うちはイタチ(NARUTO)

登録日:2011/12/26 Mon 01:28:48
更新日:2024/04/11 Thu 15:03:53
所要時間:約 38 分で読めます


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NARUTO NARUTO登場人物項目 うちはイタチ うちは一族 ぶれない人 もう一人の主人公 イタチ インフレについていったキャラ オレオ オレ達は魚じゃない キーパーソン サスケェ サラダの伯父さん←になるはずだった男 スピンオフ主役 ダンゾウ被害者の会 ナルトス ブラコン 一族皆殺し 万華鏡写輪眼 二重スパイ 余りに優し過ぎた 作中で死亡したことで読者までリアルに自〇してしまった男 全てを捧げた男 写輪眼 加害者にして犠牲者 加害者にして被害者 咎人 哀しき悪役 天才 影の英雄 悲劇の男 愛情の塊 愛故に苦しんだ男 所要時間30分以上の項目 抜け忍 暁監視 木ノ葉隠れ 本当は穏健派 極秘任務 殺し愛 涙腺崩壊 犠牲になったのだ 犠牲になったのだ←犠牲の犠牲にな… 犠牲者 甘党 病人 目玉焼き 真に耐え忍んだ人 真面目過ぎた男 穢土転生 罪人 自己犠牲 血継限界 被害者 随分勉強したな…まるで蛇博士だ 黄金の精神




その写輪眼……お前はどこまで見えている?



うちはイタチとは『NARUTO』の登場人物。


◆もくじ




◆プロフィール

所属:木ノ葉隠れ→暁
忍者登録番号:012110
アカデミー卒業:7歳
中忍昇格:10歳
暗部部隊長就任:13歳
(任務経験)
Sランク:1回
Aランク:0回
Bランク:134回
Cランク:152回
Dランク:53回


身長:175.2→178cm、体重:58kg
血液型:AB型
本編初登場時:18歳
享年:21歳
好きな食べ物:おむすび(コンブ)、キャベツ
嫌いな食べ物:ステーキ


◆概要

木ノ葉隠れの里の「うちは一族」出身の青年。
うちはサスケの実兄。
かつて、うちは一族を皆殺しにして里を抜けた男であり、サスケからは一族の仇として狙われている。 里にいた頃は暗部に所属していた。

木の葉のマークに真一文字の傷を入れた額当てに、肩ほどの長さの黒髪を後ろで束ねている。
目元から一本の皺があり、睫毛がやや長い。 右薬指に「朱」の文字が入った指輪をしている。
目元の皺についてはどうもストレスが原因らしく、作者からは「何であんなになるまで悩むかなぁ」と評されている。

また、詳細は不明だが内臓関連の重病を抱えており、戦闘で疲弊すると吐血することもあった。


◆性格

幼少期に第三次忍界大戦を経験しており、年に見合わぬ聡明さと思想を備えた理知的な人物。

一族の中でも若年ながら非常に有能であり、将来を期待されていた。
その一方で、うちはという一族に縛られた己の「器」を解放する事を考えていた節があり、シスイに監視されていた事、「下らない一族に絶望している」、「一族等というものに拘っているから本当に大切なものを見失う」と述べていた事もそれに拍車を掛けている。

弟のサスケの事は何だかんだで可愛がっていたが、任務を理由に「また今度だ」と額を小突いて誤魔化している事が多かった。
一族抹殺の際に彼だけは生かしたが、それも最終的には己の目的を達成するためである、と本人は語っている。

「闘の書」には「冷酷、怜悧」と説明されており、里内でも己の目的のために同胞を滅ぼした史上屈指の悪人として知られている。


◆能力

文句の付けようの無い本物の天才であり、忍術・幻術・体術と、全ての分野においてほぼ完璧に近い能力を持つ。

薬師カブトも羨む術のバリエーション、はたけカカシの写輪眼でも追い切れない印、スピードに特化した九尾チャクラモードのナルトと正面から渡り合う身体能力、と各能力が高い平均で安定している。

ただし、持病のせいかチャクラ量と力がやや劣る。
また、万華鏡写輪眼は通常のものであるため、酷使すると失明の危機があるというリスクも抱えている等、ハンデも多い。
本編では、状況の関係で撤退前提の戦いではあったが、通常の火が通用しない蝦蟇の体内からの脱出に天照を使わされ(直前にカカシとサスケに月読を使っていたのもあるが)、写輪眼も維持するのも辛いほどのチャクラ不足に陥っている。

この事から、イタチは病気関係無しに元々のチャクラ量が低かった可能性もあるが、この時点で病気に罹っていたのか、罹っていたとして進行度はどうだったのかは不明であるため、謎。
小説「NARUTO迅雷伝 狼の哭く日」では、延命と引き換えに血液を腐らせる副作用のある薬を常用していた事が語られており、もしもこれが正式な設定ならかなりの重病だったと思われるが、この小説はサスケが月読を使用する等、原作との矛盾が多い物であるため、微妙である。

性質変化は火遁・水遁・風遁と陰陽遁。
更に幻術のエキスパートであり、写輪眼に頼らずとも指一本で掛けたり掛け返したりできる。

◆使用術

◇性質変化

うちは一族の十八番。 練り上げたチャクラを炎の砲弾に性質変化させて口から吹き出す。
第二部から使用したが、サスケの火遁に押し負けそうになったり、ビーの鮫肌にぶった斬られたりと火遁の例に漏れず扱いは良くない。

  • 火遁・鳳仙花爪紅
鳳仙火の術と同時に手裏剣を投げ、火遁を纏った手裏剣の嵐を叩き付ける。目晦ましと二段攻撃の効果を持っており、至近距離から離脱しつつ放つのが有効。
キラービー戦で使用したが、腕を尾獣化された事で受け止められた。

  • 水遁・水牙弾
圧縮回転が掛けられている水の塊を対象者に目掛けて飛ばす。 殺傷能力が高く、相手の陽動に用いる事も可能な術である。
カカシの写輪眼でも追い切れないスピードで印を結んだが、水遁・水陣壁で防がれた。

  • 水遁・水飴拿原
練り上げたチャクラを水飴に変換して噴出し、地面に流して敵の動きを止める。 「暁秘伝」にて毒蜂を捕獲するため、壁の要領で使った。

幻術

写輪眼を使わずとも指一本動かすだけで対象を幻術に掛ける事ができるレベル。
写輪眼も併用したとはいえ、木ノ葉でも幻術のエキスパートである上忍の夕日紅がイタチに幻術を掛けたところ、幻術返しで自分が逆に取り込まれてしまった。

  • 魔幻・鏡天地転
幻術返しの一種。
写輪眼の能力により自らに掛けられた幻術を看破し、そのまま相手に幻術を跳ね返す。

  • 魔幻・枷杭の術
対象を四肢に楔を打ち込まれたような感覚にさせ、動きを封じた上、更に痛みの感覚をも与える。

  • 別天神
うちはシスイの万華鏡写輪眼に宿った最強の幻術。
対象者に幻術に掛けられたと気付かせる事無く操る事ができる術で、効力は穢土転生による操作すら上書きしてしまうほど。

◇血継限界/瞳術

8歳で写輪眼、13歳で万華鏡を開眼している。
里抜け後は、他の大半のうちはと違い非戦闘時でも写輪眼状態を維持するようにしている*1
死後、遺体から取り出された眼はサスケに移植され、「永遠の万華鏡写輪眼」となった。

幻術時間を自由に操り、相手を精神崩壊させる。イタチは特に月読が強力だった(トビ談)。アニメでは右眼でも発動している。

任意の目視した物体を消滅させるまで燃え続ける黒炎を発生させる。 サスケと違い、瞼の開き加減の調節によって単独で鎮火できる。

チャクラで形成された巨人で自身を覆う。
イタチのそれは女神像と称される姿を外套で覆い天狗の面をつけた姿で、完全防御の盾「八咫鏡」と霊剣「十拳剣」の二つの霊器を装備している。
ただし、永遠の万華鏡写輪眼ではないため、完成体ではない。
消費するチャクラ量と肉体への負担は病で弱りきっていたイタチには余りに大きいものであり、劇中では月読・天照の連発でチャクラを消費した上で発動した事が直接の死因となってしまった。

  • 完成体須佐能乎
永遠の万華鏡写輪眼ではないため、本編では発動していないが、PS4専用ソフト『NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4』で原作者の岸本斉史先生自らがデザインを手がけたイタチの完成体が登場。覚醒で出現する。
稲妻を無理矢理四角形に近付けたような形の片目の仮面を装着。
右手には十拳剣が変化した古代日本の剣を思わせる巨大な諸刃の剣を携え、ガード時には八咫鏡が変化した盾を構えている。

  • 八咫鏡(やたのかがみ)
須佐能乎が左手に持つ霊器。
表面には渦のような模様があり、炎を纏っている。
五大性質変化を内包し、それらによる攻撃を全て相殺・無効化してしまう絶対防御の盾。
完成体では普段は消えており、必要に応じて具現。 また、無効化のみならず衝撃の反射効果も付与される。

  • 十拳剣(とつかのつるぎ)
別名「酒刈太刀(さけがりのたち)」。
須佐能乎が右手に持つもう一つの霊器にして草薙の剣の一振り。
肘から分かれた二本の右手の内、片方が持った瓢箪の口から出た刀身をもう一方の右手が掴み使用する。
刀自体が強力な封印術を帯びており、斬った対象を刀身に同化させ、そのまま瓢箪の中へ吸い込み酔夢の幻術世界に封印してしまう。
封印効果のみならず攻撃速度もかなり速く、大蛇丸や長門といった強者でさえ回避や防御行動が取れないほど(ただし、長門は土煙が邪魔でイタチの行動が見えなかったのもあるが)。

完成体では両刃の大剣に変化する。

  • 十拳剣・炎舞
ナルスト4での完成体須佐能乎の技。 十拳剣で連続斬りをかまし、最後の一撃に合わせて天照を発動、諸共薙ぎ払う。

  • 八坂ノ勾玉(やさかのまがたま)
須佐能乎のチャクラで形成した勾玉を放ち、目標を消し飛ばす術。
須佐能乎の持つ基本攻撃手段であり、イタチの場合は三つの勾玉が集まった巴紋の形を取る。
イタチの持つ遠距離攻撃忍術の中では、最強の術。

  • 転写封印
写輪眼に瞳術をセットし、時間差または特定の条件で起動するように仕掛けるトラップ忍術。
この術で、イタチはサスケの左眼に天照を仕込んだ。

  • イザナミ
失明と引き換えに相手の精神を無限ループにハメる訓戒の禁術。
左目を犠牲にカブトを閉じ込めた。


◇その他

  • 烏分身の術
口寄せのカラスを用いた分身。 イタチの十八番。

  • 変わり身の術
十八番その2。
丸太等ではなく、口寄せカラスによる分身を変わり身に使う。 これと影分身、幻術を絡めて相手を撹乱するのがイタチの戦闘スタイル。

  • 分身大爆破
影分身の応用術。
分身の方に敵を引き付けて爆破する。

  • 手裏剣術色々
相手の死角をついた手裏剣、クナイを操る。
サスケとの修行では、目を閉じたままクナイを飛ばし、クナイとクナイを弾き飛ばして複数の死角の的に全て命中させる離れ技をやってのけた。
穢土転生後の戦いでは、長門を封印する布石として「口寄せ輪廻眼」の共有視界をこれで潰して見せた。



◆劇中での活躍

◇九尾狩り

木ノ葉崩しの直後、混乱する里に鬼鮫と共に姿を現す。 目的は九尾を宿すナルトを連れ帰る事で、所属する組織「暁」の存在が明かされた。
迎撃に現れたアスマと紅を圧倒、カカシに対しては「月読」で行動不能に陥れる。

しかし、増援で現れたガイは体術のエキスパートにして写輪眼対策も身に付けた、イタチにとっては最悪の相手であり、月読を使用した直後で消耗していたことも相まって止むを得ずその場を撤退。
その後、自来也と共に綱手探しに出かけたナルトを追跡、邪魔者の自来也を引き離して接触する。
ちなみにこの時使った方法というのが、幻術・写輪眼で通りすがりの女性を操り、自来也を逆ナンさせて誘導するというもの。

そして、温泉街でナルトの前に現れるが、イタチの帰郷を聞きつけたサスケが追って来て到着。
憎しみを爆発させて襲い掛かる弟に対し、体術で圧倒して月読に落とし込み、憎しみを煽って戦闘不能に陥れる。 だが、戻って来た自来也が繰り出した「口寄せ・蝦蟇口縛り」に捕まってしまい、止む無く天照を発動して脱出した。

元々多くないチャクラで左右の瞳術を両方とも使わされた事が祟り、写輪眼を維持できないレベルの消耗を強いられたため、しばらく行動不能に陥っていた。

尚、第一部でのイタチの出番はここのみで、本格的な登場は第二部となった。
ちなみに月読で意識不明となったカカシとサスケは、長年行方を眩ましていた綱手が紆余曲折を経て幸運にも帰郷を決めたため、後日彼女の手で治療された。


◇相克の写輪眼

我愛羅奪還に向かうカカシ小隊の前に、ペインの「象転の術」による同一体で現れ、三割程度の実力ながら互角に戦い足を止める等、力量を見せた。
その後は人柱力狩りを行っており、四尾の老紫を鬼鮫と共に捕獲している(実際は鬼鮫が一人で戦いたがったため、鬼鮫一人で捕獲している)。

ナルト達はこの件の後大蛇丸のアジトでサスケと遭遇し、彼を奪還するため、その目標であるイタチの捕縛を目指し動き始める。
一方、サスケも小隊・蛇を結成してイタチ抹殺のため、行動を開始。
これを聞きつけたイタチは、ナルトの前に烏分身で現れ――。


「サスケはまだ純粋だ……簡単に何色にも染まる」

「もしサスケが木ノ葉を襲って来た時、お前はサスケを止められるのか?」

「例えサスケを殺してでも」


と、己のために一族を滅ぼした男とは思えぬ問いを投げ掛ける。
これに対し、サスケを殺さず連れ帰って里も守る、と断言し、自分の忍道に懸けてそれをやってみせると言い切ったナルトに、「力」と称して口寄せの烏を一羽潜り込ませ、その場を去った。


その後――サスケの前にも分身で現れ、うちは一族が戦争中に使用していたアジトの一つへ導く。
現れたサスケに対し、イタチは万華鏡写輪眼の秘密を語る。

最も親しい者の死を体験する事で、写輪眼は更なる高みへ上る。 しかし、その目は開眼と同時に闇へ向かい、いずれは失明する。
だが――史上初めてそれを「永遠の万華鏡写輪眼」へと導いた男がいた。
その名はうちはマダラ。 既に死んだはずの彼は生きており、一族抹殺の際の協力者だったと告げる。

うちは一族は万華鏡を巡り、親しい者同士で殺し合い、永遠の万華鏡写輪眼を求めて親兄弟で殺し合い、そうして力を求めてきた呪われた一族。
その一族であるイタチとサスケも同じ運命であり、こうして殺し合うのは必然だったと述べるイタチは、サスケを生かした真意をようやく明かす。

サスケが万華鏡を開眼して自分の前に来た時、その眼を奪って永遠の万華鏡写輪眼を得る事――それがイタチの最終目的だった。

そして、始まった最後のうちはの殺し合い。
イタチは幻術でサスケを挑発するも、既に決意の固まったサスケは動じる事無く、憎しみの力で月読さえも破って見せた。 その反動か、動きの鈍ったイタチはサスケの攻撃をまともに受けてしまい、機動力を殺される。
続けて追撃の千鳥を避け、外に飛び出して火遁の打ち合いとなったが、危うく押し負けるところで天照を発動。 サスケに直撃させる事に成功。
しかし、それは大蛇丸流の脱皮による変わり身であり、下に戻ったサスケの火遁が右腕を掠め、更なる傷を負ってしまう。

極度に消耗したイタチの目は写輪眼を維持できず、瞳力が薄れるが、サスケもサスケでチャクラをほぼ使い果たし、互いに後一撃が限度というところまで推移する。
そして、サスケが繰り出したのは、この時のために作り上げた切り札。 火遁による急激な上昇気流で雷雲を生み出し、雷遁で落雷を誘導する「麒麟」。

見えた時点で既に当たっている上に破壊力も最強レベルというこれを消耗した状態で避けられるはずも無く、落雷に飲まれる。
しかし、イタチはまだ終わらなかった。
両眼の万華鏡を開眼した者に宿る三つ目の瞳術――須佐能乎を発動してその防御力で麒麟を凌ぎ、尚も立ち上がった。
だが――。



本当に……強くなったな、サスケ……



弟を見据えたその表情は、一族殺しの大逆人ではなく、弟の成長を喜ぶ兄のそれだった。
力尽きかけた状態で無理をしたために抑えのチャクラを失ったサスケから、大蛇丸が八岐の術を発動して出現。 襲い掛かるも、十拳剣でこれを一蹴。
サスケの反撃を防ぎつつじりじりと詰め寄っていくが、ようやく眼を奪うという瞬間に限界を向かえ、絶命してしまった。

サスケの眼に伸ばされたその指先は、最後に倒れかけた身体に反して額に向かっていたが、倒れ際にサスケの顔に血の筋を描いて落ちたそれは、何を意味していたのだろうか……?

















以下、ネタバレ注意


































イタチは犠牲になったのだ。 古くから続く因縁……その犠牲にな























暁のメンバーであり、自らをその真の首魁である「うちはマダラ」と名乗る男、トビ。
イタチの協力者であったという彼に回収されたサスケは、そこでトビから恐るべき事実を告げられる事となった。




お前は知らなければならない

忍の世のため、木ノ葉のため、そして何より弟のお前のために全てを懸けた男――――



うちはイタチの生き様を!














◆本来の性格&趣味

幼少期に第三次忍界大戦を経験した事から、年に見合わぬ聡明さと思想を備えた理知的な人物(生き急いでいるとも言う)。 木ノ葉の忍である事に誇りを持っており、闇や矛盾も全てひっくるめて里を守り抜く事を第一としていた。
無用の争いを好まず平和を希求しており、そのためならば手を汚す事も、自己犠牲も一切厭わなかった。
また、名声や名誉の類には一切興味が無く、徹底して影で動く事を好んでいた。 これは、親友のうちはシスイが選んだ死に様から、「英名無き忍者こそが真の英雄」と悟った事が関わっている。

うちは一族の例に漏れず、強い愛情の念を心に秘めた男だが、マダラやサスケと異なりそれを一族だけではなく、里――引いては忍界そのものに向ける視野の広さと器を持ち、忍界という森のためにうちはという木の根絶を選択したのもそのためだった。

家族愛も強く、中でも弟のサスケに向けるそれは一際強く大きなもので、冷徹非情の仮面を被り通してまで彼を生かし強くしようと計らっていた。
しかし、弟可愛さで持ち前の洞察力や聡明さが曇るという悪癖もあり、これは文字通り死ぬまで直らなかった。
イタチ自身も穢土転生で蘇った後にやっと自覚を持つ有様であり、これは彼の致命的な欠点と言えるだろう。

そして、イタチもイタチでうちは一族の強者特有の「自分一人で全部何とかしようとする」という背負い込み病をしっかり抱えており、そのお陰で良かれ悪しかれ色々と大きな影響が発生している。
ただ、マダラやオビト等と違って「後進に繋げる」という前提がある分、マシな方ではあるが。

実は大の甘党で、趣味は甘味処巡り。 特に三色団子が好物で、三つの団子に三つ巴の世の成り立ちを見ていた。



◇木ノ葉の忍者として

イタチは4歳の時に第三次忍界大戦を経験したのを切っ掛けに、何よりも平和を望むようになった。
忍として類い稀なる才を持ち、父からは期待を、弟からは嫉妬と憧憬を受けながらも穏やかに日常を過ごしていた。

しかし――時は流れて、九尾襲撃事件が起こった。
突然里内に九尾が現れた事から、「九尾は天災ではなく何者かが制御下に置いて口寄せした。 そんな真似ができるのは万華鏡写輪眼を開眼したうちはの人間くらいのもの」といった事情*2から、この事件はうちはが引き起こした人災ではないか、と里全体に疑念が広まり(うちはの仕業という意味では正しい)、九尾襲撃事件の当日にうちは警務部隊が全員里に不在だった事がその疑いに拍車をかけ、うちは一族は肩身が狭くなった。

その結果、ダンゾウの提言で一族は里の端に集められる事になり、大人達の間からは差別だ、迫害だと不満が噴出したが、イタチは「誰よりも早く住む場所を与えられたのだから、むしろ幸運だ」と考えていた。

そして、6歳の時にアカデミーに入学。 この時に後に恋人となるうちはイズミと出会う。 また、この少し前に親友であるうちはシスイとも出会う等、人間関係は恵まれていた。
優秀極まる成績を残し、わずか4ヶ月で卒業。 大戦後としては最年少の卒業記録を打ち立てた。

下忍として任務をこなし、出世して発言力を得ようと奮闘していたが、担当上忍の水無月ユウキがイタチの力を妬んで推薦しなかったため、中忍への昇格ができず、焦燥が募る。
そんな日々の中で大名の護衛任務を受けたのだが――この道中で仮面をつけた謎の男の襲撃を受け、危うく殺されかかるもカカシに助けられた。
しかし、この時仮面の男によってチームメイトの出雲テンマが殺され、更に帰還した後にフガクが「まだ未熟」と述べているのを聞いた事で、「この世の全てを凌駕し、争いの芽を摘み取る力が欲しい」と無力感からの渇望を抱き、写輪眼を開眼した。

やがて中忍昇格と同時にフガクから暗部入りを打診され、ヒルゼンは賛成したもののコハル・ホムラは扉間が警務部隊を設立した経緯を盾に反対。
しかし、反対派筆頭と思われたダンゾウが賛成した事で、暗部入りの試験として霧隠れと密通していた上忍――小日向ムカイの暗殺を命じられた。
そんな中、イタチとサスケの父であるフガクを筆頭に、うちは一族は木ノ葉での主権を簒奪すべくクーデターを企み、現役暗部でもあり、里の内部を良く知るイタチを木ノ葉とのパイプ役として選んだ。
しかし、里側もうちはの不穏な動きに勘づいており、うちはの動向を知るイタチを里側のスパイとして役付けた。
それ以降、うちはと里の二重スパイとして板挟みとなり、イタチの苦悩の日々が始まった。


◇親友と万華鏡

一族を監視している中、仮面の男がうちはの居住区にいるのを発見。
最初に出会った時の実力差、彼の持つ瞳術を使える者がうちはに誰もいない事、途轍もない気迫や威圧感から

「前の大戦中にあれほどの忍者が死んだ、あるいは死んだ扱いになったのなら記録に残っているはずだが、そんな記録は無い。 ならばあれは、それより以前に里を抜けたうちはの人間である」

という推測を立てる。 が、それに該当するうちはの抜け忍は、知られている限りではたったの一人。 イタチは密かに、「仮面の男はあのうちはマダラではないか」と疑いを強める。

懊悩の中、親友であるうちはシスイがダンゾウに右眼を奪われる事件が発生。
呼び出されたイタチはその後、シスイから自己犠牲、陰から平和を支える名も無き姿が本当の忍だと教わり、左眼を託された(この時シスイは、暗部に属する油女スガルの蟲で毒を受けており、もはや助からなかった)。
そして、シスイから彼がかつて親友を見殺しにして万華鏡を開眼した事、それをずっと後悔していた事、そして大切な者の死によって万華鏡を開眼する事を教えられ、「オレを殺して万華鏡を開眼しろ」と告げたシスイを川へと突き落として殺害、万華鏡を開眼した。

イタチの迷いや言動は一族内部でも不審を煽っていたため、自殺に見せかけたシスイの死は真っ先に疑惑を掛けられ、詰問をされたが素知らぬ振りと土下座、フガクの口添えでその場を凌いだ。
だがこの時、イナビを始めとする急進派の罵倒にキレて反射的に手を出してしまい「一族に執着しているから大事なものが見えない」と叫ぶ。これをフガクが「傲慢」と切り捨てた事で、イタチは彼らが見ているのがうちは一族だけだと知り、そんな彼らのためにシスイが死んだ事に絶望してしまう。

その後、ダンゾウ直属の部下に引き上げられた。


◇挫折の果ての決断

時間が経つにつれ、うちは一族と里側の亀裂は益々深まっていく。九尾襲撃事件で落命したミナトに代わり復任したヒルゼンは何とか融和に持ち込めないかと試行錯誤していたが、もはや勢いは止められなかった。
そして、イタチもシスイが命と引き換えに生み出した時間を無駄にしたヒルゼン達を信用しておらず、既に失望してしまっていた。

その直後、イタチは里での上官であるダンゾウに呼び出され、「もはや流れは止め得ない、うちははどうあっても滅ぼすしかない」と告げられた上、まだ幼いサスケだけならば助けられるとされ、「一族について全滅するか、里についてサスケだけでも助けるか」の選択を提示された。

うちは一族ほどの勢力が内乱を起こせば、確実に里内で多くの死傷者を出し、写輪眼の瞳力は世に混乱を来す。
そして、五大国の一つである火の国でそれほどの混乱が起きれば、確実に他里の介入を招き、それは四度目の忍界大戦の引き金となる。
そうなれば、もはや里での主権云々は関係無い。うちはも他の家も関係無く、全てが滅んでしまう。
幼くして戦火を経験したイタチにとって、それは到底容認できるものではなかった。

苦悩の末、イタチは里につき、サスケを残して弟以外の一族を粛清する事を決断。
しかし、決断した後も悩んでおり、シスイがもし生きていれば間違いなく敵に回っていただろう事、里と一族を守ろうとした彼の意志に添えなかった事をギリギリまで悔いていた。

クーデターの三日前、以前から警戒していた仮面の男と南賀ノ神社地下の石碑の間で遭遇。 彼と対話し、それまで調べた行動から、仮面の男がうちはマダラであると確信。
マダラの経歴から、放っておけば里にも害を成すと考えたイタチは「一族への復讐は協力するが、代わりに里とサスケには手を出すな」という条件を提示。 仮面の男は「雑魚ばかりの一族よりもお前と組んだ方が面白い」と条件を呑んだ。

そして迎えた一族皆殺しの日。 迷いを断ち切るため、初恋の女性であるイズミに「月読」を掛け「イタチと結婚して平穏な生涯を終えた」という認識を叩き込んで殺害。仮面の男と共に一族を抹殺する。

その最中、父でありうちは内乱派のリーダーでもあったフガクとも対面するが、親子同士の殺し合いを嫌ったフガクは、妻ミコトと共に息子の手で最後を迎える意を固めており、結果争うことは無かった。

里側についたと知った後も恨み節一つ零さず、立場は違えどイタチの考えも尊重し、まだ幼いサスケを頼みながら最後に、

「考え方は違ってもお前を誇りに思う」

「お前は本当に優しい子だ」

と告げた。
イタチもまた、大粒の涙を流しながら刃を振るい、実の両親を手にかけたのだった…。

その様を目撃したサスケには一切の事情を隠蔽し、一族を抹殺したのはあくまでもイタチ個人の目的のためだとそれらしい適当な理由を語った。
その上で、今後写輪眼を敵に狙われるだろうサスケに強くなる理由を与えるため、「万華鏡を開眼してオレのところに来い」と告げて去った。
しかしその瞳には、一筋の涙がこぼれていた…。

里抜けの際にサスケの身を案じ、木ノ葉上層部の中で唯一の穏健派であるヒルゼンにサスケの身柄を保護して貰うように嘆願し、サスケの身に何かあれば非同盟国へ里の情報を漏洩するとダンゾウを脅し、抜け忍となる事で任務を完遂した。

その後、シスイを殺した仇である油女スガルを天照で殺し、仮面の男の誘いに乗り、内部から監視するために“暁”に所属する。

ちなみに、外見はかなり大人びていたものの、この時のイタチはまだ13歳である。
後に仮面の男も述べていたが、この時のイタチの心境は察するに余りあるものがある。


◇暁として

暁に入った後、干柿鬼鮫とツーマンセルを組む。 大蛇丸を返り討ちにする*3、サソリを連れて三人でデイダラを迎え入れに行くなど裏で活動しつつ、その動きに気を払っていた。

しかしその後になって、サスケの後ろ楯だったヒルゼンが木ノ葉崩しで死亡した事を聞きつけた。
サスケを里の闇から守る力が消えた事に危機感を抱いたイタチは、ダンゾウに「俺は生きている」と見せつけて以前の脅しを思い出させて牽制すべく、表向きはナルトの中の九尾を狩るために鬼鮫と共に里へ姿を現した。
木の葉の里へ侵入した後も徹底した隠密行動もできたはずなのにそれをあえてしないどころか、人の目を気にせず甘味屋で団子を食べていたりしたのは、自身の存在をアピールしわざと発見されるためである。決して団子を食べたかったのを我慢できなかったからではないはず

目論み通り里に侵入した事が露見し、迎撃に出た紅、ガイ、カカシを一蹴してナルトを追跡するが、途中で帰郷を聞き付けたサスケと再会。 体術で圧倒した後、復讐心を煽ってサスケに生きる目的を与えようとした。
乱入してきた自来也から逃げるために天照を解禁して撤退したが、瞳力の消耗でしばらく活動不能に陥った。

その後、サスケが里を抜けて大蛇丸に下った事を知らされる。 多くは語らなかったが心中穏やかではなかった事だろう。


◇最期の言葉

小隊・蛇を率いて捜索していたサスケの前に先ずは烏分身で現れ、旧うちはのアジトに導く。
やって来たサスケと小手調べの幻術合戦を行い、その中で万華鏡写輪眼に関する歴史と、その代表格であるマダラについてのエピソードを一部改竄して語る*4事で、この戦いが万華鏡写輪眼を巡る戦いだとサスケに印象付けた。

イタチの目的は「一族殺しの抜け忍」を「滅んだ一族の生き残り」が討つ事で、英雄としての英名と消えない光をサスケに与え、且つサスケに宿る大蛇丸の怨霊めいた意思を引き摺り出して倒す事だった。
だが、そのためには「手加減を気付かれないよう立ち回る」、「倒さないギリギリまでサスケを追い込む」、「大蛇丸を倒すだけの余力を確保しておかなければならない」という無茶な条件が必要となる。
しかもイタチ自身「持病による弱体化」「万華鏡使用による視力低下*5」「大蛇丸が出てくるまで持つか怪しいほど残り時間がない」というハンデを負っていた。
無理難題とも言える悪条件の中、これをイタチは見事にやってのけ、大技の激突の末にサスケをチャクラ切れに追い込み、大蛇丸を引き摺り出す事に成功。

須佐能乎で大蛇丸を封印して目的を完遂したイタチは、サスケに詰め寄り、目を奪うと見せかけて「転写封印」でサスケの写輪眼に天照を仕込み、完全に力尽きた。




許せ、サスケ……これで最後だ



だが、為すべき事をやって最後に気が抜けたのか、悪役を演じ切れず「兄」としての顔を覗かせてしまったのが仇となり、
サスケが戦闘後に「仮面の男」トビに回収されてイタチの今迄の行動とその裏の事情を(九尾事件は天災だったとした上で)聞かされたあげく、それを信じる余地を作ってしまった。

イタチはサスケが自分を討った事で万華鏡に開眼するだろうと予想しており、戦闘前に失明のリスクと、それを逃れるには他者の万華鏡を移植すれば良いという事を説明しておく事で、サスケが自分の遺体から目を移植して「永遠の」万華鏡を得るように誘導していた(そもそも戦った時点ではサスケは通常の写輪眼なので、イタチには何のメリットも無い)。

だが、記録していたゼツによって戦いの一部始終を見たこの仮面の男曰く、イタチが本気を出していればサスケはとっくに殺されていたというレベルの実力差があったらしい。
サスケ自身もイタチが手加減している事に察せるほどに腕を上げていたため、それが違和感になって心に引っ掛かり、仮面の男の言動を信じる理由にもなってしまった。
詰めが甘いというほどでは無いが、弟可愛さ故に実力を軽んじる傾向がここにも現れてしまった模様。


◇うちはの兄弟

大蛇丸の細胞を取り入れたカブトの穢土転生により、木ノ葉の忍を器にこの世に呼び戻される。 同時に穢土転生させられた長門とツーマンセルで八・九尾狩りに向かわされていた。
その道中で戦場に向かっていたナルトとキラービーのコンビと遭遇。 戦闘に入るが、ナルトに仕込んでおいたカラスが出現。
イタチの幻術を上回るシスイの万華鏡写輪眼による最強幻術“別天神”を発動させ、自らに「木ノ葉を守れ」と幻術を掛ける事で、穢土転生の呪縛から抜け出せた。
これは本来、イタチの両眼を移植したサスケが木ノ葉の脅威になった際、ナルトの中のカラスが持つシスイの眼に呼応し、強制的にサスケに「木ノ葉を守れ」と幻術を掛けるための保険だった。
元々「木ノ葉を守る」事のために生きていた上に術の事を理解していたためか、行動原理に目立った変化は無い模様。 以後ナルト達と共闘する事になる。

この時、ナルトからサスケの近況を聞かされて驚いていたが、サスケが自分を討った後に里に戻ると予想していたようだ*6
意思の無くなった長門を十拳剣で封印した後、一人で戦争を解決しようと突っ走るナルトを諫め「火影とは、皆から認められた者が選ばれる」と諭す。そして彼に弟を委ねて、穢土転生を制御するカブトを止めに向かった。

しかしその矢先に戦場へ向かっていたサスケと遭遇。
当人もサスケの意志を軽んじてしまった面はあったので話をし辛かった事、事態が急を要する事もあってサスケを全力でスルーしようとするも、実力を高め永遠の万華鏡写輪眼を手にいれたサスケを振り切れる訳も無く、あっさり追い付かれてしまう。(余談ではあるが、この時イタチは「イタチの全てを知った」と言うサスケに「オレの真実が本当とは限らない」と返答している。少なからずトビがサスケを手懐ける為、自身の真実を暴露する可能性を考慮していたことが分かる。このことは転写封印・天照を施していた事からも見てとれる)

うちは一族滅亡の真相を知った事でサスケは既にイタチを怨敵とは見ていなかったため、とりあえず和解し、カブトの穢土転生を止めるために共闘する。
しかし、穢土転生を停止させるには術者を殺してはならないというハンデがあり、その条件下で、無数の人体改造を自らに施して完璧な仙術を会得して「龍」を自称するに至ったカブトは余りに手強く、
イタチは穢土転生の無限チャクラと再生する身体で、サスケは永遠の万華鏡写輪眼で、それぞれにうちはの瞳術をフル活用して尚、大苦戦を強いられる。

さすがのイタチもサスケの助けを借りなければならず*7、カブト側にもサスケは研究材料としてなるべく傷付けず捕らえる、イタチは不死&無限チャクラというハンデがあった戦いであった事を考えると、かなりの強敵であった。

何度か串刺しにされたりしつつも、やっと「イザナミだ」に成功して穢土転生を止める。(ちなみにこの時結ばれた穢土転生の解術の印はカブトがトビに教えていたものとは全く異なるどころか、印の数すら違う)
その後、真相を求めるサスケに幻術を介して当時の実情や家族との絆、そして自分の弟への愛情を伝え、無事昇天した。


終戦後――終末の谷でナルトとサスケは最後の「大ゲンカ」を始める。 それは、図らずもイタチの言葉と生き様、それぞれから「火影」についての答えを出した二人の決闘でもあった。


戦後、ナルトが里内で「前の戦争で力を貸してくれた忍者達」の中に穢土転生されたイタチがいた事を周囲に話して回っており、少しずつ評価が改まりつつある*8



◆余談

先生にしたい忍ランキングでは2位、兄弟(兄)にしたいランキングで1位だった(者の書より)。
またその最期や死後明らかになった事実、転生時のイタチの姿から理想の兄と評される事もしばしば。

しかし、生前の彼のサスケに対する行動は、下手すればHUNTER×HUNTERのイルミも真っ青である。
憎しみを糧にサスケに強くなって欲しかったとはいえ、サスケの憎しみを何度も煽る事でまだ少年だったサスケは強い復讐心を抱いて生きる事となってしまったのだから。

サスケの写輪眼を大蛇丸やトビなどの様々な野望を抱えた忍が狙い続けるのは明らかなので、サスケ自身が強くなる事は必要不可欠なのだが、これではサスケの人格が捻じ曲がり不幸な末路を辿る危険性が格段に高まるのは目に見えていた。

イタチ本人もそれは理解しており、最後にサスケの意志と人格を認めず、サスケの憎しみを煽り人生を変え、更には別天神を掛けて洗脳しようとしていた事すら吐露し、己の過ちを謝罪していた。

とはいえ、余りの優秀っぷりと頭のキレから忘れがちだが、イタチは里抜け時13歳、第一部で18歳、第二部で21歳、と世間で言えば若造、あるいは子供と言って差し支えない年齢である。

また、ジャンプスーパーアニメツアー2013で流れた『サニー・サイド・バトル!!!』では、イタチがサスケのために台所で朝食の目玉焼きを作るという意外な行動に出る。 まあ、弟思いだから有り得ない話ではないのだが……。
暁のコートの上にフリルの付いたエプロンをつけたイタチは非常にシュールで、黄身の上に殻が引っ掛かったり、乗せる際に黄身を破ってしまう、といった失敗を繰り返して何度も目玉焼きに挑戦するスタッフが幻術にでも掛かったのかと思わせる内容になっている。

ついでに、何故か動物関連でネタ台詞を披露する事が多い。


◆主な人間関係

弟。 深い愛情を持って接していたが、うちは一族のエゴの犠牲にされ孤独になってしまった彼に生きる理由と力を与えるため、敢えて悪役を演じていた。
しかし、最期の瞬間に演技を通せなかった事、トビの介入で真相に気付かれてしまい、暴走を招く事になってしまう。
カブトに穢土転生された後で偶然にも再会した事から、最後にサスケを正道へ引き戻す切っ掛けを作る事が出来た。
端から見ると、兄弟揃って結構なブラコン同士。
サスケはイタチの生き様を見て、火影とは「人を纏め上げる為に影となり、全ての憎しみを引き受けるもの」という答えを出した。

サスケを「兄弟」と呼ぶ男。
両親譲りの姿勢と真っ直ぐな性格を高く買っており、シスイの左眼を持つカラスを託していた。
ちなみに、ナルト自身は覚えていないが、うちは一族粛清任務の少し前に彼と会った事がある。
仙術や九尾チャクラを手に入れ大きく実力をつけ、「あれもこれも自分が終わらせる」とうちはの抱え込み病のような状態に
陥りかけていたナルトを諭し、「火影になった者が皆から認められるのではなく、皆から認められた者が火影になるんだ」と教えた。

弟のサスケに好意を抱いている為、イタチにとっては義妹になるかもしれなかった少女。
カカシ班と砂隠れのチヨとの戦闘で、ペインの「象転の術」越しとはいえ、イタチはサクラと出会っている*9
それ以降、本編でサクラがイタチと直接会う機会は二度と無かった*10
もしも、里とうちは一族の確執が無かったら、甘味好き&サスケを大切に思ってる者同士として、仲良くなれた事だろう……。

ダンゾウによって暗部の分隊長に任じられるまで、カカシが隊長を勤める暗部ろ班に所属していた。
疾風伝で、うちはシスイの死後、「自分に何かできる事は無いか?」とイタチに訊ねるが、「抱え込み病」があるイタチから悩みを聞き出す事ができなかった。
第二部の五影会談編の時、トビからイタチの真実を聞かされた時のカカシの心中は、想像を絶するものだっただろう。

  • うちはシスイ
うちは一族の中で里の為に戦ったうちはカガミの子孫である親友。
彼から左眼と共に信念、そして万華鏡写輪眼を与えられた。
尚、イタチが「抱え込み病」を背負ってしまったのはこの一件が一因。
しかし、イタチ自身は「シスイは里と一族を天秤に掛ければ一族を選ぶだろう」と察しており、「うちは一族粛清任務の際に彼が生きていれば間違い無く戦う事になっただろう」と思い返していた。

下忍時代に彼と遭遇して殺されかけた事が原因で、写輪眼を開眼。
うちは一族粛清任務の際には手を組んでおり、暁に潜り込んだ後も警戒していたが、真の正体は最期まで知らなかった。

霧隠れの抜け忍。
暁でツーマンセルを組んだ相方。出会った当初から脅しのような言葉を投げかけられるが、仲は悪くなかったようで、一緒に茶屋に入ることもあった。
また、彼が死んだことについてはイタチとしても思うところはあった模様。

  • 枇杷十蔵
鬼鮫の前任の相方。
疾風伝版イタチ真伝では当時の様子が描かれている(メタ的には、鬼鮫役の壇氏が亡くなられた事による代役)。
元霧の忍刀七人衆で、桃地再不斬の前の断刀・首切り包丁の持ち主だった。

木の葉隠れの里や暁における、嘗ての同僚。
肉体乗っ取りを目論んだ大蛇丸はイタチに襲い掛かっているが、幻術と写輪眼であっさりと返り討ちにしている。
これが切っ掛けで、大蛇丸は暁を脱退。死の森で遭遇したうちはサスケをイタチの代わりの肉体として求める事となる。
第二部におけるサスケとの最終決戦で、サスケの消耗から表に出てきたが、イタチの十拳剣による封印を食らっている*11

暁としてナルトを狙った際に対峙する。
その時イタチは鬼鮫と一緒にいたが「二人掛かりでも良くて相打ち、下手すれば二人とも殺される」として撤退の一手を打っているが、『同じ三忍の大蛇丸はあっさり返り討ちにしているのだから自来也を過大評価しすぎていないか』という意見がある。
実際、イタチが暁にいた真意は暁の内部からの監視であって木の葉及びこの世界全体の破滅でも何でもないので、本当に自来也を倒してまでナルトを奪取する気が無かった(=適当な撤退の理由をこじつけた)可能性も否定できないが、下記のマイト・ガイと同様に戦闘スタイルの相性もあった。
大蛇丸はイタチの土俵とも言うべき幻術戦で挑んだために返り討ちにあったが、自来也は幻術を使わず忍術での戦闘が本領であるため、月読を使った直後で消耗しているという点も加味すると、十分不利と判断するに足る状況だったと言える。

「かつての自分と似たような存在」と語っている。
穢土転生を止める為、彼を退けつつ、うちはの禁術・イザナミで改心を促した。
カブトからの評価も非常に高く、戦闘の際には僅かな情報から相手の意図を推察し瞬時に対応する姿を指して、最も優れているのは「真の意味での瞳術」と評されている*12

本編初登場時に彼と交戦。
「甘く見るな」と警戒していたが、実際問題、体術のエキスパートで写輪眼対策も身に着けたガイが相手だと、スタミナ不足を幻術・写輪眼等の速攻でカバーするイタチではかなり不利とみられる。

シスイの右眼を奪い、イタチにうちは一属粛清任務を命じた張本人。
暗部時代の上官でもあるが、全く信用していなかった。
ただ、ダンゾウ自身はイタチの事を高く評価しており、彼の遺志を無駄にして暴走するサスケに激怒していた。

  • うちはフガク
サスケとイタチの父親。
イタチのことを「自慢の息子」として誇りに思っており期待を寄せていたが、同時に内心では自分よりも忍者として優れた能力を持つイタチに嫉妬と羨望の想いを抱いていた。
九尾事件以後徐々に不利な状況に追い詰められていくうちは一族の現状に危機感を抱き、クーデター計画を画策。その一環でイタチを木ノ葉側へのスパイとして送り込んでいた。
しかしイタチがクーデターに反対した為徐々に親子の仲はギクシャクし始め、サスケにも「もう兄さんの後は追うな」と発言している。
最後は、木ノ葉上層部から一族抹殺の命令を受けたイタチに殺害された。
しかし苦渋の決断を下したイタチの行為を受け入れており、「考え方は違ってもお前を誇りに思う」、「お前は本当に優しい子だ」と語っていた。
小説版イタチ真伝では、万華鏡写輪眼を開眼しておりその強烈な瞳力から「兇眼フガク」と恐れられていた事、里に不満を持つうちは一族を出来る限りクーデターに繋がらない様に取り纏める事に苦心していた事が語られている。

  • うちはミコト
サスケとイタチの母親。 夫のフガクと共にイタチに粛清された。
疾風伝では、一族と里の板挟みになっているせいで精神的に疲弊していたイタチを気遣って、「偶には家族で一緒に食事を食べましょう」と声を掛けているが、それが叶えられる事は永遠に無かった。
四代目火影こと波風ミナトの妻であるうずまきクシナとは親友同士であり、疾風伝において赤ん坊時代のサスケを彼女に会わせたシーンがある。

初代火影。
彼が再び穢土転生された時、既にイタチは浄土へ還っている為、残念ながら直接の面識は無い。
しかし、サスケに対する「良い兄を持ったな」「俺以上の忍ぞ」というセリフから、イタチを高く評価しているのが分かる。

二代目火影。
兄と共に再び穢土転生された時、既にイタチは浄土へ還っている為、残念ながら直接の面識は無い。
しかし、「お前の兄だけではない。ワシの部下にもお前の兄と同じ様な、うちはカガミという男がいた」「本来愛情深い一族であるうちはだからこそ、お前の兄やカガミの様に、一族の枠を超えて里の為に尽くしてくれた者も少なからずいた」というセリフから、イタチをマダラの様な「悪に取り憑かれたうちは一族」とは見做していない様だ。

  • うちはイズミ
イタチの幼馴染で恋人であった少女。
トビの台詞から存在を明らかにされながら長い間詳細は明らかにされていなかったが、原作終了後に小説並びにアニメのイタチ真伝で登場。
イタチのアカデミー時代の同級生で、うちは一属虐殺の夜、うちは一族の中でイタチが最初に手を掛けたのが彼女だった。
ただ殺すのではなく、万華鏡写輪眼でうちはと里との争いが無いければ訪れたかもしれない夢の世界「イタチが上忍になり、イズミに婚約指輪を渡し、結婚し子供を育て、やがて互いに老いて、イタチの看病の末に見守られながら亡くなる」という夢を幻術で見せ、その精神世界での死と共に現実のイズミも亡くなるという殺し方をして、一族を皆殺しにする覚悟を固めた。
ちなみに、疾風伝版イタチ真伝ではトビによって殺害された模様。
小説版イタチ真伝及びアニメ版イタチ真伝で悲しい最期を迎えた故に、二次創作では恋人のイタチと幸せになるイラストや二次小説が多く見られる。

  • 水無月ユウキ
下忍時代の担当上忍。
基本的には穏やかで人当たりの良い人物だったが、自身よりも優秀な忍であるイタチの才能と実力を妬んで中忍試験に推薦しない等、嫉妬深い処もある。
ただ、これはダンゾウの推測であり、疾風伝ではそのような面は見られない事から、実際はイタチが同僚達と上手くコミュニケーションを取れていない点を憂慮し、部隊長である中忍には不適格と判断したのかも知れない。
大名護衛任務において教え子テンマを喪い、シンコはその衝撃から忍を辞めてしまう。
イタチが中忍に昇格してユウキ班を抜けた後は、新たに補充された下忍の担当上忍をしている。

  • 出雲テンマ
下忍時代の同僚。
アカデミー時代の先輩でイタチとはアカデミー在学中に生意気だという理由で仲間を引き連れて喧嘩をふっかけてくる等、同じ班に配属される以前から因縁があった。
卒業後、同僚となったイタチに対して一方的に対抗意識を抱き、何かと突っ掛かってはユウキやシンコを困らせていた。
一方家族思いな所もあり、自身の父が病に倒れた際に治療に忍猫の髭が必要と知ると、それを得ようと悪戦苦闘していたが、イタチがそれを持って来た時にはシンコに促されながら不器用ながらも礼を言っていた。
しかしユウキ班が火の国の大名の護衛任務を任された際、仮面の男の襲撃に遭い殉職。
仲間であるテンマの死によって、イタチは写輪眼を開眼する事となった。

  • 稲荷シンコ
下忍時代の同僚。 中の人がテンテンと同じ。
9歳の頃に家族と共に木ノ葉隠れに越してきた経緯からか、博多弁のような方言を話す。
班では周囲と壁を作りがちな年下のイタチと、イタチに対する対抗意識から何かとイタチに突っ掛かるテンマの間を取り持っていた。
しかし火の国の大名の護衛任務の際に仮面の男の襲撃を受け、仲間であるテンマを目の前で殺害された恐怖から自ら忍者の資格を返上し、辞職。
その後は、木ノ葉隠れの里の茶店のウェイトレスとして働いているようだ。

  • 油女スガル
下忍時代の後輩。
テンマが死亡しシンコが辞職したことで新たにユウキ班に補充された。
実は暗部の根の忍者で、ダンゾウの命令でイタチを監視していたが、イタチが暗部の部隊長に任命されるとイタチの部下に配属される。
ダンゾウのシスイの万華鏡写輪眼強奪の手助けをしており、最期はイタチ里抜けの際に蟲虫諸共、イタチの天照で焼き殺された。

弟のサスケと義妹のサクラの間に生まれた少女。
弟共々複雑な境遇を背負っていたイタチにとって、彼女は姪に当たる。
「NARUTO」第二部でイタチが病死している関係で、現在サラダとイタチが共演したシーンは描かれていない。
二次創作では、サラダがタイムスリップ等の出来事で生前のイタチと出会う作品や、イタチが存命しているIF世界においてサラダが伯父のイタチと微笑ましい場面を展開する作品が多く見られる。


◆台詞集


「泣くなサスケ…何があってもお兄ちゃんが絶対守ってあげるからな…」

「許せサスケ……また今度だ」

「ただ……オレとお前は唯一無二の兄弟だ。 お前の超えるべき壁として、オレはお前と共に在りつづけるさ。 例え憎まれようともな…それが兄貴ってもんだ」

「確かに受け取ったぞ、シスイ……約束する。 オレは必ず一族を止めてみせる」

「オレの器は、この下らぬ一族に絶望している。 一族等とちっぽけなものに執着しているから、本当に大切なモノを見失う。 本当の変化とは規制や制約……予感や想像の枠に収まっていては出来ない」

(安心してくれ、シスイ。 オレは、オレの選んだ道を貫く。 その為にオレは―――この眼と共に、闇を歩くよ……)

「絶対だと信じていたものが崩れ去る絶望……お前にも少しは分かったか……?」

(こうなる前に……言っておけば良かったと、今となっては思うよ。 サスケ……)

(これで、二度と言う事は無い……オレは全ての真実を失った……もう二度と……)

「愚かなる弟よ……オレを殺したくば恨め、憎め! そして醜く生き延びるがいい。 逃げて、逃げて……生にしがみつくがいい。 そしていつか、オレと同じ眼を持って、オレの前に来い!」

「シスイの仇だ。 お前に巣食う虫一匹、逃がしはしない……!」



「いや……オレ達は魚じゃない、人間だ。 どんな奴でも、死に際になってみるまで、自分がどんな人間かなんてのはわからないものだ……死とはそういう事だと思わないか?」



「サスケェ! お前はオレにとっての新たな光だ! お前はオレのスペアだ!」
「元来、うちは一族は万華鏡写輪眼の為に友と殺し合い…永遠の瞳力を得る為に兄弟で殺し合い、そうして力を誇示し続けてきた汚れた一族なのだ!!」
「そして、その一族の中に生まれ落ちた時からお前も、
この血塗られた運命に巻き込まれている!!」
「さあ来い! 弟よ! オレはお前を殺して一族の宿命から解放され、本当の変化を手にする! 制約を抜け、己の器から己を解き放つ!」
「オレ達は互いのスペアだ! それこそがうちはの兄弟の絆なのだ!!」

「本当に……強くなったな……。 サスケ……」

「これでお前の眼はオレのものだ……。 ゆっくりと頂くとしよう」

「許せ、サスケ……これで最後だ」




「余裕でいるんじゃない。 分析には冷静さがいる」

「どんなに強くなろうとも、決して一人で全てを背負おうとするな。 そうすれば必ず、失敗する」

「火影になった者が皆から認められるんじゃない。 皆から認められた者が火影になるんだ。 仲間を忘れるな」

「オレは何でも一人でやろうとし……結局失敗した……。 今度は、それこそ仲間に任せるさ……」

「オレは死ぬ以前より…お前が違う道に行かぬ様、分かれ道の無い一本道に誘い込む様にした。 道案内の立て札を嘘と瞳力で書き換えてな」

「どんな術にも弱点となる穴がある。 この術の弱点とリスクは―――このオレの存在だ!」

「随分勉強したな……まるで蛇博士だ」

「里がどんなに闇や矛盾を抱えていようと、オレは木ノ葉のうちはイタチだ」

「既に仕込みは整った。 奴の運命を握る究極の瞳術、それが―――イザナミだ」

「己自身を認めてやる事の出来ない奴は失敗する。 嘗てのオレの様にな」

(ダンゾウがイザナギを駆使して攻撃してきたとサスケから聞いて)「お前……よく生きていたな」

「何であれ、一つとして一つで完璧なものはないのかもしれない。 だからこそ補うものが引き寄せられる様に生まれ…側で対を成して初めて少しでも良い方向に近付けるのだと思う。 イザナギと……イザナミの術の様に」

「オレを見て、オレに無かったものをお前には見つけて欲しい。 だから……オレを完璧だったなんて言ってくれるな」

「お前を変えられるのはもうオレじゃない。 だからせめて…今この術を止める事がオレに出来る事だ。 ナルトに託した事を蔑ろにしない為にもな」




「オレは…いつもお前に許せと嘘をつき、この手でずっとお前の事を遠ざけてきた…お前を巻き込みたくは無かった…」
「だが今はこう思う…。 お前が父を、母を、うちはを変えられたのかも知れないと…」
「オレが初めからお前とちゃんと向き合い、同じ目線で真実を語っていれば…」
「失敗したオレが、今更上から多くを語っても伝わりはしない」
「だから今度こそ、本当の事をほんの少しだけ」


「お前はオレの事をずっと許さなくて良い…。 だが……」

お前がこれからどうなろうと、俺はお前をずっと愛している



(これで……最後だ……。 本当に……)
ありがとう、サスケ。 お前の兄として生きる事が出来て、オレは―――幸せだったよ





イタチ「これでこの項目はオレのものだ――ゆっくりと追記・修正するとしよう」

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最終更新:2024年04月11日 15:03

*1 月読と天照を立て続けに使用したことで疲弊した後には珍しく引っ込めている

*2 里の人間ではなかったが、確かに万華鏡を持つうちは一族出身の者の仕業であった

*3 ただし片腕を切り落とすのには成功したものの逃亡は許してしまった

*4 マダラの万華鏡はイズナの眼を移植したものだが、史実ではイズナが死に際に託したところを、マダラが殺して奪い取ったと偽っていた

*5 物体の輪郭を掴む事すら難しい状態

*6 読者視点からだと無理があるが、サスケが暴走したのは仮面の男から真相を聞かされたためであり、仮面の男を転写封印・天照で排除できていれば本当に里に戻っていた可能性もある

*7 音幻術の時、蜘蛛巣開の後の早蕨の舞の時。 カブトを矢で壁に固定しイザナミのループを作る切っ掛けを作る、カブトに真っ二つにされた時サスケが攻撃して再生の時間を稼ぎカブトにコントロール札を変えられるのを防ぐ等

*8 イタチ自身は「うちは一族は木ノ葉の名門」、「うちはイタチは一族を我欲で滅ぼした大悪人」という評価にさせたかったため、本人が聞けば複雑だろうが……

*9 この時のサクラは、イタチの事をナルトとサスケを苦しめた憎むべき敵として見做していた。

*10 但し、「劇場版NARUTO疾風伝 ROAD TO NINJA」の最終決戦では、限定月読世界におけるうちはイタチが、トビに操られたうずまきメンマに捕らわれていたサクラを助け出すシーンがある。

*11 アニメでは大蛇丸がサスケの肉体を奪うと言った際、カッと目を見開いて大蛇丸を十拳剣で串刺しにしており、珍しくイタチの感情的な場面がみられる

*12 独自の調査で「うちはマダラ(正体はオビトだが)が生きており暗躍している」事を突き止めていた様に、木の葉時代から高い実力を見せている。