【まどか☆マギカ】佐倉杏子は野イチゴ可愛い97 その②

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【まどか☆マギカ】佐倉杏子は野イチゴ可愛い97 その② - (2012/05/27 (日) 03:19:39) の編集履歴(バックアップ)







618 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/25(金) 01:00:22.60 ID:pVgRnDA+0 [1/2]

5月25日、そろそろ梅雨の季節だね杏子ちゃん
今日は岩波書店から『広辞苑』初版が刊行された日
政治家ポル・ポトの誕生日で第157代ローマ教皇グレゴリウス7世の命日
岩波文庫は持ち運びに便利なサイズの哲学書や文学作品があるので結構お世話になっている
広辞苑は魔法少女の杏子ちゃんが少し苦労するほどの厚さの辞書だよ。あれで殴られるとけっこう痛いの。
ポル・ポトはカンボジアの政治家でクメール・ルージュ(カンボジア共産党)書記長
彼は自国民を大量虐殺したとして悪名高い独裁者だよ
ポルポト政権は「腐ったリンゴは、箱ごと捨てなくてはならない」と唱えて、政治的反対者を弾圧したの
とってもじゃないけれど、杏子ちゃんには話せないね、こんな事
また、今日は「タップの神様」と呼ばれたビル・ボージャングル・ロビンソンの誕生日に因んで「タップダンス」の日みたい
そういえばまだ、杏子ちゃんと一緒に踊った事はなかったね
杏子ちゃんがゲームセンターでダンスゲームに興じていたのは見た事があるけれど
いつか杏子ちゃんと一緒にダンス、踊ってみたいなぁ。出来れば杏子ちゃんにリードしてもらいたいな
それで「チャラチャラ踊ってんじゃねーよウスノロ!」って檄を飛ばされるのもまた一興かもしれない
上手く踊れた時は杏子ちゃんが褒めてくれて、「食うかい?」ってお菓子で労ってくれるの。えへへへへ…///
まぁ、全部妄想なんだけどね…///

今日はいいお天気だったから杏子ちゃんと河川敷をお散歩していたの
ちょっと陽射しが強くて眩しかったけれど、汗をかくほど暑いってわけじゃない
それにその気持ち良い北風がほどよく吹いていたので、けっこう快適だったよ
ん?わたしの少し前を歩いていた杏子ちゃんがいきなり足を止めた
するとさっきまで吹いていた風は急に止み、厚い雲が太陽を隠した
いったいどうしたというのだろう?それに杏子ちゃんは対岸の方を見ている
「なんだ、あれ?」
杏子ちゃんが中州を指差して言った。そこには箱のようなものと棒状の何かが置いてあった
釣りでもしている人がいるんじゃないの?
「違う!あれじゃなくて、もうちょい向こうの奴だ」
ん?確かに…何かが…見える。箱のようなもののもっと奥。草が茂っているその後ろにそれは見えた
遠くからだからよく分からないけど、人ぐらいの大きさの白い物体が、くねくねと動いている
「ゴミか?それにしてはやけに大きすぎないか?」
確かにそうだね。遠くからだからはっきりとは分からないけど…
「じゃあ看板か?看板にしてはデカすぎるし、あんな風に動く看板なんて見た事ねーぞ?」
だよね…。じゃあ、あれはいったい何なんだろう

杏子ちゃんは双眼鏡(みたいなもの)を何処からか取り出した。
「これで確かめてやる!」
何それ、杏子ちゃん?双眼鏡?いつ買ったの?
「買ったんじゃなくて作ったのさ。ちょっとした魔法の応用って言ったとこかな?」
そう言うと杏子ちゃんは双眼鏡を覗きこんだの?
杏子ちゃんはその白いくねくねの正体を知ったのだろうか?それにしても何かがおかしい
その白いそれを見た杏子ちゃんの顔はみるみるうちに青くなっていき、
冷や汗を流し、ついには持っていた双眼鏡を落としてしまったの
いったい何が見えたの杏子ちゃん?
「わカらねーホうがイーよ」
わたしはゾクッとした。それは杏子ちゃんの声ではないように聞こえた。
杏子ちゃんはそのまま、わたしの方を振り返り、わたしの手を思いっきり掴んだの
痛いよ杏子ちゃん…。 でも、この声は届いていないようで杏子ちゃんはうっすらと笑いながら、
身体をくねくねとうねらせて、あの白いアレと同じように踊り始めたの。わたしの手を取りながら

あれから、いったいどれだけの時間が経ったのだろう。辺りは真っ暗で何も見えない。
ただ杏子ちゃんはわたしの事を見つめながら、くねくね、くねくね、と動くだけ
多分、わたしの声は届いていないんだろう。そして、杏子ちゃんはわたしを放してくれる様子もない
わたしは全てを杏子ちゃんに委ねて、杏子ちゃんとくねくね、くねくね、と踊るしかない。
でも、不思議な事に最初は苦痛でしかなかったが、段々、楽しく、気持ちよくなってきた。
そう、それはまるで杏子ちゃんと一体になったみたいで……///

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657 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/26(土) 00:54:17.33 ID:1ZBCEbRL0 [1/2]

5月26日、最近は今まで以上に杏子ちゃんが愛しくて生きるのが辛いの
今日は東大寺盧舎那仏像の開眼供養が行われた日
大日本帝国陸軍大将荒木貞夫や漫画家モンキーパンチの誕生日でもある
東大寺の大仏、盧舎那仏像は聖武天皇の発願で745年に制作が開始されたんだよ
開眼供養は印僧・菩提僊那が担当し、大安寺の隆尊律師が講師を、元興寺の延福法師が読師を務めたの
この大仏開眼供養会に参列した人数は1万数千人にも及んだとか
因みに挙行された752年時点で聖武天皇は既に孝謙天皇に譲位していたんだよ
モンキーパンチは『ルパン三世』などで有名な日本の漫画家だね
因みに杏子ちゃんはわたしにとってのルパンみたいなものだよ!
だって杏子ちゃんはわたしの心を盗んで行っちゃったから///
さぁ、今日もわたしは杏子ちゃんのもとにルパンダイブするよ!

なんか小腹が減ったので、わたしは深夜にも関らずコンビニにやって来た
杏子ちゃんはうとうとしていたようなので、そのままにして家を出ようとしたんだけれど
わたしが外に出る準備をする音に起されたみたいで、ボサボサ髪に、目をこすりながら
「何処にいくんだ?こんな時間に…」って呼び止められちゃったの
それでわたしがコンビニに行くと言うと杏子ちゃんは「ちょっと待ってくれ、40秒で用意する」
と言って、20秒くらいで支度しちゃったの。
支度って言っても、パジャマの上からパーカーを羽織っただけだけどね
そんなわけで、わたしと杏子ちゃんはコンビニにやって来たの
でも、そこには数々の艱難辛苦がわたし達を待ち受けていたの…

コンビニの入口付近に不良が数人で屯している。
しゃがみこんでタバコを吸う彼らの殆んどは鼻やら舌やら唇やらにピアスをつけていた
その中のリーダー格と思われるスキンヘッドに肩パッドの男は顔にタトゥーが入っている
まるで罠ばかり使う某エジプトの墓守の一族の人みたいだよぉ…
見た目だけで判断するのは良くないって分かってるけどやっぱり怖いよ杏子ちゃん
わたしが恐怖や不安で身体を震わせていると杏子ちゃんはわたしの手をぎゅっと握ってくれたの///
「安心しろよ、あたしがついてるからさ」

杏子ちゃんはわたしの手をしっかりと握って入口の方に向かったの
すると、やはり、不良グループは下卑た顔をしてわたしと杏子ちゃんの方に向かってきたの
でも、彼らがわたし達に接触する事はおろか、絡んでくる事すらなかったの
見たところ、彼らは何かに怖気づいてしまったらしい。どうやら、杏子ちゃんが一瞬、殺気を放ったらしい
今はけっこう丸くなっている杏子ちゃんだが、少し前まではストリートファイターだったのを思い出した
心に傷を負い、安住する所もなく、ただ魔女を狩り、食べ物を貪る、ワルイドなチョイ悪杏子ちゃん。
あの時の杏子ちゃんはけっこう怖かったけど、同時にその中に秘められたかっこよさに惹かれちゃったんだよね、わたし///
そんな事を思い出している間に跋扈していた不良達の姿はなくなっていた。どうやら、逃げ出したらしい
「なっ、安心しろって言っただろ?あんなやつら道端に落ちてる空き缶と大差ねーよ」
杏子ちゃんは怖くないの?
「あんな変なのより使い魔の方が怖いね。下手したら死んじまうからな」
なんか今日の杏子ちゃんすごくイケメンだよぉ///

そして、買い物を終えたわたしと杏子ちゃんは手を繋いでおうちに帰ったの
杏子ちゃんがいっぱいお菓子を買っちゃったから出費は予想以上のものだったけど、
その代わりにイケメンな杏子ちゃんが見られたから善しとなくちゃね

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727 名前:†[sage] 投稿日:2012/05/27(日) 00:53:29.08 ID:xoN2o8aL0 [1/2]

5月27日、杏子ちゃんに大切にとっておいたズワイ蟹の残り取られちゃった…
今日は『ドラゴンクエスト』がエニックスからファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された日
生物学者レイチェル・カーソンの誕生日で神学者ジャン・カルヴァンの命日でもある
『ドラゴンクエスト』はドラゴンクエストシリーズの記念すべき一作目だよ杏子ちゃん
因みに一作目の主人公の最大レベルは30、現在は99。時代はけっこう進歩したんだね
一作目にはパーティって概念がなくて主人公一人で竜王を倒すってストーリー。
パーティの概念が生まれたのがⅡで、勇者が魔王を倒すというRPG定番の始祖はⅢと聞いた事があるよ
ジャン・カルヴァンはマルティン・ルターらと同様にキリスト教宗教改革初期の指導者だよ
彼がのちのキリスト教世界に与えた影響も大きく、「カルヴァン派」という人達もけっこういたみたい
この「カルヴァン派」の神学体系は予定説と全的堕落で有名みたいだよ
また、日本海海戦で日本艦隊がロシアのバルチック艦隊に対して勝利を収めた事に因んで「海軍記念日」
あー、なんか杏子ちゃんと旅に出たくなってきちゃったな

なんか旅に出たくなったのでわたしは杏子ちゃんと海にやって来たの
港には船が泊っていたけど漁船とかばっかり
豪華客船とかクールな水上スキーとかはなかったの。残念
なんか冒険心を擽られない。でも、杏子ちゃんは興味津々みたい
「漁船あれば好きな時に好きなだけ刺身食えるよな」
杏子ちゃんらしい発想で可愛らしい。でも、漁ってけっこう力仕事みたいだよ?
「なら問題ないな、あたし、魔法少女だし。力仕事が好きってわけじゃねーけど、けっこう得意だと思うよ」
でも磯臭くなっちゃうよ?それに漁船の操縦とかちょっと失敗したらドカーンだよ!
「うっ…それは困るな…」

「じゃあ海女なんてどうだ?ちょっくら潜ってぱぱっと貝とか海胆とか獲ってくりゃいいんだろ?
銛なんざ使わなくてもあたしには色々と応用の利く槍があるし」
綺麗な海だったらそれはいいかもしれないね。でも、ここらへんはちょっと…
杏子ちゃんの綺麗な肌に汚いしなびたワカメとか捨てられたビニール袋が引っ付くなんて耐えられないよ!
「あんた…///でも確かにあんま綺麗とは言えないよな、ここらへんは」
もっと酷いところはヘドロとかある海もあるみたいだよ
「そういえば水辺にベトベター出てくるもんな」

「結局、海に出ようなんて考えないのが一番いいのかもな」
杏子ちゃんはサザエの串焼きをもぐもぐしながら空を見ながら呟いた
漁なんて生半可な気持ちで出来るもんじゃないらしいからね、と
わたしもハマグリの串焼きをはふはふしながら答える
「こうやって漁師の持ってきたもんを食ってるのが一番ラクで幸せなのかもな」
でも、すごく新線な漁師のまかない飯って言うのも美味しそうだよね。
「新鮮な透明のシラス丼とかな。あーl、想像したら腹減ってきちまったよ」
杏子ちゃん、まだサザエの串焼き食べてる途中だよ?
「別腹だよ、別腹!やっぱごはん物も食ってみたいじゃん」
じゃあ、今度そういうお店に言ってみようか杏子ちゃん

港に行って串焼きだけ勝って帰るのもつまらないので、わたし達は近くの砂浜にやって来た
海開きもしていないし潮干狩りするような所でもないので人は少ない。
でも、好都合だよ。人目があったらこんなことできないもんね?///
「恥ずかしいこと言うなよ///」
恥ずかしがらなくてもいいんだよ杏k━━━バシャーーーーモ!!
…。
「…」
わたしと杏子ちゃんは思いっきり波を頭からかぶった
服はびしょびしょ、ついでに海水なのでべとべと
きっと波がわたしと杏子ちゃんが青春しているから嫉妬したのだろう。
「こんなんじゃ帰るにも帰れねーよ…」
そうだね…

結局、その日、わたしと杏子ちゃんは生乾きのままで電車に乗って帰ったの
翌日、二人ともそろって風邪をひいしゃったけど、杏子ちゃんと一緒なら、まあいっか///

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