ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0686 ゆっくりまりさの気まま旅 前編
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ankoss
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ゆっくりまりさの気まま旅 前編
初投稿です。
都内のとあるマンションの一階、そこには数匹のゆっくりたちが飼われていた。
それぞれ、れいむ種、まりさ種の二種類で変われており、成体ゆっくりと赤ゆっくりが部屋の隅っこに置いてある粗末なダンボール箱の中で飼われていた。
だが成体ゆっくりのれいむとまりさの二匹は暗い顔をしていてどこか元気がなかった。
体中、傷だらけでいつも二匹は身を寄せ合い、ダンボールの隅で震えていた。
「ゆ・・・・ゆぅ・・・・・」
すると部屋の鍵の開く音がしたと同時に、れいむとまりさは震えが止まらなくなった。
鍵を開けて部屋に入ってきたのは一人の男だった。すると男は隅で震えるゆっくりを見るなり顔をニヤつかせ、れいむのもみ上げをつかみ持ち上げた。
「ゆあああー!!いだい!!いだいよぉー!!」
「おにいさん!お願い!れいむが痛がってるよ!!やめてあげてね!!」
まりさが必死にその男にれいむを助けるように頼んだが、まるで聞く耳を持たない。
この男がこのゆっくりの飼い主、いつも仕事から帰るとダンボールの中のゆっくりたちを虐待しては酷い場合、そのまま加工場に持って行き売り渡したりしている。
そしてお兄さんはれいむを部屋の中央に連れて行き、そのままテーブルの上に叩き落した。
ビターン!!
「ゆッ!!」
「ゆ~!!おにいさん!お願い!れいむにひどいことしないでね!!」
「ゆああああ!!おにいさん!れいむになにを・・・・」
するとおにいさんはれいむの肌にカッターの刃を入れた。
あまりの激痛に、れいむは泣き叫んだ。
「ゆぎゃあああ!!いだいよぉぉー!!いだいぃぃ!!」
切り口からは餡子と血のようなものが流れ出て、それを見たまりさは思わず目をそらしてじっとこらえていた。
カッターでずたずたにされ、そのままれいむは息を引き取った。
そしておにいさんはれいむの死体を再びダンボールの中に放り込んだ。まりさはとっさにれいむを助けようと後ろを振り返ったが、そのれいむの変わり果てた姿にまりさは声を失い、ただ涙を流すことしか出来なかった。
「ゆっきりぃ~!!」
「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!」
まだまだ幼い赤ゆっくりたちはまだ、「恐怖」というものを知らず、おにいさんをキラキラした目で見つめていた。
すると、一匹の赤れいむがおにいさんに言ってはいけないことを言ってしまった。
「くしょじじぃ~!!さっさとれいみゅにあまあまをちょうだいね!!」
それにつられるかのように、ほかの赤ゆっくりたちもおにいさんに食べ物を要求し始めた。
「しょうだじぇ!!まりちゃたちにはやくちょうだいにぇ!」
「にゃにをしてりゅの!?さっさとあままをよこしゅんだじぇ!」
「よこちぇ~!!」
「あまあまよこちぇくしょじじぃ!!」
プクーをしてあまあまを要求する赤ゆっくりたちをあわててまりさは注意した。
この赤ゆっくりたちは別にまりさとれいむの子供ではなく、最近おにいさんがゆっくりショップでパックで売られているのを買ってきて入れておいたやつだ。
おにいさんは赤ゆをそこから一匹づつつまみ出すと、それをフライパンの上に放り込んだ。
「ゆん!」
「ゆぎゃ!」
「なにしゅるにょ?おこりゅよ!」
「まりしゃの声がきこえないの?ばきゃなにょ?ばきゃはさっさとちね!!」
するとおにいさんはコンロに火をつけ、フライパンの上がだんだん暖かくなってきた。
「ゆ?にゃんだがゆかしゃんがあったかいにぇ!」
「ほんちょだ!ゆかしゃんポカポカしゅる!」
「ゆっくち~!!」
「うんうんするよ!」
あったかくなったのか、赤れいむの一人がしーしーをもらし始めた。それをみた赤まりさもつられるかのようにうんうんをし始めた。
だが、次第にフライパンの上が焼け始め、赤ゆ達は熱さに悲鳴を上げた。
「ゆぎゃあああああー!!あちゅい!!あちゅいぃぃー!!」
「ゆあぁぁーん!!」
「ゆんやぁぁー!!」
フライパンの上で足をこんがりと焼かれ、しーしーをもらすものもいた。
その悲鳴にダンボール箱の中のまりさはじっとおびえ、どうすることもできなかった。
そしてほどよく焼けたところでコンロの火を消し、フライパンを覗くと中ではほとんどの赤ゆが足を焼かれ、ピクピクしていた。
フライパンをテーブルの上に移動すると、おにいさんはまりさのいるダンボール箱の方にむかうと、おびえるまりさをつかみ上げ一緒にテーブルの上に置いた。
「ゆああああ!!やめでぇー!!やめでよおにいざん!!」
するとおにいさんはビニール袋の中から小さな箱とライターを取り出すと、箱を空けて中から爆竹を取り出した。
おにいさんは束になっている爆竹を一本ずつ解くと、赤れいむの口の中に入れてまりさをその赤れいむの方に向けると、導火線にライターで火をつけた。
次の瞬間、赤れいむはバラバラに吹っ飛び、飛び散った餡子がまりさの顔についた。
まりさはその光景を目にし、泣き叫んだ。
「ゆわあああああー!!!」
そして残りの赤ゆ達も同様に、まりさの前の前で口の中に爆竹を詰め込まれ、次々と爆死していった。
あまりに残酷すぎる光景にまりさは気絶してしまった。
その後はまりさ一匹だけになり、唯一のお友達のれいむを失い、おにいさんが仕事でいない間、一人孤独な日々を送っていた。当たり前のように行われる虐待、朝、夜を問わずそんな日が永遠に死ぬまでつづくものだと思っていた。
だがある日、これは意図的な罠なのか、それとも神様が与えた最初で最後のチャンスなのか、どういうワケかベランダの窓が開いていた。
今日は仕事が休みでおにいさんはついさっき、昼飯を買いに外出して部屋には誰もいなかった。
まりさはどうするか迷っていた。今出て行ってもしおにいさんと出くわしたら今度は確実に殺される。だがもしこのチャンスを逃したらまたいつもの虐待される毎日が永遠に続く。
そしてまりさは決断した。おにいさんがいない今、まりさは運命を天に任せ、窓の隙間からベランダに飛び出した。
「ゆっ!!」
まりさはクーラーの室外機の上に飛び乗り、そこから外へ飛び出した。まりさは周囲を見まわして誰もいないことを確認すると、そこから歩き始めた。
どうやらおにいさんはだいぶ遠くへ行っているみたいで、まりさはやっと開放されたと思い、ほんの少しだけ笑顔になった。
まりさは狭い路地を抜けると、歩道があり、そこは車の往来が激しい大通りだった。
歩道を人にぶつからないように端っこの方をゆっくりと歩いていると、どこからともなく同じゆっくりの声が聞こえてきた。
「ゆ!この声?」
声のする方を見ると、歩道のガードレール側で汚らしいゆっくりれいむの家族が新聞紙を広げ、その上で路上ライブといわれる物乞いをしていた。
まりさが聞いた声は、この家族の歌声とよばれる騒音だった。
「ゆ!れいむたちがへんな歌歌ってるよ・・・・無視しないと」
まりさは顔をあわせないように反対側を向きながらそこを通り過ぎようとしたが、気がついた子れいむがまりさを呼んだ。
「ゆー!まりしゃー!ゆー!」
「ゆッ!?」
他の子れいむや親れいむも気づき、まりさにお金を要求した。
「ゆふん!!ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ!!ここを通りたかったらお金さんをちょうだいね!!」
まりさは野良一家に通行料を要求されたが、お金など持っているはずなどなかった。
めんどくさいことになったまりさは無視してそのままそこを通り過ぎようとした。子れいむたちはプクーをしたがまりさはまったく見向きもせず先に進んだ。
「どうしてお金さんをくれないの?ばかなの?」
「ゲスなまりしゃはさっさとちね!!」
暴言を吐き捨て、一匹の子れいむがまりさに向って小石を投げつけた。
小石が当たったその次の瞬間、まりさの中でなにかが吹っ切れた。石をぶつけられたまりさは石をぶつけた子れいむを踏み潰した。
ブチュッ!!
「ゆぎゃあ!!」
「ゆああああー!!れいむのかわいいちびちゃんがぁー!!」
「よくもれいみゅのいもうちょお!!」
「ばかなまりしゃはちね!!」
他の子れいむたちがまりさに飛び掛ったが、まりさは振り払い、子れいむたちは歩道の前に落とされた。そして次の瞬間、通りすがりの人に踏み潰されて子れいむたちは息絶えた。
「ゆんやああああ!!ちびちゃんがぁぁー!!」
「・・・・・・・・・・・」
まりさは無言でなにも言おうとはしなかった。目の前で踏みつけられて子を失った親れいむはまりさに詰め寄った。
「どぼちでごんなごとずるのぉぉぉー!!!」
「・・・・・・・・・・」
だが、親れいむの問いかけに耳を貸さず、まりさは近くにあった缶詰の中にあった一枚の500円玉を取って帽子のなかへ入れた。
それを見た親れいむはまりさからお金を取り返そうとまりさに体当たりをしたが、まりさは親れいむを車道に突き飛ばし、次の瞬間、親れいむはやってきた大型トラックのタイヤに潰され、絶命した。
トラックが通り過ぎたあと、無常にも血の混じった餡子が車道に飛び散っていた。
「ごめんね・・・・・れいむ・・・・でもこの方が一番いいと思うんだ・・・・・君たち野良家族にとって・・・・」
心の中でそう言うと、まりさはその場を後にした。
後編につづきます。
初投稿です。
都内のとあるマンションの一階、そこには数匹のゆっくりたちが飼われていた。
それぞれ、れいむ種、まりさ種の二種類で変われており、成体ゆっくりと赤ゆっくりが部屋の隅っこに置いてある粗末なダンボール箱の中で飼われていた。
だが成体ゆっくりのれいむとまりさの二匹は暗い顔をしていてどこか元気がなかった。
体中、傷だらけでいつも二匹は身を寄せ合い、ダンボールの隅で震えていた。
「ゆ・・・・ゆぅ・・・・・」
すると部屋の鍵の開く音がしたと同時に、れいむとまりさは震えが止まらなくなった。
鍵を開けて部屋に入ってきたのは一人の男だった。すると男は隅で震えるゆっくりを見るなり顔をニヤつかせ、れいむのもみ上げをつかみ持ち上げた。
「ゆあああー!!いだい!!いだいよぉー!!」
「おにいさん!お願い!れいむが痛がってるよ!!やめてあげてね!!」
まりさが必死にその男にれいむを助けるように頼んだが、まるで聞く耳を持たない。
この男がこのゆっくりの飼い主、いつも仕事から帰るとダンボールの中のゆっくりたちを虐待しては酷い場合、そのまま加工場に持って行き売り渡したりしている。
そしてお兄さんはれいむを部屋の中央に連れて行き、そのままテーブルの上に叩き落した。
ビターン!!
「ゆッ!!」
「ゆ~!!おにいさん!お願い!れいむにひどいことしないでね!!」
「ゆああああ!!おにいさん!れいむになにを・・・・」
するとおにいさんはれいむの肌にカッターの刃を入れた。
あまりの激痛に、れいむは泣き叫んだ。
「ゆぎゃあああ!!いだいよぉぉー!!いだいぃぃ!!」
切り口からは餡子と血のようなものが流れ出て、それを見たまりさは思わず目をそらしてじっとこらえていた。
カッターでずたずたにされ、そのままれいむは息を引き取った。
そしておにいさんはれいむの死体を再びダンボールの中に放り込んだ。まりさはとっさにれいむを助けようと後ろを振り返ったが、そのれいむの変わり果てた姿にまりさは声を失い、ただ涙を流すことしか出来なかった。
「ゆっきりぃ~!!」
「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!」
まだまだ幼い赤ゆっくりたちはまだ、「恐怖」というものを知らず、おにいさんをキラキラした目で見つめていた。
すると、一匹の赤れいむがおにいさんに言ってはいけないことを言ってしまった。
「くしょじじぃ~!!さっさとれいみゅにあまあまをちょうだいね!!」
それにつられるかのように、ほかの赤ゆっくりたちもおにいさんに食べ物を要求し始めた。
「しょうだじぇ!!まりちゃたちにはやくちょうだいにぇ!」
「にゃにをしてりゅの!?さっさとあままをよこしゅんだじぇ!」
「よこちぇ~!!」
「あまあまよこちぇくしょじじぃ!!」
プクーをしてあまあまを要求する赤ゆっくりたちをあわててまりさは注意した。
この赤ゆっくりたちは別にまりさとれいむの子供ではなく、最近おにいさんがゆっくりショップでパックで売られているのを買ってきて入れておいたやつだ。
おにいさんは赤ゆをそこから一匹づつつまみ出すと、それをフライパンの上に放り込んだ。
「ゆん!」
「ゆぎゃ!」
「なにしゅるにょ?おこりゅよ!」
「まりしゃの声がきこえないの?ばきゃなにょ?ばきゃはさっさとちね!!」
するとおにいさんはコンロに火をつけ、フライパンの上がだんだん暖かくなってきた。
「ゆ?にゃんだがゆかしゃんがあったかいにぇ!」
「ほんちょだ!ゆかしゃんポカポカしゅる!」
「ゆっくち~!!」
「うんうんするよ!」
あったかくなったのか、赤れいむの一人がしーしーをもらし始めた。それをみた赤まりさもつられるかのようにうんうんをし始めた。
だが、次第にフライパンの上が焼け始め、赤ゆ達は熱さに悲鳴を上げた。
「ゆぎゃあああああー!!あちゅい!!あちゅいぃぃー!!」
「ゆあぁぁーん!!」
「ゆんやぁぁー!!」
フライパンの上で足をこんがりと焼かれ、しーしーをもらすものもいた。
その悲鳴にダンボール箱の中のまりさはじっとおびえ、どうすることもできなかった。
そしてほどよく焼けたところでコンロの火を消し、フライパンを覗くと中ではほとんどの赤ゆが足を焼かれ、ピクピクしていた。
フライパンをテーブルの上に移動すると、おにいさんはまりさのいるダンボール箱の方にむかうと、おびえるまりさをつかみ上げ一緒にテーブルの上に置いた。
「ゆああああ!!やめでぇー!!やめでよおにいざん!!」
するとおにいさんはビニール袋の中から小さな箱とライターを取り出すと、箱を空けて中から爆竹を取り出した。
おにいさんは束になっている爆竹を一本ずつ解くと、赤れいむの口の中に入れてまりさをその赤れいむの方に向けると、導火線にライターで火をつけた。
次の瞬間、赤れいむはバラバラに吹っ飛び、飛び散った餡子がまりさの顔についた。
まりさはその光景を目にし、泣き叫んだ。
「ゆわあああああー!!!」
そして残りの赤ゆ達も同様に、まりさの前の前で口の中に爆竹を詰め込まれ、次々と爆死していった。
あまりに残酷すぎる光景にまりさは気絶してしまった。
その後はまりさ一匹だけになり、唯一のお友達のれいむを失い、おにいさんが仕事でいない間、一人孤独な日々を送っていた。当たり前のように行われる虐待、朝、夜を問わずそんな日が永遠に死ぬまでつづくものだと思っていた。
だがある日、これは意図的な罠なのか、それとも神様が与えた最初で最後のチャンスなのか、どういうワケかベランダの窓が開いていた。
今日は仕事が休みでおにいさんはついさっき、昼飯を買いに外出して部屋には誰もいなかった。
まりさはどうするか迷っていた。今出て行ってもしおにいさんと出くわしたら今度は確実に殺される。だがもしこのチャンスを逃したらまたいつもの虐待される毎日が永遠に続く。
そしてまりさは決断した。おにいさんがいない今、まりさは運命を天に任せ、窓の隙間からベランダに飛び出した。
「ゆっ!!」
まりさはクーラーの室外機の上に飛び乗り、そこから外へ飛び出した。まりさは周囲を見まわして誰もいないことを確認すると、そこから歩き始めた。
どうやらおにいさんはだいぶ遠くへ行っているみたいで、まりさはやっと開放されたと思い、ほんの少しだけ笑顔になった。
まりさは狭い路地を抜けると、歩道があり、そこは車の往来が激しい大通りだった。
歩道を人にぶつからないように端っこの方をゆっくりと歩いていると、どこからともなく同じゆっくりの声が聞こえてきた。
「ゆ!この声?」
声のする方を見ると、歩道のガードレール側で汚らしいゆっくりれいむの家族が新聞紙を広げ、その上で路上ライブといわれる物乞いをしていた。
まりさが聞いた声は、この家族の歌声とよばれる騒音だった。
「ゆ!れいむたちがへんな歌歌ってるよ・・・・無視しないと」
まりさは顔をあわせないように反対側を向きながらそこを通り過ぎようとしたが、気がついた子れいむがまりさを呼んだ。
「ゆー!まりしゃー!ゆー!」
「ゆッ!?」
他の子れいむや親れいむも気づき、まりさにお金を要求した。
「ゆふん!!ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ!!ここを通りたかったらお金さんをちょうだいね!!」
まりさは野良一家に通行料を要求されたが、お金など持っているはずなどなかった。
めんどくさいことになったまりさは無視してそのままそこを通り過ぎようとした。子れいむたちはプクーをしたがまりさはまったく見向きもせず先に進んだ。
「どうしてお金さんをくれないの?ばかなの?」
「ゲスなまりしゃはさっさとちね!!」
暴言を吐き捨て、一匹の子れいむがまりさに向って小石を投げつけた。
小石が当たったその次の瞬間、まりさの中でなにかが吹っ切れた。石をぶつけられたまりさは石をぶつけた子れいむを踏み潰した。
ブチュッ!!
「ゆぎゃあ!!」
「ゆああああー!!れいむのかわいいちびちゃんがぁー!!」
「よくもれいみゅのいもうちょお!!」
「ばかなまりしゃはちね!!」
他の子れいむたちがまりさに飛び掛ったが、まりさは振り払い、子れいむたちは歩道の前に落とされた。そして次の瞬間、通りすがりの人に踏み潰されて子れいむたちは息絶えた。
「ゆんやああああ!!ちびちゃんがぁぁー!!」
「・・・・・・・・・・・」
まりさは無言でなにも言おうとはしなかった。目の前で踏みつけられて子を失った親れいむはまりさに詰め寄った。
「どぼちでごんなごとずるのぉぉぉー!!!」
「・・・・・・・・・・」
だが、親れいむの問いかけに耳を貸さず、まりさは近くにあった缶詰の中にあった一枚の500円玉を取って帽子のなかへ入れた。
それを見た親れいむはまりさからお金を取り返そうとまりさに体当たりをしたが、まりさは親れいむを車道に突き飛ばし、次の瞬間、親れいむはやってきた大型トラックのタイヤに潰され、絶命した。
トラックが通り過ぎたあと、無常にも血の混じった餡子が車道に飛び散っていた。
「ごめんね・・・・・れいむ・・・・でもこの方が一番いいと思うんだ・・・・・君たち野良家族にとって・・・・」
心の中でそう言うと、まりさはその場を後にした。
後編につづきます。