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「パワージェム(ポケモン)」(2024/04/19 (金) 11:27:41) の最新版変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2014/02/19 Wed 00:44:46
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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『パワージェム』とは、『[[ポケットモンスター]]』シリーズに登場する技の一つ。
[[第四世代>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]]から登場した、[[いわタイプ>いわタイプ(ポケモン)]]の特殊技。
そして、&bold(){&sizex(5){&font(#ff0000){いわタイプ最強の特殊技}}である。}
正確には「&bold(){であった}」ではある。ただし、&bold(){“デメリットなしの”}という条件を付ければ、未だ最強の座は揺るいでいない。
*■概要
第三世代までは物理攻撃と特殊攻撃はタイプによって分かれており、いわタイプの技はなんでも物理攻撃であった。
そのため、[[オムスター]]や[[ルナトーン]]などの攻撃力より特殊攻撃力の高いいわタイプは、いわタイプ攻撃を諦めるか、特殊と物理の両刀にするほかなかった。
そんな中、彗星のごとく現れたこのパワージェムは、&bold(){いわタイプ最強の威力を持つ特殊技}であった。
第四世代からはわざごとに物理か特殊かの区別が行われるようになり、「いわタイプだが特殊」に分類される攻撃がついに実装されたのだ。
いわタイプは&bold(){「耐性はイマイチだが攻撃タイプとしては強い」}という評価を長年受けており、当然この技も&bold(){相手の弱点を突きやすく効果抜群を取れる範囲が広い}。
特に&bold(){いわ弱点だが物理攻撃に強い相手に有利な貴重な技}であり、例えば[[特性>特性(ポケモン)]]『[[いかく>いかく(ポケモン)]]』で攻撃力を下げてくる[[ひこうタイプ>ひこうタイプ(ポケモン)]]に有効。
&bold(){[[ギャラドス]]や[[ボーマンダ]]に対して、それぞれでんき・こおり技以外で『いかく』の影響を受けず弱点を突ける数少ない攻撃}となる。
また、パワージェムの長所として&sizex(4){&font(b,#ff0000){命中率が100%}}という点がある。
いわタイプの物理攻撃は伝統的に命中率が悪く、サブウェポンとして愛用される《ストーンエッジ》は威力こそ100と高いが&bold(){命中率は80%}。
《いわなだれ》は90、《ロックブラスト》や《がんせきふうじ》は80((後にそれぞれ90、95に上昇))ととにかく安定しない。
[[ドサイドン]]などのいわ物理アタッカーが&bold(){マトモに戦えば勝てる相手に《ストーンエッジ》を外して負けるのは日常茶飯事}である。
そんな中、&bold(){パワージェムは安定と信頼の命中100。}勝てる相手に運負けすることが無いのだ。
威力こそストーンエッジに劣るが、ポケモン対戦では多少の威力より命中率が大事。
《かみなり》より《10まんボルト》、《[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]》より《れいとうビーム》の方が使い手が多いことは言うまでもあるまい。
パワージェムの命中安定は&bold(){いわ物理技に対するいわ特殊技の最大のアドバンテージ}であり、
もしもパワージェムが物理攻撃であれば全国の[[ドサイドン]]や[[ゴローニャ]]が水4倍弱点も気にせず涙を流して喜んだことであろう。
更に、&bold(){いわ特殊技には、パワージェム以外の選択肢が少ない。}
いわタイプの特殊わざで、パワージェムの次に威力が高いのは《げんしのちから》となる。
だがその威力はたった60ぽっち。しかもPPはわずか5。追加効果の全能力上昇は発動すれば強いがその確率は10%。
威力120の《インファイト》等が飛び交う第四世代以降の対戦では明らかに力不足である。
《[[めざめるパワー]]》を威力70のいわタイプの技として扱うという手段もあるが厳選難易度は高く、追加効果もなし。
更にXY以降《めざめるパワー》は《げんしのちから》と同じ威力60に固定されてしまった。
他の面子はこんなのなので、&bold(){パワージェムを使うならば、他のいわ特殊技を検討する必要はない。}
《かえんほうしゃ》《だいもんじ》《オーバーヒート》等、選択肢が多すぎて決定版の定まらないほのお特殊技などとは対照的な、文句なしの最強技と言える。
加えて、&bold(){いわ攻撃の中では貴重な&sizex(4){&font(b,#ff0000){PPの多い攻撃}}でもある。}
先述した《ストーンエッジ》と《げんしのちから》はPPが5しかなく、特性『プレッシャー』の相手が耐久戦術を仕掛けてくるとあっという間に枯渇してしまう欠点がある。
パワージェムのPPは20。&bold(){いわタイプの欠点であるPP枯渇を完全に克服している。}
高火力・命中安定・PP潤沢の特殊技。
&bold(){[[オムスター]]をはじめとするいわタイプ特殊アタッカーにとって、まさに理想のわざである}。
また、層の薄かった特攻の高いいわタイプも、BWでは[[両刀>二刀流/両刀(ポケモン)]]可能な[[アーケオス]]、XYでは[[アマルルガ]]や[[幻のポケモン]]である[[ディアンシー]]が増えるなど、徐々に充実しつつある。
もしわざマシン化・教え技化されたら、きっと多数のポケモンが習得し、岩を弱点とするポケモン達への脅威となるだろう。
これからの活躍に期待である。
パワージェム使いのいわタイプのみなさん、追記・修正よろしくお願いします。
#include(テンプレ2)
#include(テンプレ3)
#aa(){{
* *
* + うそは言っていないです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *
}}
冒頭の文章には1ミリの嘘も含まれていない。
・&bold(){パワージェムが第四世代で新登場した、いわタイプ最強の特殊技である}事
・&bold(){第三世代まで、いわ特殊アタッカーがいわ攻撃を諦めるか両刀を強いられていた}事
・&bold(){パワージェムがいわ物理攻撃にはない命中安定&PP潤沢技である}事
そして
・&bold(){オムスターやアマルルガがいわタイプの特殊アタッカーである}事
これらは全てまったき事実である。
そして、冒頭の文章を読んでパワージェムって強そうだなーと思った方は、
&color(red){&bold(){詐欺に気をつけたほうが良い。}}
#openclose(show=●目次){
#contents()
}
*■パワージェムの性能
まず、第4世代で初登場した時のパワージェムのスペックを見てみよう。
|>|パワージェム|h
|威力|COLOR(red):&bold(){70}|
|命中|100|
|PP|20 |
|タイプ|いわ|
|分類|特殊|
|接触|×|
|範囲|単体|
|効果|COLOR(red):なし|
&size(30){&bold(){威 力 7 0}。}
中盤技である《ずつき》と同威力。それどころか追加効果がないので《ずつき》以下の性能である。
ポケモンに詳しくないので良く分からないという方は、お好きなゲームの「中盤に覚えてしばらく使うけどすごく強いわけでもない攻撃」をご想像いただきたい。
DQならベギラマ、FFならファイラがその属性の最強呪文になっているイメージである。
威力70というのは、同時期の「[[めざめるパワー]]」の最大威力と同等である。
つまり&bold(){PPが5多いだけのめざ岩。}これでタイプ最強威力になれるのだから、いかにいわ特殊技の層が薄いかが分かる。
というか、「げんしのちから」とこれの&color(red){2種類しかない}。((その後、第8世代でもう1つだけ追加された))もはや[[初代>ポケットモンスター 赤・緑]]の環境かと疑いたくなるレベルである。
かくとう物理辺りの層の厚さと比べると愕然とすること請け合い。
ぶっちゃけ、威力100以上の技が悉く[[電気>ピカチュウ]][[ネズミ>ライチュウ]]や[[禁>ゼクロム]][[止>キュレム]][[級>ビクティニ]]の[[専用技>専用わざ(ポケモン)]]で、威力90の「[[ワイルドボルト]]」が実質最高なのに反動つきである[[でんき>でんきタイプ(ポケモン)]]物理や、
主力技の多くが威力80台とはいえ、状況によっては高い威力を叩きだす技のある[[ゴースト>ゴーストタイプ(ポケモン)]]、[[あく>あくタイプ(ポケモン)]]技がはるかにマシに見えてくる。
もっとも、後者の2タイプは「[[はたきおとす>はたきおとす(ポケモン)]]」の超強化や[[はがね>はがねタイプ(ポケモン)]]に等倍になった時点で十分過ぎるほど救われているのだが。
さすがにこれは酷かろうという事で、&bold(){5年後}の第六世代([[ポケットモンスター X・Y]])でパワージェムにはテコ入れが入った。
真の力を開放したパワージェムの姿がこちらである。
|>|パワージェム|h
|威力|70→&color(red){&bold(){80}}|
|命中|100|
|PP|20 |
|タイプ|いわ|
|分類|特殊|
|接触|×|
|範囲|単体|
|効果|なし|
…正直もうちょっと盛っても良かった気はするが、「文句なしのドベ」から「ドベ3」((威力90だが溜め技の《ゴーストダイブ》を除くと威力70の《シャドークロー》が主力で、ツメがないポケモンはもっと下がるゴースト物理、威力80だが命中90の《しねんのずつき》が主力のエスパー物理あたりがライバル。このうちゴースト物理は第8世代で敵がアイテムを持っていないと不発するが威力110を叩き出せる《ポルターガイスト》が追加されて躍進しているが))くらいにはなれたので、まあ良しとしよう。
*■パワージェムの使い手
かくして、潜在能力を開放し威力が14%ほどアップした&ruby(スーパー){超}パワージェム。
先述の通り《ストーンエッジ》などのいわ物理技と違い命中率100だし、オムスターなどの特殊アタッカーが使えば十分強いのでは?とお考えの方も居るだろう。
なるほど確かに、『いのちのたま』持ち特攻特化オムスターのパワージェムで、耐久無振りギャラドスを一発で倒せる。
だがその前に、XY時点でパワージェムを覚えるポケモンのラインナップをご覧頂きたい([[進化>しんか(ポケモン)]]前と[[ドーブル]]は除く)。
|ポケモン|タイプ1|タイプ2|攻撃|特攻|h
|[[ペルシアン]]|ノーマル||70|65|
|[[スターミー]]|みず|エスパー|75|100|
|[[デンリュウ>デンリュウ(ポケモン)]]|でんき||75|115|
|[[ヤドキング]]|みず|エスパー|75|100|
|[[サニーゴ]]|みず|BGCOLOR(wheat):いわ|55|BGCOLOR(yellow):65|
|[[ヤミラミ]]|あく|ゴースト|75|65|
|[[ブーピッグ]]|エスパー||45|90|
|[[ビークイン>ビークイン(ポケモン)]]|むし|ひこう|80|80|
|[[ムウマージ]]|ゴースト||60|105|
|[[ダイノーズ]]|BGCOLOR(wheat):いわ|はがね|55|BGCOLOR(yellow):75|
|[[ディアルガ]]|はがね|ドラゴン|120|150|
|[[パルキア]]|みず|ドラゴン|120|150|
|[[ギガイアス]]|BGCOLOR(wheat):いわ||135|BGCOLOR(yellow):60|
|[[メレシー]]|BGCOLOR(wheat):いわ|フェアリー|50|BGCOLOR(yellow):50|
( ゚д゚)アレ、オムスターハ?アマルルガハ?
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)イナイ……
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)ヤッパリイナイ!
……これが絶望の正体である。
冒頭の文章で「オムスターはいわ特殊アタッカー」「パワージェムは最強の岩特殊技」と散々書いたが、&bold(){「パワージェムをオムスターが覚える」と一言も言っていない}事にお気づきいただけただろうか?
誠に残念なことにこの技、特攻100以上のいわ特殊アタッカーで覚えるポケモンが&color(red){1匹もいなかった}のだ。
この技と威力が同じにもかかわらず命中90の「[[しねんのずつき>頭突き]]」でさえ、覚えるポケモンが噛み合っているのに……
だが、このリストのポケモンの姿をよくご覧頂きたい。何か気づくことがあるだろう。
そう、&bold(){&color(red){「体の一部に宝石がついている」}}という共通点があるのだ。
ダイノーズは一見宝石要素がないが、元ネタのモアイにはかつてサンゴ質の石灰岩の目がはめ込まれていた。
実際、目のあたりからこの技を発動させている。
ギガイアスもわかりづらいが、オレンジ色の部分は[[ホワイト>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]]の図鑑内で「結晶」と明言されている。
この中で特攻>攻撃のステータスを持ついわポケモンはサニーゴとダイノーズだが、
前者はそもそも種族値の低さから対戦では非常に[[マイナー>マイナーポケモン]]な存在であり、
後者は特攻75と特殊アタッカーとしては貧弱なため、レベル2[[頑丈>がんじょう(ポケモン)]]戦法や耐久型で使われることが多い。
同じいわポケモンのギガイアスやメレシーは特攻が低すぎ、その他のポケモンはサブウェポンにするにはピンポイントすぎる。
ちなみにXY当時、パワージェムで一番威力を出せたのは&bold(){[[メガデンリュウ>デンリュウ(ポケモン)]]}。いわタイプじゃねえじゃねーか!
というわけで、XYで強化された後でさえ、この技をまともに使いこなせるポケモンは&color(red){殆どいない}状況であった。
技マシンで多くのポケモンに与えられ、「[[かくとうタイプ>かくとうタイプ(ポケモン)]]にばら撒きすぎて、[[ひこうタイプ>ひこうタイプ(ポケモン)]]が対策として機能してない」
とまで言わしめたこともある「ストーンエッジ」とは真逆の状況である。
&bold(){イメージ重視で覚えるポケモンを選んでいる}とも言われたが、その割に体に結晶がついているアマルルガに与えられず、多くのファンを嘆かせている。
アマルルガは耐性など何かと不遇扱いされやすいが、この件でより不遇臭が強まっている感がある。
また、アンモナイトの化石が宝石化した&bold(){「&color(red){ア}&color(orangered){ン}&color(gold){モ}&color(green){ラ}&color(Blue){イ&color(purple){ト}}」}なるものがあるため、オムスターも決して宝石と無関係というわけではない。
#center(){
これ
↓
&blankimg(ammolite-raw_i.JPG,width=449,height=214)
&sizex(1){画像出典:http://www.espyjewelry.com/index.cfm/fa/subcategories.main/parentcat/6442/subcatid/36973}
}
そんな中、2014年の映画の配布ポケモンが[[ディアンシー]]に決まった。
誰もが「宝石モチーフの彼女なら絶対に覚えるに違いない」と思っていた事であろう。
……そしてその自力技の内訳は……
|レベル|習得技|h
|1|たいあたり|
|1|かたくなる|
|5|いわおとし|
|8|かくばる|
|12|うちおとす|
|18|リフレクター|
|21|[[ステルスロック>撒き技(ポケモン)]]|
|27|ガードシェア|
|31|げんしのちから|
|35|じたばた|
|40|スキルスワップ|
|46|[[トリックルーム>○○ルーム(ポケモンのわざ)]]|
|49|ストーンエッジ|
|50|ムーンフォース|
|50|ダイヤストーム|
|60|ひかりのかべ|
|70|しんぴのまもり|
( ゚д゚)アレ、パワージェムハ?
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)ナイ……
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)ヤッパリナイ!
あろうことか、自力技にパワージェムが&color(red){存在しない}ことが判明したのだ。
いくら専用技が宝石モチーフとはいえ、これで今まで守ってきた&bold(){イメージ重視というコンセプトまで&color(red){崩壊させてしまう}ことになった}。
実用性度外視してまでイメージ重視したはずが、結局それすら崩壊させるという、もはや意味不明という領域にまで達している。ゲーフリマジで何がしたいのか…
ちなみにディアンシーの習得技はメレシーと(ほぼ)同じなのだが、メレシーがパワージェムを習得するレベル46の技&bold(){だけ}「[[トリックルーム>○○ルーム(ポケモンのわざ)]]」に変更されている。
&bold(){違う!そこじゃない!}
なお公式ページではパワージェムを使うディアンシーの画像があり、&bold(){&color(red){ミスリードを狙ったと言われても仕方ないもの}}となっている。
(実際はしぜんのちからを洞窟内で使用したものと思われる)
一応フォローしておくと、テストプレイで本来ならありえないような場面が出て来るのはよくあること。
…なのだが、後年(というかORAS)で&bold(){うっかり[[バシャーモ]]にれいとうパンチを使わせたりしている}ので判断が苦しい。
#center(){&blankimg(ディアンシーパワージェム.jpg,width=200,height=150)
&sizex(1){画像出典:[[ポケットモンスターオフィシャルサイト>http://www.pokemon.co.jp/ex/diancie/]]}
}
ここまで色々言ってきたわけだが、岩には硬くて無骨なイメージがあるだけに、特殊技を思いつくのは非常に難しかったと思われる。
そんな中で&color(red){カ}&color(Blue){ラ}&color(gold){フ}&color(green){ル}で&color(hotpink){華やか}な&bold(){「[[宝石>宝石(鉱物)]]」}に着目したアイデアは大変素晴らしい。
だからこそ、肝心のタイプ一致の使い手が少なく、外見やモチーフ的に覚えそうなポケモンにも配られていなかったりするのは非常に歯がゆい限りである。
*■その後のパワージェム
**第七世代([[サン・ムーン>ポケットモンスター サン・ムーン]]/US・UM)
サン・ムーンではルナトーン、ディアンシーがめでたくパワージェムを習得。
さらに新ポケモンでは[[メテノ]]、そして[[ウツロイド]]と[[ネクロズマ]]がパワージェムを習得した。
今回パワージェムを覚えた面々のタイプと攻撃・特攻の種族値をあまり期待しないで見てみよう。
|ポケモン|タイプ1|タイプ2|攻撃|特攻|h
|[[ルナトーン]]|BGCOLOR(wheat):いわ|エスパー|55|BGCOLOR(yellow):95|
|[[ディアンシー]]|BGCOLOR(wheat):いわ|フェアリー|100|BGCOLOR(yellow):100|
|[[メガディアンシー>ディアンシー]]|BGCOLOR(wheat):いわ|フェアリー|160|BGCOLOR(yellow):160|
|[[メテノ]](コアのすがた)|BGCOLOR(wheat):いわ|ひこう|100|BGCOLOR(yellow):100|
|[[ウツロイド]]|BGCOLOR(wheat):いわ|どく|53|BGCOLOR(yellow):127|
|[[ネクロズマ]]|エスパー||107|127|
|ネクロズマ(たそがれのたてがみ)|エスパー|はがね|157|113|
|ネクロズマ(あかつきのつばさ)|エスパー|ゴースト|113|157|
|ウルトラネクロズマ|エスパー|ドラゴン|167|167|
な…なんだこのパワーは…スカウターの故障か…?
これまで&bold(){最強が75}とか言っていた岩タイプパワージェム業界に&bold(){とんでもねえ&ruby(パワー){戦闘力}の超戦士がやってきたのだ!!}
&strike(){ルナトーンがとんでもねえ戦闘力に見えるそれまでの岩パワージェム業界どうなってんだ}
禁止級であり使用できるルールが少ないディアンシーとネクロズマはともかく、注目は特攻127を誇るウツロイド。
[[ウルトラビースト>ウルトラビースト(ポケモン)]]の1匹であるコイツは伝説のポケモンに匹敵する能力を持っており、対戦環境でもパワージェムを振り回して大暴れした。
&bold(){あれほど不遇の時代を送ったパワージェムが、ついに環境レベルの技になった瞬間であった。}
対戦考察サイトやSNSでは「ウツロイドのパワージェム耐え調整」「パワージェムで確1」などの夢のような文言が飛び交い
全国のパワージェムファン(いるのか?)は宝石の涙を流してパワージェムの出世を喜んだという。
え?これ以外の新規習得者?&bold(){原種の流れで覚える}アローラペルシアンだけだよ?
**第八世代([[ソード・シールド>ポケットモンスター ソード・シールド]])
ついに&bold(){わざレコードで習得できる技に!}
と言う事は今まで特殊いわ技に恵まれなかったポケモンにも恩恵がある!
早速、新規習得者の顔を見てみよう。
ギアル
ギギアル
[[ギギギアル]]
ガラルサニーゴ
[[サニゴーン]]
&bold(){以上}。
( ゚д゚)
そう。何とわざレコードになったにもかかわらず&bold(){新規習得者はギアル系統と原種の流れで覚えるガラルサニーゴ系統のみ}。
更にガラル地方にはディアンシーもウツロイドも不在。
それどころかデンリュウにスターミーまで不在。
まともに使えそうな奴がガッツリ不在なのだ…。
一応サニゴーンは特攻145と非常に高く扱いやすいのだが、実際は『[[しんかのきせき>しんかのきせき(ポケモン)]]』を持たせた進化前の耐久戦術が対戦ではメジャーだったので…。
更に、なんとわざわざわざレコードを使わせる為なのかは不明だが、
ルナトーンが&bold(){レベルでの習得→わざレコード限定習得に変更}。
それはいくら何でもやり過ぎなのではないのだろうか…。
そしてDLC第1弾「鎧の孤島」解禁。
「復活したポケモンの中できっと新しく覚えてくれる奴がいるはず!」と皆が期待した。
しかし、結局復活ポケモンで習得可能なのはわざレコードもわざマシン同様使い放題な[[ミュウ>ミュウ(ポケモン)]]と、&bold(){元から習得可能な}スターミー系統とヤドキングのみ。
しかもこの鎧の孤島で「&bold(){メテオビーム}」なる新特殊いわ技(まさかの&bold(){威力120}!)が追加され、ついに&bold(){最強のいわ特殊技の座を奪われてしまった。}
ただ、「メテオビーム」は命中90かつ[[溜め技>溜め技(ポケモン)]]であり、対人戦で使うには「パワフルハーブ」やダイマックスを活用する必要があるためパワージェムはまだまだ生き残れる
…と思いきや、「メテオビーム」には「溜めるときに特攻が1段階上がる」という強力な効果があるため、『パワフルハーブ』を持ってでも実質&bold(){威力180}のこちらを採用するケースはかなり多い。
パワージェムにとっては逆風だが、新たな選択肢が出たことでパワージェムの主な使い手たる特殊いわタイプポケモンには追い風が吹いたと言える。
DLC第2弾でウツロイドが復帰したが、パワージェムとメテオビームの採用率は概ね半々であった。
え?冠の雪原での追加ポケモンのパワージェム習得者?
&bold(){元々覚える}メレシーやディアンシーと、&bold(){原種の流れで覚える}ガラルヤドキングだけだよ?
&s(){つまりはそう言う事だ察しろ}
**第九世代([[スカーレット・バイオレット>ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]])
&size(20){突如パワージェムに&bold(){光明が差し込んだ}。}
なんとここにきてようやく習得者が見直され、&bold(){習得者が爆増}したのである。
新規習得者はご覧の通り([[進化>しんか(ポケモン)]]前は除く)。
|ポケモン|タイプ1|タイプ2|攻撃|特攻|h
|[[ゴルダック]]|みず||82|95|
|[[ヒスイウインディ>ウインディ(ヒスイのすがた)]]|ほのお|BGCOLOR(wheat):いわ|115|BGCOLOR(yellow):95|
|[[ガラルヤドラン>ヤドラン(ガラルのすがた)]]|どく|エスパー|100|100|
|[[ミュウツー]]|エスパー||110|154|
|[[ウソッキー]]|BGCOLOR(wheat):いわ||100|BGCOLOR(yellow):30|
|[[エーフィ]]|エスパー||65|130|
|[[マグカルゴ]]|ほのお|BGCOLOR(wheat):いわ|50|BGCOLOR(yellow):90|
|[[バンギラス]]|BGCOLOR(wheat):いわ|あく|134|BGCOLOR(yellow):95|
|[[レジロック]]|BGCOLOR(wheat):いわ||100|BGCOLOR(yellow):50|
|[[トリデプス]]|BGCOLOR(wheat):いわ|はがね|52|BGCOLOR(yellow):47|
|[[ドータクン]]|はがね|エスパー|89|79|
|[[ガブリアス]]|ドラゴン|じめん|130|95|
|[[ヒードラン]]|ほのお|はがね|90|130|
|[[クレセリア]]|エスパー||70|75|
|[[アルセウス]]|ノーマル||120|120|
|[[セキタンザン]]|BGCOLOR(wheat):いわ|ほのお|80|BGCOLOR(yellow):80|
|[[イシヘンジン]]|BGCOLOR(wheat):いわ||125|BGCOLOR(yellow):20|
|[[マスカーニャ]]|くさ|あく|110|81|
|[[キョジオーン]]|BGCOLOR(wheat):いわ||100|BGCOLOR(yellow):45|
|[[ガケガニ]]|BGCOLOR(wheat):いわ||100|BGCOLOR(yellow):35|
|[[ベラカス]]|むし|エスパー|50|115|
|[[オトシドリ]]|ひこう|あく|103|60|
|[[キラフロル]]|BGCOLOR(wheat):いわ|どく|55|BGCOLOR(yellow):130|
|[[ハバタクカミ]]|ゴースト|フェアリー|55|135|
|[[スナノケガワ]]|でんき|じめん|81|121|
|[[テツノイバラ]]|BGCOLOR(wheat):いわ|でんき|134|BGCOLOR(yellow):70|
|[[サーフゴー]]|はがね|ゴースト|60|133|
|[[ミライドン]]|でんき|ドラゴン|85|135|
|[[テラパゴス]]|ノーマル||95|105|
%%特攻がお話にならない程壊滅的なポケモンも数名いるのは置いておいて、%%中にはバンギラス((数値的には劣るが特殊技のバリエーションが豊富))やセキタンザン((攻撃・特攻は同じ数値だが、もう1つのタイプであるほのおタイプの技が特殊の方が使い勝手が良い))など、特殊型もできるいわタイプの名も。
また、ゴルダックやエーフィといった、水晶っぽいものはあるのに何故か覚えなかったポケモンも習得対象に。
宝石大好きだからかガバイト&ガブリアスまで習得対象に。&s(){それ相手に投げつけてない?}
そして何よりも、特攻&bold(){130}を誇るキラフロルの登場が大きい。
さらにさらに、「碧の仮面」ではマグカルゴにもようやく与えられた。&s(){しれっとマグマッグも覚えるぞ!}
対戦ではキラフロルやマグカルゴのメインウェポンとしてのほか、環境トップのハバタクカミが決定打を与えづらいほのおタイプ([[ウルガモス]]や[[テツノドクガ]],[[イーユイ]]等)対策としてサブウェポンに採用するケースも少なくなく、同じく環境トップのサーフゴーも同じ理由で極たまに採用されるといったように、恐らく歴代で最もパワージェムが対戦環境で使われているだろう。
今まで涙をのみ続けたパワージェムだったが、ようやくこの技も報われたと言って良いのではないだろうか。
え、その他の皆さん?DLCが打ち止めだとしたら少なくとも今世代はお預けですかね…
なお、いわ特殊技最強の座を奪った先述の「メテオビーム」は、DLCまでわざマシンがお預けとなっていた。
*■余談
特殊いわ技の決定力ランキングは剣盾発売(メテオビーム未解禁)の時点ではこのようになっていた。
一つの作品に同時に登場した事のないポケモンもごちゃ混ぜのランキングである事に留意。
[[Zワザ]]・[[ダイマックス]]わざは考慮せず、普通の技の火力のみを比較する。それらはこれらに匹敵する、或いはそれ以上の火力を叩き出せるものとして考えて欲しい。
|順位|ポケモン|技|備考|h
|1位|アルセウス|さばきのつぶて|『がんせきプレート』持ち|
|2位|メガディアンシー|パワージェム||
|3位|ウツロイド|パワージェム||
|4位|メテノ(コアのすがた)|パワージェム||
|5位|ルナトーン|パワージェム||
|~|ウルトラネクロズマ|~||
|6位|メガデンリュウ|パワージェム||
|7位|ディアルガ|パワージェム||
|~|パルキア|~||
|8位|サニゴーン|パワージェム||
|9位|[[ロズレイド]]|めざめるパワー|特性『テクニシャン』補正込み|
1位がアルセウスに持っていかれている…のはままある事としても、&bold(){いくらなんでもいわタイプじゃない奴が多すぎである。}
よく似た立ち位置の技に、XYで登場した[[はなふぶき>はなふぶき(ポケモン)]]がある。威力90・命中100の[[くさ>くさタイプ(ポケモン)]]物理の全体攻撃技で、シングルでは「タネばくだん」の上位互換。
……なのだが、かつては覚えるポケモンで攻撃>特攻のポケモンが&color(red){1匹もいない}という、この技と似たような問題を抱えていた。
後に物理アタッカーの[[ラランテス]]や[[マスカーニャ]]が習得するも、&bold(){どちらもより強い草物理わざを覚える}ため、相変わらず全然使われていない。
追記・修正はオムスターやアマルルガなどに覚えてほしい人にお願いします。
(メテオビームはどちらも覚えます)
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,19)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#lsd()
#comment_num2(num=30)
}
&font(#6495ED){登録日}:2014/02/19 Wed 00:44:46
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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『パワージェム』とは、『[[ポケットモンスター]]』シリーズに登場する技の一つ。
[[第四世代>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]]から登場した、[[いわタイプ>いわタイプ(ポケモン)]]の特殊技。
そして、&bold(){&sizex(5){&font(#ff0000){いわタイプ最強の特殊技}}である。}
正確には「&bold(){であった}」ではある。ただし、&bold(){“デメリットなしの”}という条件を付ければ、未だ最強の座は揺るいでいない。
*■概要
第三世代までは物理攻撃と特殊攻撃はタイプによって分かれており、いわタイプの技はなんでも物理攻撃であった。
そのため、[[オムスター]]や[[ルナトーン]]などの攻撃力より特殊攻撃力の高いいわタイプは、いわタイプ攻撃を諦めるか、特殊と物理の両刀にするほかなかった。
そんな中、彗星のごとく現れたこのパワージェムは、&bold(){いわタイプ最強の威力を持つ特殊技}であった。
第四世代からはわざごとに物理か特殊かの区別が行われるようになり、「いわタイプだが特殊」に分類される攻撃がついに実装されたのだ。
いわタイプは&bold(){「耐性はイマイチだが攻撃タイプとしては強い」}という評価を長年受けており、当然この技も&bold(){相手の弱点を突きやすく効果抜群を取れる範囲が広い}。
特に&bold(){いわ弱点だが物理攻撃に強い相手に有利な貴重な技}であり、例えば[[特性>特性(ポケモン)]]『[[いかく>いかく(ポケモン)]]』で攻撃力を下げてくる[[ひこうタイプ>ひこうタイプ(ポケモン)]]に有効。
&bold(){[[ギャラドス]]や[[ボーマンダ]]に対して、それぞれでんき・こおり技以外で『いかく』の影響を受けず弱点を突ける数少ない攻撃}となる。
また、パワージェムの長所として&sizex(4){&font(b,#ff0000){命中率が100%}}という点がある。
いわタイプの物理攻撃は伝統的に命中率が悪く、サブウェポンとして愛用される《ストーンエッジ》は威力こそ100と高いが&bold(){命中率は80%}。
《いわなだれ》は90、《ロックブラスト》や《がんせきふうじ》は80((後にそれぞれ90、95に上昇))ととにかく安定しない。
[[ドサイドン]]などのいわ物理アタッカーが&bold(){マトモに戦えば勝てる相手に《ストーンエッジ》を外して負けるのは日常茶飯事}である。
そんな中、&bold(){パワージェムは安定と信頼の命中100。}勝てる相手に運負けすることが無いのだ。
威力こそストーンエッジに劣るが、ポケモン対戦では多少の威力より命中率が大事。
《かみなり》より《10まんボルト》、《[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]》より《れいとうビーム》の方が使い手が多いことは言うまでもあるまい。
パワージェムの命中安定は&bold(){いわ物理技に対するいわ特殊技の最大のアドバンテージ}であり、
もしもパワージェムが物理攻撃であれば全国の[[ドサイドン]]や[[ゴローニャ]]が水4倍弱点も気にせず涙を流して喜んだことであろう。
更に、&bold(){いわ特殊技には、パワージェム以外の選択肢が少ない。}
いわタイプの特殊わざで、パワージェムの次に威力が高いのは《げんしのちから》となる。
だがその威力はたった60ぽっち。しかもPPはわずか5。追加効果の全能力上昇は発動すれば強いがその確率は10%。
威力120の《インファイト》等が飛び交う第四世代以降の対戦では明らかに力不足である。
《[[めざめるパワー]]》を威力70のいわタイプの技として扱うという手段もあるが厳選難易度は高く、追加効果もなし。
更にXY以降《めざめるパワー》は《げんしのちから》と同じ威力60に固定されてしまった。
他の面子はこんなのなので、&bold(){パワージェムを使うならば、他のいわ特殊技を検討する必要はない。}
《かえんほうしゃ》《だいもんじ》《オーバーヒート》等、選択肢が多すぎて決定版の定まらないほのお特殊技などとは対照的な、文句なしの最強技と言える。
加えて、&bold(){いわ攻撃の中では貴重な&sizex(4){&font(b,#ff0000){PPの多い攻撃}}でもある。}
先述した《ストーンエッジ》と《げんしのちから》はPPが5しかなく、特性『プレッシャー』の相手が耐久戦術を仕掛けてくるとあっという間に枯渇してしまう欠点がある。
パワージェムのPPは20。&bold(){いわタイプの欠点であるPP枯渇を完全に克服している。}
高火力・命中安定・PP潤沢の特殊技。
&bold(){[[オムスター]]をはじめとするいわタイプ特殊アタッカーにとって、まさに理想のわざである}。
また、層の薄かった特攻の高いいわタイプも、BWでは[[両刀>二刀流/両刀(ポケモン)]]可能な[[アーケオス]]、XYでは[[アマルルガ]]や[[幻のポケモン]]である[[ディアンシー]]が増えるなど、徐々に充実しつつある。
もしわざマシン化・教え技化されたら、きっと多数のポケモンが習得し、岩を弱点とするポケモン達への脅威となるだろう。
これからの活躍に期待である。
パワージェム使いのいわタイプのみなさん、追記・修正よろしくお願いします。
#include(テンプレ2)
#include(テンプレ3)
#aa(){{
* *
* + うそは言っていないです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *
}}
冒頭の文章には1ミリの嘘も含まれていない。
・&bold(){パワージェムが第四世代で新登場した、いわタイプ最強の特殊技である}事
・&bold(){第三世代まで、いわ特殊アタッカーがいわ攻撃を諦めるか両刀を強いられていた}事
・&bold(){パワージェムがいわ物理攻撃にはない命中安定&PP潤沢技である}事
そして
・&bold(){オムスターやアマルルガがいわタイプの特殊アタッカーである}事
これらは全てまったき事実である。
そして、冒頭の文章を読んでパワージェムって強そうだなーと思った方は、
&color(red){&bold(){詐欺に気をつけたほうが良い。}}
#openclose(show=●目次){
#contents()
}
*■パワージェムの性能
まず、第4世代で初登場した時のパワージェムのスペックを見てみよう。
|>|パワージェム|h
|威力|COLOR(red):&bold(){70}|
|命中|100|
|PP|20 |
|タイプ|いわ|
|分類|特殊|
|接触|×|
|範囲|単体|
|効果|COLOR(red):なし|
&size(30){&bold(){威 力 7 0}。}
中盤技である《ずつき》と同威力。それどころか追加効果がないので《ずつき》以下の性能である。
ポケモンに詳しくないので良く分からないという方は、お好きなゲームの「中盤に覚えてしばらく使うけどすごく強いわけでもない攻撃」をご想像いただきたい。
DQならベギラマ、FFならファイラがその属性の最強呪文になっているイメージである。
威力70というのは、同時期の「[[めざめるパワー]]」の最大威力と同等である。
つまり&bold(){PPが5多いだけのめざ岩。}これでタイプ最強威力になれるのだから、いかにいわ特殊技の層が薄いかが分かる。
というか、「げんしのちから」とこれの&color(red){2種類しかない}。((その後、第8世代でもう1つだけ追加された))もはや[[初代>ポケットモンスター 赤・緑]]の環境かと疑いたくなるレベルである。
かくとう物理辺りの層の厚さと比べると愕然とすること請け合い。
ぶっちゃけ、威力100以上の技が悉く[[電気>ピカチュウ]][[ネズミ>ライチュウ]]や[[禁>ゼクロム]][[止>キュレム]][[級>ビクティニ]]の[[専用技>専用わざ(ポケモン)]]で、威力90の「[[ワイルドボルト]]」が実質最高なのに反動つきである[[でんき>でんきタイプ(ポケモン)]]物理や、
主力技の多くが威力80台とはいえ、状況によっては高い威力を叩きだす技のある[[ゴースト>ゴーストタイプ(ポケモン)]]、[[あく>あくタイプ(ポケモン)]]技がはるかにマシに見えてくる。
もっとも、後者の2タイプは「[[はたきおとす>はたきおとす(ポケモン)]]」の超強化や[[はがね>はがねタイプ(ポケモン)]]に等倍になった時点で十分過ぎるほど救われているのだが。
さすがにこれは酷かろうという事で、&bold(){5年後}の第六世代([[ポケットモンスター X・Y]])でパワージェムにはテコ入れが入った。
真の力を開放したパワージェムの姿がこちらである。
|>|パワージェム|h
|威力|70→&color(red){&bold(){80}}|
|命中|100|
|PP|20 |
|タイプ|いわ|
|分類|特殊|
|接触|×|
|範囲|単体|
|効果|なし|
…正直もうちょっと盛っても良かった気はするが、「文句なしのドベ」から「ドベ3」((威力90だが溜め技の《ゴーストダイブ》を除くと威力70の《シャドークロー》が主力で、ツメがないポケモンはもっと下がるゴースト物理、威力80だが命中90の《しねんのずつき》が主力のエスパー物理あたりがライバル。このうちゴースト物理は第8世代で敵がアイテムを持っていないと不発するが威力110を叩き出せる《ポルターガイスト》が追加されて躍進しているが))くらいにはなれたので、まあ良しとしよう。
*■パワージェムの使い手
かくして、潜在能力を開放し威力が14%ほどアップした&ruby(スーパー){超}パワージェム。
先述の通り《ストーンエッジ》などのいわ物理技と違い命中率100だし、オムスターなどの特殊アタッカーが使えば十分強いのでは?とお考えの方も居るだろう。
なるほど確かに、『いのちのたま』持ち特攻特化オムスターのパワージェムで、耐久無振りギャラドスを一発で倒せる。
だがその前に、XY時点でパワージェムを覚えるポケモンのラインナップをご覧頂きたい([[進化>しんか(ポケモン)]]前と[[ドーブル]]は除く)。
|ポケモン|タイプ1|タイプ2|攻撃|特攻|h
|[[ペルシアン]]|ノーマル||70|65|
|[[スターミー]]|みず|エスパー|75|100|
|[[デンリュウ>デンリュウ(ポケモン)]]|でんき||75|115|
|[[ヤドキング]]|みず|エスパー|75|100|
|[[サニーゴ]]|みず|BGCOLOR(wheat):いわ|55|BGCOLOR(yellow):65|
|[[ヤミラミ]]|あく|ゴースト|75|65|
|[[ブーピッグ]]|エスパー||45|90|
|[[ビークイン>ビークイン(ポケモン)]]|むし|ひこう|80|80|
|[[ムウマージ]]|ゴースト||60|105|
|[[ダイノーズ]]|BGCOLOR(wheat):いわ|はがね|55|BGCOLOR(yellow):75|
|[[ディアルガ]]|はがね|ドラゴン|120|150|
|[[パルキア]]|みず|ドラゴン|120|150|
|[[ギガイアス]]|BGCOLOR(wheat):いわ||135|BGCOLOR(yellow):60|
|[[メレシー]]|BGCOLOR(wheat):いわ|フェアリー|50|BGCOLOR(yellow):50|
( ゚д゚)アレ、オムスターハ?アマルルガハ?
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)イナイ……
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)ヤッパリイナイ!
……これが絶望の正体である。
冒頭の文章で「オムスターはいわ特殊アタッカー」「パワージェムは最強の岩特殊技」と散々書いたが、&bold(){「パワージェムをオムスターが覚える」と一言も言っていない}事にお気づきいただけただろうか?
誠に残念なことにこの技、特攻100以上のいわ特殊アタッカーで覚えるポケモンが&color(red){1匹もいなかった}のだ。
この技と威力が同じにもかかわらず命中90の「[[しねんのずつき>頭突き]]」でさえ、覚えるポケモンが噛み合っているのに……
だが、このリストのポケモンの姿をよくご覧頂きたい。何か気づくことがあるだろう。
そう、&bold(){&color(red){「体の一部に宝石がついている」}}という共通点があるのだ。
ダイノーズは一見宝石要素がないが、元ネタのモアイにはかつてサンゴ質の石灰岩の目がはめ込まれていた。
実際、目のあたりからこの技を発動させている。
ギガイアスもわかりづらいが、オレンジ色の部分は[[ホワイト>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]]の図鑑内で「結晶」と明言されている。
この中で特攻>攻撃のステータスを持ついわポケモンはサニーゴとダイノーズだが、
前者はそもそも種族値の低さから対戦では非常に[[マイナー>マイナーポケモン]]な存在であり、
後者は特攻75と特殊アタッカーとしては貧弱なため、レベル2[[頑丈>がんじょう(ポケモン)]]戦法や耐久型で使われることが多い。
同じいわポケモンのギガイアスやメレシーは特攻が低すぎ、その他のポケモンはサブウェポンにするにはピンポイントすぎる。
ちなみにXY当時、パワージェムで一番威力を出せたのは&bold(){[[メガデンリュウ>デンリュウ(ポケモン)]]}。いわタイプじゃねえじゃねーか!
というわけで、XYで強化された後でさえ、この技をまともに使いこなせるポケモンは&color(red){殆どいない}状況であった。
技マシンで多くのポケモンに与えられ、「[[かくとうタイプ>かくとうタイプ(ポケモン)]]にばら撒きすぎて、[[ひこうタイプ>ひこうタイプ(ポケモン)]]が対策として機能してない」
とまで言わしめたこともある「ストーンエッジ」とは真逆の状況である。
&bold(){イメージ重視で覚えるポケモンを選んでいる}とも言われたが、その割に体に結晶がついているアマルルガに与えられず、多くのファンを嘆かせている。
アマルルガは耐性など何かと不遇扱いされやすいが、この件でより不遇臭が強まっている感がある。
また、アンモナイトの化石が宝石化した&bold(){「&color(red){ア}&color(orangered){ン}&color(gold){モ}&color(green){ラ}&color(Blue){イ&color(purple){ト}}」}なるものがあるため、オムスターも決して宝石と無関係というわけではない。
#center(){
これ
↓
&blankimg(ammolite-raw_i.JPG,width=449,height=214)
&sizex(1){画像出典:http://www.espyjewelry.com/index.cfm/fa/subcategories.main/parentcat/6442/subcatid/36973}
}
そんな中、2014年の映画の配布ポケモンが[[ディアンシー]]に決まった。
ディアンシーはダイヤモンドをモチーフとしたポケモンであり、恐らく&bold(){全ポケモンの中で最もパワージェムが似合うポケモン}である。
その自力技の内訳は……
|レベル|習得技|h
|1|たいあたり|
|1|かたくなる|
|5|いわおとし|
|8|かくばる|
|12|うちおとす|
|18|リフレクター|
|21|[[ステルスロック>撒き技(ポケモン)]]|
|27|ガードシェア|
|31|げんしのちから|
|35|じたばた|
|40|スキルスワップ|
|46|[[トリックルーム>○○ルーム(ポケモンのわざ)]]|
|49|ストーンエッジ|
|50|ムーンフォース|
|50|ダイヤストーム|
|60|ひかりのかべ|
|70|しんぴのまもり|
( ゚д゚)アレ、パワージェムハ?
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)ナイ……
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)ヤッパリナイ!
あろうことか、自力技にパワージェムが&color(red){存在しなかった}。
実用性度外視・イメージ重視で習得者を選んでいると思われていたこの技だが、別に&bold(){そんな事はなかった}のかもしれない。
ちなみにディアンシーの習得技はメレシーと(ほぼ)同じなのだが、メレシーがパワージェムを習得するレベル46の技&bold(){だけ}「[[トリックルーム>○○ルーム(ポケモンのわざ)]]」に変更されている。
&bold(){違う!そこじゃない!}
なお公式ページではなぜか&bold(){パワージェムを使うディアンシーの画像}が存在している。
一応、《しぜんのちから》を洞窟内で使えばパワージェムになるので、背景が洞窟であることを考慮すれば不自然な画像ではない。
ただ、ポケモンシリーズは&bold(){うっかり使えない技を使うポケモンの画像を公表する}事が頻繁にあり、直後のORAS公式サイトに&bold(){れいとうパンチを使う[[メガバシャーモ>バシャーモ]]の写真を掲載している}ので、正直判断が苦しい。
#center(){&blankimg(ディアンシーパワージェム.jpg,width=200,height=150)
&sizex(1){画像出典:[[ポケットモンスターオフィシャルサイト>http://www.pokemon.co.jp/ex/diancie/]]}
}
ここまで色々言ってきたわけだが、岩には硬くて無骨なイメージがあるだけに、特殊技を思いつくのは非常に難しかったと思われる。
そんな中で&color(red){カ}&color(Blue){ラ}&color(gold){フ}&color(green){ル}で&color(hotpink){華やか}な&bold(){「[[宝石>宝石(鉱物)]]」}に着目したアイデアは大変素晴らしい。
だからこそ、肝心のタイプ一致の使い手が少なく、外見やモチーフ的に覚えそうなポケモンにも配られていなかったりするのは非常に歯がゆい限りである。
*■その後のパワージェム
**第七世代([[サン・ムーン>ポケットモンスター サン・ムーン]]/US・UM)
サン・ムーンではルナトーン、ディアンシーがめでたくパワージェムを習得。
さらに新ポケモンでは[[メテノ]]、そして[[ウツロイド]]と[[ネクロズマ]]がパワージェムを習得した。
今回パワージェムを覚えた面々のタイプと攻撃・特攻の種族値をあまり期待しないで見てみよう。
|ポケモン|タイプ1|タイプ2|攻撃|特攻|h
|ペルシアン(アローラのすがた)|あく||60|75|
|[[ルナトーン]]|BGCOLOR(wheat):いわ|エスパー|55|BGCOLOR(yellow):95|
|[[ディアンシー]]|BGCOLOR(wheat):いわ|フェアリー|100|BGCOLOR(yellow):100|
|[[メガディアンシー>ディアンシー]]|BGCOLOR(wheat):いわ|フェアリー|160|BGCOLOR(yellow):160|
|[[メテノ]](コアのすがた)|BGCOLOR(wheat):いわ|ひこう|100|BGCOLOR(yellow):100|
|[[ウツロイド]]|BGCOLOR(wheat):いわ|どく|53|BGCOLOR(yellow):127|
|[[ネクロズマ]]|エスパー||107|127|
|ネクロズマ(たそがれのたてがみ)|エスパー|はがね|157|113|
|ネクロズマ(あかつきのつばさ)|エスパー|ゴースト|113|157|
|ウルトラネクロズマ|エスパー|ドラゴン|167|167|
な…なんだこのパワーは…スカウターの故障か…?
これまで&bold(){最強が75}とか言っていた岩タイプパワージェム業界に&bold(){とんでもねえ&ruby(パワー){戦闘力}の超戦士がやってきたのだ!!}
&strike(){ルナトーンがとんでもねえ戦闘力に見えるそれまでの岩パワージェム業界どうなってんだ}
禁止級であり使用できるルールが少ないディアンシーとネクロズマはともかく、注目は特攻127を誇るウツロイド。
[[ウルトラビースト>ウルトラビースト(ポケモン)]]の1匹であるコイツは伝説のポケモンに匹敵する能力を持っており、対戦環境でもパワージェムを振り回して大暴れした。
&bold(){あれほど不遇の時代を送ったパワージェムが、ついに環境レベルの技になった瞬間であった。}
対戦考察サイトやSNSでは「ウツロイドのパワージェム耐え調整」「パワージェムで確1」などの夢のような文言が飛び交い
全国のパワージェムファン(いるのか?)は宝石の涙を流してパワージェムの出世を喜んだという。
こうしてパワージェムは救済されたが、&bold(){オムスターとアマルルガにはパワージェムは与えられなかった。}
**第八世代([[ソード・シールド>ポケットモンスター ソード・シールド]])
ついに&bold(){わざレコードで習得できる技に!}
と言う事は今まで特殊いわ技に恵まれなかったポケモンにも恩恵がある!
早速、新規習得者の顔を見てみよう。
ギアル
ギギアル
[[ギギギアル]]
ガラルサニーゴ
[[サニゴーン]]
&bold(){以上}。
( ゚д゚)
そう。何とわざレコードになったにもかかわらず&bold(){新規習得者はギアル系統と原種の流れで覚えるガラルサニーゴ系統のみ}。
更にガラル地方にはディアンシーもウツロイドも不在。
それどころかデンリュウにスターミーまで不在。
まともに使えそうな奴がガッツリ不在なのだ…。
一応サニゴーンは特攻145と非常に高く扱いやすいのだが、実際は『[[しんかのきせき>しんかのきせき(ポケモン)]]』を持たせた進化前の耐久戦術が対戦ではメジャーだったので…。
更に、なんとわざわざわざレコードを使わせる為なのかは不明だが、
ルナトーンが&bold(){レベルでの習得→わざレコード限定習得に変更}。
それはいくら何でもやり過ぎなのではないのだろうか…。
そしてDLC第1弾「鎧の孤島」解禁。
「復活したポケモンの中できっと新しく覚えてくれる奴がいるはず!」と皆が期待した。
しかし、結局復活ポケモンで習得可能なのはわざレコードもわざマシン同様使い放題な[[ミュウ>ミュウ(ポケモン)]]と、&bold(){元から習得可能な}スターミー系統とヤドキングのみ。
しかもこの鎧の孤島で「&bold(){メテオビーム}」なる新特殊いわ技(まさかの&bold(){威力120}!)が追加され、ついに&bold(){最強のいわ特殊技の座を奪われてしまった。}
ただ、「メテオビーム」は命中90かつ[[溜め技>溜め技(ポケモン)]]であり、対人戦で使うには「パワフルハーブ」やダイマックスを活用する必要があるためパワージェムはまだまだ生き残れる
…と思いきや、「メテオビーム」には「溜めるときに特攻が1段階上がる」という強力な効果があるため、『パワフルハーブ』を持ってでも実質&bold(){威力180}のこちらを採用するケースはかなり多い。
パワージェムにとっては逆風だが、新たな選択肢が出たことでパワージェムの主な使い手たる特殊いわタイプポケモンには追い風が吹いたと言える。
DLC第2弾「冠の雪原」でウツロイドが復帰したが、パワージェムとメテオビームの採用率は概ね半々であった。
ちなみに、「冠の雪原」では&bold(){オムスターとアマルルガが復帰したが、パワージェムのわざレコードは使用不能だった。}
**第九世代([[スカーレット・バイオレット>ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]])
&size(20){突如パワージェムに&bold(){光明が差し込んだ}。}
なんとここにきてようやく習得者が見直され、&bold(){習得者が爆増}したのである。
新規習得者はご覧の通り([[進化>しんか(ポケモン)]]前は除く)。
|ポケモン|タイプ1|タイプ2|攻撃|特攻|h
|[[ゴルダック]]|みず||82|95|
|[[ヒスイウインディ>ウインディ(ヒスイのすがた)]]|ほのお|BGCOLOR(wheat):いわ|115|BGCOLOR(yellow):95|
|[[ガラルヤドラン>ヤドラン(ガラルのすがた)]]|どく|エスパー|100|100|
|[[ミュウツー]]|エスパー||110|154|
|[[ウソッキー]]|BGCOLOR(wheat):いわ||100|BGCOLOR(yellow):30|
|[[エーフィ]]|エスパー||65|130|
|[[マグカルゴ]]|ほのお|BGCOLOR(wheat):いわ|50|BGCOLOR(yellow):90|
|[[バンギラス]]|BGCOLOR(wheat):いわ|あく|134|BGCOLOR(yellow):95|
|[[レジロック]]|BGCOLOR(wheat):いわ||100|BGCOLOR(yellow):50|
|[[トリデプス]]|BGCOLOR(wheat):いわ|はがね|52|BGCOLOR(yellow):47|
|[[ドータクン]]|はがね|エスパー|89|79|
|[[ガブリアス]]|ドラゴン|じめん|130|95|
|[[ヒードラン]]|ほのお|はがね|90|130|
|[[クレセリア]]|エスパー||70|75|
|[[アルセウス]]|ノーマル||120|120|
|[[セキタンザン]]|BGCOLOR(wheat):いわ|ほのお|80|BGCOLOR(yellow):80|
|[[イシヘンジン]]|BGCOLOR(wheat):いわ||125|BGCOLOR(yellow):20|
|[[マスカーニャ]]|くさ|あく|110|81|
|[[キョジオーン]]|BGCOLOR(wheat):いわ||100|BGCOLOR(yellow):45|
|[[ガケガニ]]|BGCOLOR(wheat):いわ||100|BGCOLOR(yellow):35|
|[[ベラカス]]|むし|エスパー|50|115|
|[[オトシドリ]]|ひこう|あく|103|60|
|[[キラフロル]]|BGCOLOR(wheat):いわ|どく|55|BGCOLOR(yellow):130|
|[[ハバタクカミ]]|ゴースト|フェアリー|55|135|
|[[スナノケガワ]]|でんき|じめん|81|121|
|[[テツノイバラ]]|BGCOLOR(wheat):いわ|でんき|134|BGCOLOR(yellow):70|
|[[サーフゴー]]|はがね|ゴースト|60|133|
|[[ミライドン]]|でんき|ドラゴン|85|135|
|[[テラパゴス]]|ノーマル||95|105|
%%特攻がお話にならない程壊滅的なポケモンも数名いるのは置いておいて、%%中にはバンギラス((数値的には劣るが特殊技のバリエーションが豊富))やセキタンザン((攻撃・特攻は同じ数値だが、もう1つのタイプであるほのおタイプの技が特殊の方が使い勝手が良い))など、特殊型もできるいわタイプの名も。
また、ゴルダックやエーフィといった、水晶っぽいものはあるのに何故か覚えなかったポケモンも習得対象に。
宝石大好きだからかガバイト&ガブリアスまで習得対象に。&s(){それ相手に投げつけてない?}
そして何よりも、特攻&bold(){130}を誇るキラフロルの登場が大きい。
さらにさらに、「碧の仮面」ではマグカルゴにもようやく与えられた。&s(){しれっとマグマッグも覚えるぞ!}
対戦ではキラフロルやマグカルゴのメインウェポンとしてのほか、環境トップのハバタクカミが決定打を与えづらいほのおタイプ([[ウルガモス]]や[[テツノドクガ]],[[イーユイ]]等)対策としてサブウェポンに採用するケースも少なくなく、同じく環境トップのサーフゴーも同じ理由で極たまに採用されるといったように、恐らく歴代で最もパワージェムが対戦環境で使われているだろう。
今まで涙をのみ続けたパワージェムだったが、ようやくこの技も報われたと言って良いのではないだろうか。
なお、いわ特殊技最強の座を奪った先述の「メテオビーム」は、DLCまでわざマシンがお預けとなっていた。
&bold(){オムスターとアマルルガは内定すらできていない。}
*■余談
特殊いわ技の決定力ランキングは剣盾発売(メテオビーム未解禁)の時点ではこのようになっていた。
一つの作品に同時に登場した事のないポケモンもごちゃ混ぜのランキングである事に留意。
[[Zワザ]]・[[ダイマックス]]わざは考慮せず、普通の技の火力のみを比較する。それらはこれらに匹敵する、或いはそれ以上の火力を叩き出せるものとして考えて欲しい。
|順位|ポケモン|タイプ1|タイプ2|技|備考|h
|1位|アルセウス(岩)|いわ||さばきのつぶて|『がんせきプレート』持ち|
|2位|メガディアンシー|いわ|フェアリー|パワージェム||
|3位|ウツロイド|いわ|どく|パワージェム||
|4位|メテノ(コアのすがた)|いわ|ひこう|パワージェム||
|5位|ルナトーン|いわ|エスパー|パワージェム||
|~|ウルトラネクロズマ|エスパー|ドラゴン|~||
|6位|メガデンリュウ|でんき|ドラゴン|パワージェム||
|7位|ディアルガ|ドラゴン|はがね|パワージェム||
|~|パルキア|ドラゴン|みず|~||
|8位|サニゴーン|ゴースト||パワージェム||
|9位|[[ロズレイド]]|くさ|どく|めざめるパワー|特性『テクニシャン』補正込み|
1位がアルセウスに持っていかれている…のはままある事としても、&bold(){いくらなんでもいわタイプじゃない奴が多すぎである。}
よく似た立ち位置の技に、XYで登場した[[はなふぶき>はなふぶき(ポケモン)]]がある。威力90・命中100の[[くさ>くさタイプ(ポケモン)]]物理の全体攻撃技で、シングルでは「タネばくだん」の上位互換。
……なのだが、かつては覚えるポケモンで攻撃>特攻のポケモンが&color(red){1匹もいない}という、この技と似たような問題を抱えていた。
後に物理アタッカーの[[ラランテス]]や[[マスカーニャ]]が習得するも、&bold(){どちらもより強い草物理わざを覚える}ため、相変わらず全然使われていない。
追記・修正はオムスターやアマルルガなどに覚えてほしい人にお願いします。
(メテオビームはどちらも覚えます)
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,19)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#lsd()
#comment_num2(num=30)
}