ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1910 そして何かが動き始めた
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ankoss
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俺の家では、コンポストゆっくりを飼っている。
イ○バ製の物置に、粗食に耐えるコンポスト用ドスまりさ(進化した)を入れたものだ。
イ○バ製の物置に、粗食に耐えるコンポスト用ドスまりさ(進化した)を入れたものだ。
「むーしゃむーしゃ……味はよく分からないけどしあわせー!」
まりさ曰く、食べなくても良いが食べても別に問題は起こらないらしい。
さらに曰く、うんうんも出さなくて良いのだが、出す事も出来るそうだ。
もとより粗食に慣らしたまりさなので、最近では庭木を剪定した時に切り落とした枝まで
食ってもらい、出したうんうんを堆肥にして、園芸紛いの事が出来るようになってしまった。
さらに曰く、うんうんも出さなくて良いのだが、出す事も出来るそうだ。
もとより粗食に慣らしたまりさなので、最近では庭木を剪定した時に切り落とした枝まで
食ってもらい、出したうんうんを堆肥にして、園芸紛いの事が出来るようになってしまった。
が、それでもドスまりさも不満を感じるという。
主に、コンポストにしているイナ○製物置が狭すぎるので、たまには外に出せという要求だが、
百人乗っても大丈夫な○ナバ製でなければ、ドスを飼うなんて出来やしないので仕方ない。
主に、コンポストにしているイナ○製物置が狭すぎるので、たまには外に出せという要求だが、
百人乗っても大丈夫な○ナバ製でなければ、ドスを飼うなんて出来やしないので仕方ない。
全高1.5mのドスまりさは何故か、見た目よりは軽いんだが、な。
「まあいいや、外に出してやるから雑草くらい食えよ」
「ゆっくりりかいしたよ、お兄さん!」
「ゆっくりりかいしたよ、お兄さん!」
そして近所を散歩がてら、ドスまりさを道路の清掃活動に使ってみた。
俺の足よりも太いベロで、アスファルト脇の雑草を土ごと抉るような感じで食っていくのは、
見物するだけならなかなかに壮観である。
俺の足よりも太いベロで、アスファルト脇の雑草を土ごと抉るような感じで食っていくのは、
見物するだけならなかなかに壮観である。
「ずーりずーり、べーろべーろ、むーしゃむーしゃ」
路面を這うように動くまりさ。
その足下を見た俺は、なんだか不思議な違和感を覚えた。
その足下を見た俺は、なんだか不思議な違和感を覚えた。
まりさの足跡、だ。
人間が歩く時には、地面を蹴る足によって、後に土の寄せられた足跡が残る。
だが、まりさの這ったあとには、でかい饅頭を引きずった跡だけしか残っていない。
人間が歩く時には、地面を蹴る足によって、後に土の寄せられた足跡が残る。
だが、まりさの這ったあとには、でかい饅頭を引きずった跡だけしか残っていない。
「なあ、まりさ。お前……どうやって"ずーりずーり"してるんだ?」
「……ゆ?」
「……ゆ?」
そして何かが動き始めた
キャンセルあき
■仮説1 うぞうぞしている。
尺取り虫の様に、あんよの全体、あるいは一部がうぞうぞと伸縮して居るのではないか。
そう考えた俺は、近くの陸橋にまりさを連れて行った。
この陸橋は、歩道の部分がアスファルトで舗装されて居らず、ステンレス製の金網が張ってあるので、
下から見るとまりさのあんよがつぶさに観察出来るのだ。
そう考えた俺は、近くの陸橋にまりさを連れて行った。
この陸橋は、歩道の部分がアスファルトで舗装されて居らず、ステンレス製の金網が張ってあるので、
下から見るとまりさのあんよがつぶさに観察出来るのだ。
普通サイズのまりさなら、ガラス板の上を歩かせてみるが、生憎見た目より軽いとは言っても、
ドスサイズのまりさが歩ける透明な板は、水族館の水槽に使われているようなものだ。
ドスサイズのまりさが歩ける透明な板は、水族館の水槽に使われているようなものだ。
「まりさ、ちょっとここずーりずーりしてみろ」
「ゆゆ……恥ずかしいよお兄さん!」
「ゆゆ……恥ずかしいよお兄さん!」
ああ、そういえばこいつら、自分の認識では「おんなのこ」だったな。死ね。
そんな俺の微かな殺意を感じ取ったのか、まりさは慌てて「ゆっくりずーりずーりするよ!」
と、金網の上を歩き始めた。
そんな俺の微かな殺意を感じ取ったのか、まりさは慌てて「ゆっくりずーりずーりするよ!」
と、金網の上を歩き始めた。
そのあんよの部分は……全然変形してない!?
「お兄さんお兄さん! ドスのあにゃるさんをそんなに凝視しないでね!」
「……誰がするかっ!?」
「ゆべえっ!」
「……誰がするかっ!?」
「ゆべえっ!」
最近、左フックの威力が上がってきた気がする。
■仮説2 無限軌道?
見た目には、まりさの底部――ゆっくりたち自身が『あんよ』と呼ぶ所は、全く変形していない。
ならば、同じ形のままに移動していると考えればどうだろうか?
ならば、同じ形のままに移動していると考えればどうだろうか?
あんよの全体か、或いは一部がキャタピラやタイヤの様に"回転"していると考えれば。
「おい、まりさ」
「なーに、おにいさ――『げし』ゆげえっ!」
「なーに、おにいさ――『げし』ゆげえっ!」
俺はまりさを蹴り飛ばして、仰向けにした。
最近、ハイキックの威力も上がってきたようだ。
そしてポケットからおもむろに取り出したマジックで、むき出しになったまりさのあんよへと
唐草文様を書き込んで行く。
最近、ハイキックの威力も上がってきたようだ。
そしてポケットからおもむろに取り出したマジックで、むき出しになったまりさのあんよへと
唐草文様を書き込んで行く。
どうして唐草文様かって?
コンポストゆっくりの落書きは、唐草文様がデフォルトだって、エロイ人が言ってたからだ。
違うかも知れないけれど。
コンポストゆっくりの落書きは、唐草文様がデフォルトだって、エロイ人が言ってたからだ。
違うかも知れないけれど。
「まるかいてちょん。まるかいてちょん。へのへのもへじにコッペパン二つ、くださいなっと!
よっし、それじゃまりさ、あんよをずーりずーりの時みたいに動かせ」
「ど、ドスのまむまむをじっくり見つめたら恥ずかしいよお兄さん! でも、お兄さんなら……」
「……次に寝ぼけた台詞吐いたら、まむまむを爆竹で吹っ飛ばしたあと、
あにゃるから手突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてやるからな」
「ゆっくり動かすよ! ドスのスーパー! エアずーりずーりタイム、はじまるよ!
ずーりずーり!」
よっし、それじゃまりさ、あんよをずーりずーりの時みたいに動かせ」
「ど、ドスのまむまむをじっくり見つめたら恥ずかしいよお兄さん! でも、お兄さんなら……」
「……次に寝ぼけた台詞吐いたら、まむまむを爆竹で吹っ飛ばしたあと、
あにゃるから手突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてやるからな」
「ゆっくり動かすよ! ドスのスーパー! エアずーりずーりタイム、はじまるよ!
ずーりずーり!」
じーー。
「ず、ずーりずーり」
じーーーー。
「……ずーりずーり、ずーりずーり!」
じーーーーーーー。
「ずうううりいいいい。ずうううううりいいいい……WRYYYYYY!!」
「口で言ってるだけで全然動かないじゃねえか、手前!」
「口で言ってるだけで全然動かないじゃねえか、手前!」
あんよに描いた唐草文様が全然動かないので、まりさのまむまむを蹴飛ばして置いた。
「ゆわあああああん!」
「分からん……どうやって動いてるんだ?」
「分からん……どうやって動いてるんだ?」
■検証 反動はどうなってるんだ?
疑問解決の糸口になりそうなのは、川っぺりに捨てられていた一台の台車だ。
多分、トラックの荷台から落ちて来たばかりだろうその台車は、タイヤの軸が痛んでおらず、
まだまだ普通に使えそうだ。
多分、トラックの荷台から落ちて来たばかりだろうその台車は、タイヤの軸が痛んでおらず、
まだまだ普通に使えそうだ。
その取っ手を外して、まりさに見せる。
「おいまりさ、ちょっとこれに乗れ」
「ゆ……いいの、お兄さん!?」
「当たり前だ、さっさと乗れよ」
「本当に、ドスがこれをゆっくり貰っても良いの? 本当に本当?」
「ん、欲しいならやるけど、何を喜んでるんだ? まあいいや、早く乗れよ」
「ドスはゆっくり乗るよ!」
「ゆ……いいの、お兄さん!?」
「当たり前だ、さっさと乗れよ」
「本当に、ドスがこれをゆっくり貰っても良いの? 本当に本当?」
「ん、欲しいならやるけど、何を喜んでるんだ? まあいいや、早く乗れよ」
「ドスはゆっくり乗るよ!」
人間が台車の上で歩き始めた瞬間なんかを、想像してみよう。ドスのあんよが地面を蹴って
いるのなら、同じように台車の上で動こうとした時、台車下のタイヤが回って、
いるのなら、同じように台車の上で動こうとした時、台車下のタイヤが回って、
←ドス 台車→
という風に動くだろう。
作用、反作用則、というやつだ。
作用、反作用則、というやつだ。
「これでとりあえず、まりさと地面の間でどんな反動があるのかくらいは――」
「ドスはゆっくり移動するよ!」
「ドスはゆっくり移動するよ!」
すぃーーーーーーーー。
……ドスを乗せた台車は、音も無く動き始めた。
「ゆゆーーん、快適だよーー!」
そして台車はそのまま、緩やかな斜面を登り始める。
「な…………」
「お兄さん、ドスに素敵な"すぃー"をゆっくりありが……ゆ? どうしてそんな怖い顔をしてるの?」
「なんでだああああああっ!」
「お兄さん、ドスに素敵な"すぃー"をゆっくりありが……ゆ? どうしてそんな怖い顔をしてるの?」
「なんでだああああああっ!」
蹴転がしたドスの巨体は、どんぐりの様に転がって川に沈んでいった。
結論:奴らはすこぶる不思議な力によって引っ張られている
――何に?
……何かに。
――何に?
……何かに。
一時間後。
「ああ、年かな。少し……少し疲れた」
主にまりさを引き上げて、饅頭肌にへばりついていたゆっくりにとりを引っぺがすのに疲れた。
まりさは暫くの間、「どぼじであんなごとじだのおおぉぉっ!」と泣いて居たが、まむまむに爆竹を
突っ込んで脅しつつ、口に近くの野良ゆっくりを放り込んであげるという飴と鞭作戦で挑んだ所、
すぃーをまりさにくれてやると言う条件の下に気を取り直してくれた。
まりさは暫くの間、「どぼじであんなごとじだのおおぉぉっ!」と泣いて居たが、まむまむに爆竹を
突っ込んで脅しつつ、口に近くの野良ゆっくりを放り込んであげるという飴と鞭作戦で挑んだ所、
すぃーをまりさにくれてやると言う条件の下に気を取り直してくれた。
「ゆふん、"ずーりずーり"をするのと"すぃー"に乗るのは、同じ感じだよ。でもドスのあんよが
地面さんで削れないから、すぃーはゆっくりしてて快適ー、なんだよー。わかってねー」
「ちぇんを真似るな、ボケ饅頭!」
「ゆげぇ!」
地面さんで削れないから、すぃーはゆっくりしてて快適ー、なんだよー。わかってねー」
「ちぇんを真似るな、ボケ饅頭!」
「ゆげぇ!」
今は、自分のすぃーにほおずりをしながら眠っているが、明日から散歩に連れて行けとうるさかろう。
腹が減ってきた俺は、晩飯の用意に取りかかった。
腹が減ってきた俺は、晩飯の用意に取りかかった。
「飯を作るって事は、まりさの飯も、ついでに作ってるってことだよな、用は」
俺の残飯や生ゴミをまりさが食っているのだが、相対的には、まりさの食い残しを俺が食っていると、
そういう風にも考えられる。
そういう風にも考えられる。
同じように、人間からはまりさ達ゆっくりが、数百年のニュートン力学に背いているように見えるが、
まりさ達からすれば人間が、地面を蹴らねば前にも進めない変な奴ら、なのかも知れない。
まりさ達からすれば人間が、地面を蹴らねば前にも進めない変な奴ら、なのかも知れない。
「ま、どっちだって良いんだがな。……けどなんかむかつくから、今日の晩飯はカレーにしよう」
カレーは少し、甘口に作った。
終わり。
■おまけ。
晩飯の後テレビをつけると、子供向けのゆっくり番組があっていた。
『次回、 愛でられえーきと赤野良れみりゃの大冒険 は!
第36ゆん 野良ゆっくり大量死事件の謎を追え!
ラジコン化され、死ぬまで走り続けさせられる野良ゆっくりの大暴走。
れみりゃのまむまむにアンテナを刺そうと、暗闇から狙う謎の影!
そしてゆっくりえーきとらぶらぶちゅっちゅを企む痴女の正体は!
犯人はヤス。次週をお楽しみに!』
第36ゆん 野良ゆっくり大量死事件の謎を追え!
ラジコン化され、死ぬまで走り続けさせられる野良ゆっくりの大暴走。
れみりゃのまむまむにアンテナを刺そうと、暗闇から狙う謎の影!
そしてゆっくりえーきとらぶらぶちゅっちゅを企む痴女の正体は!
犯人はヤス。次週をお楽しみに!』
来週の予告編だった。
「……なんだこれ?」
過去作品
anko1835 その台詞は言わせない4
anko1728 そして何かが軽くなった
anko1666 春のとくっばんっ!編
anko1659 越冬のススメ
anko1570 証言ゆ達 ※餡子ンペ10春作品
anko1521 その台詞は言わせない3
anko1508 その台詞は言わせない2
anko1481 その台詞は言わせない
anko1728 そして何かが軽くなった
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anko1508 その台詞は言わせない2
anko1481 その台詞は言わせない
挿絵: