ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2700 そして新記録
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ankoss
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『そして新記録』 12KB
いじめ いたづら 野良ゆ 都会 現代 初投稿です ぬるいじめ 少しだけパロディ
いじめ いたづら 野良ゆ 都会 現代 初投稿です ぬるいじめ 少しだけパロディ
そして新記録
初投稿です、微妙にパロネタが入っています。
これまでに出ている他の作者さんの設定などを参考にしています。
虐待というよりはぬるいじめ、ネタがかぶった方がいたらごめんなさい。
これまでに出ている他の作者さんの設定などを参考にしています。
虐待というよりはぬるいじめ、ネタがかぶった方がいたらごめんなさい。
「あ、それからゆっくりに注意してくれ」
夕方5時、アルバイト先の酒屋で店長と入れ替わりでレジに入った私にそんな言葉がかけられた。
「ゆっくりですか?」
思わず疑問の声を上げてしまう、ゆっくり――現代に突如として現れた生ける饅頭――が人間との間に様々な問題を引き起こしたのは有名な話で、この商店街にもその例にもれずゆっくりによる損害を被っていた。
「ゆぅ、おやさいさん!ゆっくりれいむに食べられてね!」
八百屋の店先の野菜に飛びつくれいむ。
「おい、じじい!はやくまりささまに、あまあまをけんっじょうするんだぜ!そうすればいたいめをみなくてすむのぜ!」
買い物客に絡むまりさ。
「ゆ~、このぺんしょんはとてもとかいはね!ありすのべっそうにしてあげてもいいのよ!」
婦人服店に乗り込んでおうち宣言をするありす。
「にんげんさん!そのふくろのなかはあまあまさんだね、あまあまさんはしんぐるまざーのれいむのものだよ、はやくわたしてね!ばかなの?しぬの!?」
「きゃわいいれいみゅによこすんだじぇ!」
「はやくするんだじぇ!」
「きゃわいいれいみゅによこすんだじぇ!」
「はやくするんだじぇ!」
洋菓子店の前で物乞いをするしんぐるまざー
「にんげんさん!れいむをかいゆっくりにしてください!れいむはもときんばっじさんでした!おねがいしますおねが……」
飼いゆっくりになろうと、大声で怒鳴る野良ゆっくり。
次から次に起こる問題に、商店街は全体での対応を求められた。
野良ゆっくりに荒らされないタイプのゴミ箱の設置、生ごみの出す時間の徹底。
商店街へのゆ除グッズの設置と潰されたゆっくり掃除の当番制。
路地裏の整理と定期的な点検。
保健所と商工会が協力して行われた対策で野良ゆっくりは確かに減少した、しかしそれでも店舗へのゆっくりの侵入を完全に防ぐことは出来ず、その対応は各店舗に任されることになった。
野良ゆっくりに荒らされないタイプのゴミ箱の設置、生ごみの出す時間の徹底。
商店街へのゆ除グッズの設置と潰されたゆっくり掃除の当番制。
路地裏の整理と定期的な点検。
保健所と商工会が協力して行われた対策で野良ゆっくりは確かに減少した、しかしそれでも店舗へのゆっくりの侵入を完全に防ぐことは出来ず、その対応は各店舗に任されることになった。
ゆっくりの習性によるおうち宣言やゲスの「人間のおうちを奪ってしまえ」という無謀な挑戦を除けば、ゆっくりの被害が多いのは飲食店、生鮮食品店である。
見つけたものを自分の物と思い込むゆっくりにとって、野菜や果物の並んだ八百屋などは自分を歓迎しているように見えるらしい。
見つけたものを自分の物と思い込むゆっくりにとって、野菜や果物の並んだ八百屋などは自分を歓迎しているように見えるらしい。
そんな中で一応食品を扱っているにも関わらず、私のアルバイト先の酒屋へのゆっくりの被害は小さいものだった。
前述のようなおうち宣言系を除けば外から見える店内には缶や瓶しか並んで居らず、人間の家には食べ物があると安直に考える餡子脳のゆっくり意外には食べ物が置いてあるようには見えないのかは分からないが、
これまでの経験では、一度光る洋酒のガラス瓶に引かれたのか、ありすが「とかいは」となどと言いながら進入してきただけである。
前述のようなおうち宣言系を除けば外から見える店内には缶や瓶しか並んで居らず、人間の家には食べ物があると安直に考える餡子脳のゆっくり意外には食べ物が置いてあるようには見えないのかは分からないが、
これまでの経験では、一度光る洋酒のガラス瓶に引かれたのか、ありすが「とかいは」となどと言いながら進入してきただけである。
そんなわけで私は思わず店長に問い返してしまった。
「ゆっくりが何かやらかしたんですか?それとも商工会からの通達でも有りました?」
店長は奥の住居部分に入りながら、苦笑いと共に答えた、
「いや、昨日君がいない時、ゆっくりに盗まれちゃってさ、酒!」
ゆっくりが酒を盗む?
雑食で卑しいゆっくりだが、彼らに飲酒の習慣があるなどとは聞いたことが無い。
それとも、甘いもの、それこそジュースか何かと勘違いして持っていったのだろうか?
雑食で卑しいゆっくりだが、彼らに飲酒の習慣があるなどとは聞いたことが無い。
それとも、甘いもの、それこそジュースか何かと勘違いして持っていったのだろうか?
「ゆっくりが酒なんて飲むんでしょうか?」
「飲むんじゃねぇの?もう同じのを2~3回やられてるし」
店長の返事に私は驚きを隠せなかった、自分がいないときに盗みに入られていたのも驚いたが、明らかにゆっくりが「酒」を狙っていると思える点である。
基本的に調子に乗りやすいゆっくりは、一度犯行に成功すると同じことを繰り返すものだが、繰り返しているということは盗って行った物は彼らの腹に納まっていると考えてよいだろう。
そのときはたと気が付く、そういえば、以前TVで特集していた希少種にそんなのがいたかもしれない……スイカだかなんとか、
基本的に調子に乗りやすいゆっくりは、一度犯行に成功すると同じことを繰り返すものだが、繰り返しているということは盗って行った物は彼らの腹に納まっていると考えてよいだろう。
そのときはたと気が付く、そういえば、以前TVで特集していた希少種にそんなのがいたかもしれない……スイカだかなんとか、
「あれですか、希少種ってやつでしょうか?」
「いや、そこらにいるようなやつだよ。金髪に黒いトンガリ帽子のやつ」
既に飲み始めたのか少し上機嫌になった店長が答える――ウチの店長は完全に商売物に手を出している――金髪に黒いトンガリ帽子……まりさか、と、そこで気が付く。
「店長!持っていかれるの黙って見ていたんですか!?」
その後、店長に聞いてみると、アルバイトのいないこの時間、店長が手洗いを使うために奥に入り戻ってきたところでゆっくりが頭に酒瓶を載せて逃げ去るのを見たというのだ。
そんなことがゆっくりに出来るのだろうか?
店長に教わった棚に向かい、ゆっくりに持ち去られたという商品を手にとって見る、入り口に近い棚の一番下の段に並べられたそれ――下町のナポレオン――は手に取るとずしりと重く、とてもこれをゆっくりが持ち運べるとは思えないのだが……
ただしこの段のほかの商品はすべて箱入りの缶もののため、もしゆっくりが狙うとすればこれしかない様にも思える。
そんなことを考えていると、ちょうど私の後ろから店内にお客が入ってくるのに気が付き慌てていらっしゃいませと叫ぶと私はレジへと戻った。
この時の私はそれでこの件について忘れてしまったのだ。
そんなことがゆっくりに出来るのだろうか?
店長に教わった棚に向かい、ゆっくりに持ち去られたという商品を手にとって見る、入り口に近い棚の一番下の段に並べられたそれ――下町のナポレオン――は手に取るとずしりと重く、とてもこれをゆっくりが持ち運べるとは思えないのだが……
ただしこの段のほかの商品はすべて箱入りの缶もののため、もしゆっくりが狙うとすればこれしかない様にも思える。
そんなことを考えていると、ちょうど私の後ろから店内にお客が入ってくるのに気が付き慌てていらっしゃいませと叫ぶと私はレジへと戻った。
この時の私はそれでこの件について忘れてしまったのだ。
数日後、店内にお客が居なくなったのを見計らうと、私は冷蔵庫の商品の補充を始めた、最近はほとんどコンビニにお客を奪われているとはいえ、やはり冷蔵庫には商品か綺麗に並んでいないと酒屋としては問題である。
そんな時、何気なく閉めた冷蔵庫のガラス扉を見た私は思わず固まってしまった。
ガラス扉に映る背後――店の入り口方面――に一匹のゆっくりまりさが映っていた。
そのまりさは入り口に置かれた特売のビールのケースに半身を隠すようにしてじっとこちらを、私の背中を見つめていた。
私が止まっている間、店に近づいてくる人も警戒しているのか何度か周囲を見回すの挟みこちらの動きを待ってる、もしかしてあれが例の酒泥棒だろうか。
私が振り向くとそのまりさは、ゆっくりにしてはすばやく逃げ去ってしまった。
思わず店の外に出る、周りを見渡すが路地裏にでも隠れたのか先ほどのまりさを見つけることは出来なかった。
そんな時、何気なく閉めた冷蔵庫のガラス扉を見た私は思わず固まってしまった。
ガラス扉に映る背後――店の入り口方面――に一匹のゆっくりまりさが映っていた。
そのまりさは入り口に置かれた特売のビールのケースに半身を隠すようにしてじっとこちらを、私の背中を見つめていた。
私が止まっている間、店に近づいてくる人も警戒しているのか何度か周囲を見回すの挟みこちらの動きを待ってる、もしかしてあれが例の酒泥棒だろうか。
私が振り向くとそのまりさは、ゆっくりにしてはすばやく逃げ去ってしまった。
思わず店の外に出る、周りを見渡すが路地裏にでも隠れたのか先ほどのまりさを見つけることは出来なかった。
この酒泥棒に興味を持った私は、本格的にこの一件を調べてみることにした。
最初に確認したのは店に一台だけ設置された防犯カメラである、はっきり言って強盗どころか万引きすらほとんど起きない小型店のこの店に必要なのかはわからないこのカメラのテープを私は何度か交換したことがあるのだ。
店の隅からレジと入り口が入るように向けられたこのカメラは二週間分の記録が残るようになっているはずである。
店長に頼んでテープの中身を確認させてもらうと、非常に悪い画質ながらも防犯カメラはしっかりと働き犯行現場を捉えていた。
4日前と12日前の二回、どちらも私が入っていなかった日である、夕方の店長がレジを離れる隙を突いて一匹のゆっくりが店に侵入していた。
最初に確認したのは店に一台だけ設置された防犯カメラである、はっきり言って強盗どころか万引きすらほとんど起きない小型店のこの店に必要なのかはわからないこのカメラのテープを私は何度か交換したことがあるのだ。
店の隅からレジと入り口が入るように向けられたこのカメラは二週間分の記録が残るようになっているはずである。
店長に頼んでテープの中身を確認させてもらうと、非常に悪い画質ながらも防犯カメラはしっかりと働き犯行現場を捉えていた。
4日前と12日前の二回、どちらも私が入っていなかった日である、夕方の店長がレジを離れる隙を突いて一匹のゆっくりが店に侵入していた。
私は思わず唸ってしまった、一度考えたこととはいえ確かにゆっくりが酒を盗んでいったのだ、それも紙パックや缶などの小型のものではなくガラス瓶である、人間にはなんでもない重量でもバスケットボールサイズのゆっくりには危険であるはずなのだが。
目の前のモニターの中ではゆっくりまりさが頭に酒瓶を乗せて移動していた。
目の前のモニターの中ではゆっくりまりさが頭に酒瓶を乗せて移動していた。
「面白いな」
思わずつ呟いてしまった私はちょっとした遊びをしてみることにした。
商店街の裏路地、人間が入り込めない狭い隙間に押し込まれたいくつかのダンボール、壁と壁の間でゆがんだその中で3匹のゆっくりがのたくっている、
「ゆ~ゆ~ゆ~♪ゆ~ゆ~ゆ~♪」
上機嫌に歌うれいむ、
「むきゅむきゅ……けんじゃは……それに……」
ボソボソと下を向いてつぶやくぱちゅりー、
「まりっさまは……さいっきょうなのぜ、ゆははははは……」
ケラケラと笑うまりさ。
その3匹の横には食い散らかしと思しき生ごみと、ゆっくりの巣には不似合いな空き瓶が2本転がっていた。
しかしそんな狂乱の宴も時間の経過によりお開きとなる、一足先に冷静になったれいむがつぶやく、
しかしそんな狂乱の宴も時間の経過によりお開きとなる、一足先に冷静になったれいむがつぶやく、
「ゆー?ぽかぽかさんがなくなっちゃったよ……」
それを受けて空き瓶を転がすまりさ、
「ゆぅゆぅ、もうはいってないみたいなのぜ」
「ゆっくりできないよ!まりさ、はやくつぎのをちょうだいね!」
彼らが、表の酒屋から酒を盗んでいったゆっくりであることは、まず間違いないだろう。
そこに遅れて酔いのさめたぱちゅりーが声をかける。
そこに遅れて酔いのさめたぱちゅりーが声をかける。
「まりさ、さいきんしゅうかくがすくないわよ、ちゃんとぱちゅのおしえたとうりにやってるの?」
「それは……さいきんへんなじじいがいるからなのぜ……」
このゆっくり達が飲酒に味を知ったのは、ほんの偶然からである。
人間の隙をうかがうべく商店街を覗き見ている時に、たまたま通りかかった飼いゆっくりのちぇんが、飼い主のお姉さんから瓶の中に入ったあまあまを貰うのを見ていたからである――もっともその瓶の中身はポンジュースだったのだがゆっくりは知らない。
これによって瓶に入っている=あまあまの図式を覚えたゆっくりは、ぱちゅりーの知っていた同じものが並んでいる人間のおうちからあまあまの強奪を計画したのである。
これには、酒屋の入り口が自動扉ではなく手動のもので、昼間は開放されていることもあったのだろう。
店に立っている人間の隙をついて、一本の瓶の奪取に成功したまりさは喜び勇んでそれを巣まで運んだ、あまあまを期待するれいむに急かされながら、ぱちゅりーの知識と協力で何とか栓を開けこぼれたあまあまに舌を這わせたゆっくり達は失望することになる。
人間の隙をうかがうべく商店街を覗き見ている時に、たまたま通りかかった飼いゆっくりのちぇんが、飼い主のお姉さんから瓶の中に入ったあまあまを貰うのを見ていたからである――もっともその瓶の中身はポンジュースだったのだがゆっくりは知らない。
これによって瓶に入っている=あまあまの図式を覚えたゆっくりは、ぱちゅりーの知っていた同じものが並んでいる人間のおうちからあまあまの強奪を計画したのである。
これには、酒屋の入り口が自動扉ではなく手動のもので、昼間は開放されていることもあったのだろう。
店に立っている人間の隙をついて、一本の瓶の奪取に成功したまりさは喜び勇んでそれを巣まで運んだ、あまあまを期待するれいむに急かされながら、ぱちゅりーの知識と協力で何とか栓を開けこぼれたあまあまに舌を這わせたゆっくり達は失望することになる。
「ゆへぇ、これあまあまじゃないよ!」
「むきゅー、これはどくよ!」
「おかしいのぜ!?ちぇんはこれからあまあま、もらってたのぜ!」
しかし、しばらくして彼らに変化が訪れる。
「ゆ~♪なんだかぽかぽかしてきたよ♪」
「なんだか……ぱちぇもきもちよくなって……きたわ♪」
「もっとぺーろぺーろするのぜ……ゆ~……」
こうして酒の味を覚えたゆっくり達は、最初に奪った一本を飲み尽くすと次の犯行に手を染めた。
酒屋を観察したぱちゅりーにより、人間が夕方に一度居なくなることが分かり、その隙を突いてもっとも力持ちのまりさが瓶を担いで盗み出す、こうして二本目の入手にも成功したのである。
ぽかぽか――酒はゆっくりの生活にとっては革命的なものだった、飲むことによってとてもゆっくり出来るだけで無く、夜も暖かく、むーしゃむしゃが少なくても大丈夫なのだ。
このことに気が付いたぱちゅりーの提案によって、次の狩り(盗み)は今のぽかぽかが無くなる前に行われるようになった。
しかし、そのあと人間が夕方に居なくならないことが続き、ゆっくり達は三本目を入手できずにいたのである。
酒屋を観察したぱちゅりーにより、人間が夕方に一度居なくなることが分かり、その隙を突いてもっとも力持ちのまりさが瓶を担いで盗み出す、こうして二本目の入手にも成功したのである。
ぽかぽか――酒はゆっくりの生活にとっては革命的なものだった、飲むことによってとてもゆっくり出来るだけで無く、夜も暖かく、むーしゃむしゃが少なくても大丈夫なのだ。
このことに気が付いたぱちゅりーの提案によって、次の狩り(盗み)は今のぽかぽかが無くなる前に行われるようになった。
しかし、そのあと人間が夕方に居なくならないことが続き、ゆっくり達は三本目を入手できずにいたのである。
「ゆっくりできないよ!まりさはもっとがんばって、ぽかぽかをもってきてね!!!」
イラついたのか、れいむが大きな声を上げる。
「で、でも、じじいがじゃまをするからいまはむりなのぜ……」
「そうね、にんげんさいがいるときにかりにいくのはきけんよ!」
まりさの言葉に納得するぱちゅりーと異なり、れいむは続ける。
「まりさならだいじょうぶだよ!まりさはかりのめいしゅでしょ?れいむははやくぽかぽかさんがほしいんだよ!」
「ゆ……そうなのぜ、まりさはさいっきょうのゆっくりなのぜ!」
思わずまりさも大きなことを言ってしまう、れいむは転がる空き瓶に目をやり答える。
「ゆ~♪れいむいいことかんがえたよ、つぎにかりにいくときはまりさにぽかぽかさんたくさんとってきてもらえばいいんだよ!」
「ゆぅ!?」
「ぽかぽかさん、たったふたつじゃすぐになくなっちゃたよ!だからまりさ、つぎはたくさんとってきてね!」
「むきゅ、れいむ、いくらまりさでもたくさんはむりよ!」
このぱちゅリーの台詞にまりさは憤った、
「そんなことないのぜ!まりさはふたつももてるのぜ!たくさんでもだいじょうぶなのぜ!」
空き瓶を二本、お帽子の上に乗せるとまりさはゆっへんと胸を張ろうとする。
頭の上のものを落としそうになり、それを止めるとまりさはれいむとぱちゅりーに宣言した。
頭の上のものを落としそうになり、それを止めるとまりさはれいむとぱちゅりーに宣言した。
「きめたのぜ、つぎのかりではいちどにたくさんのぽかぽかさんをとってくるのぜ!」
かくして、まりさは人間のおうちの隙をを窺うことになった、しかし二回目の成功からは夕方にもおうちの中にじじいが居ることが多く、なかなかチャンスが訪れることが無かった。
そんなある日の夕方、まりさがおうちの中を覗くと中には誰も居ない。
そんなある日の夕方、まりさがおうちの中を覗くと中には誰も居ない。
「ちゃんすなのぜ、いまのうちにいくのぜ!」
そろーりそりーりとおうちの中に入り、ぽかぽかさんが並べられた場所へ向かう。
キラキラと光るぽかぽかさん、眺めてにやけそうになるが、まりさは気を引き締める。
キラキラと光るぽかぽかさん、眺めてにやけそうになるが、まりさは気を引き締める。
「ゆぅ、やるのぜ、たくさんれいむにぽかぽかさんをもっていくのぜ!」
まず瓶の足元に顔を当て、掬い上げるようにして頭の上に乗せる、まず一本、頭の上の重さを感じながらもみあげと舌を使いおぼうしの一本目とは反対側に二本目を乗せて担ぐ、ずしりと空き瓶を乗せたときとは桁違いの重さがまりさにかかる。
「ゆぎぎぎ、お、おもひのぜ……このままもってひくのぜ」
まりさは引き返そうとするが、そんなまりさの心にれいむとぱちゅりーの声が聞こえる。
「まりさ、ぽかぽかさんたくさんもってきてね、いっしょにぽかぽかさんでゆっくりしようね♪」
「まりさ、かんがえなおして!いちどにたくさんなんてむりよ!」
「ゆ……」
「ゆぐ、まけないのぜ、まりははまけないのぜ!」
「ゆぐ、まけないのぜ、まりははまけないのぜ!」
まりさは舌でもう一本を自分に向けて倒すようにする、先端が乗ったとこで壁に向かってずーりずーりと進み頭の上に乗せる。
「ぐぐぐぐ、ゆっくひかえるのぜ……」
まりさはずっずっと体を引きずり外へ向かった。
「しかし、驚いたね。ゆっくりが瓶を三本も担いでいくなんて!」
今回の結果にはさすがの店長も驚きを隠せないようである、そして思い出したように笑いながら
「いや、いくら安いとはいえ三本も盗っていかれちゃ困るよ!バイト代から引いておくからね!」
などと言い出した、自分も何度もやられている件は棚上げされているらしい。
私は部屋の隅に置かれた空き瓶に一度目をやると、余裕を持って返す。
私は部屋の隅に置かれた空き瓶に一度目をやると、余裕を持って返す。
「大丈夫ですよ、あれの中身は 水 ですし」
薄暗い夕方の路地裏を一匹のゆっくりまりさが這っている。
その頭には三本の酒瓶、まりさ種の特徴でも有るトンガリ帽子はつぶれ体も少し平たくなってしまっている。
歯を食いしばり、顔には汗を流し、アスファルトを這いずることで生じる痛みに耐えるまりさの中にはこれまでにない歓喜であふれていた。
これでまたれいむと一緒にゆっくり出来る、ぱちゅりーも見返すことが出来る、なによりまりさは今までの自分に勝ったんだ!
この優越感はぽかぽかさんを飲んだとき以上に、何よりもゆっくり出来た。
その気持ちを吐き出すかのようにまりさは呟いた……
その頭には三本の酒瓶、まりさ種の特徴でも有るトンガリ帽子はつぶれ体も少し平たくなってしまっている。
歯を食いしばり、顔には汗を流し、アスファルトを這いずることで生じる痛みに耐えるまりさの中にはこれまでにない歓喜であふれていた。
これでまたれいむと一緒にゆっくり出来る、ぱちゅりーも見返すことが出来る、なによりまりさは今までの自分に勝ったんだ!
この優越感はぽかぽかさんを飲んだとき以上に、何よりもゆっくり出来た。
その気持ちを吐き出すかのようにまりさは呟いた……
「……しんっきろく……なのぜ!」