ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0454 久城学園の日常
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ankoss
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※前作4部を読まないと分からないところがあるかもしれません。
番人、程度のいじめです
ゆっくりの心の声に、漢字を使うことがあります。分かりづらいので。
D.O氏が、舞台設定を流用してもかまわない、との事なので勝手に使わせていただきました。
ありがとうございます。
他の方々のイラストや漫画のネタを勝手に使わせてもらいました。
ありがとうございます&ごめんなさい。
キーンコーンカーンコーン
校舎中に、チャイムの音が響き渡る。
今日も快晴、真っ青な空です。
良いですねえ・・・心が安まりますよ。
ここは、遊栗町遊栗久城学園高等部。
ああ、申し遅れました。
私は久城枝葉、この学園の理事長にして、子供達をこよなく愛する者です。
ご見学の方なのですね。
ええ、もちろん許可を出しますよ。
学校の名前が広がるのは、とても良いことですからね。
私は、これから高等部のお散歩、といったところです。
貴方も一緒にどうです?
折角ですから、解説くらいは致しますよ。
―久城学園の日常―
「ゆっくり、という生首・・・じゃなくて生物が現れてからどの位がたったでしょうねぇ?
もちろん、政府だってゆっくり駆除機関や、ゆっくりゴミの日を設置し対策をしてきました。
しかし、如何せん彼らは数が多い。
彼らによって打撃を受けた農村は数知れずでしょう。
もちろん、この町もその中の一つですがね。
町の人たちはゆっくりを恐れました。
当然でしょう?言葉を話す生首っぽい物が飛び跳ねてくるんです。
・・・そこでっ、この学園の登場というわけです。
初めは、生態のよく分かっていなかったゆっくりを捕獲。
みんなでゆっくりについてお勉強しましょうねー・・・という学校だったんですよ。
そうすることで、ゆっくりに対する恐怖を無くして駆除がしやすいようにしよう、とね。
しかし・・・事情が変わりました。
ゆっくりが、町の中にまであふれ出すようになったのです。
虹浦市、という都市をご存じでしょうか?
ええ、ゆっくり対策で有名なあそこです。
本来、あそこのようにどこもゆっくり対策をする必要があるのですよ。
・・・ええ、そうですねぇ、お金はありませんからねぇ。
あそこのように、大規模な被害が出てからではないと行政は動かないんでしょう。
しかし、それでは遅いんです!
汚れた町、食い荒らされ、踏み荒らされた田畑、餡子で汚染された川・・・
それになにより、饅頭如きに蹂躙された町の人々のイライラ・・・ッ!
私はそれを未然に防ぎたかったのです。
あるとき、お歳暮に饅頭が送られて来ましてね。
ええ、ゆっくりを使ったことで有名なあれです。
あれを食べているうちにびびびーっと来たんですよ。
これだーっ!と。
・・・前置きが長くなってしまいましたねぇ。
ささ、行きましょう。」
そう言うと、久城は貴方を連れて歩き始めた。
ぴかぴかに磨かれた廊下には、かすかに畜生のにおいが混じっている。
耳を澄ませば、牛や豚、鶏等の鳴き声が聞こえてくる・・・。
「ああ・・・あちらの方は、畜産をやっているんです。
なんたって、農学校ですから。
動物の世話の仕方なんかをしっかり学んで貰うわけですね。」
そう言って、彼が案内したのは教室群。
まずは、通常の学習風景を見せるつもりらしい。
「さて・・・通常授業なんかは見てもつまらないでしょうし、教室を一つ覗くだけにしましょうか。」
そして彼は、1−Aと書かれた教室の、後ろ側の戸をそっと開けたのだった。
教壇では、短パンにランニング、サンダル履きの大男が授業を進めている。
「例えば、この町では秋に貯めておいた水を一斉に流す訳だ。
ゆっくり対策と共に、ぬいぐるみを流す『ゆっくり流し』はこの町の風物詩として・・・」
「社会の授業だったみたいですねぇ・・・。
さ、次に行きましょう。
見てても面白いことはおきませんよっ」
久城は教室のドアをそっと開け、貴方にも出るように促した。
そうして、廊下をコツコツ、と音を立てて進み始めた。
だんだんと、獣のにおいが強くなってくる。
「こちらは先ほども言いましたが、畜産をやっている場所です。
あれは牛、こっちが馬、鶏小屋は見なくてもわかるでしょう。
ん・・・?ああ、あれですか。
あれは、ゆっくり小屋です。
ええ、ゆっくりの飼育も行っているんですよ。
もう少ししたら、生徒が来るでしょうし、折角です、少し覗いてみましょうか?」
―ゆっくり小屋の話・A―
キーンコーンカーンコーン
予鈴の音が響き渡る。
やべっ、早く行かねえとまた怒られちまうな。
「鬼居~急がないと遅刻だよっ」
「わかてるよ、今行く−」
遅刻が多くなると面倒だからなあ。
先生もだけど、それよりも三太郎兄ちゃんが。
兄ちゃんも教師なんかやってるせいで、俺の成績筒抜けだからなあ・・・。
いけねっ、早く着替えないと。
キーンコーンカーンコーン
*
o
+ あちゃー
「蚕次郎(さんじろう)、また遅刻だぞ?」
「はあい・・・」
「まあいい、お前はゆ子っくりの当番だったな。早く行きなさい。」
「はいっ!」
慌てて外にあるゆっくり小屋に向かう。
中では、ゆっくり達が、窓に張り付いていた。
*
o
+ またかよ・・・。
「ゆううううう!けーきさん、れいむもたべたいよう!」
「まりさも、まりさもっ」
「どうちてありすがこんにゃいなかのこやのなかなの!とかいはじゃないわ!」
「むきゅう・・・」
「わがらにゃいよー!」
子ゆっくり達がのぞき込んでいる窓の中・・・校舎の中の一室では、別の子ゆっくり達が美味しい食べ物を貰い、楽しそうに遊んでいた。
まあ、あちらに行きたいと言う気持ちは分からないでもない。
俺だってゆっくりだったらあっちの方が良い。
「いいかい?あっちにはね、お兄さん達の言うことを守れる子しか行けないんだよ」
「ゆ・・・?」
「覚えてるかなあ・・・お兄さんとのお約束」
「まりさはおぼえてるんだぜっ!」
「ちぇんもおぼえてるんだよーっわかってねー!」
「むきゅっ!むきゅゆ!ぱちぇがわすれるわけないじゃない!」
「そうかそうか、えらいねー・・・ならっ!これはっ!なんなんだっ!!!」
そう言うと、俺は足下に落ちていた餡子の塊を手に取ると、子まりさの口に突っ込んだ。
そのまま手で口をふさぎ、はき出すのを止める。
「ゆぐ!?うんうんしゃんなんだじぇっ!おにいしゃんやめるんだじぇっ!!やああ、くしゃいぃぃぃぃぃ!!!」
「言ったよね、俺っ言ったよねぇぇぇぇ!?うんうんは、おといれでしろって。
床ではするなよ、良いか、絶対するなよ、絶対だぞっ!って・・・言ったよねぇぇぇぇぇぇぇ!?
どうして、お兄さんの言いつけがまもれないのぉ!?
飼いゆっくりになりたくないのぉぉぉぉぉ!?」
そのまま、カスタードクリーム、餡子、チョコクリームでも同じ事をする。
*
o
+ ゆっくりブリーダーに俺はなるっ!
こんな、一年の『おといれしつけくんれん』でつまずいてなんかいられないんだっ!!
「おっ、やってるな。」
「あ、先輩」
ゆっくりブリーダー志望の生徒は、3人で一つの小屋と赤ゆを与えられる。
それも、各学年から一人ずつ、3人だ。
生徒の数が合わないときは3年生がかけもち、なんてこともあるらしい。
一年生は『トイレの躾』『人間とゆっくりの強さを教え込む』ことを。
二年生は『ご飯の食べ方』『野良ゆの危険性、野良ゆになった時の苦労』を。
三年生は『数の数え方』『ひらがなの読み書き』『他、銀バッチ試験に必要な事』をそれぞれ教える。
当然、下級生の躾が上手くいかなければ自分たちの躾も上手くいかないので、
先輩達は親切に俺ら下級生に躾について教えてくれるってわけ。
ちなみに、総合検査官として本物のブリーダー資格を持っている先生が監視カメラで見ている。
「そうだ、そうやって、体で覚え込ませないとこいつらは覚えないからな。」
「はい、先輩!・・・わざわざ様子を見に来てくれたんですか?」
「いや、そろそろあの時間だからな」
「あー、なるほど。」
もうそんな時間だったか・・・俺は子ゆっくり達を、校舎の窓に向かわせた。
―ゆっくり部屋の話―
「ゆうううううう!くそばばあ!まりささまがこんなまずいものたべられるわけないでしょぉぉぉぉぉ!?」
「わかってねー!まずくてたべられないんだねー!わかるよーっ!」
このゲス個体、別に躾に失敗したわけではない。
もともと、こういう風に育ててるのだ。
世の中、色々な趣味の人間が居るもので・・・こういうゲス個体が欲しい!って人も居るんだそうだ。
*
o
+ ゲス個体なら野良を捕まえればいい?
だめだめ、野良ゲスって、自分の立場を理解出来ないのよ。
理解することを放棄、じゃなく、理解出来ないわけ。
ここの子たちは、躾に失敗した子じゃない。
畑の罠にかかったゲスの中で、特に頭の良いゲスを掛け合わせたゲスのハイブリッドなの。
だから、ある程度の知能を持ち合わせてる・・・ってわけ。
自分の状態が分かっていない子をいじめてもつまらないでしょ?
潰すだけ、とか簡単な虐めならそれで良いんだけどね。
精神をじわじわ・・・とかになると、ゲスなりの頭の良さが必要なのよね。
「おーい、交代だ」
「はーい」
先輩が、ドアの向こうで声をあげる。
私は、窓のカーテンを閉めた。
外ではクラスメートがうんうんを子ゆに食べさせている。
なにやってんだか。
「いいかー?」
「良いですよ―」
私が答えると、先輩は成ゆを持って部屋に入ってきた。
この部屋に居るのと同じ。
れいむ、まりさ、ちぇんだ。
「よし、さっさと済まそうか。」
「はい、先輩」
先輩の声に、私は元の部屋にいたゆっくりのかざりを取り上げた。
「ゆがああああ!?なにするんだぜっ!おぼうし返すんだぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「はいはい、そうですねー」
「おぼうしがないとゆっくりできないよー、わかってねーっ!」
「ゆうう、まりさっ、こんなげすにんげんころしちゃえっ!」
「はい、おぼうし」
「ゆっ・・・ちがうんだぜっ!これはまりささまのおぼうしじゃ・・・」
「持ってくぞー」
「はーいっ」
元のゆっくりと、先輩が連れてきたゆっくりの飾りを取り替える。
そうして、元々部屋に居たゆっくりを先輩が連れて行き、部屋には先輩が連れてきたゆっくりが残される。
実はこれ、ペットショップの売れ残りなの。
うちで育てたゆっくりをペットショップに買って貰う代わりに、売れなくなっちゃった個体がいたらうちで買い取る、ってわけね。
もちろん、多少は値引いてもらうらしいけど・・・。
「町の人たちとの協力が大切なんですよ。ねぇ?」なんて胡散臭い笑みというか、邪悪な笑みを浮かべるあの人を見てると、
どんだけ買いたたいたのかちょっと気になるのよね。
「ゆっ・・・おぼうし!おぼうしかえすんだぜっ!!!」
「おりぼんさんかえせーっ!」
「ねえ、それ、あなたたちのおぼうしかしら?」
「あたりまえなんだよーっ!おぼうしがないとゆっくりできないんだよー、わかってねー!!」
*
o
+ 売れ残るのも、結局はゲス、って訳だ。
私は再びカーテンを開ける。
窓の外で、子ゆっくり達がきらきらした目でこちらを見ていた。
この子たちからは、中が見えていない。
帽子を取り替えられた事もわからないだろう・・・。
まだ、帽子無しで個体識別が出来るほど、訓練されては居ないのだ。
もし、ここで見破る個体が出たら『金候補』としてペットショップに売られちゃうんだけどね。
さて・・・
「あまあまよこすんだぜっ、くそばばあ!!!」
私は、腰に下げていた警棒を掴むと
「わかってねー!ちぇんはおなかすいてるんだよーっ!!!」
足にぽすぽす体当たりしてくるゆっくりに向かって
「ぐずはきらいだよっ!あまあまをおいていって、ゆっくりしないでしねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ゆっくりせずに振り下ろした
―ゆっくり小屋・Aの話―
「ゆううううううううううううう!!」
「わがらにゃいよぼぼぼぼぼ」
「どうちてごんなごどずるのおぉぉぉぉぉ!?」
「ゆっくりしてたのにいぃぃぃぃ!?」
窓の中で行われている虐殺を見て、中身をはき出す子ゆっくりたち。
あぶねっ、オレンジジュースオレンジジュースっと・・・
「君たち、窓の中の子は本当にゆっくりしてたのかな?」
「ゆうう!?ゆっくりしてたでしょぉぉぉぉ!!」
「ゆくりしてたんだよーっ!わかってねーっ!」
「むきゅ・・・」
先輩の問いに、ぱちゅりーだけが何か言いたそうにうつむいた。
「おや、どうしたんだい?ぱちゅりー」
「あのおねえさんたちは、あまりゆっくりしてなかったとおもうわ・・・」
「ゆうう!?どぼじでぞんなごどゆうのぉぉぉぉ!?ゆっくりしてたでしょぉぉぉ!?」
「だって、あんなにおいしそうなごはんをもらったのに、おれいもいわなかったわ。
おいしそうなごはんをもらっても、たべないでひっくりかえしていたわ。」
「「「ゆっ!?」」」
「むきゅう・・・ごはんをくれるにんげんのおねえさんにも、なんかいもこうげきしたわ・・・
みんなだって、おしえてもらったでしょう?
にんげんさんのほうがつよいんだって・・・あの、まりさおねえさんたちは、にんげんさんをどれいにしたんじゃない。
にんげんさんががまんしてくれてたのよ・・・」
「「「ゆうぅぅぅぅ」」」
「あの、おねえさんたちは、にんげんさんをゆっくりさせてあげることをわすれちゃったのよ。
だから、あんなめにあっているんだわ・・・むきゅん」
「「「ゆぅ・・・」」」
ぱちゅりーの言葉に、うつむいて、なにもいわなくなる子ゆっくりたち。
「すごいぞ、ぱちゅりー!よく分かったじゃないか!
そうだ、あのまりさたちは、他の子と一緒にゆっくりすることを忘れたゲスなんだ!
だから、最後にはあんなお仕置きをされちゃったんだよ」
「ゆうう・・・まりさは・・・まりさはわすれないよっ!」
「ありすも、ありすもかいゆになったら、にんげんさんといっしょにゆっくりするの!」
「ふたりならもっとゆっくりできるんだねーっ、わかるよー」
「ゆっ、れいむはおうたさんをおぼえて、にんげんさんをゆっくりさせてあげるね!!」
「むきゅっ。」
おお、流石同族の言葉には重みがあったらしい。
実はこのぱちゅりー、見た目は子ゆっくりだけど立派な成ゆなんだ。
それも、金バッチ。
成長抑制剤を与えられて、育てられて、こうして子ゆの成長を促すってわけ。
異常があれば知らせるアラームも兼ねている。
今日からは躾がやりやすくなるだろう。
うんうん。
*
o
+ これで、三回目なんだけどね・・・あれ見るの。
―ゆっくり部屋の話―
叩く、叩く、叩く。
簡単に潰したら面白くない。
第一、向こうの子ゆっくりの躾にもならないしね!
だから、これは私の趣味でやってるわけじゃないの。
違うわよ、虐待が好きな訳じゃないわよ!?
*
o
+ 違うっていってるでしょっ!!!
とにかく、ひたすら叩く。
「ゆびいいい、いたいんだぜぇぇぇ、やめるんだぜっ!!やめないと、まりささまがゆっくりできなくしてやるんだぜっ!」
「はあ?ゆっくり出来なくさせるゥゥゥゥ?やってみなさいよ。え?」
「ゆっ、こうかいするななんだぜっ!!」
バシイ!ビシイッ!
まりさの体を、餡子が漏れない程度に叩く、叩く、叩く。
「ゆうう、ひきょうなんだぜぇぇぇ、これじゃあ、こうげきできないんだぜっ!
くそばばあ、まりささまがころしてやるから、びしばしさんををやめるんだぜ!」
「はあ・・・ほら、止めたわよ。」
「ゆっ!ちゃんすなんだぜっ!みんなで、このばばあをころすんだぜっ!!!」
「「「えいえいゆーーーーーっ!!」」」
そう言って、ぽよんぽよん体当たりしてくる饅頭ども。
*
o
+ ウザイ。
窓の外を見ると、ぱちゅりーが何かを語っている様子。
もう少し待ったら、潰してしまって問題ないだろう。
そう、実はこの部屋、増長した個体の有様を見せつけ、潰す。
それによって、向こうの子の躾を促してるわけ。
元々増長させてあった個体は潰せないから、帽子だけ取り替えるんだけどね。
「はあはあ、そろそろ、とどめにしてやるんだぜっ!」
「くそばばあはさっさとしんでね!」
「つよがってるだけなんだね!わかるよぉぉぉぉ!」
「・・・全然効いてないんだけど?」
「ゆっ!?・・・つよがりはやめるんだぜ。ほんとうはたっているのがやっとのはずなんだぜ!
みんなっ。あとはまりささまだけでもじゅうぶんなんだぜっ!
みんなは、うしろでゆっくりやすんですんだぜっ!」
「ゆっ!がんばってね、まりさっ」
「ゆうう、れいむのためにがんばるんだぜ!・・・このばばあをどれいにしたら・・・まりさといっしょにずっとゆっくりしてほしいんだぜ・・・」
「ゆううううう!?うれしいよっ、まりさあ!」
「ゆがーーーーーーん!」
なんだろう、この置いてきぼり感。
ありすはありすで、なんか勝手にショック受けてるし・・・。
*
o
+ なんか腹が立ってきた。私だって恋人居ないのに・・・。
そうか、そうだね、潰しちゃおう。
「ゆっ・・・そういうことだからばばあはさっさどっ!?」
手加減してた今までと違い、本気の一撃を喰らって壁に激突するまりさ。
歯が、ぽろぽろと下に零れた。
「ゆ・・・な・・・なにが・・・おこったん・・・」
「私の本気の攻撃で吹き飛んだのよ」
まだ息があったか。
「ゆうう・・・そんなはずないんだぜ・・・だって、くそばばあはまりさより・・・」
「まりさちゃんより強いんですよ―♪わかってねー」
「ゆああああああ!?」
*
o
+ ゲスは、生き残る知恵はある。
相手の強さを計る能力にかけては、(ゆっくりにしては)最も優れているだろう。
もっとも、甘やかされて、人間の方が強いなんて事は今まで忘れてたみたいだけど。
「れいむ・・・だずげで・・・れいぶ・・・」
「れ、れいむはゆっくりにげるよ!まりさはそこでしんでね!?」
「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ!?」
やれやれ、もう仲間割れ?見苦しい。
「れいぶ・・・でいぶぅぅぅぅぅ・・・」
「戦場でなぁ!
恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなぁ!!
瀕死のゆっくりが甘ったれて言う台詞なんだよぉ!!!」
「ゆびっ・・・」
せめてもの情け。一思いに潰してやる。
まりさの、頭からあんよへ一直線に警棒を振り下ろす。
まりさがひしゃげる。
目玉が飛び出した。
ひしゃげた部分の皮が千切れ、餡子が漏れ出す。
ズドム
真っ二つに、まりさを分断した。
あとは、残りの、ゲスどもだ・・・。
「ゆああああ、どうしてっ、どあさん、ひらかないのおぉぉぉ!?」
「あいてねー、ちぇんしにたくないんだよー、わかってねー!!!」
「ゆっ・・・どうして・・・どうして・・・れいむなの・・・ありすじゃないの・・・ゆべっ!?」
つまらなくなってしまったありすを踏み潰す。
「さあ、神の世界への引導を渡してくれる!!お前達に神がいればなっ!」
―ゆっくり小屋・B―
長靴に履き替え、僕はゆっくり小屋に入った。
「ゆっ、じじい、あかちゃんたちがおなかすかせてるよっ!ゆっくりしないで、ごはんもってきてね!」
「ゆっ、はやくしろじじーっ!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり」
空になったえさ箱に、ゆっくり用のえさを詰めていく。
ここは、加工用ゆっくりを生産する小屋なんだ。
ん?加工用なら子ゆにまで育てちゃダメだろって?
*
o
+ 加工品といっても、食用だけじゃないんですよ。
帽子なんかは、水をはじく性質があるから、布としては人気がありますしね。
死んだら捨てる。
また新しいのが生まれる。
*
o
+ 結構いい加減でしょ?意外と上手いこといくんですよね、これで。
元々がいいかげんだから、いい加減な育て方した方が生産量は増えるって事じゃないですかねー。
カビが生えてないかチェックして・・・と。
水はまだあるし・・・。
あ、そろそろ洗ってやったほうが良いかな?
ええ、ここはこんな調子です。
そのせいか、ここの小屋を志願する生徒も少なくて・・・。
仕方ないので、教師の僕が生徒が居ないときの世話役って訳です。
あ、足下気をつけて、赤ゆが・・・あー、踏んじゃいましたか。
いえ、良いんですよ、またすぐに作れますからね。
ええ、ではまた。
―ゆっくり小屋・C―
「うーっ、うーっ♪」
お姉さん達が入ってきたみたいね。
お姉さん達の『試験』に合格したからこの前からお外に遊びに連れて行って貰える。
「はいはい、うーぱっくちゃんも、れみりゃちゃんも元気でしたか−?」
「うーっ♪うーっ♪」
お姉さん達に、元気よく答えてあげる。
「よーし、今日も果樹園だ。
がんばるぞーっ!」
「「「うっうっうーっ!!」」」
「うー?」
「うっうっうー♪」
れみりゃが落とした木の実を、私が受け止める。
これ以上もてない!と思ったら、お姉さん達に持っていく。
「うー・・・うー・・・」
重い・・・でも、一杯持って行くとなでなでして貰えるし、報酬も一杯貰えるから頑張る。
「うっ・・・うー」
「はーい、よくできましたー♪
この後は、トレーニングよー。みんな、がんばってね♪」
「「「うっうっうー!!」」」
しばらく、お仕事をしたら、お兄さん達が迎えに来る。
『とれーにんぐ』の時間だ。
『とれーにんぐ』はあまりゆっくり出来ないけど、お仕事をたくさん出来るようになるから頑張る。
「れみりゃ引き取りに来たぞ―」
「うーうー♪」
「おっ、今日も元気がいいなあ!よし、がんばれ!」
「「「うっうっうーーーー♪」」」
れみりゃ達とはここで一端お別れ。
次に会うのは、ご飯の時になる。
『とれーにんぐるーむ』に入ると、私達にお兄さん達が私の中に、砂を入れる。
「うっ・・・うっ・・・」
「重いか・・・苦しいか・・・だが、それを乗り越えてこそっ!お前はっ!しんのうーぱっくになれる!!」
「うーっ!うーっ!」
「そうだ・・・俺と共に、強く、強く、強くなるのだあっ!」
「うーーーーっ!」
がんばって、飛び上がる。
此処で力尽きたら、運が良くても怪我、運が悪いと永遠にゆっくりしてしまうこともあるんですもの。
「うーーーーーーーーーーっ」
「うーぱーっく!!!」
ずざざざざーーーーっ
あら?別の子が力尽きたみたい・・・。
でも、その子の側のお兄さんが何とか受け止めてくれてるわね。
「うー・・・」
「ああ・・・わかってるよ・・・無理させてごめんな・・・」
「うー♪」
「ああ、もちろん今夜はずっと君の側にいるよ」
うるさいから止めて欲しい。横で寝てる身としては。
「まだいけるか?」
「うっ!!」
「よし、更に100グラムだ」
お兄さんが、私に砂を乗せていく。
「うあ゛ーーー!?」
お・・・重い・・・。
ダメっ。落ちるっ。
ざざざざーーーーーっ
「うぁ?」
私のお兄さんもきちんと受け止めてくれました(///)。
「大丈夫かい・・・?昨日より20グラムも乗せて飛んでいられる時間も増えたんだ。
良くやったよ。」
だっこして、なでなでしてくれました。
結構良いかもしれません。
―野菜畑の話―
「ゆうかー?なんか、葉っぱの色が変なんだけど―」
「ああ、それはひりょうのあげすぎね。
だから、いっぱいあげちゃだめだっていったのに」
「ゆうか、見てくれよ。結構綺麗に実がついたぜ」
「うん、これなら、りっぱにうりものになるわ」
ん?ああ、あれですか。
あれは、農学講師のゆっくりゆうかですよ。
一人につき、一匹のゆうかが与えられましてね、ああやって野菜の育て方を勉強するわけです。
*
o
+ ええ、たまにゆうかとふれ合いたいからってここに来る子も居ますけどね。
畑仕事の楽しさに気づいて農家になったりしてますし・・・
良いことだと思いますよぉ?農家が少なくなっていますからねぇ。
「お前ら―!この間の罠はなんだ?
ゆっくりにでさえ見破られて!
なんなの?餡子脳なの?罠も作れないの!?」
「ううう・・・ごめんなさい・・・」
「いいか、罠を作ったら、一度地面に寝転がれ!
ゆっくりの目線で、不自然な部分がないか確認しろ!」
「はいっ!!」
「よし、さっき捕まえた野良ゆを先生のに離すぞ!
よく見とけ!」
「ゆ?・・・やっとくそじじいはまりささまのいだいさをりかいしたんだね!
ごほうびに、あのおやさいはまりささまがたべてやるんだぜ!
かんしゃするんだぜっ!」
ぴょん。ぐしゃっ
あーあー。しっかり罠に引っかかりましたねえ。
規定の処を踏むと両側の板に挟み込まれる・・・単純ですが有効活用は難しいでしょうねえ。
畑を柵で覆ってあるのは進入路を限定するため、と。
「いいかー、こんな風に、一見役に立たない、使い道の無いような罠でも活用次第で化ける。
きちんと罠を隠してさえあればゆっくりは引っかかってくれるからな!
来週は、逆に罠をわざと露出させておくやり方を教える。
隠す方法は今週中にマスターするように!」
あっちは、罠の作り方を勉強中です。
実はこの学園、一部のフェンスに穴を開けてあるんですよ。
ええ、そうすれば、そこからしかゆっくりは入って来ませんから。
ああやって、罠の成果を確かめるのに使うわけです。
「ゆあああああ!?こないでねっ!れいむおいしくないよぉぉぉぉ!」
「まりさはにげるんだぜっ!れいむはそこでたべられればいいんだぜ!」
「ゆああ!?どぼじでぞんなごどいうのおおぉぉぉ!?」
「うっうーーーーっ♪」
「「どぼじで、れみりやがいるのぼぼぼぼぼぼぼっ!!!」」
ん?おー、やってますねぇ。
ええ、トレーニング中のれみりゃ達ですよ。
品種改良で、昼間に動き回れるようになったれみりゃです。
夜間部では、通常型を育てていますよ。
ゆっくりは昼の方が動きが活発ですしねぇ。
それに、れみりゃを放って、捕ってきた獲物の大きさを競う『れみりゃ狩り』なんて競技も流行ってますし。
鷹狩りより手軽ですからね、流行ると思いましたよ私は。
ええ、もちろんうちにもれみりや狩り部がありますよ。
そのうち、部活動も見学にいらっしゃいな。
―甘味訓練室の話―
「お前ら、いいか!?」
「はい、甘霧先生!」
「ゆっくりを甘くする方法を言ってみろ!」
「虐待です!」
「その通りだ!だが、気をつけなければならないことがある!それはなんだ!」
「押忍!餡子や皮に傷を付けないことです!」
「例えばっ!?そこのお前っ!」
「はいっ!光を奪います!」
「そうだな、目が見えなくなれば人間でも不安になる。
白玉は利用価値が低いからな、姿煮などでなければ、十分に使える手段だ!
他には!?」
「うっす!聴覚を奪います!」
「うむ!ゆーぽっどなどでありすの声を流せば、それは怖いだろう!
後はっ!?」
「辛味を食べさせます!」
「良し!ただし、やり過ぎると味が残る!十分に量には気をつけるように!
さて、お前らには、今日は手早く光を奪う訓練をしてもらう!」
そう言って、甘霧先生は僕らを校庭に連れて行きました。
一人一人の前に、カセットコンロを置きます。
「いいかっ!今から火の上に耐火子ゆっくりを落とす!
当然、ゆっくりは全力で飛び跳ねる!
それも、普段のゆっくりとは思えない早さでだ!
お前らは、それが地面に着く前に、目をえぐれっ!」
「「「押忍!」」」
「かけ声も忘れるな!渦中点心甘切拳っだ!」
「「「押忍!!!」」」
「「「ゆぴゃぁぁぁぁぁぁ!あじゅいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」
「「「渦中点心甘切拳!!!」」」
「「「ゆぴゃぁぁぁぁぁぁ!あじゅいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」
「「「渦中点心甘切拳!!!」」」
「「「ゆぴゃぁぁぁぁぁぁ!あじゅいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」
「「「渦中点心甘切拳!!!」」」
*
o
+ くうう、何回やっても子ゆが地面に着いてしまいます。
本当に出来るんでしょうか・・・?
「先生~。全然できねえよ。ほんとにできんのかよこれ~」
僕と同じ事を考えた人が居るみたいです。
「ほう・・・成る程、仕方がない・・・見本を見せてやる!」
甘霧先生がやるみたいです!
「お前ら、子ゆを投げ込め。
そうだな・・・久々だ、10匹程度にしておこう」
!!!周りが一斉に静かになりました。
当然です!僕らが1匹でも全然出来ないのに10匹まとめてやるというのですから!
「ゆびゃぁぁぁぁぁぁ!あぢゅいよっ!」
「ゆっ!まりしゃはにげるんだじぇ!」
「ゆぴいいいいいまっでぇぇぇぇぇ!」
子ゆが一斉に、別々の方向に逃げ出しました。
あれじゃ、いくらなんでも・・・
「渦中点心甘切拳!!!」
ずばずばずばずば!!
「ゆぴっ?めが、めぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
「まっくらなんだじぇ!なにもみえないんだじぇ!」
す・・・すごいです。
拳が見えませんでした・・・。
「お前ら!俺ほどになれとは言わん!だが、3匹位は同時に出来るようになってみせろぉぉっ!」
「「おおおーーーーーーっ!!」」
ぼっ、僕も・・・僕も先生みたいになりたいです!
―調理室の話―
「渦中点心甘切拳!!!」
やれやれ・・・グラウンドで訓練が始まりましたか。
相変わらず、甘霧先生はすごいですねぇ・・・。
ん?ああ、彼はゆ虐拳法研究部通称ゆてての部長でしたから。
何度も、全国大会にも出てるんですよ。
さて・・・
「甘霧先生。」
「あ、理事長、どうしました?」
「使い終わった子ゆ、私が運んでおきましょう。
丁度、見学者の方を調理室に案内する処です。」
「あ、すいませんね、ではお願いします。
お前ら―、使い終わったゆっくりを先生にわたせっ!」
「「「押忍!!!」」」
「めがみえないんだぜ!どうなってるんだぜっ!」
「ゆびゃあああああゆびゃああああああ!」
殺さずに目だけを奪う・・・簡単に言いますが結構難しいんですよ?
あ、これから向かうのが調理室です。
実は、お歳暮のおまんじゅうに感銘を受けましてね。
湯栗饅頭、って、そうそれです。
で、作り方を教えて貰おうと、何回か工場に突撃したんですが、やんわり断られまして。
裏から、のぞきに行こうとしても、妙に警備が厳重でねぇ・・・ダメだったんですよ。
で、まあ、同じ物を作っても仕方ありませんから?
学生達が、手作りしました!と言うのを売りにしてうちもゆっくり菓子を出してるんです。
ええ、さすがにあの饅頭みたいに生きたゆっくり、という訳にはいきませんがなかなか好評でね。
外のカフェーは結構賑わってますよ。
「あ、理事長先生、どうしました?」
「甘霧先生から子ゆを預かってきましてね」
「あらあら、まあまあ、それはどう「うあ゛ーーーーっ!おじょうざまのがものはじのようなあじがーっ!」した」
「ん、れみりゃですか?」
「ええ、飼育小屋で胴付きに退化しちゃった子が居て・・・」
「ふむ・・・」
「あ、見学者の方もいらっしゃったんですね、どうぞ、こちらに」
「ささ、折角ですから見学させてもらいましょうよ」
「さあ皆さん、今日は生きの良いれみりゃちゃんが手に入りましたよー。
今日はどんなお料理にしましょうかー」
「先生!餃子なんてどうでしょう!」
「あら、いいですね、では、今日は餃子にしましょう。
まずは皮の用意ですよー、さっき理事長が持ってきてくれた子ゆがあるからそれを使いましょうね。
皮のはぎ方は覚えてますか?まずは先生が見本を見せますから、よく見てくださね」
そう言うと、彼女は子ゆを手に取り、じゃぼじゃぼと水で洗い始めます。
「ゆ?ゆわわわわわ、おみじゅしゃんだよっ!みえないよっ!きょわいよぉぉぉぉぉ!」
食べ物ですからねぇ、いくらゆっくりに謎の除菌作用があると言っても、洗わないと汚いでしょう?
べりっ、べりべりべりべり
さらに、飾り、髪の毛をむしります。
「ゆぴいいいいいいいじゃい、いじゃいよっ、びいいいいい」
「あらあら、すっかり禿饅頭ね」
「びぃぃぃれいむはげじゃないもん、はげじゃないもん!!!」
「もみあげさん、動かないでしょ?」
「ゆっ?もみあげしゃん、うごかにゃいよ?」
「貴方が禿だからよ」
「ゆびゃあああああ!しょんにゃのやじゃあああああ!」
「もう禿げちゃったんだからしょうがないでしょう♪」
「ゆぴゃああああ!ゆぴゃああああ!」
そうして、上の歯と、下の歯に手をかけ。
ずるっ、べりべりべりべりべり。
一気に、饅頭を裏返しました。
「いやあ、相変わらず見事ですねぇ」
「いえいえ、理事長ほどじゃございませんよ」
「またまた、ご謙遜をははははは」
先生の調理はいつ見ても可憐ですなあ。
「ゆぴゃああああ!」
ん?どうして餡子だけになっても泣いてるか?
ああ、中の餡子には傷一つ入ってません、甘切拳の練習に使ったので中の水分が火で飛んでます。
しかも、目が見えないから自分の状態が分からない。
つまり、ショック死することも無いわけでして。
調理されて、中枢餡と外側がぐちゃぐちゃにかき混ぜられるまでは、泣き続けますよ。
ええ、痛いでしょうねえ、皮をはがれているんですから。
だから、あのまま放っておいても味が良くなるんですけどね。
ほら、他の生徒達は上手くいかずに殺しちゃってますし。
これが三年生くらいになってやっと売り物に出来る餡子が作れるんですよ。
さ、後はれみりゃを解体して餃子を作るだけですし見ててもつまらないでしょう。
最後に、外のカフェーでお茶でもしようじゃないですか。
どうです・・・ねぇ?
おまけ カフェーにて
「ねえねえ、この間の占いやってみた?」
「あー。前世が分かるってやつね・・・侍か軍人だったわ」
「へええ、何て結果だったの?」
「大将だってさ。」
「ふーん、あ、そうだ。先輩、貴方のこと気になってるみたいよ?」
「我が世の春がきたーーーーーっ!」
いつ来ても、此処は賑わってますねえ。
ええ、生徒でも、外部からのお客様でも歓迎してますよ。
「あれ、理事長先生、休憩ですか?」
「ええ。えっと・・・生徒の此座間(このざま)君でしたね貴方はなにを?」
「はい、ゲスゆが仕上がったので、ペットショップに」
「なるほど・・・今度は間違えないで下さいよ?逆多ゆ虐ショップですからね」
「ええ・・・前に芽出ストアに持って行って、えらい怒られましたから。今度は大丈夫ですよ」
「しっかりしてくださいよ?」
はは、たまに間違いがでるんですよ。
学生だから、って理由で許して貰ったりしてますが、彼らのためになりませんからねぇ。
「じゃおっ!」
「あ、めーりんだぜ」
「あー、中等部の鬼居先生が買ってきたってやつな」
「そうそう。あれ、元々うちの先輩が学校で育てたやつらしいぞ?
ほら、ブリーダーの卒業試験で金バッチ育てるやつ」
「え?だって、鬼居先生ペットショップで買ったって・・・」
「だからさ、うちで育てためーりん金出して買ってきたんだよあのひと」
「うわあ・・・たしか、理事長から貰ったお金全部使ったって怒られてたぜ?」
「いや・・・それだけじゃ足りなくて、貯金全額下ろしたらしい」
「うわぁ・・・めーりんは気づいてないのかなあ?生まれた場所だって」
「あーずっと飼育小屋で育てるからなあ、ペット用は。
無理じゃね?」
*
o
+ 給料カットしてもいいかな?いいよね?いいですよね・・・ねぇ?
あとがき(いいわけ)
虐待成分が薄いので叩かれるかと思った番人が意外に好評だったようなので、
調子に乗ってもう一つ・・・。
ゆっくりと人間が同じくらい目立てるようにしようとしたのに甘霧先生に全部もってかれた気がしてるよ!
ええと、甘切拳とか。
勝手に部活にしちゃいました、ごめんなさいっ!
設定名称を使わせて頂いた、あめあき様 D.O様にこの場で感謝を申し上げます。
書いたもの
ふたば系ゆっくりいじめ 349 久城学園のボランティア
ふたば系ゆっくりいじめ 351 久城学園の飼育
ふたば系ゆっくりいじめ 354 久城学園の運動会~うえ~
ふたば系ゆっくりいじめ 355 久城学園の運動会~した~
ふたば系ゆっくりいじめ 358 久城学園の番人
これ
番人、程度のいじめです
ゆっくりの心の声に、漢字を使うことがあります。分かりづらいので。
D.O氏が、舞台設定を流用してもかまわない、との事なので勝手に使わせていただきました。
ありがとうございます。
他の方々のイラストや漫画のネタを勝手に使わせてもらいました。
ありがとうございます&ごめんなさい。
キーンコーンカーンコーン
校舎中に、チャイムの音が響き渡る。
今日も快晴、真っ青な空です。
良いですねえ・・・心が安まりますよ。
ここは、遊栗町遊栗久城学園高等部。
ああ、申し遅れました。
私は久城枝葉、この学園の理事長にして、子供達をこよなく愛する者です。
ご見学の方なのですね。
ええ、もちろん許可を出しますよ。
学校の名前が広がるのは、とても良いことですからね。
私は、これから高等部のお散歩、といったところです。
貴方も一緒にどうです?
折角ですから、解説くらいは致しますよ。
―久城学園の日常―
「ゆっくり、という生首・・・じゃなくて生物が現れてからどの位がたったでしょうねぇ?
もちろん、政府だってゆっくり駆除機関や、ゆっくりゴミの日を設置し対策をしてきました。
しかし、如何せん彼らは数が多い。
彼らによって打撃を受けた農村は数知れずでしょう。
もちろん、この町もその中の一つですがね。
町の人たちはゆっくりを恐れました。
当然でしょう?言葉を話す生首っぽい物が飛び跳ねてくるんです。
・・・そこでっ、この学園の登場というわけです。
初めは、生態のよく分かっていなかったゆっくりを捕獲。
みんなでゆっくりについてお勉強しましょうねー・・・という学校だったんですよ。
そうすることで、ゆっくりに対する恐怖を無くして駆除がしやすいようにしよう、とね。
しかし・・・事情が変わりました。
ゆっくりが、町の中にまであふれ出すようになったのです。
虹浦市、という都市をご存じでしょうか?
ええ、ゆっくり対策で有名なあそこです。
本来、あそこのようにどこもゆっくり対策をする必要があるのですよ。
・・・ええ、そうですねぇ、お金はありませんからねぇ。
あそこのように、大規模な被害が出てからではないと行政は動かないんでしょう。
しかし、それでは遅いんです!
汚れた町、食い荒らされ、踏み荒らされた田畑、餡子で汚染された川・・・
それになにより、饅頭如きに蹂躙された町の人々のイライラ・・・ッ!
私はそれを未然に防ぎたかったのです。
あるとき、お歳暮に饅頭が送られて来ましてね。
ええ、ゆっくりを使ったことで有名なあれです。
あれを食べているうちにびびびーっと来たんですよ。
これだーっ!と。
・・・前置きが長くなってしまいましたねぇ。
ささ、行きましょう。」
そう言うと、久城は貴方を連れて歩き始めた。
ぴかぴかに磨かれた廊下には、かすかに畜生のにおいが混じっている。
耳を澄ませば、牛や豚、鶏等の鳴き声が聞こえてくる・・・。
「ああ・・・あちらの方は、畜産をやっているんです。
なんたって、農学校ですから。
動物の世話の仕方なんかをしっかり学んで貰うわけですね。」
そう言って、彼が案内したのは教室群。
まずは、通常の学習風景を見せるつもりらしい。
「さて・・・通常授業なんかは見てもつまらないでしょうし、教室を一つ覗くだけにしましょうか。」
そして彼は、1−Aと書かれた教室の、後ろ側の戸をそっと開けたのだった。
教壇では、短パンにランニング、サンダル履きの大男が授業を進めている。
「例えば、この町では秋に貯めておいた水を一斉に流す訳だ。
ゆっくり対策と共に、ぬいぐるみを流す『ゆっくり流し』はこの町の風物詩として・・・」
「社会の授業だったみたいですねぇ・・・。
さ、次に行きましょう。
見てても面白いことはおきませんよっ」
久城は教室のドアをそっと開け、貴方にも出るように促した。
そうして、廊下をコツコツ、と音を立てて進み始めた。
だんだんと、獣のにおいが強くなってくる。
「こちらは先ほども言いましたが、畜産をやっている場所です。
あれは牛、こっちが馬、鶏小屋は見なくてもわかるでしょう。
ん・・・?ああ、あれですか。
あれは、ゆっくり小屋です。
ええ、ゆっくりの飼育も行っているんですよ。
もう少ししたら、生徒が来るでしょうし、折角です、少し覗いてみましょうか?」
―ゆっくり小屋の話・A―
キーンコーンカーンコーン
予鈴の音が響き渡る。
やべっ、早く行かねえとまた怒られちまうな。
「鬼居~急がないと遅刻だよっ」
「わかてるよ、今行く−」
遅刻が多くなると面倒だからなあ。
先生もだけど、それよりも三太郎兄ちゃんが。
兄ちゃんも教師なんかやってるせいで、俺の成績筒抜けだからなあ・・・。
いけねっ、早く着替えないと。
キーンコーンカーンコーン
*
o
+ あちゃー
「蚕次郎(さんじろう)、また遅刻だぞ?」
「はあい・・・」
「まあいい、お前はゆ子っくりの当番だったな。早く行きなさい。」
「はいっ!」
慌てて外にあるゆっくり小屋に向かう。
中では、ゆっくり達が、窓に張り付いていた。
*
o
+ またかよ・・・。
「ゆううううう!けーきさん、れいむもたべたいよう!」
「まりさも、まりさもっ」
「どうちてありすがこんにゃいなかのこやのなかなの!とかいはじゃないわ!」
「むきゅう・・・」
「わがらにゃいよー!」
子ゆっくり達がのぞき込んでいる窓の中・・・校舎の中の一室では、別の子ゆっくり達が美味しい食べ物を貰い、楽しそうに遊んでいた。
まあ、あちらに行きたいと言う気持ちは分からないでもない。
俺だってゆっくりだったらあっちの方が良い。
「いいかい?あっちにはね、お兄さん達の言うことを守れる子しか行けないんだよ」
「ゆ・・・?」
「覚えてるかなあ・・・お兄さんとのお約束」
「まりさはおぼえてるんだぜっ!」
「ちぇんもおぼえてるんだよーっわかってねー!」
「むきゅっ!むきゅゆ!ぱちぇがわすれるわけないじゃない!」
「そうかそうか、えらいねー・・・ならっ!これはっ!なんなんだっ!!!」
そう言うと、俺は足下に落ちていた餡子の塊を手に取ると、子まりさの口に突っ込んだ。
そのまま手で口をふさぎ、はき出すのを止める。
「ゆぐ!?うんうんしゃんなんだじぇっ!おにいしゃんやめるんだじぇっ!!やああ、くしゃいぃぃぃぃぃ!!!」
「言ったよね、俺っ言ったよねぇぇぇぇ!?うんうんは、おといれでしろって。
床ではするなよ、良いか、絶対するなよ、絶対だぞっ!って・・・言ったよねぇぇぇぇぇぇぇ!?
どうして、お兄さんの言いつけがまもれないのぉ!?
飼いゆっくりになりたくないのぉぉぉぉぉ!?」
そのまま、カスタードクリーム、餡子、チョコクリームでも同じ事をする。
*
o
+ ゆっくりブリーダーに俺はなるっ!
こんな、一年の『おといれしつけくんれん』でつまずいてなんかいられないんだっ!!
「おっ、やってるな。」
「あ、先輩」
ゆっくりブリーダー志望の生徒は、3人で一つの小屋と赤ゆを与えられる。
それも、各学年から一人ずつ、3人だ。
生徒の数が合わないときは3年生がかけもち、なんてこともあるらしい。
一年生は『トイレの躾』『人間とゆっくりの強さを教え込む』ことを。
二年生は『ご飯の食べ方』『野良ゆの危険性、野良ゆになった時の苦労』を。
三年生は『数の数え方』『ひらがなの読み書き』『他、銀バッチ試験に必要な事』をそれぞれ教える。
当然、下級生の躾が上手くいかなければ自分たちの躾も上手くいかないので、
先輩達は親切に俺ら下級生に躾について教えてくれるってわけ。
ちなみに、総合検査官として本物のブリーダー資格を持っている先生が監視カメラで見ている。
「そうだ、そうやって、体で覚え込ませないとこいつらは覚えないからな。」
「はい、先輩!・・・わざわざ様子を見に来てくれたんですか?」
「いや、そろそろあの時間だからな」
「あー、なるほど。」
もうそんな時間だったか・・・俺は子ゆっくり達を、校舎の窓に向かわせた。
―ゆっくり部屋の話―
「ゆうううううう!くそばばあ!まりささまがこんなまずいものたべられるわけないでしょぉぉぉぉぉ!?」
「わかってねー!まずくてたべられないんだねー!わかるよーっ!」
このゲス個体、別に躾に失敗したわけではない。
もともと、こういう風に育ててるのだ。
世の中、色々な趣味の人間が居るもので・・・こういうゲス個体が欲しい!って人も居るんだそうだ。
*
o
+ ゲス個体なら野良を捕まえればいい?
だめだめ、野良ゲスって、自分の立場を理解出来ないのよ。
理解することを放棄、じゃなく、理解出来ないわけ。
ここの子たちは、躾に失敗した子じゃない。
畑の罠にかかったゲスの中で、特に頭の良いゲスを掛け合わせたゲスのハイブリッドなの。
だから、ある程度の知能を持ち合わせてる・・・ってわけ。
自分の状態が分かっていない子をいじめてもつまらないでしょ?
潰すだけ、とか簡単な虐めならそれで良いんだけどね。
精神をじわじわ・・・とかになると、ゲスなりの頭の良さが必要なのよね。
「おーい、交代だ」
「はーい」
先輩が、ドアの向こうで声をあげる。
私は、窓のカーテンを閉めた。
外ではクラスメートがうんうんを子ゆに食べさせている。
なにやってんだか。
「いいかー?」
「良いですよ―」
私が答えると、先輩は成ゆを持って部屋に入ってきた。
この部屋に居るのと同じ。
れいむ、まりさ、ちぇんだ。
「よし、さっさと済まそうか。」
「はい、先輩」
先輩の声に、私は元の部屋にいたゆっくりのかざりを取り上げた。
「ゆがああああ!?なにするんだぜっ!おぼうし返すんだぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「はいはい、そうですねー」
「おぼうしがないとゆっくりできないよー、わかってねーっ!」
「ゆうう、まりさっ、こんなげすにんげんころしちゃえっ!」
「はい、おぼうし」
「ゆっ・・・ちがうんだぜっ!これはまりささまのおぼうしじゃ・・・」
「持ってくぞー」
「はーいっ」
元のゆっくりと、先輩が連れてきたゆっくりの飾りを取り替える。
そうして、元々部屋に居たゆっくりを先輩が連れて行き、部屋には先輩が連れてきたゆっくりが残される。
実はこれ、ペットショップの売れ残りなの。
うちで育てたゆっくりをペットショップに買って貰う代わりに、売れなくなっちゃった個体がいたらうちで買い取る、ってわけね。
もちろん、多少は値引いてもらうらしいけど・・・。
「町の人たちとの協力が大切なんですよ。ねぇ?」なんて胡散臭い笑みというか、邪悪な笑みを浮かべるあの人を見てると、
どんだけ買いたたいたのかちょっと気になるのよね。
「ゆっ・・・おぼうし!おぼうしかえすんだぜっ!!!」
「おりぼんさんかえせーっ!」
「ねえ、それ、あなたたちのおぼうしかしら?」
「あたりまえなんだよーっ!おぼうしがないとゆっくりできないんだよー、わかってねー!!」
*
o
+ 売れ残るのも、結局はゲス、って訳だ。
私は再びカーテンを開ける。
窓の外で、子ゆっくり達がきらきらした目でこちらを見ていた。
この子たちからは、中が見えていない。
帽子を取り替えられた事もわからないだろう・・・。
まだ、帽子無しで個体識別が出来るほど、訓練されては居ないのだ。
もし、ここで見破る個体が出たら『金候補』としてペットショップに売られちゃうんだけどね。
さて・・・
「あまあまよこすんだぜっ、くそばばあ!!!」
私は、腰に下げていた警棒を掴むと
「わかってねー!ちぇんはおなかすいてるんだよーっ!!!」
足にぽすぽす体当たりしてくるゆっくりに向かって
「ぐずはきらいだよっ!あまあまをおいていって、ゆっくりしないでしねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ゆっくりせずに振り下ろした
―ゆっくり小屋・Aの話―
「ゆううううううううううううう!!」
「わがらにゃいよぼぼぼぼぼ」
「どうちてごんなごどずるのおぉぉぉぉぉ!?」
「ゆっくりしてたのにいぃぃぃぃ!?」
窓の中で行われている虐殺を見て、中身をはき出す子ゆっくりたち。
あぶねっ、オレンジジュースオレンジジュースっと・・・
「君たち、窓の中の子は本当にゆっくりしてたのかな?」
「ゆうう!?ゆっくりしてたでしょぉぉぉぉ!!」
「ゆくりしてたんだよーっ!わかってねーっ!」
「むきゅ・・・」
先輩の問いに、ぱちゅりーだけが何か言いたそうにうつむいた。
「おや、どうしたんだい?ぱちゅりー」
「あのおねえさんたちは、あまりゆっくりしてなかったとおもうわ・・・」
「ゆうう!?どぼじでぞんなごどゆうのぉぉぉぉ!?ゆっくりしてたでしょぉぉぉ!?」
「だって、あんなにおいしそうなごはんをもらったのに、おれいもいわなかったわ。
おいしそうなごはんをもらっても、たべないでひっくりかえしていたわ。」
「「「ゆっ!?」」」
「むきゅう・・・ごはんをくれるにんげんのおねえさんにも、なんかいもこうげきしたわ・・・
みんなだって、おしえてもらったでしょう?
にんげんさんのほうがつよいんだって・・・あの、まりさおねえさんたちは、にんげんさんをどれいにしたんじゃない。
にんげんさんががまんしてくれてたのよ・・・」
「「「ゆうぅぅぅぅ」」」
「あの、おねえさんたちは、にんげんさんをゆっくりさせてあげることをわすれちゃったのよ。
だから、あんなめにあっているんだわ・・・むきゅん」
「「「ゆぅ・・・」」」
ぱちゅりーの言葉に、うつむいて、なにもいわなくなる子ゆっくりたち。
「すごいぞ、ぱちゅりー!よく分かったじゃないか!
そうだ、あのまりさたちは、他の子と一緒にゆっくりすることを忘れたゲスなんだ!
だから、最後にはあんなお仕置きをされちゃったんだよ」
「ゆうう・・・まりさは・・・まりさはわすれないよっ!」
「ありすも、ありすもかいゆになったら、にんげんさんといっしょにゆっくりするの!」
「ふたりならもっとゆっくりできるんだねーっ、わかるよー」
「ゆっ、れいむはおうたさんをおぼえて、にんげんさんをゆっくりさせてあげるね!!」
「むきゅっ。」
おお、流石同族の言葉には重みがあったらしい。
実はこのぱちゅりー、見た目は子ゆっくりだけど立派な成ゆなんだ。
それも、金バッチ。
成長抑制剤を与えられて、育てられて、こうして子ゆの成長を促すってわけ。
異常があれば知らせるアラームも兼ねている。
今日からは躾がやりやすくなるだろう。
うんうん。
*
o
+ これで、三回目なんだけどね・・・あれ見るの。
―ゆっくり部屋の話―
叩く、叩く、叩く。
簡単に潰したら面白くない。
第一、向こうの子ゆっくりの躾にもならないしね!
だから、これは私の趣味でやってるわけじゃないの。
違うわよ、虐待が好きな訳じゃないわよ!?
*
o
+ 違うっていってるでしょっ!!!
とにかく、ひたすら叩く。
「ゆびいいい、いたいんだぜぇぇぇ、やめるんだぜっ!!やめないと、まりささまがゆっくりできなくしてやるんだぜっ!」
「はあ?ゆっくり出来なくさせるゥゥゥゥ?やってみなさいよ。え?」
「ゆっ、こうかいするななんだぜっ!!」
バシイ!ビシイッ!
まりさの体を、餡子が漏れない程度に叩く、叩く、叩く。
「ゆうう、ひきょうなんだぜぇぇぇ、これじゃあ、こうげきできないんだぜっ!
くそばばあ、まりささまがころしてやるから、びしばしさんををやめるんだぜ!」
「はあ・・・ほら、止めたわよ。」
「ゆっ!ちゃんすなんだぜっ!みんなで、このばばあをころすんだぜっ!!!」
「「「えいえいゆーーーーーっ!!」」」
そう言って、ぽよんぽよん体当たりしてくる饅頭ども。
*
o
+ ウザイ。
窓の外を見ると、ぱちゅりーが何かを語っている様子。
もう少し待ったら、潰してしまって問題ないだろう。
そう、実はこの部屋、増長した個体の有様を見せつけ、潰す。
それによって、向こうの子の躾を促してるわけ。
元々増長させてあった個体は潰せないから、帽子だけ取り替えるんだけどね。
「はあはあ、そろそろ、とどめにしてやるんだぜっ!」
「くそばばあはさっさとしんでね!」
「つよがってるだけなんだね!わかるよぉぉぉぉ!」
「・・・全然効いてないんだけど?」
「ゆっ!?・・・つよがりはやめるんだぜ。ほんとうはたっているのがやっとのはずなんだぜ!
みんなっ。あとはまりささまだけでもじゅうぶんなんだぜっ!
みんなは、うしろでゆっくりやすんですんだぜっ!」
「ゆっ!がんばってね、まりさっ」
「ゆうう、れいむのためにがんばるんだぜ!・・・このばばあをどれいにしたら・・・まりさといっしょにずっとゆっくりしてほしいんだぜ・・・」
「ゆううううう!?うれしいよっ、まりさあ!」
「ゆがーーーーーーん!」
なんだろう、この置いてきぼり感。
ありすはありすで、なんか勝手にショック受けてるし・・・。
*
o
+ なんか腹が立ってきた。私だって恋人居ないのに・・・。
そうか、そうだね、潰しちゃおう。
「ゆっ・・・そういうことだからばばあはさっさどっ!?」
手加減してた今までと違い、本気の一撃を喰らって壁に激突するまりさ。
歯が、ぽろぽろと下に零れた。
「ゆ・・・な・・・なにが・・・おこったん・・・」
「私の本気の攻撃で吹き飛んだのよ」
まだ息があったか。
「ゆうう・・・そんなはずないんだぜ・・・だって、くそばばあはまりさより・・・」
「まりさちゃんより強いんですよ―♪わかってねー」
「ゆああああああ!?」
*
o
+ ゲスは、生き残る知恵はある。
相手の強さを計る能力にかけては、(ゆっくりにしては)最も優れているだろう。
もっとも、甘やかされて、人間の方が強いなんて事は今まで忘れてたみたいだけど。
「れいむ・・・だずげで・・・れいぶ・・・」
「れ、れいむはゆっくりにげるよ!まりさはそこでしんでね!?」
「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ!?」
やれやれ、もう仲間割れ?見苦しい。
「れいぶ・・・でいぶぅぅぅぅぅ・・・」
「戦場でなぁ!
恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなぁ!!
瀕死のゆっくりが甘ったれて言う台詞なんだよぉ!!!」
「ゆびっ・・・」
せめてもの情け。一思いに潰してやる。
まりさの、頭からあんよへ一直線に警棒を振り下ろす。
まりさがひしゃげる。
目玉が飛び出した。
ひしゃげた部分の皮が千切れ、餡子が漏れ出す。
ズドム
真っ二つに、まりさを分断した。
あとは、残りの、ゲスどもだ・・・。
「ゆああああ、どうしてっ、どあさん、ひらかないのおぉぉぉ!?」
「あいてねー、ちぇんしにたくないんだよー、わかってねー!!!」
「ゆっ・・・どうして・・・どうして・・・れいむなの・・・ありすじゃないの・・・ゆべっ!?」
つまらなくなってしまったありすを踏み潰す。
「さあ、神の世界への引導を渡してくれる!!お前達に神がいればなっ!」
―ゆっくり小屋・B―
長靴に履き替え、僕はゆっくり小屋に入った。
「ゆっ、じじい、あかちゃんたちがおなかすかせてるよっ!ゆっくりしないで、ごはんもってきてね!」
「ゆっ、はやくしろじじーっ!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり」
空になったえさ箱に、ゆっくり用のえさを詰めていく。
ここは、加工用ゆっくりを生産する小屋なんだ。
ん?加工用なら子ゆにまで育てちゃダメだろって?
*
o
+ 加工品といっても、食用だけじゃないんですよ。
帽子なんかは、水をはじく性質があるから、布としては人気がありますしね。
死んだら捨てる。
また新しいのが生まれる。
*
o
+ 結構いい加減でしょ?意外と上手いこといくんですよね、これで。
元々がいいかげんだから、いい加減な育て方した方が生産量は増えるって事じゃないですかねー。
カビが生えてないかチェックして・・・と。
水はまだあるし・・・。
あ、そろそろ洗ってやったほうが良いかな?
ええ、ここはこんな調子です。
そのせいか、ここの小屋を志願する生徒も少なくて・・・。
仕方ないので、教師の僕が生徒が居ないときの世話役って訳です。
あ、足下気をつけて、赤ゆが・・・あー、踏んじゃいましたか。
いえ、良いんですよ、またすぐに作れますからね。
ええ、ではまた。
―ゆっくり小屋・C―
「うーっ、うーっ♪」
お姉さん達が入ってきたみたいね。
お姉さん達の『試験』に合格したからこの前からお外に遊びに連れて行って貰える。
「はいはい、うーぱっくちゃんも、れみりゃちゃんも元気でしたか−?」
「うーっ♪うーっ♪」
お姉さん達に、元気よく答えてあげる。
「よーし、今日も果樹園だ。
がんばるぞーっ!」
「「「うっうっうーっ!!」」」
「うー?」
「うっうっうー♪」
れみりゃが落とした木の実を、私が受け止める。
これ以上もてない!と思ったら、お姉さん達に持っていく。
「うー・・・うー・・・」
重い・・・でも、一杯持って行くとなでなでして貰えるし、報酬も一杯貰えるから頑張る。
「うっ・・・うー」
「はーい、よくできましたー♪
この後は、トレーニングよー。みんな、がんばってね♪」
「「「うっうっうー!!」」」
しばらく、お仕事をしたら、お兄さん達が迎えに来る。
『とれーにんぐ』の時間だ。
『とれーにんぐ』はあまりゆっくり出来ないけど、お仕事をたくさん出来るようになるから頑張る。
「れみりゃ引き取りに来たぞ―」
「うーうー♪」
「おっ、今日も元気がいいなあ!よし、がんばれ!」
「「「うっうっうーーーー♪」」」
れみりゃ達とはここで一端お別れ。
次に会うのは、ご飯の時になる。
『とれーにんぐるーむ』に入ると、私達にお兄さん達が私の中に、砂を入れる。
「うっ・・・うっ・・・」
「重いか・・・苦しいか・・・だが、それを乗り越えてこそっ!お前はっ!しんのうーぱっくになれる!!」
「うーっ!うーっ!」
「そうだ・・・俺と共に、強く、強く、強くなるのだあっ!」
「うーーーーっ!」
がんばって、飛び上がる。
此処で力尽きたら、運が良くても怪我、運が悪いと永遠にゆっくりしてしまうこともあるんですもの。
「うーーーーーーーーーーっ」
「うーぱーっく!!!」
ずざざざざーーーーっ
あら?別の子が力尽きたみたい・・・。
でも、その子の側のお兄さんが何とか受け止めてくれてるわね。
「うー・・・」
「ああ・・・わかってるよ・・・無理させてごめんな・・・」
「うー♪」
「ああ、もちろん今夜はずっと君の側にいるよ」
うるさいから止めて欲しい。横で寝てる身としては。
「まだいけるか?」
「うっ!!」
「よし、更に100グラムだ」
お兄さんが、私に砂を乗せていく。
「うあ゛ーーー!?」
お・・・重い・・・。
ダメっ。落ちるっ。
ざざざざーーーーーっ
「うぁ?」
私のお兄さんもきちんと受け止めてくれました(///)。
「大丈夫かい・・・?昨日より20グラムも乗せて飛んでいられる時間も増えたんだ。
良くやったよ。」
だっこして、なでなでしてくれました。
結構良いかもしれません。
―野菜畑の話―
「ゆうかー?なんか、葉っぱの色が変なんだけど―」
「ああ、それはひりょうのあげすぎね。
だから、いっぱいあげちゃだめだっていったのに」
「ゆうか、見てくれよ。結構綺麗に実がついたぜ」
「うん、これなら、りっぱにうりものになるわ」
ん?ああ、あれですか。
あれは、農学講師のゆっくりゆうかですよ。
一人につき、一匹のゆうかが与えられましてね、ああやって野菜の育て方を勉強するわけです。
*
o
+ ええ、たまにゆうかとふれ合いたいからってここに来る子も居ますけどね。
畑仕事の楽しさに気づいて農家になったりしてますし・・・
良いことだと思いますよぉ?農家が少なくなっていますからねぇ。
「お前ら―!この間の罠はなんだ?
ゆっくりにでさえ見破られて!
なんなの?餡子脳なの?罠も作れないの!?」
「ううう・・・ごめんなさい・・・」
「いいか、罠を作ったら、一度地面に寝転がれ!
ゆっくりの目線で、不自然な部分がないか確認しろ!」
「はいっ!!」
「よし、さっき捕まえた野良ゆを先生のに離すぞ!
よく見とけ!」
「ゆ?・・・やっとくそじじいはまりささまのいだいさをりかいしたんだね!
ごほうびに、あのおやさいはまりささまがたべてやるんだぜ!
かんしゃするんだぜっ!」
ぴょん。ぐしゃっ
あーあー。しっかり罠に引っかかりましたねえ。
規定の処を踏むと両側の板に挟み込まれる・・・単純ですが有効活用は難しいでしょうねえ。
畑を柵で覆ってあるのは進入路を限定するため、と。
「いいかー、こんな風に、一見役に立たない、使い道の無いような罠でも活用次第で化ける。
きちんと罠を隠してさえあればゆっくりは引っかかってくれるからな!
来週は、逆に罠をわざと露出させておくやり方を教える。
隠す方法は今週中にマスターするように!」
あっちは、罠の作り方を勉強中です。
実はこの学園、一部のフェンスに穴を開けてあるんですよ。
ええ、そうすれば、そこからしかゆっくりは入って来ませんから。
ああやって、罠の成果を確かめるのに使うわけです。
「ゆあああああ!?こないでねっ!れいむおいしくないよぉぉぉぉ!」
「まりさはにげるんだぜっ!れいむはそこでたべられればいいんだぜ!」
「ゆああ!?どぼじでぞんなごどいうのおおぉぉぉ!?」
「うっうーーーーっ♪」
「「どぼじで、れみりやがいるのぼぼぼぼぼぼぼっ!!!」」
ん?おー、やってますねぇ。
ええ、トレーニング中のれみりゃ達ですよ。
品種改良で、昼間に動き回れるようになったれみりゃです。
夜間部では、通常型を育てていますよ。
ゆっくりは昼の方が動きが活発ですしねぇ。
それに、れみりゃを放って、捕ってきた獲物の大きさを競う『れみりゃ狩り』なんて競技も流行ってますし。
鷹狩りより手軽ですからね、流行ると思いましたよ私は。
ええ、もちろんうちにもれみりや狩り部がありますよ。
そのうち、部活動も見学にいらっしゃいな。
―甘味訓練室の話―
「お前ら、いいか!?」
「はい、甘霧先生!」
「ゆっくりを甘くする方法を言ってみろ!」
「虐待です!」
「その通りだ!だが、気をつけなければならないことがある!それはなんだ!」
「押忍!餡子や皮に傷を付けないことです!」
「例えばっ!?そこのお前っ!」
「はいっ!光を奪います!」
「そうだな、目が見えなくなれば人間でも不安になる。
白玉は利用価値が低いからな、姿煮などでなければ、十分に使える手段だ!
他には!?」
「うっす!聴覚を奪います!」
「うむ!ゆーぽっどなどでありすの声を流せば、それは怖いだろう!
後はっ!?」
「辛味を食べさせます!」
「良し!ただし、やり過ぎると味が残る!十分に量には気をつけるように!
さて、お前らには、今日は手早く光を奪う訓練をしてもらう!」
そう言って、甘霧先生は僕らを校庭に連れて行きました。
一人一人の前に、カセットコンロを置きます。
「いいかっ!今から火の上に耐火子ゆっくりを落とす!
当然、ゆっくりは全力で飛び跳ねる!
それも、普段のゆっくりとは思えない早さでだ!
お前らは、それが地面に着く前に、目をえぐれっ!」
「「「押忍!」」」
「かけ声も忘れるな!渦中点心甘切拳っだ!」
「「「押忍!!!」」」
「「「ゆぴゃぁぁぁぁぁぁ!あじゅいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」
「「「渦中点心甘切拳!!!」」」
「「「ゆぴゃぁぁぁぁぁぁ!あじゅいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」
「「「渦中点心甘切拳!!!」」」
「「「ゆぴゃぁぁぁぁぁぁ!あじゅいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」
「「「渦中点心甘切拳!!!」」」
*
o
+ くうう、何回やっても子ゆが地面に着いてしまいます。
本当に出来るんでしょうか・・・?
「先生~。全然できねえよ。ほんとにできんのかよこれ~」
僕と同じ事を考えた人が居るみたいです。
「ほう・・・成る程、仕方がない・・・見本を見せてやる!」
甘霧先生がやるみたいです!
「お前ら、子ゆを投げ込め。
そうだな・・・久々だ、10匹程度にしておこう」
!!!周りが一斉に静かになりました。
当然です!僕らが1匹でも全然出来ないのに10匹まとめてやるというのですから!
「ゆびゃぁぁぁぁぁぁ!あぢゅいよっ!」
「ゆっ!まりしゃはにげるんだじぇ!」
「ゆぴいいいいいまっでぇぇぇぇぇ!」
子ゆが一斉に、別々の方向に逃げ出しました。
あれじゃ、いくらなんでも・・・
「渦中点心甘切拳!!!」
ずばずばずばずば!!
「ゆぴっ?めが、めぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
「まっくらなんだじぇ!なにもみえないんだじぇ!」
す・・・すごいです。
拳が見えませんでした・・・。
「お前ら!俺ほどになれとは言わん!だが、3匹位は同時に出来るようになってみせろぉぉっ!」
「「おおおーーーーーーっ!!」」
ぼっ、僕も・・・僕も先生みたいになりたいです!
―調理室の話―
「渦中点心甘切拳!!!」
やれやれ・・・グラウンドで訓練が始まりましたか。
相変わらず、甘霧先生はすごいですねぇ・・・。
ん?ああ、彼はゆ虐拳法研究部通称ゆてての部長でしたから。
何度も、全国大会にも出てるんですよ。
さて・・・
「甘霧先生。」
「あ、理事長、どうしました?」
「使い終わった子ゆ、私が運んでおきましょう。
丁度、見学者の方を調理室に案内する処です。」
「あ、すいませんね、ではお願いします。
お前ら―、使い終わったゆっくりを先生にわたせっ!」
「「「押忍!!!」」」
「めがみえないんだぜ!どうなってるんだぜっ!」
「ゆびゃあああああゆびゃああああああ!」
殺さずに目だけを奪う・・・簡単に言いますが結構難しいんですよ?
あ、これから向かうのが調理室です。
実は、お歳暮のおまんじゅうに感銘を受けましてね。
湯栗饅頭、って、そうそれです。
で、作り方を教えて貰おうと、何回か工場に突撃したんですが、やんわり断られまして。
裏から、のぞきに行こうとしても、妙に警備が厳重でねぇ・・・ダメだったんですよ。
で、まあ、同じ物を作っても仕方ありませんから?
学生達が、手作りしました!と言うのを売りにしてうちもゆっくり菓子を出してるんです。
ええ、さすがにあの饅頭みたいに生きたゆっくり、という訳にはいきませんがなかなか好評でね。
外のカフェーは結構賑わってますよ。
「あ、理事長先生、どうしました?」
「甘霧先生から子ゆを預かってきましてね」
「あらあら、まあまあ、それはどう「うあ゛ーーーーっ!おじょうざまのがものはじのようなあじがーっ!」した」
「ん、れみりゃですか?」
「ええ、飼育小屋で胴付きに退化しちゃった子が居て・・・」
「ふむ・・・」
「あ、見学者の方もいらっしゃったんですね、どうぞ、こちらに」
「ささ、折角ですから見学させてもらいましょうよ」
「さあ皆さん、今日は生きの良いれみりゃちゃんが手に入りましたよー。
今日はどんなお料理にしましょうかー」
「先生!餃子なんてどうでしょう!」
「あら、いいですね、では、今日は餃子にしましょう。
まずは皮の用意ですよー、さっき理事長が持ってきてくれた子ゆがあるからそれを使いましょうね。
皮のはぎ方は覚えてますか?まずは先生が見本を見せますから、よく見てくださね」
そう言うと、彼女は子ゆを手に取り、じゃぼじゃぼと水で洗い始めます。
「ゆ?ゆわわわわわ、おみじゅしゃんだよっ!みえないよっ!きょわいよぉぉぉぉぉ!」
食べ物ですからねぇ、いくらゆっくりに謎の除菌作用があると言っても、洗わないと汚いでしょう?
べりっ、べりべりべりべり
さらに、飾り、髪の毛をむしります。
「ゆぴいいいいいいいじゃい、いじゃいよっ、びいいいいい」
「あらあら、すっかり禿饅頭ね」
「びぃぃぃれいむはげじゃないもん、はげじゃないもん!!!」
「もみあげさん、動かないでしょ?」
「ゆっ?もみあげしゃん、うごかにゃいよ?」
「貴方が禿だからよ」
「ゆびゃあああああ!しょんにゃのやじゃあああああ!」
「もう禿げちゃったんだからしょうがないでしょう♪」
「ゆぴゃああああ!ゆぴゃああああ!」
そうして、上の歯と、下の歯に手をかけ。
ずるっ、べりべりべりべりべり。
一気に、饅頭を裏返しました。
「いやあ、相変わらず見事ですねぇ」
「いえいえ、理事長ほどじゃございませんよ」
「またまた、ご謙遜をははははは」
先生の調理はいつ見ても可憐ですなあ。
「ゆぴゃああああ!」
ん?どうして餡子だけになっても泣いてるか?
ああ、中の餡子には傷一つ入ってません、甘切拳の練習に使ったので中の水分が火で飛んでます。
しかも、目が見えないから自分の状態が分からない。
つまり、ショック死することも無いわけでして。
調理されて、中枢餡と外側がぐちゃぐちゃにかき混ぜられるまでは、泣き続けますよ。
ええ、痛いでしょうねえ、皮をはがれているんですから。
だから、あのまま放っておいても味が良くなるんですけどね。
ほら、他の生徒達は上手くいかずに殺しちゃってますし。
これが三年生くらいになってやっと売り物に出来る餡子が作れるんですよ。
さ、後はれみりゃを解体して餃子を作るだけですし見ててもつまらないでしょう。
最後に、外のカフェーでお茶でもしようじゃないですか。
どうです・・・ねぇ?
おまけ カフェーにて
「ねえねえ、この間の占いやってみた?」
「あー。前世が分かるってやつね・・・侍か軍人だったわ」
「へええ、何て結果だったの?」
「大将だってさ。」
「ふーん、あ、そうだ。先輩、貴方のこと気になってるみたいよ?」
「我が世の春がきたーーーーーっ!」
いつ来ても、此処は賑わってますねえ。
ええ、生徒でも、外部からのお客様でも歓迎してますよ。
「あれ、理事長先生、休憩ですか?」
「ええ。えっと・・・生徒の此座間(このざま)君でしたね貴方はなにを?」
「はい、ゲスゆが仕上がったので、ペットショップに」
「なるほど・・・今度は間違えないで下さいよ?逆多ゆ虐ショップですからね」
「ええ・・・前に芽出ストアに持って行って、えらい怒られましたから。今度は大丈夫ですよ」
「しっかりしてくださいよ?」
はは、たまに間違いがでるんですよ。
学生だから、って理由で許して貰ったりしてますが、彼らのためになりませんからねぇ。
「じゃおっ!」
「あ、めーりんだぜ」
「あー、中等部の鬼居先生が買ってきたってやつな」
「そうそう。あれ、元々うちの先輩が学校で育てたやつらしいぞ?
ほら、ブリーダーの卒業試験で金バッチ育てるやつ」
「え?だって、鬼居先生ペットショップで買ったって・・・」
「だからさ、うちで育てためーりん金出して買ってきたんだよあのひと」
「うわあ・・・たしか、理事長から貰ったお金全部使ったって怒られてたぜ?」
「いや・・・それだけじゃ足りなくて、貯金全額下ろしたらしい」
「うわぁ・・・めーりんは気づいてないのかなあ?生まれた場所だって」
「あーずっと飼育小屋で育てるからなあ、ペット用は。
無理じゃね?」
*
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+ 給料カットしてもいいかな?いいよね?いいですよね・・・ねぇ?
あとがき(いいわけ)
虐待成分が薄いので叩かれるかと思った番人が意外に好評だったようなので、
調子に乗ってもう一つ・・・。
ゆっくりと人間が同じくらい目立てるようにしようとしたのに甘霧先生に全部もってかれた気がしてるよ!
ええと、甘切拳とか。
勝手に部活にしちゃいました、ごめんなさいっ!
設定名称を使わせて頂いた、あめあき様 D.O様にこの場で感謝を申し上げます。
書いたもの
ふたば系ゆっくりいじめ 349 久城学園のボランティア
ふたば系ゆっくりいじめ 351 久城学園の飼育
ふたば系ゆっくりいじめ 354 久城学園の運動会~うえ~
ふたば系ゆっくりいじめ 355 久城学園の運動会~した~
ふたば系ゆっくりいじめ 358 久城学園の番人
これ