ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1615 因果応報
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・ホラー要素あり
・餡子ンペ作品
「れいむのごはんさんをよごどりずるげずはじねぇぇぇ!!」
「ゆぶぅぅぅぅぅぅ!!」
ボン!!
「ゆっぐじ…」
どこにでもあるゆっくりのお家に悲鳴が響き渡る。
どこにでもいる丸く太ったれいむは元々そこに住んでいたまりさにご飯を返せと訳の分からない
事を言って奪おうとしたのだ。
まりさも必死に抵抗したが体格差を覆す事が出来ず、そのまま殺されてしまった。。
「ゆふぅ…かわいいれいむのすまーとなからださんがよごれちゃったよ!!
まったくげすはさいごまでめいわくばっかりかけるからいやだよ!!」
このれいむはこの近辺で有名なゆっくりでなんでもかんでも自分の都合のよい風に解釈し
自分に異を唱えようものならその場で制裁という名の処刑をするいわゆる「でいぶ」なのだ。
「ゆんゆん、れいむのごはんさんをかってにとるからこんなめにあうんだよ!!
ゆっくりはんっせいしてね!!む~しゃ、む~しゃしあわせぇぇぇぇぇ!!」
死体に言っても無意味なのが分からないのか、れいむはそうまりさの死体に言い放つと
蓄えてあった食糧を食べ始めた。
このまりさは狩りの腕が非常に良かった事もあってかその量も並みのゆっくりと比べても
非常に多いものだった。
1時間かけてまりさが蓄えた食糧を食べつくしたれいむはさらに醜く膨れ上がった腹を
満足げに見ながらその場で眠りに付いた。
「もうおなかいっぱいだよ!!れいむはす~やす~やするね!!かわいくってごめんね!!
す~や、す~や」
一瞬で寝てしまっていた。
夢の中、れいむは遠い道の先に自分への献上品と勝手に判断した大量のあまあまを見つけていた。
「ゆ!!あれはかわいいれいむへのけんっじょうひんだね!!いっぱいむ~しゃむ~しゃしてあげるね!!」
そういきこんだれいむは重い体を引きずるように移動を開始した。
「まっででねぇぇ!!だっぐざんむ~じゃむ~じゃじであげるがらねぇぇぇぇ!!」
今れいむの頭の中には山のように積まれたあまあまを頭からかぶりつくかわいらしい自分の姿
しかなかった。
だが、その行くてをさえぎるように頭上から何かが降ってきた。
「ゆぴぃ!!」
れいむはさっとその場で立ち止まり難を逃れた。
その物体は丸くてとても大きい何かにしか見えなかった。
だがれいむには自分の覇道(笑)を邪魔するものにしか見えなかった。
「じゃまずるなぁぁぁぁぁぁ!!どげぇぇぇぇぇぇぇ!!」
だが謎の物体は動きもしない。
れいむは怒りながら体当たりを仕掛けた。
「どげぇぇぇぇぇ!!でいぶのじゃまをずるげずはじねぇぇぇぇっぇえ!!」
ゆっくりかどうかなどまるで分かっていないのにもかかわらず、れいむは咆える。
何度も、何度も!!
だが謎の物体は動かないどころかびくともしなかった。
「ゆはぁぁぁぁ…ゆはぁぁぁぁ…」
「……」
「ゆ?」
疲れて呼吸を整えていたれいむは謎の物体から妙な声が聞こえたのを感じとった
れいむは耳を澄ましてその声を聞いた。
「…アトミッカ…」
因果応報
れいむは奇妙な夢から目を覚ますとまずは朝の挨拶をした
「ゆっくりしていってね!!」
やはり朝の挨拶は良い物だ。それにしてもなかなか住みやすいお家だ。
しばらくの間れいむのお家にしてやろう。
れいむはそう考えながら家からでた。
さっそくれいむのご飯を回収にいかないといけないからだ。
「ゆんゆん♪きょうはどれいたちがどれだけかわいいれいむにけんっじょうするかたのしみだよ!!」
頭の中で勝手にそんな事を考えながられいむは重い体を器用に使いながら跳ねた
しばらく跳ねているとれいむはまりさとちぇんを見つけた。
どうやら一緒に狩りをしているようだ。
口が大きく膨らんでいる、どうやらなかなか大量らしい。
ゆふふ、今日もれいむへのけんっじょう品を集めて結構なことだよ!!
おいしくれいむがたべてあげるね!!
そう考えたれいむは二匹の前に現れた
「れいむへのけんっじょうひんだね!!かくさなくてもいいよ!!いますぐむ~しゃむ~しゃしたい
からよこしてね!!いますぐだよ!!」
まりさとちぇんはしばらくれいむの顔をポカーンとみていたが、
我慢が出来なくなってきたのかでかい口を開けて笑い始めた。
「ゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「わ、わか、わからゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
突然訳も分からずに笑いだすまりさとちぇんにれいむは怒った。
明らかに自分の顔を見て笑っていると分かったからだ。
「なにどれいのぶんざいでわらっでいるのぉぉぉぉぉ!!ばがなのぉぉぉぉ!!じぬのぉぉぉぉ!!」
ひとしきり笑いに笑いまくった二匹はどうにか呼吸を整えてれいむの問いに答えた。。
だが顔はまだ笑っていた
「ゆひゃひゃひゃ…だってねぇゆひゃひゃひゃ!!」
「わかるよーわかるよーゆひゃひゃひゃひゃ!!」
「「おかおがへんだもん!!」」
「ゆぐぐぐぐぐ!!れいむのおかおはへんじゃないぃぃぃぃぃ!!げずはじねぇぇぇぇぇ!!」
自分の顔を罵倒されたれいむは怒り狂ってちぇんの顔に思いっきり噛みついた
「わがらぁ!!…ゆ…ゆ…ゆ…ゆ」
顔を噛みつかれたちぇんは顔の半分を持っていかれてしまった。
痙攣が始まってる上に中身のチョコレートが流れ出ている。もう助からないだろう
「ゆ…ゆわぁぁぁぁぁぁ!!だれがだずげでぇぇぇぇぇ!!」
まりさは怯えてれいむから逆方向へ逃げようとしたが、決断するのが遅すぎた。
「ゆ…どぼじででいぶがばりざのうえにのっでるのぉぉぉぉぉ!!」
「げずはじねぇぇぇぇぇ!!」
れいむがまりさの上にのしかかり身動きを封じた。まりさは逃げ出すのが遅すぎたのだ。
れいむは怒りに身を任せ、まりさの上で飛び跳ね始めた。
「ゆぶぅ!!ゆべぇ!!ゆげぇ!!」
「ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ぇぇぇぇぇぇ」
「ゆぼがぁぁぁぁぁぁぁ…」
れいむの飛び跳ね攻撃に必死に耐えていたまりさだったが耐えきれなくなり、中身を吐きだして
ついにその場で永遠にゆっくりした。
ゲス共を殺したれいむはスッキリーしたかのような顔で一息入れた。
「ゆふぅ、まったくげすはこれだからこまるよ!!かわいいれいむにたいしてへんなかおだなんて!!
しんでとうっぜんだね!!でもね!!れいむはとってもやさしいからなかみはちゃんと
れいむのごはんさんにしてあげるね!!かんしゃしてね!!」
そういうとれいむはちぇんとまりさを食べ始め、そこらへんに転がった二匹の狩りの成果も
食べ始めた。
「む~しゃむ~しゃ、しあわせぇぇぇ!!ゆふぅ、おなかいっぱいたべたらのどがかわいちゃったよ!!
かわいいれいむがはいっぱいごーくごーくしにいくよ!!」
ひとしきり暴れたれいむは咽が乾いたと言い、川に向かう事にした。
20分後…
「ゆふ、ようやくついたよ!!いっぱいごーくごーくするよ!!みりょくてきでごめんね(ウインク)」
書いている作者が吐き気を催す程の破壊力を秘めたウインクをどこのだれかにむけてやったれいむは
川にようやくたどり着いた。
重い体を引きずりながら川のほとりに近づき、おもいっきりごーくごーくしようと顔を
水面に近づけたその時であった。
れいむは自分の顔の異変に気付いた。
「ゆえぇ!?だれだぁぁぁでいぶにごんないだずらをじだげずはぁぁぁぁぁ!!
ぜいざいじでやるぅぅぅぅぅ!!どっどどごいぃぃぃぃぃぃ!!」
れいむは顔に落書きされている事に気付いた。真っ黒な字でれいむには全く分からない何かが
書かれていた。
「ぢぐじょうどごだぁぁぁぁ!!がわいいでいぶのおがおをよごじだづみはおぼいぞぉぉぉぉ!!」
顔には「3」と書かれていた。
結局あれから怒り狂いながら犯人を捜した。
あやしいと思ったゆっくりはせいっさいし、笑ったゆっくりはみんなせいっさいした。
この日だけで10匹は殺したと思う。
これが群れだったらその場で群れのゆっくりから制裁されていただろうがあいにくこの付近は
群れが形成されておらず、弱肉強食の世界をなしていた。
体が比較的大きい傾向にあるでいぶにとってはここはとても都合が良い所だった。
でなければここまで好き勝手出来ないだろう。
結局この日は犯人を見つけることが出来なかったでいぶは元まりさのお家まで戻り、
寝ることにした。
「ゆっくりできないやつのせいでゆっくりできなかったよ!!
おひさまがのぼったらぜったいにせいっさいだよ!!…すぴーすぴー!!」
あっと言う間に眠れるその図太い神経はなんともうらやましい限りだ。
夢の中…れいむは犯ゆっくりを追い詰めていた。
「ゆっふっふっふっふ、ついにおいつめたよ!!かわいいれいむのおかおにいたっずらするなんて
なんてげすなの!!たっぷりこうかいしてね!!」
犯ゆっくりは必死に命乞いをしてきた。だがれいむにとっては最初からそんな言い訳をしても
許す気などさらさらなく、その場で制裁するつもりだった。
「ゆっくりしねぇぇぇぇぇ!!」
ブチュン!!
れいむが大きな体を振るわせのしかかった。犯ゆっくりの体はれいむの体に耐えきれるはずがなく
何の抵抗も出来ないままそのまま潰れてしまった。
「ゆっゆっゆっゆ!!れいむのおかおをよごすからこんなことになるんだよ!!ゆっくり…
ゆゆぅぅぅぅぅぅぅ!!」
れいむは目の前で起こった現象に驚いた。
潰した犯ゆっくりの体が分裂し、分裂したかと思うと犯ゆっくりが倍以上の数になって復活した。
どの犯ゆっくりも必死に謝り、命乞いをした。
「ゆん!!ぞんなごどでがわいいでいぶがうげだぐるじみがわがるのぉぉぉぉぉ!!
どれだげいのじごいをじでもむだだよぉぉぉぉぉ!!じねぇぇぇぇぇ!!」
れいむは怒り狂いながら犯ゆっくりを潰し始めた。
必死に命乞いをするもの。必死に逃げようとするもの。必死に母親に助けを求めるもの。
一切の区別をすることなくれいむは潰し回った。
全ては自分のゆっくりをぶち壊したゲスを制裁するため!!
怒り狂いながら潰し回り、ついに最後の一匹になった
「さいごはおまえだよぉぉぉぉ!!ざあじねぇぇぇぇぇ!!」
れいむが最後の一匹を潰そうと助走を付けたその時である。
行く手を阻むかのように大きくて黒い物体がうっすらと現れた。
「ゆべぇ!!」
助走をつけたれいむは急にとまることが出来ずその物体にぶつかった。
一体何にぶつかったのか?普通ならそう思うところだが怒り狂っているれいむにはそんなことはどうでもいい
大事な事は、この物体がれいむの邪魔をしたことだ。
さらに怒ったれいむはこの謎の物体に抗議の声を上げる
「じゃまをずるなぁぁぁぁぁぁ!!おばえもぜいっざいじでやるぅぅぅぅぅぅ!!」
「…カ…」
「なにいっでいるぅぅぅぅぅぅ!!ばっぎりいえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「…ツカ…」
「だがらばっぎりどぉぉぉぉぉ」
「アトフツカ」
「なにがあとふつかだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
れいむはここで目を覚ました。顔は寝起きも相まってか怒り狂った顔になっていた。
だが意識がはっきりするにつれてそれが夢だった事を悟るとれいむの怒りは収まってきた。
「ゆぅぅ…ゆめさん?ゆっくりできないゆめさんだったよ!!
ゆっくりすーやすーやできなかったからげすがりだよ!!ついでにいっぱいむ~しゃむ~しゃするよ!!」
れいむはさっきの光景が夢であると理解するとまりさのお家だったお家から飛び出した。
その顔は今日はどんなおいしいごはんさんを食べようか?どんな懲らしめ方をしようかな?と
考えている顔だった。
れいむは気付いていなかったが、顔の文字は「2」になっていた…
「ゆふぅー、すっきりー!!」
日が暮れた頃、れいむは近くを通ったゆっくりに因縁をつけてはゲスとみなして制裁した。
どのゆっくりもれいむがどんなゆっくりか知っていたのか食べ物を差し出して
見逃してもらおうと必死に命乞いをしたがれいむは一切聞き入れず、制裁の名の元に
殺していった。
赤ゆっくりも、子ゆっくりも、希少種も…
日が暮れるまで食い、殺し、まさしくやりたい放題の限りを尽くしたれいむはさすがに疲れ
近くにできたれいむの新しい新居に行くことにした。
もちろん、それは元いたゆっくりをこれから殺して手に入れるのだが…。
れいむは手ごろなお家を見つけるとそのお家の扉に体当たりを仕掛けた。
ドン!!がらがらがらがら…「ゆぅぅぅぅぅ!!なんなのぉぉぉおぉぉぉ!!」
れいむは扉が壊れ中に入れる状態になった事を確認すると、誰の許可も求めずに
ずかずかと入り込んだ。
中にはゆっくりがいるようだがれいむにとってはなんら問題はない。
今からこのお家はれいむのお家だ。そこに居座っているのはゲスだ!!
れいむのお家を奪おうとするゲスは制裁だ。
れいむの頭の中にはこれから何をするか、どうすればよいかという具体的な案が出来上がっていた。
だがその予定は完全に潰れてしまった
「でいぶのおうちにないってきてなにいっでいるんだごのげずがぁぁぁ!!」
「ぞれはおばえだごのへんながおのでいぶがぁぁぁぁぁ!!」
「べんながおなのはおばえだろうがぁぁぁぁぁ!!」
先住者はれいむと同じくでいぶであった。だがただのでいぶではない。
顔に「1」と書かれたいたずら書きがあったのだ。
顔の中央を走るように書かれた「1」。顔全体にうつるように書かれた「2」
二匹は互いの暴言をくり返しながら互いに体当たりし合った。
普通なら体が一回りや二周り小さいゆっくりが殺されるのだがこの二匹の場合
図体、知能までほぼ互角。
こういう戦いの場合先に手を出した方が負けと言われているが二匹はそんなのお構いなしに
互いを攻撃し合った。
ほぼ同じタイミングで攻撃し、同じタイミングで少し休み、同じタイミングで攻撃を再開した。
こんな不毛な攻防がしばらく続いた。
戦いが始まって一時間後…
日が沈み辺りが暗くなるであろうという時に二匹の顔に変化が起こった。
「ゆひゃひゃひゃひゃ!!げずのがおをゆがんできたよ!!ゆっくりみじめになってね!!」
「ゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!げずのゆがみにゆがみきったおかおさんが
さらにゆがみきってきたよ!!ゆひゃひゃひゃひゃ!!」
侵入してきたれいむは元いたゲスの顔に書かれていた落書きが「0」に変わったのをみてあざけ笑った。
一方の元々いたれいむも侵入してきたれいむの顔の落書きが「2」から「1」に変わった事を
あざけわらった。
「ゆひゃひゃひゃひゃひゃ…ゆ?」
笑い転げていた「0」れいむが「1」れいむの後ろをまじまじと見て、咆えた。
「だれだおばえはぁぁぁぁ!!おばえだな!!でいぶのすーぱーすーやすーやたいむのじゃまをした
くろいくろいさんは!!ゆっぐりじねぇぇぇぇぇ!!」
「0」れいむはれいむを無視し、いきなり後ろにいる何かに攻撃を始めた。
驚いたれいむは後ろを振り返る。だがそこには何もなく、ただ壁だけが映っていた。
「じねぇぇぇぇぇぇ!!なにがあといちにちだぁぁぁぁ!!じねぇぇぇぇぇ!!」
「0」れいむはひたすら咆えるがれいむはこいつは頭がおかしくなったと思い、
「0」れいむの後ろに回り込み、一気にとどめを刺そうとした
「そろ~り!!そろ~り!!」
だがそんな間抜けな奇襲作戦が成果を上げる事がなかった。
「ゆ!?ゆぼぉぉぉぉぉぉぉぉ…」
突如「0」れいむの動きがまるで石にでもなったかの様に止まったのだ。
急に動かなくなったかと思われた「0」れいむは突如醜い贅肉の体を左右に振り、必死に何かから逃げだそうとした
がそんなことしても無駄だといわんばかりに「0」れいむの体がふと宙に浮き、
ものすごい勢いで巣の外へと連れ出された。
何が起こっているか分からなかったれいむだったが自分のすーぱーせいっさいタイムを邪魔された
と考え、邪魔したやつをとっちめてやるときめ、後を追いかけることにした。
だが…それはれいむに深い恐怖を与えることとなった。
れいむは重い体を引きずりながら後を必死に追いかける。
そして目に映る距離にまで追いついたれいむの眼に信じられない光景が飛び込んできた。
「ゆごぉ!!ゆぶぇ!!ゆ!」
宙を浮いていた「0」れいむが見えない何かによって近くの木に叩きつけられていたのだ。
一度や二度どころでなく、何度も何度も。
「0」れいむは餡子を吐きながら短い悲鳴を上げていた。
「ゆぶげぇ!!…ゆぅ…ゆぅ…」
叩きつけるような動作が終わり、「0」れいむはようやく苦痛から解放された。
だが全身アザだらけでほとんど虫の息の状態になっていた。
よくもかわいいれいむにこんなひどい事をしたなこのクズめ!!制裁してやる!!
「0」れいむはそう考えてながら反撃をせんと揉み上げに力を入れ始めた。
だが復讐するチャンス来なかった…
「ゆぅ…ゆぅ…ゆ?…ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!でいぶさまをどうするきだごのげずめぇぇぇぇぇ!!」
「0」れいむが急に叫んだ。れいむは最初は良く分からなかったがだんだん時が立つにつれて
何が起こったか少しずつ理解した。
「0」れいむの体が…少しずつ消えていっているのだ。
れいむには何が起こっているのかさっぱり分からなかった。
だが、れいむの餡子脳が理解を超えるような事が起こっていると理解したれいむは
恐怖心からいつのまにかしーしーを漏らしてしまった。
「な…なんだごれはぁぁぁぁぁ!!ゆっぐりりかいでぎないぃぃぃぃぃ!!
だれがぜづめいじろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
れいむは叫ぶが、今目の前に起こっている事が分かる者など、この場にいるはずがない。
そうこうしている間に「0」れいむの体は順調に消えていった。
「でいぶはだべぼのじゃないぞぉぉぉぉぉ!!ばなぜ!!めいれいだぁぁぁ!!ばなぜぇぇぇぇ!!」
だが必死の声もむなしく、「0」れいむの体は完全に消えた。
れいむは「0」れいむがいた所に行き、どこに行ったか調べようとしたが出来なかった。
宙から赤い…たくさんの眼が現れたからだ。
「ゆわぁぁぁぁぁ!!」
赤い目は皆れいむを見つめていた。そしてどこからか声が聞こえてきた。
その声は、れいむの夢に出てきた声と全く同じだった。
「…アトイチニチ…」
翌日…
「ゆぶぅ…ゆぶぅ…ゆぶぅ…ゆぶぅ…」
れいむは「0」れいむのお家の扉に強力な結界を施していた。
家の前にとても重そうな石を置き、その周りにそう簡単に入ってこれないように
木や葉っぱを覆い、自分でもほれぼれするような結界を施していく。
昨日のあの出来事を見て、れいむは自分の身を守る事にしたのだ。
もちろん本当は奴隷どもにやらせたいのだが、あいつらときたられいむの命令を聞くどころか
おちびちゃんの仇などと言ってれいむを制裁しようとしてきたのだ。
もちろんその場で一切の例外なく皆殺しにしてやったが…
しょうがないので自分で結界を作ることにしたのだった。
「ゆぶぅ…ゆぶぅ…なんでかわいいれいむがこんなによごれないといけないのぉぉぉ!!」
れいむは一人そう愚痴るが気にかける者など誰もいなかった。
必死になって結界をつくり、家に今まで殺したゆっくりから奪ってきた武器を壁に並べ、れいむは迎え撃つ
準備を整えていった。
「ゆっふっふっふ!!でいぶをゆっくりさせないげすはみんなせいっさいだよ!!
たっぷりくるしめてころしてやるぅぅぅぅぅぅ!!」
れいむの意気込みは十分な物だった。
そして日が沈み始めた…
れいむはそろそろだと勘で感じ、武器の棒を咥えた。
一体何がどのようにしてくるか分からない…だがここまでれいむを怒らせたのだ!!
奴隷にする程度では事足りぬ…たっぷりお仕置きをしてやる!!
しぬまでボロ雑巾のように扱ってやる!!
れいむはそう考えながら昨日の正体不明のゆっくりできない奴が来るのを待った。
…時間がコクコクと流れる…
れいむの顔に書かれた「1」が「0」に変わった。
そろそろ来るはずだとれいむは気を引き締め、棒をさらに深く咥え直した。
ズズズズズズズズ…
後ろから何かが這うような音が聞こえる…。
れいむはゆっくりと後ろを振り返ろうとした。だが…
ブン!!ドグシャア!!
れいむの体は正体不明の敵に思いっきり結界目掛けて叩きつけられた。
結界はれいむが突っ込んだせいもあってか一瞬にして木と石の山に変わってしまった。
れいむは結界を崩され、外に放り出されていた。
「ゆ、ゆぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
れいむは一瞬にして結界が施されたお家と武器を失った。
ばかな!!れいむの結界はかんっぺきだったはずだ。なのになんであんなにかんたんに破られるのだ!!
ありえない!!ここは一時戦略的撤退をするしかない!!
そう判断したれいむは森の奥深くへ逃げ込もうとした。
が、無駄だった
「ゆぶえぇ!!」
れいむは何か巨大な物に掴まれ、身動きが取れなくなった。
「ゆぎぎぎぎぎぎ!!でいぶをばなぜぇぇぇぇぇ!!ごのぐずがぁぁぁぁぁ!!…ゆひぃ!!」
怒りのあまり咆哮しながられいむは今自分を掴んでいる者の方に顔を向けた。
そのまま顔にしーしーをかけて緩んだすきに逃げだしてやる!!
そう考えたれいむだったが、そいつの顔を見るや否やそんな気があっという間に吹き飛んでしまった。
あまりにもあり得ない光景が映っていたからだ。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!な…なんなのこれぇぇぇぇぇぇ!!」
それは、れいむの夢に出てきた黒い物体だった。今までシルエットしか分からなかったが
今はっきりと姿が見えた。
黒くて細長い巨体に腕が生えていた。分かりやすく言うとまるで手が生えたおたまじゃくしのようだった。
だがそんな姿はどうだっていい。問題はその顔だ。
れいむ、まりさ、ありす、ちぇん、みょんと言った基本種。
果てはゆうか、きめぇ丸、てんこ、といった希少種まで。
様々なゆっくりの顔が浮かんでいた。一つや二つではない、おそらく…たくさんだ!!
どの顔もゆっくりしたものではなかった。
怒り、苦しみ、悲しみ、嘆き…それぞれ顔が違うがどのゆっくりもそんな顔をしながられいむを見ていた。
眼を真っ赤にしながら、怪物は叫ぶ
『じねぇぇぇぇぇぇぇ!!』
顔の部分に浮かんだ無数のゆっくり達が一斉に叫んだ。
れいむは恐怖心から全く身動きが取れなくなった。いや、おそらく今のれいむは金縛りにかかっている
のかもしれない。
どちらにせよ怪物にはそっちの方が好都合だったのかもしれない。
怪物がそのおおきな口をにやりと歪ませると腕をふるった。
「ゆべぇ!!ゆぶぅ!!ゆぼぉぉぉ!!」
怪物がれいむを掴んでいる腕をふるい、近くの木にあてるように腕を振るった。
手加減をしているためか、れいむ自体は外見こそはボロボロになってきたが
吐いてる餡子自体は少なかった。
しばらく木にぶつけられ、れいむの体はボロボロになりほとんど虫の息になっていった。
「ゆぅ…ゆぅ…ゆぅ…ゆぅ…」
れいむの醜い贅肉はあっちこっちに黒い痣が出来、不敵な笑みをうかげていたあの顔は
いまでは見るにたえない程さらに醜い顔になっていた。
怪物はその様を確認すると木に叩きつけるのをやめ、大きな口を上げた
『ゆっぐりいだだぎばずぅぅぅぅぅぅ!!』
顔のゆっくり達が一斉に叫ぶ。
れいむの体はゆっくりと怪物の口に近づいていき、そしてあんよが口の中に入った。
ガブリ!!
口が一回閉じられた。れいむのあんよはれいむ自身とお別れをした。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!なにをずるぅぅぅぅぅぅぅ!!でいぶのあんよをばらばらにずるなぁぁぁx!!」
れいむは痛みのあまりに声を上げる。だがここから不思議な事が起こった。
普通足を食いちぎられたのなら足の感覚はなくなるものだ。
だが、れいむには何故か感じたのだ。自分のあんよが怪物の口の中で、噛みちぎられ、
ばらばらになっている痛みを、ほんのわずかな餡子からでも感じた。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁx!!あぁぁぁぁぁぁぁ!!やべろぉぉぉぉぉぉ!!やべろぉぉぉぉぉ!!」
だが、怪物は止まらない。今度はまむまむが食いちぎられ、怪物の口の中でばらばらになっていく。
「ゆぼぉぉぉぉぉぉぉ!!うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
必死に悲鳴を上げるも結局は無駄だ。
そしてゆっくと食べ続けられ、れいむはもう目玉から上しか残っていなかった。
だが不思議と生きていた。ただし、死んだ方がマシともいえる激痛がれいむをおそっていた。
体はバラバラにされていても、その餡子の一片に至るまでれいむを容赦なく襲っていた。
「ゆ…ゆ…ゆ…ゆ…」
もう痛みのあまりに声も碌に上げることができなくなっていた。
だがそれでも死んでいなかった。いや、死ねなかったのだ。
最後に怪物は大きな口を大きく歪ませた。それはお楽しみの時間がやってきたといわんばかりの
顔だった。
「ゆ…ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁっぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
れいむは完全に怪物の口の中におさまった。
真っ白い歯がれいむを押し潰す。目玉も、皮も、餡子も。
だが目玉を押し潰されてもはっきり周りの光景が見える。だだ痛みがれいむを襲う。
怪物の口の中は真っ暗だった。何も映っていない。だが自分には目玉があるという感触が伝わってくる。
痛くて痛くて仕方ない!!はやく永遠にゆっくりしたい!!だけど死ねない!!
れいむが一体何をやったというの!!はやくかわいれいむをここから救って!!
れいむは必死に祈るもその声は届かない。
必死に祈っていると、目の前に光が見えてきた。
まるで救いの光であるかの様な光だった。
れいむのバラバラになったパーツはそっちに引きつけられていった。
れいむはこれで自分は救われた!!これで天国でとてもゆっくりできる!!
そう思い、目を閉じた…。
「ゆ?」
れいむが目を開けると、そこには三日前に新しく手に入れた自分のすみかと同じ光景が広がっていた。
壁の傷、大きさ、何から何まで完全に同じだった。
「ゆふぅ…ゆめだったんだね!!まったくゆっくりできないゆめさんだったね!!」
れいむはほっと溜息をすると、三日前まで積み重なっていたはずの食糧に口を伸ばそうとした。
だが…
「ゆ?うごけないぃぃぃぃぃぃ!!どぼじでぇぇぇぇぇ!!」
れいむは自分の体が動かない事に気が付いた。
舌を動かそうとした、あんよを動かそうとした。だが体は自分の意思に反した動きをしていた。
「ゆぐぅぅぅぅ!!そっちじゃないぃぃぃぃ!!どぼじででいぶがごんなごどじなぎゃいけないのぉぉぉ!!」
れいむが自分の体に抵抗しているその時であった
グシャ!!グシャ!!
誰かがお家の前の結界を破ろうとしていた。なんだと思いれいむは目をそっちに向けた。
「ゆふぅ…なかなかいいおうちだね!!ここをれいむのおうちにするよ!!」
そこへ入ってきたのは一匹のれいむだった。だがれいむはこのれいむを知っていた。
あれは…自分だ!!
ここでれいむはなぜあそこに自分がいるのだと分かるとじゃあ今いる自分は?と思い
目だけで体を見回した。
金色の髪の毛、黒いお帽子、そしておさげ…れいむはまりさになっていた
「いったいどうゆうごどぉぉぉぉぉおぉぉ!!」
れいむは叫んだ。だが入ってきた自分はそんなことなどお構いなしに食糧の方に目を向けていた
「…こんなところにあったよ…でいぶのごばんざぁぁぁぁぁぁん!!
なにがっでによごどりじでいるんだごのげずがぁぁぁぁぁx!!」
「なにいっでるのぉぉぉぉぉぉ!!これはもともとおうちにあったやつでしょぉぉぉぉぉ!!」
れいむは叫んだ。だが自分はそんな事などしるかと言わんばかりの顔で不敵な笑顔を見せた。
あの顔をれいむは知っている…あの顔をするのは…せいっさいの時だけだ。。
れいむはこれから自分が何をするか理解し逃げようとしたが、体がいうことを聞いてくれない。
自分は少し後ろに体を下がらせると助走をつけ、大きくジャンプした。
「れいむのごはんさんをよごどりずるげずはじねぇぇぇ!!」
「ゆぶぅぅぅぅぅぅ!!」
ボン!!
「ゆっぐじ…」
れいむの体は自分の重みに耐えきれず、弾けとんだ。
普通ならここで永遠にゆっくりしているはずだった。だが、何故かれいむは死んでいなかった。
体がはじけ飛び、体の餡子のほとんどが失われたにも関わらず目が見えるし、痛みも感じるのだ。
そう、まりさが死に至った時の痛みが…
ゆぎゃぁぁぁぁぁっぁぁ!!どぼじでえいえんにゆっぐりじないのぉぉぉぉおぉx!!
れいむは動かない口で叫んだ。自分で叫んでいるという感触はあるが声は出ない。
「ゆふぅ…かわいいれいむのすまーとなからださんがよごれちゃったよ!!
まったくげすはさいごまでめいわくばっかりかけるからいやだよ!!」
自分はそういうとこっちにゆっくりやってきた。
機能を停止しているはずの目玉がれいむにそう教えた。
「ゆんゆん、れいむのごはんさんをかってにとるからこんなめにあうんだよ!!
ゆっくりはんっせいしてね!!む~しゃ、む~しゃしあわせぇぇぇぇぇ!!」
自分がれいむを食べ始めた。
れいむは何の抵抗も出来ないまま自分に食べられていく。その皮も…餡子も…
普通ならもう永遠にゆっくりして痛みを感じる暇もないのだが、今のれいむには
皮が細かく砕かれていく痛み、餡子が自分に消化される痛み、目玉が潰される痛み…
あらゆる痛みがれいむを容赦なく襲う。
いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!あっぁぁあぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!
れいむは狂ったかの様に叫んだ。そして完全に食べられ、また真っ暗な世界に放り込まれた。
痛みに苦しんでいると、暗い空間に光が入ってきた。
「もうおなかいっぱいだよ!!れいむはす~やす~やするね!!かわいくってごめんね!!
す~や、す~や」
れいむを食べた自分がそう言ったと同時に、れいむは光に吸い込まれた。
この後れいむは通りすがりのちぇんになった。
あまりの面白い顔をした自分を笑ったがために殺されて食べられた。
次はお散歩していた子れいむになった。
いらいらしていた自分に訳の分からない因縁を付けられ、制裁の名の元に潰された。
その次は狩りをしていたありすになった。
自分の食糧を横取りするなと言われ、必死に説明しようとしたが結局殺された。
これを10回、いや百回を繰り返した頃、れいむは自分が今まで他のゆっくりに何をしてきたかを
理解した。
全ては自分のゆっくりの名の元に、自分は自分の行う事を正義とみなし、他のゆっくりを
理不尽な理由で殺してきたのだ。
自分のご飯だとみなしたものをたべるのを邪魔するゆっくりは殺した
自分を笑ったという理由で殺した。
自分の行く道を邪魔したという理由で殺した時もあった
全ては自分の我儘からだという事を今になって悟ったのだ
101回目…ぱちゅりーの姿になった時にれいむは涙を流しながら謝った
「むきゅあぁぁぁぁ!!ごべんなざいぃぃぃぃぃ!!
がっでにごはんさんをうばってごべんなざいぃぃぃ!!
がっでにおうじぜんげんをじでごべんなざいぃぃぃぃぃ!!
ゆっくりのゆっぐりをうばっでごべんなざいぃぃぃぃぃぃ!!」
ぱちゅりーの姿でれいむは号泣しながら謝る。顔以外は全く動かない体で必死に謝る。
だが、今更遅いのだ…因果応報…自分の犯した罪は必ず報いとなって帰ってくるのだ。
ばぎばぎ!!
「ゆゆ~ん、なかなかのゆっくりぷれいすだね!!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!!」
自分がお家の結界を破って侵入してきた。
「や…やめてね!!やめてね!!」
「ゆあぁぁん!?れいむのおうちをよこどりするのぉぉぉぉぉぉ!!
よこどりするげずはじねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ブチュン!!
れいむを食った怪物がどこかも分からない空間をゆらりゆらりと泳いでいる。
正面から見るとあらゆるゆっくりの顔がまるで獲物を狙うハンターのような顔をしながら右、左を
見つけていた。。
だが良く見ると怪物の背中にも顔があった。一つや二つではない、無数にその顔があった。
…みんなでいぶだった。
どの顔も真っ黒い物体からそういうふうに掘ったかのような感じだった。
どのでいぶも涙を流し、顔を歪め、わずかに空いた口から何か喋っていた。
「…ご…なざ…い」
「ごは…さん…どっで…ごべん…ざい」
「ごろじ…でごべん…ざい」
どのでいぶも今まで犯してきた罪を謝罪するかの様にただただ呟き続けていた。
ぼごぼご!!ぼおぼご!!
怪物の背中のわずかな隙間から何かがせり出してきた。
そのせり出してきたものは最初は唯のこぶのように見えたが時間がたつにつれはっきりとした
形を作り出していった。
それは、さっき食べられたれいむだった。
せり出すのが終わったれいむの口からわずかな隙間が生じ、そこから声が聞こえてきた。
ごめんなさい…と
この怪物は一体何なのか…それは誰にも分からない。
ただ、これは推測だが…おそらくこの怪物はでいぶによって理不尽な理由で殺された
ゆっくり達の無念の魂が集まって生まれたものなのではないか?
よくよくその無数にある正面の顔を見るとちょんといた
れいむに家と食糧を奪われたまりさ…
れいむを笑ったという理由から殺されたちぇんとまりさ…
お散歩していただけなのに因縁をかけられ殺されたれいむ一家…
あのれいむに殺されたゆっくりが全てここにいた…。
おそらくこの怪物はこの世にいるでいぶを全て殺さない限り消えないだろう。
だがゆっくりの数が増えるほどでいぶは更に増えていく。
ゆっくりが絶滅でもしない限り、怪物に食われたでいぶ達は死ぬことすら許さずに
自分に殺され続けるのだ。
「いやぁぁぁぁぁっぁぁぁ!!おねがいでずぅぅぅぅ!!もうごろざないでぇぇぇぇぇ!!」
「ゆっふん!!でいぶのごばんをうばったげずはじねぇぇぇぇぇっぇぇ!!」
ブチュン!!
どことも分からない空間で、れいむは餡子を散らす…。際限なく…。
でいぶの地獄はまだ終わらない…
・餡子ンペ作品
「れいむのごはんさんをよごどりずるげずはじねぇぇぇ!!」
「ゆぶぅぅぅぅぅぅ!!」
ボン!!
「ゆっぐじ…」
どこにでもあるゆっくりのお家に悲鳴が響き渡る。
どこにでもいる丸く太ったれいむは元々そこに住んでいたまりさにご飯を返せと訳の分からない
事を言って奪おうとしたのだ。
まりさも必死に抵抗したが体格差を覆す事が出来ず、そのまま殺されてしまった。。
「ゆふぅ…かわいいれいむのすまーとなからださんがよごれちゃったよ!!
まったくげすはさいごまでめいわくばっかりかけるからいやだよ!!」
このれいむはこの近辺で有名なゆっくりでなんでもかんでも自分の都合のよい風に解釈し
自分に異を唱えようものならその場で制裁という名の処刑をするいわゆる「でいぶ」なのだ。
「ゆんゆん、れいむのごはんさんをかってにとるからこんなめにあうんだよ!!
ゆっくりはんっせいしてね!!む~しゃ、む~しゃしあわせぇぇぇぇぇ!!」
死体に言っても無意味なのが分からないのか、れいむはそうまりさの死体に言い放つと
蓄えてあった食糧を食べ始めた。
このまりさは狩りの腕が非常に良かった事もあってかその量も並みのゆっくりと比べても
非常に多いものだった。
1時間かけてまりさが蓄えた食糧を食べつくしたれいむはさらに醜く膨れ上がった腹を
満足げに見ながらその場で眠りに付いた。
「もうおなかいっぱいだよ!!れいむはす~やす~やするね!!かわいくってごめんね!!
す~や、す~や」
一瞬で寝てしまっていた。
夢の中、れいむは遠い道の先に自分への献上品と勝手に判断した大量のあまあまを見つけていた。
「ゆ!!あれはかわいいれいむへのけんっじょうひんだね!!いっぱいむ~しゃむ~しゃしてあげるね!!」
そういきこんだれいむは重い体を引きずるように移動を開始した。
「まっででねぇぇ!!だっぐざんむ~じゃむ~じゃじであげるがらねぇぇぇぇ!!」
今れいむの頭の中には山のように積まれたあまあまを頭からかぶりつくかわいらしい自分の姿
しかなかった。
だが、その行くてをさえぎるように頭上から何かが降ってきた。
「ゆぴぃ!!」
れいむはさっとその場で立ち止まり難を逃れた。
その物体は丸くてとても大きい何かにしか見えなかった。
だがれいむには自分の覇道(笑)を邪魔するものにしか見えなかった。
「じゃまずるなぁぁぁぁぁぁ!!どげぇぇぇぇぇぇぇ!!」
だが謎の物体は動きもしない。
れいむは怒りながら体当たりを仕掛けた。
「どげぇぇぇぇぇ!!でいぶのじゃまをずるげずはじねぇぇぇぇっぇえ!!」
ゆっくりかどうかなどまるで分かっていないのにもかかわらず、れいむは咆える。
何度も、何度も!!
だが謎の物体は動かないどころかびくともしなかった。
「ゆはぁぁぁぁ…ゆはぁぁぁぁ…」
「……」
「ゆ?」
疲れて呼吸を整えていたれいむは謎の物体から妙な声が聞こえたのを感じとった
れいむは耳を澄ましてその声を聞いた。
「…アトミッカ…」
因果応報
れいむは奇妙な夢から目を覚ますとまずは朝の挨拶をした
「ゆっくりしていってね!!」
やはり朝の挨拶は良い物だ。それにしてもなかなか住みやすいお家だ。
しばらくの間れいむのお家にしてやろう。
れいむはそう考えながら家からでた。
さっそくれいむのご飯を回収にいかないといけないからだ。
「ゆんゆん♪きょうはどれいたちがどれだけかわいいれいむにけんっじょうするかたのしみだよ!!」
頭の中で勝手にそんな事を考えながられいむは重い体を器用に使いながら跳ねた
しばらく跳ねているとれいむはまりさとちぇんを見つけた。
どうやら一緒に狩りをしているようだ。
口が大きく膨らんでいる、どうやらなかなか大量らしい。
ゆふふ、今日もれいむへのけんっじょう品を集めて結構なことだよ!!
おいしくれいむがたべてあげるね!!
そう考えたれいむは二匹の前に現れた
「れいむへのけんっじょうひんだね!!かくさなくてもいいよ!!いますぐむ~しゃむ~しゃしたい
からよこしてね!!いますぐだよ!!」
まりさとちぇんはしばらくれいむの顔をポカーンとみていたが、
我慢が出来なくなってきたのかでかい口を開けて笑い始めた。
「ゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「わ、わか、わからゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
突然訳も分からずに笑いだすまりさとちぇんにれいむは怒った。
明らかに自分の顔を見て笑っていると分かったからだ。
「なにどれいのぶんざいでわらっでいるのぉぉぉぉぉ!!ばがなのぉぉぉぉ!!じぬのぉぉぉぉ!!」
ひとしきり笑いに笑いまくった二匹はどうにか呼吸を整えてれいむの問いに答えた。。
だが顔はまだ笑っていた
「ゆひゃひゃひゃ…だってねぇゆひゃひゃひゃ!!」
「わかるよーわかるよーゆひゃひゃひゃひゃ!!」
「「おかおがへんだもん!!」」
「ゆぐぐぐぐぐ!!れいむのおかおはへんじゃないぃぃぃぃぃ!!げずはじねぇぇぇぇぇ!!」
自分の顔を罵倒されたれいむは怒り狂ってちぇんの顔に思いっきり噛みついた
「わがらぁ!!…ゆ…ゆ…ゆ…ゆ」
顔を噛みつかれたちぇんは顔の半分を持っていかれてしまった。
痙攣が始まってる上に中身のチョコレートが流れ出ている。もう助からないだろう
「ゆ…ゆわぁぁぁぁぁぁ!!だれがだずげでぇぇぇぇぇ!!」
まりさは怯えてれいむから逆方向へ逃げようとしたが、決断するのが遅すぎた。
「ゆ…どぼじででいぶがばりざのうえにのっでるのぉぉぉぉぉ!!」
「げずはじねぇぇぇぇぇ!!」
れいむがまりさの上にのしかかり身動きを封じた。まりさは逃げ出すのが遅すぎたのだ。
れいむは怒りに身を任せ、まりさの上で飛び跳ね始めた。
「ゆぶぅ!!ゆべぇ!!ゆげぇ!!」
「ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ぇぇぇぇぇぇ」
「ゆぼがぁぁぁぁぁぁぁ…」
れいむの飛び跳ね攻撃に必死に耐えていたまりさだったが耐えきれなくなり、中身を吐きだして
ついにその場で永遠にゆっくりした。
ゲス共を殺したれいむはスッキリーしたかのような顔で一息入れた。
「ゆふぅ、まったくげすはこれだからこまるよ!!かわいいれいむにたいしてへんなかおだなんて!!
しんでとうっぜんだね!!でもね!!れいむはとってもやさしいからなかみはちゃんと
れいむのごはんさんにしてあげるね!!かんしゃしてね!!」
そういうとれいむはちぇんとまりさを食べ始め、そこらへんに転がった二匹の狩りの成果も
食べ始めた。
「む~しゃむ~しゃ、しあわせぇぇぇ!!ゆふぅ、おなかいっぱいたべたらのどがかわいちゃったよ!!
かわいいれいむがはいっぱいごーくごーくしにいくよ!!」
ひとしきり暴れたれいむは咽が乾いたと言い、川に向かう事にした。
20分後…
「ゆふ、ようやくついたよ!!いっぱいごーくごーくするよ!!みりょくてきでごめんね(ウインク)」
書いている作者が吐き気を催す程の破壊力を秘めたウインクをどこのだれかにむけてやったれいむは
川にようやくたどり着いた。
重い体を引きずりながら川のほとりに近づき、おもいっきりごーくごーくしようと顔を
水面に近づけたその時であった。
れいむは自分の顔の異変に気付いた。
「ゆえぇ!?だれだぁぁぁでいぶにごんないだずらをじだげずはぁぁぁぁぁ!!
ぜいざいじでやるぅぅぅぅぅ!!どっどどごいぃぃぃぃぃぃ!!」
れいむは顔に落書きされている事に気付いた。真っ黒な字でれいむには全く分からない何かが
書かれていた。
「ぢぐじょうどごだぁぁぁぁ!!がわいいでいぶのおがおをよごじだづみはおぼいぞぉぉぉぉ!!」
顔には「3」と書かれていた。
結局あれから怒り狂いながら犯人を捜した。
あやしいと思ったゆっくりはせいっさいし、笑ったゆっくりはみんなせいっさいした。
この日だけで10匹は殺したと思う。
これが群れだったらその場で群れのゆっくりから制裁されていただろうがあいにくこの付近は
群れが形成されておらず、弱肉強食の世界をなしていた。
体が比較的大きい傾向にあるでいぶにとってはここはとても都合が良い所だった。
でなければここまで好き勝手出来ないだろう。
結局この日は犯人を見つけることが出来なかったでいぶは元まりさのお家まで戻り、
寝ることにした。
「ゆっくりできないやつのせいでゆっくりできなかったよ!!
おひさまがのぼったらぜったいにせいっさいだよ!!…すぴーすぴー!!」
あっと言う間に眠れるその図太い神経はなんともうらやましい限りだ。
夢の中…れいむは犯ゆっくりを追い詰めていた。
「ゆっふっふっふっふ、ついにおいつめたよ!!かわいいれいむのおかおにいたっずらするなんて
なんてげすなの!!たっぷりこうかいしてね!!」
犯ゆっくりは必死に命乞いをしてきた。だがれいむにとっては最初からそんな言い訳をしても
許す気などさらさらなく、その場で制裁するつもりだった。
「ゆっくりしねぇぇぇぇぇ!!」
ブチュン!!
れいむが大きな体を振るわせのしかかった。犯ゆっくりの体はれいむの体に耐えきれるはずがなく
何の抵抗も出来ないままそのまま潰れてしまった。
「ゆっゆっゆっゆ!!れいむのおかおをよごすからこんなことになるんだよ!!ゆっくり…
ゆゆぅぅぅぅぅぅぅ!!」
れいむは目の前で起こった現象に驚いた。
潰した犯ゆっくりの体が分裂し、分裂したかと思うと犯ゆっくりが倍以上の数になって復活した。
どの犯ゆっくりも必死に謝り、命乞いをした。
「ゆん!!ぞんなごどでがわいいでいぶがうげだぐるじみがわがるのぉぉぉぉぉ!!
どれだげいのじごいをじでもむだだよぉぉぉぉぉ!!じねぇぇぇぇぇ!!」
れいむは怒り狂いながら犯ゆっくりを潰し始めた。
必死に命乞いをするもの。必死に逃げようとするもの。必死に母親に助けを求めるもの。
一切の区別をすることなくれいむは潰し回った。
全ては自分のゆっくりをぶち壊したゲスを制裁するため!!
怒り狂いながら潰し回り、ついに最後の一匹になった
「さいごはおまえだよぉぉぉぉ!!ざあじねぇぇぇぇぇ!!」
れいむが最後の一匹を潰そうと助走を付けたその時である。
行く手を阻むかのように大きくて黒い物体がうっすらと現れた。
「ゆべぇ!!」
助走をつけたれいむは急にとまることが出来ずその物体にぶつかった。
一体何にぶつかったのか?普通ならそう思うところだが怒り狂っているれいむにはそんなことはどうでもいい
大事な事は、この物体がれいむの邪魔をしたことだ。
さらに怒ったれいむはこの謎の物体に抗議の声を上げる
「じゃまをずるなぁぁぁぁぁぁ!!おばえもぜいっざいじでやるぅぅぅぅぅぅ!!」
「…カ…」
「なにいっでいるぅぅぅぅぅぅ!!ばっぎりいえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「…ツカ…」
「だがらばっぎりどぉぉぉぉぉ」
「アトフツカ」
「なにがあとふつかだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
れいむはここで目を覚ました。顔は寝起きも相まってか怒り狂った顔になっていた。
だが意識がはっきりするにつれてそれが夢だった事を悟るとれいむの怒りは収まってきた。
「ゆぅぅ…ゆめさん?ゆっくりできないゆめさんだったよ!!
ゆっくりすーやすーやできなかったからげすがりだよ!!ついでにいっぱいむ~しゃむ~しゃするよ!!」
れいむはさっきの光景が夢であると理解するとまりさのお家だったお家から飛び出した。
その顔は今日はどんなおいしいごはんさんを食べようか?どんな懲らしめ方をしようかな?と
考えている顔だった。
れいむは気付いていなかったが、顔の文字は「2」になっていた…
「ゆふぅー、すっきりー!!」
日が暮れた頃、れいむは近くを通ったゆっくりに因縁をつけてはゲスとみなして制裁した。
どのゆっくりもれいむがどんなゆっくりか知っていたのか食べ物を差し出して
見逃してもらおうと必死に命乞いをしたがれいむは一切聞き入れず、制裁の名の元に
殺していった。
赤ゆっくりも、子ゆっくりも、希少種も…
日が暮れるまで食い、殺し、まさしくやりたい放題の限りを尽くしたれいむはさすがに疲れ
近くにできたれいむの新しい新居に行くことにした。
もちろん、それは元いたゆっくりをこれから殺して手に入れるのだが…。
れいむは手ごろなお家を見つけるとそのお家の扉に体当たりを仕掛けた。
ドン!!がらがらがらがら…「ゆぅぅぅぅぅ!!なんなのぉぉぉおぉぉぉ!!」
れいむは扉が壊れ中に入れる状態になった事を確認すると、誰の許可も求めずに
ずかずかと入り込んだ。
中にはゆっくりがいるようだがれいむにとってはなんら問題はない。
今からこのお家はれいむのお家だ。そこに居座っているのはゲスだ!!
れいむのお家を奪おうとするゲスは制裁だ。
れいむの頭の中にはこれから何をするか、どうすればよいかという具体的な案が出来上がっていた。
だがその予定は完全に潰れてしまった
「でいぶのおうちにないってきてなにいっでいるんだごのげずがぁぁぁ!!」
「ぞれはおばえだごのへんながおのでいぶがぁぁぁぁぁ!!」
「べんながおなのはおばえだろうがぁぁぁぁぁ!!」
先住者はれいむと同じくでいぶであった。だがただのでいぶではない。
顔に「1」と書かれたいたずら書きがあったのだ。
顔の中央を走るように書かれた「1」。顔全体にうつるように書かれた「2」
二匹は互いの暴言をくり返しながら互いに体当たりし合った。
普通なら体が一回りや二周り小さいゆっくりが殺されるのだがこの二匹の場合
図体、知能までほぼ互角。
こういう戦いの場合先に手を出した方が負けと言われているが二匹はそんなのお構いなしに
互いを攻撃し合った。
ほぼ同じタイミングで攻撃し、同じタイミングで少し休み、同じタイミングで攻撃を再開した。
こんな不毛な攻防がしばらく続いた。
戦いが始まって一時間後…
日が沈み辺りが暗くなるであろうという時に二匹の顔に変化が起こった。
「ゆひゃひゃひゃひゃ!!げずのがおをゆがんできたよ!!ゆっくりみじめになってね!!」
「ゆひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!げずのゆがみにゆがみきったおかおさんが
さらにゆがみきってきたよ!!ゆひゃひゃひゃひゃ!!」
侵入してきたれいむは元いたゲスの顔に書かれていた落書きが「0」に変わったのをみてあざけ笑った。
一方の元々いたれいむも侵入してきたれいむの顔の落書きが「2」から「1」に変わった事を
あざけわらった。
「ゆひゃひゃひゃひゃひゃ…ゆ?」
笑い転げていた「0」れいむが「1」れいむの後ろをまじまじと見て、咆えた。
「だれだおばえはぁぁぁぁ!!おばえだな!!でいぶのすーぱーすーやすーやたいむのじゃまをした
くろいくろいさんは!!ゆっぐりじねぇぇぇぇぇ!!」
「0」れいむはれいむを無視し、いきなり後ろにいる何かに攻撃を始めた。
驚いたれいむは後ろを振り返る。だがそこには何もなく、ただ壁だけが映っていた。
「じねぇぇぇぇぇぇ!!なにがあといちにちだぁぁぁぁ!!じねぇぇぇぇぇ!!」
「0」れいむはひたすら咆えるがれいむはこいつは頭がおかしくなったと思い、
「0」れいむの後ろに回り込み、一気にとどめを刺そうとした
「そろ~り!!そろ~り!!」
だがそんな間抜けな奇襲作戦が成果を上げる事がなかった。
「ゆ!?ゆぼぉぉぉぉぉぉぉぉ…」
突如「0」れいむの動きがまるで石にでもなったかの様に止まったのだ。
急に動かなくなったかと思われた「0」れいむは突如醜い贅肉の体を左右に振り、必死に何かから逃げだそうとした
がそんなことしても無駄だといわんばかりに「0」れいむの体がふと宙に浮き、
ものすごい勢いで巣の外へと連れ出された。
何が起こっているか分からなかったれいむだったが自分のすーぱーせいっさいタイムを邪魔された
と考え、邪魔したやつをとっちめてやるときめ、後を追いかけることにした。
だが…それはれいむに深い恐怖を与えることとなった。
れいむは重い体を引きずりながら後を必死に追いかける。
そして目に映る距離にまで追いついたれいむの眼に信じられない光景が飛び込んできた。
「ゆごぉ!!ゆぶぇ!!ゆ!」
宙を浮いていた「0」れいむが見えない何かによって近くの木に叩きつけられていたのだ。
一度や二度どころでなく、何度も何度も。
「0」れいむは餡子を吐きながら短い悲鳴を上げていた。
「ゆぶげぇ!!…ゆぅ…ゆぅ…」
叩きつけるような動作が終わり、「0」れいむはようやく苦痛から解放された。
だが全身アザだらけでほとんど虫の息の状態になっていた。
よくもかわいいれいむにこんなひどい事をしたなこのクズめ!!制裁してやる!!
「0」れいむはそう考えてながら反撃をせんと揉み上げに力を入れ始めた。
だが復讐するチャンス来なかった…
「ゆぅ…ゆぅ…ゆ?…ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!でいぶさまをどうするきだごのげずめぇぇぇぇぇ!!」
「0」れいむが急に叫んだ。れいむは最初は良く分からなかったがだんだん時が立つにつれて
何が起こったか少しずつ理解した。
「0」れいむの体が…少しずつ消えていっているのだ。
れいむには何が起こっているのかさっぱり分からなかった。
だが、れいむの餡子脳が理解を超えるような事が起こっていると理解したれいむは
恐怖心からいつのまにかしーしーを漏らしてしまった。
「な…なんだごれはぁぁぁぁぁ!!ゆっぐりりかいでぎないぃぃぃぃぃ!!
だれがぜづめいじろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
れいむは叫ぶが、今目の前に起こっている事が分かる者など、この場にいるはずがない。
そうこうしている間に「0」れいむの体は順調に消えていった。
「でいぶはだべぼのじゃないぞぉぉぉぉぉ!!ばなぜ!!めいれいだぁぁぁ!!ばなぜぇぇぇぇ!!」
だが必死の声もむなしく、「0」れいむの体は完全に消えた。
れいむは「0」れいむがいた所に行き、どこに行ったか調べようとしたが出来なかった。
宙から赤い…たくさんの眼が現れたからだ。
「ゆわぁぁぁぁぁ!!」
赤い目は皆れいむを見つめていた。そしてどこからか声が聞こえてきた。
その声は、れいむの夢に出てきた声と全く同じだった。
「…アトイチニチ…」
翌日…
「ゆぶぅ…ゆぶぅ…ゆぶぅ…ゆぶぅ…」
れいむは「0」れいむのお家の扉に強力な結界を施していた。
家の前にとても重そうな石を置き、その周りにそう簡単に入ってこれないように
木や葉っぱを覆い、自分でもほれぼれするような結界を施していく。
昨日のあの出来事を見て、れいむは自分の身を守る事にしたのだ。
もちろん本当は奴隷どもにやらせたいのだが、あいつらときたられいむの命令を聞くどころか
おちびちゃんの仇などと言ってれいむを制裁しようとしてきたのだ。
もちろんその場で一切の例外なく皆殺しにしてやったが…
しょうがないので自分で結界を作ることにしたのだった。
「ゆぶぅ…ゆぶぅ…なんでかわいいれいむがこんなによごれないといけないのぉぉぉ!!」
れいむは一人そう愚痴るが気にかける者など誰もいなかった。
必死になって結界をつくり、家に今まで殺したゆっくりから奪ってきた武器を壁に並べ、れいむは迎え撃つ
準備を整えていった。
「ゆっふっふっふ!!でいぶをゆっくりさせないげすはみんなせいっさいだよ!!
たっぷりくるしめてころしてやるぅぅぅぅぅぅ!!」
れいむの意気込みは十分な物だった。
そして日が沈み始めた…
れいむはそろそろだと勘で感じ、武器の棒を咥えた。
一体何がどのようにしてくるか分からない…だがここまでれいむを怒らせたのだ!!
奴隷にする程度では事足りぬ…たっぷりお仕置きをしてやる!!
しぬまでボロ雑巾のように扱ってやる!!
れいむはそう考えながら昨日の正体不明のゆっくりできない奴が来るのを待った。
…時間がコクコクと流れる…
れいむの顔に書かれた「1」が「0」に変わった。
そろそろ来るはずだとれいむは気を引き締め、棒をさらに深く咥え直した。
ズズズズズズズズ…
後ろから何かが這うような音が聞こえる…。
れいむはゆっくりと後ろを振り返ろうとした。だが…
ブン!!ドグシャア!!
れいむの体は正体不明の敵に思いっきり結界目掛けて叩きつけられた。
結界はれいむが突っ込んだせいもあってか一瞬にして木と石の山に変わってしまった。
れいむは結界を崩され、外に放り出されていた。
「ゆ、ゆぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
れいむは一瞬にして結界が施されたお家と武器を失った。
ばかな!!れいむの結界はかんっぺきだったはずだ。なのになんであんなにかんたんに破られるのだ!!
ありえない!!ここは一時戦略的撤退をするしかない!!
そう判断したれいむは森の奥深くへ逃げ込もうとした。
が、無駄だった
「ゆぶえぇ!!」
れいむは何か巨大な物に掴まれ、身動きが取れなくなった。
「ゆぎぎぎぎぎぎ!!でいぶをばなぜぇぇぇぇぇ!!ごのぐずがぁぁぁぁぁ!!…ゆひぃ!!」
怒りのあまり咆哮しながられいむは今自分を掴んでいる者の方に顔を向けた。
そのまま顔にしーしーをかけて緩んだすきに逃げだしてやる!!
そう考えたれいむだったが、そいつの顔を見るや否やそんな気があっという間に吹き飛んでしまった。
あまりにもあり得ない光景が映っていたからだ。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!な…なんなのこれぇぇぇぇぇぇ!!」
それは、れいむの夢に出てきた黒い物体だった。今までシルエットしか分からなかったが
今はっきりと姿が見えた。
黒くて細長い巨体に腕が生えていた。分かりやすく言うとまるで手が生えたおたまじゃくしのようだった。
だがそんな姿はどうだっていい。問題はその顔だ。
れいむ、まりさ、ありす、ちぇん、みょんと言った基本種。
果てはゆうか、きめぇ丸、てんこ、といった希少種まで。
様々なゆっくりの顔が浮かんでいた。一つや二つではない、おそらく…たくさんだ!!
どの顔もゆっくりしたものではなかった。
怒り、苦しみ、悲しみ、嘆き…それぞれ顔が違うがどのゆっくりもそんな顔をしながられいむを見ていた。
眼を真っ赤にしながら、怪物は叫ぶ
『じねぇぇぇぇぇぇぇ!!』
顔の部分に浮かんだ無数のゆっくり達が一斉に叫んだ。
れいむは恐怖心から全く身動きが取れなくなった。いや、おそらく今のれいむは金縛りにかかっている
のかもしれない。
どちらにせよ怪物にはそっちの方が好都合だったのかもしれない。
怪物がそのおおきな口をにやりと歪ませると腕をふるった。
「ゆべぇ!!ゆぶぅ!!ゆぼぉぉぉ!!」
怪物がれいむを掴んでいる腕をふるい、近くの木にあてるように腕を振るった。
手加減をしているためか、れいむ自体は外見こそはボロボロになってきたが
吐いてる餡子自体は少なかった。
しばらく木にぶつけられ、れいむの体はボロボロになりほとんど虫の息になっていった。
「ゆぅ…ゆぅ…ゆぅ…ゆぅ…」
れいむの醜い贅肉はあっちこっちに黒い痣が出来、不敵な笑みをうかげていたあの顔は
いまでは見るにたえない程さらに醜い顔になっていた。
怪物はその様を確認すると木に叩きつけるのをやめ、大きな口を上げた
『ゆっぐりいだだぎばずぅぅぅぅぅぅ!!』
顔のゆっくり達が一斉に叫ぶ。
れいむの体はゆっくりと怪物の口に近づいていき、そしてあんよが口の中に入った。
ガブリ!!
口が一回閉じられた。れいむのあんよはれいむ自身とお別れをした。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!なにをずるぅぅぅぅぅぅぅ!!でいぶのあんよをばらばらにずるなぁぁぁx!!」
れいむは痛みのあまりに声を上げる。だがここから不思議な事が起こった。
普通足を食いちぎられたのなら足の感覚はなくなるものだ。
だが、れいむには何故か感じたのだ。自分のあんよが怪物の口の中で、噛みちぎられ、
ばらばらになっている痛みを、ほんのわずかな餡子からでも感じた。
「ゆぎゃぁぁぁぁぁx!!あぁぁぁぁぁぁぁ!!やべろぉぉぉぉぉぉ!!やべろぉぉぉぉぉ!!」
だが、怪物は止まらない。今度はまむまむが食いちぎられ、怪物の口の中でばらばらになっていく。
「ゆぼぉぉぉぉぉぉぉ!!うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
必死に悲鳴を上げるも結局は無駄だ。
そしてゆっくと食べ続けられ、れいむはもう目玉から上しか残っていなかった。
だが不思議と生きていた。ただし、死んだ方がマシともいえる激痛がれいむをおそっていた。
体はバラバラにされていても、その餡子の一片に至るまでれいむを容赦なく襲っていた。
「ゆ…ゆ…ゆ…ゆ…」
もう痛みのあまりに声も碌に上げることができなくなっていた。
だがそれでも死んでいなかった。いや、死ねなかったのだ。
最後に怪物は大きな口を大きく歪ませた。それはお楽しみの時間がやってきたといわんばかりの
顔だった。
「ゆ…ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁっぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
れいむは完全に怪物の口の中におさまった。
真っ白い歯がれいむを押し潰す。目玉も、皮も、餡子も。
だが目玉を押し潰されてもはっきり周りの光景が見える。だだ痛みがれいむを襲う。
怪物の口の中は真っ暗だった。何も映っていない。だが自分には目玉があるという感触が伝わってくる。
痛くて痛くて仕方ない!!はやく永遠にゆっくりしたい!!だけど死ねない!!
れいむが一体何をやったというの!!はやくかわいれいむをここから救って!!
れいむは必死に祈るもその声は届かない。
必死に祈っていると、目の前に光が見えてきた。
まるで救いの光であるかの様な光だった。
れいむのバラバラになったパーツはそっちに引きつけられていった。
れいむはこれで自分は救われた!!これで天国でとてもゆっくりできる!!
そう思い、目を閉じた…。
「ゆ?」
れいむが目を開けると、そこには三日前に新しく手に入れた自分のすみかと同じ光景が広がっていた。
壁の傷、大きさ、何から何まで完全に同じだった。
「ゆふぅ…ゆめだったんだね!!まったくゆっくりできないゆめさんだったね!!」
れいむはほっと溜息をすると、三日前まで積み重なっていたはずの食糧に口を伸ばそうとした。
だが…
「ゆ?うごけないぃぃぃぃぃぃ!!どぼじでぇぇぇぇぇ!!」
れいむは自分の体が動かない事に気が付いた。
舌を動かそうとした、あんよを動かそうとした。だが体は自分の意思に反した動きをしていた。
「ゆぐぅぅぅぅ!!そっちじゃないぃぃぃぃ!!どぼじででいぶがごんなごどじなぎゃいけないのぉぉぉ!!」
れいむが自分の体に抵抗しているその時であった
グシャ!!グシャ!!
誰かがお家の前の結界を破ろうとしていた。なんだと思いれいむは目をそっちに向けた。
「ゆふぅ…なかなかいいおうちだね!!ここをれいむのおうちにするよ!!」
そこへ入ってきたのは一匹のれいむだった。だがれいむはこのれいむを知っていた。
あれは…自分だ!!
ここでれいむはなぜあそこに自分がいるのだと分かるとじゃあ今いる自分は?と思い
目だけで体を見回した。
金色の髪の毛、黒いお帽子、そしておさげ…れいむはまりさになっていた
「いったいどうゆうごどぉぉぉぉぉおぉぉ!!」
れいむは叫んだ。だが入ってきた自分はそんなことなどお構いなしに食糧の方に目を向けていた
「…こんなところにあったよ…でいぶのごばんざぁぁぁぁぁぁん!!
なにがっでによごどりじでいるんだごのげずがぁぁぁぁぁx!!」
「なにいっでるのぉぉぉぉぉぉ!!これはもともとおうちにあったやつでしょぉぉぉぉぉ!!」
れいむは叫んだ。だが自分はそんな事などしるかと言わんばかりの顔で不敵な笑顔を見せた。
あの顔をれいむは知っている…あの顔をするのは…せいっさいの時だけだ。。
れいむはこれから自分が何をするか理解し逃げようとしたが、体がいうことを聞いてくれない。
自分は少し後ろに体を下がらせると助走をつけ、大きくジャンプした。
「れいむのごはんさんをよごどりずるげずはじねぇぇぇ!!」
「ゆぶぅぅぅぅぅぅ!!」
ボン!!
「ゆっぐじ…」
れいむの体は自分の重みに耐えきれず、弾けとんだ。
普通ならここで永遠にゆっくりしているはずだった。だが、何故かれいむは死んでいなかった。
体がはじけ飛び、体の餡子のほとんどが失われたにも関わらず目が見えるし、痛みも感じるのだ。
そう、まりさが死に至った時の痛みが…
ゆぎゃぁぁぁぁぁっぁぁ!!どぼじでえいえんにゆっぐりじないのぉぉぉぉおぉx!!
れいむは動かない口で叫んだ。自分で叫んでいるという感触はあるが声は出ない。
「ゆふぅ…かわいいれいむのすまーとなからださんがよごれちゃったよ!!
まったくげすはさいごまでめいわくばっかりかけるからいやだよ!!」
自分はそういうとこっちにゆっくりやってきた。
機能を停止しているはずの目玉がれいむにそう教えた。
「ゆんゆん、れいむのごはんさんをかってにとるからこんなめにあうんだよ!!
ゆっくりはんっせいしてね!!む~しゃ、む~しゃしあわせぇぇぇぇぇ!!」
自分がれいむを食べ始めた。
れいむは何の抵抗も出来ないまま自分に食べられていく。その皮も…餡子も…
普通ならもう永遠にゆっくりして痛みを感じる暇もないのだが、今のれいむには
皮が細かく砕かれていく痛み、餡子が自分に消化される痛み、目玉が潰される痛み…
あらゆる痛みがれいむを容赦なく襲う。
いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!あっぁぁあぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!
れいむは狂ったかの様に叫んだ。そして完全に食べられ、また真っ暗な世界に放り込まれた。
痛みに苦しんでいると、暗い空間に光が入ってきた。
「もうおなかいっぱいだよ!!れいむはす~やす~やするね!!かわいくってごめんね!!
す~や、す~や」
れいむを食べた自分がそう言ったと同時に、れいむは光に吸い込まれた。
この後れいむは通りすがりのちぇんになった。
あまりの面白い顔をした自分を笑ったがために殺されて食べられた。
次はお散歩していた子れいむになった。
いらいらしていた自分に訳の分からない因縁を付けられ、制裁の名の元に潰された。
その次は狩りをしていたありすになった。
自分の食糧を横取りするなと言われ、必死に説明しようとしたが結局殺された。
これを10回、いや百回を繰り返した頃、れいむは自分が今まで他のゆっくりに何をしてきたかを
理解した。
全ては自分のゆっくりの名の元に、自分は自分の行う事を正義とみなし、他のゆっくりを
理不尽な理由で殺してきたのだ。
自分のご飯だとみなしたものをたべるのを邪魔するゆっくりは殺した
自分を笑ったという理由で殺した。
自分の行く道を邪魔したという理由で殺した時もあった
全ては自分の我儘からだという事を今になって悟ったのだ
101回目…ぱちゅりーの姿になった時にれいむは涙を流しながら謝った
「むきゅあぁぁぁぁ!!ごべんなざいぃぃぃぃぃ!!
がっでにごはんさんをうばってごべんなざいぃぃぃ!!
がっでにおうじぜんげんをじでごべんなざいぃぃぃぃぃ!!
ゆっくりのゆっぐりをうばっでごべんなざいぃぃぃぃぃぃ!!」
ぱちゅりーの姿でれいむは号泣しながら謝る。顔以外は全く動かない体で必死に謝る。
だが、今更遅いのだ…因果応報…自分の犯した罪は必ず報いとなって帰ってくるのだ。
ばぎばぎ!!
「ゆゆ~ん、なかなかのゆっくりぷれいすだね!!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!!」
自分がお家の結界を破って侵入してきた。
「や…やめてね!!やめてね!!」
「ゆあぁぁん!?れいむのおうちをよこどりするのぉぉぉぉぉぉ!!
よこどりするげずはじねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ブチュン!!
れいむを食った怪物がどこかも分からない空間をゆらりゆらりと泳いでいる。
正面から見るとあらゆるゆっくりの顔がまるで獲物を狙うハンターのような顔をしながら右、左を
見つけていた。。
だが良く見ると怪物の背中にも顔があった。一つや二つではない、無数にその顔があった。
…みんなでいぶだった。
どの顔も真っ黒い物体からそういうふうに掘ったかのような感じだった。
どのでいぶも涙を流し、顔を歪め、わずかに空いた口から何か喋っていた。
「…ご…なざ…い」
「ごは…さん…どっで…ごべん…ざい」
「ごろじ…でごべん…ざい」
どのでいぶも今まで犯してきた罪を謝罪するかの様にただただ呟き続けていた。
ぼごぼご!!ぼおぼご!!
怪物の背中のわずかな隙間から何かがせり出してきた。
そのせり出してきたものは最初は唯のこぶのように見えたが時間がたつにつれはっきりとした
形を作り出していった。
それは、さっき食べられたれいむだった。
せり出すのが終わったれいむの口からわずかな隙間が生じ、そこから声が聞こえてきた。
ごめんなさい…と
この怪物は一体何なのか…それは誰にも分からない。
ただ、これは推測だが…おそらくこの怪物はでいぶによって理不尽な理由で殺された
ゆっくり達の無念の魂が集まって生まれたものなのではないか?
よくよくその無数にある正面の顔を見るとちょんといた
れいむに家と食糧を奪われたまりさ…
れいむを笑ったという理由から殺されたちぇんとまりさ…
お散歩していただけなのに因縁をかけられ殺されたれいむ一家…
あのれいむに殺されたゆっくりが全てここにいた…。
おそらくこの怪物はこの世にいるでいぶを全て殺さない限り消えないだろう。
だがゆっくりの数が増えるほどでいぶは更に増えていく。
ゆっくりが絶滅でもしない限り、怪物に食われたでいぶ達は死ぬことすら許さずに
自分に殺され続けるのだ。
「いやぁぁぁぁぁっぁぁぁ!!おねがいでずぅぅぅぅ!!もうごろざないでぇぇぇぇぇ!!」
「ゆっふん!!でいぶのごばんをうばったげずはじねぇぇぇぇぇっぇぇ!!」
ブチュン!!
どことも分からない空間で、れいむは餡子を散らす…。際限なく…。
でいぶの地獄はまだ終わらない…