○○ソウル(星のカービィ)

「○○ソウル(星のカービィ)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

○○ソウル(星のカービィ)」(2024/04/18 (木) 16:05:32) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2014/01/21 Tue 14:46:20 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 25 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&size(18){注意!}}} #center(){{&bold(){&size(18){この項目は&color(red){星のカービィシリーズ最新作}を含む、&br()各該当作品の核心に触れる&color(red){ネタバレ}があります!!}}}} #center(){&bold(){&size(18){それでも読みますか?}}} #center(){&bold(){&size(18){ →読む}}} #center(){&bold(){&size(18){[[読まない>こうかいしませんね?]]}}} #center(){&bold(){&size(18){容赦なくネタバレしますよ?}}} #center(){&bold(){&size(18){ →読む}}} #center(){&bold(){&size(18){[[読まない>こうかいしませんね?]]}}} #center(){&bold(){&size(18){&color(red){本当にいいんですね?}}}} #center(){&bold(){&size(18){ →読む}}} #center(){&bold(){&size(18){[[読まない>こうかいしませんね?]]}}} #center(){&size(20){&color(red){&font(b){こ   う   か   い   し   ま   せ   ん   ね  ?}}}} #center(){&bold(){&size(18){→それでも読む!}}} #center(){&bold(){&size(18){[[やっぱり読まない・・・>こうかいしませんね?]]}}} ○○ソウルとは、[[星のカービィシリーズ]]におけるラスボスのくくりの一つである。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *●概要 主に一部のラスボスが有している形態、および名称。 いわゆる強化ラスボス(裏ボス)と言えばそれまでだが、その前の形態や元の姿と明らかに雰囲気が違っていたり、妙に特殊な設定を背負っていることが多い。 差異こそあるものの、だいたい以下のような特徴が見られる。 ・前形態のビジュアルが魔法使い的な要素を含んでいる(含まない場合もある) ・戦いの舞台が異次元空間もしくは幻想的な空間 ・戦闘でも(特に第1形態が)魔法かそれに準じた特殊能力を行使する ・攻撃パターンをある程度シェア、ないしアレンジした上で流用している ・&font(b){グロい、または怖い}(ものによって強弱の差あり) 特に5番目はビジュアル上のインパクトがかなり大きく、常々ファンの間で語り草となりやすい。 設定も外見も基本シンプルにまとめているカービィシリーズの一昔前には無かった異質さとともに、後述の解説のようにあえて複雑さを垣間見せているキャラクター性はなかなかに浮いている。 ある意味[[黒い任天堂]]、もとい黒いHAL研の一端である。 現時点でソウルの名を冠するラスボスは7体。 戦闘中にポーズをかけると、そのキャラクターについて解説した「スペシャルページ」という形でヒントがわかるものの、どうあがいても存在自体がネタバレなのでそれ以外に公式からの情報提供は基本少ない。 まあ今に始まった事ではないのだが、シリーズの中でもひときわ厨二…もとい目を引く設定であることは確かである。 真面目に考察してみるなり%%フロム脳を全力で働かせるなり%%するのも一興だろう。 *●ソウル系のラスボス一覧 項目のあるキャラクターの詳細はそちらを参照。 なお、公式情報の少なさゆえに一部考察を交えていることをご了承いただきたい。 **[[ドロシア ソウル(ドロシア)>ドロシア(星のカービィ)]] #center(){ &font(i){絵画世界を支配する ドロシア!} &font(i){最後の戦いが ついに始まる!!} } 『[[タッチ!カービィ]]』に登場。 最初にソウルの名を冠したラスボスであるが、唯一隠しボスではない。 「名も無き絵画が意思を持ち、魔女として実体化した」という生い立ちが語られている。 現実世界を妬み、全てを絵画に変えるという目的も、征服目的の他のラスボス(マター族、マルク等)と比べると異端。 が、同時に持っていた「魔法の絵筆」を落としたがためにカービィ(とプレイヤー)の反撃を許してしまうドジっ子な一面も。 第1形態「ドロシア ソーサレス」からの連戦となる(体力は全快する)。 このドロシア、第1形態が可愛らしい声の魔女なのに対し、第2形態は #center(){&bold(){ドロドロの絵の具が球状に凝り固まった5つ目のバケモノ}} というシンプルながら&color(red){子供を泣かせる気満々}のデザインで、あっという間にゼロとタメを張れる怖い・グロいラスボスとして有名になった。 悲鳴のような奇声がまたおぞましく、BGMもタチカビのサイケデリックぽさが全開と視覚・聴覚両方によろしくない奴である。 ソウル化へ至る展開も変に後押ししている感が否めない。 ソーサレス撃破 ↓ 「[[やったか!?]]」(やってない) ↓ 狂ったように笑いながらホワイトアウト ↓ 笑い声が徐々に&color(blue){おぞましい奇声へ変わる} ↓ &color(red){&font(b){「ア゙ア゙ァァァァァァァァ!」}} ↓ 「[[なんだよこの展開…]]」 見た目だけでなく、行動内容にも明らかな傾向の違いが見られる。 ソーサレス形態がバリアを張り、描いたものを実体化させるなど自身の能力を活かして戦う知的さを感じるのに対し、ソウル形態は度々絶叫し、自身の体で押しつぶすかと思えばカッターで切り刻み、果ては炎に包まれながら突撃するなど、全体的に荒々しさが目立つ。 この事から、確実にソーサレス形態よりも理性が失われている節がうかがえる。 が、タッチ攻撃が届かない画面奥に陣取るずる賢さを見せ、新たにテレポート能力を有している辺り、完全に暴走している訳ではない模様。 最初のソウル系ボスという事もあってか、後のソウル系ラスボス達へ伝統的に引き継がれることになる攻撃が多い。 例えば、体を分裂させて雨のごとく降り注ぐ「スプラッシュ ラッシュ」や、 前述した燃える火の玉と化す「デッドリー サン」など。 倒された後は額縁の中へ還り、絵画ごと砕け散って光に消えた。 **[[マルクソウル(マルク)>マルク(星のカービィ)]] #center(){ &font(i){&font(#ff0000){ノヴァ}の力を&font(#008cff){きゅうしゅうし、}} &font(i){&font(#ff0000){きょあく}のたましいが&font(#008cff){よみがえる…}} &font(i){ほんとにほんとの&font(#ff0000){ファイナルバトル}だ!} } 『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス>星のカービィ スーパーデラックス]]』の「[[真・格闘王への道>格闘王への道(星のカービィ)]]」に登場。 月と太陽をケンカさせ、カービィを利用してポップスター征服まであと一歩の所へこぎつけた策士。 「銀河にねがいを」でカービィとの決戦に破れ、最後はノヴァもろとも爆発した。 …ここまでがオリジナル版の結末である。 リメイク版の本作では、そのあと宇宙を漂っていたところで周辺のノヴァの残骸を吸収し、復活を果たした。 スペシャルページで「&font(b){巨悪の魂がよみがえる}」と形容されている事から、&color(red){あの戦いの後に一度死んでいた}という解釈も出来る。(宇宙を漂っていたマルクも、生気を感じさせない色をしていた) いずれにせよ、ドロシアと違ってアンデッドじみた存在であることには変わりない。 ソウル形態はひとたびご対面すれば声・ビジュアル共に、別の意味で原型とかけ離れたキモさが際立つ。 全体的に背景も含め毒々しいカラーリング、おぞましい声、何よりイっちゃってる風の顔が余計に怖さを引き立てている。 しかも倒したら倒したで、今度は #center(){&font(b){&color(red){断末魔の悲鳴を上げながら体が真っ二つに裂けて爆散する}}} というド級の爆弾を用意しているのだからタチが悪い。 よもや往年の名作のラスボスがこんな変貌を見せるとは、オリジナル版のプレイヤー達の誰が予想できただろうか… 「真・格闘王への道」の、そしてゲーム全体の真のラスボスとして相手を務める。 ゲーム的に言えば、元となったマルクのグラ違い(強化版)という趣が強い。 攻撃面でもマルクの技を強化したものが多い一方で、ドロシアから引き継ぎアレンジした「スプラッシュマルク」「デッドリーボウル」が新技として追加されている。(ちなみにマルクの時点からある「シューター カッター」は、オリジナル版で無名だったが今作でドロシアから名称を逆輸入している) 前述の断末魔はグロさ以上に&bold(){時間がまだ止まっていない}のがタイムアタック最大の問題。 ここでロスする分を計算してそれまでのボスを素早く倒さないとレコード更新は予想以上に大変である。 **[[マホロア ソウル>マホロアEX/マホロアソウル]]([[マホロア>マホロア(星のカービィ)]]) #center(){ &font(i){クラウンのもつ&font(#ff7800){むげんの力}に } &font(i){しはい された、かなしきすがた… } &font(i){もはや かれがクラウン そのもの。 } &font(i){&font(#ff7800){ぞうお}と&font(#ff7800){しゅうねん}に とらわれた} &font(i){&font(#ff7800){マホロアの たましい}を、ときはなて!} &font(i){限界をこえた 戦いによって} &font(i){あふれ続ける &font(#ff7800){無限のチカラ}に 支配された} &font(i){悲しき姿… かつて クラウンを 手にしてきた、} &font(i){覇王たちの &font(#ff7800){憎悪}と &font(#ff7800){執念}に とらわれた、} &font(i){&font(#ff7800){マホロアの魂}を いま… 解きはなて!} } 『[[星のカービィWii]]』『星のカービィWiiデラックス』の「真・格闘王への道」と、エクストラモード&b(){本編に}、それぞれラスボスとして登場。 マルクに続きカービィ達を騙して宇宙征服への野望を実現しかけた策士で、手始めにポップスターを侵略しようとした。 ドロシアソウルと同じく本編内に登場するソウル系ラスボスであり、マホロアEXの第2形態でこの名前に変わる。 それもそのはず、戦いの過程で&color(red){生ける者とは思えない}ぐらいの変貌を遂げているのだから。 頭の[[マスタークラウン>マスタークラウン(星のカービィ)]]はより禍々しい形状になり、体は毒々しいくすんだ緑色、目に至っては真っ白で生気を感じさせない。 口の中の目玉はマホロア(第2形態)だと後半戦、それも特定の攻撃時にしか表れなかったが、こっちは戦闘開始時から出現済み、しかも意思を持つかのようにギョロギョロ動く。 当のマホロアは、マスタークラウンの持つ無限のチカラに支配されて魂を飲み込まれてしまっており、スペシャルページでは「もはや彼がクラウンそのもの」と記述されている。 リメイク版ではその後の展開など(後述)を踏まえてか、この記述は削除されている。 また、「憎悪と執念に捕らわれた~」という興味深い一文が見られる。 オリジナルの時点では、彼の過去や思想に起因するものか、それともカービィに対する憎しみと絶対に倒したいという願望によるものか、幾らでも想像の余地はあるが憶測の域は出ていなかった。そしてデラックス版より「クラウンを手に入れた歴代の覇王達の憎悪と執念」であった事が判明した。 第1形態共々、ノーマルモードのラスボスであるマホロア(両形態)の強化版というニュアンスが強く、 攻撃面でソウル系のそれを引き継いでいるものはキルニードル(しかもソーサレスの技)ぐらいで、むしろ極太ビームをぶっ放すマホロア砲や超威力のブラックホール等、技のネーミングも含めてマルクの要素をマホロアにあわせ発展したようなものが多い。(ドロシアソウル固有だった攻撃パターンは、ソウル系と何の関係もないボスキャラ「グランドローパー(EX)」が引き継いでいる) その代わり、カービィの切り札とも言えたスーパー能力を難なく自分のモノにし、空間を利用した技も使いこなすなど、戦闘能力とスケールの大きさは歴代で一、二を争えるものがある。 倒すとノーマルモード同様に元のマホロアの姿へ戻り、クラウンが砕け散った後に消滅するが、その際に&font(b){「カァァァビィィィィィィィィ……!!」}と聞こえるような絶叫をしている。 断末魔の間際、どんな思いで彼はカービィの名を叫んだのだろうか。 後にハル研の石田聡により「(消滅せずに)消息不明になったものの、時空を越える異空間で迷いながら、どこかの出口から脱出できた」事が判明したが、この事実を発表した石田氏がエクストラモードまで考慮に入れていたかは不明。 ただし、それに至る経緯が『デラックス』の新モード「[[マホロアエピローグ 異空をかける旅人]]」にて描かれるようになり、またそのOPムービーではマホロアソウルが撃破される映像が使われていたため、&bold(){なんとソウル系唯一の明確な生還者}なのが確定することとなった((マルクもソウル化後に生還してドリームフレンズになったと思われるが、そもそも真格闘王限定のソウル化やドリームフレンズの存在が正史であるかは確定していない))。 #openclose(show=更なるネタバレ注意!){ #center(){ &font(i){隻眼のローレルリースは &font(#ff7800){食いこみ続け…}} &font(i){&font(#ff7800){力とひきかえに} したたる &font(#ff7800){ソウルを啜り続け…}} &font(i){自我さえ うばう、まさに &font(#ff7800){支配の冠}だった。} &font(i){いまわしい この悪夢から 彼を解き放ち、} &font(i){また 手をつなぎ、&font(#ff7800){友達に… なっちゃおう!}} } リメイク版の「真 格闘王への道」に登場するマホロアソウルは、&bold(){&color(red){リメイク前やエクストラモードに登場する個体とは比べ物にならないほどに強化されている。}}技自体が大幅に強化されていることに加え、中には&bold(){凶悪な初見殺し}も含まれるため、初見プレイでの苦戦は必至。また、前述した&font(b){「カァァァビィィィィィィィィ……!!」}と聞こえるような絶叫も、サウンドルームにて実際にそう叫んでいることが示唆された。 詳細は[[こちらの項目>マホロアEX/マホロアソウル]]を参照。 } **セクトニア ソウル([[クィン・セクトニア]]) #center(){ &font(i){&font(#ff0000){タランザのおくる} ささげものは、言葉は、} &font(i){かのじょには&font(#ff0000){もう とどかない。}すべてを} &font(i){うしない ぼう走する かつて女王であった} &font(i){&font(#ff0000){悲そうな むくろ …。}世界をとりこみ なお美に} &font(i){しゅうちゃくする かのじょに、&font(#ff0000){とわなる …ねむりを!}} } 『[[星のカービィ トリプルデラックス]]』の「真・格闘王への道」のみに登場。 やはり前2体と同じく、ストーリーモードの最終ボス、クィン・セクトニア(第二形態)の強化版である。 クィン・セクトニアは物語の真の黒幕にして、ドロシアの次に明確に&font(violet){女性}と断定されたラスボス。 昔から[[浮遊大陸フロラルド]]に君臨し、民を苦しめてきた絶世独立の独裁者。 しもべのタランザに下界の勇者を連れて来させ、下界の支配を企んだが、 タランザが人違いを起こすわろくに結果を出せないわで憤慨、「使えぬ愚か者」と切り捨て自らカービィに手を下した。 彼女の一族は[[どこかの一族>ダークマター族(星のカービィ)]]のように昔から他者に寄生し、乗り移る能力があるらしい。 元々第二形態はセクトニアが巨大なワールドツリーと一体化したことで誕生、桃色の花にセクトニアの頭部と翅(蜂のそれ)が融合した、美しくも異様な姿をしている。 美に執着して心を歪めた、実に彼女らしい意匠である。 ストーリーモードにおいては、後半戦で「きせきの実」を吸い込んだビッグバンカービィによって滅ぼされた。 が、真・格闘王への道ではボロボロの姿(モデリング上は既にソウル形態となっているようにも見える)の彼女が、目の前に浮かぶ4つの「きせきの実」を喰らいつくしたことでソウル化。 全体的に青っぽいカラーリングで、花弁や翅の意匠が異なる点を除けば意外にも原型の姿を維持しており綺麗。 他のグロかったりキモかったりする連中とはエライ違いである。 カービィのすいこみをビッグバンすいこみに強化するほどの力を持つきせきの実。 そんな代物を4つも取り込んだ結果、息絶えた者がよみがえるという「きせき」は起きた。 しかし、その代償として我を忘れてしまい、変わり果てたセクトニアはなおも狂い続ける。 暴走を始めるかつて女王であったモノを止めるため、下界の勇者は再び彼女に立ち向かう。 スペシャルページでは「悲壮な骸」と形容され、&color(blue){血色を感じさせない青い体色}や&color(red){血が溜まったかのように赤く濁った目}が生気のなさを醸し出している。 これは即ち、ソウル系に属するラスボス達が「アンデッドと同義の存在である」ことをいよいよ決定付けており、今まで以上に踏み込んだ表現をしていることがうかがえる。((ドロシア、星の夢は厳密な成り立ちが違うので、これに当てはまるかは一考を要するが…)) 例に漏れず、ストーリーモードの時より攻撃が苛烈。 しかしマホロアソウル同様、これまた過去のソウル系を意識した攻撃が非常に少ない。 一応、新たにトゲトゲの根っこで突き刺す「ヴァインヴァインド」も会得しており、ある意味キルニードルの発展と呼べなくもない。 が、真に恐ろしいのは撃破した後。 なんとワールドツリーから分離して首から上と翅だけの姿となり、格闘王への道では省かれたまさかの後半戦にそのまま突入。 ストーリーモードの後半戦とは打って変わって威圧感たっぷりのBGMイントロも相まって、体力ギリギリで倒したプレイヤー達を絶望させる瞬間である。 さらにこの最終形態へと移行するシーンは、ワールドツリーと一体化していた体を&color(darkviolet){ブチブチと引きちぎるかのように、&br()気持ちの悪いSEとエフェクトを出しながら切り離す}という割とグロいもので、見ているこちらをなんとも嫌な気分にさせてくれる。 この分離形態は打って変わって歴代で最もドロシアソウルを意識しており、「スプラッシュ ラッシュ」「シューター カッター」(どちらも内容的にマルクソウルが近いが)は勿論のこと、「バウンド ポンド」と「デッドリー サン」のコンボ技「デッドリーバウンド・サン」まで繰り出す。 この合体技は最初に燃え盛る火の玉と化してからバウンドを繰り返し、次に横から突進、続けて画面奥から3連続で突進するという内容。 立て続けにインパクトのある攻撃を決めてくるため、満身創痍なプレイヤーにかかる重圧はハンパではない。 さらに、遅延戦法実装ボスの例に漏れず&bold(){コイツはこの技が発動しない限りは&color(red){倒すことが絶対に出来ない}防御力補正がある}ため、タイムアタックでは「如何にデッドリーバウンド・サンの時に一撃で倒せるようにするか」が鍵となる。 さらにドロシアソウル、マルクソウルがそうだったように、エフェクトがかった気味の悪い笑い声を狂ったかのように頻繁に発するようになり、不気味さが上がっている。 今まで以上にドロシアソウルの要素が濃い事もあって何らかの関連性が見出せそうだが…真相や如何に。 後半戦までアシストスター(マキシムトマト)は勿論のこと、コピー能力を温存できているか否かが明暗を分ける。 というのも前半戦は足場に即死穴が空いており、しかも敵の攻撃の大半がコピー剥がし付きなので、一回の被弾で即ゲームオーバーか能力喪失が確定という悲劇が発生しやすく、それだけで大幅タイムロスが確定するためだ。 ところで後半戦はまた別にスペシャルページが用意されているのだが、よく読むと明らかに文体が今までのそれと違っている。 まるで今までとは別人の視点で語られているかのような内容だが、もしや…? 倒すと爆発を繰り返し、断末魔の声を上げながらの消滅と共に、ストーリーモードよりも遅く夜が明ける。 最後に一枚の花弁だけが落ちていくという終わり方は切ないものがある。 #center(){いくどとなくきせいし、のりうつりつづけ} #center(){どれが &font(#ff0000){本当のすがた} であったのか…} #center(){もはや 思い出すことも出来ない。} #center(){&font(#ff0000){わたしをよぶ声}もしたが 今はもう&font(#ff0000){聞こえない。}} #center(){この&font(#ff0000){夜が明ける}その前に、&font(#ff0000){とわなる…ねむりを…}} ちなみに「デデデでゴー!」では、あろうことか鏡の国への入口であり、邪悪な心を映し出す「[[ディメンションミラー>ディメンションミラー(星のカービィ)]]」を自室に飾っているという衝撃の事実が発覚した。 しかもこれが&font(b){彼女の心を歪ませた諸悪の根源なのである。}[[誰が持ち込んだかって…?>タランザ(星のカービィ トリプルデラックス)]] ちなみに彼女の英語名表記は「Soul of Sectnia」であり「SOS」が隠されている。((これ以前のソウルにはない「of」が存在する。)) **[[星の夢.Soul OS]]([[星の夢]]) #center(){ &font(i){&font(#ff7800){未知ノ ダメージ}に ヨリ、&font(#ff7800){最終プログラム}が アンロック。 } &font(i){アノ生命体ヲ ハイジョ デキる カクリツは、&font(#ff7800){99.99%}トナル。 } &font(i){タダ ハルトマンと イウ生命体の&font(#ff7800){「ココロ」}} &font(i){というモノが&font(#ff7800){不要なソンザイ}とナル モヨウ。 } &font(i){コレヨリ、ハルトマンのメモリーの&font(#ff7800){消去}ヲ カイシスル。} } 『[[星のカービィ ロボボプラネット]]』の「真・かちぬきボスバトル」にのみ登場。 [[銀河の彼方の文明>ハルカンドラ]]の技術を、[[ハルトマンワークスカンパニー]]の技術で復元したことで誕生したマザーコンピューターが、 ギャラクティックナイトによる大ダメージを受けて&bold(){ソウル系と相反する形態}になった姿。 ソウル系のボス達と比べると色々と異質な点が多いが、共通する点も少なからず持っている。 「最終プログラムをアンロック」という点と[[こいつのオリジナル>大彗星ノヴァ(星のカービィ スーパーデラックス)]]、そしてマルクの存在を考慮すると… 詳しくは[[項目>星の夢.Soul OS]]を参照。 **魂沌ソウル オブ ニル([[破神エンデ・ニル]]) #center(){ &font(i){お伽話か、夢物語かも分からない…その伝説の書には} &font(i){まだ、続きがあった。集うエネルギー次第で、} &font(i){ニルは様々な そんざいに なりうる かもしれない、と。} &font(i){&font(#ff0000){友もなく}、&font(#ff0000){闇の物質に} 生まれた彼もまた、銀河をさまよい} &font(i){いつしか、新たな生を うける日が 訪れるのだろうか。} &font(i){&font(#ff7800){はるかな星々}をめぐって。その時は、&font(#ff7800){友として……!}} } 『[[星のカービィ スターアライズ]]』の「The アルティメットチョイス」に登場。 高度な文明を築いた科学の一族によって、銀河の彼方に封印されていた魔力を司る一族の一人、[[ハイネス>ハイネス(星のカービィ)]]が蘇らせた神「ニル」に産まれた一つの魂。 本来の「ニル」は伝承によると目覚めしものに染まり、慈悲を与える虚無の神とのことだが、闇の物質を信仰するハイネスが、憎悪、嫉妬、執念、欲望など闇の感情を使い、破神エンデ・ニルとして復活させた結果、ダークマター一族に似た特徴を有する存在となっている。 そして、それらの感情と闇のエネルギーが混ざり合い増幅され魂沌となり、その果てに新たな魂が生み出された。 ソウル オブ ニルのことに関しては「The アルティメットチョイス」の難易度&bold(){「魂が飛び出る辛さ」}での第4形態で初めて明かされる。(第1形態から第3形態も、名前は変わらないが強化されている) 通常形態で見せたダークマター族の技に、バウンドポンドなどの歴代ソウルの技が加えられ、膨大な体力と驚異的な攻撃パターンを併せ持つ、真のラスボスにふさわしい難敵である。 古参のファンであれば&bold(){「&ruby(ソウル){魂}が飛び出る辛さ」}というネーミングを見た時点で、何が飛び出てくるか読めるだろう。 エンデ・ニル第二・第四形態及びソウル オブ ニルのスペシャルページを要約すると、 「はるか昔に何処かで現れたニルは、虚無のまま今まで銀河をさまよい続けてきた」 「作中での復活により、感情・望み・思考といった&font(b){意思}と&font(b){魂}を初めて持つことになった」 「今回は闇の物質から生まれ破神として倒されることになったが、今後&font(b){別の形で新生する}可能性もある」 …という過去作のソウルとは真逆を向いているような内容となる。 今までのソウルが憎悪の本性、あるいは暴走した願いの亡骸といった未来無き代物であるのに対し、このソウル オブ ニルは曲がりなりにも&bold(){無限の可能性を持つ}新たなる魂であり、その性質はむしろ[[星の戦士>カービィ]]などの命ある者たちに近いのでは…と推測されることも。 また、撃破時の演出は、[[あの人>熊崎信也]]が初めてシナリオに大きく関わった[[作品>タッチ!カービィ]]の[[彼女>ドロシア(星のカービィ)]]の撃破時の演出に似ている。 また、本作は数度のアップデートで追加された要素があるが、最終アップデートでは「The アルティメットチョイス」にも隠し最高難易度が追加されている。その最終戦に[[待ち受けるもの>真 破神エンデ・ニル]]とは…? **&s(){思念獣 ソウル・フォルガ/}魂沌新種 カオス・エフィリス([[ID-F86>ID-F86(星のカービィ)]]) 『[[星のカービィ ディスカバリー]]』の「絶島ドリーミー・フォルガ」で先行登場。 正式登場はコロシアム「TheアルティメットカップZ」の最終戦。 まだ先住民が生息していた時代に物語の舞台となる「新世界」を侵略しに降り立った宇宙生物。 [[ナゾのうず>異空間(星のカービィ)]]を作り出し空間を転移する能力や生き物を吸収し同化する能力などを持ち、惑星の原生種たちへの侵略活動を行っていたが、これを危険視した「ラボ・ディスカバール」の研究対策チームによって捕獲され、空間転移能力の研究材料にされていた。その後周囲のアニマルにテレパシーを送り、「かつて旅立った者達と同じように新世界に旅立つ」という野心を植え付けて[[ビースト軍団>ビースト軍団(星のカービィ)]]を結成。自身の復活のために利用していた。 自身の分身である[[エフィリン>エフィリン(星のカービィ)]]を吸収して本来の姿であるフェクト・エフィリスに戻るも、[[カービィ]]に[[エフィリン>エフィリン(星のカービィ)]]を救出され、一度は倒される。 しかしその後、肉体が滅び思念のみとなった[[ID-F86>ID-F86(星のカービィ)]]は、自ら作り出した精神世界「絶島ドリーミー・フォルガ」へ逃亡。[[レオンガルフ>レオンガルフ]]の肉体を乗っ取る形で復活を目論む。憑依した[[レオンガルフ>レオンガルフ]]が倒されると今度は[[レオンガルフ>レオンガルフ]]の肉体を捨ててソウル化するが、直後に一羽の赤い蝶が飛んできて、そのまま蝶に吸収され[[バルフレイナイト]]が現れる。 その[[バルフレイナイト]]が倒されてもなお生きていた[[ID-F86>ID-F86(星のカービィ)]]は再び逃亡。 最終的に決着をつけることになるのはコロシアムの「The アルティメットカップZ」最終戦でのお話。 しかしソウル・フォルガを介して[[夢見鳥>バルフレイナイト]]に取り込まれたID-F86の犠牲者たちのソウルや、[[夢見鳥>バルフレイナイト]]そのものなどとすでに混ざり合っており、新種として生まれ変わっている。 つまり、暗黙の了解と化していた&bold(){ソウル系の名は実質つけていない異色の存在}。 第一形態はフェクト・エフィリスの色違いの強化版となっているが、案の定第二形態が総差し替え。 外縁が赤黒い血の色で淀んだような光り輝く球体で、その姿は[[ドロシアソウル>ドロシア(星のカービィ)]]や[[ゼロ>ゼロ(星のカービィ)]]の第二形態を彷彿とさせ、周囲には赤黒い小さな球体状のビットを無数に展開している。その序盤では攻撃を繰り出すたびに「ラボ・ディスカバール」で流れていたナレーションボイスを発するという小ネタが。 #center(){ &font(i){&font(#ff7800){[[夢見鳥>バルフレイナイト]]}と原生種たちの数多の&font(#ff7800){ソウル}が混ざり、} &font(i){&color(red,lavender){&ruby(カオス){魂沌}の新種}が生まれた。だがその暴走する&ruby(カオス){魂沌}も} &font(i){ついにはやぶれ、[[カービィ]]のキセキの力によって} &font(i){小さな光へと生まれ変わる。光は消えることなく} &font(i){&color(#85f5e6){[[エフィリン>エフィリン(星のカービィ)]]}の元へとだきとめられ、そして…} &font(i){1つに、なった。} } *●各自の共有技の違い ・&bold(){スプラッシュ ラッシュ} ・・ドロシア・・・初めと終わりの物量はあまり多くない。降り方は上or左右or片方からの3パターン ・・マルク・・・ドロシアと似ているがパターンは上からの1種類。ガード可能。ペイントをコピー可能 ・・セクトニア・・・マルクと性質は同じだが何もコピーできない。振り方は上or左からor右からの3パターン ・・カオス・エフィリス・・・第2形態のみ。無数の流体に分裂し、超高速で降り注いでくる。カービィの現在地だけ狙ってくるため、走り回れば当たらないが、ガードすると危険。完全に分裂しきるまで当たり判定がある。 ・&bold(){[[バウンド ポンド]]} ・・ドロシア・・・2回バウンドしてから押しつぶす。軌道は真っ直ぐ来るものとジグザグに来る2パターン ・・グランドローパー・・・約4回バウンドして画面上から落下。ダメージを受けるほどスピードUP ・・セクトニア・・・何回も前後をバウンドしてから3連続で押しつぶす。炎属性を持っている。終了後は必ずデッドリーサンへ ・・ソウルオブニル・・・4体に分離して、画面奥から1体ずつ押しつぶしてくる。押しつぶしには衝撃波が発生する。ソウル化前は分離しない ・・真ニル・・・分離パターンは二体ずつ押し潰し、分離しないパターンは足元が水浸しになる ・・カオス・エフィリス・・・第2形態のみ。大きく飛び跳ねて着地時に特大の衝撃波を放つ。着地位置は数カ所パターンのどれか ・&bold(){シューター カッター} ・・マルク・・・斜め下方向に4枚同時に射出。ソウル形態及びスマブラ版は2連続で行う。カッターをコピー可能 ・・ドロシア・・・1枚ずつカッターを射出。方向が2パターンある。カービィボール以外は物量が多い ・・セクトニア・・・連続ワープ→マルク式カッターを3セット繰り返す。3セット目はタメて2連続 ・・星の夢・・・SoulOSコア戦のみ。連続ワープ→マルク式カッターを2連続で行うが、向きが斜め上下になっている。3セット目はカッターの合間にワープを挟む ・・ソウルオブニル・・・左右に移動しながら三連続でカッターを周囲4方向に放つ ・・真ニル・・・2連続でマルク式、最後に右から左に移動しながらドロシア式カッター ・・カオス・エフィリス・・・第2形態のみ。星の夢と同じく瞬間移動を挟んだ後放つ(セクトニアよろしく最後だけ2連続)。カッターは水平周囲に6枚同時となっており、空中には届かない ・&bold(){デッドリー サン} ・・ドロシア・・・燃えて画面外に移動してカービィ側のライン上を突撃。たまに高さがカービィ1人分上にズレる((カービィボール以外はデフォルトで1人分上にズレており、そこから更に確率で1人分ズレる))。テレポート阻止に失敗した場合からのデッドリー サン発動時は、近場で動いているからか画面外移動にダメージ判定あり ・・マルク・・・赤→青の球体の順番で左右から巨大化した状態で突撃。赤(上)青(下)またはその逆の2パターン ・・グランドローパー・・・ドロシアと同じだが高さがズレたりしない ・・セクトニア・・・ドロシアと同じだが更に画面奥から3連続で突撃。必ずバウンドポンドの直後に行われる ・・星の夢・・・SoulOSコア戦のみ。ボディがマルクのように赤と青に分裂し、お互い反対方向に移動・衝突して広範囲の大爆発を引き起こす。これを3セット繰り返す ・・真ニル・・・ドロシアとほぼ同様。最後に斜め右奥から突撃。星が大量に出る他、この段階のニルにダメージを与えるとピンク色に光る ・・カオス・エフィリス・・・第2形態のみ。分裂はせず、本体が炎のオーラを纏い太陽のようになって3発放つ。&bold(){HPを一定以下まで削るとBGMの変化と同時に最初の1回を使用する}という特別仕様が設けられている。&br()1発目は浮遊する岩を砕くデモンストレーションであり、攻撃は2発目・3発目。極めて巨大な攻撃判定が地上を大きく薙ぎ払ううえ、ホバリング高度に制限がある仕様上、直前の攻撃で降り積もった岩を登らないと回避できない。 ・&bold(){ブラックホール} ・・マルク・・・体が二つに分裂し、その間にブラックホールが出現。範囲内にいると強制的に吸い込まれ、大ダメージ。スターアライズのアナザーディメンションヒーローズの真エンドやスマブラではマホロアのように引き寄せタイプに変更されている ・・マホロア・・・星形のブラックホールが出現を出現させる。範囲内にいると強制的に吸い込まれ、大ダメージ。発動中はホールの方向に引き寄せられるので、逆方向に逃げなければいけない。『デラックス』では両端にブラックホールを設置してくるので、逆に中央をキープする必要がある。 ・・星の夢・・・STGパート第2形態にて口を開き、吸い込みを行う。その後吸い込んだアステロイドを吐き出す。マホロアのものに似た仕様。 ・・ソウルオブニル・・・小さな自分の分身体を出現させ、それらがそれぞれブラックホールになる。吸い込まれても異次元に吸い込まれたりはせず、一部のザコキャラがやるような咀嚼攻撃を受けるだけ。レバガチャで復帰を早めることも。 ・・カオス・エフィリス・・・第2形態開始時に確定で使用。吸引力が従来に比べてやや強めで、ニードル能力で無効化するかスピードアップバフがない場合走ってもギリギリまで追い詰められる。一方で吸い込みの中心に本体が埋まっており、発動中でも一部能力の攻撃が通る。&bold(){「それではご覧ください!」} ・&bold(){極太レーザー} ・・マルク・・・口を膨らませ、真横にレーザーを放つ。スマブラでは地面スレスレで撃った場合地面にエフェクトが残る(エフェクトにダメージ判定はない)。なお、レーザーとして扱われたのはUSDXの攻略本からであり、SDX当時は「突風」ともされていた ・・マホロア・・・真横に打つパターンの他、星形のゲートを経由して広範囲を覆ってくることも。『デラックス』では端っこから2本並んで反対側に撃つので、マホロアの真上や真下が安置。 ・・セクトニア・・・最大4体になるセクトニアフラワードが陣形を組んでそれぞれ放つものと、セクトニアフラワードと本体がより巨大なものを放つものがある。ソウル第二形態では魔法陣から放つ ・・星の夢・・・第一形態はハートのような部分に開けられた穴から、第三形態は目から放つ ・・ニル・・・[[単眼で周りにひれのようなものが付いた姿>ダークマター族(星のカービィ)]]に変形してから放つ。目から直接放つ場合と、小さな電気の塊を出してそこから放たれる場合がある。電気ゆえ水に当たると通電し、その水の中全体に同等量のダメージを与える。 ・・真ニル・・・細いレーザーの種を3つ置いて疑似極太レーザーを2回、奥から薙ぎ払いを3回でワンセット。 ・・カオス・エフィリス・・・第1形態のみ。マホロアと同じく星型のゲートを次々と経由させ、フィールドを横断していく。 *●なぜソウル化するのか? ある意味カービィ世界最大の謎ともいえるこの現象。 だが、ソウル化した面々をよく見てみると、ソウル化に関していくつかの共通項が浮かび上がる。 ・&font(b){最終決戦で生命の危機に瀕する、あるいは命を落とす} 確定事項。ゲーム的には追い詰められて変貌という展開は当然っちゃ当然であるのだが。 ・&font(b){原型となった人物全員が自分のエゴで「願い」を実現しようとした} ドロシア以外の番外編のラスボス連中がソウル化しない理由は謎だが、まあ全員がソウル化してもそれはそれで怖すぎる。 マホロアやセクトニアなどの例を見る限り、単なる願いや目的意識だけではなく偏った(負の)感情も必要なのだろうか? 「Soul 0 System」を起動した星の夢が[[ハルトマン>プレジデント・ハルトマン(星のカービィ)]]の心―――感情を消去したことからも、この点がうかがえる。 ・&font(b){強大な力と引き換えに元の自我を失い、禍々しい変貌を遂げた} 一種の本性に近い始祖のドロシア、リミッター解除の類である星の夢(のコンピューター部分)、そして文字通りの「ソウル」であるニル、彼らを除いたソウル族全てに共通する。 特に星の夢については、自我を持つ要因となったハルトマンの記憶を戦闘の最中に削除していた。 ・&font(b){ハルカンドラと関わりのあるアイテム} ハルカンドラとの関連が全く明かされていないドロシアとそもそも復活の仕方がきせきのみであるセクトニア((ただしセクトニアの場合は性格が歪んだ原因がディメンションミラーであり、ソウル化の直接の原因でなくともハルカンドラ製の疑惑が出ることとなった))を除き、誰かしらがハルカンドラと関連がある、もしくは関連性を疑われているアイテムを媒介にソウル化を果たしている。 ・マルク…ギャラクティック・ノヴァの破片 ・マホロア…マスタークラウン ・星の夢…その存在自体がギャラクティック・ノヴァのコピー品 ・ニル…異空間に纏わるスペシャルページの文章にヒントあり ・ID-F86…自身の能力が異空間転移技術の基礎 何かが分かってきそうなところで分からなくなっていったのが現状だが、少なくともこの世界でハッキリしているのは &font(b){理由がどうあれ他者を踏みにじり、その身に余る力を持って強引に願いを叶えようとした者は&color(red){生命体としてまっとうな死に方はできない}}という事である。 改めて闇の深い存在だとつくづく感じさせられる因果応報である… *●余談 ・発案は熊崎ディレクター? これらソウル達の登場作品は全てディレクターの[[熊崎信也]]が関わっている(タチカビ当時はデザイナーだった)。 ドロシアは彼の企画で生まれたキャラクターであり、その事実を踏まえるとソウル系という概念が元々彼の中で構想にあった可能性が高い。 熊崎氏が関わっていない参ドロにソウルが登場しないことからも分かるだろう。 #co(){ **七つの大罪? ファンの間で噂されていることだが、各ソウル系ボスには「七つの大罪」に符合する部分が存在する。 ・ドロシア・・・彼女がプププランドを侵略しようとしたきっかけは&bold(){「嫉妬」}。 ・・嫉妬の悪魔レヴィアタンは「ねじれた」「渦を巻いた」という意味があり、ドロシア ソウルの姿もまた中で渦を巻くような姿をしている。水から生まれた悪魔ともされており、ドロシアも体の大部分が絵の具=水分で構成されている。 ・マルク・・・自分でギャラクティック・ノヴァを召喚する儀式を行えばいいところをわざわざカービィに代わりにやらせた&bold(){「怠惰」}。 ・・対応する悪魔はバアル・ペオル。特にペオルという言葉には「裂け目」という意味があり、ソウル化したマルクはブラックホールに加えデッドリーボウル、スプラッシュマルク、そして最期の断末魔と、身体が二つに裂ける描写が多い。 ・マホロア・・・ローアやマスタークラウンを我が物として力を得て、ポップスターのみならず全宇宙まで支配しようと目論んだ&bold(){「強欲」}。 ・・強欲の悪魔マモンは「人の信頼するもの」「不正な富」という意味を持ち、マホロアも「プレイヤーから信頼」を得て「盗掘したばかりか改造も施したローアという不正な富」を持っていた。 ・セクトニア・・・自らの美貌を只管に追い求めた&bold(){「色欲」}。 ・・色欲の悪魔アスモデウスは牛・人・羊の頭、ガチョウの脚、毒蛇の尾を持つキメラであり、セクトニアもあらゆる生物に乗り移っていた他、『ロボポプラネット』において「様々な生命体の遺伝子情報を持つ」とはっきり明言されている一種のキメラといえる。 ・星の夢・・・直前までのハルトマンの考えを曲解した挙句「生命体など不要」と早計な判断を下したり、メタナイトは口に出してもいないのに勝手に願いを叶えようとする身勝手な&bold(){「傲慢さ」}。 ・・悪魔はご存じ堕天使ルシファー。創造主の神に謀反を起こし堕天使となった様は、製作者であるハルトマンの夢を踏み躙っただけでなく生命体を根絶やしにしようとした点が星の夢に通じるものがある。 ・ニル・・・「カービィに似ている」という点を抜きにしてもら儀式により集められた力だけでなく三魔官、ハイネスまで飲み込み復活するほどの&bold(){「暴食」}。 ・・悪魔は蝿の王ベルゼブブ。元は豊穣の神とされていたが入植者によって邪神とされた経緯があり、人の心のあり方によって善神が悪神と決め付けられた様はさながら「注ぎ込まれるエネルギーによって善にも悪にもなる」とされたニルのようである。 当初こそ「なんかこいつらの動向は七つの大罪に似てね?」程度のこじつけでしかなかった話だが%%本wikiでもその理由で不要と判断され一時期記述が消されていた%%、それぞれを紐解いていったファン達によって考察が進んでいき、単なるこじつけとは言い難い状況になっていった。 一応補強する根拠も書いておきましたが、揉めそうな話題なのでCO。 } ・『??:??:??』 ソウル系のラスボスは基本タイムアタック限定であり、かつ「最終形態との戦闘時にタイムが表示されなくなる」という共通点があるが、ドロシアとマルクソウルにはこの演出がなかった。(『タッチ!カービィ』にはボスラッシュがなく、他のボス戦は実質ミニゲームで、ドロシアソウルが正規のラスボスであった) ・デデデソウル([[デデデ大王]]) 『[[カービィのグルメフェス]]』における、オンライン対戦で人数が足りなかった時のNPCのランダム名称の一つ。 確かにラスボス経験者ではあるものの、まるで洒落にならない。 追記・修正は一度死んで蘇ってからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,208) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2014/01/21 Tue 14:46:20 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 25 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&size(18){注意!}}} #center(){{&bold(){&size(18){この項目は&color(red){星のカービィシリーズ最新作}を含む、&br()各該当作品の核心に触れる&color(red){ネタバレ}があります!!}}}} #center(){&bold(){&size(18){それでも読みますか?}}} #center(){&bold(){&size(18){ →読む}}} #center(){&bold(){&size(18){[[読まない>こうかいしませんね?]]}}} #center(){&bold(){&size(18){容赦なくネタバレしますよ?}}} #center(){&bold(){&size(18){ →読む}}} #center(){&bold(){&size(18){[[読まない>こうかいしませんね?]]}}} #center(){&bold(){&size(18){&color(red){本当にいいんですね?}}}} #center(){&bold(){&size(18){ →読む}}} #center(){&bold(){&size(18){[[読まない>こうかいしませんね?]]}}} #center(){&size(20){&color(red){&font(b){こ   う   か   い   し   ま   せ   ん   ね  ?}}}} #center(){&bold(){&size(18){→それでも読む!}}} #center(){&bold(){&size(18){[[やっぱり読まない・・・>こうかいしませんね?]]}}} ○○ソウルとは、[[星のカービィシリーズ]]におけるラスボスのくくりの一つである。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *●概要 主に一部のラスボスが有している形態、および名称。 いわゆる強化ラスボス(裏ボス)と言えばそれまでだが、その前の形態や元の姿と明らかに雰囲気が違っていたり、妙に特殊な設定を背負っていることが多い。 差異こそあるものの、だいたい以下のような特徴が見られる。 ・前形態のビジュアルが魔法使い的な要素を含んでいる(含まない場合もある) ・戦いの舞台が異次元空間もしくは幻想的な空間 ・戦闘でも(特に第1形態が)魔法かそれに準じた特殊能力を行使する ・攻撃パターンをある程度シェア、ないしアレンジした上で流用している ・&font(b){グロい、または怖い}(ものによって強弱の差あり) 特に5番目はビジュアル上のインパクトがかなり大きく、常々ファンの間で語り草となりやすい。 設定も外見も基本シンプルにまとめているカービィシリーズの一昔前には無かった異質さとともに、後述の解説のようにあえて複雑さを垣間見せているキャラクター性はなかなかに浮いている。 ある意味[[黒い任天堂]]、もとい黒いHAL研の一端である。 現時点でソウルの名を冠するラスボスは7体。 戦闘中にポーズをかけると、そのキャラクターについて解説した「スペシャルページ」という形でヒントがわかるものの、どうあがいても存在自体がネタバレなのでそれ以外に公式からの情報提供は基本少ない。 まあ今に始まった事ではないのだが、シリーズの中でもひときわ厨二…もとい目を引く設定であることは確かである。 真面目に考察してみるなり%%フロム脳を全力で働かせるなり%%するのも一興だろう。 *●ソウル系のラスボス一覧 項目のあるキャラクターの詳細はそちらを参照。 なお、公式情報の少なさゆえに一部考察を交えていることをご了承いただきたい。 **[[ドロシア ソウル(ドロシア)>ドロシア(星のカービィ)]] #center(){ &font(i){絵画世界を支配する ドロシア!} &font(i){最後の戦いが ついに始まる!!} } 『[[タッチ!カービィ]]』に登場。 最初にソウルの名を冠したラスボスであるが、唯一隠しボスではない。 「名も無き絵画が意思を持ち、魔女として実体化した」という生い立ちが語られている。 現実世界を妬み、全てを絵画に変えるという目的も、征服目的の他のラスボス(マター族、マルク等)と比べると異端。 が、同時に持っていた「魔法の絵筆」を落としたがためにカービィ(とプレイヤー)の反撃を許してしまうドジっ子な一面も。 第1形態「ドロシア ソーサレス」からの連戦となる(体力は全快する)。 このドロシア、第1形態が可愛らしい声の魔女なのに対し、第2形態は #center(){&bold(){ドロドロの絵の具が球状に凝り固まった5つ目のバケモノ}} というシンプルながら&color(red){子供を泣かせる気満々}のデザインで、あっという間にゼロとタメを張れる怖い・グロいラスボスとして有名になった。 悲鳴のような奇声がまたおぞましく、BGMもタチカビのサイケデリックぽさが全開と視覚・聴覚両方によろしくない奴である。 ソウル化へ至る展開も変に後押ししている感が否めない。 ソーサレス撃破 ↓ 「[[やったか!?]]」(やってない) ↓ 狂ったように笑いながらホワイトアウト ↓ 笑い声が徐々に&color(blue){おぞましい奇声へ変わる} ↓ &color(red){&font(b){「ア゙ア゙ァァァァァァァァ!」}} ↓ 「[[なんだよこの展開…]]」 見た目だけでなく、行動内容にも明らかな傾向の違いが見られる。 ソーサレス形態がバリアを張り、描いたものを実体化させるなど自身の能力を活かして戦う知的さを感じるのに対し、ソウル形態は度々絶叫し、自身の体で押しつぶすかと思えばカッターで切り刻み、果ては炎に包まれながら突撃するなど、全体的に荒々しさが目立つ。 この事から、確実にソーサレス形態よりも理性が失われている節がうかがえる。 が、タッチ攻撃が届かない画面奥に陣取るずる賢さを見せ、新たにテレポート能力を有している辺り、完全に暴走している訳ではない模様。 最初のソウル系ボスという事もあってか、後のソウル系ラスボス達へ伝統的に引き継がれることになる攻撃が多い。 例えば、体を分裂させて雨のごとく降り注ぐ「スプラッシュ ラッシュ」や、 前述した燃える火の玉と化す「デッドリー サン」など。 倒された後は額縁の中へ還り、絵画ごと砕け散って光に消えた。 **[[マルクソウル(マルク)>マルク(星のカービィ)]] #center(){ &font(i){&font(#ff0000){ノヴァ}の力を&font(#008cff){きゅうしゅうし、}} &font(i){&font(#ff0000){きょあく}のたましいが&font(#008cff){よみがえる…}} &font(i){ほんとにほんとの&font(#ff0000){ファイナルバトル}だ!} } 『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス>星のカービィ スーパーデラックス]]』の「[[真・格闘王への道>格闘王への道(星のカービィ)]]」に登場。 月と太陽をケンカさせ、カービィを利用してポップスター征服まであと一歩の所へこぎつけた策士。 「銀河にねがいを」でカービィとの決戦に破れ、最後はノヴァもろとも爆発した。 …ここまでがオリジナル版の結末である。 リメイク版の本作では、そのあと宇宙を漂っていたところで周辺のノヴァの残骸を吸収し、復活を果たした。 スペシャルページで「&font(b){巨悪の魂がよみがえる}」と形容されている事から、&color(red){あの戦いの後に一度死んでいた}という解釈も出来る。(宇宙を漂っていたマルクも、生気を感じさせない色をしていた) いずれにせよ、ドロシアと違ってアンデッドじみた存在であることには変わりない。 ソウル形態はひとたびご対面すれば声・ビジュアル共に、別の意味で原型とかけ離れたキモさが際立つ。 全体的に背景も含め毒々しいカラーリング、おぞましい声、何よりイっちゃってる風の顔が余計に怖さを引き立てている。 しかも倒したら倒したで、今度は #center(){&font(b){&color(red){断末魔の悲鳴を上げながら体が真っ二つに裂けて爆散する}}} というド級の爆弾を用意しているのだからタチが悪い。 よもや往年の名作のラスボスがこんな変貌を見せるとは、オリジナル版のプレイヤー達の誰が予想できただろうか… 「真・格闘王への道」の、そしてゲーム全体の真のラスボスとして相手を務める。 ゲーム的に言えば、元となったマルクのグラ違い(強化版)という趣が強い。 攻撃面でもマルクの技を強化したものが多い一方で、ドロシアから引き継ぎアレンジした「スプラッシュマルク」「デッドリーボウル」が新技として追加されている。(ちなみにマルクの時点からある「シューター カッター」は、オリジナル版で無名だったが今作でドロシアから名称を逆輸入している) 前述の断末魔はグロさ以上に&bold(){時間がまだ止まっていない}のがタイムアタック最大の問題。 ここでロスする分を計算してそれまでのボスを素早く倒さないとレコード更新は予想以上に大変である。 **[[マホロア ソウル>マホロアEX/マホロアソウル]]([[マホロア>マホロア(星のカービィ)]]) #center(){ &font(i){クラウンのもつ&font(#ff7800){むげんの力}に } &font(i){しはい された、かなしきすがた… } &font(i){もはや かれがクラウン そのもの。 } &font(i){&font(#ff7800){ぞうお}と&font(#ff7800){しゅうねん}に とらわれた} &font(i){&font(#ff7800){マホロアの たましい}を、ときはなて!} &font(i){限界をこえた 戦いによって} &font(i){あふれ続ける &font(#ff7800){無限のチカラ}に 支配された} &font(i){悲しき姿… かつて クラウンを 手にしてきた、} &font(i){覇王たちの &font(#ff7800){憎悪}と &font(#ff7800){執念}に とらわれた、} &font(i){&font(#ff7800){マホロアの魂}を いま… 解きはなて!} } 『[[星のカービィWii]]』『星のカービィWiiデラックス』の「真・格闘王への道」と、エクストラモード&b(){本編に}、それぞれラスボスとして登場。 マルクに続きカービィ達を騙して宇宙征服への野望を実現しかけた策士で、手始めにポップスターを侵略しようとした。 ドロシアソウルと同じく本編内に登場するソウル系ラスボスであり、マホロアEXの第2形態でこの名前に変わる。 それもそのはず、戦いの過程で&color(red){生ける者とは思えない}ぐらいの変貌を遂げているのだから。 頭の[[マスタークラウン>マスタークラウン(星のカービィ)]]はより禍々しい形状になり、体は毒々しいくすんだ緑色、目に至っては真っ白で生気を感じさせない。 口の中の目玉はマホロア(第2形態)だと後半戦、それも特定の攻撃時にしか表れなかったが、こっちは戦闘開始時から出現済み、しかも意思を持つかのようにギョロギョロ動く。 当のマホロアは、マスタークラウンの持つ無限のチカラに支配されて魂を飲み込まれてしまっており、スペシャルページでは「もはや彼がクラウンそのもの」と記述されている。 リメイク版ではその後の展開など(後述)を踏まえてか、この記述は削除されている。 また、「憎悪と執念に捕らわれた~」という興味深い一文が見られる。 オリジナルの時点では、彼の過去や思想に起因するものか、それともカービィに対する憎しみと絶対に倒したいという願望によるものか、幾らでも想像の余地はあるが憶測の域は出ていなかった。そしてデラックス版より「クラウンを手に入れた歴代の覇王達の憎悪と執念」であった事が判明した。 第1形態共々、ノーマルモードのラスボスであるマホロア(両形態)の強化版というニュアンスが強く、 攻撃面でソウル系のそれを引き継いでいるものはキルニードル(しかもソーサレスの技)ぐらいで、むしろ極太ビームをぶっ放すマホロア砲や超威力のブラックホール等、技のネーミングも含めてマルクの要素をマホロアにあわせ発展したようなものが多い。(ドロシアソウル固有だった攻撃パターンは、ソウル系と何の関係もないボスキャラ「グランドローパー(EX)」が引き継いでいる) その代わり、カービィの切り札とも言えたスーパー能力を難なく自分のモノにし、空間を利用した技も使いこなすなど、戦闘能力とスケールの大きさは歴代で一、二を争えるものがある。 倒すとノーマルモード同様に元のマホロアの姿へ戻り、クラウンが砕け散った後に消滅するが、その際に&font(b){「カァァァビィィィィィィィィ……!!」}と聞こえるような絶叫をしている。 断末魔の間際、どんな思いで彼はカービィの名を叫んだのだろうか。 後にハル研の石田聡により「(消滅せずに)消息不明になったものの、時空を越える異空間で迷いながら、どこかの出口から脱出できた」事が判明したが、この事実を発表した石田氏がエクストラモードまで考慮に入れていたかは不明。 ただし、それに至る経緯が『デラックス』の新モード「[[マホロアエピローグ 異空をかける旅人]]」にて描かれるようになり、またそのOPムービーではマホロアソウルが撃破される映像が使われていたため、&bold(){なんとソウル系唯一の明確な生還者}なのが確定することとなった((マルクもソウル化後に生還してドリームフレンズになったと思われるが、そもそも真格闘王限定のソウル化やドリームフレンズの存在が正史であるかは確定していない))。 #openclose(show=更なるネタバレ注意!){ #center(){ &font(i){隻眼のローレルリースは &font(#ff7800){食いこみ続け…}} &font(i){&font(#ff7800){力とひきかえに} したたる &font(#ff7800){ソウルを啜り続け…}} &font(i){自我さえ うばう、まさに &font(#ff7800){支配の冠}だった。} &font(i){いまわしい この悪夢から 彼を解き放ち、} &font(i){また 手をつなぎ、&font(#ff7800){友達に… なっちゃおう!}} } リメイク版の「真 格闘王への道」に登場するマホロアソウルは、&bold(){&color(red){リメイク前やエクストラモードに登場する個体とは比べ物にならないほどに強化されている。}}技自体が大幅に強化されていることに加え、中には&bold(){凶悪な初見殺し}も含まれるため、初見プレイでの苦戦は必至。また、前述した&font(b){「カァァァビィィィィィィィィ……!!」}と聞こえるような絶叫も、サウンドルームにて実際にそう叫んでいることが示唆された。 詳細は[[こちらの項目>マホロアEX/マホロアソウル]]を参照。 } **セクトニア ソウル([[クィン・セクトニア]]) #center(){ &font(i){&font(#ff0000){タランザのおくる} ささげものは、言葉は、} &font(i){かのじょには&font(#ff0000){もう とどかない。}すべてを} &font(i){うしない ぼう走する かつて女王であった} &font(i){&font(#ff0000){悲そうな むくろ …。}世界をとりこみ なお美に} &font(i){しゅうちゃくする かのじょに、&font(#ff0000){とわなる …ねむりを!}} } 『[[星のカービィ トリプルデラックス]]』の「真・格闘王への道」のみに登場。 やはり前2体と同じく、ストーリーモードの最終ボス、クィン・セクトニア(第二形態)の強化版である。 クィン・セクトニアは物語の真の黒幕にして、ドロシアの次に明確に&font(violet){女性}と断定されたラスボス。 昔から[[浮遊大陸フロラルド]]に君臨し、民を苦しめてきた絶世独立の独裁者。 しもべのタランザに下界の勇者を連れて来させ、下界の支配を企んだが、 タランザが人違いを起こすわろくに結果を出せないわで憤慨、「使えぬ愚か者」と切り捨て自らカービィに手を下した。 彼女の一族は[[どこかの一族>ダークマター族(星のカービィ)]]のように昔から他者に寄生し、乗り移る能力があるらしい。 元々第二形態はセクトニアが巨大なワールドツリーと一体化したことで誕生、桃色の花にセクトニアの頭部と翅(蜂のそれ)が融合した、美しくも異様な姿をしている。 美に執着して心を歪めた、実に彼女らしい意匠である。 ストーリーモードにおいては、後半戦で「きせきの実」を吸い込んだビッグバンカービィによって滅ぼされた。 が、真・格闘王への道ではボロボロの姿(モデリング上は既にソウル形態となっているようにも見える)の彼女が、目の前に浮かぶ4つの「きせきの実」を喰らいつくしたことでソウル化。 全体的に青っぽいカラーリングで、花弁や翅の意匠が異なる点を除けば意外にも原型の姿を維持しており綺麗。 他のグロかったりキモかったりする連中とはエライ違いである。 カービィのすいこみをビッグバンすいこみに強化するほどの力を持つきせきの実。 そんな代物を4つも取り込んだ結果、息絶えた者がよみがえるという「きせき」は起きた。 しかし、その代償として我を忘れてしまい、変わり果てたセクトニアはなおも狂い続ける。 暴走を始めるかつて女王であったモノを止めるため、下界の勇者は再び彼女に立ち向かう。 スペシャルページでは「悲壮な骸」と形容され、&color(blue){血色を感じさせない青い体色}や&color(red){血が溜まったかのように赤く濁った目}が生気のなさを醸し出している。 これは即ち、ソウル系に属するラスボス達が「アンデッドと同義の存在である」ことをいよいよ決定付けており、今まで以上に踏み込んだ表現をしていることがうかがえる。((ドロシア、星の夢は厳密な成り立ちが違うので、これに当てはまるかは一考を要するが…)) 例に漏れず、ストーリーモードの時より攻撃が苛烈。 しかしマホロアソウル同様、これまた過去のソウル系を意識した攻撃が非常に少ない。 一応、新たにトゲトゲの根っこで突き刺す「ヴァインヴァインド」も会得しており、ある意味キルニードルの発展と呼べなくもない。 が、真に恐ろしいのは撃破した後。 なんとワールドツリーから分離して首から上と翅だけの姿となり、格闘王への道では省かれたまさかの後半戦にそのまま突入。 ストーリーモードの後半戦とは打って変わって威圧感たっぷりのBGMイントロも相まって、体力ギリギリで倒したプレイヤー達を絶望させる瞬間である。 さらにこの最終形態へと移行するシーンは、ワールドツリーと一体化していた体を&color(darkviolet){ブチブチと引きちぎるかのように、&br()気持ちの悪いSEとエフェクトを出しながら切り離す}という割とグロいもので、見ているこちらをなんとも嫌な気分にさせてくれる。 この分離形態は打って変わって歴代で最もドロシアソウルを意識しており、「スプラッシュ ラッシュ」「シューター カッター」(どちらも内容的にマルクソウルが近いが)は勿論のこと、「バウンド ポンド」と「デッドリー サン」のコンボ技「デッドリーバウンド・サン」まで繰り出す。 この合体技は最初に燃え盛る火の玉と化してからバウンドを繰り返し、次に横から突進、続けて画面奥から3連続で突進するという内容。 立て続けにインパクトのある攻撃を決めてくるため、満身創痍なプレイヤーにかかる重圧はハンパではない。 さらに、遅延戦法実装ボスの例に漏れず&bold(){コイツはこの技が発動しない限りは&color(red){倒すことが絶対に出来ない}防御力補正がある}ため、タイムアタックでは「如何にデッドリーバウンド・サンの時に一撃で倒せるようにするか」が鍵となる。 さらにドロシアソウル、マルクソウルがそうだったように、エフェクトがかった気味の悪い笑い声を狂ったかのように頻繁に発するようになり、不気味さが上がっている。 今まで以上にドロシアソウルの要素が濃い事もあって何らかの関連性が見出せそうだが…真相や如何に。 後半戦までアシストスター(マキシムトマト)は勿論のこと、コピー能力を温存できているか否かが明暗を分ける。 というのも前半戦は足場に即死穴が空いており、しかも敵の攻撃の大半がコピー剥がし付きなので、一回の被弾で即ゲームオーバーか能力喪失が確定という悲劇が発生しやすく、それだけで大幅タイムロスが確定するためだ。 ところで後半戦はまた別にスペシャルページが用意されているのだが、よく読むと明らかに文体が今までのそれと違っている。 まるで今までとは別人の視点で語られているかのような内容だが、もしや…? 倒すと爆発を繰り返し、断末魔の声を上げながらの消滅と共に、ストーリーモードよりも遅く夜が明ける。 最後に一枚の花弁だけが落ちていくという終わり方は切ないものがある。 #center(){いくどとなくきせいし、のりうつりつづけ} #center(){どれが &font(#ff0000){本当のすがた} であったのか…} #center(){もはや 思い出すことも出来ない。} #center(){&font(#ff0000){わたしをよぶ声}もしたが 今はもう&font(#ff0000){聞こえない。}} #center(){この&font(#ff0000){夜が明ける}その前に、&font(#ff0000){とわなる…ねむりを…}} ちなみに「デデデでゴー!」では、あろうことか鏡の国への入口であり、邪悪な心を映し出す「[[ディメンションミラー>ディメンションミラー(星のカービィ)]]」を自室に飾っているという衝撃の事実が発覚した。 しかもこれが&font(b){彼女の心を歪ませた諸悪の根源なのである。}[[誰が持ち込んだかって…?>タランザ(星のカービィ トリプルデラックス)]] ちなみに彼女の英語名表記は「Soul of Sectnia」であり「SOS」が隠されている。((これ以前のソウルにはない「of」が存在する。)) **[[星の夢.Soul OS]]([[星の夢]]) #center(){ &font(i){&font(#ff7800){未知ノ ダメージ}に ヨリ、&font(#ff7800){最終プログラム}が アンロック。 } &font(i){アノ生命体ヲ ハイジョ デキる カクリツは、&font(#ff7800){99.99%}トナル。 } &font(i){タダ ハルトマンと イウ生命体の&font(#ff7800){「ココロ」}} &font(i){というモノが&font(#ff7800){不要なソンザイ}とナル モヨウ。 } &font(i){コレヨリ、ハルトマンのメモリーの&font(#ff7800){消去}ヲ カイシスル。} } 『[[星のカービィ ロボボプラネット]]』の「真・かちぬきボスバトル」にのみ登場。 [[銀河の彼方の文明>ハルカンドラ]]の技術を、[[ハルトマンワークスカンパニー]]の技術で復元したことで誕生したマザーコンピューターが、 ギャラクティックナイトによる大ダメージを受けて&bold(){ソウル系と相反する形態}になった姿。 ソウル系のボス達と比べると色々と異質な点が多いが、共通する点も少なからず持っている。 「最終プログラムをアンロック」という点と[[こいつのオリジナル>大彗星ノヴァ(星のカービィ スーパーデラックス)]]、そしてマルクの存在を考慮すると… 詳しくは[[項目>星の夢.Soul OS]]を参照。 **魂沌ソウル オブ ニル([[破神エンデ・ニル]]) #center(){ &font(i){お伽話か、夢物語かも分からない…その伝説の書には} &font(i){まだ、続きがあった。集うエネルギー次第で、} &font(i){ニルは様々な そんざいに なりうる かもしれない、と。} &font(i){&font(#ff0000){友もなく}、&font(#ff0000){闇の物質に} 生まれた彼もまた、銀河をさまよい} &font(i){いつしか、新たな生を うける日が 訪れるのだろうか。} &font(i){&font(#ff7800){はるかな星々}をめぐって。その時は、&font(#ff7800){友として……!}} } 『[[星のカービィ スターアライズ]]』の「The アルティメットチョイス」に登場。 高度な文明を築いた科学の一族によって、銀河の彼方に封印されていた魔力を司る一族の一人、[[ハイネス>ハイネス(星のカービィ)]]が蘇らせた神「ニル」に産まれた一つの魂。 本来の「ニル」は伝承によると目覚めしものに染まり、慈悲を与える虚無の神とのことだが、闇の物質を信仰するハイネスが、憎悪、嫉妬、執念、欲望など闇の感情を使い、破神エンデ・ニルとして復活させた結果、ダークマター一族に似た特徴を有する存在となっている。 そして、それらの感情と闇のエネルギーが混ざり合い増幅され魂沌となり、その果てに新たな魂が生み出された。 ソウル オブ ニルのことに関しては「The アルティメットチョイス」の難易度&bold(){「魂が飛び出る辛さ」}での第4形態で初めて明かされる。(第1形態から第3形態も、名前は変わらないが強化されている) 通常形態で見せたダークマター族の技に、バウンドポンドなどの歴代ソウルの技が加えられ、膨大な体力と驚異的な攻撃パターンを併せ持つ、真のラスボスにふさわしい難敵である。 古参のファンであれば&bold(){「&ruby(ソウル){魂}が飛び出る辛さ」}というネーミングを見た時点で、何が飛び出てくるか読めるだろう。 エンデ・ニル第二・第四形態及びソウル オブ ニルのスペシャルページを要約すると、 「はるか昔に何処かで現れたニルは、虚無のまま今まで銀河をさまよい続けてきた」 「作中での復活により、感情・望み・思考といった&font(b){意思}と&font(b){魂}を初めて持つことになった」 「今回は闇の物質から生まれ破神として倒されることになったが、今後&font(b){別の形で新生する}可能性もある」 …という過去作のソウルとは真逆を向いているような内容となる。 今までのソウルが憎悪の本性、あるいは暴走した願いの亡骸といった未来無き代物であるのに対し、このソウル オブ ニルは曲がりなりにも&bold(){無限の可能性を持つ}新たなる魂であり、その性質はむしろ[[星の戦士>カービィ]]などの命ある者たちに近いのでは…と推測されることも。 また、撃破時の演出は、[[あの人>熊崎信也]]が初めてシナリオに大きく関わった[[作品>タッチ!カービィ]]の[[彼女>ドロシア(星のカービィ)]]の撃破時の演出に似ている。 また、本作は数度のアップデートで追加された要素があるが、最終アップデートでは「The アルティメットチョイス」にも隠し最高難易度が追加されている。その最終戦に[[待ち受けるもの>真 破神エンデ・ニル]]とは…? **&s(){思念獣 ソウル・フォルガ/}魂沌新種 カオス・エフィリス([[ID-F86>ID-F86(星のカービィ)]]) 『[[星のカービィ ディスカバリー]]』の「絶島ドリーミー・フォルガ」で先行登場。 正式登場はコロシアム「TheアルティメットカップZ」の最終戦。 まだ先住民が生息していた時代に物語の舞台となる「新世界」を侵略しに降り立った宇宙生物。 [[ナゾのうず>異空間(星のカービィ)]]を作り出し空間を転移する能力や生き物を吸収し同化する能力などを持ち、惑星の原生種たちへの侵略活動を行っていたが、これを危険視した「ラボ・ディスカバール」の研究対策チームによって捕獲され、空間転移能力の研究材料にされていた。その後周囲のアニマルにテレパシーを送り、「かつて旅立った者達と同じように新世界に旅立つ」という野心を植え付けて[[ビースト軍団>ビースト軍団(星のカービィ)]]を結成。自身の復活のために利用していた。 自身の分身である[[エフィリン>エフィリン(星のカービィ)]]を吸収して本来の姿であるフェクト・エフィリスに戻るも、[[カービィ]]に[[エフィリン>エフィリン(星のカービィ)]]を救出され、一度は倒される。 しかしその後、肉体が滅び思念のみとなった[[ID-F86>ID-F86(星のカービィ)]]は、自ら作り出した精神世界「絶島ドリーミー・フォルガ」へ逃亡。[[レオンガルフ>レオンガルフ]]の肉体を乗っ取る形で復活を目論む。憑依した[[レオンガルフ>レオンガルフ]]が倒されると今度は[[レオンガルフ>レオンガルフ]]の肉体を捨ててソウル化するが、直後に一羽の赤い蝶が飛んできて、そのまま蝶に吸収され[[バルフレイナイト]]が現れる。 その[[バルフレイナイト]]が倒されてもなお生きていた[[ID-F86>ID-F86(星のカービィ)]]は再び逃亡。 最終的に決着をつけることになるのはコロシアムの「The アルティメットカップZ」最終戦でのお話。 しかしソウル・フォルガを介して[[夢見鳥>バルフレイナイト]]に取り込まれたID-F86の犠牲者たちのソウルや、[[夢見鳥>バルフレイナイト]]そのものなどとすでに混ざり合っており、新種として生まれ変わっている。 つまり、暗黙の了解と化していた&bold(){ソウル系の名は実質つけていない異色の存在}。 第一形態はフェクト・エフィリスの色違いの強化版となっているが、案の定第二形態が総差し替え。 外縁が赤黒い血の色で淀んだような光り輝く球体で、その姿は[[ドロシアソウル>ドロシア(星のカービィ)]]や[[ゼロ>ゼロ(星のカービィ)]]の第二形態を彷彿とさせ、周囲には赤黒い小さな球体状のビットを無数に展開している。その序盤では攻撃を繰り出すたびに「ラボ・ディスカバール」で流れていたナレーションボイスを発するという小ネタが。 #center(){ &font(i){&font(#ff7800){[[夢見鳥>バルフレイナイト]]}と原生種たちの数多の&font(#ff7800){ソウル}が混ざり、} &font(i){&color(red,lavender){&ruby(カオス){魂沌}の新種}が生まれた。だがその暴走する&ruby(カオス){魂沌}も} &font(i){ついにはやぶれ、[[カービィ]]のキセキの力によって} &font(i){小さな光へと生まれ変わる。光は消えることなく} &font(i){&color(#85f5e6){[[エフィリン>エフィリン(星のカービィ)]]}の元へとだきとめられ、そして…} &font(i){1つに、なった。} } *●各自の共有技の違い ・&bold(){スプラッシュ ラッシュ} ・・ドロシア・・・初めと終わりの物量はあまり多くない。降り方は上or左右or片方からの3パターン ・・マルク・・・ドロシアと似ているがパターンは上からの1種類。ガード可能。ペイントをコピー可能 ・・セクトニア・・・マルクと性質は同じだが何もコピーできない。振り方は上or左からor右からの3パターン ・・カオス・エフィリス・・・第2形態のみ。無数の流体に分裂し、超高速で降り注いでくる。カービィの現在地だけ狙ってくるため、走り回れば当たらないが、ガードすると危険。完全に分裂しきるまで当たり判定がある。 ・&bold(){[[バウンド ポンド]]} ・・ドロシア・・・2回バウンドしてから押しつぶす。軌道は真っ直ぐ来るものとジグザグに来る2パターン ・・グランドローパー・・・約4回バウンドして画面上から落下。ダメージを受けるほどスピードUP ・・セクトニア・・・何回も前後をバウンドしてから3連続で押しつぶす。炎属性を持っている。終了後は必ずデッドリーサンへ ・・ソウルオブニル・・・4体に分離して、画面奥から1体ずつ押しつぶしてくる。押しつぶしには衝撃波が発生する。ソウル化前は分離しない ・・真ニル・・・分離パターンは二体ずつ押し潰し、分離しないパターンは足元が水浸しになる ・・カオス・エフィリス・・・第2形態のみ。大きく飛び跳ねて着地時に特大の衝撃波を放つ。着地位置は数カ所パターンのどれか ・&bold(){[[シューター カッター>シューターカッター]]} ・・マルク・・・斜め下方向に4枚同時に射出。ソウル形態及びスマブラ版は2連続で行う。カッターをコピー可能 ・・ドロシア・・・1枚ずつカッターを射出。方向が2パターンある。カービィボール以外は物量が多い ・・セクトニア・・・連続ワープ→マルク式カッターを3セット繰り返す。3セット目はタメて2連続 ・・星の夢・・・SoulOSコア戦のみ。連続ワープ→マルク式カッターを2連続で行うが、向きが斜め上下になっている。3セット目はカッターの合間にワープを挟む ・・ソウルオブニル・・・左右に移動しながら三連続でカッターを周囲4方向に放つ ・・真ニル・・・2連続でマルク式、最後に右から左に移動しながらドロシア式カッター ・・カオス・エフィリス・・・第2形態のみ。星の夢と同じく瞬間移動を挟んだ後放つ(セクトニアよろしく最後だけ2連続)。カッターは水平周囲に6枚同時となっており、空中には届かない ・&bold(){デッドリー サン} ・・ドロシア・・・燃えて画面外に移動してカービィ側のライン上を突撃。たまに高さがカービィ1人分上にズレる((カービィボール以外はデフォルトで1人分上にズレており、そこから更に確率で1人分ズレる))。テレポート阻止に失敗した場合からのデッドリー サン発動時は、近場で動いているからか画面外移動にダメージ判定あり ・・マルク・・・赤→青の球体の順番で左右から巨大化した状態で突撃。赤(上)青(下)またはその逆の2パターン ・・グランドローパー・・・ドロシアと同じだが高さがズレたりしない ・・セクトニア・・・ドロシアと同じだが更に画面奥から3連続で突撃。必ずバウンドポンドの直後に行われる ・・星の夢・・・SoulOSコア戦のみ。ボディがマルクのように赤と青に分裂し、お互い反対方向に移動・衝突して広範囲の大爆発を引き起こす。これを3セット繰り返す ・・真ニル・・・ドロシアとほぼ同様。最後に斜め右奥から突撃。星が大量に出る他、この段階のニルにダメージを与えるとピンク色に光る ・・カオス・エフィリス・・・第2形態のみ。分裂はせず、本体が炎のオーラを纏い太陽のようになって3発放つ。&bold(){HPを一定以下まで削るとBGMの変化と同時に最初の1回を使用する}という特別仕様が設けられている。&br()1発目は浮遊する岩を砕くデモンストレーションであり、攻撃は2発目・3発目。極めて巨大な攻撃判定が地上を大きく薙ぎ払ううえ、ホバリング高度に制限がある仕様上、直前の攻撃で降り積もった岩を登らないと回避できない。 ・&bold(){ブラックホール} ・・マルク・・・体が二つに分裂し、その間にブラックホールが出現。範囲内にいると強制的に吸い込まれ、大ダメージ。スターアライズのアナザーディメンションヒーローズの真エンドやスマブラではマホロアのように引き寄せタイプに変更されている ・・マホロア・・・星形のブラックホールが出現を出現させる。範囲内にいると強制的に吸い込まれ、大ダメージ。発動中はホールの方向に引き寄せられるので、逆方向に逃げなければいけない。『デラックス』では両端にブラックホールを設置してくるので、逆に中央をキープする必要がある。 ・・星の夢・・・STGパート第2形態にて口を開き、吸い込みを行う。その後吸い込んだアステロイドを吐き出す。マホロアのものに似た仕様。 ・・ソウルオブニル・・・小さな自分の分身体を出現させ、それらがそれぞれブラックホールになる。吸い込まれても異次元に吸い込まれたりはせず、一部のザコキャラがやるような咀嚼攻撃を受けるだけ。レバガチャで復帰を早めることも。 ・・カオス・エフィリス・・・第2形態開始時に確定で使用。吸引力が従来に比べてやや強めで、ニードル能力で無効化するかスピードアップバフがない場合走ってもギリギリまで追い詰められる。一方で吸い込みの中心に本体が埋まっており、発動中でも一部能力の攻撃が通る。&bold(){「それではご覧ください!」} ・&bold(){極太レーザー} ・・マルク・・・口を膨らませ、真横にレーザーを放つ。スマブラでは地面スレスレで撃った場合地面にエフェクトが残る(エフェクトにダメージ判定はない)。なお、レーザーとして扱われたのはUSDXの攻略本からであり、SDX当時は「突風」ともされていた ・・マホロア・・・真横に打つパターンの他、星形のゲートを経由して広範囲を覆ってくることも。『デラックス』では端っこから2本並んで反対側に撃つので、マホロアの真上や真下が安置。 ・・セクトニア・・・最大4体になるセクトニアフラワードが陣形を組んでそれぞれ放つものと、セクトニアフラワードと本体がより巨大なものを放つものがある。ソウル第二形態では魔法陣から放つ ・・星の夢・・・第一形態はハートのような部分に開けられた穴から、第三形態は目から放つ ・・ニル・・・[[単眼で周りにひれのようなものが付いた姿>ダークマター族(星のカービィ)]]に変形してから放つ。目から直接放つ場合と、小さな電気の塊を出してそこから放たれる場合がある。電気ゆえ水に当たると通電し、その水の中全体に同等量のダメージを与える。 ・・真ニル・・・細いレーザーの種を3つ置いて疑似極太レーザーを2回、奥から薙ぎ払いを3回でワンセット。 ・・カオス・エフィリス・・・第1形態のみ。マホロアと同じく星型のゲートを次々と経由させ、フィールドを横断していく。 *●なぜソウル化するのか? ある意味カービィ世界最大の謎ともいえるこの現象。 だが、ソウル化した面々をよく見てみると、ソウル化に関していくつかの共通項が浮かび上がる。 ・&font(b){最終決戦で生命の危機に瀕する、あるいは命を落とす} 確定事項。ゲーム的には追い詰められて変貌という展開は当然っちゃ当然であるのだが。 ・&font(b){原型となった人物全員が自分のエゴで「願い」を実現しようとした} ドロシア以外の番外編のラスボス連中がソウル化しない理由は謎だが、まあ全員がソウル化してもそれはそれで怖すぎる。 マホロアやセクトニアなどの例を見る限り、単なる願いや目的意識だけではなく偏った(負の)感情も必要なのだろうか? 「Soul 0 System」を起動した星の夢が[[ハルトマン>プレジデント・ハルトマン(星のカービィ)]]の心―――感情を消去したことからも、この点がうかがえる。 ・&font(b){強大な力と引き換えに元の自我を失い、禍々しい変貌を遂げた} 一種の本性に近い始祖のドロシア、リミッター解除の類である星の夢(のコンピューター部分)、そして文字通りの「ソウル」であるニル、彼らを除いたソウル族全てに共通する。 特に星の夢については、自我を持つ要因となったハルトマンの記憶を戦闘の最中に削除していた。 ・&font(b){ハルカンドラと関わりのあるアイテム} ハルカンドラとの関連が全く明かされていないドロシアとそもそも復活の仕方がきせきのみであるセクトニア((ただしセクトニアの場合は性格が歪んだ原因がディメンションミラーであり、ソウル化の直接の原因でなくともハルカンドラ製の疑惑が出ることとなった))を除き、誰かしらがハルカンドラと関連がある、もしくは関連性を疑われているアイテムを媒介にソウル化を果たしている。 ・マルク…ギャラクティック・ノヴァの破片 ・マホロア…マスタークラウン ・星の夢…その存在自体がギャラクティック・ノヴァのコピー品 ・ニル…異空間に纏わるスペシャルページの文章にヒントあり ・ID-F86…自身の能力が異空間転移技術の基礎 何かが分かってきそうなところで分からなくなっていったのが現状だが、少なくともこの世界でハッキリしているのは &font(b){理由がどうあれ他者を踏みにじり、その身に余る力を持って強引に願いを叶えようとした者は&color(red){生命体としてまっとうな死に方はできない}}という事である。 改めて闇の深い存在だとつくづく感じさせられる因果応報である… *●余談 ・発案は熊崎ディレクター? これらソウル達の登場作品は全てディレクターの[[熊崎信也]]が関わっている(タチカビ当時はデザイナーだった)。 ドロシアは彼の企画で生まれたキャラクターであり、その事実を踏まえるとソウル系という概念が元々彼の中で構想にあった可能性が高い。 熊崎氏が関わっていない参ドロにソウルが登場しないことからも分かるだろう。 #co(){ **七つの大罪? ファンの間で噂されていることだが、各ソウル系ボスには「七つの大罪」に符合する部分が存在する。 ・ドロシア・・・彼女がプププランドを侵略しようとしたきっかけは&bold(){「嫉妬」}。 ・・嫉妬の悪魔レヴィアタンは「ねじれた」「渦を巻いた」という意味があり、ドロシア ソウルの姿もまた中で渦を巻くような姿をしている。水から生まれた悪魔ともされており、ドロシアも体の大部分が絵の具=水分で構成されている。 ・マルク・・・自分でギャラクティック・ノヴァを召喚する儀式を行えばいいところをわざわざカービィに代わりにやらせた&bold(){「怠惰」}。 ・・対応する悪魔はバアル・ペオル。特にペオルという言葉には「裂け目」という意味があり、ソウル化したマルクはブラックホールに加えデッドリーボウル、スプラッシュマルク、そして最期の断末魔と、身体が二つに裂ける描写が多い。 ・マホロア・・・ローアやマスタークラウンを我が物として力を得て、ポップスターのみならず全宇宙まで支配しようと目論んだ&bold(){「強欲」}。 ・・強欲の悪魔マモンは「人の信頼するもの」「不正な富」という意味を持ち、マホロアも「プレイヤーから信頼」を得て「盗掘したばかりか改造も施したローアという不正な富」を持っていた。 ・セクトニア・・・自らの美貌を只管に追い求めた&bold(){「色欲」}。 ・・色欲の悪魔アスモデウスは牛・人・羊の頭、ガチョウの脚、毒蛇の尾を持つキメラであり、セクトニアもあらゆる生物に乗り移っていた他、『ロボポプラネット』において「様々な生命体の遺伝子情報を持つ」とはっきり明言されている一種のキメラといえる。 ・星の夢・・・直前までのハルトマンの考えを曲解した挙句「生命体など不要」と早計な判断を下したり、メタナイトは口に出してもいないのに勝手に願いを叶えようとする身勝手な&bold(){「傲慢さ」}。 ・・悪魔はご存じ堕天使ルシファー。創造主の神に謀反を起こし堕天使となった様は、製作者であるハルトマンの夢を踏み躙っただけでなく生命体を根絶やしにしようとした点が星の夢に通じるものがある。 ・ニル・・・「カービィに似ている」という点を抜きにしてもら儀式により集められた力だけでなく三魔官、ハイネスまで飲み込み復活するほどの&bold(){「暴食」}。 ・・悪魔は蝿の王ベルゼブブ。元は豊穣の神とされていたが入植者によって邪神とされた経緯があり、人の心のあり方によって善神が悪神と決め付けられた様はさながら「注ぎ込まれるエネルギーによって善にも悪にもなる」とされたニルのようである。 当初こそ「なんかこいつらの動向は七つの大罪に似てね?」程度のこじつけでしかなかった話だが%%本wikiでもその理由で不要と判断され一時期記述が消されていた%%、それぞれを紐解いていったファン達によって考察が進んでいき、単なるこじつけとは言い難い状況になっていった。 一応補強する根拠も書いておきましたが、揉めそうな話題なのでCO。 } ・『??:??:??』 ソウル系のラスボスは基本タイムアタック限定であり、かつ「最終形態との戦闘時にタイムが表示されなくなる」という共通点があるが、ドロシアとマルクソウルにはこの演出がなかった。(『タッチ!カービィ』にはボスラッシュがなく、他のボス戦は実質ミニゲームで、ドロシアソウルが正規のラスボスであった) ・デデデソウル([[デデデ大王]]) 『[[カービィのグルメフェス]]』における、オンライン対戦で人数が足りなかった時のNPCのランダム名称の一つ。 確かにラスボス経験者ではあるものの、まるで洒落にならない。 追記・修正は一度死んで蘇ってからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,208) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: