ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2737 イヴの夜に
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ankoss
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『イヴの夜に』 6KB
愛で 制裁 小ネタ 日常模様 飼いゆ 都会 現代 イヴの夜に
愛で 制裁 小ネタ 日常模様 飼いゆ 都会 現代 イヴの夜に
- 小ネタです。
- anko2516 読書の秋の登場人物が出てきます。
- 独自設定が色々あります。
「むきゅ!おにいさん、さんたさんはぜったいにいるのよ!」
「ぱちゅりー、サンタさんなんて存在しないって何度も言っただろ。それは幻想だよ」
小学校低学年以下の子供相手のようなやり取りをしているのは、お兄さんと、その飼い
ゆっくりである銀バッジぱちゅりーだ。
ゆっくりである銀バッジぱちゅりーだ。
今日はクリスマスイヴ。ぱちゅりーはお兄さんの友人の飼いゆっくりであるさなえから
聞かされたサンタさんの存在をすっかり信じきっていた。クリスマスイヴの夜にトナカイ
に引かれた空飛ぶソリに乗ってやって来て、枕元の靴下(お帽子があるゆっくりの場合は
お帽子でも良いらしい)にプレゼントを入れていってくれる夢のような(実際夢みたいな
物であるが)存在。ゆっくりにとってはとても魅力的な物だろう。
聞かされたサンタさんの存在をすっかり信じきっていた。クリスマスイヴの夜にトナカイ
に引かれた空飛ぶソリに乗ってやって来て、枕元の靴下(お帽子があるゆっくりの場合は
お帽子でも良いらしい)にプレゼントを入れていってくれる夢のような(実際夢みたいな
物であるが)存在。ゆっくりにとってはとても魅力的な物だろう。
「それに、どうやって部屋の中に入ってくるっていうんだい?サンタさんは煙突から入っ
てくると言うけれど、現代の家には煙突なんて無いよ?」
てくると言うけれど、現代の家には煙突なんて無いよ?」
「むきゅ!げんだいのさんたさんはまどからはいってくるのだわ!えんとつさんからはい
ってくるさんたさんなんて、じだいにとりのこされたいぶつなのよ!」
ってくるさんたさんなんて、じだいにとりのこされたいぶつなのよ!」
テレビで覚えたと思われる言葉を誇らしげに使うぱちゅりー。勿論意味はしっかりと理
解していないだろう。
解していないだろう。
「とにかくもう寝ろ。そんなに体が強くないんだから、夜更かししたら風邪引くぞ」
「むきゅ……わかったわ。ぱちゅはおねんねするけど、さんたさんがはいってこれるよう
にまどさんのかぎはしめないでね」
にまどさんのかぎはしめないでね」
ぱちゅりーは自分のお帽子を枕元に置き、覚えたての平仮名(まだ字と呼べるシロモノ
では無い)で「ごほんがほしい」と書いた紙を枕元に置いて、お布団の上で寝る体勢に入
った。すぐに鍵を閉めようとしたお兄さんだが、ぱちゅりーのじとーっとした視線を感じ
たので閉められなかった。こりゃぱちゅりーが起きている間は鍵を閉められないな。そう
感じたお兄さんは、その間に残っている仕事を片付けるために机に向かった。
では無い)で「ごほんがほしい」と書いた紙を枕元に置いて、お布団の上で寝る体勢に入
った。すぐに鍵を閉めようとしたお兄さんだが、ぱちゅりーのじとーっとした視線を感じ
たので閉められなかった。こりゃぱちゅりーが起きている間は鍵を閉められないな。そう
感じたお兄さんは、その間に残っている仕事を片付けるために机に向かった。
一時間は経っただろうか。ぱちゅりーはすっかり夢の中。お兄さんは鍵を掛けていない
窓の事などすっかり忘れ、仕事を片付けた後のゆっくりタイムを満喫していた。そんな時
である。鍵を掛けていなかった窓がガラッと開く音がした。
窓の事などすっかり忘れ、仕事を片付けた後のゆっくりタイムを満喫していた。そんな時
である。鍵を掛けていなかった窓がガラッと開く音がした。
「「ゆゆっ!かわいいれいむ(まりさ)がぷれぜんとさんをもらいにきたよ!」」
まさか本当にサンタが?などと思って振り向いたお兄さんが見たのは、明らかに野良と
わかるゆっくりれいむとまりさであった。
わかるゆっくりれいむとまりさであった。
「「くりすますにはぷれぜんとさんをあげるのがとうっぜん!のならわしなんだよ!だか
られいむ(まりさ)にあまあまをちょうだいね!たくさんでいいよ!」」
られいむ(まりさ)にあまあまをちょうだいね!たくさんでいいよ!」」
(うちのぱちゅりーはサンタさんを信じきっているのに、野良のこいつらはサンタさんを
信じておらず、プレゼントは人間が用意する事を知っているのか。野良はやっぱり飼いゆ
っくりと比べてすれているな……)
信じておらず、プレゼントは人間が用意する事を知っているのか。野良はやっぱり飼いゆ
っくりと比べてすれているな……)
そんな事を考えながらも好き勝手喚くゆっくりに苛立ちを覚えるお兄さん。勿論こんな
奴らにプレゼントを用意してやる気等さらさら無いようである。
奴らにプレゼントを用意してやる気等さらさら無いようである。
「つかえないじじいだね!あまあますらもってこれないじじいはゆっくりし……ゆべぇぇ
ぇぇぇぇぇ!?」
ぇぇぇぇぇ!?」
特に大きな声で喚く野良れいむを手加減無しで思いっきり蹴り上げるお兄さん。れいむ
は野球ならば長打間違い無しの素晴らしい角度で冬の夜空へ飛んで行き、あっという間に
見えなくなった。今頃は地面に真っ黒な花を咲かせているだろう。
は野球ならば長打間違い無しの素晴らしい角度で冬の夜空へ飛んで行き、あっという間に
見えなくなった。今頃は地面に真っ黒な花を咲かせているだろう。
まりさはそんなれいむをポカーンとした顔で見つめていた。急な展開に餡子脳がついて
いかないのだろう。そのまま二分程硬直していたが、やっと餡子脳が追いついたのか
いかないのだろう。そのまま二分程硬直していたが、やっと餡子脳が追いついたのか
「でいぶううううううう!?どぼぢでこんなごとするのおおおおおお!?」
とお決まりの台詞を叫びだした。こんなに大音量声で叫ばれたらぱちゅりーが起きてしま
う。それ以上に近所に迷惑である。
う。それ以上に近所に迷惑である。
「――おおきく振りかぶって……蹴り上げたぁぁぁぁ!」
先ほどれいむを蹴り上げた時以上に力の入った蹴りをまりさにぶち込むお兄さん。天性
のホームランアーチストのそれと同じ軌道を描いて、月の方角に向かって吹っ飛んでいく
まりさ。そんなまりさを見送っていると、まりさの後ろの方に月をバックに動物とそりに
乗った人間のようなシルエットが見えた。一瞬目を疑ったお兄さんだったが、丁度吹っ飛
んでいくまりさが月一瞬重なり、月が完全に見えなくなっている間に、忽然と消えてしま
った。
のホームランアーチストのそれと同じ軌道を描いて、月の方角に向かって吹っ飛んでいく
まりさ。そんなまりさを見送っていると、まりさの後ろの方に月をバックに動物とそりに
乗った人間のようなシルエットが見えた。一瞬目を疑ったお兄さんだったが、丁度吹っ飛
んでいくまりさが月一瞬重なり、月が完全に見えなくなっている間に、忽然と消えてしま
った。
「――気のせい……だよな」
お兄さんは今度こそ鍵をしっかりと施錠し、そそくさとぱちゅりーの近くで何かをする
と、自分もゆっくりと眠りに入るためにふかふかの布団へダイブするのであった。
と、自分もゆっくりと眠りに入るためにふかふかの布団へダイブするのであった。
――翌朝――
「むきゅ……ゆっくりおはようだわ……」
眠気まなこをもみあげで優しく擦りながら、ぱちゅりーが目覚めた。朝に弱いぱちゅり
ーは、しばらくは何時ものようにゆっくりとしていたのだが、意識がハッキリしていくに
つれて、今日がクリスマスだと言う事を思い出す。
ーは、しばらくは何時ものようにゆっくりとしていたのだが、意識がハッキリしていくに
つれて、今日がクリスマスだと言う事を思い出す。
「むきゅ!そうだわっ!ぷれぜんとさんっ!」
ぱちゅりーが枕元のお帽子を調べると、お帽子の中にはゆっくり用にひらがなで書かれ
た本が数冊入っていた。『げすでもなれる、きんばっじしゅとくまにゅある』と『ゆっく
りまりさのぼうけん』の二冊である。
た本が数冊入っていた。『げすでもなれる、きんばっじしゅとくまにゅある』と『ゆっく
りまりさのぼうけん』の二冊である。
「むきゅぅ~ん!これはたいへんきょうみぶかいまどうしょだわ!」
ぱちゅりーは一頻り喜んだ後、横で寝ているお兄さんを叩き起こす。
「むきゅ!おにいさん!おにいさん!さんたさんがきてくれたのよ!」
「ふあぁぁぁっ……――おお、本当だなぱちゅりー。サンタさんは本当にいたんだな、い
ないなんて言ってしまってごめんよ(棒)」
ないなんて言ってしまってごめんよ(棒)」
全身で喜びを表現しているぱちゅりーを見て、お兄さんも満更ではないようだ。多少手
間だったが、やって良かったと心から思っているようだ。
間だったが、やって良かったと心から思っているようだ。
「むきゅ……?おにいさん、ごほんのうらについているすうじのかいてあるしーるさんは
なにかしら?」
なにかしら?」
「*×□△◯!!!……う、うん。それはきっとサンタさんがそのプレゼントを何番目に
作ったかを現しているんだ。398って書いてあるだろう?ぱちゅりーの他にもそのプレ
ゼントが欲しいと思ったゆっくりがいっぱいいたのさ」
作ったかを現しているんだ。398って書いてあるだろう?ぱちゅりーの他にもそのプレ
ゼントが欲しいと思ったゆっくりがいっぱいいたのさ」
「むきゅ!ぱちゅはりゅうこうをさきどりしていたのね!」
(――うわあああ、あぶない。なんとか誤魔化せたか……)
天の声「サンタさんも計画的にね!」
END
あとがき
クリスマス小ネタです。あれだけ思いっきり蹴ったら、ゆっくりは飛んでいく前に破裂
するんじゃないかと思った方。ご都合主義です、ごめんなさい。
読書の秋の登場人物はちょっとずつ成長しています。
するんじゃないかと思った方。ご都合主義です、ごめんなさい。
読書の秋の登場人物はちょっとずつ成長しています。
- お兄さんはぱちゅりーを飼い始めた事によって、ゆっくり飼育仲間が出来て、少しずつ
人見知りが改善されていっています。
- ぱちゅりーは二ヶ月で銀バッジを取得しました。只今金バッジに向けて猛勉強中らしい
です。
いままで書いた作品
anko2495 一番多いゆっくりは
anko2498 日本を支える一大産業(本編)
anko2501 胴付きになりたかったまりさ
anko2503 新たなエネルギー源
anko2504 冷凍ゆっくり
anko2514 新発見、ゆっくりの新しい移動法
anko2516 読書の秋
anko2561 すぃーはゆっくりできない
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