ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2421 生きてるのは知ってるけどそれが何か?
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ankoss
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『生きてるのは知ってるけどそれが何か?』 17KB
虐待 番い 赤ゆ 子ゆ ゲス 現代 読むだけ時間の無駄と言い切る内容
・虐系
・叫んでばっかり
・あまりタイトルを料理しきれてないのでつまらないこと確証。
・あとは多分特に無し
「いやぁ、やっぱり木々に囲まれた世界は涼しくて気持ちいいねぇ」
一人の青年が、都会の公園近くにある森林で散歩を楽しんでいる。
公園でのんびりするのも良かったが、なにぶん最近の公園ではゆっくりを飼っている人や野良が多くいるためゆっくりできない。
青年はゆっくりが嫌いだった。
普通に「ゆっくりしていってね」と言われ、それを返すだけの野良はかまわないのだが、どうにもそれ以上を望むものが多くて辟易していた。
ゆっくりしたい、ゆっくりさせて、ゆっくりさせろ、どんどん言葉が汚くなり、最後には罵倒に変わるそれだけが嫌いだった。
大体は否定をするとおとなしく引き下がるのだが、一部は逆に怒りをぶつけてくる。
その一部は、家に侵入したのを追い出すと同じく罵倒を繰り返し、体にわからせようとすれば命乞いをし、許そうとすればまた付け上がる。
しかたなく殺処分しようとすれば、「れでいぶだっでいぎでるんだよぉぉぉぉぉ!!!」と騒ぎ立てる。
青年のゆっくり嫌いのほとんどはそれだ。
「生きているのだからいいじゃないか」
そんな事をのたまい、自分の行動の反省が無いのが嫌いだった。他者の都合を考えないで自身の都合に走るゆっくりが、醜悪に見えていた。
いつしか青年は、気に入らないゆっくりを見つけるとすぐ手が出るようになっていた。
無論、飼いゆっくりは手を出さない。生きるための知識や引き際が備わっているものもほぼ見逃しているが、少しでも癪に障ってしまうと容赦はしなくなっている。
自身で、半分はゆっくりを痛めつけるのに享楽的に感じていると自覚している。
少し前にゆっくりを飼ってみたが、結局その自分勝手さに嫌気が差して追い出した。
今思えば町のためにも殺処分にしておけばよかったと後悔している。
「ゆふふふ、かまきりさんをげっとしたんだぜ」
「しゅごーい。おとーしゃんさすがだにぇ!」
「さすがにゃんだじぇ!」
そんな青年はゆっくりを見つける。
まりさとれいむ数匹の親子姉妹のようで、父親役らしい最も大きいゆっくりのまりさがかまきりを捕まえたらしい。
見たところ、子供三体は赤ゆっくり言葉が抜けていない子ゆっくりのようだ。
さすがの青年もこの程度のゆっくりには手を出しはしない。
「ゆぅ、かまきりさんのそのてはゆっくりできないよ」
母親だろうか、次に大きいれいむがまだ動くかまきりと、そのするどい鎌の手を警戒している。
「だったらこうすればいいんだぜ!」
まりさはかまきりの手を食い千切る。かまきりはまだ生きている。
「さすがおとーしゃんはちゅよいんだじぇ」
「おとーしゃんかっこいいにぇ」
自分たちは怖いかまきりを簡単に捕まえ、そして瀕死の重症に追い込んでいるまりさを心底尊敬している。
まさに英雄を見るまなざし。純粋な赤ゆっくりの気持ちが抜けていない証拠でもある。
そんな子供のまなざしにまりさは気をよくしていた。
「ゆふふふ、まりさにかかればこれくらいどうってことないんだぜ。
じゃあ、もっとまりさたちがすごいところをみせてやるんだぜ!」
「ゆふ! れいむもがんばるよ」
言ってれいむとまりさは瀕死のかまきりを放り出して昆虫を探す。
青年は少し気になり、気づかれない程度の距離から観察をはじめた。
「ゆふふ、かぶとむしさん、れいむにゆっくりたおされてね!」
れいむは子供たちの前につれてきたカブトムシに体当たりを繰り返し、最後は全体重をかけて飛び乗って圧殺した。
子ゆっくりからは甲高い歓声が上がり、れいむは照れたしぐさをする。
次にまりさはトンボを子供の目の前で捕まえ、羽をもぎ、おそらく人間の子供でも友達に一人くらいはやったであろう神経の引き抜きをしていた。
「ゆふ。とんぼさんじゃあまりさのすごさはわからないかもだぜ」
「しょんなことにゃいよ、とんぼしゃんはいっつもとんでるから、れいみゅたちじゃちゅかまえられないよ!」
「しょーだよ! それをちゅかまえちゃうんだからおとーしゃんはほんちょにしゅごいんだじぇ!」
まりさも子供たちの賞賛の嵐にご満悦なようだ。
少しすると、子ゆっくりたちに元気が無くなる。
「おちょーしゃん、おにゃかすいちゃよー」
空腹である。
「ゆぅ、じゃあそろそろごはんさんをとりにいくんだぜ」
青年は驚いた。
さっきまで痛めつけていた昆虫たちは、てっきり食料として扱うものだと思っていた。
聞けば、昆虫といえば自然に生きるゆっくりのメインディッシュのひとつだという。
しかしそれをこの野良家族は食事として扱ってはいなかった。むしろおもちゃのように。
なんとひどいことだ、と青年は思う。
人間の子供でも昆虫殺しをやる者はいるだろうが、年をとればむやみな殺生には罪悪感を抱くものである。
それを快楽的にただ殺すとは。
ではこのゆっくり家族は何を食べているのか。
おそらく人間の食べ物の味を知っていしまっているのだろう。だから昆虫が食べられない。
子ゆっくりが昆虫に対して食欲が現れた様子が無いのも、人間のものばかり食べた結果だろう。
青年は野良親子の後をつける。
野良親子はゴミ捨て場に着いた。がしかし、ゴミはすでに無かった。
「おかしいんだぜ、きょうはごみさんがあったはずなのぜ」
「ゆぅ、しかたないね、つぎのばしょにいこうまりさ」
しかしどこのゴミ捨て場にもゴミは無い。
理由は単純で、さっき夢中になって昆虫を虐げていたため、収集時間をすぎていたのだ。
それを知らない親子はあせりだす。
「おにゃかしゅいたよぉぉぉ!!」
「あみゃみゃがちゃべちゃいよぉぉぉ!!!」
「ゆっくちしちゃいよぉぉぉ!!!」
子ゆっくりは痺れをきらせた。空腹の我慢ができないらしい。
―――この一家は野良化した後はとても幸運に恵まれていた。
まりさは両親が野良の、野良第二世代で生粋の野良育ち。
れいむはまりさが気に入ったがために駆け落ちを行った元飼いゆっくり。といっても、飼い主にはばれていて追い出されただけである。
そんな二匹はそれから現在までの約二週間を順調で幸運に送る。
れいむは最初こそ野良生活に抵抗があったが、人間との生活からなんとか野良の食事や生活に慣れる事に成功し、子供も授かってとてもゆっくりしていた。
まりさは狩の名ゆっくりで、れいむと駆け落ちしてからはほぼ毎日人間の残した食べ物を見つけてきてそれをみんなで食べていた。
家もビルの隙間にあり、落ちていたゴミも有用なものが多く住み心地はなかなかだった。
しかし、そんな幸運を繰り返したおかげで、生粋の野良であるはずのまりさもすっかり舌が肥えてしまい、生まれた時から人間の食べ物を食している子ゆっくりたちは言わずとも今の状態である。
たった二週間。この期間は、単に人の出入りが悪くなった店の廃棄物が多かったなどの偶然で生まれたものであり、収集車が来ていなくても今日はまともに餌など手に入るはずも無かった。
そんな事は生まれながらに苦労を知らない子供たちには関係ない話ではあったが。
「はやきゅごはんさんとってきてよぉ!!!」
まりさは焦る。さきほどまでの尊敬のまなざしから一転、今にも罵声をあげかねない我が子。
このままではまずいと思ったまりさは、ふとあるものを見つける。
「ゆ? れいむ、あれをみるんだぜ」
「ゆゆ? なぁにまりさ……あ、あれはおにいさんのいえだよ!」
そういってれいむとまりさはとある家を指す。
青年はその家に見覚えがあった、というよりも自分の家だった。
なるほど、このれいむは自分が追い出したれいむだったのか。
青年は納得した後、すぐさま一家よりも先に、尚且つ見られないように家に戻った。
この時青年は自分に黒い感情が沸いている事に気づいていた。
「おにーさーん、かわいいれいむがかえってきてあげたからゆっくりあけてねー」
追い出された身分を忘れ、自分の帰りを待っているだろう主人の姿を勝手に夢想するれいむ。
しかし、返事は無い。
当たり前だ。誰も帰りを待っているはずが無いのだから。
「ゆぅ、いないのかぜ……」
「おでかけちゅうかもしれないね。でもこっちにれいむようのまどさんがあるよ、そこからはいるよ」
飼われていたときにれいむようの小さな窓が作られていた。無論そんなものはないのだが、青年はわざとれいむようではなく普通の窓を開けておいた。
「ゆゆゆ、れいむのまどさんはないけど、こっちのまどさんはあいてるよ!」
「ちょうどいいんだぜ、さっそくはいるとするんだぜ」
「ゆわーいやっちょごはんさんがたびぇりゃれりゅんだにぇ」
「はやきゅたべちゃいよ」
一家が窓を越えると、そこには大きめの皿に盛られた白米が不自然に置いてあった。
「ゆゆ! ごはんさんがおてあるよ! おにいさんはれいむのためによういしておいたんだね、ゆっくりほめてあげるよ!」
「おちびちゃんたち、さっそくいただきますするのぜ!」
言うが早いか子まりさと子れいむたちは一目散に白米に飛び込んだ。
「ゆびぇぇぇっぇええええ?!?!?あじゅいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
顔から突っ込んだ子ゆっくりたちは勢いよく飛び出した。
「おちびちゃん、だいじょうぶかぜ?!」
まりさとれいむは大急ぎで三匹に駆け寄ってぺーろぺーろしてやる。
「ゆゆゆ! ごはんさんをあっつくしておくなんて、ひどいおにーさんだね!!!」
れいむはいつもあったかいご飯を貰っていたが、野良生活で冷たいものばかり食べていたため白米が熱々であることなど忘れていた。
そして自爆しただけなのに見えもしない相手に勝手に責任を転嫁している。
「ゆぅ、あじゅがっだよぉぉぉ」
「ゆびぇえええええん!!」
「ゆっぐ、ゆぐ……」
「しょうがないんだぜ、まりさがふぅーふぅーしてさましてあげるんだぜ」
「れいむもしかたないからやってあげるよ! おにーさんはゆっくりはんせいしてね!」
そして数分後、ゆっくりの息吹きなど高が知れたもので、白米は自然に冷めた。
三匹の痛みも引いたらしく、今度こそ食事にありつける。
「じゃあ、いただきますするのぜ」
「ゆっくりいただきます!」
『ゆっくちいちゃじゃきまちゅ!!!』
そして五匹は勢いよく食べ始めた。ところが―――
「ゆびゅえぇぇ?!」
「にゃにごりゅえ?!」
「きぼじばるいよぉぉお!!」
白米の中から出てきたのは昆虫の山盛りだった。
トンボ、かまきり、カブトムシ―――どれも先ほどれいむとまりさが殺して放置した昆虫だった。
「おやおや、せっかくご飯を用意してあげたのに、そんな言い方はないだろう」
影でずっと見ていた青年が現れる。
「ゆゆゆ、こんなゆっくりできないものをいれたのはおにーさんだね! あたらしいごはんさんをよういしてよね、じゃないとれいむおこるよ!」
「こんなきたなくてまずいものをたべさせるなんて、どうかしてるのぜじじい!!」
親に二匹の罵声。青年にとっては聞き慣れたものである。
そして本音からのため息交じりで口を開く。
「こんなもの、っていうけどさ、これ野生に限らず野良ゆっくりの主食だろ?
ていうか、わりと高級品のようなもんじゃないか。雑草なんかの何倍もましなんだし」
「はぁぁぁぁぁ?
なにいってるの、むしなんかたべられるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ?!」
「ふざけてないであたらしいのをもってくるんだぜじじい!
そうしたらこのむしさんみたいにてとあしだけでかんべんしてやるんだぜ!!」
どうにも好戦的である。れいむは飼われていた最初の頃の力関係などとうの昔に忘却している。
言葉にはまだ出していないが、自分はこの人間と完全に主人と奴隷という関係にあったとまで。
「いやいやいやいや、じゃあどうして虫を狩っていたんだい?
食べるためじゃないなら無意味じゃない」
「こんなのたべるためにあつめるわけないでしょぉぉぉぉ!!
こんなきたなくてにがくてくさいもの、れいむやおちびちゃんたちのおもちゃにしてもらってるだけありがたいとおもってほしいよ!」
「まったくなんでこんなものをまりさはたべれてたのか、ぎもんすぎてしかたないんだぜ!」
「このくじゅ! はやくあまあまもってくるんだじぇ!」
「のりょま! のりょま!」
「はやくしゅりゅんじゃよ! のりょまはきりゃいだよ!」
親に感化され、子ゆっくりたちもその耳障りで甲高い声を響かせる。
青年はどんどんイライラしてきている。
だが、青年のこれは意図的にやっているものだった。
そう、これからの行為のためのスパイスである。
青年の足が上がる。
れいむとまりさがそれに気づいた瞬間、ゆっくりには感知できない速度でその足が振られ……
バチィ
という小さな音がした。
「……ゆ?」
何が起こったのか一同理解が追いつかない。
数秒後、子れいむが異変に気づく。
「ゆゆ? れいみゅ、どこいっちゃの?」
自身の妹のれいむがいないのである。
続いてまりさも気づいて周りを見渡すが、何も無い。
いや、後方の不自然に用意された板と、染みがついているのはわかるが、妹の姿はどこにもない。
そして、その染みから甘いにおいがする事に気づく。
「ゆゆ~ん、あまちょうなにおいだじぇ~」
「くそじじぃぃぃぃ、おちびぢゃんをどごへやっだぁぁぁぁぁ!!!!」
「どれいのぐぜになまいきなんだぜぇぇぇぇ!!!」
親二匹も探し始めていたが、すぐに青年に矛先を向けた。
「どこって、そこに『ある』じゃない」
青年が指差す先には、板と黒い染みがある。その黒い染みは、今子れいむと子まりさが一生懸命舐めている。
二匹はいやな予感がした。
甘い匂い、思いっきり振られた足、何かがつぶれた音、黒い染み……餡子?……そして付近に落ちている赤い―――
「ゆわぁあああああああああああああああああああああああ!!!????????!!?」
「うぞだあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
「大正解。ああ悲しいかなあの子達は自分の妹と知らずその中身を食べている、と」
「おぢびぢゃああああん! それだべじゃだべええええええええ!!!」
れいむは大慌てで二匹を染みから引き離す。
「なにしゅるの、れいみゅはあまままたべてたんだよ!」
「じゃましゅるなー!!」
「こではあまあまじゃなぐでいもうどなんだよぉぉぉぉぉ!!!」
「そんなわきぇないでちょ、おかーしゃんおかちくなったの?」
「なんでもいいかりゃまりちゃにあみゃあみゃをたべさせりゅんだじぇ!」
「このおりぼんはれいむのでしょぉぉぉぉ!!」
言って二匹の前にボロキレになりかけているリボンだったものを見せる。
「ゆ? ……こ、こりぇ、」
「れい、みゅ、の?」
気付いた。いや、気付いてしまった。
『ゆぎゅええええええええええええええええ!!!!』
赤ゆっくりの精神が抜けきっていないそんな子ゆっくりが、同族のしかも親族の内臓を食らっていたなどと知れば、こうなるのは自明であった。
二匹は勢いよくその身の形成物を吐き散らし、食った量などすでに出し切り、それでも内臓を食ったという生理的嫌悪感が押し寄せ続けた。
その吐瀉は止まらない。すでに自身を形成する三分の一を消費したのにも関わらず、まだ出てくる。
「ゆわあああああああ!! あんごはいじゃだべええええええええええええええ!!!!」
やっとの思いで止まった時には、あと一歩で物言わぬ饅頭に成り下がるところであった。
だがまぁ、それも時間の問題であるのだが。
「ゆ、ぎ、ぷぎゅぽ……!」
「はひゅぅ~、ぷ、ひゅ……!」
「じじぃははやぐおぢびぢゃんをだずげるんだぜぇぇぇ!!!!」
「お断りします。自業自得もいいところだ」
「おばえがやっだんだろぉぉぉ! ぐぞどれいははやぐおぢびぢゃんをたずげろ!!!」
「やだよばーか。俺お前ら嫌いだもん。なぁに気にしない気にしない、人様に迷惑かけないうちにこの子らの後を追わせてあげるから」
「ふざけるんじゃないんだぜ! おまえなんかがまりささまにかでるどでぶぎゅぎ?!」
言い終わる前に青年の足がまりさの顔面を踏み潰す。
死なないように、話はできるように、微妙な加減をして。
そしてそのまま瀕死の二匹を掴むと、騒ぎ立てるれいむの口の中につっこんで口を閉ざせた。
「ん”ん”~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!」
涙を流してモミアゲ部分をピコピコと動かして、菱に口をあけようとする。
そんなれいむを見て青年は口の僅かな隙間にストローをぶちこんで水をいれこむ。
数十秒後、れいむの口の中で小さなふたつの命は融けてなくなり、れいむも耐え切れずに水ごと飲み込んでしまった。
青年がれいむを開放すると、今度はれいむが中身を
「ゆげぶりゅ!!?」
吐く事は許されなかった。
そうして吐き気がある程度収まるまで頭から踏まれで口をあけられない状態が続く。
やっとの思いで解放された二匹は青年に食って掛かる。
「じじぃ、なんでおぢびぢゃんをごろじだぁぁぁ!!!」
「がえぜ! おぢびぢゃんをがえずんだぜぇぇ!! ざもないどぶっごろじでやるんだぜぇぇぇ!!!!」
「なんで、って?
いやだってお前ら邪魔だしうるさいし気持ち悪いし」
「おぢびぢゃんのどごがきもぢわるいんだぁぁ!!」
「もうがまんならないんだぜ、ぶっころしてやびゅ!!!」
飛び掛ろうとしたまりさをめり込むほど本気で殴り落とす。
喚き叫ぶことしかしないれいむは何もできない。
「これ正当防衛で。
いいじゃないか、お前ら死んでも誰も悲しみゃぁしないってぇ」
「でいぶだぢはいぎでるんだよ! なのになんでごんなごどずるの!!!」
「いやぁ、生きてるのは知ってるけどそれが何か?
じゃあ、お前あの虫たちを何で殺したのさ。食べるためじゃないんだろ?」
「ふん、あんなきしょくわるいもの、れいむとおぢびちゃんをたのしまえるためにしんだんだがら、こうえいにおもってもらいたいよ!」
「だろ?
だから俺もお前らが気色悪いから殺すんだよ。楽しんで殺してやるから光栄に思ってね」
「あんなのとれいむをいっしょにずるなぶるがっ!!!」
丁度開いたれいむの口にすっぽりと足が入って、口の中はぐちゃぐちゃになった。
まだ微妙に喋れるようだが、もう外では生きていけまい。もっとも、ここで命を終えてしまうわけではあるが。
「同じなんだよ。つか、その考えが気持ち悪い。その自分勝手さが気持ち悪い。
食うための前提で、子供に狩を見せたり強さを見せたならいいけど、そのまま放置?
馬鹿なの死ぬの?死ぬけど」
青年はまりさとれいむをつまみ上げる。
「いだいいだいいだいいだいいだいだい!!!!!!!」
「ひゃなしぇ、ふひょひひぃ……!!」
「まぁ馬鹿ゆっくりに言ってもしかたないわな。
少しでも賢ければどうにかなったかもしれないのに。
ま、安心しなさい、俺が責任持って甚振り尽くして子供たちと同じところに連れてってあーげーる」
青年の表情は笑顔。
しかし二匹にはどんな凶悪な顔よりも怖いものに映っていた。
ほとんど喋れなくなった二匹は、気に吊るされ、命乞いと意味の無い謝罪と涙と糞尿をたらすサンドバッグとなって自重で千切れるまで殴られた。
死に行く二匹の命乞いをする姿を見て、その絶望感を漂わせる目に、青年はとても醜悪で、気持ち悪くて……そして言いようの無い興奮を覚えた。
その後、青年はよく家に餌をまくようになった。
ゆっくりが好きそうな甘い匂いを。
そして今日もまた、家族連れゆっくりが甘い香りに誘われて地獄に足を踏み入れていく。
~終~
駄文
書いてて自分があまりイライラしない内容でした。
虫を食料じゃなくただ遊び道具にしつつ自分たちは生きていると主張するのが書きたかった。
しかし料理下手な自分では、自分でも意味のわからない内容と化かせてしまい云々。言い訳。
というか、ゆっくりが喋る量が他に書いたのより多いのが苦手というか。
説教くさいほうが好きなのかも。
どうもイラつかせる描写が苦手でいけません。
やっぱりぽっと描き始めるといけないというのがわかりました。
虐描写は勉強が必要なようです。
愛でたいんですけどね。
ゆうかにゃんハァハァイケメン大好き。
……眠気でねじ飛んでるみたいだ。
言い訳乙
作
anko1246 特集『ゆっくりに脅かされる農家』
anko1241 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』
anko1257 ゆっくり教材Vol.2『大人になれないまりさ』
anko1272 ゆっくり教材Vol.3『ゆっくりありすの注意点』
anko2390 ゆっくり教材Vol.4『ゆっくりぱちゅりーの弱さ』
虐待 番い 赤ゆ 子ゆ ゲス 現代 読むだけ時間の無駄と言い切る内容
・虐系
・叫んでばっかり
・あまりタイトルを料理しきれてないのでつまらないこと確証。
・あとは多分特に無し
「いやぁ、やっぱり木々に囲まれた世界は涼しくて気持ちいいねぇ」
一人の青年が、都会の公園近くにある森林で散歩を楽しんでいる。
公園でのんびりするのも良かったが、なにぶん最近の公園ではゆっくりを飼っている人や野良が多くいるためゆっくりできない。
青年はゆっくりが嫌いだった。
普通に「ゆっくりしていってね」と言われ、それを返すだけの野良はかまわないのだが、どうにもそれ以上を望むものが多くて辟易していた。
ゆっくりしたい、ゆっくりさせて、ゆっくりさせろ、どんどん言葉が汚くなり、最後には罵倒に変わるそれだけが嫌いだった。
大体は否定をするとおとなしく引き下がるのだが、一部は逆に怒りをぶつけてくる。
その一部は、家に侵入したのを追い出すと同じく罵倒を繰り返し、体にわからせようとすれば命乞いをし、許そうとすればまた付け上がる。
しかたなく殺処分しようとすれば、「れでいぶだっでいぎでるんだよぉぉぉぉぉ!!!」と騒ぎ立てる。
青年のゆっくり嫌いのほとんどはそれだ。
「生きているのだからいいじゃないか」
そんな事をのたまい、自分の行動の反省が無いのが嫌いだった。他者の都合を考えないで自身の都合に走るゆっくりが、醜悪に見えていた。
いつしか青年は、気に入らないゆっくりを見つけるとすぐ手が出るようになっていた。
無論、飼いゆっくりは手を出さない。生きるための知識や引き際が備わっているものもほぼ見逃しているが、少しでも癪に障ってしまうと容赦はしなくなっている。
自身で、半分はゆっくりを痛めつけるのに享楽的に感じていると自覚している。
少し前にゆっくりを飼ってみたが、結局その自分勝手さに嫌気が差して追い出した。
今思えば町のためにも殺処分にしておけばよかったと後悔している。
「ゆふふふ、かまきりさんをげっとしたんだぜ」
「しゅごーい。おとーしゃんさすがだにぇ!」
「さすがにゃんだじぇ!」
そんな青年はゆっくりを見つける。
まりさとれいむ数匹の親子姉妹のようで、父親役らしい最も大きいゆっくりのまりさがかまきりを捕まえたらしい。
見たところ、子供三体は赤ゆっくり言葉が抜けていない子ゆっくりのようだ。
さすがの青年もこの程度のゆっくりには手を出しはしない。
「ゆぅ、かまきりさんのそのてはゆっくりできないよ」
母親だろうか、次に大きいれいむがまだ動くかまきりと、そのするどい鎌の手を警戒している。
「だったらこうすればいいんだぜ!」
まりさはかまきりの手を食い千切る。かまきりはまだ生きている。
「さすがおとーしゃんはちゅよいんだじぇ」
「おとーしゃんかっこいいにぇ」
自分たちは怖いかまきりを簡単に捕まえ、そして瀕死の重症に追い込んでいるまりさを心底尊敬している。
まさに英雄を見るまなざし。純粋な赤ゆっくりの気持ちが抜けていない証拠でもある。
そんな子供のまなざしにまりさは気をよくしていた。
「ゆふふふ、まりさにかかればこれくらいどうってことないんだぜ。
じゃあ、もっとまりさたちがすごいところをみせてやるんだぜ!」
「ゆふ! れいむもがんばるよ」
言ってれいむとまりさは瀕死のかまきりを放り出して昆虫を探す。
青年は少し気になり、気づかれない程度の距離から観察をはじめた。
「ゆふふ、かぶとむしさん、れいむにゆっくりたおされてね!」
れいむは子供たちの前につれてきたカブトムシに体当たりを繰り返し、最後は全体重をかけて飛び乗って圧殺した。
子ゆっくりからは甲高い歓声が上がり、れいむは照れたしぐさをする。
次にまりさはトンボを子供の目の前で捕まえ、羽をもぎ、おそらく人間の子供でも友達に一人くらいはやったであろう神経の引き抜きをしていた。
「ゆふ。とんぼさんじゃあまりさのすごさはわからないかもだぜ」
「しょんなことにゃいよ、とんぼしゃんはいっつもとんでるから、れいみゅたちじゃちゅかまえられないよ!」
「しょーだよ! それをちゅかまえちゃうんだからおとーしゃんはほんちょにしゅごいんだじぇ!」
まりさも子供たちの賞賛の嵐にご満悦なようだ。
少しすると、子ゆっくりたちに元気が無くなる。
「おちょーしゃん、おにゃかすいちゃよー」
空腹である。
「ゆぅ、じゃあそろそろごはんさんをとりにいくんだぜ」
青年は驚いた。
さっきまで痛めつけていた昆虫たちは、てっきり食料として扱うものだと思っていた。
聞けば、昆虫といえば自然に生きるゆっくりのメインディッシュのひとつだという。
しかしそれをこの野良家族は食事として扱ってはいなかった。むしろおもちゃのように。
なんとひどいことだ、と青年は思う。
人間の子供でも昆虫殺しをやる者はいるだろうが、年をとればむやみな殺生には罪悪感を抱くものである。
それを快楽的にただ殺すとは。
ではこのゆっくり家族は何を食べているのか。
おそらく人間の食べ物の味を知っていしまっているのだろう。だから昆虫が食べられない。
子ゆっくりが昆虫に対して食欲が現れた様子が無いのも、人間のものばかり食べた結果だろう。
青年は野良親子の後をつける。
野良親子はゴミ捨て場に着いた。がしかし、ゴミはすでに無かった。
「おかしいんだぜ、きょうはごみさんがあったはずなのぜ」
「ゆぅ、しかたないね、つぎのばしょにいこうまりさ」
しかしどこのゴミ捨て場にもゴミは無い。
理由は単純で、さっき夢中になって昆虫を虐げていたため、収集時間をすぎていたのだ。
それを知らない親子はあせりだす。
「おにゃかしゅいたよぉぉぉ!!」
「あみゃみゃがちゃべちゃいよぉぉぉ!!!」
「ゆっくちしちゃいよぉぉぉ!!!」
子ゆっくりは痺れをきらせた。空腹の我慢ができないらしい。
―――この一家は野良化した後はとても幸運に恵まれていた。
まりさは両親が野良の、野良第二世代で生粋の野良育ち。
れいむはまりさが気に入ったがために駆け落ちを行った元飼いゆっくり。といっても、飼い主にはばれていて追い出されただけである。
そんな二匹はそれから現在までの約二週間を順調で幸運に送る。
れいむは最初こそ野良生活に抵抗があったが、人間との生活からなんとか野良の食事や生活に慣れる事に成功し、子供も授かってとてもゆっくりしていた。
まりさは狩の名ゆっくりで、れいむと駆け落ちしてからはほぼ毎日人間の残した食べ物を見つけてきてそれをみんなで食べていた。
家もビルの隙間にあり、落ちていたゴミも有用なものが多く住み心地はなかなかだった。
しかし、そんな幸運を繰り返したおかげで、生粋の野良であるはずのまりさもすっかり舌が肥えてしまい、生まれた時から人間の食べ物を食している子ゆっくりたちは言わずとも今の状態である。
たった二週間。この期間は、単に人の出入りが悪くなった店の廃棄物が多かったなどの偶然で生まれたものであり、収集車が来ていなくても今日はまともに餌など手に入るはずも無かった。
そんな事は生まれながらに苦労を知らない子供たちには関係ない話ではあったが。
「はやきゅごはんさんとってきてよぉ!!!」
まりさは焦る。さきほどまでの尊敬のまなざしから一転、今にも罵声をあげかねない我が子。
このままではまずいと思ったまりさは、ふとあるものを見つける。
「ゆ? れいむ、あれをみるんだぜ」
「ゆゆ? なぁにまりさ……あ、あれはおにいさんのいえだよ!」
そういってれいむとまりさはとある家を指す。
青年はその家に見覚えがあった、というよりも自分の家だった。
なるほど、このれいむは自分が追い出したれいむだったのか。
青年は納得した後、すぐさま一家よりも先に、尚且つ見られないように家に戻った。
この時青年は自分に黒い感情が沸いている事に気づいていた。
「おにーさーん、かわいいれいむがかえってきてあげたからゆっくりあけてねー」
追い出された身分を忘れ、自分の帰りを待っているだろう主人の姿を勝手に夢想するれいむ。
しかし、返事は無い。
当たり前だ。誰も帰りを待っているはずが無いのだから。
「ゆぅ、いないのかぜ……」
「おでかけちゅうかもしれないね。でもこっちにれいむようのまどさんがあるよ、そこからはいるよ」
飼われていたときにれいむようの小さな窓が作られていた。無論そんなものはないのだが、青年はわざとれいむようではなく普通の窓を開けておいた。
「ゆゆゆ、れいむのまどさんはないけど、こっちのまどさんはあいてるよ!」
「ちょうどいいんだぜ、さっそくはいるとするんだぜ」
「ゆわーいやっちょごはんさんがたびぇりゃれりゅんだにぇ」
「はやきゅたべちゃいよ」
一家が窓を越えると、そこには大きめの皿に盛られた白米が不自然に置いてあった。
「ゆゆ! ごはんさんがおてあるよ! おにいさんはれいむのためによういしておいたんだね、ゆっくりほめてあげるよ!」
「おちびちゃんたち、さっそくいただきますするのぜ!」
言うが早いか子まりさと子れいむたちは一目散に白米に飛び込んだ。
「ゆびぇぇぇっぇええええ?!?!?あじゅいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
顔から突っ込んだ子ゆっくりたちは勢いよく飛び出した。
「おちびちゃん、だいじょうぶかぜ?!」
まりさとれいむは大急ぎで三匹に駆け寄ってぺーろぺーろしてやる。
「ゆゆゆ! ごはんさんをあっつくしておくなんて、ひどいおにーさんだね!!!」
れいむはいつもあったかいご飯を貰っていたが、野良生活で冷たいものばかり食べていたため白米が熱々であることなど忘れていた。
そして自爆しただけなのに見えもしない相手に勝手に責任を転嫁している。
「ゆぅ、あじゅがっだよぉぉぉ」
「ゆびぇえええええん!!」
「ゆっぐ、ゆぐ……」
「しょうがないんだぜ、まりさがふぅーふぅーしてさましてあげるんだぜ」
「れいむもしかたないからやってあげるよ! おにーさんはゆっくりはんせいしてね!」
そして数分後、ゆっくりの息吹きなど高が知れたもので、白米は自然に冷めた。
三匹の痛みも引いたらしく、今度こそ食事にありつける。
「じゃあ、いただきますするのぜ」
「ゆっくりいただきます!」
『ゆっくちいちゃじゃきまちゅ!!!』
そして五匹は勢いよく食べ始めた。ところが―――
「ゆびゅえぇぇ?!」
「にゃにごりゅえ?!」
「きぼじばるいよぉぉお!!」
白米の中から出てきたのは昆虫の山盛りだった。
トンボ、かまきり、カブトムシ―――どれも先ほどれいむとまりさが殺して放置した昆虫だった。
「おやおや、せっかくご飯を用意してあげたのに、そんな言い方はないだろう」
影でずっと見ていた青年が現れる。
「ゆゆゆ、こんなゆっくりできないものをいれたのはおにーさんだね! あたらしいごはんさんをよういしてよね、じゃないとれいむおこるよ!」
「こんなきたなくてまずいものをたべさせるなんて、どうかしてるのぜじじい!!」
親に二匹の罵声。青年にとっては聞き慣れたものである。
そして本音からのため息交じりで口を開く。
「こんなもの、っていうけどさ、これ野生に限らず野良ゆっくりの主食だろ?
ていうか、わりと高級品のようなもんじゃないか。雑草なんかの何倍もましなんだし」
「はぁぁぁぁぁ?
なにいってるの、むしなんかたべられるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ?!」
「ふざけてないであたらしいのをもってくるんだぜじじい!
そうしたらこのむしさんみたいにてとあしだけでかんべんしてやるんだぜ!!」
どうにも好戦的である。れいむは飼われていた最初の頃の力関係などとうの昔に忘却している。
言葉にはまだ出していないが、自分はこの人間と完全に主人と奴隷という関係にあったとまで。
「いやいやいやいや、じゃあどうして虫を狩っていたんだい?
食べるためじゃないなら無意味じゃない」
「こんなのたべるためにあつめるわけないでしょぉぉぉぉ!!
こんなきたなくてにがくてくさいもの、れいむやおちびちゃんたちのおもちゃにしてもらってるだけありがたいとおもってほしいよ!」
「まったくなんでこんなものをまりさはたべれてたのか、ぎもんすぎてしかたないんだぜ!」
「このくじゅ! はやくあまあまもってくるんだじぇ!」
「のりょま! のりょま!」
「はやくしゅりゅんじゃよ! のりょまはきりゃいだよ!」
親に感化され、子ゆっくりたちもその耳障りで甲高い声を響かせる。
青年はどんどんイライラしてきている。
だが、青年のこれは意図的にやっているものだった。
そう、これからの行為のためのスパイスである。
青年の足が上がる。
れいむとまりさがそれに気づいた瞬間、ゆっくりには感知できない速度でその足が振られ……
バチィ
という小さな音がした。
「……ゆ?」
何が起こったのか一同理解が追いつかない。
数秒後、子れいむが異変に気づく。
「ゆゆ? れいみゅ、どこいっちゃの?」
自身の妹のれいむがいないのである。
続いてまりさも気づいて周りを見渡すが、何も無い。
いや、後方の不自然に用意された板と、染みがついているのはわかるが、妹の姿はどこにもない。
そして、その染みから甘いにおいがする事に気づく。
「ゆゆ~ん、あまちょうなにおいだじぇ~」
「くそじじぃぃぃぃ、おちびぢゃんをどごへやっだぁぁぁぁぁ!!!!」
「どれいのぐぜになまいきなんだぜぇぇぇぇ!!!」
親二匹も探し始めていたが、すぐに青年に矛先を向けた。
「どこって、そこに『ある』じゃない」
青年が指差す先には、板と黒い染みがある。その黒い染みは、今子れいむと子まりさが一生懸命舐めている。
二匹はいやな予感がした。
甘い匂い、思いっきり振られた足、何かがつぶれた音、黒い染み……餡子?……そして付近に落ちている赤い―――
「ゆわぁあああああああああああああああああああああああ!!!????????!!?」
「うぞだあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
「大正解。ああ悲しいかなあの子達は自分の妹と知らずその中身を食べている、と」
「おぢびぢゃああああん! それだべじゃだべええええええええ!!!」
れいむは大慌てで二匹を染みから引き離す。
「なにしゅるの、れいみゅはあまままたべてたんだよ!」
「じゃましゅるなー!!」
「こではあまあまじゃなぐでいもうどなんだよぉぉぉぉぉ!!!」
「そんなわきぇないでちょ、おかーしゃんおかちくなったの?」
「なんでもいいかりゃまりちゃにあみゃあみゃをたべさせりゅんだじぇ!」
「このおりぼんはれいむのでしょぉぉぉぉ!!」
言って二匹の前にボロキレになりかけているリボンだったものを見せる。
「ゆ? ……こ、こりぇ、」
「れい、みゅ、の?」
気付いた。いや、気付いてしまった。
『ゆぎゅええええええええええええええええ!!!!』
赤ゆっくりの精神が抜けきっていないそんな子ゆっくりが、同族のしかも親族の内臓を食らっていたなどと知れば、こうなるのは自明であった。
二匹は勢いよくその身の形成物を吐き散らし、食った量などすでに出し切り、それでも内臓を食ったという生理的嫌悪感が押し寄せ続けた。
その吐瀉は止まらない。すでに自身を形成する三分の一を消費したのにも関わらず、まだ出てくる。
「ゆわあああああああ!! あんごはいじゃだべええええええええええええええ!!!!」
やっとの思いで止まった時には、あと一歩で物言わぬ饅頭に成り下がるところであった。
だがまぁ、それも時間の問題であるのだが。
「ゆ、ぎ、ぷぎゅぽ……!」
「はひゅぅ~、ぷ、ひゅ……!」
「じじぃははやぐおぢびぢゃんをだずげるんだぜぇぇぇ!!!!」
「お断りします。自業自得もいいところだ」
「おばえがやっだんだろぉぉぉ! ぐぞどれいははやぐおぢびぢゃんをたずげろ!!!」
「やだよばーか。俺お前ら嫌いだもん。なぁに気にしない気にしない、人様に迷惑かけないうちにこの子らの後を追わせてあげるから」
「ふざけるんじゃないんだぜ! おまえなんかがまりささまにかでるどでぶぎゅぎ?!」
言い終わる前に青年の足がまりさの顔面を踏み潰す。
死なないように、話はできるように、微妙な加減をして。
そしてそのまま瀕死の二匹を掴むと、騒ぎ立てるれいむの口の中につっこんで口を閉ざせた。
「ん”ん”~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!」
涙を流してモミアゲ部分をピコピコと動かして、菱に口をあけようとする。
そんなれいむを見て青年は口の僅かな隙間にストローをぶちこんで水をいれこむ。
数十秒後、れいむの口の中で小さなふたつの命は融けてなくなり、れいむも耐え切れずに水ごと飲み込んでしまった。
青年がれいむを開放すると、今度はれいむが中身を
「ゆげぶりゅ!!?」
吐く事は許されなかった。
そうして吐き気がある程度収まるまで頭から踏まれで口をあけられない状態が続く。
やっとの思いで解放された二匹は青年に食って掛かる。
「じじぃ、なんでおぢびぢゃんをごろじだぁぁぁ!!!」
「がえぜ! おぢびぢゃんをがえずんだぜぇぇ!! ざもないどぶっごろじでやるんだぜぇぇぇ!!!!」
「なんで、って?
いやだってお前ら邪魔だしうるさいし気持ち悪いし」
「おぢびぢゃんのどごがきもぢわるいんだぁぁ!!」
「もうがまんならないんだぜ、ぶっころしてやびゅ!!!」
飛び掛ろうとしたまりさをめり込むほど本気で殴り落とす。
喚き叫ぶことしかしないれいむは何もできない。
「これ正当防衛で。
いいじゃないか、お前ら死んでも誰も悲しみゃぁしないってぇ」
「でいぶだぢはいぎでるんだよ! なのになんでごんなごどずるの!!!」
「いやぁ、生きてるのは知ってるけどそれが何か?
じゃあ、お前あの虫たちを何で殺したのさ。食べるためじゃないんだろ?」
「ふん、あんなきしょくわるいもの、れいむとおぢびちゃんをたのしまえるためにしんだんだがら、こうえいにおもってもらいたいよ!」
「だろ?
だから俺もお前らが気色悪いから殺すんだよ。楽しんで殺してやるから光栄に思ってね」
「あんなのとれいむをいっしょにずるなぶるがっ!!!」
丁度開いたれいむの口にすっぽりと足が入って、口の中はぐちゃぐちゃになった。
まだ微妙に喋れるようだが、もう外では生きていけまい。もっとも、ここで命を終えてしまうわけではあるが。
「同じなんだよ。つか、その考えが気持ち悪い。その自分勝手さが気持ち悪い。
食うための前提で、子供に狩を見せたり強さを見せたならいいけど、そのまま放置?
馬鹿なの死ぬの?死ぬけど」
青年はまりさとれいむをつまみ上げる。
「いだいいだいいだいいだいいだいだい!!!!!!!」
「ひゃなしぇ、ふひょひひぃ……!!」
「まぁ馬鹿ゆっくりに言ってもしかたないわな。
少しでも賢ければどうにかなったかもしれないのに。
ま、安心しなさい、俺が責任持って甚振り尽くして子供たちと同じところに連れてってあーげーる」
青年の表情は笑顔。
しかし二匹にはどんな凶悪な顔よりも怖いものに映っていた。
ほとんど喋れなくなった二匹は、気に吊るされ、命乞いと意味の無い謝罪と涙と糞尿をたらすサンドバッグとなって自重で千切れるまで殴られた。
死に行く二匹の命乞いをする姿を見て、その絶望感を漂わせる目に、青年はとても醜悪で、気持ち悪くて……そして言いようの無い興奮を覚えた。
その後、青年はよく家に餌をまくようになった。
ゆっくりが好きそうな甘い匂いを。
そして今日もまた、家族連れゆっくりが甘い香りに誘われて地獄に足を踏み入れていく。
~終~
駄文
書いてて自分があまりイライラしない内容でした。
虫を食料じゃなくただ遊び道具にしつつ自分たちは生きていると主張するのが書きたかった。
しかし料理下手な自分では、自分でも意味のわからない内容と化かせてしまい云々。言い訳。
というか、ゆっくりが喋る量が他に書いたのより多いのが苦手というか。
説教くさいほうが好きなのかも。
どうもイラつかせる描写が苦手でいけません。
やっぱりぽっと描き始めるといけないというのがわかりました。
虐描写は勉強が必要なようです。
愛でたいんですけどね。
ゆうかにゃんハァハァイケメン大好き。
……眠気でねじ飛んでるみたいだ。
言い訳乙
作
anko1246 特集『ゆっくりに脅かされる農家』
anko1241 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』
anko1257 ゆっくり教材Vol.2『大人になれないまりさ』
anko1272 ゆっくり教材Vol.3『ゆっくりありすの注意点』
anko2390 ゆっくり教材Vol.4『ゆっくりぱちゅりーの弱さ』