【まどか☆マギカ】佐倉杏子はアップルパイ可愛い96

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【まどか☆マギカ】佐倉杏子はアップルパイ可愛い96 - (2012/05/01 (火) 01:33:01) の編集履歴(バックアップ)






37 名前:†[sage] 投稿日:2012/04/28(土) 00:48:51.80 ID:Wi6xhsP+0 [1/2]

4月28日、杏子ちゃんの寝相は悪い。昨晩は二度蹴りされちゃったよ///
今日は日本海軍軍人栗田健男の誕生日で第40代イタリア王国首相ベニート・ムッソリーニの命日
栗田健男は茨城県出身の軍人で最終階級は海軍中将だが、戦死したわけではなく1977年まで存命した
ベニート・ムッソリーニはファシズムの創始者と知られ同時に独裁者という認識も強い

ロッソ・ファンタズマ。杏子ちゃんの魔法で、自分の像を増やす魔法らしい。
といってもその像は幻惑。実在するか否かはわたしには分からない。
しかし、虚像であろうとなかろうと、それが杏子ちゃんならわたしの愛すべき対象に変わりない
そして、その杏子ちゃんは今、わたしの救いを求めている。だから、わたしは彼女を助ける
譬えそれが幻惑故に蜃気楼の如く消え去ってものだとしてもわたしのすべき事は変わらない

それは小さな杏子ちゃん。手の平サイズの杏子ちゃん。そして、幻惑の杏子ちゃん
彼女は二重の監獄に閉じ込められ、それは見ようによっては磔にされた聖女のようにも見えた
一つ目の監獄、杏子ちゃんは紙の箱の中に閉じ込められ身動きが取れない状態になっている
二つ目の監獄、紙の箱監獄は四方を透明な壁に囲まれた空虚な空間に閉じ込められている
その空間内部にあるのは無機質な鉄のクレーンに、唯一外部へと出る事が可能な大穴
そのクレーンは外部のコイン投入口から生命の硬貨を入れる事によって操作する事が出来る
そして、わたしは杏子ちゃんが幽閉されている空間の外部にいる
つまり、わたしのすべき事は代価を支払いこのクレーンを操作して杏子ちゃんを助け出す事だ
見たところ、杏子ちゃんを固定している紙の箱は簡単に破壊出来そうだ
ならば善は急げだ。すぐに杏子ちゃんをこの忌々しい呪縛から解放してあげなくては

あともう少し…。わたしの硬貨もそろそろ底をついてきた
だけれども、杏子ちゃんを救う道もすぐそこだ
大穴のすぐそばには杏子ちゃんを束縛する紙の箱
あとは少しずつクレーンで箱をずらしていけばいい
でも、杏子ちゃんの体力の消耗もかなり深刻だ
クレーンのアームの力の弱さとわたしの腕の悪さが相まって杏子ちゃんの体力は著しく低下している
それもそのはずだ。箱ごと逆さにされたり左右に倒されたりボコボコぶつけられたりしたら誰でも疲れる
わたしは杏子ちゃんに大丈夫なのかと呼びかける。少し休憩をとった方がいいかもしれない
でも杏子ちゃんは「大丈夫だよ…。さっさとここから出してくれ…」と弱々しい声で言った
わたしは涙した。杏子ちゃんのこの弱りきった姿に。
わたしは絶望した。杏子ちゃんをここまで苦しめてしまったわたしの無力さに。
だからこそ、わたしは涙を拭い財布から最後の硬貨を取り出す
そして、最後のクレーン操作を行った

ようやく箱は穴に落ち、わたしの手元に幽閉された杏子ちゃんが戻ってきた
わたしはすぐに紙の箱を破壊し、杏子ちゃんの弱りきった身体を手の平に乗せる
「ありがとな…本当にありがとな…」
「でもあたしなんて無視しちまえばよかったのにな…」
なんでそんな事を言うの杏子ちゃんは!
「だって、もう、お別れみたいだからさ…」
杏子ちゃんの身体が少しずつ透けていく。いったい何が起こったというの?
「あたしは佐倉杏子じゃなのマボロシだ…。あたしは佐倉杏子そのものじゃない」
どういうこと…?杏子ちゃんの言ってること全く分からないよ…
「もうお別れだっていう事だよ…」
嫌だよそんなの!せっかく杏子ちゃんが自由になったのにこのままいなくなっちゃうなんてあんまりだよ!
「泣くな。泣かないでくれ。それにあたしはいなくなっちうけどあんたの恋人の佐倉杏子は消えない
それにあたしの代わりなんか腐るほどいるんだ。だからあんたが涙を流す必要なんてないんだ」
代わりなんかいないよ…。あなたはあなただけしかいないの…。だからそんなこと言わないで…
「ありがとな、あたしなんかのために泣いてくれて。あたし最高に幸せだよ。あんたに出逢えてよかった
っと…もうここまでみたいだ。あたしの本体のことよろしく頼むぜ…!」
杏子ちゃんはそう言って笑みを浮かべると光とともに何処かへ言ってしまった

「おーい!何処行ってたんだよ探したん━━ってそんな目腫らしてどうしたんだ!?」
涙で姿が霞んで見えるけれどそれは杏子ちゃんの声だった。
「おいおい…本当に大丈夫かよ…?ちょっと休むか?」
杏子ちゃんは力の抜けたわたしの身体を支えてくれた

わたしって本当に駄目だなぁ、杏子ちゃんによろしくって言われたのに

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128 名前:†[sage] 投稿日:2012/04/29(日) 00:36:21.14 ID:zyfPRFVX0 [1/2]

4月29日、そろそろ4月も終焉るね杏子ちゃん!
今日は日本の124代天皇の昭和天皇の誕生日
昭和天皇は暦代天皇の中で在位期間が最も長く且つ最も長寿の天皇みたい
これは神話に天皇(神武天皇・安寧天皇・崇神天皇etc...)を除いたものだ
因みに神武天皇はBC711年に生まれBC585年に没し、在位期間はBC660年からBC585年だったらしい
昭和天皇は幼少期に学習院初等科に入学し、院長の乃木希典(陸軍大将)の教育を受けた
また、「雑草という名前の草は無い」という言葉があるがこれは昭和天皇の言葉だという
そういえば今日、4月29日はけっこう忙しい日で1927年から1948年にかけては「天長節」だった
1949年から1988年までは「天皇誕生日」で1889年から2006年までは「みどりの日」
そして現在は「昭和の日」。忙しない日だね杏子ちゃん
そういえば今日(昨日かな?)が黄金週間(ゴ-ルデンウィーク)の初日だね
今年の黄金週間は杏子ちゃんと一緒に黄金体験したいな///

失策だったよ杏子ちゃん…
大手通販サイトamazonなら安く買えると踏んだのに、発送が5月1日~5月3日予定だなんて!
5月1日なんていったらあと約一日、24時間もあるよ!
24時間って言ったら1440分!1440分なんて言ったら86400秒!
ひどいよ…こんなのあんまりだよ…!konozamaだよ杏子ちゃん…。
ん?でも待てよ?逆に考えれば86400秒もあるんだよね…?
5秒あたりに1あんあんすれば17280回あんあんできる計算になる
そんなに速く出来ないと考えて10秒ごとに1あんあんすると考えても8640回もあんあん出来る
そうだよ…!マイナスに考えるな、プラスに考えるんだよ、たわし!
そう考えるとこの思考を巡らせている1秒すら惜しい!
だから、わたしは杏子ちゃんにダイビングしたの!

「いきなり何すんだあんた!」
流石の杏子ちゃんもソファで寛いでるところをダイビングされたら嫌みたい
でも、心底嫌がってるというよりは呆れてるって感じだ
「ったく…あんたってやつはさぁ…」
えへへ、ごめんね杏子ちゃん///でも、すんごく今杏子ちゃんとあんあんしたくなっちゃって…///
「はぁ!?さっきあんなにやったじゃんかよぉ///」
杏子ちゃんはさっきの事を思い出しちゃったみたいで顔を真っ赤にしちゃったの
愛があれば大丈夫だよ!///
「でも2回も連続でやったんだぞ!?少しくらいあたしを休ませてくれよ」
三回目のあんあんくらい多めに見なよ!
「開き直るその態度が気に食わないんだよ!」
三回目のあんあんくらい多めに見てよ!!
「両手をついてすりすりしたって許さねーからな!」

チュッ♪
「あんっ///」

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192 名前:†[sage] 投稿日:2012/04/30(月) 00:28:02.18 ID:ZUQYUWar0

4月30日、今日はラスト・オブ・エイプリルだよ杏子ちゃん!
今日は初めて『軍艦行進曲』が演奏された日でアドルフ・ヒトラーが自殺した日
軍艦行進曲は「♪守るも攻めるも黒鉄の~」で始まる日本の軍歌
戦前には多くの人に親しまれ、戦後もパチンコ店でよく流れていが、現在海上自衛隊でも演奏される
この曲はバリエーションが豊かで、中間部の「海行かば」を「雪の進軍」に差し替えたものもある
アドルフ・ヒトラーの自殺については、少なくともその前日には既に自殺を決意していたらしい
遺言をタイプし終わった後、ヒトラーは長年の愛人エヴァ・ブラウンと結婚式を挙げた
そして、毒薬の効果を確かめるため愛犬ブロンディを毒殺した後に夫婦揃って自殺したという
そういえば今日は「ワルプルギスの夜」。5月1日の場合もあるみたいだけど
ワルプルギスの夜と言えば杏子ちゃんを傷つけた許されざる最大の魔女を想起する
でも、ここで言うワルプルギスの夜は春の到来をお祝いするお祭りの事
ゲーテの『ファウスト』でよく知られるが、魔女達がブロッケン山に集い、春の到来を待つみたい
本当だかどうだか知らないけれどヒトラーの自殺は「ワルプルギスの夜」が関係していて、
それは彼が悪魔崇拝者であるから、という説もあるみたい。
杏子ちゃんの友達の話によると魔女ワルプルギスの夜には世界をフリーズさせる能力もあるみたい
まぁ、ワルプルギスはおいておいて、わたしと杏子ちゃんも愛の宴を始めようか?///

今日は北欧では「ワルプルギスの夜」らしいよ
「あぁ、ケルトか何かのお祭りだろ?」
あれ?知ってたんだ。杏子ちゃんって意外と博学多才だね
「茶化すなよ。漫画か何かにそう書いてあったのを思い出したんだ」
『ファウスト』じゃなくて?
「あたしがあんな分厚い本読むと思うか?しかも2冊もあるんだろ?」
2冊ってより2部だね。本当に杏子ちゃんは色々知ってるね
「この前マミが読んでたからな」
あぁー、なんか分かる気がする。でも、杏子ちゃんも一度読んでみなよ?面白いよ?
「ああ、気が向いたらな」
読む気ないね杏子ちゃん…!

ところで今日はせっかくの「ワルプルギスの夜」だしそれっぽい事しない?
「ビル投げつけられたり火焔放射で消毒されたりすんのはカンベンな」
違うよ~。魔女の方じゃなくて北欧のお祭りの方だよ。
「ならいいけどさ、いったいどういうことするんだい、「ワルプルギスの夜」ってのは?」
ファウストだと魔女達が宴をしていたから、わたし達も御馳走とか食べながら楽しめばいいんじゃないかな?
あとかがり火とか焚いたりすれば雰囲気とかも出そうだね
「なんかテキトーだなー…。でも、御馳走食えるんならやろうぜ!」
うん、その返事を待っていたよ!じゃあ準備に取りかかろうか!

「なんか違くね?」
そうだね、これじゃあ夜の山に来てバーベキューしてるだけだね
「あっ、そのウインナーもう焼けてるぜ」
そっちの牛肉ももう食べられると思うよ
「この牛肉いつもより柔らかくて美味しいな」
えへへ、今日は奮発して黒毛和牛買っちゃった///
「それにしても人が少なくてよかったな」
ゴールデンウィークにわざわざ山になんて来る物好きな人は少ないだろうしね
それにここはわたしと杏子ちゃんだけの穴場だしね!ほら、空を見上げてみてよ
「月が綺麗だな…」
うん、月が綺麗だね///
「なぁ、あたし達なんでここでバーベキューしてるんだろうな」
ワルプルギスの夜っぽい事をしに来たんじゃなかったっけ?
「なんか腹いっぱいになっちまったらそんなのどうでもよくなっちゃったなー」
そうだね。じゃあちょっと腹ごなしでもする?///

そしてわたしと杏子ちゃんは愛の宴を始めたの///

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256 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/01(火) 00:50:47.57 ID:ziwwCx3q0 [1/2]

5月1日、語呂合わせで「恋(51)」の日だね!
今日はヨーゼフ・ゲッベルスが自殺した日で、海上保安庁が発足した日
第27代内閣総理大臣濱口雄幸の誕生日で作曲家アントニン・ドヴォルザークの命日
プロパガンダの天才ヨーゼフ・ゲッベルスの自殺はヒトラーの自殺した翌日だった
ヒトラーの遺言によって1945年4月30日にゲッペルズはドイツ国首相に就任したのだが、
ベルリンの陥落が確実になった5月1日、彼は一家心中した
ヒトラーは自殺の直前にゲッベルズに向けて「何としても生き残れ」と命じていたが、それは守られなかったのだ
因みにヒトラーの遺言によって大統領に就任したカール・デーニッツは戦後も1980年まで存命している
チェコの音楽家アントニン・ドヴォルザークの交響曲9番(新世界)で有名だがそれ以外にも多くの曲を作っている
「呪われしものの口を塞ぎ」「ユーモレスク」、オペラでは「ルサルカ」などがよく知られているだろうか
また、今日は「緑茶の日」らしい
そろそろ暑くなってきそうだから麦茶でも作ろうか、杏子ちゃん!
そういえば、この前はおまけ目当てで大量の緑茶を買ったね。
お茶の飲みすぎでお腹を壊したのも今になってはいい思い出だね!

5月1日といったらメーデーだよ杏子ちゃん!
労働者が色々な活動を行うってイメージが強いけど、夏の訪れを祝う祭典らしいの
でも昨日は「ワルプルギスの夜」で春の訪れを祝うお祭りだった気が…
時が流れるのは速いものだね杏子ちゃん!
それいえば夏を言ったら麦茶だよね1そんなわけで麦茶を作ってみたよ!
「冷たくてのどごしさわやかで美味いな!ちょっと時季が早いような気もするけど」
でも善は急げって言葉もあるし気にしなくていいと思うよ!
「じゃあもう一杯もらうとするよ」

四角い氷の入った透明なコップに注ぎ込まれる麦茶は芸術だね
時間が経つと、くっついて固まっていた複数の氷が音を立ててもとの姿に戻るのも趣きがあるね
「あんまり意識してなかったけど言われてみると確かにコップの中の麦茶って綺麗かもな」
飲み物も飲むだけじゃなくて、こうやって観察してみると色々な楽しみ方があったいいものだよね
「でも前みたいに角砂糖積んで城作ったり、プリッツとかポッキーを積んでタワーとか作るのはやめろよ」
うん、でもこの前にポッキーで作った校倉造っぽい正倉院みたいなのはけっこう上手に出来ていたでしょ?
「完成した後にぶっ倒れてテーブルに散らばったのを拾い集めて食うのは大変だったけどなー」

「あっ!また氷が音を立てたぞ」
段々と解けてきたんだね。それにしても麦茶の中で少しずつ解けていく姿は見てていいものだなぁ
琥珀色の麦茶と透明な氷。両者とも違った美しさを持つがそれらが徐々に一つになっていくのには感動を覚える
氷が麦茶と触れると音を立てるのは何故だろう?私が思うにそれは無力な氷が自分が失われる事に葛藤しているからだろう
誇り高い氷は自分が解けてしまいその存在が失われる事が厭で声を上げるのだ
しかし、氷は時間が経過し自分の身体が琥珀色の海と同化する事に精神的な快楽と恍惚を覚え、そして喘ぐ
最後に自我すらをも失う安楽の境地に達した時、氷は全てを受け容れ、琥珀の海と同化する
一方の麦茶もただ透明な氷を溶かし存在を抹消してしまうというわけではなく、麦茶も氷と同化する
最初は氷という異物を排除する為に氷の身体を溶かすのだが、こちらも時間の経過とともに心情は変化する
他者と見做していた氷の身体の一部が自分の身体と混ざり合う事によって名状し難いほどの快楽と悦楽を得るのだ
これは一種の弁証法だ。氷はテーゼ、麦茶はアンチテーゼ、そして混ざり合うという止揚作用によって新たなる存在になる

さて、わたしは氷だろうか麦茶だろうか?
わたしが杏子ちゃんを溶かし尽くすのか、杏子ちゃんがわたしを溶かし尽くすのか
それを確かめてみる為にわたしと杏子ちゃんは今晩も歌い続けるのだ

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