バーサーカークラス(Fate)

登録日:2018/12/10 Mon 21:30:58
更新日:2024/03/26 Tue 14:53:43
所要時間:約 13 分で読めます




※この記事はFate/Grand Orderに登場するサーヴァント一覧の項目から一部内容を移転して編集した内容となっています。ご了承ください。


バーサーカークラスとは、ゲーム『Fate』シリーズに登場するサーヴァントのクラスの一つである。


概要

「狂戦士」のクラス。
生前に理性を失って暴走した逸話のある英霊が該当するが、英霊に「狂」の付加要素を許諾させるだけでも召喚条件を満たせる。
召喚呪文に特定の一節*1を組み込むことでクラスを指定して召喚できる。

クラススキルである「狂化」や「バーサーカー化」によって基本能力を大幅に強化する代わりに、
一部の技術や技量を必要とする宝具などが使用不可能になったり本来の効果から劣化したりする。
元々の霊格が劣るサーヴァントを強化することで、高い霊格のサーヴァントとも渡り合える戦闘力を得られる他、
元から戦闘能力の高いサーヴァントがバーサーカーになれば、圧倒的な攻撃力を得られる。

また、理性や正常な判断能力を失ってしまうため、戦闘時の制御が極めて難しいが、
逆に特定の思考に基いてしか行動しないため、行動パターンを理解・誘導できれば、最も従順かつ扱いやすいクラスとなる。
裏切りやすい性質を持った英霊に対しては敢えてバーサーカー化スキルを付与することで、その英霊の性質を封じることも出来る。
ただし常に全力全開での戦闘を主とするためサーヴァントの中でも特に魔力の燃費が悪く、
第四次までの聖杯戦争で召喚されたバーサーカーは皆マスターの魔力切れによる自滅で敗退したという。
特に霊格の高い英霊をバーサーカーとして召喚すると、並のマスターでは莫大な魔力消費に耐えられずにすぐに魔力が枯渇してしまう。

なお、近年の作品では、
  • 「狂化」のランクが低いため、日常会話ができる程度に理性を保ったまま戦えるバーサーカー
  • 高いランクの「狂化」を持ちながらも、理性を保ちコミュニケーションを取れるバーサーカー
という、ある意味「バーサーカー(狂戦士)ってなんだっけ」と聞きたくなるような英霊も増えてきている。

これらについては、狂化のランクが低い方は「平時は常人と大差ないが、何らかの行動指針や倫理観が狂っているパターン」が、
高い方は「何らかの特定条件が満たされた場合、発狂して暴走するパターン」が多い。
『EX』ランクの狂化の場合、一周回って常人と何ら変わらない自我と理性を保ったまま行動するバーサーカーも多いが、
こちらは低いランクと同じく「何らかの行動指針や倫理観が狂っている」ことが大半な上、
「狂化の影響で特定の行動指針に縛られてしまっていて、説得は不可能」…要するに「人の話を全く聞かない」場合が多い。規格外(EX)扱いは伊達ではないというべきか。
よって、「扱いやすさ」の観点で言えば、なまじ意思疎通が出来るだけにこれらのバーサーカーの方が扱いにくく、
逆に理性が無い方が誘導などがしやすく、扱いやすいというおかしな状況になっている。
メタ的に言えば理性ゼロで会話できないキャラクターよりも会話できるキャラクターの方が作品として扱いやすいのかもしれない


選定基準は生前に「狂った伝説がある」もしくは「狂的ともいえる在り方や行動をとっている」こと。ぶっちゃけほとんどの英霊が該当する。
また聖遺物を用意したクラス指定召喚の場合は、指定先の英霊が狂化を受け入れるかどうかにもよるらしい。

また、「狂化」のスキルはバーサーカーのみの特権というわけではなく、
「何かしらの狂気を抱えている」存在であれば、バーサーカー以外で喚ばれても保有する事がある。
セイバークラスで召喚されたジル・ド・レェや、タイガーな先生の身体を借りて顕現した精霊神なんかがわかりやすい例だろうか。

狂化スキルの派生には、戦闘や殺人に特化したデジタル思考とそれを実現する機械の肉体を併せもつ「凶化」、
理性・自我を無くすわけではないが思考が獣に近くなる「獣化」、
誘惑などの色恋関連への耐性が激減し惚れっぽくなる「恋に恋してさめざめと涙」が存在。
これらはこのスキルを所持するサーヴァントの精神面に何かしらの悪影響を及ぼしているが、
その代わりにステータスのブーストがかかるという、狂化と同じ特性を保有する。


基本ステータス

※サーヴァントによって変動する。
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運
C D D E E

クラス別スキル

  • 狂化…理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿す
  • バーサーカー化…基本的には狂化と同様だが、こちらはより機械的な暴走をもたらす
※その他、サーヴァントによって異なる。


各作品のバーサーカー

ここには名称のみ記載。重要なネタバレになるので、詳細は各項目を参照。
また、Extella系は既存バーサーカーのみなので、ここには記載しない。


Grand Order

今作では数多くのバーサーカーが登場する。
シールダーは攻防等倍、フォーリナーには相性不利となる他、
それ以外の12クラスに攻撃相性は有利(1.5倍)になるが、同時に防御相性が不利(2倍)になってしまう非常に珍しい相性関係になっている。
選択時の攻撃で与えるダメージが高い「Buster」のコマンドカードを多く持ち、
スキルも火力アップ・NPチャージ系統の攻撃的なものを持つ者が多い攻撃特化のクラスであり、
防御面に関しては防御相性の劣悪さなどもあって脆い者が多く、
雑魚敵はともかくボス戦では他のサーヴァントや概念礼装、マスタースキル等からの支援・介護がほぼ必須。

そのため、まだサーヴァントや概念礼装等が揃っていない状態では扱いづらい場面も出てくるが、
しっかりと脆さをサポートすることができればフォーリナー以外のどのクラスのエネミーが出てくるクエストであろうと安定した火力を発揮できるため、
周回・ボス戦関係なく活躍してくれる強力なアタッカーとして割とどんなクエストにも連れていける強みを持つ。
この特性から、どんなクエストも強力なバーサーカーでごり押す最高に頭の良い戦法を、初心者から上級者まで多くのプレイヤーが愛用している。
なお、漫画「藤丸立香はわからない」でも主人公が「バーサーカーごり押し戦法」を日常的に使用という事実が発覚。つまり公式

一方で、敵にバーサーカークラスのエネミー・サーヴァントが出てくるとかなり厄介。
前述の通り大半のクラスに割増ダメージを与えてくるため、味方のHPをゴリゴリ削っていく。
防御面の脆さについても、高難度クエストともなれば敵のHPは軽く10万を超えることもザラなので、あまり弱点として機能していないことも。
昨今では特殊ギミックやら編成固定やらで更に倒しづらかったり、確定2~3発(≒1クリティカル)で味方1人を殺してくるので非常に面倒くさいため、
味方にフォーリナークラスのサーヴァントがいるならば是非とも使いたいところ。火力を用意して速攻してしまうほうが明らかに楽だけどな!

なお、本作では「狂化」によって言葉を話せないというサーヴァントは呻き声や咆哮ばかりではマイルーム会話が映えないためほぼおらず、
「狂化」が高ランクであっても普通にマスターや周囲の人物と会話が出来る者がほとんどで、一見するとバーサーカーとは思えない理性的な者も多い。
ただし、そういった者は特定の地雷を踏んだりスイッチが入ると途端に理性を失う、あるいは周囲の意見を聞き入れなくなるため、
「“会話”はできるが(特定の事柄について)“意思疎通”はできない」ということがザラ。

「狂」属性を持つサーヴァントがいるが、生粋のバーサーカーではなく狂化を後付けされたサーヴァントがこれを持つ。
現段階では、ヘラクレス、ランスロット(狂)、森長可が持っている。


一覧

重要なネタバレになるので、閲覧は自己責任にてお願いします。
※恒常(スト限含む)排出は◆、限定は◇で記載します。






関連項目





追記・修正はバーサーカーの手綱を引いてお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Fate
  • TYPE-MOON
  • Fate用語項目
  • オンラインゲーム
  • CCC
  • Prototype
  • 蒼銀のフラグメンツ
  • EXTRA
  • Apocrypha
  • Zero
  • 英霊(の真名)言えるかな?
  • 古今東西
  • GO
  • FGO
  • 英雄
  • 神話
  • 偉人
  • 英霊
  • バーサーカー
  • バーサーカークラス
  • 一覧項目
  • stay night
  • とりあえずバーサーカーで!

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月26日 14:53

*1 「――されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。 汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者。」

*2 当人曰く、最初は当てつけのつもりでそう呼んでいたが、仲が深まるにつれて本気でそう呼ぶようになったという。