【まどか☆マギカ】佐倉杏子はバターロールカワイイ41個目

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「う~ん、まぁ、そこそこ強い部類には入るだろうね」 流石ベテランさんだね 「茶化すなよ!それよりさ…」(顔を近づけてくる) いつもの? 「そう、いつもの!」(恥ずかしげもなく唇を近づけてくる 人気がないからかな?) お疲れ様(杏子の唇に優しいキズを) 「えへへ…///」(すごく可愛い杏子 杏子ちゃんは二人きりの時だけは素直に甘えてきてくれる!) いつも、このくらい素直だったらいいのに(ツンッ) 「やめろよ~」(満更じゃないね杏子ちゃん!) さて、そろそろ帰ろっか 「疲れた~!」(だだこね杏子ちゃん レア度1000だ!) じゃあおんぶしてくよ(杏子をおぶる) (帰路にて) 『あれ?杏子?』(誰かが杏子の名を呼ぶ 後ろから声と足音が聞こえる) http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1646733.gif あ、美樹さんじゃないか こんばんは(声の主は美樹さやかだった) 『こんばんは!杏子は?』 疲れて眠っちゃったようだね 「にゃんだよ…うるひゃいなぁ」(眠り姫が起きたようだ) 「あ…さやか…」(杏子ちゃん、おんぶ状態) 『おはよう』(さやわかな笑顔!) 「…!///」(杏子ちゃん慌てて背中からアクロバティックに地上に降りる) 『起きなくていいよ 杏子の寝顔かわいかったのにな~』(からかうように) 「うるせーよ!///」(そっぽ向いちゃう杏子 通常モードだ) 『あはは、嫌われちゃったみたいだしそろそろ帰ろっかな』 じゃあね お休みなさい 「フン…!///」(まだ顔が紅い) 『杏子~ちゃんと挨拶しないとダメだぞ~! じゃあ二人ともおやすみ~!』(最初から最後までさやわかな少女だった) 「おい!」 ん? 「何、さやかにデレデレしてんだよ!」(ゲシッと僕の足を踏む) 別にしてないよ!!こんなの絶対おかしいよ! ひょっとしてヤキモチさんになっちゃった? さっきはあんなに素直だったのに… 「うるせー!」(ポカポカ叩く杏子ちゃん おぉ、いと気持ちよし) 「ほらっ!」(杏子が身を寄せてくる) 「許してやるから、早く抱きしめろよ…///」(顔をピトと僕の身体に密着させる) はいはい…大好きだよ杏子(優しく抱きしめて口付けを交わす) 「んっ…っ…はぁ…」 「えへへ///」 やっぱ杏子は最高のお姫様だよ #comment(noname) *121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 01:00:05.63 ID:O4BM0jEA0 今日はあんこちゃんのお洋服を選んでたの。 あたしはどんな服でもいいって言ってたんだけど、僕があんこちゃんに もっと綺麗なあんこちゃんが見てみたいって言ったら、しぶしぶだけど一緒にお買い物に来てくれたの。 あんこちゃんは値段を気にして安い服を選ぼうとするんだけど、僕はあんこちゃんがずっと見てた服を見逃さなかったの。 だから、あんこちゃんが選んだ服を会計する時に、こっそりとその服も会計してあげたの。 お家に帰って、袋を開けたあんこちゃんはビックリしてるの。 無理しやがってとか文句を言ってくるけど、そのお顔はとっても嬉しそうだったの。 そこで、僕はもう一つ隠していたドッキリを披露したの。 たくさんの布とミシンを出して、あんこちゃんにもっと似合うお洋服を作ってあげるって言ったの。 そうしたら、あんこちゃんはもっともっと顔を真っ赤にして、無駄遣いしやがってってポカポカぶってきたの。 その後は、あんこちゃんの体のサイズをしっかり測ったの。 実際に手を使って図ったあんこちゃんのサイズはしっかり覚えたから、きっととっても似合うお洋服が作れるの。 #comment(noname) *281 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/19(木) 00:00:00.74 ID:6X0gzMQl0 今日はあんこちゃんと一緒にお家のお掃除をしたの。 何時もは掃除しないような家具の後ろも、キチンとお掃除して なんだかお部屋の空気も晴れ晴れとした気がしたの。 そうしたら、あんこちゃんが何かを握り締めたまま座り込んでるの。 どうしたの? って聞いたら、なんでもねーって言いながら、顔を真っ赤にしてその場から離れようとしたの。 でも、お掃除中だったから、何かに躓いて転んじゃったの。 その拍子に、あんこちゃんが握ってたものが僕のほうに転がってきたの。 前に、お買い物に行ったときに、あんこちゃんに買ってあげたネックレスだったの。 懐かしいなって思ってたら、あんこちゃんが急に泣き出しちゃったの。 何でないテルの川からなかったから、僕はギュッて抱きしめてあげたの。 暫くしたら、あんこちゃんが泣き止んだから、どうしたのって聞いたの。 「ずっと無くしたと思ってた……せっかく、買ってもらったのに」って放してくれたの。 そんなに高いものじゃなかったのに、あんこちゃんがそこまで大事にしていてくれたことが嬉しくて、 僕はもっと強くあんこちゃんを抱きしめてあげたの。 「バカ!! 苦しい」 ってひざを蹴られたけど、その仕草も凄く愛らしかったの。 その日の夜は、僕の綺麗な宝石をペロペロして綺麗にお掃除してあげたの。 余計な装飾品をつけなくても、その宝石はまばゆいばかりの輝きを放ってるの。 そんな宝石を抱きながら、今日も二人で仲良く眠りに就くの。 #comment(noname) *282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/19(木) 00:00:30.37 ID:131XQ7X50 (5月19日(木) AM0:00 自宅にて) (ピアノを奏でる僕http://www.youtube.com/watch?v=tEETYoBvSy4&feature=related) 「お前ピアノなんて弾けたんだな けっこーうまいじゃん!」 http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1649862.jpg ありがとね 「ところでこの曲なんて言うんだ?」 ノクターン 夜を想う曲って書いて夜想曲だよ 「ふーん、ノクターンねぇ…マミのやつが好きそうな言葉だな」 でも、僕は夜自体を想って弾いているわけじゃないんだ 「じゃあ、何を想ってんのさ?」 夜の杏子のことさ 「…///」 何紅くなってるの?あ、嫌らしいコト考えた?杏子ちゃんって意外とエッチなんだね/// 「ウルセー!!///」(杏子ちゃんのみだれひっかきが5回くらい当たった 気持ちいい…) そろそろ眠くなってきたね 「(一緒に)寝るかい?」 ふふ、甘えんぼさんだね杏子は 「そんなんじゃねーよ! ただ…二人で寝た方が暖かいじゃんか///」(今は5月ですぜ杏子さん・・・) (Here is in our bed !) そういえば今日は何の日か知ってるかい? 「5月19日…何かあったっけ?」(考える杏子ちゃんかわいい!) 恋(51)に狂(9)う日さ 「ははっ、ただの語呂合わせじゃねーか! でもロマンティックだな…///」 ねぇ、杏子ちゃん 「なんだよ、いきなりちゃん付けなんて」 僕たちも『恋』してみない? 「///」 http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1649865.png 「いいよ…恋しようじゃないか///」(真っ赤な杏子ちゃん可愛いなあもう!) じゃぁ、夜の杏子を想いながら曲でも奏でるとしようかな///(抱きしめる) 「ひゃぁん!///やめろよぉ///」(満更でもない杏子ちゃん) これじゃあ夜想曲じゃなくて協奏曲になっちゃうね///(顔を近づける) 「どうせならさ、交響曲を奏でようよ」 「それも飛びっきり壮大なヤツをさ///」(杏子も顔を近づけてくる 二人の距離はお互いの息がかかるくらい!) http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1649869.png 杏子…好きだよ!(杏子の唇を奪う) 「んっ…はぁはぁ…えへへ…」(とっても可愛い 語彙が少ないのが辛いぜ) Einsatz 「んっ…あっ…ぷはっ…今日のお前は激しいな…」 そう?一昨日の杏子はこんくらい激しかったよ/// Crescendo 「でも、激しいのも嫌いじゃないよ///」 Da capo 今宵は眠らせないよ #comment(noname) *479 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/19(木) 23:59:35.06 ID:UuuJpY420 「なぁ、何読んでんだ?」 ん?コレかい?ヘーゲルの本さ 「へーげる?」 うん、ヘーゲル 哲学者だね 「哲学なんて難しいもん読んでて面白いか?」(不思議がる杏子) はは、確かに難しくて大変だけどね 「じゃあ、なんで読んでるんだ?」 うーん、僕と杏子がもっと幸せになれるようにする為かな? 「お前///」 「哲学やると幸せになれんのか?」 一概には言えないけど、何かを識るってのは幸せなことだと思うよ 「へー」 あ、そうだ!僕とある事を実践してみない? 「ある事?」 うん、弁証法っていうんだけどさ 「べんきょうほう!?ヤだよ!アタシ、勉強なんかしなくてもいーし!!」(可愛いなぁ) 勉強法じゃなくて弁証法!弁証法ってのはね…(かくかくしかじかあんあんさやさや) 「なんとなく分かったけどそんなのどうやって実践すんだよ?」 まぁ、僕に任せてよ それに哲学は実践する為にあるんだからさ(爽やかアルカイックスマイル) (真夜中 二人の愛の巣(人は其れを寝台と呼ぶ)にて) 「で、どうするんだよ///」(顔が紅い杏子ちゃん) いつもの通りにしてくれればいいよ 僕があとはリードするからさ/// 「うん わかったよ///」(杏子が僕の唇を求める) まず、女の子の杏子を正(テーゼ)としよう 「んっ・・・てーぜ?・・・あんっ・・・んっ…ぷはぁ///」(甘いキス) そうっ…んっ…そして…んっ…僕を反(アンチテーゼ)と…んっ…するん…っだ///(杏子に応える) 「はぁはぁ・・・んっ・・・あんちてーぜ?///」(段々と杏子の顔が蕩けてくる) そう…んっ…はぁはぁ・・・そして、僕達はっ…止揚(アウフヘーベン)するんだ…んっ…///(僕も蕩ける) 「はぁ…んっ…/// なんだよこれっ…ただのキスなのにっ…いつもより気持ちいいっ///」(思いっきり抱きしめてくる杏子) えへへ///僕達の『愛の弁証法』は大成功だよ///僕達は合(ジンテーゼ)となった///(思いっきり抱きしめ返す) 「じんてーぜ・・・?どういうこと?///」 二人はずっと一緒ってコトだよ///もう神様だろうが悪魔だろうが僕達を切り離す事は出来ないんだよ/// 「ずっと一緒かぁ・・・・・・えへへ、それは嬉しいな///」(満面の笑みで微笑む杏子 ここは天国か!?) #comment(noname) *480 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 00:00:01.02 ID:IYXg5PWS0 今日はあんこちゃんと一緒にテレビを見てたの。 そうしたら、新発売のお菓子のCMが流れたの。 それを見たあんこちゃんが、うまそーだなって呟いたのを僕は聞き逃さなかったの。 ちょっとコンビニに言ってくるけど、何か欲しいもの有る? って聞いたらあんこちゃんは 今のお菓子が欲しい、ってか細い声で呟いたの。 そんなあんこちゃんの姿が可愛くて、天にも昇るような気持ちでコンビにまで言ってきたの。 お菓子を二個買って、家に戻ると、なんか台所の方からいい香りがしてくるの。 なんだろうって台所まで行くと、あんこちゃんがお料理してたの。 どうしたのって聞いたら、あたしもお前の好きなもの出してやるよって言いいながら、僕の好物 を作ってくれてたの。 僕は嬉しくて、後片付けをしているあんこちゃんに後ろから抱きついたの。 そうしたら、冷めないうちに食えって怒られちゃったの。 それで、僕があんこちゃんの手料理を幸せに食べてる間、あんこちゃんは僕が買ってきたお菓子を 嬉しそうに食べてるの。 でも、途中で、あっって声を上げたの。 どうしたのかなって思ったら、二個目のお菓子をジット見つめてるの。 「料理一個じゃチャラにならないな」 って言ってきたから、あんこちゃんの手料理なら10個分以上の価値があるよって言ったの。 そうしたら、また顔を真っ赤にして、二個目の包みを開け始めたの。 その夜は、二個目のお菓子の分として、あんこちゃんをギュッとさせてもらったの。 あんこちゃんはとってもいい香りがして、お菓子10個じゃ釣り合わないほど愛らしいの。 すやすや眠るあんこちゃんを眺めながら、明日はどんなお菓子を買ってあげようか考えつつ、僕も眠りに就くの。 #comment(noname) *642 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 00:00:00.93 ID:IYXg5PWS0 今日はあんこちゃんって呼ばないで、キチンと杏子ちゃんって呼んでみたの 起きて、居間に行ったら、朝食の用意を終えた杏子ちゃんがおはようって言ってくれたの だからすかさず、おはよう杏子ちゃんって言ったの。 そうしたら、一瞬キョトンとした後、あっとちゃんと名前を覚えたかって言って、朝食を食べ始めたの その後も、ちゃんと杏子ちゃんって言ってたら、途中で杏子ちゃんが泣き出しちゃったの。 ビックリして、どうしたの? って聞いたら、あんこちゃんが咽びながら、だって、距離……置かれてるひっく……気がして あたしが、ヒック、なにか……したならゴメンなさい。って話してくれたの。 その瞬間、僕は自分で自分の頬を殴ってたの。 ビックリしてるあんこちゃんが、止めてくれるまで何度も何度も殴ってたの きゅ、きゅうにどうしたんだよ!! ってものすごく心配してくれるあんこちゃんに僕は謝るの。 イタズラのつもりで、あんこちゃんを傷つけちゃってゴメンなさいって泣きながら謝るの。 あんこちゃんも、せっかく名前で呼んでくれたのに、ごめんなって泣いちゃうの。 二人で抱き合って泣きながら、ずっと謝ってるの。 暫くたって、二人とも泣き止んだらもうお昼を過ぎてるの。 冷えた朝食を温めなおして、二人で仲良くお食事するの。 美味しいねあんこちゃんって言ったら、今日だけは素直にそうだなって言ってくれるの。 その日の夜は、ちゃんと耳元であんこちゃんって言ってあげたの。 顔を真っ赤にしてるけど、何時もより嬉しそうだったの。 でも、あんこちゃんはあんあんカワイイからあんこちゃんなんだねって言ったら、頭を叩かれたの。 あんこちゃんが寝ちゃった後に、僕は今日のことを反省したの。 もうあんこちゃんを泣かせたりしないように、明日からもあんこちゃんのためにがんばるって決めたの。 #comment(noname) *643 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 00:00:44.11 ID:hTa8kIAU0 (僕は書斎にてスラスラと羊皮紙に洋墨を付けた羽根に文字を綴る) 「なぁ、何書いてんだ?」(ちょこんと顔を覗かす杏子) ん?あぁ、叙事詩(ポエム)だよ 「ふーん、ポエムねぇ でも羽根に日本語ってのはなんか似合わないな」 だよね、本当はラテン語とかドイツ語とかで書ければいいんだけどね 「マミはイタリア語ならできるらしいぞ」 すごいなぁ 日本語もいいけど外国語もいいよね、いつか勉強したいものだよ 「お前は、勉強家だな アタシは勘弁だけどね」 「ところでどんな詩を書いてんだ?」 毎日の事さ、杏子と過ごした楽しい日々を詩として書き残しておくのさ 人生は無限に有限だしね でも書物や詩は永遠だよ 伝説の詩人ホメロスの詩だって残ってるしね 「寂しい事言うなよ…」(暗くなっちゃった杏子) 「確かにお前もアタシもいつかは死ぬ でもそんなのわざわざ言わなくたっていいじゃんか…」(そうだった、彼女は一家族のの死を見たんだった) 「アタシはお前と離れ離れになるなんて考えたくねーしさ…」 何言ってるんだ…死んでも死ななくても杏子と僕はずっと一緒だよ(杏子を抱きしめる) 「そうだよな…ありがと……」(杏子、あったかい) そうだ、偶には叙情詩でも書いてみようかな、杏子にも手伝ってもらうよ 「?よく分からないけど手伝ってやるよ」 「大切な人の願い事だからな///」 (白薔薇と赤薔薇を模した王族のような寝台) では詩を謳おうか 紅き姫の麗しの唇 私はその果実を享受する それは優しく美しく 刹那に輝く宝石か 宝石に私の露が煌く さぁ、一緒においでお姫様 #comment(noname) *773 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/21(土) 23:59:28.06 ID:T6l1SczL0 今日は雨が降ってたから、あんこちゃんとお家で過ごしてたの。 でも、特にやることもなかったから、二人で窓越しに外の様子を眺めてたの。 雨が売ってるお庭の様子は、何時もの世界とはちょっと違って、なんだか不思議な感じだったの 暫く眺めてたら、あんこちゃんがお茶とお菓子を持ってきてくれたの。 そして、二人で景色を見ながら茶会をしたの。 雨に濡れる景色を見ながら、色々なお話を考えたり、耳を傾けたりして過ごしたの。 気が付いたら夕方になってたの。 すっかり「話し込んじゃったね、って言ったら、あんこちゃんが空を見上げて驚いてるの。 僕も空を見上げたら、凄く綺麗な虹がかかってたの。 だから、あんこちゃんお次にこの世界で綺麗な虹だねって言ったら、かっこつけすぎだって頭をはたかれたの。 その日は、夕食も窓際で食べることに下の。 ほっとするくらいに冷えた空気の中で、カエルが鳴いて、なんだか即席のレストランみたいな感じだったの。 デートしてるみたいだねって言ってみたら、バカって言いながら俯きながら顔を真っ赤にして料理を口に運んでるの。 デートのその後は、あんこちゃんとチェックインするの。 あんこちゃんの花園は昼間の雨にうたれたお庭みたいになってるんだけど、それもまたとっても綺麗なの。 そして、最期には虹よりも美しいあんこちゃんの表情を見ることができたの。 未だに鳴き続けてるかえるの合唱を子守唄にしながら、あんこちゃんと一緒に眠りに就くの。 #comment(noname) *775 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/22(日) 00:00:21.64 ID:7GXZHTZ+0 (一面の花畑 野薔薇が所狭しと互いに己の美しさを競い合うかのように咲いている) (幸せの鳥は唄を囀りながら空で踊る) 「綺麗なとこだな」 うん、そういえば杏子には花の名前が二つも入ってるね 「おい、アタシはあんずじゃなくてきょうこだぞ」 知ってるよ でも漢字は「アンズ」じゃないか それに苗字の「佐倉」も読みは「桜」と同じじゃないか 「まぁ、そーだけど それがどうかしたのか?」 アンズの花言葉を知ってるかい? 「花言葉? 生憎だけどアタシはそんな乙女チックなもんには縁がないよ」 そんな事ないと思うけどぁ アンズの花言葉は『乙女のはにかみ』『臆病な愛』だよ 『臆病な愛』ってのは恥ずかしがりやさんって事かな? 君にピッタリじゃないか 「やめろよ…こっぱずかしい///」 ちなみに、桜の花言葉は『純潔』『精神美』だよ 苗字までピッタリだね! 「純潔…///」(顔が真っ赤な真紅の薔薇姫) やっぱ、名前ってのはその人の本質を示すんだろうね 「なぁ、その…そこの木の影で休まないか?」 ?いいけど… (http://www.youtube.com/watch?v=snRwrnSwki8) どうしたんだい?わざわざ木陰になんて 「ここなら誰にも見られないだろ…?」 誰にもって…鳥くらいしかいないよ? 「鳥に見られるのもイヤなんだよ!」 で、何をするんだい? 踊るかい、お姫様? 「茶化すなよ…それに焦らすようなこともすんな///」(杏子が身体を寄せてくる) 分かってるって(杏子の身体をひょいと抱き抱える) 「へへ///」(お姫様抱っこな杏子姫) 「ん…///」(目を瞑り甘く美しい果実を僕の唇に近づける) 可愛いな(その可愛らしい果実を優しく頂く) ああ、杏子はなんて可愛いのだろう とても愛おしい、放したくない この美しさは表象的なものだけではない とても精神的な、プラトニックな美しさを感じる 素敵だよ杏子 #comment(noname) *780 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/22(日) 00:02:56.42 ID:+gzS0JsEO はぁ・・あんこちゃんと一緒にプールに行きたい。 夏休みの昼下がり。太陽がギラギラと輝いていて、僕とあんこちゃんは部屋でグッタリしているの。 すると、テレビを見ていたあんこちゃんはいきなり「・・・プールに行きたい。」と呟くの。テレビではプール特集をしていて、それを見たあんこちゃんは行きたくなったみたいなの。 もちろん僕はOKして、さっそく準備を始めるの。 近くにある市民プールに到着した僕達。あんこちゃんは「早くチョー泳ぎたい!」と目を輝かせているの。 更衣室で別れる僕とあんこちゃん。僕は着替えている最中に、あんこちゃんの水着姿を想像して1人でニヤニヤしてしまうの。 僕はシャワーを浴びて、プール場内で待ち合わせしていたの。 しばらくすると、「お、おまたせ」とあんこちゃんの声が聞こえてくるの。振り向くと、そこにはフリフリの可愛い水着を着た美少女がいたの・・・ 僕はその姿に魅入ってしまって、あんこちゃんに肩を揺さぶられるまで我を失ってしまうの。 そんなこんなでさっそくプールで遊ぶ僕達。あんこちゃんと一緒にボールを投げて遊んだり、泳ぎを競争したりして楽しむの。 僕はすぐにバテてしまってベンチで休憩するんだけど、あんこちゃんは一人で25mのプールを何往復もしているの。 そして夕方になって、遊び疲れた僕達はプールを後にするの。 さらにプール上がりのアイスを食べているあんこちゃんはすっかりご機嫌になって「また連れてってくれよ」と僕に言ってくるの。可愛い。 その夜、今まで以上に仲良くなった僕達は何だか良い雰囲気になっちゃうの・・・ 僕はあんこちゃんを押し倒しちゃって、あんこちゃんも顔が真っ赤になってるの。 あんこちゃんは「あ、あたしを食うかい・・///?」と言ってきて、僕はもう我慢出来なくなっちゃってあんこちゃんの身ぐるみを剥がしちゃうの/// 僕はすっかりプールになっちゃったあんこちゃんの下のお水を、僕の巨大なモップできれいにお掃除してしまうの/// そして・・お互いに激しい愛と言う名のプールに溺れてしまうの。 #comment(noname) &br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()
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OPを見てから、杏子を知ってから、 僕は君の虜になってしまったんだ! 愛してるってこと!好きだってこと!ぼくに振り向いて! 杏子が僕に振り向いてくれれば、 ぼくはこんなに苦しまなくってすむんです。 優しい君なら、ぼくの心のうちを知ってくれて、 ぼくに応えてくれるでしょう ぼくは君をぼくのものにしたいんだ! その美しい心と美しいすべてを! 誰が邪魔をしようとも奪ってみせる! 恋敵がいるなら、今すぐ出てこい!相手になってやる! でも杏子さんがぼくの愛に応えてくれれば戦いません ぼくは杏子を抱きしめるだけです! 君の心の奥底にまでキスをします! 力一杯のキスをどこにもここにもしてみせます! キスだけじゃない!心から君に尽くします! それが僕の喜びなんだから 喜びを分かち合えるのなら、もっとふかいキスを、 どこまでも、どこまでも、させてもらいます! 杏子!君が魔女の結界の中に 素っ裸で出ろというのなら、やってもみせる! #comment(noname) *251 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/24(火) 00:00:02.11 ID:PJqnByUJ0 今日はあんこちゃんが風邪をひいちゃったから看病してたの。 あんこちゃんはこのくらい平気だって言ってたんだけど、無理させちゃいけないから パジャマに着替えさせてベッドに寝かせたの。 そうしたら、急に熱が上がって苦しそうにしだしたの。 だから、急いで氷嚢を作ってあんこちゃんにあてがったの。 そして、温かいオジヤを作ったの。 あんこちゃんは自分で食えるって言ったけど、辛そうだったからフーフーして食べさせてあげたの。 そうしたら、顔がもっと真っ赤になったの。 熱が上がっちゃった? って聞いたら誰かさんのせいでなってぼっそりと言ってたの。 それで、あんこちゃんは何時もたくさん食べるから、うっかりちょっと多めに作りすぎちゃったの。 それを見てあんこちゃんが、食べ物は粗末にできねぇって言って、無理して食べようとするから僕がパクっと食べちゃったの。 あんこちゃんは、間接き……とかごにょごにょ呟きながら、風邪がうつるかもしれないだろって言ってくれたの。 だから、大丈夫、代わりに元気にあんこちゃんに看病してもらうからって言ったら、バカヤロウってむくれちゃったの。 お薬を飲んで眠って、夜になったらあんこちゃんの熱もだいぶ下がってたの。 でも、今日は安静にしておいたほうがいいから、タオルであんこちゃんの身体を拭いてあげたの。 最初の内は、汗だいぶかいたから、とか言ってたけど、あんこちゃんからはいい匂いしかしないよって言ったら、急に無口になって スムーズに身体を拭く事ができたの。 その後は、あんこちゃんの風邪がうつりますようにってチュっチュしたの。 キスが終わってあんこちゃんの顔を見ると、また真っ赤になってるの。 慌てて体温計で計ってみたら、熱は下がってたの。 だけど、温かくして寝た方がいいから、今日はあんこちゃんをしっかり抱きしめて寝ることにしたの。 お前にうつっても絶対に看病なんかしてやらないからなって上ずった口調で言ってたあんこちゃんが寝息を立て始めて 明日はいつも通りのあんこちゃんの笑顔が見れますようにってお願いして、眠りに就くの。 #comment(noname) *252 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/24(火) 00:00:12.59 ID:VWV/Boo60 【ここは 名もなき教会 いや 名はあっただろう ただ、もう此処を訪れるものはいないというだけだ 否、厳密に言うと此処に訪れるものは殆どいない、の方が合っているであろう 何故なら、現在、此処には2人の人間がいるからだ 教会は廃墟と化している しかし窓が破壊されたりといった荒れた様子はない 本当によかった 本当によかった これからの儀式には差し支えなさそうだ さぁ、準備をしよう 儀式の準備を 幸福の象徴かな 結婚式の準備を】 ━━━━ここにいるのは僕と杏子のみ       観客なんていやしない       そんなに安っぽいものじゃないんだよ       僕と杏子の愛っていうのは━━━━ ほら、こっち向いて(杏子の頭にヴェールをかける) 「うん」(ドレス姿の杏子は今までに見た事のないほどに紅潮していた) どうだい?(杏子に鏡を見せる) 「きれーなドレスだな…」 「なぁ、似合ってるか・・・?」(静かに頬を染め僕に問う) うん、とっても似合ってるよ(杏子の頭を撫でる) 「やめろよぉ…ぐしゃぐしゃになっちまうだろ…?///」 ねぇ、杏子 本当にありがとね 「何がさ?」 僕なんかと友達になって、恋人になって、そしてお嫁さんになってくれて 実を言うと僕は杏子に出遭う迄、人生なんてつまらないものだと思ってたんだ でも、杏子が僕に人生の尊さを、愛の喜びを教えてくれたんだ 本当にありがとう(杏子を抱きしめる) 「お前…」(杏子、嬉し泣きだろうか? 目が潤んでいる) まだ、泣くのは早いよ さぁ、たった二人の結婚式を始めよう? (http://www.youtube.com/watch?v=w8Cn33U5esw&feature=related) 佐倉杏子、貴女は僕を愛していますか? 「愛しています 貴方はアタシを愛していますか?」 愛しています(杏子を抱きしめる) 「愛の誓いを///」 はい(杏子に今までにない程の優しく甘いキスを) こうして僕達は夫婦となった #comment(noname) *282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/24(火) 01:30:40.14 ID:cLnhMr+k0 ››263 こんな感じか ステンドガラスの木漏れ日が幻想的な世界を作る廃教会。 その建物の中には、一組の男女が佇んでいた。 建物とは対照的の、しっかりと着こなしたスーツとドレス。 それがかえってこの空間の異様さを加速させる。 やがて、女性の方が意を決したように、壇上へ上がる。 長年、この壇上で説教をしてきたかのような穏やかな微笑を纏い、男に問いかける。 「汝◯◯は、この女、杏子を妻とし、良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、共に歩み、 他の者に依らず、死が二人を分かつまで、愛を誓い、妻を想い、妻のみに添うことを、神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか?」 朗らかな、そしてしっかりと芯通っている声。 本当に神や天使が問いかけているような問いかけを、彼女は眼下の男に向かって行った。 心の全てを見透かされているようなその問いに男は一切の動揺を見せずに答える。 「誓います」 短い返事。 しかし、その答えにははっきりとした感情が感じられた。 その言葉を聞き終えると、彼女は荷が解けたように体の緊張を解き、男の下へ降りる。 そして、どちらが言うでもなく、誓いのキスを交わす。 もしもこの場に他の人がいたならば、先ほどまで異空間だと思っていた場所が、 まるで御伽噺の一場面のように、その光景は美しいものに映っただろう。 「本当にいいんだな」 「もちろん」 口を離し、暫くの無言の後に飛び出した言葉。 それまでの沈黙を忘れるように言葉が次々と飛び出してくる。 「私、本当は怖いんだ。親父に魔女って言われて、本当に人を、お前を惑わしたんじゃないかって」 「そんなこと……」 咄嗟に否定しようとする男だったが、彼女の勢いに制止されてしまう。 「もし私が明日死んだとしたら、お前は凄く悲しむだろう。この先ずっと悲しむかもしれない。私のせいで……」 「そんな事ないさ。始めたあったとき、杏子は俺のことなんて道端の石ころ程度にしか思ってなかった。惑わせたのはむしろ俺の方だ」 「……」 「いうなれば俺が悪魔だ。杏子を惑わせた悪魔、だから杏子は何も悪いことなんてしちゃいない」 「……っ」 「だから、お義父さん。もし、杏子がそちら側に行く事があれば、……笑顔で迎えてあげてください。杏子は、俺に惑わされたただの人間、魔女なんかじゃなかったんです」 彼女の体がビクッと震える。 幼い日の思い出が一気に呼び出され、同時に男の思いも読み取る事ができた。 #comment(noname) *283 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/24(火) 01:32:10.33 ID:cLnhMr+k0 「……、お前それを言う為にわざわざこの教会で式を挙げようって言い出したのか」 「ゴメン」 「バカヤロウ!! そんな同情はいらねえよ!! あたしは後悔なんてしていないんだから」 「うん」 男の答えはスマートで、彼女の言葉を全て肯定していた。 彼女自身、今の自分が涙を流しながら叫んでいる事はよく分かっていた、強がっているだけだという事も。 先ほどよりも長い沈黙が二人を包む。 彼女の涙がかれるまで、日の動きで少しずつ内装を変える教会のサイレント映画のように景色だけが流れていく。 「まったく……お前は本当にバカだな」 ようやく、涙が止まった彼女は、男に返事を返す。 「……」 「まぁ、そういうわけさ、親父。私はなんだか悪魔に好かれちまったみたいだからさ。何年かかるか分からないけど、きっちりと払った後で、二人で挨拶に行くから 覚悟しておいてくれよ」 「おいおい。俺の杏子への思いは何時の日かなくなちゃうって事か」 「そんなに聞き分けのいいお前じゃないだろ? こうなりゃ、魔女と悪魔で親父のところに乗り込んで区しかないだろ」 「そんな緊張する両親との初顔合わせは嫌だぞ」 「いいからいいから、ほら、さっさと着替えてどこかいい店で食事にしようぜ。せっかくの結婚祝いだしな」 「おいおい。結局は食欲かよ」 「ぶつぶつ言ってないで、さっさと行くぞ」 「はいはい」 「……ゴメンなさい。私だけ幸せになって。本当にごめんなさい」 『貴方のざんげはしっかりと聞き届けましたよ。杏子』 「!!? 今の声は……気のせいなのか」 「おーい。早くしろよ。飯が逃げるぞ」 「逃げるわけないだろ!! ったく。……ありがとう、親父」 日が傾いた教会。 その中は、太陽の光が十字架を金色に輝かせていた。 END #comment(noname) *404 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/25(水) 00:00:09.62 ID:VWV/Boo60 『告白』 これは昨日のこと、いわゆる結婚前夜のことだ アタシはアイツに『告白』しなくちゃならなかった 明日、アタシはあいつと結婚する あいつの「結婚しよう」という言葉はとても嬉しかった こんなアタシでも誰かに必要とされてんだって あいつはアタシが化け物(魔法少女)だと知っても恐れることはなかった とても嬉しかった でも、そうなると一つだけやらなくちゃいけないことがある 罪の『告白』だ あいつに隠し事はしたくない、絶対にできない アタシはそれらを罪として見ようとしなかったが世間一般から見れば悪、罪だろう 生きるのだけで精いっぱいだったからだ 倫理や道徳がどうこう言ってられるほど余裕はなかった でも今は心は満ちている とても温かい それにほむらの言っていたワルプルギスの夜という脅威も去った だから、だから…アタシは全てを曝け出して言わなければならない ひょっとしたら嫌われるかもしれない もう今みたいな幸せな時には戻れなくなっちまうかもしれない でもアタシは言わなくちゃならなかった そして全てを吐き出した 過去に万引きをしたこと、人を殺すかもしれない使い魔を見逃したこと・・・ 思い当たることの全てを、アタシは利己主義だってことも アタシは怖くなった 嫌われた、また独りぼっちになっちまうって でもあいつはアタシを軽蔑するどころか、泣いていた 「ごめん、杏子一人に苦しい思いをさせて」って あいつは自分を責めた 恋人の苦しみを分かろうともしていなかった、と おいおい…なんでお前が謝るんだよ…わけわかんないよ… しかも何だよ「杏子がそれを罪として背負っていくなら僕も一緒に贖う」って …… 何故か涙が出てきた これが嬉し泣きってやつなのかなぁ… アタシもあいつもずっと泣いていた そしてあいつは再度言った 「絶対に幸せにする だから結婚しよう」って アタシは幸せになっていいのか? アタシはあいつにしがみ付いてずっと泣いていた とっても嬉しくって #comment(noname) *409 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/25(水) 00:02:49.99 ID:VWV/Boo60 『決意』 これは昨日の事、つまり結婚前夜の事だ あの日、初めて知った 杏子の秘めたる苦悩を 明日、僕と杏子は結婚する この前に勇気を出して杏子に愛の『告白』をした 彼女は顔を赤らめつつも「いいよ」って言ってくれた とっても嬉しかった しかし彼女は自分の「魔法少女」という立場を何度も強調していた 魔法少女は普通の人間と違う、関ったらもう、普通の世界に戻れないかもしれない、と 実際、僕は杏子が「魔女」と呼ばれる恐ろしい異形の怪物と闘う姿を見た 確かに彼女とは生きる世界が違うのかもしれない それでも、僕は彼女が大好きだ 彼女といられるなら世界がどうなったっていい 本気でそう思っている 本気でそう思っていると思っていたのだ その日の夜、杏子は深刻な表情で『告白』しなくてはならない事がある、と言った 表情からして愛の『告白』というよりは『懺悔』のように感じられた 彼女は過去に犯した罪を僕に告白したのだった 万引きや、使い魔を見逃した事・・・ 彼女は隠しているつもりだろうが僕の目は誤魔化せない 彼女は今にも泣きそうな瞳だった その瞳は不安への恐怖に満ちた色をしていた イヤだ…こんな悲しい杏子の表情を見たくない いつも向日葵の様に笑っていてほしい しかし、それが彼女を苦しめる原因だったのだ ・・・クソッ!何が「本気でそう思っている」だ・・・ こんなに身近にいる杏子の辛さすら分かってやれないで 自分は馬鹿だ 馬鹿を越している なんて愚かなんだ… 自分に対して怒りが込み上げてくる 杏子の幸せすら守れないで、それどころか傷つけて… 涙が流れてきた なんて自分は愚かなんだろう、無力なんだろう 僕はこの身を以って贖わねばならない 彼女一人に苦しみを味あわせてしまった事を… 僕は決意した 絶対に護らねばならない、彼女の幸せを・・・ 今、眼の前で泣いている杏子の幸せを・・・ 絶対に幸せにしなくてはならない 大好きで…大好きな杏子を… 僕の胸元で泣きじゃくり続ける杏子を見て それを決意した #comment(noname) *416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/25(水) 00:09:28.93 ID:bp6zYsIY0 頭に浮かんだので書いてみます。 誤字脱字あったらすいません。 なぜか、一気に書き込めないので、何分割かにします 1/3 題名は「理由」で 「……かぎりなく汝のものなればなり、アーメン」  教会で主の祈りを唱えた。  今日は土曜日、礼拝はいつも日曜日なので俺以外の人は居ない。  だがここ最近毎日、祈りに来ている。  理由は特に無い、ただなんとなくだ、そうなんとくなくなんだ。  背後で扉が開く音がする。 #comment(noname) *417 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/25(水) 00:11:31.87 ID:bp6zYsIY0 2/3 「よぉ、今日もお祈りしに来たのかい?」  声の主はすぐに分かった。  佐倉杏子だ。  ここの教会の牧師の娘さんだ、年は俺と同じ活発で明るい女の子だ。 「まぁね」  杏子はこちらに近づいてきて俺の隣に座った。 「私も少し祈るかな」  そういって腕を組み、目を閉じた。  俺のその動作に見とれていた。  少しの間の沈黙。  杏子が目を開いた。 「何をお祈りしたんだ?」  お祈りの内容を聞くなど、よくない行為かも知れないが聞いてしまった。 「家族の安全と。……あんたの事さ」  最後の言葉がよく聞き取れなかった。 「最後なんて言ったんだ?」  俺が聞き返すと、杏子は顔を真っ赤にして立ち上がった。 「な、何でもねぇ~よ、ほら遊びに行こうぜ」  俺に背を向けて歩き出してしまう杏子。    俺は慌ててその背中を追った。 #comment(noname) *418 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/25(水) 00:13:37.44 ID:bp6zYsIY0 3/3 もしかして、俺が教会に毎日くる理由は……。 END 続くかも    駄文ですいません……。  杏子ちゃんをちゃんとイメージできませんでした。  後悔は今めちゃくちゃしてます。  新参者死ねよ、とか言われてもしょうがないと思ってます。  本当にごめんなさい。 #comment(noname) *595 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/26(木) 00:00:00.96 ID:zfb/7gvr0 今日はあんこちゃんとハイキングに行ってきたの。 天気もよくって、ワクワクしながら近くの名所まで足を運んだの。 あんこちゃんは電車に乗るのも久し振りみたいで、着く前からすっごい楽しそうだったの。 そして、二人で山を登り始めたの。 最初のうちは普通の道と変らなくて退屈だったけど、だんだんやなの中に入ってくると、 鬱蒼と生い茂る木々や草花を終始姿を変えて僕たちを楽しませてくれるの。 途中、ちょっと休憩してあんこちゃんとお菓子を食べたの。 あんこちゃんのくれたチョコは甘くて、疲れなんてすぐに吹き飛んだの。 そして、ちょうどお昼頃に山頂へ着いたの。 何時もの街が眼下に点のように広がってるの。 凄い景色に、僕もあんこちゃんも言葉を失ってしまうの。 お弁当を二人で食べてると、写真を頼まれたの。 それで、渡されたポラロイドカメラで撮影した後に、お二人も一枚いかがですかって言われたの。 せっかくだから、僕とあんこちゃんも撮ってもらうことにしたの。 出来上がった写真は、眺めのいい景色にも負けないくらいのあんこちゃんの姿が移ってたの。 そして、お礼を言ってその人と別れるときに、お似合いですねって言ってくれたの。 それを聞いたあんこちゃんは顔が真っ赤になっちゃったの。 顔が赤くなってるよって言ったら、ウルセーバカって言われちゃったの。 そして、お家に帰ったらこんどはベッドの中でハイキングをしたの。 あんこちゃんのお山はちょうどハイキングするには丁度良い僕のお気に入りのお山なの。 一日に二度も山登りをして、僕もあんこちゃんもくたくたになっちゃったの。 先に寝息を立て始めたあんこちゃんを見ながら、今度は夢の中でハイキングをするために、僕も眠りに就くの。 #comment(noname) *596 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/26(木) 00:00:12.27 ID:CgE1m0jw0 何度も歩いたこの小道 だけど、ここは初めて歩く小道 君と一緒に歩んでいこう 手をギュッと握って楽しくお喋りでもしながら 空はきっと晴れてるだろう 風は心地よく吹くよ 花は綺麗に咲いてるだろう だから一緒に歩いていこう 杏子と過ごした時間を大切にしよう 杏子と過ごす時間を大切にしよう 綺麗な花はすぐに散ってしまう とても悲しいことだ でも花が咲き誇っている時の美しさは永遠のもの 永遠のうちの刹那に永遠を見出そう だから、僕も杏子も今この時を精一杯、幸せに生きようよ 満面の笑みで「うん!」と杏子 この可愛らしい顔が見ていたい ずっと見ていたい 君が幸せになると僕も幸せになる 「お前が笑ってるとアタシも笑ってられる」  とっても優しくて可愛い僕のお嫁さん 自分が幸せになりたければ誰かを幸せにしよう 「知ってる それ黄金律ってやつだろ?」 その通りでも… 「分かってるよ」 愛してる人を幸せにするって時点で━━ 「既に自分は幸せになってるってもんだろ?」 #comment(noname) *820 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/27(金) 00:00:38.31 ID:CgE1m0jw0 列車から杏子と見る風景 一面の草原と果てなき悠久の空 http://www.youtube.com/watch?v=c8X0Vu6y-i4 風に靡く彼女の長い髪 可愛らしい笑顔 彼女は笑っていてくれる 僕のそばで 本当によかった 彼女が僕に寄り添ってくれて 蒼穹も草原も僕達のハネムーンを祝福してくれているようだ そういえばハネムーンの語源は幸せを願って蜂蜜酒を飲む事に由来しているらしい お酒はまだ早い 蜂蜜をつかったお菓子でも頼もうか 杏子は「うん」と頷く 僕はベルを鳴らし口髭を生やした壮年の異国の乗務員を呼び蜂蜜のパンケーキを注文する 彼女の口に合うと良いのだが 乗務員が姿を消すと対席から杏子が僕の膝に隣に移ってくる よかった 彼女もこの旅を気に入ってくれたようだ とても眩しい笑顔を振りまいている 彼女は「魔女」との屍山血河の如き闘いの運命に囚われた「魔法少女」 彼女は表情にこそ出さないが尋常ではないほどの苦痛を背負っているだろう その苦しみを少しでも取り去れれば僕は嬉しい 決めたんだ 君を幸せにするって  ひとまずは一歩踏み出せたようだ 「違うだろ」と杏子が言う 「アタシを幸せにするんじゃなくて、アタシと幸せになるんだろ?」と杏子 そうだったね 僕は君と一緒に幸せになるんだ おいで杏子  僕は彼女の華奢で美しい身体を抱き寄せる 今更だけど…これからも改めてよろしくお願いします 「こちらこそ、よろしくな」 彼女と食べた蜂蜜のパンケーキからは微塵の苦味すら感じなかった 甘みだけ まるで僕達みたいだね #comment(noname) *993 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/28(土) 00:00:00.94 ID:JADGKV4O0 今日は、あんこちゃんとスーパー銭湯へ行ったの。 たまには、大きなお風呂で羽を伸ばしたいって言ったら、あんこちゃんも嬉しそうに賛成してくれたの。 そのスーパー銭湯にいざ入ってみると、想像していたよりもずっと綺麗で落ち着いた空間なの。 あんこちゃんも楽しそうで、そそくさと自分の入りたいお風呂に行っちゃったの。 僕も週の疲れを落とすように、ゆったりと湯に浸かったの。 のんびりとお湯に浸っていると、体の疲れがドンドン取れていく感じがするの。 極楽なお湯の後は、マッサージ器に暫く揺られてから受付まで戻ったの。 そうしたら、あんこちゃんがもう待ってたの。 「女を待たせるなんてどんだけ長風呂なんだよ」 って怒られちゃったの。 あんこちゃんは、お湯で湿った髪をダランと下ろしてるの。 なんだか何時もよりも色っぽく見えちゃって、ついつい言葉にしちゃったの。 そうしたら、案の定バカヤロウってキックが飛んできたの。 でも、あんこちゃんはお風呂上りだからいつも以上に顔を真っ赤にしてるの。 湯冷めしないように、もう少し二人で中で過ごしてから帰路に着いたの。 なんだか、昭和の同棲みたいな感じがして、なんだか心までポカポカになってきたの。 それで、無意識のうちにあんこちゃんの肩に手をかけてたの。 何時もはビクッとして怒るあんこちゃんだけど、今は何にも言わずに身体を寄せてくれたの。 昼間とは違って、まだ夜はちょっと肌寒い季節だけど、僕とあんこちゃんはとっても暖かかったの。 そして、お家に帰ったら今晩は熱帯夜だったの。 銭湯で体の疲れが取れて、二人ともはしゃぎ過ぎちゃったの。 明日起きたら、またシャワーを浴びなきゃいけないの。 先に眠ったあんこちゃんの流れるような髪を眺めながら、将来は大きなお風呂の有る家に住みたいなって まどろみの中で考えるの。 #comment(noname) &br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()

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