ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2042 れみぃと野良豆ゆっくり(後編)
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ankoss
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・後編でーす。
麦茶あき
れみぃと野良豆ゆっくり(後編)
群れが安定してから豆ゆっくりたちはれみりゃの家に食べ物を盗みにくることが多くなった。
何せ自分たちには子供がいるし、群れのみんなはこの群れをもっと大きくしたかった。
豆ゆっくり一同はおちびちゃんたちがある程度大きくなったらまた次の世代を作るつもりだった。
れいむは子育てと保育園の管理、
まりさ、ちぇん、みょんは食料集めとガラクタ集めに、
ありすはとかいはコーディネイトで家具を作り、
ぱちゅりーは子供たちにお勉強と群れの増大計画に取り掛かっていた。
これほど役割分担ができる野良の群れはいないだろう。
いや豆ゆっくりたちが住んでいる場所が雑木林の中だから、徐々に野生を取り戻してきたかもしれない。
ただし生ゴミやあまあまを食べながら。
今日もまりさたちはあのれみりゃから食べ物をうばうために、
例の穴を使って家へと入っていった。
「「「れみりゃこちら!へのなるほうへ!!」」」(ぶふうーっ)
「ううー!!むかつくんだどー!!」
ゆっくりにおならをされたれみりゃは怒ってテーブルに置いてあったコップを豆ゆっくりに投げつけた。
しかしコップは在らぬ方向へ飛んで行き外に出てしまった。
「どこになげてるんだぜ!?」
「へたくそなれみりゃだね!!ゲラゲラゲラ!!」
「ううううっ!!!」
また逃げられました。
れみりゃは先ほど投げたコップを探しに外へ探しに行った。
なにせアレはお姉さんがくれたコップだ、もし割れたとしたら・・・
「ううう・・・!!」
割れた音はしなかったからきっとこの辺にあるはずだど辺りを探索した。
すると後ろから声をかけられた。
「おい」
「うー?なんだどー?れみぃはいま・・・・・!!」
れみりゃは後ろを振り向き文句を言ってやろうと思ったがやめた。
何故なら後ろにいたのはふらんだったからだ。
このふらんはれみりゃの飼い主が住んでいる近所で飼われている胴付きふらんだ。
「ふ・・・ふらん・・!!」
「・・・・・・」
「な、なんだどー・・?れみぃ・・なにもしてないだどー・・」
れみりゃがふらんに怯えながら後ずさりする。
以前れみりゃはこのふらんに態度が気に入らないから懲らしめやろうと喧嘩をしたが、
結果はれみりゃの惨敗。
ボコボコに返り討ちにされたおまけ付きで。
以降れみりゃはふらんに怖がっているのだ。
がふらんはれみりゃにある物を渡した。
スッ・・・
「!・・・これはおねえさんのこっぷなんだど!」
どうやられみりゃが探していたものはふらんが持っていたようだ。
「あ、ありがとだどー!!」
「べつに・・・」
ふらんは素っ気無い態度で家へと帰っていった。
ふらんはいつもあの辺りにいるわけではないが、今日はなんだか散歩したい気分だった。
たまたま歩いていたら何かが落ちてきてれみりゃが何か探していたからふらんが届けたのだ。
いつも間抜けそうなれみりゃに。
別にふらんはれみりゃの事を嫌ってなんかなかったがどうしてもさっきのような態度になってしまうのだ。
本当は友達になりたいと思っているのだが、過去にあんなことをしてしまったから無理だろう。
本当はれみりゃと友達になりたかったかられみりゃの飼い主の家の辺りを散歩していたかもしれない。
そんなことを考えてたら林の方から声がしてきた。
何だろうと空を飛び見てみるとそこにはさっきれみりゃの家に侵入してたまりさたちがいた。
「ゆふん!きょうもあのれみりゃのいえからあまあまさんをうばってやったのぜ!」
「まったく、れみりゃのくせにあまあまたべてるなんてとんだいなかものね!」
「ほんとだよ!でもれいむたちがありがたくたべてやろうね!」
ゲラゲラゲラと笑いながら森の奥へ行ってしまった。
「?」
ふらんは何だ?あの赤ゆっくりみたいのはと思いながら家へ帰った。
あのゆっくりたちれみりゃって言っていたな・・・
もしかしてあのれみりゃか?
次会った時聞いてみよ。
そんなことも思っていた。
れみりゃは今日もおやつを獲られていた。
これでもう約一ヶ月はおやつをまともに口にしていない。
しかも今日はお姉さんが買ってきてくれたプリンだった。
「ううー・・・もういやなんだどー・・・」
「れみりゃーふらんちゃんがあそびにきたわよー」
「う?!ふらん??!」
お姉さんがふらんをれみりゃのいる部屋に連れて行った。
「・・・おじゃまします」
「うー・・!」
ふらんはれみりゃに挨拶を済ませたらテーブルのそばに座ってしまった。
お姉さんはふらんに「プリンを用意するから待っててね」と言って台所に行ってしまった。
「・・・・・」
「ぅー・・」
れみりゃにとって気まずい雰囲気が流れる。
しかしその沈黙はふらんが破った。
「おい」
「う?!なんだどー!?」
「おまえげんきないな・・・なにかあったのか?」
「う・・・」
ふらんにはれみりゃのことが筒抜けだった。
れみりゃはふらんに豆ゆっくりのことを話した。
そいつらがれみぃのおやつを奪い取ること。
逃げながらいつも自分のことを馬鹿にすること。
「れみぃだっておやつをたべたいだどー・・でもあいつらいつもくるんだどー・・・」
「ちっこいのかそいつら」
コクッとれみりゃは縦に振った。
ふらんはそのゆっくりに思い当たる節があった。
昨日見つけたあのゆっくりたちだ。
そうか、あのゆっくりたちが・・・
そしたらお姉さんがプリンを持ってきてくれた。
ふらんはいただきますをしてから食べようとしたがれみりゃが食べたそうにこっちを見ていた。
そういえばコイツ、おやつを獲られていてしばらく食べていないんだっけ・・・
ふらんはスプーンでプリンをすくうとれみりゃに差し出した。
「くえ」
「う?!たべていいだど??」
ふらんは首を縦に振り、れみりゃの口にプリンを与えた。
プリンを久しぶりに食べたれみりゃは感激の余り涙が出てしまった。
「お、おいしいだど~ふらんありがとだど~」
「べつに・・・・ともだちだから」
「うー!そうだどーともだちだどー!」
ふらんはその言葉を聞いたときうれしそうだった。
れみりゃがプリンを食べ終わったら、
ふらんがれみりゃにプロレスごっこをした。
いつもよりきつめだったという。
豆ゆっくりの群れ―
豆ゆっくりたちの子供が大きくなって次の世代の子供を作った。
子供たちは妹ができたと大いに喜んだ。
年長組みも大人たちの狩りに付いて行く事が多くなり、狩りの成果は大幅にアップした。
「ゆ~ん♪まりしゃのいもうちょきゃわいいのじぇ」
「れいみゅはおねぇーしゃんだきゃらおうちゃをおちえるよ」
「おねーしゃんゆっくちー」
まりさの子供たちもそろそろそんな時期であった。
「おちょーしゃんたちといっしょにかりしちゃいよ!」
「まりしゃもー」
「ありしゅもよ!」
「ゆゆ~んおちびちゃんたちはいいこなんだぜ。きっとしょうらいはいいかりゅうどになるんだぜ」
「でもまだおちびちゃんたちにははやいんじゃ・・・」
「だいじょうぶだぜ、まりさたちがついてるのぜ」
「それにあのれみりゃはいなかものだからおちびちゃんたちがつかまるわけないわ」
「ゆ・・・そうだね!」
この時れいむはいささか心配していた。
なにせれいむたちが狩りをするところにはれみりゃがいるからだ。
体がまだ小さい子供たちを連れて行くのは危険じゃないか疑問に思ったが、
まりさたちに言われてそんな疑問も消えてしまった。
だが連れて行かなかったほうがよかったとこの後思い知らされることになる。
まりさたちは自分たちの子供を連れて家の中へと入っていった。
隠密組みのちぇんたちはいつもどりにしばらく待機。
「おちびちゃんたち、いまからまりさたちのやることをしっかりおぼえるのぜ」
「「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」」
「ちぇんのいうことをちゃんときいてねー」
「「「「わきゃったよー」」」」
まりさたちはいつも通りに家へと入っていった。
一方でれみりゃは困っていた。
あのゆっくりたちを捕まえられないせいでいつまでたっても自分のおやつが食べれないのだ。
おやつの時間にお手手を洗おうとすると必ず現れるあいつ等。
昨日も逃げられてしまったし、もうこれ以上おやつを横取りされるのは嫌だ。
ふらんがくれたプリンはとてもおいしかった。
あの味をもう一度味わいたいと。
だが自分ではどうにもならない。どうしたらと考えてた。
実はれみりゃはあの豆ゆっくりたちと追いかけているうちに自分が鍛えられている事に気づかなかった。
毎日追いかけっこしていたのでれみりゃの足腰は鍛えられていた。
追いかけっこしていくうちに徐々にだが豆ゆっくりたちの動きについてこれるようになっていた。
ただし、当のれみりゃはそのことにまったく気づいてなかった。
自分が随分と鍛えられてる事に気づかずに豆ゆっくりのことで悩んでいた。
「どうしたらいいんだどー・・・」
そんな時である。
「「「のろまなれみりゃはとっととあまあまよこしてね!!」」」
「「「「よこちてね!!」」」」
この声は!
声のした部屋に行くと奴らがいた。
今回はさらにちびっこい奴らまでいた。
「うう!!なんかふえてるどー!!」
自分たちの子供を見て怖じ気づいたれみりゃを見て、
まりさは自分のいいところを見せようとれみりゃを挑発した。
「のろまれみりゃ!!まりさをつかまえれるものならつかまえてみるんだぜ!」
「う・・・!」
そう言ってまりさは自分の尻をれみりゃに向け挑発した。
さしずめこの状態は「おしりふーりふり」といったところだろう。
「きょうこそつかまえるどー!」
「こっちなんだぜー!」
まりさは部屋中を走り回った。
ただいつものように走り回っているのではない。
自分たちのおちびちゃんに走り方、れみりゃからの逃げ方を教えていたのだ。
当然れみりゃはそんなことは知らずに教育材料にされていた。
「おちょーしゃん、しゅごいのじぇ」
「おちびちゃんたち、ああやってにげるんだよ」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ」」」
「しょれにしてぇもあのれみりゃはいにゃかもにょね」
「ゆっくちできてぇにゃいんだよ!」
「「「ゲラゲラゲラ!!!」」」
走り回っているうちにれみりゃはれいむたちの方を向いた。
「ゆ?」
「さいしょからこっちをねらえばよかったどー!!」
「「「「なんでこっちにくるのー??!!」」」」
「しまったんだぜ!!おちびちゃんにげるんだぜ!!」
れみりゃは小さい方を捕まえようとしたが、
ヒョイッ・・・
「ううっ??!」
子まりさの思わぬ動きにれみりゃは驚いた。
「ゆふん、おちょーしゃんのうぎょきをまにぇしちゃからちゅかまらなきゃったよ」
「さすがおちびちゃんなんだぜ!!」
子豆ゆっくりたちは群れの広場で追いかけっこしながら遊んでいたことが多かった。
そのせいか、子豆ゆっくりたちのあんよは鍛えられて通常の子ゆっくり並に動けていた。
また子豆ゆっくりはさらに小さいから捕まえるのに困難である。
「おちびちゃんもつかまえられないなんてまぬけなれみりゃだね!!」
「ほんと!いなかものだわ!」
「うしゅにょろ~♪」
「おしりふりふ~り♪」
「ううー!!まつんだどー!!」
れみりゃはもっと小さい方の子豆ゆっくりたちの動きに驚いていた。
小さい癖になんであんなに動けるんだと。
子豆と親豆ゆっくりたちはみな散り散りになり、れみりゃを錯乱していた。
れみりゃはとりあえず近くにいた小豆れいむを捕まえようとしたが、
このれいむもそれなりにいい動きをしていた。
「こっちだよ~」
「ううー!!まつんだどー・・・・う??!」
その時である。
ガッ!
ズサアアアアアアアアア(グチャッ)アアアアアアアアア!!!
れみりゃは部屋にあったコードに引っかかり盛大に転んで滑ってしまった。
それを見た豆ゆっくりの親子は大笑いした。
「ゆははははは!!!のろまなれみりゃがこけてるんだぜー!!」
「ぷぷぷ、こけちゃうなんてばかなの?しぬの??」
「ばーきゃ、ばーきゃ」
「ゆきゃきゃきゃきゃ!!」
豆ゆっくりたちはこけたれみりゃに大笑いした。
「ゆぷぷ・・・・おねぇーしゃんもわらおうよ・・・ぷぷ・・・・?」
ここで次女れいむはあることに気づいた。
長女れいむがいない。
「おきゃーしゃん、おねぇーしゃんがいにゃいよ?」
「ゆぷぷ、なにいってるのおちびちゃん、おねーちゃんがいなくなるわけ・・・・ゆえ??」
親豆れいむも捜したが長女れいむはいなかった。
あれ?れいむのおちびちゃんはどこに行ったんだ??
「まりさ、おちびちゃんがいないんだけど」
「なにいってるのぜ?そんなわけ・・・・・あれ?ほんとなんだぜ??」
まりさも気づいた。
おちびちゃんはどこに行った?
ありすにも聞いてみたが知らないと答えた。
れみりゃは起き上がって痛みを堪えていた。
「うー・・・いたいどー・・・」
その時れみりゃの手から何かが落ちた。
真っ赤なリボンだ。
手とリボンには餡子がへばり付いている。
「う?なんだどー?これ??」
「「「「ゆ?」」」」
れみりゃも豆ゆっくりたちも最初はわからなかった。
だがそれが長女れいむのリボンだと理解した途端。
「「「おちびちゃあああああああああああああああああああアアアアアああああああああああああああああああああんん!!!!」」」
「「「「「れいみゅおねぇーしゃああああああああああああああああああああああああああああああんん!!!!」」」」」
豆ゆっくりたちは絶叫した。
何故自分たちのおちびちゃんが死んでいるのだ!
何でのろまのれみりゃに潰されているのだ!!と。
れみりゃもわけがわからなかった。
何故自分が今まで捕まえられなかったこいつらの子供が、
自分の手の中で死んでいるのだ?と。
実はれみりゃがこけた時に子豆れいむはれみりゃの方を振り向きバカにしてやろうとしていたのだ。
しかしそれがいけなかった。
ゆっくりが後ろを振り向くということは一端その場に止まり方向転換しなければいけないのだ。
その一瞬の隙が子豆れいむの逃げるタイミングを完璧に失ったのである。
気づいた時にはれみりゃの手が小豆れいむの上にあった。
子豆れいむはわけもわからず潰されたのだ。
その結果がこれだ。
れみりゃはそんなことは知らなかったがここであることに気づいた。
「そっか!つかまえるんじゃなくて、つぶせばよかったど!!」
れみりゃの反撃が始まった。
れみりゃは放心していた豆ゆっくりたちを片っ端から潰し始めた。
最初は動きが止まっていたため潰しやすかった。
ありすが最初に潰されて豆ゆっくりたちは逃げようとした。
子供のほうは泣き叫んでいただけだったので捕まえて人質にした。
「はにゃちてー!!!」
「「おちびちゃあああああああああああああん!!!!」」
れみりゃに捕まえられた子供を必死で助けようとしたが無駄だった。
そもそも豆ゆっくりとれみりゃの身長が違いすぎて届かないのだ。
れみりゃはそれを見て笑っていた。
ついにこいつらを捕まえることができたと。
「おねがいします!!!おちびちゃんをかえしてください!!!」
「とてもゆっくりしたおちびちゃんなんだぜ!!はやくかえすんだぜ!!」
もちろんれみりゃは、
グチャッ!!
「「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
子豆ゆっくりを潰した。
もう一匹の子豆ゆっくりも捕まえ親豆ゆっくりに見せびらかした。
「もうつぶさないでください!!!こんなことはもうしませんから!!」
「おねがいします!!!いままでぬすんだあまあまはすべてかえしますから!!!」
まりさの方はだぜ口調が消えていた。
しかしれみりゃは、
「そんなことできるわけないんだどー☆」
グシャッ!!
「「どうしてつぶしちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」
もちろん許すわけが無かった。
散々自分をバカにしてきたのはどこのどいつだ?
今まで盗んだおやつを返す?
そんなこと出来るわけが無い。
大体あんなことを毎回やられて許すはずもないだろう。
れみりゃは自分をバカにした豆ゆっくりたちを潰しまくった。
もう残っているのは豆れいむ、まりさである。
「ごべんなざいいいいいいいいい!!!!ゆるしてくだしいいいいいいいいいい!!!」
「まりさがわるかったですうううううう!!!!だからたすけてくださいいいいいいい!!!!!!」
「おまえらうるさいどー」
「「ごベンなざいいいいいいいい!!!」」
「れみりゃ、何してんの?」
「う?おねえさん?!」
下が何らや騒がしかったかったからお姉さんが二階から降りてきた。
「おねえさん!ついにこいつらつかまえたどー!」
「へぇーほんとにいたんだ・・・」
「「ゆひぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい」」
現れた人間に豆ゆっくりたちは怯えていた。
れみりゃは馬鹿にしても人間には逆らえなかったようだ。
「れみりゃが言った事本当だったのね・・・ごめんね」
「うー♪」
「でさ、あれどうすんの?」
「う??」
お姉さんが指した方向には潰れて中身が飛び散っている豆ゆっくりたちの死骸があった。
踏みつけたり、手で潰したり、壁にこすりつけたりしたから餡子やカスタードが
床や壁に付き捲っていた。
れみりゃは自分がしたことに改めて気づきお姉さんの方を向いた。
「あああ・・・・おねえさん・・・」
「で、誰が片付けるのかな?ん?」
ものすごい暗い笑顔です。
「れ・・・れみぃが・・・・」
「うん、わかっているなら・・・・さっさと片付けろ」
「は、はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「「もっとゆっくりしたかったああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
お姉さんのドスのきいた声を聞き、れみりゃはすぐさま掃除を始めた。
豆ゆっくりたちはその恐怖に耐え切れずに餡子を吐いて死んでしまった。
れみりゃは豆ゆっくりたちを撃退することができて喜んでいたが、
お姉さんが怒っていたのでそのことは表に出さなかった。
これで心置きなくおやつが食べれると思いきや、
罰として一週間おやつを禁止にされてしまった。
せっかく倒したのにれみりゃがおやつを食べれるのは後一週間後のようである。
しかしれみりゃは忘れていた。
豆ゆっくりが他にもいることを。
豆ゆっくりの群れ―
外に待機していたちぇんたちは中の様子をしっかり見ていた。
まりさたちが潰されてしまったことをぱちゅりーたちに報告した。
「むきゅうううう!!まりさがあああああああああ??!!」
「そんなああああああああああああああああ!!!」
「わからないよおおおおおおおおおおおおお!!!」
「むせっそうかはんしん!!」
「「「ゆええええええええええん!!!!」」」
豆ゆっくりたちは報告を聞き嘆いた。
そんなときである。
「うー、いた」
「「「「「「「「「「「ふ・・ふらんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」」」」」」」」」」」
ふらんが豆ゆっくりの群れにやってきたのだ。
突然の来訪者にびっくりする豆ゆっくりたち。
「ゆっくりにげ(グシャッ!!)
逃げようとした豆れいむが潰された。
「むきゅう!れいむ・・!エレエレ・・・・」
「ま、まってほしいんだよー!!ちぇんたちがなにしたのー?!わからないよー!!」
「おまえたちはれみりゃをいじめた」
「「「「「「ゆ?!!」」」」」」
「そのかたき」
ふらんはれみりゃのおやつを奪った豆ゆっくりたちを潰そうと思っていたのだ。
散歩していたところからそう遠くはなかったからすぐに見つけれた。
「まちなさい!!ああでもしないとありすt・・(グシャッ!!)
なんか言い訳しようとしたありすも潰された。
豆ゆっくりたちはそれを見て逃げ惑い家の中に避難したりした。
ふらんはとりあえず片っ端から豆ゆっくりたちを潰し始めた。
鈍足だったれみりゃとは違いふらんの動きは速かったため豆ゆっくりたちは次々と潰された。
「ゆわああああああああああああああああ!!!」
「たすけてええええええええええええええ!!!!」
「ゆっくりいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「きょわいよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
「おきゃーしゃんたしゅけちぇええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
「まだちにたくないいいいいいいいおおおおおおおおおお!!!!」
ふらんは粗方潰したらゆっくりたちが避難したゆっくりたちの家に近づいた。
中にはぎゅうぎゅうに豆ゆっくりたちがいた。
「せまいよぉぉぉ・・・・」
「もっとつめてね・・・」
「こわいよおお・・・」
しかしふらんはこのまま家を潰そうかなと考えたがそれでは面白くない。
そこでふらんは落ちてあった木の枝を拾い丈夫さを確かめた後ニヤリと笑った。
中にいた豆ゆっくりたちは外が静かになったからふらんがもうどこかに行ってしまったと思っていた。
「もう・・・いないんじゃない?」
「ゆうう・・・」
ブスッ・・・
「ゆ?」
隣にいたれいむが木の枝に刺さっていた。
「ゆげぇええ・・」
「「「「どおしてれいむがしんでるのおおおおおおおおおおおおおお???!!」
外にいたふらんは家の中に木の枝を刺しまくった。
思った以上に手ごたえがあり楽しくなって刺し続けた。
ブスッ
ブスッ
ブスッ
「やめええ・・ゆべええええ!!!」
「まり・・ゆがあ!!!」
「わ・・ぎゃあ!!!」
「ちん・・・・びょ!!」
適当に刺しまくったから中枢餡をそのまま貫かれて死んでしまったゆっくりもいた。
なんか避けたが中身が流失してしまいもうどうにもならないものまでいた。
ふらんは刺すのをやめると家を踏みつき始めた。
ダンボールを踏み中にいた豆ゆっくりたちが潰れた。
「ゆべえ!!!」
「ちゅぶれりゅううううう!!!」
「もうやべてでえええええ!!」
ふらんは足の裏から感じ取れたゆっくりが潰れる感触を感じながら
楽しそうに潰していった。
他にも家があった。
木の下にけっかいが張られていてその隙間から豆ゆっくりがいることが確認できた。
ふらんはけっかいをどけると中にいた豆ゆっくりの親子を引っ張り出した。
「ゆぎゃあああああああああああああああああ??!!」
「ゆわあああああ・・・!ど・・どうかれいむたちだけでもおおお!!」
「「「「ゆぴいいいい!!」」」」
ふらんは豆ゆっくりを掴むとおもむろにその豆ゆっくりをちぎり始めた。
「いだいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
「まりさああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「「「「おちょーしゃああああああん!!!!!」」」」
ブチッ・・ブチッ・・・と千切っていった。
千切っては投げ、千切っては投げ。
「いだい!!いだ!!ゆぎゃあああああ!!!」
「もうやめてくださいいいいいいいいいい!!!!」
れいむが必死に懇願したがまりさは地面に叩きつけられて死んだ。
「千切りにくい・・・・」
ふらんはそのことで不満を感じ、残りの親子は踏み潰した。
ここは保育園の場所だ。
中には避難した赤豆ゆっくりと子豆ゆっくりと、
保育園を管理していたれいむがいた。
「きょわいいよ~・・・」
「おねえーしゃんが・・・・」
「みんな、れいむがついているからね」
ふらんは保育園であるダンボールを縦に立てた。
そのせいで中にいた豆ゆっくりたちが下へ落ちていった。
「おちりゅうううう!!!」
「ゆわああああ!!!」
「ちゅ・・・ちゅぶれる・・・・・」
「なんでひっくりかえってるのおおおおおおおお???!」
れいむはふらんがやったなどつゆ知らず。
ふらんは上から中の様子を伺った。
「・・いっぱいいる・・」
「「「「「ふ・・ふらんだああああああああああああああああああああああああああ」」」」」
「きょわいよおおおおおおおお!!!!」
「たしゅけつぇえええええええええええええ!!!!」
「まじゃちにたくにゃいいいいいいいいい!!!」
「わきゃらないいいいいいいいいいいいい」
「ぷ・・ぷくー!!ふらんはどっかいってね!!」
れいむはふらんに威嚇したがそんなのはふらんに効くわけがなかった。
子供の方も何匹かが中身を吐いている。
さっきの衝撃で潰されたのだろう。
とりあえずふらんはどうしようかなと考えた後、
あることを思いついた。
ふらんは中に手を入れて豆ゆっくりたちのお飾りを取った。
「それはおちびちゃんたちのおかざりだよ!!かえしてね!!」
れいむがお飾り返せなんて言っているが、
中は酷いことになっていた。
「きゃじゃりのないゆっくちはちね!!」
グシャッ!!
子供たちが飾りをつけていないゆっくりに攻撃し始めたのだ。
こんな状況でよくやるな・・・。
「なんでおともだちをつぶしちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」
「ゆ?にゃにいっちぇるんだじぇ?きょれはゆっくちできにゃいゆっくちなんだじぇ!」
「やめちぇえええ!!れーみゅがわきゃらないにょおおおおお???!!」
豆ゆっくりたちは飾りの無いゆっくりを潰し、食べ始め、
飾りの無いゆっくりたちはみな潰れ食われていった。
れいむは必死で止めようとしたがもうどうすることもできなかった。
ある程度死んだところでふらんがお飾りを飛び散った中身の上にばら撒いた。
それに気づいた豆ゆっくりたちはしばらくそれを見た後顔が青ざめて中身を吐き出した。
「「「「ゆべえ!!」」」」
「「「「ゆばあ!!」」」」
「どうしてなかみをはいちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!???」
子供たちはみんな死んでいった。
死んだ後れいむは何か悟った後急に狂い始め、
ふらんに潰された。
豆ゆっくりたちはほとんど潰された。
森の中へと逃げてしまったやつらもいたがそいつらのことは気にしなかった。
ふらんの目の前には逃げ遅れた豆ゆっくりたちが並べられていた。
「どうしてこんなことするのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!」
「まりさたちゆっくりしてただけなんだよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
「このいなかものおおおおおおおおおおお!!!!」
「しねえええええええええ!!!ふらんはしねええええええええええええええ!!!」
ふらんが目の前にいるのに何故こんなこというのだろう。
いや、案外すでに死ぬことが分かっていっているかもしれない。
「おまえたちはれみりゃのおやつをうばった」
「だからなんなのおおおおおおお??!」
「そうでもしないとまりさたちがいきのこれないでしょおおおおおおおお!!??」
「そんなこともわからないの??!ばかなの?!しぬの??!」
「・・・・・・・・・・もういい」
「「「「ゆ??!」」」」
ふらんは何か悟ったようだ。
「おまえたちはゆっくりしね!!!!」
「「「「「「もっとゆっくりしたかっ・・・・」」」」」」
グシャっ!!
ブシュウッ!!!ブチッ!!
ベチャアッ!!!
こうして野良豆ゆっくりの群れは滅んだ。
一週間後―
れみりゃはおやつ禁止令から解禁され今日からまたおやつが食べれるのを喜んでいた。
あれから豆ゆっくりたちは来ていない。
れみりゃはふらんが滅ぼしたこと知らずにたまにふらんと遊んでいた。
プロレスごっこで。
れみりゃはお手手を洗いに洗面所へ向かった。
「う~♪きょうからやっとおやつがたべれるだど~」
れみりゃは意気揚々である。
だが洗っていたら何か話し声が聞こえてきた。
(ゆ~ん・・・あまあまだよ~)
(いまのうちにぜんぶかいしゅうするんだよ~)
「う??」
何か話し声が聞こえてきたのだ。
なんかどこかで聞いたことがあると思い、
おやつのある部屋に向かったら・・・
「なんでまたいるだどー!!!??」
「にゃ??!みつかったよ?!」
「ゆっくりにげるよ!!」
なんとそこにはあの豆ゆっくりがいた。
なんでこんなところに!!と捕まえようとしたがタンスの隙間に入られて逃げてしまった。
実はこの豆ゆっくりたちは森に逃げた豆ゆっくりと
遠征組みの豆ゆっくりの生き残りだったのだ。
ふらんが去った後豆ゆっくりたちは群れに戻り、死んだ仲間たちに泣いていたところ、
遠征組みが帰ってきて事情を説明したのだ。
豆ゆっくりたちは群れにあった食料を持ち別の群れを作った。
数が少なかったから食料が余裕であったのをきっかけに
豆ゆっくりたちは群れを立て直すことにしたのだ。
家や食料を運ぶのに一週間もかかってしまったがそれでも小さな群れができた。
食料をなんとかするために豆ゆっくりたちはあのれみりゃの家に侵入したのだ。
ただし今までと違うのはれみりゃに見つかったら即逃げろということだった。
生き残っていた豆ゆっくりたちがまりさが殺されたことを教えたからだ。
おかげでれみりゃはまた豆ゆっくりに悩ませることになった。
今度は見つかったらすぐに逃げるし、
何より潰すことはできなかった。
そんなことをすればまたお姉さんに叱られてしまうからだ。
れみりゃはそんな状態の中またおやつを食べれなくなった。
「どうすればいいんだどー!!??」
「加工所に連絡するか・・・・」
今さらである。
おまけ
加工所職員は連絡にあった豆ゆっくりの群れを見つけ駆除剤をまいた。
「ゆげえええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
「ゆばああああああ!!ゆはあああああああああああ!!!」
「ゆべやああああああああああああ!!!」
「ごばああああ!!」
「わぎゃらあああああああああああああああああ!!!」
「おぎゃあああじゃあああああああん!!!」
「ゆっぐぢいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
「最初からこうしたらよかったのに・・・・」
加工所職員はそんなこと呟きながら仕事していた。
あとがき
れみぃと野良豆れみりゃを読んで下さってありがとうございます。
最近暑いすね。
麦は麦茶を飲みながらSSを書いてるよ。
友人「あの穴はなんだったんだ?」
「偶然の産物です」
今まで書いたもの
anko1994『加工所本部(前編)』
anko1996『加工所本部(後編)』
anko2002『れいむその後』
anko2005『まりさその後』
anko2030『14番れいむのその後』
anko2041『れみぃと野良豆ゆっくり(前編)』
麦茶あき
れみぃと野良豆ゆっくり(後編)
群れが安定してから豆ゆっくりたちはれみりゃの家に食べ物を盗みにくることが多くなった。
何せ自分たちには子供がいるし、群れのみんなはこの群れをもっと大きくしたかった。
豆ゆっくり一同はおちびちゃんたちがある程度大きくなったらまた次の世代を作るつもりだった。
れいむは子育てと保育園の管理、
まりさ、ちぇん、みょんは食料集めとガラクタ集めに、
ありすはとかいはコーディネイトで家具を作り、
ぱちゅりーは子供たちにお勉強と群れの増大計画に取り掛かっていた。
これほど役割分担ができる野良の群れはいないだろう。
いや豆ゆっくりたちが住んでいる場所が雑木林の中だから、徐々に野生を取り戻してきたかもしれない。
ただし生ゴミやあまあまを食べながら。
今日もまりさたちはあのれみりゃから食べ物をうばうために、
例の穴を使って家へと入っていった。
「「「れみりゃこちら!へのなるほうへ!!」」」(ぶふうーっ)
「ううー!!むかつくんだどー!!」
ゆっくりにおならをされたれみりゃは怒ってテーブルに置いてあったコップを豆ゆっくりに投げつけた。
しかしコップは在らぬ方向へ飛んで行き外に出てしまった。
「どこになげてるんだぜ!?」
「へたくそなれみりゃだね!!ゲラゲラゲラ!!」
「ううううっ!!!」
また逃げられました。
れみりゃは先ほど投げたコップを探しに外へ探しに行った。
なにせアレはお姉さんがくれたコップだ、もし割れたとしたら・・・
「ううう・・・!!」
割れた音はしなかったからきっとこの辺にあるはずだど辺りを探索した。
すると後ろから声をかけられた。
「おい」
「うー?なんだどー?れみぃはいま・・・・・!!」
れみりゃは後ろを振り向き文句を言ってやろうと思ったがやめた。
何故なら後ろにいたのはふらんだったからだ。
このふらんはれみりゃの飼い主が住んでいる近所で飼われている胴付きふらんだ。
「ふ・・・ふらん・・!!」
「・・・・・・」
「な、なんだどー・・?れみぃ・・なにもしてないだどー・・」
れみりゃがふらんに怯えながら後ずさりする。
以前れみりゃはこのふらんに態度が気に入らないから懲らしめやろうと喧嘩をしたが、
結果はれみりゃの惨敗。
ボコボコに返り討ちにされたおまけ付きで。
以降れみりゃはふらんに怖がっているのだ。
がふらんはれみりゃにある物を渡した。
スッ・・・
「!・・・これはおねえさんのこっぷなんだど!」
どうやられみりゃが探していたものはふらんが持っていたようだ。
「あ、ありがとだどー!!」
「べつに・・・」
ふらんは素っ気無い態度で家へと帰っていった。
ふらんはいつもあの辺りにいるわけではないが、今日はなんだか散歩したい気分だった。
たまたま歩いていたら何かが落ちてきてれみりゃが何か探していたからふらんが届けたのだ。
いつも間抜けそうなれみりゃに。
別にふらんはれみりゃの事を嫌ってなんかなかったがどうしてもさっきのような態度になってしまうのだ。
本当は友達になりたいと思っているのだが、過去にあんなことをしてしまったから無理だろう。
本当はれみりゃと友達になりたかったかられみりゃの飼い主の家の辺りを散歩していたかもしれない。
そんなことを考えてたら林の方から声がしてきた。
何だろうと空を飛び見てみるとそこにはさっきれみりゃの家に侵入してたまりさたちがいた。
「ゆふん!きょうもあのれみりゃのいえからあまあまさんをうばってやったのぜ!」
「まったく、れみりゃのくせにあまあまたべてるなんてとんだいなかものね!」
「ほんとだよ!でもれいむたちがありがたくたべてやろうね!」
ゲラゲラゲラと笑いながら森の奥へ行ってしまった。
「?」
ふらんは何だ?あの赤ゆっくりみたいのはと思いながら家へ帰った。
あのゆっくりたちれみりゃって言っていたな・・・
もしかしてあのれみりゃか?
次会った時聞いてみよ。
そんなことも思っていた。
れみりゃは今日もおやつを獲られていた。
これでもう約一ヶ月はおやつをまともに口にしていない。
しかも今日はお姉さんが買ってきてくれたプリンだった。
「ううー・・・もういやなんだどー・・・」
「れみりゃーふらんちゃんがあそびにきたわよー」
「う?!ふらん??!」
お姉さんがふらんをれみりゃのいる部屋に連れて行った。
「・・・おじゃまします」
「うー・・!」
ふらんはれみりゃに挨拶を済ませたらテーブルのそばに座ってしまった。
お姉さんはふらんに「プリンを用意するから待っててね」と言って台所に行ってしまった。
「・・・・・」
「ぅー・・」
れみりゃにとって気まずい雰囲気が流れる。
しかしその沈黙はふらんが破った。
「おい」
「う?!なんだどー!?」
「おまえげんきないな・・・なにかあったのか?」
「う・・・」
ふらんにはれみりゃのことが筒抜けだった。
れみりゃはふらんに豆ゆっくりのことを話した。
そいつらがれみぃのおやつを奪い取ること。
逃げながらいつも自分のことを馬鹿にすること。
「れみぃだっておやつをたべたいだどー・・でもあいつらいつもくるんだどー・・・」
「ちっこいのかそいつら」
コクッとれみりゃは縦に振った。
ふらんはそのゆっくりに思い当たる節があった。
昨日見つけたあのゆっくりたちだ。
そうか、あのゆっくりたちが・・・
そしたらお姉さんがプリンを持ってきてくれた。
ふらんはいただきますをしてから食べようとしたがれみりゃが食べたそうにこっちを見ていた。
そういえばコイツ、おやつを獲られていてしばらく食べていないんだっけ・・・
ふらんはスプーンでプリンをすくうとれみりゃに差し出した。
「くえ」
「う?!たべていいだど??」
ふらんは首を縦に振り、れみりゃの口にプリンを与えた。
プリンを久しぶりに食べたれみりゃは感激の余り涙が出てしまった。
「お、おいしいだど~ふらんありがとだど~」
「べつに・・・・ともだちだから」
「うー!そうだどーともだちだどー!」
ふらんはその言葉を聞いたときうれしそうだった。
れみりゃがプリンを食べ終わったら、
ふらんがれみりゃにプロレスごっこをした。
いつもよりきつめだったという。
豆ゆっくりの群れ―
豆ゆっくりたちの子供が大きくなって次の世代の子供を作った。
子供たちは妹ができたと大いに喜んだ。
年長組みも大人たちの狩りに付いて行く事が多くなり、狩りの成果は大幅にアップした。
「ゆ~ん♪まりしゃのいもうちょきゃわいいのじぇ」
「れいみゅはおねぇーしゃんだきゃらおうちゃをおちえるよ」
「おねーしゃんゆっくちー」
まりさの子供たちもそろそろそんな時期であった。
「おちょーしゃんたちといっしょにかりしちゃいよ!」
「まりしゃもー」
「ありしゅもよ!」
「ゆゆ~んおちびちゃんたちはいいこなんだぜ。きっとしょうらいはいいかりゅうどになるんだぜ」
「でもまだおちびちゃんたちにははやいんじゃ・・・」
「だいじょうぶだぜ、まりさたちがついてるのぜ」
「それにあのれみりゃはいなかものだからおちびちゃんたちがつかまるわけないわ」
「ゆ・・・そうだね!」
この時れいむはいささか心配していた。
なにせれいむたちが狩りをするところにはれみりゃがいるからだ。
体がまだ小さい子供たちを連れて行くのは危険じゃないか疑問に思ったが、
まりさたちに言われてそんな疑問も消えてしまった。
だが連れて行かなかったほうがよかったとこの後思い知らされることになる。
まりさたちは自分たちの子供を連れて家の中へと入っていった。
隠密組みのちぇんたちはいつもどりにしばらく待機。
「おちびちゃんたち、いまからまりさたちのやることをしっかりおぼえるのぜ」
「「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」」
「ちぇんのいうことをちゃんときいてねー」
「「「「わきゃったよー」」」」
まりさたちはいつも通りに家へと入っていった。
一方でれみりゃは困っていた。
あのゆっくりたちを捕まえられないせいでいつまでたっても自分のおやつが食べれないのだ。
おやつの時間にお手手を洗おうとすると必ず現れるあいつ等。
昨日も逃げられてしまったし、もうこれ以上おやつを横取りされるのは嫌だ。
ふらんがくれたプリンはとてもおいしかった。
あの味をもう一度味わいたいと。
だが自分ではどうにもならない。どうしたらと考えてた。
実はれみりゃはあの豆ゆっくりたちと追いかけているうちに自分が鍛えられている事に気づかなかった。
毎日追いかけっこしていたのでれみりゃの足腰は鍛えられていた。
追いかけっこしていくうちに徐々にだが豆ゆっくりたちの動きについてこれるようになっていた。
ただし、当のれみりゃはそのことにまったく気づいてなかった。
自分が随分と鍛えられてる事に気づかずに豆ゆっくりのことで悩んでいた。
「どうしたらいいんだどー・・・」
そんな時である。
「「「のろまなれみりゃはとっととあまあまよこしてね!!」」」
「「「「よこちてね!!」」」」
この声は!
声のした部屋に行くと奴らがいた。
今回はさらにちびっこい奴らまでいた。
「うう!!なんかふえてるどー!!」
自分たちの子供を見て怖じ気づいたれみりゃを見て、
まりさは自分のいいところを見せようとれみりゃを挑発した。
「のろまれみりゃ!!まりさをつかまえれるものならつかまえてみるんだぜ!」
「う・・・!」
そう言ってまりさは自分の尻をれみりゃに向け挑発した。
さしずめこの状態は「おしりふーりふり」といったところだろう。
「きょうこそつかまえるどー!」
「こっちなんだぜー!」
まりさは部屋中を走り回った。
ただいつものように走り回っているのではない。
自分たちのおちびちゃんに走り方、れみりゃからの逃げ方を教えていたのだ。
当然れみりゃはそんなことは知らずに教育材料にされていた。
「おちょーしゃん、しゅごいのじぇ」
「おちびちゃんたち、ああやってにげるんだよ」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ」」」
「しょれにしてぇもあのれみりゃはいにゃかもにょね」
「ゆっくちできてぇにゃいんだよ!」
「「「ゲラゲラゲラ!!!」」」
走り回っているうちにれみりゃはれいむたちの方を向いた。
「ゆ?」
「さいしょからこっちをねらえばよかったどー!!」
「「「「なんでこっちにくるのー??!!」」」」
「しまったんだぜ!!おちびちゃんにげるんだぜ!!」
れみりゃは小さい方を捕まえようとしたが、
ヒョイッ・・・
「ううっ??!」
子まりさの思わぬ動きにれみりゃは驚いた。
「ゆふん、おちょーしゃんのうぎょきをまにぇしちゃからちゅかまらなきゃったよ」
「さすがおちびちゃんなんだぜ!!」
子豆ゆっくりたちは群れの広場で追いかけっこしながら遊んでいたことが多かった。
そのせいか、子豆ゆっくりたちのあんよは鍛えられて通常の子ゆっくり並に動けていた。
また子豆ゆっくりはさらに小さいから捕まえるのに困難である。
「おちびちゃんもつかまえられないなんてまぬけなれみりゃだね!!」
「ほんと!いなかものだわ!」
「うしゅにょろ~♪」
「おしりふりふ~り♪」
「ううー!!まつんだどー!!」
れみりゃはもっと小さい方の子豆ゆっくりたちの動きに驚いていた。
小さい癖になんであんなに動けるんだと。
子豆と親豆ゆっくりたちはみな散り散りになり、れみりゃを錯乱していた。
れみりゃはとりあえず近くにいた小豆れいむを捕まえようとしたが、
このれいむもそれなりにいい動きをしていた。
「こっちだよ~」
「ううー!!まつんだどー・・・・う??!」
その時である。
ガッ!
ズサアアアアアアアアア(グチャッ)アアアアアアアアア!!!
れみりゃは部屋にあったコードに引っかかり盛大に転んで滑ってしまった。
それを見た豆ゆっくりの親子は大笑いした。
「ゆははははは!!!のろまなれみりゃがこけてるんだぜー!!」
「ぷぷぷ、こけちゃうなんてばかなの?しぬの??」
「ばーきゃ、ばーきゃ」
「ゆきゃきゃきゃきゃ!!」
豆ゆっくりたちはこけたれみりゃに大笑いした。
「ゆぷぷ・・・・おねぇーしゃんもわらおうよ・・・ぷぷ・・・・?」
ここで次女れいむはあることに気づいた。
長女れいむがいない。
「おきゃーしゃん、おねぇーしゃんがいにゃいよ?」
「ゆぷぷ、なにいってるのおちびちゃん、おねーちゃんがいなくなるわけ・・・・ゆえ??」
親豆れいむも捜したが長女れいむはいなかった。
あれ?れいむのおちびちゃんはどこに行ったんだ??
「まりさ、おちびちゃんがいないんだけど」
「なにいってるのぜ?そんなわけ・・・・・あれ?ほんとなんだぜ??」
まりさも気づいた。
おちびちゃんはどこに行った?
ありすにも聞いてみたが知らないと答えた。
れみりゃは起き上がって痛みを堪えていた。
「うー・・・いたいどー・・・」
その時れみりゃの手から何かが落ちた。
真っ赤なリボンだ。
手とリボンには餡子がへばり付いている。
「う?なんだどー?これ??」
「「「「ゆ?」」」」
れみりゃも豆ゆっくりたちも最初はわからなかった。
だがそれが長女れいむのリボンだと理解した途端。
「「「おちびちゃあああああああああああああああああああアアアアアああああああああああああああああああああんん!!!!」」」
「「「「「れいみゅおねぇーしゃああああああああああああああああああああああああああああああんん!!!!」」」」」
豆ゆっくりたちは絶叫した。
何故自分たちのおちびちゃんが死んでいるのだ!
何でのろまのれみりゃに潰されているのだ!!と。
れみりゃもわけがわからなかった。
何故自分が今まで捕まえられなかったこいつらの子供が、
自分の手の中で死んでいるのだ?と。
実はれみりゃがこけた時に子豆れいむはれみりゃの方を振り向きバカにしてやろうとしていたのだ。
しかしそれがいけなかった。
ゆっくりが後ろを振り向くということは一端その場に止まり方向転換しなければいけないのだ。
その一瞬の隙が子豆れいむの逃げるタイミングを完璧に失ったのである。
気づいた時にはれみりゃの手が小豆れいむの上にあった。
子豆れいむはわけもわからず潰されたのだ。
その結果がこれだ。
れみりゃはそんなことは知らなかったがここであることに気づいた。
「そっか!つかまえるんじゃなくて、つぶせばよかったど!!」
れみりゃの反撃が始まった。
れみりゃは放心していた豆ゆっくりたちを片っ端から潰し始めた。
最初は動きが止まっていたため潰しやすかった。
ありすが最初に潰されて豆ゆっくりたちは逃げようとした。
子供のほうは泣き叫んでいただけだったので捕まえて人質にした。
「はにゃちてー!!!」
「「おちびちゃあああああああああああああん!!!!」」
れみりゃに捕まえられた子供を必死で助けようとしたが無駄だった。
そもそも豆ゆっくりとれみりゃの身長が違いすぎて届かないのだ。
れみりゃはそれを見て笑っていた。
ついにこいつらを捕まえることができたと。
「おねがいします!!!おちびちゃんをかえしてください!!!」
「とてもゆっくりしたおちびちゃんなんだぜ!!はやくかえすんだぜ!!」
もちろんれみりゃは、
グチャッ!!
「「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
子豆ゆっくりを潰した。
もう一匹の子豆ゆっくりも捕まえ親豆ゆっくりに見せびらかした。
「もうつぶさないでください!!!こんなことはもうしませんから!!」
「おねがいします!!!いままでぬすんだあまあまはすべてかえしますから!!!」
まりさの方はだぜ口調が消えていた。
しかしれみりゃは、
「そんなことできるわけないんだどー☆」
グシャッ!!
「「どうしてつぶしちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」
もちろん許すわけが無かった。
散々自分をバカにしてきたのはどこのどいつだ?
今まで盗んだおやつを返す?
そんなこと出来るわけが無い。
大体あんなことを毎回やられて許すはずもないだろう。
れみりゃは自分をバカにした豆ゆっくりたちを潰しまくった。
もう残っているのは豆れいむ、まりさである。
「ごべんなざいいいいいいいいい!!!!ゆるしてくだしいいいいいいいいいい!!!」
「まりさがわるかったですうううううう!!!!だからたすけてくださいいいいいいい!!!!!!」
「おまえらうるさいどー」
「「ごベンなざいいいいいいいい!!!」」
「れみりゃ、何してんの?」
「う?おねえさん?!」
下が何らや騒がしかったかったからお姉さんが二階から降りてきた。
「おねえさん!ついにこいつらつかまえたどー!」
「へぇーほんとにいたんだ・・・」
「「ゆひぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい」」
現れた人間に豆ゆっくりたちは怯えていた。
れみりゃは馬鹿にしても人間には逆らえなかったようだ。
「れみりゃが言った事本当だったのね・・・ごめんね」
「うー♪」
「でさ、あれどうすんの?」
「う??」
お姉さんが指した方向には潰れて中身が飛び散っている豆ゆっくりたちの死骸があった。
踏みつけたり、手で潰したり、壁にこすりつけたりしたから餡子やカスタードが
床や壁に付き捲っていた。
れみりゃは自分がしたことに改めて気づきお姉さんの方を向いた。
「あああ・・・・おねえさん・・・」
「で、誰が片付けるのかな?ん?」
ものすごい暗い笑顔です。
「れ・・・れみぃが・・・・」
「うん、わかっているなら・・・・さっさと片付けろ」
「は、はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「「もっとゆっくりしたかったああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
お姉さんのドスのきいた声を聞き、れみりゃはすぐさま掃除を始めた。
豆ゆっくりたちはその恐怖に耐え切れずに餡子を吐いて死んでしまった。
れみりゃは豆ゆっくりたちを撃退することができて喜んでいたが、
お姉さんが怒っていたのでそのことは表に出さなかった。
これで心置きなくおやつが食べれると思いきや、
罰として一週間おやつを禁止にされてしまった。
せっかく倒したのにれみりゃがおやつを食べれるのは後一週間後のようである。
しかしれみりゃは忘れていた。
豆ゆっくりが他にもいることを。
豆ゆっくりの群れ―
外に待機していたちぇんたちは中の様子をしっかり見ていた。
まりさたちが潰されてしまったことをぱちゅりーたちに報告した。
「むきゅうううう!!まりさがあああああああああ??!!」
「そんなああああああああああああああああ!!!」
「わからないよおおおおおおおおおおおおお!!!」
「むせっそうかはんしん!!」
「「「ゆええええええええええん!!!!」」」
豆ゆっくりたちは報告を聞き嘆いた。
そんなときである。
「うー、いた」
「「「「「「「「「「「ふ・・ふらんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」」」」」」」」」」」
ふらんが豆ゆっくりの群れにやってきたのだ。
突然の来訪者にびっくりする豆ゆっくりたち。
「ゆっくりにげ(グシャッ!!)
逃げようとした豆れいむが潰された。
「むきゅう!れいむ・・!エレエレ・・・・」
「ま、まってほしいんだよー!!ちぇんたちがなにしたのー?!わからないよー!!」
「おまえたちはれみりゃをいじめた」
「「「「「「ゆ?!!」」」」」」
「そのかたき」
ふらんはれみりゃのおやつを奪った豆ゆっくりたちを潰そうと思っていたのだ。
散歩していたところからそう遠くはなかったからすぐに見つけれた。
「まちなさい!!ああでもしないとありすt・・(グシャッ!!)
なんか言い訳しようとしたありすも潰された。
豆ゆっくりたちはそれを見て逃げ惑い家の中に避難したりした。
ふらんはとりあえず片っ端から豆ゆっくりたちを潰し始めた。
鈍足だったれみりゃとは違いふらんの動きは速かったため豆ゆっくりたちは次々と潰された。
「ゆわああああああああああああああああ!!!」
「たすけてええええええええええええええ!!!!」
「ゆっくりいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「きょわいよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
「おきゃーしゃんたしゅけちぇええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
「まだちにたくないいいいいいいいおおおおおおおおおお!!!!」
ふらんは粗方潰したらゆっくりたちが避難したゆっくりたちの家に近づいた。
中にはぎゅうぎゅうに豆ゆっくりたちがいた。
「せまいよぉぉぉ・・・・」
「もっとつめてね・・・」
「こわいよおお・・・」
しかしふらんはこのまま家を潰そうかなと考えたがそれでは面白くない。
そこでふらんは落ちてあった木の枝を拾い丈夫さを確かめた後ニヤリと笑った。
中にいた豆ゆっくりたちは外が静かになったからふらんがもうどこかに行ってしまったと思っていた。
「もう・・・いないんじゃない?」
「ゆうう・・・」
ブスッ・・・
「ゆ?」
隣にいたれいむが木の枝に刺さっていた。
「ゆげぇええ・・」
「「「「どおしてれいむがしんでるのおおおおおおおおおおおおおお???!!」
外にいたふらんは家の中に木の枝を刺しまくった。
思った以上に手ごたえがあり楽しくなって刺し続けた。
ブスッ
ブスッ
ブスッ
「やめええ・・ゆべええええ!!!」
「まり・・ゆがあ!!!」
「わ・・ぎゃあ!!!」
「ちん・・・・びょ!!」
適当に刺しまくったから中枢餡をそのまま貫かれて死んでしまったゆっくりもいた。
なんか避けたが中身が流失してしまいもうどうにもならないものまでいた。
ふらんは刺すのをやめると家を踏みつき始めた。
ダンボールを踏み中にいた豆ゆっくりたちが潰れた。
「ゆべえ!!!」
「ちゅぶれりゅううううう!!!」
「もうやべてでえええええ!!」
ふらんは足の裏から感じ取れたゆっくりが潰れる感触を感じながら
楽しそうに潰していった。
他にも家があった。
木の下にけっかいが張られていてその隙間から豆ゆっくりがいることが確認できた。
ふらんはけっかいをどけると中にいた豆ゆっくりの親子を引っ張り出した。
「ゆぎゃあああああああああああああああああ??!!」
「ゆわあああああ・・・!ど・・どうかれいむたちだけでもおおお!!」
「「「「ゆぴいいいい!!」」」」
ふらんは豆ゆっくりを掴むとおもむろにその豆ゆっくりをちぎり始めた。
「いだいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
「まりさああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「「「「おちょーしゃああああああん!!!!!」」」」
ブチッ・・ブチッ・・・と千切っていった。
千切っては投げ、千切っては投げ。
「いだい!!いだ!!ゆぎゃあああああ!!!」
「もうやめてくださいいいいいいいいいい!!!!」
れいむが必死に懇願したがまりさは地面に叩きつけられて死んだ。
「千切りにくい・・・・」
ふらんはそのことで不満を感じ、残りの親子は踏み潰した。
ここは保育園の場所だ。
中には避難した赤豆ゆっくりと子豆ゆっくりと、
保育園を管理していたれいむがいた。
「きょわいいよ~・・・」
「おねえーしゃんが・・・・」
「みんな、れいむがついているからね」
ふらんは保育園であるダンボールを縦に立てた。
そのせいで中にいた豆ゆっくりたちが下へ落ちていった。
「おちりゅうううう!!!」
「ゆわああああ!!!」
「ちゅ・・・ちゅぶれる・・・・・」
「なんでひっくりかえってるのおおおおおおおお???!」
れいむはふらんがやったなどつゆ知らず。
ふらんは上から中の様子を伺った。
「・・いっぱいいる・・」
「「「「「ふ・・ふらんだああああああああああああああああああああああああああ」」」」」
「きょわいよおおおおおおおお!!!!」
「たしゅけつぇえええええええええええええ!!!!」
「まじゃちにたくにゃいいいいいいいいい!!!」
「わきゃらないいいいいいいいいいいいい」
「ぷ・・ぷくー!!ふらんはどっかいってね!!」
れいむはふらんに威嚇したがそんなのはふらんに効くわけがなかった。
子供の方も何匹かが中身を吐いている。
さっきの衝撃で潰されたのだろう。
とりあえずふらんはどうしようかなと考えた後、
あることを思いついた。
ふらんは中に手を入れて豆ゆっくりたちのお飾りを取った。
「それはおちびちゃんたちのおかざりだよ!!かえしてね!!」
れいむがお飾り返せなんて言っているが、
中は酷いことになっていた。
「きゃじゃりのないゆっくちはちね!!」
グシャッ!!
子供たちが飾りをつけていないゆっくりに攻撃し始めたのだ。
こんな状況でよくやるな・・・。
「なんでおともだちをつぶしちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」
「ゆ?にゃにいっちぇるんだじぇ?きょれはゆっくちできにゃいゆっくちなんだじぇ!」
「やめちぇえええ!!れーみゅがわきゃらないにょおおおおお???!!」
豆ゆっくりたちは飾りの無いゆっくりを潰し、食べ始め、
飾りの無いゆっくりたちはみな潰れ食われていった。
れいむは必死で止めようとしたがもうどうすることもできなかった。
ある程度死んだところでふらんがお飾りを飛び散った中身の上にばら撒いた。
それに気づいた豆ゆっくりたちはしばらくそれを見た後顔が青ざめて中身を吐き出した。
「「「「ゆべえ!!」」」」
「「「「ゆばあ!!」」」」
「どうしてなかみをはいちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!???」
子供たちはみんな死んでいった。
死んだ後れいむは何か悟った後急に狂い始め、
ふらんに潰された。
豆ゆっくりたちはほとんど潰された。
森の中へと逃げてしまったやつらもいたがそいつらのことは気にしなかった。
ふらんの目の前には逃げ遅れた豆ゆっくりたちが並べられていた。
「どうしてこんなことするのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!」
「まりさたちゆっくりしてただけなんだよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
「このいなかものおおおおおおおおおおお!!!!」
「しねえええええええええ!!!ふらんはしねええええええええええええええ!!!」
ふらんが目の前にいるのに何故こんなこというのだろう。
いや、案外すでに死ぬことが分かっていっているかもしれない。
「おまえたちはれみりゃのおやつをうばった」
「だからなんなのおおおおおおお??!」
「そうでもしないとまりさたちがいきのこれないでしょおおおおおおおお!!??」
「そんなこともわからないの??!ばかなの?!しぬの??!」
「・・・・・・・・・・もういい」
「「「「ゆ??!」」」」
ふらんは何か悟ったようだ。
「おまえたちはゆっくりしね!!!!」
「「「「「「もっとゆっくりしたかっ・・・・」」」」」」
グシャっ!!
ブシュウッ!!!ブチッ!!
ベチャアッ!!!
こうして野良豆ゆっくりの群れは滅んだ。
一週間後―
れみりゃはおやつ禁止令から解禁され今日からまたおやつが食べれるのを喜んでいた。
あれから豆ゆっくりたちは来ていない。
れみりゃはふらんが滅ぼしたこと知らずにたまにふらんと遊んでいた。
プロレスごっこで。
れみりゃはお手手を洗いに洗面所へ向かった。
「う~♪きょうからやっとおやつがたべれるだど~」
れみりゃは意気揚々である。
だが洗っていたら何か話し声が聞こえてきた。
(ゆ~ん・・・あまあまだよ~)
(いまのうちにぜんぶかいしゅうするんだよ~)
「う??」
何か話し声が聞こえてきたのだ。
なんかどこかで聞いたことがあると思い、
おやつのある部屋に向かったら・・・
「なんでまたいるだどー!!!??」
「にゃ??!みつかったよ?!」
「ゆっくりにげるよ!!」
なんとそこにはあの豆ゆっくりがいた。
なんでこんなところに!!と捕まえようとしたがタンスの隙間に入られて逃げてしまった。
実はこの豆ゆっくりたちは森に逃げた豆ゆっくりと
遠征組みの豆ゆっくりの生き残りだったのだ。
ふらんが去った後豆ゆっくりたちは群れに戻り、死んだ仲間たちに泣いていたところ、
遠征組みが帰ってきて事情を説明したのだ。
豆ゆっくりたちは群れにあった食料を持ち別の群れを作った。
数が少なかったから食料が余裕であったのをきっかけに
豆ゆっくりたちは群れを立て直すことにしたのだ。
家や食料を運ぶのに一週間もかかってしまったがそれでも小さな群れができた。
食料をなんとかするために豆ゆっくりたちはあのれみりゃの家に侵入したのだ。
ただし今までと違うのはれみりゃに見つかったら即逃げろということだった。
生き残っていた豆ゆっくりたちがまりさが殺されたことを教えたからだ。
おかげでれみりゃはまた豆ゆっくりに悩ませることになった。
今度は見つかったらすぐに逃げるし、
何より潰すことはできなかった。
そんなことをすればまたお姉さんに叱られてしまうからだ。
れみりゃはそんな状態の中またおやつを食べれなくなった。
「どうすればいいんだどー!!??」
「加工所に連絡するか・・・・」
今さらである。
おまけ
加工所職員は連絡にあった豆ゆっくりの群れを見つけ駆除剤をまいた。
「ゆげえええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
「ゆばああああああ!!ゆはあああああああああああ!!!」
「ゆべやああああああああああああ!!!」
「ごばああああ!!」
「わぎゃらあああああああああああああああああ!!!」
「おぎゃあああじゃあああああああん!!!」
「ゆっぐぢいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
「最初からこうしたらよかったのに・・・・」
加工所職員はそんなこと呟きながら仕事していた。
あとがき
れみぃと野良豆れみりゃを読んで下さってありがとうございます。
最近暑いすね。
麦は麦茶を飲みながらSSを書いてるよ。
友人「あの穴はなんだったんだ?」
「偶然の産物です」
今まで書いたもの
anko1994『加工所本部(前編)』
anko1996『加工所本部(後編)』
anko2002『れいむその後』
anko2005『まりさその後』
anko2030『14番れいむのその後』
anko2041『れみぃと野良豆ゆっくり(前編)』