ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2105 ある群れの話
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ankoss
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・このSSには虐待されるゆっくりとそうでないゆっくりが出てきます
・作者に都合のよい独自設定があります
・一部の賢いゆっくりは漢字を使って喋ります
・これを書いたのはHENTAIあきです!多分HENTAI要素は少ないけど苦手な人は注意してね!
・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!!
ゆっくり達が大勢集まり、何やらざわめいている。
ここは森の中にあるゆっくりの群れの集会所であり、今からある一つの出来事が始まろうとしているのだ。
集まっているのも群れに所属するゆっくりすべてだ。
「静かにするんだぞ!今からえーきのお裁きを始めるんだぞ!」
広場の中央で、一匹のえーきが大きな声でそう言うと途端に騒がしかった場が静かになった。
「それでは最初のお裁きなんだぞ!みょん、連れて来てほしいぞ。」
「「きゅうけい!」」
二匹のみょんがえーきの目の前に一匹のやつれたれいむを連れてきた。
「それじゃあちぇん、このれいむは一体何をしたんだぞ?」
「このれいむはほかのこのごはんさんをとっちゃったんだよー、おまけにあいてにけがまでさせっちゃったんだねー。」
極めて分かりやすくちぇんがれいむが行ったことをえーきだけでなく、集まっているゆっくり全員に説明を行う。
ちぇんの説明を聞いたゆっくり達はたちまちれいむに対して非難の声を上げる。
「とんでもないれいむだね!」
「ほんとうなんだぜ!こんなゲスはすぐにしけい!にしたらいいんだぜ!」
「まったく、れいむったらいなかものね!」
「むきゅ、これはまためいはくなはんざいね。」
周りの声が聞こえないかのごとく目を瞑っていたえーきがゆっくりと目を開ける。
「静かに!れいむはどうしてこんなことをしたんだぞ?言いたいことがあれば言って良いんだぞ。」
えーきに促されて今まで黙って俯いていたれいむは小さな声でぼそぼそと喋りはじめた。
「れいむにはおちびちゃんがたくさんいるんだよ・・・、でもまりさがずっとゆっくりしちゃってごはんさんがとれなくて。
ゆっくりしないでがんばったけどおちびちゃんがずっとおなかがすいてて、だからつい・・・。」
「ちぇん、れいむの言っていることは本当なんだぞ?」
「ほんとうだよー。れいむをつかまえたときにいたおちびちゃんをつれてくるからちょっとまってねー。」
そう言ってちぇんはれいむの子供と言う赤ゆっくりを頭に乗せてやってきた。
どの赤ゆも栄養が足りないか頬がげっそりとしており、生きているのがやっとという状態だ。
「おなかちゅいたよ・・・。」
「にゃんでもいいきゃらむーしゃむーしゃしちゃい・・・。」
「おにぇぎゃいだきゃらおかあしゃんをいじめないでね・・・。」
「ゆっくちさせちぇ・・・。」
一匹の赤まりさに至っては非ゆっくち症で体がへにゃっている。
悲惨な赤ゆの姿に非難の声を止み逆に同情する声が上がってきた。
そんな中でえーきは今回は判決を告げる。
「判決を言い渡すんだぞ!今回れいむがやったことは間違いなくゆっくり出来ない悪いことなんだぞ!
だけどおちびちゃんの為に身を削っていたこともあるので今回はあんよぺんぺん十回に処するんだぞ!」
判決が言い渡されるとすぐさま枝を加えたみょんがれいむの側へとやってきた。
れいむはと言うと抵抗するわけでもなく大人しくあんよである底部をみょんの方向に向けてぐっと堪える様に顔をしかめている。
「ひとーつ!」
ぺちん
「ふたーつ!」
ぺちん
「みーつ!」
ぺちん
えーきの掛け声とともにみょんがれいむの底部を一発ずつ叩いていく。
叩かれるたびにれいむは苦痛でうめき声を上げるが、空腹のせいか暴れまわることさえしない。
「よーつ!たくさん!これにてれいむの罰を終了するぞ!
なおれいむは狩りが大変だから、群れの皆はれいむとおちびちゃんの為狩りに協力してあげるんだぞ!」
最後まであんよ叩きをせずに途中で打ち切り、れいむのこれからのことについても述べたえーき。
食料を援助するのでなく、あくまでもれいむの狩りを手伝い狩りの腕前を上げる様に促した判断だ。
痛くて動けないれいむを仲の良いゆっくりなのか、まりさとありすが労わる様にそっと運んでいく。
「では次のお裁きなんだぞ!みょん、連れてきてほしいぞ。」
それからえーきは色々とトラブルを起こしたゆっくり達の順に裁いていった。
喧嘩をしてお互い相手に怪我をさせたゆっくりや、浮気で夫婦仲の悪くなったゆっくり。
はたまた自分の子供と主張する二匹の親に赤ゆを引張り合わせるなどと大岡裁きをして順調に裁きを終えていった。
「次で最後なんだぞ!みょん、御苦労だけどがんばってほしいんだぞ。」
「「つかれまら!」」
裁きの途中で暴れるゆっくりを抑えることもして疲労しているみょんだが、その顔は使命感で充ち溢れていた。
最後にみょんに連れてこられたのは体中傷だらけのガラの悪いまりさであった。
「ゆっへっへっへ、ひさしぶりなんだぜえーきさま。」
「またまりさなんだぞ!?これで一体何回目か覚えているのかだぞ!」
「ゆへへ、まりさはあたまがわるいからふたつからはおぼえていないんだぜ。」
えーきに叱責されても悪びれることなくにやついているこのまりさはお裁きの常習ゆっくりである。
えさ盗みや他ゆんを傷つけ続けているまさに札付きのごろつきゆっくりだ。
「・・・それじゃあちぇん、このまりさは一体何をしたんだぞ?」
今までやってきたようにちぇんにまりさの行ったことを説明するよう命令するえーき。
だがちぇんはまりさの悪行を口に出さずにまごまごとしている。
「どうしたんだぞ?早く言ってくれないとお裁きが出来ないんだぞ。」
「わかるよー、でもみんなのまえでこんなこといいたくないんだよー!」
「それでもちぇんのお仕事だから言わないと駄目なんだぞ!えーきが許すから早く言うんだぞ!」
えーきに叱咤されてようやくちぇんは重い口を開きだした。
「まりさはきんじょのれいむのおうちにむりやりすみついてごはんさんをたべっちゃったんだねー。
それとむりやりすっきりーしておちびちゃんまでつくったんだよー。」
「ほんとうなの!」
「なんていなかもののまりさなのかしら・・・。」
「おなじまりさとしてはずかしいんだぜ!」
まりさの悪行に次々と罵倒をあびせる群れのゆっくりだが、張本人のまりさは煩そうにあくびをしながら罵倒を聞き流している。
「それだけじゃないんだねー、まりさはそのあともれいむとすっきりーしてれいむをずっとゆっくりさせっちゃったんだよー。」
まだまだ続くまりさの悪行を言い続けていくちぇんに群れのゆっくりも驚きで黙り込んでしまう。
しかし、ちぇんの口はまだ止まらない。
「そ、そのあとまりさはうまれてきたおちびちゃんをた、たべちゃったんだよー!」
衝撃の事実に群れは沈黙に包まれた後、一斉にまりさへの罵声で包み込まれた。
「こここのいなかものおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「ゲス!でいぶ!ゆっくりでなし!」
「じねええええええええええええええええ!ゲスはしんでしまえええええええええええええええええ!」
あまりの怒りにまりさを制裁しようと暴徒化するゆっくりを警備員であるみょんやまりさが必死に抑え込む。
「ゆっへっへっへ、うっかりなんだぜ。まりさうっかりでついしっぱいしちゃったんだぜ、うっかりでごめんねー!」
火に油を注ぐような発言にさらに場の空気が険悪な物にとなっていく。
「静かにするんだぞ!今からまりさへの罰を発表するんだぞ!」
えーきの一喝にようやく場が静まり返った。静まり返ったのを確認するとえーきはゆっくりとまりさへの判決を言い渡す。
「判決!まりさは伊達ゆっくりの刑に処する!今から刑を執行するため準備をすること。」
途端にゆっくり達に戦慄が走った。執行役であるみょんが慌ただしく準備を始める。
そんな中でまりさだけがきょとんとした表情をしていた。
このまりさ自分が悪さをする時以外はまったくこの集まりにこないためどのような目に遭うか分かっていないのだ。
「は、はなすんだぜ!いったいなにするきなんだぜ!?」
「よういができたんだねー。」
「よろしい!では伊達ゆっくりの刑を始めるんだぞ!」
横倒しにされ両脇から押さえつけられたまりさのあんよを、枝を銜えたみょんが何度も突き刺していく。
「まりさのあんよがああああああああああああああああああああああ!」
「それぐらいでいいんだねー、次はこっちのばんだよー。」
あんよをずたずたにされたまりさを起き上がらせると、みょんはまりさの右目に枝を突きつける。
痛みに耐えながら、まりさは目の前に突きつけられた枝を震えながら見つめる。
「まさか・・・やめるんだぜ!まりさにはめにいれてもいたくないおちびちゃんがいるけどえださんはむりなんだぜ!」
「おちびちゃんをたべておいてよくいえるんだねー、みょんやっちゃうんだよー。」
「きょせい!」
躊躇なくみょんはまりさの目に枝を突き刺す。
それだけでなく、まりさの顔のいたる所に枝をめった刺しにしていく。
「ゆぎゃああああああああああああああああああああ!」
「だいぶだてになったんだよー、えーきさまこれでいいー?」
「良いぞ!まりさにはちゃんと手当てをして本日のお裁きは終了するんだぞ!」
伊達ゆっくりの刑とは、ゆっくりの体に傷をつけることでゆっくりできないゆっくりにするというものだ。
伊達にされたゆっくりは周りから馬鹿にされ続けることで卑屈となり、決してもめ事を起こすことが無くなる。
この群れでは死刑に続いて重い刑罰なのだ。
「それじゃあおちびちゃん以外は狩りに出かけるんだぞ!」
「「「ゆっくりわかったよ!!!」」」
それぞれ狩りに出かける為いなくなると、広場にはえーきとまだ成体にならない子ゆっくりと赤ゆっくりが残る。
「それじゃあ皆今えーきのお裁きを見てどんなことを感じたんだぞ?」
「まりさはわかったんだぜ!ゲスはゆっくりできないんだぜ!」
「まわりにめいわくをかけちゃとかいはにはなれないとありすはおもうわ。」
「わかるよー、わるいことをしたらゆっくりできないんだねー。」
えーきの質問に子ゆっくり達が次々と答えていく。
これはゆっくりの学校のようなものであり、えーきのお裁きを通してゲスにならないように教育をするのだ。
「ゆぅ・・・ぢゃけどちょっとかわいちょうだったよ。」
「まりちゃあんなふうになりちゃくにゃいいいいいいいいいいいいいいいい!」
「あんな風になるのは悪いことをしたゆっくりだけなんだぞ!だからおちびちゃんはたくさん善行を積めば平気なんだぞ!」
「「「ゆっきゅりわかっちゃよ!!!」」」
こうした教育で群れの子ゆっくり赤ゆっくりをゲスにならないようにするのが目的である。
そしてこの計画は成功しているように思われていた。
えーきは元々この群れに最初から属していたわけではない。
ある時旅をしていたというえーきを群れのゆっくりが受け入れたのである。
お裁きや学校によって群れでも評判のゆっくりなのだが、その成功を喜ばないゆっくりも存在していた。
「むきゅ・・・まったくえーきにこまったものだわ!むれのおさはこのけんじゃのぱちゅなのに!」
他のゆっくりがせっせと餌を集めている中でこうして文句を言ってるのは、群れでも評判の良くないゆっくりだ。
一応長であるぱちゅりーだが今ではほとんどのゆっくりがえーきを長だと思っている。
えーきが長になるのを拒んでいるため長と名乗っているが、それをほぼ自称でしかない。
「ほんとうにそうだよ!おまけにれいむのおちびちゃんたちにへんなことをおしえるから、おちびちゃんがぐれちゃったよ!」
えーきの教育に文句を言っているれいむは番のまりさに狩りをまかせて、自分は育児と称してひたすら家でぐーたらしていた。
えーきが群れに来るまで育児を名目に働かないでいたが、今では番のまりさに言われて嫌々働く破目になっている。
サボろうとしても帰ってきた子供に何で働かないのかと言われるため、家でゆっくりすることも出来ない。
「それにとかいはなあいをあたえることをゆるさないなんて、まったくとんだいなかものだわ!」
都会派な愛と言うが実際はただのれいぱーであり、真っ先にえーきに裁かれたありすも文句を言う。
幸い未遂で軽い罰で済んだが、それ以降性欲を発散することが出来ないで悶々とした日々を過ごすことになっている。
「まぁおちつくんだぜ、じつはまりさはいいことをしってるんだぜ。」
その言葉に集まっているゆっくり達はある一匹のまりさに注目する。
まりさは伊達ゆっくりの刑を受けたが、それ以来えーきに対して激しい憎しみを抱いておりいつか復讐しようと考えていた。
「それでまりさ、いったいどんなことなの?」
「じつはあのえーきはにんげんとこっそりあってるんだぜ!まりさはばっちりこのめでみたんだぜ!」
「むきゅ!それはほんとうなのねまりさ!?」
興奮気味に尋ねた長ぱちゅりーはまりさに確認する。
「ほんとうなんだぜ!まりさのひとつしかないおめめで、ばっちりみてたんだぜ!」
「にんげんとあってるなんて、きっとひとりであまあまをもらってるんだよ!」
「それにこっそりにんげんとあうなんて、きっとなにかへんなことをかんがえてるのよ!」
勝手な憶測が飛び交う中で、一匹だけぶつぶつと呟いているぱちゅりーはある計画をたてた。
「これはえーきがにんげんとくんではんっらんしようとしてるのよ!このことをみんなにしらせてえーきをしけいにするわよ!」
「ゆゆ!それはいいかんがえだね!」
「ゆへへ、これであのくそえーきはおしまいなんだぜ!」
「「「ゆっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!」」」
耳障りな笑い声をあげて大喜びする長ぱちゅりーとゲスゆっくり達。
そして次のお裁きが来るのを今か今かと持ち詫びていた。
「それでは今日のお裁きを」
「まちなさい!そのまえにおさのぱちゅからいいたいことがあるわ!」
いつものようにえーきのお裁きが始まろうとした時、長ぱちゅりーが待ったの声をかける。
何が起こるのかと群れのゆっくり達が疑問に思う中で、長ぱちゅりーが大きな声で全ゆっくりにえーきのことを言い始めた。
「このゲスはにんげんとこっそりあって、ぱちゅたちをうらぎろうとしたのよ!」
「ほんとうなの!ぱちゅりー!?」
「ほんとうだよ!れいむがよるさんにえーきがにんげんとこっそりあってたのをみたんだよ!」
「ありすもみたわ!このいなかもののえーきはありすたちをゆっくりさせなくしようと、にんげんとはなしてたわ!」
長ぱちゅりーに追随するようにゲスゆっくり達が見てもないことを証言しだす。
一匹だけでなく何人ものゲスの話に、群れのゆっくりもそうなのかと疑いの目をえーきに向けはじめた。
「どうなのえーき!?えーきはうそをつかないゆっくりなんだからはっきりこたえたらどう!」
長ぱちゅりーの言葉にようやくえーきが口を開いた。
「確かにえーきは人間さんと会ってたんだぞ、だけど決してこの群れに変なことをしようとしたんじゃないぞ!」
「だまらっしゃい!みょんにまりさ、このゲスえーきをしけいにしなさい!」
しかし執行役のゆっくりは誰一人動かなかった。
元々死刑はこれまでに数えるほどしかなく、同族殺しをタブーとする為相当な罪でないと行われない。
その上これまで群れに尽くしたえーきを進んで死刑にしようと思うゆっくりはゲス以外では誰も思わないでいる。
「むぎいいいいいいいいいいいい!さっさとしけいにしなさいいいいいいいいいいいいいいいい!」
「だけどえーきはいままでずっとむれのためにがんばってきたし・・・。」
「しけいなんてとかいはじゃないわ・・・。」
「ここはえーきにむれからでていってもらうだけでいいんだよー。」
「なえなえ!むりやり!ぎゃくれいぽぉ!」
結局長ぱちゅりーが目論んだえーきの死刑は行われずに、えーきを追放するだけとなった。
えーきがいなくなったことで裁判は長であるぱちゅりーが引き継ぐことになり、教育は親が行うことになる。
それからしばらくすると群れではゲスゆっくりとゆん口が大きく増加することになった。
理由は長ぱちゅりーのまったく考え無しの裁判によってゲスが見逃され、ゲスが幅を利かせ善良なゆっくりが出て行ったこと。
ゆん口が増加したのはこれまでえーきがすっきりーを制限していたが、えーきがいなくなり好き勝手にすっきりーした結果だ。
そうなると途端に群れの食糧事情が悪化することになり、群れでは飢えたゆっくりが多数見かけるようになった。
「おさ!ごはんさんがすくなくてゆっくりできないよ!」
「さいきんおちびちゃんがたくさんいておうちがせまくなってきたわ!」
「おさなんだからなんとかするんだぜ!」
長ぱちゅりーに不満をぶつける群れのゆっくり。
しかし長ぱちゅりーはまったく慌てていない。どうやら何か秘策があるようだ。
「むきゃきゃ!それならかんたんよ!にんげんのゆっくりプレイスにひっこせばいいのよ!」
「でもにんげんはどうするの?」
「これだけのゆっくりがいるのよ?にんげんなんてひとひねりだわ!さっそくむれのみんなをあつめなさい!」
「「「ゆっくりわかったよ!!!」」」
ぱちゅりーの指示のもとで群れのゆっくりのすべてが広場に集められた。
「せまいよ!おさないでね!」
「ゆ?なにかふんだんだぜ?」
「れいむのおちびちゃんがあああああああああああああああああああ!」
「もっちょゆっきゅりしちゃかっちゃ・・・。」
あまりに多くのゆっくりのせいで混乱する広場の中心で、長ぱちゅりーが大声で宣言する。
「みんな!これからぱちゅたちはにんげんのゆっくりプレイスにむかうわ!
そこならすきなだけむーしゃむーしゃもできるし、すみやすいおうちもたくさんあるまさにりそうのゆっくりプレイスよ!」
「ゆゆ!ほんとう!?」
「さすがおさなんだよー!」
「れいみゅおやさいしゃんいっぴゃいたべちゃいよ!」
「まりちゃはあまあましゃんがいいよ!」
すでに実現したかのように喜ぶ群れのゆっくり達に長ぱちゅりーが締めの言葉を言おうとした。
「それじゃあさっそくしゅっぱつよ!いまこそゆっくりのりそうをじつ」
突然長ぱちゅりーの姿が見えなくなり群れのゆっくりが混乱するが、数秒後空から何かが落ちてきた。
それは苦悶の表情で中身が無くなった長ぱちゅりーの皮だった。
「ゆわあああああああああああああああああああああああああ!」
「なにこれええええええええええええええええええええええ!」
「わからないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「きょわいよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
ゆっくり達が恐怖で泣き叫ぶ中、長ぱちゅりーをこうした原因がやってきた。
「うー!うー!」
「れれれれみりゃだああああああああああああああああああああああああ!」
「しね!しね!」
「ふらんまでいるよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「くろまく~。」
「なんでなつさんなのにれてぃがおきてるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「こーぼーねー。」
「ぎゃあああああああああああああああああああゆゆこだあああああああああああああああああ!」
胴無しに胴付きのれみりゃとふらん、れてぃにゆゆこと様々な捕食種達が広場の周りから姿を見せる。
訳が分からずに動けないでいるゆっくり達の叫びが響く中、捕食種達が動き始めた。
「お姉さまパスー。」
「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「中々良いゆっくりを投げるじゃないふらん、じゃあこっちも反撃よ!」
「おちょらをとんじぇるみちゃい!」
「あはは♪もっと遊びましょうお姉さま♪」
胴付きのふらんが何やらカリスマ溢れるれみりゃに赤ゆっくりを投げつけて遊んでいる。
姉であるのかれみりゃの方も負けじと赤ゆっくりを投げ返し、お互い餡子やクリームだらけだ。
「やめるんだぜええええええええええええええええええ!まりさのおちびをはなせええええええええええええええ!」
「うるさい!せっかくお姉さまと遊んでるのに邪魔しないで!」
「ゆげぇ!」
子供を投げるのを止めようとしたまりさがふらんにあっさりと潰される。
「おちびちゃん!すぐにおかあさんのおくちにはいってね!」
捕食種から逃れるため口の中に子供を入れて逃げようとするれいむ。
慌てて親の口の中へ避難しようとする赤ゆだが何かに捕まってしまう。
「くろまくー。」
「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!おかあしゃんたちゅけちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「おちびちゃああああああああああああああああああああああああああん!」
赤ゆっくりを掴んだのはれてぃの長い舌であった。赤ゆっくりを掴むとそのままれてぃの口の中へと運ばれる赤ゆっくり。
これではいけないと自ら赤ゆっくりを口に入れる為動く親れいむだったが、目の前で次々とれてぃの舌でさらわれてしまう。
「ゆがああああああああああああああああああ!れいむのおちびちゃんをかえせえええええええええええええええ!」
怒りで我を忘れた親れいむがれてぃに飛びかかるが、あっさりとれてぃの舌に捕まり子供の後を追う親れいむ。
れてぃは日差しが暑いのか日陰に移動すると、そこでまた逃げてきたゆっくりを舌で捕まえ続ける。
「こんなところにはいられないよ!れいむはおうちににげるよ!」
「まりさ、にげきったらいっしょにゆっくりしましょうね!」
「ここはまりさにまかせてみんなはさきにいくんだぜ!」
「かぞくのあいどるすえっこまりちゃはおねえしゃんたちがまもるよ!」
死亡フラグを通り越して死亡宣言のようなことを言いながら逃げるゆっくり達。
運が良いのか捕食種に見つからないでいたようだが、その目の前に巨大なゆっくりが道を塞ぐ。
「ゆゆ!こんなところにドスがいるよ!」
「これでたすかったよ!ドスはかわいいれいむたちをたすけてね!」
「はやきゅしちぇね!ぐじゅはきらいだよ!」
会ったばかりというのに厚かましく助けろと言いだすゆっくり達に、その巨大なゆっくりは静かに口を開いた。
「ドスのおくちのなかならあんしんだね!」
「これでれみりゃたちなんかこわくないよ!」
「ばーきゃばーきゃ!くやしきゃったらかかってきゅるんだじぇ!」
すべてのゆっくりがそのドスと思われる巨大なゆっくりの口に入り安心するが何やらうめき声が聞こえてくる。
外から聞こえると思ったがおかしなことにすぐ側から聞こえているようだ。
不思議に思ったゆっくり達がドスに尋ねようとするが、口を開こうとする前に体に痛みが走った。
「ゆぎゃああああああああああああああああああ!」
「なんでれいむたちをむーしゃむーしゃしてるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「どしゅやめちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「むーしゃむーしゃ、ちそう!」
原因はドスと思っていたゆっくりが口の中のゆっくり達を食べる為に口を動かしているからだ。
ゆっくり達がドスだと思ったのは、ドスの帽子を被ったゆっくりしょうだった。
ゆっくりしょうはドス程ではないが巨体であり、その巨体の為常に腹ペコである。
その食欲はドスまで捕食することもあり、捕食したドスのお飾りを使い他のゆっくりを集め捕食するという習性を持っている。
先ほど口に入ったゆっくり達が聞いたうめき声は死にはしなかったが重症を負ったゆっくりのうめきだったのだ。
「おーだいぶ減ってきたな。」
群れのゆっくりが僅かになった時、一人の男がやってきた。
しぶとく生き残っていた伊達まりさが男の側に近づくと何とか助けてもらおうとする。
「おいくそじじい!まりささまをすぐにたすけるんだぜ!さもないとせいっさいするんだぜ!」
「全然助けてもらおうとする態度じゃないだろそれ、そんなんだからえーきに黒って言われたんだよ。」
「ゆゆ!なんでえーきのことをしってるんだぜ!?」
「俺の飼いゆっくりだからな、ここに連れてきたのも俺だし知ってるのは当たり前だろ。」
その言葉を聞いた伊達まりさはすぐにこの地獄がえーきと人間によって引き起こされたと考えた。
「あのくそえーきいいいいいいいいいいいいい!ぜったいにゆるさないんだぜええええええええええええ!」
「何か勘違いしてるみたいだが別にえーきが原因じゃないぞ、むしろお前たちが原因だ。」
「うそをいうんじゃないんだぜ!あのくそえーきがくそじじいとそうだんしてれみりゃたちをつれてきたにちがいないんだぜ!」
「まあそれは合ってるけど、こうなったのにはちゃんと理由がある。」
激高する伊達まりさに、男は律儀に説明をし始める。
「いいか、まず何で俺がえーきをこんな所に運んだのか分かるか?」
「それはじじいがえーきをすてたんだぜ!」
「いやいやそれじゃ俺がえーきとこっそり会ってたのがおかしいだろ、俺はなえーきにあることを頼んでたんだよ。」
男の言葉に伊達まりさはどういうことなのかとその頭で必死に考えだす。
といってもいくら考えた所で答えなどでない。悩む伊達まりさに男はまた説明を続きを話し始める。
「俺がえーきに頼んだのはここのゆっくり達に大人しくて賢いゆっくりになるよう教育してもらうことなんだよ。」
「どういうことなんだぜ?」
「善良なゆっくりの群れならわざわざ駆除することもないからな、そうなりゃこっちとしても無駄な労力をしないで済むからだ。」
男は町の市役所のゆっくり課に所属する人間であり、どうにかゆっくりによる被害を減らせないかと頭を悩ませていた。
そこで閃いたのが男の飼いゆっくりのえーきによって群れに教育を施し、山から下りてこない様に出来ないかということだった。
最初こそ上手くいくと思われたが、伊達まりさを含む一部のゲスによりえーきが追い出されてしまいしかたなく駆除することになったのだ。
「じゃあまりさたちがえーきをおいだしたから・・・。」
「うん、それで俺の自慢の飼いゆ達を連れてここに来たってわけ。あいつらの為にわざわざ増えるのを待って来たんだ。」
伊達まりさが自分のやったことによって捕食種がやってきたことを理解した。
それでも震える体で何とか助かろうと男に命乞いをしようとするが、男はその言葉を遮る。
「ちなみに俺がお前にわざわざ説明したのは後悔して死んでもらうためだからな、お前を助ける気は全く無い。」
「なんでなんだぜ!まりさはなにもわるくないんだぜ!」
「せっかく上手くいきそうな計画を駄目にしてくれたからだよ、もう食べても良いぞゆゆこ。」
伊達まりさが後ろを振り向くとそこにはゆゆこがよだれを垂らして口を大きく開けていた。
叫ぶ前にゆゆこは一口で伊達まりさを飲む込むと幸せそうに笑みをこぼす。
「こぼねー!」
「皆そろそろ帰るぞー、残してないかちゃんと確認するからな。」
こうしてここで栄えていたゆっくりの群れは壊滅することになった。
狭いというわけでもない部屋の中で、様々なゆっくりが思い思いゆっくりしていた。
そんな中で一匹だけ何やら暗い表情で落ち込んでいる。
「いい加減元気出せよえーき、そんなに落ち込んでないで皆と一緒に遊んだらどうだ?」
「駄目なんだぞお兄さん、えーきが駄目駄目でたくさんゆっくりが死んじゃったんだぞ。」
男が励ましているのはあの群れを追い出されたえーきだ。
いくら男が励ましても群れが崩壊してしまったことに罪悪感を感じてすっかり落ち込んでしまっているのだ。
「ありゃゲスのせいなんだからしょうがないだろ、駆除される所にチャンスをやったのにあいつらが駄目にしただけなんだから。」
それでも落ち込んでいるえーきの元に胴付きのふらんが歩いてきた。
「ふらんはえーきに感謝してるよ!お姉さまとも遊べたし、たくさん玩具が手に入ったんだもん!」
そう言ってふらんは持っている丸い何かをえーきに見せつける。
「やめぢぇ・・・もうころちて・・・。」
それは皮を補強されて餡子が漏れない様になった赤まりさであった。
あの群れの生き残りであり、男がわざわざ加工してふらんの玩具として与えたものである。
「こぼねー。」
「くろまくー。」
「ほうとう!」
「それに久しぶりに満腹になって満足だって皆が言ってるわよ。」
喋れないゆゆこ、れてぃ、しょうの気持ちをれみりゃがえーきに伝える。
大食いの三匹が満腹になるまで食わせていれば男はたちまち破産してしまうだろう。
「皆も感謝してるんだ、それにまた群れが出来た時に頑張れば良いんだから。」
「・・・分かったんだぞ!次こそえーきは失敗しない様に頑張るんだぞ!」
「よしよし、じゃあそろそろ昼寝の時間だから皆あっちに行っておいで。」
夜行性であるれみりゃとふらん、それに大食いの三匹はあまり腹が空かない様に昼間は寝る習慣がこの家にはあった。
部屋には男とえーきのみだけとなる。
「・・・じゃあえーきが元気になった所で、えーきのお裁きをしようか。」
「何言ってるんだぞお兄さん!?えーきは何も悪いことなんてしてないんだぞ!」
「いいや、えーきはとんでもない罪を犯したよ。それは長い間俺のお世話をしなかったことだ。」
そう言うと男はゆっくりとズボンのファスナーを下ろす。
「見てごらんえーき、えーきの罪でお兄さんの悔悟棒がこんなに大きくなってるだろ。」
「それに真っ黒なんだぞ・・・。」
「そうだろえーき、今からこれをえーきのお口やまむまむにたくさん叩きつけるからね。もちろんあにゃるもだから覚悟してね。」
えーきも覚悟したのか男の悔悟棒に近づいていった。
おまけ しょうりゃくされたよ!みたかったらでいぶをたくさんぎゃくたいしてね!!!
後書き
何とか間に合った・・・、もう二度とコンペ前にSSなんて書かないよ!
今回は色々お題があったから頑張って書いたけどちゃんと条件を満たしてるはずと思ってます。
もう時間がなかったからおまけなんて書く余裕がなかったんだよ!次回はちゃんと書くから許してね!
忙しかったのでのんびり休養を取ろうと思うHENTAIあきでした。
感想等がありましたら下のスレにぜひお願いします
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274853561/
・作者に都合のよい独自設定があります
・一部の賢いゆっくりは漢字を使って喋ります
・これを書いたのはHENTAIあきです!多分HENTAI要素は少ないけど苦手な人は注意してね!
・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!!
ゆっくり達が大勢集まり、何やらざわめいている。
ここは森の中にあるゆっくりの群れの集会所であり、今からある一つの出来事が始まろうとしているのだ。
集まっているのも群れに所属するゆっくりすべてだ。
「静かにするんだぞ!今からえーきのお裁きを始めるんだぞ!」
広場の中央で、一匹のえーきが大きな声でそう言うと途端に騒がしかった場が静かになった。
「それでは最初のお裁きなんだぞ!みょん、連れて来てほしいぞ。」
「「きゅうけい!」」
二匹のみょんがえーきの目の前に一匹のやつれたれいむを連れてきた。
「それじゃあちぇん、このれいむは一体何をしたんだぞ?」
「このれいむはほかのこのごはんさんをとっちゃったんだよー、おまけにあいてにけがまでさせっちゃったんだねー。」
極めて分かりやすくちぇんがれいむが行ったことをえーきだけでなく、集まっているゆっくり全員に説明を行う。
ちぇんの説明を聞いたゆっくり達はたちまちれいむに対して非難の声を上げる。
「とんでもないれいむだね!」
「ほんとうなんだぜ!こんなゲスはすぐにしけい!にしたらいいんだぜ!」
「まったく、れいむったらいなかものね!」
「むきゅ、これはまためいはくなはんざいね。」
周りの声が聞こえないかのごとく目を瞑っていたえーきがゆっくりと目を開ける。
「静かに!れいむはどうしてこんなことをしたんだぞ?言いたいことがあれば言って良いんだぞ。」
えーきに促されて今まで黙って俯いていたれいむは小さな声でぼそぼそと喋りはじめた。
「れいむにはおちびちゃんがたくさんいるんだよ・・・、でもまりさがずっとゆっくりしちゃってごはんさんがとれなくて。
ゆっくりしないでがんばったけどおちびちゃんがずっとおなかがすいてて、だからつい・・・。」
「ちぇん、れいむの言っていることは本当なんだぞ?」
「ほんとうだよー。れいむをつかまえたときにいたおちびちゃんをつれてくるからちょっとまってねー。」
そう言ってちぇんはれいむの子供と言う赤ゆっくりを頭に乗せてやってきた。
どの赤ゆも栄養が足りないか頬がげっそりとしており、生きているのがやっとという状態だ。
「おなかちゅいたよ・・・。」
「にゃんでもいいきゃらむーしゃむーしゃしちゃい・・・。」
「おにぇぎゃいだきゃらおかあしゃんをいじめないでね・・・。」
「ゆっくちさせちぇ・・・。」
一匹の赤まりさに至っては非ゆっくち症で体がへにゃっている。
悲惨な赤ゆの姿に非難の声を止み逆に同情する声が上がってきた。
そんな中でえーきは今回は判決を告げる。
「判決を言い渡すんだぞ!今回れいむがやったことは間違いなくゆっくり出来ない悪いことなんだぞ!
だけどおちびちゃんの為に身を削っていたこともあるので今回はあんよぺんぺん十回に処するんだぞ!」
判決が言い渡されるとすぐさま枝を加えたみょんがれいむの側へとやってきた。
れいむはと言うと抵抗するわけでもなく大人しくあんよである底部をみょんの方向に向けてぐっと堪える様に顔をしかめている。
「ひとーつ!」
ぺちん
「ふたーつ!」
ぺちん
「みーつ!」
ぺちん
えーきの掛け声とともにみょんがれいむの底部を一発ずつ叩いていく。
叩かれるたびにれいむは苦痛でうめき声を上げるが、空腹のせいか暴れまわることさえしない。
「よーつ!たくさん!これにてれいむの罰を終了するぞ!
なおれいむは狩りが大変だから、群れの皆はれいむとおちびちゃんの為狩りに協力してあげるんだぞ!」
最後まであんよ叩きをせずに途中で打ち切り、れいむのこれからのことについても述べたえーき。
食料を援助するのでなく、あくまでもれいむの狩りを手伝い狩りの腕前を上げる様に促した判断だ。
痛くて動けないれいむを仲の良いゆっくりなのか、まりさとありすが労わる様にそっと運んでいく。
「では次のお裁きなんだぞ!みょん、連れてきてほしいぞ。」
それからえーきは色々とトラブルを起こしたゆっくり達の順に裁いていった。
喧嘩をしてお互い相手に怪我をさせたゆっくりや、浮気で夫婦仲の悪くなったゆっくり。
はたまた自分の子供と主張する二匹の親に赤ゆを引張り合わせるなどと大岡裁きをして順調に裁きを終えていった。
「次で最後なんだぞ!みょん、御苦労だけどがんばってほしいんだぞ。」
「「つかれまら!」」
裁きの途中で暴れるゆっくりを抑えることもして疲労しているみょんだが、その顔は使命感で充ち溢れていた。
最後にみょんに連れてこられたのは体中傷だらけのガラの悪いまりさであった。
「ゆっへっへっへ、ひさしぶりなんだぜえーきさま。」
「またまりさなんだぞ!?これで一体何回目か覚えているのかだぞ!」
「ゆへへ、まりさはあたまがわるいからふたつからはおぼえていないんだぜ。」
えーきに叱責されても悪びれることなくにやついているこのまりさはお裁きの常習ゆっくりである。
えさ盗みや他ゆんを傷つけ続けているまさに札付きのごろつきゆっくりだ。
「・・・それじゃあちぇん、このまりさは一体何をしたんだぞ?」
今までやってきたようにちぇんにまりさの行ったことを説明するよう命令するえーき。
だがちぇんはまりさの悪行を口に出さずにまごまごとしている。
「どうしたんだぞ?早く言ってくれないとお裁きが出来ないんだぞ。」
「わかるよー、でもみんなのまえでこんなこといいたくないんだよー!」
「それでもちぇんのお仕事だから言わないと駄目なんだぞ!えーきが許すから早く言うんだぞ!」
えーきに叱咤されてようやくちぇんは重い口を開きだした。
「まりさはきんじょのれいむのおうちにむりやりすみついてごはんさんをたべっちゃったんだねー。
それとむりやりすっきりーしておちびちゃんまでつくったんだよー。」
「ほんとうなの!」
「なんていなかもののまりさなのかしら・・・。」
「おなじまりさとしてはずかしいんだぜ!」
まりさの悪行に次々と罵倒をあびせる群れのゆっくりだが、張本人のまりさは煩そうにあくびをしながら罵倒を聞き流している。
「それだけじゃないんだねー、まりさはそのあともれいむとすっきりーしてれいむをずっとゆっくりさせっちゃったんだよー。」
まだまだ続くまりさの悪行を言い続けていくちぇんに群れのゆっくりも驚きで黙り込んでしまう。
しかし、ちぇんの口はまだ止まらない。
「そ、そのあとまりさはうまれてきたおちびちゃんをた、たべちゃったんだよー!」
衝撃の事実に群れは沈黙に包まれた後、一斉にまりさへの罵声で包み込まれた。
「こここのいなかものおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「ゲス!でいぶ!ゆっくりでなし!」
「じねええええええええええええええええ!ゲスはしんでしまえええええええええええええええええ!」
あまりの怒りにまりさを制裁しようと暴徒化するゆっくりを警備員であるみょんやまりさが必死に抑え込む。
「ゆっへっへっへ、うっかりなんだぜ。まりさうっかりでついしっぱいしちゃったんだぜ、うっかりでごめんねー!」
火に油を注ぐような発言にさらに場の空気が険悪な物にとなっていく。
「静かにするんだぞ!今からまりさへの罰を発表するんだぞ!」
えーきの一喝にようやく場が静まり返った。静まり返ったのを確認するとえーきはゆっくりとまりさへの判決を言い渡す。
「判決!まりさは伊達ゆっくりの刑に処する!今から刑を執行するため準備をすること。」
途端にゆっくり達に戦慄が走った。執行役であるみょんが慌ただしく準備を始める。
そんな中でまりさだけがきょとんとした表情をしていた。
このまりさ自分が悪さをする時以外はまったくこの集まりにこないためどのような目に遭うか分かっていないのだ。
「は、はなすんだぜ!いったいなにするきなんだぜ!?」
「よういができたんだねー。」
「よろしい!では伊達ゆっくりの刑を始めるんだぞ!」
横倒しにされ両脇から押さえつけられたまりさのあんよを、枝を銜えたみょんが何度も突き刺していく。
「まりさのあんよがああああああああああああああああああああああ!」
「それぐらいでいいんだねー、次はこっちのばんだよー。」
あんよをずたずたにされたまりさを起き上がらせると、みょんはまりさの右目に枝を突きつける。
痛みに耐えながら、まりさは目の前に突きつけられた枝を震えながら見つめる。
「まさか・・・やめるんだぜ!まりさにはめにいれてもいたくないおちびちゃんがいるけどえださんはむりなんだぜ!」
「おちびちゃんをたべておいてよくいえるんだねー、みょんやっちゃうんだよー。」
「きょせい!」
躊躇なくみょんはまりさの目に枝を突き刺す。
それだけでなく、まりさの顔のいたる所に枝をめった刺しにしていく。
「ゆぎゃああああああああああああああああああああ!」
「だいぶだてになったんだよー、えーきさまこれでいいー?」
「良いぞ!まりさにはちゃんと手当てをして本日のお裁きは終了するんだぞ!」
伊達ゆっくりの刑とは、ゆっくりの体に傷をつけることでゆっくりできないゆっくりにするというものだ。
伊達にされたゆっくりは周りから馬鹿にされ続けることで卑屈となり、決してもめ事を起こすことが無くなる。
この群れでは死刑に続いて重い刑罰なのだ。
「それじゃあおちびちゃん以外は狩りに出かけるんだぞ!」
「「「ゆっくりわかったよ!!!」」」
それぞれ狩りに出かける為いなくなると、広場にはえーきとまだ成体にならない子ゆっくりと赤ゆっくりが残る。
「それじゃあ皆今えーきのお裁きを見てどんなことを感じたんだぞ?」
「まりさはわかったんだぜ!ゲスはゆっくりできないんだぜ!」
「まわりにめいわくをかけちゃとかいはにはなれないとありすはおもうわ。」
「わかるよー、わるいことをしたらゆっくりできないんだねー。」
えーきの質問に子ゆっくり達が次々と答えていく。
これはゆっくりの学校のようなものであり、えーきのお裁きを通してゲスにならないように教育をするのだ。
「ゆぅ・・・ぢゃけどちょっとかわいちょうだったよ。」
「まりちゃあんなふうになりちゃくにゃいいいいいいいいいいいいいいいい!」
「あんな風になるのは悪いことをしたゆっくりだけなんだぞ!だからおちびちゃんはたくさん善行を積めば平気なんだぞ!」
「「「ゆっきゅりわかっちゃよ!!!」」」
こうした教育で群れの子ゆっくり赤ゆっくりをゲスにならないようにするのが目的である。
そしてこの計画は成功しているように思われていた。
えーきは元々この群れに最初から属していたわけではない。
ある時旅をしていたというえーきを群れのゆっくりが受け入れたのである。
お裁きや学校によって群れでも評判のゆっくりなのだが、その成功を喜ばないゆっくりも存在していた。
「むきゅ・・・まったくえーきにこまったものだわ!むれのおさはこのけんじゃのぱちゅなのに!」
他のゆっくりがせっせと餌を集めている中でこうして文句を言ってるのは、群れでも評判の良くないゆっくりだ。
一応長であるぱちゅりーだが今ではほとんどのゆっくりがえーきを長だと思っている。
えーきが長になるのを拒んでいるため長と名乗っているが、それをほぼ自称でしかない。
「ほんとうにそうだよ!おまけにれいむのおちびちゃんたちにへんなことをおしえるから、おちびちゃんがぐれちゃったよ!」
えーきの教育に文句を言っているれいむは番のまりさに狩りをまかせて、自分は育児と称してひたすら家でぐーたらしていた。
えーきが群れに来るまで育児を名目に働かないでいたが、今では番のまりさに言われて嫌々働く破目になっている。
サボろうとしても帰ってきた子供に何で働かないのかと言われるため、家でゆっくりすることも出来ない。
「それにとかいはなあいをあたえることをゆるさないなんて、まったくとんだいなかものだわ!」
都会派な愛と言うが実際はただのれいぱーであり、真っ先にえーきに裁かれたありすも文句を言う。
幸い未遂で軽い罰で済んだが、それ以降性欲を発散することが出来ないで悶々とした日々を過ごすことになっている。
「まぁおちつくんだぜ、じつはまりさはいいことをしってるんだぜ。」
その言葉に集まっているゆっくり達はある一匹のまりさに注目する。
まりさは伊達ゆっくりの刑を受けたが、それ以来えーきに対して激しい憎しみを抱いておりいつか復讐しようと考えていた。
「それでまりさ、いったいどんなことなの?」
「じつはあのえーきはにんげんとこっそりあってるんだぜ!まりさはばっちりこのめでみたんだぜ!」
「むきゅ!それはほんとうなのねまりさ!?」
興奮気味に尋ねた長ぱちゅりーはまりさに確認する。
「ほんとうなんだぜ!まりさのひとつしかないおめめで、ばっちりみてたんだぜ!」
「にんげんとあってるなんて、きっとひとりであまあまをもらってるんだよ!」
「それにこっそりにんげんとあうなんて、きっとなにかへんなことをかんがえてるのよ!」
勝手な憶測が飛び交う中で、一匹だけぶつぶつと呟いているぱちゅりーはある計画をたてた。
「これはえーきがにんげんとくんではんっらんしようとしてるのよ!このことをみんなにしらせてえーきをしけいにするわよ!」
「ゆゆ!それはいいかんがえだね!」
「ゆへへ、これであのくそえーきはおしまいなんだぜ!」
「「「ゆっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!」」」
耳障りな笑い声をあげて大喜びする長ぱちゅりーとゲスゆっくり達。
そして次のお裁きが来るのを今か今かと持ち詫びていた。
「それでは今日のお裁きを」
「まちなさい!そのまえにおさのぱちゅからいいたいことがあるわ!」
いつものようにえーきのお裁きが始まろうとした時、長ぱちゅりーが待ったの声をかける。
何が起こるのかと群れのゆっくり達が疑問に思う中で、長ぱちゅりーが大きな声で全ゆっくりにえーきのことを言い始めた。
「このゲスはにんげんとこっそりあって、ぱちゅたちをうらぎろうとしたのよ!」
「ほんとうなの!ぱちゅりー!?」
「ほんとうだよ!れいむがよるさんにえーきがにんげんとこっそりあってたのをみたんだよ!」
「ありすもみたわ!このいなかもののえーきはありすたちをゆっくりさせなくしようと、にんげんとはなしてたわ!」
長ぱちゅりーに追随するようにゲスゆっくり達が見てもないことを証言しだす。
一匹だけでなく何人ものゲスの話に、群れのゆっくりもそうなのかと疑いの目をえーきに向けはじめた。
「どうなのえーき!?えーきはうそをつかないゆっくりなんだからはっきりこたえたらどう!」
長ぱちゅりーの言葉にようやくえーきが口を開いた。
「確かにえーきは人間さんと会ってたんだぞ、だけど決してこの群れに変なことをしようとしたんじゃないぞ!」
「だまらっしゃい!みょんにまりさ、このゲスえーきをしけいにしなさい!」
しかし執行役のゆっくりは誰一人動かなかった。
元々死刑はこれまでに数えるほどしかなく、同族殺しをタブーとする為相当な罪でないと行われない。
その上これまで群れに尽くしたえーきを進んで死刑にしようと思うゆっくりはゲス以外では誰も思わないでいる。
「むぎいいいいいいいいいいいい!さっさとしけいにしなさいいいいいいいいいいいいいいいい!」
「だけどえーきはいままでずっとむれのためにがんばってきたし・・・。」
「しけいなんてとかいはじゃないわ・・・。」
「ここはえーきにむれからでていってもらうだけでいいんだよー。」
「なえなえ!むりやり!ぎゃくれいぽぉ!」
結局長ぱちゅりーが目論んだえーきの死刑は行われずに、えーきを追放するだけとなった。
えーきがいなくなったことで裁判は長であるぱちゅりーが引き継ぐことになり、教育は親が行うことになる。
それからしばらくすると群れではゲスゆっくりとゆん口が大きく増加することになった。
理由は長ぱちゅりーのまったく考え無しの裁判によってゲスが見逃され、ゲスが幅を利かせ善良なゆっくりが出て行ったこと。
ゆん口が増加したのはこれまでえーきがすっきりーを制限していたが、えーきがいなくなり好き勝手にすっきりーした結果だ。
そうなると途端に群れの食糧事情が悪化することになり、群れでは飢えたゆっくりが多数見かけるようになった。
「おさ!ごはんさんがすくなくてゆっくりできないよ!」
「さいきんおちびちゃんがたくさんいておうちがせまくなってきたわ!」
「おさなんだからなんとかするんだぜ!」
長ぱちゅりーに不満をぶつける群れのゆっくり。
しかし長ぱちゅりーはまったく慌てていない。どうやら何か秘策があるようだ。
「むきゃきゃ!それならかんたんよ!にんげんのゆっくりプレイスにひっこせばいいのよ!」
「でもにんげんはどうするの?」
「これだけのゆっくりがいるのよ?にんげんなんてひとひねりだわ!さっそくむれのみんなをあつめなさい!」
「「「ゆっくりわかったよ!!!」」」
ぱちゅりーの指示のもとで群れのゆっくりのすべてが広場に集められた。
「せまいよ!おさないでね!」
「ゆ?なにかふんだんだぜ?」
「れいむのおちびちゃんがあああああああああああああああああああ!」
「もっちょゆっきゅりしちゃかっちゃ・・・。」
あまりに多くのゆっくりのせいで混乱する広場の中心で、長ぱちゅりーが大声で宣言する。
「みんな!これからぱちゅたちはにんげんのゆっくりプレイスにむかうわ!
そこならすきなだけむーしゃむーしゃもできるし、すみやすいおうちもたくさんあるまさにりそうのゆっくりプレイスよ!」
「ゆゆ!ほんとう!?」
「さすがおさなんだよー!」
「れいみゅおやさいしゃんいっぴゃいたべちゃいよ!」
「まりちゃはあまあましゃんがいいよ!」
すでに実現したかのように喜ぶ群れのゆっくり達に長ぱちゅりーが締めの言葉を言おうとした。
「それじゃあさっそくしゅっぱつよ!いまこそゆっくりのりそうをじつ」
突然長ぱちゅりーの姿が見えなくなり群れのゆっくりが混乱するが、数秒後空から何かが落ちてきた。
それは苦悶の表情で中身が無くなった長ぱちゅりーの皮だった。
「ゆわあああああああああああああああああああああああああ!」
「なにこれええええええええええええええええええええええ!」
「わからないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「きょわいよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
ゆっくり達が恐怖で泣き叫ぶ中、長ぱちゅりーをこうした原因がやってきた。
「うー!うー!」
「れれれれみりゃだああああああああああああああああああああああああ!」
「しね!しね!」
「ふらんまでいるよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「くろまく~。」
「なんでなつさんなのにれてぃがおきてるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「こーぼーねー。」
「ぎゃあああああああああああああああああああゆゆこだあああああああああああああああああ!」
胴無しに胴付きのれみりゃとふらん、れてぃにゆゆこと様々な捕食種達が広場の周りから姿を見せる。
訳が分からずに動けないでいるゆっくり達の叫びが響く中、捕食種達が動き始めた。
「お姉さまパスー。」
「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「中々良いゆっくりを投げるじゃないふらん、じゃあこっちも反撃よ!」
「おちょらをとんじぇるみちゃい!」
「あはは♪もっと遊びましょうお姉さま♪」
胴付きのふらんが何やらカリスマ溢れるれみりゃに赤ゆっくりを投げつけて遊んでいる。
姉であるのかれみりゃの方も負けじと赤ゆっくりを投げ返し、お互い餡子やクリームだらけだ。
「やめるんだぜええええええええええええええええええ!まりさのおちびをはなせええええええええええええええ!」
「うるさい!せっかくお姉さまと遊んでるのに邪魔しないで!」
「ゆげぇ!」
子供を投げるのを止めようとしたまりさがふらんにあっさりと潰される。
「おちびちゃん!すぐにおかあさんのおくちにはいってね!」
捕食種から逃れるため口の中に子供を入れて逃げようとするれいむ。
慌てて親の口の中へ避難しようとする赤ゆだが何かに捕まってしまう。
「くろまくー。」
「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!おかあしゃんたちゅけちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「おちびちゃああああああああああああああああああああああああああん!」
赤ゆっくりを掴んだのはれてぃの長い舌であった。赤ゆっくりを掴むとそのままれてぃの口の中へと運ばれる赤ゆっくり。
これではいけないと自ら赤ゆっくりを口に入れる為動く親れいむだったが、目の前で次々とれてぃの舌でさらわれてしまう。
「ゆがああああああああああああああああああ!れいむのおちびちゃんをかえせえええええええええええええええ!」
怒りで我を忘れた親れいむがれてぃに飛びかかるが、あっさりとれてぃの舌に捕まり子供の後を追う親れいむ。
れてぃは日差しが暑いのか日陰に移動すると、そこでまた逃げてきたゆっくりを舌で捕まえ続ける。
「こんなところにはいられないよ!れいむはおうちににげるよ!」
「まりさ、にげきったらいっしょにゆっくりしましょうね!」
「ここはまりさにまかせてみんなはさきにいくんだぜ!」
「かぞくのあいどるすえっこまりちゃはおねえしゃんたちがまもるよ!」
死亡フラグを通り越して死亡宣言のようなことを言いながら逃げるゆっくり達。
運が良いのか捕食種に見つからないでいたようだが、その目の前に巨大なゆっくりが道を塞ぐ。
「ゆゆ!こんなところにドスがいるよ!」
「これでたすかったよ!ドスはかわいいれいむたちをたすけてね!」
「はやきゅしちぇね!ぐじゅはきらいだよ!」
会ったばかりというのに厚かましく助けろと言いだすゆっくり達に、その巨大なゆっくりは静かに口を開いた。
「ドスのおくちのなかならあんしんだね!」
「これでれみりゃたちなんかこわくないよ!」
「ばーきゃばーきゃ!くやしきゃったらかかってきゅるんだじぇ!」
すべてのゆっくりがそのドスと思われる巨大なゆっくりの口に入り安心するが何やらうめき声が聞こえてくる。
外から聞こえると思ったがおかしなことにすぐ側から聞こえているようだ。
不思議に思ったゆっくり達がドスに尋ねようとするが、口を開こうとする前に体に痛みが走った。
「ゆぎゃああああああああああああああああああ!」
「なんでれいむたちをむーしゃむーしゃしてるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「どしゅやめちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「むーしゃむーしゃ、ちそう!」
原因はドスと思っていたゆっくりが口の中のゆっくり達を食べる為に口を動かしているからだ。
ゆっくり達がドスだと思ったのは、ドスの帽子を被ったゆっくりしょうだった。
ゆっくりしょうはドス程ではないが巨体であり、その巨体の為常に腹ペコである。
その食欲はドスまで捕食することもあり、捕食したドスのお飾りを使い他のゆっくりを集め捕食するという習性を持っている。
先ほど口に入ったゆっくり達が聞いたうめき声は死にはしなかったが重症を負ったゆっくりのうめきだったのだ。
「おーだいぶ減ってきたな。」
群れのゆっくりが僅かになった時、一人の男がやってきた。
しぶとく生き残っていた伊達まりさが男の側に近づくと何とか助けてもらおうとする。
「おいくそじじい!まりささまをすぐにたすけるんだぜ!さもないとせいっさいするんだぜ!」
「全然助けてもらおうとする態度じゃないだろそれ、そんなんだからえーきに黒って言われたんだよ。」
「ゆゆ!なんでえーきのことをしってるんだぜ!?」
「俺の飼いゆっくりだからな、ここに連れてきたのも俺だし知ってるのは当たり前だろ。」
その言葉を聞いた伊達まりさはすぐにこの地獄がえーきと人間によって引き起こされたと考えた。
「あのくそえーきいいいいいいいいいいいいい!ぜったいにゆるさないんだぜええええええええええええ!」
「何か勘違いしてるみたいだが別にえーきが原因じゃないぞ、むしろお前たちが原因だ。」
「うそをいうんじゃないんだぜ!あのくそえーきがくそじじいとそうだんしてれみりゃたちをつれてきたにちがいないんだぜ!」
「まあそれは合ってるけど、こうなったのにはちゃんと理由がある。」
激高する伊達まりさに、男は律儀に説明をし始める。
「いいか、まず何で俺がえーきをこんな所に運んだのか分かるか?」
「それはじじいがえーきをすてたんだぜ!」
「いやいやそれじゃ俺がえーきとこっそり会ってたのがおかしいだろ、俺はなえーきにあることを頼んでたんだよ。」
男の言葉に伊達まりさはどういうことなのかとその頭で必死に考えだす。
といってもいくら考えた所で答えなどでない。悩む伊達まりさに男はまた説明を続きを話し始める。
「俺がえーきに頼んだのはここのゆっくり達に大人しくて賢いゆっくりになるよう教育してもらうことなんだよ。」
「どういうことなんだぜ?」
「善良なゆっくりの群れならわざわざ駆除することもないからな、そうなりゃこっちとしても無駄な労力をしないで済むからだ。」
男は町の市役所のゆっくり課に所属する人間であり、どうにかゆっくりによる被害を減らせないかと頭を悩ませていた。
そこで閃いたのが男の飼いゆっくりのえーきによって群れに教育を施し、山から下りてこない様に出来ないかということだった。
最初こそ上手くいくと思われたが、伊達まりさを含む一部のゲスによりえーきが追い出されてしまいしかたなく駆除することになったのだ。
「じゃあまりさたちがえーきをおいだしたから・・・。」
「うん、それで俺の自慢の飼いゆ達を連れてここに来たってわけ。あいつらの為にわざわざ増えるのを待って来たんだ。」
伊達まりさが自分のやったことによって捕食種がやってきたことを理解した。
それでも震える体で何とか助かろうと男に命乞いをしようとするが、男はその言葉を遮る。
「ちなみに俺がお前にわざわざ説明したのは後悔して死んでもらうためだからな、お前を助ける気は全く無い。」
「なんでなんだぜ!まりさはなにもわるくないんだぜ!」
「せっかく上手くいきそうな計画を駄目にしてくれたからだよ、もう食べても良いぞゆゆこ。」
伊達まりさが後ろを振り向くとそこにはゆゆこがよだれを垂らして口を大きく開けていた。
叫ぶ前にゆゆこは一口で伊達まりさを飲む込むと幸せそうに笑みをこぼす。
「こぼねー!」
「皆そろそろ帰るぞー、残してないかちゃんと確認するからな。」
こうしてここで栄えていたゆっくりの群れは壊滅することになった。
狭いというわけでもない部屋の中で、様々なゆっくりが思い思いゆっくりしていた。
そんな中で一匹だけ何やら暗い表情で落ち込んでいる。
「いい加減元気出せよえーき、そんなに落ち込んでないで皆と一緒に遊んだらどうだ?」
「駄目なんだぞお兄さん、えーきが駄目駄目でたくさんゆっくりが死んじゃったんだぞ。」
男が励ましているのはあの群れを追い出されたえーきだ。
いくら男が励ましても群れが崩壊してしまったことに罪悪感を感じてすっかり落ち込んでしまっているのだ。
「ありゃゲスのせいなんだからしょうがないだろ、駆除される所にチャンスをやったのにあいつらが駄目にしただけなんだから。」
それでも落ち込んでいるえーきの元に胴付きのふらんが歩いてきた。
「ふらんはえーきに感謝してるよ!お姉さまとも遊べたし、たくさん玩具が手に入ったんだもん!」
そう言ってふらんは持っている丸い何かをえーきに見せつける。
「やめぢぇ・・・もうころちて・・・。」
それは皮を補強されて餡子が漏れない様になった赤まりさであった。
あの群れの生き残りであり、男がわざわざ加工してふらんの玩具として与えたものである。
「こぼねー。」
「くろまくー。」
「ほうとう!」
「それに久しぶりに満腹になって満足だって皆が言ってるわよ。」
喋れないゆゆこ、れてぃ、しょうの気持ちをれみりゃがえーきに伝える。
大食いの三匹が満腹になるまで食わせていれば男はたちまち破産してしまうだろう。
「皆も感謝してるんだ、それにまた群れが出来た時に頑張れば良いんだから。」
「・・・分かったんだぞ!次こそえーきは失敗しない様に頑張るんだぞ!」
「よしよし、じゃあそろそろ昼寝の時間だから皆あっちに行っておいで。」
夜行性であるれみりゃとふらん、それに大食いの三匹はあまり腹が空かない様に昼間は寝る習慣がこの家にはあった。
部屋には男とえーきのみだけとなる。
「・・・じゃあえーきが元気になった所で、えーきのお裁きをしようか。」
「何言ってるんだぞお兄さん!?えーきは何も悪いことなんてしてないんだぞ!」
「いいや、えーきはとんでもない罪を犯したよ。それは長い間俺のお世話をしなかったことだ。」
そう言うと男はゆっくりとズボンのファスナーを下ろす。
「見てごらんえーき、えーきの罪でお兄さんの悔悟棒がこんなに大きくなってるだろ。」
「それに真っ黒なんだぞ・・・。」
「そうだろえーき、今からこれをえーきのお口やまむまむにたくさん叩きつけるからね。もちろんあにゃるもだから覚悟してね。」
えーきも覚悟したのか男の悔悟棒に近づいていった。
おまけ しょうりゃくされたよ!みたかったらでいぶをたくさんぎゃくたいしてね!!!
後書き
何とか間に合った・・・、もう二度とコンペ前にSSなんて書かないよ!
今回は色々お題があったから頑張って書いたけどちゃんと条件を満たしてるはずと思ってます。
もう時間がなかったからおまけなんて書く余裕がなかったんだよ!次回はちゃんと書くから許してね!
忙しかったのでのんびり休養を取ろうと思うHENTAIあきでした。
感想等がありましたら下のスレにぜひお願いします
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