ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0854 ゆっくりマンション
最終更新:
ankoss
-
view
ゆっくりマンション
山の中に開けた場所がある。
南にある切り立った崖を除けば、三方を森に囲まれ、広く、草花が生い茂り、陽を遮る物が無い。
自然界に不動産情報誌があれば、優良物件と評されるに違いないここには、ゆっくりが住んでいた。
辛く苦しい冬を乗り切り、春の暖かさに開放的な気分を味わった後、若いゆっくりは巣立ちの時を迎える。
この広場に住む群れでも、若いゆっくり達の巣立ちが行われようとしていた。
この群れは外敵は少なく餌も豊富なここで、長い間生活を送っていたが、ゆっくりの数が増え、これ以上ここに住むことは出来なくなっていた。
新天地を探しに若いゆっくりが今、旅立つ。
「まりさはあたらしいゆっくりぷれいすを、ゆっくりみつけるよ」
「ありすはあたらしいいえを、とかいはにこーでぃねーとするわ」
「れいむはおちびちゃんを、いっぱいつくってゆっくりするよ」
「むきゅ、むきゅ」
巣立ちの第一陣である、まりさ、ありす、れいむ、ぱちゅりーの4匹は、思い描く未来を語り合いながら、なだらかな坂を木を避けつつ考え無しに進んでいく。
茂みを抜けた向こうに切り立った崖が姿を現した。
「すごいおおきなかべさんだね」
「ねえ、ぱちゅりー、ここならあれができるんじゃないかしら」
「そうね、ここならもうしぶんないわ」
「ゆ?あれってなに?」
ありすとぱちゅりーの会話に、れいむが疑問を差し挟む。
「にんげんさんのおうちよ」
「にんげんさんのおうち?」
「ええ、へやをたくさんつなげてできるの。まえにみたまどうしょにのっていたわ」
「すごいね、にんげんさんのおうちはゆっくりできるよ」
「あそこをまりさたちのゆっくりぷれいすにするのぜ」
まりさ達は、ここに巣を作ることに決めたようだ。
「ゆっ、ぐずのめーりんがいるよ」
しかし、崖の下にはすでにめーりんが群れを作り、穏やかに暮らしている。
崖は南を向いているので、暖かい陽が差し込む。今も何匹かのめーりんがゆっくりと昼寝をしていた。
「ぐずはゆっくりできないのぜ、たたきだすのぜ」
「まって、かずがおおいわ」
ゆっくりは余り数を数えられないが、自分達よりめーりん達が多いことくらいは分かるようだ。
数が同数以下ならば、不意打ちや袋叩きで何とかなる。けれど数が多いとなれば正面からは難しい。
「むっきゅっきゅっ、だいじょうぶよ。このぱちゅりーにさくがあるわ」
ぱちゅりーが声を上げる。
「どうするのぜ?」
「あのきにはみおぼえがあるわ。ここはむらのしたなのよ」
ぱちゅりーが崖の上に生える木を示す。
「このさくせんにはむれのきょうりょくがひつようよ…」
ぱちゅりーの作戦を聞いた四匹は元の群れへ戻っていった。
元の群れに戻った四匹は長に事情を説明した。
決死行の末に新しいゆっくりプレイスを見つけたが、ぐずのめーりんに奪われてしまった。
勇敢に戦ったが、多勢に無勢で止むを得ず撤退したなどと、九割程嘘を混ぜて誇張して話す。
新しいゆっくりプレイスが見つかったとなれば、危険な巣立ちもする必要が無くなる。
まだ村を出ていなかった巣立ち組みを含め、村総出でゆっくり出来ないめーりんを排除することに決まった。
茂みから複数のゆっくりが飛び出す。
「ここをまりさたちのゆっくりぷれいすにするのぜ」
突然のゆっくりぷれいす宣言に驚いためーりん達が、表に出て抗議の声を上げる。
「じゃおーんっ!」
「じゃお、じゃおーんっ!」
奪い取りに来たゆっくり達は、挑発するようにめーりん達を嘲る。
「なにいってるのか、わからないのぜ」
「しゃべれないゆっくりは、ゆっくりしないででていってね」
「ちーんぽ」
めーりん達は巣を守る為、崖の下に陣取った。
相対したゆっくり達は、めーりん達の方が数が多い。
「いまなんだぜっ!」
まりさがどこかに合図を送る。
すると、めーりんが何かに潰された。
「「「じゃおっ?!」」」
崖の上から村のゆっくりが、いろいろなものを投げ落としている。
ぱちゅりーの作戦はめーりんを崖の下に引きつけ、そこに上から物を落として叩き潰すというものだった。
上からの攻撃にめーりん達は身を守る手段が無い。仲間が次々と傷つき、めーりん達は混乱している。
数が少なくなったところにまりさ達が襲い掛かり、為す術も無く討ち減らされためーりん達は、森の奥へと逃げていった。
「さすが、まりささまたちなのぜ」
「ぐずがじゃまするからだよ」
「さっそく、とかいはなおうちをつくりましょう」
「ぱちゅりーのさくせんがちね、むっきゅっきゅっ」
めーりん達を追い出すと、巣立ちをした若いゆっくり総出で、新しい巣作りが始まった。
崖下に並べて巣穴を掘る。さらに土を盛って傾斜を作り、上にも巣穴を掘った。
巣穴が完成した時には、崖の下は穴だらけになっていた。
「とってもとかいはなおうちができたわ」
「こんなにゆっくりしたおうちは、にんげんさんでももてないでしょうね」
「まりさたちはいちばんうえにすむよ」
「わかるよー、すごいおうちなんだねー」
ゆっくりの目には素晴らしい高層住宅に映るらしい。
おうちが完成した後、若いゆっくり達は初めてのすっきりーを済ませ、生まれた赤ゆっくりに囲まれてゆん生を謳歌した。
季節は巡り、梅雨の長雨にゆっくりは巣に閉じ込められる。
「あめしゃん、やまにゃいね」
「あめしゃんは、ゆっきゅりできにゃいよ」
赤ゆっくりが長雨に不満の声を上げる。
「しんぱいいらないのぜ、おちびちゃん」
父親になった若まりさが自信満々に言い放つ。
「おとうさんがつくったおうちはがんじょうなのぜ、あめさんにもびくともしないのぜ」
「さすが、おとうしゃんだね」
「しゅごいしゅごい」
赤ゆっくりが父親を褒め、はしゃいでいるところに、母親になった若れいむが口を挟む。
「だけど、おちびちゃんがふえたから、すこしてぜまだよ」
「ゆゆっ」
確かにそうだと感じたまりさは、どうするか餡子をめぐらせ、
「ぞうちくするのぜ」
長雨でやることも無いのを幸いに、もっと奥まで掘り進めることにした。
まりさが巣の奥で土を掘り進めていると、上から落ちた何かが頬に当たった。
「なんなのぜ」
頬に当たり、地面に落ちた何かを確かめようとするが、見えるの土ばかり。
疑問符を頭に浮かべたまま、まりさは穴掘りを再開した。
それから何度も、上から落ちてきたものがまりさに当たる。
そのたびに作業を止め、落ちてきたものを確かめようとするが、それらしいものは見当たらない。
「いったいなんなんだぜっ!ゆっくりしないででてくるんだぜっ!」
最後にはまりさはかんしゃくを起こし、巣の奥で飛び跳ねた。
その時、重く低い音が崖の下の巣全体に響いてきた。
「な、な、な、なんなのぜ」「なんなのかしら」「おかーしゃん?」「なになに」「むきゅー」「こわいんだじぇー」「ちーんぽ」「わからないよー」
長雨と無計画に掘られた穴によって、地盤が緩んだ崖は、まりさの飛び跳ねた衝撃を引き金に、大きな音を立てて崩れ去った。
梅雨が明け、からりと空が晴れ渡る中、乾いた地面を走る一匹のゆっくりがいる。
まりさ達に巣を追い出されためーりんだ。
森の奥に逃げた後、めーりん達は知り合いのゆうかの世話になっていた。
梅雨のある日、崖から響いてきた大きな音を聞いたこのめーりんは、元の巣がとても気になり今こうして走っている。
茂みを抜けためーりんの目に入ったのは、懐かしい崖ではなかった。
梅雨のあの日に、上と下に住んでいたすべてのゆっくりを飲み込んで崩れた崖は、なだらかな丘に姿を変えていた。
山の中に開けた丘がある。
四方を森に囲まれ、広く、草花が生い茂り、陽を遮る物が無い。
自然界に不動産情報誌があれば、優良物件と評されるに違いないここには、ゆっくりが住んでいた。
ちるのやるーみあが追いかけっこをしている。その向こうで、ゆうかが植えた花や樹の手入れしている。
そして暖かい陽の射す丘で、帰ってきためーりんがゆっくりと昼寝をしていた。
書いたもの
・ふたば系ゆっくりいじめ 732 門番ゆっくり
山の中に開けた場所がある。
南にある切り立った崖を除けば、三方を森に囲まれ、広く、草花が生い茂り、陽を遮る物が無い。
自然界に不動産情報誌があれば、優良物件と評されるに違いないここには、ゆっくりが住んでいた。
辛く苦しい冬を乗り切り、春の暖かさに開放的な気分を味わった後、若いゆっくりは巣立ちの時を迎える。
この広場に住む群れでも、若いゆっくり達の巣立ちが行われようとしていた。
この群れは外敵は少なく餌も豊富なここで、長い間生活を送っていたが、ゆっくりの数が増え、これ以上ここに住むことは出来なくなっていた。
新天地を探しに若いゆっくりが今、旅立つ。
「まりさはあたらしいゆっくりぷれいすを、ゆっくりみつけるよ」
「ありすはあたらしいいえを、とかいはにこーでぃねーとするわ」
「れいむはおちびちゃんを、いっぱいつくってゆっくりするよ」
「むきゅ、むきゅ」
巣立ちの第一陣である、まりさ、ありす、れいむ、ぱちゅりーの4匹は、思い描く未来を語り合いながら、なだらかな坂を木を避けつつ考え無しに進んでいく。
茂みを抜けた向こうに切り立った崖が姿を現した。
「すごいおおきなかべさんだね」
「ねえ、ぱちゅりー、ここならあれができるんじゃないかしら」
「そうね、ここならもうしぶんないわ」
「ゆ?あれってなに?」
ありすとぱちゅりーの会話に、れいむが疑問を差し挟む。
「にんげんさんのおうちよ」
「にんげんさんのおうち?」
「ええ、へやをたくさんつなげてできるの。まえにみたまどうしょにのっていたわ」
「すごいね、にんげんさんのおうちはゆっくりできるよ」
「あそこをまりさたちのゆっくりぷれいすにするのぜ」
まりさ達は、ここに巣を作ることに決めたようだ。
「ゆっ、ぐずのめーりんがいるよ」
しかし、崖の下にはすでにめーりんが群れを作り、穏やかに暮らしている。
崖は南を向いているので、暖かい陽が差し込む。今も何匹かのめーりんがゆっくりと昼寝をしていた。
「ぐずはゆっくりできないのぜ、たたきだすのぜ」
「まって、かずがおおいわ」
ゆっくりは余り数を数えられないが、自分達よりめーりん達が多いことくらいは分かるようだ。
数が同数以下ならば、不意打ちや袋叩きで何とかなる。けれど数が多いとなれば正面からは難しい。
「むっきゅっきゅっ、だいじょうぶよ。このぱちゅりーにさくがあるわ」
ぱちゅりーが声を上げる。
「どうするのぜ?」
「あのきにはみおぼえがあるわ。ここはむらのしたなのよ」
ぱちゅりーが崖の上に生える木を示す。
「このさくせんにはむれのきょうりょくがひつようよ…」
ぱちゅりーの作戦を聞いた四匹は元の群れへ戻っていった。
元の群れに戻った四匹は長に事情を説明した。
決死行の末に新しいゆっくりプレイスを見つけたが、ぐずのめーりんに奪われてしまった。
勇敢に戦ったが、多勢に無勢で止むを得ず撤退したなどと、九割程嘘を混ぜて誇張して話す。
新しいゆっくりプレイスが見つかったとなれば、危険な巣立ちもする必要が無くなる。
まだ村を出ていなかった巣立ち組みを含め、村総出でゆっくり出来ないめーりんを排除することに決まった。
茂みから複数のゆっくりが飛び出す。
「ここをまりさたちのゆっくりぷれいすにするのぜ」
突然のゆっくりぷれいす宣言に驚いためーりん達が、表に出て抗議の声を上げる。
「じゃおーんっ!」
「じゃお、じゃおーんっ!」
奪い取りに来たゆっくり達は、挑発するようにめーりん達を嘲る。
「なにいってるのか、わからないのぜ」
「しゃべれないゆっくりは、ゆっくりしないででていってね」
「ちーんぽ」
めーりん達は巣を守る為、崖の下に陣取った。
相対したゆっくり達は、めーりん達の方が数が多い。
「いまなんだぜっ!」
まりさがどこかに合図を送る。
すると、めーりんが何かに潰された。
「「「じゃおっ?!」」」
崖の上から村のゆっくりが、いろいろなものを投げ落としている。
ぱちゅりーの作戦はめーりんを崖の下に引きつけ、そこに上から物を落として叩き潰すというものだった。
上からの攻撃にめーりん達は身を守る手段が無い。仲間が次々と傷つき、めーりん達は混乱している。
数が少なくなったところにまりさ達が襲い掛かり、為す術も無く討ち減らされためーりん達は、森の奥へと逃げていった。
「さすが、まりささまたちなのぜ」
「ぐずがじゃまするからだよ」
「さっそく、とかいはなおうちをつくりましょう」
「ぱちゅりーのさくせんがちね、むっきゅっきゅっ」
めーりん達を追い出すと、巣立ちをした若いゆっくり総出で、新しい巣作りが始まった。
崖下に並べて巣穴を掘る。さらに土を盛って傾斜を作り、上にも巣穴を掘った。
巣穴が完成した時には、崖の下は穴だらけになっていた。
「とってもとかいはなおうちができたわ」
「こんなにゆっくりしたおうちは、にんげんさんでももてないでしょうね」
「まりさたちはいちばんうえにすむよ」
「わかるよー、すごいおうちなんだねー」
ゆっくりの目には素晴らしい高層住宅に映るらしい。
おうちが完成した後、若いゆっくり達は初めてのすっきりーを済ませ、生まれた赤ゆっくりに囲まれてゆん生を謳歌した。
季節は巡り、梅雨の長雨にゆっくりは巣に閉じ込められる。
「あめしゃん、やまにゃいね」
「あめしゃんは、ゆっきゅりできにゃいよ」
赤ゆっくりが長雨に不満の声を上げる。
「しんぱいいらないのぜ、おちびちゃん」
父親になった若まりさが自信満々に言い放つ。
「おとうさんがつくったおうちはがんじょうなのぜ、あめさんにもびくともしないのぜ」
「さすが、おとうしゃんだね」
「しゅごいしゅごい」
赤ゆっくりが父親を褒め、はしゃいでいるところに、母親になった若れいむが口を挟む。
「だけど、おちびちゃんがふえたから、すこしてぜまだよ」
「ゆゆっ」
確かにそうだと感じたまりさは、どうするか餡子をめぐらせ、
「ぞうちくするのぜ」
長雨でやることも無いのを幸いに、もっと奥まで掘り進めることにした。
まりさが巣の奥で土を掘り進めていると、上から落ちた何かが頬に当たった。
「なんなのぜ」
頬に当たり、地面に落ちた何かを確かめようとするが、見えるの土ばかり。
疑問符を頭に浮かべたまま、まりさは穴掘りを再開した。
それから何度も、上から落ちてきたものがまりさに当たる。
そのたびに作業を止め、落ちてきたものを確かめようとするが、それらしいものは見当たらない。
「いったいなんなんだぜっ!ゆっくりしないででてくるんだぜっ!」
最後にはまりさはかんしゃくを起こし、巣の奥で飛び跳ねた。
その時、重く低い音が崖の下の巣全体に響いてきた。
「な、な、な、なんなのぜ」「なんなのかしら」「おかーしゃん?」「なになに」「むきゅー」「こわいんだじぇー」「ちーんぽ」「わからないよー」
長雨と無計画に掘られた穴によって、地盤が緩んだ崖は、まりさの飛び跳ねた衝撃を引き金に、大きな音を立てて崩れ去った。
梅雨が明け、からりと空が晴れ渡る中、乾いた地面を走る一匹のゆっくりがいる。
まりさ達に巣を追い出されためーりんだ。
森の奥に逃げた後、めーりん達は知り合いのゆうかの世話になっていた。
梅雨のある日、崖から響いてきた大きな音を聞いたこのめーりんは、元の巣がとても気になり今こうして走っている。
茂みを抜けためーりんの目に入ったのは、懐かしい崖ではなかった。
梅雨のあの日に、上と下に住んでいたすべてのゆっくりを飲み込んで崩れた崖は、なだらかな丘に姿を変えていた。
山の中に開けた丘がある。
四方を森に囲まれ、広く、草花が生い茂り、陽を遮る物が無い。
自然界に不動産情報誌があれば、優良物件と評されるに違いないここには、ゆっくりが住んでいた。
ちるのやるーみあが追いかけっこをしている。その向こうで、ゆうかが植えた花や樹の手入れしている。
そして暖かい陽の射す丘で、帰ってきためーりんがゆっくりと昼寝をしていた。
書いたもの
・ふたば系ゆっくりいじめ 732 門番ゆっくり