ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0240 ユグルイ その1
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ankoss
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※俺設定
※東方オリジナルの設定をほとんど無視します
※某マンガのパクリ
※基本的には、長編になりそうなので、
数回に分けて、UPします。
それでもいい人は読んでください。
ユグルイ その1
ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。
(ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。)
ある日、ゆっくりは、自分たちの将来に対して、絶望しかけていた。
急に降って来た雨に撃たれては、自分の意思とは関係なく、体が溶ける。
せっかく作った家や子供たちは竜巻や台風で、はるか彼方へ飛ばされる。
食料がなくなり、探しに行きたくても、雪が降り積もり、
巣から出られない上、凍てつく寒さがゆっくりの命を奪う。
容赦ない太陽の光が、地上を熱し、灼熱の大地が、ゆっくりたちを苦しめる。
雨、風、雪、日照りといった天災に対して、何一つ対抗する術を持ち合わせてなく、
無情な天災に嘆くことしか出来ない。
中身が餡子・カスタード・生クリームと言った、
高カロリーかつ自然界では手に入りにくい甘味であるであり、
何より自分たちと比べて、圧倒的に弱く、動物には持ち合わせているはずの、
警戒心を一切持っていないため、容易に手に入ることより、
犬、猫、熊、猪、蛇といった動物、れみりゃやふらんと言った捕食種に対しては、
一方的に食べられるのみ。
さらに、人間なんて・・・。
生きるために、ゆっくりたちを食べるという弱肉強食の摂理とは、
全く別次元、ただの暇つぶしや気晴らしで、ゆっくりたちを殺す。
中にはゆっくりが悶え苦しむ姿を見ると快感を覚え、、
わざわざ遠くからゆっくりを探しに来て、採算度外視の虐待行為をするという、
ゆっくりからすれば、理解しがたい連中もいる。
殴る。蹴る。叩く。裂く。斬る。突く。抉る。
焼く。煮る。炙る。熱する。凍らす。
飛ばす。落とす。吊るす。沈める。
ありとあらゆる拷問を行ない、様々なものを奪う。
家、食料、飾り、宝物、親、姉妹、夫、妻、子供、自らの命・・・
どんなに、今日、ゆっくりしようにも、
ゆっくり出来ない事象がこの世には多すぎる。
この世はゆっくりのためにあるはずなのに、
どうして、ここまで、ゆっくりを苦しめるのか・・・。
ひどい目にあるゆっくりは、運が悪いだけ・・・?
そんなことはない・・・。
なぜならば、ほとんどのゆっくりが無惨な死を迎えている。
ゆっくりという種が運が悪いだけ・・・?
そう考える内に、
ならば、この先もゆっくり出来ないゆん生しかないのか・・・。
と、ゆっくり出来ない未来に絶望するしかないと思いだした。
そんな中、ゆっくりたちに、ある噂が流れた。
ゆっくり道という武術の存在。
天地を自由自在に駆け、
ありとあらゆる自然の現象を操り、
動物たち以上の膂力を持ち合わせ、
捕食種はもちろんのこと、人間すら簡単に殺めるという、
ゆっくりの武術。
これを習得すれば、
ゆっくりは、ゆっくりできる。
そう思わないゆっくりは、まずいない。
ゆっくりは、ゆっくりすることを最優先に考える。
だから、この噂を聞いて、未来永劫、
ずっとゆっくりしたいと思っているゆっくりたちが、
ゆっくり道を習得しようと、ゆっくり道を学ぶ方法を、探し続けた。
しかし・・・。
「ゆふん!!!まりさはゆっくりどうをきわめたんだよ!!!」
まりさはつよいんだよ!!!いたいめにあいたくなければ、
にんげんさんはあまあまさんをもってき、ゆぶべっ!!!」
と大した修行もしていない、むしろ、
自分がゆっくり道を習得したと思い込んだだけで、
無駄に命を捨てるような言動を取るゆっくりがほとんどだった。
所詮、噂なんて、誰かの夢物語や妄想が伝わっただけ。
そんなありもしないことを追いかけて、
結局、ゆっくりできないんだし、明日、明後日のゆっくりより、
今日ゆっくりすることだけを考えよう。というか、今すぐゆっくりしたい。
暗い将来を考えるより、今あるゆっくりをゆっくりするのが、ゆん生だ。
そう考えるゆっくり独自のゆん生観もあってか、
ゆっくり道の噂は、広まってはすぐに消え、広まってはすぐに消えという、
ことを繰り返すうちに、ゆっくり道のことを口にするゆっくりは、
あまり知性を持ち合わせていないゆっくりから見ても、よほどのバカとしか見られなくなった。
ゆっくり道の噂が本当だと言ったゆっくりは、ゆっくりしていないと、
見なされて殺されるケースも多く出てきて、ゆっくり道の噂は、
いつしかゆっくり界の禁句になり、誰も言わなくなった。
次第に、ゆっくりたちの噂話にも、ゆっくり道の噂は出てこなくなり、
いつの間にか、ゆっくり道の噂がなくなりつつあった。
そんな中、ゆっくり道は架空の武術ではなくて、
本当にゆっくり道を教えるという場所があるという噂がまた出てきた。
実は、この手の噂は以前からあった話だった。
その度に、噂を信じたゆっくりたちが、
ゆっくり道を学ぶために、いろんなところを探し始めた。
街に住んでいる野良ゆっくりが山奥へ出かけ、
街にはいない野生動物や捕食種に食べられる。
山に住んでいる野生ゆっくりが街や村へ降りてきて、
人間のルールを知らないために、畑や家を荒らして人間に殺される。
裕福な生活をしていた飼いゆっくりでさえ、
恵まれたゆん生を捨てて、ゆっくり道を捜し求めた結果、
みじめにも野良生活を送らなくなり、
普通に飼われていたら、
人間からの寵愛を受けて、この上ないゆん生を謳歌できたのに、
いつしか人間から侮蔑の対象となり、駆除されて、無惨な死を迎える。
そんなことは、いつものことだった。
そう・・・。いつものことだった・・・。
「ゆぅ・・・。ゆぅ・・・。
やっと・・・。ついたよ・・・。」
誰も知らない山奥で、
満身創痍のれいむが、一匹、そこにいた。
全身傷だらけのれいむだった。
旅をしているうちに新しい傷もあれば、
それ以前と思われる古い傷もある。
そして、何より、ゆっくりにとって、命と同等とも言える、
飾りのリボンが、このれいむにはなかった。
恐らく、このれいむは、壮絶なゆん生を歩んでいたと思われる。
傷があるゆっくりというのは、
九死に一生を得る体験をしたゆっくりが多い。
なぜなら、大抵の場合、ゆっくりというのは、
傷ついたら、即、致命傷になりかねない。
ゆっくりの死亡する要因は、
中枢脳の破壊か餡子の大量損失のどちらかである。
その後者の餡子の大量損失と言うのは、
傷が主な原因である。
体に傷がつくと、その部分は裂け易くなる。
飛び跳ねるだけで、いきなり裂けることもしばしばある。
傷が裂けても、ゆっくり独自の治癒力で、治る範囲であれば、
傷は癒え、跡形もなく傷跡はなくなる。
傷が残るということは、
ゆっくりの治癒能力を超える怪我をしたことになる。
そういう怪我の場合、オレンジジュースなどをかければ、
治癒能力が強化され、怪我は治る。
当然、自然界にはオレンジジュースなんてものは、
どこにもなく、人間しかそのようなモノは作れないので、
そうなってくると、このれいむは、飼いゆっくりだったのか?
多分、飼いゆっくりではない。
飼いゆっくりの場合、オレンジジュースだけでは、
傷が残ってしまう。
だから、小麦粉で、傷を塞がなくては、傷は消えないのだ。
飼いゆっくりの場合、こういう処置を施される。
中にはそういう知識を知らない飼い主がいて、傷が残っていても、
傷を消せない飼いゆっくりもいるだろう。
しかし、ほとんどのゆっくりの飼い主は、愛で派ならば、
ゆっくり愛好のコミュニティに入っており、
傷だらけのゆっくりを見た他の飼い主たちより、指摘されて、
傷を消すに違いない。
そうなってくると、あまり社交的でない無知な飼い主に買われたか?
それはないだろう。
ゆっくりを飼うということは、非常に難しい。
犬・猫に比べて、性格は多種なため、これといった育成マニュアルがないため、
ゆっくり愛好のコミュニティで、
経験者や仲間からといった、情報を集めなければ、
なかなか育てにくい。
市販で売っているマニュアルでは、限界がある。
市販のマニュアルには、「粗相をしたら、躾をする。」「可愛がってあげる」
といった、ごく一般的なことしか書いていないのだ。
愛で派は、ゆっくりのかわいらしさ・無邪気さ・愛嬌というものに惹かれる。
躾と称して体罰を与えれば、飼い主に対して恐怖し、いつも飼い主の様子を伺いながら、
ビクビクし始め、先ほど述べたモノはすべてなくなり、不安と恐怖に囚われた言動しか取らなくなり、
いつしか、精神崩壊して、
「ぱぴぷぺぽおおおおぺぽぷぺぱぷぱぴぷぅぅぅぅ!!!!」
としか叫ばなくなり、飽きられてしまい、最終的には捨てられるか潰されるかのどちらか。
可愛がれば、調子に乗り出して、自分が飼われているということを忘れ、
飼い主=奴隷と思い出し、最悪の場合、
「おい!!!くそどれい!!!れいむさまがおなかをすかせているんだ!!!
はやくあまあまをもってこい!!!まったくおまえはどうしてぐずなんだ!!!
ばかなの???しぬの???」
とか言い出して、温厚な愛で派も感情的になって、ゆっくりを潰しかねない。
だから、市販のマニュアルで、ゆっくりを育てるというのは、
無理な話なのだ。
社交的でない無知な飼い主は、市販のマニュアルにしか頼れず、
結局、ゆっくりを飼っても、育てることは出来ない。
ならば、虐待されたということも考えられる。
虐待する人間の趣向にもよるから、
殺さずに傷を敢えて残すという虐待もあるかもしれない。
だが、その可能性も少ない。
まず、虐待する人間なら、
ゆっくりを絶対に逃げられる環境に置いたりしない。
まず、物理的にも逃げられない環境に、ゆっくりを監禁する。
逃げられる環境を敢えて作って、菓子などを使って、
ゆっくりの食欲を誘惑して、精神的な鎖で虐待するという手法を、
取ったとしても、まず、ゆっくりが虐待する人間から逃げられるという
可能性はほとんどない。
仮に、逃げられたとしても、
満身創痍のゆっくりが、天災や動物、捕食種、人間の魔の手から、
生き残れはしないだろう。
仲間のゆっくりに匿ってもらう?
その可能性は0に近い。
ゆっくりというのは、異端を嫌う。
傷だらけのゆっくりをみて、「ゆっくりできていない」と感じ、
制裁と称したリンチに合う事は必然。
特にこのれいむの場合、飾りがない。
ゆっくりにとって、飾りは単なる目印的なモノではない。
飾りによって、認識するゆっくりにとって、
飾りがないゆっくりは、知らないゆっくり、認識できないゆっくりとなり、
さっきまで、仲が良かった親子ゆっくりが、子ゆっくりの飾りがなくなっただけで、
「ゆゆゆっ!!!ここにゆっくりできないこがいるよ!!!
ゆっくりできないゆっくりはゆっくりしね!!!」
「にゃにいっちぇるのぉ!!!れいみゅはれいみゅでしょ!!!
ゆっくちりきゃいしちぇ、ゆぶっ!!お・・・お・・・おきゃあしゃん・・・や・・やべで・・・」
といったように、簡単に子供を殺すというほどなのだ。
だから、まず、飾りのないこのれいむは、
他のゆっくりから、救済されたということはまずない。
よって、この飾りのない傷だらけのれいむは、
致命傷を負いながらも、誰の手も借りずに、今まで生き延びてきたということがわかる。
そのゆん生は、想像をはるかに超えるものだったんだろう。
だが、そんなすさまじいゆん生を歩んだ結果、れいむは辿り着いた。
ゆっくり道という看板が建っている、その建物の玄関の前に。
とてつもない大きな建物。まずゆっくりでは作ることが出来ない。
恐らく人間建てたとしか考えられない。
このれいむは、人間の生活に若干詳しく、この建物を見て、
多分、「おてら」か「じんじゃ」の類だと思った。
だけど、ゆっくり道という看板があるから、
ここは「おてら」でも「じんじゃ」でもないとわかった。
しかし、そんなことはどうでもいい。
れいむは、とてつもない距離を旅して、ついに見つけたのだ。
ゆっくり道の存在を・・・。
すると、玄関から、一匹のありすが出てきた。
「こんにちわ。どちら様でしょうか?」
と、れいむに問いかけるありす。
「・・・ゆ・・・ゆっくりしていってねぇ・・・??」
れいむは、戸惑った。
ゆっくり特有の挨拶、「ゆっくりしていってね!!!」を言わずに、
人間のような挨拶をしてくるありすに・・・。
「入門希望者のお方でしょうか?それではこちらへお入りください。
私がご案内させて頂きます。」
まるで人間。どこかの企業の受付嬢のようだ。
「ゆぅぅ・・・。ゆっくり・・・つぃてぃくょ・・・」
ありすの人間っぽさに、困惑しながら、
小さな声で呟きながら、ありすの後をついていくれいむ。
すると、ある部屋につれて来られ、ありすがれいむに話し出した。
「これから入門の手続きをします。
恐れ入りますが、あなたはそれなりの覚悟をされて、
こちらへ参られたと思いますが、如何でしょうか?」
「ゆぅ?かくごって・・・。どんな・・・。」
「強さを得るためには、自身の命すら惜しまないという覚悟です。」
「・・・。れいむは・・・。つよくなりたいんだよ・・・。」
「強くなるには、あなたの意思が必要です。命と引き換えに強くなるという意思が必要です。」
「れいむは・・・。つよくなりたいんだよ。」
「でしたら、こちらの壁に向かって、強さを得るためなら、死んでもいいということを、
叫んでください。」
「ゆぅ・・・。このかべにさけぶと・・・。なにかあるの・・・?」
「はい。この壁はマイクになっておりまして、あなたの音声を録音いたします。」
意味がわからない。どういうことだ?
れいむは困った。ありすの言うことがさっぱりわからない。
マイクって何?音声を録音って?
人間のことに少し詳しいれいむだが、初めて聞く単語に
戸惑いを隠せない。
「ゆぅ??どういうこと?」
「つまり、あなたの発した声を閉じ込めて、後からでも聞こえるようにします。」
「ゆぅ・・・。いみがわからないよぉ・・・。」
「入門する前は、『死んでもいい』と言っていたお方が、
入門した後には、『死にたくない』と言い出すことがあります。
そういうことを言うゆっくりに限って、
『我々に強要されている。自分の意思に反して、連れて来られた。』
という苦情を多く寄せております。
我々としては、大変心苦しいのですが、そういうお方とのトラブルを避けるため、
あらかじめ、入門する際に、『自らの意思でここに来た。』『死んでもいい』
ということを声に出して言って頂きたいのです。」
つまり、後からになって、命ほしさに入門なんかしたくなかったという、
言い訳を言わせないために、自分の意思で来たことを確認したいのだということが、
れいむにはわかった。
そして、それほど、過酷な修行なのだということも、同時にれいむには、理解できた。
しかし・・・。
「ゆ・・・。それはわかったけど・・・。このかべにさけぶと、
どうしてこえがとじこめられて、あとからでもきこえるの?
こえがとじこめられたら、れいむははなせないよ。
あと、あとからでもきこえるってどういうこと?」
「少し説明が難しかったようですね。申し訳ございません。
こちらの仕組みに関しては、
入門して頂いた後、ゆっくりご説明させて頂きます。
入門手続きに関しても、ものすごく簡単に説明致します。
この壁に向かって、あなたが入門する意思を伝えたら、
その時点で、あなたはゆっくり道を学ぶことができるのです。
ただし、入門した後、あなたは死ぬ恐れがありますが、それでも入門されますか?
死にたくないのなら、入門されない方がよろしいかと思います。」
ありすのいうことが未だに意味が良くわからなかった。
壁に叫ぶことに、何の意味があるのか?
ただ、れいむは思った。
れいむは、死にたくない。
だから、ゆっくり道を習得して、強くなって、ゆっくりしたかった。
そのために、ここまで来た。
でも、ありすは、ゆっくり道を学んでいる時に、死ぬこともあると言っている。
そんな・・・。
れいむは死にたくないのに・・・。
どうして・・・。
でも・・・。強くなりたい。強くなって・・・。ゆっくりしたい・・・。
いろいろと交錯する思惑。
死なないために強くなりたい。強くなるには死ぬようなこともしなければならない。
もういやだ。あんなことはもう体験したくない。
だから、強くなりたいと思ったのに・・・。
でも、このままでは弱いままだ。ゆっくりできない・・・。
死にたくない・・・。
しかし、強くなりたい・・・。
どうすれば・・・。どうすればいい・・・。
「れいむは・・・。しにたくないよ・・・。ゆっくりしたいよぉ・・・。
でも・・・。れいむはよわいんだ・・・。れいむはいつもひとりなんだ・・・。
だれもたすけてくれないんだよ・・・。
だから・・・。だから・・・。」
今までのゆん生を振り返り、れいむは決意した。
「だからぁぁぁあ!!!れいむはぁああ!!!つよくなりたいんだよぉお!!!!
ゆっくりしたいんだよぉおお!!!しにたくないぃんだよぉおお!!!
つよくなるんだったらぁああ!!!しんでもいいんだよぉおお!!!
ゆっくりできるならぁああああ!!!!しんでもいいんだよぉおお!!!!」
れいむは、壁に向かって、叫んでいた。
「入門、ということでよろしいですね。もう後には引き返せませんよ。」
「れいむはゆっくりどうをますたーするよ!!!
ゆっくりりかいしてね!!!!」
さっきまで、満身創痍で、人間のように話すありすに困惑していたのが嘘のように、
自信満々の顔のれいむ。
「それでは・・・。ゆっくり道の開祖とご挨拶をして頂きます。」
「ゆ?かいそってなに?」
「ゆっくり道を作ったお方のことです。つまり、ゆっくり道の先生です。
これから入門式ですので、こちらへ付いてきて下さい。」
「ゆっくりりかいしたよ!!!!」
「そうそう・・・。ひとつだけ忠告しておきます・・・。」
「ゆぅ??」
「先生とお話する時は、決して失礼のないように・・・。」
「しつれいってどういうこと・・・??」
「あと・・・。今後、私はあなたがどうなろうと責任を持ちませんし、
どうすればいいかなどアドバイスさせて頂くことも、一切ございません。
ご理解ください。」
「ゆ・・・???どういうこと・・・・???」
れいむは、ありすのいうことが、またわからなかった。
だが・・・。
数十分後、それは否応にも理解する、いや・・・。
理解させられることになろうとは・・・。
続く。
あとがき
設定を無駄に書きすぎた。
※東方オリジナルの設定をほとんど無視します
※某マンガのパクリ
※基本的には、長編になりそうなので、
数回に分けて、UPします。
それでもいい人は読んでください。
ユグルイ その1
ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。
(ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。)
ある日、ゆっくりは、自分たちの将来に対して、絶望しかけていた。
急に降って来た雨に撃たれては、自分の意思とは関係なく、体が溶ける。
せっかく作った家や子供たちは竜巻や台風で、はるか彼方へ飛ばされる。
食料がなくなり、探しに行きたくても、雪が降り積もり、
巣から出られない上、凍てつく寒さがゆっくりの命を奪う。
容赦ない太陽の光が、地上を熱し、灼熱の大地が、ゆっくりたちを苦しめる。
雨、風、雪、日照りといった天災に対して、何一つ対抗する術を持ち合わせてなく、
無情な天災に嘆くことしか出来ない。
中身が餡子・カスタード・生クリームと言った、
高カロリーかつ自然界では手に入りにくい甘味であるであり、
何より自分たちと比べて、圧倒的に弱く、動物には持ち合わせているはずの、
警戒心を一切持っていないため、容易に手に入ることより、
犬、猫、熊、猪、蛇といった動物、れみりゃやふらんと言った捕食種に対しては、
一方的に食べられるのみ。
さらに、人間なんて・・・。
生きるために、ゆっくりたちを食べるという弱肉強食の摂理とは、
全く別次元、ただの暇つぶしや気晴らしで、ゆっくりたちを殺す。
中にはゆっくりが悶え苦しむ姿を見ると快感を覚え、、
わざわざ遠くからゆっくりを探しに来て、採算度外視の虐待行為をするという、
ゆっくりからすれば、理解しがたい連中もいる。
殴る。蹴る。叩く。裂く。斬る。突く。抉る。
焼く。煮る。炙る。熱する。凍らす。
飛ばす。落とす。吊るす。沈める。
ありとあらゆる拷問を行ない、様々なものを奪う。
家、食料、飾り、宝物、親、姉妹、夫、妻、子供、自らの命・・・
どんなに、今日、ゆっくりしようにも、
ゆっくり出来ない事象がこの世には多すぎる。
この世はゆっくりのためにあるはずなのに、
どうして、ここまで、ゆっくりを苦しめるのか・・・。
ひどい目にあるゆっくりは、運が悪いだけ・・・?
そんなことはない・・・。
なぜならば、ほとんどのゆっくりが無惨な死を迎えている。
ゆっくりという種が運が悪いだけ・・・?
そう考える内に、
ならば、この先もゆっくり出来ないゆん生しかないのか・・・。
と、ゆっくり出来ない未来に絶望するしかないと思いだした。
そんな中、ゆっくりたちに、ある噂が流れた。
ゆっくり道という武術の存在。
天地を自由自在に駆け、
ありとあらゆる自然の現象を操り、
動物たち以上の膂力を持ち合わせ、
捕食種はもちろんのこと、人間すら簡単に殺めるという、
ゆっくりの武術。
これを習得すれば、
ゆっくりは、ゆっくりできる。
そう思わないゆっくりは、まずいない。
ゆっくりは、ゆっくりすることを最優先に考える。
だから、この噂を聞いて、未来永劫、
ずっとゆっくりしたいと思っているゆっくりたちが、
ゆっくり道を習得しようと、ゆっくり道を学ぶ方法を、探し続けた。
しかし・・・。
「ゆふん!!!まりさはゆっくりどうをきわめたんだよ!!!」
まりさはつよいんだよ!!!いたいめにあいたくなければ、
にんげんさんはあまあまさんをもってき、ゆぶべっ!!!」
と大した修行もしていない、むしろ、
自分がゆっくり道を習得したと思い込んだだけで、
無駄に命を捨てるような言動を取るゆっくりがほとんどだった。
所詮、噂なんて、誰かの夢物語や妄想が伝わっただけ。
そんなありもしないことを追いかけて、
結局、ゆっくりできないんだし、明日、明後日のゆっくりより、
今日ゆっくりすることだけを考えよう。というか、今すぐゆっくりしたい。
暗い将来を考えるより、今あるゆっくりをゆっくりするのが、ゆん生だ。
そう考えるゆっくり独自のゆん生観もあってか、
ゆっくり道の噂は、広まってはすぐに消え、広まってはすぐに消えという、
ことを繰り返すうちに、ゆっくり道のことを口にするゆっくりは、
あまり知性を持ち合わせていないゆっくりから見ても、よほどのバカとしか見られなくなった。
ゆっくり道の噂が本当だと言ったゆっくりは、ゆっくりしていないと、
見なされて殺されるケースも多く出てきて、ゆっくり道の噂は、
いつしかゆっくり界の禁句になり、誰も言わなくなった。
次第に、ゆっくりたちの噂話にも、ゆっくり道の噂は出てこなくなり、
いつの間にか、ゆっくり道の噂がなくなりつつあった。
そんな中、ゆっくり道は架空の武術ではなくて、
本当にゆっくり道を教えるという場所があるという噂がまた出てきた。
実は、この手の噂は以前からあった話だった。
その度に、噂を信じたゆっくりたちが、
ゆっくり道を学ぶために、いろんなところを探し始めた。
街に住んでいる野良ゆっくりが山奥へ出かけ、
街にはいない野生動物や捕食種に食べられる。
山に住んでいる野生ゆっくりが街や村へ降りてきて、
人間のルールを知らないために、畑や家を荒らして人間に殺される。
裕福な生活をしていた飼いゆっくりでさえ、
恵まれたゆん生を捨てて、ゆっくり道を捜し求めた結果、
みじめにも野良生活を送らなくなり、
普通に飼われていたら、
人間からの寵愛を受けて、この上ないゆん生を謳歌できたのに、
いつしか人間から侮蔑の対象となり、駆除されて、無惨な死を迎える。
そんなことは、いつものことだった。
そう・・・。いつものことだった・・・。
「ゆぅ・・・。ゆぅ・・・。
やっと・・・。ついたよ・・・。」
誰も知らない山奥で、
満身創痍のれいむが、一匹、そこにいた。
全身傷だらけのれいむだった。
旅をしているうちに新しい傷もあれば、
それ以前と思われる古い傷もある。
そして、何より、ゆっくりにとって、命と同等とも言える、
飾りのリボンが、このれいむにはなかった。
恐らく、このれいむは、壮絶なゆん生を歩んでいたと思われる。
傷があるゆっくりというのは、
九死に一生を得る体験をしたゆっくりが多い。
なぜなら、大抵の場合、ゆっくりというのは、
傷ついたら、即、致命傷になりかねない。
ゆっくりの死亡する要因は、
中枢脳の破壊か餡子の大量損失のどちらかである。
その後者の餡子の大量損失と言うのは、
傷が主な原因である。
体に傷がつくと、その部分は裂け易くなる。
飛び跳ねるだけで、いきなり裂けることもしばしばある。
傷が裂けても、ゆっくり独自の治癒力で、治る範囲であれば、
傷は癒え、跡形もなく傷跡はなくなる。
傷が残るということは、
ゆっくりの治癒能力を超える怪我をしたことになる。
そういう怪我の場合、オレンジジュースなどをかければ、
治癒能力が強化され、怪我は治る。
当然、自然界にはオレンジジュースなんてものは、
どこにもなく、人間しかそのようなモノは作れないので、
そうなってくると、このれいむは、飼いゆっくりだったのか?
多分、飼いゆっくりではない。
飼いゆっくりの場合、オレンジジュースだけでは、
傷が残ってしまう。
だから、小麦粉で、傷を塞がなくては、傷は消えないのだ。
飼いゆっくりの場合、こういう処置を施される。
中にはそういう知識を知らない飼い主がいて、傷が残っていても、
傷を消せない飼いゆっくりもいるだろう。
しかし、ほとんどのゆっくりの飼い主は、愛で派ならば、
ゆっくり愛好のコミュニティに入っており、
傷だらけのゆっくりを見た他の飼い主たちより、指摘されて、
傷を消すに違いない。
そうなってくると、あまり社交的でない無知な飼い主に買われたか?
それはないだろう。
ゆっくりを飼うということは、非常に難しい。
犬・猫に比べて、性格は多種なため、これといった育成マニュアルがないため、
ゆっくり愛好のコミュニティで、
経験者や仲間からといった、情報を集めなければ、
なかなか育てにくい。
市販で売っているマニュアルでは、限界がある。
市販のマニュアルには、「粗相をしたら、躾をする。」「可愛がってあげる」
といった、ごく一般的なことしか書いていないのだ。
愛で派は、ゆっくりのかわいらしさ・無邪気さ・愛嬌というものに惹かれる。
躾と称して体罰を与えれば、飼い主に対して恐怖し、いつも飼い主の様子を伺いながら、
ビクビクし始め、先ほど述べたモノはすべてなくなり、不安と恐怖に囚われた言動しか取らなくなり、
いつしか、精神崩壊して、
「ぱぴぷぺぽおおおおぺぽぷぺぱぷぱぴぷぅぅぅぅ!!!!」
としか叫ばなくなり、飽きられてしまい、最終的には捨てられるか潰されるかのどちらか。
可愛がれば、調子に乗り出して、自分が飼われているということを忘れ、
飼い主=奴隷と思い出し、最悪の場合、
「おい!!!くそどれい!!!れいむさまがおなかをすかせているんだ!!!
はやくあまあまをもってこい!!!まったくおまえはどうしてぐずなんだ!!!
ばかなの???しぬの???」
とか言い出して、温厚な愛で派も感情的になって、ゆっくりを潰しかねない。
だから、市販のマニュアルで、ゆっくりを育てるというのは、
無理な話なのだ。
社交的でない無知な飼い主は、市販のマニュアルにしか頼れず、
結局、ゆっくりを飼っても、育てることは出来ない。
ならば、虐待されたということも考えられる。
虐待する人間の趣向にもよるから、
殺さずに傷を敢えて残すという虐待もあるかもしれない。
だが、その可能性も少ない。
まず、虐待する人間なら、
ゆっくりを絶対に逃げられる環境に置いたりしない。
まず、物理的にも逃げられない環境に、ゆっくりを監禁する。
逃げられる環境を敢えて作って、菓子などを使って、
ゆっくりの食欲を誘惑して、精神的な鎖で虐待するという手法を、
取ったとしても、まず、ゆっくりが虐待する人間から逃げられるという
可能性はほとんどない。
仮に、逃げられたとしても、
満身創痍のゆっくりが、天災や動物、捕食種、人間の魔の手から、
生き残れはしないだろう。
仲間のゆっくりに匿ってもらう?
その可能性は0に近い。
ゆっくりというのは、異端を嫌う。
傷だらけのゆっくりをみて、「ゆっくりできていない」と感じ、
制裁と称したリンチに合う事は必然。
特にこのれいむの場合、飾りがない。
ゆっくりにとって、飾りは単なる目印的なモノではない。
飾りによって、認識するゆっくりにとって、
飾りがないゆっくりは、知らないゆっくり、認識できないゆっくりとなり、
さっきまで、仲が良かった親子ゆっくりが、子ゆっくりの飾りがなくなっただけで、
「ゆゆゆっ!!!ここにゆっくりできないこがいるよ!!!
ゆっくりできないゆっくりはゆっくりしね!!!」
「にゃにいっちぇるのぉ!!!れいみゅはれいみゅでしょ!!!
ゆっくちりきゃいしちぇ、ゆぶっ!!お・・・お・・・おきゃあしゃん・・・や・・やべで・・・」
といったように、簡単に子供を殺すというほどなのだ。
だから、まず、飾りのないこのれいむは、
他のゆっくりから、救済されたということはまずない。
よって、この飾りのない傷だらけのれいむは、
致命傷を負いながらも、誰の手も借りずに、今まで生き延びてきたということがわかる。
そのゆん生は、想像をはるかに超えるものだったんだろう。
だが、そんなすさまじいゆん生を歩んだ結果、れいむは辿り着いた。
ゆっくり道という看板が建っている、その建物の玄関の前に。
とてつもない大きな建物。まずゆっくりでは作ることが出来ない。
恐らく人間建てたとしか考えられない。
このれいむは、人間の生活に若干詳しく、この建物を見て、
多分、「おてら」か「じんじゃ」の類だと思った。
だけど、ゆっくり道という看板があるから、
ここは「おてら」でも「じんじゃ」でもないとわかった。
しかし、そんなことはどうでもいい。
れいむは、とてつもない距離を旅して、ついに見つけたのだ。
ゆっくり道の存在を・・・。
すると、玄関から、一匹のありすが出てきた。
「こんにちわ。どちら様でしょうか?」
と、れいむに問いかけるありす。
「・・・ゆ・・・ゆっくりしていってねぇ・・・??」
れいむは、戸惑った。
ゆっくり特有の挨拶、「ゆっくりしていってね!!!」を言わずに、
人間のような挨拶をしてくるありすに・・・。
「入門希望者のお方でしょうか?それではこちらへお入りください。
私がご案内させて頂きます。」
まるで人間。どこかの企業の受付嬢のようだ。
「ゆぅぅ・・・。ゆっくり・・・つぃてぃくょ・・・」
ありすの人間っぽさに、困惑しながら、
小さな声で呟きながら、ありすの後をついていくれいむ。
すると、ある部屋につれて来られ、ありすがれいむに話し出した。
「これから入門の手続きをします。
恐れ入りますが、あなたはそれなりの覚悟をされて、
こちらへ参られたと思いますが、如何でしょうか?」
「ゆぅ?かくごって・・・。どんな・・・。」
「強さを得るためには、自身の命すら惜しまないという覚悟です。」
「・・・。れいむは・・・。つよくなりたいんだよ・・・。」
「強くなるには、あなたの意思が必要です。命と引き換えに強くなるという意思が必要です。」
「れいむは・・・。つよくなりたいんだよ。」
「でしたら、こちらの壁に向かって、強さを得るためなら、死んでもいいということを、
叫んでください。」
「ゆぅ・・・。このかべにさけぶと・・・。なにかあるの・・・?」
「はい。この壁はマイクになっておりまして、あなたの音声を録音いたします。」
意味がわからない。どういうことだ?
れいむは困った。ありすの言うことがさっぱりわからない。
マイクって何?音声を録音って?
人間のことに少し詳しいれいむだが、初めて聞く単語に
戸惑いを隠せない。
「ゆぅ??どういうこと?」
「つまり、あなたの発した声を閉じ込めて、後からでも聞こえるようにします。」
「ゆぅ・・・。いみがわからないよぉ・・・。」
「入門する前は、『死んでもいい』と言っていたお方が、
入門した後には、『死にたくない』と言い出すことがあります。
そういうことを言うゆっくりに限って、
『我々に強要されている。自分の意思に反して、連れて来られた。』
という苦情を多く寄せております。
我々としては、大変心苦しいのですが、そういうお方とのトラブルを避けるため、
あらかじめ、入門する際に、『自らの意思でここに来た。』『死んでもいい』
ということを声に出して言って頂きたいのです。」
つまり、後からになって、命ほしさに入門なんかしたくなかったという、
言い訳を言わせないために、自分の意思で来たことを確認したいのだということが、
れいむにはわかった。
そして、それほど、過酷な修行なのだということも、同時にれいむには、理解できた。
しかし・・・。
「ゆ・・・。それはわかったけど・・・。このかべにさけぶと、
どうしてこえがとじこめられて、あとからでもきこえるの?
こえがとじこめられたら、れいむははなせないよ。
あと、あとからでもきこえるってどういうこと?」
「少し説明が難しかったようですね。申し訳ございません。
こちらの仕組みに関しては、
入門して頂いた後、ゆっくりご説明させて頂きます。
入門手続きに関しても、ものすごく簡単に説明致します。
この壁に向かって、あなたが入門する意思を伝えたら、
その時点で、あなたはゆっくり道を学ぶことができるのです。
ただし、入門した後、あなたは死ぬ恐れがありますが、それでも入門されますか?
死にたくないのなら、入門されない方がよろしいかと思います。」
ありすのいうことが未だに意味が良くわからなかった。
壁に叫ぶことに、何の意味があるのか?
ただ、れいむは思った。
れいむは、死にたくない。
だから、ゆっくり道を習得して、強くなって、ゆっくりしたかった。
そのために、ここまで来た。
でも、ありすは、ゆっくり道を学んでいる時に、死ぬこともあると言っている。
そんな・・・。
れいむは死にたくないのに・・・。
どうして・・・。
でも・・・。強くなりたい。強くなって・・・。ゆっくりしたい・・・。
いろいろと交錯する思惑。
死なないために強くなりたい。強くなるには死ぬようなこともしなければならない。
もういやだ。あんなことはもう体験したくない。
だから、強くなりたいと思ったのに・・・。
でも、このままでは弱いままだ。ゆっくりできない・・・。
死にたくない・・・。
しかし、強くなりたい・・・。
どうすれば・・・。どうすればいい・・・。
「れいむは・・・。しにたくないよ・・・。ゆっくりしたいよぉ・・・。
でも・・・。れいむはよわいんだ・・・。れいむはいつもひとりなんだ・・・。
だれもたすけてくれないんだよ・・・。
だから・・・。だから・・・。」
今までのゆん生を振り返り、れいむは決意した。
「だからぁぁぁあ!!!れいむはぁああ!!!つよくなりたいんだよぉお!!!!
ゆっくりしたいんだよぉおお!!!しにたくないぃんだよぉおお!!!
つよくなるんだったらぁああ!!!しんでもいいんだよぉおお!!!
ゆっくりできるならぁああああ!!!!しんでもいいんだよぉおお!!!!」
れいむは、壁に向かって、叫んでいた。
「入門、ということでよろしいですね。もう後には引き返せませんよ。」
「れいむはゆっくりどうをますたーするよ!!!
ゆっくりりかいしてね!!!!」
さっきまで、満身創痍で、人間のように話すありすに困惑していたのが嘘のように、
自信満々の顔のれいむ。
「それでは・・・。ゆっくり道の開祖とご挨拶をして頂きます。」
「ゆ?かいそってなに?」
「ゆっくり道を作ったお方のことです。つまり、ゆっくり道の先生です。
これから入門式ですので、こちらへ付いてきて下さい。」
「ゆっくりりかいしたよ!!!!」
「そうそう・・・。ひとつだけ忠告しておきます・・・。」
「ゆぅ??」
「先生とお話する時は、決して失礼のないように・・・。」
「しつれいってどういうこと・・・??」
「あと・・・。今後、私はあなたがどうなろうと責任を持ちませんし、
どうすればいいかなどアドバイスさせて頂くことも、一切ございません。
ご理解ください。」
「ゆ・・・???どういうこと・・・・???」
れいむは、ありすのいうことが、またわからなかった。
だが・・・。
数十分後、それは否応にも理解する、いや・・・。
理解させられることになろうとは・・・。
続く。
あとがき
設定を無駄に書きすぎた。