ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2527 れいぱーありすの死に際
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ankoss
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『れいぱーありすの死に際』 2KB
適当に書いた掌編。内容が自分でもよく分かりません。普通のSSじゃないので注意。
作:嘘あき
せっせせっせと声を掛け合いながら、
一匹のちぇんが背後にいる仲間の二匹と共に正三角形の隊列を組んで行軍する。
だが、決して彼らは前を見ずに、視線は隊列の中央にあった。
「はやくどこかにいってねーわかれよー」
口に挟んでいた枝をぎゅっと力を込めて引っ張る。
枝の先にはほのかに甘く死の匂いがこびりついていた。
「いじゃぃいい……」
樹の枝は深々と刺さっていたのだ、ゆっくりありすの体の中に。
ブロンドのセミロングをグジャグジャに乱し、常に手塩にかけて磨いていたカチューシャはない。
このありす、れいぽぅの罪で野良のコミュニティーからリンチを受け釈放された後だったのだ。
野良特有の群集性に毒されかけたバッタの様に茶色く染み付いた小麦粉肌には無数の切り傷が刻まれている。
黄色く光るカスタードがモロモロと流れる体を引きずりながら、ありすは野地裏を這いずっていた。
「どがいばじゃないわぁあああああ!!!!!」
白い布地のような純白の恨みを込めた咆哮は歪んだ闇の中へと虚しく消えるだけ。
されど、精神の境界線は潰されたままである。
目から滴る砂糖水と苦痛に歪ませた歯軋りがありすの体を支え続ける。
「ゆひぃいいいいいいいいい!!!!」
堅い葉っぱによって刻み込まれた凌遅刑の如き致命傷の数々がありすの余命を物語る。
だが、死期を悟っていても生きる気力を保ち続けているありすには何の意味も持たない。
ただ、這いつくばって生きる意味を感じ続けるのだ。
「ゆっぐじざぜでよぉおおお!!!」
涙をこぼしながら生きたいと言う懇願が心中を駆け巡りながらも、
それが自分の力では叶わぬと分かり、自然とその言葉は出てくるのだ。
「だれかっ、ありずをっ、ゆっぐじざぜろぉおおおおおお!!!!」
体中に拡がる冷気がじわじわと自由を奪ってゆく。
体内のカスタードの量が限界に近づき始めたのだ。
死を覚悟させるには十分の処置。
神の恩恵であるのか、それとも悪戯であるのか。
「じにだくないいいいいい!!!!」
徐々に狭まる歩幅はチックタックとカウントダウンを刻む針の様。
砂漠の砂のように削れていく生命の輝きがありすだけには太陽以上に眩しく見えた。
「ありずは、ありずはっ!!!! どがいはなんだぞぉおおおおお!!!」
だが、ありすには月が見えなかったのだ、
地球にいるものが太陽と共に見なければならないものを。
そして、地球そのものを。青い地球が燦々と輝いているのに。
「ゆぎゃぁあああああああああ!!!!」
水たまりに映る自分の顔をありすは見た。
上下の歯は力任せに噛み続けた為、噴火後の山肌のようなひび割れが走っている。
そして、なによりも自分の目が怖いのだ。死刑執行に立ち会ったどのゆっくりよりも醜く歪んでいたのだ。
「もっっどゆっぐじぃいいいい………」
ベシャっと音を立てながらありすは糸を失った操り人形のように死を享受した。
ありすは最後の最後まで生きている意味を理解せずに死んだのだ。
いや、死ぬことこそが生きる意味だったのか。
いや、総てを総括して生きることだったのだ。
ありすは納得した死に方をしていないから、それは生きたい意味に繋がるのかどうか。
それは定かではない。世界というものを知ろうとしなかった愚か者でしか無かったのかもしれない。
おわり
死ぬことは生きることであるという話は有名ですね。
正直、書いてて反吐が出そうな文章。
じゃあ、反吐が出ないように書けばという話なのですが、
反吐を出してすっきりしたい時があるんです。
ただ、その反吐には意味があると思っています。
頭の悪い人間の戯言で申し訳ない。
適当に書いた掌編。内容が自分でもよく分かりません。普通のSSじゃないので注意。
作:嘘あき
せっせせっせと声を掛け合いながら、
一匹のちぇんが背後にいる仲間の二匹と共に正三角形の隊列を組んで行軍する。
だが、決して彼らは前を見ずに、視線は隊列の中央にあった。
「はやくどこかにいってねーわかれよー」
口に挟んでいた枝をぎゅっと力を込めて引っ張る。
枝の先にはほのかに甘く死の匂いがこびりついていた。
「いじゃぃいい……」
樹の枝は深々と刺さっていたのだ、ゆっくりありすの体の中に。
ブロンドのセミロングをグジャグジャに乱し、常に手塩にかけて磨いていたカチューシャはない。
このありす、れいぽぅの罪で野良のコミュニティーからリンチを受け釈放された後だったのだ。
野良特有の群集性に毒されかけたバッタの様に茶色く染み付いた小麦粉肌には無数の切り傷が刻まれている。
黄色く光るカスタードがモロモロと流れる体を引きずりながら、ありすは野地裏を這いずっていた。
「どがいばじゃないわぁあああああ!!!!!」
白い布地のような純白の恨みを込めた咆哮は歪んだ闇の中へと虚しく消えるだけ。
されど、精神の境界線は潰されたままである。
目から滴る砂糖水と苦痛に歪ませた歯軋りがありすの体を支え続ける。
「ゆひぃいいいいいいいいい!!!!」
堅い葉っぱによって刻み込まれた凌遅刑の如き致命傷の数々がありすの余命を物語る。
だが、死期を悟っていても生きる気力を保ち続けているありすには何の意味も持たない。
ただ、這いつくばって生きる意味を感じ続けるのだ。
「ゆっぐじざぜでよぉおおお!!!」
涙をこぼしながら生きたいと言う懇願が心中を駆け巡りながらも、
それが自分の力では叶わぬと分かり、自然とその言葉は出てくるのだ。
「だれかっ、ありずをっ、ゆっぐじざぜろぉおおおおおお!!!!」
体中に拡がる冷気がじわじわと自由を奪ってゆく。
体内のカスタードの量が限界に近づき始めたのだ。
死を覚悟させるには十分の処置。
神の恩恵であるのか、それとも悪戯であるのか。
「じにだくないいいいいい!!!!」
徐々に狭まる歩幅はチックタックとカウントダウンを刻む針の様。
砂漠の砂のように削れていく生命の輝きがありすだけには太陽以上に眩しく見えた。
「ありずは、ありずはっ!!!! どがいはなんだぞぉおおおおお!!!」
だが、ありすには月が見えなかったのだ、
地球にいるものが太陽と共に見なければならないものを。
そして、地球そのものを。青い地球が燦々と輝いているのに。
「ゆぎゃぁあああああああああ!!!!」
水たまりに映る自分の顔をありすは見た。
上下の歯は力任せに噛み続けた為、噴火後の山肌のようなひび割れが走っている。
そして、なによりも自分の目が怖いのだ。死刑執行に立ち会ったどのゆっくりよりも醜く歪んでいたのだ。
「もっっどゆっぐじぃいいいい………」
ベシャっと音を立てながらありすは糸を失った操り人形のように死を享受した。
ありすは最後の最後まで生きている意味を理解せずに死んだのだ。
いや、死ぬことこそが生きる意味だったのか。
いや、総てを総括して生きることだったのだ。
ありすは納得した死に方をしていないから、それは生きたい意味に繋がるのかどうか。
それは定かではない。世界というものを知ろうとしなかった愚か者でしか無かったのかもしれない。
おわり
死ぬことは生きることであるという話は有名ですね。
正直、書いてて反吐が出そうな文章。
じゃあ、反吐が出ないように書けばという話なのですが、
反吐を出してすっきりしたい時があるんです。
ただ、その反吐には意味があると思っています。
頭の悪い人間の戯言で申し訳ない。