ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2828 ゆっくりみょんと隠し剣1
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『ゆっくりみょんと隠し剣1』 26KB
差別・格差 戦闘 群れ ドスまりさ 自然界 ぺにまむ 二作目です
差別・格差 戦闘 群れ ドスまりさ 自然界 ぺにまむ 二作目です
2作目です。
ゆっくりみょんが、群を救うお話。
その村のはずれには、古い道場が建っていた。尤も、その道場でどのような教えが為されていたのか、村の住民達からは忘れ去られ
ていた。看板の文字はもはや擦り切れており、見る影もない。
三方を森に囲まれる、旧世の思想様式を思わせるその敷地は、もはや当時の喧騒を遥か遠くのものとし、只そこに、年老いた男を一人
住まわせるのみであった。
ていた。看板の文字はもはや擦り切れており、見る影もない。
三方を森に囲まれる、旧世の思想様式を思わせるその敷地は、もはや当時の喧騒を遥か遠くのものとし、只そこに、年老いた男を一人
住まわせるのみであった。
___老人は、間違う事無き剣士であった。過去は生き神とまで呼ばれ、何十人もの門下生を従い、それが世のために為ると信じ教
鞭を振るった。しかし世の中は変わった。武士が刀を帯び責務を負う時代ではなくなったのだ。人々は新しい時代の到来を喜んだ。そ
してそれは彼とて例外ではなかったのだ。
鞭を振るった。しかし世の中は変わった。武士が刀を帯び責務を負う時代ではなくなったのだ。人々は新しい時代の到来を喜んだ。そ
してそれは彼とて例外ではなかったのだ。
ある寒い日の朝のことであった。張り付くような冷気に、普段より早く目を覚ました老人は、その薄い布団から身を起こし厠へと足
を運んだ。
木がむき出しの廊下は、外気をそのまま反映するが如し冷たさであったが、彼の鍛え抜かられた足の裏を貫く程ではなかった。
老人はふと気づく。道場の方から何やら声がするのだ。ねずみでもいるのだろうか。まさかこのような道場に盗みに入る物好きもおる
まい。
そして木剣を片手に老人は、道場へと向かったのである。
を運んだ。
木がむき出しの廊下は、外気をそのまま反映するが如し冷たさであったが、彼の鍛え抜かられた足の裏を貫く程ではなかった。
老人はふと気づく。道場の方から何やら声がするのだ。ねずみでもいるのだろうか。まさかこのような道場に盗みに入る物好きもおる
まい。
そして木剣を片手に老人は、道場へと向かったのである。
「う・・・ぐう・・・みょ・・・ぐ・・・」
道場の看板の傍、なにやら灰色の、丸い何かが見える。どうやら声の主は「それ」らしい。老人は右手で木剣を肩に乗せるようにし
、「それ」に近づいた。近づくにつれ、「それ」の全貌が明らかになる。薄汚れ、全身が傷だらけとなりつつも、折れた棒切れだけは
離そうとしないその姿が。
老人は問う。
「その棒切れは、おぬしにとってそんなにも大事なものなのか?」
「それ」は答えた。
「・・・けんしたるもの・・きわまではなすことは・・・できぬみょん・・・」
、「それ」に近づいた。近づくにつれ、「それ」の全貌が明らかになる。薄汚れ、全身が傷だらけとなりつつも、折れた棒切れだけは
離そうとしないその姿が。
老人は問う。
「その棒切れは、おぬしにとってそんなにも大事なものなのか?」
「それ」は答えた。
「・・・けんしたるもの・・きわまではなすことは・・・できぬみょん・・・」
老人は問う。
「おぬしは何故、そこまで傷だらけなのか?」
「おぬしは何故、そこまで傷だらけなのか?」
「それ」は答えた。
「たたかいにやぶれた・・・けんしのまつろみょん・・・」
「たたかいにやぶれた・・・けんしのまつろみょん・・・」
老人は問うた。
「復讐したいか?」
「復讐したいか?」
「それ」は答えた。
「・・・ふくしゅうなど・・・もはやどうでもよいみょん・・・しかし・・・・やつらにこれいじょうのさつりくを・・・ゆるすわけ
にはいかないみょん・・・うっぐ・・・」
「・・・ふくしゅうなど・・・もはやどうでもよいみょん・・・しかし・・・・やつらにこれいじょうのさつりくを・・・ゆるすわけ
にはいかないみょん・・・うっぐ・・・」
「それ」の体から黒い何かが流れ落ちる。まるで血のように。老人は最後に問うた。
「おぬしの名は?」
「おぬしの名は?」
____ゆっくりみょんと隠し剣_____
「ししょう、ながいあいだおせわになりましたみょん。ゆっくりのみでは、おれいもおんがえしもできませぬことが、こころのこり
みょん」
みょん」
背中に鉄の飾りのようなものを背負った生首が、道場の門の前でお辞儀をする。その先には、生首が師匠と呼ぶ老人が立っていた。
「生首に剣術を教えたなどという話は古今東西聞いたことがないでな、至らぬところもあっただろうに、最後まで俺を師匠と呼ぶお
ぬしの底が知れる限りよの」
ぬしの底が知れる限りよの」
老人は顔を顰めながら、顎鬚を触る。生首と呼ばれた生き物、みょんはそれが老人の照れ隠しであることを知っていた。
「そうかもしれないみょん」
みょんは笑いながら答える。みょんはこの三年間、人間にとっては短いともいえる期間であるが、ゆっくりの身であるみょんにとっ
ては途方も無く長い期間、この老人の元で体術、剣術等様々な戦闘技術に知識、実戦経験を積んできたのである。
ては途方も無く長い期間、この老人の元で体術、剣術等様々な戦闘技術に知識、実戦経験を積んできたのである。
「・・・おそらくはもう、会うこともあるまい。だから礼を言わせてほしい。おぬしと過ごした三年間は俺に若い頃の心を思い出さ
せてくれるようなことばかりだった。技術を生首流に改変するのも悪くなかったぞ」
せてくれるようなことばかりだった。技術を生首流に改変するのも悪くなかったぞ」
「ししょう、ありがとうございますみょん。そのことばだけで、みょんは、しちへとむかうことができますみょん。ししょうにいた
だいたこのえもので、かならずやほんかいをとげてみせますみょん。」
だいたこのえもので、かならずやほんかいをとげてみせますみょん。」
背中を見せたまま、みょんは言う。背中に背負った鉄飾りは、老人がみょんの為に鍛え上げた業物__ゆっくり殺しだったのだ。そ
うだ、と老人が思い出したように言う。
うだ、と老人が思い出したように言う。
「みょん、最初に会ったとき、復讐したいか?って尋ねただろう。もしおぬしがあのとき復讐したいと答えていたら、俺、その場で
殺すつもりだったんだぜ」
殺すつもりだったんだぜ」
みょんの背中がびくりと震える。
「もういくみょん」
「ああ、行ってこい。」
みょんはそのまま、山の向こう側にある故郷に向かって、振り返ることなく門を出て行った。しかし老人は気づいていた。みょんが
振り返らなかった本当の理由を。老人は、その理由を頭の外に追いやることに成功すると、大きな欠伸をひとつして、再び厠へ向かっ
た。
振り返らなかった本当の理由を。老人は、その理由を頭の外に追いやることに成功すると、大きな欠伸をひとつして、再び厠へ向かっ
た。
____________________________
___さんねんぶりみょん。なにもかもがなつかしいみょん。
みょんが故郷にたどり着いたのは、老人と別れてから6日経ってのことだった。普通の野生のゆっくりであるのなら、武器一つでこ
の長旅を完遂することはとても難しいだろう。なぜならゆっくりは極めて燃費の悪い生き物であるし、夜は捕食種の時間でもあるから
、一日の移動時間などたかが知れているのである。一日の移動時間が短くなれば短くなるほど、旅にかかる日数は増えてゆき、更に危
険性が高まるのだ。ゆっくりにとってこれ程までに危険な長旅を、武器一つで簡単に成し遂げたということ事実は、みょんが身に着け
た技術の高度さをそのまま反映していると言っても良いだろう。
の長旅を完遂することはとても難しいだろう。なぜならゆっくりは極めて燃費の悪い生き物であるし、夜は捕食種の時間でもあるから
、一日の移動時間などたかが知れているのである。一日の移動時間が短くなれば短くなるほど、旅にかかる日数は増えてゆき、更に危
険性が高まるのだ。ゆっくりにとってこれ程までに危険な長旅を、武器一つで簡単に成し遂げたということ事実は、みょんが身に着け
た技術の高度さをそのまま反映していると言っても良いだろう。
___ゆっくりのせいかつしゅうがするみょん。このちかくにはきんじょのぱちゅりーがすんでたはずみょん。
周囲に神経を張り巡らせたまま、みょんは近くの洞穴の探索を開始する。しかしみょんはぱちゅりーの生活している痕跡をなかなか
見つけることができない。
見つけることができない。
___ぱちゅりーがしぬなんてことはよくあるはなしだからしかたないみょん・・・。しかし、それでもなぜ・・・
な ぜ 他 の ゆ っ く り す ら 見 え な い!?
生活臭はするのに生活の痕跡が見えない。ゆっくりの生活臭がする以上、ここにゆっくりの群があることは間違いないのだ。それな
のにゆっくりの生活の痕跡が見えないなどありえるのだろうか。
のにゆっくりの生活の痕跡が見えないなどありえるのだろうか。
___おちつくみょん。こういうときこそれいせいさをうしなってはいけないみょん。
普段の冷静さを取り戻したみょん。尤も、このみょんは割と激情家であり、冷静だと思っているのは本ゆんだけであるが、よく見る
と洞穴のどの出入り口にもゆっくりが体を引きずったような真新しい跡が付いていることに気がついた。
と洞穴のどの出入り口にもゆっくりが体を引きずったような真新しい跡が付いていることに気がついた。
___なるほど、だいたいよめてきたみょん。やはりやつらがまだ・・・・!
ガサッ!10メートルほど先の草むらが小さく揺れ、みょんがいつでも抜刀できるように身構える。
___6メートル・・・5メートル・・・4メートル・・・・!まあいにはいったみょん!
背中から伸びる異形の剣の柄を口に咥えたまま、全神経を聴覚に集中させる。老人から教わった技術の一つである。戦いは一対一と
は限らないし、不意打ちをしてくることもある。砂で目潰しをしてくる卑怯な相手もいるだろう、しかし音で耳潰しをしようとしてく
る相手はそうはいない。ならば目など、最初から当てにしなければ良いのだ。
ガサガサッ
「むきゅー・・・」
は限らないし、不意打ちをしてくることもある。砂で目潰しをしてくる卑怯な相手もいるだろう、しかし音で耳潰しをしようとしてく
る相手はそうはいない。ならば目など、最初から当てにしなければ良いのだ。
ガサガサッ
「むきゅー・・・」
___________________________
「むきゅ・・・そんなことがあったのね・・・」
時は既に夜、「仕事」を終えたぱちゅりーの家に、みょんの姿はあった。みょんの3年間の身の上話を聞いたぱちゅりーははぁ・・
- とため息をついた。
「ぱちぇ、このむれはやはりあのときとおなじ・・・」
「だめよ!それいじょういったらあいつらにゆっくりできなくされちゃうわ!」
あれからみょんはなんとかしてぱちゅりーから群の現在の情報を聞き出そうとしているのだが、「あいつら」に不都合な証言をする
ことで制裁されることを極度に恐れているらしく、なかなかに要領を得ない。
ドスンドスン
「むきゅ!みはりがきたわ!みょんはおくのへやにかくれて!」
「うわ!なにするみょん!」ガタガタッ
ことで制裁されることを極度に恐れているらしく、なかなかに要領を得ない。
ドスンドスン
「むきゅ!みはりがきたわ!みょんはおくのへやにかくれて!」
「うわ!なにするみょん!」ガタガタッ
ぱちゅりーがみょんを奥の部屋に押し込んだのとほぼ同時にぱちゅりーの洞穴を大きなでいぶが覗き込んだ。
「ゆっふっふ!ぱちゅりー!きょうもいいつけどおりけっかいっしてないね!けっこうけっこう!ところできょうはおしごとあがる
のはやかったね!そんなのでぜいっきんさんっをはらえるの?ありすはれいむほどやさしくはないよ?」
のはやかったね!そんなのでぜいっきんさんっをはらえるの?ありすはれいむほどやさしくはないよ?」
「む、むきゅ!だいじょうぶよ!もりのけんじゃにぬかりはないわ!」
「それならいいんだけどねー!ゆ?そのきのみさんおいしそうだね!れいむがもらってあげるよ!やさしくってごめんねえええええ
!」
!」
「むきゅううう!それはぱちゅの・・・!」
「なにぃぃぃぃいい!?もんくあるならドスにせいっさいっしてもらうよぉぉぉぉおお!?」
「むぎゅぎゅ・・・もんくなんてないわ・・・そのきのみさんはれいむにたべてもらうために・・・とっておいたものなのよ・・・
」
」
「ゆっふっふ!わきまえてるこはきらいじゃないよ!さいしょくっけんびっでごめんねー☆じゃああしたもおしごとがんばってね?
『ぱちぇ』?」ドスンドスン
『ぱちぇ』?」ドスンドスン
「むきゅー・・・」
でいぶの気配が消え、隠れていたみょんが出てきた。ぱちゅりーは少し消耗している様子である。
「ぱちぇ・・・あのれいむはもしかして・・・」
「むきゅ・・・そうよ。むかしわたしたちといっしょにあそんでた、なきむしれいむよ。」
「やっぱり・・・。」
見張りのでいぶが来る前までは口を噤んでたぱちゅりーだったが、ようやく一つ群のことについて話してくれた。おそらく見張りが
来るのは一晩に一回だけで、盗み聞きされるのを恐れたのだろう、みょんはそう結論づけてぱちゅりーにさらに質問した。
見張りのでいぶが来る前までは口を噤んでたぱちゅりーだったが、ようやく一つ群のことについて話してくれた。おそらく見張りが
来るのは一晩に一回だけで、盗み聞きされるのを恐れたのだろう、みょんはそう結論づけてぱちゅりーにさらに質問した。
「さっきれいむは、けっかいをつくっちゃいけないっていってたみょんね?」
「むきゅ、ぱちゅがつくれるのはけっかいなんてじょうとうなものじゃないわ、ただのとびらさんよ。れいむはけっかいってよぶけ
どね。かれらは、ぱちゅたちにすにとじこもってはんらんをくわだてられるのをおそれてるみたいなの。だからいちにちいっかいみは
りがけんさにくるの。けっかいをつくってせいさいされたゆっくりをたくさんみてきたわ・・・」
どね。かれらは、ぱちゅたちにすにとじこもってはんらんをくわだてられるのをおそれてるみたいなの。だからいちにちいっかいみは
りがけんさにくるの。けっかいをつくってせいさいされたゆっくりをたくさんみてきたわ・・・」
「なんてむごいことを・・・!それに、れいむは「もんくがあるならドスにせいさいしてもらう」ともいってたみょん」
「ええ、いまこのむれにはドスがいるわ。」
ドス・・・・自分もゆっくりだからこそわかるその甘美な響き。そしてそれは、ドスという存在がいかにゆっくりの枠を外れた存在
であるかということも教えてくれる。純粋な心のドスが、ゲスな取り巻きにいい様に利用されてるという例もあると聞く。場合によっ
てはドスを相手に戦わなくてもいいかもしれないな、みょんはそのような都合の良い未来を思い描いたが、ぱちゅりーの次の一言でそ
れは間違いであるということを思い知らされることになる。
であるかということも教えてくれる。純粋な心のドスが、ゲスな取り巻きにいい様に利用されてるという例もあると聞く。場合によっ
てはドスを相手に戦わなくてもいいかもしれないな、みょんはそのような都合の良い未来を思い描いたが、ぱちゅりーの次の一言でそ
れは間違いであるということを思い知らされることになる。
「そしてそのドスはさっきのれいむのつがいでありまた、あなたをひどいめにあわせたまりさ、ちょうほんゆんよ・・・」
三年前、多対一ではあったものの、自分に瀕死の重傷を負わせ三年間老人の下で修行する原因を作ったゲスゆっくり、それが更にド
スになっている___。三年前の時点ではおそらく実力はほぼ互角、
__つよくなったのはみょんだけじゃないってことみょんね・・・
スになっている___。三年前の時点ではおそらく実力はほぼ互角、
__つよくなったのはみょんだけじゃないってことみょんね・・・
「むきゅー・・・あなたドスあいてにたたかうきなんでしょう?せっかくにんげんさんにひろってもらったいのちでしょ?またその
にんげんさんのところでおせわになったらいいじゃない。このむれのことはむれだけでなんとかするわ・・・。あなたはあなたなりの
しあわせをさがしてちょうだい・・。」
にんげんさんのところでおせわになったらいいじゃない。このむれのことはむれだけでなんとかするわ・・・。あなたはあなたなりの
しあわせをさがしてちょうだい・・。」
ぱちゅりーのいうことはもっともだ。なんて理想的なのだろう、できることならそうしたい。この恐怖から解き放たれて、あの老人
のゴツゴツした手でまた触ってもらいたい。
のゴツゴツした手でまた触ってもらいたい。
「それはできないそうだんだみょん。ししょうとのやくそくをはたせずにおめおめとにげかえるくらいなら、ありすにれいぷっぷさ
れたほうがましだみょん」
れたほうがましだみょん」
心を折って、憎まれ口を叩く。こういうところは師匠譲りなのだろうか、そう思うと師匠とどこかで繋がってるように感じられる。
恐怖が少し和らいだ。
恐怖が少し和らいだ。
「きょうはちょっとしゃべりすぎたわ・・・・ぱちゅはもうねむいわ、あなたもねむるといいわ。おくのへや、かしてあげるから・
- 」
____________________________
次の日の朝、ぱちゅりーよりも早く目が覚めたみょんは、群全体の情報を集めるべく探索に出発した。みょんはこの時間なら誰にも遭
遇しないだろうと思っていたが・・・
遇しないだろうと思っていたが・・・
___ゆっくりたちはこんなあさはやくからよるおそくまで「しごと」をするみょん!?ひるまのすのまわりにゆっくりがみえないわ
けがわかったみょん・・・
けがわかったみょん・・・
気配、痕跡を消しながら近づく。これもまた、老人により叩き込まれた技術の賜物であった。
「ゆぅ・・・もうごはんさんなんてないよ・・・」
「まりさだめなんだよー・・・ゆっくりしたごはんさんをいっぱいおさめないと、せいっさいっされちゃうんだよー・・・」
「ゆぐっ・・・わかってるんだぜ・・・」
「まりさだめなんだよー・・・ゆっくりしたごはんさんをいっぱいおさめないと、せいっさいっされちゃうんだよー・・・」
「ゆぐっ・・・わかってるんだぜ・・・」
近づくにつれ聞こえてきた群のゆっくり達の会話。そこには家族のためにご飯を集めようというゆっくり本来の姿はなかった。
___みょん・・・、よそうはしていたみょんが、やはりひどいじょうきょうみょん・・・。
この周辺では向こう2年はまともな餌を取ることはできないだろう。みょんがそう判断せざるをえない程に、周辺の餌は狩り尽くさ
れていた。
れていた。
___6メートルさきにいっぴきのれいむ、このゆっくりたちのかんしやくといったところみょんか。”なきむしれいむ”じゃない
みょんね。あれでかくれてるつもりみょん?
みょんの見つめる先には葉っぱで周囲に擬態したつもりのれいむが憎たらしい顔でゆっくり達を見つめていた。「ゆっふっふ、ぎそ
うっのたつじんでごめんねー☆」などと考えているのだろう。しかしその技術は、みょんのそれとは比較にならないほど陳腐なもので
しかなかった。
みょんね。あれでかくれてるつもりみょん?
みょんの見つめる先には葉っぱで周囲に擬態したつもりのれいむが憎たらしい顔でゆっくり達を見つめていた。「ゆっふっふ、ぎそ
うっのたつじんでごめんねー☆」などと考えているのだろう。しかしその技術は、みょんのそれとは比較にならないほど陳腐なもので
しかなかった。
___しかしなみのゆっくりたちにはこうかてきめんみょんか。ならばこそのやりようというものもあるみょん。
無音の暴力が、監視役のれいむに近づく。みょんは背後から擬態れいむにちかづきつつ、ゆっくり殺しの柄を口に咥えた。
無音の暴力が、監視役のれいむに近づく。みょんは背後から擬態れいむにちかづきつつ、ゆっくり殺しの柄を口に咥えた。
___わるくおもうなみょん。スパッ
力みを全く感じさせないみょんの太刀筋が、擬態れいむの体を数回撫でる。れいむはまだこちらに気づいていない。瞬間、れいむの
両もみあげがぽろりと落下、それと同時に上顎から上のみがずるりと地面に落ちた。
(ッ~~~~!!!!?!?!??)
れいむは混乱していた。もみあげを失い、下顎を失い、もはや他に助けを呼ぶことの出来ない程の致命傷を負わせられて尚、れいむ
の意識は鮮明であった。
力みを全く感じさせないみょんの太刀筋が、擬態れいむの体を数回撫でる。れいむはまだこちらに気づいていない。瞬間、れいむの
両もみあげがぽろりと落下、それと同時に上顎から上のみがずるりと地面に落ちた。
(ッ~~~~!!!!?!?!??)
れいむは混乱していた。もみあげを失い、下顎を失い、もはや他に助けを呼ぶことの出来ない程の致命傷を負わせられて尚、れいむ
の意識は鮮明であった。
(れいむ、いたみはないはずみょん。しにたくなければみょんのしつもんにこたえるみょん)
れいむの背後に寄り添うように近づいたみょんが、れいむにささやく。
(ゆぎぎ・・・れいむのからだがうごかないよ!お、おまえは3ねんまえにころしたはずのみょん・・・!)
みょんの太刀筋は、れいむの中枢餡の痛覚神経を突いていた。そうでもなければ激しい痛みの中、ゆっくりがこちらの質問に答える
などということは不可能であろう。またみょんは、れいむの息遣いから、彼女が何を言おうとしているのかを読み取ることができた。
あの修行の日々は、戦闘ばかりではなくこのような尋問術すらも可能とした。
れいむの背後に寄り添うように近づいたみょんが、れいむにささやく。
(ゆぎぎ・・・れいむのからだがうごかないよ!お、おまえは3ねんまえにころしたはずのみょん・・・!)
みょんの太刀筋は、れいむの中枢餡の痛覚神経を突いていた。そうでもなければ激しい痛みの中、ゆっくりがこちらの質問に答える
などということは不可能であろう。またみょんは、れいむの息遣いから、彼女が何を言おうとしているのかを読み取ることができた。
あの修行の日々は、戦闘ばかりではなくこのような尋問術すらも可能とした。
(もういちどいうみょん、たすかりたければみょんのしつもんにこたえるみょん)
(ゆっぐ・・・わかったよ・・・さっさとしつもんしてね!)
みょんがれいむから聞き出した情報はこのようなものだった。三年前、ゲスまりさとそのとりまきがこの群にやってきて長や幹部達
を皆殺しにし、最も反抗的だったみょんを制裁し終わった後、彼女らはこの群のトップとして君臨した。メンバーは長となったゲスま
りさ、食料庫大臣になったありす、そして労働大臣となったこの擬態れいむだった。そう、この擬態れいむは、三年前のあの日、みょ
んを痛めつけた連中の一匹だったのである。
そしてゲスまりさは労働擬態れいむとともに細やかなグループ分けをした奴隷制を敷き、また各グループに対して連帯責任性と密告
の奨励を導入することによって奴隷による氾濫を封じた。
そしてあのでいぶ__泣き虫れいむは、ゲスまりさに見初められて、奴隷階級から一転幹部入りし、掟大臣れいむとして群に君臨し
、集会をさせないために巣の入り口を閉めないことを命じた。
を皆殺しにし、最も反抗的だったみょんを制裁し終わった後、彼女らはこの群のトップとして君臨した。メンバーは長となったゲスま
りさ、食料庫大臣になったありす、そして労働大臣となったこの擬態れいむだった。そう、この擬態れいむは、三年前のあの日、みょ
んを痛めつけた連中の一匹だったのである。
そしてゲスまりさは労働擬態れいむとともに細やかなグループ分けをした奴隷制を敷き、また各グループに対して連帯責任性と密告
の奨励を導入することによって奴隷による氾濫を封じた。
そしてあのでいぶ__泣き虫れいむは、ゲスまりさに見初められて、奴隷階級から一転幹部入りし、掟大臣れいむとして群に君臨し
、集会をさせないために巣の入り口を閉めないことを命じた。
(それがさくや、あのなきむしれいむがすのかんしやくをしていたりゆうみょんか・・・)
(ゆっぐぐぐ・・・これでいいでしょ!?はやくれいむをなおしてね!)
れいむが訴える。みょんは優しく諭すようにれいむに尋ねた。
れいむが訴える。みょんは優しく諭すようにれいむに尋ねた。
(れいむ、れいむはからだがなおったら、ドスにみょんのことをほうこくするみょん?)
(ゆ・・・!そ、そんなこと・・・しない・・よ?)
(うそみょんね、めをみればわかるみょん。うそつきはきらいみょん)
みょんが剣を構える。れいむの目の色が恐怖から憎悪へと変わった。
(ゆっがあああああ!じね!げずなみょんはじねええええ!どずううううう!どずっ!でいぶをだずげろおおおおお!)
声を張り上げようとするも、喉の奥から空気が漏れるだけ。れいむの行く末は、決まった。
(あ、そういえば、れいむ、みょんはれいむにひとつうそをついてたみょん。だから、れいむがみょんにうそをついたことはちょう
けしにしてあげるみょん)
みょんの目は相変わらず優しそうにれいむを見つめている。諦めかけてたれいむの生への渇望に、再び火が灯る。
(れ・・・れいむをたすけてくれるの・・・?)
声を張り上げようとするも、喉の奥から空気が漏れるだけ。れいむの行く末は、決まった。
(あ、そういえば、れいむ、みょんはれいむにひとつうそをついてたみょん。だから、れいむがみょんにうそをついたことはちょう
けしにしてあげるみょん)
みょんの目は相変わらず優しそうにれいむを見つめている。諦めかけてたれいむの生への渇望に、再び火が灯る。
(れ・・・れいむをたすけてくれるの・・・?)
(ちがうみょん、さいしょからみょんはれいむをたすけるきなんてなかったみょん。それに・・・)
それに、と云う。れいむはその先を聞きたくない。今まで意識の向こうへ追いやっていた感覚が、じわりじわりと戻ってくるのがよ
くわかる。やめてくれ、言わないでくれ、その先を聞いてしまったら___
それに、と云う。れいむはその先を聞きたくない。今まで意識の向こうへ追いやっていた感覚が、じわりじわりと戻ってくるのがよ
くわかる。やめてくれ、言わないでくれ、その先を聞いてしまったら___
(そろそろいたみがもどってくるころみょん)
(!?!?!?っ~~~~~~!!!!)
ダムが決壊したかのような痛みを、れいむは感じているのだろう。中枢餡に溜まりに溜まった痛覚信号を、今のれいむは耐えること
しかできない。痛みを訴えることもできず、暴れて痛みを紛らわすこともできず只ひたすらじっと、耐え続ける。目は一瞬で白濁し、
髪の毛は全て抜けてお飾りも一緒に地面へ落ちた。命よりも大事なお飾り、それがなくなったことにすら、れいむはいまだに気づかな
い。
ダムが決壊したかのような痛みを、れいむは感じているのだろう。中枢餡に溜まりに溜まった痛覚信号を、今のれいむは耐えること
しかできない。痛みを訴えることもできず、暴れて痛みを紛らわすこともできず只ひたすらじっと、耐え続ける。目は一瞬で白濁し、
髪の毛は全て抜けてお飾りも一緒に地面へ落ちた。命よりも大事なお飾り、それがなくなったことにすら、れいむはいまだに気づかな
い。
(まずはひとり・・・)
みょんはれいむのお飾りを咥えて、れいむに背を向けて走っていった。そこには二つに割れた濡れ饅頭が落ちているだけであった。
ゆっ・・・こんなところにおまんじゅうがあるよ!
後ろから、そんな声が聞こえた気がした。擬態れいむが痛みから解放されるときも近い。
___________________________
「みょん、あなたもしかしてろうどうだいじんのれいむを・・・」
その日の夜、ぱちゅりーはみょんに問い詰めた。「仕事」の後、滅多に行われることのない全体集会が開かれて、労働大臣れいむが
行方不明になったという情報が発表されたのだ。
行方不明になったという情報が発表されたのだ。
「なんのことみょん?みょんはひるまはひろばでくさきあいてにけんじゅつのれんしゅうをしてたみょん。まあ、もっともその『く
さき』がれいむのぎたいだったならはなしはべつみょんが・・・」
「やっぱり・・・ドスンドスンあっれいむだわ!おくにかくれて!」
「やれやれみょん」
さき』がれいむのぎたいだったならはなしはべつみょんが・・・」
「やっぱり・・・ドスンドスンあっれいむだわ!おくにかくれて!」
「やれやれみょん」
みょんが奥の部屋に隠れて数秒後、掟大臣のれいむがぱちゅりーの洞穴に現れた。れいむはなにやら機嫌の良い様子である。
「ゆっふっふ!ぱちゅりー!きょうもごくろうさんだったね!」
「れいむはずいぶんきげんがよさそうね」
「れいむはずいぶんきげんがよさそうね」
「あたりまえだよ!じゃまなやつがひとりきえたんだからね!れみりゃかふらんにくわれたか、もしくはじこでしんだかしたんだろ
うね!」
うね!」
「でも、ろうどうだいじんのおしごとをだれかにまかせないといけないのでしょう?れいむがやるつもりなの?」
「まさか。ぱちゅりーがやればいいよ!ぱちゅりーがろうどうだいじんになれるようにれいむがすいっせんっしてあげるよ!」
みょんは驚いた。奴隷階級のぱちゅりーを幹部にする?確かにドスの番であり、掟大臣でもあるれいむの推薦があればそれも不可能で
はないだろう。しかし、一体どういう算段なのだろうか。れいむは昔から体は強くなかったが、頭は良いゆっくりであった。なにか企
んでいるのだろうか。そんなみょんの思考をよそに、ぱちゅりーはため息をつきながら答えた。
はないだろう。しかし、一体どういう算段なのだろうか。れいむは昔から体は強くなかったが、頭は良いゆっくりであった。なにか企
んでいるのだろうか。そんなみょんの思考をよそに、ぱちゅりーはため息をつきながら答えた。
「むきゅー、またそのはなし?まえもいったでしょ?ぱちゅはかんぶになんかなりたくないわ」
「『ぱちぇ』・・・もうぱちぇはじゅうぶんがんばったでしょ?それにぱちぇはあたまがきれる。れいむとぱちぇがちからをあわせ
れば・・・」
れば・・・」
「そこまでよ、れいむ。ドスのつまでありかんぶでもあるあなたのくちからでていいことばではないわ。」
「!・・・っふん!『ぱちゅりー』はあたまがかたいね!たゆんのこういをむだにするげすはいたいめをみるといいよ!」ドカッ
「むっぎゅっ!おえっ」
れいむの体当たりを受けたぱちゅりーはクリームを吐き出した。みょんはすぐにでも駆け寄りたい衝動を必死に抑える。
___れいせいに・・・れいせいになるみょん・・・!ぱちぇ・・・!
___れいせいに・・・れいせいになるみょん・・・!ぱちぇ・・・!
「ゆっふっふ、れいむさまのちからをおもいしったようだね!じゃあまたあしたもくるからね!あまあまよういしといてね!いっぱ
いでいいよ!」
いでいいよ!」
れいむがいなくなってしばらくし、ぱちゅりーはなんとか喋れる程度までは回復した。
ぱちゅりーは言う。このようなことはよくあることだ、と。
ぱちゅりーは言う。泣き虫れいむがでいぶと化したのは三年前、みょんがいなくなってすぐのことだったと。
ぱちゅりーは言う。泣き虫れいむはゲスまりさに取り入り、幹部入りを果たすためにでいぶ化したと。
ぱちゅりーは嗚咽を抑えながら言う。泣き虫れいむは、三年前のみょんとは違う手段で、奴隷解放を果たそうとしていると。
ぱちゅりーは泣きながら言う。泣き虫れいむがぱちゅりーに辛く当たるのは、ぱちゅりーが自ら奴隷の身分から解放されたいと思う
ようにさせるためだと。そしてれいむとぱちゅりー二人の幹部の力で、再び群を再興するのが目的だと・・・。
ぱちゅりーは言う。泣き虫れいむがでいぶと化したのは三年前、みょんがいなくなってすぐのことだったと。
ぱちゅりーは言う。泣き虫れいむはゲスまりさに取り入り、幹部入りを果たすためにでいぶ化したと。
ぱちゅりーは嗚咽を抑えながら言う。泣き虫れいむは、三年前のみょんとは違う手段で、奴隷解放を果たそうとしていると。
ぱちゅりーは泣きながら言う。泣き虫れいむがぱちゅりーに辛く当たるのは、ぱちゅりーが自ら奴隷の身分から解放されたいと思う
ようにさせるためだと。そしてれいむとぱちゅりー二人の幹部の力で、再び群を再興するのが目的だと・・・。
「れいむ・・・なきむしれいむはでいぶになったいまでも、なきむしれいむのままなんだね・・・」
「むぎゅううん!むぎゅうううん!みょん!あのごを!あのごをかいほうじであげでえええ!ぱちゅにはむりなのおお!ぱちゅには
れいぶみだいなゆうきがだりないのよおおおおおお!!むぎゅうううん!」
れいぶみだいなゆうきがだりないのよおおおおおお!!むぎゅうううん!」
ぱちゅりーが泣き叫びながらみょんにすがりつく。
「ぱちぇ・・・」
「ぱちぇ・・・」
____________________________________
次の日の朝、みょんは昨日と同様、ぱちゅりーが目を覚ます前から行動を開始した。昨日の擬態れいむは色んな情報を教えてくれた
。みょんは情報集めはもう必要ないだろうと判断し、次のターゲット、食料庫ありすを討伐すべく群の食料庫へと向かった。
。みょんは情報集めはもう必要ないだろうと判断し、次のターゲット、食料庫ありすを討伐すべく群の食料庫へと向かった。
___あのなきむしれいむが・・・りっぱになったものみょん。
泣き虫れいむはみょんやぱちゅりーよりも二ヶ月ほど遅れて生まれた子で、同世代ゆっくりの中では一番の年少だった。駆けっこや
かくれんぼに負けるたびに、もみあげをわさわささせてぴーぴー泣いてたあのれいむを、それほどまでに駆り立てたゲスまりさとその
一味、決して捨て置く訳にはいかぬ。
かくれんぼに負けるたびに、もみあげをわさわささせてぴーぴー泣いてたあのれいむを、それほどまでに駆り立てたゲスまりさとその
一味、決して捨て置く訳にはいかぬ。
___ぱちぇ、ごめんみょん。みょんはれいむのやくにはたてないみょん。
気配を隠し、痕跡を隠し、無音で走るゆっくり剣士。
___みょんはみょんなりのほうほうでしか、ほんかいをとげることができないみょん。
その姿はまるで、幽霊のようであった。
___ここが食料庫・・・
三年前とそんなにかわらないな・・・そんなことを考えながらみょんは食料庫の探索を開始した。食料庫の中は蟻の巣状になってお
り、さまざまな食料が山のように積まれている。洞穴の奥のほうからなにやら声が聞こえてきた。
り、さまざまな食料が山のように積まれている。洞穴の奥のほうからなにやら声が聞こえてきた。
(んほおおおぉぉぉぉ・・・いいわぁあぁぁぁ・・・・・)
(やべでええええええ・・・・もううみだくないぃぃぃぃぃ・・・・)
(やべでええええええ・・・・もううみだくないぃぃぃぃぃ・・・・)
___嫌な予感しかしないみょん・・・
この食料の豊富な洞穴は、同時に食料庫ありすの家でもあり、またすっきり地獄でもあるのだろう。みょんの予感は的中した。しか
し、一部外れたところもある。この食料庫は、ありすの家でもあり、すっきり地獄でもあり、そしてまた食料供給施設でもあったのだ
。
し、一部外れたところもある。この食料庫は、ありすの家でもあり、すっきり地獄でもあり、そしてまた食料供給施設でもあったのだ
。
___生まれた子供を潰しているみょんか!?なんとむごい・・・・!
そう、食料庫ありすは奴隷に種付けし、生ませた子供をすり潰して食料庫に保存しているのだ。
___食料庫ありすって・・・そういう意味みょんか・・・?
「んほおおおお!すっきりいいいいいい!」
「いやあああああ!やべでええええええ!じゅっぎぢぃいいい!!」
みょんが呆然としている最中、食料庫ありすは絶頂を向かえ、組み伏せた奴隷れいむからにょきにょきと蔦が生えた。
「それ以上はやめるみょん。おまえあいてならようしゃするひつようもなさそうだみょんね」
「んほ?・・・・!!あなたは三年前のみょん・・・・生きていたの!?」
ありすの目の色がれいぱーから変わる。ぺにぺにはいまだ大きいままだ。みょんはゆっくりといつもの構えをとる。
「きさまらをころさないと、おちおちねてもいられないみょん」
「そう・・・そうなの、ありすにすっきりしてもらうためにじごくのそこからもどってきてくれたのねええええええ!!」
ありすの目が再びれいぱーもーどとなり、みょんに向かって突進してきた。
「そんなちょくせんてきなうごきでは・・・!?」
「んほっ!」ピュピュッ
ありすは巨大化したぺにぺにから精子餡が噴出させた。みょんは即座に抜刀し、それを切り払う。瞬間、ありすが猛加速し、みょん
のすぐ目の前に躍り出た。れいぱーの鼻息が顔に掛かる。
のすぐ目の前に躍り出た。れいぱーの鼻息が顔に掛かる。
「にんっしんっしてねええええ!」
ありすがみょんのまむまむ目掛けてぺにぺにを挿入しようとする。みょんはその場で回転し、まむまむを守る。そしてその回転を利
用して剣でありすの顔を引き裂いた。
用して剣でありすの顔を引き裂いた。
「んほぎぎいいいいいいい!!」
「たいあたりするとみせかけて、せいしあんをもちいたえんきょりすっきりーにいどみ、それすらもおとりにしてちょくせつまむま
むのおくをねらう・・・。れいぱーにしてはかんがえたものみょん。ここまでにくはくされたのははじめてみょん。」
むのおくをねらう・・・。れいぱーにしてはかんがえたものみょん。ここまでにくはくされたのははじめてみょん。」
「ゆぎぎぃ・・・まだまだよぉぉぉぉ!!んほおおおおおおおおお!!!」
「だがそれが、いのちとりみょん」
みょんはれいぱーに背中を見せたまま、ゆっくり殺しを背に収める。それが、ありすの目にはみょんが誘っているようにしかみえな
い。
い。
「つつつつつ、つんでれなのねええええ!ゆ・・・ゆあががががあああ!!なんで!?なんでありすのあたまにあかちゃんがあああ
あああ!?!?!?」
あああ!?!?!?」
そう、みょんに襲い掛かろうとしたありすのあたまに、突然蔦が生え赤ゆっくりが生ったのだ。
「どっどぼぢでええええ!?!?あああああああああクリームざんずわないでええええ!!!」
「せいしあんをきりはらったけんで、かおをきられたのをわすれたみょんか?それともさいきんは、じぶんのせいしでにんしんする
のがとかいはのとれんどみょんか?」
のがとかいはのとれんどみょんか?」
「ゆっぐぐ・・・ぎゃああ!だれ!?ありずのどがいはなあんよにかみついたのはああああ!?!?!?」
「じねえ・・・!れいぶをれいぷっぷしたありずはじねええええ!!」
「ごろじでやる!あがぢゃんをごろじだゲズはごろずんだああああ!!」
「ごろじでやる!あがぢゃんをごろじだゲズはごろずんだああああ!!」
ありすが妊娠して動けなくなったと見るや、それまでありすにレイプされ続けていた奴隷ゆっくりたちが反旗を翻したのだ。
「ゆっ・・・・ゆゆふふふ、みんないくらありすのことだいすきだからって、たべちゃだめよぉ?」
ありすは必死の説得を試みる。しかしわが子を奪われ目の前で殺され、はじめてのすっきりっを奪われたゆっくりたちには届かない
。
「やべでっ!おねがい!みょん!こいつらをぶちころしてええええ!ありずはにんっしんっしててうごけないのおおおお!!ありず
にはあがぢゃんがいるのおおおおお!おでがいいいいいい!!」
。
「やべでっ!おねがい!みょん!こいつらをぶちころしてええええ!ありずはにんっしんっしててうごけないのおおおお!!ありず
にはあがぢゃんがいるのおおおおお!おでがいいいいいい!!」
今更ながらに親心に目覚めたらしい、食料庫ありすがみょんに懇願する。しかしみょんは振り向くことはない。悪鬼と化した同胞達
の姿を見たくないのだ。ならばせめて・・・
の姿を見たくないのだ。ならばせめて・・・
「ありす、じごくにおとすはこの”ゆっくりころし”だみょん。ゆっくりころしのあくみょうは、おまえたちとみょんだけでよい」
みょんは同胞達の姿を見ないように目を強くつぶったまま、異形の剣を咥え、そのまま一回転。ありすの中枢餡とそのおちびちゃん
達を破壊した。洞穴の奥ではありすが死んだことにすら気づかない、哀れな親たちの声が響いていた___
達を破壊した。洞穴の奥ではありすが死んだことにすら気づかない、哀れな親たちの声が響いていた___
____________________________________________
___夜。
「みょん・・・しょくりょうこのありすをころしたのね・・・」
ぱちゅりーが尋ねる。今日も全体集会があったのだ。しかしそうでなくともぱちゅりーには、わかってしまうだろう。みょんはとて
も消沈した様子だったためだ。
も消沈した様子だったためだ。
「ぱちぇ・・・しょくりょうこのおくでなにがおこなわれてたか、ぱちぇはしってた?」
「ええ・・・ごめんなさい。ぱちゅにはどうすることもできなかったの・・・みんなにはわるいことをしたとおもってる・・・」
ぱちゅりーがみょんに謝罪する。尤もみょんはそんなことは求めていない。只、悪鬼に落ちた犠牲者のことを思うのは、一人では
重たすぎるのだ。
重たすぎるのだ。
「れいむは、しってたのかな・・・」
みょんが問う。
みょんが問う。
「・・・おちついてきいてちょうだい、おちびちゃんをつぶしてしょくりょうにするというアイデアをだしたのは、ほかでもないれ
いむよ・・・」
いむよ・・・」
ぱちゅりーは涙を流している。みょんはぐぅと呻いた。あのれいむがそんなにむごいことを・・・みょんの頭のなかはそんな思いで
いっぱいだった。
いっぱいだった。
「むきゅ・・・れいむは・・・でいぶをえんじるひつようがあった・・・・。れいむは、そのためにはどんなむごいことでもやって
のけるこよ。それがれいむのつよさでもあり、よわさでもある・・・。」
のけるこよ。それがれいむのつよさでもあり、よわさでもある・・・。」
「・・・れいむをこれいじょうじごくにひきずりこませるわけにはいかないみょん。」
ドス討伐。れいむを救うにはそれしかないのだ。みょんは虚勢を張る。ぱちゅりーも、それに答えて軽口を叩く。
「むきゅ!そうね、わたしたちはれいむのともだちだもの。わたしたちが、れいむのいばしょをつくってあげましょう。そしてまた
、みんなでいっしょにゆっくりしましょう!」
、みんなでいっしょにゆっくりしましょう!」
ぱちゅりーは明日の朝、みょんを見送ろうと決意した。最後になるかもしれない。ぱちゅりーは裏腹に、そんなことを考えていた
その夜、れいむは現れなかった。