ぼく、悪いミミックじゃないよ」 -- 名無しさん (2024-03-19 07:08:24)
- このゲームの作者は絶対フリーレン読んだと思うんですよね -- 名無しさん (2024-03-19 21:00:36)
#comment()
#areaedit(end)
}
2024-03-19T21:00:36+09:00
1710849636
-
境界線上のホライゾン
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/6908.html
&font(#6495ED){登録日}:2009/08/30(日) 08:38:53
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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#center(){&font(#0000ff){――通りませ――}}
#center(){&font(#0000ff){通りませ 通りませ}}
#center(){&font(#0000ff){行かば 何処が細道なれば}}
#center(){&font(#0000ff){天神元へと 至る細道}}
#center(){&font(#0000ff){御意見御無用 通れぬとても}}
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#center(){&font(#0000ff){両のお札を 納めに参ず}}
#center(){&font(#0000ff){行きはよいなぎ 帰りはこわき}}
#center(){&font(#0000ff){我が中こわきの 通しかな――}}
迷おうとも
穿たれようとも
心の羅針盤を手放さない理由は何か
配点(主人公)
各国により分割統治された中世の神州・日本。その上空を8隻からなる[[都市艦“武蔵”>航空都市艦“武蔵”]]が航行していく――。
遥か遠い未来。ある理由から、歴史を最初からやり直し始めた世界。
中世の世界と戦国時代の日本が重なり合う極東で、学生達による学園国家間の抗争が始まろうとしていた!
#contents()
*■概要
『境界線上のホライゾン』は、[[川上稔]]の電撃文庫30冊目の長編ライトノベルであり、AHEADシリーズ『終わりのクロニクル』と都市シリーズの間の時代を描く“GENESIS”シリーズの第1弾。
2018年12月に本編が完結し、Ⅺ<下>までの本編29冊に加え外伝『ガールズトーク』3冊が刊行されている。他の文庫本と違って毎度分厚いことで有名。
また現在一般入手が困難な作品としてはアニメ版BD付属の『[[きみとあさまで>境界線上のホライゾン きみとあさまで]]』、電撃文庫MAGAZINEに連載された『境界線上のホライゾン 課外授業』が存在。
また角川公式小説サイト「カクヨム」では、2018年4月から短編集「川上稔がフリースタイルで何かやってます。」内にて本作のスピンオフ短編「いつもの連中」が不定期に掲載され、
2018年12月末から本作の後日談小説『境界線上のホライゾン NEXT BOX』の連載も始まり、2020年2月に「電撃の新文芸」レーベルから第1章「序章編」が発売された。
イラストレーターは変わらず[[さとやす(TENKY)]]とのゴールデンコンビ。
Ⅰ<下>のP506からのあの挿絵は長年コンビを組んできたならでは。
また、乳へのこだわりは注目すべきである。(相変わらず)
変態とたくさんの巨乳といくらかの貧乳と外道どもが繰り広げる歴史系ファンタジー。
歴史好き・メカ好き・巨乳好き・川上稔好き・世界観好き・設定好き・ドMにはたまらない作品である。
作者の川上稔はドSであり、このシリーズの製作にあたり&font(#ff0000){A4・780ページに及ぶ文字で埋め尽くされた設定資料}を作成し、担当編集を泣かせた。
そして現在も多くの読者をその本の分厚さと難しさ、値段などにより泣かせている。
だが、訓練された川上ファンはたいがいドMなのでどんと来いである。むしろ泣いて喜ぶ。
今回も例によって前作の[[終わりのクロニクル]](本作からみて超古代を描いた作品)に比べ鬼畜度が増している。
前作の最終巻である「終わりのクロニクルⅦ」は電撃文庫最厚である1091ページを記録していた。
が、今回はⅡ<下>で早くもそれを上回る&font(#ff0000){1153ページ}を叩き出した。
自己ベスト更新である。
マジパねぇ。
普通に読んでいると月刊漫画雑誌のように本の背が曲がる。つーか本屋に並んでいる次点で曲がっている。
本屋からも「棚を圧迫する」「アニメ特集積みたくても数が積めない」「カバーがかけられない」との悲鳴が。
だが冷静に考えてみて欲しい。だいたい一冊が通常のライトノベルの3〜4冊くらいだ。それを毎月刊行しても3〜4ヶ月。値段も1800〜2400円もする。
それを一冊に纏めると1000円ちょいなのだから、とてもお得。これは川上氏からの好意の証なのだ。
しかもカバー裏には川上氏による表紙キャラの設定資料も掲載されていてさらにお得(外伝ではSS)。
また、聖譜(テスタメント)、英国聖譜協奏派(アングリカンチャーチ)、大罪武装(ロイズモイ・オプロ)、魔女(テクノヘクセン)、六護式仏蘭西(エグザゴン・フランセーズ)等々、作品特有の読みが多く初見泣かせ。
他にも、舞台設定や専門用語だけでもかなりの情報量で、その上登場人物も非常に多く、主役陣と対する勢力の様子も大きく扱われることがあるため、[[群像劇]]的要素も含んでいる。
既巻では、人物紹介で60人になり、名ありキャラは故人やちょい役も含めて200人を越える。
*■主な番外編・派生作品
●境界線上のホライゾン 課外授業
単行本未収録。時系列は掲載時期や登場キャラ、作者ツイートから2下から3上の間と思われる
アデーレをメインにした番外編で、ひょんなことから教導院の一日管理を任されてしまった彼女と梅組の行動を描く。
●[[境界線上のホライゾン きみとあさまで]](全8巻)
アニメ版BDの付属小説。本編の一年前に起こった『雅楽祭』での事件を描く。
●境界線上のホライゾン(漫画版)
本編1(アニメ一期)のコミカライズ版で、全6巻。
全巻に書下ろし短編が併録されており、3~6巻収録のものは通しの中編(テーマは「神道の神罰」)となっている。
●境界線上のホライゾン ガールズトーク(既刊3巻・GTA1巻 通称GT)
梅組女子陣が(思い出補正や捏造込みで)過去事件を追想・記録する番外編。2020(『狼と魂』『祭と夢』)・2021年(『緑と花』)にはカクヨムの『NEXT BOX』にて本編部分のみをアイコントーク版に改定したバージョンが公開。
2021年にはNEXT BOXの新作としてGTA(アドバンス)『喧嘩と花火』が発表され、GTA名義でカクヨムバージョン準拠版GTも電子書籍化された。
・『狼と魂』(梅組中3の春 作中における「現在」は8中)
・『祭と夢』(梅組高2進級直前 作中における「現在」は8下)
・『緑と花』(2下終章と同時期の話 作中における「現在」は8上以降)
・『喧嘩と花火』(11下の最終決戦とエピローグの間の話)
●OO-FORMATION 王と八人の仲間達
2017~18年に配信されたソーシャルゲームで、愛称は「オッパチ」。
内容は「情報の乱れ」によって起こった事件に武蔵勢が巻き込まれるというもので、『英国編』・『天草G3編』の2ストーリーが展開された。
現在は終了しているため内容を見ることは出来ないが、『英国編』はその後『境界線上のホライゾン NEXT BOX』で「HDDD英国編」としてリブートされている。
●『川上稔がフリースタイルで何かやってます。』「いつもの連中」
カクヨムに不定期掲載されている短編集シリーズの一つで、武蔵勢の日常を描いたもの。
この後『[[神々のいない星で]]』や『NEXT BOX』でも導入されるアイコントーク形式で書かれており、一部作品は設定補足や本編の後日談となっている。
●境界線上のホライゾン NEXT BOX
カクヨムで連載中の本編終了後の世界を舞台とした続編。『OO-FORMATION』のリブート企画でもある。
本編最終盤で仲間になるキャラが普通に登場しているため注意が必要。
●[[Historica Double Divine Dominion]]
作者の同人誌シリーズで、本作から約850年前の重奏神州の欧州を描いた作品。
ちなみに作者の境ホラ系同人誌は他にもあり、武蔵の住居事情やファッション資料を描いたもの、作中世界の狩りゲー「下剋イェーガー」シリーズ(ゲコドス、ゲコトラ。オッパチ『天草G3編』のベース)の設定資料集等が存在する。
●きみとあさまでGT(ガールズトーク)
アニメ版Blu-ray BOX特装限定版の特典小説で、本編11上の15章と16章の間の話。
序盤の摸擬戦や三河騒乱時の回想と、羽柴十本槍サイドから見たこの事件への思いを綴っている。
**作品の時系列
#region(ネタバレのため折り畳み。)
『ガールズトーク狼と魂』
↓
『ガールズトーク祭と夢』
↓
『きみとあさまで』
↓
本編1・2(2下終章のエンドシーンの前に『ガールズトーク緑と花』が入る)
↓
『境界線上のホライゾン 課外授業』
↓
本編3~11(11上内にBlu-ray BOX特装限定版特典小説『きみとあさまでGT』が入る)
↓
『いつもの連中』「正月後の指導者」
↓
『NEXT BOX GTA喧嘩と花火』
↓
本編11下エピローグ
↓
境界線上のホライゾン NEXT BOX(序章編→HDDD英国編)
#endregion
*■アニメ版
驚くべきことに、サンライズが不可能と思われていたテレビアニメを制作し、一期目(1巻編)を2011年秋アニメ、二期目(2巻編)を2012年夏アニメとして放送した。
このアニメ化、なんと&font(#ff0000){サンライズからの発案}である。
企画を持ち込んだ際、川上氏、電撃文庫からは&font(#ff0000){正気か?}と言われたらしい。
訓練された川上ファンたちも不安の色を隠せなかった。
#center(){&font(#ff0000){が、}}
&font(#ff0000){「メインスタッフのほとんどがあのクソ厚い既刊を既読済み」「設定資料のやり取りの時点で紙資料は山を形成、デジタルの資料はPC一台に収まらない」「原作準拠を約束」}と、サンライズ側が異常なまでの情熱と本気を持って臨み、見事カワカミン中毒者と新規の心をわし掴み。
どうやらサンライズも[[変態企業]]だったらしい。
原作者側も&font(#ff0000){「物語のラストまでの展開からギャグパートのキャラ配置の理由まで全て教えている」「寝なきゃいいんですよ」}とのことで、踊ったり回ったり描き起こしたり実況したりで見事に本気であった。
BDの奇数巻には一般的に普通の分厚さの特典小説が付いているが、こちらも巻が進むごとに分厚さが増していくといういつもの光景が見られる。
ついでにA4サイズ700ページの公式設定資料集(お値段&font(#ff0000){1万円})が発売された。
ちなみにアニメ1期の範囲だけでこれである。
2期後長らく音沙汰が無かったが、2018年12月に原作完結と連動して1・2期全て収録した「Blu-ray BOX特装限定版」が発売。
特典として「きみとあさまで」電子書籍版コード等旧ソフト版の特装再録や各種イベントの貴重映像の他、
なんと&bold(){新作アニメ&小説が付属}。しかも内容は原作10下後半(短編アニメ)と原作11上時期のガールズトーク番外編(小説)というスペシャル仕様となった。
さらに11下劇中歌『合体絶対ホライゾン』(作者ツイートによると設定的には7下終盤の章扉歌ネタを一般向けに改定したもの)も収録…豪華すぎである。
*■基礎用語
・歴史再現
古代争いによって衰退し切った人々が、もう一度「神代」と呼ばれる時代の栄光と「天上」への道筋を取り戻すべく始めた「歴史のやり直し」。
無駄な争いを防ぐため「聖譜(テスタメント)」&footnote(この聖譜を冠する宗教として「Tsirhc」・「ムラサイ」等があり、恐らくそれらではリアルの聖書として扱われていると思われる。)と呼ばれる歴史書に紡がれていく記録(基本「現代」から100年先までのみ閲覧可能)を基準兼マニュアルとし、
各国の要人がそれぞれ過去の偉人の「&bold(){襲名者}」として、一定のルールに沿った外交や戦争・業績等を行っている。
但し各国の利害や「重奏統合争乱」等により歴史の展開速度に大きな乱れが起きており、
・「朝鮮征伐」の後に始まる「本能寺の変」
・まだ織田家や羽柴(秀吉)・柴田ら織田軍団が健在なのに「天草の乱」が起きて禁教令が成立
・「史実の1648年に当主を務める人物」の襲名者が出てこない(そこまで継承が進んでいない)「松平(徳川)」や「神聖ローマ帝国」
等一部カオスな状況となっている。
また「正史」の他にも「後世にこんな伝承が存在した」ことを記す「聖譜傍論」も存在し、「讃岐がうどん王国になる」「水戸黄門が諸国漫遊する」等が知られている。
但し衰退したとはいえ「神代」からの技術は人々の生活と密着しており、『「航空戦艦」(極東神話にある空飛ぶ船からの派生)を「城」として扱う』等、歴史の進行状況に合わせた解釈によりハイテクや現代並みのサブカルチャーは当たり前となっている。
・襲名者
歴史再現において「歴史上の人物」の役割を託された人々。
基本襲名した後はその人物の名が本名となり、歴史上でモデルが成した事を成しつつ自国のために働くのが仕事。そのため生徒会・総長連合の役職者に優先的に採用される。
襲名者同士の親子関係にはリアル親子関係と書類上の関係の2種類あり、前者でも子には襲名に足る最低限の実力は求められている。
なお作中の時代では実力重視の風潮や人口の少なさから襲名には元ネタの性別を問わなくなっているので、男性名を名乗る女性襲名者が増加。
また都合によっては複数の人物を一緒に継ぐ「二重襲名」や、諸事情で襲名者不在の場合一時的に指名される「臨時襲名」も発生する。
主役陣たる武蔵には襲名者が少ないのでそういう意味では不利である。
辞める理由は「歴史再現を終え襲名を完遂する」・「何らかの理由で襲名解除される」・「&bold(){死ぬ}」とあり、
特に最後の場合、時勢によっては「&bold(){歴史での非業の死を再現でも強制される、または自ら実行してしまう}」(通常は引退や寿命でOK)悲劇にも発展するため、武蔵は途中から理不尽な死の阻止をも目的とする事に。
ちなみに襲名者でなくても「あやかり」として彼らと同じ姓名を名乗る人物も多数おり、武蔵住人で海外にルーツを持つ連中も日本風姓名を名乗っているのはこれのため。
・末世
これまでリアルタイムで更新され続けていた「聖譜」が、本編の時代である「&bold(){1648年}」の記述を最後に更新されなくなったこと。
「聖譜」停止と同時に流体量の減少等も始まっており、&bold(){世界の終末}が近いと言われている。
・表示枠
作中で術式使用や保管・通神・ゲーム等様々な用途に使われる、空中展開モニター(術式デバイス)。ルビや細かなフレーム形式は勢力によって異なる。
ぶっちゃけ日常生活ではファンタジー版スマホ・タブレット端末。なおガラケーにあたる「携帯社務」もある。
これを使う際には基本所属教譜(宗教)に使用料・奉仕等を払う必要があり、本多・正純は財政難から2巻上で使用契約を結んだ。
作中では映像上だけでなく実際に存在しており、何と割る事も出来る(ストックや料金を消費しているらしい)。
ちなみに魔女はこれの代わりに専用の「魔術陣(マギノフィグーア)」を使用している。
・術式
作品世界の基礎を担う流体加工技術であり、一般的な「魔法」の概念とSF・プログラム的概念を融合させたもの。
各教譜の神の力を借りて発動されるものが主流で、他には神に頼らず人力で発動する魔術(テクノマギ)や精霊の力を借りる精霊術式がある。
また中には個人の手で発明されるワンオフの「創作術式」なんてものも存在。負荷を減らし所属教譜・信仰神により即すため使用条件・制約が存在するものも多いがカテゴリに入らない特殊な効果をもっている。
汎用的なものは符等として量産・市販されており、治療系のものは救急キット、爆砕など攻撃系のものは爆弾替わりに使われている。
中には&bold(){三次元で股間を隠す}「[[ゴッドモザイク>葵・トーリ]]」・「[[ゴッドフレスコ>ルイ・エクシヴ]]」なんて術式もあったり。
・教譜
本作における宗教のこと。作中では下記の「通神」の都合上、リアルにおける各国の通信規格の役目も果たしている。
この世界では「遠過去に神格化した存在(人間がなったケースもある)」として各宗教の神々が実在しており、
信者たちにお布施や苦行&footnote(神道では有形無形問わず供物や芸等を捧げ拝気等を得る「代演」・Tsirhc旧派では術式ごとに対応する「日常生活において必ず守らなければならない規律」を行う「制約」がそれに当たる。)等を対価として彼らを支える「加護」(体調管理用や通訳用等)や術式、問いへの答え等を与えている。
&font(l){ちなみに一般信者向けサービスに関しては、基本信者(顧客)からの寄付(料金費用)に余裕があれば苦行系の神への奉仕なくても行けるので、金があればある程度戦闘でも有利を得られる。}
主なものとしては以下のものがある(他にも地味だが仏教やヒンドゥー教相当のものも存在している)。
●神道(術式呼称は「神奏術」、舞台が神州(日本)なため、全通神のベース規格にもなっている)
●聖譜Tsirhc系(リアルでいうキリスト教で、旧派(仏蘭西ではさらに分派の仏式旧派がメイン)・改派・英国協・正教相当の聖譜協奏派・ユダヤ教相当の序奏派が存在。術式呼称は「聖術」)
●聖譜派生ムラサイ系(リアルでいうイスラム教。術式呼称は「唯術」または「預術」)
ちなみに本編の時期では過去の様々な悶着の末極東地域で「禁教令」が成立しているのだが、神道側では歴史再現の応用で「隠れTsirhc」サービスを提供。旧派なら許可を得てTsirhc信仰を保持可能である。
・魔術(テクノマギ)
教譜に頼らず神を信じることなく人力のみで術式を発動する技術。かつては「一つの魔術」だったが、作中の現在では+方向の術式を使う「白魔術」(比較的支援向き)と-方向の術式を使う「黒魔術」(攻撃向き)に分化している。
文化的にはM.H.R.R.(神聖ローマ帝国、リアルでのドイツ地方)発で、厳密な意味での教譜ではないが同様の通神ネットワークを持ち、神に頼らぬがゆえ「拝気」を「廃気」と言い換えている。
主な使い手は魔女(テクノへクセン)と呼ばれるが、歴史再現において「魔女狩り」も行われたため現在では隠れ住むことが多く、魔術系機器開発を担当する企業組合(ギルド)『見下し魔山(エーデルブロッケン)』が通神を介して魔女達を繋げている。
・通神
作中における通信システムを指し、本来歴史再現の都合上不可なはずの長距離通信を「神のお告げ」と拡大解釈して使用している。
「通神帯(ネット)」・「実況通神(チャット)」等ほぼリアルのネットと同じであり、
作中ではその場にいないキャラでも「連座名(所謂ハンドルネームのこと。文字制限は3文字まで)」で通神をよく入れてきたりする。
・位相空間
平たくいうと「四次元ポケット」で、物を収納でき持ち主に追随する特殊な空間。
基本教譜から加護の一環として有料で買うものであり、予算に応じてロッカーくらいや倉庫レベル等様々なサイズが存在する。
また引き出し口は持ち主しか把握出来ないため、優れた使い手ならそれを応用して奇襲や即時射出による投射攻撃等に使うことも可能。
・異族
いわゆるファンタジー的な「亜人種」に当たる、「人間」以外の知的種族のこと。
主な種族としては
・「長寿族」:その名の通り長生きな種族で、いわゆるエルフ系と鬼型がいる。
・「天使」:有翼系種族の一種で羽の形等で「堕天」「墜天」「匪堕天」に区分される。
・「自動人形」:感情の薄い人造生命体ではあるが異族としても扱われており、種族特性として重力操作を扱う。
等がおり
レアな種族として「人狼」・「半竜」等がいる。
この世界では「知的生命体」の枠が広がっており、時代によってはリアルで言う「異民族」の負の面をも負わされる一方で、ちゃんと心と機会さえあればドラゴンやスライムなんてクリーチャー系の姿でも教導院に入ることが出来る。
・ハードポイントパーツ
主に教導院所属者が装備している部品(制服とセットで開発)で、首・胸・腰につけているプロテクター的なもの。
神からの加護を受け取り装備者を保護する・首パーツに走狗(マウス)を飼う・インナースーツら服のフィッティング等の役割を持っている。
・インナースーツ
この世界で主流となっている衣装で(値段等を理由にフル着用しない者もいる)、下着の上からシャツ代わりに着込む[[ぴったりとしたスーツ>ぴっちりスーツ]]。基本ハードポイントパーツ共々制服の一部として開発される。
女性用はレオタード風の形をしており、それに手足を保護するためのタイツや腰回りに付けるパレオ風のスカート等をプラスしている。
一見すると女性用はスク水風にも見えるが、実はハードポイントと併用すると服に入った線に沿って胸をはだけたり下半身や胴体部分だけ外したり出来るのでトイレの時も安心。…そのせいで悲劇(?)も生まれたが。
由来は「神代」の時代天上(宇宙)で人々が纏っていたもので(さらに元を辿ると『終わりのクロニクル』のUCAT戦闘服から)、その名残や戦乱の世であるゆえに耐衝撃仕様(ASRA)となっている。
・機動殻
装備者の防御力や機動力を底上げする装備。平たく言うとパワードスーツ。
軽装のものは普通の鎧とさして変わらないが、大型になると機動殻内に装備者が乗り込み[[パワーローダー]]形式で操作する様になる。
作中の時期では高機動型が定番になっているが、そのせいで本来なら骨董品レベルの旧式なはずの重装甲型「奔獣」の装甲を抜けなくなる逆転現象が発生している。
・公主隠し
末世が近づくにつれ増加している原因不明の「怪異」で、人が突然「二境紋」と呼ばれる紋様を残し消失してしまう。
「公主様」と呼ばれる存在が起こしていると噂されているが、その「公主様」の正体も不明。
また一部消失者の場合「二境紋」と共に意味深なメッセージも残されている。
作中では物語が進むにつれ「世界や末世の秘密に深く関わり、その秘密を告白しようとする」のが発動トリガーの一つだと判明しており(その場合秘密告白を中止すると発動しない)、
母が「公主隠し」に呑まれた正純等がこの怪異や「公主様」の謎を追う事も物語の鍵となっている。
・ヴェストファーレン会議
更新が止まった聖譜に刻まれた最後のイベントで、史実では「三十年戦争」の講和のため開かれた国際会議。
本作では1下での交渉の結果、「&bold(){武蔵勢の行動の是非を問う大舞台}」としての意味も持たされるようになった。
作中では紆余曲折を経て最終巻直前の11中に開催されており、本来の参加者である欧州組や武蔵に留まらず、世界各国の要人が揃った真の意味での世界会議となった。
・[[重奏統合争乱>重奏統合争乱(境界線上のホライゾン)]]
・[[教導院>教導院(境界線上のホライゾン)]]
・[[大罪武装>大罪武装(境界線上のホライゾン)]]
・[[流体>流体(川上稔作品)]]
これらは項目参照。
*■表紙キャラ一覧
#region(以下一部ネタバレのため折り畳み。)
・1上:P-01s(ホライゾン・アリアダスト)
・1下:本多・正純
・2上:立花・ギン
・2下:傷有り(メアリ・チューダー/スチュアート)
・3上:ネイト・ミトツダイラ
・3中:アンヌ・ドートリッシュ
・3下:人狼女王(テュレンヌ公)
・4上:伊達・成実
・4中:大久保・忠隣/長安
・4下:伊達・政宗
・5上:北条・氏直
・5下:生子(葵・トーリ カバー裏解説は女装の歴史)
・6上:毛利・輝元
・6中:最上・義光
・6下:福島・正則
・7上:里見・義康
・7中:直政
・7下:丹羽・長秀
・8上:加藤・清正
・8中:クリスティーナ(長岡夫人)
・8下:ミリアム・ボークウ
・9上:御市様
・9下:織田・信長
・10上:本多・二代
・10中:マルガ・ナルゼ&マルゴット・ナイト
・10下:浅間・智
・11上:オリオトライ・真喜子
・11中:葵・喜美
・11下:ホライゾン・アリアダスト
・ガールズトーク『狼と魂』:ネイト・ミトツダイラ(中等部バージョン)
・ガールズトーク『祭と夢』:本多・正純(男子制服バージョン)
・ガールズトーク『緑と花』:メアリ・スチュアート
・きみとあさまで1巻上:浅間・智(巫女服バージョン)
・きみとあさまで1巻下:ネイト・ミトツダイラ(冠巫女服バージョン)
・きみとあさまで2巻上:葵・喜美(巫女服バージョン)
・きみとあさまで2巻下:浅間・智、ネイト・ミトツダイラ、葵・喜美(寝巻バージョン)
・きみとあさまで3巻上:浅間・智(バンドバージョン、楽器持ち)
・きみとあさまで3巻下:ネイト・ミトツダイラ(バンドバージョン、尻尾型アーマーブレード付属&楽器持ち)
・きみとあさまで4巻上:葵・喜美(バンドバージョン、太鼓浮遊)
・きみとあさまで4巻下:葵・喜美、浅間・智、ネイト・ミトツダイラ(寝巻起きかけ(喜美除く)バージョン)
・NEXT BOX序章編:ホライゾン・アリアダスト(制服バージョン)
・NEXT BOXHDDD英国編上:アーサー・スリーサーズ
・NEXT BOXHDDD英国編中:メアリ・スチュアート(精霊剣士装備)
・NEXT BOXHDDD英国編下:アーサー・ワンサード
・NEXT BOX GTA喧嘩と花火:クリスティーナ
#endregion
*■登場人物・所属勢力
■極東
地域:東海関東
松平家+日本
○[[武蔵アリアダスト教導院]]
◆[[葵・トーリ]]
主人公。全裸
◆[[P-01s]]
ヒロイン。
○三河
■K.P.A.Italia
地域:瀬戸内
安芸諸国連合+イタリア都市連合
○K.P.A.Scuora
■[[三征西班牙>三征西班牙(トレス・エスパニア)]](トレスエスパニア)
地域:下関
大内、大友家+スペイン
○アルカラ・デ・エナレス
■P.A.Oda
地域:近畿東海
織田家+オスマン
○P.A.M.
■M.H.R.R.
地域:近畿
羽柴家+神聖ローマ帝国
○A.H.R.R.S.
■[[英国>英国(境界線上のホライゾン)]]
地域:浮遊島(割り当ては対馬)
イギリス
○オクスフォード教導院
■六護式仏蘭西(エグザゴン・フランセーズ)
地域:中国地方
毛利家+フランス
○Ecole de Paris
■清武田
地域:関東
武田家+中国
○覚羅教導院
■奥州シビル
地域:東北地方
伊達家+最上家
○仙台伊達教導院
○最上家
■上越露西亜(スヴィエート・ルーシ)
地域:北陸
上杉家+ロシア
〇J.M.K.
○春日山宮殿
■里見家
地域:房総半島
里見家+李氏朝鮮
○里見教導院
■印度諸国連合
地域:東海関東
北条家+印度諸国連合
○小田原学院
いずれ行く道
されど来る道
重なり合わさり逃れられぬ道
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#areaedit()
- 作者もアニメスタッフも読者も揃ってHENTAI -- 名無しさん (2014-03-05 23:48:37)
- ここまで原作組から評価されているアニメも珍しいよね -- 名無しさん (2014-03-05 23:56:06)
- なぜ電撃FCに一人も出なかった -- 名無しさん (2014-03-12 14:50:30)
- アニメの続きまだですか…? -- 名無しさん (2014-03-12 15:19:08)
- ストック十分あるし -- 名無しさん (2014-04-04 03:28:51)
- ↑おみゃーらスタッフに死ねと申すか。Ⅲだけで終わったら不完全燃焼だからⅣまでやらんとだし準備期間長くしないでやったらマジ死人が出るぞw -- 名無しさん (2014-04-20 04:32:55)
- 恵まれた環境でアニメ化されて裏山 -- 名無しさん (2014-05-19 23:31:35)
- ↑あの分厚いのをどう纏めるのかも問題だがそれよりⅢの人狼女王と夫の六護式仏蘭西文庫振りをどうするかだ・・・! -- 名無しさん (2014-06-12 00:30:19)
- 7巻下のクリスティーナに萌えた -- 名無しさん (2014-06-13 23:07:00)
- ↑2寧ろ皇帝の開きをどうするかが問題だろう。 -- 名無しさん (2014-06-16 13:36:24)
- おおう…氏照入っテルがただのギャグかと思ったら最期にかっこよくてビックリした -- 名無しさん (2014-06-30 23:27:53)
- おかしいな…俺はきょぬー好きなのに、ホライゾンのきょぬー陣とお付き合いしたいと微塵も感じないぜ…! -- 名無しさん (2014-07-01 00:40:24)
- アニメ化3期はよ -- 名無しさん (2014-08-14 00:14:49)
- 新刊来たと思ったら…ガールズトーク? -- 名無しさん (2014-09-07 12:15:28)
- 何処が歴史再現なのかがさっぱり分からないんだけど -- 名無しさん (2014-09-18 20:30:03)
- ↑読めば解るさ! ……解らなかったらその時はカワカミャーが片っ端から解説してくので安心だね? -- 名無しさん (2014-09-18 20:52:09)
- ↑↑細かくは分かってなくても楽しめてる僕みたいなのもいる、作風にさえ合えば楽しくてつまりはハッピーだね全く。 -- 名無しさん (2014-09-21 20:24:28)
- 本気のキチガイには本気のキチガイが着いて来る、クリエイター心だよね -- 名無しさん (2015-02-14 19:06:01)
- 3期サイトも出来てるのな -- 名無しさん (2015-03-06 14:51:23)
- ↑そんなまさか!と期待させやがってこのヤロウ!! -- 名無しさん (2015-03-06 17:50:28)
- 1巻途中まで読んで未だに積んでる……読んでていろいろキツい。と言ってもつまらんと言ってる訳じゃなく。いつかは読みたい。 -- 名無しさん (2015-05-13 16:10:26)
- ↑色々と覚えたり理解する必要はあるけど、よく馴染めば一気にイケる。程よく好きに頑張れ頑張れ。 -- 名無しさん (2015-05-13 17:42:01)
- ↑そして馴染んだら600~700頁ぐらいの巻を見て呟くのか「今回は薄いな・・・」と。 -- 名無しさん (2015-05-13 18:11:59)
- ↑なんとなくわかる。ノリが独特だしね。でも一巻は下巻まででひとセットなので、気が向いたら読んでみてくれると嬉しい。 -- 名無しさん (2015-05-19 16:32:16)
- 運命を人の味方につけるとは一体? -- 名無しさん (2015-09-27 21:25:45)
- アニメを少しだけみたんだけど、1話のあの話がトラウマになってるのは俺だけ? -- 名無しさん (2016-01-21 13:17:42)
- ちゃんと読破してるジョージさすがだな。 -- 名無しさん (2016-02-23 11:36:36)
- 川上氏の作品って独自の結界を形成するよね。万人に混じっていくタイプではないが、濃密な作品世界を形成する。 -- 名無しさん (2016-02-23 12:09:00)
- あんな厚さどうやって読むの? -- 名無しさん (2016-03-14 21:07:02)
- 最新刊読んだらすっげ~真相きてびびった。 -- 名無しさん (2016-06-10 14:58:02)
- もう一度課外教室やってくんないかな。料理レシピはまじうれしいんだけど -- 名無しさん (2016-08-28 08:08:39)
- ときどき「この人だれ?」になるくらいキャラがおおい -- 名無しさん (2016-08-28 08:09:14)
- Dies iraeアニメ化計画のようにクラウドファウンディングで資金集めててとかでも良いから、Ⅲアニメ化してくれないかなあ…… もしクラウドファウンディングでもしていただけるなら、はした金に過ぎないとしても、持てる限りの総てを捧げてでも貢献したい -- 名無しさん (2016-09-23 21:57:41)
- とりあえず次巻は浅間表紙で1501回セッション(公式サイトで公開されている予告より)。何でそうなったかは前巻参照ということで…果たして一般向けでどこまでいけるか(作中でも「飽きない?」とツッコまれてる)。 -- 名無しさん (2018-02-14 16:05:35)
- ついに終わりが見えて来たらしい。 -- 名無しさん (2018-07-11 09:47:41)
- BD豪華版特典でいきなりクライマックス間近編(アニメ&小説)つけるとは…。 -- 名無しさん (2018-09-14 00:56:47)
- ↑公式見てきた。買わなきゃ(誓約) ところで新刊ネタバレ回避しつつ言うけど、【悲報】九十九髪茄子【全損】って感じかしら… -- 名無しさん (2018-09-15 16:51:55)
- ランスロットを間近に見て「歴史再現で完全創作キャラが登場する政治的意味」考察するっていうのも珍しいような。 -- 名無しさん (2019-04-22 00:00:21)
- 2021年9月10日、『境界線上のホライゾン』13周年おめでとう! -- 名無しさん (2021-09-10 06:34:37)
- 2021年10月1日、アニメ版『境界線上のホライゾン』10周年おめでとう! -- 名無しさん (2021-10-01 06:56:17)
- 2022年7月7日、アニメ版『境界線上のホライゾンⅡ』10周年おめでとう! -- 名無しさん (2022-07-07 13:12:41)
- 2022年9月10日、『境界線上のホライゾン』14周年おめでとう! -- 名無しさん (2022-09-10 11:22:51)
- 2023年7月14日、Web小説サイト「カクヨム」電撃文庫公式レーベルにおける『境界線上のホライゾン』無料公開開始をよろしくね。 -- 名無しさん (2023-08-06 12:52:17)
- 2023年8月4日、全話完全無料Web小説&コミックサイト「電撃ノベコミ+」における『境界線上のホライゾン きみとあさまでGTA』公開開始をよろしくね。 -- 名無しさん (2023-08-06 12:52:38)
- 2023年9月10日、『境界線上のホライゾン』15周年おめでとう。 -- 名無しさん (2023-09-10 22:12:14)
- 2024年7月27日(土)。松戸・森のホール21 大ホールにて昼・夜2公演開催予定の“GEKIBAN LIVE PROJECT”『境界線上のホライゾン』フィルムコンサートをよろしくね。ホライゾン・アリアダスト/P-01s役・主題歌『TERMINATED』『ZONE//ALONE』担当の茅原実里さんも出演されるとのことです。 -- 名無しさん (2024-01-25 15:55:24)
- 『境界線上のホライゾン』フィルムコンサート、イープラスにおけるプレオーダー先行抽選は3月17日(日)23:59まで受付中です。 -- 名無しさん (2024-02-24 22:15:37)
- 『境界線上のホライゾン』フィルムコンサート、 チケットぴあでのプレリザーブ先行抽選は4月7日(日)23:59まで受付中です。 -- 名無しさん (2024-03-19 20:56:57)
#comment
#areaedit(end)
}
2024-03-19T20:56:57+09:00
1710849417
-
新百合姉妹(駅メモ!)
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&font(#6495ED){登録日}:2022/03/11 Fri 21:20:06
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[[駅メモ! -ステーションメモリーズ!-]]に登場するオリジナルキャラクター・でんこ。
そのうち、本項では「新百合ほこね」「新百合うらら」の2名を紹介する。
でんこ全般の設定、及び『駅メモ!』本編については[[この項目>駅メモ! -ステーションメモリーズ!-]]を参照。
*&aname(うらら,option=nolink){&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){新百合うらら}}}
#center(){&bold(){&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){うらら…&br()ほこねのことあきらめてる…}}}
&image(400355F5-3230-4F66-AFCC-C39F32C5048F.jpeg) ((画像出典:駅メモ! -ステーションメモリーズ!-,モバイルファクトリー・ジーワンダッシュ,2014年6月26日配信開始(C)Mobile Factory, inc.))}
**プロフィール(うらら)
|でんこNo.|25|
|属性|&color(cyan){cool}|
|タイプ|サポーター|
|でんこカラー|&color(orange){橙}|
|モチーフ|新百合ヶ丘駅([[小田急小田原線]]/[[神奈川県]])|
|~|[[小田急ロマンスカー]]60000形「MSE」|
|実装日|2014/12/1|
|誕生日|3/15|
//|CV|いれば記載|
引っ込み思案で内気な性格なでんこ。
常にぬいぐるみを抱いてないと不安で仕方ない。
姉の屈折した愛情表現には辟易気味。
**概要(うらら)
&s(){ょぅι゛ょ} 10代前半あたりといった外見年齢のでんこ。
髪型は黒髪のセミロングに前髪ぱっつん。服装は抱き抱えている後述の「タイソン」に隠れて詳細を把握しづらいものの、おそらく白のブラウスに青のスカートとパフスリーブの上着。背中の大きな&color(blue){青いリボン}と、腰から伸びる&color(coral){オレンジの紐状パーツ}がアクセントに光る。
パンタグラフはシングルアーム式で、後腰部から伸びている。
幼げな見た目に反して口数は少なく、表情の変化もやや乏しいことも相まって不思議なオーラを放つでんこ。
実は&bold(){[[超能力]]}を持っているらしく、それによるものかうららを迎えたマスターの身の回りには不可解な現象が起きるようになる。
おでかけに行こうとすると靴が消えたり、屋内なのにどんぐりが頭に降ってきたり、部屋にいるとどこからともなく謎の笑い声が聞こえてきたり……
#openclose(show=「うららな話」ネタバレ){
上記の怪現象、実は全てうららの実姉・&bold(){ほこね}の仕業。
ほこねについては後述するが、うらら曰く&bold(){&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){「しっとぶかい」}}}性格らしくうららと&s(){イチャつく}仲睦まじくしているマスターの姿に嫉妬を覚えて上述した嫌がらせに出ていた。
しかし、うららの初登場時には&bold(){スポットライトに照らされてひとりでに踊るタイソン}が現れており、こちらはほこねが犯人とは考えづらい。ならば一体……?
}
肌身離さず持ち歩いているクマのぬいぐるみは「タイソン」。&bold(){&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){「うららの、おともだち」}}}とのことで、みことが作ったもの。ちなみに名付け親はセリア。
みことやセリア当人達との絡みは少ないが、特にみことのことは姉以上に慕っているらしい。
ちなみに、うららにとってのタイソンの立ち位置はスキル説明文曰く&bold(){『ほこね<<<<<越えられない壁<<<<<タイソン』}。
実はうらら本人には超能力の自覚がなく、身の回りで起きる怪現象は&color(whitesmoke){ほこねが犯人のもの以外は}全てタイソンによるものと思っているらしい。
2022年の水着で姉と揃って新規立ち絵フィルムが実装。表情によってタイソンの持ち方が変わるのだが、デレ顔が&color(red){タイソンで顔を隠しタイソンが頬を赤らめるという斬新なものになっている}。
**スキル:&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){「じかんあっしゅく」}}
#center(){&bold(){&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){うららのスキル…&br()スイッチおすとはつどうする。&br()クールタイムかいじょできる。}}}}
編成内にクールタイム中のでんこがいる場合、スキルボタンを押して発動可能。
確率で&bold(){編成内全てのでんこのクールタイムを強制終了させ、再発動可能にする}。
実装当初から現在に至るまでオンリーワンと言えるスキル。
基本的に効果時間が設定されているタイプのスキルには「クールタイム」もセットで設定されており、一度効果時間が終了すると数時間ほどのクールタイムが経過するまで再発動はできない。
このクールタイムはバランス調整の意味も持っており、比較的強力な効果のスキルはクールタイムも長めに取られていることが多く、強力なスキルをバンバン使えるようにはなっていないのが「駅メモ」の原則である。
が、うららがいればその&bold(){原則を一時的に覆せる}という点で非常に強力といえるスキル。
発動確率は100%でこそないものの最大80%とかなり現実的な数値で、ラッピング効果やひいるのスキルによって発動率を底上げすれば確定発動化は容易。
ただし、もちろん難点もいくつかある。
ひとつは先述したように発動率が100%ではないこと。
仕様上、うららの場合スキルが発動するのはボタンを押した一瞬のみでうららはスキル発動後即クールタイムに突入するのだが、これは&bold(){うららがスキル発動に失敗した場合も例外ではない}。
つまりボタンを押して「うららがスキルの発動に失敗しました…」のダイアログが出た場合、&bold(){本当に何も起こらないままクールタイムだけがきっちり取られる}のだ。スキルの発動率はスキルレベルの成長に伴い上がっていくため、うららを頻繁に使うならば可能な限り早くにレベルMAXまで持っていきたい。
次に、クールタイムを無くせるのは「スキル発動時点で編成内にいるでんこ」のみという点。
すなわち、一度に適用可能なのは最大でも6人まで、多くのプレイヤーは5人が限度ということになる。確実に発動させるためひいるを組み込むならさらに1枠減ってしまう。
一度うららを使うと2時間はやり直しが効かないため、特に複数クールタイム中のでんこがいる場合は誰に使うかを良く考えて編成したい。
最後に、何人か&bold(){スキル効果の対象外となるでんこがいる}こと。具体的にはエルミーヌ・マツカ・ウシオなど一部のスペシャルおよびエクストラでんこ。
編成内にクールタイムに入っているのが対象外のでんこしかいなかった場合はそもそもスキルボタンが「&color(gray){unable}」表示になり発動できないし、他のクールタイム中のでんこを組み込んでスキル発動に成功しても彼女たちはクールタイムから復帰しない。
うららのスキルが対象外となるでんこは効果説明文にその旨の記載があるため、使用前に必ず確認しよう。
また、うららが使用不可でも「タイムポンカチ」なら適用可能な場合がある。もちろん逆も然りなので要注意。
アイテム「タイムポンカチ」はうららのスキルをアイテム化したもので、同様にスキルクールタイムを終了させることができる。
うららと異なりクールタイムの概念はないが、個数制のため複数使用にはストックを貯めるか課金で購入する必要があるのでご利用は計画的に。
なお、当然ながらうららにタイムポンカチは使用できない。&size(8px){クールタイムの概念こわれるからね、仕方ないね。}
その代わりアンナの持つ「クールタイム短縮」の効果はきちんと受けられるので、即座に再使用とはいかないものの待ち時間をある程度減らすことは可能。
ちなみに、シャルロッテのスキル((一定時間経過後、過去アクセスしたことのある駅のどこかにランダムでアクセスする。またタイムポンカチが無効。))については、クールタイム無効化は適用されるがやや特殊な挙動になる。
簡単に言うと「スキルはクールタイムを待たずに再発動可能になるがシャルロッテが駅にアクセスするまでの時間は短縮前のまま変化しない」。例えばシャルロッテのクールタイム終了まで30分というところでうららを発動させると、その時点でスキル発動画面からはクールタイム表示が消え再使用可能になるがそのタイミングではアクセスは行われず、元々の予定通り30分後に「着弾」する。うららのスキルの成功後すぐにシャルロッテのスキルを使用していた場合は二回目の分のクールタイムが継続するのでその分が発動するまでは再度スキルボタンは押せない状態になる。
同様に、Lv.80のシャルロッテをスキル発動後すぐにうららの効果で再使用可能にして即再発動した場合、1時間30分後に2連続でアクセスが行われることになる。
「確率発動」かつ「発動するかしないかの2択のみ」ということで、相性のいいでんこはひいる1択。
確実な発動を期すなら必須とも言えるため、うららの使用が前提ならばなるべく最後にひいるを含む編成が来るよう発動順を調整すると無駄がないだろう。
また、でんことは異なるがラッピング「[[マジカル>魔法少女]]なうらら」を着せるとスキル発動率&bold(){+19%}と大幅上昇し、カンスト済なら&bold(){&color(red){発動率99%}}に達する。まさにマジカル。
やはり100%にはならないもののほぼ確定発動と言える程になるため、是非とも持っておきたい。
ただし&color(red){クールタイム+1時間}のデメリット効果と引き換えの大盤振る舞いなので、連続使用にはいっそう向かなくなる。通常時以上に誰に使うかよく考えたい。
尚上述した2022年版の水着は発動率ではあちらには敵わないものの、&color(red){デメリット無しで+13%}という性能なのでこちらもオススメ。
*&aname(ほこね,option=nolink){&bgcolor(whitesmoke){&color(coral){新百合ほこね}}}
#center(){&bold(){&bgcolor(whitesmoke){&color(coral){まぁ〜私の愛しいうららちゃん♪&br()今日も一緒にベッドに入りましょうねぇ〜♪}}}
&image(973EFDE3-96E6-492F-A0FB-CC2EF84AACD6.jpeg) ((画像出典:駅メモ! -ステーションメモリーズ!-,モバイルファクトリー・ジーワンダッシュ,2014年6月26日配信開始(C)Mobile Factory, inc.))}
**プロフィール(ほこね)
|でんこNo.|26|
|属性|&color(cyan){cool}|
|タイプ|アタッカー|
|でんこカラー|&color(orange){橙}|
|モチーフ|新百合ヶ丘駅(小田急小田原線/[[神奈川県]])|
|~|小田急ロマンスカー50000形「VSE」|
|実装日|2014/12/1|
|誕生日|3/19|
//|CV|いれば記載|
いつも明るく元気なお姉さん。
世界で一番大切な妹の前ではただの変態に豹変する。
ライバルは妹のぬいぐるみ「タイソン」くん
**概要(ほこね)
20歳前後あたりの、うら若きお姉さんといった印象のでんこ。&s(){黙ってさえいれば}美人。
腰まで届くストレートヘアは、下へゆくに従ってウェーブがかかりグレーのグラデーションがかかってゆく。前髪のこちらから見て右側には&color(blue){青いリボンの髪飾り}が誇らしげに輝いている。
「いつもの」ラッピングはグレーとホワイトのツートンカラーをしたノースリーブジャケットと、ホワイトのスカート。背中から伸びる裾状のパーツも同様にホワイトで、下端には点線状にグレーの模様が入っている。脇下からは妹同様の&color(coral){オレンジの紐状パーツ}が伸びているほか、スカートの下から覗くタイツも同様のバーミリオンオレンジ。
パンタグラフは形状・位置ともに妹と同様。
見た目も振る舞いも「素敵なお姉さん」の言葉がピッタリ似合う、大人っぽい出で立ちのでんこ。
……ただし、最愛の妹・うららが絡むと&bold(){ただの変態}に豹変する超絶[[シスコン]]の残念美人という一点さえ除けば。
基本的に彼女の思考は「うららちゃん」一色に染め上げられており、何かと妹にべったりでいたがるその姿は完全に&color(red){末期症状}。タイムライン上で聞けるヒトコトにも、ラッピング毎に設定されている固有のセリフに&bold(){必ず一つは「うららちゃん(うららちゃ〜ん)」の単語が入っている}あたり筋金入りである。
果てはただのぬいぐるみに過ぎないはずの&bold(){タイソンにまでも嫉妬してライバル視}と完全にブレーキがぶっ壊れている始末。&s(){だめだこのお姉ちゃんはやくなんとかしないと}
そして特技は&bold(){妹の匂いを嗅ぎ当てる}ことで、&color(red){3km離れた位置にいるうららを匂いだけで発見したことも}。というかタイムラインには&bold(){&bgcolor(whitesmoke){&color(coral){「うららちゃ~ん!!!!ううんんんん…はぁぁぁ~いい匂い…。」}}}と明らかに嗅いでいる台詞が&bold(){デフォルトで}存在する。
こんな有様のため、当のうららには完全に愛想を尽かされてしまっており、一方通行の偏愛には辟易気味。うららが彼女を呼ぶ際も一貫して&bold(){&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){「ほこね」}}}と呼び捨てである。
ただ姉妹仲は決して悪くはなく、なんだかんだで信頼はされており、言葉が出ない時はほこねが代弁してくれることがあるのでなんだかんだいないと不安になってしまう。が、基本的にはなすがままにされている。
基本的に彼女の話題はうららの事ばっかりだが、デフォルトのセリフの中にもえに対する言及があり、どうやらよその子にも手を出そうとしているらしい……&s(){おまわりさんこいつで……えっ見えない!?}
「ほこねな話」は「うららな話」の後にあたるが、「うららな話」での行動とは打って変わりマスターとの関係は概ね良好。
しかしうらら第一の姿勢はもちろん変わっておらず、でんこサイズでマスターには読めない怪しい契約書にサインを迫ったり夜遅くまで妹トークに巻き込んだりと、その暴走具合は止まる気配がない。
そんな折、ひょんな事故からタイソンの縫い目を裂いてしまったほこね。
いかなライバルと言えど、愛する妹の大切な友達を壊してしまったことには強く罪悪感を覚えてしまう。そんな彼女の取った選択は……?
上述した通り2022年の水着で新規立ち絵フィルムが実装。うららのことしか考えていないのは相変わらずだが、&color(red){今回はうららの顔が描かれた吹き出しがグラフィック内に表示されるというレベルにまで重症化}。ちなみにやられると手に持ったバスタオルを身体に巻く。
**スキル:&bgcolor(whitesmoke){&color(coral){「妹愛バースト」}}
#center(){&bold(){&bgcolor(whitesmoke){&color(coral){わたしのスキルはダメージUPさせるの~♪&br()でもうららちゃんは可愛くて思わず&br()いい子いい子しちゃうわぁ~♪}}}}
スキルボタンを押して発動。
20分間、自身のATKが上昇する。
ただし&bold(){アクセス相手がうららだった場合、ダメージを与えず逆に回復させてしまう}。
比較的初期のアタッカーらしく、効果もシンプルながらそれ故に強力なものとなっている。……最後の一文&s(){そして名前}を除いては。
似た内容のスキルを持つイムラとはよく比較される。実際に比較してみると以下の通り。なおいずれもLv.80、マイレージレベル10のいわゆる「フルカンスト」状態での比較になる。
||ほこね|イムラ|
|ステータス最終値|AP320/HP311|AP316/HP306|
|属性|&color(cyan){cool}|&color(lime){eco}|
|スキル効果時間|20分|15分|
|スキル発動率|>|100%|
|ATK上昇倍率|+55%|+50%|
|クールタイム|2時間|1時間|
|デメリット効果|うららが相手の場合攻撃せず回復|攻撃する毎にHP半減&br()イムラのHPが1の場合発動しない|
総論としては、「イムラをcool属性にして一回り強化しました、ただしクールタイムが倍になりました&s(){あとデメリット効果がやたら限定的になりました}」といったところ。
基本的にはほこねの方がやや性能は上だが、「クールタイムが終了し次第すぐに再発動」といったムーブを取る場合は効率面でイムラに軍配が上がる。
また属性の違いは&bold(){有利属性へのダメージ1.3倍}とスキル効果以上に響いてくるため、仮想敵とする属性によって使い分けるのがベターか。
とはいえ属性以外はほとんど誤差の範疇と言って差し支えないため、単純に好みで使い分けてもいいだろう。
なお、成長傾向はイムラが早熟タイプの筆頭格ということもあって、ほこねがイムラのAPを追い越すのはLv.63以降と後半になってから。
まだ上限解放ができていない段階や即戦力が欲しいなら、イムラに分があると言える。
さて、問題のデメリットである「相手のうららを回復させる」効果だが、実際のところは狙って使おうとしない限りはあまり目にすることがないのが実情である。
というのも、うららのスキルは上述した通りリンク確保や維持に直接役立つものではなく、またうらら本人のステータスもサポーターゆえあまり秀でてはいない完全な後方支援タイプのため、育成の終わったうららを敢えてリンクさせる意義が薄いためである。
加えて、回復効果が発動するのは効果時間中の20分間のみであるため、仮にうららとエンカウントしてもスキルを発動していなければそのまま殴り倒してしまうことも……。&s(){ヤンデレ姉の爆誕である。}
このため、実質的にはデメリット効果はあって無いようなものと言えるが、うららを使っているマスターを見かけたらたっぷり愛を注いでみてもいいだろう。&s(){ただし1人で端末を複数持って…とかやるとBANされるのでやらないように}
ついでにてすとに無効化されても普通に殴ってしまう。
ちなみに回復量はうららの最大HPの40%。2023年7月までは本来の与ダメージのうち40%だった。固定値軽減で0ダメージになったり、うららのDEFが高かったりした場合に回復できないことがあったため変更されたと思われる。
単体で性能が完結しているため様々な編成でメインを張れるが、特にレイカなど短期決戦タイプのサポーターとは合わせやすいだろう。ただ、ほこねのスキル効果時間は平均よりも短い部類ゆえ一人では持て余してしまうというだけで、30分以上持続するスキルが合わないというわけではない。
一方でほこね自身には属性やタイプを絞ってどうこう、という傾向がないため「青染め」など特定のコンセプトに振り切った編成の主軸とするにはやや不向きか。
良くも悪くも編成に縛られないのがほこねの特徴と言え、状況に合わせた柔軟な運用でこそ活きるでんことも言える。
**バージョンアップ(ほこね)
2023年8月21日にバージョンアップ実装。
メモリーズフォームではスカートの裾状のパーツがフリル型に。靴はロングブーツになり、足の甲の部分にはVSEのライトを模した飾りがついた。
トップスの胸部にはVSEの運転席と展望席部分を模した模様が入っている。&s(){ついでにお胸もバージョンアップ}
スキルの追加効果は「自身のATKが120%以上増加している場合は相手に固定ダメージ、180%以上の場合は固定ダメージ量増加」。
素のATK増加量は上述の通り+55%であるため、他のスキルやラッピングで補おう。ただしATKデバフやATK変動を無効化するコミュには注意。
*モチーフ解説
両者とも&bold(){[[小田急ロマンスカー]]}がモチーフとなっており、それぞれVSEがほこね、MSEはうららのモチーフとなる。
モチーフ車両そのものに関してはリンク先の方が詳しいため、ここでは概要を述べる。
うらら・ほこね両名に共通する意匠である&color(blue){青いリボン形の装飾}と&color(coral){でんこカラーと瞳の橙色、および衣装に走る朱色のライン}はそれぞれ
-ロマンスカーがきっかけと言われる&bold(){&color(blue){ブルーリボン賞}}
-歴代ロマンスカーに伝統として受け継がれてきたカラー&bold(){&color(coral){「バーミリオンオレンジ」}}
が由来と思われ、数あるでんこの中でも特に長い歴史を誇る元ネタ車両の、その伝統や背景を見事に落とし込んだ名デザインと言えるだろう。
** &bgcolor(whitesmoke){&color(coral){小田急ロマンスカー50000形「VSE」}}
2005年に、それまで活躍していたロマンスカー「HiSE」の後継車両として運行開始した特急用車両。
先代たる30000形「EXE」はビジネスユースを視野に入れて開発され、その上質な車内設備は通勤利用の乗客から高評価を得た。しかしその一方で観光特急としての「特別感」は薄れた格好になってしまったことでファミリー層など観光利用の乗客からは不評気味で、EXE車が来た際に子供が&bold(){「こんなのロマンスカーじゃない!」}と叫んだなどの逸話などからもその賛否両論ぶりがうかがえた。
結果として箱根への観光客そのものの減少も併せて「観光列車ロマンスカー」のブランド力は減退しつつあったのは否めない。
そんな状況を打開すべく、&bold(){ロマンスカーの中のロマンスカー}を目指し投入されたのが本形式である。
「流線形」「展望席」そして「連接台車」とロマンスカーの3大アイデンティティを全て取り入れながらも、それまでロマンスカーには見られなかった&bgcolor(whitesmoke){&color(coral){純白の優雅かつ先進的なシルエット}}は人々の度肝を抜いた。
かくして、VSEは&bold(){&color(coral){新たなロマンスカーの顔}}として、人々の目にその姿を焼き付けさせたのである。
後継車両である70000形「GSE」が登場するまで長らく小田急のフラッグシップとして活躍してきたが、連接台車という特殊な構造ゆえの保守上の難点などが重なってか2022年3月12日のダイヤ改正をもって定期運用からは離脱、翌23年秋を目処に引退することとなった。
17年という生涯は特急列車としては短いと言わざるを得ないが、「ロマンスカーの復活」を告げた本形式が人々の記憶に残る名車であったことは疑いようがないだろう。
**&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){小田急ロマンスカー60000形「MSE」}}
2008年運行開始。
地下鉄への直通を念頭に置いて開発された、日本初の地下鉄特急車両。
全体的なシルエットは直前にデビューしたVSEを踏襲しているものの、カラーリングはこちらもロマンスカーとしては珍しい&bold(){&color(Deepskyblue){フェルメールブルー}}をベース色として採用した。
一方で運転台はEXE車と同じく一般的な位置に配置されたため展望席はなくなっており、途中駅での分割・併合を可能とした構造も相まってどちらかといえばEXEの流れを汲む形式と言えるか。
地下鉄への直通というコンセプトからもうかがえるがビジネスユースを想定した設計となっており、シートピッチを詰めつつも足元にゆとりを持たせるべく薄型設計のシートを採用。さすがにクッション性はやや犠牲になってはいるものの、人間工学に基づいて設計されているおかげで座り心地は案外悪くない。
またEXEでの反省を踏まえてか落ち着きを持たせつつも全体的に観光特急らしい優雅さも併せ持った内装になっており、外観も相まって「VSEの姉妹車」のイメージを持たせることに成功している。
中間車両にも運転台を配したことで[[多層建て列車]]としての運用も可能となっており、当初の目標であった[[東京メトロ]]千代田線への直通運転はもちろんJR[[御殿場線]]への直通も実現しており、歴代ロマンスカーの中でも最も多彩な運用が可能な形式となっている。
&s(){連結時に中間車両となる貫通型先頭車は流線形を無理矢理縮めた形でちょっと不格好なのが玉に瑕}
*余談
-今となっては非常に珍しい、同時に2人のオリジナルでんこが登場した事例。
--ごく初期は「ひと月1人」と厳密には決まっていなかったようで、同時に2人登場することがあった。彼女たちの他にはにころ/しぐれ(2014/9/1)、レン/みらい(同年10/1)などが同時に登場している。
-アイテム「タイムポンカチ」はうららの持つ超能力を参考に開発された、という設定があり、上部にはタイソンの頭部を模した飾りが付いている。
--うららのスキル同様にでんこのクールタイムを強制終了させる効果だが、うららとは効果が適用されないでんこが微妙に異なる。またうららにタイムポンカチが適用されない仕様については「参考にしたがために効果が干渉してしまう」と設定上でもきちんとした理由付けがなされている。
-小涌谷あすかはロマンスカーも直通して箱根湯本駅まで乗り入れる箱根登山鉄道の車両をモチーフに持つでんこだが、残念ながら現状彼女とほこね・うらら姉妹とはストーリー上での接点は特にない。
-「ほこね」の名前は、おそらくロマンスカーに設定されている列車種別のひとつ「はこね」を捩ったものと思われる。では「うらら」は……?
#center(){&bold(){&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){マスター、ついき・しゅうせ…}}}}
#center(){&bold(){&bgcolor(whitesmoke){&color(coral){うららちゃんのことなら何万文字も何百行でも書けるわよぉ〜!!ほら、マスターも一緒にうららちゃんの可愛さを広めるのよ!}}}}
#center(){&bold(){&bgcolor(Deepskyblue){&color(coral){……ほこね、うるさい……}}}}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- VSE引退の件について小田急の担当者は「ホームドア対応という理由は社内で出ておりません」とコメントしているみたいだけど -- 名無しさん (2022-03-12 01:22:30)
- ↑失礼しました。修正致しました。 -- sa31 (2022-03-12 07:48:24)
- 今項目作成中なのですがこのページの表借ります。今回解説するでんことほこねとイムラとの性能比較に使いたい。 -- DF200-205 (2022-04-04 22:42:46)
- 2018年の神奈川あしがらの里のイベントのときに開成駅前に展示してあるロマンスカーのヘッドプレートが新百合姉妹の描かれたものになっていたこともあったっけな。嬉しそうなほこ姉さんの表情がなんともw -- 名無しさん (2022-12-28 20:47:11)
#comment(striction)
#areaedit(end)
}
2024-03-19T20:54:57+09:00
1710849297
-
諸葛亮
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2137.html
&font(#6495ED){登録日}:2012/03/14 Wed 22:52:44
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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諸葛亮(孔明)とは言わずと知れた[[三国志]]に登場する蜀の名軍師である。
各メディアでは字(あざな)である&bold(){孔明}の名で呼ばれることも多い。&font(l){孔明の罠とか。}
字というのはいわば「社交ネーム」で、「軽々しく他人の名字や名前を呼ぶのは失礼だ」という発想に基づく中国の呼び方システムの産物である。
基本的に同格の人間同士、あるいは目上の者が親しみを込めて使う言葉なので、同僚たちからは当時から「孔明」と呼ばれていた可能性が高い。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){まあ実は字で他人を呼ぶのも割とくだけた表現にあたるので、実際は単に「丞相」とかの役職で呼ばれるか、あるいは同じ役職の別人と区別する場合は「諸葛将軍」みたいに呼ばれていたはずである。}}
*【幼少期】
泰山郡の副長官である諸葛珪の息子として生まれるが、その諸葛珪は孔明が幼い頃に亡くなっている。また、母親も同様に幼い頃に死去している。
後に弟達を連れ徐州の叔父の諸葛玄の所に身を寄せるが、父の仇討と復讐に狂った[[曹操]]が徐州に攻め入り朝に鳴く鶏すらいないレベルで大虐殺を敢行。
叔父も戦争により帰らぬ人になるなど幼少期は苦難の連続だったようだ。
その後、荊州に移り住み水鏡先生の所で勉強したり晴耕雨読したりブs…才女である黄月英を妻にしたりしていた。
*【三顧の礼】
[[劉表]]の客将として荊州にいた[[劉備]]は、軍師の[[徐庶]]から諸葛亮について話を聞かされる。劉備は連れてくるよう頼んだが、
[[徐庶]]「孔明は俺が呼んだくらいで来るよーな奴じゃねーっすよ」
劉備「そうだ、孔明んち行こう」
…という事で劉備は[[関羽]]と[[張飛]]を連れて諸葛亮の家に向かった。
うち二回は居留守とか使ったりしたが三回目で劉備を認め、かの有名な天下三分の計を掲げ彼の軍師となった。
(本当に用事で会えず三度目にようやく会えたとか自分から仕官したという説もあり。)
それからは劉備は孔明と毎日話こんで、義兄弟から妬まれたりするが、
[[夏侯惇]]を火攻めでフルボッコにしたり曹仁を夜襲でフルボッコにしたりして彼らの信頼を得た。
ちなみに夏侯惇のは演義だけだったりする。
その後、曹操が本格的に攻めてきた上に[[劉表]]が病死したため劉備に「今のうちに荊州いただいちゃいましょうよ! そして曹操軍ぶちのめしましょう!」と進言するも、劉備は「んなもん道義に背くだけじゃ」と却下、
「じゃあ[[孫権]]さんとこ頼りましょうよ」と孫権の領地である夏口に向かうように進言した。この逃避行で曹操軍に追いつかれ、長坂の戦いとなる((尤も、この時の荊州は劉表の死と後継者争いで混乱しており、劉備が恩を仇で返す行為で荊州を手に入れたとしても勢いに乗っている曹操に勝てるとは思えないので創作である。実際は曹操が攻めて来るまで感知できずに慌てて逃げ出した可能性が高い))。
*【赤壁の戦いと入蜀】
夏口に逃れた劉備の様子をうかがうため孫権は[[魯粛]]を派遣する。諸葛亮は魯粛と共に孫権の下に向かい同盟を結びつけようとする。
頭の固いジジイ達を論破しまくったりして時間をつぶし、孫権の所に通されるが、諸葛亮は開口一番に降伏するよう告げる。
孔明「ぶっちゃけ勝ち目ないんで降伏した方がいいっすよw」
孫権「じゃあなんでテメーら降伏しないんだよ」
孔明「ウチら漢の臣下なんで降伏するつもりないんでww」
孫権「(゚Д゚#)ハァ!?」
…といった具合に孫権はブチギレて退室するが、詰め寄る魯粛に対し孔明は「これから対抗策言おうと思ってた所ですよ」と述べ、
戻ってきた孫権に曹操軍の水軍の弱点等を述べ、同盟に踏み切らせるに至った。
その後曹操軍から無数の矢をパクったり東南の風を吹かせたりして[[赤壁の戦い]]を勝利に導いた。
&bold(){以上、演義の創作である。}
そもそも史書によって劉備軍がどの程度赤壁の戦いに関わったかは差がある。
諸葛亮も劉備軍の幕僚として、孫権の下に赴いて同盟を取り付けたという記録はあるが、それ以上ではない。
もちろんそんな大任を任されるほどの信任を得ていたのであろうが、演義のような華々しい活躍は史書にはないのである。
そして劉備が荊州の領地絡みで孫権と小競り合いする中、益州の[[劉璋]]から「五斗米道からウチらを守ってくれ」と要請を受ける。
劉璋に見切りをつけていた[[法正]]達は劉備に益州を渡すため蜀取りを進言する。諸葛亮もこれに同意したため、初めは渋っていた劉備も益州を攻める決心をした。
しかし蜀軍は意外に強く、苦戦。何度も危機に陥りながらもついに劉備は蜀を手に入れる。
その後、漢中争奪戦においても曹操軍を圧倒し、これに勝利。劉備に漢中王になるよう進言した。
*【北伐、そして…】
諸葛亮は劉備軍の軍師将軍として内政に勤めていたが、[[関羽]]が荊州関係でポシャったため呉軍と敵対、そして処刑されてしまう。
&color(red){この時点で、天下三分の計は潰えてしまった。}
その後劉備は帝位を自称して蜀漢を建国。諸葛亮は丞相として官僚の最高位になった。
だが、諸葛亮は義兄弟を失いガチギレした劉備を止める事ができず((諸葛亮は蜀の官僚としてはトップだが、上述のように荊州には流れ着いて嫁を娶っただけで荊州閥との地縁はあまりなく彼らのトップとは言い切れない。劉備軍が入蜀の際に連れて行った軍兵は殆どが荊州出身なので、諸葛亮の諫めでは荊州閥を繋ぎ止めるのに力不足だと判断し軍事行動に踏み切った可能性もある))、夷陵の戦いにおいて蜀はボロ負け。
劉備を仕留めるため追撃する[[陸遜]]を足止めするため石兵八陣なるものに誘いこみ攪乱、劉備を救出した・・・というのは演義だけである。
のちに劉備は亡くなり、「俺の息子が無能だったらお前が後継いでくれ」という遺言を残した(後述)。
そして蜀の実権を握った後は、消耗した国力を回復させるため呉軍との関係を修復したり[[南蛮>南蛮(三国志)]]の反乱を制圧してその広大な土地を入手し、頃はよしとみた諸葛亮は北伐を決意する。
その際に上奏した「出師の表」は蜀への熱い想いと危機感が滲み出ており、「(少しでも忠誠の心を持つものであれば)これを読んで泣かない者はいない」とまで評された。
だが、重要な寝返り役を担う新城の孟達が[[司馬懿]]に寝返りを察知されて潰されてしまい、さっそく出鼻を挫かれる。
それでも南安・安定・天水の三郡を占領して魏軍の先鋒を大慌てさせるが、街亭の戦いにて寵愛していた[[馬謖]]が大馬鹿をやらかし大敗。
重要拠点である街亭を失い、馬謖を泣く泣く処刑。戦果らしい戦果は撤退時に天水から拾った後継者・[[姜維]]くらいであった。
こうして、&color(red){事実上最後のチャンスだった}第一次北伐は無残な失敗。自らも降格処分にしてケジメをつけた。
第二次北伐は陳倉城を攻めるも、陥落させられないままやむなく撤退。
第三次北伐は武都・陰平の二郡を併合する戦果を挙げる。武都・陰平とも辺境で大戦果とは言い難いが、これで諸葛亮は丞相に一応復職。
この北伐自体、次の第四次の仕込みで本腰を入れたものではなかったと言う説もある。
そして第四次北伐。おりしもこの年に魏の軍事の大重鎮[[曹真]]が死去、後任である司馬懿との激突となる。
この戦闘で蜀軍は司馬懿の軍隊をそれはもうボッコボコにのし、更には追撃してきた魏軍の名将張コウを返り討ちにして戦死させるという大戦果を挙げるが、不幸にも本国で内輪もめが起きて撤退を余儀なくされる。
確かに張コウというかつて劉備にも警戒されていた手合を除いたことは大きいのだが、準備の割に合う戦果とまでは言い難く、第一次から毎年行っていた北伐は3年間の中断を余儀なくされた。
最後の第五次北伐。
第四次で諸葛亮にフルボッコされた司馬懿はすっかり懲りてしまい、「陣地にこもって打って出ない作戦」を徹底。((形としては司馬懿は曹叡に出陣許可を求めているが、これは「皇帝から出陣するなと言われた」ということで自身の「打って出ない」という作戦に大義名分を与え、司馬懿の指揮に不満な諸将をなだめるための芝居であったと言われている。司馬懿だけに。))
諸葛亮はなんとか司馬懿らを動かそうと女の着物を送ったり罵声を浴びせたりしたが、ついに司馬懿は動かずジリ貧に。
そして激務による病にかかり、ついに五丈原の陣中にて没した。享年54歳。
蜀軍は諸葛亮の死をもって撤退。
司馬懿が追撃を仕掛けるが、蜀軍の頑強な抵抗の構えを見て断念。張コウが似たような状況で戦死したのもあり、蜀軍は手負いほど危険だと警戒していたためか。
大きな損害を出さずに撤退することに成功はしたが、この北伐において諸葛亮、そして彼の死に伴う政治的争いによって(人柄はともかく)経験豊富で有能な武官である[[魏延]]をも続けて失った蜀は衰退の道を徐々に歩むこととなる。
*【諸葛亮の人柄】
陳寿は「その政治の才能は管仲((春秋時代の斉の桓公の重臣。桓公を覇者として君臨させた立役者))・蕭何((漢帝国の創始者である劉邦の最大の功臣。内政の化け物))に匹敵する」とする一方、「けど北伐があんま上手くいかなかったのは臨機応変さがちょっと足りなかったからだよね」とも評している((この事で陳寿は諸葛亮ファンから「コイツは金に汚ねぇ」、「親父が処刑された(事実)から悪く書いていやがる」などとレッテルを貼られてしまった))。
ただ擁護すると、北伐に関しては蜀の立場から考えれば「やらないわけにはいかない事情」もあるので諸葛亮の失策とばかりも言えない。
大義上では蜀は『漢の後継』を名乗り、本来の国号は『漢』で蜀漢は後の便宜上の呼称である。そのため、国の存在意義を保つためにも、漢を簒奪した魏を放置しておくわけにはいかなかった。
また本質的な問題として国力の圧倒的な差があり、国土でも魏の1/4弱、呉と1/3強程度しかなく、一部例外(漢中の辺りとか)こそあるものの、中原に比べると全体的に豊かな土壌とは到底言えなかった。
そう考えると「ただでさえ国力差があるのに、時が経つほど差が開くばかり」という状況で、まごついていてはお先真っ暗である。
まして相手は、史実では非常に有能で病を得ていなければもっと活躍できたであろう[[曹真]]、
後任はこの対北伐の前後で数多くの敵をほぼ鎧袖一触に叩き潰していたあの[[司馬懿]]である。
はっきりいって対峙するだけでもしんどい相手なのに、兵力でも向こうの方が上、さらに攻撃側に回らなければならないという苦を背負っていたのである。
どれほど困難であっても、まだ歯が立つ段階で魏に楔を打っておかねばならないと行動を開始し、街亭の戦い以外ではさほど損害もなく戦術的な観点からの勝利を数度重ねたのは評価に値する事だろう。
最大の評価点は、策謀をめぐらす宰相というどっちかというとあまり人気の出ないポジションだったにも関わらず、在世中から広く人心を集め、死後は多々脚色されるほどの英雄になったという点であろう。
このポジションでここまで人気のある人はなかなかいない。
また権力を握っていながら私財を殆ど溜めずに、ひたむきに政務に努めていたことも素晴らしい点である。
実際に民衆が霊廟や廟を建てようとして朝廷に訴えて却下された後も、祭りなどで託けて祀ることが絶えなかったために、沔陽に廟が建立されたりしていた。
何より諸葛亮の北伐を阻止した司馬懿本人が
「まさに『天下の奇才』だった。以前魏に降伏してきた黄権((前途有望な蜀の将軍であったが、夷陵の戦いで劉備に危険を進言して聞いてもらえず、結果として退路を絶たれ、魏に亡命。曹丕からも高く評価され出世もしたが、劉備の死の祝賀に参加しない等、蜀への忠誠心を残していた。))((劉備も黄権の投降は自身が黄権を裏切ったことによるとし、残された家族は厚遇、息子は蜀滅亡に殉じている。))もあなたの行いを賛辞している」
と言っている。
魏の武将の鍾会も、蜀侵攻時に諸葛亮の墓の祭祀を行うなど敬意を払っていたりする。
実戦的な面でも魏では諸葛亮の八陣((ほとんどは破棄されたため詳細不明。少なくとも後世で創作されたものとは異なる内容と思われる。))の研究が行われ、一部は晋の時代に馬隆が活用し戦果を挙げている。
**【諸葛亮と信賞必罰】
諸葛亮は法治主義者で信賞必罰については厳格であった。
前記した陳寿による「管仲・蕭何に匹敵」の評も、諸葛亮の信賞必罰の素晴らしさと共に記載されている。
諸葛亮と法令と言えば、入蜀のときに諸葛亮や法正等の主要幕僚が集まって制定した法令「蜀科」が有名である。
制定に携わった幕僚の一人である法正から「劉備殿は蜀の地においては未だに新参者。劉邦がやったように法制度は簡略にした方が支持を得やすいのでは…?」という反対意見もあった。
だが、統治が弛緩して堕落した益州を統治するには厳格な法を厳格に適用することが必要という視点からこれを押し切っている。
最終的には、その内容も公平公正なもので広く支持されたとされる。
諸葛亮の信賞必罰への厳格さは、愛弟子と言えど軍紀のために斬った「泣いて馬謖を斬る」にも現れている。
北伐の地にあってすら裁判を自ら例外なく決裁したという記述も、これを裏付けるものだろう。
そして「法制度に厳格」という在り方については&bold(){自分さえも例外とはしていなかった。}
街亭の戦いの責任は自身の人材登用にあるとして自ら丞相を辞任、右将軍に降格処分とし、後に戦果を挙げて初めて丞相に復帰している。
一応復帰させたのは劉禅であるが、「戦果を挙げてから復帰したい」という諸葛亮自身の意向があったことは想像に難くない。
こうした諸葛亮の厳格さに関しては『[[韓非子]]』を読み込んでいたかららしく、彼は劉禅の教育にも『韓非子』をテキストに使ったという。
もっとも、彼が法治主義を完全に徹底できたかと言えばそうではない。
権力を私怨の復讐のために濫用しまくっていた法正に対して諸葛亮は「功績を考えると処罰はできない」とするなど、徹底しているとは言えなかった。((法正は劉備のお気に入りで諸葛亮も認める有能な人物である。ただ、蜀科の制定にあたってその法正による反対意見を押し切った点からしても、法治主義への諸葛亮へのこだわりが見て取れる。))
法治主義を徹底した中華の先達と言えば[[始皇帝]]であるが、始皇帝は統一国家の皇帝としての権力と、天下統一を果たしたという権威を持っていた。
諸葛亮は一群雄のそのまた配下という立場に過ぎず、派閥や外圧と相談して国を運営しなければならなかった故の限界と捉えるべきであろう。
そして、これについてこられる人材もそう多いものではなく、結果として職務が自らに集中。
その職務集中の様子を聞きつけた司馬懿は「諸葛亮は過労でもう先はない」と読み、その通り諸葛亮は陣没してしまったのである。
*【諸葛亮の後継者】
劉備「馬謖は理屈は達者だが実際には言うほどの才能は無いぞ、重用はするなよ!」
諸葛亮「わかりました」
劉備死後
馬謖「丞相!俺に任せてください!」(ほぼ初陣)
諸葛亮「よし、行け!」
という具合に人を見る目は(少なくとも軍官に関しては)あまり良くなかったんじゃねーの?と言うのが定説。
馬謖については、自身の後継・補佐役として認めさせるためにも経験を積ませたかったのではないかとも言われるが、国家の一大事の北伐、それもその唯一最大のチャンスでやらかしたエラーは流石に擁護しづらい。
他の将軍たちがベテランの武将を推薦していたのを蹴ってこの結末ではなおさらである。
とはいえ、諸葛亮の見出した他の後継者たちが結構な大仕事をしているのも事実。
**【&ruby(しょうえん){蔣琬}】
荊州出身で、元々仕事中に酔っぱらって劉備に厳罰にされそうになったところを諸葛亮に取りなされた人物。
諸葛亮亡き後大将軍・大司馬(軍事のボス)を始め要職を大量に兼任。(諸葛亮死後丞相は置かれなかった)
余談だが、[[楊儀]]は諸葛亮死後は自分が後継者になれると思っていたが、そのの能力や器量を問題視した諸葛亮は蔣琬を後継者として既に指名していた。そのことについて「こんなことなら魏に降伏しとけばよかったわ」とボヤいていた楊儀は失脚した挙句、拘束され、最後は自殺する羽目になった。
彼がトップにいる間魏は蜀に攻めてこず、内政も崩れることがなかった。
北伐積極派であったが、彼自身の体調などの問題もあり実行には移せないまま病死。
**【&ruby(ひい){費禕}】
劉璋時代から益州に仕えていた費観の親族。
244年に魏の曹爽が本腰を入れて攻めてきた際、重病で指揮ができない&ruby(しょうえん){蔣琬}に代わって全軍を指揮。
なんと陣中で囲碁を楽しむ余裕で見事魏軍をフルボッコにした(興勢の役)。
この敗戦で魏では司馬懿と並ぶ有力者と思われていた曹爽の力に陰りが生じ、魏は司馬懿が曹爽ごときに任せておけぬと内ゲバ乱発となって蜀に攻め込めなくなった。
博奕や宴会が大好きで遊びまくっていたが、同時に政務も滞らせないという、仕事も遊びも両立させる達人ぶりを見せた。
後任の董允が真似をしようとしたらあっという間に政務が滞ってしまい、董允は「人間の能力ってこんなに差があるのか…」と嘆いたらしい。((別に董允が無能だったとかそういうことではなく、彼も諸葛亮・蔣琬・費禕と並び四相と称された名宰相である。))
ただ、&ruby(しょうえん){蔣琬}と異なって人材不足を理由に北伐には消極的で、北伐積極派の姜維とは距離を取っていた。
しかしそういった遊び好きで適当な部分が災いし、253年に魏からの降将に宴席で暗殺されてしまう。
**【[[姜維>姜維]]】
項目があるので詳細はそちらを参照。
無謀な北伐連発して国力低下させた戦犯…といわれることもあるが、蜀という国自体が元々弱小国で彼が下った頃はすでに割と詰んでいたことや、諸葛瞻を含むほかの閣僚たちが散々(経験不足の若手、文官、宦官、隠居状態のロートルなどが派閥を形成して統一感を失っているなど、かなり壊滅的)だったこと、
そんな中でも姜維はそこそこ勝ち点を稼いでいた事を考えると、ムリゲーの中で奮闘はしたのではないかといえないこともない。
まぁ早い話が、なまじ諸葛亮に目をかけられて支持を得たが、トップとしての個人の力量も、蜀の国としての力もかなり厳しすぎたという、ある意味貧乏くじを引かされたみたいな有り様である。
*【家族】
**【諸葛瑾】
呉に仕えた諸葛亮の兄。&s(){馬面。}
弟とは仕える主君を違えることとなったが、むしろその血筋を利用していたのか、対蜀では出番が多く、諸葛亮との手紙のやり取りも残っている。
大将軍に任じられるなど弟に負けず劣らず出世している。
慎み深く、諫言もやたらと強い言葉を使わずうまくとりなせるという人心掌握に長けたタイプの人物だったようだ。
孫権からも「諸葛瑾が私を裏切らないのは私が諸葛瑾を裏切らないのと同様」と絶大な信頼を受けた。
**【諸葛恪】
諸葛瑾の長男で、父に引き続いて呉に仕えた。才気煥発なエピソードが多々残っているが、一方で
諸葛瑾「家を栄えさせるが滅ぼしもする」
諸葛亮「いい加減な奴なので兵糧とかは扱わせない方がいい」
[[陸遜]]「人を人と思わない性格を何とかしろ」
などなど父とは似ても似つかない大雑把で傲慢な性格はかなり危険視されていたようだ。
魏軍を倒すなど武功を挙げて大将軍にまで出世したが、調子に乗って魏を討伐しようとして大敗。
やがて呉でも過ぎた独断専行から危険視されて一族ともども皆殺しになった。
**【諸葛喬】
諸葛瑾の次男だが、なかなか子ができなかった諸葛亮の養子となった。
才能は諸葛恪に劣るが、性格は父親譲りと評される。
若い頃から霍弋と共に見聞を広める為の旅をする等将来を期待されたが、孔明に先立って僅か25歳で病死。
なお、息子の諸葛攀は途絶えてしまった呉の諸葛一族の跡を継いでいる。
**【諸葛均】
諸葛亮の弟。蜀に仕えたのは確かだが、あまり出番はない。
演義だと三顧の礼にやってきた劉備の出迎えをしたら諸葛亮と間違われるというエピソードがある程度。
このため、諸葛亮の影武者と言う役割を与えられるケースも。
**【諸葛瞻】
あまりフィーチャーされていない息子。
劉禅の娘を娶り、利発で記憶力が良く、書画も巧みで父の名声もあって人々からももてはやされ、261年に蜀漢の中枢入りする。
しかし、諸葛亮が死んだ時点ではまだ7歳であり、利発であったと言う程度では正直父も後継者扱いはしづらかったであろう。((それどころか、利発すぎて大成しないんじゃないかという不安を兄の諸葛瑾に吐露している。))
中枢入り後は、黄皓と組んだり姜維の排斥をしたり、仲間内で誹謗しあったり、非があっても庇いあったりして、政治の混乱を悪化させるだけだった。
263年に蜀が滅亡した際には、姜維の剣閣の防衛線の裏に回った[[鄧艾>トウ艾(三国志)]]を綿竹で迎え撃っている。
だがここで部下の黄崇(黄権の子)から「敵が平地に入ったら倒すの大変ですよ!!早く打って出て要地を守りましょう!!」と泣きながら進言されても様子見ばかりするという謎な指揮をした結果敗れ、戦死してしまった。
それら諸々あって「親の七光り」という評価が歴史家から下されている。
他方国難に殉じ、鄧艾からの降伏の勧めも蹴飛ばす等、人格面での評価は好意的なものも多い。
東晋の干宝いわく「知恵も勇気も能力もダメだが、父親の志を辱めず忠孝は尽くした」とのこと。……人格しか褒める点がなかったとも。
諸葛瞻の長男・諸葛尚も父と同じ戦いで戦死。次男・諸葛京は幼少だったため生き延び、晋で役人となっている。
諸葛京の血筋は何と現代まで続いている。
**【黄夫人】
荊州時代に婚活していたところ、地元の名士に&s(){在庫処分}紹介されて結ばれることとなった嫁。
&bold(){黄月英}と言えばわかりやすいだろうか。ちなみに実名ではなく創作。
才知に溢れているが&bold(){ブスだった}ことで知られ、当時「マネするな孔明の嫁選び~ 承さんの醜女(しこめ)を引き当てるぞ~」などという意味の歌を唄われてからかわれていたという。
しかし、その容姿は&color(gold){金毛}&color(brown){褐色}と言われているので、「実はインド系の血を引いていただけではないか?」「顔墨を塗ってわざと醜く誤魔化してたんでは?」という推察もあり、現代的にはそんなにブサイクではない可能性も十分ある&s(){金毛褐色のインド系ブサイクの可能性もある}。
その才は技術者として活きたとされ、木牛などを考案したとされる。
なお彼女の母は蔡瑁の姉妹なので、蔡瑁と劉表の義理の甥となったことになる。
なので諸葛亮には劉表死後の後継者争いで蔡瑁ら劉琮陣営のところへ逃げて曹操に仕えるという道筋もないわけではなかった。
諸葛瞻の母親と言う可能性もあるが、明示はされていない。(演義では母親とされる)
**【[[馬良]]】
義兄弟で、白眉の逸話で知られる人物。
馬氏の五常の中では一番の出世頭だったのだが、夷陵の戦いで実兄共々にあえなく命を落としている。
馬謖は義弟の実弟ということになるが、後にそいつをも斬らなければならなかった諸葛亮の無念たるや如何に。
**【[[龐統>ホウ統(三国志)]]】
司馬徽門下の同門だが、実は諸葛亮の姉が龐統の従兄に嫁いでおり義理のいとこぐらいの関係。
龐統の従父である龐徳公(西涼の龐徳とは関係ない)は荊州の名士で人物鑑定を行っており、「臥龍」「鳳雛」といった二人の呼び名も、更に言えば司馬徽の「水鏡」も龐徳公が名付けたものだという。
**【諸葛誕】
同族であるが具体的な血筋は不明。
魏に仕え、諸葛亮・諸葛瑾と並べて評価されるなど高評価を受けた。
しかし司馬昭から疑われたと考え反乱を起こし、寿春に立てこもったが敗北して斬られた。
諸葛誕死後、生き残った彼の部下たちは降伏を勧められたが「諸葛公のために死ぬのなら悔いはない!!」と言って皆降伏せず死刑になった。
**【諸葛靚】
諸葛誕の子で、晋の皇帝である司馬炎とは幼馴染でもあった。
諸葛誕の反乱の際に人質として呉に送られたため難を逃れ、その後呉に仕えて大司馬にまでなったが呉も晋に平定された。
司馬炎は諸葛靚を惜しんで取り立てようとしたが、晋への恨みを忘れることなく、登用の誘いに一切応じなかった。
諸葛靚の息子は東晋で高官に上っている。
*【相性の悪い人物?】
なぜか劉備と相性のいい人物とは諸葛亮は相性が悪いと言われることもある。
劉備が張飛をも差し置いて漢中太守にした魏延は諸葛亮と仲が悪かったと言われやすい。
実際諸葛亮死後、内紛で殺されており、また諸葛亮が魏延の献策を取り上げないことも多かった。
ただ、そうは言っても諸葛亮が生きている間は魏延はちゃんと諸葛亮に従っている。
むしろ魏延と仲が悪かったのは楊儀であり、諸葛亮は常に仲裁に頭を痛めていた。
また、正史では諸葛亮以上の軍師とされ、劉備から唯一諡をもらった法正。
正史に「性格が合わない」とズバリ書かれるほど相性が悪かったようだが、
「殿が今いるのは法正殿のおかげなので法正殿のインテリヤクザ((私怨で権力濫用するのが日常茶飯事であったとされる。))は止められない…」と言ったり、
法正の死後に劉備が夷陵で大敗した時には「法正のヤツさえ生きていれば……」と嘆いている。
前記した蜀科の制定にあたっても、反対意見を述べてはいるが最終的には諸葛亮の思想に従った蜀科を通している。
そりが合わないながらも、「国を盛り立てる」という視点自体は共通しており、だからこそ忌憚なく言い合いが出来た仲…というのはいささか美化が過ぎるだろうか。
劉備が諸葛亮と並んで重用した李厳などは、北伐中に職務怠慢をやらかし庶民に落とされるという厳罰にされた。
だが、李厳はいつか自分を取り立ててくれると信じて処罰を受け入れていた。
再度取り立てられる前に諸葛亮が死ぬと「もう自分は取り立ててもらえない」と考えて落胆し、死んでしまった。
一方で既に官位を得ていた李厳の息子は諸葛亮から「君は悪くない、今後も頑張って」と手紙をもらい、その後も出世している。
馬謖についても「親しかった者でも法は曲げられない」と処刑したが、その前に馬謖が自分の家族が連座のような形で苦しむことが無い様に懇願した際はそれを認めている。
こうしてみると、例え一族に前科者がいたり、個人的な相性が悪くとも個人の持つ実力は認め、
立てるべき所はきちんと立てて軍事・政治を運営しており、その点に関しては国内でも信頼があったと言える。
馬謖を筆頭にハズレ人事と言わざるを得ない件もあったが、人材の層が薄めで、相性でえり好みなんかしていられない蜀を盛り立てていくために、
個人の相性のような私情を捨てて最善の策を選ぶ姿勢を持っていたことは、評価されるべき点であろう。
*【劉備の遺言】
「俺の息子が無能だったらお前が後継いでくれ」という遺言。
これに対し、諸葛亮は「何いってんすか、俺はずっとあなたの臣下っすよ」と蜀と君主への忠誠を示した。
涙もののエピソードであるが、この時点で諸葛亮の横には内政のトップ権力者の一角である尚書令李厳がいた。
常識的に考えて、「はいそうさせていただきます!!」等と言えば、逆意ありとして一族皆殺しでもおかしくない状態である。
劉備と諸葛亮は強い信頼で結ばれていたとされる。
実際諸葛亮が要職を歴任していることは間違いないものの、&bold(){一般に言われるほど全幅の信頼を置いたのだろうか、という点には疑問}が示されている。
実際諸葛亮が直に軍を率いたりすることは劉備が死ぬまでなく、夷陵の戦いをはじめ献策を取り上げられないことも多かった。この点に関しては諸葛亮は蕭何サン的立ち位置であるため、そもそも丞相が国を出て大軍を率いるという滅茶苦茶をしている晩年の諸葛亮の方がおかしい、ともいえる。
また、諸葛亮の官位が麋竺よりも下だった((ただし、麋竺は流浪状態の劉備のために人や財を投げうった功労者であり、豪族の力が重要な当時にあっては一般に思われているよりはるかに尊重されるべき大先輩パトロンという立場である。))ことなどを取り上げ、劉備と諸葛亮の信頼関係は一般に思われていたほど堅固ではなく、&bold(){諸葛亮の権力は劉備よりも[[劉禅]]の信頼によるものだった}のではないか、という説も根強い。
そんな劉備が本心からそういうとは思えず、劉備が諸葛亮を警戒して釘を刺したのではないか、という意見もある。((日本でも、大海人皇子は天智天皇の後事を託す発言を聞いた際、これまでの対応との差から警戒し、その日のうちに出家・下野して逆意のないことを示したと言われている。))
ただ、現実に蜀の将来を担う人材として諸葛亮は十分大当たりであったことは事実であろう。
そのため、本心であったという説もなお存在している。
また、今後今まで以上に重要な権力を担うであろう諸葛亮であるが、権力を握れば讒言や派閥抗争の標的にされやすくなる。
そのため、「諸葛亮は忠義の臣下である。余計な疑いを持つことなく諸葛亮を信頼するように」と周囲に示すための演技だった、という見方も存在している。
「君才十倍曹丕,必能安國,終定大事。若嗣子可輔,輔之;如其不才,君可自取」という言葉が果たして「劉禅に取って代わって良い」という意味であるのか、
「(補佐でなく)自分で取り仕切って良い」ぐらいの意味ではないのか、そこから疑う説まで存在している。
演義はもちろん史書も結局は著作物であり、
こうした発言がどこまで真実か、似たような発言があったとしても厳密に何といったかは正史であれ疑わしいものではあるが、色々と想像の種を提供してくれる話ではある。
ちなみに[[孫策]]もその死に際して張昭に同じことを言っている。
*【ゲームなどにおいて】
ゲームでは政治・知力・&bold(){妖力}といったステータスにおいて不動のトップクラスが定位置である。
コーエー三国志だと素で知力100あるのが代名詞となっており、((例外的に『三國志VII』では初期所持の名品込みで知力100になるよう調整されている。))助言の精度が正確なので人材登用や重要な外交で大きな助けとなる。
戦闘は苦手だが、統率力もあるので戦場で兵を率いてもらってもよいし、本人にもビーム等の飛び道具があるので割と戦えてしまう…え、ビーム撃たねえだろ?[[無双シリーズ]]ではよくある事。
え、ジャブハメできて魔法剣が使えて大津波起こしたりする?放逸!
天高く飛び風や雷や地変も操ったり、幾度か女体化したり、現代転生してパリピやったり、そのまま三国時代のゲームに戻ったり、魔王覚醒を起こしたりともう何が何やら…
#aa(){ヒノヽヽヽヽ\
ヽ r"" ̄ ̄(⌒ハ
`V リ< ̄ ̄ ̄`i
VU/ ‾ニ=ッ r=|
(fi ヽi
|ヒヽ ‐/リ
iヽ \ /≡V
 ̄ハ \ `"川リ゙
}
ショカツリョウ
諸葛亮 曰く、
なにを ぐずぐず
しているのです。
追記・修正の手を
ゆるめてはなりません。
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- 人を見る目が無かったのは武官系で諸葛亮が発掘した文官は仕事してる。 -- 名無しさん (2013-07-30 14:41:38)
- レッドクリフ観るときは「的中率100%の天気予報師、おまけに兵器開発までできちゃう」位の認識でおk。 -- 名無しさん (2013-07-30 16:10:14)
- 史実の方を見ると、他国からすればそういや蜀にそんなのいるらしい程度ってのは最近知った。劉禅からすれば有能だが、親父の失敗で国力壊滅的なのにこいつや姜維が北伐北伐とやらかしてたせいで降伏したのに私は後年アホの代名詞…そりゃ一応皇帝だから責任あるがね、って感じの説が濃いのはなんとも…。 -- 名無し (2013-10-15 12:54:51)
- 諸葛亮は国が疲弊しないように内政をしつつ大敗しないように北伐をしてるよ &br()魏に仕えてたら優秀だが突出した人材ではない、って感じになりそう…得意な内政だけやってれるし過労で死にもしないだろうからどっちがいいかはわからんが -- 名無しさん (2013-10-23 06:04:52)
- 人を見る目というか頭でっかち特有のなんというか…馬謖はともかく魏延の一件はもう少し何とか出来た気がしないでもない -- 名無しさん (2013-10-23 08:13:16)
- 一応諸葛亮は魏延を重用してるし楊儀との不仲もかなり苦心してる、実際魏延も不満はあれどちゃんと従ってた &br()魏延も楊儀も能力的には優秀だが人間的には問題が無かったとは言い難い、この二人が内と外を率いてた辺りに蜀の人材不足が見える -- 名無しさん (2013-10-23 13:48:53)
- 諸葛亮は軍師や内政といった後方支援側の人ながら結構体格も恵まれてる気がする -- 名無しさん (2013-10-23 13:52:00)
- ↑↑風潮の問題もあるが、蜀は敵国の字が姓とかにあるだけでいじめとか嫌がらせあって『魏』の字がある魏延は結構、苦労してたらしい……。 -- 名無し (2013-10-23 19:00:56)
- ホウ統、法正がいなくなったのが運の尽き・・・もしこの二人+陳羣がいればかなり情勢は違っていただろう -- 名無しさん (2014-01-07 11:36:31)
- ベトナム行くと あんまり評価されてなさそう -- 名無しさん (2014-01-07 12:02:45)
- ホウ統や法正が軍事担当で本来は内政担当なんだよな。臥龍鳳雛って言うしさ。実際予定の半分以下の国力の蜀を曲がりなりにも三国鼎立させたわけで -- 名無しさん (2014-03-19 08:00:45)
- 馬謖がヘマやらかさなきゃ、この人の運命も蜀の運命も少しは変わったのかな?まぁその馬謖を重用しちゃったのもこの人なんだがね -- 名無しさん (2014-04-10 18:11:21)
- 蜀の国力じゃ座しても遠からず死ぬからな。なるだけ国力を落とさずに生き延びる道を探ってただけでも十二分に評価できる -- 名無しさん (2014-04-10 18:31:40)
- 演義で兵士に水を口に含ませた時は「笑ってはいけないレッドクリフでも始まるのか?と思ったもんだ -- 名無しさん (2014-07-22 20:33:38)
- 北伐を非難する声をよく聞くけど、他にどんな選択肢が有った? -- 名無しさん (2014-08-25 19:36:55)
- たまみ戦下手とか言われるけど退却時に敵将を討ちとったりしてるからそんなことないよね? -- 名無しさん (2014-10-17 23:24:00)
- ↑戦に慣れていない、といった方が適切だと思う。実際に諸葛亮が始めて軍を率いたのは劉備の死後だからね。 -- 名無しさん (2014-10-21 12:51:58)
- 演義叩きで実際大したことない人みたいに言われてるが正史でも管仲・蕭何と並ぶとされてるのが凄い評価なんだがな。魏の人材でもここまで高く評価されてるのそうそう居ないはず。前述二人が一般にはあんまり浸透してないから分かりにくいかもしれんが、ちょっと史記読んだりしたら並べられているのは凄いこと。 -- 名無しさん (2014-11-28 03:02:01)
- ↑でもそれ明らかに丞相としての名声であって軍師としてのそれじゃないよね。そういう意味でも明らかに内政向きの人物だったんだろう。その彼が北伐を率いねばならなかったこと自体に蜀の限界があった。やはり[[法正]]の死が・・・ -- 名無しさん (2014-11-28 09:10:05)
- いやいや軍才も相当なもんだろ。あの仲達と長期に渡り互角に戦って「天下の奇才なり」と尊敬的評価されてるほどだし。戦下手ならそんな評価はしないし、速攻だって得意な仲達がすぐに叩いてるに決まってる訳で。孔明はどこでも使える万能人材かと。1人しか居なくて蜀が人材不足だからまず内政となってしまうだけで。軍事はある意味演義の被害者。さすがに仲達を圧倒するとなると嘘としか言えないからな。 -- 名無しさん (2014-12-04 22:32:41)
- 劉表死後の荊州を手に入れ、そこを足掛かりに益州取っていたら何かしら良くなっていたのかな?赤壁戦やらずに益州攻めして土台手に入れる事になるから、その分、人材や兵糧・物資などの戦力は益州単品持つよりも豊かだろうし。その状態なら孫呉とも五分五分の力になっていたろうし、曹操に狙われている孫権を助ければ、曹操に対して史実よりも頑張れたんじゃないかなと思う。 -- 名無しさん (2015-01-30 02:05:42)
- ↑劉表が死んで動揺している所に恩を受けていた客分が領地を手に入れようとしたてきたら貴方はどう思う? 実際の劉備はこれまでの行為から警戒されていた面もあるから荊州の民の心を掴めず曹操に為すすべもなく殺られていただろうね(演技でも蔡瑁達は危険視していたし)… -- 名無しさん (2015-03-16 05:36:49)
- ↑劉表の配下の一部はともかく荊州の民は劉備を歓迎してたのは正史にも記されてるよ。結果が長坂の戦いの十数万人の大移動になったわけで -- 名無しさん (2015-03-16 05:59:34)
- ↑3 曹操の南下自体は誰が荊州を支配していようが行われてただろうから、赤壁に似た大戦は起こってた可能性が高いな。仮に劉備が荊州を得ていても単独で戦える戦力差じゃないから呉と同盟は結んでただろうし -- 名無しさん (2015-03-16 06:05:03)
- 208年時点だと関中の張魯、西涼の馬騰も活きてるから、曹操もそう気軽に前線に戦力を貼り付けておくわけにはいかない。劉備が呉とも同盟を結ぶのは間違いないし、赤壁の戦いのときの状況に加えて劉備勢力が敵に増え、荊州分の戦力が減るようなもんだから、曹操としては相当悪い状況になってただろう。 -- 名無しさん (2015-03-16 06:34:42)
- 関羽と一緒に孔明が荊州に残る事が出来ていたら、と今でもたまに思ってしまう。あのお髭様も孔明の言う事なら流石に耳を傾けるだろうし。 -- 名無しさん (2015-03-30 04:56:26)
- しかし史実書いてる風に見せかけて魏延との云々をしれっとさも史実かのように書くとかなんだこの記事 -- 名無しさん (2015-08-11 21:47:56)
- この人の祖先、まだ中国にいるのか。その人がもし有能だったら、そして今の中国の中枢に座ってくれたら……と思うけど、変に平等(+金や学歴などが全て)な今の中国では夢のまた夢か……。 -- 名無しさん (2015-08-12 07:04:32)
- 正史でも最高レベルの評価がされる内政家。軍事でも仲達相手にそれなりに戦えたと演義の天才軍師ではないけどやっぱり天才よ。直接用意した後継者がいなくなると蜀は一気に弱ったし -- 名無しさん (2015-09-10 10:27:53)
- 演義では他の人の功績も吸収しちゃってるとはいえ、こいつに加えてそれ以上と思われるホウ統、法正とか蜀は蜀でスゲェ軍師抱えてたんだなあしかし -- 名無しさん (2015-09-10 12:06:23)
- >先頭のコメ まぁ、最悪単純な事務作業でも事足りる内政系と比べ、軍事系は、戦場や戦局に対応できる臨機応変さが必要になるからねぇ…… -- 名無しさん (2015-09-10 12:53:08)
- ↑今みたいに電話でどんな距離でも一瞬で通信出来るわけりゃ、物資運搬もトラックで運べるわけじゃないし、内政も事務作業で済むような単純な作業じゃないぞ?それこそ先を見通す目が無いと大混乱する -- 名無しさん (2015-09-10 17:45:23)
- ↑あー、言われてみれば確かにそうだなぁ; ご苦労様です、内政役の皆さん。 -- 名無しさん (2015-10-13 15:37:33)
- ↑3もっと昔だと治水が出来る人が皇帝としての資格がある(しくじったら処刑)とまで言われていた。 当時(統治者の腐敗と長き戦乱で荒れ果てていた)の観点だと内政に関しても軍事と同等、下手すりゃそれ以上に勢力の趨勢を左右する難事だったと思うが… -- 名無しさん (2016-02-26 21:36:38)
- あのオンボロ政権・蜀を、それも出だしで夷陵の戦いという大ポカをやらかした政権をあれだけ長い間保たせられていたんだから孔明ははんぱねぇよな -- 名無しさん (2016-07-09 18:16:07)
- 諸葛亮の失敗→姜維を登用したこと、魏延の献策を無視したこと、馬謖を処刑したこと、苟安を処刑しなかったこと -- 名無しさん (2016-07-09 18:55:33)
- 曹操「人材の扱いで俺に勝てるわけねえだろ」 -- 名無しさん (2016-07-09 19:10:56)
- ↑2 姜維は諸葛亮存命中はいい仕事したし、魏延の献策はハイリスク過ぎて後がない蜀で採用するのは厳しかった。馬謖は処刑よりそもそも早く引き上げ過ぎた(もっとじっくり成長を待つべき人材だった) -- 名無しさん (2016-07-09 20:56:45)
- 司馬懿相手に長安強襲作戦とか諸葛亮でも成功させれる可能性まず無いだろうしな・・・ -- 名無しさん (2016-07-09 21:54:17)
- 馬謖は39歳で、当時としても年齢的にはもう待つべきラインではない。指揮経験がないのは事実だが、それ以前に馬謖の失態は根本的に前線指揮官の向き才能がなかったが故と言わざるを得ない。しかし逆に、この件で「頭の良さと指揮官の資質がイコールではない」ときっちり学んだことは確かに諸葛亮の評価点。 -- 名無しさん (2016-07-10 00:10:20)
- ↑だが、呉の陸遜と互角に戦えると言ってた李厳をあまり指揮官として出さなかったのは失点だろう。 -- 名無しさん (2016-07-10 01:07:12)
- ↑でも李厳の実戦経験というと反乱鎮圧くらいだし、陸遜と互角の評価も怪しいんじゃないかな。孔明も基本的に事務系の働きを買ってたみたいだし。 -- 名無しさん (2016-07-10 05:11:17)
- 魏延のところ修正してほしいんだが。諸葛亮は別に魏延を毛嫌いなんぞしとらん。それこそ演義の創作を真に受けるなよ。 -- 名無しさん (2016-08-22 22:46:36)
- もちろん劉備の時代からの功臣だが、ここまで輝くことができたのはむしろ劉禅からの信頼が厚かった方が重要な理由に思える。思えば劉封自殺させたのも諸葛亮だし。父にカリスマで及ばない二代目社長が頼った専務って感じ。 -- 名無しさん (2018-05-23 17:21:17)
- 馬謖は司馬懿みたいに前線指揮もできる軍師というよりは、賈クみたいに戦略を練ったり策を巡らせたりする後方タイプの軍師だよな -- 名無しさん (2019-11-29 16:27:47)
- 三國無双ではゲームの都合上仕方ないけど、五丈原の戦いでは病死せずに死んだフリをする -- 名無しさん (2019-11-29 18:23:11)
- 魏延が撤退命令に従わなければ置いていくように言ったり、馬謖を処刑したりしていたのは、荊州を失った状態で荊州出身者の勢力が強くなると北伐より荊州奪還しろと言われるようになるのを恐れていたのでは -- 名無しさん (2020-02-10 15:08:36)
- 最近はパリピやってるな -- 名無しさん (2020-02-26 15:00:55)
- 風と雷を操りだしたのは最近では無く、ビームよりも前からやっていたよ -- 名無しさん (2020-04-06 01:36:33)
- ↑2 あの漫画の馬謖の考察好き -- 名無しさん (2020-09-22 08:49:27)
- 馬謖を使ってたのは夷陵の戦いで人材を失った事も影響してる気がする。 -- 名無しさん (2021-01-19 16:04:42)
- ↑そりゃ夷陵の前では張飛が、夷陵では兄馬良は死ぬわ、軍事の綱の一つの黄権は魏に投降するわ、劉禅時の蜀が劉備時以上に人材不足なのは仕方がない。馬謖も県令や郡太守としては一応こなしていたし。 -- 名無しさん (2021-03-03 14:47:19)
- 創作ではチートとタグがあるが史実でも普通にチートだよな。他に誰が出来んだ、こんな真似 -- 名無しさん (2021-03-04 06:44:45)
- アニメ版SD三国伝のBBWの諸葛亮(孔明リ・ガズィ)役、神谷浩史さんかと思ってたけど、違ったのね。 -- 名無しさん (2021-03-30 15:08:06)
- ↑2戦が下手みたいな話はおかしい。あの仲達が追撃してくると何度もボコリまくってる時点で只者じゃない。だから仲達も最善として持久戦を選んだ訳で。仲達は倒せる相手なら公孫淵みたく速攻で倒してる。そして孔明を正史でも天下の奇才と尊敬。内政だけじゃく戦も凄い。チートだが一人だけで圧倒的国力差を前に何が出来たのかって話。 -- 名無しさん (2021-07-31 12:22:04)
- イナズマイレブンGOでは女って設定だったけど、女説って実際にあるの? -- 名無しさん (2021-07-31 14:51:30)
- 国力だけじゃなく主君差もな。劉禅は言われてるほど馬鹿ではないが、そこそこ英明な曹叡に比べると差は歴然だった -- 名無しさん (2021-07-31 23:55:36)
- ↑2見た目良しだが長身の立派な体格だから発生しようがない。まあ婦人の如しと言われてる張良ですら女説は存在してないし。 -- 名無しさん (2021-08-01 03:38:51)
- 諸葛瞻は綿竹に撤収した後で陣を築いて鄧艾の軍勢を迎撃し、一度は勝利して鄧艾軍を率いて戦った現場指揮官2人に、諸葛瞻の軍をまだ攻撃できない的に思わせた事は評価してあげるべきでは?険路を移動してきて撤収していくのが厳しい鄧艾が、2将を叱咤激励して殺そうとまでして、必死になった2将が戦ってなんとか勝利、という感じで、鄧艾からしても薄氷の勝利だったと思いますが。 -- 名無しさん (2021-09-19 16:57:05)
- 両方のベクトルで再評価され続けて最早よく分からん・・・ -- 名無しさん (2021-09-19 17:54:17)
- ↑2 一般論として考えれば「鄧艾自ら毛氈にくるまって落ちるようなことをして進むような難所を越えてきた軍隊」は本来倒せて当たり前(物資類は道中の城で奪うにしても兵までは…)なだけに評価要素にはしにくい。援軍もなく諸葛瞻もほとんど兵がいなかったとかならまた話は違うだろうけど、その辺は不明だから何とも。 -- 名無しさん (2021-09-19 18:13:22)
- ↑こういっちゃなんですけど、鄧艾の軍勢は歴戦の諸将と軍勢で、数万はいたでしょうし、(険路を越えてきた事で消耗したとしても、2万くらいはいたのではないかと。)一方諸葛瞻の軍勢は精鋭を姜維が率いて剣閣で戦ってて、本当に居残りの軍勢しかいなくて、それを率いる諸葛瞻達も文官をしてきた人達で合戦はほとんど初めて、という状況で、綿竹の前にフで戦った時には前衛があっさり鄧艾軍に敗北してますので、数でも質でも将官の質でも鄧艾軍に劣勢だったのは間違い無いのではないかと。それを綿竹に撤収して陣を築いてやってきた鄧艾軍を迎撃し、一度は勝利して、鄧艾軍を率いた現場指揮官2人に諸葛瞻軍にまだ攻撃できない、と言わしめたのはたいしたものかと思うのですが。 -- 名無しさん (2021-09-19 23:27:07)
- 今期は転生して渋谷でパリピとして軍師…もといマネージャー業やっている姿がアニメになっている。 -- 名無しさん (2022-04-14 10:17:57)
- ↑死せる孔明、渋谷でパーリィナイトとか言われてる -- 名無しさん (2022-04-14 10:48:27)
- 蜀ワンオペとかいうパワーワードも生まれてしまった↑ -- 名無しさん (2022-04-14 13:18:36)
- ノリのいいOP曲「チキチキバンバン」も「聴く石兵八陣」と呼ばれているが、確かに。 -- 名無しさん (2022-04-25 07:24:44)
- 再興どころか、中原自体が嫌いだろ孔明 -- 名無しさん (2022-05-22 16:52:19)
- 味方が敵に比べクソすぎた -- 名無しさん (2022-06-20 20:49:15)
- 諸葛亮は五丈原で流れ星を見た直後に「先帝…今お側に参ります」と思いながら亡くなったんだろうな -- 名無しさん (2023-01-22 08:09:27)
- 後世で諸葛孔明や関羽といった三國志の英雄が持ち上げられたのは次に来る五胡十六国や南北朝時代が酷すぎたからってのもあるかもな。実力主義というと聴こえは良いけど「忠誠、何それ、美味しいの?」って社会じゃ戦乱が長引くだけで民衆にとってもいい迷惑だし。 -- 名無しさん (2023-04-29 00:52:13)
- ↑でも後漢帝国の負の部分ばかりを見せられた孔明達には五胡16国時代はさぞかしまぶしく映るかと思えと何とも悲しい…実は曹操って蜀よりも穏健派では? -- 名無しさん (2023-06-03 09:33:25)
- 陸抗が落とせなかった白帝をあっさり落とし、夷陵後の状態で南中の三郡に跨る反乱も鎮圧、司馬懿郭淮張郃を撃破と曹操でも南征は戦果挙げられていないの見れば相当強いでしょ。 -- 名無しさん (2023-09-07 01:52:00)
- 陳寿も「臨機応変さが足りない」「奇策が使えない」といってるだけで、下手だとか弱いとは言ってないんだよねえ。スタンダードな戦いに限れば孔明はちゃんと上手いし、大抵の戦いはスタンダードなことの積み重ね。ただ良くも悪くもリスクを取れないからハイリターンが望めないタイプ。 -- 名無しさん (2023-09-08 13:11:50)
- というか、スタンダードな野戦の指揮は魏延とか王平とか呉壱とかがやってたと思うけどなぁ。もちろんその辺を任せて力を引き出させた力量は賞賛されるものだろうけど(登山家は忘れろ)。 -- 名無しさん (2023-09-08 13:27:56)
- その辺が指揮してたという記述も無いけどな。一軍の将として部隊を率いる事はあっても戦略の図面を描いて軍を率いる事とは別なわけで -- 名無しさん (2023-09-08 13:37:08)
- マンガ「孔明のヨメ」はマジでオススメ。史実と創作のリミックスがうまいし何より孔明と月英二人がかわいい。 -- 名無しさん (2024-03-19 20:54:36)
#comment
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2024-03-19T20:54:36+09:00
1710849276
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トランクス(ドラゴンボール)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/8928.html
&font(#6495ED){登録日}:2011/07/01 Fri 02:43:55
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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トランクスは『[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]』の登場人物。
立ち位置がやや複雑なキャラで、ここでは登場した時代別に紹介する。
*【概要】
CV:[[草尾毅]](少年期・青年期)/鶴ひろみ(幼児期)
エイジ766年生まれ。
サイヤ人の王子[[ベジータ]]とカプセルコーポレーションの令嬢[[ブルマ>ブルマ(ドラゴンボール)]]の間に生まれた息子で、地球人と[[サイヤ人]]のハーフ。
ドラゴンボールにしては珍しく、正統派のイケメンキャラである。
セル編で初登場し、以降アニメのGTまでメインキャラを務めた。
作者の鳥山明曰く「女性ファンを意識して美形にデザインした」とのこと。
モデルは[[ターミネーター2>ターミネーター2(映画)]]のジョン・コ
サイヤ人らしく高い戦闘力と母や祖父と同様に機械の扱いが上手い。
何気に戦歴がかなり優秀。
名称は下着の
*【使用する技】
・バーニングアタック
メカフリーザに使用した技。
両手を高速で動かして構えを取り、エネルギー弾を放つ。フリーザには躱されたが、これは後述のバーニングスラッシュを使用するためのフェイントだった。
%%この謎の手の動きをマネしたのはDBを見た少年であれば誰もが通る道%%
漫画版の『超』ではバビディとダーブラを消滅させた。
なお、バーニングアタックの最終的な構えは魔閃光と同じであることと、トランクスは魔閃光を使える(後述)ことから魔閃光の派生技なのかもしれない。
実際、[[未来悟飯]]がバーニングアタックを使うゲーム作品もあるため、未来悟飯から教わった技である可能性もある。
&font(l){ということは&bold(){バーニングアタックの命名者は悟飯}になるのだが…この時だけグレートサイヤなセンスが炸裂しちゃったのだろうか}
・バーニングスラッシュ
相手を剣で連続で切りつけ、左手から放つエネルギー波で消滅させる。
この技でメカフリーザを殺害し、あれだけ強かったフリーザを容易く始末したこの技はトランクスの代名詞とも呼べる技となった。
一部ゲーム作品では「バーニングヘルズスラッシャー」とも呼ばれている。また、スパーキングシリーズ、レイジングブラストシリーズでは「シャイニングソードアタック」と呼ばれている。
・ヒートドームアタック
相手を掴んで上空へ放り投げ、特大のエネルギー波で消滅させる技。
未来世界でタイムマシンを奪おうと現れたセルに対し使用。この技でセルを完全に消滅させた。
・ギャリック砲
&color(deepskyblue){「俺の力よ!この世界の…人間の盾になれ!」}
&color(deepskyblue){「皆の願いをこの一撃に込める!」}
父であるベジータの技。未来世界のベジータはトランクスが物心つく前に死亡したため、精神と時の部屋で現代ベジータと修行中に盗んだものと思われる。&font(l){この時期のベジータが教えるとは思えないし}
ゴクウブラックに対し放ったが大して効果はなかった。
合体ザマスとの戦いではベジータと共に&bold(){親子ギャリック砲}を見せ、ザマスのエネルギー弾を押し返した。
・ファイナルフラッシュ
こちらも父ベジータの技。
未来世界のザマスに対して放ったが不死身の肉体を持つ故、効果はなかった。
・魔閃光
師である悟飯の技。彼から教わったものと思われる。
原作では使用しなかったが、ブロリーとの戦いで現代の悟飯と共に&bold(){ダブル魔閃光}を披露した。
『超』ではゴクウブラックとの戦いでも使用。
・ファイナルホープスラッシュ
折れた剣に人々の気を集め、気で生成された青い大剣で斬りつける。原理は元気玉と似たようなものと思われる。
半身が崩壊した合体ザマスと斬り結んだ。
*【作中での活躍】
**人造人間編
身長170cm 体重60kg
好きな食べ物はコンビニ弁当
好きな乗り物はタイムマシン
[[孫悟空>孫悟空(ドラゴンボール)]]への復讐のために地球に襲来した[[フリーザ]]親子の目の前に降り立ったのが初登場。
当時は悟空以外なれないと思われていた[[超サイヤ人]]に変身して瞬く間にフリーザ一味を殲滅してみせ、[[クリリン]]達を驚愕させた。
殲滅後は自分を観察しているクリリン達に気さくに話しかけ、共に地球に戻ってくる悟空を出迎えようと誘う。
そして戻ってきた悟空に
・自分が未来人かつベジータとブルマの間に出来た子供であること
・悟空があと数年でウィルス性の心臓病を発症して亡くなってしまうこと
・悟空の死後に人造人間が現れ、彼らによってベジータを始めとするZ戦士が皆殺しにされ、未来が地獄と化してしまうこと
を伝え、未来を変えるべく悟空に未来から特効薬を持ってきたことを告げた。
特効薬を手渡した後は再会を約束し、タイムマシンで未来に帰っていった。
作中で二人目に登場した超サイヤ人で、&bold(){[[フリーザ]][[親子>コルド大王]]を圧倒して瞬殺}するなど、初っぱなから読者に大きなインパクトを与えた。
基本的に悟空たちには礼儀正しく接する((特に孫悟飯は未来で戦いを教えてくれた師匠であったため、この時代ではまだ子供にも関わらず常に「悟飯さん」と呼んでいた。))ことや、その見た目もあってクールで落ち着いた印象を受けるトランクスだが、
敵には容赦がなく、[[セル>セル(ドラゴンボール)]]の完全体への阻止を妨害した父べジータに攻撃したり、草尾さん曰くべジータ譲りのひねくれたところもあったり、
ムキンクスこと超サイヤ人第3段階で『オレTUEEEE!!』と勘違いしたりとなんだかんだべジータ似である。
トランクスを自分の将来の息子とは分からなくても、べジータと雰囲気が似ていると初見で見抜いたブルマは何気にすごい。
最終的に強さはセルの第二形態を圧倒し、セルジュニアと互角に戦える強さに。
また、自分の家族に対して何の感情も見せない[[ベジータ]]を最初は嫌っていたが、
18号にボコられるベジータを助けるために突撃したり、共に[[精神と時の部屋]]で修行したりと、次第に距離は縮んでいった模様。
ベジータもベジータで、トランクスが完全体[[セル>セル(ドラゴンボール)]]に殺された時には、戦略も何もなくただ怒りのままに突撃しており、
一見どうでもよさそうに振舞っていても、息子を想う親心が芽生えていた様子だった。
その後、セルが倒されたことで目的を果たしたトランクスが未来に帰る際には、小さく指を立てて別れの挨拶を送っている。
地味だが隠れた名シーンと言えるだろう。
登場当初は剣を使っていたが、[[17号>人造人間17号]]と[[18号>人造人間18号]](現代)と戦って以降は一切使われなかった。
精神と時の部屋での修行以降はブルマが作った戦闘ジャケットを着るように。
近年のゲームは同じ未来のトランクスでも、剣を使うトランクスと戦闘ジャケットのトランクスを分ける傾向がある。
もちろん後者の方が使い勝手はよいが、ムキンクスというロマンがある。
未来に帰った後は、精神と時の部屋での修行で過去へ行く前より遥かにパワーアップした実力で、
殺戮の限りを尽くす17号と18号、そして過去に向かおうとするセルを難なく倒し、未来の地球に平和をもたらした((この時トランクスは実力では勝っていながら驕りによって逆に窮地に立たされてしまった悟飯とベジータ、そして不意打ちでセルに別次元も含めて2度も殺されてしまった自分自身を教訓としたためか、17号、18号、セルを淡々と驕ることなく撃破している。))。
…はずだった。
余談だが、本編世界に登場したセルがいた次元のトランクスは17号と18号は緊急停止コントローラで止めて倒したと推測されている。
また、その際はセルに殺害され、タイムマシンを奪われるという悲劇が起こっている。
人造人間が倒され、セルも過去に行った以上、地球の平和を脅かすものはいなくなっただろうが…
**劇場版(未来)
「極限バトル!!三大超サイヤ人」で初登場して以降「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」まで登場。
未来トランクス故に活躍の場が限られているのは仕方ないが。映画のドラゴンボールは主役以外活躍があまりできないのが多く、
トランクスもその1人で14号やゴクアは倒したがボスは倒せず。
剣は13号に折られたが、ボージャック戦では修復されていた。
**ドラゴンボール超
人造人間編から20数年の時を経て、再び登場。
髪の色や服装などが若干変化しているが、人造人間編に登場した青年トランクスと同一人物である。
セルを倒した後未来においても[[魔人ブウ]]復活を目論んで[[魔導師バビディ]]と[[ダーブラ]]が襲来したが、
未来世界の界王神の指示で苦戦しつつも単身で撃破し野望を阻止することに成功。
この一件もあってか人造人間編よりも大幅に戦闘力を上げており、セル編以降の十年以上の独学修行によって、自力で超サイヤ人2までの変身が可能になっている。
また剣も再び使用しており、従来通り手に持って振るう他、敵に向かって投げつける等の使い方もしている。
しかし、その後現れた悟空と瓜二つの容姿を持つ謎の敵「[[ゴクウブラック]]」が地球の都市を壊滅状態に追い込む。
トランクスは約1年間ゴクウブラックに挑むも手も足も出ず敗北を繰り返し、
その間にブルマや&del(){本当は60歳ぐらい超えてるであろう}マイなど多くの人を失いながらも命からがら再びタイムマシンで現代に現れる。
悟空とベジータが破壊神とも渡り合えるSSブルーになれる事を知り、「自分が強くなる必要はない」と自嘲するも、
ベジータのサイヤ人流の叱咤激励を受け、「ブラックだけでなく、いつかベジータをも超える」と決意を新たにし、
現代の悟飯一家やクリリン一家との語らいで「皆が笑って過ごせる未来を取り戻す」という明確な目標を持つ事となった。
実力としては、あのダーブラ相手に勝利できた為、少なくともプッツン状態のSS2少年悟飯とパーフェクトセル以上の戦闘力を誇ると思われ、
腕試しレベルとはいえゴッドになれるSS2悟空と互角に打ち合える程だが、流石にSS3悟空には劣る様子。
当然、SSブルーベジータにも及ばないが、ムキンクス形態で油断を誘ったり、
要所要所で頭脳プレーが光っており、実質悟空やベジータに次ぐ戦闘力を誇っている。
しかし『神と神』のベジータ同様、感情の爆発で戦闘力を上げている描写もあり、
悟空やベジータさえ圧倒するSSロゼ状態のブラックやザマスとも互角に打ち合える等、神のレベルについていける余地を見せている。
今後に期待か。
そして超61話にて、ブラックとザマスのあまりにも身勝手且つ、非道な行いと計画を前に激怒した際に、ムキンクスのような筋骨隆々とした姿に加え、
SSの金色のオーラとSSブルーの粒子状のオーラがミックスした炎の揺らめきのようなオーラと、[[どこぞのブロッコリー>ブロリー]]のような白目を剥いた特殊な超サイヤ人形態に変身。
SSブルーの悟空とベジータさえ敵わない二柱の悪神にたった一人で挑む事に。
その力は凄まじく、この形態になった時点で、ブチ切れSSブルー悟空を相手に快勝するレベルに至ったSSロゼブラックを相手に互角以上に打ち合い、
更に悟空とベジータの二人がかりでなんとか凌いだブラックとザマスの合体気弾をも単独で逸らしてみせるなど、
ブラックも素直に賞賛する程の力を発揮して見せた。
二人が対抗策を講じるため過去に帰還してる間も仲間達と共に善戦し、
重傷を負いつつも更なる強さを身につけたべジータと魔封波を習得した悟空が戻るまでに凌いで見せた。
その後ピッコロの実演映像を元に魔封波を習得。
ザマスを封印しかけるが、悟空が封印に使用する札を忘れてしまった為失敗。
さらに&color(yellowgreen){「人間を侮ってはならない」}とザマスに危機感を持たせ、二人に合体を決意させる。
合体ザマスの強大な力に愛剣も折れ、追い詰められるも、奮起し合体ザマスの『聖なる逆鱗』に対し父から受け継いだ『ギャリック砲』を放つ。
さすがに打ち負けそうになるがべジータもギャリック砲を放ち『親子ギャリック砲』により聖なる逆鱗を打ち破る。
その後、悟空のかめはめ波やブルー界王拳を受け、合体ザマスの不死身でないゴクウブラックの部分がダメージの蓄積に耐え切れず、
更に人間に追い詰められる自身に雷を放ち、半身がドロドロに溶けた異形の邪神へと変貌したザマスに対抗するため、
悟空とべジータが合体した究極戦士「[[ベジット>ベジット(ドラゴンボール)]]」を見送るも、トランクスの勝利を願う兄妹から刃折れの剣を受け取り、折れた刀身から光の刃を作り出し、その後を追った。
ベジットブルーは合体ザマスに対し優勢であったが不死の力を超えて追い詰める事が出来ず、合体しているエネルギーが切れてしまい逆に窮地に陥る。
紫の刃が二人に迫る瞬間、トランクスが乱入。邪神ザマスと対峙する。
&color(yellowgreen){「さあ、次は誰に助けを求める?過去か?未来か?そうやって神の正義に背き続けるからぁ!貴様らニンゲンはその弱さ故にぃ!!」}
&color(deepskyblue){「俺は、自分の弱さを、恥も悔いもしない!!俺は皆を助ける為に戦い、みんなに助けられて生き延びて来た!それが俺だ!!助け合って生きる、それが…俺たち人間だぁっ!!!」}
直後、トランクスから眩い光が溢れる。そしてそれを見守る人々から、
トランクスとマイが助けた黒猫、カメハウスのウミガメや、雪山の[[人造人間8号/ハッチャン]]、マイとブルマ、地球中から同じ光が放たれる。
それはトランクスの頭上にまるで元気玉のように集まり、地球を包む闇を吹き飛ばす。そして残った悟空とべジータの気をも受けたトランクス。
&color(deepskyblue){「いくぞみんな!ザマスを倒す!!!」}
擬似元気玉はトランクスの体を包み、碧き気と大剣へと変化。邪神ザマスを圧倒する。
&color(deepskyblue){「神も、人間も、ない!!自分以外を信じないお前に、俺は負けない!!!」}
神の刃は粉々に砕かれ、体を貫かれる邪神ザマス。深々と刺さった碧き大剣からは幾つも気が混ざり合い、歪みきった体を抉っていく。
&color(deepskyblue){「自分独りの『正義』に浸るお前に、俺たちの『生きる思い』を潰させるものか!!! 貴様の正義など、知ったことかああああああああああああっ!!!!」}
&color(yellowgreen){「馬鹿なっ!!?そんなああああ、うわあああああああああああああ」}
股座から真っ二つに切り裂かれ、邪神は断末魔の叫びを上げる。
他人に頼り、それでも他人の為に戦い、希望を背負う青年だからこそ、たどり着いた強さのカタチだった。
&font(l){ここで終わってりゃあ、大団円だったんだけどなぁ…}
漫画版ではバビディとダーブラ襲来までに界王神とキビトの修行を受けた事により、更に腕を上げた様子で、あのZソードを抜くまでに至ったばかりか、
現代の悟飯でさえ振るうのに難儀した剣を普通の得物として使っているあたり、この時点でも相当なパワーアップを遂げているのがうかがえる。
しかしダーブラとバビディの強襲を受けてしまい、得物として使っていたZソードはダーブラの唾により早々に石化された挙句、粉々にされてしまった上(同時に[[老界王神>界王神(ドラゴンボール)]]も死亡している)、キビトも殺害されてしまう。
セルと同等以上に実力を持つダーブラにトランクスは圧倒されてしまい、割って入った界王神もジワジワと痛め付けられてしまう。
しかし、ダーブラのその仕打ちを前に怒りを爆発させSS2に開眼し、彼を圧倒。
ダーブラの方も反撃しようとするも、界王神が命を賭した念力で彼の動きを封じた隙を付き、渾身のバーニングアタックでダーブラを倒すも、界王神はそのまま死亡してしまう。
その事が後の惨劇に繋がる事に……。
このような事件があってか、SS2を独自に発展させ、オーラを強大化させSS2を遥かに上回るパワーとスピードを誇るフルパワーSS2(仮称)に開眼している。
また、界王神の付き人としての修行も受けていた為、キビトのような治療能力も身に着けていたことが後に判明する。
SS2状態でセルと同等以上の実力を持つダーブラを完全に圧倒する実力を見せ、その後修行を積んだ事で腕試しとはいえ
悟空とのSS2同士のバトルでは対等以上に渡り合っており、悟空曰く「当時の悟飯よりも上」と賞賛し、
ウイスの見立てだと「悟空と同格、或いはトランクスの方が少し上」とまで言わしめる程のレベルに至っていた。
フルパワーSS2(仮称)では、SS3悟空とのバトルでは悟空をも驚愕させ、拳を交える前にゴッドへの変身を決意する程までの戦いぶりを見せた。
流石にゴッドとなった悟空には一蹴されたものの、ウイスは悟空に対して「大人げない」と感想を述べ、前述のように拳を交える前にゴッドへの
変身を行使した為、SS3のままだと危うかった事がうかがえる。
尚、このフルパワーSS2(仮称)はベジータによると「変身していないのに、SS3のカカロットと同じくらいのパワーアップをしている」とのこと。
この時期の悟空がゴッドの力を取り込んだ事により、神域のレベルに到達し、ビルスやフリーザ、第6宇宙の猛者たちとの激戦を潜り抜け、
更にウイスとの修行によって経験、実力、能力共に円熟の域に至っている事を考えると、界王神やキビトが師として鍛えてくれたとはいえ、悟空が変身した超3以上のレベルに達したトランクスは相当凄い。
流石、天才の息子か。
ただそれだけに、このレベルに達したトランクスでさえ全く太刀打ちできない漫画版のゴクウブラックの強大さが相対的に高まるワケであり……。
実際、悟空もこのトランクスのレベルでもブラックに敵わない事を聞き、「楽勝と思ったけど、ちょっとヤバいかも…」と弱音を吐いている。
**魔人ブウ編
身長129cm 30kg
趣味 テレビゲーム
好きな乗り物 スポーツカー
セル編で赤ん坊だったトランクスが成長した、少年トランクス。
まだ10にも満たない年齢ながら既にスーパーサイヤ人に変身可能で、その才能にベジータも内心舌を巻いていた。
年相応にやんちゃで生意気な性格であり、セル編で登場した未来のトランクスとはかなり異なる。鳥山曰く、「2人は別人で環境で変わるよい例」
ただ、悟飯など年上の相手には、例え付き合いが深い相手であっても敬語を使うなど、それなりに礼儀はわきまえている。
生意気な性格を見せるのは、仲良しで年も近い孫悟天が相手の時だけなのだが、基本的に悟天と一緒にいる関係上、
ファンからは「生意気なやんちゃ坊主」と見られがち。
[[天下一武闘会>天下一武道会(ドラゴンボール)]]では子供の部で悟天と共にズバ抜けた実力で決勝まで勝ち上がり、子供とは思えない内容の濃い激闘の末、なんとか悟天に勝利している。
この頃のベジータはすっかり親バカとなっていた。
その後、ベジータが死んだ後に本格的に[[魔人ブウ]]と戦うことになる。
悟天と共に悟空からフュージョンを伝授され、ゴテンクスとなってブウと一進一退の攻防を繰り広げる。
しかし、不意を突かれて[[ピッコロ>ピッコロ(ドラゴンボール)]]と共にブウに吸収され、悟空とベジータに助けられた後に、ブウの攻撃で地球ごと消滅。
ポルンガによって生き返った後は悟空の元気玉に元気を送った。
超での未来トランクス編では、未来から来た青年トランクスと再会。とはいえ、セル編では赤ん坊で覚えていなかったため実質初対面。
両親からは事情を聞かされていなかったのか、未来の自分と対面した際には激しく動揺していた。
以降は皆が未来トランクスにかまけ、マイも未来トランクスに心動かされ、未来トランクスも未来マイの件から現代マイと親しくしていることから、
嫉妬するも、未来トランクスに発破をかけて、立ち直らせてもいる。
漫画版では嫉妬はカットされ、一緒にゲームをするなど、仲の良い姿を見せている。
**劇場版(少年)
「危険なふたり!超戦士はねむれない」で初登場。
ブロリーには終始圧倒された。
*【ドラゴンボールGT】
カプセルコーポレーションの若社長になっていて、女性社員にもモテモテである。
しかし時々仕事中に窓から脱走するなど「最近仕事にも修行にも身が入っていない」とベジータから叱られて
悟空、[[パン>パン(ドラゴンボール)]]と共に宇宙に散らばったドラゴンボールを探す旅に出る。
容姿、性格共に未来のトランクスに近くなり、ツッコミが板についていた。
また、女装したり金属板にされたりとネタにも事欠かない。
修行はあまり熱心ではなかったようで、腕前は幼年時代からあまり上達していない。
オープニングでのみ未来のトランクスが使っていた剣で戦っているシーンがあるが、本編には登場しなかった。
また、放映開始時に鳥山明の描いたイメージボードでは銃も使用していた。
中盤まではメインキャラだったのだが、[[ベビー>ベビー(DBGT)]]によって体を乗っ取られ、
卵を植え付けられて以降はストーリーが完全に悟空主体となり出番が激減。
究極体のベビーにサイヤパワーを送りフェードアウト。
その後[[ドラゴンボールから生まれた龍達>邪悪龍(DBGT)]]との戦いでも空気だった。…が
最終話ではドラゴンボールが消滅したことを心配するパンに[[神龍>神龍(ドラゴンボール)]]からの宿題を前向きに表現して彼女を勇気づけるという美味しいところを持っていっている。
*【ゲームでのトランクス】
ゲーム作品では未来と少年や悟天、タピオンなどと勝負させるとグッとくる台詞がある。
『ドラゴンボールヒーローズ』ではなんと超サイヤ人3になった。
ゴッドミッションシリーズではGT編のトランクスがベビーに寄生された上にスーパーベビーとして覚醒した姿が登場している。
『ドラゴンボール ゼノバース』では未来トランクスのその後の姿として、タイムパトロール隊員となった「トランクス:ゼノ」が登場。
曰く、時の界王神から歴史改変の重罪を指摘され、罪滅ぼしとして協力しているとのことだが、本人は本人でやりがいを感じているらしい。
「俺と共に戦ってくれる強い人を呼んでほしい」と神龍に頼んで主人公を呼び寄せたのだが、
自身や父ベジータをはじめとする関係者の歴史に直接干渉する訳にもいかず、基本主人公任せになってしまっている。
本編外の出来事には関われるため、歴史の改変者であるミラ・トワには直接勝負を挑んだ。
が、それが仇となり、一度は存在消滅の危機に陥る。
ゲーム発売当時は『超』での再登場前だった事もあり、基本的に超サイヤ人にしかなれない事と、主人公のパートナーというポジションから必然的にかませになりやすい事に。
続編の2では単独で動く前作主人公の代わりに、新主人公を導くポジションとなるものの、本来の歴史にいない敵が出てきた時には自分から率先して過去に行く事も多い。
そして立場上絶対に介入してはいけなかった未来悟飯の危機にいてもたってもいられず、禁を破って救援に駆けつけてしまうが……。
アニメ『超』名義の未来トランクスも、攻略本の特典プロダクトコードを使う事で即時解放が可能となっている。Switch版ではラスボスを撃破する事で解放が可能。その後、DLC第3弾・第4弾にて技やプリセットが追加された。
DLC第4弾の追加シナリオでは、アニメでも見せた「超サイヤ人怒り」のトランクスも登場。
専用のオーラやカットイン、ワイプ等が存在しているにもかかわらず、何故か此方はNPC専用キャラクターとなっている。
その後のDLCで追加された「∞の歴史編」にも未来トランクスは登場し、タピオンとの共闘を見せた。
&s(){此方も超サイヤ人怒り状態なのだが、2023年現在もプレイアブルキャラクターとなる様子が一向にない。}
『ドラゴンボールヒーローズ』及び『スーパードラゴンボールヒーローズ』のオリジナルストーリーでもトランクス:ゼノは暗黒魔界の一味と激闘を繰り広げる。
その中でもベジータ:ゼノとポタラ合体を行い、ベジークス:ゼノという戦士になったりもした。
『スーパードラゴンボールヒーローズ:ワールドミッション』では、正体を隠さなくてはならない都合で、
レギンス(ブルマ似の女性)が作成したスーツを着用し「グレートサイヤマン3号」を名乗る事に。
ちなみに本家2人と違い、メタルヒーロー風であり、リボルケインっぽい剣を所持している。
作中ではスーパードラゴンボールヒーローズのカリスマプレイヤーで、「マスター」の愛称でかなりの人気者なのだが、
逆にグレートサイヤマンとしての人気は最悪であり、マスターの愛称も&bold(){グレートサイヤマン3号という名前がダサくて長いから}という面が大きい。本気でかっこいいと思ってるのは主人公、レギンス、そしてグレートサイヤマン1号のみ。
当然というべきか本人も嫌々であり、主人公にかっこいいと言われた時はかなり嫌そうな反応をしていた。
『スーパードラゴンボールヒーローズ』の『監獄惑星編』では、超より後の設定の未来トランクスがオリジナルストーリーの主役の一人となる。
ストーリーでは悟空達に修行を付けてもらおうとマイと共に未来から再訪してビルス星に滞在していたが、何者かに誘拐されて監獄惑星に投げ込まれる。
監獄惑星内の状況に困惑する中、同様に監獄惑星にいたクウラと遭遇。
クウラに力を認められたトランクスは、何とクウラと共に監獄惑星を抜ける為にコンビを組むことになる。
未来トランクスはクウラがフリーザの兄であると知らないためか結構頼りにしているが、大丈夫なのだろうか……。
アニメではクウラを呼び捨てにしており、ベジータに「クウラは味方です!」とわざわざ説明するあたり、フリーザとの関係に気づいている模様。
初めから、全力で追記・修正するんだな。
ボクはwiki籠もりさんのように甘くはない。
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- 依頼により、コメント欄をリセット致しました。 -- 名無しさん (2016-11-26 08:25:25)
- 中の人が主役をやってたアニメで最終回、ラスボスを倒したら全世界崩壊というオチがあったなあ… -- 名無しさん (2016-11-26 14:44:18)
- ↑なんか漫画版は締めくくりを変えるっぽいから、それに期待やね というか漫画版はアニメ版が先行してるのもあるのか、展開が凄い納得できる -- 名無しさん (2016-12-16 13:54:36)
- ↑↑トランクスの中の人が主演でラスボスの死と同時に世界崩壊ってもしかしてスーパービックリマン・・・? -- 名無しさん (2016-12-16 17:26:43)
- アニメじゃなくてゲームだけど、ハイドライド3ではラスボス倒したらフェアリーランドの創造主だったから世界消滅した。主人公の心がフェアリーランドを再び創造したけど -- 名無しさん (2016-12-16 21:53:03)
- 超で中身ずっと歳上の美人の恋人以外の全てを失う未来とゼノバースで可愛いロリBBAにこき使われる未来のどっちが幸せなのか・・・・ -- 名無しさん (2016-12-16 22:27:38)
- ↑作者によると超の漫画ではTVとは違うアプローチしていくらしいから、それに期待するしかないね まぁタイムパトロールの方がいいかもね 未来ブルマ生きてるし -- 名無しさん (2016-12-16 22:36:24)
- ダーブラに放ったのってファイナルフラッシュじゃなくてバーニングアタックじゃね? -- 名無しさん (2016-12-17 09:08:59)
- 未来トランクスは下手したら2016年に放送されたアニメで一番不幸なキャラかも… -- 名無しさん (2016-12-17 09:47:14)
- ↑×2 修正したよ~ 漫画版は今のトコブラックに敵わないとはいえ、強化版超2出したり、トランクスのパワーアップ路線もやってくれてるから期待しているよ -- 名無しさん (2016-12-21 17:57:48)
- まあ漫画版も全ちゃん二人になるのは同じ -- 名無しさん (2016-12-21 18:10:05)
- ↑途中で切れた...二人になるのは同じみたいだから大筋は変わらない気もするけどね -- 名無しさん (2016-12-21 18:11:16)
- 超サイヤ人4がブロリーそっくりになりそう -- 名無しさん (2017-01-05 20:21:02)
- そもそもの発端は本来心臓病で病死する筈だった悟空を救ったのが遠因・・・でも仮に救わなかったとしても人造人間orセルorダーブラorブウなど絶望に次ぐ絶望だった様子。 -- 名無しさん (2017-01-25 23:28:53)
- 不可抗力とはいえ時間のコントロールは神々でさえ重罪と散々言われていたのにそれでもタイムマシンを多用し続けたのだからあのラストは妥当。大団円という訳にはいかないからせめて生き残っただけでもマシ・・・ -- 名無しさん (2017-04-16 06:40:41)
- 漫画版はまさしくの界王神見習いとしての資格持ってる展開で、キビトやデンデみたく強力な治癒能力持ってる状態だけど、まさかのゼノバースやヒーローズに近い立場になるフラグなのかな -- 名無しさん (2017-05-29 04:31:57)
- トランクスも界王神になれるなら面白そうだが・・・対になる破壊神がいないな -- 名無しさん (2017-06-07 00:29:23)
- もし老界王神の潜在能力解放儀式受けていればまた違っていたのかなぁ でもそれを許すブラック&ザマスじゃないか -- 名無しさん (2017-06-07 00:36:32)
- ↑×2仮に界王神トランクスルートだとして、マイ以外皆殺しにされた地球復興をどうやるのかな 後付……ゲフンゲフン、まだ明かされてない設定あるのかな -- 名無しさん (2017-06-07 00:38:15)
- ブロMADだと宿敵のザマスと仲良くスルー要員にされてるのがなんとも -- 名無しさん (2017-08-07 22:08:22)
- グレートサイヤマンの感想で仲間内で不評した面子じゃ、トランクスが空気読めてた(笑) -- 名無しさん (2018-05-01 18:46:38)
- トランクスゼノと未来トランクスは別人?でいいの? -- 名無しさん (2018-06-29 23:16:01)
- SDBHでは暴走&自我喪失状態だったとはいえ、べジータでもそれなりに手を焼いたSS悟空と対等以上とかまた強くなってたね あのクウラが一応の同盟相手と認めるだけあって -- 名無しさん (2018-07-21 00:01:54)
- 漫画版によると、本来いた時間軸の過去に戻ったようだから、時空改変の罰と清算で全て消滅した一方で、例外的に歴史の上書きが可能になったって僅かな救いがあるっぽい。いざとなれば自分が二人で戦力が倍だと前向きなあたり、原作(Z)のトランクスの前に超を経験したトランクスが現れて、これから起こる悲劇を未然に防ぐってところか。 -- 名無しさん (2020-01-16 00:09:21)
- フリーザから悟空と併せて倒したいと思われている様子。 -- 名無しさん (2021-06-03 14:18:12)
- メインの17・18歳とセルにやられた20代の未来トランクスが、過去で鉢合わせしてたらどうなってたんだろう -- 名無しさん (2022-03-16 14:06:29)
- ジョンコナーというよりも「バック・トゥー・ザフューチャー」のマーテイなイメージ。博士 (ゲロ)とビフタンネン(16)のイメージがあべこべだけど -- 名無しさん (2022-03-17 08:58:52)
- レオナルド・ディカプリオがデロリアンに乗ってターミネーター2の世界にやって来る -- 名無しさん (2022-03-29 11:46:58)
- ゼノバースだと結構アホの子、そして苦労人。時の界王神の食事の世話もしているらしい。 -- 名無しさん (2022-05-10 22:08:06)
- 無印のアニオリで悟空が神様の神殿から過去に行ったエピソードの時空の世界線にまた別の彼が存在するのかな -- 名無しさん (2022-08-11 15:36:40)
- GTにセル編のちびじゃない方の彼が出てきたら名称がややこしくなりそう -- 名無しさん (2022-08-31 14:48:40)
- DBのゲームで主人公やプレイヤーを案内するナビ役のイメージが強い -- 名無しさん (2022-09-01 23:43:05)
- カブタックと(Ḡ)ガンちゃんとボロット達でスカール様を倒しに行く -- cv (2022-09-28 19:32:02)
- 人造人間たちが永久式のエネルギー炉じゃなかったら「これはベジータ(父さん)の分!ピッコロさんの分!クリリンさんの分!飲茶さんの分!餃子さんの分!そしてこれは…悟飯さんの分だ!最後にこれは…貴様たちによって全てを失った…この俺の怒りだあ!!」 と怒涛の集中連打で一キルする前にボッコボコにしていたか? -- 名無しさん (2023-01-20 17:27:30)
- 本人は親切丁寧に戦闘力5の一般人にナビしてるのにゲーマーからは超タイムマシンを掛けたバトルロイヤルの主催者呼ばわりされてて笑う、親がレイダーだし -- 名無しさん (2023-04-16 11:15:32)
- 本来の時間軸だとトランクス自身も人造人間達を何らかの方法で倒してそれを報告に行くか、自分以外にタイムマシン使ってやってきた存在(物語本編に登場したセル)の謎を調べようと過去に渡ろうとしたところをその本編の時間軸にやってきたセルに○されてタイムマシン横取りされたというのが正史(セルを返り討ちにしたのはバビディダーブラ襲来や2人のザマス侵略に繋がる)とかブルマもセルにやられたとするなら、タイムマシン横取りされた未来世界その後どうなったのかという -- 名無しさん (2023-07-17 09:02:49)
- セル編での現代滞在期間は、せいぜい数日くらいかな?読者視点の年単位に比べると圧倒的に短い。ベジータとは約1年だけど、それも修行目的で相手にもされていない。セル倒した翌日には未来へ帰っているし、ゆっくり親子水入らずの生活は味わえなかったんだよな。 -- 名無しさん (2023-10-19 01:24:11)
- 悟天といっしょにメインで戦うZブロリー2作品では, -- 名無しさん (2023-12-15 02:06:06)
- ↑失礼。悟天といっしょにメインで戦うZブロリー2作品では、悟天マイペースさに振り回されて不憫な目にあうことが多い。ひとりでブロリーの相手をさせられたり。また、ブルマの息子だからなのかやたら下ネタ( -- 名無しさん (2023-12-15 02:09:21)
- 下ネタ担当的な扱いをされる場面が目立つ。 -- 名無しさん (2023-12-15 02:11:48)
#comment
#areaedit(end)
}
2024-03-19T20:50:59+09:00
1710849059
-
津波
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5395.html
&font(#6495ED){登録日}:2011/03/12(土) 01:47:41
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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*【&font(#ff0000){最優先事項}】
地震が発生した場合、テレビ、ラジオ、ネットなどで津波警報の確認を忘れずに。
海岸や河川敷には近づかず、もし近くにいてしまった場合はビルなどの高い場所に避難してください。
*【津波とは】
津波は、海底で発生する地震や火山活動に伴う海底地震の隆起や沈降などにより、
その周辺の海水が塊として上下に変動することによって発生し、陸地に押し寄せてくる。
地震発生に伴い、突発的に襲ってくるため、海の近くに住む人は対策を心得るべき。
高波と違って&font(#ff0000){海全体が動く}ので数十cmの津波などと侮ってはいけない。
ぶっちゃけ30cmの津波でもう大の大人が身動きとれなくなります。
50cmもあれば人を押し流すには十分すぎる。
1mの津波でほぼ100%死亡するとされ、助かる可能性はもう奇跡のレベル。
また、チリ地震の際には地球の裏側のチリから丸一日かけて日本に津波が到達し、甚大な被害が出た(チリ津波)ため、発生場所から遠くの地域も危険。
2022年1月16日にトンガで起きた海底火山の噴火では、通常とは異なり、噴火の衝撃による気圧変動が発生し、更にそれに伴う潮位変動が発生。日本では1mを超える変動が観測されたため、津波警報のシステムを使い到達予想地域に警戒を呼びかけた。
幸い日本では死者は出なかったが、同年7月、気象庁は今後同様の現象も津波と定義した。
*【対策】
事前に出来る事なんてない。
#center(){&font(#ff0000){&bold(){とにかく今すぐ、全力で逃げろ}}}
地震発生時に海岸や河川敷周辺にいる場合すぐに避難する事。
この時、テレビやラジオなど正しい情報を通じて動くべき。
市役所職員や消防職員、警察官からの指示やサイレン、広報車による避難勧告や指示があった場合も避難する。
海岸、河川敷の周辺にいるのは危険を通り越して自殺行為なのでやめましょう。
なるべく高い場所か山側に逃げるように。
出来るなら山や丘を一つ越えよう。
人間の作った堤防なぞ、津波は簡単に越えてきます。
また、揺れの自覚の無い遠い場所が震源地だったからと言って、警戒情報を得ても「嘘吐くな。地震なんかねー」と海で遊ぶことの無いように。
チリ沖地震やスマトラ島沖地震で痛い目に遭った人が沢山います。
東日本大震災の時も太平洋を挟んで向かい側のカリフォルニアで津波に呑まれた人がいます。
絶対海岸線には近寄るなよ!
海水面が引いたら、それは地獄直前の合図です。
『津波?泳げばおKwww』とか考えているそこのガキ共。
#center(){&sizex(7){&bold(){バカなの?}}}
ひとえに波と言っても、数万トンの水の塊がかなりの速度でブチ当たるのと同じなので、生身ならまずひとたまりもありません。
そもそも陸地に来た時点で&bold(){砂利やら泥やらを巻き上げてドス黒い濁流になっている}ので、学校のプールのような安全に泳げる透明度なんて期待出来ません。
落ちたら右も左も分からぬ暗闇にまみれて溺死直行です。
試しに子供の身体でお風呂の浴槽に浸かりながら、体を前後に揺らして波を作って揺られてみれば、顔面に被る飛沫で呼吸は乱れ、されるがままに動かされて軽く恐怖を味わえますが、&bold(){津波はその十倍の圧力で流されます。}
また、居住区に押し寄せる津波は殆どの場合で薙ぎ倒した家屋の破片やら木々の残骸を含んでいます。
仮に濁流の中を泳げるどっかの地上最強生物みたいな真似が出来たとして、まずその瓦礫やらで全身をズタズタにされます。
津波が引いた後に発見された死体は、瓦礫と一緒にもみくちゃにされて見るも無惨なことになってます。
運良く津波に呑まれて助かったとしても、海水は元々清潔とは言いにくい上に
大津波というものは幅広い海域や地域を飲み込んで進む巨大な海水なので''汚染物質や危険な細菌を多量に含んでおり''
ちょっと溺れただけで助かった、と思い放置していると汚染した海水を飲んだことで''津波肺''という特殊な肺炎を起こし
気づいた時には急激に悪化して死亡というパターンも多い。とにかく津波に呑まれないに限るが、助かってもすぐに受診しよう。
…とまぁ、早死にしたくなければ中二病を拗らせて泳ぐなんてアホな真似はしないことだ。
&bold(){沿岸部の震災で亡くなった人の7~8割強は津波で逝ってます。}
また、移動する場合は自動車を使うのをやめて徒歩で避難すべきです。
津波は全てを押し流しながら陸に上がってくるので、瓦礫混じりの濁流に呑まれたら、車ごともみくちゃにされるからです。
そうなったら車からの脱出が困難となります。
今回の東北太平洋沖地震における津波でも、車で避難している最中に波に呑まれ、車に閉じ込められた人が多数いました。
そして何より、地震など混乱時に車を使うのは非常に危険であるし、渋滞なども予想されるので避けるべきです。
揺れにハンドルを取られてまともに走れない可能性も考えられます。
リアス式海岸などのように海岸線が複雑な地形の場合、来る波と跳ね返った波とが重なって津波が巨大化することが知られている。
そのような場所にお住まいが近い方は特に気をつける必要があります。
避難する建物はできるだけ堅牢な方がいいです。
鉄筋コンクリートのアパートやマンションに逃げましょう。
せいぜい4-5Fを目安に。
逆に高層に逃げるのは得策ではない時もあります。
津波云々ではなく、地震の揺れは免震構造のビルの高層ほど周期が長く、強くなります。
またビルの構造上、ビル自体もしなるため、最悪ビルも折れたり…全てはケースバイケース、柔軟な対応をとりましょう。余震にも警戒。
そして、津波警報や注意報が解除されるまでは気を抜かない事。
地震や津波の時こそパニックにならず、落ち着き、冷静に避難してください。
*【津波てんでんこ】
三陸地方は過去に幾度も津波の被害があった地であることから現地では「&font(#ff0000){&bold(){津波が発生したら、他人の心配より前に各自てんでばらばらに逃げろ}}」と言い伝えられてきたとされ、1990年に防災標語として作られた。
一見、「自分だけが助かればいいのか」などと非難されそうな言い伝えのようであるが、
・自助原理の強調
・他者避難の促進
・相互信頼の事前醸成
・生存者の自責感の軽減
の4点を意味するもので、決して自己中心的な意味ではない。
状況が変化すると思いますので、追記と修正を行って頂くとありがたいです。
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- 自然の力には自然の力 &br()つまり天然の高台に逃げろ -- 名無しさん (2013-12-20 22:01:48)
- ずっと海沿いで暮らしているから、いざ地震が起きたら私は津波で死ぬんだろうなぁと半ば虚無的な事を考えている。 -- 名無しさん (2014-01-23 23:49:40)
- 海の近くで船があるなら、場所にもよるけど陸より沖合いに行ったほうがいいかもしれない -- 名無しさん (2014-01-23 23:56:07)
- 山は遠いが幸いにも港町だから船が近くにある、それでも海は怖い、穏やかな海ですら薄ら寒いんだから壁となって迫ってきた日には -- 名無しさん (2014-01-23 23:58:36)
- なんかこっちに来そうなんだけど -- 山口県民 (2014-04-02 20:12:08)
- 最悪の場合は森に逃げればまだチャンスがある -- 名無しさん (2014-04-02 20:14:59)
- 東日本大震災は津波の真の恐ろしさを人々の記憶に刻まれた。 -- 名無しさん (2014-11-17 16:55:08)
- シーモンスが来たのか? -- 名無しさん (2016-11-24 12:49:18)
- 津波の恐ろしさってのが分かったと思ったら、普通に川の近くで川が逆流してるのをカメラで撮ってる人がいたのには呆れたわ・・・。 -- 名無しさん (2016-11-30 14:58:58)
- この項目の登録日って東日本大震災の翌日なのか… -- 名無しさん (2016-11-30 15:09:10)
- 波と津波のAAが1番わかりやすいと思う -- 名無しさん (2017-01-10 13:05:21)
- 俺宮崎県民なんだけど…南海トラフやばくね?もういいやバッハハアイ -- 名無しさん (2019-01-17 21:46:56)
- 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-03-15 10:11:42)
- 今回の台風、高潮がやばそうだな -- 名無しさん (2020-09-06 02:37:15)
- 元旦に発生するとはな…… -- 名無しさん (2024-01-01 16:30:47)
- 気の毒にも程がある。 -- 名無しさん (2024-01-01 16:32:36)
#comment
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}
2024-03-19T20:49:38+09:00
1710848978
-
キン肉マン 四次元殺法殺人事件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/54510.html
&font(#6495ED){登録日}:2023/07/09 Sun 21:52:22
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 40 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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----
#center(){&sizex(5){&bold(){えっ、この人瞬間移動できるんですか?&br()&font(#ff0000){じゃあ、絶対犯人じゃないですか……}}}}
『キン肉マン 四次元殺法殺人事件』とは、2023年3月17日に発売された『[[キン肉マン>キン肉マン(漫画)]]』のスピンオフ作品。著者は漫画家・小説家のおぎぬまX。
原作者・[[ゆでたまご>ゆでたまご(漫画家)]]は監修・カバー袖掲載の解説文を嶋田先生、表紙イラストを中井先生がそれぞれ担当。
*【概要】
プロレスギャグ漫画の『キン肉マン』を題材とした&bold(){ミステリ小説}である。
『キン肉マン』に登場する超人達による、物理法則を無視した技や能力を駆使した無茶滑稽な殺人事件&bold(){「超人殺人」}に、ミートくんが立ち向かう。
&s(){そしてそんな無茶滑稽なチャレンジの前例が二つもあるのが不思議である}
無論、スピンオフだけあって新キン肉マンまでも読んでいる読者ならニヤリと出来るシーンも多数。
#openclose(show=●目次){
#contents()
}
*【各章解説】
**【プロローグ】
王位争奪編からちょっと後、晴れて第58代キン肉大王になったはずのキン肉マンがいきなり謎の失踪を遂げてしまった。
ミートくんは手掛かりを求め地球のキン肉ハウスを訪れる。
しかし、そこで出会ったのはまさかの……!
***【主要登場人物】
-&bold(){[[アレキサンドリア・ミート]]}
本作の事実上の主役。
ひょんなことからキン骨マンと一緒になってキン肉マンの手掛かりを探すも、何故か行く先々で怪事件に巻き込まれ、それを超人界一と名高い持ち前の頭脳で解決していく。
終始キン肉マンの捜索に躍起になっているが、キン骨マンの提案で超人レスリングの会場に来た時は彼の行動に呆れつつも試合を楽しみにしてしまうなど、年相応な部分も見られる。
それでも目の前の事件には真摯に取り組むのは、さすがアイドル超人の一員といったところか。
-&bold(){[[キン骨マン]]}
初期から連載を追っていた人ならお馴染み、本名シャレコウベ。
キン肉マンの来日を耳にし、リベンジを目論見キン肉ハウスに来たところでミートと鉢合わせる。
「キン肉マンを探す」という目的は同じなため、普段助手を務めているイワオが帰省してしまったこともあり、そのまま行動を共にする。
……のはいいが、売店で軽食やグッズを買い占め、それらを本来の十倍近い価格で売る、後の世でいう[[転売屋]]行為を行ったりと、根は小悪党のまま。
**【事件1 四次元殺法殺人事件】
まずは「キン肉マンはリングが恋しい」として後楽園球場に向かった二人。
そこでは四次元殺法コンビVS宇宙一凶悪コンビのタッグ王者決定戦が繰り広げられようとしていたが、試合直前にペンタゴンが殺されてしまう!
『キン肉マン』という作品における何でもありの代名詞・四次元殺法コンビに焦点の当たった章。
短いながらミステリー要素だけでなく彼らの絆も描かれた、タイトルに抜擢される理由もわかる章である。
***【この章の登場人物】
-&bold(){[[ブラックホール>ブラックホール(キン肉マン)]]}
ご存じ四次元殺法コンビの黒い方。
唐突に殺害されてしまった相方ペンタゴンの復讐に燃えるが、自分の手で仇を取りたいあまりに超人警察の介入を拒んたり、早合点して対戦相手の宇宙一凶悪コンビを疑ったりと、かなり焦った様子。
犯行時刻には軽食を買いに球場内の売店に行っていたと言うのだが……。
-&bold(){[[ペンタゴン>ペンタゴン(キン肉マン)]]}
ご存じ四次元殺法コンビの白い方。
逆さにした大の字の形で頭から地面にめり込んで殺されており、パイルドライバーのような頭部を床に直撃させるような方法で殺害されたとミートは推察している。
当のブラックホールとは彼の「コンビを解消して、同じ悪魔超人のプラネットマンを新たな相棒に指定したい」という要望で揉めたという噂が流れており、ブラックホールがペンタゴンを殺害したと思わせるに十分な根拠となっている。
また、ブラックホールのグローブの裾に彼の翼の羽根が挟まっており……?
-&bold(){宇宙一凶悪コンビ}
アメリカ遠征編にて初登場したスカル・ボーズとデビル・マジシャンの残虐超人チーム。
名前のみの登場。
&s(){ぶっちゃけブラックホールに曲がりなりにも犯人ではないという選択肢を与えるためだけに用意された感が否めない。}
-&bold(){犯人}
ペンタゴンを殺して、控え室の窓から脱出した。
その姿はカーテンに覆われて確認出来なかったが、かなり見通しのいい窓なのにブラックホールが見失ってしまうほど素早く動けるらしい。
-&bold(){警備員}
四次元殺法コンビ側の控え室を警備していた若い男。
ブラックホールの指示で超人警察への通報を止めさせられたくらいの出番しかないが、本項目冒頭の台詞は彼の発言であり、本書の帯にも引用されている。
そういう意味では本作を代表するキャラとしても過言ではないかもしれない。
----
ミートはまず、控え室のテーブルにポットやインスタントコーヒーが置いてあるにもかかわらず、カップが見当たらないことを疑問に思った。
続けてカーペットに目を向けると、予想通りコーヒーをこぼしたようなシミが見つかる。
ここで動機が気になったミートは、キン骨マンから四次元殺法コンビの不仲の噂を教えられる。
一方、犯人扱いされるのに嫌気がさしたブラックホール(以下BH)は、「何でも出来るからこそ犯人」と主張するミートに対し「いかに犯罪に適していようと証拠を出さなければ犯人にはならない」と反撃。
悔しさの余り歯を食いしばるミートだったが、「このような発言をする=自分から事件に関わっていると認めたようなもの」と受け取り、加えてグローブに挟まった羽根にも気づく……。
&bold(){「ボクは、どうも今回の事件は宇宙一凶悪コンビの仕業とは思えないのです。」}
#region(今、解決編のゴングが鳴った!!(ネタバレ注意))
なおもシラを切るBHに対し、ミートは順序立てて解説を始める。
前提として、BHがペンタゴンを殺したなら、犯行時刻にBHが控え室に居たということになる。
まず、ミートは一つ目に使われた特殊能力として「吸引ブラックホール」を提示。
ペンタゴンを殺害した時の衝撃でカップを中身ごとぶちまけてしまい、二人分のカップの残骸が残ってしまった。
これでは控え室に二人の超人がいたことがすぐわかり、BHのアリバイが成立しないので、吸引ブラックホールで掃除機の如くカップやコーヒーを吸い込んだ。
カーペットのシミは吸い込み切れなかったコーヒーで出来たものである。
この指摘にほんの少しだけ表情が曇るBH。
続いて、ミートは侵入者の正体を語る。
二つ目の特殊能力「セパレートシャドウ(影分身)」で作った分身を窓際に待機させて、三つ目の特殊能力「ロケーションムーブ(瞬間移動)」で気づかれずに退出。
衝撃音に気が付いたミート達が控え室に向かったところで、何食わぬ顔でその背後にワープし合流。
全員で控え室に入ったところで分身を脱出させることで、あたかもペンタゴンを襲撃した犯人のように見せかけていたのだ。
ミートはこの時、真っ先にBHが侵入者を確認しに行ったのは、自身の体で窓を塞ぐことで、逃がした分身を回収する瞬間を見られないようにするのが目的だったのだろうと指摘。
それでも自分にはアリバイがあると勝ち誇るBHだったが、ミートはそのアリバイを否定する。
&bold(){そう、キン骨マンによって売店の品物は全て買い占められていたのである。}
本当に自分の足で売店に行っていたのならそのことに気づき、後楽園球場から出て外食していたはずだ。
そこを突かれたBHは、がくりと態勢を崩した。
それはまさに、犯行を認めたのと同義だった……。
動機を聞いてきたキン骨マンに対し、BHはコンビ解消の噂が真実だと語る。
しかし、ミートはその噂の「真相」をも読んでいた。
&bold(){「この事件を仕組んでいたのは、ペンタゴンだったんです。」}
その場にいた全員が疑問に思う中、ミートはBHのグローブに挟まっていた羽根を引っ張り出す。
ペンタゴンの死因はパイルドライバー。掛け手の両腕は相手の腰にグルリと回すことになるのでグローブの裾は閉じてしまい、羽根が入るなどありえない。
しかし、掛け手が逆だったらどうなるか?
受け手の両腕は落下の勢いで軽くバンザイをするような、くの字型に曲がり、羽根が入る隙間も生じるはず。
混乱してきたキン骨マンに、ミートは結論を語る。
ペンタゴンがBHに不意打ちを仕掛け、パイルドライバーが炸裂する瞬間にペンタゴンの特殊能力「クロノス・チェンジ」でお互いの体勢を入れ替える。
これによりBHがペンタゴンを殺す構図が出来上がる。
&bold(){ペンタゴンは、自分自身をBHに殺させたのである。}
この事実を前に、その場にいた全員が言葉を失った。
犯行を認めたBHだったが、ミートに動機を聞かれても答えようとはしなかった。
敢えて答えなかったのだ。
実はBHは、主である[[悪魔将軍]]から[[近いうちに正義・悪魔・完璧の三勢力による抗争が起こる>完璧・無量大数軍]]ことを知らされ、正義超人との関わりを絶つよう命じられていた。
悪魔超人にとって、悪魔将軍の命令は絶対。BHは断腸の思いで「他の超人とコンビを組む」と提案していたのであった。
キン骨マンは「何故自分を裏切ったBHではなく自分を殺させたのか?」と疑問に思ったが、ミートはそれを「相方殺しの悪名を着せるため」と推測する。
ペンタゴンは長年続けたコンビの解消を許せず、自分を殺させる計画を思いついた。
この悪名を着せれば、コンビを組みたくなる超人は今後一人も現れないだろうと。
&s(){実際に起こった完璧超人との抗争における活躍と言い、悪魔よりも悪魔らしい気がする}
BHは切なげな表情で、床に散らばる羽根を拾い上げつつ回想する。
ミートの推察通りにパイルドライバーを掛けられたが、ペンタゴンの二つ目の特殊能力「ストップ・ザ・タイム」により抵抗出来ず、そのまま計画を完遂させてしまったと。
事件の真相がペンタゴンの自作自演であることを隠すために、第三者による犯行を偽装したと。
&bold(){「オレは…オレは間違っていたーっ!!こんなことになるなら、コンビ解消の理由をはぐらかしたりせず、全てを打ち明けるべきだったーっ!!」}
BHは、ただ泣き崩れていた。
その日の夜に、ミートとキン骨マンは駅前のおでん屋で一日を振り返っていた。
なぜペンタゴンが黒幕だと気づけたのか不思議がっていたキン骨マンだったが、ミートは「何でも出来過ぎるBHなのに、誰かの思惑に翻弄され追い詰められた被害者のように見えた」という旨を語った。
&bold(){「つまり、今回の事件は&ruby(クロ){犯人}だったBHが、&ruby(シロ){無実}に裏返ったってことか……ムヒョヒョ~ッ。」}
#endregion
**【事件2 蘇った犠牲者】
事件1の翌日、今度は渋谷区の代々木公園を訪れた二人。
「キン肉マンはゆるいイベントに飢えている」というキン骨マンの推理から、そこで開催されている「正義超人ふれあいフェスティバル」に参加したのだが、公園内の公衆トイレでティーパックマンが殺されていた!
ゆで作品名物「何の説明もなく蘇る死人」に焦点の当たった章。
[[超人強度]]のやり取りなど、全体的にギャグが挟まりまくった小休憩にちょうどいい回。
&s(){キン肉マンで推理物やってる時点でギャクそのものだろって?都合の悪い事は忘れよ}
登場超人の微妙なラインナップにも注目。
***【この章の登場人物】
-&bold(){カナディアンマン}
ご存じ&s(){国辱コンビ}[[ビッグ・ボンバーズ]]の赤い方。
他の正義超人と共にイベントに参加していたのだが、キン骨マンの提案を聞くと態度を一変、「自慢の100万パワーを手放したくない」と駄々をこね出し、ミート達をドン引きさせる醜態を見せつける。
ミート達と出会った時にはウンチを漏らしそうになっており、イベント会場の公衆トイレには和式便器しかなく、仕方がなく駅前の百貨店のトイレに行ったが、ミートが確認した時点では公衆トイレにも洋式便器が存在しており……?
-&bold(){イベントに参加した正義超人}
スペシャルマン、ベンキマン、タイルマン、チエの輪マン。
超人強度は順に65万、40万、20万、そして30万パワー。
-&bold(){犯人}
上記5人の中の誰か1人。
モノローグでしか明確に「彼」が発したとわかる台詞はない。
地の文でも徹底して「犯人」と表記されている。
しかしかなり焦っており、事あるごとに犯人感を薄めるための発言を繰り返す。
-&bold(){[[ティーパックマン]]}
今回の被害者。自分が第21回超人オリンピック((「超人オリンピック ザ・ビックファイト」とも呼ばれる。))のファイナリストであることを誇りとしており、犯人に殺害される直前まで事あるごとに口に出していた。
死因はバックブリーカーによる背骨骨折。
下記の通りキン骨マンの提案で超人強度の譲渡による蘇生が行われようとしていたが、直前で待ったがかかり保留にされてしまう。
----
園内放送によって、イベントに参加した超人が公衆トイレに集められた。
全員ちょうど休憩時間だったのでアリバイは証明できず、他のスタッフも「他に怪しい超人は見ていない」とのこと。
犯人は完全に上記5人に絞られた。
このままミートと犯人でボロの出し合いが始まる…と思いきや、キン骨マンがとんでもない提案をする。
&bold(){「…なんていうか、もうティーパックマンを生き返らせた方が早くないか?」}
そう、超人強度は譲渡が可能。
容疑者全員で5万パワーずつ出せば、超人強度25万パワーであるティーパックマンは蘇生可能なのだ。
が、ここでカナディアンマンが上記の通り暴走。
「その他大勢と一緒になるのは嫌だ~っ!」とまで言い出す中、ならばとばかりにミートが今度は自分の5万パワーを代理で差し出そうとするが、咄嗟に彼の身を案じたスペシャルマンによって止められてしまう。
一旦蘇生案は保留となり、推理が振り出しに戻ったが、ここでミート達はトイレに個室が二つあることに気づく。
先ほどのカナディアンマンの発言と矛盾してしまい、犯人のレッテルを貼られそうになるカナディアンマン。
そこにミートが待ったをかけた。
&bold(){「ティーパックマンを殺した犯人は、やはりこの中にいます!」}
#region(今、解決編のゴングが鳴った!!(ネタバレ注意))
ミートは状況を整理し始めた。
狭い空間故、自然と殺し方は待ち伏せに限られる。
早合点したカナディアンマンは当てずっぽうにチエの輪マンとベンキマンを犯人とするが、それぞれ
-「体を分解して隠れても、再合体の際にどうしても体がこすれて金属音が鳴って気づかれてしまう」
-「寝そべって和式便器に擬態したところで洋式便器と和式便器が立ち並ぶ異様な光景になるはず」
-「というかそもそもベンキマンは死体を自分の体の便器に流してしまえるので死体が見つかってること自体あり得ない」
と論破されてしまう。
カナディアンマンが疑った超人に謝りつつ、ミートはそれらを踏まえた上で「木を隠すなら森の中、灯台下暗し」と残ったタイルマンとスペシャルマンを見る。
&bold(){「犯人はあなたですね……タイルマン!」&br()「ああ、よく分かったな、ミート。」}
タイルマンは、犯行がバレたのに晴れ晴れとした様子だった。
他の超人が困惑する中、スペシャルマンはタイルマンを庇うようにトリックを聞いた。
たまたま公衆トイレはタイル張り、それもタイルマンの体にそっくりなタイルである。
つまりタイルマンは、&bold(){ただ立っているだけで、気配を完全に消せた}のである。
キン骨マンとカナディアンマンはそれぞれ
-「公衆トイレってみんなタイルマンっぽい壁だわさ。」
-「俺が個室の数を間違えたのは、洋式便器の前に立ちふさがっていたタイルマンを壁と認識したからなんだ!」
と納得する。
タイルマンから何故自分を疑ったのか聞かれ、ミートは二つの根拠を挙げる。
まず、園内放送で皆を集めた時、死体はまだ確認していないはずなのにタイルマンだけ「無残に殺された」と知っていたから。
二つ目は、呼び出された時点からずっと腕を組みっぱなしだったから。
腕を解くと右腕に紅茶のシミがモロに付いており、ティーパックマン殺害時に彼の頭から零れた物がそのまま消えない証拠となってしまっていたのだ。
最後にキン骨マンが動機を聞くと、タイルマンは絞り出すような声で応じた。
小さなことの積み重ねだったとタイルマンは言う。
第21回超人オリンピックの最終予選にて、タイルマンは惜しくも敗れた。((その後、カニベースと共にベンキマンのデモンストレーションを兼ねたエキシビジョンマッチに参加し、アリダンゴ固めからの便器流しで敗北。))
しかし納得が行かなかった理由は、自分が負けたことではなく、本戦出場者の中に全く予選に姿を見せていなかったはずの超人がチョイチョイいた点にあった。&footnote(この時チエの輪マンが同情の目を向けているが、キン骨マンに「お前も怪しいだわさ」と突っ込まれた。)
本当に彼らは、ちゃんと予選を潜り抜けて来たのか?
それをずっと根に持っていたのにもかかわらず、ティーパックマンは悪気ない態度でファイナリストであることを自慢していた。
ただ、それが許せなかったと泣き崩れると、タイルマンは腕に手を当てた。
罪滅ぼしとばかりに、己の超人パワーをティーパックマンに与えるつもりなのだ。
ミートの警告も聞かず、超人強度を全て与えて力尽きたタイルマン。
しかしティーパックマンの超人強度は25万、タイルマン一人の20万パワーでは足りない。
残された四人の正義超人はパワーを割り勘して二人とも蘇らせようとするが、そこにカナディアンマンが再び待ったをかける。
&bold(){「えっ!?そ、そうなると…まず1.25万パワー支払った後、更に4万払うから、合計5.25万パワーで、最初の話より差し出す分が0.25万パワー増えてないかっ!?」}
カナディアンマンは&bold(){30分ばかり粘った}が、渋々協力し二人は助かった。
#endregion
**【事件3 1000万の鍵】
事件2からまた次の日、キン肉ハウスにスーツを着た老人がやってきた。
曰く、自分は富蟻杉益の執事で、最近になって主人が手に入れた宝石「巨人の涙」がルピーンに今日の午前12時丁度に盗まれる予告が来たので宝石を警護してくれという。
キン骨マンがやや強引に引き受け、二人は富蟻の豪邸に向かった。
前章から引き続き、超人強度に焦点を当てた章。
ゆで理論の典型として度々話題に上がる[[ウォーズマン理論]]が文字通り「鍵」となる。
***【この章の登場人物】
-&bold(){[[バッファローマン]]}
巨人の涙の警護に雇われた悪魔超人。
1000万パワーを超える超人は限られるので、最も有名な彼を仲間に引き込むことで警備をやりやすくする富蟻の策である。
最も、本人としてはルピーンが力ずくで巨人の涙を盗む手段を取った際に、彼が連れて来るであろう強豪超人と闘うのが楽しみで依頼を請けたらしい。
普段から短気な方だとは言え、自らの身に疑いがかかった途端に冷静さを失い、「俺を疑った奴は容赦なくぶちのめす!」とまで発言するなど、やや不審。
超人強度は言うまでもないが1000万パワー。
-&bold(){[[ウォーズマン]]}
こちらも巨人の涙の警護に雇われたロボ超人。
ルピーンの過去の犯行データを全てインプットしてきたと語り、付き合いの長いミートにはバッファローマン共々信頼されている。
こちらも巨人の涙が盗まれたのにいつも通り冷静沈着に計算を行っていたり、わざとらしい電子音を出しまくったりと、やや不審。
超人強度は100万パワー。
-&bold(){ルピーン}
フランス出身の正義超人。
悪人から宝を盗む義賊的な活動をしているが、今回は何故か汚い手段を全く使わずに巨万の富を築いた富蟻からその宝石を盗み出そうとする。
超人強度はまさかの&bold(){1}万パワー。このため単独での犯行は不可能と思われているが?
-&bold(){&ruby(とみありすぎます){富蟻杉益}}
事実上、本作唯一のオリジナルキャラクター。
資産家で長者番付にも名を連ねる大富豪。
美術品コレクターでもある彼が、最近になってオークションで巨人の涙を100億円で落札したことから今回の事件が始まった。
当小説に挿絵は無いが、地の文によると容姿は「タキシード姿の太った中年男」「スキンヘッドに口ひげを蓄え、マフィアのボスのような見た目」とのこと。
言動も含めて典型的な金持ちといった具合だが、ミートに便乗して来ただけとはいえキン骨マン相手にそのまんま「おまけ」呼ばわりしたり、やや自らの地位に胡坐を掻いているところもある。
-&bold(){執事}
富蟻に仕える。主に事務仕事を担当しており、彼にスポットが当たることは全くない。
こちらも挿絵等は無いが、地の文によると容姿は「黒いスーツに身を包んだ、白髪の老人。しかし老いを感じさせないように背筋はピンと伸びており、気品を感じさせる」とのこと。
&s(){大体ドン・ピカーデリカオーネ}
-&bold(){巨人の涙}
人ではなく「物」だが併せて紹介。
海を丸ごと閉じ込めたかのように蒼く輝く美しい宝石。
普段は超人強度に換算して1000万パワーまでの衝撃に耐えられる特注ガラスケースの中で展示されている。
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執事の車で富蟻の屋敷に向かうミート達。
途中キン骨マンが「役に立つ道具があるから」と自らの研究所に寄り道させつつも到着した。
屋敷は熱海の別荘地を一望できる位置にあり、サイズはゴルフ場並み、本館の他にもここには書ききれないほど大量の別邸が存在する。
そのうちの一つ、世界中の美術品を集めた「コレクション邸」にて、ミートは依頼人の富蟻と出会う。
キン骨マンがおまけ呼ばわりされて不機嫌になったりしたものの、公開された巨人の涙のあまりの美しさに二人は言葉を失うのだった。
ここで宝石を守るケースの説明が入り、キン骨マンはその強度に驚愕する。
一方ミートは1000万パワーの超人が仲間に引き入れられていた場合を心配するが、それも大丈夫だと富蟻はバッファローマンとウォーズマン、そして屋敷の侵入経路を全て塞ぐシャッターを紹介する。
盤石の態勢が整ったところで、やたらと他の美術品をベタベタ触りまくるキン骨マンを富蟻が咎めつつ、残り5分の予告時間を一同は待つ。
あと3分、2分、1分&s(){ }部屋の大時計が12時を知らせると同時に、部屋中から煙が噴き出した。
誰とも知れぬ「犯人は煙に紛れて宝石を盗む気だっ!気を付けろっ!」と言う声に一同は警戒するが、瞬く間にみんな倒れてしまった。
煙は催眠ガスだったのだ。
一同の眼が覚めると、時刻は12時半。
ガラスケースは破壊され宝石は盗み出されていた。
宝石の代わりにテーブルに置いてあったルピーンの名刺に悔しがる一同。
ここでミートは真っ先にシャンデリアの明かりが全て消えていることに気づく。
シャッターが全て締まっているので、広間は本来真っ暗になっていなければならない。
次に大広間の壁を見ると、何かが衝突したような大穴が出来ており、そこから外の光が漏れて、部屋を薄暗く照らしていた。
キン骨マンは「ルピーンが1000万パワーを持つ超人とグルだった」と断定して他の面々を追跡に向かわせようとするが、違和感に気づいたミートによって止められる。
この犯行は美学を重んじるルピーンがやったにしては力ずく過ぎ、まるで華麗さがないとして別の人物の犯行を疑ったのだ。
ウォーズマンは、「共犯者が宝石を守る超人として侵入し、催眠ガスを仕掛けて全員を眠らせ、宝石を盗み出し壁に穴を開けて脱出したように見せかけ、その後あたかも自分も眠っていたかのようにふるまう」と推理する。
コレクション館に入って来れた超人はミートとキン骨マン除くと二人。
全員がその中で唯一ガラスケースを破壊可能なバッファローマンを疑い始めるが、上記の通り逆ギレしてしまい疑うに疑えなくなってしまう。
ここで外で待機していた執事が入って来た。
八つ当たりの如く𠮟りつける富蟻だったが、執事は12時5分の時点でガラスケースが割れた音が聞こえ、その後すぐに駆け付けたと主張。
ミートは時刻に違和感を覚えて部屋の大時計を確認するが、何故か12時半から動いていなかった……。
&bold(){「みなさま…巨人の涙を盗み出した犯人が分かりました。」}
#region(今、解決編のゴングが鳴った!!(ネタバレ注意))
宝石が入っていたガラスケースを中心に輪になって集まる六人。
ミートはまず、&bold(){広間に催眠ガスを仕掛けたのはキン骨マン}だと断定。
言いがかりをつけられ抗議するキン骨マンを、冷静に追い詰めていく。
そもそも無理矢理宝石警護の仕事を引き受けさせたのも、ルピーンに乗じて宝石を奪えば彼の犯行だと思わせられるからだ。
キン骨マンは富蟻邸の内部構造を知らないため、ルピーン対策と銘打って秘密研究所に寄り道させ、ありったけの犯罪道具を持って行くことにした……。
すぐさま執事がキン骨マンの持ってきたリュックを調べると、大量の工具や化学薬品、ガスマスクが見つかった。たちまち激昂し始める富蟻。
ミートは続いて、催眠ガス発生装置を、無遠慮に美術品を触るふりをして仕掛けたと指摘する。
また、犯行時刻の確認には全員が大時計を使っていたのだが、キン骨マンだけは自らの腕時計で確認していた。
その腕時計は催眠ガスを発生させるスイッチであり、ガスを部屋に充満させた直後「犯人は煙に紛れて宝石を盗む気だ!」と叫ぶことでガスをただの煙幕だと誤認させ、闇討ちのみを警戒して他の連中が気絶する中、一人だけガスマスクを付けて眠るのを回避したという。
「非力な自分にガラスケースは壊せない」と反論するキン骨マンだったが、それも&bold(){「バッファローマンを背負って[[ロングホーン・トレイン]]の要領で彼自身を凶器にすれば解決できる」}と論破され、とうとう企みを認めた。
怒る富蟻とバッファローマンに呆れるウォーズマンだったが、ミートはそこから更なる推理を展開する。
結局キン骨マンは宝石を盗めなかった。その原因はあるアクシデントにあったとミートは言う。
バッファローマンを背負ったキン骨マンがガラスケースにぶつかる直前、照明が消えてしまい、シャッターで全ての窓が閉まっていたのもあって広間全体が真っ暗闇になった。
その結果キン骨マンはロングホーン・トレインを壁に誤爆し、大穴が開いたのだと……。
すなわち、「照明を消した人物」こそが別の方法でケースを破壊し、宝石を盗んだ真犯人。
ミートが指さした人物は……
&bold(){「あなたですね、ウォーズマン。」}
バッファローマンが驚愕する中、ミートは解説を始める。
今回の事件はキン骨マンの力ずくの作戦とウォーズマンの停電作戦が入り混じっており、ウォーズマンから漏れていた電子音はウォーズマンの体内にある機械ではなく、彼がひそかに持ち込んだ&bold(){広間の照明を遠隔操作する装置}から発せられたものだったという。&footnote(マスクもしっかり暗視用の物になっているとされる。)
とうとうわざとらしい呼吸音すら止め、ウォーズマン&s(){ }否、真犯人が[[変装>オーバーボディ]]を解いた。
&bold(){「ルピーンは変装の名人です。彼はずっと、ボクたちの側にいたんです!」}
ルピーンはとうとう、正体を現した。
そのままガラスケース破壊のトリックの解明を急かすのに応えるミート。
最初ウォーズマンに変装していたルピーンはそのまま皆と一緒に眠ってしまったが、オーバーボディを着ていた分少量しかガスを吸わずに済み、キン骨マンが誤爆した直後に目を覚ます。
瞬時に状況を理解したルピーンは、何らかの方法でケースを破壊。
その後、キン骨マンに凶器にされたバッファローマンが目を覚ましたので「暗闇の中、暗視ゴーグルを付けた状態ならともかく、壁に穴が開き光が差した状態では逃げ切るのは困難」と判断、入れ替わるように寝たふりをしていたのだ。
一方、ルピーンの次に目を覚ましたバッファローマンは、知らぬ間にケース(と壁)が破壊されていたことに驚愕。
身に覚えがなくても「1000万パワーでなければ壊せない=犯人は自分」と思ってしまったので、偽装のため下敷きになっていたキン骨マンを引きずって自分も寝たふりをした。
そして最後に目を覚ましたミートが、宝石が盗まれたことに気づいて絶叫。
この時にルピーン、バッファローマン、キン骨マンも狸寝入りをやめた&s(){ }これが、この事件のあらましである。
最後に、ルピーンはどうやって自分がケースを破ったのかをミートに問いただすが、さしもの名探偵も「頑張った」としか答えられなかった。
困惑する一同を余所に、怪盗は自ら解説を始める。
&bold(){「たかが1万パワー、されど1万パワー。&font(#ff0000){ステッキの二刀流}で2万パワー、&font(#ff0000){いつもの5倍のジャンプ}で2×5=10万パワー。」}
&bold(){「&font(#ff0000){いつもの5倍の力で壁を蹴り}10×5=50万パワー、&font(#ff0000){いつもの5倍の回転}で50×5=250万パワー。」}
&bold(){「更に、&font(#ff0000){いつもの2倍歯を食いしばって}250万×2=500万パワー。」&br()「最後に、&font(#ff0000){いつもの2倍の身軽さ…&sizex(5){つまり全裸になって}}、1×2×5×5×5×2×2=1000!!」&br()&font(#ff0000){「1000万パワーの光の矢となった私は、そのままステッキをガラスケースに突き刺して、粉々に破壊したのです!!」}}
思わず一同は歓声を上げた。
ミートは計算式まではわからなかったものの、おおよそは大時計を見て気づいたと語る。
大時計が止まっていたのは、ルピーンが壁蹴りの際に大時計を蹴ってしまい、そのせいで本来の時刻から30分も進んだ上で故障したからだ。
殺人事件ではないからか、今までの事件とは違い、素直に褒め合う探偵と怪盗。
富蟻はそんな空気に水を差すことを若干申し訳なく思いつつルピーンを捕まえるよう促すが、ルピーンは「むしろあなたを助けるために盗もうとした」と主張する。
高額な絵画や宝石を保有する者は、悪行超人や泥棒に狙われることが必定。
世間では窃盗団に命を奪われる富裕層も少なくない。
現に巨人の涙を狙って、札付きの悪行超人で構成された窃盗団が続々と日本に集結しているという。
結局、自分の命を天秤にかけた富蟻は渋々ルピーンに宝石を譲り渡す。
颯爽と気球で去っていくルピーンを見て、ミートは感慨深げに呟いた。
&bold(){「結果的には…ルピーンが予告通り、巨人の涙を盗み出したわけですね。」}
#endregion
**【事件4 呪肉館殺人事件】
ルピーンのタレコミで、ついにキン肉マンの居場所の手掛かりを掴んだ二人。
それによると、キン肉マンは群馬県と長野県の県境で姿を目撃されたらしい。
ルピーンからの手紙には「キン骨マンは信用できないので連れて行かないように」という警告も含まれていたが、それでも二人で群馬県と長野県の県境にあるペンション「呪肉館」へ向かうのであった。
いよいよ本作も最終章。
キン肉マンとの再会を果たすミートだが、今回の被害者は……?
***【この章の登場人物】
-&bold(){[[ミスター・VTR]]}
[[キン肉マン マリポーサ]]率いる[[飛翔チーム>飛翔チーム(キン肉マン)]]の次鋒にして、四次元殺法コンビに並ぶチート能力の持ち主。
呪肉館には超人写真コンクールに応募する作品の撮影に来ており、ミート達にも地球に再訪した時に撮った地球そのものの写真を始めとする、様々な写真を見せてくれた。
曰く、「最近はカメラの性能も上がってきて、素人でもクオリティの高い写真を撮れるようになってきたが…そのせいで、構図やレタッチに対する知識が赤子同然の、にわかカメラマンが増えてきた!大切なのはカメラではなく、シャッターを切るのが誰かということであって…」
-&bold(){[[バイクマン>バイクマン(キン肉マン)]]}
[[キン肉マン ゼブラ]]率いる[[技巧チーム>技巧チーム(キン肉マン)]]の中堅。
呪肉館には個人的なツーリング旅行の一環として立ち寄ったと言い、キン骨マンをバイク乗りと見間違えた際は喜びのあまり興奮し、血相を変えたほど。
彼が語るところによれば呪肉館のある土地は曰く付きではあるものの、ツーリングスポットとしては名所の一つとのこと。
-&bold(){ドネルマン}
&bold(){※この超人は東京都・おぎぬまXさんのアイデアを基に創作しました。}
トルコ出身の超人で、服装はトレーナーにジーンズ、顔にはズタ袋と如何にも何か隠していそうな男。
-&bold(){老婆}
呪肉館の管理人を務める、白髪をお団子にした小柄な老婆。笑い声は「[[キョキョキョ>プリズマン(キン肉マン)]]」。
一人称は「オババ」だが、アニメ版に出てきたオリキャラの「キン骨オババ」とは特に関係ないはず。
-&bold(){[[キン肉マン/キン肉スグル]]}
とうとう登場した本来の主人公。
プロローグの1週間前から突如として失踪を遂げており、ミート達は血眼になって彼を探していた。
いざ見つかると「旅館のテレビの有料チャンネルが見てみたかった」と告白、あっさりと帰る約束を取り付ける。
普段のヘタレな言動とはまた違う態度にミートは違和感を覚えるが、それほど心労が祟っていたのだと考えて約束の時刻まで見逃してあげることにした。
-&bold(){呪肉館}
「建物」であって「物」ですらないがこちらに記載。
周辺の別荘地から離れた位置にぽつんと建っており、左右にとんがり屋根の付いた二階建ての西洋建築である。
1号室にはキン肉マン、2号室にバイクマン、3号室にミスター・VTR、4号室にドネルマン、5号室にミートとキン骨マンが宿泊。
かつてこのペンションがある土地には無法者が住み着いており、村人を苦しめていたが、ある日、「筋肉の英雄」なる者が現れ、身一つで悪党を成敗したという。
[[村人らは感謝のもてなしを英雄に施すが、やがて彼が新たな支配者になるのを恐れ、酒をふるまって酔ったところを殺してしまった。>八つ墓村]]
[[それ以来、英雄の祟りか村には不幸が続き、村人も逃げるようにして散り散りになり、この建物だけが残ったとのこと。>八つ墓村]]
----
宿泊客として約束の時刻である翌日の朝を待つことになったミートとキン骨マン。
そして朝になると、キン肉マン以外の全員は談話室で食事をとっていた。
キン骨マンは昨夜聞いた不気味な山鳴りをバイクマンのエンジン音から思い出し、ミートに尋ねられる。
曰く、深夜3時ごろに急に眼が覚めてしまって、星でも見に外に行こうとしたところ、怪物のようなうめき声がして怖くなって即ベッドに戻ったという。
「きっとあれは筋肉の英雄の断末魔だった」と振り返るキン骨マンをVTRが茶化すが、ミートがキン肉マンを迎えに行こうとしたところで、部屋から何かが落ちる音がした。
キン骨マンと確認しに行くと、キン肉マンは胸に短剣を突き立てられ絶命していた。
血だまりから察するに、たった今殺されたようである。
ミートはショックを受けつつも、自分でも驚くほど冷静に現場を観察していた。
必ず犯人を捕まえてみせると既に決心していたのである。
&bold(){「&s(){ }王子!あなたの仇は、ボクがとりますっ!」}
現場検証を進めていると、手つかずの牛丼を発見。
「キン肉マンといえば牛丼」と世間的に有名なほど牛丼好きなはずのキン肉マンが、何故?
ミートが違和感を覚えたのもつかの間、VTRとバイクマン、そしてドネルマンが1号室に入ってきた。
全員に超人殺人が起こったことを伝えると、三者三様の反応が返ってきた。
キン骨マンは事件2の時と同様に超人強度の譲渡による蘇生を提案するが、キン肉マンの超人強度は95万パワー。
ミート(50万)+キン骨マン(20万)では足りないし、関わりの薄い三人の協力も得られまい。
というわけで、犯人は推理によって追い詰めることになった。
談話室は1階で客室は2階。
「キン肉マン以外の全員は1階で食事をしていたのだから、犯人は外から来た」と推理するキン骨マン。
丁度バイクマンだけが朝食を手短に済ませ、外でエンジンの点検をしていたのに加え、外から2階の窓までの距離くらいなら垂直に登っていけるという理由でバイクマンが容疑者となるも、タイヤ痕が見つからず保留に。
続いてVTRを疑うミート。
しかし本人から自分の能力ではアリバイを成立させつつキン肉マンを殺すことは出来ないとして保留となる。
最後にドネルマンを疑いだすキン骨マンだったが、ここでミートに「自分の潔白を証明するのが先」と言われてしまう。
元々キン肉マンにリベンジを果たすのが目的だったキン骨マンは昨夜寝付けなかったと言っていたが、本当はその時に共犯者とキン肉マン殺害の打ち合わせをしたのではないかとミートは考えたのだ。&footnote(ここでミートはキン骨マンの舎弟であり、唯一キン肉マン失踪から姿を見せていないイワオを思い浮かべる。)
加えて、これまでの超人殺人の犯人はいずれもプロレス技で殺しを行っていたが、今回はわざわざ凶器を使った=犯人は殺人に使えるような技を持っていないとするミート。
あくまで「超人」ではなく「怪人」であるキン骨マンは、この条件に当てはまるのである。
しかしキン骨マンは珍しく真面目な表情で反論する。
&bold(){「昨日のあいつのしょぼくれた姿を見て、嘘のように復讐心が消え失せただわさ。あんなブタ男は、もうあちきの知るキン肉マンじゃないだわさっ!あんな奴、今更殺すなんてありえないだわさっ……!!」}
悲しみと悔しさの入り混じった複雑な心境を吐露するその姿に、ミートはキン骨マンは犯人ではないと確信。
さらに、テーブルの上の手つかずの牛丼に抱いた違和感にも気づく。
昨夜作られて部屋に運び込まれたはずなのに、まるで出来てからそれほど時間が経過していないようで、触ってみると微かに温もりまであった。
……その瞬間、ミートの脳内に電撃が走る!
&bold(){「今回の超人殺人、その謎は全て解けました!」}
#region(今、解決編のゴングが鳴った!!(ネタバレ注意))
まず初めに、今回の殺人のポイントは二つあるとするミート。
一つ目はわざわざ凶器を使った点だが、これは犯人が「名実共に最強の超人と名高いキン肉マンに正面からぶつかっても勝てない」と判断したから。
次に二つ目を言おうとした時、キン骨マンが早合点してオババを挙げるが、
-「わざわざ襲うより牛丼に毒を盛った方が早い」
-「わざわざミート達が来てから殺す必要がない」
ということで却下。
ミートが語るこの事件の二つ目のポイントは、「全員にアリバイがある」という点。
犯人はある能力を駆使して時限装置を作り、キン肉マンを間接的に殺したのだという。
そんな芸当が出来る超人は、この中では一人しかいない。
&bold(){「犯人はあなたですね…ミスター・VTR!!」}
不敵に笑うVTRだったが、ミートも負けじとキン肉マン殺害のからくりの解説を始める。
昨夜までにキン肉マンのいる部屋に侵入出来たのは、オババが作った牛丼を代わりに持っていったミートだけ。
その時刻も昨夜の夜22時過ぎで、犯行時刻である今朝7時ごろとは噛み合わない。
その点を埋められるのがVTRだけだという。
理由はまず、部屋のカーテンが閉まっていたからというもの。
キン肉マンが朝に殺されたのならカーテンは開いているはずなので、仮にバイクマンが殺していたのなら夜の時点で殺害のトリックは完成していたはずであり、わざわざ外に出て疑われる理由を作る真似はしないからである。
VTRはそこに「それではキン肉マンが襲われたのは夜だったという反証にしかならない、皆が寝静まった時点でキン骨マンが殺したのでは?」と口を挟むが、ミートはそれは不可能だと答える。
キン肉マンが殺されてからキン骨マンが目を覚ますまで軽く5時間。
その間、大好物の牛丼を放っておくはずがない。
仮に面会謝絶のナーバスな状態で喉を通らなかったとしても、そもそもキン骨マンが侵入する経路がないのである。
ミートが死体を発見した時点では部屋に鍵がかかっておらず、鍵を盗んだり複製したりしていたのなら出ていく際に鍵を閉め直すだけで密室殺人になるはず。
そうなると方法は一つ、&bold(){キン肉マンを騙して、自分から鍵を開けてもらう}しかない。
お忍びで地球に来ているキン肉マンはいつも以上に警戒しており、余程の事態でもない限り開けてくれないはず。
この時点で、キン骨マンは容疑者から外される。
VTRは自分も条件は同じとするが、ミートはそれに対し「自分の声を盗まれた」と言う。
他の客は部屋に通すなとオババに釘を刺していたキン肉マンだが、ミートに対しては約束を取り付けた時と牛丼を届けに来た時で2回もドアを開けてあげた。
この際にミートが喋った「王子、開けてください。ボクです、ミートですっ!」という声を録音しておくことで、皆が寝静まったタイミングに再生し、本人が来たと思ったキン肉マンにドアを開けて貰うことで、悠々と侵入した。
&bold(){部屋の鍵はミート自身だったのである。}
なおも「キン骨マンが同様の手口を使ったんじゃないか」と反論するVTR。
しかし温かいままの牛丼こそが、「悪魔の時間差トリック」を証明するという。
順を追ってミートの解説が始まる。
まず、ミートの声を再生して部屋を開けてもらい、即座に襲い掛かって気絶させるか、VTRの特殊能力の一つ「アクション・ストップ」で身動きを封じる。
重要なのは&bold(){この時点ではまだキン肉マンを殺していない}点である。
次に、凶器の短剣を刃が天井を向くように置き、その側に停止させたキン肉マンの体を立たせる。
このまま押し倒せば、短剣が胸に刺さってキン肉マンは死ぬが、それだけでは時間差トリックにならない。
VTRはこのトリック最大のキモである「ある能力」をこの時キン肉マンに発動していた。
VTRは世界をビデオ編集の要領で操れる。今回キン肉マンに使ったのは&bold(){スーパースロー再生}だった。&footnote(第二次世界大戦の頃、ミサイル開発の一環としてすでに使用されていたといわれるハイスピードカメラによるスローモーション撮影技術。地面に落ちて弾ける水滴や、粉々に割れるガラスの動きといった、人間の視力では捉えることができない刹那をも刻むことができる(本文より引用)。)
倒れゆくキン肉マンに対してスーパースローをかけることで、キン肉マンは&bold(){夜22時から朝7時までの9時間かけて、ゆっくりと短剣に突き刺さっていった。}
動きはスローでも痛みや意識は正常のはず。キン肉マンは9時間に渡って、想像を絶する苦痛と恐怖に苛まれていたことになる。
キン骨マンが聞いたという山鳴りの正体は、まさにこの時キン肉マンが上げた断末魔だったのである。
あまりにも恐ろしいトリックに崩れ落ちるキン骨マン。
温かいままの牛丼に感じた違和感からトリックに気づいたというミートに対し、VTRは息を荒げて「ドネルマンが時間操作能力を持っているかもしれない」と必死に食い下がる。
だがミートは、ドネルマンだけは絶対に犯人にならないと言い切り&s(){ }それに呼応するかのように、それまで一言も口を利かなかったドネルマンが、頭の袋を脱ぎ捨てながら言葉を発した。
&font(#F54738,b){「へのつっぱりはいらんですよ!」}
その正体は、キン肉マンだった。
……しかし、額の肉の文字の代わりに赤い宝石を装飾し、より鋭い目つきと一回り分厚い唇を持った&s(){ }&bold(){ぶっちゃけ不細工な}マスクを被っていた。
ミートに急かされ、マスクを倒れている方のキン肉マンと交換する本物のキン肉マン(以下スグル)。
交換し終えて改めて名乗るスグルに対し、VTRは影武者を殺したのかと無念がる。
しかしミートは「狙って影武者を立てたわけではない」と言う。
焦るVTRに、ミートは倒れている方の超人の本当の名を教えた。
&bold(){「あなたが間違って殺してしまった超人は…&font(#ff0000){シシカバ・ブー}です。」}
まさかの&bold(){本編の登場は一回キリの男}の登場である。
ミートの予想通り、大王の職務に耐えかねたスグルは地球に逃亡した。
その際、かつてビビンバを巡って争った仲でもある友人のシシカバ・ブーにこっそりと連絡を取り、お互いのマスクを交換して、しばらくの間替え玉として振る舞ってもらうことにしたのである。
人間とっさに偽名を名乗ることになった際に全く脈絡のない名前を言えないもの。
ドネルマンという名も、シシカバブに並ぶトルコ名物「ドネルケバブ」に基づくものだったのだ。
ミートが大好きなスグルを殺されたにもかかわらずやたらと冷静だったり、キン骨マンが自身の心情を吐露する際に「あんなのキン肉マンじゃない」とまで言ったのもそのはず、&bold(){この時点では、本当にキン肉マンは別人だった}から。
スグルからすれば、マスクの交換が済んだ後はドネルマン(シシカバ・ブー)として久々の日本を楽しもうとしていたのだろうが、間の悪いことにミートが呪肉館に来てしまい、キン肉マンに変装したシシカバ・ブーは動揺して咄嗟にキン肉星に帰る約束を取り付けてしまった。
朝までの間に密会して証拠隠滅を行おうとしたが、その前にシシカバ・ブーがVTRに殺されてしまった……というのが事件の真相であった。
お互いにすぐ正体を明かさなかったことを謝るスグルとミート。
それは、無言のまま犯人を追い詰めるための、長年の「友情」によるコンビプレーだったのだ。((すぐにドネルマンが正体を明かしていれば事件そのものが有耶無耶になるだろうし、ミート側としても犯人が目的を完遂したと思い込んで油断を誘えるため。))
一方バイクマンはVTRに動機を聞き始める。
全ては王位争奪サバイバルマッチのやり直しが目的だった。
スグルが死ねば、キン肉星大王の座は再び空席になり、彼の主君であるマリポーサを新大王に擁立させられると……。
その歪んだ忠誠心に一同は凍り付く。
キン肉マンとの戦いに敗れ、改心したマリポーサが今更そのようなことを望むはずなどない。
にもかかわらず、VTRは一人スグルに復讐する機会をずっと伺っていたのだ。
最後の手段とばかりに直接襲い掛かるVTR。
しかし、その勢いを利用して放たれたキン肉バスターによって2階から1階までを突き破る衝撃を受け、あっさりとKO負けを喫した。
&font(#F54738,b){「バアさん、チェックアウト。」}
最後にスグルはシシカバ・ブーに対し久々の&bold(){フェイス・フラッシュ}を行使、復活させる。
その様子を1階から覗いていたVTRは、その無茶滑稽さに困惑し、敗北を悟ると気絶してしまった。
キン骨マンは思わず叫ぶ。
&bold(){「これが…これがキン肉マンだわさっ!!」}
#endregion
**【エピローグ】
#region((ネタバレ注意))
新幹線で東京に帰る三人。
生き返ったシシカバ・ブーはスグルを散々どつきながら、そのまま日本観光を楽しむため別行動をとった。
ミスター・VTRは本来なら超人警察に連行されるはずだったが、スグルの独断で見逃され、ボロボロの体を引きずりながら呪肉館を去った。
ミートはスグルにキン肉星に帰った後のことを相談するが、当のスグルはどこか上の空であった。
「自分が失踪したタイミングと各地で超人殺人が起きたタイミングが同じなのは偶然なのだろうか?」とスグルは考えていた。
ミートも同様に、何か裏で大きな力が動いていると感じていたことを打ち明ける。
ペンタゴンもティーパックマンも、超人強度譲渡によって蘇ったはずなのに何が心配なのだろうと自分を不思議がるミート。
スグルはある仮説を立てた。
VTRは映像に関することなら何でもできる。
&bold(){もし仮に、世界を特定のドラマや映画のように変える能力があったとしたら?}
流石に彼にそんな能力はないと言うミート。
しかしスグルはVTRのマリポーサへの忠誠心を根拠に、「王位争奪サバイバルマッチの後、スグルへの復讐のために新しく会得した」という可能性を示す。
新幹線がトンネルの中に入ったところで、「ミートがさながらミステリードラマの探偵のように事件を推理する姿を見て気づくべきだった」とスグルは続ける。
VTRは超人レスリングでは自分に勝てないことを悟り、世界を改変することで、&bold(){「ミステリードラマの法則」を利用した暗殺を企てたのでは}、と……。
ミートの方も、心当たりがないわけではなかった。
VTRが見せてくれた地球そのものの写真。VTRは被写体であればそれを思うがままに出来るので、&bold(){理論的には地球全域に能力を発動することも可能ではある}。
二人が顔を見合わせた直後、新幹線がトンネルを抜けると同時に、前方の車両から悲鳴が聞こえてきた。
現れたキン骨マンによると、今度は新幹線で転売行為をしていたら隣の座席にいた超人がトンネルを抜けた瞬間死んだとのこと。
スグルとミートは同時に立ち上がり、スグルはVTRを再びとっちめること、ミートは事件を解決することを約束して駆けていった。
#endregion
*【余談】
概要でチラッと触れた通り、キン肉マンにはミステリー物の前例が二つ存在する。
一つは『[[キン肉マンⅡ世]]』連載中に出版された『キン肉マンⅡ世SP 伝説超人全滅!』。
伝説超人達が自らの技で次々と殺されてしまい、万太郎達が警護に向かうというお話で、本書同様ミステリとしてかなり本格的。
もう一つはガラケーサイト『ディープオブマッスル』でのみ読めた小説の一つ「神出鬼没!怪盗超人ルピーン参上!!」。
こちらは本書同様にルピーンの怪盗としての一面を掘り下げた作品となっている。
スピンオフではなくパロディなので今回は除外したが、[[本田鹿の子の本棚]]のエピソードの一つに『ゆで理論殺人事件』というのがある。
内容は…読んでくれた方が早い。
&s(){きっとシルバーマンが使っていたはずのマッスルインフェルノのオリジナルもこんな感じのはず}
&bold(){今、追記・修正のゴングが鳴ったー!!}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ゲェーッ!?/
#vote3(time=600,3)
}
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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 相変わらず悪魔よりデビルなペンタゴンに笑う。 -- 名無しさん (2023-07-09 22:39:40)
- ↑そしてブラックホールが結構相方思いで、もうこいつらいる場所逆なんじゃね?と思ってしまう(笑) -- 名無しさん (2023-07-09 23:48:05)
- 世界観の書き換えなかったらペンタゴンVSBHとかの因縁試合で済んだろうに -- 名無しさん (2023-07-09 23:52:20)
- バイクマンがいい奴で見方少し変わったわ -- 名無しさん (2023-07-10 01:12:21)
- 本編だと割りと空気設定になりがちな超人界の頭脳を探偵役に据えたのは慧眼だね。タイトルといい目の付け所が好き。 -- 名無しさん (2023-07-10 06:54:45)
- 本来ならプロレスで済んでたペンタゴンVSブラックホールとタイルマンVSティーパックマン -- 名無しさん (2023-07-10 08:31:31)
- 「表情を曇らせるBH」って お前顔無いだろ!? -- 名無しさん (2023-07-10 08:40:31)
- でも実際表情あるよねBH -- 名無しさん (2023-07-10 23:25:40)
- 鹿の子の奴かと思った… -- 名無しさん (2023-07-11 00:21:08)
- VTRの忠臣設定拾ったのも好感触。きっとオメガケンタウリ編以降でマリポーサからこっぴどく絞られたことだろうな… -- 名無しさん (2023-07-11 01:30:17)
- 原作者以外によるスピンオフって原作でサラッと触れられたネタ掘り下げるのあるあるだよね -- 名無しさん (2023-07-11 02:41:16)
- ↑作者はむしろ細かいネタは忘れがちだからね… -- 名無しさん (2023-07-11 04:44:49)
- うん…フェイスフラッシュをまともに活用されたらそりゃ気も失うよね…。何なのキン肉王家…? でも四次元殺法コンビといいミスター・VTRといいチート能力持ち自体が多いのよねこの世界 -- 名無しさん (2023-07-11 21:14:31)
- タイトル見た瞬間に出オチ感すげーなって思ったけど、あらすじ見たら読みたくなってきたな…… -- 名無しさん (2023-07-13 13:50:15)
#comment(striction)
#areaedit(end)
}
2024-03-19T20:44:45+09:00
1710848685
-
ウルトラマンタイガ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/42671.html
&font(#6495ED){登録日}:2019/08/17 Sat 11:37:01
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます
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#center(){&font(b,20,red){この地球に、宇宙人が密かに暮らしている事はあまり知られていない。}
&font(b,20,red){これは、そんな星で出会った若者達の奇跡の物語である。}
&blankimg(Tri Squad.png,width=616,height=346)
&font(b,24){&color(red,gainsboro){行くぜ相棒! バディゴー!}}}
#right(){&sizex(1){画像出典:ウルトラマンタイガ(2019年7月6日~) オープニング映像より}
&sizex(1){©円谷プロ、「ウルトラマンタイガ」製作委員会・テレビ東京}}
『ウルトラマンタイガ』は2019年7月6日から放送されたウルトラシリーズ作品。
令和ウルトラマンとしては第1作目、[[新世代ヒーローズ>ニュージェネレーションヒーローズ]]としては第7作目となる。
#openclose(show=▽目次){
#contents()
}
*概要
主人公は&bold(){民間警備組織「&ruby(イージス){E.G.I.S.}」}に所属する青年である工藤ヒロユキ。[[ウルトラマンタイガ>ウルトラマンタイガ(登場キャラクター)]]、[[ウルトラマンタイタス]]、[[ウルトラマンフーマ]]という出身地の違うウルトラマン3人と一体化して戦う。
主人公が民間企業に所属するのは初めて(民間とはいえ組織に主人公が所属するのも『[[ウルトラマンX]]』以来となる)かつ3人のウルトラマンが1人の主人公と一体化し、戦うというのもシリーズ初となる。
また、ウルトラマンタイガは[[ウルトラマンタロウ]]の息子であるという事も話題を集めた。
そして、メインとなる悪役は映画『[[劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル]]』で初登場した[[ウルトラマントレギア]]。今まで謎だったトレギアの過去についてもタロウの旧友であったと明らかにされた。
監督はメインに新世代ヒーローズを数多く監督し、本作が初のメインとなる市野龍一の他、[[田口清隆]]、神谷誠、武居正能、辻本貴則、本作でウルトラシリーズ初監督となる越知靖が参加。
シリーズ構成は同じく多くの新世代ヒーローズに参加してきた林壮太郎、中野貴雄。
サブライターには皐月彩、足木淳一郎、柳井祥緒、三浦有為子、小林弘利、勝冶京子、森江美咲が参加している。
ナレーションは[[小野大輔]]が務め、『[[ウルトラQ]]』のようにオープニングナレーションが流れる。
オープニングはタイガの声優を担当し、歌手としても活動する[[寺島拓篤]]の「Buddy,steady,go!」、
エンディングは前半がアニソン歌手の佐咲紗花による「ヒトツボシ」、後半が声優ユニット[[sphere>sphere(スフィア)]] &font(l){[[ダイナ>ウルトラマンダイナ(登場キャラクター)]]と戦った[[宇宙球体>スフィア(ウルトラシリーズ)]]は関係ない}の「Sign」。
本作ではバンダイナムコアーツのランティスレーベル&footnote(ちなみにランティス創設者で現バンダイナムコアーツ副社長の井上俊次氏(エグゼクティブプロデューサーとしてクレジット)は、『ウルトラマンダイナ』後半EÐ『ULTRA HIGH』を担当したバンド「LAZY」の一人でもあった。)所属の歌手による楽曲が提供されている。
音楽はアニメ[[生徒会役員共]]シリーズなどを手掛け、ウルトラシリーズ初の担当となる森悠也。
また、第6話では『[[ウルトラセブン>ウルトラセブン(作品)]]』の音楽が使用されており、冬木透が森悠也と共同でクレジットされている。
本作では見逃し配信が
・第1話は放送期間中、常時無料配信
・第2話以降の配信は2週間に延長
と今までより視聴者に優しいスタイルになっている。
また、YouTube上でタイガが過去のウルトラマンの戦いを振り返る第0話「[[ウルトラマンタイガ物語>ウルトラマン物語(映画)]]」も公開された。
本作の作風としては、現実の移民問題や差別問題などを&bold(){「宇宙人と地球人の確執」}という形で落とし込んだ重いテーマを内包しており、コメディチックだった前作『[[ウルトラマンR/B]]』に比べると、全体的にシリアスな世界観。
[[序盤から心を通わせた怪獣、宇宙人との殺し合いや愛する人を失った人間の復讐等ハードな展開が描かれ、主人公や仲間の周りで味方側のゲストや改心した宇宙人たちが死亡・行方不明となってしまう展開も多い。>鬱展開]]
以上の事から全体的な作風は「『[[ウルトラマンタロウ>ウルトラマンタロウ(作品)]]』よりは寧ろ『[[ウルトラセブン>ウルトラセブン(作品)]]』に近い」と言われる事も。
近年では敵対人物の持つアイテムから怪獣が召喚される展開を基軸としていたが、
本作では怪獣が意味を持って出現し、単なる使い魔としての存在にならないように工夫されていた。
例えばトレギア以外の人物が侵略目的で召喚したり、飼われていた怪獣が自ら暴れ出したり…といった具合である。
また、ウルトラマンのタイプチェンジ要素も控えめとなっており、3人のウルトラマンが交代して戦うというという新しい試みがなされた。
「歴代ウルトラマンの力を借りる」という演出は「ニュージェネウルトラマンの力を宿したアイテムで必殺技を強化する」という形で使用されている。
タイプチェンジはタイガの兄弟子である[[ウルトラマンメビウス]]のように、途中から手に入れた力を使うパワーアップ型となった。
『劇場版R/B』同様、着ぐるみを使わずCGを使用した特撮も一部存在する。
また、第1話~第3話のみ、『[[ウルトラマンサーガ]]』以来となる監督と[[特技監督]]が別に置かれる形となった。
なお、キャッチコピーでは「『タロウ』の息子の物語」と銘打たれていたが、テレビシリーズ本編ではタロウの存在が殊更に強調されず、タイガが若いウルトラマンである事を表現する描写に留まった。
父であるタロウの登場は第1話を除けば全て[[回想シーン]]のみの登場で、直接的にタロウが関わる物語は完結編となる劇場版に回される事となった。
爆発的な人気は得られなかったが、過去作品や過去キャラクターの人気に依存しない独自の物語作り、個々の人格を持つ3人のウルトラマンの登場、その3人と地球人が一体化する展開、タイプチェンジの代わりに3人が入れ替わるシステムなど、色々と新しいことに挑戦した作品だった。
更に3人のウルトラマン自体はそれぞれ強い個性を持ったキャラクターであり、出身が全く異なるためクロスオーバー適性も高い。
この結果、翌年のYouTube配信作品『[[ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀]]』では3人の新たな魅力が描かれるに至った。
ついでに必殺技を強化していたアイテムは本編のみで使われる設定となっているため、玩具の販促が絡まない後年の客演時に扱いや演出がややこしくなることもない。
2クール作品としては話数や尺の都合に翻弄された部分が多かった一方、キャラクター設定自体は3人とも掘り下げられていたため、ウルトラシリーズ特有の再登場という展開で忘れた頃にその強みを発揮している。
*あらすじ
地球には宇宙人が密かに移住してきている。だが、その事を知っているのはごく一部の人間のみで、一般的には知られていない。
そんな社会の中で、主人公の《工藤ヒロユキ》は、宇宙人が絡む事件をもその業務内容に含まれる民間の警備組織《E.G.I.S.(イージス)》に就職し、日夜平和のために働いている。
そんな彼には、本人も知らないある大きな秘密が眠っていた。
それはウルトラマンタイガの“光の粒子”が体内に宿っているという秘密。
ヒロユキの体からタイガが蘇る時、新たな物語が始まる!
(公式サイトより)
*登場人物
**【&ruby(イージス){ E.G.I.S.}】
主人公が所属する民間の警備組織。その仕事は宇宙人絡みの事件も対象である。
・[[工藤ヒロユキ]]
演:井上祐貴
22歳。心優しく正義感の強い青年で、宇宙人といった未知の存在でも受け入れようとする。
物語が開始する12年前、宇宙人に襲われたところをウルトラマンタイガの光に助けられる。
ヘルベロスが出現した際にタイガへと初変身し、その後、タイタス、フーマとも出会う。
その正義感からくる熱い言動により、ホマレからは「熱血バカ」と揶揄されることも。
・佐々木カナ
演:新山千春
38歳。E.G.I.S.を立ち上げ、社長を務める女性。
経理に厳しい一面を持つ。
軽い性格の一方で、依頼主の素性によっては報酬の小切手は陰で捨てていたり、宇宙人にも偏見を持たないなど人格者の面もある。
もともとは宇宙人がらみの事案を受け持っている警察組織「外事X課」に身を置いていたが、とある事件をきっかけに組織を離れE.G.I.S.を立ち上げた。
&font(l){[[光の巨人>ウルトラマンティガ]]が活躍していた頃某コンビニに通っていたとも言われる。[[レスリー星>特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション]]とは無関係。}
・宗谷ホマレ
演:諒太郎
25歳。ヒロユキの先輩で兄貴分。
ヒロユキに負けず劣らず熱い心を持っており、実働部隊として活動することが多い。
#openclose(show=その正体は…){
アヤマルム星出身のヒューマノイド型宇宙人。
宇宙人たちからも知られていた宇宙ギャングだったが、現在では悪事からは手を引いている。
25歳とされているが、22歳のヒロユキを「子供」と呼ぶシーンがあるので実年齢はヒロユキを遥かに上回ると思われる。
苗字は北海道に実在する地名からとられていると思われる。
}
・旭川ピリカ
演:吉永アユリ
23歳。オペレーター担当。
E.G.I.S.のサイバーセキュリティーのみならず、人工衛星にもアクセスできるなど、高い技術力を持つ。
明るく、オシャレやダイエットに気を遣うなど女の子らしい一面も。
#openclose(show=その正体は…){
&bold(){実は彼女は地球人では無い。}
その実態は、エオマック星の科学者が[[宇宙爆蝕怪獣 ウーラー>ウーラー(ウルトラ怪獣)]]を止めるために作り出したアンドロイド「ピリカ03」。
7年前、欠陥品と廃棄された筈が地球に流れ着き、ゴミ捨て場に倒れていたところをカナに拾われ、旭川の苗字を与えられた。
その使命とは、「内部のデバイスによってウーラーとリンクし、&bold(){自らの機能を停止させて}ウーラーを抹殺する」というもの。
&font(b,red){早い話がウーラーを道連れにした[[自殺]]である。}
第24話にて遂にそのウーラーが地球に到達すると、ギルドの持つ脳波コントロール装置を強引に使用してウーラーと一体化した。
しかし、ここでウーラーの心を知ったピリカはただウーラーを殺すのではなく、「お腹がすいている」だけのウーラーを救いたいと願い、奇しくも第5話で友人となったセゲル星人葵と同様に自らを犠牲にして仲間達にその思いを託した。
その後、E.G.I.S.やギルド、ウルトラマン達の奮戦によってそれが叶うと、ウーラーと共に消滅した。
……と思われたのだが生き延びており((タイガがウーラーの体内に突入した際にメモリを掴み取っておりE.G.I.S.社内のデバイスと組み合わせることで人格を復元。ウーラーを対処したことを交渉材料にエオマック星人から替えのボディを譲り受けた。))、後日佐倉警部に紹介される形でE.G.I.S.に帰ってきた。
ホマレ同様、苗字は北海道の地名が由来とされている。また、ピリカはアイヌ語で「美しい」という意味がある。
}
#openclose(show=そして最終回では、待望の新入社員が入った){
・マグマ星人
CV:黒田崇矢
スーツアクター:石川真之介
ヴィラン・ギルドの残党だった宇宙人で、第1話でベビーザンドリアスを捕らえていた人物。
地球で活動する一団の元締めが逮捕され、組織が機能しなくなったため、地球を去るつもりだった。
しかし、ウーラーの救済作戦でE.G.I.S.と協力関係を結んだことがきっかけとなり、警備担当として入社するに至った。
ヒロユキ、ホマレと組んで3人で活動して行くようだ。
社内では「マグマ」(くん)と呼ばれている。
業務日誌では文章が右肩上がりになるという癖こそあれ、異星人とは思えぬ達筆ぶりにカナ社長も驚いていた。
しかし、ヴィランの頃の癖が抜けないらしく、悪党じみた非常に思わせぶりな表現を用いていた。
警備業務では元が悪党ということもあって結果が良ければ手段を問わないという雑なところがある一方、戦闘では体を張って仲間を守るなど熱い一面も見せた。
・マーキンド星人
CV:廣瀬武央
スーツアクター:福島弘之
マグマ星人同様、ヴィラン・ギルドの残党だった宇宙人。
第1話や第2話でオークションを行なっていた人物。
マグマ星人と同じ経緯でE.G.I.S.との関係を持ち、商売経験を生かして会計担当として入社した。
社内では「マーキンド」(ちゃん)と呼ばれているらしい。
業務日誌では早くも会計処理を理解しており、カナ社長から大絶賛されていた。
ただ、いかんせん手の指が3本しかない種族なので、文字を書くのは非常に苦手な模様。
元が商売人なので信用問題にも敏感であるなど、マグマ星人よりも遥かに真面目である。
}
**【敵サイド】
・[[霧崎>霧崎(ウルトラマンタイガ)]]
演:七瀬公
タイガ達が活躍する裏で暗躍する謎の男。
その正体はウルトラマントレギアで、その目的は謎に満ちている。
地球生活を楽しんでいるようで地球の食べ物を食べたり、地球の文化を嗜みながら登場することも多い。
ニュージェネの悪役としては珍しく、最初から最後までほぼブレずに安定した外道っぷりを発揮した。
・[[ヴィラン・ギルド]]
悪の宇宙人たちによる犯罪組織。
怪獣オークションのために地球に怪獣を放ったり、怪獣を巡って抗争を起こしたりしている。
トレギアとは手を組んでおらず、むしろ自分達の邪魔をする存在として恐れている。
**【その他】
・佐倉警部
演:風見しんご
外事X課の警部。警察では処理し切れないような特殊な案件を依頼しにE.G.I.S.を訪問する。
カナの元上司でサクさんと呼ばれている。
演じる風見氏は映画『[[大決戦!超ウルトラ8兄弟]]』以来のウルトラシリーズで、劇場版『ウルトラマンコスモス』シリーズでのキド役などで出演していた。
・天王寺藍
演:胡桃そら(仮面女子)
霊能力系ネットアイドルとして活動する少女。
本物の霊能力者で、ナイトファングを封印したシャーマンの子孫である。
その力が他人を不幸にすると考えていたが、ヒロユキらE.G.I.Sのメンバーと関わり、考えを改めるとタイガに地球の力を与え、フォトンアースへのパワーアップに貢献した。
*登場ウルトラマン
**【トライスクワッド】
#center(){&font(b,18){&color(gainsboro,#207bc6){生まれた星は違っていても、}}
&font(b,18){&color(goldenrod,gainsboro){共に進む場所は一つ!}}
&font(b,18){&color(red,gainsboro){我ら}……&color(red,gainsboro){トライ}&color(goldenrod,gainsboro){スクワ}&color(gainsboro,#207bc6){ッド!}}}
タイガ、タイタス、フーマが結成したヒーローチーム。
トレギアとの戦いで肉体が消滅したが、工藤ヒロユキと出会い、共に戦う事になる。
彼がタイガスパークとウルトラタイガアクセサリーを使用することで変身する。
トレギアとの戦いで弱体化してしまい、ヒロユキの体を借りなければ実体化出来ないため、一度に3人のうちの1人しか戦えないという難点がある。
このため、オープニングにある3人の揃い踏みはテレビシリーズ本編で実現しなかった。
&font(l){メタ的には「3人同時に出すと殺陣の構成が大変」だという[[大人の事情]]によるよるもの。}
・[[&bold(){&color(red,gainsboro){ウルトラマンタイガ}}>ウルトラマンタイガ(登場キャラクター)]]
CV:[[寺島拓篤]]
&bold(){&color(red,gainsboro){「光の勇者」}}の[[二つ名]]を持つ、[[M78星雲・光の国]]出身で、ウルトラマンタロウの息子である若き戦士。
「タロウの息子」としてしか扱われないことを不満に思っており、未熟で熱くなりやすいところもあるが、ヒロユキや仲間達と共に成長していく。
第8話からは強化形態・フォトンアース、第16話からは[[スーパーウルトラマン]]形態・[[トライストリウム>トライストリウム(ウルトラマンタイガ)]]が登場。
・[[&bold(){&color(goldenrod,gainsboro){ウルトラマンタイタス}}>ウルトラマンタイタス]]
CV:[[日野聡]]
&bold(){&color(goldenrod,gainsboro){「力の賢者」}}の二つ名を持つ、[[ウルトラマンジョーニアス]]を輩出したU40出身の賢者。
鍛えられた強靭な肉体と健全な精神を持ち、見た目通りパワーに特化した戦い方が特徴。
・[[&bold(){&color(gainsboro,#207bc6){ウルトラマンフーマ}}>ウルトラマンフーマ]]
CV:葉山翔太
&bold(){&color(gainsboro,#207bc6){「風の覇者」}}の二つ名を持つ、[[ウルトラマンオーブ>ウルトラマンオーブ(登場キャラクター)]]や[[ウルトラマンロッソ]]、[[ウルトラマンブル]]が力を授けられた[[惑星O-50]]出身の戦士。
荒っぽいが義理堅い性格で、[[忍者]]のような光線技を使い、スピードに特化した戦い方が特徴。
**【敵サイド】
・[[&bold(){&color (black,royalblue) {ウルトラマントレギア}}>ウルトラマントレギア]]
CV:内田雄馬
光の国出身でウルトラマンタロウの親友だった事が判明した悪のウルトラマン。
人間態の霧崎から「トレギアアイ」というアイテムによって変身……と言うか元の姿に戻る。
**【歴代のウルトラマン】
・&bold(){[[ウルトラマンタロウ]]}
CV:[[石丸博也]]
第0話、第1話、第16話に登場。タイガの父。トレギアと戦闘を繰り広げた他、タイガに宇宙警備隊隊員としての心得を教えていた。
・&bold(){[[ウルトラマンギンガ>ウルトラマンギンガ(登場キャラクター)]]}(CV:根岸拓哉)
・&bold(){[[ウルトラマンビクトリー]]}
・&bold(){[[ウルトラマンエックス>ウルトラマンエックス(登場キャラクター)]]}
・&bold(){[[ウルトラマンオーブ>ウルトラマンオーブ(登場キャラクター)]]}
・&bold(){[[ウルトラマンジード>ウルトラマンジード(登場キャラクター)]]}
・&bold(){[[ウルトラマンロッソ]]}
・&bold(){[[ウルトラマンブル]]}
第1話に登場した「ニュージェネレーションヒーローズ」と呼ばれるウルトラマン達。
トレギアを追い詰めたが罠に掛かってしまい、駆け付けたトライスクワッドにそれぞれの力の一部をブレスレットとして授けた((後に映画『ニュージェネクライマックス』にて、ブレスレットは一種の保険であり、本人達へ返却する事で失われた変身能力を復活させられる事が判明した。))。
&font(l){前作で留学へと旅立ったウルトラマンブルことイサミは人使いの荒い兄、ロッソことカツミからLINEで呼び出されたらしい((湊イサミ役の小池亮介氏がTwitter上で市野監督との掛け合いの中で呟いたネタ。当然公式設定ではなく、実際の経緯は『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』で描かれている。))。}
・[[ウルトラマンジャック(と思われるウルトラマン)>帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)]]
第10話にて、かつて[[ナックル星人オデッサ>ナックル星人]]と戦った戦士として語られる。
見た目はジャックそのものだが、その正体は明言されていない。
夕日をバックにした姿とオデッサによる絵で登場しており、オデッサは「ああいうのを本当の夕映えって言うんだろうな」と語っている。
・&bold(){[[ウルトラマンゼロ]]}
第23話にて、ニセウルトラマンベリアル出現に苦戦するタイガの窮地を救ったウルトラマン。
トレギアの挑発にも動じないほど成長した戦士として描かれており、タイガに新アイテム・プラズマゼロレットを手渡した。
*本作初登場の怪獣
・&bold(){&color(dimgray,red){最凶獣 ヘルベロス}}
第1話に登場。宇宙でも名を馳せる凶悪な怪獣。
カッター状のエネルギー波「ヘルスラッシュ」が武器。
霧崎が地球に呼び寄せ、オークションに出されていた[[ゼガン>シャドー星人]]を倒すとタイガと対決。しかし、最終的にスプリームブラスターを浴びて爆散された。
・&bold(){&color(darkgoldenrod,darkslategray){毒炎怪獣 セグメゲル}}
第5話に登場。セゲル星人の侵略兵器で、セゲル星では「セグメゲル様」と呼ばれ、神格化されている。
口から吐く火炎「セゲルフレイム」には猛毒が含まれている他、その体液すらも猛毒という全身毒だらけの危険な怪獣。
召喚士のセゲル星人 葵によって呼び出され、トライスクワッドを毒で追い詰めた。
・&bold(){&color(mediumvioletred,black){悪夢魔獣 ナイトファング}}
第7話と第8話に登場。太古の昔、九頭流村に封印されていた魔獣。
邪悪な音波を操って人々に悪夢を見せ、そのエネルギーを糧とする。
・&bold(){&color(mediumblue,goldenrod){水異怪獣 マジャッパ}}
第9話に登場。水獣の守り人と呼ばれる宇宙人に封印されていた。
マジャッパ芳香は良い香りがするが、相手を痺れさせる効果がある。
[[水ノ魔王獣>魔王獣(ウルトラ怪獣)]] [[マガジャッパ]]の元となった怪獣とされる。
・&bold(){[[&color(darkorange,dimgray){惑星守護神 ギガデロス}>ギガデロス]]}
第14話に登場。元々は宇宙人科学者イルトが開発したロボット。
霧崎ことトレギアによって憎しみの感情を埋め込まれてしまい暴走し、本来は守るはずだった惑星を滅ぼした事もある。
フーマの七星光波手裏剣、タイガのストリウムブラスターですら吸収して分身する能力を持ち、タイガを苦しめた。
しかし霧崎がナイトファングリングを使うように仕向け、リングの効果で分身能力が解除されると形勢逆転。
更にイルトの遠隔操作でシャットダウンされ、最終的にフォトンアースのオーラムストリウムを浴びて破壊された。
・&bold(){[[&color(black,firebrick){雷撃獣神 ゴロサンダー}>ゴロサンダー]]}
第18話に登場。
間抜けな見た目と違って姿を見た者は死ぬと宇宙で恐れられており、ゴロン棒という雷を轟かせる棍棒を武器にトライスクワッドを苦しめた。
最終的にトライストリウムのタイタスバーニングハンマーの鉄槌を受け倒された。
・&bold(){[[&color(crimson,palevioletred){宇宙爆蝕怪獣 ウーラー}>ウーラー(ウルトラ怪獣)]]}
第24話と第25話に登場。
とある文明の発達した惑星が出し続けた廃棄物(=ゴミ)が化学反応を起こした結果偶発的に誕生した、無限の食欲を持つ疑似生命体。
トレギアの計画によって地球に襲来し、地球を食い尽くそうとするが、トライスクワッドとE.G.I.S.、ヴィラン・ギルドの協力によって空腹を満たされて倒された。
・[[&bold(){&color(darkred,royalblue){邪神魔獣グリムド}}>グリムド]]
映画『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』に登場する怪獣。
ウルトラマントレギアの肉体に宿る、「その名前を口にしただけで呪われる」と宇宙人に恐れられている邪悪な怪獣。
宇宙遺跡ボルヘスの墓場に封じられていたが、封じられてもなお悪夢や創作家へのインスピレーションとして現世に干渉していたらしい。
*各エピソード及び登場怪獣・宇宙人
今作では『R/B』まであったエンディング後のミニコーナー(いわゆる歴代ウルトラ戦士/今週の怪獣・宇宙人紹介コーナー)が存在しない分、本編の尺が若干増えている。
「登場怪獣」「登場宇宙人」の欄で&color(red){赤文字}になっている者はそのエピソードでのメインを務める怪獣ということを表している。
ウルトラマントレギアは「登場宇宙人」の欄に分類。
また、ガワ(着ぐるみ)が登場しない宇宙人(所謂ヒューマノイドタイプ)は、一部例外を除き基本的にここでは記載しない。
|MIDDLE:話数|タイトル|登場怪獣|登場宇宙人|ゲストウルトラマン|脚本|監督|
|第0話|『ウルトラマンタイガ物語』|||&bold(){[[ウルトラマンタロウ]]}|足木淳一郎(構成)|中山剛平(演出)|
|第1話|『バディゴー!』|&color(red){最凶獣 &bold(){ヘルベロス}}&br()[[若親怪獣 &bold(){ヤングマザーザンドリアス}>ザンドリアス]]&br()雛怪獣 &bold(){ベビーザンドリアス}&br()[[時空破壊神 &bold(){ゼガン}>シャドー星人]]|[[&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}>ウルトラマントレギア]]&br()[[サーベル暴君 &bold(){マグマ星人}>マグマ星人]]&br()宇宙怪人 &bold(){セミ人間}&br()昆虫宇宙人 &bold(){クカラッチ星人}&br()宇宙商人 &bold(){マーキンド星人}|&bold(){[[ウルトラマンタロウ]]}&br()[[&bold(){ウルトラマンギンガ}>ウルトラマンギンガ(登場キャラクター)]]&br()&bold(){[[ウルトラマンビクトリー]]}&br()[[&bold(){ウルトラマンエックス}>ウルトラマンエックス(登場キャラクター)]]&br()[[&bold(){ウルトラマンオーブ}>ウルトラマンオーブ(登場キャラクター)]]&br()[[&bold(){ウルトラマンジード}>ウルトラマンジード(登場キャラクター)]]&br()&bold(){[[ウルトラマンロッソ]]}&br()&bold(){[[ウルトラマンブル]]}|林壮太郎|市野龍一&br()神谷誠(特技監督)|
|第2話|『トレギア』|[[&color(red){海獣 &bold(){キングゲスラ}}>ゲスラ]]&br()(幼海獣 &bold(){チビスケ})|&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}&br()[[電波怪人 &bold(){レキューム人}>ケムール人#id_bf126ca3]]&br()宇宙商人 &bold(){マーキンド星人}||中野貴雄|~|
|第3話|『星の復讐者』|[[&color(red){シビルジャッジメンター &bold(){ギャラクトロンMK2}}>ギャラクトロンMK2]]|&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}||林壮太郎|~|
|第4話|『群狼の挽歌』|[[&color(red){奇機械怪獣 &bold(){デアボリック(MB)}}>デアボリック]]|&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}&br()変身怪人 &bold(){ゼットン星人ゾリン}&br()健啖宇宙人 &bold(){ファントン星人}&br()憑依宇宙人 &bold(){サーペント星人}&br()&bold(){ガルメス人}||中野貴雄|[[田口清隆]]|
|第5話|『きみの決める未来』|&color(red){毒炎怪獣 &bold(){セグメゲル}}|||皐月彩|~|
|第6話|『円盤が来ない』||[[&color(red){宇宙ヒットマン &bold(){ガピヤ星人アベル}}>ガピヤ星人アベル]]&br()&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}&br()星人遺族 &bold(){セミ少女}&br()[[&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){サイケ宇宙人 &bold(){ペロリンガ星人}}}>ペロリンガ星人]]||足木淳一郎|~|
|第7話|『魔の山へ!!』|悪夢魔獣 &bold(){ナイトファング}|[[&color(red){暗黒星人 &bold(){ババルウ星人}}>ババルウ星人]]&br()[[集団宇宙人 &bold(){フック星人}>フック星人]]||林壮太郎|神谷誠|
|第8話|『悪魔を討て!』|&color(red){悪夢魔獣 &bold(){ナイトファング}}|&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}||~|~|
|第9話|『それぞれの今』|&color(red){水異怪獣 &bold(){マジャッパ}}|[[戦略星人 &bold(){キール星人}>キール星人(ウルトラシリーズ)]]&br()殺戮宇宙人 &bold(){ヒュプナス}||三浦有為子|武居正能|
|第10話|『夕映えの戦士』|[[用心棒怪獣 &bold(){ブラックキング}>ブラックキング]]|[[&color(red){暗殺宇宙人 &bold(){ナックル星人オデッサ}}>ナックル星人]]&br()&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}|&font(#0000ff,u){[[&bold(){&font(#ffffff){ウルトラマンジャック}}>帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)]]}|柳井祥緒|~|
|第11話|『星の魔法が消えた午後』|[[&color(red){地底怪獣 &bold(){パゴス}}>パゴス(ウルトラ怪獣)]]&br()[[吸血怪獣 &bold(){ギマイラ}>ギマイラ(ウルトラ怪獣)]]|宇宙怪人 &bold(){ゼラン星人オショロ}||小林弘利|辻󠄀本貴則|
|第12話|『それでも宇宙は夢を見る』|&color(red){吸血怪獣 &bold(){ギマイラ}}|宇宙怪人 &bold(){ゼラン星人オショロ}&br()&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}||~|~|
|第13話|『イージス超会議』|>|12話までの登場怪獣・宇宙人|ウルトラマンタロウ(回想)|足木淳一郎|越知靖|
|第14話|『護る力と闘う力』|[[&color(red){惑星守護神 &bold(){ギガデロス}}>ギガデロス]]|||勝冶京子|市野龍一|
|第15話|『キミの声が聞こえない』|[[培養合成獣 &bold(){スカルゴモラ}>スカルゴモラ]]|&bold(){&color(red,royalblue){ウルトラマントレギア}}&br()[[頭脳星人 &bold(){チブル星人マブゼ}>チブル星人]]||中野貴雄|~|
|第16話|『我らは一つ』|&color(red){最凶獣 &bold(){ヘルベロス}}&br()&color(red){悪夢魔獣 &bold(){ナイトファング}}|&bold(){&color(red,royalblue){ウルトラマントレギア}}|ウルトラマンタロウ(回想)|林壮太郎|武居正能|
|第17話|『ガーディアンエンジェル』|[[&color(red){熔鉄怪獣 &bold(){デマーガ}}>デマーガ]]|[[宇宙怪人>キングジョー]] &bold(){[[ペダン星人>キングジョー]]}&br()昆虫宇宙人 &bold(){クカラッチ星人}&br()&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}||柳井祥緒|~|
|第18話|『新しき世界のために』|[[宇宙怪獣 &bold(){ベムラー}>ベムラー]]&br()[[&color(red){宇宙恐竜 &bold(){ゼットン}}>ゼットン]]|[[触角宇宙人 &bold(){バット星人小森セイジ}>バット星人]]&br()[[変身怪人>エレキング]] &bold(){[[ピット星人水野ヒトミ>エレキング]]}&br()集団宇宙人 &bold(){フック星人}||足木淳一郎|辻本貴則|
|第19話|『雷撃を跳ね返せ!』|[[&color(red){雷撃獣神 &bold(){ゴロサンダー}}>ゴロサンダー]]|憑依宇宙人 &bold(){サーペント星人}&br()&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}||森江美咲|~|
|第20話|『砂のお城』|[[&color(red){大蟻超獣 &bold(){アリブンタ}}>超獣(ウルトラ怪獣)]]|[[宇宙帝王 &bold(){バド星人エル・レイ}>宇宙帝王 バド星人]]||中野貴雄|武居正能|
|第21話|『地球の友人』|[[&color(red){双頭怪獣 &bold(){パンドン}}>パンドン]]&br()宇宙恐竜 &bold(){ゼットン}|幽霊怪人 &bold(){ゴース星人}&br()&bold(){&color(black,royalblue){ウルトラマントレギア}}||小林弘利|~|
|第22話|『タッコングは謎だ』|&color(red){オイル怪獣 &bold(){タッコング}}&br()&color(red){凶猛怪獣 &bold(){ギーストロン}}|||柳井祥緒|辻本貴則|
|第23話|『激突!ウルトラビッグマッチ!』|[[&color(red){&bold(){ニセウルトラマンベリアル}}>ウルトラマンベリアル]]|[[凶悪宇宙人 &bold(){ザラブ星人}>ザラブ星人]]&br()[[反重力宇宙人 &bold(){ゴドラ星人}>ゴドラ星人]]&br()[[高速宇宙人 &bold(){スラン星人}>スラン星人]]&br()頭脳星人 &bold(){チブル星人マブゼ}&br()&bold(){&color(red,royalblue){ウルトラマントレギア}}|[[&bold(){ウルトラマンゼロ}>ウルトラマンゼロ]]|皐月彩|~|
|第24話|『私はピリカ』|[[&color(red){宇宙爆蝕怪獣 &bold(){ウーラー}}>ウーラー(ウルトラ怪獣)]]&br()シビルジャッジメンター &bold(){ギャラクトロンMK2}|サーベル暴君 &bold(){マグマ星人}&br()宇宙商人 &bold(){マーキンド星人}||中野貴雄|市野龍一|
|第25話|『バディ ステディ ゴー!』|&color(red){宇宙爆蝕怪獣 &bold(){ウーラー}}|サーベル暴君 &bold(){マグマ星人}&br()宇宙商人 &bold(){マーキンド星人}&br()変身怪人 &bold(){ピット星人}&br()&bold(){ガルメス人}&br()&bold(){&color(red,royalblue){ウルトラマントレギア}}||林壮太郎|~|
|特別編|『そしてタイガがここにいる』|>|第25話までの登場怪獣・宇宙人||池田遼(構成)|中山剛平(演出)|
//|第○話|『○○○』|&color(red){怪獣の別名と &bold(){名前}}|宇宙人の別名と &bold(){名前}||脚本家の名前|監督の名前|
//(↑エピソード追記用テンプレート)
*関連作品
各回の放送終了後にYouTube上で短編ボイスドラマ「[[トライスクワッド ボイスドラマ]]」が配信された。
『[[SSSS.GRIDMAN]]』でも行われた試みだが、ウルトラシリーズ本編では初めてとなる。
トライスクワッドの3人の過去や本編の裏でのエピソードが語られており、過去作品の後日談や補完となる回も存在する他、
エピソードによっては複数回にまたがっている長編エピソードとなる事もある。
一部エピソードには挿絵が存在し、デザイナーの後藤正行氏が担当している。
サウンドトラックにもオリジナルボイスドラマが収録されており『アイゼンボーグ』と関連する内容となっている。
その他、2019年9月29日からYouTubeで独占配信された『[[ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ]]』は『劇場版R/B』から本作第1話冒頭までに起きた物語とされている。
&font(l){『ウルトラゼロファイト』『ウルトラファイトビクトリー』『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』同様、別にニュージェネレーションヒーローズがだいぶくたびれた怪獣と戦う訳ではない。}
小説作品として、
[[超全集>超全集(てれびくんデラックス愛蔵版)]]にトレギアの過去を描く『[[トレギア物語/青い影]]』、テレビシリーズのBlu-ray BOXにヒロユキの過去を描いた『友は風の彼方に』、
『ニュージェネクライマックス』Blu-ray特装限定版には劇場版本編のその後を描いた『輝く風の朝に』が収録。
この手の作品には珍しく、EXPOのショーステージが正史に組み込まれており、トライスクワッドの結成譚となっている。
*余談
・本作はBlu-ray BOXの発売が放送開始直後に発表されたのだが、この時46年前の『タロウ』で主人公の[[東光太郎]]を演じた篠田三郎氏からコメントが寄せられた。&br()ウルトラシリーズが息の長いシリーズとして発展し、タロウの息子がテレビに出てくる事を「あの頃は夢にも思わなかった」と述べ、作品への応援の言葉を贈っている。
・Blu-ray BOX 2巻では篠田三郎氏と井上祐貴氏によるスペシャルな対談が収録されており、篠田氏もちゃんと『タイガ』に一通り目を通し、自身が出演した頃も思い返しながらコメントをしているらしい。
・タロウの息子の物語でありながら、当初はタロウを含めた昭和ウルトラシリーズとの繋がりを感じさせる要素が非常に少なく、主にボイスドラマで補完されていた。&br()しかし、一部エピソードの監督を務めた辻本貴則氏が物語後半で非常に気を遣っており、氏の担当回で昭和ウルトラシリーズや[[M78ワールド>M78ワールド(ウルトラシリーズ)]]に関連を持たせたり小ネタを散りばめたエピソードが多く描かれた。
#center(){&bold(){&color(orange,black){\カモン!/}}
&font(b,18){&color(red){追記・修正の編集者、Wiki籠もり!}}}
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&sizex(8){&bold(){作品やキャラクター、製作者などへの愚痴や文句、誹謗中傷や罵倒や批判、それらを肯定するコメントは禁止されています。&br()守られない場合コメント欄の撤去やIP規制といった処置がとられますのでご注意ください。}}
#openclose(show=▷ コメント欄){
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- コメント欄をリセット、警告を追加しました。 -- 名無しさん (2019-09-09 20:58:00)
- OPのナレーションだと「宇宙人が密かに地球で暮らしていることはあまり知られていない」といまだに言われてるけど、もうここまで連日事件が起こったら誰でも宇宙人が地球に潜伏してると考えるよなあ。メイツ星人やパラダイ星人のように宇宙人狩りが起こってもおかしくないかもしれない -- 名無しさん (2019-09-09 21:05:52)
- TLTno -- 名無しさん (2019-09-11 15:56:42)
- 失礼 TLTのMPみたいな組織があるかもしれないね -- 名無しさん (2019-09-11 15:57:26)
- メイツ星人みたいな事件が起こらなければいいが… -- 名無しさん (2019-09-14 19:22:24)
- ↑4 侵略宇宙人の潜伏は気付かれていると思うが、ホマレ先輩や小田さんみたいな基本的に無害な存在は知られていないって意味じゃね。 -- 名無しさん (2019-09-30 02:30:05)
- ギガデロス回から、怪獣登場シーンに名前のテロップを入れるというちょっと懐かしい演出が加わったな。80やマックスでもやってたやつ。 -- 名無しさん (2019-10-12 23:20:57)
- あと物語中の残された謎は「ピリカの正体」「トレギアの生い立ち」「タロウの行方」あたりだろうか? -- 名無しさん (2019-10-26 23:10:23)
- 前にタイガの代でまた闇堕ちウルトラマン出ちゃうんじゃ…って一人震えてたけど、ふと「ウルトラマンで最初にヒーローとしてメディアに登場した後に闇堕ちエンドになった奴っていたっけ?」と思った。まだ油断は出来ないけど。 -- 名無しさん (2019-10-31 11:01:28)
- 前回の話は危うくメイツ星人みたいになりそうだったけどハッピーエンドで終わってよかった…(パンドンはかわいそうだったけど) -- 名無しさん (2019-11-25 20:54:54)
- 宇宙関係者3人も束ねてトレギアの襲撃から2度も生還する社長チートすぎる -- 名無しさん (2019-12-14 13:10:57)
- キャストの突然の交代で脚本が変わったところが気になる -- 名無しさん (2019-12-15 18:09:25)
- すみません、どなたかヒロユキの項目にリンク張っていただけませんか? -- 名無しさん (2019-12-20 00:05:55)
- ディレクターズカット版が見たいな。トラスクの会話ごっそり削られているみたいだし -- 名無しさん (2019-12-20 00:06:34)
- 警告無視のコメントを削除 -- 名無しさん (2020-01-03 15:41:52)
- えぇ…作品やキャラクター、製作者などへの愚痴でも文句でも誹謗中傷でも罵倒でも批判でもなかっただろ。なんでもかんでも削除し過ぎじゃないか? -- 名無しさん (2020-01-03 16:08:00)
- ↑消した人がどう取ったのかは知らんけど、批判的な皮肉と取られても仕方の無い書き方ではあったと思う。何でも消しゃいいわけじゃないってのは同意だが -- 名無しさん (2020-01-03 16:16:43)
- ありゃりゃ… -- 名無しさん (2020-01-04 00:19:06)
- 22話のタッコングの別名が「オイル怪獣」からバット成人の「触覚宇宙人」になっているので編集可能な方直していただきたいです。 -- 名無しさん (2020-05-17 16:36:39)
- なんていうか…親父と同じくコメディ路線でいくか?と思ったら、むしろその真逆だったので当惑した。それでも地球人と宇宙人の共存関係を、より克明に描いていたのは好きだったけど。 -- 名無しさん (2020-06-22 21:35:57)
- 劇場版、8月7日に公開決定との事で -- 名無しさん (2020-07-07 20:50:45)
- 間違いなく過小評価されてる名作。そりゃ視聴者の望む展開ではなかったなら「期待外れ」ではあったのかもしれないが、それが駄作である理由にはならない。夕映えの戦士とか屈指の傑作回もあるし、OPの語りから始まる「共存」というストーリー全体のテーマはしっかり一本貫いてる -- 名無しさん (2020-07-31 09:58:54)
- 視聴者が望んでた(望んでしまった)のはウルトラマンタロウの息子の物語で製作側は一貫してウルトラマンタイガを中心としたトライスクワッドの物語を描いていたからその齟齬で評価されにくいのかなって思う。ちゃんとウルトラマンタイガの物語として観たらしっかり作り込まれてるし、面白い。 -- 名無しさん (2020-07-31 12:29:16)
- ゴロサンダーみたいなしれっと入るタロウ要素があればもっとウケたのかもね。製作陣は勝負しすぎたようだ。 -- 名無しさん (2020-07-31 12:55:00)
- ↑2 わざわざ「『タロウ』の息子の物語」って放送前のポスターにでかでかとキャッチコピーとして書いてるのに何故そんな方向性に舵を切ってしまったのか?って構成上の謎が最大のトゲって気がする -- 名無しさん (2020-07-31 13:25:06)
- ↑3 それはないと思う。というか三人ウルトラマン体勢なのに「ウルトラマンタイガの物語」しか書いてないならその方が問題じゃないかな。実際には(特に一クール目は)タイガの物語というよりイージスの物語だったし。 -- 名無しさん (2020-07-31 14:57:18)
- 結局のところタイガがタロウの息子である一番の理由ってのはトラスク内で負けないための箔付けってことだったんじゃないかなと、そこからキャラを組み立てていくのが悪いことだとは言わないけど -- 名無しさん (2020-07-31 21:52:19)
- キャスト交代に伴う再撮影の影響が結構大きかったのと製作側、スポンサー、視聴者で求めるものが違った結果としてちょっとちぐはぐな感じになってしまったのかなと思う。一見正統派に見えてニュージェネ内では特に異色作になったのは間違いないし物語としてやや煮詰めが甘かった所はあるけど駄作って程でもない。 -- 名無しさん (2020-08-03 23:05:25)
- ディレクターカット版で長尺でみたい作品だった -- 名無しさん (2020-08-09 17:36:59)
- 元からタロウの息子と2人のウルトラマンという軸で組み立てられたらしいね。 -- 名無しさん (2020-08-24 01:46:12)
- 宇宙人移民を現実の移民問題みたいに扱うのが受け付けなかった。宇宙人の存在すら公認されていない辺境までわざわざ来てなに被害者面してんの? としか思えなかった -- 名無しさん (2020-09-19 08:14:21)
- その辺は怪獣使いと少年のオマージュだと思う。監督帰マンファンだし。 -- 名無しさん (2020-09-19 08:53:04)
- 正直、タロウの息子の物語なのに帰りマン推しやオマージュの回ばっかりだったのはアレだったと思う せめてタイラントやテンペラー星人と対決させろや -- 名無しさん (2020-09-19 09:29:34)
- トライスクワッドはフュージョン路線から脱却しようとしたけどスポンサーの都合でできないから妥協点として出来たって印象がある -- 名無しさん (2020-09-27 18:39:13)
- 3人のウルトラマンがいる意味があまり無かったしただのフォームチェンジでいいし客寄せパンダ感は否めなかったな -- 名無しさん (2020-10-05 16:01:25)
- タイタスとフーマの変身者はホマレの方にした方が良かったかもな その方がタイガと差別化できたし ちょうど前作のルーブは毎回ウルトラマン二人で戦ってたんだし -- 名無しさん (2020-10-15 20:13:57)
- タイガ作中の年表ってボイスドラマ(それぞれのウルトラマンとしての始まり)、THE LIVE(トライスクワッド結成)、TV本編じゃん。これゼロで例えたらボイスドラマが銀河伝説でTHE LIVEがベリアル銀河帝国、TV本編がサーガあたりじゃん。視聴者は銀河伝説か銀河帝国あたりの話だと思ってたのにいきなりサーガ見せられたら、そらなんか「コレジャナイ」って反応になるわ。ジードがちゃんと銀河伝説あたりの話をやってたからなおさらに -- 名無しさん (2020-10-18 02:45:50)
- ↑タイタスやフーマの掘り下げや「それぞれ違う星のウルトラマン」って特色もボイスドラマやTHE LIVEがメインでTV本編ではあんまりやらなかったもんな アレはもったいないと思った -- 名無しさん (2020-10-20 04:23:14)
- その辺りの展開見ると販促ありきの番組製作から脱却して利益はイベントで回収するって方針だったのかな~って思わないでもない。結果としてはまぁ余り上手くはいかなかったけれど。 -- 名無しさん (2020-10-20 07:52:49)
- Zは完成度自体は高いけど、要素一つ一つを冷静に考えると実は代わり映えしなかったり過去キャラ頼りで新キャラを持て余してたりするし。特にルーブ以後、2クールは少ないって弱点がより顕著になってきてる。タイガは新要素つけすぎてそれがより目立つ感じ。 -- 名無しさん (2020-10-20 13:01:22)
- だからいっそもっと早く顔見世しちゃって、半年の再放送期間中の寸劇で色々掘り下げしとけば、ある程度解消されるんじゃないのかな。 -- 名無しさん (2020-10-20 13:05:45)
- ↑R/Bの映画でジードの代わりに顔出し客演しとけば良かったかもなあ -- 名無しさん (2020-10-21 14:18:29)
- 新要素モリモリでシリアスなストーリーにしたらあまり上手くいかなかったから次回作は従来路線に戻した、ってネクサス→マックスの時と同じ流れだよな 歴史は繰り返すというか学習しないというか… -- 名無しさん (2020-10-24 14:40:55)
- でもウルトラに限ったことじゃないが、成否は問わず時々は趣向の違うことしないといけない。ニュージェネの場合、扱いやすいからって安易にゼロとベリアル使いすぎたツケでマンネリと食傷が加速したって面もある。 -- 名無しさん (2020-10-25 14:05:07)
- いろいろと惜しかったと思う。タロウとの親子の絆やトレギアの掘り下げを本編でやっとけばもっと評価高かったはず。何が言いたいかと言うと尺不足 -- 名無しさん (2020-11-09 17:03:44)
- 4クールは円谷とテレ東の負担が辛そうだし、本編3クールと総集編1クールのグリッドマン方式がいまのところよさそう -- 名無しさん (2020-12-22 19:34:15)
- 警告あんのに全然守ってねえじゃん。好きな人もいるって考えないの? -- 名無しさん (2021-05-27 20:38:43)
- Wikipediaから丸写しの箇所を削除 -- 名無しさん (2021-12-16 16:07:56)
- タロウの息子だからって作風までタロウみたいにする必要なんかどこにもないわ。ゼロだって色々主役の作品あるけど別にセブンの作風と全く似てないし…というかタロウだってギャグやシュールな回だけじゃなくハードな回だってあるし -- 名無しさん (2023-10-25 19:44:59)
#comment
#areaedit(end)
}
2024-03-19T20:43:37+09:00
1710848617
-
エフラム(FE)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/14082.html
&font(#6495ED){登録日}:2009/10/12(月) 00:18:03
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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#center(){&color(mediumspringgreen){&bold(){&big(){俺を信じろ。俺は勝ち目のない戦いはしない。}}}}
&blankimg(エフラム.jpg,width=280,height=520)
#right(){出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、&br()(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS}
『[[ファイアーエムブレム 聖魔の光石]]』の主人公の一人。
CV:八代拓、加隈亜衣(幼少期)([[FEヒーローズ>ファイアーエムブレム ヒーローズ]])
クラス [[ロード>ロード(FE)]]→マスターロード
加入時レベル4
HP-23(80)+4
力-8(55)+2
技-9(55)+3
速さ-11(45)+2
幸運-8(50)
守備-7(35)+2
魔防-2(25)+5
体格-8+2
移動-5+2
属性-炎
槍-D
装備
レギンレイヴ
はがねのやり
とっこうやく
*◆概要
気高く、恐れを知らないルネス王国王子。双子の妹[[エイリーク>エイリーク(FE)]]とは正反対で武闘派タイプ。
正義感が強く凄まじいまでに行動的。王子としての気品もあるが、勉学は苦手。
よく部下の[[フォルデ>フォルデ(FE)]]とカイルと共に行動している。
フレリア王女[[ターナ>ターナ(FE)]]とその兄[[ヒーニアス>ヒーニアス(FE)]]とは幼なじみ。ターナからは支援Aにならずとも想いを寄せられている。
グラド帝国の皇子[[リオン>リオン(FE)]]とも幼なじみで親友である。
登場前はグラド帝国が侵略してきているために止む無く軍を率いて迎撃しに行き、大敗戦を喫して行方不明となっていた。
これは元々戦力差が大きかったことに加えて、後述の裏切りなど、エフラムが知る由のないいくつかの不利な要素も重なっていた為に当然の結果ではあった。
初登場の5章外伝では、敗戦後に残った自身も含むわずか四人で手薄になってるとはいえ敵の拠点を陥落させる。
更に仲間の一人であった[[オルソン>オルソン(FE)]]が実は以前から内通していた裏切り者だったため、
直後に敵軍の将[[ヴァルター>ヴァルター(FE)]]率いる大軍に完全包囲されるが、それすらも三人で突破するという実にアグレッシブな王子。
これらの作戦を行う際に「俺は勝ち目のない戦いはしない」と無謀ながら勝機を見出しており、その発言通り勝機を逃さぬ様に戦い抜いた。
8章途中からエイリークと合流し、その後エフラム編を選ぶと9章以降の主人公になる。
エフラム編では「女と見れば襲いかかるケダモノ」などと悪い風に認識されている(アメリア談)。
エイリーク編だと自分の部下をエイリークに回し、フレリア王国から借り受けた兵だけを率いて、
[[デュッセル>デュッセル(FE)]]の離反などの問題もあったとは言え、そのままグラド帝国を滅ぼしてしまうなど軍事面の才能が計り知れないことになっている。
後に戦争を引き起こした張本人を知り、その事実に苦悩する。
前述の通り正義感が強く行動的な性格だが、エイリークやリオンの心優しい性格を羨ましく思っているという一面もある。
戦争を愚かと思いながらも強さや戦いを欲する衝動が自身の内にあることを自覚しており、フォルデとの支援会話では出来のいい妹と比較されるのは辛いと漏らしている辺り、
自身の性格を否定的に見ている部分もあるようだ。
また、上記の立ち回りから常にハイリスクな奇策にばかり頼っていると思われがちだが
、あくまで絶体絶命に陥った際の起死回生の決意の顕れのようなもので、普段は寧ろ兵の損害を最小に抑える慎重な策をとっている。
戦争前は槍一本で大陸一の傭兵になるなどの発言もあったが、戦乱の中で徐々に次期ルネス王としての自覚が芽生えていく。
*◆性能
ユニットとしては史上初の槍専門ロードで、当初一部で[[ソルジャー>ソルジャー(FE)]]扱いされた珍事がある。
(ソルジャーは[[蒼炎>ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡]]まで味方ユニットで登場せず、強さもワーストクラスでザコ中のザコポジションが定位置だったためネタ化されたようだ。)
しかしその成長率は御覧の通り今迄のバランス型(笑)のロード連中は何だったんだと言いたくなるくらいの化け物レベルの数値が並び、
そのために魔防以外がカンストするのはザラ。
成長率だけみるなら文句なしに歴代主人公最強格であり、ちょっと育成を我慢してメティスの書を使ってやれば、唯一低い魔防も含めて更にバカスカ成長するようになる。
遭遇戦や[[闘技場>闘技場(FE)]]を利用しない場合は文句なしのエースとして大活躍する。
専用武器はレギンレイヴと「[[炎槍ジークムント>双聖器(FE)]]」。
レギンレイヴはレイピアの槍版。前作のヘクトルの専用武器ヴォルフバイルを全ての性能で上回る使い勝手の良さ。%%オルソンに持たせたまま裏切られるプレイヤーが続出したとか%%
炎槍ジークムントは補正込で威力24と双聖器で最高の威力で、同じ槍の双聖器のヴィドフニルよりも明らかに強く、
[[専用武器は非常に強力>ロイ(FE)]]である。支援効果も含めれば、''最大56もの攻撃力''を実現できる。
ただし、&bold(){本編を通常クリアする分には十分すぎる強さ}だが、&bold(){育成マニアからは渋い顔もされやすい}。
というのも上級職のマスターロードの上限値が、他の上級職に比べ低すぎて、最終的な強さではかなり見劣りするからである。
具体的には、あの[[エリウッド>エリウッド(FE)]]の「ロードナイト」から魔防が2下がった完全下位互換であり、
力こそやや高めだがそれ以外は並かそれ以下、特に速さの上限値24、魔法系並の守備23が致命的な欠点となっている。
とどめに余りの槍への拘り故にエリウッドと違い&bold(){槍しか持てない}。
剣槍二刀流のエリウッドですら劣化[[パラディン>ソシアルナイト/パラディン(FE)]]扱いだというのに
その剣すらないとかどうしろと…%%一応今作のパラディンも斧は持てなくなったが%%
つまり[[ヘクトル>ヘクトル(FE)]]すら遥かに超える成長率を誇り、ヘタレることはまずないが、伸び代はエリウッドよりも絶望的。
上限値の存在を気にして育てていると、なんというかもどかしさが爆発するタイプのユニットなのである。
同じ槍のみを極めた[[アメリア>アメリア(FE)]](新人兵士3)と上限を比較してみると…
||エフラム|アメリア|
|HP|60|60|
|力|27|&bold(){&color(red){28}}|
|技|26|&bold(){&color(red){30}}|
|速さ|24|&bold(){&color(red){29}}|
|幸運|30|30|
|守備|23|&bold(){&color(red){27}}|
|魔防|23|&bold(){&color(red){27}}|
|必殺||+15|
……&bold(){貫録の全敗}である。エフラムは泣いていい。
もっとも、彼女のこのクラスはこのゲームでも最強の一角なので流石に相手が悪いか。ではより一般的な相手と比較すると……、
||エフラム|ゼト|
|HP|60|60|
|力|&bold(){&color(red){27}}|25|
|技|26|26|
|速さ|24|24|
|幸運|30|30|
|守備|23|&bold(){&color(red){25}}|
|魔防|23|&bold(){&color(red){25}}|
|武器|槍のみ|剣・槍|
……&bold(){汎用職相手ですら合計値、装備ともに負けている。}まぁ力が若干上回ってるだけマシか、程度。
というか合計値に至っては非戦闘要員のレナックと3しか変わらない有様なのに何のスキルも専用補正も持っていない。
一応、先の専用武器が最後の砦だが、それも気軽に使えるものでもないので、カンストユニットが揃って来るとまず二軍落ちする。
一方、妹は専用武器が強い上に本人の上限値も[[ソードマスター>剣士/ソードマスター(FE)]]の上位互換である。
序盤での使いやすさを考慮しての差なのだろうか。
こんな兄貴だが後の完全チートな主人公である[[アイク>アイク(FE)]]に比べると、まだ制御がきいていて良いという意見も聞かれる。
対戦では他に場を譲るが、前述の通り通常の攻略においてはバランスブレイカーと言うほどではなく、それでいて非常に頼りになる兄貴である。
最良だとは言えないが、ゲーム的に見ればバランスが良いと言える。
やり込むにしてもユニットが成長しきるまでは彼を積極的に活用することで楽が出来るだろう。
とはいえ「むずかしい」のラグドゥ遺跡のやり込みも悠々とこなす程度の強さはあり、
支援をしっかり組んで専用装備を使い分ければ通信闘技場でのカンスト対決でも頑張れない事はない。極限まで上げた攻撃&必殺頼りの一発屋気味になってしまうが。
ラグドゥ遺跡や通信闘技場ではエフラムより上限値が高くても他の強クラスの影に埋もれているクラスも数多く存在するので、攻撃力特化とはいえ明確な強みがあるだけマシなのかもしれない。
ただ、北米版では&bold(){頼みの綱であるジークムントの威力が低下している}らしい。
…あくまでもやり込みではなく本編基準でのバランス調整ということだろうか?
*◆支援会話
フォルデ、カイル、[[デュッセル>デュッセル(FE)]]、エイリーク、ターナ、[[ラーチェル>ラーチェル(FE)]]、[[ミルラ>ミルラ(FE)]]。
優秀かつストーリーに食い込みやすいユニットが多いのが特徴。
ペアエンドがあるのはエイリーク、ターナ、ラーチェル、ミルラの4人で、ラーチェルとターナとは結婚する。
支援効果的にも相性の良い面子が多く、ペアエンド対象と支援を固めるだけでその爆発的な火力でむずかしいモードの上級職ザコを次々と粉砕してくれる。
エイリークとミルラとの会話ではロリコン、シスコン疑惑がある。
とは言え聖魔における彼の場合、シスコンは一般的な範疇からさほど脱している様子は見受けられない。
むしろエイリークのブラコンっぷりの方が際立っている。
戦争が始まる前はむしろヒーニアスと競い合うことが楽しかった感じが見受けられるなど、責務をブン投げて傭兵になりたい夢以外は健全な感じである。健全過ぎてターナはスネてしまう。
そしてミルラについては、&bold(){彼女に原因があると思われる。というか色々と攻め過ぎである。}
・ミルラ、支援Cにて
&font(#ff0000){「エフラムのこと……おにいちゃんって、呼んでもいいですか」}
・ミルラ、支援Bにて
&font(#ff0000){「だから……おにいちゃん。夜……一緒に寝てくれませんか?」}
・ミルラ、支援Aにて
&font(#ff0000){「とてもうれしかったです。ありがとう、お兄ちゃん……」}
…最早反則である。
恐らくデュッセルでさえイチコロだろう。
こんな有様ならそりゃイケイケ面で覚えてもらえるわけだ、うん。
ついでにお兄ちゃんと言っているミルラの方が、精神的に幼いだけで遥かに年上である。
また、支援Aでは彼女をルネスに住むよう進言し、彼女ともペアEDになるが、結局彼女はこの誘いを蹴り、樹海に帰ってしまう。
彼女を俗世に引き留められるのはサレフだけである。
なお、散々ライバル設定を押し出してるヒーニアスとは支援を組めない。
友情ペアEDもありうる関係だし支援効果的にもかなりおいしい相手なのに何故だ…。
*◆台詞
・&color(cyan){&bold(){兄上は……何処かへ行ってしまったりしないでください。どうか、ずっと……。}}&br()ああ、分かってる。何処へも行かないさ。俺がお前を放っておくはずないだろ?&br()&color(cyan){&bold(){兄上……。}}&br()お前の気持ちは、俺が一番よく分かっている。生れた時から……いや、生れるより前から……俺達二人は、ずっと一緒だったんだからな。&br()これからも……いつまでも一緒だ。
・騎馬戦闘の訓練は相当積んだ。俺は戦で有利になることはなんでも取り入れる性質だ。
・他の異界の王族は剣をよく使うようだが、俺は槍だ。槍は剣よりも強い。昔はこの槍で大陸一を目指していた。
・俺は強くなった、ようだな。自分でも力がみなぎっているのを感じる。だが、それだけでは駄目だ。&br()昔から……俺は強いと皆は褒めてくれた。そのことを誇らしく思っていた。だが、強さでは……守れないものもある。&br()強さは、傲慢さ。強いだけでは、人を倒し、屈服させ……人の気持ちが何も見えなくなる……俺はそのせいで……昔、友を失った。&br()だから俺は、強さだけでなく人を思う優しさも得なければならない。&br()お前といれば、それも学べるだろう。お前が俺と共にいてくれること……何よりも感謝している。
・リオン、俺は思うんだ。俺たちは、この世界に平和をもたらすためにアスク王国に召喚された。&br()しかし同時に…自分の新しい可能性を試すために、この世界に呼ばれたのではないか…ともな。&br()だから俺は、アスク王国一の傭兵になろうと思う。&br()&color(purple){&bold(){その結論に至るまでいろいろなものを飛ばしてしまっていない?}}
・エクラ、お前は数多の英雄を率いる力を持つ。それは、世界を揺るがすほどの強大な力だ。&br()お前は思ったことはないか? その力で、もっと強い敵と戦いたいと……妙なことを聞いたな。正直に言えば、俺にはある。&br()戦いを欲する衝動が……強くなるほど、戦ってみたくなる……俺の内にあるこの業は、到底王にふさわしいものではない。&br()民を守るべき王になると誓い、伝承の英雄などと謳われたところで……その器には遠い。&br()だが、それでも……俺は王になり、民を守る。俺の友が守ろうとした民も、すべての民を守り通す。&br()それが人の身で成し得ぬなら、人を越えた王となる。それが、俺の望みだ。
*◆[[ファイアーエムブレム 覚醒]]
他の過去作キャラ同様に魔符としてゲスト出演。
槍歩兵と言う点を再現するため、「英霊の魔符」の2と3で&bold(){[[ソルジャー>ソルジャー(FE)]]}として登場したのが最大のネタ要素。
自軍で使える彼の魔符には無料配信版と「[[光対闇 光編>光対闇 光編(FE)]]」をクリアすることで入手できる有料版とがある。
残念ながらどちらもソルジャーにはなれないが、それぞれ異なるレアスキルを所持する。
前者は本来[[マスターロード>ロード(FE)]]専用のスキルである「王の器」を持ち、「大盾」「太陽」等確率依存スキルの発動率が10%上がる。
後者は獣・アーマー系への特効を無効化する「覇王」を持ち、グレートナイトや[[ジェネラル>アーマーナイト/ジェネラル(FE)]]として戦う際に有用。
[[ファルコンナイト>ペガサスナイト]]のスキル「槍の達人」を期待する声もあったが、貰ったのはゼトの方であった。
ちなみに有料版のイラストを手掛けたのは『[[覇者の剣>アル(FE)]]』の作画も務めた山田孝太郎。
*◆[[ファイアーエムブレム エンゲージ]]
「青き風空の指輪」に宿る「聖魔の紋章士」としてエイリークとともに登場。
エイリークとエフラムが宿る「青き風空の指輪」は1つの指輪に2人の英雄が宿るという特徴を持っているが、
シナリオに絡むのはエイリークのみであり、エフラムは戦闘時の登場に留まるため、どちらかというと一個のキャラクターと言うよりエイリークのバトル演出に近しい状態。台詞も戦闘時の掛け声のみ。
DLCキャラの[[ヴェロニカ>ヴェロニカ(FE)]]が使用する「英雄召喚」でも他の紋章士と異なりエフラムは召喚不可。
どうにも設定的にもエフラムは表に出ることが難しいようで、エイリークとフランとの「絆会話」にてエイリークの口からエフラムは戦闘中にしか姿を現さないと語られている。
また、絆会話の中には「時々姿を見せるエイリークと似た雰囲気を持つ青年は誰か?」と尋ねられてエイリークがエフラムのことを説明するものが存在しており、ある種の謎の人物扱いされている。
一応、拠点内に仲間を配置して好きなポーズを取らせて写真を撮る「風景印画」では配置キャラにエフラムを選ぶことができる。
紋章士としての指輪の特徴は「[[エイリーク(FE)]]」の項目を参照されたい。
*◆[[ファイアーエムブレム ヒーローズ]]
#center(){&color(mediumspringgreen){&bold(){&big(){俺の戦はよく無茶だと言われたな……だが、一度も負けると思ったことはない。負けたこともな。}}}}
外伝での登場だがは&bold(){兄妹愛}がテーマらしく、エフラムは完全にシスコンと化している。
どのくらいシスコンかというとエイリークと深い愛情に結ばれていると言ったり、&bold(){その仲ゆえに妙な噂を立てられるほど}と自分で言うほどである。
ただ、後に追加された異伝によると、召喚主であるヴェロニカに「兄妹愛を示せ」と言われていた為の発言とのこと。
もっとも、堂々としすぎてエイリークが困惑するほどだったので、
やりすぎだったと言えなくもないが、エフラムならではの不器用さといったところか。
なおヒーローズのディレクターは&bold(){聖魔の光石のメインライター}だった前田耕平氏である。
現在は通常版が普通のガチャで、伝承の英雄版が期間限定ガチャで手に入る。
&blankimg(エフラム3.jpg,width=280,height=520)&blankimg(神装エフラム1.jpg,width=280,height=520)
#right(){出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、&br()(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS}
まずは通常版。イラストは麻谷知世氏。
下級職のロードで槍・歩行ユニット。
武器スキルはターン開始時、周囲1マスの味方の攻撃+3の『ジークムント』
Bスキルは戦闘後、敵の守備-7『守備封じ3』
Cスキルはターン開始時、周囲2マスの敵の守備-5『守備の威嚇3』
ステータスは攻撃と守備が高く、速さと魔防が低いという歩兵のわりにはかなり高いステータス。
初期から実装されている同じく神器持ちである赤属性のクロムと似た能力傾向である。
所有している『ジークムント』は味方にバフを撒ける優秀な武器だが、エフラム自身の鈍重な性能が高速型の環境についていけず、使用者は多くなかった。
しかし、スキル継承の実装で、一定のHP以上で攻撃された場合の反撃で必ず追撃が発生する『切り返し』を継承すれば低い速さとそれに伴う火力の低さを補うことが可能になる、
2017年12月のアップデートで錬成武器対象となった。味方の強化が+4へ増加した。
特殊錬成では『自分のHPが90%以上で攻撃した場合に絶対追撃』という、他に類を見ない強力な効果を付与できるようになるなど、
着実にエフラムに追い風が吹き始めている…と思われたが体力を削られた時点で効果が消えるリスクもあってあまり都合良く使えなかった。
しかし後述の2021年のアップデートで炎槍ジークムントの錬成によってこの効果を使う機会はほぼない。
2022年9月から神装英雄に抜擢。イラストは蓮水薫氏
同作品で抜擢したアメリア以来となる巨人の国ヨトゥン王国衣装。パワータイプの彼には最適である。
投票大戦「王子VS王女」にも参戦。
1回戦では暗夜王国のレオン王子を下し、準決勝ではイーリス聖王国のクロム王子と対決した。
このクロムとの対決は熾烈を極めており、投票数が追いついたり、追い抜かされたりとこの投票大戦一の激闘であった。
最終的にエフラムが勝利したが、これ決勝戦でよかったんじゃない?な対決だったため、二人のファンアートが増えた。
&blankimg(伝承エフラム1.jpg,width=280,height=520)
#right(){出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、&br()(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS}
2018年2月に火の伝承英雄としても参戦。こちらは属性こそ槍の青と同じだが、騎馬ユニットになっている。イラストは麻谷知世氏
武器スキルは攻撃+3
周囲2マス以内の敵と味方の数(自身と戦闘相手を除く)が同じか敵の数の方が多い時、絶対追撃『炎槍ジークムント』。
Aスキルは敵から攻撃された時、戦闘中、攻撃、守備+4『鬼神金剛の構え2』
Bスキルは戦闘中、奥義発動時、与えたダメージの30%自分を回復(太陽等の効果と重複)『太陽の腕輪』
Cスキルはターン開始時、周囲1マスの味方の守備+4(1ターン)『守備の鼓舞3』
周囲2マスの中にいる味方と敵の数を参照し、敵の方が味方よりも多ければ『絶対追撃』が付与されるという、速さが低いエフラムにはありがたいスキルを持つ。
ステータスは通常版と比べてHPと苦手の魔防が下がり、耐久面は落ちている。代わりに攻撃が倍増した。
さらにデフォルトで奥義スキルに『太陽』、Aスキルに攻撃された時に攻撃と守備が強化される『鬼神金剛の構え』、
Bスキルには固有スキルであり、奥義発動時に与えたダメージの30%を回復する(『天空』や『太陽』の場合、その回復効果に30%が上乗せされる)『太陽の腕輪』を持って来るので、
敵陣に一人突出 → 時折『太陽』と『太陽の腕輪』で回復しながら敵を反撃で返り討ち → 他の味方ユニット「もうあいつだけでいいんじゃないかな…」
なんて展開が(激化斧や魔導士がいない場合)&bold(){初期スキルを全て習得・装備させただけ}で発生する。&font(l){流石イケイケ王子}
また、Cスキルには『守備の鼓舞』を持つので、敵に苦手なタイプがいる場合は無理に突出させずに味方と足並みを揃えるのもアリ。
絶対追撃は発動しなくなるかもしれないが、元々高めの攻撃・守備に加えて『鬼神金剛の構え』もあるので、物理受けの壁役自体はしっかりこなしてくれる。
固有バフが存在する騎馬ユニット、かつ、猛威を振るっているシグルドや剣ラインハルトをあっさりと返り討ちにできるだけあって、
騎馬パーティーに投入しても活躍してくれるが、[[突然のダイムサンダ>ラインハルト(FE)]]や[[魔道軍将>セシリア(FE)]]などの闘技場でお馴染みの強力な魔法ユニットに弱いことには注意。
ちなみに、騎馬に乗った妹(赤魔)や緑マムクートとして実装された妹分(?)にも弱い。ある意味原作再現…なのか…?
2021年9月のアップデートで上方修正。
Aスキルは「攻撃守備の孤軍4」に変わった事で孤立する条件は増えたが戦闘中の攻撃と守備が強化。
専用Bスキルは「太陽の腕輪・承」。奥義で体力を回復出来なくなったが戦闘後、HPが10回復と奥義無しで回復可能になる。
近年実装された総選挙エイリークと同じく再移動【(2)】の効果とさらにキャンセル効果無効が付いたことで攻撃性能が大きく強化した。
同時に錬成武器にも選ばれた。
自分から攻撃するか孤立するだけで戦闘中、攻撃、守備+4かつ絶対追撃と厳しい人数条件が無くなった。
特殊錬成は自分のHPが25%以上の時は戦闘中、敵の攻撃、守備-5かつ敵の奥義カウント変動量+1と戦闘面で有利になる効果が加わった。通常版でも錬成しているとこの効果も得られる。
&blankimg(総選挙エフラム1.jpg,width=280,height=520)
#right(){出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、&br()(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS}
そして、第二回人気投票にて男性部門第二位に輝いたことから、一位の[[ヘクトル>ヘクトル(FE)]]、女性部門一位の[[セリカ>セリカ(FE)]]、二位の[[ヴェロニカ>ヴェロニカ(FE)]]と共に、総選挙Ver.も実装。
こちらはヘクトルのような斧(緑属性)の重装ユニットとして実装された。イラストはワダサチコ氏
武器スキルは自身が強化(応援、鼓舞等)または移動+1(重装の行軍、重装のブーツ等)の効果を受けている時、絶対追撃『ガルム』、
Aスキルに近距離攻撃のダメージを軽減する『近距離防御』、
Bスキルに条件を満たせば戦闘開始時に自分の奥義カウントを-1、敵の奥義カウントを+1する『奥義隊形』、
Cスキルに味方の重装ユニットと隣接していればターン開始時に自分と隣接重装ユニットの移動距離を+1する『重装の行軍』、
そして奥義スキル『竜裂』を持つ。
突出させることで(デフォルトのスキル構成の場合)真価を発揮する伝承版と異なり、総選挙版は味方と足並みを揃えることで真価を発揮するスキル構成になっており、
重装ユニットで揃えた重装パーティーに投入すれば、味方の進軍を補助しつつ敵の物理ユニットを返り討ちにしていく壁役として活躍してくれる。
通常版、伝承版と違ってそれなりに魔防も高いので、遠距離反撃を継承すれば魔法ユニットにも対応できるようになる。
その分の弱点は多く、移動+1はともかくデバフ変換だと一気に戦闘で弱くなってしまうのが欠点。速さ自体も遅い事は変わらず、追撃は出来ても相手から追撃もされる。
重装特攻や反撃(追撃)を封じられると大ダメージは確実でもらう。
2020年9月のアップデートで第二回の総選挙英雄の錬成武器に選ばれる。
有利な状態異常で効果が発動する条件へ変更。そして自分の追撃不可を無効の追加効果を得る。
特殊錬成は自分のHPが25%以上だと戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5かつ、ダメージを与えるとHPが7回復とさらなる耐久力上昇と有利な効果が加わる個性を習得した。
&blankimg(クリスマスエフラム1.jpg,width=280,height=520)&blankimg(クリスマスエフラム2.jpg,width=280,height=520)
#right(){出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、&br()(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS}
エイリークと共に2018年12月に登場したクリスマス超英雄。
総選挙版同様に重装でお馴染みのジークムントを持ってきた。&s(){クリスマスでなんて物騒な物を…}。
イラストは麻谷知世氏。
武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4『業槍ジークムント』
Aスキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、守備+6『攻撃守備の孤軍3』
Bスキルは自分から攻撃した時、絶対追撃、かつ自身の攻撃による奥義発動カウント変動量+1『攻撃隊形3』
Cスキルは周囲2マス以内の味方は、剣、槍、斧、竜の敵と戦闘時、守備、魔防+4『近距離警戒3』
まさに「俺に任せろ!」と言わんばかりの一人で強くなるタイプ。彼らしいと言えば彼らしいが。
スキルを見ると分かる通り、強化値は総選挙版を超える。条件は少し厳しいが頼りになってくれるはず。
攻めでも守りでも任せて欲しいとまるで彼の性格を象徴している。遠距離反撃を継承すると対応の幅を広めてくれるので相性が良い。
ステータスは総選挙版と比べて魔防がエフラムの中で一番得意で魔法ユニットには強め。逆に速さは23だけで一番遅い。
弱点は総選挙版と同様。しかし孤立する前提で考えると少し使い勝手が難しい。攻めると強いが守ると追撃が出来なくなる。迎撃隊形に継承させて壁役にする方が使いやすくなる。
2022年2月のアップデートで錬成武器に選ばれる。ジークムント系列の錬成は三回目になる。
孤立以外に敵のHPが75%以上の時でも発動可能と緩くなった。そして戦闘後にはHPが7回復する追加効果も得た。
特殊錬成は戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、敵の攻撃、守備-5。同じ条件で敵から攻撃された時、攻撃が敵より1以上高ければ、2回攻撃。
条件の緩和と戦闘中に弱らせながらHP回復や敵より攻撃が高いと二回攻撃も行えるこれでもかと新個性を獲得。
#center(){&color(mediumspringgreen){&bold(){&big(){俺はエフラム、ルネスの王子だ。こっちはリオン、グラドの皇子だ。よろしく頼む。。}}}}
&blankimg(比翼エフラム1.jpg,width=280,height=520)&blankimg(比翼エフラム2.jpg,width=280,height=520)
#right(){出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、&br()(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS}
2019年11月から新要素『&bold(){比翼英雄}』を引き下げて親友のリオンと一緒に登場。イラストは山田孝太郎氏。
通常版以来の下級職準拠で槍・歩行ユニット。
ボイスもしっかり二人別々で収録している。しかも比翼英雄((後の双界英雄も同じ。))だけが聞ける二人の会話も搭載。
武器スキルは重装、騎馬特効 攻撃+3
攻撃が敵より1以上高い時、または移動+1の効果を受けている時、絶対追撃『レギンレイヴ』
最初から所持するエフラム専用武器がここでようやく登場した。
Aスキルは攻撃が敵より1以上高い時、自身の攻撃による奥義発動カウント変動量+1かつ、ダメージ+5『剛剣4』
Bスキルは戦闘中、敵の攻撃、守備-3、かつ敵の攻撃、守備の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の+効果)『攻撃守備の凪3』
Cスキルは奇数ターン開始時、自分と周囲1マスの味方の攻撃+6 (1ターン)(周囲1マスに味方がいなくても自分は強化される)『攻撃の波・奇数3』
まさに武器、全スキルがエフラムらしい火力and火力で固められる。
二つの特攻がある対応力と攻撃が敵より上回るか移動+1を付けるだけで必ず追撃してくれるレギンレイヴの恩恵が大きい。
攻撃は58で今まで登場したエフラムの中で一番高くスキルが腐ることはない。
これだけでも十分強いがBスキルで戦闘中弱化+強化無効とCスキルの自己強化で相手に攻撃の差を付けさせず、戦闘を有利に進める。
さらには剛剣の強化版で固定ダメージも入るおまけ付き。
後者は効果が限られるので一番発動する前者が適任だろう。
比翼スキルは自分と周囲2マスの味方歩行、重装の移動+1(1ターン、重複しない)
騎馬と飛行は効果が付かないが機動力を補えてくれる重装はありがたいだろう。
通常版と似たステータス傾向か速さはやはり並程度で魔防も少し低い。
絶対追撃に頼るせいで見切り追撃で自慢の火力が抑えられてしまいがち。
そして追撃を封じる手段はないので速さの高いキャラでは被追撃はもらう。
2022年12月のアップデートでレギンレイヴの錬成が実装。&bold(){その中身はかなりぶっ飛んでいるものだった。}
錬成するとまず始めに自身が移動可能な地形を平地のように移動可能
もう一度言う「&font(b,160%){自身が移動可能な地形を平地のように移動可能}」
つまり歩行が林マスへ移動する際は本来1マスしか動けないところ平地マス扱いとして2マス平然と移動出来る代物で機動力を実質改善したもの。
そして戦闘中、攻撃が敵より1以上高い時、または自身が【有利な状態】を受けている時、絶対追撃
戦闘開始時、攻撃が敵より1以上高い時、または自身が【有利な状態】を受けている時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4
移動+1に拘らなくても有利な状態を付与しているだけで絶対追撃は行えてステータス強化も身に付けた。
特殊錬成は【有利な状態】を受けている時、【再移動(残り+1)】を発動可能
偶数ターン開始時、自身の移動+1(1ターン、重複しない)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、かつ自身が【有利な状態】を受けている時、敵は追撃不可
なんと有利な状態を付けていると再移動も出来て追撃を封じる新効果を得て移動+1は偶数ターンで補えて機動力の強化と武器スキルの効果を改善した。
ただこの比翼エフラムの実装は伝承英雄や超英雄ではない特別ガチャのみの期間限定ユニットという変な立ち位置であった。
これ以降、運営も難儀したようで比翼英雄を扱うのは超英雄だけに絞られた。
#center(){&color(mediumspringgreen){&bold(){&big(){鎧のまま泳ぐのも鍛錬になるかと思っていたんだが……ヒーニアスとターナに止められてな。}}}}
&blankimg(水着エフラム1.jpg,width=280,height=520)&blankimg(水着エフラム3.jpg,width=280,height=520)
23年6月には水着姿で参戦。イラストはn猫R氏。
緑属性の斧使いであり、騎馬ユニット。
休暇としてアスク王国の海に召喚されたが、海を新たな特訓場にしている。
外伝では去年実装されていた水着エイリークに浜辺の屋台に売っているかき氷を紹介された。
武器スキルは『蒼海割る裂帛の斧』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時、周囲1マス以内の味方が2体以下の時、自分に「移動+1」を付与(1ターン、重複しない)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら戦闘中、敵の攻撃、守備-6、自身の奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)、
最初に受けた攻撃のダメージを40%軽減する。
Aスキルに攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動後のマスが移動前と異なる時、
戦闘中、自分の攻撃、守備+6、さらに移動後のマスが移動前から○マス離れていれば、戦闘中、自分の攻撃、守備+○(最大4)
○が2以上の時、戦闘中、自分の攻撃、守備の弱化を無効にする『攻撃守備の激突4』
Bスキルは周囲1マス以内の味方が1体以下で自分から攻撃した時、敵は先制攻撃
周囲1マス以内の味方が1体以下の時、戦闘中、敵の攻撃、守備-4、
さらに攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動後のマスが移動前から○マス離れていれば、
戦闘中、敵の攻撃、守備-○(最大4)自分は2回攻撃、かつ戦闘中、自分の攻撃でダメージを与えた時、自分は、7回復『華日の腕輪』
Cスキルにはターン開始時、周囲1マス以内の味方が2体以下の時、自分の攻撃、守備+6、【再移動(1)】を付与(1ターン)
周囲1マス以内の味方が1体以下の時、戦闘中、攻撃、守備+3『攻撃守備の奮進』
まるでイケイケ主人公のように主に一人で戦う。
自分は戦闘中デバフやってから自分はバフで攻守共々に強化。より移動距離を伸ばしてるとさらに追加効果で有利に。
なによりBスキルが&bold(){敵に先制攻撃を強制発動する}ユニークすぎる効果が特徴。
自慢の固さを利用して奥義カウントを早める事に着手して後から撃破へと持ち込む。
しかし効果によってはデメリットへ動く場合も起きる。
先制攻撃させたとしても敵が奥義発動可能か軽減無効の効果では不利になるか倒される立場に。
ステータスも攻撃と守備共に高いのは一緒だが速さに至ってはエフラムの中で一番壊滅的。
つまり回避スキルを最大まで発動出来てしまい、思うほどダメージが与えられなくなる。
遠距離攻撃の対策もない、騎馬特攻など典型的な弱点もあってエフラムの中では一番多め。
俺は正しくない追記・修正はしない主義だ。
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#areaedit()
- エイリークが反則すぎる。移動7のうえに、ソードマスター男と女の良いとこ取りをした上限値をもっている。 -- sonicboy73 (2014-05-23 17:44:53)
- 数少ない槍ロード -- 名無しさん (2014-08-23 14:21:05)
- シラネ -- 名無しさん (2014-11-08 13:57:25)
- エイリーク編経由だと、他のエース級がある程度育った上での加入だから少し扱いづらいかな(それでも充分強いんだけど)。 -- 名無しさん (2015-01-14 15:33:31)
- 一応エイリークとの直接対決にはギリギリ勝てる だからどうした -- 名無しさん (2015-03-06 01:27:57)
- 誰だお前? -- 名無しさん (2015-04-03 14:24:07)
- 猪突猛進なところはアイクと通ずるところがある。 -- 名無しさん (2015-07-06 14:21:13)
- エフラムは仲間になる章で助けに行くまでに死にまくるから強い印象がこれっぽっちもない -- 名無しさん (2015-07-26 19:17:51)
- 驚くことは エンブレマーにとって こいつは話題性すらもない人 -- 名無しさん (2016-01-23 19:55:07)
- エイリークのが話題されてないような気がするが -- 名無しさん (2016-02-02 21:07:40)
- そろそろ弓主人公がでてもいい頃 -- 名無しさん (2016-03-31 19:22:02)
- 聖魔の難易度がもう少し高かったら序盤中盤は強かったのに…って感じの扱いされてたと思う。特に守備高い訳じゃないのに強狼なんかには確定追撃貰うし。 -- 名無しさん (2016-04-26 09:51:48)
- 妻が変わり果て現実を認めず味方を裏切ったまるでダメなどこかのオッサンをバッサリと一蹴するエフラムさん。 -- 名無しさん (2016-04-26 10:00:51)
- ↑そりゃ逃避行中に目の前で裏切り敢行されたらそうなるだろ。 それに君主として罪を裁かないのは仲間や配下に示しが付かないし… -- 名無しさん (2016-05-06 20:04:22)
- 序盤は頼りになるが終盤は伸びしろのなさが目立つっていう点でサザやクロムに通じるものがある。 -- 名無しさん (2016-05-06 20:24:37)
- それでもなんだかんだいって強い扱いされてるからマシだと思うが。クロムは性質上後ろにいたほうがいいといわれるし -- 名無しさん (2016-05-07 08:07:35)
- 限界値の低さからネガティブな言説も目立つけど稼ぎ等をしない通常プレイの範疇なら聖魔最強級のキャラだと思うよ。育成後前提の遺跡だと限界値の低さが目立ってくるが -- 名無しさん (2016-10-04 12:56:42)
- 成長率は高いのに上級クラスの性能が低いちぐはぐさ、そんなつもりじゃないんだろうがいじめかって思うよ。騎馬系になるのに移動7で武器は増えず必殺補正もスキルもなし限界値も低いって・・・ -- 名無しさん (2016-11-11 00:55:22)
- ↑8 FEじゃないけどホームズがいる。覇者の証は覇者の剣の間違いか -- 名無しさん (2016-12-14 12:58:33)
- なかなかのチート設定だよね 特にエイリーク編選んだ時はフレリアの兵借りてグラド落とすとかやってるし -- 名無しさん (2017-01-21 02:46:44)
- イケイケで武将としてはfeの中でも最強レベルなのに目立たない人 -- 名無しさん (2017-01-28 21:10:13)
- 限界値はともかく設定上は聖魔の仲間キャラで最強だろうな。聖魔にはカレルとかフォルカみたいな設定上は準ラスボスクラスに対抗できるような超大物はいないから。軍略に関しても多分歴代主人公でトップ。↑目立たない理由は低難易度で微妙な出来なうえに、共に第二世代FE屈指のバランスと名高い烈火と蒼炎に挟まれて封印以降で最も空気だからだ。ヒーローズで少しはマシになる。 -- 名無しさん (2017-02-14 07:28:29)
- 英雄総選挙で総合14位に入ってるのに目立たないって…テキトー言うなあ -- 名無しさん (2017-02-14 07:54:16)
- ヒーローズに出てきたから調べてみると、やはりシスコンなのか -- 名無しさん (2017-02-15 18:48:24)
- 妹は割とキケンな天然ブラコン 兄は健全なシスコンといったイメージだったんだけど・・・兄妹愛を連呼するような奴ではないような・・・ -- 名無しさん (2017-02-15 22:52:40)
- 確かに原作とは違うが、ガチめな兄妹愛ってのは全年齢向けじゃやり辛い世の中なのかもしれないな。セリユリも兄妹って完全に自覚してるし・・・ただまあ、キモいとか安易に言うのはやめなされ。 -- 名無しさん (2017-02-17 23:06:18)
- 主人公格で高成長率の癖に武器が1種類しか持てずに上限が低すぎるし姉妹に負けるとか情けないんよw -- 名無しさん (2017-03-01 10:29:16)
- 黙ってろサザwww -- 名無しさん (2017-03-03 23:26:14)
- 専用武器を持てば普通に強いし妹に勝てるだけ緑風よりマシ -- 名無しさん (2017-03-04 07:38:15)
- ヒーローズのは外伝に追加された異伝によるとヴェロニカに兄妹愛を見せてと脅迫されてああなった模様…批判を受けての後付けだろうな -- 名無しさん (2017-03-15 21:46:47)
- ↑異伝を後に出しただけで、もともとそういう設定だったんじゃない? ユーザーの意見なんてそうすぐに反映されるものでもないと思うし、すぐに後付けと決めつけるのはよくないと思う。 -- 名無しさん (2017-03-15 23:34:02)
- 違反コメントを削除 -- 名無しさん (2017-03-22 17:28:58)
- 先日ヒーローズで来てくれてアクアネキと -- 名無しさん (2017-05-27 21:15:24)
- ↑失礼 -- 名無しさん (2017-05-27 21:15:57)
- ヒーローズ、外伝関連はアレだけどホーム画面やタッチ時・☆5レベル40時の台詞は本当にかっこいいよ -- 名無しさん (2017-07-08 02:20:05)
- 設定的にはすごく無双ゲーに出てきてもおかしくなさそうな男。そうなったら買う動機になるかもしれん -- 名無しさん (2017-11-11 18:51:48)
- 兄弟愛関連はまあ置いといて俺は勝てない戦いは云々を逃げの台詞に使ったのは許さんよ -- 名無しさん (2018-02-11 02:02:50)
- ↑本編だとグラドに包囲された状況で側近の騎士達に不遜に言い放った凄くカッコいいセリフなんだけどねぇ。解釈の仕方を間違えてカッコ悪くなってしまったのが残念。 -- 名無しさん (2018-03-19 00:34:44)
- エフラムはたった四人で砦をどうやって守るつもりだったのだろう。4人じゃただの巨大な棺桶じゃね。feって割とご都合主義なところがあるから、そこに突っ込むべきではないのだろうか -- 名無しさん (2022-04-12 14:07:44)
- ↑かといって逃げ続けても近いうちに兵糧尽きて終わるという色々詰んでる状況なのが。 -- 名無しさん (2022-04-15 10:53:07)
- 主人公を二人選べるせいで影が薄くなってしまったんだよな。エフラムのストーリーは少年漫画系で結構面白いんだがエイリークから入って何だこれってなっちゃうのがもったいなかった。 -- 名無しさん (2023-07-05 11:56:20)
- 期待値は力29技31速さ29ととんでもない -- 名無しさん (2023-07-05 14:29:57)
- 終盤やや頼りなくても大活躍できる期間の方が長いし、その終盤も別専用武器やらで普通に使えるし総合的に見て聖魔最優秀ユニットと言って良いでしょう。そういう意味では暁のハールさんに近いかも知れない -- 名無しさん (2024-01-16 15:25:28)
- 上限はクソだけど輸送隊で半不死身だったり違う強さがある -- 名無しさん (2024-01-31 05:11:43)
- ガチガチの吟味、リセットプレイや通信闘技場だと評価は落ちるかも。それ以外だと余裕で最後までエース。初期からちょっとレベル上げるだけですぐエースになれるのがとても良い -- 名無しさん (2024-02-05 23:12:10)
#comment
#areaedit(end)
}
2024-03-19T20:43:00+09:00
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